カツオ「ある日、お金持ちの夫婦が来た。」(42)

どうやら、父さんの知り合いらしかった。

絵に書いたようなお金持ちで、とても大きい屋敷と庭があるらしい。

夫婦はほんとに優しそうで、実際寄付などもしているらしかった。

本当にに立派な夫婦だったんだ。

怒ると怖いお父さん。少し老けた母さん。じゃじゃ馬な姉さんばかり見てきた
僕にとっては、まるで天使のようだった。

そんな二人にあった、たった一つの欠点。

「子供がいない」ことだった。

不妊症らしい。僕はつい、「ええ!?そんな病気あるの?」
と、彼らの前で言ってしまい、雷を落とされた。

ヵッォ「ゎぃ こゎぃゎ」

マスオ「イクッ!イクよ!カツオの中に出すよっ!!」

カツオ「き、きてっ・・・中にっ、しこたま出して!!マスオ兄さんの…熱いのぉぉぉっ!!」

マスオ「ああああっ…出る!イク…イクゥゥゥゥ―――――ッ!!!」


マスオは雄叫びを上げ、カツオの菊壷の中に大量の白濁を吐き出した。
脈打ち震えるマスオの肉棒。きつく締め付け汁を絞り上げるカツオの菊門。


マスオ「ハァハァ……カツオっ…」

カツオ「んんっ…マスオ、兄さん…」


二人は抱き合い、再び貪るように愛し合った。

いつからだろう、こんな関係になったのは。
ふとマスオは考えた。


マスオ(確か……カツオが、サザエに叱られていた時から、僕の恋は始まっていたんだ………)

僕は、その天使のような夫婦に惹かれていった。

いつでも、そのことばかり考えていた。

・・・・・・・・・・・そして、ある日。

「カツオくんを養子として私たちにくれませんか?」

夫婦はそんなことを言ってきた。

父さんはずっこけた。

ヮヵx「ゎぃゎ ゎヵぃゎ ιょぅ3ゃ」

僕はこの福音に胸をときめかせた。

あんな天使たちの住む家に入れるなんて。

僕以外は全員反対だったけど。(もちろん空気読んだよ。)

あの二人は僕に毎日宅配で贈り物を贈ってくれた。

おもちゃに、綺麗な洋服に、文房具に、漫画や本に・・・。

「お兄ちゃんばっかりずるい。」と言われる始末。

プレゼントの中にはいつも

「あなたを愛してる。」と書いた綺麗なカードが入っていた。

僕は思わず泣いてしまった。なんてロマンチックな夫婦なんだろう。

それにくらべて・・・・ここは。

僕は日記をつけることにした。

「今日は誤ってガラスを割ったタラちゃんの罪をかぶって怒られました。
 後でタラちゃんは自白したけど、父さんはタラちゃんだけ褒め、
 僕には何も言ってくれなかった。」

後に見られるのは分かっていた。だから、手紙にしてあの夫婦に送った。
・・・・「誰にも言わないで」と添えて。

翌日、「贈り物をありがとう。あなたを愛してる。」と、
妖精が書かれた絵本と共に贈り返してくれた。

僕は夢中でよんだ。父さんはこれを気に入らないらしく、
「男の子はそんなの読んでないで野球でもしてこい」と言ってきた。

あの二人に褒められようと、僕は必死に勉強した。

テストの点数は上がり、みんなに褒められた。

ご褒美のケーキもいいけど、それよりもあの二人に手紙を送る方が楽しくて。

「頑張ったね。あなたを愛してる。」

あの二人は毎月やってきた。

父さんは必死に断ったけど、二人も粘り続けた。

奥さんなんかは涙さえ流していた。

・・・・・・・胸がいたんだ。

続きは明日書きます。失礼します。



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