アスペの嫁が出来て数年。 (89)

実体験だから大してド派手な事とかは書けないけど、のんびりと書いて行こうと思う



スペック
嫁 ちっこい150センチ。胸でかい。アスペ予備軍。永遠の18(自称)。顔、中の下

俺 170センチ。もやし。大した学歴なし。おっさん。顔、中の中と信じたい


この時点でイラっと来た人は静かにブラウザバックおなしゃす

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397483996

俺「おはよー…」

嫁「…ぐーすかーぴー」

俺と嫁が初めて会ってから8年。
特に何かあったわけでもなく、淡々と距離を縮めて、現在夫婦ってわけ

そもそも、出会いは友達の紹介で…
って、これは話が凄く長くなるからまた今度書こうと思う

俺「朝だぞー起きろー」

嫁「んにゃ…?んにゅぅー…」

嫁が猫語を使ってるのは、ぶりっ子なわけではない。
ただ単にバカなのと、アスペルガーの症状が重なって重度の天然になってるんじゃないかと俺は思っている

何故、地雷中の地雷と結婚した?
1はどんな好きモノ

俺「ほれ、起きろ」ペチペチ

嫁「にゃーっ!!…ふぁっ、おはよ~」

意味不明な威嚇をした後に、何事もなかったかのように起床

今では慣れたもんだ

俺「そろそろ起きる時間だぞー」 ベシッ

嫁「ふがーっ…会社行く時起こしてー…」

別に嫁はナマケモノなわけじゃない。
純粋というか、なんというか…人の黒い部分を知りつつも、黒く染まらなかった人間だから

だから、夜の10時には寝るし。朝は8時まで寝てるし。思ったことそのまんまに生きてたりする

俺「だからって、俺が朝ごはん作ったりするのは嫌だけどな…」

でも、これは仕方のない事と割り切って、嫁がしたくない事、できないことは極力手伝ってるつもりだ

>>3
アスペってだけで、本当に性格のいい優しい女の子
俺だけずっと見てくれて、そばにいてくれた
だから仕事なんてできない彼女を幸せにしてやりたいって、守ってあげたいって思って結婚した

後悔してないし、今俺は幸せだよ

初めて会った頃なんて、これよりひどかった

学習状況は2年くらい遅れてたし、ほとんど不登校。
友達もいなくて、いきなり泣き出したりも多々。

それが今じゃ家事も出来る限りしてくれて、神社巡りのために土日は出かけて。
友達もできたらしい。未だに泣き虫は治ってないみたいだけどなwwww

俺「…そういや、嫁」

嫁「なーにー?」ポヤー

まだ眠たいようで、目をこすりながらお姉さん座りでこちらを見てくる

俺「俺らが始めてあった時のことを覚えてるか?」

こっから先は、回想モードになります


当時、高校1年だった俺は…

なぜか不登校の奴らからモテた。
別にモテるって告白されるとかって意味じゃなくて、普通に好かれていた

んで、その時についたアダ名が「不登校相談所」

別に相談なんかされてなくて、いじめられっ子の奴ら拾って帰り道に一緒に飯とか食べてただけなんだけどな…

まぁ、ともかく。不登校の奴らからモテた俺。そして活発な奴らは「陰キャラはアイツに任せときゃなんとかなる」ってな感じで俺に陰キャラの相手をさせて…

そのせいと言うか、おかげと言うか…いつの間にか俺の周りには、元不登校。元いじめられっ子。陰キャラ達が勢ぞろいになってた

そんで、ある日友人(普通に小学校からの普通の男)から相談を受けた

友「俺の幼馴染にさー、女子校行ったやついたんだけどさ…そいつ、今不登校なんだわ」

俺「いやいや…それに関しては俺、全くの無関係だろwwwwそこはお前がなんとかしろよ」

友「そこをなんとか!俺、遊戯王の全国大会せまってて相手してやれネェんだ!頼む!!」

俺「…」

元より、断れないタイプだった。
そこに人助けが絡めば断るなんて不可能。

俺「…はぁ、とりま遊びにでも誘ってみるわ」

友「あざーすwwww」


今思えば、これが出会うきっかけになった大事な大事な一歩だった

友達から渡されたのは、メールアドレス

あの頃の携帯は赤外線無いやつも多かったから、まだメアドは手渡しが主流だった

俺は家に帰った後、渡されたメアドを打ち込み…間違いがないかチェック。そして送信。
内容は今でもちゃんと残ってるんだぜ?

「始めまして◯◯です。友からの紹介でメール遅らせてもらいました^_^」

なんてありきたりな文章なんだろうか…あの頃はスマホなんてなくて、メールもあんまりしてないのもあって慣れてなかったんだ。きっと

そして、5分後ぐらいに返信が来る…

「あっそ。」

ショック…
頼まれて、仕方なしで頑張って打ったメアド…その努力を無視した4文字

あの時、少しイラっと来たのを覚えてる

>>12
遅らせて→送らせて

でも、あの時の俺は偉かった
深呼吸をして、落ち着いて。相手は女の子だと自分に言い聞かせて返信

「友に聞いてると思いますが、友がいそがしいらしいので。その間、暇な時でもあれば遊びに行きませんか^_^」

ちなみにこの文書打つのに、当時の俺は10分くらいかかってた。携帯なんて基本料金しか払ってない人間だったからな

メールを送信すると、今度はすぐに返信が

「やだ」

10数分を無駄にする二文字。
今度こそマジギレしそうになった俺を落ち着かせたのは友からのメールだった

「あ、そういえばアイツ。男性恐怖症だから。よろしく!」

…なら、女に頼めよ

そう思いつつも、俺は何故か不思議に
この男性恐怖症野郎への挑戦に燃えていた

普通のいじめられっ子なら、話しかけただけで下手に出てくれる

不登校なら、話し下手だから、こっちが主導権を握れる

でも、嫁だけは違った。
人の優しさを平然と踏みにじり、努力をあざ笑う

そんなクソ野郎なんだと、俺は思いながら布団に潜り、不貞寝した。


朝になって、突然の

ぴーんぽーん

何事かと思ったら、母さんが「あんた、友君来てるよ」

見てみると友がうぃっすと玄関から軽く頭を下げた

友が迎えだなんて珍しい。あいつは遅刻デフォルトなのに
そうだ、昨日の事。一言言ってやろうと思いながら玄関に行くと

女の子が友の横にいた。
顔を伏せ、黒髪ロングの小さめの女の子

「どした?彼女できた報告か?」

そう言って茶化すと、友は顔をしかめた
そして、隣の女の子が一言

「昨日はっ…ズズッ…アッ、あのっ…いじわるしてずびばぜぶべぶうぇっふぇうwwwwふぇうwwwwwwww」

引き笑いとも泣き笑いとも区別のつかない泣きだった

それを見て、俺は一瞬で判断した。

「昨日の、女の子か」

そこから友の説明が入る

彼女は変わっている事。バカな事。男性恐怖症な事。友でもまともに話したことがなく、彼女のお母さんを通訳に使ってる事。処女であること。

一通り聞いて、俺は理解する

「昨日のアレは、怖くて強く当たってたのか」

そうわかれば、少し可愛くも見えた

「いや、それとよ。こいつからまだいう事あるらしいんだわ」

友はそう言うと、彼女に目をやって、合図のようなものを出した

「え、えと…遊びに…いきたいです…」

こうして、俺と嫁との友達関係が結ばれた

それからは、楽しい楽しい遊びが…


待ってなんか、なかった


まず、日曜日に駅前で集合にしたのが間違いだった。なんかフリフリのドレスみたいなのを来て登場する嫁

いやいや、目立つから。視線めっちゃくるんですが。

そして、俺の目の前まで来て蹴りを一発。

今なら、嫁の暴力は照れ隠しと愛情表現だとわかるが、あの時の俺には理解できず

ストレスゲージがグングンと伸びていった


そして学生らしくカラオケに行けば、嫁が歌うのは壊れかけのレディオ、夏の日の1993、今すぐキスミー、シングルベッド

お前はおっさんかよ。っと突っ込みたくなるような曲チョイス
数年後に聞いた話によると、お父さんが聴いた曲を覚えてしまったらしい

すまん、今日会社あるんで昨日は寝てしまった
何か一言置いて行けばよかった…すまん

メイクすれば剛力よりかは可愛いと思うぞ。嫁はメイク好きじゃないから滅多に見れないけどな


ってことで、会社に着くまでの電車で書きます

後は基本的なデートは買い物と食べ物漁りだった

食い倒れだからとかなんか言って、毎回たこ焼きや、お好み焼きを平然と1人前ペロリと食べていた

今思えば、確実に俺より食べてたと思う。俺が食べないわけじゃない、嫁が食べ過ぎてるだけだ


そして買い物…これに関しては、俺はマネージャーみたいな感じだった
嫁の何が入ってるかわからんバッグを持ち、キープの品を違う方の手で持ち…

少し憂鬱ではあったけど、嫁の楽しそうな表情が見れるのは、買い物に付き合った特権みたいな感じがして。
悪くは思わなかった

ちなみに、嫁は水色と白が大好きで。水玉模様のスカートとか見ると、テンション上がってた

そんな、どこにでもありきたりなデートを重ねて行くうちに…
最初はまともに話せなかったのに、普通に話せるようになり
学校の話(保健室通いの事、皆から敬遠されてる事)を聞けたり
笑ってくれたり

殴られる回数が増えたり…
その頃には、軽いパンチくらいなら「恥ずかしがってんのか、かわいいなwwww」くらいに思えたが

いつの日か、ヒールの底で足の甲を踏まれた時は痛かった…今でもアザが残ってるぐらいにね

最初は、なんやかんやの友達の頼みで仕方なしだった俺。気づけば会うのが楽しみになってた

次会ったら、どんなおっぺけぺーをしてくれるのだろうか。どんな未知が待ってるんだろうか。笑ってくれるのだろうか

会う毎に、距離は縮まり。気がつけば学校の帰り道も一緒に。

そんで、とある日の帰り道。嫁は固い表情で少しためらった後に口を開いた

嫁「ベ、べべんきょう…」

俺「ん?勉強がどうした?」

嫁「おしっ、おしえっ…て」

確かこんな感じ。ちゃんとは覚えてないけど
その後、謎にバッグで叩かれて強引に家に連れてかれた

実は嫁の家族とは何度かあった事があり(この辺りを詳しく話すと1スレオーバーするんで今は割愛)ほとんど止められる事無く、嫁の部屋へと。

ちなみに、凄く汚かった。人形があるのはいいが、床に転がってたり…プリントが散漫してたり…

しかし嫁は、そんな事は気にせずに可愛いクッションを二つ持ってきて俺を座らせた


そこからは勉強会。理系の俺、文系の嫁。俺に教えろと言って持ってきたのは現代文

いやいや、俺、理系だから…

と最初は無理だと思っていたんだけども。予想以上に嫁はバカだった
文章は、偉人の言葉遣いすげーよな!って感じの文章

夏目漱石の、あいらぶゆーを月が綺麗ですねって訳したヤツとか。愛してるを、私を殺せって置き換えた人とか載ってた

問1 なぜ、夏目漱石はあいらぶゆーを月が綺麗ですねと訳したのでしょうか?

嫁「…わかんない」

俺「おっふぁ…まじか」

俺は決して頭が良いわけじゃなかった。偏差値は52~57あたりを彷徨ってるくらい。

それに対して嫁は。

嫁「模試、受けたことないが…」

ちなみに嫁は福井訛りだ。いや、そんな事はどうでも良くて
模試を受けたことがない?学校とかで受けるだろ?って言いかけて口を塞ぐ

嫁「…」

嫁は、学校には行ってないんだった

それから俺の授業が始まり約1時間…母さんからの晩飯メールが届き、その日は撤退。

そして、寝る前にメールが届く。

「暇な時でええが、また勉強教えて欲しい」

なんか無茶苦茶な文になってるような気がしながらも「いいよ」っと送信。おやすみ、もう寝る。

そしてその日は終わった

それからは月~金は勉強会。土日はデートになっていった

そんな日が半年続いた後だったかな。
出会ったのは高2の6月24日。そして、12月の24日

この日は勉強会をしてた。なんでかって?嫁の成績が悪すぎてこのままだと留年だから。

勉強会が終わった後、俺は友達とクリスマスパーティーをする約束だった。ちなみに嫁は誘ったが断られた

時間はクリスマスパーティーに近づいて行き、約束の時間の30分前くらいになった

その時、何故か嫁はそわそわしてた。トイレにでも行きたいのかと聞けば、それは違うらしい

変なやつだな。いや、変な奴ってことは知ってたけど。

そろそろ電車が最寄り駅までつくので、この辺りにしておきます。
仕事が終わったら、また書きにきます

仕事が終わり、嫁が寝たので再開します

質問とかあれば出来る限りは返信して行きます

そろそろ約束の時間か。荷物をバッグに入れてチャックをしめる

じゃ、そろそろ友達のとこに行ってくるわ

そう言おうとして嫁の方を向いた

「……」

ただ、無言で泣いてた

いや、今からパーティーあるんすけど…なんて無頓着な事は言えない。
でも気さくなわけでもない俺は、ただ黙って嫁のことを見ていた

今思えば、こういう時って「大丈夫か?」とか言ってあげるべきだったんだろうな

嫁「いったら…なぐるっ…」

引き泣きっていうのか?息を吸いながら、泣きつつ。嫁はそう言った

俺「どうして殴るんだ?」

答えなんてわかってた。一人になるのが嫌なんだろう。
でも、嫁の事が少しいじらしくてからかってしまっていた

嫁「…やっぱ、なぐらない…」

いやいや、そうじゃなくてですねwwww

愛くるしい言葉に顔をにやけつつも俺は思った
告白するなら今だ。今が絶好のチャンスだ。

でもそんな勇気なんて俺は持ち合わせてなんかない。そして、俺の口から出たのは

勉強会で初めて教えた事…

俺「月が、綺麗ですね」

嫁「……」

嫁は黙り込む。照れてんのか?そうだったら可愛いなwwww

嫁「月、見えない…」

…前言撤回。バカなだけだった

俺「覚えてないのか?勉強会で教えただろ?」

嫁「月が綺麗…」

ウーンと嫁が考え込む事、数分。嫁の顔がパァッと明るくなる

嫁「月が綺麗ですね…あいらぶゆーやが!」

俺「そうだよ。あいらぶゆー」

恥ずかしかったけど、顔を真っ赤にしながら俺は全力でカッコつけた

嫁「…んで、あいらぶゆーってどういう意味や?」

そしてこのおっぺけぺーである。

その後?あいらぶゆーの文法的説明をした後、嫁は照れた。
でもムードもへったくれもない状況で照れられても困るってもんだ

嫁は返事は言わずに、ただニコニコと笑いながら俺の袖をずっと握ってた
(その後、友達からキャンセル料とかなんとか言われて金をボッタくられた。まぁ、彼女できた祝いに皆で高そうなバッグ買ってきてくれたのは嬉しかったけどな。


そして、数日後…告白してから始めての日曜日が訪れた

その日は嫁とのデート。デートプランなんて殆ど決めていなくて、嫁の行きたい場所に行くのが最近のデート内容だった

その日は確か…神社が見たいと言い出して近くの神社にいったんだけな

っていっても、別に大した神社でもないし。なんかご利益あるんけでもない。

単に自然な風景が見たいとかなんとかで嫁に半分引きずられる形で連れて行かれた。

そこで何かしたかって言うと、そんな事もなかった。

嫁が適当に歩くのをついていって、おみくじ引いて。写真とって終わり。
文字にすると少ないが、時間で言えば3時間くらいの話だ。特に歩くのが長かった…

そして神社を後にしようとした瞬間に

嫁「あっ!!図書館に行きたい!!」

そんなこんなで、次の目的地は図書館になった。決定権は嫁にあるんだから仕方ない

図書館では嫁の本選びに付き合わされた

嫁の趣味である迷路とかの児童向けの本を漁って時間を潰した

ちなみな嫁の趣味は…破壊、ジグソーパズル、迷路、歌、切り貼り作成。
子供かってツッコミが来そうな趣味のオンパレードだ。

嫁は趣味に関係ありそうな本を何冊か抱えて、受け付けで借りてくる。
もちろん持つのも運ぶのも俺の役目だ。こういう時に「大丈夫?私が持とうか?」とか言ってくれれば嬉しいのに
きっと今の嫁には迷路の本を解きたくて、それどころじゃないんだろうな

図書館から出ると、もう夕方だった。
夕方と言っても冬場の夕方は案外暗い。嫁のお母さんも心配するかもと思い

「そろそろ帰るか?」

っと、俺が言った

すると、安定の無言。きっと何か不満なんだろう。嫁の無言は不満だからな

「どうした?まだ行きたいところあったか?」

嫁の答えは、首、横振り。
こりゃ困ったな…しばらく黙ってると

「…ぅぐっ…」

このタイミングで涙。俺は、しばし理由がわからず何も言えないでいた
十秒ほどして、何か言わなくちゃと思い咄嗟に言葉を出す。

「帰りたくないのか?」

横振り。

「今日のデートは満足できなかったのか?」

横振り。

「行きたいところがあるのか?」

横振り。

困った…ここまで無言を貫かれると、こっちもなんと言えばいいのかわからなくなってくる

俺が困っていると、嫁は俺と向き合う位置に歩いてきた

…はて、何をする気なんだろうか。

嫁「…しゃがんで」

嫁は、ぐしゃぐしゃになった顔を服でぬぐいながら、俺に命令をした
俺は何にも言わずに、ただ従った

何をされるんだろうか?

嫁は俺との距離を詰める

まさか、バッグアタック?今日だけでもう5回はくらったんだけどn
チュッ

突然だった。首に腕を絡ませて顔を引き寄せて。
気づいた時には俺の口は嫁の口との距離が0になっていた。

しばし呆然。理解把握ができずに何も言えずにいると

嫁「…帰るがっ。迎えきて!」

そう言い放った嫁の顔は、赤くいじらしいものだった

これが俺の初キスであり、嫁の初キス。
俺が理解把握した頃には頭は落ち着き、心の高翌揚でテンションが上がっていた

明日も会社があるのでこの辺りでやめておきます。

また明日も同じようなペースでの投稿になりますので把握お願いします。

理系の駄文に付き合ってくれた方々、本当にありがとうございます

こんな嫁が現実にいるのか。
世界は広いな

>>49
嫁のいいところだけ書いてるから美化はされてるよ。旦那フィルターかけてるしな

少し急ぎ目だったので時間があまり取れないですが、書いていきます

それから、まぁ色々あった。書き出すとこれまた1スレで収まりきらないので割愛。

時は流れて高校3年生の時。受験生という焦りもあり、嫁との会う回数も減らそうかと考えていたら…

Mail
模試の結果返って来たが!(´・ω・`)

ちなみに、この頃は嫁はショボーンにハマってた。
…いや、そうじゃなくて模試だ。嫁は、俺と同じ大学に行きたいと言い出して、頑張って勉強していた。
せめて50は超えるか?

そう思って偏差値を聞いてみると

Mail
全部合わせて38やが(´・ω・`)


…おぅふ

俺の行きたい大学は、中堅国公立だった。偏差値58くらいだっけか。
俺自身も受かるかどうかギリギリの人間で、そこまで余裕もあるわけではなかった。

しかし、嫁が同じ大学に行きたいと泣きながら背中を殴ってくる。

…第二志望の大学目指すか。
その大学は偏差値53程度。俺の行きたい学部があるっていう理由だけで決めていた大学だ。
嫁自身の潜在能力ってやつは、よくわからないけど53程度なら頑張ればなんとか、なるよな…?

38って何点とったんだろうか…0点でも30くらいはありそうなもんだけどな…

ちなみに、友は高2の時に女子の体操服に精子ぶっかけて退学になった。あれから話していないけど。どうなったんだろうな

それから死にものぐるいの時間が始まった。1日16時間はペンを持っていた気がする。
嫁は聞いた事が頭に入らない体質やらなんやらで、言いたいこと全てをコピー用紙に書いて説明していた

問い1
ジョーカーを除くトランプから1枚抜き取る時、スペードの確率を求めなさい。

これを嫁が4分の1って答えた時は涙が出そうになったのを覚えてる。

少なくてすいませんが、この辺りにしておきます。
また嫁が寝てから投稿しますので、よろしくお願いします

すいません、昨日は嫁を寝かしつけた後一緒に寝てしまいました
ペースを乱してしまいすいません。

それからは会う回数が極端に増えた。
っていうのも嫁は塾に行こうにも男が怖いって言って行かず。家庭教師は喋らなきゃダメだから怖いと言って取らず。
途中でベネッセの通信教育をしたけど、続くはずもなく断念。

その結果、俺が付きっ切りで勉強を教える事になった。
もちろんそんな状況で俺の成績は上がるはずがなく、下がり気味。現状維持だけでも精一杯の毎日だった。

そして高3の夏の模試。この結果で嫁と俺の志望大学を決めるわけだが…

正直心配だった。成績は上がってるはずがないからな
そして、結果が帰ってくる。

中身は見ない。彼女の家で一緒に見るって決めているからな

担任の話を全く聞かずに、俺は彼女の家に直進した。

家の前には制服姿の嫁の姿があった。おそらく待っててくれていたのだろう
無言で二人で頷き、嫁の部屋へと行く。

嫁はいつものように茶色いクッションを出して俺を座らせる。
そして、嫁はバッグから紙を一枚取り出す

嫁「やら、開けるが…」

真剣な目つきだった。もしかしたら、この時初めてマジメな顔を見たかもしれない。

二つ折りにされた紙は嫁の手で開かれる。そこに書いてたのは…

詳しくは覚えてない。けど5教科総合の偏差値が52だったのは覚えてる。

それと、もう一つ驚いた事。
数学が60を越えていた事。

俺自身が数学と物理しか能がなく、それで他の教科をおぎなうって人間だったのだが。
確かあの時の数学の偏差値は嫁に負けていた気がする。
もちろん理系文系で内容が違うってのもあるだろうけど、これなら理系に行った方が良かったんじゃないかと思い、なぜ文系に行ったのか聞くと…

嫁「おかーさんに決められたからやが…」

…なにしとる、おかーさん

結果だけを書くと、嫁が偏差値52。俺が56。
第二志望なら二人で行けそうな感じではあった。

それからは、本当にあっという間だった。文化祭とか色々あったんだが、ぶっちゃけ記憶にない。受験生の焦りって本当にヤバい。

そして、時間は流れに流れて受験シーズンに突入…

担任の勧めで俺は第一志望の大学も受けることにはなってた。
嫁との勉強会で文系科目に時間をかけたおかげで、理系の点数は下がったが文系の点数はあがり…センターを通した方が良い結果が出るとかなんとか。
その時には、もう第一志望のところに行く気なんてなかったんだけどな。

しかし、嫁はと言うと。かなり際どい
ラインにいた。
一応C判定は出ていたけどな

ちなみに、嫁は担任の言う事を無視して、一校だけしか受けなかった

俺も受けるだけ他のとこも受けとけとは言ってみたけど、全く言う事を聞かずに泣き出す始末。
それを嫁の両親も見ていて「あの子が言って無理なら無理やね」と言って

結局1校しか受けなかった。

すみません、またしてもペースを乱してしまいました。

少し仕事量が増えてしまい、前までのように定期的に書くのが難しくなってしまいました。不定期になりますが、見ていただけると嬉しいです。

そもそも学校を休んでテスト赤点。平常点も無いに等しい嫁が推薦を貰うのは難しく、公募も面接があるというところで諦めた。
結局のところ第一志望校に入れたのは入れたのでよかったが、あの頃はハラハラしっぱなしだった。

時間に迫られ、どんどん減っていく時間に焦りつつ迎えた前期の入試…
結果だけ言うと、嫁だけ落ちた。

嫁「んとー、さんー、いちーきゅー…」

嫁「んー」

嫁「なかった!!(・ω・)」

そんなに悲しそうな顔をしてなかった。理由は結婚してから聞いた。

嫁「大学落ちたら、お嫁さんになればええが」

こいつはバカだ。

って思う反面、少し嬉しくなり赤面した。

俺も行く大学が決まったといえ、次はセンターと二次試験が控えてる。

嫁には、受験が終わったのに受験勉強をする意味がわからなかったみたいだが
「地方の大学に行くかもしれないから」
なんて、言ってしまえば泣きつかれ、どつかれの2Stepが待っていることが目に見えたので言わなかった

…そして、後期試験。俺にとってはセンターより大事な話だった。
センターや二次試験は周りから言われたから受けるに過ぎなくて。
それに比べて、この試験は嫁の運命が大きく変わるからね。

朝の分はこのくらいにしておきます。また暇な時があればちょくちょく書きに来ます

少し時間があるので、1、2レス分だけ書いていきます

張本人である嫁はと言うと

嫁「これでもう勉強せんでええね!」

嫁にとっては合格だろうが不合格だろうが、あんまり関係なかったみたいだ。
この頃になると、嫁の親から「大学落ちたら嫁をもらってやってくれ笑」と言い出す始末。
この家系が、あんまり考えない家系なのかなんやら。

余談は置いておいて。嫁の入試だ。
結末から言うと、番号は載っていなかった

嫁「あーあ…大学行っとる間あたし何しよればええんかなー(・ω・)」

多分嫁にとっては、大学一緒なら、ずっと一緒なんじゃね?的な安直な考えでやってきたんだろうな。学歴なんか考えるキャラでもないし。

しかし、そんな会話をした数分後だった。

なんか合格表のところあたりをうろちょろしだす教員
何事かと思えば数名載せれていなかったと言い出した。

そして、その中に嫁の番号はあった。

その時喜んでいたのは嫁でもなく、親でもなく、俺だった。
最近ギャルが慶應に行ったとかっていう本があるらしいが、あんな感じだ。
偏差値40切ってた嫁が、わずか半年と数日で55程度の学校にいけるようになったのだ。
そして、その半年の努力を一番知ってるのは俺だしね。

その日一日は祭り状態だった。合格祝いに何が欲しいか聞くと

嫁「ジグソーパズル!!1000ピースのやつ!」

ジグソーパズルを買いに行くと
「10円ちょうだい!ガムのやつする!」

ガムのガチャガチャ?みたいなやうをさせてあげると
「よこのチュッパチャプスもする!!」

その日は嫁の言うこと全て聞いた。

ちなみに、コレをダメだと言って断ると

「(´;ω;`)うぅー…







(´・ω・`)…





(´;ω;`)うぅー…」

ってなる。大体いつもは、ガマンしろって言ってるからこんな感じだ。

落ちます

土曜日なのでまだらに書いていきます。

俺の国公立受験は微妙な結果だった。地方すぎて自分の家から通えず、親に反対された。
もちろん俺自身も地方なんて行く気はなく、親には悪いが私立の大学に行く事にした。

それからの生活は色々あったんだが…全部書くと長いので要所要所書いて行こうと思う。


まず、大学に入るまでの高校生活。嫁は学校に行っていた。

っていうのも、これに関しては俺が頑張っていた。嫁と同じ高校に行っていて、俺と小学校が同じやつに話をして「暇があれば話してやってくれないか?」って頭下げてた。
何回か断られもしたが、いいよって言ってくれる人も沢山いた。

そのおかげなのか、嫁の頑張りなのか。嫁にも友達が何人かできていた。

その中には、同じ大学に行くやつもいた。

嫁にとっては俺以外の友達なんてほとんど初めてだったんだろうな

嫁「今日はね、◯◯ちゃんと話してたでー、その時にあたしがわんわんゆーたから、ポチって呼ばれたの!」キラキラ

嫁の話す事は支離滅裂としていた。お前、文系だろうが…wwww

しかし、楽しそうに話す嫁の事を見てるのは楽しかった。

カラオケに行った、ゲームセンターに行った、プリクラとった、コスプレプリクラとった、図書館行った

嫁は遊びにいく度に楽しそうに話した。お義母さん方にそれを話すと「あんたとの事は毎日話してるよ?嬉しそーにゆーでね」
それを聞いて嫁の両親の前で初めてニヤケたのはいい思い出です。

そんな日は流れに流れ、大学生活が始まる。

要点だけ言っていくと。
大学に入って二人で同棲した。限りなく安いアパートに二人での生活。何にもないわけはない日常の始まりだ。


ある日、俺と何気ない会話をしていると

嫁「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ドンッ

隣人『うっせーぞ!!』

嫁「…」ビクッ

俺「すいませんでしたー」

嫁「(´;ω;`)」

俺「どした?」

嫁「(´;ω;`)いやや、騒いで怒られるなら近所いらんっ」

俺「あー、ごめんな。俺が騒がさせてもーたな」

嫁「嫌や、近所いらんっ(´;ω;`)」

俺「落ち着けって、泣いてたら頭痛くなるぞ?」

嫁「(´・ω・`)」

俺「大丈夫か?」

嫁「(´・ω・`)あたまいたい。よし、寝よう!」

割とこんな感じのラブラブとはかけ離れた、よくわからない生活を送っていた

嫁との奇想天外な話は、後で短編で投稿するので今は時間を進めていく

俺「なぁ、なんかサークル入ったのか?」

嫁「うん、テニスサークルはいったがー」

俺「そかそかー、テニスサー…」

…嫁にはわからないよな。そうだよな。
俺が頭下げてサークル抜けさせました。嫁には何の事か理解できずに泣いてたな

大学には嫁は普通に通っていた。そこでのアダ名もポチ。理由は犬みたいで理性が犬並みだから。
今思えば凄い貶された名前だな。

しかし、今だに嫁の男嫌いは治っていなくて。大学内では、男に話されるだけで涙浮かべる事も多々。
そして、嫁の癖である男を殴るってのも治っていなくて。
一日に何度も謝りに行くこともあった

サークルは結局どうなったかっていうと。嫁と俺二人で同じサークル入るかって話になり、アカペラサークルみたいなとこに入った。
俺自身歌うのが好きで、嫁も歌うのが好きで。
そのサークルでは、別に大会とかは出なかったけれど。けど、皆で楽しく歌ったり、ボイパの練習したり。楽しい毎日だった

大学に行き、サークル行き、嫁と帰り、家で二人でジグソーパズルをする。

生活費等は両親からの仕送り、嫁の両親の仕送り。俺のバイト代でやりくりした。
嫁に接客ができるわけもなくバイト無理。もちろん家計簿つければ無茶苦茶になるので、俺が家計簿をつける。

ほとんどニート状態の嫁。
でも、そんな嫁が大好きだった。元よりタイプがらき☆すたのコナタである俺にとっては今の嫁は最高の相手なんじゃないかと思う。

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