【咲-saki-ss】ミョンファ「安価で歌いましょう」 (142)

【咲-saki-ss】ミョンファ「安価でそろそろ殺す」のつづき

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都内の高級レストラン…

宥「うぅ、高いんじゃないの?菫ちゃん大丈夫?」

菫「はは、宥はそんな事気にしないてもいいんだ」だらだら

ウェイター「弘世様、こちらの席へどうぞ」だらだら

宥「わぁ~窓際の席なんて素敵~♪」

菫「そうかい?宥に喜んでもらえてよかった」だらだら

菫(この日の為にレストランを貸し切りにしてよかった…暖房も入れて宥の快適な環境にも出来るし)

宥「でもちょっと肌寒いね…」

菫「!?」だらだら

菫(おい!もっと温度を上げろ!)だらだら

ウェイター(えぇ~!?)だらだら

菫「そ、そうだよな!私も少し肌寒いと思ってたところなんだ!」だらだらだら

宥「だよね~♪」あったか~い♪

菫(ふふ、今日の私は完璧だ♪あったかい室、あったかい料理、それに…)

菫(私の合図で向かいのビルが点灯し『I LOVE 宥』の文字を映し出す…)

菫(その時すかさずこの結婚指輪を渡しプロポーズする…そうすれば宥も…)

菫「イエェェス!!!」

宥「菫ちゃん…?」

菫「い、いやあ、すまない、なんでもないんだ…」だらだらだらだら

宥「よかった」にっこり

菫(ふぅおぉぉ!!宥天使だろぉぉぉ!!)

菫(そんなことより、もうすぐだ5・4・3…)

菫(2・1…よし、今だ…)

菫「ゆ、宥、そ、外の景色を見…」

藤田「弘世様…お取り込み中、申し訳ありません…」だらだらだら

菫「くっ!なんだ!いきなり!」

宥「?」

藤田「小鍛冶様がお見えに…」

菫「そんなもの…待たしておけ!」

藤田「い、いえそれが…」

小鍛冶「リア充シネ…氏ねじゃなくて死ね…!」うにょ~ん…

菫「うわぁぁ!!!」ぎょっ!

宥「うわわ…」

菫「す、すまない…今日は帰ってもらえないか…」

宥「う、うんお客さんなら仕方ないね…」あったかくない…

菫(うぅ…宥、すまない…)

小鍛冶「仕掛けの話があると聞いてやってきました…」

菫「くっ…まぁいい、今から組に帰るから一緒に乗れ!」

菫とその手下の藤田、それと小鍛冶は下に停めてあるリムジンに乗り込んだ。変わったことに菫は助手席を好んで座る、曰くシャープシューターの性故に、視界が最も広い前の方でないと落ち着かないのだとか。

小鍛冶「それで、仕掛けの話は…」

菫「藤田、説明してやれ…」

藤田「は!」

小鍛冶「………」

藤田「今回始末してもらいたい相手は>>9です…」

大沼

藤田「今回始末してもらいたい相手は大沼秋一郎です…」

小鍛冶「大沼秋一郎ですか…」

藤田「はい、辻垣内智葉亡き後、大沼が瓦解した組の残党をまとめあげているのです…」

辻垣内智葉…かつては小鍛冶達が元締と呼んで慕っていた女…
ある事件をきっかけに雀明華と対立し、明華みずから仕掛けた相手…
大沼は、その辻垣内の右腕を務めていた、実質的組織のナンバー2である。

小鍛冶「わかりました…引き受けましょう…」

藤田「引き受けてくれるのですか!」

小鍛冶「それで仕掛け料のことなんですが…」
ですか…」

菫「いくらだ…五百万か一千万か…」

小鍛冶「四千万…」

菫「四…よんせんまん!?」ぎょぎょっ!

小鍛冶「えぇ、残党とは云え大物ですからね…」

菫「な、なぁ…もう少し安くは出来ないか…」

小鍛冶「いえ、びた一文まけません。無理ならこの話は無かったということで…」

菫「こ、ここは移動中の車内だぞ!どうやって逃げるつもりなんだ?」

小鍛冶「婚期の迫ったアラサーの身体能力舐めんなよ…」うにょ~ん

菫「わ、わかった払う!」

藤田「前金です…」

藤田は座席の後ろからアタッシュケースを取り出し、膝の上にドンと置いた。しかし、ケースに入った札束は小鍛冶が思っていた量とは少し違っていた。

小鍛冶「一千万…もう一千万足りませんが…」

菫「い、今はそれだけしか…」

小鍛冶「仕方がありませんね、残りは仕掛けの後と云う事で…」

菫「あ、あぁ助かる…」ほっ…

小鍛冶「………」

菫「高い金を払ったのだから絶対成功させろ!」

小鍛冶「わかりました…」

菫「絶対だからな!!」

小鍛冶「はい、必ず成功させます」

菫(くっ!仕掛人の分際で生意気な奴…)

小鍛冶「はい…それでは私はここで…」しゅっ…

藤田「き、消えた!?走行中の車内で…」

菫「!?」ぎょぎょぎょっ!!

そして、高速道路のサービスエリア…

小鍛冶「アラサー忍法、瞬間移動…」

小鍛冶(あの人、なかなかケチそうだけど大丈夫かなぁ…)

恒子「うわぁ!?すこやんがいきなり現れた!?」

一方、ここは大阪の梅田…

赤坂(末原ちゃん遅いなぁ~もう3時間も遅れとるやないか…)

末原「代行~♪」

赤坂「末原ちゃん!」ぱぁ!

末原「すみません、代行待ちました?」

赤坂「い、イヒヒ全然待ってへんで!今来たところや!それよりその代行って呼び方やめ~や」

末原「あ!ごめんな、いくのん♪」

赤坂(うひょー!最高や~♪)うっとり

胡桃「………」じっー

赤坂「あ!いくのんがこないだプレゼントしたリボン着けて来てくれたんや」

末原「当たり前ですよ、いくのんのくれたもんは私にとって宝物です」

赤坂「イヒヒ、そうか嬉しいなぁ~」

暫く、二人は町を仲睦まじく歩いていた…

赤坂「末原ちゃん今日はいつもより綺麗やで~」

末原「ほんまですか?いくのん?」

赤坂「ほ、ほんまや!末原ちゃんの可愛さは世界一ぃぃぃぃ!!!」

末原「ありがとう」にこっ♪

赤坂(天使やぁぁぁ!!!!天使がここにおるでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!)

そんなのろけた会話を続けていた二人、ふと、ある高級免税店で足を止めた。

末原「これかわええなぁ~」

赤坂「どれどれ…(純金のエトペン…げっ!めちゃくちゃするやん…)

末原「ウチこれを着けたらもっといくのんにふさわしい女になるんやろうな…」

赤坂「こ、これはちょっと…」

末原「ウチもっともっといくのんに改造してもらいたいんです…もっともっといくのんの好みの女になりたい…」

赤坂「末原ちゃん…」

末原「ごめんな、こんな我が儘いって…」

赤坂「そ、そんな!我が儘やなんて!むしろ末原ちゃんは遠慮しすぎなんや!」

赤坂「か、買うでぇぇぇぇ!!現金一括払いやぁぁぁぁぁ!!!!」

末原「いくのんありがとう♪(ちょろいな…)」

赤坂(最高や~!!いくのんはいつ死んでも後悔はないで!!)うるうる

胡桃「………」じっー

そして、数時間後…胡桃との待ち合わせの喫茶店…

赤坂「イヒヒ待った?」

胡桃「えぇ…待ちすぎて町であなたを見かけて少し観察させていただきました…」

赤坂「あれ?見てたん?恥ずかしいなぁ~ウチと末原ちゃんのラブラブデート見られるなんて…」てれてれ

胡桃(どっからどう見ても悪女に貢いでる駄目人間だったけどね…)

胡桃「それで、たのみたいことって…」

赤坂「あぁ、辻垣内組の残党の頭である、大沼秋一郎ちゅう奴を始末してほしいんや…」

胡桃「辻垣内組…」

赤坂「大沼は元々は辻垣内のナンバー2やったんやけどな、あんまり評判はよくなかったみたいやな…それでも前の元締である智葉のカリスマのおかげでかろうじて部下が着いてきてくれてるみたいや」

赤坂「その郝慧宇からしたら、組織に自分の威厳示す為に、辻垣内智葉の敵であるミョンファちゃんの首を取ることにやっきになっとる」

胡桃「明華さんの!?」

赤坂「当然、ウチらのことも狙っとるはずや。せやからやられる前にこっちから奴の首を取ったろうって訳やで~」

胡桃「わかりました、こちらにも関係がある事ですし、今回の仕掛け、引き受けましょう」

赤坂「ほんまか?よし、これが今回の仕掛けの半金二千万の小切手や」

胡桃「に、二千万!?随分大きな仕掛けですね…」

赤坂「あぁ、いくら残党とはいえ元は関東全域を支配してた大物組織のナンバー2や、四千万でも安いくらいやで~」

胡桃「わかりました、必ず成功させます…」

赤坂「頼んだで、ええ返事聞かせてや~」

一つの仕掛けの相場は安くて五百万~一千万、そこから仕掛けていく相手が大物になればなるほど、青天井に仕掛料が上がっていく。

早速、胡桃はこの小切手を持って新アジトへと帰ることにした。そこには明華をのぞくかつての仲間が集結していたのであった。

間違えた

× 赤坂「その郝慧宇からしたら、組織に自分の威厳示す為に、辻垣内智葉の敵であるミョンファちゃんの首を取ることにやっきになっとる」

◯ 赤坂「その大沼からしたら、組織に自分の威厳示す為に、辻垣内智葉の敵であるミョンファちゃんの首を取ることにやっきになっとる」

小蒔「あ!お帰りなさい」

ダヴァン「おかえりナサイ」ラーメンずずー

新アジトは神代小蒔の手によって、入念に掃除されていた、曰く何時、明華が帰ってきてもいいように、準備をしているのだとか。

小鍛冶「へぇ~胡桃ちゃんも同じ人を仕掛けに…」

胡桃「はい、四千万の大仕事です」

ダヴァン「Fooo!!見た事もないような大金デスネ!!」

エイスリン「オカネモチ!」

睦月「しかし、大沼も一筋縄でいきますかね?」

胡桃「う~ん、そこは小鍛冶さんと協力すればなんとか…」

小鍛冶「前から気になってたんだけどさ、睦月ちゃんって何でここに居るの?」

睦月「それより、奴ら明華さんの命を狙ってるに違いない。なんとしてでも奴らに明華さんがやられるまでにこっちがやらなければ…」

胡桃「うん、明華さんは絶対殺させない!」

小蒔「私の命の恩人です!私の出来る事ならいくらでも協力します!」

小鍛冶「ねぇ…聞いてる?」

ダヴァン「私たちでミョンファを探しまショウ!」

エイスリン「オー!」

睦月「うむ!」

小鍛冶「なになにシカト?私ハブられてる?」

そして所変わって、大沼のアジト…

>>26「おら!吐け!このグル公!」鞭でぺしん!

ネリー「痛いよ!やめてよ!ネリー、拷問と差別と…」

>>26「うるさいですね、何度も同じ事云えば面白いと思わないでください!」ぺしん!

秋一郎「てめぇさえさっさと吐けば、こんなことせんでもええんや…」

ネリー「うわーん!ネリーそんなの知らないよ!」

黒服「大沼様、赤坂と弘世がそれぞれ仕掛人を雇ったとの情報が…」

秋一郎「ほう、あの弘世組と赤坂組が…」

竜華

竜華「ふぅ~ん、ウチに歯向かうなんて身の程知らずやな」

秋一郎「………」

黒服「それが、相手は辻垣内様を葬った小鍛冶健夜と鹿倉胡桃です」

ネリー「!?」

竜華「ほう、それは少しは楽しめそうやな」

秋一郎(そいつらから明華の居場所を上手く聞き出せるかもしれんのう)

秋一郎(それに辻垣内の元締が放った最強の仕掛人を倒したその二人を倒せば、あまり良くないわしの評価もあがるかもしれん…)

そして東京、インターハイ会場…

今や麻雀の競技人口は一億を突破!!そう、ここでは全国一千万人の麻雀女子高生が覇を競い合っていた!!!

みさき『それではそれではエントリーナンバー15番、佐々野いちご選手による「ちゃちゃのん音頭」です』

ちゃちゃのん「よろしくお願いします」

ちゃちゃのん「いちごのように…「カン…」

みさき『はい、ありがとうございました』

ちゃちゃのん「なしてじゃ!!ちゃちゃのんの歌は完璧じゃろ!!」

みさき『それでは野依プロ、今のは何点でしょうか?』

理沙『0点』ぷんすこ=3

ちゃちゃのん「納得できんのじゃ!!」ぷんすこ=3

みさき『さて、お次は今話題のガールズバンド!淫ピーモデルです!』

和「よろしくお願いします」

モモ「よろしくっす」

みさき『淫ピーモデルは今年の春から新ボーカルを加え、ますます油が乗ってますね!野依プロ?』

理沙『新ボーカル!楽しみ!』ぷんすこ=3

和「それでは私たちの新メンバーを紹介します!」

ミョンファ「新ボーカルの雀明華と申します」ぺこり

みさき『それでは淫ピーモデルで…』

こうしてそれぞれの思惑が絡み合い、因果の歯車が回り始めた…
業の深き裏家業、決して逃れられぬ地獄道を今、再び歩まねばならないのだ…

今日は一旦ここまでです

何か質問等あればお気軽にどうぞ…


この宥姉は確かクロチャーにレイプされたんだよな・・・

そういえばエイちゃんがいないな

誰か登場人物の来歴まとめてくれww果たして全部把握しきれてる人はいるのじゃろうか

>>31
まぁ、若気の至りですね
>>32
ワスレテタ
>>33
次までに用意しておきます

…と思ったら居ましたねエイスリン
平行して書いてるとごっちゃになってしまって…

割と無茶安価も出してええのー?

>>36
ええ、ただキャラ指定は咲のキャラでお願いします

キャラ紹介

雀明華…凄腕の仕掛人、仕掛ける相手は生きていても世の為、人の為にならない相手という信条を頑に守る。ワイヤーを巧みに操ることができ、仕掛けを成功させる為には、手段を選ばない側面もある。

鹿倉胡桃…仕掛人の一人、小さい体で大刀を自在に操る。一味の中では常識人で、率先して仕掛けの調査などを行う。

小鍛冶健夜…仕掛人の一人、『アラフォーの呪い』という秘術を使い、相手を行き遅れにすることができる。その他にアラサービーム、石仮面の力でアルティメットスコヤンに変身、百錬自得の極みが使える。

辻垣内智葉…雀明華達を束ねる元締で、明華の命の恩人でもある。しかし、実は永水乗っ取り事件の黒幕だったことが発覚し、明華達と対立することになった。最後は吉水神社にて明華自らの手で倒される。

花田煌…最初の依頼人、白水哩に首締めファックを強要されていた。

白水哩…新道寺麻雀部部長という権力を利用し、部員にレズレイプをしていた。明華によって倒される。

石戸霞…白水哩と共に悪事を働き、小鍛冶達に倒された。その後、松実玄を操りまたも悪事を働くが、胡桃によって倒される。宮永照の魔術によって復活した。妖術が使える。

赤坂郁乃…大阪姫松の新参の元締、飄々とした態度で明華達を翻弄する謎多き人物。末原や由子、初美などの手下が居る。

薄墨初美…赤坂が放った仕掛人、水中戦を得意とし、明華を苦しめる。

渋谷尭深…雀明華のファン。貰ったサインは家宝にしている。

染谷まこ…稚海藻のおマコとして、善人悪人見境無く始末している外道。明華の囮作戦にひっかかり、あえなく倒される。

狩宿巴…染谷まこを使い、神代家乗っ取りを企てる。蛇腹剣を使い、胡桃達を苦しめるが石仮面の力でパワーアップした小鍛冶に倒される。石戸霞の手により復活したが、胡桃によって再び倒される。

松美玄…石戸霞の生霊に憑依され、おもち教団の教祖になる。その後、憑依が解け人質を取る石戸霞を倒すのに貢献する。

松美宥…石戸霞に操られている妹を助けようと奮闘する。弘世組の元締とは恋人の関係である。

滝見春…おもち教団事件の影に石戸霞が関わっていることを見抜き、これを解決するため胡桃達に依頼する。

原村和…明華が仕掛けた相手。竹井久の企みに気づいてしまった為、久と咲の策略により始末された。その後、宮永照の秘術により復活、現在は淫ピーモデルのリーダーを務める。

宮永咲…二重の極みを使う仕掛人、竹井久の下で悪事を働いていた。小鍛冶との激闘の末倒される。その後、宮永照の秘術により復活。

竹井久…永水乗っ取り事件の黒幕であり、裏で辻垣内智葉とも密接につながっていた。その性格は抜け目が無く、打算的で自分の利益の為なら、どんな悪事にも平気で手を染める。

本内成香…辻垣内智葉が明華抹殺のために用意した仕掛人。他人の能力を吸収、それを自分の能力として扱う事が出来る。

愛宕絹恵…辻垣内智葉が明華抹殺のために用意した仕掛人。どんなものでも溶かしてしまう炎を出す、マジシャンズレッドを操る。

宮永照…最強の仕掛人、小鍛冶達と対峙し死闘の末倒される。死者を蘇らすことができ、またギギギと呼ばれる必殺技は、あまりの凄まじさに食らって生き残ったものは居ないと言われる。

弘世菫…弘世組の元締、辻垣内組の残党である大沼秋一郎を始末するよう小鍛冶に依頼する。シャープシューターの性なのか、常に視界の広い場所でないと落ち着かない。

藤田靖子…弘世組の構成員、弘世菫の手足となり、様々な雑務をこなす。

大沼秋一郎…辻垣内組の残党を束ねる元ナンバー2。辻垣内智葉の片腕であったが、あまり人望は無い。辻垣内智葉の敵討ちによって自分の組織内での権威を上げようと考え、雀明華の命を狙う。

清水谷竜華…大沼と一緒に居た謎の人物、ネリーに拷問していた。

ネリー…なぜか明華と智葉の会話を聞いてしまい、強制的に囮として使われることとなった。とにかく露助が嫌い。

メガン・ダヴァン…歌を歌って場を盛り上げるぞ!

エイスリン・ウィッシュアート…ウタッテオドル!

神代小蒔…分家による騒動に巻き込まれ、父親を染谷まこに殺される。その後、雀明華によって保護される。様々な神力で明華達をサポートする。

津山睦月…うむ!

某所のとあるパチンコ屋…

胡桃「赤坂の元締の話だとここの地下にアジトを構えてるみたい…」

小鍛冶「ロケット団みたいだね…」

ダヴァン「久しぶりに中村主水に逢いたくナリマシタ!」

エイスリン「サクラフブキハアツイ」

睦月「さて、どうやって侵入するか…」

小鍛冶「出来ればあなた達はそこでずっとパチンコしててくれたほうが…」

胡桃「けど、どうやって地下の入り口なんて探す?」

小蒔「パチンコ店の裏に地下アジトへの入り口があると神が言っています!」きゅぴーん

小鍛冶「便利だね…私もロマンスと小蒔ちゃんの神様には祈る事にするよ」

それをモニター室から覗いていた大沼…

秋一郎「ほう、わざわざこちらへ来るなんて願ってもないな…」

ネリー(やったー!助けてもらえるよ!)

竜華(この仕掛けを成功させれば、怜の治療費が払える…何としてでも成功させな…)

そして一同、地下へと向かう。中は、かつては関東を中心に、勢力を伸ばした巨大組織の残党だとは思えないほど粗末なものであった。このような日の当たらない地下に潜っての活動を余儀なくされるほど、大沼一味の評判はよろしくないという事だろう。

胡桃「ここに大沼が…」

小鍛冶「誰か来る…」

竜華「ウチや、仕掛人の清水谷竜華や…」

秋一郎「来たな………」

小鍛冶「!?」

竜華「あんたらがここへ来るって聞いて、悪いけど死んでもらうで!」

竜華「ウチは>>49が使えるんや!」

青眼の白龍

竜華「ふふ…」

胡桃「何か様子が変だよ!」

ダヴァン「リュウカが変化シマス!」

小蒔「あわわ…」

竜華の体が突然光りだしたと思えば、凄まじい雄叫びを上げ少女は白い鱗に覆われた『竜』そのものに変身したのだ。銀の翼と青い瞳を持ち、その体長は5~6mはあろうと思え、狭い地下アジトを窮屈そうに這いずっていた。

竜華「どうや?ウチは名前通り竜に変身することが出来るんやで…」

胡桃「うるさい!竜の首なんか大刀でちょん切ってやる!」

小鍛冶「アラサービーム」びびびっ

やはりと言うべきか、その『竜』と化した『竜華』には大刀もビームもびくともしなかった。それどころか、巨大なしっぽの一振りで小鍛冶や胡桃は吹き飛ばされてしまった。

竜華「どうや?ウチのすごさは?大人しくしてたら一瞬であの世に送ったるで」

胡桃「くっ…誰があなたなんかに…」

小鍛冶「さすがにあんな化け物には勝てない…」

エイスリン「アワワ…」

小蒔「私も戦います!ふんふむ波!」うひょ~ん

竜華「あはは、そんなへなちょこな攻撃きかんで」

竜華「そんなら今度はウチからいくわ…」

そう言うと、竜華はそのでかい口から炎を吐き出した。その灼熱の炎から逃れるには、地下アジトは狭くただ近くにあったものでそれを防ぐので精一杯であった。

ダヴァン「うぅ…このままじゃみんな、こんがり肉になってしまいマス…」

胡桃「なんとか外に出れないかな…」

小鍛冶「う~ん、アイツが入り口を塞いじゃってるから外に逃げるのも無理だね」

竜華「どうや?負けを認めたら?」

胡桃(どこかに…どこかに弱点があるはずだ…)

ダヴァン「アワワ、熱いデスネ!」

エイスリン「ヤケシンジャウ」

小蒔「私が囮になります!」

胡桃「!?」

小蒔「私が囮となって奴の注意を引きます、だからそのうちに胡桃さんは奴の眉間に大刀を…」

胡桃「でも…」

ダヴァン「危険デス!」

小蒔「このままじゃみんなやられてしまいます」

小鍛冶「小蒔ちゃん…」

竜華「何、ぺちゃくちゃ喋っとるんや!はよ降伏し!」

竜華はじりじりと躙り寄ってくる、一同は隅の方へと追いやられ今や絶対絶命のピンチだ、決断を下すなら早くしなければならない。

胡桃「小蒔ちゃん>>56

>>55

胡桃「小蒔ちゃん、いくらなんでもそれは出来ないよ…」

小蒔「でも!?」

小鍛冶「囮ならおあつらえ向きのが一人いるでしょ…」

ダヴァン「マサカ…小鍛冶さん自ら…」

小鍛冶「えい☆」

小鍛冶は人間離れした腕力でダヴァンを担ぎ上げると、竜華の方へ向けて投げつけた。とっさのことで動転した竜華はこれを口でくわえるてしまう。

胡桃「今だ!えい!」

胡桃はここぞとばかりに、口の塞がった竜華の眉間に飛びかかり一大刀を浴びせた。すると竜華は眉間より血しぶきを上げて倒れてしまった。

竜華「 」カク…

エイスリン「ヤッター」

一方、一部始終をモニターより眺めていた大沼は、小鍛冶達にはかなわないと見て側近を残して逃げる準備を始めた。

ネリー(こいつ自分だけ逃げる気だ!)

秋一郎「くぅ…わしだけでも逃げるわい…」

大沼は地下のアジトから地上へ出ると、止めてあった車に乗り込んだ。多方から狙われる身、何時でもすぐに逃げられるよう、あらかじめ準備しておいたのだ。

「イヒヒ、大沼さんはよ乗り~」

秋一郎「あぁ…助かった…」

車の中には、大沼の部下二人と不気味に嗤う運転手が乗っていた、ともかく慌てていた秋一郎に部下の顔を見る余裕はなかった。

「………」

秋一郎「ところでこの車は何処へ向かって…」

黒服「 」カク…

秋一郎「!?」

大沼が車内の異変に気づくやいなや、その首にワイヤーが巻き付いた。もがけどもワイヤーはますます大沼の首に食い込み、やがて大沼は事切れてしまった。

秋一郎「 」カク…

赤坂「イヒヒ、この車は地獄行きやで~」

ミョンファ「やれやれ、間に合いましたね…」

赤坂は車を海の方へ走らせる、おそらく大沼の死体を片付ける為だろう。

弘世組の新オフィスは、今や主が消え人手に渡ってしまった辻垣内ビルの最上階にある。

菫「ふぅ~、新オフィスは快適だな~」

黒服「は!」

都内にも組の本部を持つ弘世組だが、かつての支配者の持ち物の一角を手に入れるということは、これから東京に勢力を伸ばすにあたり自分たちの権力を誇示する為にも重要なことであった。

菫「ふふ、ボイラー完備に、ふっかふかのあったか~いソファー、これで宥も…」

菫「それもこれも、あいつらが上手く大沼を始末してくれたおかげだな…」

藤田「あの、残りの仕掛け料はどうします?」

菫「ふふん♫そんなもの、払う訳ないだろ?こっちは由緒正しき家柄の長、あっちは仕掛人だかなんだか言う、素性の知れない奴ら…そんなもの真面目に払う必要なんてないな♪」

藤田「はぁ…」

菫「しかし、奴らをこのままにしておくのも危ないな…」

藤田「そう申されますと…」

菫「ほら、藤田お前が奴らを始末してこい!」

藤田「えぇ~!?」が~ん!

菫「金もやるぞ、ほれ…」

藤田「たった二百万で…」

菫「何か文句があるか?」ギロッ

藤田「はい…わかりました…始末してきます…」

今日は一旦ここまでです

協力してくださった方、ありがとうございました

所変わって新アジト…

胡桃「明華さん!生きてたんだね!」

小蒔「よかった…」

ミョンファ「えぇ、赤坂さんから仕掛けの依頼を受けて…」

赤坂「イヒヒ、ウチが連れて来たんやで~もっとほめてえな~」

小鍛冶「それで、今まで何してたの?」

ミョンファ「はい、各地を回って放浪の旅を…」

ダヴァン「ホウロウ?」

時は数日前にまでさかのぼる、赤坂は明華の所在を探って、インターハイの会場まで来ていた。

赤坂「本当にここにおるんやろうか~」

赤坂の部下A「おらおら!赤坂の元締が来られたのよー!席を譲るのよー!」

香織「えぇ~そんなぁ酷いよ…」うえ~ん

赤坂の部下B「お前もや!ウチらが座れんやろ!」ゲシッ!

尭深「いたっ…//酷い…」しくしく

赤坂の部下A「さっさと出てくのよー!」

赤坂「イヒヒ、最高のステージをこんなええ席で聞けるなんてついてるな~」

みさき『さて、お次は今話題のガールズバンド!淫ピーモデルです!』

和『よろしくお願いします』

モモ『よろしくっす』

みさき『淫ピーモデルは今年から新ボーカルを加え、ますます油が乗ってますね!野依プロ?』

理沙『新ボーカル!楽しみ!』ぷんすこ=3

池田「カナちゃん耳が良いからたくさん楽しめるし!」

美穂子「そうね、カナ♫」

和「それでは私たちの新メンバーを紹介します!」

ミョンファ『新ボーカルの雀明華と申します』ぺこり

赤坂「!?」

赤坂(あれは、ミョンファちゃんやないか…やっぱりここら辺で見かけたちゅう話は本当やったんや…)

哩「あいつはいつぞやの…まぁええ、今回はウチらの前座バンドとしての実力を見させてもらうと」

美子「………」

赤坂(美人さんのミョンファちゃんのことやから、きっと歌もすごい上手なんやろな~)

みさき『それではお願いします!!』

和『♪~』ジャカジャカ♪

モモ『♫~』ギュィィン♫

ミョンファ『L"A"A"A"A"A"A"A"A"A"A"A"!!!!!!!』

明華の歌声はまるで、腹を下したツキノワグマをさらに酷くしたような、悪魔のシャウトであった。

赤坂「うぎゃー!!!!酷い歌声やで~!!」

赤坂の部下A「の”よ”ーー!!!だ、誰か止めるのよー!!」

赤坂の部下B「うげー!!これは間違いなく敵を屠るサウンドブラスターやで!!」

美子「し、死ぬ…」

煌「すばら…」カク…

池田「 」ぶくぶく…

ちゃちゃのん「こ、こんなん考慮…ガク…」ぶくぶく…

哩「うぅ…なんとアイツこんなすばらな声しとったんか…」うるうる

美穂子「素晴らしい声ね…まるで天上の福音だわ…」うっとり

理沙『すごい!すごい!歌上手!』ぷんすこぷんすこ=3

みさき『どこがですか!?もはや、音響兵器ですよこれ!?』

理沙『文句なし100点!』ぷんすこ=3

みさき『!?』

ミョンファ『L"A"A"A"A"A"A"A"A"A"A"A"!!!!!!!』

明華の歌でインハイ会場は壊滅状態になってしまった。耳から血を吹き出し病院に運ばれるもの、気絶し魂の抜けてしまったもの、とにかく会場は阿鼻叫喚である。

和『演奏を終わります』ぺこり

モモ『ありがとうございましたっす』ぺこり

ミョンファ『思いっきり歌えて楽しかったです』ぺこり

赤坂「い、イヒヒ…ミョンファちゃん聞いたで…ええ声やな…」

赤坂の部下A「 」カク…

赤坂の部下B「 」カク…

ミョンファ「赤坂さん、もしかして仕掛けですか?」

赤坂「い、イヒヒ、さっしええやん。辻垣内の残党の話やけどな…」

というのが今回の経緯である…

ミョンファ「という訳です…」

胡桃「やった!明華さんが戻って来た!」

小蒔「よかった…」ほろっ…

エイスリン「ヤッタネ」

ダヴァン「誰かワタシの心配もしてくだサイ…」ぼろぼろ…

小鍛冶「これで一件落着といきたいけど…」

睦月「うむ!まだ、厄介な問題が残ってる…」

小鍛冶「なんで?睦月ちゃんが…」

胡桃「半金どころか、四分の一しか払わないなんてね…」

ミョンファ(これは一波乱ありそうですね…)

時同じくして、藤田は大阪のとある居酒屋へと足を運んだ。いかにも場末という店内、場所も悪くあまり客がこないことが”この稼業”にとっては逆に好都合なのだろう。

怜「こほ…いらっしゃい…」

藤田「園城寺か…今日はお前に折り入って頼みたい事がある…」

怜「仕掛けか?こほっ…こほっ…」

藤田「あぁ、半金で百万なんだが頼めないか?」

怜(ウチこんな体やし、まともな仕事にはありつけへん…二百万もあればウチの治療費の足しにはなる…)

怜(すこしでも稼げたら、竜華に仕掛人なんて危ないことさせんでええ…)

藤田「まぁ、少なすぎることはわかってる…そこをなんとか頼めないか?これが成功したらもう少し出してもらえないか頼んでみるからさ?」

怜「わかったで…やらせてもらうわ…」

藤田「本当か!?よし、相手なんだがな…」

怜「ふぅ~ん…あの辻垣内を…」

藤田「あぁ、少々厄介なんだ…」

怜「ええで、ウチの能力の前ならどんな奴も関係あらへん…」

所変わって新アジト…

小鍛冶「うぅ…期限はとっくに過ぎてるのに未だに連絡のひとつもよこさないなんて…」

胡桃「念のためこっちから催促しに行く?」

赤坂「いや、なんやかんや言って相手は名門のヤクザや、あんまり舐めてかかると痛い目みるで…」

ミョンファ「まぁまぁ、もう少し気長にやりましょう」

ダヴァン「そうですね…ワタシもやっとこの間の怪我も治りかけてきたことデスシ」ぷんすこ=3

小鍛冶「だからごめんて謝ってるじゃん…人に治療費とメロンまでおごらせておいて…」

やいのやいの!!

ミョンファ「みなさん、そんなにカッカしてはいけませんよ。ここは一つ私の歌で元気になって…」

赤坂「!?」

胡桃「へぇ~明華さん歌えるんだ」

エイスリン「カラオケナカマ!イッショニ、ニコニコノウタイテメザソウ!」

ダヴァン「楽しみデスネ」

赤坂「あ、あぁい、いくのん用事思い出したわ!帰らせてもらうで~」あせあせ

ミョンファ「すぐ終わりますよ、せっかくですので聞いて行ったらどうです?」

睦月「あれ?赤坂さん今日は暇で暇で仕方ないから、何か遊べるもの持って来てほしいって言ってませんでした?」

赤坂「!?」

睦月「だから、この音に反応して飛ぶアヒルのおもちゃを持って来たのに」

ミョンファ「ちょうど良かった、それじゃあ歌いますね…」

赤坂「ひぃぃぃ!!!」

そこへ突然まねかねざる来訪者が現れた。体を弱々しく震わせ、なんとか立っているという風体の少女…その正体は、明華達を始末に来た仕掛人である…

怜「悪いけど、死んでもらうで…こほっ…」

小鍛冶「!?」

赤坂「た、助かった!」

胡桃「?」

ミョンファ「あなた、まさかこんな大勢にたった一人で立ち向かう気ですか?」

怜「ふん…ウチの能力は>>83や、大勢でも無勢でも関係あらへん…」

色仕掛け

怜「色仕掛けや…この色気で今まで何人落として来たか…」

胡桃「私たち女だよ?」

小鍛冶「女が女に色仕掛けしたってねぇ…」

怜「う、うふん…」

ダヴァン「またベタナ…」

怜「ち、ちょっとだけ…ごぼぉあ!」血ドロぶしゃー!!

ミョンファ「あわわ、あまり無理しないほうが…」

怜「はぁはぁ…どうや?」

胡桃「どうや?って言われてもね」

エイスリン「テメェナニシニキタ」

怜「うぅ…そんな…ウチの色仕掛けがきかんなやんて…」

赤坂「まぁ見せ物としてはおもろいわ」

ミョンファ「………」

赤坂「本当に色っぽいっちゅうのは、ウチの末原ちゃんのことを言うんやで~」

小鍛冶「どうする?」

ダヴァン「そういえば、ミョンファが歌を披露してくれるんデシタネ」

赤坂「!?」

怜「歌…?ごほっ…」

ミョンファ「そういえば忘れてましたね…」はっ!

赤坂「ひぃぃ!!忘れといてえな~」がくぶる

胡桃「カラオケマシーンあったよ!」

ミョンファ「しかし、敵が来ているのにそんな暢気な…」

赤坂「そ、そや!敵やでまだ恐ろしい技を隠し持っとるかもわからんで!」

胡桃「大丈夫でしょ…」

怜「うぅ…持病の癪が…ごほっ…ごほっ…」

ミョンファ「どうしましょう>>89

怜に、仲間になるか今ここで死ぬかを選らばせる

怜(うぅ…なんで色仕掛けがきかんのや?竜華ならすぐに鼻血噴いて倒れるのに…)

ミョンファ「なんだかちょっびり可哀想ですね…」

胡桃「あなた確か藤田っていう人に雇われたんだって?」

小鍛冶「藤田…あぁ、弘世菫の部下の…」

怜「そ、それがどうしたんや?」

ミョンファ「あなたに、仲間になるか今ここで死ぬかを選ばせて上げます…」

怜「そんなん決まってるやん…ウチは…」

>>93コンマ奇数で仲間入り 偶数で敵対

説明不足だった
>>93コンマ下二桁、奇数で仲間入り 偶数で敵対

すみません、自分でとっちゃいましたね…

怜「ウチはお前らの仲間なんかに…ごほっ…ごほっ…」

小鍛冶「大丈夫?」

胡桃「念のため、病院行く?」

ガタガタガタガタ!!!

赤坂「ひぃぃ!!ポルターガイストや!」

ダヴァン「あぁ、あの中にはこないだやっつけた仕掛人が入っているのデスヨ」

エイスリン「ナンカヨウスガヘン」

奥の戸棚が勢い良く開けると、中から仕掛人、清水谷竜華が手足を縛られたままで飛び出して来た。

竜華「んー!んー!」

ミョンファ「あれまぁ…」

怜「竜華!?」

ダヴァン「知り合いですか?」

竜華「トキー!!」うわーん!

怜「竜華!?一体ここで何をしてたん?」

ミョンファ(知り合いですか…これは好都合ですね…)

ミョンファ「その子を無事に返してほしければ私たちの仲間になってください!」

怜「!?」

ダヴァン「ホレホレ、熱々のおでんデスヨ」ジュ~

エイスリン「オデンクエ!」ジュ~

竜華「トキー!?うわっぷ!」

怜「くっ…わかった…仲間になったるわ…」

胡桃「やった」

怜「それでウチは何をしたらええん?」

ミョンファ「まずは>>100をしてもらいましょうか…」

膝枕

ミョンファ「ふわぁ~眠くなってきましたね…」

怜「そんならウチが膝枕するで!」

竜華「怜!?浮気か!」

ミョンファ「それじゃあお言葉に甘えて…すーすー…」Zzz

怜「ふふ、よっぽど疲れてたんやね…」

赤坂「なんや最近はバンドの練習で連日徹夜やったらしいからな~」

胡桃「でもどうする?」

竜華「ほっといたらまた刺客が来るで!」

小鍛冶「しょうがない…こっちから乗り込もう!」

ダヴァン「大丈夫デスカネ?」

エイスリン「メニモノミセテヤル!」

睦月「奴ら、元辻垣内ビルに新オフィスなんて構えてますよ?」

赤坂「イヒヒ、討ち入りやな…」

ここは元辻垣内ビル…最上階の室にて弘世菫と藤田靖子が何やら騒いでいた。

菫「それで?失敗したのか…」わなわな

藤田「も、申し訳ありません」

菫「うるさい!この役立たずが!」ゲシゲシ!!

藤田「うぎゃー!!」

ネリー「えーん!助けてもらえると思ったら、みんなネリーのことほっとくし!また変な奴に捕まっちゃったよー!」

菫「お前もうるさい!」ゲシゲシ!!

ネリー「ぎゃーし!!」

部下「すみません、弘世様…」

菫「なんだ?」イライラ

部下「小鍛冶様が何やら大勢で押し掛けて来たようです…」

菫「あわわ…ど、どうしよう…」

藤田「こいつを人質に取れば…」

ネリー「!?」

菫「駄目だ!彼奴らこいつのこと何とも思っていない…」

>>107「私の力が必要かな?」

レジェンド

CM
和「NEWアルバム出しました」
http://imgur.com/7I8qIrK.jpg

哩「ウチも出したばい」
http://imgur.com/TCnQwuy.jpg

胡桃「ここが元辻垣内ビル…」

ミョンファ「久しぶりですね…ふぁ~」

竜華「怜をこんな目に遭わす奴なんてぶち殺したる!」

小鍛冶「中に入ろう!」

ダヴァン「どんな奴が待ち構えているのデショウカネ?」

エイスリン「ウ~ム…」

ミョンファ「どうやら弘世菫のオフィスは最上階みたいです…」

竜華「そうか、ほな…」

小鍛冶「エレベーターは途中で止められる恐れがあるから階段でいこう!」

ダヴァン「あわわ、誰か来ますよ!」

赤土「ふふ、久しぶりだな小鍛冶…」

小鍛冶「あなたは…」

赤土「私は小鍛冶を倒すため仕掛人となった!私の能力は>>111だ!」

好きなものに変身できる

赤土「私は好きなものに変身できるんだ!」

小鍛冶「!?」

赤土「レジェンド変身!!」

そう言い終わると、突如赤土の体が光り始めた、直視できないほどの光に一同はたじろぐ…

ハルちゃんの好きなものってなに…?>>115

超サイヤ人

赤土「わはは!私は超サイヤ人になれるのだ!」

竜華「くぅ!コイツなんか急に金髪になったで!」

黒服'S「弘世様の敵!死ね!」

胡桃「あわわ…また敵が出て来た…」

赤土「か~め~は~め…小鍛冶「効かねーんだよ!カン!」ドゴー!

哀れ、赤土晴絵は必殺技の名前を唱えている間に、小鍛冶健夜によって殴り飛ばされてしまった…

赤土「きゅ~…」

黒服「確保!」

胡桃「くっ!数が多い…」

黒服「死ね!」

ミョンファ「私たちだけでは難しいかも知れませんね…」

黒服「そこだ!」

小鍛冶「しまっ…」

倒しても倒してもキリなく現れる弘世の部下達、明華達は連日の戦いで疲労しきっていた…

そして最上階…

菫「うぅ…一応、藁にもすがる思いで頼んだけどアイツ弱そうだし、逃げ出す準備をしなければ…」

ミョンファ「………」

菫「ひぃぃぃ!!」

ミョンファ「 」カク…

弘世菫の室へ、明華が現れたと思えば、ドアを開けた途端事切れてしまった…どうやら弘世の部下が明華の息の根を止めたようだ…

黒服「はぁはぁ…やりました…遂に明華を始末しました…」

そう言うと、明華にとどめを刺した部下も一緒に倒れ込んでしまった…

菫「ほ、他の奴は…?」

藤田「どうやら明華がやられて帰って行ったようです…」

菫「は、はは…やったー!!」

ネリー「み、ミョンファ…?」

ミョンファ「 」

藤田「やりましたね…」ほっ…

菫「………」

ネリー「うわーん!!ミョンファ!!」びえーん!!

菫「シャープシュート!」

弘世菫は念の為、護身用ピストルで数発、明華を撃った。明華の死体は銃で撃たれても何も反応せず、ただ赤黒い血で辺りを汚し始めた…

ネリー「あわわ…嘘だよね…ミョンファ…」

藤田「あわわ…」

菫「ふ、ふふ…これでも、もしもってことがあるからな…」

そう言うと弘世菫は、近くに飾ってあった日本刀を手に取り、そのまま勢い良く明華の死体の首にめがけて振り下ろした。すると、明華の首はゴトッと音を立てて、胴体から切り離されてしまった…

菫「ふぅ…これで大丈夫だな…」

ネリー「ウワーン!!ミョンファー!!」

菫「おい!死体をこのうるさいのと一緒にどこか深い山中にでも埋めてこい!」

藤田「は!」

ネリー「うわーん!助けてよー!」

弘世菫が命令すると、部下達が現れ死体とネリーをどこかへ連れて行ってしまった…

菫「はは、これで弘世組は安泰だな!」

暫くたつと、死体の跡もすべて弘世の部下達が綺麗さっぱりと掃除してしまった。よもやここがあの凄惨な事件の現場だとは誰も気がつくことは無いだろう…

今日は一旦ここまでで…

あともう少しです…

何か質問があれば

それから数日後、弘世組の屋敷に荷物が届いた…

藤田「あの…何か届きましたよ…」

菫「なんだ?誰からだろう…」

玄関に行ってみると、それは大きな箱がどっしりと置いてあった…

菫「何だろう?チルド冷凍…生ものかな?」

藤田「それにしては、でかいですね…」

菫「ふふん♫本マグロ一尾まるまるかもしれないぞ♪」

藤田「はぁ…」

不気味ではあったが、ほっとく訳にもいかず弘世菫が率先して開けてみる事にした。

藤田「それにしても大きな箱だな…」

菫「今夜はお寿司だな♪」

そう暢気な事を言いながら、弘世菫は箱の蓋を開けてみせた。

宥「 」カチンコチーン

菫「あ、あわわ…宥!?」

藤田「ひぃぃ!!」

なんと中身は、松実宥の死体が冷凍されて入っていたのであった…

小鍛冶「弘世菫…」うにょ~ん

菫「うわぁぁ!!」

小鍛冶「私たちをコケにした報い…」

菫「お、お助け!!」どひゅーん!

藤田「ま、待ってください!!」どひゅ~ん!

何処からともなく現れた小鍛冶健夜、弘世菫と藤田靖子は一目散に逃げ出した。

ミョンファ「弘世菫…」

菫「うぎゃー!!な、生首が宙に…」ガクブルガクブル

藤田「あわわ…」ガクブルガクブル

菫「ひぃぃぃ!!助けて!!」

どんがらがっしゃん!!

菫「た、助け…あ、あれ?」

見渡すとそこは何時ものオフィスであった。弘世菫は我に返ると、あっけらかんとしてその場に立ち尽くした。

菫「どういうことだ?」

小鍛冶「アラサー忍法幻術…」

胡桃「今までのは夢だったんだよ」

菫「ひぃぃぃ!!!」

竜華「さぁ!怜を利用した罰をきっちり受けてもらおうか!」

ミョンファ「………」

藤田「あわわ…」

ダヴァン「ネリーじゃないデスカ!最近見ないと思ったらこんなところで遊んでたんデスネ」

ネリー「うわーん!別に遊んでた訳じゃないよ!」

小鍛冶「私はお金さえきっちり払ってもらえればいいかな…」

菫「は、払います!払います!」

そう言って、弘世菫は残り三千万を組の金庫から取り出して、小鍛冶達の前に置いた。

小鍛冶「はぁ…確かに受け取りました…」

菫「は、払ったんだからとっとと出て行け!」

赤坂「はぁ~?こんだけのことしといて、『料金払いましたからいいでしょ?』なんて通用せんで~」にやっ

菫「ど、どうしろと?」

赤坂「そうやな~>>134してもらおか~」

宥と挙式

それから一ヶ月後…とある、ウエディグチャペル…

菫「宥…絶対幸せにするよ…」

宥「菫ちゃん…//」

赤坂「ウチが仲人やで~祝福し~や~」

胡桃「はぁ、結婚式ですか…」

小鍛冶「リア充死ね!リア充死ね!リア充死ね…」

赤坂(イヒヒ、これで弘世組との密接なパイプが出来たって訳や、ウチの組織もまだまだ大きくするで~)

赤坂(そしていずれは末原ちゃんと…)

赤坂「イヒヒヒヒ!!!」

菫「!?」ぎょ!

怜「ええなぁ~」

竜華「ウチらもいずれお金が溜まったら盛大に挙式をあげような?」

怜「もぅ//竜華//」

ダヴァン「風~吹きあれ~雨が~降りつぐ~♪」

エイスリン「恋を~無くした~男の背中に~♫」

小鍛冶「うるさいよ!」

小蒔「それにしても無事に終わってよかったですね…」

春「本当…」ぽりぽり…

ネリー「ネリー散々だったよ…」

哩「アイツはウチのバンドに居てこそばい!」

和「いいえ!私たちのバンドです!」

胡桃「何争ってるの?」

睦月「はぁ…なんでも明華さんを取り合って口論になってるみたいですよ…」

菫「ふふ…みんな!ありがとう!」

宥「今からブーケを投げます!」

玄「よかったね!おねーちゃん!」ぐずぐず

怜「ブーケやて、ウチもほしいなぁ…」

竜華「よし!ウチが取って来たるわ!」

小鍛冶「私のとこ!私のとこに投げて!!」

ネリー「ネリーのとこ!ネリーのとこにも投げてよ!」

宥「それー!」

白いウェディングドレスに身を包んだ松実宥が、手に持ったブーケを空高く放り投げる。それに、小鍛冶達はわれよわれよと手を大きく広げていた。

胡桃「そういえば、明華さんはどこに?」

睦月「うむ!あの人は、自分にはこういったおめでたい場所は似合わないと独りでに何処かへ消えてしまいましたよ…」

小蒔「明華さん…」

許せぬ人でなしを消し、晴らせぬ恨みを晴らす仕掛人…

その仕掛けは決して人目にはふれてはならず、必ず成功させなければならないのである…

カン!

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