イエスとブッダ「進撃の巨人?」(88)

聖☆おにいさん
進撃の巨人
獣電戦隊キョウリュウジャー少し

上記3つの要素で出来た話です
全部知っていてくれたら嬉しいです

ブッダ「うわっ!?何コレ……どういう事!?」

イエス「どうしたの?……!もしかして今月のお給料入ってなかったとか!?」

ブッダ「違うんだ、通帳記帳してみたら……これ見てよ」スッ

イエス「え!?やけに多くなってるじゃない!もしかして夏のボーナスかな!?」

ブッダ「まさか、私たちにボーナスはないはず……でもこれだけあったら──」ゴクリ

ブッダ「抗菌除湿器が買える!」ピコーン!

イエス「ガブリボルバーが買える!」キラキラ!

ブッダ「……3」ジーッ

イエス「これだけあれば二人で変身も夢じゃ……あれ?どうしたのブッダ、それ仏の顔カウントじゃ……」ビクッ

ブッダ「まだ諦めていなかったのですね……2」

イエス「だってあれ人気なんだよ!?千葉繁ボイスでアーンキドン!ドリッケーラって!サンバのリズムもすごk『……1』……わかった!買わないよ!買わないからっ!」

ブッダ「懸命な判断です」ニコリ

イエス「はぁ……それにしても何のお金なんだろうね?」

ブッダ「うーん……これは早めに何のお金か分からないと私の中に本当にマーラが生まれてしまいそうだよ」ジョシツキホシイ…

イエス「……ごめんブッダ」

ブッダ「ん?急にどうしたの?」

イエス「今携帯見たらガブリエルからメール来てた……そのお金使って帰省してくださいって。お土産リストも参考にって……」

ブッダ「」

イエス「ごめんね、ガブリエルたちのやり方って本当に強引で……」

ブッダ「まぁそれはうちも似たようなものだし……でもうちの母さん、前に私の帰省用に宮殿買ってたからなぁ。帰ったら二度と出られないような」ウーン…

イエス「でも帰省用のお金の他に“気持ち”として五万円多くいれてあるから必ず帰って欲しいって──」

ブッダ「帰ろうイエス。私たちが親不孝で、一体誰に何を説こうというのか」キリッ

イエス「う、うん。でも今の決断の仕方は聖人としてギリギリだと思うよ」

・・・・・

──足元にお気をつけください。小さなお子様は中央に立ち、手すりから身を乗り出したりしないよう──ウィーン

ブッダ「お土産はこれで全部だよね?じゃあヤコブのはしごに乗って帰ろうか」

イエス「鳩サブレーに東京ばな奈……うん、大丈夫。ヤコブのはしごが立川直通になったんだから食べたいならこっちに来ればいいのにね」バモラ!

ブッダ「……イエス」

イエス「ん?何だい?」ジャキーン アーケノロン!

ブッダ「ガブリボルバーいじってないで荷物持つの手伝ってよ」

イエス「あ、ごめん!買ってもらえた事が嬉しくてつい!持つよ!」ワタワタ

ブッダ「エスカレーターとはいえ荷物は多いんだから……じゃあ食品類だけ手伝ってね。ふふっ、でも臨時収入があったからそれも買えたけど、こんなに喜んでくれるとはね」フフッ

イエス「本当に嬉しいよ!帰ったらペトロに自慢するんだ~!ブッダの分も買ってあるから帰ったら一緒に遊ぼうね!」フフッ

ブッダ「……え?」

ブッダ「え?君このオモチャを二つも買ったの?君だけだからいいよって言ったのに……え?」

イエス「あ……ダメだった?ごめ──」

ブッダ「せめて買う前に相談するとか……後さ、ちょっと気になったんだけど、さっき音声でアーケノロンって言ってなかった?」

イエス「」ギクッ

ブッダ「確か同梱されてた獣電池ってガブティラとスティメロだったよね?アーケノロンはどうしたの?」

イエス「が……ガチャガチャで」ボソッ

ブッダ「もーっ!いくら臨時収入があったからってそんなに財布の紐がユルユルじゃ困るよ!?」

イエス「ごごご、ごめんなさい!欲しかったオモチャで君と遊べると思ったらつい手が出てしまって……」シュン

ブッダ「はぁ、まぁ買っちゃったもんは仕方ないか。……でも大事にするんだよ?」

イエス「うん、絶対に大事にするよ!神に誓って!」

ブッダ(君の口から聞くと終末レベルの壮大な約束になりそうだよ)

イエス「ブッダ、見ててね!決め台詞も覚えてきたんだよ!」ドタドタ

ブッダ「ふふっ、わかったからエスカレーターで暴れないの。これも結構古いからガタがきてるし──」

イエス「荒れるぜ~?止めてみなぁ!!!」キラーン

ガコンッ

ブッダ「……ガコン?」

イエス「あ……れ?ヤコブのはしご止まっちゃ……」

ドッコーーーン!!!

ブッダ「!はしごが崩れ……っ!?」

イエスブッダ「うわぁぁぁぁぁぁああ!!!」

─────
───


ブッダ「いたた……イエス、大丈夫?」

イエス「う、うん……大丈夫」

ブッダ「ここは……?」

イエス「な……なんかデモハンのヴィラスーラ平原に似てる!?」キラキラ

ブッダ「君がやってるゲームの?ああ、確かにモンスターが出てきそうな平原だね。ここはどこだろう?」

イエス「な、なんか私テンション上がって来たかも!」ウズウズ

ブッダ「君呑気なこと言ってるけどね……ここがどこだか分からないと困るじゃないか」テクテク

イエス「何かあったら五秒でウリエルが来てくれるから大丈夫だって!ほら、なんか大物モンスターの足音まで聞こえてくる気がするよ!」

ズシン…

ブッダ「……イエス」

イエス「ペトロもアンデレもこんな平原来たら興奮するだろうな~!『パネェっすね!』とか言って」フフッ

ズシン…ズシン…

ブッダ「イエス!あれ見てっ!!」

イエス「あ、ごめんつい夢中に──」

ズシンッ


7m級巨人「」ニタニタ

イエス「」
ブッダ「」

イエス「うわぁぁぁぁあ!!」ダダダダッ

ブッダ「うわぁぁぁぁあ!!」ダダダダッ

イエス「何あれ!?何あれーっ!?」ダダダダッ

ブッダ「私にもわからないよっ!ただヤバいのだけはわかる!!」ダダダダッ

イエス「でも、もしかしたら私たちには興味を示さないかも……っ!」チラッ

7m級巨人「」ズシンッ ズシンッ

イエスブッダ「めちゃくちゃ追って来てる~っ!?」アワワワワワ

ワアアアアアア…





リヴァイ「……何だ?あいつら」

リヴァイ「エルヴィン!」パカラッ パカラッ

エルヴィン「どうした?」

リヴァイ「あそこに怪しい人間がいるんだが……」

エルヴィン「なんだと!?……まだトロスト区から出て間もないとはいえ何故壁外に人間が……」

リヴァイ「デカくはねぇが巨人に追われてるようだ。喰われるまでの時間はあまり長くねぇな……」

エルヴィン「行けるか?もし巨人のウロつく中で生き抜いていたなら何か有益な話しを聞けるかもしれない」

リヴァイ「了解。見渡した所、近くの巨人はそいつだけだ。オレの隊だけで行ってこよう」パカラッ

エルヴィン「頼んだぞ。だが無理はするな!」

エルヴィン「……一体何者なんだ?」ウーム…

・・・・・

イエス「なんで!?なんでぇっ!?」ビーッ ビーッ

ブッダ「イエス!ウリエルくんはまだ来ないの!?茨の冠ブザー鳴らせばいつもすぐに来てくれるはずじゃないか!」

イエス「何度もやってるのに来ないんだよ!私これ以外はガブリボルバーしか持ってないよ!?」

ブッダ「私なんて鳩サブレーと東京ばな奈しか持ってないよ!他の荷物ははしごが落ちた時に落としちゃったし!」

ズシンッ ズシンッ

ブッダ「ダメだ!浮いてる分普通に走るよりは早いけどあの巨人の歩幅じゃ追いつかれちゃうよ!」

イエス「……」ピタッ クルッ

ブッダ「イエス!?止まっちゃダメだよ!」

イエス「……戦うしかない」ボソッ

ブッダ「何を言って……っ!」

イエス「私は、聖人戦隊!セイジンジャーホワイトだ!!」

ブッダ「……イエスが悪い方向に目覚めたー!?」ガーン

すみません、また来ます

ブッダ「ダメだって!そのガブリボルバーはオモチャだよ!?」ガタガタ

イエス「フェイス、イン!」カチッ

ブッダ(躊躇なく信仰心を込めよったぁぁぁぁ!)ヒィー!

イエス「セイジンチェンジ……」フーッ

パーパーパーパ
パーパパーパーパー
ジャン ジャン ジャーン!

イエス「アーメン!!!」カチッ

ギュイイィィィィィン!
ピカッ!!
バサバサバサッ

イエス「神の子!セイジンホワイト!」シャキーン!

ドカーン!

ブッダ「」

ブッダ「原作に忠実な火薬の爆発効果とか……いらないから!!!」クワッ

ピカッ! シャキーン…


リヴァイ「何だ!?閃光弾か!?」パカラッ

兵士1「う、うわぁっ!」ドテッ

馬「」パカラッ パカラッ!

兵士1「う、馬が勝手に巨人に向かって行っちまった!」

リヴァイ「チッ……早く目を慣らせ!」

兵士2「おい、とりあえずオレの後ろに乗れ!」グイッ

兵士1「すまねぇ!」ヒラッ

リヴァイ「クソっ!先に行くぞ!」パカラッ

イエス「くらえ!」バモラ! ノローン!

バシュッ!

7m級巨人「」ビターンッ

ブッダ「うっ!?ああ、アーケノロンって確かノロノロになる奴……ぐっ……」ビターンッ

イエス「」ビターンッ

ブッダ「君も動けないの!?ぐぐぐっ……早く有効範囲から出ないと……」ググッ

リヴァイ(巨人が地面に伏してるだと!?……今だ!)パカラッ

ヒラッ ヒュンッ ザシュッ!!

7m級巨人「ウボアー」シュワシュワ…

リヴァイ「!か、体が重い……っ!」ビターンッ

ブッダ「ハッ!……誰か助けに!?そこのあなた、巻き込んでごめんなさい!」ググッ

・・・・・

リヴァイ「チッ……地面に顔面付けたのなんて何年振りだ、クソっ」イライラ

ブッダ「本当にすみません、ほらイエスも謝って!」

イエス「私はセイジンホワイト……汚れなど無縁なのだよ、ふふっ」キラキラ

ブッダ「まだそっち側か……まぁ君のおかげで助かったんだけど。ガブリボルバーも真っ白なボディになってキラキラしてるし。またよくわからない聖遺物が……」バチカンニオクロウ…

馬「ヒヒーン!」ブルフスッ

兵士1「おい、お前オレの馬だろ!?なんで乗せてくれねーんだよ!?」

ブッダ「ああすみません、私かなり動物に好かれるタチで……」ナデナデ

馬「」スリスリ

兵士「おい!乗せろってば!」ウワーン

ブッダ「困ったな……馬は借りたいけどこの人を馬無しにする訳にはいかないし……ん?」

ドドドドドッ
パカラッ パカラッ

リヴァイ「なんだありゃ……野生馬の群れか!?」

ブッダ「あ、助かったー。きっと私たちが困ってるのに気づいて来てくれたんだね。じゃあこの馬お返しします」バイバイ

馬×15「ヒヒーン」スリスリ

リヴァイ「一体どうなってやがる……しかもてめぇ、手綱も無ぇ馬をどうやって……」

ブッダ「よっ」ヒラッ

リヴァイ「」

ブッダ「ほら、イエスも私の後ろに乗ってよ」

イエス「!ディノチェイサーだっ!」

ブッダ「名前は好きにしていいからさ。じゃあ助けてくれてありがとうございました」ペコリ

イエス「……さらばだ」フッ

パカラッ パカラッ
ゾロゾロ…

リヴァイ「おう、じゃあ……ってちょっと待てコラ!」

・・・・・

エルヴィン「──なるほど。それでは、あの馬群はあなたの物と言うわけか」

ブッダ「いえいえ、私には今一頭いれば十分ですから残りは差し上げますよ。家に帰れば山のように居ますし」ドウゾ

エルヴィン「!?」

エルヴィン(馬は一頭で兵士の年収に匹敵するほど貴重な動物……もしや相当な身分の者か?)チラッ

ブッダ「……?」

エルヴィン(姿こそ異様ではあるが……この馬たちを調査兵団にとこうも軽く言える立場というのであれば、今後我らの強い後ろ盾となる人物かも知れん……)

エルヴィン「……急ぎでなければ馬の礼がしたい。我らはこれより南下し、なすべきことがあるのだが暫し時間を貰えないだろうか?」

ブッダ「うーん……でも私たちここがどこだかもよくわからないし、早く帰り道を探さないと……」

イエス「待ちましょう。守るべき者たちの事は詳しく知っておくべきです」キリッ

エルヴィン「そう言ってくれると助かる」ハハッ

ブッダ「」

─────
───


兵士「カクカクシカジカ……と言うことで、調査兵団が帰るまでこの二人と馬の世話を頼みたい、とエルヴィン団長より言付かって来たのだ」

キース「朝っぱらから何かと思えば……」ムムム

兵士(相当高い身分の者かも知れない。怪しい動きがあれば判断は任せるが、兵団全体の今後を左右するかもしれんとのことだ)コソッ

キース「くっ……やっと訓練兵どもの解散式をやると言う日に厄介な……」

ブッダ「すみません、お世話になります」ペコペコ

イエス「お邪魔します!」ビシッ

ブッダ「あ、やっと普段の君に戻ってくれたね」ハハッ

キース(茨の冠にゴツゴツした頭……見た目こそ異様だが腰の低いただの青年たちに見えるが……)

キース「ふむ……まぁいい。ならばまずは朝食を用意しよう」

ブッダ「あ、先に厩舎があれば馬たちは私が連れて行きますから案内してもらえますか?イエスは先に朝食を頂いてきなよ」

イエス「わかった。行ってらっしゃーい」ヒラヒラ

キース「?しかし手綱の無い馬など簡単には──」

ブッダ「みんなおいでー」

馬×15「」ゾロゾロ

キース「!?」

兵士「……よろしくお願いします」ササッ

キース「待て!とんでもなく厄介そうな案件を押し付けて行くな!逃げるなオイ貴様!」

──食堂

ブッダ「ふぅ……馬たちも素直に繋がれてくれたし。イエスはどこかな」キョロキョロ

イエス「……」

ブッダ「あ、イエス!朝食はどう──」

イエス「シッ!……ブッダ、静かに」シーッ

ブッダ(?……この子たち、ケンカしてるの?)ヒソヒソ

イエス(ブッダ……彼らは皆、兵士なんだよ)ボソッ

ブッダ(!?……そんな……皆まだ子供じゃないか!)

イエス(私たちが平原で見た巨人……ここの人たちは皆あれに住処を奪われ逃げながら生きてきたんだって)

ブッダ(あの巨人ってゼウスさんたちの管轄じゃなかったの!?後でまたちゃんと封印しておいてって連絡するつもりだったのに……)

エレン「オレは巨人を駆逐して壁の外に出る!それがオレの夢だ!」ダダッ

イエス「あっ……」

ブッダ「……あの子は抗う道を選んでいるんだね」

イエス「……この私たちに出されたパンやシチューだって、量の足りない中から分けられた物だよ」ウツムキ

ブッダ「……私は食事を辞退しよう。断食は慣れているしね」
サシャ「あのう……その食事、いらないなら頂いてもいいですか?」エヘ

ブッダ「!勿論、全て持っていきなさい」ニコッ

イエス「私のも!……あ、私は水だけ貰っておくね」ゴクッ

サシャ「えっ、いいんですか!?ハッ……もしやあなたたちは神ですか!?」パァァ

イエスブッダ「!──ヒトチガイデス」

イエス(なんでバレた!?オーラ消し切れてなかった!?)

ブッダ(私にもわからないよ!この子が特別敏感なのかも!?)

・・・・・

イエス「自由に動き回られると困るって言われると……私たち何もすることないね」

ブッダ「そうだねぇ、子供たちは解散式があるって言ってたし……いたた」イテー

イエス「大丈夫?ここの子たち少なくとも十五歳以上って聞いてたから油断したね」

ブッダ「くっそー、あの坊主頭の男の子、額の白毫を連打してくるとは……立川の小学生レベルじゃないか」イタイ

イエス「急に耳たぶ掴まれた時点で警戒すべきだったねぇ」

ブッダ「短髪は皆仲間に見えちゃって……あれ?あの子、なんで一人でいるのかな」

イエス「あ、あの子確か……ちょっと私行ってくる」タタッ

イエス「君!」タタッ

アニ「……あんた、教官の客でしょ?何か用?」

イエス「うん、君にこれをあげようと思って」ググッ

アニ「……?」

イエス「ぬぬぬ……ハァッ!」イッツミラクル!

茨の冠「」ポポポポポン!!

アニ「!?……冠に花が咲いた!?」

プチプチプチ…

イエス「はい、どうぞ」ニコッ

アニ「!」

イエス「生花だからあまり保たないと思うけど……」ニコニコ

アニ「……なんでこんな事をする訳?」

イエス「え?……ああ、私はこれでも2000年悩める人を見てきたからね」フフッ

アニ「2000……?」

イエス「あの食堂で、君の心が一番悩み苦しんでいると感じたから」

アニ「!……でも私は花なんて柄じゃない」プイッ

イエス「そんな事はないよ?見てごらん──」スッ

イエス「君の見事な金髪を飾る事が出来て、花も喜んでいるよ。君に天の祝福がありますように」ニコッ スタスタ

アニ「!何よ……あいつ……」

・・・・・

イエス「お待たせ!」

ブッダ「君、頑張れば自力で冠に花を咲かせられたんだねぇ」

イエス「うん、一生懸命『悟アナ』の初回を思い出して頑張ったよ」

ブッダ「肋骨ダンスのネタまだ引きずってるの!?なんかそこまでいくと恥ずかしいよ」

イエス「……あれ?ブッダ、それは何?」

ブッダ「これ?君がいない間にちょっとだけ砂絵を……」サラサラ

イエス「私たちの似顔絵じゃない!君も上手くなったよね、本当に」

サシャ「あ、神ぃ!」ブンブン

イエスブッダ「」ギクッ

サシャ「これから私たちは街に行くんですよ!勿論仕事ですが……一緒にいかがですか?」

イエス「街だって!」ワクワク

ブッダ「で、でも私たちは余り歩き回っては……」

キース「お二人ともこちらにいらっしゃいましたか。街に行かれるなら案内を一人つけましょう。調査兵団が帰るまではまだ間があるので……本当は私がブッダ様のお側について参りたいのですが……」ムムム

イエス「あ、あれ?この人こんな感じだったっけ?」ンン?

ブッダ「ああさっき厩舎まで一緒に行ったときに少しお話したらすごくいい人でね。弟子にしてくれって言い出しちゃってさ」ハハッ

イエス「それで早速頭丸めちゃったの!?」

ブッダ「いや、出会った時から既に頭はこうだったでしょ。覚えてないの?なかなかのインパクトだったのに……」

サシャ「流石神ですね!やったぁ!じゃあ街まで一緒に行きましょうね!」

イエス「やったね!」

ブッダ「ふふっ、正確には私は仏だけど。まぁいいか、イエスはもうすっかり馴染んじゃったね。じゃあ私は荷物を取りに行ってくるから」

キース「とんでもない!私が取って参ります!」ダダッ

ブッダ「ああっ!なんかここの偉い人みたいなのにすみませーん!」ワタワタ

イエス(そういえば兵士育ててる人が仏門叩くってどうなんだろ)

──トロスト区

イエス「人が多くて活気があるねぇ!」キョロキョロ

ブッダ「本当だね。お金があれば何か珍しいお土産も買えたかもしれないけど……」

イエス「ねぇブッダ、なんか同じネックレスした人が多いと思わない?」

ブッダ「そう言えば……流行りなのかな?」

兵士「あれはウォール教の奴らですよ」

ブッダ「ウォール教……あ、ここのメインの宗教かな?」

兵士「……?メインも何も、宗教らしい宗教はウォール教以外ありませんよ」

イエス「え!?私たちの教えはここに広まってはいないの!?」

ブッダ「ちょっとイエス!有り得ない話ではないから……私たち最近ちょっと有名人気取りすぎだよ///」カアァ

イエス「ああ確かにっ!ごめんごめん///」カアァ

ブッダ「それでそのウォール教の信仰の対象はなんなのですか?」

イエス「ああ、神様って割と住み分けが大事っていうか……被ってると潰される可能性もあるしね」

兵士「壁ですよ」

ブッダ「は?壁?」

イエス「えーとそれは日本みたいに沢山の神がいるとかってこと?山とかトイレとか。それのトップが壁みたいな……」

兵士「?いえ、基本的には壁だけですね」

ブッダ(……ここの壁の神様、頑張って布教したんだね。私たちが出しゃばっちゃマズいよ)

イエス「えーとすみません、あの壁の名前はなんと……」

兵士「あれはローゼといいます」

イエス「ありがとうございます!」

パンパン!

イエスブッダ(ローゼ様、お邪魔します。私たちは乗っ取りに来た訳ではないのでご安心を……)ムムム

兵士「……?」

壁「……?」

・・・・・

イエス「頑張ってるかなぁ」

ブッダ「サシャちゃんだっけ?あんな高い壁の上での作業なんだってね」

イエス「……あの子たちは皆、今も戦う為の仕事をしてるんだよねぇ」

ブッダ「そうだね。私たちは有給をもらって立川でのんびりしていたけど……まだこんな世界があったんだね」

イエス「……歯痒いね」

ブッダ「……」

イエス「私たちの救いの手では……彼らを救えはしないのかな」ウツムキ

ブッダ「……」

イエス「……ブッダ?どうしたの?」

ブッダ「ねぇ、イエス……」



ブッダ「あれも──巨人?」

超大型巨人「」ズウゥゥゥン…

兵士「で、出た……超大型巨人だ!」ガタガタ

イエス「え!?じゃあアレが五年前に現れたっていう敵なの!?」

兵士「お、オレはどうすれば……あんたらを見ていろという命令は受けたが、超大型巨人出現時の行動も……」オロオロ

イエス「市民の安全をまず第一に動いてください!私たちは大丈夫ですから!」

ブッダ「私たちは……人類に仇なす者ではありません。どうか自分の使命を優先してください」

兵士(な……なんだこの二人は……この身を投げ出してすがりつきたくなるような清廉さ……)

兵士「……お二人も、どうかご無事で!」タタッ

ズガァァァァン!!!
ビリビリビリ

イエス「な……っ!?」

ブッダ「これっ!まさか……っ!」

兵士「壁が壊されたぞーっ!」

兵士「巨人の侵入に備えろ!市民を逃がせーっ!」

バタバタ…

イエス「あ、あの子たち!さっき訓練所にいた子だよ!?」

ブッダ「君たち、待って!何があったのか少しでもいいから説明して欲しいんだ!」

アルミン「あ、あなたたちは訓練所にいたお客さん!?なんでこんな所にいるんですか!早く内門から逃げてください!」

ブッダ「何か私たちに出来る事はありませんか!?」

イエス「私、怪我人の治癒なら得意だけど!」アセアセ

アルミン「ダメです!逃げないと死にます!」

イエスブッダ「!」

アルミン「いや……正確には逃げても死ぬかもしれない、です。ここはもうすぐ五年前のシガンシナ区と同じになる……」

アルミン「超大型巨人に門を破られ、すぐに巨人でいっぱいになってしまうんです!だから、せめて少しでも生きられるように早く逃げてください!」

イエス「逃げても死ぬかもしれないというのに、立ち向かう君たちはどうなるかわかっているの!?」





イエス「ブッダ……彼は震えていたよ」

ブッダ「ああ、私だって怖いよ。でも私たちこそ……」


──アルミン『勿論です。でも僕らは兵士、この時のために腕を磨いてきたんだ……逃げたりしない!』

イエスブッダ「逃げる訳には、いかないんだ」

イエス「ハァッ!」フワッ
ブッダ「フンッ!」フワッ

スタッ

ウワァァァ!
ヘンナヤツガソラトンデキタ!
ザワザワッ

イエス「ふぅ……流石に垂直に五十メートル浮くのは大変だね」

ブッダ「全くだよ。立川に戻ったら少し体を鍛えなくちゃ」

イエス「戻れたら、一緒にやろうね。あれ?そういえばブッダ、君訓練所出た時から正装してるけどそんな布持ってたっけ?」

ブッダ「君だけ勝負服でいさせるのもあれだから訓練所でカーテン一枚貰って来たんだ」

イエス「……着てきたシャツは?」

ブッダ「勿論物々交換だからね。キースさんにあげたらとても喜んでくれたよ」

イエス「ああ、極楽のお弟子さんも羨ましがるだろうね。よし!なんか揃って勝負服だから気合い入ったよ!」

ブッダ「言っておくけど君、神だからって無茶したらダメだからね。本当はあの巨人の正体もわからないうちにあからさまな敵対は避けたいところなんだから」

イエス「最初の巨人にだって銃口は向けなかったの見たでしょ?それに私は君の方が心配だよ。私は悪魔払いだと思えば慣れているしガブリボルバーもあるけど……」

ブッダ「私の方は仏具も無いし……光って目眩ましにでもなれれば十分って所だね。それじゃあそろそろ──」

ブッダ「いこうか!」ピカッ

イエス「うん!」カチャッ

─────
───


兵士「う……うう……」グッタリ

イエス「大丈夫ですか!?今傷を癒やしますからね!」ギュッ

パァァッ

兵士「なんだお前……ハッ!傷が塞がって……痛くない!?」

ブッダ「イエス、二手に別れよう!私はこちらの兵士さんたちと組んで西側の方に行くから!」フワフワ

イエス「わかった!あああでも私も一人じゃダメだ……誰かと組んでいくのが一番なんだけど」オロオロ

兵士「……俺が共に行こう。治療の礼だ」スッ

イエス「本当ですか!?緊急事態とはいえこんな文字通りフワフワ浮いてる私を信じてくれるとは……っ!」ジーン

イエス「感動してる場合じゃなかった……では一緒に行きましょう!」

・・・・・

イエス「お願いします!」ビターンッ

兵士「ハァッ!」ザシュッ

巨人「」シュウシュウ…

イエス「やりましたね!次行きましょう!」

兵士「ああアンタ、既に討伐補佐4だ!誇っていいぜ」ニヤリ

イエス「!……ふふっ、私はセイジンジャーなのですから当然ですよ」キリッ

イエス「ああでもガブリボルバーも扱い慣れてきたとはいえ毎回地面に叩きつけられるのは痛いなぁ……怪我人を癒やしながらだからあまり進めないし」イテテ

ワアアアア…
アノヒトスゲー!

イエス「ん?何か向こうが騒がし──」

ブッダ「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色受想行識亦復如是舎利子是諸法空相不生不滅不垢不浄不増不減……」ブツブツ

イエス「ブ……ブッダ?」

ブッダ「……真実不虚故説般若波羅蜜多呪即説呪曰羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶……般若心経ぉぉぉっ!」ハアッ!

カカッ!

巨人「」バターン
巨人「」バターン
巨人「」バターン

ブッダ「今です!兵士の皆さんお願いします!」

兵士「うぉぉぉぉお!南無三っ!」ザシュッ

兵士「ブッダ様のお作りになった好機を逃すなぁぁぁぁ!!」ザシュッ

兵士「狩れぇ!巨人狩りだぁぁぁあ!!」ザシュッ

ナムサン!
ナムサーン!

ブッダ「……ふぅ、これで討伐補佐68かな」

イエス「」

イエス「ブッダ、君……目眩ましになれれば十分って……」プルプル

ブッダ「ああイエス、実は目眩まししたら兵士さんたちも動けなくなっちゃうじゃんと思って違う手を考えてたら、私いつの間にか巨人に食われかけちゃってて……」コワカッタ…

ブッダ「諦めないで『南無三!』って叫んだら巨人が五体倒地し始めたんだよね」

イエス「あれ五体倒地なの?巨人って言葉通じる系だった訳?」ワナワナ

ブッダ「どっちかっていうと魂の言葉通じる系かな?まぁそれが上手くチャンスになって兵士さんたちの補佐が出来たみたい。あ、君は討伐補佐どれくらいいった?」

イエス「…………から」ボソッ

ブッダ「え?聞こえな──」

イエス「私まだ本気出してないだけだからぁぁぁぁぁ!」ビュンッ

ブッダ「!?」

兵士「おいアンタ、早く次の巨人に……」

イエス「私は今まで治癒に全身全霊を注いでいただけ……フフフ、いきますよ、私の本気──」コォォォ…

兵士「……え?」

イエス「私をなめるなよ悪魔ども……っ!」ギラッ

イエス「悔い改めろぉぉぉぉぉおお!!!」ハアッ!

カカッ!

巨人「」ガクーン
巨人「」ガクーン
巨人「」ガクーン

コンドハヒガシダ!
ウオォォ!

ブッダ「イエス、すごいじゃないか!広範囲の巨人が膝をついて懺悔しているよ!」

イエス「まだまだ……私はこれから──っ!?」

ブッダ「……?イエス、どうかした?」

……コヨ…

イエス「何か……聞こえる……?」

ムスコヨ……

イエス「!!!」

ブッダ「イエス、見て!すごく小さいけど虹にメッセージが!君のお父さんじゃない!?」

ムカエニキタゾ……

イエス「父さん!?私ちょっと今忙しくて……っ!」

……テツダオウカ?

イエス「いや、そりゃ父さんに手伝ってもらえたら多分楽だけど……」

……ミズナラアルヨ

イエス「」
ブッダ「」

イエス「それ一番ダメな奴ですからーー!!!」ガーン

─────
───


イエス「いやー、一時はどうなるかと思ったね。父さんの水系コメントは肝が冷えるよ」

ブッダ「もうびっくりしたよ。まだ皆が戦ってる最中にいきなり全身が光りだして、気づいたらヤコブのはしごの下にまで戻って来ちゃうんだもんね。挨拶も出来なかったよ」

イエス「私も。あの場に戻りたくても父ですら手がかりがないと言うし……」

ブッダ「君がフルパワーで調伏したから、力の波動を辿ってやっと引っ張り出せたって言ってたもんね」

イエス「久しぶりに本気出したよ……そういえば訓練兵に気になる子がいたんだよね。その子は大丈夫だったかなー」

ブッダ「気になる子って……まさか聖人としての一線を越えてないよね?」

イエス「だだだ、大丈夫だよそれは!もう!///」

ブッダ「ふふっ冗談だよ。でも本当に彼らは大丈夫かな……私たちの働きが少しは彼らの役に立ったならいいんだけど」フゥ

イエス「本当だね。あれ?ねぇブッダ、鳩サブレーと東京ばな奈は?」

ブッダ「あ!つい夢中になって置いてきちゃった」

イエス「ふふっ、壁の上かな?誰か食べてくれるといいね」

ウリエル「もう少しで天界に着きます」

ブッダ「もう?早いね。あーどうしよう手土産ゼロになっちゃった……いっそこの勝負服にしたカーテンを細かくして配ろうかな」

イエス「持ち物って私のガブリボルバーしかないもんね……」

ウリエル「……お荷物ならヤコブのはしごの下に張ってある落とし物ネットにかかっていましたから、ペトロが天国の門前の受付で預かっているはずですが」

ブッダ「そんなのついてるの!?え……でもそれじゃあ私たちはなんで引っかからなかったんだろうね?」

イエス「うーん……壁の神様の思し召し……とか?」フフッ

ブッダ「!それなら仕方ないね」フフッ

ペトロ「あ!先生にブッダ様!遅いっすよ~!」

イエス「ごめんね~、寄り道してたから」

ペトロ「聞いてくださいよ!ウリエルがイエス様に呼ばれてるのに場所がわからないって右往左往してたんスよ!」

アンデレ「マジあれは動画撮って正解だったな!」

イエス「えー!?ちょっとその動画見たいかも。あ、ペトロ!覚悟~!」バモラ! ノローン!

ペトロ「あ、ガブリボルバーじゃないすか!」

イエス「自慢しようと思って持ってきたんだ~」フフッ

ペトロ「真っ白って珍しいっすね!マジパネェ!……でもオレ、それはもう遊び倒しちゃったんすよね~」

イエス「……え?」

ペトロ「今は仮面ライダーっすよ!ウィザード、マジヤバいくらいにスタイリッシュ!ほら変身ベルトと指輪」シャバドゥビタッチヘンシーン!

アンデレ「俺はビーストっす」セット オープン ライオーン!

イエス「」

イエス「……」チラッ

ブッダ「……買わないよ」

イエス「えー!?大事にするからぁ!」オネガイ!

ブッダ「絶対ダメ!!!!」





──…

サシャ「アニ!探していたんですよ。憲兵団に移る前に見つかって良かったです。一緒にお菓子食べませんか?」

アニ「?……なんであんたがそんなものを?」

サシャ「神が置いていってくれたのを見つけたんですよ」フフッ

アニ「……意味がわからないよ」

サシャ「えーと、この前の戦いの最中にいなくなっちゃったお客さんで……あ、それですそれ!その二人ですよ」

アニ「この二人が神?」

サシャ「わぁすごい!砂で描いた絵なんて初めて見ましたよ。似てますね~」

アニ「……うん、よく似てる」

サシャ「……私、巨人と戦っている最中にたまたま彼らを見かけたんですけどね。信じられますか?二人とも、光りながら空に浮いていたんですよ」フフッ

サシャ「倒れそうな兵士の元に駆けつけてはその人を救い、また違う兵士を助けに……巨人を前に心の折れた兵士すら、彼らの言葉でまた勇気を振り絞ったとか」

アニ「あの二人は……生きているの?」

サシャ「さあ……戦いが終わってから彼らを調査兵団が探していたので私も協力しろって駆り出されたんですが、結局見つからなくて」ウツムキ

サシャ「そういえばその時に、イエスさんと一緒に行動したっていう兵士に話を聞けたんです」

アニ「イエスってどっち?」

サシャ「こっちです。この茨の冠を持つ彼が、イエスさんですよ」

アニ「あいつ……イエスって言うんだ」

サシャ「彼は見えない強大な力で巨人を押さえつけたそうですよ。そして兵士の『なぜ私たちを助けてくれるのか』と言う問いにこう答えたとか……」

サシャ「……『救いの手は悩める者にこそ差し伸べられる。私たちは皆、神の子』と」

アニ「救いの手は悩める者に……あの二人は宗教家だったの?」

サシャ「詳しいことは何も……でも二人とも、そばにいるだけで心が洗われるような清らかさでしたから。きっと宗教家なら大成功しますね」フフッ

サシャ「それになんと言っても一番すごいのは激減した負傷者数ですよ。イエスさんに傷を癒された兵士は三百人を超えるそうですから」

サシャ「そんな優しい彼らが説く教えなら、私だって興味があります!」フンッ

アニ「……ありがとう」ボソッ

サシャ「え?アニ、何か言いましたか?──あ!」

ヒュオッ サラサラ……

サシャ「あ……風で砂が飛んじゃいましたね……残念です」

アニ「……今まで残っていたことの方が奇跡なんじゃないの」

サシャ「それもそうですね。でも二人が跡形もなく消えてしまったようで少し寂しいです……あれ?そのお花はどうしたんですか?」

アニ「これ?これは──なんでもないよ」プイッ

サシャ「あ、教えてくださいよー!もしかして男性に貰ったとか!?」

アニ「うるさい」


アニ(これは……)

アニ(2000年、悩める人を見続けたという……そして多分、救い続けてきたのであろう酔狂な奴が確かに“ここ”にいたという証し……)

アニ(到底救いようのないこんな私の……迷い千切れそうな心に降り注いだ──)

アニ(神の、祝福──)




おまけ

キース「私がまたまた運悪く貴様らを監督することになったキース・シャーディスだ!」

キース「いいか貴様ら!悟りを開け!真理をその身に刻みつけろ!家畜にも小さな虫にも魂というものがあり──うんぬん!」

キース「ブッダ様にその身を捧げろ!南無三!」バターン

訓練兵「南無三っ!」バターン

・・・

訓練兵「ここの教官はブッダ様派なんだな」

訓練兵「オレ、東訓練所のイエス様派とすげー悩んだよ」

訓練兵「悔い改めろぉ!も格好いいよな」

訓練兵「でも最近、この二人を共に崇めようっていう宗教団体が出てきたらしいぜ」

訓練兵「知ってる!なんでもキース教官がブッダ様から聞いたお二人のエピソードを基にしたとか……」

訓練兵「マジで?名前は?」



訓練兵「パンチとロン毛教」


おしまい

お粗末様でした

前回は進撃でユミル「キュンとしたいお年頃ってか?」を書きました

お付き合いいただいた方、レスくださった方、ありがとうございました!

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