七夜「あれから150年」 (6)
これは3次創作のssです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1398930209
七夜「やっと元の身体に戻った」
「お兄さんってそんな姿してたんですね」
七夜「ああ、パンダじゃなく俺は人間だからね。来夢」
来夢「お兄さんの姿を霊夢さんも見たかったと思いますけど」
七夜「姉さんは見えなくても構わないと言っていたさ」
来夢「そんなもんなんですかね」
七夜「そんなものさ」
来夢「で、150年の歳月を経て元の身体に戻ったお兄さんは何をするのですか?」
七夜「…暫く、この幻想から離れるつもりでいる」
来夢「あらあら、家出ですか?」
七夜「なに、大丈夫さ。今回はちゃんと自分で出て、自分で帰ってくる」
来夢「私を一人残して行くなんて、酷い人ですね」
七夜「もう30も過ぎてるのに、一人は寂しいって言うのもどうかと思うけど」
来夢「…怒りますよ?」
七夜「そう怒らないでくれ。じゃあ、紫さんは...もう知ってると思うし、行ってくるよ」
来夢「気をつけてくださいね」
七夜「ああ、元気でな。来夢」
ーーーーーーーーーーーーーー
紫「行っちゃったみたいね」
藍「いいのですか?紫様」
紫「あの子が行きたいっていうのなら、引き止めるなんて無粋な真似は出来ないわよ」
藍「ですが….」
紫「それに、あの子言ったでしょ?」
藍「……」
紫「自分で帰ってくるって。息子を信じなくちゃ母親が務まらないわよ」
藍「…そうですね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
七夜「到着っと」
七夜「さて、ここはどんな世界なのか」
七夜「MUGENのように賑やかな世界だったらいいな」
七夜「取り敢えずは…」
「ちょっと、なんでこんな所に人がいるのよ」
七夜「ん?」
「まったく、突然現れたかと思えば、ただの人間だなんて」
七夜「どうしたんだ?いったい」
「こっちが聞きたいわよ。で、貴方は誰?ここいらでは見ない顔だけど」
七夜「俺は七夜、この街にも今来たところだ」
「そう、こんな遅い時間にくるなんて可笑しいやつね」
七夜「で、そういうあんたは何者だ?あと、後ろにいるあんた」
「!!?」
「…まさか気付いているとはな」
「あなた何者よ!?」
七夜「気づくも何も、普通にいるだろ」
「まさか、こいつも魔術師?でも魔力は感じれないし」ボソボソ
七夜「で、あんたの名前はなんだ?」
「…遠坂凛よ」
七夜「そうか、よろしくな。凛」
凛「...いきなり呼び捨てなんて、馴れ馴れしいやつね」
七夜「で、そこのあんたは?」
「アーチャーと呼べ」
七夜「よろしくな。アーチャー」
紅茶「(凛、こいつは何か匂う。色々と調べた方がいいと思うが?)」
凛「(調べるったって、どうやって?)」
紅茶「(幸いにもこいつからは敵意を感じない。寧ろ好意を持って接してきている。ならば、普通に聞くだけでも色々話してくれるかもしれないが)」
凛「(わかったわ、そうしましょ)」
凛「で、色々と聞きたいんだけどいいかしら?」
七夜「別に構わないぞ。俺も色々と聞きたいことがあるからな」
凛「そ、なら移動しましょ。こんな場所じゃあどんな鼠がいるかわからないわ」
七夜「鼠じゃなくて、蟲ならいるけどね」
凛「蟲とか、気持ち悪い事を言わないで頂戴」
七夜「わかった。」
アーチャー「……(蟲?)」
このSSまとめへのコメント
これもしかし幻想愛が終わった後か?