男「友ー、勉強教えてくれ」
友「えー…俺もやらんとやばいから幼に頼めば?」
男「そりゃお前よりも先に頼んでみたさ。でも、女に教えてるから無理だよ、と言われた」
友「残念、手遅れだったか」
男「だから、頼む」
友「しゃーねぇ、いいぞ」
男「上辺の心の友よ!」
友「やめよっか?」
男「ごめんなさい」
友「ならやるか」
男「おう!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397414067
女「んー…少し休憩にしましせんか?」
幼「ああ、そうしようか」
女「先程の男君の頼み、何で断ったのですか?」
幼「勉強はいつもみてるからね。偶には断ってみようと思ってね」
女「頼りにされてるんだからいいじゃないですか」
幼「頼られるのは嬉しいが勉強だけというのも寂しいものなんだよ」
女「むー、幼ちゃんは贅沢なのです」
幼「ほう、と言うと?」
女「世の中には頼ってほしいのに男の人が近づいてきてくれない人もいるんですよ」
幼「それはその人が故意にそうしてるのが原因ではないのか?」
女「違います!どれだけ望んでも無理な人もいるんですよ!」
幼「そうか。だが私は勉強以外でも頼って欲しいんだ」
女「それが贅沢なのですよ!もー、私なんか頼られることないのに…」
幼「君は君で男子からの評判もいいじゃないか。違ったか?」
女「私は大勢に気にされるよりも一人の殿方に愛される方がいいのです」
幼「それこそ贅沢というのではないのか…?」
女「私は願ってこうなったわけではないのですから贅沢ではありません」
幼「むぅ、これでは同じ問いが繰り返されるだけだな。勉強に戻るか」
女「そうですね。そうしましょう」
男「…で、結局」
友「勉強終わっても男は何も理解できなかったな」
男「なぜだ…幼に教えてもらうとわかるのにな…」
友「知らんわい。俺の教え方、おかしかったかな…」
男「いや、そうじゃない。なんか、こう、頭に入ってこなかったんだ」
友「ほーう、幼の言うことは頭によく入るんだな」
男「そうなんだよな。なんでだろ?」
友「それこそ知るかよ。そろそろ帰るぞ。幼と女にも声かけるか」
男「そうだな」
幼「ふぅー、もうこんな時間か」
女「あっ、ほんとですね。そろそろ友君が迎えに来てくれる時間です」
友「おーい、帰るぞー」
女「はーい」
幼「友、男は?」
友「あれ、いねえや。どこいったんだ?」
幼「ふむ、こういう時は大抵校舎裏だな。行くぞ」
女「はわわ、ケンカですか。先生呼ばないと」
幼「女よ、男が喧嘩などする人間に見えるか?」
女「ううん、でも校舎裏ってケンカが起こる場所ではないのですか?」
友「それは違うぞ。そういえばいつも男が校舎裏にいる時、女はいなかったな」
幼「だな。女、いい機会だから見ておくといい」
女「??? わかりました…」
男「何ですか?幼を迎えに行かないといけないんですが」
女生徒「あの、男君って幼さんと付き合ってるんですか?」
男「え、付き合ってないけど…」
女生徒「そうですか…」
男「もういいですか?」
女生徒「まだです!好きです!私と付き合って下さい!」
男「…」
女「あわわ、告白の現場なのです」
幼「私としてはいつもの事だからどうって事ないがな」
友「俺もだ。もう慣れた」
女「二人とも、なんで私には話してくれなかったんですか…」
幼「一応プライベートだからな。男の」
友「だな。一応、な」
女「盗み見の時点で駄目だと思います」
幼「男はもう私達に気付いてるぞ。いつもの事だからな」
女「うー、私だけ仲間外れだったんですか…」
友「ごめんごめん。あ、男が何か言うぞ」
男「ごめんなさい、お断りします」
女生徒「なんで…!」
男「うーん…わかんないかな?」
女生徒「…あっ、幼さんが好きだからですか?」
男「直球だね。でも正解。付き合ってないとは言ったけど好きな人がいないとはいってないからね」
女生徒「…そうですか、私は緊張で付き合ってないならいけると思ってたみたいです…」
男「うん、分かってくれたなら別のいい人見つけなよ。じゃあね」
女生徒「…はい、ありがとうございました」
短いですが今日はここまでです。
こんな感じでマイナス要素なしで行きます。よろしくお願いします
友「おろ、いつもと違ったね。なんか新鮮」
幼「…」ニマーッ
女「…幼ちゃん、嬉しいんですね」
幼「な、何を言ってるんだ」
友「顔に出てるぞ。わかりやすいやつだな」
幼「ぐう…私としたことが…不覚…」
男「やっぱりいたか。で、何を騒いでるんだ?」
幼「何でもない!早く帰るぞ!」
友「男、お前は天然か?それとも狙ってるのか?」
男「う~ん、今回は狙った、かな?」
幼「っ!馬鹿か!」バシンッ
男「いって!何すんだよ…」
友「お前が悪い」
女「…私も友君にそんな事言って欲しいな」ボソッ
幼「全く…何故いつも男はああやって間接的にしか言わないんだ」
男「え、だって恥ずかしいじゃん」
幼「はぁ…何でそうなるかな…」
友「まあまあ、こいつはそういうやつなんだって」
女「そうですよ、幼ちゃん。でも男君は最後には正面から告白するんですよね?」
男「んー、秘密で」
友「おーおー照れちゃって。このこの」
幼「……楽しみではないが一応待っておいてやる」
女「ツンデレですね!」
友「ツンデレだな!」
男「家ではいつもデレデレなんだがな」
幼「わー!わー!」
友「え、何それ初耳」
女「私もです。そんな女ちゃん想像できません」
男「そりゃそうだよ。今まで黙ってたんだから」
友「何でだよー」
男「そんなの、可愛い幼を独り占めしておきたいからに決まってんだろ」
幼「か、可愛い…っ!違う!そんなことないぞ!私はデレてなんかいない!」
女「幼ちゃんのデレデレ見てみたいなぁ…」
幼「女ぁ!私はデレてなんかいないと言ってるだろう」
男「写真見る?」
友「見る見る!」
幼「男ぉ…やめてよぉ…」ウルウル
男「…ん、そうするよ。すまんな友」
友「ケチ」
女「ケチです」
男「うるせえ」
幼「…ありがと、男」
男「また家で甘えてくれよ?」
幼「それは…考えておく…」
>>10
ミス
幼「…」クイックイッ
男「袖を引いてるのは幼か?」
幼「うん…さっきはありがと、男」
男「また家で甘えてくれよ?」
幼「それは…考えておく…」
書き溜め作る時間なかった…
ゆっくり更新します。
友「俺と女は今日寄るとこあるからここから別行動な」
女「はい、そうなのです」
男「わかった。ラブホには行くなよ」
友「行くかよ!」
幼「そうだぞ!不健全な…」
女「わっ、わっ、わっ…どうしましょう、友君?」
友「おい、行く気か?嘘だろ?」
女「もちろん嘘ですよ。でも、友君はどうしたいかなーって思いまして」
男「それは友。行きたいよな?」
友「うん?もちろんやだ!」
女「え…」
幼「友、そんな強く言わなくても…」
女「そんなに…いやでしたか…ははっ、ごめんなさい、友君…」
男「おい友」
友「いいからいくぞ!女!」グイッ
女「あっ…幼ちゃん、男君、また明日」
幼「あ、ああ」
男「またな」
幼「大丈夫か?あの二人」
男「ラブホは言い過ぎたか…」
幼「そうだな、男も反省しないと駄目だな」
男「…生意気な口聞くならこうしてやる」ポチポチ
幼「なんで携帯をいじる?」
男「なに、ただ友と女に写真を送ろうと思ってな」
幼「落ち着け、やめるんだ。今ならまだ間に合う」
男「最後の俺のセリフだろ。今ならまだ間に合うぞ、どうする?」
幼「…携帯を、取る!」パシッ
男「あっ、くそ…」
幼「どんな写真を撮ってるのか確認してや、る…」
男「どうした?」
幼「な、なんで私の寝顔が待ち受けなんだ!」
男「涎垂れてない写真な分、マシに思っとけって」
幼「っ!な、ならこの私がモノを食べてる時の写真は!」
男「そんなの幸せそうだから撮ったんだよ。分からないのか?」
幼「わかるかぁっ…」
男「はい、終わったら返してね」ヒョイッ
幼「あっ、返せ!」
男「俺のだってば。帰るぞ」
幼「こら、待て!せめて待ち受けは普通の顔にしてくれ!」
男「うん?幼が待ち受けなのはいいんだな」
幼「…構わないさ。だから、変えてくれ…」
男「わかったわかった。カメラ起動」
幼「い、今撮るのか?」
男「そーそー。はい笑ってー」
幼「うう…」
男「赤くなってる幼可愛い」(ばれないようにインカメラに変えて、と…)
幼「可愛いっ、とかいうな…」
男「はい、チーズ」グイッ
幼「ひゃっ!?」パシャッ
男「よし、これ待ち受けにしとくけどいいよね?」
幼「待て…なんで二人で撮るんだ………私にも送っておけよ…」
男「はーい」
女「…友君?」
友「なんだ?」
女「さっきの話…」
友「ああ、ってもう男たちいないから誤解とかせてくれ」
女「はい?」
友「俺は、大切な女を今傷付けたくない。だからまた今度、な?」
女「…へ?それって、つまり……っ!!!」ボンッ
友「赤くなるな。こっちが恥ずかしくなる…」
女「あっ、えっ、なんでさっき言ってくれなかったんですか…」
友「男たちに聞かれたくなかったんだよ…なんか、こう、またからかわれる材料になるし…」
女「…そうでしたか。ならいいです」
友「ありがとな。それからさっきはごめんな?」
女「いいですよ。代わりに、お願いが…」
友「なんだ?」
女「…手、繋いでください」
友「そんなでいいのか?」
女「そんなことって…私にとっては大きなことなんですよ!」
友「へいへい。これでいいか?」ギュッ
女「…その繋ぎ方じゃ、いやです。私は、これがいい、です…」スルッ ギュッ
友「お、おい。これって、さ…」
女「普通の人は恋人繋ぎっていうみたいですね。いいですよね、友君?」
友「いいけど…俺、人生で恋人繋ぎすることないと思ってたからびっくりしてさ」
女「なら、私が初めての人、ですね?
友「そ、そうだな。…ところでどこ行くんだっけ?」
女「えっ、と…私も忘れちゃいました…なんか、ドキドキして何も考えられなくて…」
友「お、俺はそんなことないけどな。ない、よ?」
女「いいですけどね。繋いだ手からドキドキしてるのバレバレですから」
友「なっ…って、そんなわけあるかよ…」
女「引っかかりましたね。それから確か行くのは文房具屋さんでしたよね?」
友「そうだったな。行くか」
女「はい!」ギューッ
男「もうすぐ家だな」
幼「ああ、それがどうした?」
男「いや、その…また今度言うことにするよ」
幼「? まあいいが…ここで別れ道だ。じゃあな、男。また後でな」
男「ああ」
幼「あっ!写真。忘れるなよ?」
男「分かってるって」
幼「ならよし」
男「ん、また後でな」
男「あ、幼に写真送っとかないとな」ポチポチ
男「送信っと。俺も待ち受けに設定して終わり!」
男「それにしてもやっぱり可愛いなぁ…また頭撫でてやろう」
男「今日は俺があっちに行くか。よし」
幼「おっ、メールだ。写真かな?」
『今日はちょっと帰るの遅れるから男君の家でご飯食べてね。母』
幼「なんだ、お母さんか…念は押しておいたが男は忘れてないだろうか…」
幼「…!来た!今度こそ!」
『ほい、これでいいだろ?』写真添付
幼「ああ、いいな…この写真…私も待ち受けにしとこう」
幼「さて、ではお腹も空いたしご飯食べに男の家へ向かうか」
幼「決してこの待ち受けを見せるために急ぐのではないからな。うん」
幼「だから歩く速度が速くなっても仕方が無いんだ。不可抗力だ」
幼「だから…走る!」タッ
男「さてと。お母さん、幼の家に行って来る」
男母「はーい」
男「いってきま、す…」
幼「やっ、ご飯、食べに、来たよ」ゼェゼェ
男「そんなに息を荒げて、どうした?」
幼「ああ、大したことではない。母が帰るのが遅くなるからこっちでご飯を頂けといわれただけだ」
男「いや、なら歩いてこいよ。別に急ぐ理由もないだろ?」
幼「…! はぁ…男、君は女心がまるで分かってないな。それでは駄目だぞ」
男「えー…でも幼が恋人なら女心分からなくてもいいし…」
幼「…な に か い っ た か い ?」
男「いえ何でもありません、幼様」
幼「うむ、よきにはからえ。さ、ご飯食べよ」
男「ここ俺の家!」
ここまでです。
質問とかも受け付けます。
それから不良やDQNは出てきません。
なので襲われるフラグばんばん建ちますがそんなシーン作る予定無しです(作りません、絶対)。
あとここ重要。エロは無しですので(>>1がDTで彼女いない歴年齢のため)お願いします
幼「お邪魔しまーす」
男母「お、いらっしゃい。ご飯食べに来たの?それとも男食べに来たの?」
幼「っ、ご、ごはんたべにきました…」
男母「なんだ、残念…」
男「お母さん、ジョークがきついよ…それに食べられるつもりもないからね、まだ」
幼「まだ、まだなんだね…うん」ニマーッ
男母「顔に出てるわよ?」
幼「そ、そんなことない!ない、よ…」
男「ご飯まだ?」
男母「はいはーい」
幼「…」
男妹「空気読みなよ兄貴、お母さん…」
男「いとうまし」モグモグ
幼「…美味しい」モグモグ
妹「でさー、学校のね」ケタケタ
男母「はいはい」
男「ごちそーさま」
幼「ごちそうさま、いつも通り美味かったです」
男母「はーい」
妹「はやいよー…」
男「いいからさっさと食え」
妹「ぶー…」
幼「で、今日は何をする?」
男「んー、トランプ?」
幼「なんで疑問系なんだ…そうしようか」
男「ならスピードだ。今日は絶対に負けないからな」
幼「ふふっ、かかってきなよ。蹴散らしてやるから」
男「うしっ、勝ったぁ!」
幼「今回はカード運が無かっただけだ!」
男「敗者は何を言っても言い訳にしかならんぞ」
幼「うるさい!もう一回だ!」
男「いいぜ。今の俺は負ける気がしねえ!」
男「あの一回は奇跡だったのか…」
幼「ふふん、やっぱり私の方が強いじゃないか。君の10連敗。いつものことだろう?」
男「くっそ、トランプはやめだ」
幼「ならどうする?」
男「俺に有利で、かつ確実に勝てるゲーム…」
幼「果たしてそんなものあるかな?」
男「うーん…ない、な…」
幼「そうだろう。諦めて私に負け続けなよ」
男「いやだ。…ゲームじゃないけど勝てるのあった」
幼「なにかな?」
男「ポッキーゲーム」
幼「…」
男「やるよな?ゲームでは勝てる幼さん?」
幼「ぐぅ…」
男「それともやっぱり勝てないと訂正するか?」
幼「…いいよ、やってやるよ」
男「それでこそだ」ニィッ
幼「ただし!き、キスになったら男の負け、だからな…」
男「おお、それでいいぞ。離したら幼の負けな」
幼「君も離したら負けだからな…」
男「構わん。こい!」
幼(と言ったものの、私は男に勝てるだろうか…)
男「よーい」
幼(近い…顔が熱い…真っ赤なんだろうな…)
男「どん!」
幼(ゆっくり、そうだ。ゆっくり行けば勝てる、はずだ!うん、そうしよう) パクパク
男「…」パクパクパクパクパクパク
幼(っ!はやい!うう、やばい…離そうか…でも、チャンス、なのかな…)パクッ
男「…」パクッ…
幼(…とまった?)
男「…」
幼(…私から来い、ということか?でも、うーん…)
男「…だぁ!ダメだ!」
幼「! 離した!」
男「あっ…」
幼「やっぱり私の勝ちだな!うん、もうやらないぞ!」
男「ちくしょー…やっぱり恥ずかしいな、これ…」
幼「私は全然だったからな!」パクッ モグモグ
男「あっ」
幼「今度はなんだい?」
男「幼、ポッキー食べ切ったよな?」
幼「ああ、それがどうした?」
男「…間接キス」
幼「…」
男「…」
幼「…そうだね、それがどうしたっていうんだい」
男「顔真っ赤にして強がっても全然威厳ないからな」
幼「そういう君だって、赤くなってるよ」
男「俺は、別に気にしてないし…」
幼「私も、嫌では、無かったしな…」
男「…」
幼「…」
男「なぁ、キs幼「おおっと、そろそろ帰らないといけない!それではまた明日な、男!」
男「…おい」
幼「お邪魔しました!」バタンッ
男「…最後まで言わせろよな…」
幼(…男の家から出てだいぶ経つのに、まだ顔が熱い)
幼(男はなんて言おうとしてたのだろうか…まさか、キスしよう、なんてことは…)
幼(ないな!うん、大丈夫。また明日には全てが元通りだ!)
幼(だから、今日のことは、そうだな…)
幼(思い出にしまっておいてまたいつか言ってやろう。それがいい)
幼(…それまでにこの記憶で私の顔が赤くならないように、慣れておかないとな)
男「…寝れん」
男「幼の顔がちらつく…やめてほしい…」
男「てか、俺なんて言おうとしてたんだ?」
男「なんか、その場の熱に浮かされてたせいで突発的に『キスしてみないか?』とか言おうとしてたよな、俺」
男「…」
男「なんて恥ずかしいんだ…!」ボフッ
男「…」
男「もし、あのまま言えてたら…言えてたら…?」
男「~っ!」ジタバタ
妹『うるさい!兄貴!』
男「あ、ああ、すまん」
男(全く…明日どんな顔して会えばいいんだよ…)
男「とにもかくにも、寝よう」
男「…」
男「だから、幼の、顔が…」
男「寝れん…」
ここまでです。
>>1の顔も真っ赤です。書いてて悲しくなってきました。
それに、これ、全部高校生の妄想なんだぜ?彼女がどんなものなのか、知ってる人教えてくださぁい…
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません