モバP「天才発明少女池袋晶葉!」 (71)

晶葉's研究室in事務所

ドア「ガチャ」

P「じゃまするぞー」

晶葉「おはよう、来てくれたか」

P「おはよう晶葉。そりゃあ可愛いアイドルの頼みだ、いつだって駆けつけるさ」キリッ

晶葉「フフッ相変わらずカッコつけた台詞が決まってないな」

P「ほっとけ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397316315

P「で、急に呼び出した理由はなんだ?頼んでおいたリア充爆破ロボが完成したとか?」

晶葉「あぁ、それなら昨日のうちに作っておいたぞ、そこのウサちゃんロボの隣に置いてある」

リア充爆破ロボ「コンニチハ」

P「え?マジで出来たのかよ、さすが天才!!」

晶葉「フッ褒めても何も出ないぞ」テレテレ

晶葉「いやそうじゃなかった、他に見て欲しいものがあるんだよ、ほらコレ」スッ

P「腕時計、か?それがどうかしたのか?」

晶葉「実はさっき完成したばかりなんだがコレは装着した人間の命日が表示されるという超スグレモノなのだよ」

P「何ィ!?なんでまたそんなものを、つーかどういう仕組みだよそれ……」

晶葉「なんか徹夜明けでテンション上がって気付いたら完成してたんだ、で、早速つけてみた」

P「うーむ、色々と突っ込みたい所ではあるが……ん?それがホントなら今晶葉が着けてるのに表示されてる日付が命日って事だよな?」

晶葉「……そうだ」

P「今日の日付が表示されてるじゃねーーか!!」ガビーン

晶葉「あぁ、理由は分からないがどうやら今日私は死ぬみたいだな」

P「」

P「いやいやいや、そんなバカな事があるかよ!」

晶葉「残念ながらホントの事だ、私は今まで失敗作というものを作ったことがない」

晶葉「運命、というやつなのかな、神はこの天才を世に生み出したという事実を一刻も早く消去したいようだ」

P「そんなの!!納得できるわけ無いだろ!!!」

P「!……じゃあ今日俺を呼び出したのは……」

晶葉「察しがいいな、さすが我が助手だな」

晶葉「今までありがとう」

晶葉「昔からずっと工作ばかりしていた」

晶葉「ロボットを作ってる時が一番楽しくてそんなフウにして人生を過ごしていくものだと思ってた」

晶葉「確かに、今でもメカいじりをしている時は楽しいし、幸せだと思ってる」

晶葉「だけどキミに会って、スカウトされて、アイドル活動を始めてから楽しい事が増えたんだ」

晶葉「大切な人と一緒に美味しいものを食べる、ただそれだけで幸せを感じられる事に気付いた」

晶葉「仲間として共に目標へ歩んでいける友人だって、増えた」

晶葉「全部こんな私をプロデュースしてくれたキミのおかげだよ……」

P「晶葉……」

晶葉「死ぬ前にそれを伝えたかったんだ」

晶葉「だからもうこれで悔いは」

P「晶葉!!」ガシッ

晶葉「わっぷ!?」

P「馬鹿ヤロー!中学生のくせに何を悟ったような事言ってんだよ!!」ギュー

晶葉「ちょっ、急に、抱きつ……!」カァァ

P「今まで幸せだったって!?良かったな!人生楽しい事はまだまだ沢山あるからコレからもっと幸せになれるぜ!」

晶葉「そ、そんなこと言われても!もう私は……!」

P「俺が!!」

晶葉「!?」

P「俺が絶対にお前を死なせはしない!守ってやる!!」

晶葉「P……」

P「こうやって抱き締めてると震えが伝わってくるよ」

P「本当は助けて欲しかったんだろ」

晶葉「P……」ジワ

晶葉「私は……私はもっと生きていたい!!」

晶葉「まだロボットだって作り足りない!」

晶葉「アイドルだってもっと続けていたい!!」

晶葉「みんなと一緒に歩いていきたい!!!」ポロッ

晶葉「Pと……ずっと一緒に……いたい」ポロポロ

P「大丈夫だ」ナデ

晶葉「P」グス

P「俺はプロデューサーだぜ?」

P「それも目の前にいる天才アイドルのな!」

P「俺にできないことなんてない!お前の生命、俺に……」

P「俺に任せろ!!!」ドン

晶葉「P……」

晶葉「フフッ、初めて台詞がキマったな……カッコいいよ」

晶葉「不思議だな、何の根拠もないのになんとかなりそうな気がする」

P「ヘヘっ」

晶葉「P……」

P「晶葉……」

晶葉「……」

P「……」クイ

晶葉「ぁっ…………」ギュ

P「…………」スッ





リア充爆破ロボ「ピー、リアジュウハッケン!リアジュウハッケン!!バクハシマス!!」

P「え?」

晶葉「あ」

                               ヽ`
                              ´
                               ´.

                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                    \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
                         ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´





TV『―――それでは次のニュースです』

TV『本日未明、都内にある芸能プロダクションで爆発が発生しました』

TV『爆発のあった建物からは男女二名と思われる遺体が発見され、身元の特定を急いでおります』

TV『また、この事件は爆発を使った画期的な心中方法として注目を集めています』



杏「あー爆発かー、コワイコワイ。やっぱり家でおとなしくしているのが一番だよね」アメペロペロ



第一話 完

おっ、Pを[ピーーー]晶葉の人かな?
期待

こんなかんじで晶葉ちゃん主役の話をいくらか書いてみようと思っています
拙い作品ですが少しでも楽しんで頂けたら幸いです
また、この作品は昔読んだ似たようなタイトルのやる夫スレの影響を多々受けています
話の内容によってはプロデューサーやアイドルが死んだりするかもしれませんが軽く流して頂いて大丈夫です

>>11
すみません、SSを書くのは初めてですので恐らく別の人ですね
とにかく読んで頂けて嬉しいです

池袋晶葉(14)
http://i.imgur.com/CNCsDeB.jpg
http://i.imgur.com/DKGmsj0.jpg

双葉杏(17)
http://i.imgur.com/WumjMTv.jpg
http://i.imgur.com/tieYAv0.jpg

何名か書かれていますが、自分が好きだった作品を他の人が知っているというのは嬉しいものですね
あえてボカす必要もないことに気づきましたので書いてしまいますが、影響を受けた作品名は「天才発明家やらない夫」です
私も読み返しましたが、とてもおもしろい作品だと思うのでこのSSを読んで楽しめた方には是非読んでほしいと思います
また、アイドルの画像を貼って頂いた方、そしてSSを読んで頂いた方に改めて感謝の意を示します。ありがとうございます

それでは続けて第二話の投下を行います

晶葉's研究室in事務所



晶葉「……」カチャカチャ

P「おはよう晶葉、相変わらず研究に精が出るな。今日は何を作ってんだ?」

晶葉「あぁ助手か、少し待っててくれ。もう出来上がる……っと」カチャカチャ

晶葉「よし、これで完成だ!!」ババーン

P「何コレ?眼鏡?」

晶葉「フフフ、タダの眼鏡じゃあないぞ。君にとってとても役に立つ発明だ!」

P「俺にとって?まぁいいや、ちょっと借りていいか?」スチャ

晶葉「もちろんいいぞ」

晶葉「その眼鏡、左側のフレームに小さいボタンが付いているだろう?ソレを押してみてくれ」

P「ボタン?これかな、ポチッとな」ピピピッ

P「うぉっ、晶葉の周りになんか数字が出てきたぞ!?」

晶葉「うむ、ここまではOKっと……出てきた数字を読み上げてくれ」

P「えーっと、上から148、39、連続してる数値75-53-74、最後に14……ってコレお前のプロフィールか!」

晶葉「よし、完璧だ!そう、コレは対象の人物の身体データを正確に測定できる眼鏡なんだ!」

P「身長、体重、スリーサイズ、年齢だな?」

晶葉「そうだ、ちなみに私はコレを『スカ○ター』と名付けた!」

P「いやそれまんまパクリじゃねーか! でも凄いな、コレがあればアイドルを見ただけで成長具合が分かるし体調管理だって出来そうだ!」

晶葉「喜んでくれてこちらとしても嬉しい限りだ」

P「名前の通りスカウトにも使えそうだ。やっぱり晶葉、お前天才だな!」

晶葉「フフフ、私が天才であることは当たり前の事だからそれは褒め言葉にならないぞ」テレテレ

P「よ~し、次に事務所に来たアイドルに早速使ってみよう!!」

ドア「ガチャ」

??「おはようございまーす!」

P「丁度いいタイミングだ!へっへっへ、身体に直接聞いてやるぜ!」メガネクイッ

晶葉「いやらしい言い方をするなよ、変態みたいだ」

晶葉「おはよう、ウサミン」

菜々「えっへへ~、おはようございます!晶葉ちゃん、プロデューサーも」ミミミミーン!

P「おはよう菜々。さぁ、早速お前のすべてをさらけ出してもらおうかグヘヘへ」

晶葉「あぁ、みたいではなく変態そのものだったなこの男」

菜々「朝からいきなりセクハラ!?いやいや、ナナには隠してることなんてありませんよ!!」キャピッ☆

菜々「ってあれ?プロデューサー眼鏡してましたっけ?ナウいデザインですね」

P「晶葉が作ったんだよ。では早速ポチッとな」ポチッピピピピッ

菜々「?」

P「お、出た出た。身長148、体重40、スリーサイズは84-57-84……」ピピピピ

菜々「チョッ、ちょっと!?なんですかソレ!!?」

P「ハッハッハ、これはス○ウターといって見た人の性格な身体データを表示してくれる画期的な機械なのだよ!」

菜々「スカウ○ー?懐かしいですね~、ナナもカードダス集めてまし……って!その機械向けないでください!!」

P「隠すことなんてないんだろう?ならいいじゃないか」

P「ふむ、データは概ね書類に書いてあるとおりだな。で、年齢は17……を超えて上がり続けてる……んん??」ピピピピ

菜々「きゃーーーーー!!!歳はダメですーーー!!なななナナはラブリーウサミンエターナル17歳ですよーーー!!」

P「2Xさい……まだ上がっているだと!?」ピピピピピピ

晶葉「こ、こんな事が……こんな事が……!」ガクガク

菜々「いーーーーやーーーー!!!」

P「おースゲーコレどこまで上が……」ピーーーーーー

P「え?」ピーーーーーー

晶葉「あ、ヤベ」ダッ

菜々「?キャ、キャハッ☆」

P「おい晶葉どこ行」ピーーーーーー

ボンッ




TV『―――それでは次のニュースです』

TV『本日未明、都内の芸能プロダクションにて眼鏡が爆発するという事件が発生しました』

TV『被害にあった男性は病院に運ばれましたがまもなく死亡が確認されました』

TV『突然の悲劇にプロダクションに所属しているアイドルたちも動揺を隠せていない模様です』

所属アイドルのK.Sさん(13)『す、凄かったよ、の、脳味噌とかがぶち撒けられてて、め、目玉もこ、ころがってるの』キラキラ

所属アイドルのA.Iさん(14)『残念だ、今度は改良を……じゃなかった、こんな理不尽な目に遭ってしまった彼が不憫で仕方ない』

所属アイドルのU星人さん17歳(17)『私17歳なんですけど急に眼鏡が爆発したんです』

所属アイドルのA.Fさん(17)『あー、とても悲しいよ、悲しすぎてレッスンも出来ないし杏はもう引退だね』

TV『警察は不幸な事故としてこの件を処理する意向です。それでは次のニュースです……』



凛「なんか、色々酷過ぎる……」



第二話 完

安部菜々(17)
http://i.imgur.com/tBf73q1.jpg
http://i.imgur.com/GmUotkW.jpg

白坂小梅(13)
http://i.imgur.com/eb8o5lr.jpg
http://i.imgur.com/MGpFlPE.jpg

渋谷凛(15)
http://i.imgur.com/5TL4Wko.jpg
http://i.imgur.com/beyGOj7.jpg

おつかれさまです
画像、レスともにありがとうございます!

それでは第三話の投下をはじめようとおもいます

事務所

ドア「バン!」

李衣菜「晶葉ちゃーん!!」

晶葉「ん?おはよう、李衣菜、何か用かな」

李衣菜「おはよう!あのさー、ちょっと聞いてよ!実はさっきさー……」

――――――

李衣菜『あー、今日はツライなー、実質二時間しか寝れなかったからなーツライわー、っかーツライ!』

ドア『ガチャ』

夏樹『うぃーす……』フラフラ

李衣菜『あ、おはようなつきち!実は私今日さー……』

夏樹『おーだりーか、悪い、ちょっとだけそのソファで寝かせてくれ』

李衣菜『えー、寝不足?ダメだなー、ちなみに何時間しか寝てないの?』ウズウズ

夏樹『いや申し訳ない、ギター弾いてていい感じだったからさ、気付いたら朝だったんだよ……』ボー

李衣菜(え?ギター弾いてて朝になることなんてあるの!?私そんなに集中できたことないよ!ってか完全に負けてる!!)

李衣菜『あー、う、うん、よくあること……かな?』

夏樹『だろ?だりーもこれが分かってくれて嬉しいよ』

夏樹『じゃあレッスンの時間までには起きるからさ、ちょっと寝るわ』ドサッ

李衣菜『あー……、おやすみ……』

夏樹『zzz』

――――――

李衣菜「って事があってさー」

晶葉「うん」

李衣菜「なつきちがあんなにギター上手いのはあの集中力があるからだと睨んだわけなんだよ!」

晶葉「ほう」

李衣菜「だから晶葉ちゃんそういう機械持ってない?すごく集中できる機械!こう、何時間でも続くようなの!」

晶葉「清々しささえ感じる浅はかさだな」

李衣菜「いや~、清々しいって照れるね」ポリポリ

晶葉「うーむ、しかし強制的に人を集中させるマシンか……、私も気がついたら徹夜しているなんてことがよくあるから自分でそういう物は作らないな」

晶葉「フッ、私を見くびるなよ?あくまで作ったことがないだけで作れないとは言っていない!」

李衣菜「えっ!?じゃあ……」

晶葉「ああ、レッスンが終わるまでには完成させておこう!」

李衣菜「わぁ、ありがとう晶葉ちゃん!これでなつきちに追いつけるよ!!じゃあ私レッスン行ってくる!」ダッ


ウッヒョー


晶葉「……今度Pに属性変更について進言してみようかな」

晶葉「とりあえず早速作るとしようか」カチャカチャ

夕方、事務所

ドア「バン!」

李衣菜「うーん、疲れたー!晶葉ちゃん、例のものはできているかな?」ワクワク

晶葉「お疲れ様。あぁできているとも、既にPで動作確認済だ」

李衣菜「さっすが天才!!これがそう?イヤホンみたいな形だね、なんかロックかも!」

晶葉「こっちタイマーとセットになっていてな、これで時間を指定してその装置を耳に装着する」

晶葉「すると指定した時間だけ集中力がものすごく高まる効果が続くという仕組みだ」

李衣菜「ふーん、このちょっとオシャレな目覚まし時計みたいなのがタイマーなんだ」ジロジロ

李衣菜「ところで……」

P「」ズタボロ

李衣菜「なんであの人燃え尽きてるの?」

晶葉「いや、てっきり仕事をするものと思っていたので用途を説明しないまま着けさせてみたのだが……」

晶葉「精を出していたのはどうやらアダルトサイト巡りだったようで」

李衣菜「あぁ」

晶葉「それにものすごく集中していたところを運悪く早苗に見つかってあの通りだ」

李衣菜「うわぁ……」

晶葉「ただ機械の動作の証明自体はバッチリ出来たがな」

晶葉「殴られても絞められても蹴られても拳銃で撃たれてもひたすら作業に没頭していたよ」

>>38
1行抜けてない?

李衣菜「それは、凄いね……チョットヒクナー」

晶葉(時間になった瞬間に悲鳴を上げのたうち回り失禁しながら失神したことは言わないでおこう……)

晶葉「まぁしいて言えば強力すぎるので身の回りにはあまり物を置かないほうがいいかもな」

李衣菜「わかったよ、ありがとう!それじゃあ早速帰って使わせてもらうね!!」

晶葉「あぁ、あとで感想を聞かせてくれ」

李衣菜「うん、それじゃあね!よーし、目指せロックスターアイドル!イエーイ!!」ダッ



ウッヒョー

>>42
おっしゃるとおりです、スミマセン!!

>>38は以下が正しいです!


李衣菜「あ~、やっぱりムリ……?」

晶葉「フッ、私を見くびるなよ?あくまで作ったことがないだけで作れないとは言っていない!」

李衣菜「えっ!?じゃあ……」

晶葉「ああ、レッスンが終わるまでには完成させておこう!」

李衣菜「わぁ、ありがとう晶葉ちゃん!これでなつきちに追いつけるよ!!じゃあ私レッスン行ってくる!」ダッ


ウッヒョー


晶葉「……今度Pに属性変更について進言してみようかな」

晶葉「とりあえず早速作るとしようか」カチャカチャ

夏樹「まったく、だりーのやつめ、嬉しそうにはしゃいで」

晶葉「おや、いたのか?」

夏樹「まぁな、この調子が続けばまたアイツとのセッションをやる日も近いかもな」

P「じゃあ来月辺りにイベント企画しようかね」イテテ

夏樹「お、Pさん」

晶葉「もう復活したのか」

P「フッ、もはやスタドリエナドリを血管から直接飲んで(注入して)いる俺には簡単に致命傷は与えられないさ」

P「しかし集中できたお陰でドスケベ画像がいつもの数倍の量集まったぜ!ぐへへへ」グッ

夏樹「うーん、なんで早苗さんは心臓を狙わなかったんだろうな」

P「でもあの装置は気をつけて使わないとな、地震や火事が起こった時に逃げ遅れそうだ」

晶葉「あ、そうか!被験者がキミだったからそこら辺の配慮はすっかり忘れていたよ」

P「まぁそれは明日直せばいいんじゃないか?まさか『今日』、アイツが『装置を使っている時』に『たまたま地震が起きて』さらに『火事に発展する』なんてそんなことはないさ」

晶葉「それもそうだな」

夏樹「いくらアイツが間が悪くてもそんなマヌケなことにはならないよな」

P・晶葉・夏樹「あっはっはっは」



翌日

夏樹「ふわ?よく寝た、さてニュースニュースっと」ポチ

TV『――続いてのニュースです。昨夜遅く、都内にある女子寮で火災が発生しました』

夏樹「……」

TV『火の勢いは強く、建物が全焼する勢いでした』

夏樹「…………」

TV『しかしながら幸い死者は出ず、ギターを持ったまま亡くなった少女なども特に居なかったようです』

夏樹「あれ?」

>>47ミスです


翌日

夏樹「ふわ~よく寝た、さてニュースニュースっと」ポチ

TV『――続いてのニュースです。昨夜遅く、都内にある女子寮で火災が発生しました』

夏樹「……」

TV『火の勢いは強く、建物が全焼する勢いでした』

夏樹「…………」

TV『しかしながら幸い死者は出ず、ギターを持ったまま亡くなった少女なども特に居なかったようです』

夏樹「あれ?」



昼、事務所

ドア「ガチャ」

夏樹「よーっす」

李衣菜「あー、なつきちおはよう!今朝のニュース見た!?」

夏樹「よっす、あぁ火事のことだろ?見た見た、色んな意味でよく生きてたなだりー」

李衣菜「ん、なんのこと?」

夏樹「いや何でもない忘れてくれ、昨日燃えたあの建物ってだりー住んでただろ?」

李衣菜「そうそう!いやぁ大変だったよ~、寝てる時に起きた火事だったから貴重品位しか持ってこれなかったし、あ!あとギター!!」

夏樹「あぁ普通に寝てたんだな、てっきりアタシに対抗して徹夜で練習するのかと思ってたぜ。ほら、すごい集中できる機械を借りたんだし」

李衣菜「あ、あ~、知ってたんだ……それね、いや昨日実質二時間しか寝てなかったからさ、ほら実質」アセアセ

李衣菜「疲れてたし明日でいいかなって……それで……アハ、アハハ」

夏樹「プッ、なんだそりゃ!だりーらしいやハハハハ!」ケラケラ

李衣菜「な、なんだよ~、笑うなよ~」ブー

夏樹「フフッわりーわりー、あーでもその感じだと次のセッションは延期かな」

李衣菜「え?またセッション出来るの!?」

夏樹「あぁ、Pさんが昨日企画しようとしてたからな。ま、だりー次第だと思うけどさ」

李衣菜「うわぁ~楽しみだなぁ!なつきち!私ガンバるよ!!」

夏樹「おぅ、また色々教えてやるよ!」

夏樹「ところでPさんは今日居ないのか?」

李衣菜「うん、なんか今朝から居ないみたいだよ。私もそんな早く来なかったからよくわかんないけど」

ドア「ガチャ」

晶葉「Pならそろそろそのテレビに映ると思うぞ」

李衣菜「え?」

夏樹「テレビって……そこの?」

晶葉「あぁ、ほら」



TV『――それでは次のニュースです。都内在住の芸能プロダクションに務めるモバ P容疑者が今朝、児童ポルノ単純所持禁止法違反の疑いで逮捕されました』



夏樹・李衣菜「」



第三話、完

本日は以上です、ツッコミ、ご指摘ありがとうございました!

SSではドアはしゃべるのが一般的だと認識しておりますのでどうかご容赦ください

また、個人的な意見ですが、なつきちはモバマスキャラでも上位に数えるくらいの美人だと思っています!

多田李衣菜(17)
http://i.imgur.com/LOHehwd.jpg
http://i.imgur.com/xRPO987.jpg

木村夏樹(18)
http://i.imgur.com/ADqELR5.jpg
http://i.imgur.com/rmFa4yh.jpg



第四話

CGプロ事務所

\ワイワイガヤガヤ/

凛「……へー、そしたら?」

幸子「そしたらですね、ヘレンさんがダンサブルに言ったわけですよ!」

まゆ「……」

凛「……」

幸子「……」

凛・幸子・まゆ「ヘーイ!」

凛・幸子・まゆ「wwwwwwwwwwww」

まゆ「クフフフ、マスカレードじゃあるまいし!」ケラケラ

凛「フフッまゆ、笑いすぎだよ」プフフ

幸子「それでその後木場さんが……」

\キャッキャウフフ/

P「……」

響子「はい、Pさんコーヒーですよ」コト

P「ん、サンキュー響子、気が利くな」

響子「そんなことないですよ~、ただ世話好きなだけですっ」ニコニコ

P「いやいやそういうのがいいんだよ、俺がお嫁さんに欲しいくらいだ」

響子「え?」

P「響子みたいな子と結婚したいなぁ、なんて」

響子「あー、えーと……」

響子「……ハハッ、……あ!すみません!私もうレッスンの時間でした!」パタパタ

P「あ、うん……」

P「……」

留美「何をボーッとしてるのかしらP君?ホラ、頼まれてた書類よ」パサ

P「あぁゴメン留美さん、いつも事務仕事も手伝ってもらってありがとう」

留美「これ位は別にどうってことないわ、それじゃあ私もレッスンに行ってくるわね」スタスタ

P「はーい、いってらっしゃい」パラ

P(うん、特に変な書類が入っているわけでもなく仕事の書類だけだ)パラパラ

P(……)

P(…………)

晶葉's研究室in事務所

ドア「ガチャ」

P「おーい晶葉いるかー?」

晶葉「なんだ」ヒョコ

P「最近思ったんだけどさ、俺ってもしかしてアイドルたちから恋愛感情持たれてなかったりする?」

晶葉「当たり前だ」

P「うおおなんてこった!そんなバカなことあるかよ!?」

晶葉「ホラこれ、事務所内で採ったアンケートだ」

P「え?なにそれ知らない」

晶葉「この『モテなさそうな男性部門』で二位の『モテなさそうな男性』にダブルスコア以上の差をつけてブッチ切りでトップなのがPだよ」

P「ひどい!」

晶葉「で、なぜ急にそんなことを?」

P「――というわけでさー」モバモバマスマス

晶葉「つまりプロデューサーという職業はアイドル達から無条件で好かれるはずなのになぜ自分にフラグが立たないのか、と」

P「そうそう、例えば凛とまゆがそれによって牽制しあったり、響子は積極的に俺にお嫁さんアピールしてきたり、留美さんは書類に婚姻届混ぜてきたりさ」

晶葉「プーーーーーッ!」

P「!?」

晶葉「あっはははははは!中々キレのあるギャグを飛ばすじゃないか!!」ゲラゲラ

P「あいや、その……」

晶葉「あらゆる次元を渡り続ければもしかしたらそんな世界も存在するかもな!あははははは!!」ゲラゲラゲラ

P(……泣きたい)ジワ

晶葉「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ」ゲラゲラゲラゲラ

P「ヒック、グスッ、うぇっ……」ベソベソ

\ゲラゲラウエェンゲラゲラ/

――10分後

晶葉「あー済まなかった、まさか本気で言ってるとは思わなかったんだ」

P「あぁいや、もう大丈夫だよ(震え声)」

晶葉「とはいえ別に嫌われてるというわけでもないしそう落ち込むこともないさ」

P「落ち込んだのはお前のせいだけどな」

晶葉「ま、まぁしかしだ、実際どこのプロダクションも似たようなものじゃないのか?」

P「そ、そうかな」

晶葉「ああ!えっと、ホラ、確かキミは765プロのプロデューサーと仲が良かっただろう?彼に聞いてみたらどうだ」

P「おお、765Pか!よし、ちょっと聞いてみるわ!けーたいけーたいっと」ゴソゴソ

P「アイツの番号は……」ポチポチ



prrrr

765プロ事務所

prrrr

小鳥「プロデューサーさーん、携帯なってますよー!」

765P「スイマセン、今動けないんでこっちに携帯投げてもらっていいですか?」

小鳥「はーい、ヨイショ!」ケータイポイー

765P「ありがとうございます」パシッ

765P「ん?あいつからか、珍しい」ピッ

765P「もしもし」

P『よう!久しぶりだな』

765P「ああ、今日はどうした?」

P『ちょっと聞きたいことがあってさ――』

765P「はぁ?プロデューサーがアイドルからモテモテ?」

765P「そんなことあるわけないだろう」

P『おぉ!お前のところもそうか!いやー良かった良かった、俺だけじゃあなかったんだな』

765P「当たり前だろが、なに夢見てるんだよ」

765P「大体なんでそんなくだらん連絡よこすかもわからんが、俺達プロデューサーがやることはたった一つだけ」

765P「担当アイドルをトップまで導くことだろ?」

P『そうだな』

765P「それが叶うまではアイドルに見返りなんて求めないでただ真っ直ぐに……」

美希「ハニーうるさいの」

765P「あ、ゴメンゴメン、もう少し離れて電話するから膝からおりてくれるか?」

美希「ヤ!なの、ハニーの膝枕はミキのモノだから離れないの!」ギュー

765P「コラコラ頭をおしつけるんじゃない!……まったく我儘なやつめ、ちゃんと大人しくしてろよ?」

美希「はーいなの!」

\イチャコライチャコラ/

CGプロ

電話<イチャコライチャコラ

P「……は?」

765P『おーすまんな、で話の続きは……』

P「しねなの。じゃあの」ピッ

765P『おい待』プツッ

P「……」

晶葉「……」

P「…………」

晶葉「…………あのさ」

P「晶葉」

晶葉「はい」

晶葉「――出来たぞ、リア充爆破ロボベータバージョンだ!気軽にベータと呼んでやってくれ」

リア充爆破ロボベータバージョン「ヨロシクオネガイシマス」

晶葉「Pの希望を聞いて爆発対象を男限定にしておいた」

P「うむ、ご苦労!……つーかなんかコイツ俺に似てない?」

晶葉「そりゃあボディはアイドルたちのサンドバッ……コホン、レッスン用ロボを流用したからな」

P「……まぁいいか、どにかくこれでアイツを滅ぼすことができるぜ!」

P「ついでに傷心の美希ちゃんを俺が優しく慰めることにより彼女のハートもゲッチュ!」

P「ふふふ、完璧だ……完璧なシナリオだ!!ウワーハッハッハ!!」

晶葉(冗談みたいなことを本気で言ってるから笑うよ。どこでねじ曲がったんだろうな)

P「さあ行って来いリア充爆破ロボベータバージョン!!765Pを見事爆破してみせよ!!!」

リア充爆破ロボベータバージョン「サーイエッサー!」ビシッ

ドア「ガチャバタン」

夕方、CGプロ事務所

P「くくくく、アイツの死亡がそろそろニュースに流れる頃かな、ハリーハリーハリー!」ワクワクソワソワ

晶葉「あー、そのことなんだが」

P「ん?」

晶葉「さっきベータから電話があって、『765プロの事務員の人と意気投合したので飲みにいっちゃいました』だってさ」

P「あああああ!!!ううううああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」ガンガンガン



薫「こずえちゃん、なんでせんせぇは机にあたまガンガンしてるのかな?」

こずえ「ふわぁ……あれはー……きっと……せかいにむけてねー……しゃざいしてるのー……」

薫「しゃざい?ふーん、そうなのかなぁ」



第四話 完

第四話おまけ



こずえ「かおるちゃんはー……どうしてー……ぷろでゅーさーのこと……せんせぇってよぶのー?」

薫「えへへ、早苗お姉ちゃんが教えてくれたんだ!ああいうのって『はんめんきょうし』っていうんだって!きょうしだからせんせぇなんだよ!」

こずえ「なるほどー……ふわぁ……」



第四話おまけ 完

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