結城晴「ピザが食いたい」 (50)
晴「ピザが食いたい」
P「ピザ?太るぞ」
ちひろ「そうですよ。プロデューサーさんみたいになっちゃいますよ?」
P「俺はぽっちゃりなだけだ!」
ちひろ「デブはみんなそう言うんですよ。ほら、仕事仕事(前はスリムだったのに…)」
P「訴えてやる!」
晴「ピザが食いたい~!ぴ~ざ~!!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1396430117
P「じたばたする晴も可愛いな」
ちひろ「ええ。」
晴「だから材料買ってくる。焼き窯準備頼むな。」
P「作るのか!?」
ちひろ「しかたないですね。」つ財布
晴「はーい!ありがとー」
幸子「不安なので、ボクも一緒に行きましょう」
P「ちょ、まて!俺の財布!!」
晴「ちひろさんにも、たらふく食わせてやるからなー!」
ちひろ「うふふ、期待してますね。」
P「俺の分は?」
~~~~~~~~~~~~~~~
幸子「それで、何から買いますか?」
晴「まずはチーズに小麦粉だろ、あとは」
幸子「トマトソースは買わないんですか?」
晴「それはまあ後でいいだろ。」
凛「あれ?二人で買い物?」
ありす「珍しい組み合わせですね」
晴「おっ、凛さんにありすじゃん」
ありす「橘です」
幸子「凛さんたちも買い物ですか?」
凛「まぁ、そんなところかな」
晴「俺たちこれからピザ焼くんだぜ」
幸子「可愛いボクが皆さんにピザを焼いてあげまあしょう!」
凛「ピザ…ああ、そういえば事務所に大きな焼き窯あるもんね。」
晴「おう!」
橘「事務所にあんなもの…非生産的です。」
晴「でもこの前使ったよな?」
凛「ありすちゃんはその時いなかったから、知らないのも無理ないよ。にしてもピザかぁ…いいね」
橘「トマトではなく、苺ソースで」
晴「馬鹿は置いといて、凛さんも手伝ってくれよ」
橘「ば、馬鹿って…私のことですか?」
晴「なぁ、いいだろ~」
凛「まぁ、小さい子に焼き窯は危ないかもね。」
幸子「それってボクも含まれてます?」
凛「そうだ、どうせならPIZAにしない?」
晴「PIZA?ピザと何が違うんだ?」
ありす「そうです。それに、PIZAではなくPIZZAですよ?ほら、タブレットを見てください」
凛「作ってみたらわかるよ。どうかな?『PIZA』作ってみない?」
晴「それって美味いの?」
凛「好き嫌いはあるけど…私は大好きかな?あ、まゆも好きだよ」
晴「そっかぁ…じゃあ作る!」
凛「わかった。助っ人呼ぶね」プルルルル
凛「あ、急にごめんね。今、晴ちゃん達と会って…うん、そう。いい?ありがと。じゃあ事務所で…あ、みちるちゃんにも連絡頼める?」プツ
凛「手伝ってくれるってさ」
晴「やったー!」
橘「だから私を、それにピザに苺は間違いなくあいます!なぜなら苺もトマトも赤くて酸っぱくて甘いからです!」
幸子「苺はデザートにしましょう。そのほうがきっと美味しいですよ?」
橘「しかたがありません。それで手を打ちましょう」
凛「決まりだね。じゃあ、買い物レッツゴー!」
晴「おー!」
・・・
・・
・
凛「これで全部かな?」
晴「完璧だぜ!」
ありす「まったく…」ブツブツ
晴「なんだよ、ありす。なんか文句でもあんのか?」
ありす「トマトソースの代わりに苺ソースを塗るのを馬鹿にした癖に、まさかあれをソースにするなんて」
凛「物は試しだよ。それに、味は私が保証するよ」
幸子「アレですか?アレってなんですか?(ボクがちょっといない間に話が進んで…)」
ありす「たしかに、どんな味がするか興味はありますが…でも」
凛「それとも、橘さんは嫌そうだからPIZAは食べないのかな?」
ありす「食べないなんて言ってません!」
凛「素直じゃないなぁ。」
幸子「それにしても、ずいぶん買い込みましたね。当初の予定の3倍以上はありますよ?」
晴「そりゃあPIZAを作るからな」
幸子(PIZZAと何が違うんでしょうか…)
凛「あ、タクシーが来たよ。ほらみんなのって」
『はーい』
凛「まゆたち事務所に来てるといいけど...」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
晴「ただいまー!」
ガチャッ
ちひろ「お帰りなさい。みんなもう来てますよ?」
凛「みんな、ありがとう」
ちひろ「私も手伝うわ。そういえば、さっきからプロデューサーさんの姿」
バチィッ!
ちひろ「あ、あれ…」
バタンッ
まゆ「出来たら…おこしてあげます。うふ♪」
凛「ひもで縛って…よし。」
幸子「あ、あの…ちひろさんを気絶させる必要は」
凛「ちひろさんが見るとうるさそうだしね。PIZA作り」
晴「まぁ、あの時もうるさかったしな」
ありす「あの時?」
凛「こっちの話だよ。気にしないでね。プロデューサーの調子はどう?」
まゆ「順調ですよ…忙しいので、まゆはまた元の作業に戻ります…うふふ」
凛「順調ってことだね…アレ取れそう?」
まゆ「それなら…ここに」
凛「たくさんとれたね。」
まゆ「少し貰っちゃいました…リボン、作りたいので」
凛「いいよ。無理してお願いしたんだしそのくらい。」
まゆ「うふふ…凛ちゃんのそういう所、まゆ…好きです」
凛「いい匂い…そう?ありがと。」
まゆ「じゃあ、行きますね」
凛「私も晴ちゃん達と生地を作るね。」
まゆ「ソースの分はとってあるので…存分に使ってください。うふふ」
凛「ありがと」
晴「凛さんはやくやろ…おぉ!」
凛「はいこれ。今度はこれを生地に練りこむよ」
晴「よっしゃー!捏ねて捏ねまくってやるぞー!!」
幸子「カワイイボクが、カワイイサイズで野菜も切りましたよ。」
凛「偉い偉い」ナデナデ
幸子「ふ、ふん。これくらいできて当然です」
凛「じゃあ、あっちにいるまゆのお手伝い、お願いできる?」
幸子「わかりました。その程度のこと、このボクにかかればお茶の子さいさいです!」ダダダッ
凛「楽しいPIZA会になりそうだね。」
幸子「ひぃっ!!」
晴「おい、幸子さん倒れたぞ?」
凛「あちゃー…刺激が強すぎたかな?」
晴「ピザ作りって大変なんだな。あ、ありす!苺を生地に混ぜんな!」
ありす「隠し味、隠し味です!それにありすじゃなく」
晴「お前のは隠しきれてねーんだよ!!そんなこともわかんねーのか?頭ん中まで不思議ちゃんかよ」
ありす「なっ!!」
凛「はいはい。喧嘩はそこまで。」
ありす「しかけてきたのはあっちです。だから、悪いのは結城さん…いえ、晴ちゃんです。」
晴「あんだと?それに、ちゃんづけはやめろ!」
ありす「晴ちゃん晴ちゃん晴ちゃん」
晴「やめろって言ってんだよ!」
幸子「はいはい、喧嘩はそこまでですよ」
晴「うるさい!」
凛「じゃあこうしようよ。PIZAだけじゃなく、ありすちゃん用に1枚小さい苺ピザを作る。」
晴「それならまぁ」
ありす「わかりました。後で欲しがっても…あげませんよ?」
晴「いらねーよ」ベー
凛「こらこら…よし、じゃあ作っちゃおうか」
『はーい!』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
凛「生地は出来たね」
晴「真っ赤ですげー色だな」
ありす「苺…」
晴「俺たちのに入れてないよな?」
ありす「と、当然です。」
まゆ「うふふ…こっちも材料の準備が終わりました」
凛「お疲れ様。幸子ちゃんは?」
晴「まゆさんすげー!体中真っ赤じゃん!」
まゆ「うふふ..どうですか?」
ありす「綺麗な赤ですね。写真撮っても良いですか?」
まゆ「どうぞ…うふ♪」
カシャ
ありす「どうですか?」
まゆ「あとでその写真…まゆにもください。」
晴「真っ赤で包丁持ってたら、ちょっとしたホラーだな。」
凛「それで、話を戻していいかな?」
まゆ「幸子ちゃんならお休みですよ…うふふ。初めてだから、刺激が強かったみたいです」
凛「けど、ありすちゃんは平気そうだね。」
ありす「これくらい平気です。それに」
晴「さっさとトッピングしようぜ。オレ腹減ってきたよ」
まゆ「うふふ…慌てなくても、PIZAは逃げませんよ」
みちる「フゴッゴ!」
晴「みちるさん!それにPじゃん。あはは、まゆさんと同じ真っ赤だ」
凛「まずは、みちるちゃんが持ってきてくれたプロデューサーの体に生地をつけるの。顔にもね。体中隙間なくだよ」
晴「こうかな?」
まゆ「うふふ…上手ですよ」
晴「これでいいかな?」
凛「上出来だよ。次はこの特製PIZAソースを塗るの。たっぷり塗ってね。」
晴「よーし!」
ありす「私のピザにもプロデューサーの生地…」
凛「ごめんね。Pさんは一人しかいないから」
ありす「残念です…」
凛「そのかわりと言っては何だけど、ありすちゃんにはコレ」
ありす「これって…」
凛「コレを塗れば、もっと美味しくなると思うよ」
ありす「ありがとうございます。」
晴「出来た!」
まゆ「あとは…具とチーズを乗せて…完成ですよ。」
みちる「ふご、ふごご」
まゆ「あとはお願いしますね…」
凛「わざわざ来てくれてありがと。焼き窯はみちるちゃんしか扱えないから助かるよ」
みちる「ふごご!」
ゴソゴソ
晴「お!Pが焼き窯に入っていくぜ。」
ありす「なんだか不思議ですね。人が焼き窯に入っていくのは」
まゆ「Pさんじゃなくて…PIZAですよ…うふふ」
晴「そっかぁ」
凛「何分くらいで焼けそう?」
みちる「ゴクン…フゴゴゴゴ、フゴゴ!」
晴「そっかぁ…楽しみだなぁ」ウズウズ
ありす(どうしてこの人は常にパンを食べているのでしょうか?)
幸子「うう…酷いものを見ました」
晴「おっ、起きたのか?」
まゆ「酷いもの…ですか?」
幸子「当然です…うっ..思い出しただけで」
まゆ「大好きな…Pさんじゃないですかぁ…うふふ」
幸子「けど…あんなに」
晴「早く焼けねーかな~Pじゃねーや…PIZA」
幸子「まさか…プロデューサーさんが!?」
まゆ「もう良いんじゃないですかぁ?」
みちる「フゴ!」
凛「まだ早いみたいだよ。」
幸子「あぁプロデューサーさん…助けられなくてごめんなさい。カワイイボクは無力です」
まゆ「何を言っているんですか?」
凛「変な幸子ちゃん…あ、そうか。」
幸子「変なのは…」
凛「幸子ちゃん、最近入ったばかりだから知らないんだね。」
みちる「フゴゴッ!」
ゴソゴソ
晴「焼けたのか!?」
ありす「慌てないでください。」
凛「でもいい匂いだね」
まゆ「最高の香りですね…うふふ」
ありす「私のピザ…焼けてる。えへへ」
晴「にやにやして、ありすはお子様だなぁ」
ありす「ほっといてください!」
晴「こっちも焼けたみたいだぜ。味見!オレがやる!」
ありす「がっついて…子供ですね。」
晴「子どもだも―ん♪ありすはいらねーのか?PIZA」
ありす「…食べないとは一言も言ってません///」
晴「なら、さっさと食おうぜ」ギュッ
ありす「ええ。」ギュッ
凛「よかった。仲直りできたみたいだね。」
まゆ「みんなPさんのおかげ…さすが私のPさん♪」
凛「私のじゃなくて、私たちのだよ?」
まゆ「そうですね…いまはみんなのPさんですね。」
凛「私たちも食べようよ。」
まゆ「ええ。」
晴「うめー!」ガツガツ
ありす「…おいしい」
凛「よかった。気にいってもらえたみたいだね。」
ありす「悔しいけど、美味しいです…」
みちる「フゴー!」ピース
まゆ「完璧な焼き加減ですよ…うふふ」
晴「沢山あるぜ!」
凛「チーズの香りも最高で美味しいね。特に、脇の部分が良いよ。あとうなじ!」
まゆ「まゆは指の部分が食べやすくて好きです…あむっ」
凛「一口サイズだしね。」
晴「あ、Pの顔の部分も美味そう…けど足も良いな」
ありす「みなさん、私の苺ピザも」
『それはいい』
ありす「酷い!」
幸子「あわ…Pさんが」
トントン
幸子「なんです、今ボクは」
みちる「フゴゴゴ?」つPIZA
幸子「口いっぱいに頬張って…これは、ボクに食べろということで…むぐっ!」
みちる「♪」
幸子「もぐ、ごくん…美味しい」
みちる「フガガッ♪」
幸子「しょうがないですね。カワイイボクが、Pさんを食べてあげましょう」
晴「足もウメーなー♪前食べたPANよりうまいや」
幸子「ならボクは顔を頂きます。」
晴「あ、俺も食いたい!」
凛「私も」
まゆ「まゆも貰いますよ…うふふ」
凛「早い者勝ちだね。」ガブッ
ありす「ずるいですよ!」
幸子「ボクも!」
晴「あ、Pの顔が出てきたぜ」
まゆ「素敵な寝顔…うふふ」
P「…ん」
まゆ「あら?」
凛「起きたの?」
P「なんだこれ…いたっ…」
凛「おはようプロデューサー」
P「またお前か…やる前はちゃんと教えろっていつも言ってるだろ?」
凛「いいじゃん。別に」
幸子「い、生きてたんですか!?」
P「おいおい、勝手に殺すなよ」
凛「誰も死んだなんて言ってないよ?」
幸子「そ、そういえば」
まゆ「それより...あむっ、美味しい」
P「またやられたか…道理で体中痛いわけだ」
まゆ「でも、脂肪や贅肉を切り落とされたPさんも素敵ですよ。」
P「それに焼き窯ダイエットで余分な脂も落ちたしな」
まゆ「うふふ♪」
P「あははは」
晴「なあ、食べ終わったらサッカーしようぜ」
ありす「ピザはカロリーが高いですから、良い案ですね。」
P「それより俺にもくれよ。」
晴「いいぜ。あーん」
P「あーん…もぐもぐ」
晴「どうだ?俺も手伝ったんだぜ」
P「美味いな。」
晴「よっしゃー!」
ちひろ「…んっ…」
凛「あ、ちひろさんが起きた」
ちひろ「さっき…あ、あぁ!」
まゆ「ちひろさんもPIZA食べますか?」
ちひろ「え、ええ。ピザ…って、プロデューサーさん!?」
P「どうも。自分で言うのもなんですが、結構美味いですよ。」
ちひろ「あれ、私がおかしい…いえ、確か前にも…いや、あれはPANだから」
ありす「食べてみればわかりますよ。どうぞ特製橘ピザです」
ちひろ「むぐっ!」
晴「お、おい。あれって」
ちひろ「もぐ…これは…チーズの香りにパンの焼きかげ…んぐ!!」
バタンッ
晴「やっぱりか~」
ちひろ「……」
ありす「これは何かの間違いです。ちひろさん、もう一度食べてください!」
凛「プロデューサーを使っても、さすがに苺は合わないよね。」
まゆ「Pさんの無駄遣いですね…はい、アーンしてください」
P「あー」
まゆ「うふ..美味しいですか?」
P「ああ。アイドルに食べさせてもらってるせいか、最高の味だな。」
まゆ「そこは…『まゆ』に食べさせてもらってるから…のほうが嬉しかったです」
P「すまんすまん。おかわり」
まゆ「はい♪」
凛「大成功だったね。晴ちゃん」
晴「おお!みんなのおかげだ!ありがとー!」
みちる「ふご、フゴゴ!」
幸子「今度はデザートを作りましょう」
凛「あ、ちひろさん泡吹いた。」
P「カニみたいだな。」
『あははは』
まゆ「今度はシーフードPIZAでも作りますか?」
P「いいな!でも、シーフードならただのピザじゃないか?」
まゆ「でも…ソースはPさんですよ?」
P「それもそうか。楽しみにしてるぞ!」
凛「もう、また太るよ?」
P「そん時はまたダイエットすればいいさ。」
幸子「まったく、食いしん坊なプロデューサーさんですね。」
まゆ「でも…そんなPさんも好き…うふ」
凛「私も!」
みちる「フゴ!」
幸子「ぼ、ボクもです!」
P「晴は…PIZAに夢中か」
凛「食べたがってたからね。PIZA」
晴「PIZAうめー!!」ガツガツ
晴「おかわり!!」
終わり
PANの続きでした。
以上です。ありがとうございました。
危険なので絶対にまねしないでください。
結城晴(12)
http://i.imgur.com/UUgTILt.jpg
http://i.imgur.com/xB9QANQ.jpg
輿水幸子(14)
http://i.imgur.com/4INI09n.jpg
http://i.imgur.com/4hPigaS.jpg
橘ありす(12)
http://i.imgur.com/Et6Qkb9.jpg
http://i.imgur.com/wWr1aRl.jpg
渋谷凛(15)
http://i.imgur.com/5TL4Wko.jpg
http://i.imgur.com/beyGOj7.jpg
佐久間まゆ(16)
http://i.imgur.com/b8IT0AT.jpg
http://i.imgur.com/0g3mlek.jpg
大原みちる(15)
http://i.imgur.com/fB8QrNV.jpg
http://i.imgur.com/axSpBY4.jpg
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません