菜々「へぇ、みんなもウサミン星出身なんですか」 (94)

卯月「あれ?聞いてなかったっけ?」

凛「入社時にプロデューサーから説明してもらわなかったの?」

菜々「ええ…あ、あはは、いやー、でもまさかウサミン星人だったなんて…」

菜々「身近に同郷の人がこんなにいるとは思わなかったなー」

凛「…ていうか、今まで分からなかったの?」

卯月「そりゃそうだよ、耳も隠してるし」

凛「…そっか、そうだったね」ピコピコ

菜々「えっ」

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凛「えっ?」

卯月「凛ちゃん、耳出てるよ」

凛「あっ………ん、これでいいかな?」ピコピコ

卯月「まだちょっと出てるよ」

凛「…んっ……はぁ…今日1日は事務所にいることにするよ…」ピコピコ

菜々「えっ?えっ?」

凛「…ああ、事務所の人はみんなウサミン星人だから、見られても心配ないよ」

菜々「いや、そうじゃなくて…」

卯月「菜々ちゃんは心配性だねー、でも、たしかに万が一こっちの人に見られたら後始末が大変だもんね」

菜々「え…あ、うん…」

みく「あー、事務所で耳出しちゃいけないんだにゃ!」

凛「あ、みく…分かってるけど、なんか上手くしまえなくって」

卯月「みくちゃんだってしっぽまで常に出しっ放しじゃダメだよ」

みく「みくはこういうキャラで売り出してるから事務所でも外でもいいのにゃ!」

卯月「もう、みくちゃん、菜々ちゃんをちゃんと見習わないと」

菜々「…えっ」

卯月「ほら、ちゃんと耳だってつけ耳でしょ、いつも隠してるよ」

菜々「あ、ちょ…」

凛「…ほんとだ、すごい」

菜々「あ、あははは…」ダラダラ

みく「にゃ…にゃあ…プロだにゃあ…」

みく「はぁ…ん…んん…」

菜々「ひゃ…し…しっぽが…」

凛「あれ?猫系人のしっぽ収納見たことないの?」

菜々「…え?え?」

卯月「私も初めてだよ!」

凛「へー…うちの近所多かったからさ」

みく「にゃ…にゃあ…ちょっと痛いからやっぱ嫌いにゃあ…つけしっぽどこやったかにゃ…」

みく「ところで猫系人が多いってどこに住んでたのにゃ?あんまりよそへ行かないもんだけど…」

凛「あー、私うさとり民なんだ」

卯月「え!?凛ちゃんそんなに田舎に住んでたの!?」

菜々「…」

凛「田舎って…最近はかなり近代化してきてるよ、ウサバも建ったし」

卯月「あー…ついにそのネタで引っ張れなくなるのか…」

みく「そういえば農業研修でそこにいっぱい行ってたかにゃあ」

凛「ふふん、そういう卯月はどこなの?」

卯月「私?私はみん都だよ」

凛「あ、修学旅行で行ったよ」

卯月「ほんとー!?どこかで会ってたかもねー!」

菜々(ギャグだよね…ギャグだよね…)

みく「にゃあ…いいにゃあ修学旅行…」

凛「菜々さんは?」

菜々「…え?」

卯月「どこ出身って話!」

菜々「あ、ああ…あの…ウサミン…星」

卯月「それは知ってるよ~」

菜々「え、えっと…その…あの…う、ウサ山…」

みく「にゃはははははは!」

卯月「あはははは!ナイスウサミアンジョーク!」

菜々「あ…あはは…」

凛「ふふっ…さすが菜々さんだね」

未央「おっ、みんな地元談義?

凛「あ、未央」

未央「地元話で観光地たるミン都生まれの私を外してもらっちゃ困るなー」

凛「…あー」

みく「にゃあ…」

未央「…え?何その残念な目線、ほら、修学旅行の定番だよ!?」

卯月「未央ちゃん…私もみん都だよ」

未央「あー…まじかー…え?ちなみにどこ?」

卯月「うさ八条」

未央「うわっ…もろ観光名所じゃん…私兎北山だよ…」

卯月「…田舎だね…」

未央「…いいとこだもん、人参うまいし…」

未央「ま、いいよ…菜々ちゃんは?」

菜々(げっ…)

卯月「あっ、そうそうその話してたの」

みく「どこなのにゃ?」

凛「どこ?」

菜々「…う…その…」

未央「よーっし、この未央ちゃんが当ててしんぜよう!」

菜々「そ…そうそう!あああ当ててみてください!」

卯月「えー難しすぎるよ!」

凛「そうだね…みくや蘭子みたいに方言もないし」

未央「あれっくらい分かりやすいとねー」

菜々「…!?」

卯月「私蘭子ちゃんに会って初めて厨語習ってて良かったと思ったよ」

みく「みくもだにゃあ…でもそういえばしぶにゃんは方言喋ってないにゃあ」

未央「方言?」

卯月「凛ちゃんうさとりなんだって」

未央「へぇマジで!?ねぇねぇミンピューター無いってほんと!?」

凛「もういいから…ちなみに私は標準語に矯正したんだよ、元に戻すと…」

凛「なhっsjqんksづmっtdkdjdjdんしさjなんs」

菜々「!?!?」

卯月「あっははははは!!」

未央「もううさ語じゃないよーあはははは!!」

みく「かろうじてmっdkdjdだけは分かったにゃあ!」

凛「めmんそssdmっtぷv」

菜々(め…めんそそどまっぷ…!?)

みく「にゃ!それ!それ知ってるにゃ!」

未央「あー!あれだ!去年のうさドラの台詞!題名なんだっけ!?」

凛「ニンジン先生だね」

卯月「そうそう!私も見てたよ!!すごーい!」

みく「おまえら!そんな事してりゃあめmんそssdmっtぷv!!」

未央「うっせえbすっwきhsく!!」

卯月「あっはははは!似てる~!」

凛「本当はあのうさドラでの使い方は違うんだけどね」

菜々「…う、うさドラ…」

卯月「あはははは!…あれ?菜々ちゃん、知らないの?」

菜々「…へ?」

凛「そんなはずないよ、視聴率180ウーセント超えたんだし」

未央「見てない奴はウサミン星人じゃないとか言われてたもんね」

みく「というか学校で全員見させられたにゃあ」

卯月「もはや義務レベルだったよね」

菜々「…あ、いや…みみみ…見て…ました…よ?」

卯月「…ほんと?」

凛「…」

未央「…」

みく「…」

菜々「ひっ…」

凛「…ねえ」

菜々「あ…あ、ひ…」

未央「もしかしてさ、菜々ちゃんって結構な箱入り?」

菜々「ひっ…」ビクッ

菜々「…え?…あ、そ、そうです!そうなんです!!」

未央「へ~!」

みく「…ということは、まさかウサリカ出身なのかにゃ?」

菜々「え?…あ、ええ!そうなんです!私ウサリカ民で…」

卯月「あはは、まさかこんなところにいるわけないって…ええええええ!?」

みく「ま、そんなわけないk…にゃあ!?」

未央「ウサリカってそんなバカn…ええええええええええ!!?」

凛「嘘っ!?ほんと!?」

卯月「は、は、初めて見たよ本星の人…!!」

菜々(ほ、ほ、本星!?)

未央「ひ、ひええぇえ!すっげー!!」

凛「もしかしてお父さん、直属の護衛か何か?」

みく「にゃあ…法務系かもしれないにゃあ」


菜々(なんだこれ…なんだこれ…)

卯月「菜々ちゃん、苗字は?」

菜々「…え?…あの…安部…」

未央「違う違う、本名の方」

菜々「…は?」

凛「もう…礼儀がなってないよ」

卯月「あ、ごめん…自分から言わないとね、私はウサムラウヅヅだよ」

菜々「!?」

みく「…普通だにゃあ」

卯月「王道と言ってよ!」

未央「私はホンミミーオン」

みく「にゃあ…ネコノマエミミにゃあ」

菜々「!?!?!?」

卯月「村名?」

みく「うちは苗字風習ないから外で名乗る時は村名が苗字がわりなのにゃ」

未央「へぇ~」

卯月「…凛ちゃん?」

凛「んー…えっと私はラビヤリンだよ」

みく「…にゃ…」

凛「…キラキラネームなのは、自分でも知ってるよ」

未央「…いや、いい名前じゃん!」

卯月「うん!そうだよ!」

みく「そうだにゃ!!」

凛「…あはは、ありがと、みんな優しいね」

凛「でも、私ねこの名前、最初は恨んだけどさ…今は良かったと思ってるんだ」

凛「こっちで私、本名でアイドル出来るんだもん…だから私とっても嬉しいんだ、今は、これでも誇りに思ってるよ?」

凛「…それにこっちじゃ普通の名前だしね」

未央「…ふふ、さっすがしぶりん!」

卯月「…うん、凛ちゃんは凛ちゃんだもんね、その名前すごく合ってる!」

みく「むしろ羨ましいにゃ」

凛「…ふふ、ほんとに、ありがと…えへへ」

卯月「もう、泣かないでよ!ほらほら、凛として!」

凛「もう…卯月っ!」

菜々「…はぁ…はぁ」ダラダラ

未央「へっへっへ…いいもん見ちゃったなぁ…」

未央「あ、ごめん!菜々ちゃん!それで、えっと菜々ちゃんの本名は?」

菜々「…」ダラダラ

菜々「…う、うさ…ウサべ…な、ナナミン…です…」ボソボソ

みく「!?」

卯月「!?」

凛「!?」

菜々「!?」

未央「う…うさ…!!?」

卯月「ご、ご、ごめんなさいいいいい!!!」

凛「お、お茶!誰か、お茶!!」

未央「はひ…ひあぁ…ぁぁあ…」

みく「」

菜々「…なっ…なに…!?」

菜々(なっ…なんでみんな跪くの…!?)

卯月「ちひろさん!ちひろさん早く!!」

ちひろ「ちょ…ちょっと!卯月ちゃん引っ張らないで!何?どうしかしたんですか?」

凛「ち、ちひろさん!菜々さんウサべ家の人間って本当!?」

ちひろ「うさっ…はああああ!?」

ちひろ「お、お、王族の方とはししし知らずにしつししち失礼をば!!」

菜々「おっ…!?」

未央「あの…えっとその…私バカでして、あの…ウサべ106位あたりの人からあまり覚えていなくってですね…」

みく「」

凛「ご、ごめんなさい!えっと…一応全員覚えてはいたはずだったんだけど…まだ、抜けがあったみたいでして…」

菜々「ほ…ほあぁ…!?」

モバP「ただいまー…」ガチャ

モバP「…おいおい、何やってるんだ?」

凛「プロデューサー!」

モバP「あ、おい凛!耳しまえ耳!」

モバP「最近漏洩時の処理範囲が街単位に変更されたんだからさ…もっとこう危機感を持ってだな…」

菜々(ま…ま…街…!)

卯月「そ、そんな事はどうでもいいですから!!なんでウサべ家の方をこんなところに連れてきてるんですか!?」

モバP「…は?誰が?」

未央「な、菜々様…」

モバP「うえぇぇええ!?」

モバP「ほ、本当ですか!?」

菜々「は…はは…おぇ…」

モバP「ええぇぇえ!?マジですか!?」


ちひろ「なんで!?何スカウトしてるんですか!?バカですか!?」

モバP「いやいやいや!メイド喫茶でこっちウサミン星人名乗りながら仕事してこりゃうまい事やってるなー…って思ってですねえっと…」

凛「まゆ!まゆちゃん呼んで!どこ!?」

未央「まゆまゆ今日は報告に帰ってるよ!!」

凛「嘘っ!?なんで今日!?」

菜々「あ…ぶ…うぇ…」

菜々「も…もうやめでぐだざい!!!」ポロポロ

卯月「はひっ!?」ビクッ

凛「!?」ビクッ

みく「みゃごえっ!?」ビクン

未央「ひぇああ!?」ビクッ

ちひろ「すみませんっ!」ビクッ

モバP「申し訳ありませんっ!!」バッ

菜々「も…もうやべでぐだざい…っ!!」ポロポロ

菜々「わ…わだぢ…ち、地球人でず…ウザミン星人なんかじゃないんでず…う…」ポロポロ

菜々「うあ…うあ"あ"あ"あ"…」ポロポロ

卯月「あ…」

凛「…」

未央「…」

みく「にゃ…」

ちひろ「…」

モバP「…すみません」

菜々「ずびばぜん…っ…だからもう…許しで…うぅ…」ポロポロ

卯月「菜々…様…」

凛「…ごめん…なさい」

未央「そう…でしたか」

みく「…すみませんでしたにゃあ…」

ちひろ「そっか…王族精選…」

モバP「…菜々さん、こちらも気が利かず、すみません」

菜々「ごべんなざい…ごべんな"…」ポロポロ

菜々「…あ"え?」

卯月「あのっ…確かに私は、あまりいい制度とは思ってませんけど…でも、菜々様…菜々さんが…選定っていうか…あれ…されたから、私達、菜々さんに会えたんだし…」

凛「ごめんなさい…分かってあげられなくて…そっか、知らないはずだよね…うさドラなんか…」

未央「菜々ちゃんは、すっごく魅力的だよ!ただちょっと、運が無かったってだけだから…気にしないで!」

みく「王族の苦労…みくはわかんないけど、でも、一緒に背負う事は出来るから!」

ちひろ「グズッ…菜々ちゃん…あっちに帰りたい時はいつでも言って!コネでもなんでも駆使して本星は無理でも、ミッポンくらいなら行けるようにしますから!」

モバP「菜々さん…本家に比べたら狭いかもしれないし、専属人もいないですけど、俺たちを家族と思って…いや、事務所のみんなは、ずっとあなたの家族ですから!」

菜々「は…はは…あは…あははは…なんだこれ…」

卯月「菜々ちゃんっ!」ギュー

凛「…ん」ギュー

未央「私も!私を妹と思って!」ギュー

みく「ペットでもなんでもいいにゃ!ずっと家族にゃ!」ギュー

ちひろ「ううぅ…菜々ちゃん…私はお母さんですから!ミミナーミ様みたいにはできませんけど、いくらでも甘えていいですから!」

モバP「永遠の38歳じゃ…ちょっと若いかもしれないけど…お父さんなり兄なりと思って…!」

菜々「ははは…ははは…ありがとう…ございます…」ギュー


モバP「…良かった…本当に良かった…!!」

ちひろ「ええ…本当に!」

モバP「あ、そうだ!!早速と言っては何ですが、家族が増えますよ!!」

菜々(もう…どうでも…)

モバP「こっちですこっち!どうぞどうぞ!」

心「…あ、ちょ…」

菜々「ふふ…ふへへ…」

モバP「ほら、なんとシュガー地方の方なんですよ!!」

卯月「わー!すごい!たしか氷砂糖が主食っていう!」

凛「すごい…グローバルな家族になってきたね!」

未央「あ、聞いてた通り、妹は私なんで!」

ちひろ「ふふっ…大家族ですね…王族185柱もびっくりするくらいに賑やかにしましょうね!」

みく「当然にゃ!心で繋がる大家族になるのにゃ!うるさくないわけないにゃ!」


心「…こいつら頭大丈夫か…」ボソッ

菜々「…」ピクッ

菜々「仲間…」

心「…は?」

菜々「ながまだあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!うあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!」ギュー

心「うわっ!?ちょ…お前ら頭大丈夫か☆」

モバP「な…仲間っ!?」

卯月「え"っ!?王族関係者!?」

凛「ぷ…プロデューサー本当になにやってんの!?事務所消し飛ぶよ!?」

未央「ひええぇぇえ!ひええぇぇえ!!?」

みく「」

ちひろ「おおおお茶を今お出ししますので…」

心「おい☆…やめ…離れ…なんだこの事務所!」

菜々「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!」ギュー



終わり

ほんとにどうでもいいんですけど沙理奈さんに投票してくれた方々はありがとうございます

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