鶫「最近お嬢の様子がおかしい」 (76)
・ある特定のキャラクターsageあり
・イジメの描写あり
・ニセコイ
・更新遅め
・初SS
これらが大丈夫な方、どうぞ
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昼休み 廊下
鶫「おい、一条楽」
楽「ん?なんだよ」
鶫「ちょっと話したいことがあるんだがちょっといいか?」
楽「あ、あぁいいけど」
楽「(なんだ?いったい)」
鶫「こんな目立つところじゃあれだからな、階段で話すとしよう」
楽「(聞かれるとヤバい話ってことか?それを俺に話すってどういうことだよ...)」ジーッ
鶫「・・・」
楽「(まさか、抗争が活発化しておさまらねぇとか!?)」ジーッ
鶫「・・・」
楽「(そんなことになったら恋人のフリとかしている場合じゃねぇぞ!?)」ジーッ
鶫「─っ!な、何をジロジロ見ている!貴様ぁ!」
楽「はぁ!?いや、別にジロジロ見てるつもりはねぇけど」
鶫「思いっきり見てただろうが!言っておくが、私はまだお嬢の彼女だとお前のことを認めてはいないからな!」
階段
鶫「ふぅ...取り乱してすまなかったな、貴様のせいだが」
楽「─それで、話ってなんだ?」
鶫「そうだ、本題を忘れかけてしまってたな...。これは誰に言っていいか分からなくて、とりあえずお前に言っているだけだから、それは勘違いするなよ!?」
楽「そんな勘違いしねぇよ」
楽「(結局俺以外でも良かったんだな)」
鶫「まぁ、真面目な話だ。ちゃんと聞いておけよ」
楽「おう」
鶫「─最近になって、なんだかお嬢の様子がおかしいんだ」
楽「─千棘の様子?って言ってもあいつ至って普通じゃねぇかよ。今日だって元気そうだったけど?」
鶫「それはまぁ、学校ではな。私もはっきりと聞いたわけじゃないが、お嬢の部屋の横を通るとなにか呟いている声が聞こえるんだ。迂闊に部屋に入るわけにもいかなくてな...」
楽「─それは、気のせいじゃないのか?」
鶫「私もそう思いたいけどな...。それだけじゃない。長年お嬢と共にいる私の感覚として、無理やり元気なフリをしているような気がしてならない...」
楽「─うーん..どうなんだろう。お前が言うのだから間違いないのかもしれないけれど...」
楽「(俺の目にはいつも通りのアイツにしか見えないけどな...)」
鶫「そこで、まぁ認めたくはないが・・・。仮にも今お嬢に一番親しみのある立場にある貴様だ。本当に認めたくはないが、そんな貴様に頼みがある」
楽「なんだよ」
鶫「─お嬢に聞いてくれないか?なにか嫌がらせに値すること。はっきりと言うと─虐められてはいないかということを」
楽「─虐められている...?あいつを虐めるような奴なんていないとは思うけどな」
鶫「あくまでもその可能性があるかもしれないから聞いてくれということだ」
楽「・・・」
鶫「いや、一条楽。貴様の言いたいことは良く分かる。長年一緒にいる私が聞けよって言いたいんだろうけど、そうはいかない。長年一緒にいていろいろ理解しきっている分、聞きにくいというものもある。だからこそ貴様に聞いてほしい」
楽「そんなことは思ってはないけど、まぁ聞くだけなら聞いてやるよ」
鶫「あぁ、感謝する(上から目線が気に食わないが)」
集「」ダッ!
楽・鶫「うわっ!」
集「なになにー?お二方?密会ですかねぇー?」ムフフ
楽「お前!俺らの会話何も聞いてないよな!?」
集「会話?いや、聞いてないけど」
楽「(ふぅ、それならいいんだ)」
集「ねぇ、ねぇ、それよりさー、一体全体何をしてたのよー?」
鶫「貴様の知るところではない」
集「密会?口約束?それとも
─愛の告白?」
楽「・・・」
集「ヒューヒュー!」
鶫「─っ!!!!
き、貴様ァ!覚悟しろよ?」ゴゴゴゴ
集「おおー、お熱いねー!」
鶫「一条楽、お前は教室に戻ってろ。私はコイツを叩き直す」ゴゴゴゴ
楽「お、おう分かった」
タッタッタッ
集「ん?あれ?」
鶫「おりゃあああ!!!」
集「うわ、やめ、やめて!誠士郎ちゃーーーーーーんっ!!!」
放課後 教室
楽「・・・」
クラスメート「桐崎さん、またねー」
千棘「うん、また明日ー!」
楽「・・・」
千棘「ふぅ...」
楽「─なぁ、千棘」
千棘「ん?」
楽「聞きたいことがあるんだが、いいか?」
千棘「そんな真剣な顔してなによ?」
楽「お前...」
千棘「・・・」
楽「別に、普通だよな?」
千棘「─はぁ!?どういう意味?」
楽「いや、なんも変わりなく生活しているよな」
千棘「あったりまえじゃないの!熱も風邪もないわ─てかちょっと気持ち悪いわよ。いきなりそんな質問仕掛けてきてさ、私の私生活を覗こうとしているつもりなのかしら?」
楽「─だから!単刀直入に言うと」
千棘「・・・」
楽「特定の誰かに虐められてたりはしていないかってことだよ、俺が聞きたいのは」
千棘「・・・」
千棘「─虐め?」
楽「そうだ、正直に答えてくれ」
千棘「─い、い、虐めなんてあるわけないじゃない!アッハハハ何を言ってるのよ!私を虐めるような人はこの教室の中にはいないわよ!」
楽「そ、そうか?」
千棘「え、えぇそうよ!だからダーリン、あんたが心配することでもないし、そんな問題そもそも存在しないわ!」
楽「うん、ならいいんだ」
千棘「じゃあ、私先帰るわ!じゃ!」
楽「あ、ちょ」
タッタッタッ...
楽「行っちまった...」
楽「(答えが本当か嘘かなんてはっきりとは分からないけど、なんか動揺していたよな...わかりやすいほどに。なんかあるだろうな)」
楽「(いや─俺は千棘を疑い過ぎか...?普段でも変に動揺することあるし─千棘を虐めるようなやつが見当たらないし...)」
楽「とりあえず、鶫には伝えておくか」
プルルルル...
楽「(と言ってもなんて伝えれば?)」
鶫「どうだった?一条楽。まさか質問し損ねたなんてことはないだろうな」
楽「ちゃんと聞いたよ、『虐められてないか』って」
鶫「そりゃ結構ストレートだな」
楽「ストレートなほうが答えやすいだろ」
鶫「それで、お嬢はなんと言っていたんだ!?」
楽「─まぁ。千棘は『ない』って言ってたけど、まぁ一応用心しといあほうがいいと思うぜ」
鶫「そうだな、気をつけてみることにしよう」
楽「まぁ、何かあったらまた教えるから」
鶫「そうか...質問ご苦労だったな。では」
ガチャ
楽「・・・」
楽「(─そうだ。
冷静に考えれば虐められて家で独り言を言うほどまでに追いつめられている人間が、
教室で和気藹々と友達と談笑することができるはずがない...。
虐められている人の精神状態というものは俺にはよく分からないけど、
そんな元気はないだろうな。)」
楽「(─ということは。概ね千棘に何の問題も生じていないってことか。そういうことになるのか)」
楽「(完全に自己補完だけど、そういうことで間違ってはないだろ。何にもないほうがいい。平和に平和にこしたことはない。)」
楽「じゃあ─帰るか」
帰り道
るり「・・・」
るり「今日で一週間ずっと一人下校だ」
るり「最近小咲がこないのよね...」
るり「放課後になにがあるのか分からないけど」
楽「あれ、宮本じゃん」
るり「あ、一条君」
楽「なにやってんだよ」
るり「なにやってるって、みての通り下校中よ」
楽「いや、なんで一人なんかなと思って」
るり「なんで?」
楽「だってなんかお前っていつも小野寺と一緒にいる感じするし、一人っていうのは不自然に感じたからな」
るり「ふーん...。小咲はなんだか最近放課後忙しいみたいで来ないの、ここ一週間は」
楽「ふーん...」
るり「よくわからないけど、委員会だかが忙しいって言ってたわね」
楽「あれ?小野寺って何の委員会に入ってるんだっけ」
るり「確か、安全委員会だったかしら
ね。自転車の点検とかする委員会ね」
楽「あぁ、そうだったっけ」
るり「そういえば、今日は千棘ちゃんと一緒じゃないのね」
楽「なんかすぐ帰っちまってよ、おいていかれちゃったよ」
るり「なに言ってるのよ、そこは追いかけなさい─というか千棘ちゃんも安全委員だから急いでいたんじゃないの?」
楽「え!あいつも安全委員なのか?」
るり「なんで知らないのよ、彼氏なのに」
楽「・・・」
るり「まぁ、結局追いかけても千棘ちゃんと一緒に帰ることは出来なかったてわけね」
楽「─小野寺と千棘って同じ委員会だったんだな...」
るり「そこに驚いているの?」
楽「いや、なんつーか、そもそも小野寺が安全委員っていうことが驚きだ」
るり「そうかしらね?でも確かに、小咲が安全委員会に入ったのは二学期からだからね。そういうイメージがないのはしょうがないわよ」
楽「千棘も最近入ったのか?」
るり「いや、千棘ちゃんは一学期─つまり一番最初から安全委員だったはずよ」
楽「ふーん...。なんか小野寺が千棘と仲良くなりたいから入ったみたいなかんじだな」
るり「そうなんじゃないの?仲良くなりたいっていうよりかは、二人きりでいたいとかそういうことかしら?」
楽「─二人きりでいたい」
るり「何々?嫉妬してるの?」
楽「いや、別にしてねぇよ」
るり「さっきから委員会に関する質問しかしてこないからてっきりそう想ってたけど」
楽「ちょっと気になっただけだ」
るり「ああ、そう」
楽「じゃあ俺は急いでるから」
るり「分かったわ、またね」
楽「おう、じゃあな」タッタッタッ
るり「・・・」
るり「(何か様子が可笑しいわね...)」
──────────
楽「(千棘が何か委員会に入っていたっていうのはなんとなく知っていたけど、
小野寺が─しかも千棘と同じ委員会に入っていたなんて意外だな)」
楽「(でも二学期から通年の委員会に入るって出来んのか?
通年だから一学期に決まったメンバーで一年やるんじゃねぇのか?)」
楽「(─うーん...。
俺は何の委員会にも入ってねぇからそこら辺の仕組みがよく分からねーけど...。そういうものなのか?)」
楽「(─そういうことなのか。
そういうことで納得しておくか...)」
その頃 鶫
鶫「(うん...不安だな...。
最近クロードは何かと忙しくなってしまい、お嬢の見張り役がいなくなってしまったからな...。
─まぁそのかわりとしての私でもあるのだが...)」
鶫「(─そうだよ!
なんで私はのほほんと一条楽に全てを任せて帰ってきているんだ!無責任すぎないか!?
しかもよりにもよって一条楽に任せてしまった!)」
鶫「(そもそも今考えれば質問させた意味もあまりないのかもしれない。
お嬢が一条楽の前ですっきり全部話す訳がないだろう─私にも正直にならないのに)」
鶫「(私にも─正直にならない。
前言撤回。
やっぱり、認めたくはないけど、今現在の状況で、一番お嬢が正直に全てを話してやれるだろうっていう可能性が高い人物は─やはり一条楽なのだろう...)」
鶫「(あいつがどんな質問をしたかなんて私の知るところではないが─お嬢は『ない』と返答した。
『虐められてなんかいない』はっきりとそう言った。一条楽にそう言っていた。偽の恋人にそう言った。
そう言うことならばやはり私が気にするようなことではないのか?
むしろお嬢のデリケートかつプライベートな領域に踏み込んでしまい、迷惑を被ってはいないのか?)」
鶫「(─被害妄想だろうか。
こういうことも含めて私は考えすぎか?そもそも、もし事実無根だとしたら私がこのようなことを考えることになんの意味もない。
それに、一条楽の前で『ない』と言ったんだ。それは、正真正銘虐めはないということの証明に十分なっているのではないか)」
鶫「(ならば、あの質問だって全く意味のなかった訳ではないな...。
一条楽を過信しすぎているかもしれないが、今は過信するしかないだろう。
お嬢はアメリカであまりいい扱いを受けてなかったからな。意識過剰になりすぎているのかもしれないが...)」
鶫「(─もう考えるのはやめようか。
これ以上私が考えたところで、虐めの有無も、解決策も、見出すことができないだろう─。
取りあえず『ない』ということで心を落ち着かせておこう...。)」
ガチャ
千棘「ただいまー」
鶫「ハッ!」
ダダダダダダダ
千棘「ん、ん?な、なにこの轟音」
ダダダダダダダ
千棘「え?え?え?」
鶫「お嬢ォォォオオオ!」ダダダダダダ
千棘「うわぁぁあ!」
鶫「お嬢!遅いですよ!」
千棘「─な、なによいきなり。なんかクロードみたいになってるわよ」
鶫「そりゃクロードみたいになりますよ!遅いですよ!」
千棘「いや委員会があって遅くなったのよ...言ってなかったっけ?」
鶫「─あー、そんなことも言ってたような気がしますが...」
千棘「うん、確かに言ったよ。言った言った」
鶫「ええ─でも19時というのはちょっと遅い気がしますけど・・・」
千棘「今の時期は忙しいのよ、安全委員会ってやつは。めんどくさいわよね、ほんと」
鶫「大変ですね...─ところで、本当に委員会だったんですか」
千棘「─え?」
鶫「(ああああああっ!なにを聞いてるんだ私は)」
鶫「いえ!気にしないで下さい!今の質問!」
千棘「─あ、あぁ、うん」
鶫「─では、そろそろ夕食なので靴を脱いでいきましょう」
千棘「─いや、いいよ夕食は」
鶇はクロードのこと様付けだった気が
>>27
ミスです
すいません
鶫「? 何故ですか」
千棘「─今日はなんかお腹が空かないの」
鶫「いや、でも、三食を摂らないと健康によくないですよ─」
千棘「いいの」
鶫「・・・」
千棘「夕食は食べなくていい」
鶫「は、はぁ」
千棘「そういうことだから」
鶫「で、でも」
千棘「─私の分、食べていいから」
鶫「・・・・」
トコトコトコトコ
鶫「─行ってしまわれた」
鶫「(やはり『ない』などと自分の心を落ち着かせるがための嘘を憑くわけにはいかないな。
元気なフリさえしなくなった今、お嬢は極限状態と言える─精神的に、あるいは身体的に。
一条楽の前でも『ない』と言ったのだ。相当残酷極まりない虐めを受けかているのではないか?)」
鶫「(と言ってもだなぁ・・・。
自分の中で『虐めはある』という結論にたどり着いたところで現実にあるかどうかという確証には繋がらない。
あくまでもいろんな状況や状態や言葉や行動を継ぎ接ぎ縫い合わせた結果として虐めはあるだろうと判断しただけで、確固たる証拠はないのだから)」
鶫「(一番手っ取り早い方法は『お嬢の口からお嬢を虐めている当人の名あ前を言ってもらう』という方法だが─今のお嬢そう言ってくれるとは思えない)」
鶫「どうするか...」
────────────
千棘の部屋
千棘「─────」
千棘「『本当に委員会だったんですか』って...。どういうことよ」
千棘「委員会に決まってるじゃない─委員会に」
千棘「─それとも」
千棘「誠士郎は─私が虐められてるってことを─」
千棘「いや、それはないか─」
千棘「私を虐めるような人なんて─いるわけ、ないじゃない...」
千棘「いるわけ、ないじゃない...」
千棘「─────」
────────────
次の日 通学路
楽「(─あ、千棘じゃん。声掛けておくか)」
千棘「」トコトコトコ
楽「よ、おはよ」ポン
千棘「うひゃあ!」ビクッ
楽「うおっ、なんだよ」
千棘「びっ、びっくりしたぁ」
楽「そりゃこっちの台詞だ!いきなり変な声あげて」
千棘「─ご、ごめん」
楽「なんかお前変だぞ?いつもと様子が違う気が」
千棘「な、なーに言ってるのよー!いつもの私じゃないのー!」
楽「そ、そうか?」
千棘「ええ、そうよ!」
楽「─何かあったらすぐ俺に言えよな」
千棘「─っ...」
楽「?」
千棘「あんたに心配されるなんて、不覚ね」
楽「何だよ。心配して言ってやってるのに─」
千棘「でも」
楽「・・・」
千棘「ありがとう」
楽「・・・」
千棘「まぁ、今は別に心配されるようなことはないから、ダーリンは余計な心配はしなくて大丈夫よ」
楽「おぉ、そうか」
千棘「じゃあ私先行ってるから!」
ガシッ
楽「おい」
千棘「・・・な、なに?」
楽「一緒に行こうぜ、学校までさ」
千棘「え──」
楽「ほら、行くぞ」グッ
千棘「(─何よコイツ...!なんでこんな─)」
千棘「わ、分かったわ。行きましょう、ダーリン」
楽「おう、急ごうぜ。ハニー」
トコトコトコトコ
いろいろおかしいのは大目にみてください...
諸設定を忘れていることがあるのでその時は指摘していただけると有り難いです
──────────────
???「────。」
???「何をしているのかな...」
???「千棘『ちゃん』は─」
???「『そこ』は─」
???「私の特等席だよ─?」
────────────
休み時間
千棘「だよねー」
クラスメイトA「うんうん、さすがー」
???「ねぇ、千棘『ちゃん』」
千棘「ん?なに?─!」
???「ちょっといいかな?」
千棘「─う、うん」
───────────
???「ねぇ、千棘『ちゃん』」
千棘「─な、なに・・・?」
???「今日の朝」
千棘「・・・だからな─」
???「今日の朝だよ、千棘『ちゃん』」
千棘「─今日の朝が何よ」
???「とぼけないで。覚えてないフリをしないで─私、この眼でしっかり見たからね?」
千棘「・・・」
???「千棘『ちゃん』と一条くんが、仲良ーく。さながら本物のカップルのように、歩いていたよね」
千棘「・・・」
???「私言ったよね?昨日、『明日の朝に私のところに来てね』って」
千棘「・・・」
???「どうしてこなかったのかな」
千棘「・・・」
???「私寂しかったよ、こんな朝から一人で待っていて」
千棘「・・・」
???「それに─一条くんの隣は私の特等席だよ?それを偽物の恋人などという都合のいい言い訳の下に奪わないでくれるかな?」
千棘「・・・」
???「ねぇ、聞いてるの?なんで何にも言わないのかな?」
千棘「─てよ」
???「ん?声が小さくて聞こえないよ、千棘『ちゃん』」
千棘「やめてよ!!」
???「ん?」
千棘「どうしてこんなことするの!?私たち友達だよね!?ねぇ!
─小咲ちゃん...」
千棘「小野寺、小咲ちゃん!」
小野寺「友達だよ、今は恋敵だけどね」
千棘「─どうして私を虐めるの」
小野寺「そんなの、一条くんの隣にいるからじゃない?」
千棘「─私だってやりたくてやってるわけじゃ─」
小野寺「じゃあ、離れてよ」
千棘「─え?」
小野寺「今すぐ一条くんの隣から離れてよ」
千棘「ううっ─鶫、鶫!助けて!」
小野寺「助けを呼んだって無駄だよ?誠士郎ちゃんなら今病院よ」
千棘「─え?」
小野寺「誠士郎ちゃんが四六時中あなたを守っていると思っていたら大間違いだよ?」
千棘「─!」
小野寺「そもそも千棘『ちゃん』を虐めるのにすっごく邪魔だったの。
鶫、鶫誠士郎ちゃん。
誠士郎ちゃんがどこから見てるか分からないし、普通に会話しているような感じで千棘『ちゃん』に精神的に攻撃を加えていたんだよ?分かってるの?」
千棘「・・・」
小野寺「まぁ、でもその誠士郎ちゃんが病院ってことは暫くの間、やりたい放題って感じかな?」
千棘「おかしい・・・こんなの小咲ちゃんじゃない」
小野寺「そうだよ。今の私は私じゃないの。
私は消極的に生きることを止めたんだ。
自ら歩み寄らないと欲しいものも手に入らないまま終わっちゃうって、今更気づいたの─千棘『ちゃん』のおかげでそのことに気づけたの」
小野寺「─その点、ありがとうね」
千棘「─っ」
小野寺「違和感しかないよね、それは当たり前だと思うよ?だって今までの人生と全く逆の方向を歩いてるんだもん。
私だって私自身に違和感を感じているよ。でも私は変えたんだ、自分の意識を無理やり曲げたんだ。
人ってこんなに変わるものなのかな。その結果私は千棘『ちゃん』をどうにかしようという結論に至ったんだよ?」
小野寺「勿論、表向きみた感じだと私の内面の変化なんて気づく人はいないだろうけどね」
千棘「─鶫、鶫は?」
小野寺「だから病院だよ?私が仕掛けたんだ」
千棘「─有り得ない、有り得ないわよ!小咲ちゃんに鶫が倒せるわけ─」
小野寺「当たり前。
でもそれは所謂戦闘での話。だったら頭脳戦だったらどうなるんだろう?私は決して頭は良くないけどね。
簡単だよ、誠士郎ちゃんに棘の入った和菓子をプレゼントしただけ。勿論場所が千棘『ちゃん』の家だと一大事になっちゃうから、昨日の夜渡したんだよ。階段のある坂で『一口食べてみてよ』って。
そしたら誠士郎ちゃんの喉に棘は突き刺さり、階段から転げ落ちちゃった。その結果誠士郎ちゃんは気絶しちゃったから、その和菓子と棘を回収して通報したってだけだよ。
棘を回収するのは一苦労だったけどね」
千棘「─な、なんてことしてくれたのよ!!!」
小野寺「誠士郎ちゃんには私が千棘ちゃんを虐めてるって今回の件でなんとなくバレちゃっただろうな...」
千棘「─許さない、許さないわ」
キーンコーンカーンコーン
小野寺「時間だ!早く教室に行かないと!」
千棘「・・・」
教室
ガラガラガラ
楽「あ、小野寺、千棘。おせーぞ、もう授業始まってるぞ!─自習の時間で先生が来てないからまだよかったが...」
小野寺「うん、ごめんね」
楽「あぁ、いいから席ついたほうがいいぜ、二人とも」
小野寺「うん。じゃあ座ろうか、千棘ちゃん」
千棘「──う、うん」
今日は終わりです
放課後
楽「鶫、大丈夫かな」
るり「私も心配よ」
千棘「・・・」
小野寺「そうだね...」
万里花「心配ですわね...」
楽「・・・」
楽「って、橘!いつの間に」
万里花「私も鶫さんのお見舞いについて行きたいと思いまして」
楽「あぁ、そうか...」
千棘「・・・」
楽「なぁ、千棘」
千棘「─な、なによ」
楽「お前は鶫が骨折したってこと知らなかったのか?」
千棘「・・・」
楽「鶫が骨折したっていうことをお前のところが知らないとはとても思えないんだけど」
千棘「─知らなかったわよ、帰りのHRで先生から聞くまで」
千棘「(具体的に言うと─小咲ちゃんから教えてもらったんだけど...)」
楽「─そうか...」
るり「そういえば小咲が誘ってくれたんだよね、みんなを」
小咲「え?あぁ、うん。そうだよ」
るり「なかなかないよね、小咲から誘うって」
小咲「─そうかな?」
るり「何かあった?」
小咲「そんなことないよ!私だって誘いはするよ!」
るり「ふーん」
病院 鶫の病室
るり「失礼します」
ガラガラ
るり「お見舞いに来たよ」
鶫「─お、おぉ・・・」
バッ
千棘「馬鹿!」
鶫「─お嬢?」
千棘「なんでこんなことになってるのよ!!心配するじゃない!!」
鶫「す、すいません─」
千棘「─もう!どうして!連絡してくれなかったの!」
鶫「─私が迷惑をかけたくないから...身内に連絡はしないでくれと病室に頼んだからです...すいません。まぁ、でも、学校に連絡はいってしまったんですけどね...」
千棘「なんでそんなことするのよ!!ううっ...うう」
鶫「・・・」
千棘「でも─生きてて良かった...!」
鶫「─お嬢...」
医者「あの─鶫さんにはあまり喋らせないように配慮していただけませんかね」
楽「─何故ですか」
医者「鶫さんの今の状態は右足の骨折に加え、頭部に少しダメージを負っています。
と言いましても、致命的なものではなく、治療を続ければ問題はありません。私が声を出すなというのは、鶫さんの喉に傷がついていたからです」
楽「─傷?」
医者「はい。刺し傷のようなものがあります。
その傷は、人間の自然治癒能力でどうにかなりそうなものですので、私たちが治療をする必要はありません。
ただ、酷使すると状態が悪化する可能性があるかもしれませんので、あまり喋らせないほうがよろしいかと。少なくとも7日くらいは」
楽「そうですか...(どうして刺し傷なんか・・・)」
医者「喉のほうはその位で済みそうですが、骨折した右足の方は1ヶ月程度、あるいはそれ以上の治療が必要になると思われます
─ですので、鶫さんは身内に連絡してほしくないと申し上げてはいられますが、1ヶ月ともなると連絡せざるを得ないと思います...」
鶫「もうお嬢にバレた時点でそうせざるを得ないとは思いましたよ...」
るり「何はともあれ、無事でよかったわ」
楽「そうだな」
万里花「─あ、あれ?」
楽「どうした?橘」
万里花「小野寺さんがいらっしゃらないわ」
楽「え?」
万里花「ここに来るまで確かにいたと思ってたのですけれど─」
るり「可笑しいわね、途中で帰ったのかしら?でも自分から誘っておいて帰るってないわよね...しかもお見舞いで」
千棘「─あのみんな、悪いんだけど」
楽「ん?」
千棘「二人きりにさせてくれない?皆、先にかえっていいから」
────────────
千棘「─皆、不思議と聞いてこなかったけどさ─喉を切った理由。詳しく聞かせてくれない?」
鶫「─お嬢、知っているでしょう?」
千棘「─知っているけど、詳しく聞かせてほしいの」
鶫「分かりました─言わずもがなですが、私をこんな状態にしたのは小野寺様
─いや、小野寺小咲。あの女です。そして、あの女がお嬢のことを虐めている張本人だと私は思っています。ですよね?」
千棘「─えぇ・・・そうよ」
鶫「私は昨日の深夜12時ころに小野寺小咲に電話で呼ばれたんです。涼んでくると言って私は家を出たんです─」
─────────
回想
小咲「あ!誠士郎ちゃん!」
鶫「すいません、小野寺様。少し遅れてしまいました」
小咲「あぁ、いいよ!五分くらい」
鶫「それで、用事というのはなんですか?」
小咲「あ、うん。これ」
鶫「これは─?」
小咲「うちで今度出そうと思ってる新商品なんだけど」
鶫「へぇ、そうなんですか!これはおはぎでしょうか?」
小咲「うん、そうだよ。ちょっとトゲがあるけどね」
鶫「?─癖のある味だということでしょうか?」
小咲「まぁそんな感じだね。だからそれで、誠士郎ちゃんに試食して感想を聞かせてもらいたいなぁって思って...」
鶫「はぁ...しかし何故こんな夜分遅くに?」
小咲「結構手間が作るのにかかっちゃってね。あ、作ってたのはお母さんだけど。
新商品を早く発売したいんだって、できることなら明日にでもって」
鶫「それで、私を呼んだということですか?」
小咲「うん、ごめんね。
眠かったと思うけど─実を言うと私が一番眠いんだけど・・・お母さんの折り入っての頼みだからしょうがないね」
鶫「大変ですね・・・」
小咲「じゃあ、早速食べてくれる?」
鶫「うん、分かった」
小咲「味の感想は正直にね!気とか遣わなくていいから」
鶫「じゃあ遠慮なしでいかせてもらいます!」
小咲「ふふふ」
鶫「」モグモグ
鶫「ん?これはなかなか...」
小咲「・・・」
鶫「こしあんか、私はすきな味だな」
小咲「・・・」
鶫「」ゴクン
鶫「う″っ!?」
小咲「・・・」
鶫「いったぁ!─ううぅ・・・」
小咲「ごめんね、誠士郎ちゃん。手段を選んでる暇はないんだ」
──────────
鶫「そしてその後、私はそのあまりの痛さに足を踏み外し、階段を転げ落ちました。大体、階段の上での会話や深夜に試食をさせるなどの、十分に可笑しくて疑う余地もあったはずなんですけど、私は疑えなかったのです。情けない」
鶫「まんまと罠にはまったって訳ですね...」
千棘「─誠士郎は別に悪くないよ。疑えなくたってしょうがない。小野寺ちゃんが悪いんだよ...」
鶫「─そうですけど・・・」
千棘「・・・」
鶫「・・・」
千棘「私、どうすればいいんだろうね」
鶫「・・・」
千棘「本当に─どうすればいいの?誠士郎!」
鶫「・・・私には、わかりません...」
千棘「─ごめん。誠士郎に聞いても、誠士郎困るよね。今日は帰るよ」
鶫「は、はい」
千棘「今頃ビーハイブのあいつら、騒いでるだろうけど、なんとか落ち着かせておくよ」
鶫「─すいません」
千棘「お大事にね」
───────────
小咲「1ヶ月─1ヶ月は誠士郎ちゃんは入院してるってことだ。
ということは、1ヶ月の間は千棘『ちゃん』を守る人はいないってことだよね。
クロードさんだっけ。いつも千棘『ちゃん』を見張ってるってきいたけど、彼だってさすがに校舎内までは入ってこないだろうし。良かった良かったよ─」
小咲「─でも、バレるのも時間の問題だよなぁ。急がないといけないなぁ」
小咲「早く『特等席』に座らないと、誰かに取られちゃうからね」
──────────────
楽「結局あまり見舞えてなかったな・・・ただ顔出しただけっていうか、挨拶しにきだけっていうか・・・」
るり「千棘ちゃんが二人きりでいさせてくれって言うんだからしょうがないわよ、そこに私たちがいるのも場違いでしょう?」
楽「まぁ、言うとおりだな」
楽「─にしても、依然として謎だよなぁ、刺し傷。」
るり「私もそう思ったわ。転げ落ちただけで喉に刺し傷がつくわけないもの...。鶫ちゃんに聞いておけば良かったわね」
万里花「転げ落ちた時に何かの破片が口の中に入り込んだとかじゃないですk」
るり「いや、それはないわ」
万里花「否定早いわよ...」
万里花「いや、それもそうですけど、なんで小野寺さんは途中で帰って仕舞われたのでしょうね?」
楽「そればっかりは分からねぇな。小野寺に聞いてみねぇと」
るり「─でも、あんなことをするような娘ではないはずよ、小咲は。予想だけど、何か隠してそうな気がするの」
楽「小野寺が?何を隠すんだよ」
るり「─例えば、鶫ちゃんを骨折まで陥らせたのは自分だってこととか?」
楽「─なに言ってんだよ。小野寺がそんなことするわけないだろ」
るり「あくまでも予想よ、予想。でも普段と様子が少し可笑しいのは確かよ」
万里花「私もそれは思いましたわ」
楽「そっか─うーん。とりあえず明日小野寺に聞いてみるか、理由」
万里花「それが手っ取り早いですわね」
次の日
千棘「・・・」
楽「(千棘だ・・・結構昨日のショックで落ち込んでそうだな...)」
千棘「・・・」
楽「よっ、千棘」
千棘「・・・」
楽「お、おい千棘」
千棘「・・・」
楽「─おーい!」
千棘「・・・ん?あ、ダーリン。おはよう」
楽「もう、なかなか気づかないから...。まぁ、昨日のショックが癒えないっていうのは分かるけどさ、鶫ちゃん治るってわかってるし、心配ないだろうよ」
千棘「─あんた、そうは言うけどね、実際治るって分かってても不安なものは不安なのよ」
楽「─言わんとしないことは分かるが...。とりあえず明るくいこうぜ!な?」
千棘「─いいよ、無理に励まさなくて」
楽「『無理に』だと?別に無理してねぇよ?俺は本心からお前を元気づけようと」
千棘「大丈夫、大丈夫だから、放っておいて」
楽「─千棘...」
千棘「ついてこないで─私のこと、放っておいて」
楽「・・・」
千棘「(ごめん。
ごめん、
ごめん、ごめん、
ごめん、ごめん、ごめん、
ごめん、ごめん、ごめん、ごめん。
楽、ごめんね。こうするしかないの、
こうさせられるがままになるしかないの。
こうまでさせられないと私は楽になれないの。
今の私はそんなんなの。
本当にごめんね、
だから嫌いにならないで)
楽「─なんだよ、アイツ」
楽「(いや、でもアイツは今落ち込んでるんだ。俺がキレることではない。感情的になってるだけだろ)」
小咲「あ、一条君。おはよー」
楽「ん。あ、小野寺!」
小咲「どうしたの?なんかぼーっとしてたけど」
楽「いや、ちょっと考え事してた─それよりさ、昨日なんで途中でいなくなったんだ?お前」
小咲「ん?あぁ、昨日はどうしても抜かせない用事があって、黙って抜けちゃったんだ、ごめんね。鶫ちゃんのところには後で一人で行くから」
楽「あぁ、そうだったのか。なんならいいんだ」
小咲「うん。ってあれ?千棘ちゃんは一緒じゃないの?」
楽「さっきまで少しだけ一緒にいたがけど、先に行っちまったよ。相当落ち込んでるよ、アイツ─」
小咲「まぁね。長年一緒にいる誠士郎ちゃんが怪我、しかも骨折となると落ち込んじゃうよね」
楽「なんとかしてやれねぇかな・・・」
小咲「(・・・え?)」
小咲「─どうにもしなくていいよ」
楽「ん?なんかいったか?」
小咲「ううん。なんでもないよ」
教室
ガラガラ
楽「ん?」
万里花「楽様ーっ!」ダッダッダッダッ
楽「わーーー!?」
万里花「おはようございます!楽様!」
楽「なんだよいきなり!」
万里花「最近楽様と会話を交わしてないと思いまして!」
楽「だからって普通にこれねぇのかよ!俺の方向目掛けて走ってくるって...。てか、昨日話しただろ」
万里花「足りませんわ!もっと会話したいですわ!」
楽「やめろー!抱きつくなぁー!」
集「おーい!朝から何やってるんだよ楽ー!羨ましいぞー!ヒューヒュー!」
ガラガラ
小野寺「あれ?何やってるの?お二人とも」
万里花「あら、おはようございます、小野寺さん」ギュー
楽「あ、いや、小野寺!これは誤解だぁ!」
万里花「どうぞお気になさらず!」
楽「いやお気になさるだろ!」
小野寺「・・・」
ガラガラ
キョーコ「おーい、もう時間だぞー...ってなにやってるんだ朝っぱらからー。仲良くするのもいいけど、程ほどにしろよ?」
今日は終わりです...
放課後
楽「なぁ、千棘」
千棘「─な、なに?」
楽「これから皆でマックに勉強会しに行くんだけどお前も来いよ」
千棘「え、いいや、私は─」
楽「いいから、いいから」グッ
千棘「え、えぇ?─しょうがないわね、付き合ってあげるわ」
マック
店員「いらっしゃいませー」
楽「(俺の提案でこの勉強会を開いたわけだが...)」
楽「(これで千棘がいつもの調子を取り戻してくれるといいけど...)」
小咲「あ、見て見て、るりちゃん」
るり「?」
小咲「今トンカツバーガーみたいなのやってるんだって。美味しそうなハンバーガーだね」
るり「そうかしら?私はそう思わない」
小咲「? どうして?」
るり「トンカツなんて入れちゃったらもうハンバーガーじゃないじゃない。ハンバーガーはシンプルでいいのよ」
小咲「ふーん...」
鶫「な、なぁ一条楽」
楽「なんだよ」
鶫「・・・なんというか、コイツは誘わなくても良かったんじゃないか?」
集「えー、酷いこというなー」
鶫「お、お嬢になにか仕出かしたらただじゃすまないぞ!?」
集「─なんか今日、いつも以上に警戒されてるけどなんで?」
楽「さ、さぁな?なんでたろうな?」
このSSまとめへのコメント
おもろい
続き期待してるっすよー!
どうせ飽きて書くのやめたんだな。まぁ胸糞悪いストーリーを最後まで完走させるのは長編ものの次に根気がいるからな。仕方がないかもしれんが、最後まで期待してくれた読者を裏切ったことだけは許されない。もし別物を書くつもりなら次はこんな中途半端な未完の作品にしないで欲しい。つーか絶対にすんな。信用されなくなって荒らされても文句はいえないからな???
まぁこんなコメント欄見てるほど寛大な作者だと思わないけどな??暇潰しに書いただけだろうけど、ホントに期待してた読者が沢山いた。まだかまだかとずっと待ってた。結果その読者を裏切った。卑怯ものと言わずしてなんて言うべきだ??俺も楽しみにしてたからここまで上から目線で言ってんだよ。そんだけ楽しみにしてたからだよ。ホントに残念だわ。
……くたばれ蛆虫が。
あ〜あ、にげちゃったかー
せめて完結させようよ!!!!
もう、書いちゃったんだから
最後まで書こうよ
待っている人は、待っているんだから
頼むよ
飽きたからって…すぐ諦めるな
読者は、あなたの作品の続きを待っている
そして、完結してください。
頼みますよ
本気で、見たいんですよ
頑張ってくださいよ
めんどいと思っても
そこであきらめたら
試合終了ですよ
あーもー
なんでどれもこれも中途半端なところで終わるんだよ
はい来た、中途半端
マジ、ふざけー
マジ、クズの極み
書くなや
もうこういうSS飽きた
もう、本気で辞めろ
作者タヒね
ここで辞めるのはないだろ
最悪ー
待ってるのに
は????