ミカサ「ねむい」(24)
エレン「じゃあ寝ろよ」
ミカサ「やだ」
ミカサ「なんか不安」
エレン「なんかってなんだよ」
ミカサ「こう二度と目を覚まさないんじゃないかみたいな」
エレン「よく分からん」
ミカサ「・・・エレンが」
エレン「は?」
ミカサ「さっきのはエレンが目を覚まさないという意味」
エレン「そ、そうか」
エレン「・・・あれ?でもミカサが寝ることと俺が目を覚まさないことは関係ないだろ」
ミカサ「ある」
エレン「ないだろ」
ミカサ「あるって言ってるでしょ」
ミカサ「私が寝る→エレンも寝る→目を覚まさない、ほら」
エレン「別に俺はお前が寝たら寝ようとかは考えてないからな」
ミカサ「私が起きていればエレンを見張れる」
エレン「見張ってどうすんだよ・・・」
ミカサ「起きないようだったら叩きおこす」
エレン「必要ねえから」
ミカサ「分からない、何かの拍子に偶然自力で目覚めなくなる可能性がある」
エレン「何かの拍子ってなんだよ・・・」
ミカサ「誰にも結果は分からない」
エレン「だからなんだよ」
ミカサ「私は後悔のない選択をしたい」
エレン「分かったから寝ろ」
エレン「俺がミカサの見てないとこで昼寝とかしたらどうすんだ?」
ミカサ「・・・大変だ」
エレン「いやいや」
ミカサ「エレン、これからは勝手に寝てはだめ」
エレン「だいたいお前はいつ寝るんだよ」
ミカサ「寝なくても平気」
エレン「平気なわけないだろ」
ミカサ「私ならできる」
エレン「俺が気になって寝れないから寝ろ」
ミカサ「別に俺はお前が寝たら寝ようとかは考えてないからな」
エレン「・・・うるさい」
ミカサ「このツンデレさんめ」
エレン「ほら寝るぞ」
ミカサ「眠れない」
エレン「は!?いいかげん怒るぞ」
ミカサ「興奮して眠れない」
ミカサ「エレンがこちらに密着してきたためアドレナリンどばーって」
エレン「全然分からんが離れるわ」
ミカサ「なぜ離れられると思ったのだろう」
エレン「ホールドするなコラ」
ミカサ「エレンの近くだと安心する、のでこのままがいい」
エレン「さっきは興奮って言ってなかったか」
ミカサ「うん、両方」
エレン「よし、離れろ」
ミカサ「死んでも離さない」
エレン「ミカサがおかしくなった」
ミカサ「もともとおかしいから問題ない」
エレン「おかしい+おかしい=悪化ってアルミンが言ってた」
ミカサ「ぐすっ、家族の温もりが恋しい」
エレン「・・・しゃーねえな」
ミカサ「というのは嘘」
エレン「よしキレた」
ミカサ「反省はしているが離れるつもりはない」
エレン「もうそのままでいいから寝ろ」
ミカサ「興奮して眠れないと言った」
エレン「なんとかして寝ろ」
ミカサ「わかった」
エレン「おやすみ」
ミカサ「・・・・・・」
エレン「・・・・・・」
ミカサ「・・・・・・」
エレン(よし寝たな)
ミカサ「寝てない」
エレン「・・・・・・」
ミカサ「エレン」
エレン「・・・・・・」
ミカサ「エレン起きて」
エレン「うるせえよ!」
ミカサ「もう朝」
エレン「・・・は!?」
ミカサ「ぐっもーにん」
エレン「ねむい」
おはよう!
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