メリー「私メリーさん」 (31)
メリー「今あなたの目の前にいるの」
友「……」
メリー「フフっ、驚いて声も出ないみたいね」
友「…」「まあ仕方ないわね、何せあのメリーさんが目の前に居るんだから」
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やっちまった……途中で送信してもうた……。
もう一回仕切り直すです。
メリー「今あなたの目の前にいるの」
友「……」
メリー「フフっ、驚いて声も出ないみたいね」
友「……」
メリー「まあ仕方ないわね、何せあのメリーさんが目の前に居るんだから」
友「……あのさぁ」
メリー「何かしら?」
友「何で電話無しでいきなり来たの?」
メリー「……」
友「……」
メリー「……携帯電話、なくしちゃって」
友「ええー」
友「後さぁ」
メリー「何よ?」
友「何で普通に玄関から入って来たの?」
メリー「えっとそれは」
友「しかもチャイム鳴らしたよね?インターフォンにバッチリ映ってたからね?
メリー「……」
友「それで開けたら第一声があれだよ?逆の意味で驚いたわ」
メリー「だって……不法侵入になっちゃうから」
友「そこ!?今更そこ気にするの!?」
友「いつも後ろに居るんじゃなかったの?」
メリー「ターゲットは別よ、不法侵入何て関係ないわ」
友「ん?ターゲットは別?俺はターゲットじゃないの?」
メリー「そうよ」
友「じゃあ何で家来たんだ?」
メリー「……携帯電話探すの、一人だと大変だから」
友「それで家来たの!?それだけの理由で!?」
メリー「いやほら、私って所謂お化けじゃない?」
友「ふむふむ」
メリー「だからなかなか上手くいかなくて、警察にも届いてないし」
友「ふむふむ」
メリー「それで誰かに協力してもらおうと思って」
友「ふむふむ」
メリー「それで頼めばホイホイと手伝ってくれそうな「よしお前帰れ」あっ」
友「さて寝直すか」ググッ
メリー「ちょっと待って閉めないで!」ググッ
友「何だよ何だよ……休みにいきなり美少女がやってきてさぁ、ワクワクしながら開けたらこれだよ。
数分前のワクワクを返せよちくしょう」
メリー「そんな!美少女なんて……照れるじゃない」ペシペシ
友「……まあいっか」スクッ
メリー「いいの!?いや私としては嬉しいけど」
友「美少女と居られるなら、少々の事は気にしない!」
メリー「助かるけどいいの!?私の言ったとおりになってるけど!?」
友「美少女との語らいの前には、全てが些事となる!」
メリー「勢いよく言ってるけど、絶妙にカッコ悪いわよそれ!」
友「それで?心当たりはあるのか?」
メリー「あっ普通に進むんだ、えっとこの近くなのは間違いないんだけど」
友「警察に届いてないって事は、川にでも落ちたかあるいは、誰かが拾って持って行ったか」
メリー「あっそれは大丈夫よ、メリーさん用の携帯電話は普通の人間には見えないから」
友「……なぁ、見えないなら警察に届く訳ないよな?」
メリー「……」
友「しかもそれだと、俺も何にもできなくね?」
メリー「……多分あっちの方にあると思うんだけど」
友「スルー!?」
一旦ここまで。
また後で来ます。
友が主人公?
ちょいと再開。
>>15気になるなら後で説明します。
メリー「さてまずは……どうしようかしら?」
友「まずは自分が行った場所を回ったらどうだ?」
メリー「なるほど……じゃあそうしましょう」
友「今まではどうしてたんだよ?」
メリー「なんとなく探してたわ」
友「……俺帰ってもいい?」
メリー「じゃあまずは……あそこのコンビニよ」スタスタ
友「……はぁ、やっぱり止めとけばよかったかなぁ?……でも美少女だしなぁ……」スタスタ
メリー「うーん……無いわね」キョロキョロ
友「……なんか飲むか?」
メリー「ストレートティーで、あっでも午後の紅茶以外でね」
友「おう、俺はドクペにするか」
メリー「よく飲めるわね」
友「普通にうまいんだがな」
メリー「私の知り合いには飲む人居ないわね」
友「……この場合人でいいのか?」
メリー「お化けでも人型なんだから、1人2人って数えるわよ」
友「そういうもんか」
メリー「そうよ、あっこのクレープも買ってよ」
友「はいはい」
メリー「うまうま」モキュモキュ
友「……こっちもうまい」グイッ
メリー「ふう……ごちそうさま」
友「あいよ、次はどこだ?」
メリー「次は……確かあそこの図書館の前を」
友「図書館ね……ん?あれは……」
メリー「どうしたの?何かあった?」
友「ああ……知り合いが……な」
メリー「知り合い?あれ?あの人達こっちに近付いてくる?」
男「よう友」
友「ようリア充」
男「名前で呼べよ」
友「うるせえ、とっとと爆発しやがれ!いつもいつも見せつけやがって」
男「んなことないよな?」
サンタ娘「ですよね?」
友「ちっ」
男「つーかお前はどうなんだ?女の子と一緒に」
サンタ娘「妹さんですか?」
友「あーまあなんだ……なんと言うか」
男「まさかお前……誘拐したんじゃ」
サンタ娘「そんな……友さんが……」
友「んなわけあるか!知り合いの娘さんだよ」
男「テンプレ乙」
友「やかましい!」
メリー「……話に入れない」
今日はこの辺で。
ではまた次回に。
サンタ娘…
おまえかああああああああああああああああああ!
あんたか!!
どうも1です。
暇だったので少し書きます。
男「で?なにしてたんだ?」
友「あーあれだよ、この子がなくしものしてな、一緒に探してたんだ」
サンタ娘「なくしものですか?」
メリー「そうよ、私の携帯電話」ズイッ
男「携帯電話か、警察には届いてないんだな?」
友「ああそうだ」
サンタ娘「誰か拾ってそうなものですけど」
メリー「それはないわ、普通の人には見えないもの」フフン
友「バカっ、あーあれだ、気にすんなよな」ハハハ
男「普通の人には見えない……」チラッ
サンタ娘「あはははは」
友・メ「「?」」
男「手伝おうか?」
友「いや別に、2人で大丈夫だ」
サンタ娘「そうですか?」
メリー「んーまあ仕方ないわね」
友「それにな……」
男「なんだ?」
友「これ以上お前らと居ると、精神力がごっそりもってかれるんだよ」
サンタ娘「何でですか?」
友「問1、サンタ娘さんの腕の中にあるのは?」
サンタ娘「男さんとの子供です!」ニコッ
赤ちゃん「あぅ?」
友「ちくしょー!末永く爆発しやがれ!」ダダッ
メリー「あっちょっと、待ちなさいよ!」タタッ
男「友……」
サンタ娘「どうしたんでしょうね?」
赤ちゃん「あーぁぅ」
友「くそう……リア充め……俺だって……俺だって」
メリー「あーまああれよ、元気出しなさいよ」
友「あいつ等は無意識に人を傷つけてくるんだ」
メリー「まああんたの方が、勝手に傷ついてる感もあるけどね」
友「何で世間はこんなに、独り身に冷たいんだ?」
メリー「別に独り身に限ってはないわよ?」
友「リア充め……爆発してしまえ」
メリー「最後結局ただの妬みになってるじゃない」
友「……はっそうだった!」ガバッ
メリー「ちょっと、急に立ち上がらないでよ!びっくりするじゃない」
友「今俺は美少女と一緒に居るんだった!一緒に居る=リア充だった!」
メリー「違うわよね?全然=じゃないわよね?」
友「ようし!そうと分かれば、さあ行こうメリー!」
メリー「……やっぱり人選間違えたかな?」
一旦この辺で。
じわじわ書いていきます、ではまた。
一旦生存報告。
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