キョン「午後一時?」 (28)

 とある休日、不思議探索は休みと団長様からお達しがあり、久々に惰眠を貪ることができるなどと俺は考えていた。
もはやお約束と言われても仕方がないのだが、ハルヒによってその快適な睡眠は妨げられることとなる。
いや、薄々はわかってはいたのだ。ここのところ何かと忙しく、ハルヒと二人っきりになる時間がほとんど無かった。
それをハルヒがどう思っていたのかは、今日の行動を待たずとも明白であったわけだ。

 実際、俺としてもハルヒと一緒に過ごせないのは残念に思っていたわけで、本日の訪問は素直に嬉しく思う。
しかし、一つだけ納得いかないのは、快適な惰眠を妨げられたことだ。

「ちょっと、せっかく可愛い彼女が遊びに来てやってるのに、その言い草は何よ?」

「自分で可愛いとか言うな」

 現在午後一時過ぎ、昼食を食べ終え、俺の部屋でのんびりとゲームなんぞをやっている。
ちなみにではあるが、両親、妹ともに外出しており、昼食はハルヒの作ってくれた炒飯だった。

 美味かったとだけでも言っておこうか。

「それはそうと、キョン弱すぎ。これじゃあ対戦してる意味が無いじゃない。
COPのほうがよっぽど強いわよ?」

「そりゃ、こんな状態で普段の実力を出せと言われても無理ってもんだ」

 再びちなみにではあるが、現在ハルヒは俺を椅子に見立ててそこに座っている。
ハルヒのせいで画面は見えづらい上に、その、いろいろとあれなわけで、集中なんてできやしない。

「なぁ、ハルヒ。重いからのい「却下」

 即答。いや、最後まで喋らせてくれなかった。

「嫌よ、そんなの。絶対に嫌」

「おいおい、何でそんなにこだわるんだよ?」

「だって――」

 ――寂しかったんだから。

COP?CPUでなく?

>>3、4ミス 

 なんて、かぼそい声で言われた日には、俺はハルヒのお願いを無下にすることなんて出来るはずもなく、
ただただハルヒのわがままを甘受するだけである。

「そ、それに、キョンだってあたしと引っ付いてないと寂しいんでしょ?仕方なくよ、仕方なく」

「……そういうことにしといてやるよ」

「う、うるさい!バカキョン!」

 駄々っ子のように足をバタバタするハルヒ。
ストレートな感情表現をしてくる一方で、こういった子供みたいなところもある。
付き合う以前からそういう傾向はあったのだが、ここ最近それが顕著になってきているような気がする。

「ねぇ、キョン。ぎゅってして」

「はいよ」

 言われるがままに後ろからハルヒに手を回し抱き締める。
ハルヒは何食わぬ顔でガチャガチャとコントローラをいじっていると思いきや、
ほんのりと頬を朱に染まっているのに俺は気が付いた。

「もっとぎゅってしなさいよ」

「はいはい」

 さらに力を込める。そして、いい匂いのするハルヒの首筋に顔を埋めた。
匂いが強くなるとともに安らかな気持ちになる。

「……変態」

「それは酷いぞ。ハルヒだってよく俺にこうやるじゃないか」

「し、してないわよ!」

「どうだか、ね」

 付き合い始めてから、ハルヒは随分と甘えるようになった。
それまでツンツンしていた反動と言えばいいのだろうか、ことあるごとに俺に引っ付いてくるようになった。
俺個人としては、それを非常に嬉しく思っている。

 周囲からバカップルだの桃色職人だのと言われたりするが、
それ以上にハルヒと一緒に居ることに幸せを感じている。
それに、甘えてくる時のハルヒは可愛い。それだけで十分ではないだろうか。

「……ねぇ、キョン。キスしてほしかったりする?」

「いや、別に」

「……そ、そう」

「なんだ、残念そうだな」

「ざ、残念なのはキョンのほうでしょ!?せっかくこのあたしがキョンがしてほしかったらキスしてあげようかと思ってたのに、
せっかくのチャンスを潰したんだからね。もう頼んでもしてあげないんだから」

「そうか。じゃあ、もうキスは無しだな」

「えっ……?」

 半身を捻ってこっちに向いたハルヒの瞳が、俺の返答が予想外だったのか動揺にゆれていた。

「ほんとに……?ほんとのほんとにあたしとキスしないの?」

「頼んでもハルヒはしてくれないしさせてくれないんだろ?」

「そ、それは……」

 ハルヒが口籠もる。ハルヒの性格なら、言ったことをいまさら取り消すなんてできやしないのはわかっている。
不安そうにこちらをじっと見つめるハルヒ。

 そんな表情がたまらなく可愛い。

「や、やっぱりさっきの――むぐっ」

 ハルヒがすべて言い終わる前にその唇を奪い去った。触れるだけのキス。ハルヒが驚いたまま表情で固まっている。

「頼んでもしてくれないから奪ってみた」

 我ながら恥ずかしいセリフだと思う。そもそも俺はこんなキャラではないしな。

「ば、ば、バカキョン!な、な、なんてことしてくれんのよ!」

 顔を真っ赤にしたハルヒが怒鳴る。

「い、いきなりなんて卑怯よ!」

「じゃあ、もうしないさ」

「…………」

 押し黙るハルヒ。数瞬迷った挙げ句――

「た、たまにはいいわよ。嫌いってわけじゃないんだから」

 ――と、蚊の鳴くような声でそう言った。

「可愛いぞ、ハルヒ」

「恥ずかしいこと言うな!」

 プイッと明後日の方向へ顔を向けるハルヒを、俺は再び強く抱き締めるのであった。

 終わり

キョン「ツンデレ?」

 最近、ハルヒの様子が少しおかしい。いや、おかしいのはいつものことで、それにおかしいと言うといささか語弊がある。
率直に現状を述べるとするならば、どうやら俺はハルヒに嫌われたらしい。別にこれは、何の根拠も無い俺の被害妄想ということでは断じてない。
根拠というか……まあ、言葉にしてはっきりと嫌いと言われたわけなのだが、ショックだった。嫌いと言われたことではない。
ハルヒに嫌いと言われたことにショックを受けている俺自身にショックを受けたのだ。ややこしいが、二重にショックだったわけだ。

 それにしても、いきなり面と向かって嫌いだなんて、いくら思っていても心の中でひっそりと言えばいいだろうに。
そんなわけで、ここ数日はもやもやとした気分で過ごしている。仮病を使うことも考えたが、それはそれでなんとなく悔しいのでこうして学校に通っている。
長い長い坂道が憂鬱を加速させていく。

「やれやれ……」

 こうやって溜め息をこぼすのも果たして何度目やら。とにもかくにも、今日も嫌な日常が始まるのだった。

「べ、別にキョンのことなんか、す、好きじゃないんだからね!」

「………………」

 長門ばりの沈黙を以て窓際の後ろから二番目の俺の席へ着席。ハルヒが俺のことを嫌いと宣言した次の日から、毎朝同じセリフをハルヒは言ってくる。
嫌味か皮肉か判別はつかないが、俺のことを嫌っていることは確かだ。

 俺の顔も見たくないのか、怒りで頬を朱に染めたハルヒがそっぽを向きながらつっけんどんに言ってくることが、
これほどまで精神に堪えるとはいったい誰が予想できただろうか。フロイト先生もびっくりだろうよ。

「………よう」

 無駄とはわかっているものの、一応声を掛けてみた。ハルヒはこっちを見向きもせずに頬を紅潮させて窓の外を見ている。
俺としては何とか関係を修復したいと願っているのだが、取りつく島もありゃしない。何故ハルヒが俺のことを嫌うのかまったく心当たりが無い。

 古泉に相談しようかとも思ったが、それも業腹なので見送ったままになっている。

 そんなことを考えているとハルヒと視線が正面からかち合ってしまった。

「な、何よ!あ、あたしは、別にキョンのことなんか全然気にしてないんだからね!勘違いしないでよ!」

 このセリフももう幾度となく聞いたおかげで耳にタコができそうだ。そんなことをいちいち言わなくても、
ハルヒが俺のことを嫌っているのは知っている。授業中などに、目が合う度にそう言われ続けてもううんざりだ。

 俺のライフはもうゼロだ。やめてくれ。

「や、やめろですって!」

 よくわからないが、ハルヒはさらに怒り始めた。もうこうなったら俺はお手上げである。クラスメイトのやたら生暖かい視線が気になるが、
触らぬ神に祟りなし。俺はふて寝とばかりに机にうずくまるのだった。

 とにもかくにも放課後である。放課後といえば団活が常となっていたのだが、それが俺の精神にかなりの負担をかけている。
ハルヒに嫌われたとなると、俺の存在意義など無いに等しいというのに、長門や朝比奈さん、古泉たちは気にした様子もない。
普段と何ら変わり無い態度で俺に接してくれている。

「長門だけか……」

 ノックして返事が無いのを確認して中に入ると、予想どおりの人物が予想どおり本を読んでいた。
しかし、読んでいるのはSFモノではなく、キラキラとした表紙で、いかにも女の子っぽい字体が目立つ雑誌だった。

 タイトルは『ツンツンデレデレ~これで男はいちころよ~』というわけのわからないものである。

「……面白いか、それ?」

「ユニーク」

 そうか。一体全体どんな内容なのか見当もつかないが、長門が面白いというのなら面白いのだろうよ。
長門の趣味に口出しするのもおこがましいというものだ。

「涼宮ハルヒに勧められた」

「そうなのか?」

「そう」

 よくわからないが、長門に有害なのでは無いかと心配になってきた。先程も言ったように、長門の趣味に口出しするつもりはない。
しかし、ハルヒが一枚噛んでいるとなると話は別だ。長門が純粋なのにかこつけて、毒するのは断じて許されない。

「長門、その本をちょっと見せてくれないか?」

「拒否する」

 な……に?長門が俺の頼みわ拒否するだと……?これはますますハルヒを弾劾せねばならんようだな。

「ちょっとだけだから。ほら、見せてくれよ」

「ダメ……」

 今日の俺はどうにかしていたんだろう。普段の俺ならば長門の嫌がることを絶対にしないというのに。
傍から見たら、まるで俺が長門のことを襲っているようではないか。

「何やってんのよ、こんのエロキョンがぁ!」

 そう。この状況をハルヒが見たらどう捉えるかなんてわかりきったことじゃないか。
ああ、なんだか凄いな。ハルヒの飛び膝蹴りがこんなにもゆっくりと見えるなんて。
これじゃあ、話に聞く事故や死ぬ直前に何もかもがスローに見えるという体感時間の圧縮じゃないか。

 そこまで冷静に考えたところで、俺の意識はパチンと電灯が消えるように真っ黒になった。

 頭が痛い。鼻も痛い。鼻血が出たときのように、鼻の奥に血の匂いがたまっている。
しかし、何やら柔らかく、気持ちいい。ここは天国か?

 眩しさに目を細めながら目を開けると、ハルヒの顔がそこにあった。
いつものように逸らすことなく、じっと俺を覗きこんでいる。
「心配かけんじゃないわよ」

「蹴りを入れた本人が言うセリフじゃないだろう……」

「うるさい。そもそも、キョンが勘違いされるようなことしてるから悪いのよ」

 やれやれ、と思わず呟いた。

「で、ハルヒよ。お前は俺のこと嫌ってるんじゃないのか?」

 現在の状況を端的に述べるとするならば、ハルヒに俺が膝枕されている。ハルヒは俺のことを嫌っているというのに、これはどういうことだろうか。
ハルヒは返答に窮したようで、ソワソワと視線をあちこみに彷徨わせている。

「そ、そりゃ、キョンのことは好きじゃないわよ」

「そうか」

 どこかで期待していたぶん、今回のはキツかった。大魔人のフォークのような落差とでも言えば、俺がどれだけ落胆したか伝わるだろうか。

「……むぅ。バカキョンの鈍感」

「死人にムチを打ってそんなに楽しいか?」

「そんなに言うならこっちにだって考えがあるわ」

 有希、その本貸して、とハルヒは先程俺が奪いとろうとしていた本を長門から受け取った。

「この本を明日までに熟読してきなさい。話はそれからよ」

 ハルヒは俺に雑誌を押し付けてさっさと帰ってしまった。

 で、翌日。いつものように俺が着席すると、

「べ、別にキョンのことなんか、す、好きじゃないんだからね!」

 思わずにやけてしまう俺がいるのだった。

終わり

キョン「元祖ツンデレ?」

 最近、ハルヒの様子が少しおかしい。いや、おかしいのはいつものことで、それにおかしいと言うといささか語弊がある。
率直に現状を述べるとするならば、ハルヒの機嫌と態度が異常な程に変わりやすい。もともとハルヒは気まぐれな質ではあったのだが、
その態度の豹変ぶりに俺は瞠目せざるをえない。

 しかも、その豹変ぶりも日に日に勢いを増し、ここ数日ではそれが更に顕著になっている。
七夕との時のように憂鬱一色でないのがせめてもの救いか。しかし、それはそれで俺の精神衛生上良くないことは明白であった。
ハルヒが優し過ぎるのだ。俺にはどうしても何かを企んでいるようにしか見えず、終始びくびくしなくてはいけないのがつらい。

 小心者と笑っていいぞ。

 とにかく、躁鬱とでも言えばいいのだろうか。ハルヒの精神が不安定すぎる。

「……やれやれ」

 今日も一日、そんなハルヒに気を遣い精神をすり減らす日常が始まるのであった。

 窓際の後ろから二番目にある自席の真後ろ、ハルヒはそこでいつものように頬杖をついて不機嫌オーラを出していた。
ここ数日で馴染みになってしまった光景。思わず溜め息を吐きそうになる。

「……よう」

 それを堪えて窓の外を眺めるハルヒに声をかけた。

「……何よ?用が無いんなら話し掛けないでちょうだい」

 その声が大きかったわけでは無いのだが、教室中の視線が俺たちに注がれる。
しかし、それも一瞬のことで、クラスメイトたちはとまたかという顔をしてストップしていた会話を再開させた。
谷口や国木田はちらちらとこちらを気にしているようではあったのだが、二人の会話に混ざる気にもなれない。
小さく息を吐いて、俺もハルヒと同じように窓の外を眺める作業に専念し始めた。

 そんな俺の虚しい努力の甲斐もあってかあっという間に昼休みとなった。

「ねぇ、キョン。ちょっといいかしら?」

 国木田たちと飯を囲もうとしていた俺の前に、仁王像のように不機嫌な顔をしたハルヒが立ちふさがった。
予定調和と言えばそうなのだろうが、この行動もここ数日でお馴染みになったようだ。

 またしてもクラスメイトの好奇の視線に晒されることとなり、俺の精神ポイントが減っていく。

今から部室行くわよ」

 有無を言わさぬ威圧的な物言いに俺は再び精神ポイントを下落させていく。
俺の精神に株価があるとするならば確実に大恐慌で暴落もいいとこだ。

「拒否権はあるか?」

 一応そう尋ねるのだが、それに対する返答があったことは一度もなく、のしのしと歩いて行ったハルヒを俺は弁当片手にこそこそと追い掛けるのであった。

 部室の扉をノックすると、開いてるわよとの返事が返ってきた。
長門は昼休みにもここに居るものと思っていたが、ここ数日昼休みにその姿を見掛けたことはない。
クラスメイトとよろしくやっているのだろうか。

 ここで弁当を食べるとき、ハルヒは団長という置物の乗ったいつもの席ではなく、俺の定位置の隣に座る。

「ボーッと立ってないで早く座りなさいよ。そうでないと一緒にお昼食べられないでしょ?」


 ニコニコと教室とはまるで違った態度のハルヒ。誰だコイツは?と思わずツッコミを入れそうになった数日前、
今じゃ当たり前として俺は受け入れていた。どうやら今日も部室内では機嫌がいいようだ。

「この卵焼きはあたしが焼いたのよ。食べるでしょ?」

「……もちろんだ」

 嬉しそうなハルヒの誘いを断れるはずもなく、俺はハルヒの弁当箱にへと箸を伸ばした。
が、弁当箱は無情にもすっと引かれ、俺の箸は空を切る。

「違うでしょ、キョン?ほら、いつもみたいにしなさいよ」

 ああ、またか。今日こそはと僅かに期待していたのだが、そんな俺の願いはまたしても裏切られることとなった。

「はい、あーん」

「……あ、あーん」

 口の中にひょいと卵焼きが放り込まれる。もぐもぐと咀嚼して飲み込む。今日の卵焼きは甘めに作られていた。

「ねぇ、美味しい?」

 期待するような不安そうな表情をするハルヒ。俺の次の言葉は決まっているというのに、ハルヒは慣れないらしい。
俺はもはや感覚が麻痺しているのか、そう伝えることにためらいはない。

「ああ、美味い」

「良かった!まだたくさんあるからどんどん食べてね!」

 向日葵のような笑顔とでも形容すれば伝わるだろうか。それぐらいハルヒの笑顔は輝いていた。
教習に居るときのような不機嫌な表情は一体全体どこへいってしまったのやら。とにもかくにも幸せを噛みしめているようであった。

 昼食後、まだ昼休みが終わるには時間があるということで、俺とハルヒは部室でのんびりと過ごしていた。
と言うものの、俺の精神ポイントは減り続けている。

「ねぇー、キョン。もっとくっついてもいい?」

 理由はもう言わなくてもわかるだろう。ハルヒがやたらくっついてくるのだ。まるで真っ昼間から街中でいちゃつくカップルのように。
言っておくが、俺とハルヒは断じてそういう仲を公言したことはない。ただ、二人っきりで部室に居るときだけこのようにくっついてくるだけだ。
その仕草は俺の腹のうえで寛ぐシャミセンを彷彿させるものである。

「キョンはあたしのこと好き?」

 腕に絡み付いたハルヒが上目遣いでとんでもないことをさらりと聞いてきた。

「あたしはキョンのこと大好きだからね」

 これは、俗に言う告白というものなのだろうか。上昇していく心拍数と思考が停止した脳ミソでは判断に困る。
それに、今さらだが教室の時とは態度があまりに違い過ぎて、ハルヒが俺のことをからかっているのではないかと思わず疑ってしまう。

「からかってなんかないわよ。教室に居るときは恥ずかしくてあんな態度とっちゃうけど、あたしはキョンのことが大好きなんだからね!」

 ここ最近のハルヒの態度にようやく納得がいった。ハルヒは単に恥ずかしがっていただけなのか。
それにしても、あれじゃあ不機嫌だと勘違いしてしまう。その辺りの不器用さがハルヒらしいといえばハルヒらしいがな。

「――で、キョンはあたしのこと好き?」

 捨てられた子犬のようなハルヒの瞳。後々、その時のことを思い返すと恥ずかしくて死にそうになるので割愛させていただくが、
現在俺の隣にはハルヒがいる。教室内では相変わらず不機嫌そうではあるが、
二人っきりになった時、その反動か知らないが思いっきり甘えてくるようになった。

 とにかく、俺は幸せな日々を送っているとだけ言っておこう。

終わり

なんかリクエストとかあったらどうぞ

セックス描写よろ

>>25
IDはSEXだが、書いたことないんだ

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