QB「魔法少女まどか☆マギカRPG!」 (39)
—????—
杏子「どういうことだ、おい…」
さやか「魔女結界に入って使い魔と戦ってたら…」
マミ「突然訳の分からない場所に飛ばされた…」
まどか「い…一体どうなってるの!?」
ほむら「ワルプルギスを乗り越えたと思ったら…次は異世界…?」ハァ…
QB「このSSでは異世界に飛ばされてしまった5人の魔法少女が元の世界に戻るためにRPG的な感じで冒険するよ!」
QB「物語は安価で進行していく予定だ」
QB「ただし>>1は安価初めてだから安価をさばくのが下手糞かもしれない、更新も不定期かも、という体たらくだけど許してやってほしいんだ」
QB「それでは安価でどうにか彼女たちを助けてあげて!」
QB「まどマギRPG、始まるよ!!」
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杏子『おい、キュゥべぇ!聞こえてんのか!?』
QB『あぁ、すまない。ちょっとね』
さやか『さっきっから呼んでるってのに!』
ほむら『緊急事態に陥っている私たちを無視するとはいい度胸ね』
QB『安価の力を借りようと思ってね』
まどか『あんか?』
マミ『…それは一体何なの?』
QB『世界の条理を覆すことができうる力さ』
杏子『はぁ?なんだそりゃ』
QB『とにかく、君たちがそこから抜け出す手助けになるはずさ。幸い、そっちへはこのテレパシーのような外部からの干渉が有効だから、安価の力も使えるはず』
ほむら『まぁ、頼れるものなら使うに越したことは無いわ』
さやか「ねぇ、そういえばどうしてここに飛ばされたんだっけ?突然すぎてよくわかんなかった」ウーム
マミ「えぇと、確か…」ホワンホワン
〜遡ること数分前〜
まどか「あ、ここだね!」
さやか「久々の4人での魔女退治!負ける気がしませんなっ!」
マミ「美樹さん、余り浮かれないようにね。ピクニックじゃないんだから」
ほむら「そうよ。今さら油断しないで、なんて言わせないで」
さやか「わ、わかってるって!」
杏子「あれ、また怒られてやんの」プクク
さやか「う、うるさい!…って」
まどか「あっ、杏子ちゃん!」
杏子「よう、たまたま近くに来てたんだ。手伝ってやるよ」
マミ「佐倉さんもいてくれるなんて心強いわね!」
さやか「すげ…魔法少女5人勢揃いしちゃったよ」
ほむら「さ、お喋りもここまでにしてそろそろ片付けましょう」
まどさやマミ杏「「「「おう!(ええ!)」」」」
—魔女結界—
QB『やっと追い付いたよ』
まどか「あ、QB!」
QB『5人揃うのも久しぶりだね』
マミ「そうね。いつもは2〜3人で戦うのがほとんどだからね」
ほむら「数の有利を生かしてなるべく魔力を節約して魔女を倒しましょう」
さやか「そうだね!さて…魔女はどこかなっと……あ!あそこ!」
使い魔「…」
杏子「使い魔か、よし!さやか、援護よろしく!」ダッ
さやか「任せなさーい!」ダッ
杏さや「「はぁ!」」ズババン!
使い魔「」ドサ
杏さや「「ナイスコンビネーション!」」パン!
まどか「相変わらず息ぴったりですごいなぁ!」
ほむら「えぇ、そうね……っ!さやか、杏子!まだいるわ!」
さやか「わかってる!」バッ
杏子「おっと、後ろからきただけじゃあたしたちはとれないぜ!」ザッ
使い魔「…」ニヤァ
マミ(…?あの使い魔…様子がおかしい?)
さやか「これで…」ブン
杏子「終わりだよ!」ヒュン
使い魔「…」ス…カッ!
さやか「す、水晶!?なにこの光!?」
杏子「目眩ましか?だったら効かねぇ…」
使い魔「…」ズオォォ
さやか「わ、わわ!」ギュウゥゥン
杏子「なっ…吸い込まれ…!」ギュウゥゥン
使い魔「…」クル
まどか「さやかちゃん!杏子ちゃん!」
使い魔「…」カッ!
マミ「さっきと同じ光……っ!」ギュオォォ
ほむら「まずい…!」ギュオォォ
まどか「そんな…きゃあ!」ギュオォォ
QB『まどか!ほむら!マミ!』
QB(まさか全員やられるなんて……いや、まだ5人の魔力は感じる!まさかあの水晶の中に?)
使い魔「…」コト フッ…
QB(水晶を置いて消えた?……あの水晶に一か八かテレパシーを送ってみよう)
QB『5人とも!無事かい!?』
さやか『QB!?』
まどか『私たちは無事だよ!』
杏子『あたしたち、どうなっちまったんだ!?』
QB(良かった、ひとまず無事なようだね。あの5人を同時に失うのは大きな損失だ。どうにか救出出来ないか…)
QB(そうだ!『安価』という最近母星が発見した新しい力を使ってみよう。事は好転するはずだ!)
〜現在〜
さやか「ここはあの水晶の世界って訳?」
ほむら「どうやらそのようね」
杏子「どうすりゃ帰れるんだ?くそ…」
???「いえ、帰ることはできます」
まどか「え?だ、誰?」
マミ「どこから声が…?」
パアァァ
杏子「…?辺りが明るくなってきた…」
ほむら「あれは…女神像?」
???「そう、私はあなたたちの前にある女神像です」
さやか「うぉ!?像が喋った!?…てかでかっ!」
まどか「あの…あなたは?」
???「あぁ申し遅れました。私はこの世界の神。名は…>>21です」
は↓
???「私の名は…スライス秋山です」
さやか「ぶふっwwちょww」
杏子「なんだそりゃww芸名かよww」
秋山「…」
まどか「ふ、二人とも失礼だよ!」アセアセ
マミ「あー、えぇと…秋山さん?私たちが帰れるっていうのは、どういうことなんですか?」
秋山「それは少し説明が長くなります。まず、私はあなたたちと同じ魔法少女でした」
ほむら「元魔法少女?…まさかあなた—」
秋山「その疑念が湧くということはあなたたちは魔法少女の真実を知っているようですね」
ほむら「じゃあやっぱり…」
秋山「いいえ、私は魔女ではありません。それに魔法少女でも、人間でもないでしょう」
杏子「はぁ?訳わかんねぇよ」
秋山「…私が魔法少女だった頃、私には同じ魔法少女のパートナーがいました。」
秋山「彼女は信頼し合える仲間で、かけがえのない親友でした」
秋山「戦いは辛かった…でもお互い支えあって乗り越えていました。…そんなある時、私たちは魔法少女の真実を目の当たりにしました」
ほむら「…」
秋山「…親友はその事実に絶望し、魔女へと変貌しました」
まどか「そんな…」
秋山「私も絶望に負けそうでしたが、親友に魔女として人を傷つけさせたくない、と私の全ての魔力を使って私ごと彼女をこの水晶に封印しました」
さやか「全ての魔力を…?じゃあやっぱり…」
秋山「私も魔女になる覚悟でしたが、気がつけば水晶の中には異世界ができていて、私はこの世界を救う女神、彼女はこの世界を壊そうとする魔女、となっていました」
秋山「彼女はこの世界を壊して外に出ようとしました。私は彼女を完全に封じ込めるために戦いました」
秋山「しかし、私は彼女を弱らせることしかできませんでした。それどころか、私の力も弱ってしまいました」
秋山「ですから、今の私にはあなたたちを外へ出してあげられるだけの力はありません」
まどか「え?それじゃあ…」
さやか「やっぱり私たちはこのままってこと!?」
杏子「おい!言ってることがおかしいじゃねーか!」
マミ「さっきは帰る方法はあるって…」
ほむら「…まさか、帰る方法って私たちにあなたの力を取り戻させるってこと?」
秋山「察しがいいですね。そう、あなたたちには私の力を取り戻すための手伝いをして欲しいのです」
杏子「って…そのためにあたしたちを引き込んだのかよ!」
秋山「いえ、見境なくここに人を吸い込んでいるのは魔女です」
ほむら「…一体何のために?」
秋山「わかりません。…それより、先ほどの私の頼みを聞いてもらえますか?」
さやか「そんなの決まってるじゃんか…」
ほむら「帰る方法はそれしか無さそうね…それで、私たちは何をすればいいのかしら?」
秋山「ありがとうございます。…魔女の足掻きによって私の力は5つのクリスタルとなってこの世界に散らばりました。」
さやか「クリスタルって…なにそのファンタジー」
秋山「あなたたちにはクリスタルを全て集め、そして魔女を倒して欲しいのです」
杏子「魔女はクリスタルが戻った後にあんたが倒せばいいじゃんかよ」
秋山「…そういう訳にはいかないんです」
さやか「え、なんでよ?」
秋山「クリスタルのうち一つは魔女が既に持っているからです」
ほむら「ずいぶん都合が悪いわね…」ハァ
秋山「魔女は各地に散らばった私の力を利用してこの世界を壊すつもりです。そうなればこの世界もろとも私もあなたたちも消えます」
マミ「その前に私たちがクリスタルを集めきらないといけないのね…」
まどか「そういえば…今までにも他の魔法少女が来たことはあるんですか?」
秋山「あります。あなたたち同様に旅を頼みました…が、旅半ばで皆亡くなりました」
杏子「おいおい…」
秋山「…ですが、今までと違いあなたたちは5人。5人の力を合わせればあるいは…」
まどか「うん、この5人だったら今までみたいに…!」
さやか「そうだね!他にどうしようもないし、やるしかないか!」
マミ「えぇ、早速旅にでましょう!」
ほむら「さ、クリスタルの場所を教えてちょうだい」
秋山「いえ、待ってください」
杏子「なんだよ、急ぎたいんだけど」
秋山「実は…この世界では魔法少女の力は使えません」
まどほむさや杏マミ「「「「「えぇーー!!??」」」」」
杏子「ちょ、それで魔女と戦えってのか!?」
マミ「そういえば、ソウルジェムはあるのに変身できない…?」
さやか「魔法少女になれないまま、どうすればいいのさ!?」
秋山「えぇ、そのままでは死にます。この世界には使い魔のような魔物もたくさんいますし」
ほむら「だったらどうすれば…!」
秋山「代わりに魔女や魔物と戦うため、あなたたちには魔法少女とは別の戦う力を授けます」
まどか「戦う…力?」
秋山「ジョブ、という力です」
さやか「ジョブって…まさかRPGにある、あれ!?」
秋山「はい、大差ないですね」
杏子「あたしたちはRPGの勇者御一行、ってことかよ…」
秋山「えぇ、この世界ではそのような扱いになります」
ほむら「扱い…まさか、この世界にも人がいたりするの?」
秋山「えぇ、この異世界はあなたたちのしるRPGの世界に近いですね」
杏子「なんで魔女を封じ込めるための空間がそんなファンタジーな世界になってるんだよ…」
秋山「…多分、魔法少女や普通の女の子だった時の私たちが大のRPG好きだった…からかもしれません」
ほむら「そんな理由で…」
秋山「よく2人で、RPGの世界に行ってみたい、と話していましたし…まさかこんな形で実現してしまうとは思っていませんでしたが…」
まどか「もしかして、ジョブっていうのは…」
秋山「はい、ただの私の好みです」
ほむら「…それって大丈夫なの?」
秋山「あぁいえ、好みと言っても力の形や与え方ということなんで…力自体はしっかりしたものですよ」
マミ「私もRPGはたまにやるし、好きだけどまさかこうなるとはね…」
まどか「マミさんもやるんですか?ちょっと意外かも…」
マミ「あら、やっぱり変?」
まどか「い、いえ!そんなことないですよ!私もRPG好きですし」
さやか「ま、こんなことそうそう無いし、くよくよしても仕方ないからどうせならリアルRPGって感じで楽しもうよ!」
杏子「相変わらず前向きだな…ま、その方がいいかもな」
ほむら「それじゃ早速、ジョブの力ってものをくれないかしら」
秋山「わかりました。では今からあなたたちに合ったジョブを1人3つ提示するので、選んで下さい」
さやか「3つ!?少なっ!」
秋山「すみません…色々な都合で…」
杏子「都合ってなんだよ」
秋山「では、これがあなたたちの適性ジョブです」
☆鹿目まどか
・白魔道士
・黒魔道士
・召喚士
☆暁美ほむら
・ガンナー
・時空魔道士
・シーフ
☆美樹さやか
・戦士
・白魔導士
・踊り子
☆佐倉杏子
・戦士
・シーフ
・モンク
☆巴マミ
・ガンナー
・黒魔道士
・ジャマー
・白魔道士…味方の傷や状態異常を癒す白魔法を操ります。魔力や魔法防御に長けますが、物理攻撃には弱くなります。
・黒魔道士…相手を様々な自然現象で攻撃する黒魔法を操ります。白魔道士同様の長所、短所があります。
・召喚士…各地に眠る強力な召喚獣の力を借ります。しかし本人の能力は貧弱になります。
・ガンナー
銃による攻撃を得意とします。相手に近づかない分有利ですが接近戦には弱くなります。
・時空魔道士…時間を操り、空間を変化させる時空魔法を操ります。白魔道士同様の長所、短所があります。
・シーフ…盗みや隠密行動を得意とします。打たれ弱く、力もあまりありませんが、スピードと手数でカバーできます。
・戦士…剣や槍を使い、前面に出て真っ向から相手と戦える力を持ちます。ただし、魔法には弱くなります。
・踊り子…不思議な踊りの力で味方をサポートします。物理、魔法共に貧弱ですがシーフ同様身のこなしが軽く回避に長けています。
モンク…戦士同様、前面に出て相手と戦う力を持ちますが、武器を使いません。戦士と比べ武器が無い分の差はありますが、スピードは優れています。
・ジャマー…呪術で相手の能力を下げたり状態異常をかけるなど、相手の妨害に長けています。白魔道士同様の長所、短所を持ちます。
杏子「ぷっwwさやかが踊り子ってww」
さやか「まだ決まってないっての!てかあんた失礼だね!わたしだってダンスくらいできるわ!」
杏子「お?じゃあ勝負するか?ゲーセンで」
さやか「望む所よ!」
ほむら「その前に元の世界に戻んなきゃダメでしょ…」
まどか「私は完全に魔法タイプなのかぁ」
マミ「でも、鹿目さんはそんなイメージあるわね。私は…ガンナーは分かるけど、なんで黒魔道士とジャマーなのかしら?」
ほむら「巴さんは魔法の扱いが上手いし、リボンで相手を拘束したりするからじゃないかしら」
マミ「あぁ、なるほど…そういえば暁美さんも時空魔道士がぴったりじゃない」
ほむら「えぇ、シーフやガンナーもね。さやかや杏子も結構合ってるわね」
まどか「うーん…迷うなぁ。どれも便利そうだし…」
さやか「あ、そうだ!キュゥべぇに相談しようよ」
杏子「あー、あいつムカつくけどあたしたちを客観的に見て良い判断ができるかもな」
まどか「じゃあ呼んでみよっか!」
まどか『キュゥべぇ、キュゥべぇ!』
QB『なんだい、まどか』
まどか『えっと、今ね…』カクカクシカジカ
QB『成る程、僕に君たちに一番的したジョブを選んで欲しいって訳だね』
マミ『どうかしら、キュゥべぇ?』
QB『うーん…どのジョブも君たちにぴったりだけど…』
ほむら『だからあなたに決めてもらおうと思ったのだけれど。使えないわね』
QB『相変わらず辛辣だね、ほむら。そうだ、こんな時にこそ安価はぴったりだ』
さやか『安価って…あんたたちが発見したっていう力?』
QB『そうだよ。何かを選択する時、にこそ安価はぴったりさ』
杏子『まぁどれになっても文句は無いし、早速安価ってやつであたしたちのジョブを決めてくれよ』
QB『あぁ、少し待っててくれ』
QB『以下から次の>>1の投下まで安価を取るよ!5人のジョブを決定して欲しいんだ』
※例
まどか…召喚士
さやか…戦士
ほむら…時空魔道士
杏子…シーフ
マミ…黒魔道士
QB『といった感じで必ず5人全員のジョブを指定して欲しい。あぁ、5人の中でジョブがかぶっても構わないよ』
QB『同一IDの連投や5人を指定しない場合は無効だから気をつけてね』
QB『以上の注意を踏まえて安価スタート!』
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