古泉「淫乱テディベア、ですか」(105)



ハルヒ「それじゃ古泉君・・・鍵お願いね・・」
古泉「ええ、わかりました」
キョン「悪いな古泉」
古泉「いえいえ、涼宮さんの体調が優れないのですから仕方ありませんよ。貴方は彼女を無事に家までお送りしてください」
キョン「ああ、任せとけ。ほら、いくぞハルヒ」
ハルヒ「うぅー・・・」
みくる「そ、それじゃあ私もお先に失礼しますぅ」バタン


古泉「・・・さて、みなさん帰られましたが・・・長門さん」
古泉「涼宮さんの体調不良の原因、貴方には何か察しがついているようですね?」
長門「・・・」スタスタ
長門「涼宮ハルヒが体調を悪くした原因は、おそらくこれ」
古泉「パソコン・・・ですか?」
長門「・・・先ほど涼宮ハルヒはこの言葉を検索していた」カタカタ
長門「彼女の具合が悪くなったのは、その検索結果によるものと思われる」
古泉「ふむ・・・なんと、淫乱テディベア、ですか・・・どれどれ」カチカチッ
古泉「」
長門「ユニーク」

古泉「」
古泉「・・・涼宮さん、学校でなんてものを・・・せめて淫乱の文字が目に入った時点で少しは躊躇いましょうよ」
長門「あなたも少しは躊躇うべき」
古泉(しかし・・・なんだこの気持ちは・・・)
古泉(まるで父親の部屋でエロ本を見つけたときのような嫌悪感と高揚感・・・)
古泉(・・・僕は同性愛者だったんでしょうか・・・いやそんなまさか・・・)
prrrrr・・・
古泉「・・・困ったものです」
古泉「すみませんが長門さん、閉鎖空間が発生したようです。施錠をお願いしてもよろしいでしょうか」
長門「構わない」

キョン「おいハルヒ、本当に大丈夫か?」
ハルヒ「・・・ちょっとパソコンの画面見すぎて気分が悪くなっただけよ。外の風にあたればすぐに良くなるわ・・・」
キョン「そうか、ならいいんだが・・・」
ハルヒ(あんな毛深い・・・ていうかあれのどこがテディベアなのよ!!)
ハルヒ(部室にいたのがキョンや古泉君でよかったわ)
ハルヒ(古泉君は、まあ見た目はあんなにエグくないし、キョンは・・・///)
キョン「おっ、谷口」
ハルヒ「うっぷおっろえおろろろうぇえあ!!」ビチャビチャッ
キョン「」
谷口「なにそれひどい」

-閉鎖空間-
古泉「・・・さて、これは困りましたね」
神人「あっふうおぉぉぉおん///」 ズシーン
古泉「あの神人、身体的特徴があのパッケージの男性そのものですね。やはり涼宮さんはあのサイトを・・・」
古泉「hなクマさんは全身が性感帯・・・でしたか。たしかに一歩歩くごとに喘いでいる様にも見えますね」
神人「はうっっおうぅうう、ぽぴん・・・!」
古泉(うわぁ・・・どんどん街が飲み込まれていきますね、臀部の辺りに・・・)
古泉「あんなものに世界が壊されてしまっては悪夢以外の何者でもありません!ふんもっふ!!」
神人「あっ”うっ!!・・・んほぉぉ。おうぅ・・・ッ・・・ッ・・・」ズズズーン ビクッビククン
古泉(神人にもアクメがあるんですね・・・また一つどうでもいい知識が増えてしまいました)

-翌日-
キョン「古泉、ずいぶん疲れた顔してるじゃないか。大丈夫か?」
古泉「おや、そうですか?これはすみません」
古泉(・・・今朝森さんにメイクしてもらったはずなのに、何故彼にはわかるのでしょうか?)
キョン「なんで謝るんだよ・・・また『バイト』か?」
古泉「ええ。昨日は涼宮さんの具合が優れなかったせいか、あの後すぐに閉鎖空間が発生しまして・・・」
キョン「・・・そうか。お前にはいつも迷惑をかけるな」
古泉「いえいえ、これも僕の使命ですから」
古泉(こんなにも僕のことを気にかけてくれるなんて・・・)キュン
古泉(・・・・・・あれ?)

キョン「あまり無理するなよ」
古泉「ありがとうございます」
古泉(・・・僕の股間のハッスルスティックが・・・フフ、困ったものです///)
みくる「あ、あの・・・なんで古泉君頬を赤らめてるんですかぁ・・・?」
長門「・・・禁則事項」
ハルヒ「みんな!待たせたわね!!」バーン!
キョン「遅いぞ、ハルヒ」
ハルヒ「何よ!それが病み上がりの団長にかける言葉なの!?」
キョン「お前が勝手に具合悪くしたんだろうが・・・」
ハルヒ「罰としてキョン!あんたは今からみんなにジュースをおごりなさい!!」
キョン「はぁ?なんでだよ!」
ハルヒ「あたしドクターペッパーね!!みんなは!?」
みくる「・・・わ、私はいいですぅ」
ハルヒ「だめよ!それじゃキョンに対する罰にならないわ!!」
みくる「ふぇぇ・・・」

キョン「朝比奈さん、いいんですよ。いつもお茶を淹れてもらってるお礼です」
みくる「え、えっと・・・じゃあ、コーンポタージュを・・・」
キョン「分かりました。長門はどうする?」
長門「日本盛」
古泉「んっふ、長門さん。校内にお酒は売ってませんよ」
長門「・・・そう」
キョン「そもそもお前未成年だろ」
長門「体は子供、頭脳は統合思念体・・・」
ハルヒ「ちょっとキョン!さっさと買ってきなさいよ!!」
キョン「へいへい。古泉、お前は何飲むんだ?」
古泉「それでは、僕はカルピスソーダをお願いします

行間空けろks

キョン「・・・ほら、買ってきたぞ。長門は力水な」
長門「・・・ユニーク」
古泉「んっふ、ありがとうございます」カポシュ
みくる「あったかくておいしいですぅ・・・」
キョン(朝比奈さん・・・その笑顔と仕草はいつ見てもディスクオリファイングファウルです・・・)
ハルヒ「ぶっはー!!やっぱまずいわねコレ!!キョン、やっぱり私コーラにするわ!!」
キョン「ならなんでそれ選んだんだよ・・・もう買わないからな」
ハルヒ「じゃあアンタの飲んでるやつよこしなさいよ」
キョン「お前缶コーヒー嫌いだっただろ」
ハルヒ「う、うるさいわね!いいからよこしなさい!!」
キョン「ちょ、おま」
ハルヒ「ぶっはー!」
古泉「フフ・・・困ったものです・・・うっ、ゲフッゲフ!!」

みくる「だ・・・大丈夫ですかぁ!?古泉くん」

古泉「んっふ・・・ちょっと気管に入ってしまったようで・・・」

キョン「まったくお前もかよ・・・ほら、ティッシュやるから拭け」

古泉「どうもすみません」

古泉(彼からもらったティッシュで僕の口からあふれ出たカルピスソーダを拭き取る・・・)

古泉(ふふ・・・今の僕の口からあふれ出したこのカルピスソーダは間違いなく・・・)

古泉「どうみても精子です。本当にありがとうございました///」

みくる「!?」

長門「古泉一樹にエラーの発生を確認」



>>9
ふえぇ・・・これでいいのかなぁ・・・!?

キョン「古泉・・・今お前何かとんでもないことを口走らなかったか・・・?」

古泉「い、いえ・・・このティッシュペーパーは王子製紙製ですね、と言ったのです」

古泉「僕は、こう見えてもティッシュにはこだわりがあるので思わず口に出てしまいました」

キョン「そ、そうか」

みくる「わ、私は鼻セレブが好きですぅ」

ハルヒ「さっすがみくるちゃん!ちゃーんといいものが分かってるじゃない!」

キョン「あんな高いティッシュ、もったいなくて使えないですよ・・・」

ハルヒ「アンタは駅前でもらったガサガサのポケットティッシュつかってればいいのよ!」

キョン「なんだそれ」

ハルヒ「決めたわ!今からみんなでキョンのために駅前にティッシュを貰いにいきましょう!!」

キョン「おい、そんな乞食みたいな真似できるか!」

ハルヒ「いいのよ!ああいうのはノルマの分を配り終えないと家に帰れないんだから!人助けよ!!」

キョン「いやマッチ売りの少女だろ、それ」

ハルヒ「みんなはどうなのよ?」

古泉「僕は別に構いませんよ。それに、先ほど彼に頂いたティッシュのお返しをしなくてはなりませんしね」

キョン「だったらティッシュじゃなくてもっと何か別の形にしてもらいたいもんだ・・・」

ハルヒ「有希も来るわよね!?」

長門「行く」

キョン「おい長門、無理しなくてもいいんだぞ」

長門「無理はしていない。それに、最近私の家のティッシュが無くなりつつある。この機会に入手しておくのが得策」

キョン(買えばいいのに・・・)

ハルヒ(有希の家、苦労してるのかしら・・・)

古泉(このティッシュ、持って帰ろう・・・)

ハルヒ「決まりね!そうとなったら早速駅前に向かって出発!!」

みくる(あれ・・・私だけ何も聞かれてない・・・)

-駅前-

ハルヒ「さあ!早速貰いまくるわよ!!」

キョン「おい、こんな団体でティッシュ貰いに行くとかおかしいだろ」

ハルヒ「いいのよ!赤信号みんなで渡れば怖くないっていうじゃない」

キョン「良くないことやってるっていう認識はあるんだな・・・」

みくる「ふ、ふぇぇえ、早速もらっちゃいましたぁ」

ハルヒ「でかしたわよみくるちゃん!えーと、どれどれ・・・」

古泉「これは・・・どうやら風俗店か何かの勧誘のようですね」

みくる「ふ、風俗って、まままままさか・・・」

ハルヒ「大丈夫よみくるちゃん!みくるちゃんにはいつまでも私専属の姫でいてもらうわ!・・・だから、手放すつもりなんて1ミリバールもないんだから!!」キリッ

みくる「涼宮さぁん・・・///」キュン

長門「いやその反応はおかしい」

古泉「これはこれは・・・」

古泉「・・・それにしても、かなりの量になりましたね」

みくる「部室から持ってきた紙袋がいっぱいですぅ」

ハルヒ「有希がティッシュの入ってるダンボールごと奪取してきたからね!!」

長門「譲り受けてきた、というべき」

キョン「こんなにたくさんどうすんだよ・・・」

長門「大丈夫。私が家に持って帰る」

ハルヒ「だめよ有希!そんなガサガサゴワゴワの安ティッシュ使っちゃ!そんなものはキョンにだけ使わせておけばいいの!!」

キョン「なにそれひどい」

ハルヒ「有希にはあとで私が鼻セレブ買ってあげるわ!!」

長門「そう」

長門(鼻セレブ・・・超楽しみ)

キョン「うー・・・さびぃ、だいぶ冷えてきたな」

みくる「もう日も短くなってきましたねぇ・・・」

古泉「そうですね、涼宮さん。今日のところはこの辺でお開きにしてはいかがでしょうか」

ハルヒ「そうね!これから有希のために鼻セレブを買いに行かなくちゃいけないし、今日はもう解散!!」

長門「早く行くべき急ぐべき」

ハルヒ「何よ、有希ったら!そんなに鼻セレブが楽しみなのね!!じゃあみんな、また明日ね!!」

古泉「んっふ、行ってしまいましたね」

キョン「え・・・このティッシュ、本当に俺が全部持って帰るわけ?」

-キョン宅-

キョン「ただいまーっと」

妹「わー!キョン君ティッシュいっぱいもってきたね!」

キョン「ああ、ハルヒからお前へのプレゼントだ。全部やるよ」

妹「ハルにゃんから!?わーい!やったー!!」

キョン「大事に使うんだぞ」

妹「うん、わかったー!」

キョン「やれやれ・・・」

prrrrr・・・

キョン「長門からか・・・もしもし」

長門『私』

キョン「鼻セレブの使い心地はどうだ?」

長門『ゴイスー』

キョン「ほう」

長門『何がすごいって、肌触りがすごい。まるで朝倉涼子の肌のよう』

キョン「例えられてもわからんが」

長門『しかも甘い。もう10枚くらい食べた』

キョン「ティッシュを食べるんじゃありません!!」

長門『・・・何故?』

キョン「紙を食うのはヤギだけだからだ」

長門『そう・・・』

長門『それより、話がある』

キョン「またハルヒ絡みか?」

長門『半分は』

キョン「残りの半分は?」

長門『古泉一樹の件』

キョン「古泉がどうかしたのか?」

長門『詳しく話したいので今から家に来てほしい』

キョン「ああ、わかったよ」

長門『待っへふ・・・』

キョン「ティッシュ食べるんじゃありません!!」

長門『反省している』

-長門宅-

キョン「うーさっみぃ、おーい長門きたぞー」

長門「入って」

キョン「おじゃましまーす、ってお前、えらいいっぱいティッシュ買ってもらったんだな」

長門「薬局に置いてある分全部買ってもらった」

キョン「あいつ、金もってんだな。そりゃそうか、毎回俺に奢らせてりゃそうなるわな・・・」

長門「・・・あなたも、食べる?」スッ

キョン「そういうもてなしはヤギにしてやれ・・・っていうかお前、実は反省してないな」

長門「問題ない。この体は紙も消化できる」

キョン「そうかい・・・」

キョン「で、話ってのは何だ」

長門「まず、涼宮ハルヒの件」

キョン「また何か面倒くさいことがおきてんのか?」

長門「ある意味ではそうかもしれない。・・・先日、彼女は体調を崩した」

キョン「ああ、一昨日だな。俺がアイツを送ってった日のことだろ」

長門「あの原因は、このdvdにある」

キョン「なんだよこれ・・・淫乱テディベア?・・・長門、これはお前の趣味なのか?」

長門「そうではない。私は12歳以上の男子には興味がない」

キョン「さらっと問題発言だな」

長門「あの日、涼宮ハルヒはこのdvdのパッケージおよびサンプルを閲覧し、気分を悪くしていた」

キョン「あいつ学校でなんてもん見てんだよ!ていうか淫乱って字が目に入った時点で少しは躊躇えよ・・・」

キョン「まあ、それは分かったんだが・・・これがどうかしたのか?」

長門「ここからが古泉一樹の件」

キョン「うわぁー・・・できればいま一番聞きたくない名前だったよ、それ」

長門「涼宮ハルヒの力が、彼の思考に影響を与えている」

キョン「まさかとは思うが・・・」

長門「そう。彼は今、貴方に対して友人以上の好意を寄せている」

キョン「パーソナルネーム古泉一樹の情報連結を解除する」

長門「落ち着いて、人間にはできない」

キョン「ハルヒのやつ、なんつーこと考えてんだ!」

長門「おそらく、彼女は本物の男色行為を目にしたいと考えているはず」

キョン「それがどうして俺と古泉なんだ気色悪い!・・・っていうか、アイツの力でも人の心までは動かせなかったんじゃないのか?」

長門「古泉一樹にはもともと素質があった」

キョン「あぁー・・・」

長門「このままでは古泉一樹の貴方に対する好意が行為にハッテンするのも時間の問題と思われる」

キョン「うまいこといわんでいい」

長門「貴方はあくまでも『鍵』であって、『鍵穴』ではない」

キョン「えっ、鍵ってそんな隠喩が含まれてたの!?」

長門「そういうわけではない。けれど、あながち間違いでもない。穴でガチなだけに」

キョン「・・・ともかく、俺は男相手に貞操を失いたくはないぞ」

長門「大丈夫、私にまかせて」

キョン「どうするつもりだ?」

長門「古泉一樹を女にする」

キョン「それって、根本解決になってないような・・・」

長門「そうでもない。貴方の貞操を守るにはこれが最良の選択」

キョン「何故そうなる?」

長門「涼宮ハルヒが望んでいるはあくまでも男同士、しかも貴方と古泉一樹の絡み。彼が女になれば、逆に貴方からは遠ざけようとするはず」

キョン「そういうもんか・・・?」

長門「そう。さもないと、本当に古泉一樹の情報連結を解除しなくてはならない」

キョン「だからといって、古泉を女にするってのもなんだか腑に落ちないな」

長門「じゃあ、貴方がキョン子になる?」

キョン「・・・あいつには明日からは古泉一姫としてがんばってもらおう」

-翌日-

キョン「うーっす」

古泉「これはこれは、今日は貴方にしては珍しく早いですね」

キョン「あ、あれ!?古泉お前・・・」

古泉「どうかしましたか?」

キョン「その・・・体、なんともないか?」

古泉「んっふ、もうすっかり疲れもとれましたよ」

キョン「あー・・・いやなんつーかそうじゃなくて・・・」

古泉「と、いいますと?」

キョン「いや、なんでもない。・・・あ、長門ちょっといいか。すまん、古泉。ちょっと長門と話してくる」

古泉「ええ、構いませんよ」

キョン「・・・どういうことだ?古泉のやつ、男のままだったぞ」

長門「涼宮ハルヒの力が干渉して、うまく情報操作が行えなかった」

キョン「何が何でも俺と古泉を絡ませる気か・・・ハルヒのやつめ」

長門「ただ、何も変わらなかったわけではない」

キョン「どういうことだ?」

長門「彼は今、精神的に女性に近づいている」

キョン「それはいわゆる・・・性同一性障害みたいな状態になってるってことか?」

長門「そうではない。今の彼は男としての自分の肉体を否定しているわけではない」

キョン「つまり?」

長門「貴方が『鍵穴』になる可能性がなくなった代わりに、貴方にとっての『鍵穴』が増えた」

キョン「oh...」

長門「心配しなくていい。彼に手を出さない限り貴方の貞操は守られる」

キョン「そうはいってもあいつ、襲ってきたりしねえか?」

長門「それはない」

キョン「なぜそう言い切れる?」

長門「古泉一樹は和姦をこよなく愛しているから」

キョン「うわぁ」

キョン「まあいろいろとツッコみどころはあったが、とりあえず状況はわかった」

長門「そう、ツッコみどころはたくさんある」

キョン「だから無理にかけんでいい。とにかく後は、ハルヒにこんな馬鹿なことを考えるのをやめさせるだけだな」

長門「そう」

キョン「やれやれ、どうしたもんかね・・・」

キョン「待たせたな」

古泉「いえいえ・・・長門さんと話していたところを見ると、また涼宮さん絡みの問題ですか?」

キョン「ああ、半分はな」

古泉「半分といいますと?」

キョン「いや、別に大したことじゃないさ」

古泉「お教えいただければ、何か力になれることがあるかもしれませんよ」

キョン「えーい顔が近い!今回の件はお前には関係のない話だ!」

古泉「えっ・・・そ、そうですか」シュン

キョン(おっと、強く言い過ぎたか・・・でもここでフォローすると変な誤解されそうで怖いな)

古泉「出すぎた真似をしてすみません」

キョン「いや、構わんさ・・・それより、今日は何をするんだ。オセロや将棋はもう飽きたぞ」

古泉「そうですね、スクラブルなどいかがでしょう」

キョン「スクラブル?なんだそりゃ」

古泉「スクラブルとはクロスワードのように方眼上に文字の書かれた駒を配置して英単語を作っていくゲームです」

キョン「ああ、もじ○ったんみたいな感じか」

古泉「ええ、イメージ的にはそうですね。ルールは簡単で、長い単語を作ったり色のついたマスに手持ちの駒を配置すると高得点となります」

キョン「なるほど、語彙力とインスピレーションが必要なゲームってわけか」

古泉「そうです。基本的には駒を常に7枚持った状態でゲームを進行します」

キョン「手持ちの駒で単語が作れない場合はどうするんだ?」

古泉「その場合はポーカーのように山の中から駒を交換することができますが、そこでターンが終了となります」

キョン「ふむ」

古泉「厳密にはもっと細かいルールがあるのですが、練習がてら今お教えしたルールで一度やってみましょう」

キョン「分かった」

古泉「それでは、この袋の中から駒を7つ取ってください」

キョン「はいよ」

古泉「では、まずは僕が単語を作ります・・・s.o.s・・・と」

古泉「こうして単語を作ったら、使った文字数分だけ山の駒を補充します」

キョン「ふむ・・・それじゃあ俺は真ん中のoを使ってf.o.xと・・・これでいいのか?」

古泉「ええ、そうです。そしたら山の中から駒を2つ補充してください」

キョン「よし、分かってきたぞ。結構おもしろそうなゲームじゃないか」

古泉「フフ、本当は文字ごとに得点があるんですがね。単語として使用しにくいqやzなどは高得点です。」

キョン「xもなかなか点数高そうだな」

古泉「では次は僕が・・・s.e.c.o.n.d・・・と」

キョン「うお、いきなり6文字かよ。つーか、お前やけにsの駒もってんだな」

古泉「んっふ、このゲームは語彙力の他にも運が勝利の鍵を握る重要なファクターなのです」

キョン「というか冷静に考えれば語彙力だってお前のほうが上だろ、特進クラスなんだから。・・・ハメられたか」

長門「ハメ・・・なんという悲劇」

キョン「長門、そっちじゃない。いいから黙ってなさい」

古泉「?」

古泉「・・・まあ、僕も理数系科目以外の成績はごくごく平凡なものですよ」

キョン「どうだかね・・・えーっとf.u.n、これでどうだ」

古泉「これはまたずいぶんと短い単語ですね」

キョン「仕方ないだろ。手持ちの駒が使いにくい文字ばっかなんだよ。それに、そう簡単に5文字や6文字の単語ができるわけないだろう」

古泉「んっふ、それもそうですね。それでは次・・・s.e.x、と///」

キョン「おい」

古泉「何でしょう?」

キョン「まさかお前がそんな卑猥な単語を繰り出してくるとはな」

古泉「お言葉ですが、sexは通常、性別という意味です。なんらやましい単語ではありませんよ」

キョン「なら何故駒を置くときに頬を赤らめた?」

古泉「目の錯覚でしょう」

キョン(こいつ怖ぇ)

キョン「じゃあ次は俺だが・・・うーん、まいったな、手持ちの駒じゃ単語が作れそうもない」

古泉「では、山の中から駒を交換してはいかがでしょう」

キョン「そうするしかないか・・・何枚交換してもいいのか?」

古泉「ええ、7枚を超えなければ何枚でも結構です。その代わり、続けて僕のターンとなります」

キョン「しかたあるまい」

古泉「それでは続きまして・・・c.o.c.kと」

キョン「おい」

古泉「何でしょう?」

キョン「やっぱりお前狙ってるだろう」

古泉「おっしゃっていることの意味が分かりかねますが・・・」

キョン「cockのスラングの意味を知らないわけじゃあるまい」

古泉「・・・いえ、残念ながら存じ上げません」

キョン「(本当かよ)・・・まあいい。それにしても、さっきの単語といいお前のもずいぶん短いじゃねーか」

古泉「僕のcockは短くなんかありませんよ!!」

キョン「意味分かってるじゃねーか!!」

長門「ユニーク」

キョン「・・・e.n.d」

古泉「a.s.s」

キョン「・・・・・・p.a.u.s.e」

古泉「s.a.c.k」

キョン「もうやだこいつ!!」

古泉「おや、投了ですか?」

キョン「お前に投了だよ!勘弁してくれよもう!!」

古泉「何度も言うようですが、僕は手持ちの駒で作れる単語を作っているだけです。他意はありません」

キョン「うそつけよ!assとか確信犯じゃねえか!!つうかお前何個s持ってんだよ!!」

長門「mはsを呼ぶもの」

古泉(ああ・・・こんな近距離で彼に怒られている・・・///)ビクンビクン

キョン(誰か助けて・・・)

みくる「遅くなりましたぁ~。・・・えっ、な、なんで古泉君今日も頬を赤らめてるんですかぁ・・・?」

長門「禁則事項」

古泉「実は今、彼とゲームをしていたところでしてね」

みくる「へぇ~、見たことないゲームですう」

古泉「スクラブルといって、単語を作っていくゲームです」

みくる「あ、もじぴ○たんみたいな感じですかぁ?」

古泉「ええ、そうです。このゲームで彼に勝ったので、つい興奮してしまいまして」

みくる「ふぇ~、それであんなにお顔が赤かったんですかぁ」

キョン「いっておくが古泉、俺は負けたわけじゃないからな」

古泉「でも投了しましたよね?」

キョン「それはお前が卑猥な単語ばかり繰り出してくるからだ」

古泉「おや、何のことだかわかりませんね」ザラザラ

キョン「おい、さりげなくボード片付けてるんじゃねえ」

みくる「それにしても、古泉くんがキョンくんにゲームで勝つなんて珍しいですね~」

キョン「いえ、だから朝比奈さん。俺は負けたわけじゃ・・・」

古泉「んっふ、つきましては彼に罰ゲームでもしていただきましょうか」

キョン「は!?何でだよ!今までそんなことやってなかっただろうが!」

古泉「副団長権限というやつですよ」

キョン「何だそりゃ!ちょ、朝比奈さんも何とかいってやってくださいよ!」

みくる「で、でもキョンくん、昨日涼宮さんの罰ゲームのとき私に『いつものお礼だから』って言ってくれましたよ・・・?」

キョン「そりゃ、朝比奈さんにはいつもお世話になってますけどね、古泉ですよ?」

みくる「こ、古泉君だって副団長としていろいろ頑張ってるじゃないですかぁ。ねぇ、古泉くん?」

古泉「いえいえ、皆さんのために『ご奉仕』させていただくのも、副団長としての勤めですから」キリッ

キョン「こっち見て言うな」

古泉「ですが、たまには僕も労っていただきたいな、と」

キョン「見返りを求めてる時点でそれはもう奉仕じゃないだろう」

古泉「そうはいいますがね、日頃の閉鎖空間の処理だってほとんどボランティアのようなものですよ」

キョン「そりゃそうかもしれんが・・・」

古泉「それほど厳しいことを言うつもりもありませんし、どうかたまの息抜きにひとつお願いできませんか?」

キョン(うーん・・・コイツがハルヒのこと以外でここまで自分の意見を押してくるのも珍しいな・・・)

キョン(現状が現状なだけにあまり関わりたくないが、朝比奈さんもいることだし邪険にしすぎるのもよくないか・・・)

キョン「・・・仕方ないな、言ってみろ。ただし『金をくれ』とか『ハルヒに何かしろ』ってのは無しだぞ」

古泉「んっふ、そんなことは言いませんよ」

みくる「古泉君よかったですねぇ~」

キョン「やれやれ・・・」

古泉「それでは・・・罰として・・・貴方には僕の名前をフルネームで呼んでもらいます///」

キョン「パーソナルネーム古泉一樹の情報連結を解除する」

古泉「これはひどい///」

長門「いやその反応はおかしい」

みくる「ふぇぇ」

ハルヒ「みんなー!!もう集まってる!?」バーン!!

古泉「おや、これは涼宮さん」

ハルヒ「ん?古泉君なんだか顔が赤いわね、熱でもあるんじゃないの?」

古泉「いえ、これはその」

ハルヒ「だめよ、無理しちゃ!・・・そうだ、キョン!古泉君を家まで送っていってあげなさい!」

キョン「嫌ァァァァァア!!」

ハルヒ「ちょ、なんでそんなに嫌がるのよ!?」

キョン「頼むハルヒ!それだけは勘弁してくれ!」

ハルヒ「べ、別にいいじゃない、男同士なんだし」

キョン「男同士だからまずいんだっつーの!!江頭2:50とコンタキンテなんだっつーの!!」

長門「なんてマニアックな」

みくる「こ、こんたんき・・・?」

ハルヒ「何をいってるのかよくわからないけど、とにかくアンタは古泉君を家まで送ってきなさい!」

キョン「嫌ァァァァァア!!」

古泉「あの、涼宮さん」

古泉「せっかくのお気遣いまことに有難いのですが、これは風邪のせいではありませんよ」

ハルヒ「え?そうなの?」

キョン「(あっぶねー)全く・・・お前はちゃんと人の話を聞いてからだな・・・」

古泉「これは、先ほど彼が僕の名前をフルネームで呼んでくれたのでただ照れているだけです///」

キョン「そぉぉぉぉぉぉい!!」

ハルヒ「なーんだ、超仲良しじゃない!よかったわね古泉くん!!」

長門「なんというスナデレ」

キョン「言っておくが古泉!俺にその気はないからな!!」

古泉「んっふ、構いませんよ」

キョン「なにそれこわい」

ハルヒ「あ、ねぇねぇそんなことより、これ使えるかしら?」ガサガサ

みくる「それ・・・何ですかぁ?」

長門「・・・pc用の外付けディスクドライブ」

ハルヒ「もう使わないからって貰ったんだけど、部室のパソコンでdvdみれるようにしたいのよ!!」

長門「・・・この機器の接続には別途変換用のコネクタが必要」

ハルヒ「あ、コネクタってこれね!」

長門「・・・これではダメ」

ハルヒ「なんで?ちゃんとパソコンに挿せるじゃない」

長門「読み取り機側の端子がオスになっている。オスの端子同士では接続できない」

古泉「オス同士で接続・・・ですか///」

キョン「もうやめて!俺のライフは0よ!!」

キョン「」ゲッソリ

古泉「それにしても、なぜ部室でdvdをご覧になろうと?」

ハルヒ「ほら、前にみんなで映画を撮影したでしょ?あの時に思ったんだけど、やっぱいい映画を撮るには参考になる作品が必要よ!独自性だけじゃ良い作品は生まれないわ!」

ハルヒ「次回作を撮影する前に、皆で良い映画をみて参考にしようと思ったわけ!」

古泉「なるほど。そういうことでしたか。・・・それで、どのような映画をみるかはもうお決まりで?」

ハルヒ「ええ、これよ!」ゴソゴソ

古泉「これは・・・洋画ですか」

みくる「『太陽と月に背いて』、『夜になるまえに』・・・どっちも知らない映画ですぅ」

ハルヒ「両方ともタイ○ニックやパイレーツオブカリビア○に匹敵する名作よ!」

古泉「んっふ、これは興味深い///」

長門「ガチ☆ホモ」

キョン「あぁ・・・時が見える」

ハルヒ「んー、でもdvdが使えないなら仕方ないわね。みるのはまた今度にしましょう」

古泉「でしたらあの・・・よろしければ、そのdvdをお貸し願えませんか?」

ハルヒ「古泉くんったら勉強熱心ね!いいわ!2本とも貸してあげる!!」

古泉「ありがとうございます、涼宮さん///」

みくる「あ、あの古泉くん・・・前かがみになって、お腹でも痛いんですかぁ?」

長門「あなたはもう少し察するべき」

キョン「彗星かな? 違う、違うな・・・彗星はもっと、バアーッて動くもんな」

-その夜-

キョン「もしもし・・・長門か」

長門『?』

キョン「俺はもうだめかもしれん」

長門『どうしたの』

キョン「今日の古泉の様子を見て確信した。そう遠くないうちに、俺はきっとヤツに掘られる」

長門『大丈夫、まだ手はある』

キョン「手はあるって・・・ハルヒの力のせいでお前でも手が出せないんだろ?」

長門『確かに、古泉一樹に対する情報操作は難しい。でも、アプローチの方法を変えればまだ可能性は十分に残されている』

キョン「アプローチの方法を変える?どういうことだ?」

長門『私にまかせて』

キョン「・・・詳細は企業秘密ってわけか」

長門『そういうこと』

キョン「まあ、頼れるのは長門しかいないしな。・・・毎度のことで申し訳ないが、よろしく頼む」

長門『気にしないくていい』

キョン「ああ・・・それじゃ、また明日な」

長門『また明日』

-古泉宅-

古泉(・・・本当に、僕はどうしたというのでしょうか)

古泉(以前の僕ならここまで映画などに興味を抱かなかったはず)

古泉(ましてや同性愛作品など・・・)

古泉(・・・とにかく、せっかく借りたのですから早速みてみましょう)ピッ

古泉(あのときのティッシュ・・・もうガビガビですね・・・)

古泉(彼からもらったティッシュ・・・フフ・・・)

『僕を愛してる?』

『君が好きだ。知っているだろう?』

『愛してる?』

『・・・もちろん』

『では、卓の上に手を』

『何を・・・』



古泉「ほ、ほーっ!ホアアーッ!!ホアーッ!!」

森「古泉うるさい!!」

森「って、ちょ、えっ!?あ・・・アンタなんてものを///」

古泉「あ、あの森さん、これはですね・・・!」

森「ずっと仮性だとおもってたけど、アンタやっぱり真性だったのね!!」

古泉「誤解を招くような言い方しないでください!!」

森「誤解も何も現行犯でしょうがぁぁあ!!いいから早くソレしまいなさい!!」

古泉「あ、ああッ!!どうかそのティッシュだけは捨てないで!!」

森「で・・・なんであんなものをみてたのかしら?」

古泉「・・・」

森「黙ってちゃわからないでしょ?」

古泉「すみませんが森さん・・・実は、僕にも理由がよく分からないんですよ」

森「どういうこと?」

古泉「思い当たることと言えば・・・先日、閉鎖空間が発生した原因をご存知ですか?」

森「ええ。たしか報告には『涼宮ハルヒの体調不良に起因する精神状態の不調が閉鎖空間発生の原因』とあったわね」

古泉「そうです。・・・実はあの日、彼女の体調不良の原因はあるdvdにありました」

森「私の耳には届いていない情報ね」

古泉「すみません・・・報告すべき内容かどうか判断できかねるものでしたので・・・」

森「まあ、いいわ。で、そのdvdって?まさか敵対組織に関係するものじゃないでしょうね」

古泉「いえ、おそらくその心配はありません・・・ありませんが・・・」

森「はっきりしなさい」

古泉「とにかく、このタイトルで検索していただければ分かると思います」カタカタ

森「・・・淫乱テディベア?」カチカチッ

森「」

森「何よこれぇ・・・」

古泉「あの日彼女は、このdvdのパッケージを見て気分を悪くしたものと思われます」

森「そういえばあの日の閉鎖空間はいつもとちょっと様子が違ったそうね・・・」

古泉「ええ、今考えてみると、神人の動きもかなり特徴的だったように思えます(性的な意味で)」

森「っていうかあの娘、学校でなんてもの見てるのかしら・・・淫乱という文字が入ってる時点で少しは躊躇いなさいよ・・・」

古泉「んっふ、まったく同感です」

森「で、それが今のアンタとどう関係あるわけ?」

古泉「はい。その日、彼女が帰った直後に僕もこのdvdのパッケージを確認したのですが」

森「アンタも物好きね・・・」

古泉「原因を探る必要があると思ったので・・・とにかく、それを見てからというもの、なんだか妙に心が浮ついているんです・・・」

森「・・・同性相手に?」

古泉「・・・はい」

古泉「冷静に考えるとおかしなことだとは思うのですが、その・・・彼の前にいると思考が乱れてしまって・・・」

森「アンタまさか・・・キョン君に手を出すつもりじゃないでしょうね!?」

古泉「いえ・・・どちらかといえば手を出されたい、といったところでしょうか」

森(うわぁー・・・)

古泉「フフ・・・おかしな話です。まあしかし、かねてから自分には素質があるのではと薄々気づいていたのもまた事実です」

森「あ、自覚はあったのね・・・」

森「とにかく・・・彼は我々にとっての『鍵』なんだから、おかしなことするんじゃないわよ」

古泉「なるほど・・・となると、さしずめ僕は『鍵穴』といったところですか」

森「だから違うっつーの!!『鍵穴』は涼宮ハルヒに決まってるでしょ!!」

古泉「じ、冗談のつもりだったのですが・・・まさか本当にそんなメタファーが含まれていたとは・・・」

『また、見つけたよ』

森「ふぅー・・・ところで古泉」

『何を?』

古泉「はい、何でしょう?」

『永遠を』

森「そろそろこのdvd止めなさい」

『それは太陽を溶かしこんだ・・・』

古泉「ご心配なく。もう終わります」

『--海だ』

森「・・・」

-翌日-

キョン「・・・ハルヒのヤツ、今日も遅いな」

古泉「そうですね///」

キョン「お前もうしゃべるな」

古泉「」ビクンビクン

キョン「・・・はぁ」

みくる「あ、あの2人とも・・・ケンカでもしたんですかぁ?」

ハルヒ「おっまたせー!!あっ、古泉くん!dvdどうだった!?」

古泉「ええ、とても素晴らしい作品でしたよ」

ハルヒ「でっしょー!?」

古泉「ですが、残念なことに鑑賞することができたのは1本だけでした」

ハルヒ「そっかー、残念ね!!あのdvdさえ使えれば今ここでもうひとつの方も観れるのに!」

長門「そのことなら問題ない」

キョン(長門!?)

長門「昨日、ディスクドライブの接続に必要な変換コネクタを買ってきた。このコネクタを端子間に噛ませれば、dvdドライブとpcをつなぐことができる」

ハルヒ「すごいわ!さすが有希ね!!仕事早い素敵!!」

長門「いい。鼻セレブのお礼」

キョン(お、おい長門!約束がちがうぞ!!)

長門(大丈夫、私にまかせて)

古泉「僕のオス端子は噛まないでくださいね、キョン君・・・でも少し歯を立てるくらいならむしろ///」

長門「早速接続を開始する」

ハルヒ「・・・これでdvdがみれるようになったわけ?」

長門「そう」

古泉(オスメス変換・・・!?そうだ モロッコ、行こう)

ハルヒ「じゃあ早速みんなでみてみましょう!古泉くん、まだみてない方のdvdちょうだい!」

古泉「ハッ!?・・・え、ええ、分かりました。どうぞ」

ハルヒ「よーし、それじゃ、再生するわよ」

みくる「楽しみですぅ」

キョン(おい長門!どういうことだ?このままじゃ事態は悪化するだけじゃないか)

長門(大丈夫。情報操作でdvdの中身を替えてある)

キョン(・・・!なるほど、そういうことか!!)

長門(おそらくこれで、涼宮ハルヒの同性愛に対する興味も失われるはず)

キョン(本当か!!安心したぜ・・・で、何の作品と入れ替えたんだ)

長門(もうじき分かる)

ハルヒ「始まるわよ!」

-サム○ンビデオ-

ハルヒ「ん・・・あれ?おかしいわね。何これ。確かこんなんじゃ・・・あっ!!」

みくる「あわわわわわ・・・」

古泉「こっ、これは・・・」

キョン「淫乱・・・テディベア・・・!」

ハルヒ「ちょ、ちょっとやだ!私こんなのみたくない!停止ボタンを・・・・って体が動かない!?」

<オッスオッス

みくる「い、いやぁぁーっ!いやーっ!!」

キョン「おい長門!これはいったい!?」

長門「すべての元凶はこのdvd、涼宮ハルヒに強制的にこの作品をみせることで、同性愛に対するそのふざけた幻想をぶち殺す」

キョン「おま、何てことしてくれたんだぁぁぁーーー!って俺も体動かねぇー!!」

古泉 ←動く気なし

<アオーッアオーッ

みくる「」ブクブクブクブク

ハルヒ「いや!もうやめて!!なんで体が動かないのよ!・・・うぷっ!?」

キョン「くっ・・・長門、情報操作を・・・やめろ・・・!」

長門「それはできない。それに、これはあなたのためでもある」

キョン「も、もういい!!やめろ!やめてくれぇぇーーッ!!」

ハルヒ「ぅおぇえっ!えれろえろろ!ごあっ!」ビチャビチャ

古泉「股間が山だァーーッ!!」

・・・その後、地獄の狂宴は1時間続いた。

体長170cm重量97kgのテディベアと呼ばれるそれは、全身を愛撫され太いモノを挿入され前後不覚に泣き喚いていた。

戦慄を覚えるほどの野獣たちによる超弩級交尾の前に、俺たちはなす術もなく--

ある者は失神し、またある者は耐え切れず嘔吐した。

異臭と狂気に満ちた部室の中で俺ができたことといえば・・・

何故か一人だけ椅子から立ち上がっている古泉と目を合わせないようにすることだけだった・・・。

-その夜-

キョン(・・・さすがのハルヒもあれは堪えたようだな。もうあれで男同士の絡みが見たいなんて思わなくなるだろう)

キョン(・・・というか、しばらくは飯も喉に通らないんじゃないか。どう考えてもトラウマ確定だろ)

キョン(古泉もあの後すぐバイトが入ってたみたいだし・・・ていうかあいつそのまま死んでくれねえかな)

キョン(朝比奈さんには悪いことしたな・・・長門に頼んで記憶の改竄をしてもらおう)

キョン(俺も・・・失ったものは、でかいな)

キョン(・・・寝よう)

・・・ョン・・・キョン・・・

誰かが呼んでいる。ああ、この声は。アイツか。

あの時と全く同じ、どうやら俺はまたここに呼ばれちまったらしい。

灰色の景色、誰もいない学校。

やれやれと口にしながら、俺は重い体を起こし・・・って

なんだ・・・これは

キョン「ハルヒよ・・・何故俺は裸なんだ?」

ハルヒ「知らないわよ!っていうかここ前にも来たことあるような気がするんだけど、アンタ何か知らない!?」

キョン「やれやれ・・・とにかく、少し辺りを調べてこよう。俺は服をとりに教室に行く」

ハルヒ「べ、べつにアンタの粗末なもん見たって何とも思わないわよ!!///」

キョン「粗末すぎて見ちまった人が気の毒だろうが」

ハルヒ「なんかごめん」

キョン(さて、確か教室のロッカーの中に体操着が入ってたはずだが・・・)

キョン(・・・この閉鎖空間、原因は間違いなく昼間のアレだろうな)

キョン(とりあえず部室に行ってみるか。また前みたいに長門からのメッセージがあるかもしれん)

キョン(とにかくまずは服を着よう)

-教室-

キョン「・・・あった、って・・・なんで俺のロッカーに古泉のジャージが・・・」

●「んっふ・・・遠慮なく着ていただいて構わないのですよ///」

キョン「ゲェーッ!!古泉!?」

●(全裸のキョン君ハァハァ)

キョン「こ、今回もお前は完璧にこっちには来れないんだな(危なかった・・・)」

●「そうお思いでしょうが・・・ふんもっふ!!」ミヨヨヨーン

キョン「ゲェーーーッ!!!赤玉が古泉になった!!っていうかコイツも全裸だよ勘弁してくれよ!!」

古泉「残念ながら服まではこの空間に持ち込めませんでした」

キョン「いいからお前はこのジャージ着ろ!見苦しい!近づくな!喋るな!死ね!!」

古泉「これは手厳しい///」


古泉「僕のことならご心配なく。こう見えても日々閉鎖空間で鍛えてるので体には結構自身があるんですよ」

キョン「そういうことじゃねぇ!とにかく今すぐ服を着ろ!」

古泉「分かりました・・・」シブシブ

キョン「まったく・・・」

古泉「ところで、僕がこのジャージを着てしまったら貴方はどうするおつもりですか?」

キョン「誰か他のやつの服を借りる!」

キョン「・・・で、見つかったのがこれだけか」

古泉「エプロン、ですね」

キョン「阪中が家庭科の時間に使ってたやつだ・・・」

古泉「・・・それ、着用なさるんですか(裸エプロンktkr!!)」

キョン「何もないよりマシだろう・・・サイズが合わないから腰に巻いとこう」

古泉(チッ)

キョン「クソッ、なんでこんな目に・・・ごめんな阪中・・・」

古泉(いやしかし・・・これはこれで///)

古泉「しかしながら・・・女子のエプロンを褌にして校内を闊歩するなんて、貴方もとんだ変態ですね」

キョン「その言葉、そっくりそのままお前にマホカンタしてやるよ」

古泉「僕は変態とはいえ紳士ですから・・・///」

キョン「俺は部室に向かう。前回は、部室のパソコンから長門とコンタクトがとれたからな」

古泉「分かりました(スルーですか)」

キョン「・・・ところで、今回もやっぱり向こうの世界はかなりヤバイのか?」

古泉「ええ・・・前回と同様、このままでは世界を飲み込んでしまうような勢いです」

キョン「まあ・・・あれだけのモン見せられりゃな」

古泉「まったく、長門さんにも困ったものです」

キョン「お前終始喜んでたじゃねーか」

古泉「それとこれとは話が別です。僕も機関の人間ですからね。状況が状況ならそれを看過するわけには行きませんよ」

キョン「何いきなりマジになってやがるこのド変態が。とにかく、変な気起こすんじゃないぞ。今は現状を打破することを最優先に考えろ」

古泉「無論、そのつもりです。・・・しかし、褌姿の貴方に説教されるとは」

キョン「言うな・・・」

-部室-

キョン「よし、パソコンを起動して・・・と」

古泉「どうです?」

キョン「・・・だめだ。何も反応がない」

古泉「落ち着いてください、何かヒントがあるはずです」

キョン「・・・そういえば、dvdドライブがつなぎっぱなしだ。ひょっとすると起動するためにディスクが必要なのか?」

古泉「なるほど、そうかもしれません。早速手分けして探してみましょう」

キョン「・・・あった!蛍光灯の上だ!」

古泉「何故あんなところに・・・しかし、あの高さじゃ机や椅子に乗っても届きませんよ」

キョン「ということは・・・肩車か?」

古泉「・・・ええ」

キョン「・・・この格好じゃ俺は無理だぞ」

古泉「正直な話、僕も貴方にまたがった状態では荒ぶる股間を諌めきる自身がありません」

キョン「詰んだな」

古泉「えっ、そんな簡単にあきらめないでくださいよ!世界がかかってるんですよ!?」

キョン「いやもう打つ手ないし」

古泉「そんなことありませんよ!肩車がダメなら机と椅子を重ねれば良いだけでしょう!?」

キョン「お前のぼれよ。今俺バーサーカーとかそういうジャンルの装備だから。下から見上げられたらかなわん」

古泉「・・・わかりました、その代わりちゃんと押さえててくださいよ?」

キョン「ああ」

キョン「どうだ・・・届きそうか?」

古泉「も、もう少しなんですが・・・すみません、もうちょっとしっかり押さえていただけませんか!?」

キョン「これでもしっかり押さえてるんだっつーの!パイプイスだから脚がすべって・・・うおっ!」ズルッ

古泉「うわっ!?」

ガシャーン!バタン!!バリッ!!

古泉「痛つつ・・・ところで、今バリッって音しましたよね」

キョン「ああ、した」

古泉「・・・あの、もしかして僕のジャージ、尻のあたりで破れてません?」

キョン「皮むいた巨峰みたいになってる」

古泉「なんと」

古泉「これは困りましたね。パンツを履いていないせいで、これでは僕もダイナミックにバビロンが露呈しまいます」

キョン「バビロンとか言うな。・・・思ったんだけど、清掃具入れの中にあるモップの柄とかで突けばいいんじゃないのか?」

古泉「3分早く気づくべきでしたね」

キョン「まったくだ」

キョン「・・・というわけで、モップを手にしたのは良いが」

古泉「これだけじゃ届きませんね」

キョン「仕方ない、今度は俺が机に乗る。古泉、お前は向こうむいてろ」

古泉「(向こうで剥いてろ?)・・・わ、わかりました」

ハルヒ(んー、やっぱり何も見つからないわね)

ハルヒ(あれ、部室の方から声が・・・この声はキョンと・・・古泉君!?)

キョン「くっ・・・もう少しなんだが・・・」

古泉「くっ・・・こっちももう少し・・・なんですが」

古泉(・・・やはり一度にすべて剥くのは無理ですね。ここはラマーズ法を用いながら少しずつ・・・)

古泉「ヒッヒ」

ハルヒ「キョン!古泉君もいるの!?」バーン!

キョン「あっ」

古泉「あっ」

ハルヒ「あっ」

ハルヒ(何・・・何なのこれ?キョンが褌姿で天井を突いてる隣で、古泉君が脱皮しようとしてる・・・)

ハルヒ(やっぱり夢だったのね・・・これ)

古泉「あ、あの涼宮さ・・・」

ハルヒ「カオスだわ・・・」

古泉「涼宮さん!誤解しないでくださいね?」

ハルヒ「大丈夫よ!誤解どころか理解すらできそうにないわ!!」

古泉「ですよね」

キョン「・・・よっしゃ、とれたぞ!!」

キョン「ディスクを入れて起動・・・よし、映った!!」

長門『みえてる?』

キョン「ああ、みえてるぞ。今回は映像つきで実に見やすい」

長門『そう・・・ところで、なぜ褌?』

キョン「聞くな・・・って、そんなこと話してる場合じゃないだろ?」

長門『心配ない、ここまでは想定の範囲内』

キョン「俺が褌なのもか」

長門『バグは夜更け過ぎに仕様に変わるだろう』

キョン「・・・これだけは想定外だった、ってことか」

ハルヒ「ねえ古泉君!なんでキョンはあんな格好なの!?」

古泉「んっふ、彼の優しさゆえに・・・といったところでしょうか」

キョン(後ろうるせぇ・・・)

キョン「だが、古泉の話だとそっちの世界もヤバいんだろ?あまりゆっくりしてる時間はないんじゃないか?」

長門『確かに、前回の閉鎖空間と規模は同様。しかし、今回は収束の手段が確立されている』

キョン「本当か!!・・・で、その手段ってのは?」

長門『あなたに古泉一樹をレイプしてもらう』

キョン「」

ハルヒ「あっ古泉君!おしりのところ破けてるわよ!!」

古泉「これはお恥ずかしい」

キョン「やっぱ詰んだな」

長門『聞いて』

キョン「おれ最初に言ったよなぁ!?男相手に貞操失いたくないって!!長門、お前裏切ったな!?」

長門『落ち着いて。レイプといっても、本当にドッキングするわけではない』

キョン「(ドッキングて・・・)どういうことだ?」

長門『そのdvdをとるときに、貴方は何か道具を使ったはず』

キョン「何かって・・・ああ、このモップのことか?」

長門『そう。そのモップの柄を古泉一樹のカオスゲートにブチ込んでもらいたい』

キョン「なにそれ!ていうかそれでも全然ハードル高いんだけど!!」

古泉「んっふ、そんなことはありませんよ」

キョン「うっわ!古泉!!」

古泉「こんなこともあろうかと・・・あの日から少しずつ練習をしてきましたから///」

キョン「黙ってろ」

キョン「で・・・なんでそれが解決策になるんだ?」

長門『皮肉なことに・・・例の鍵穴の隠喩が本当になってしまった』

キョン「そこに至るまでの経緯は?」

長門『今日、私が涼宮ハルヒにあのdvdをみせたのは、醜い真実の映像を見せ付けることにより彼女から同性愛に対する興味を失わせることが目的だった』

キョン「見事に裏目ってるようだがな」

長門『・・・その点については反省している。軽率だった』

キョン「まあ、今そのことについて責めるつもりは・・・ないといいたいところだが、少しある」

長門『無事に帰ってこれたら、好きなだけ私を責めてもらって構わない。だから今は話を聞いて」

キョン「(ナオミか・・・)分かった、続けてくれ」

長門『dvdをみた結果、気分を害した涼宮ハルヒは、あのdvdの内容を否定すると同時に自分の願望を実現させたいと強く願った』

長門『誰にも邪魔されない場所で、貴方と古泉一樹の性行為が見たい、と』

キョン「涙でモニタが見えない」

長門『・・・あなたにとっては残念なことに、すでに全てのフラグは立っている』

古泉「んっふんっふんっふ!!」ビキビキ

ハルヒ「わー古泉くんすごーい!!」ドキドキ

キョン「・・・うわぁ、本当だぁ」ドンビキ

長門『あなたがモップを手にしたのも、古泉一樹のジャージが破けたのも、全ては貴方が古泉一樹をレイプするための布石に過ぎない』

キョン「悪夢だ・・・」

長門『ご9め・・・んなsss・・・!』

キョン「!?長門、大丈夫か」

長門『・・・!dっが・・・ぎれ、る・・・!・・・いで!』

キョン「長門!どうした、おい長門!!」

キョン「・・・映像が、切れた」

キョン「ん、これは?あの時と同じ画面だ・・」

yuki.n>みえてる?

ああ

yuki.n>涼宮ハルヒの力による干渉で、そっちの時空間との連絡が途切れた

なんてこった・・・

yuki.n>状況が変わった。急いでさっきの指示を実行して

やらなきゃだめか?ちくしょう・・・

yuki.n>情報統合思念体もそれを望んでいる。ある意味ではこれも自律進化の可能性--

キョン(bボタン!bボタン!bボタン!bボタン!)

・・・時間はなかった。

俺は、一人身悶える古泉に向けて、モップを構えた。

その姿はまるでかの英雄、呂布の如し。

深く腰を落としての正拳突き。そしてそれは、ヤツの尻穴を的確に捉え、そして全てが終わる。

そのハズだった。

ああ、そのハズだったさ。

「ちょっと待ったぁ!!」

声を上げたのは、誰であろう我らが団長涼宮ハルヒだった。

ハルヒ「アンタ、まさか古泉君の聖門にそんなもん突っ込むつもりじゃないでしょうね!?」

キョン「そんなもんって、お前・・・」

ハルヒ「だめよ!!古泉君はアンタを信じて純潔を捧げてるのよ!!アンタも誠意をみせるのがスジってもんでしょーが!!」

キョン「なん・・・だと」

ハルヒ「だいたいアンタ、何のために褌を穿いてるのよ!?すぐにでもまろび出すためじゃないの!?」

キョン「ハルヒ・・・お前、何言って・・・」

古泉「いいんです涼宮さん。僕にとっては、彼から何を挿入されたとしても、それは全てご褒美なのですから」

ハルヒ「だめよ古泉君!?古泉君だって本当は欲しいんでしょ!?キョンのアルトバイエルン!!」

古泉「それはそうですが・・・んっふ、アルトバイエルンというよりはポークビッツといったところでしょうか」

キョン「滅びてしまえ!こんな世界!!」

俺は、部室の扉を手をかけた。

--開かない。

どんなに力を込めようが、扉はびくともしなかった。

もうすでに時間はない。窓の外にはすでに闇が迫ってきている。

おそらく、あの闇に飲み込まれた瞬間、世界の書き換えが完了するのだ。

全ては、終わった。

俺は、がっくりと肩を落とした。

そして眼前には・・・重力物体199が接近してきていた。

ハルヒ「--秒速3センチなんだって」

キョン「えっ・・・なに?」

ハルヒ「キョンのマスキュラに古泉君のアスタリスクが接近するスピード。秒速3センチメートル」

キョン「ふーん・・・。ハルヒ、そういうとこよく見てるよな」

ハルヒ「ふーん。ねぇ、なんだかまるで『淫乱テディベア』みたいじゃない?」

キョン「えっ?」

ハルヒ「えっ?」

―淫乱テディベア。

その言葉をハルヒが口にした瞬間、俺の尻の周りからまばゆい光が漏れ始めた。

キョン「なんだ・・・これ・・・!?」

その光はますます強くなり、すでに目の前に迫る古泉の臀部すら見えないほどだった。

古泉「・・・よろしくお願いしまーーーす!!」

キョン「うわぁぁぁあああぁぁあ!!」

その瞬間のことは、今も思い出せない。

目を開けると、古泉の肛門にはさっきまで俺が手にしていたモップの柄が深々と突き刺さっていた。

キョン「・・・んん?」

ビュル・・・ビュルドクッ・・・

ハルヒ「出た・・・」

古泉「精液出たーーーー!!」

いきなり響いた俺の叫び声に、妹が驚いてやってきた。

妹「キョン君どうしたの!?」

キョン「!?っは!・・・はぁ、はぁ、帰って・・・きたのか・・・!」

妹「?・・・変なキョン君」

その日、俺は学校を休んだ。

長門の話によると、ハルヒの力で閉鎖空間との通信が途切れる直前に、一瞬だけ長門の情報操作が使える状態になったらしい。

その隙に長門はあのモップを古泉の尻に叩き込み、俺は事なき(?)を得たのだという。

何故、長門の力が使えるようになったのかは分からない。

ただひとつ俺が言える事は、もうアイツの顔をみただけでedになってしまうであろうということだけだ。

正直、明日も学校にいく気分にはなれない・・・

暗い気持ちでベッドに横たわったそのとき、枕元の携帯が鳴り響いた。

キョン「おーうもしもし・・・なんだ谷口か」






おわり

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