塞「私たちの中学時代?」 (22)
塞「なんで急に?」
豊音「気になったからだヨー」
エイスリン「ワタシモシリタイ!」
塞「あー...うん。まぁいっか!昔のことだし」
塞「とりあえず中1の頃から話そうかな」
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妄想で特に山なし落ちなしですが見ていただけると嬉しいです
以下塞の記憶
塞中1の春
入学当初
ドスッ
ドスッ
パァン
塞「ふー先輩たち弱すぎですよ?」
モブ女先輩A「ぐぅぅぅ」ハラオサエテ
モブ女先輩B「1年が調子乗りやがって...」タオレナガラ
モブ女先輩C「痛ってぇ..」カオオサエ
塞「ケンカ売ってきたの先輩たちじゃないですか...てか3対1で負けないでくださいよ」
モブ女先輩A「くそがっ!おぼえてやがれ!!」ニゲル
ダダッ
タッタッタッタッ
塞「逆に覚えてやがれとか言う人めずらしいわよねー」
塞「入学早々目つけられちゃったなぁ...」
塞「別にかまわないけどねあたしもイライラしてるし」
塞(あのクソ医者のせいで)
塞(あたしのips細胞使って研究しやがって....幼いわたしを騙してDNAマップを採取してやがった...なにがレズレベル6シフト計画よ!!!)
塞(結局失敗してたけどねぇ...良い様よ)
塞(記者会見は笑ったわ...新聞にも大きく取り上げられちゃってさぁ)
塞(若いのに背伸びしようとするから...自分のやり方でとか言っちゃってねぇ)
塞(大人しく入院してろってのwwwwww)
塞(でもなにより気にくわないのがその実験が失敗したことで問題化されて表にでて被験者がわたしだと世間にバレたことよ!!!)
塞(わたしは晒し者にされたわ...そのせいで小学生の頃からいじめを受けた)
塞(だからわたしを笑うやつらを殴る為に強くなった)
塞(やりすぎて不良だの狂犬だの言われるようになっちゃったけどさ....)
塞「....教室行くかな」
ガララ
クラスメイト「!!!!」ビクッ
シーン
塞(みんな知ってるのね)
塞(まぁ予想通りだからいいんだけど)
塞(あたしの席は...)
ヒソヒソ
アノヒトナニカンガエテンノ!?
コロサレルゾ!!!
塞「ちょっと...そこあたしの席なんだけど?」
シロ「ん...あぁごめん....一番前で入り口近くだから....自分の席確認するのも行くのもダルくてさ」
塞「ふぅん...あんた良い度胸してんじゃない」
シロ「?」
シロ「怒ってるの?」
塞(こいつ...ほんとにあたしのこと知らないみたいね....下手に絡むのも面倒だし)
塞「別に...とりあえずHR始まるし自分の席行ったら?」
シロ「ダルい...」
ヒョイ
オヒメサマダッコ
ザワザワ
アレホントニアノキョウケンナノカ??
ストン
塞「これでいいでしょ」
シロ「ん...ありがと」
?????????????
エイスリン「チョットマッテ」
塞「?」
エイスリン「フタリトモチュウガクオナジダッタ?」
塞「あー。そうよ?まさかこうなるとはおもってなかったけどねー」フフッ
ガララ
担任「みんなー席つけー」
担任「担任の○○だ」
担任「ーっ。とまぁこんなかんじで今日のHRは終わりだ午後は親睦を深めるために遊んだりするのはいいがハメを外さないように」
担任「じゃあ解散」
ワーワー
ガヤガヤ
塞(ふぅ...やっぱこーゆー話って午前中だけってわかってても長く感じるわね)
担任「臼沢ー」
塞「はい?」
担任「ちょっと職員室来てくれるか?」
塞(朝のアレかなぁ)
ガララ
シロ(・・・)
職員室
担任「臼沢に来てもらったのは...朝のことでな....身に覚えあるよな?」
塞「はい.....」
塞(はぁ...やっぱか)
担任「モブAから話は聞いた」
担任「お前が因縁つけて一方的にボコボコにしたんだって?」
塞(てきとーなこと言いやがってあの女....因縁つけてきたのはあんたらでしょーが)
担任「その...なんだ先生もお前のことは聞いたことくらいはあるんだが....」
担任「いろいろあって辛いのはわかる、でもなそれを他人で憂さ晴らしなんてしてもなんの解決にも............」
塞(またこの手の慰めと説教か...もう飽きたっつーの)
塞(知ったふうな口聞いちゃってさ...別にあたしはあんたらに同情してほしいわけでもないしつーかほっといてほしいんだよね実際)
塞(てきとーに聞き流して謝ってさっさと帰ろ)
ガラッ
シロ「失礼します」
シロ「1年○組の小瀬川白望です」
担任「だからなきっとこれから良いことが....?...小瀬川じゃないか....どうした?」
シロ「実は私今朝臼沢さんと先輩たち3人がケンカしてるとこを見てまして」
塞「!?」
塞(見られてたかっ...)
担任「そうなのか!?詳しく教えてくれ!」
シロ「はい...まず臼沢さんを呼び出して最初に手を出したのは先輩たちの方なんです」
塞「!?!?」
担任「なんだって!?」ガタッ
担任「じゃああいつらは先生に嘘をついていたのか...?」
シロ「はい...私以外にも見てる人は数人いました...」
シロ「みんな怖がって言えないだけでたぶん状況はわかっていたと思います」
担任「なんてことだ...すまん2人共!今日は帰っててくれ!」ダダッ
シロ「いこ...」スタスタ
塞「・・・」スタスタ
ガラッ
シツレイシマシター
スタスタ
スタスタ
塞「ここまでくればいいかな....」ボソッ
シロ「え?」
壁ドン
壁|シロ 塞
塞「さっきのどーゆーこと?助けてくれなんて一言も言ってないんだけど?」
シロ「ほんとのことを言っただけ....あのままだと先輩たちが卑怯だったから」
塞「...っ!これで恩を売ったつもり?」
シロ「むしろこれで恩を返したからチャラ...」
塞「はぁ?あたしあんたになんかしてあげたおぼえないんだけど?」
シロ「教室で運んでくれた....」
塞「あれはただあんたが邪魔だったから...」
シロ「嬉しかったよ」ニコッ
塞(なっ...こいつ笑うとけっこうかわいいじゃない....ってそーじゃない!!)
塞「あれくらいだれでもやるでしょ?」
シロ「ううん...みんな先生に言ってわたしが怒られる...いつもそんなんだからわたしはみんなから避けられるし陰口もよく聞くんだ」
シロ「あんなことしてくれたの臼沢さんが初めてなんだ」
塞「そ...あたしも柄にもないことしちゃったなぁ....」
塞(この流れはちょっとまずいわね)
塞(塞いどくか)
塞「次からはもうしない」
塞「てかそーゆーことあったからって私に気安く話しかけたりしないでね」
塞「別に仲良くなったつもりないから」
塞「そんだけ。じゃあね」スタスタ
シロ「・・・・・。じゃ」
そしてそれから言った通り小瀬川さんは話しかけてこなかった
しっかり塞げてたようでよかった
相変わらずわたしと小瀬川さんはクラスで浮いていた
小瀬川さんの悪口もちらほら聞こえるしわたしの悪口もたまにトイレで聞く
そのたびに飛び出して殴ろうかと思ったけど
そんな弱そうな連中殴っても一方的でつまらないと思った
そして半年が過ぎた頃
塞(今日は裏庭で食べるかな)
いつもどおり昼ご飯を食べるとこを探して歩いていた時のこと
???「あのさぁあんたまじでうざいんだわ」
???「そんなにダルいなら学校こないでくれるかな?」
???「てか死ねよ」
塞(いじめかしら?)
陰からのぞくとそこには見知った同じクラスの子5人と小瀬川さんがいた
小瀬川さんは囲まれていた
塞(はぁ...なんであんなことするかなぁ)
塞(群れないとなんもできないのに粋がっちゃって)
塞(この間は下手なことして小瀬川さんと関わっちゃったけど...)
塞(今回小瀬川さんを助けることでまた標的にされる可能性も否定できない)
塞(でもこのまま見てるのも後味悪いし...それに小瀬川さんはちゃんと弁えてるから助けたとしてもつきまとってくることはなさそうだし)
クラスメイト「てかさーこいつ殴っちゃっていい?腹立ってきた」
クラスメイト「いいんじゃない?顔以外殴れば」
クラスメイト「じゃー腹パンいっきまーす」
ザッザッ
塞「指で弾くコイン見つめた」
塞「表ならGO裏はSTAY」
クラスメイトたち「!?!?!?!?」
塞「まぁどっちもGOなんだけどさぁ」
クラスメイト「臼沢っ!!」
シロ「レールガン打つのかと思ったのに....残念」
塞「中学生がんなもん打てるわけないでしょーが」
クラスメイト「くそっ!こいつを助けに来たのか!?」
クラスメイト「っ!!...っふふかっこいいじゃない....でもさぁ」
クラスメイト「あんたこの人数で勝てると思ってるの?」フフン
クラスメイト「いくら狂犬だなんだって言われてもさぁ」
クラスメイト「この人数差に....武器なんかあったら」スッ
クラスメイト「勝ち目ないでしょ?」スッ
塞(武器ってそれそこの土にさしてあった木の棒じゃん)
クラスメイト「正直あんたも鬱陶しかったのよ...ここで一緒にもう学校これなくしてやんよ!」
塞「来るなら来なさいよ...まとめて相手してあげるから」ハァ
クラスメイト「舐めてんじゃないわよ!!!」
クラスメイト「[ピーーー]!!」ボウヲフリカブリ
タタッ
ドスッ
クラスメイト「カハッ!!!」
塞「!?」
クラスメイトたち「!?」
塞(後ろから誰かに蹴られたようなってかたぶんそうなんだろうなぁ)
クラスメイト「ガハッ!!ハァハァ」
クラスメイト「誰だぁ!!!」
胡桃「はいそこまで」
胡桃「風紀委員です」
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