美穂子「ボタンが可哀想・・・」 (20)

久「今日はゲーセンに行くわよ!!」

咲「え、ゲームセンターですか?」

和「全国まであまり時間がないのに遊んでいる暇があるんですか?」

まこ「まぁ待ちんしゃい、部長が何も考えずに言っているとは思えん、何か考えがあるんじゃろ?」

久「えぇ、MJ5っていうアーケードの麻雀ゲームがあるのよ、いつものネトマとは違ったいい経験になると思うわ」

優希「アーケードの麻雀か、面白そうだじぇ」

久「早速行くわよ!!」

書きためしてないんで亀です

優希「おぉ、ゲーセンは久しぶりだじぇ」

久「MJ5は二階ね、行くわよ」

咲「うーん、ネトマは苦手だなぁ」

和「咲さんなら大丈夫ですよ」

久「えーと多分こっちに・・・・・」

まこ「これじゃろうか?」

久「あ、そうね、でも・・・」

優希「四台しかないじぇ」

京太郎「あ、じゃあ俺は遠慮しますよ」

久「あら、須賀くん、いたの」

京太郎「居ましたよ、最初から」

まこ「しかしあと一人はどうするか・・・」

咲「あ、じゃあ私も遠慮します」

和「えっ!?」

久「いいの?咲」

咲「あんまりこういうの得意じゃないですしやり方もよく分からないので」

久「それじゃ須賀くん、咲が迷わないように一緒についててあげて」

京太郎「了解っす」

和(なん・・・だとっ!?)

和(咲さんと二人きり・・・ここはっ)

和「な、なら私が・・・」 

久「じゃあ和の変わりに咲に入ってもらうわ」ニヤリ

和(くっ、この人は)

優希「のどちゃんどーしたんだじぇ?」

和「い、いえ、なんでもないですよ」

久「それじゃあ須賀くんと咲は適当に回ってきたらいいわよ」

久(デートみたいじゃない、頑張りなさい)ボソッ

咲(デデデデートだなんて)アセアセ

京太郎「ん?咲どうしたんだ?」

咲「う、ううん、なんでもないよ京ちゃん、それより早く行こっ」

京太郎「お、おう、引っ張るなって」

和(私の咲さんが行ってしまう・・・)

優希「なんかのどちゃんのオーラが暗いじぇ」

咲(うぅ、さっき部長にあんなこと言われてから京ちゃんの顔マトモに見れないよ・・・)

咲(でもせっかく部長が二人っきりにしてくれたんだからしっかりアピールしないと・・・)

咲「ねぇ京「なぁ、咲」

咲「ひゃっ、な何かな?」

京太郎「どっかやってみたいゲームとかあるか?」

咲「え、いや、特には・・・」

京太郎「んじゃちょっと俺の行きたいとこ言ってもいいか?」

咲「うん、いいよ」

咲(京ちゃんってどんなゲーム好きなんだろ)

咲(って何か持ってる・・・?)

咲(・・・あれは・・・・・・軍手?)

ヒメヒメヒメヒメ

咲(アレ?なんか聞こえてきた)

京太郎「お、今日もやってるな」

咲「京ちゃんがやりたいのってこれ?」

京太郎「おう、maimaiって言ってな、中心から飛んでくるターゲットをタップしてく音ゲーなんだ」

咲「へぇ」

咲(可愛い女の子のムービーかぁ、京ちゃんこういうの好きなのかな?)

ラーブヒメ

京太郎「お、これSSのったな」

咲(あれ?なんかこれやってる女の子みたことあるような・・・)


テッテッテ テッテッテ テレッテテッテッテッ オールパーフェクト

京太郎「なにぃ!?」

?「やったね」

京太郎「瑞原プロスゴいじゃないですか!!」

咲(え?瑞原プロ?)

はやり「あれ?京太郎くんじゃないですか、そろそろ瑞原プロじゃなくってはやりって呼んで下さいよー」

京太郎「無理っす」

咲(え?なんでこんなに親しげなの?え?え?)

はやり「もー、つれないなー・・・あれ?そっちの子は・・・」

京太郎「宮永咲、うちの大将ですよ」

はやり「あー、この子が例の、全国頑張ってね!!」

咲「ひゃひゃい」

咲(訳わかんないよぉ)

はやり「もしかして二人は付き合ってたりするのかな?今日はデート?」

咲「そそそそんなデートだなんて・・・」

京太郎「違いますよ、他の部員も来てますけどみんなMJ5です」

咲「」

はやり「あー、ここ四台しかないもんねー」

咲(京ちゃんのバカ)

はやり「咲ちゃんだっけ、咲ちゃんはmaimaiやるの?」

咲「え!?いや、私は初めてで・・・」

はやり「それじゃあはやりと一緒にやらない?色々教えて上げるよ」

咲「え、でも悪いんじゃ・・・」

京太郎「むこうから誘ってるんだから大丈夫だ」

はやり「京太郎くんはどうするの?」

京太郎「俺は後ろで見て咲のフォローしますよ」

はやり「それじゃあ始めよっか」

はやり「はい、手袋」

咲「手袋ですか?」

はやり「うん、このゲームタッチパネルでプレイできるし、スライドとかは強くやると摩擦で指火傷しちゃうんだよね」

咲「??」

はやり「まぁやればわかるよ、それで咲ちゃんはAime って持ってる?」

咲「えっとあいみーって何ですか?」

京太郎「これだ、ほれお前の分」 

咲「え、ありがとう」

はやり「さっすが有能だね、はやりと一緒に牌のおにーさんやらない?」

京太郎「無理っす」

咲「えと、どうすれば・・・」 

はやり「おっとそうだった、まずはこのAimeをここに当ててみて」 

咲「はい」

ウェルカムトゥーマイマイグリーンプラス

咲「ひゃっ」

はやり「いきなりで驚いちゃうよね、それで新規登録をYes」

咲「はい・・・あれ?」

京太郎「あー、メニュー画面はタッチパネルの操作じゃないんだ、そのボタンな」

咲「あ、これボタンなんだ」

はやり「名前を入力してねー」

咲「えっとどうやれば・・・」

京太郎「んじゃ俺がやるよ、何て名前にする?」

咲「うーん、じゃあ【Saki】で」

京太郎「まんまだな、はいよ」

咲「ありがと・・・ってなんで【MAOU】なの!?」

京太郎「いや、お前ならこっちかなーっと」

咲「戻してー!!」ポカポカ

京太郎「いてっ、分かったよ」

はやり「大丈夫かな?」

咲「は、はい」

はやり「それじゃあチュートリアルねー」

はやり「これがタップね、リズムに合わせてこの赤い丸の真ん中がラインと重なったタイミングで押すの、ボタンでもタッチでもいいけど初めてならタッチパネルかなー」

咲「・・・は、はい」

京太郎「頑張れー」

はやり「次がホールド、押すまではさっきのタップと同じだけど、この延びてるやつの終わりがくるまで押し続けるの」

咲「こう、かな?」

京太郎「おーそうそう、上手いぞ!」

はやり「この黄色いのがイーチね、タップの同時押しよ」

咲「えいっ、あっ・・・」

京太郎「視野を広くな」

はやり「そしてスライドだよー、飛んでくる星をタップするとレールが出るからそこを星にそってなぞるんだよー」

咲「あれっ?あれっ??」

京太郎「ちゃんと星の動きをみるのとどこで終わりか確認しろよー」

はやり「よーし、チュートリアルはおしまい、さっそく曲やろっかー」

咲「は、はい」

はやり「それじゃあ好きな曲選んでいいよー」

咲「えっと、じゃあ・・・これ、でどうですか?」

京太郎「へぇ、キズナの物語か」

咲「うん、最近チェインクロニクル始めたから・・・」

はやり「よーし、やろっか」


咲「うぅ、難しい」

はやり「やっぱり初心者に赤は早かったかなー?」

京太郎「いや、こいつ初めてのクセに94%ですよ」

はやり「わー、すごーい、咲ちゃん才能あるんじゃない?」

咲「いやそんな・・でもリングが遅くてちょっとやりにくいですね」

はやり「あー、そういえばまだ2のまんまだったね」

咲「2?」

京太郎「リングの飛んでくるスピードを早くできるんだよ、そうするとさっきみたいにゴチャゴチャしなくていいんだよ」

咲「へぇ、そうなんだ」

京太郎「とりあえず4かな」

はやり「よーし、じゃあ次いこー」



はやり「お疲れ様ー」

咲「うぇぇ、もう無理、腕動かないよ・・・」

京太郎「瑞原プロ、いくら最後だからってまだ咲にGarakuta Doll Playは無理に決まってるじゃないですか」

はやり「いやー、でもクリアはしてるからすごいよー」

京太郎「ですよね、もう何回かやらせたらS取るんじゃないか?」

咲「む、無理だよー」

久「あら、ここにいたの」

京太郎「あ、部長じゃないですか、もう終わったんですか?」


久「えぇ、電話しても出ないから探してたのよ」

京太郎「あ、ホントだ、夢中で気づかなかった、スミマセン」

久「ま、いいわ取り敢えずみんな呼ぶから」

はやり「それじゃあ私はそろそろバイバイかなー」

久「あら?瑞原プロじゃないですか」

はやり「せいかーい、はやりはこれから全国の実況の打ち合わせがあるから行かなきゃいけないの」

咲「あ、ありがと御座いました」

はやり「全国も楽しみにしてるよー、ばいばーい」

京太郎「お疲れ様です」

久「とんだ大物がいたのね」

京太郎「あの人割と来てますよ」

久「そうなの?」

京太郎「えぇ、俺が来たときの遭遇率は80%以上です」

久「それでこれをやってたの」

京太郎「えぇ、部長もやりますか?」

久「そうね、瑞原プロがハマってるゲーム、面白そうじゃない」

和「咲さん!?私の咲さんは!!」

優希「のどちゃんがおかしいんだじぇ!!」

まこ「おお、部長たちじゃ」

久「丁度みんなも来たしね」


このあと滅茶苦茶maimaiした

駄目だわ、ホントは久がボタンバンバンやってるの見てキャプテンにスレタイ言わせたかったけど疲れたわ、気が向いたらかく
あとおまけひとつ落としてく

京太郎「お、マキブだ」

タコス「やってくじぇ」

ハギヨシ「おや、京太郎くんと片岡さんではないですか」

京太郎「あ、ハギヨシさん」

ハギヨシ「あなたたちもマキブですか?」

タコス「そうだじぇ」

ドム「私もいる」

タコス「あ、風越のドムだじぇ」

ハギヨシ「面子も揃いましたしやりましょうか」

チームA
スターゲイザー
AGE1

チームB
スローネドライ
リボーンズ

タコス「兄ィ兄ィズを殺した奴の仲間め!!」

ドム「まさか僕が君と組むことになるとはね」


ハギヨシ「戦いの匂いがする…」

京太郎「あれ?なんかみんなおかしくなってる?」

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