モバP「よし、あいつらの朝飯は作ったし、すこし早いけど行くかな...」
モバP「よし、あいつらの朝飯は作ったし、すこし早いけど行くかな...」 - SSまとめ速報
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の続きとなります。宜しくお願いします。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1396110501
書き溜め分の書き込みとなります。
ジリリリリ
目覚ましの爆音で目が覚める
モバP「うう・・・少し飲み過ぎたか・・」
気だるさが残る体で朝食の準備に取り掛かる。
モバP「今日は、家で食べていこう」テキパキ
慣れた手つきでどんどん作っていく。
モバP「ふう、これでよしっと」
モバP「(食いながらニュースでも見るか)」
TV「本日は、朝は少し肌寒いですが、昼ころから、ぽかぽか陽気になるでしょう」
モバP「今日はコート要らなそうだな」モグモグ
モバP「よし書き置きしていくか」
”今日は暖かいので、コート要らない。味噌汁は温めて飲んでね”
モバP「よしこれでよし」
モバP「行ってきますー」スタスタ
これだったら次からはこのスレに投下し続けたほうがいいんでない?
何か月かは落ちないんだし
モバP「よし、事務所迄の道のりも完璧に覚えたが・・」
モバP「今の道より、近道がないか探してみるか」
モバP「しかし、大分暖かくなったなぁー」
暖かい陽がとても気持ちよく感じた。
モバP「(うわ、明らか裏道ぽそうな所だな・・)」
モバP「行ってみるか!」
陽がさしていない薄暗い道を歩いてゆく。
モバP「おっこんな所に、インドカレー屋が、こっちには中華屋か」
モバP「ふむふむ、探してみると意外とあるもんだな」
モバP「お・・これは、エロビデオ屋だ・・」ゴクリ
モバP「まいいや・・行こう」
モバP「(んで、このコンビニの横に出るのか)」
モバP「よし、コーヒーでも買っていこう」スタスタ
>>4
そうですね。さっきのスレでHTML化お願いした後に思いました。
昨日、トイレを借りたコンビニへ、足を運ぶ
モバP「あったあった、これこれー」
アイス用の冷蔵庫の前に足を運ぶと、氷が入ったカップを取り出す。
モバP「それとレモンティーも買おう」
モバP「(このコーヒーは朝飲んで、レモンティーは午前中用にしよう)」ニヤ
「ありがとうございましたー!」
モバP「(よし氷が溶けないうちに事務所へいこう)」
「あ」
モバP「ん?」
ちょうど、コンビニを出た所で、声が聞こえた。
モバP「(俺じゃないだろ・・)」スタスタ
「ちょっと待って、そこの背広の人、」
モバP「(うわ・・俺か・・)」
モバP「はい?」
Pが横を向く
昨日ぶつかってしまった。女子高生が居た。
モバP「ああっ昨日の!」
女子高生「はいそうです」
モバP「昨日はごめんね。怪我はなかった?」
女子高生「あれくらいなんともないですよ」
モバP「よかった。あ、そうだ、レモンティー飲める?」
女子高生「飲めますけど・・」
モバP「それじゃあこれあげる」
女子高生「ありがとうございます」
モバP「(笑顔がかわいいじゃないか・・)」
モバP「(この機会を逃したら駄目なんじゃないか?)」
昨晩の事を思い出す。
モバP「(未央のユニット・・・でもいきなしスカウトってどうなんだ。)」
モバP「(ちひろさんにも、勝手にスカウトしちゃっていいか、聞かないと駄目だしな)」
モバP「(ええい、ヤケだ、未央の為にも名刺を渡すんだ)」
モバP「ねえ君、アイドルとか興味ない?」
女子高生「え・・・?」
Pがそう声を掛けると、女子高生が後退りした。
モバP「(ありきたりな、スカウトすぎるかー、ここは真摯にいこう)」
モバP「あ、急にごめんね。私こういう者です。」
女子高生「CGプロ・・・?(聞いたことない)」
モバP「知らないかな?事務所すぐそこなんだけど」
女子高生「知らないです・・・」
モバP「んー本田未央って知らない?」
モバP「ラジオ放送で、街角探索ってのしてるんだけど」
女子高生「あ、知ってるかも、お母さんがよく聞いてる。」
モバP「そうそうそれ」
モバP「(ふう、なんとか普通の事務所って事は分かってもらえたか)」
モバP「(未央・・・ありがとう)」グス
女子校生「私がアイドル?ちょっと考えられないかな」
モバP「そんな。すごく綺麗なのに」
モバP「(そうだよく見てみると、長く黒い髪、整った輪郭、クールそうだけど、
笑った時の笑顔がドキッするものがあった)」
女子高生「2回合った相手にそんなこと言えるんだ」フーン
モバP「ああ!本当の事だからな」
モバP「少しでも興味があったら電話か事務所に来てくれ」
モバP「時間取らせて悪かったね、それじゃあ、連絡待ってるよ」スタスタ
女子高生「(アイドル・・・)
女子高生と別れると事務所へ向かった。
モバP「おはようございます。」
ちひろ「おはようございます。Pさん」
モバP「ちひろさんいつも早いですね。」
ちひろ「そうですねー、家も近いですし、癖になっちゃいましたね」
モバP「次は私のほうが早く来ますね!」キリッ
ちひろ「負けませんよ?」
朝一番他愛のない会話で仕事を始める。
ちひろ「今日は、未央ちゃんは、学校が終わってから来ますので、
それまで事務仕事をお願いします」
モバP「分かりました」
モバP「あ、そうだ、ちひろさん」
ちひろ「はい?どうしました?」
モバP「今日朝スカウトしちゃいました」
ちひろ「スカウトしちゃいました?」
モバP「はい、綺麗な子が居たので、名刺渡して興味があったら・・って」
ちひろ「そうですか。構いませんよ。」
モバP「え!本当ですか?」
モバP「内心ドキドキしてたんですよ、勝手にしていいものか」
ちひろ「はい、アイドルが増える事は喜ばしいですし」
ちひろ「これからも、気になる子が居たら、誘ってみてください」
モバP「分かりました」
ちひろ「でも、だれでもって訳じゃないですよ?分かりますね?」
モバP「はい、分かりました」
ちひろ「それじゃあ、スケジュールとか、いろいろ、見といてくださいね」
ちひろ「今度から、Pさんにしてもらいますから」
モバP「分かりました」
Pは事務仕事を進める。
モバP「(ふう、スケジュールか、未央と相談して決めないとな。)」
モバP「(なるべく学校の行事には参加させてやりたい)」
モバP「(あとは、レッスンか、ダンス・歌・ビジュアル)」
モバP「(今現在だと、均等に日割りしてあるな・・)」
モバP「(今はこれでいいだろうが、長所をなるべく伸ばしてやる方向で行こう)」
そうしているうちに昼になる。
モバP「よし、こんな所かな」
ちひろ「お昼はどうされるんですか?」
モバP「あー、おにぎり作って来たので、これで済ませます」
モバP「私が事務所にいるので、ちひろさん食べに行ってください」
ちひろ「分かりました、お言葉に甘えさせて頂きますね」
モバP「はい、行ってらっしゃい」
ちひろが事務所を出て行く。
どこか嬉しそうだ。
モバP「(そうか実質、俺が入る前は一人で事務・未央の面倒を見てたんだ)」
モバP「(昼はここでいつも済ませてたんだろう)」
モバP「よし、早く食べて、仕事を進めるか」
モバP「(正直言うと、家に早めに帰ってやりたい)」
モバP「(千枝がいるからいいが、杏一人じゃ絶対お菓子とかで済ませそうだからな・・)」
モバP「(眠気なんか、仕事に集中してりゃ、どうってことないさ!)」
モバP「(えーと、ラジオの収録は・・と)」
モバP「(ん?街角発見?・・あれ俺朝街角探索って言っちゃった)」
モバP「(あーしまった。)」
モバP「(もっと早めに寝るようにしよう)」
ちひろ「ただいまー」
モバP「ちひろさんおかえりなさい」
ちひろ「Pさんごめんなさいね。私だけ」
モバP「いいえ、気にしないでください」
そうこうしているうちに未央の下校時間になる。
実はHTML依頼は取り消す事ができる。
「やっぱ続けますから消さないで下さい」って書いておけば
「了解です」ってレスついて残してくれたぞ。覚えときな!
>>14
取り消す事ができるなんて知らなかったです。
先輩ありがとうございます。
ちひろ「そろそろ未央ちゃんの学校が終わる時間ですね」
ちひろ「迎えに行ってあげてください」
モバP「はい、分かりました」
ちひろ「車のキーはそこにあるので、使ってください」
モバP「了解です。それでは行ってきますね」
ちひろに学校迄の道のりを聞くと、車へと向かった。
モバP「よし、カーナビ付きか」
モバP「住所を入れてこれでよしっと」
モバP「あそうだ、未央に電話しておくか」
ブルルル ブルルル
未央「はい、未央ですー」
モバP「あ、未央かー?俺だPだ」
未央「Pさんどうしたの?」
モバP「これから未央の学校まで迎えに行くから待っといて」
未央「えーっいいようっ」
モバP「迷惑か?」
未央「そんなことないよっ!なんか悪いし忙しいでしょ?」
モバP「暇なんですっ。未央さん是非迎えに行かせてください」
未央「わ・・わかったっ!待ってるからねっ」
モバP「よしっ」
未央「えへへ♪」
モバP「それじゃ30分ちょいで着くから」プチ
そう告げると、車を走らせ学校へ急いだ。
モバP「ふう、混んで無いみたいだな、予定より早く着きそうだ」
Pの乗った車が学校の正門前に近づいていく
モバP「ん?あれ未央か?」
モバP「おいおい、着いたら出てくればいいものを・・」
モバP「おーい、未央ー!」
そう声を掛けると、未央は小走りでこちらへ向かってくる。
モバP「お嬢様どうぞ」
そうPは告げると後部座席のドアを開いた。
未央「えっ?えっ?どうしたの?」
モバP「冗談だよ、さぁ乗った乗った」
未央「待って、私助手席に乗るよ」
モバP「え?後部座席のほうが広くていいぞ?」
未央「なんか後部座席って、運転手と乗ってる人って感じしない?」
モバP「あーたしかにな、タクシーとかそうだもんなぁ」
未央「だからそういうのは嫌だから、助手席に乗るよっ」
モバP「未央がそれでいいなら、俺は構わないよ」
Pは後部座席のドアを閉めると、次は助手席のドアを開き、
未央を助手席に乗せた。
バP「よし、行くぞー」ブーン
モバP「そういや未央?ずっと正門で待ってたのか?」
未央「待ってないよっ!Pさんが来るちょっと前に出てきたのっ」
モバP「そうか、次からは着く前に電話するから」
モバP「(それにしては、随分待ってる感があったが)」
未央「おっけー♪」
モバP「喉乾いてないか?コンビニ寄ろうか?」
未央「大丈夫だよ、ありがと」
モバP「わかった。事務所にさっさと戻ろう!」
行きと変わらない時間で、事務所へ到着した。
モバP+未央「ただいまー」
ちひろ「おかえりなさい」
モバP「車の鍵戻しておきますね」
ちひろ「はいわかりました」
モバP「よし、未央、レッスン行こう」
未央「うんわかったー着替え持ってくるね~」
レッスンのある場所は事務所からすぐだ。
モバP「ここがレッスン場か、想像してたよりデカイな」
未央「そうかな?それじゃあいこっ」
モバP「おう、楽しみだ。」
ーレッスン場ー
モバP「お疲れさまですー」
トレーナー「お疲れ様です。」
モバP「初めまして、昨日からCGプロに入りました、Pです」
トレーナー「ああ!ちひろさんが言ってた」
トレーナー「宜しくおねがいします」
モバP「未央は着替えてすぐ来ますので」
トレーナー「はいわかりました」
モバP「今日はダンスレッスンですよね?」
トレーナー「そうですね」
モバP「私の方は後ろで見学していますので、宜しくお願いします。」
トレーナー「わかりました」
未央はジャージ姿に着替え、挨拶するとレッスンが始まった。
トレーナー「1,2,3-!1,2,3-」
トレーナー「そこでハイ、回る!」
トレーナー「重心を意識して、やるのよ!」
未央「はい!」
淡々とレッスンが進んでゆく
モバP「(うわーきつそうだなぁー)」
モバP「(しかも厳しい)」
モバP「(未央がんばれーっ)」
1時間後
モバP「(ひぇーまだやるのかー)」
モバP「(見てるこっちが疲れてくるぞ・・)」
さらに1時間後
トレーナー「はい、今日はここまで!」
未央「ありがとうございました!」ハァハァ
トレーナー「帰る前にストレッチ忘れないでね」
未央「はいっ、わかりました!」
モバP「あっ トレーナーさんちょっと話ませんか?」
トレーナー「え?わかりました」
モバP「それじゃあ向こうで」
モバP「未央ーちょっとトレーナーさんと話してくるから待っててくれないか?」
未央「おっけー、ここでストレッチしてるねー」
モバP「トレーナーさん、未央はどうですか?」
トレーナー「どうといいますと?」
モバP「ダンスですよ!ダンス!」
トレーナー「とても頑張ってますよ?」
モバP「これからもっとうまくなりますかね?」
トレーナー「彼女次第ですよ。」
トレーナー「Pさん、長い目で見てあげてください」
トレーナー「ダンスはすぐ上達するものじゃないんですよ」
モバP「はい・・すびまぜん」グス
トレーナー「ちょっと、泣かないでください・・」
モバP「え?泣いてませんよ?」
トレーナー「え?泣いてますよね?」
モバP「いえこれは、花粉症です」キリッ
トレーナー「そうですか・・」プイ
トレーナー「そんなことより、ちゃんと未央ちゃんを見て上げてください」
トレーナー「貴方の仕事は、それでしょう?」
モバP「仰るとおりです」
トレーナー「レッスンは私に任せて頂ければ大丈夫です」
モバP「はい、未央をこれからも宜しくお願いします!」
トレーナー「うふふ、わかりました」
モバP「それじゃあ未央のところに戻ります」スタタタ
トレーナー「(ふーん)」
モバP「未央ー悪い待たせたな」
未央「待ってないよー」
モバP「あれ着替え済ませたのか?」
未央「うん、シャワー済ませて着替えたっ」
モバP「おし、それじゃあ事務所に戻ろう!」
ー事務所ー
モバP+未央「戻りましたー」
ちひろ「おかえりなさいー」
モバP「未央、今日は疲れただろ、送っていくよ」
未央「うん、ちょっと疲れちゃった、お願いしようかなっ」
とりあえずここまで、また、今日書きます、おやすみなさい、
乙です
4月さんの出番はまだ先かな?
少し疲れた声で返事をする未央
モバP「(さすがにあれは疲れるだろうしな・・・)」
モバP「(今日スケジュールについて、相談したかったのだがやめておこう)」
モバP「ちひろさん、未央を送っていきますねー」
ちひろ「はい、安全運転でお願いしますね」
モバP「それじゃあ行くぞ、未央」スタスタ
未央「うん、お疲れ様ですー」
事務所に着いて間もなく、車へ向かう。
モバP「疲れてるだろ、後ろで寝てていいぞ」
未央「大丈夫だよっ」
未央はそう言って、助手席に乗り込む
モバP「おう、じゃあ出発だ」ブーン
モバP「(帰宅時間だから道混みそうだな・・)」
モバP「(急ごう)」
モバP「未央、今日のレッスンどうだった?」
未央「んーちょっときつかったかな。」
未央「けど楽しいよ?」
モバP「そうか、それはよかった」
モバP「今日のレッスンを見てて、正直驚いたよ」
モバP「あんなミッチリやるもんなんだな」
未央「最初の頃は、基礎だけだったけど、最近こんな感じだ・・よ」
モバP「そうかぁ」
モバP「なぁ、未央、俺がんばるから」
未央「」
モバP「将来的には、未央を含めた何人かでユニットとして、活動させたい」
モバP「(それには、最低でも一人スカウトしなきゃな。あとは営業もしなきゃな・・)」
モバP「なあ?未央?」
未央「」スヤスヤ
モバP「寝ちゃったか」
モバP「(しかし、寝てる顔もかわいいな、こいつ、ちょっと口開いてるし・・)」アハハ
静かな未央を乗せた車は、走る
モバP「未央?未央?」
未央「んっ・・・うんん」
モバP「着いたぞ」
未央「あれっ!寝ちゃってたっ!」
モバP「おう、ほら、今日は早く寝ろよー」
未央「うんっ、ありがとう!それじゃあまた明日ねっ!」
モバP「おうおつかれさん」
>>26
ちょっと先ですね。
未央を無事に家に送り、ちひろへ一報を入れるP。
モバP「ちひろさん、未央送りましたよ」
ちひろ「それじゃあ、Pさんそのまま直帰でいいですよ?」
モバP「本当ですか?でも車は?」
ちひろ「明日そのまま乗って来てください」
モバP「分かりました。お先に失礼します、お疲れ様です」
そう告げるとPは、家路につく
モバP「18時30分か・・・こっからだと家に着くのが19時だな」
モバP「一応電話しておくかな」
プルルル プルルル
「はい」
モバP「おう、千枝かー?」
千枝「あ、お兄ちゃん、何時頃帰ってきますか?」
少し寂しそうな声、帰宅時間を問いただす、千枝
モバP「んー19時頃かな」
千枝「わかりました、待ってますね」
モバP「先ご飯食べててもいいんだぞ」
モバP「冷凍庫に、冷凍したご飯とおかずあるから」
千枝「いえ、食べずに待ってますっ」
モバP「おう、分かった、じゃあ待っててくれ」
モバP「そういや杏は?」
千枝「寝てます・・」
モバP「あの野郎、今寝たら夜寝れなくなるぞ」
モバP「千枝、起こしといて、頼む」
千枝「うん。帰り道気を付けてね」
モバP「おっけー」
モバP「あそうだ、牛乳飴か・・」
モバP「途中、洋菓子屋寄っていくかな」
Pは飴を買いに寄りつつ、家に急いで向かうのであった。
モバP「ただいまー」
「おかえりー」
小走りで玄関へと向かってくる千枝
千枝「おつかれさま」ピョンピョン
モバP「おう、疲れたぜー」
モバP「すぐ飯作るからなぁー」
千枝「私も手伝いますっ」
モバP「おおう、よろしく頼む」
Pは千枝と台所へ向かう
千枝「お兄ちゃん、今日はなににするんですか?」
モバP「んー、カレーにするか!」
千枝「はい!」
モバP「じゃあ、野菜切ってくれ、手切らないように気をつけろよ」
そう促すと、子供用の包丁を千枝に手渡す
モバP「そうそう、人参は食べやすい大きさでな」
モバP「豚肉は、少し大きめで」
ワイワイガヤガヤ タマネギ ハ オレガキルカラ
モバP「よし、これで殆ど完成だな」
モバP「千枝、テーブルに飲み物とか持って言ってくれ」
モバP「それと杏な、呼んどいてくれ」
千枝「はーい」スタスタ
「それじゃあ、頂きますー」
「いだだきますー」
モバP「そういや杏ー、さっきまで寝てたんだってぇ~?」
杏「ギクッ、ちょっとね・・・」
モバP「そうかー」ニヤニヤ
杏「なにやめてよ」
モバP「そうだ、杏、飴買ってきたぞ、ほれ」
杏「牛乳飴ー!」パァ
モバP「少しづつ食べろよー?それ一週間分だからな」
杏「えーー、こんなの2日で食べ切っちゃうよー」グテー
千枝「・・・チラ」ムゥ
モバP「千枝の分もあるぞ!ほれクッキーだ」
千枝「あ、ありがとう」パァ
千枝「大事に食べますね」
モバP「いや、それ賞味期限明後日だから早めに食べてな」
千枝「えっ、はい」ガクー
モバP「おいっ!、杏、飴食うな!」
杏「えっ 食べてないよ!」プックリ
モバP「嘘こけー!頬がぷっくりしてんぞ!」
千枝「ウフフ」
ワイワイガヤガヤ
「ごちそうさまー」
モバP「それじゃあ、風呂入ってきてくれ」
杏+千枝「はいー」
千枝「お兄ちゃん、一緒に入りませんか?」ツンツン
モバP「ごめん、洗濯とかあるから、ムリだ」
千枝「そうですか、わかりました」スタタ
モバP「(ふう、さすがにもうムリだろ・・)」
モバP「(低学年の時は一緒に入ってたが、さすがになぁ、こっちが恥ずかしいわ)」
Pは家事をこなしてゆく。
モバP「ふう、今日は酒やめとくかぁ」
モバP「風呂入って、早めに寝よう」
杏「ふう・・」
千枝「お兄ちゃん、上がりましたよ、どうぞ」
モバP「おおう、入ってくるわ」
チャプン
モバP「あー気持ちい、ふう・・」
モバP「明日はボーカルレッスンかぁーよし」
モバP「そういや今朝の女の子から連絡こないな」
プルルル プルルル
千枝「?お兄ちゃんの携帯鳴ってる・・」
千枝「でもお風呂だし、どうしよ」
モバP「ふうー」
千枝「あ、携帯なってましたよ?」
モバP「まじで、ありがとう」
モバP「(こんな時間にだれだろ、カチャ 登録してない番号からだ)」
モバP「かけ直してみるか」
プルルル プルルル
「はい」
モバP「(女の人の声だ)」
モバP「すみません、Pと申します。折り返ししました」
女子高生「Pさんですか?今朝の」
モバP「ああ、君か」
女子校生「はい、渋谷です」
モバP「渋谷さんっていうのか、連絡くれたってことは!」
渋谷「はい、お願いしようと思います。」
モバP「それじゃあ早速」
渋谷「いえその前に一度見学させてください」
モバP「そうだな、暇な日はいつだい?」
渋谷「明日大丈夫ですよ」
モバP「わかった、明日、事務所に来てくれ」
渋谷「わかりました。それでは失礼します」
モバP「ああ、宜しく」プチ
モバP「(よっしゃあああー)」
モバP「(幸先いいぞ・・)」
モバP「(よし明日の為にも早くねよう)」
千枝「(女の人・・?)」ムゥ
杏「ねえ・・これ」
モバP「ん?杏どうした?なんだこれ」
”授業参観のお知らせ”
モバP「うお!授業参観?早くね?」
杏「うん今年は早いみたい」
モバP「しかも今週の金曜かー」
モバP「(今日は火曜日・・まだ金曜まで日数はある、ちひろさんに聞いてみるか)」
モバP「(しかし、高校て授業参観したっけ?もう記憶にねえや)」
モバP「(こういうのって、普通親が来るの嫌がるんじゃないのかなぁー)」
モバP「わかった、行けるようにがんばるよ」
杏「ありがとう」ニパー
モバP「千枝の所は、まだなのか?」
千枝「はい、まだみたいです」
モバP「おうけいー、千枝の方も行くからなぁー」
千枝「はいっがんばりますっ」ニパー
モバP「がんばるって、別に普通でいいんだぞ・・?」
アハハ ワイワイガヤガヤ
モバP「千枝の所は、まだなのか?」
千枝「はい、まだみたいです」
モバP「おうけいー、千枝の方も行くからなぁー」
千枝「はいっがんばりますっ」ニパー
モバP「がんばるって、別に普通でいいんだぞ・・?」
アハハ ワイワイガヤガヤ
>>38
訂正
”授業参観のお知らせ”
モバP「うお!授業参観?早くね?」
杏「うん今年は早いみたい」
モバP「しかも今週の金曜かー」
モバP「(今日は火曜日・・まだ金曜まで日数はある、ちひろさんに聞いてみるか)」
モバP「(しかし、高校て授業参観したっけ?もう記憶にねえや)」
モバP「(こういうのって、普通親が来るの嫌がるんじゃないのかなぁー)」
モバP「わかった、行けるようにがんばるよ」
杏「ありがとう」ニパー
モバP「千枝の所は、まだなのか?」
千枝「はい、まだみたいです」
モバP「おうけいー、千枝の方も行くからなぁー」
千枝「はいっがんばりますっ」ニパー
モバP「がんばるって、別に普通でいいんだぞ・・?」
アハハ ワイワイガヤガヤ
チュンチュンチュン
モバP「ふう、いい目覚めだ」
Pは目覚ましがなる前に目を覚ました。
朝飯を手早く作ると車で会社へ向かう。
モバP「おはようございますー」
ちひろ「おはようございます」
ちひろ「私の方が早かったですね」
モバP「くっ、自宅から事務所まで初めてだったので・・」
ちひろ「うふふ」
ちひろ「今日も昨日と同じおねがいしますね」
モバP「はい、分かりました、そういえばちひろさん」
ちひろ「はい?」
モバP「昨日、スカウトしたっていう子から連絡ありました」
ちひろ「そうですか!いつ来るんですか?」
モバP「今日です、まずは見学がしたいみたいです」
ちひろ「そうですか、分かりました、それじゃあモバPさんお願いしますね」
モバP「分かりました、未央を迎えにいった後、その子も連れてレッスンの見学させますね」
ちひろ「わかりました」
いろいろ事務仕事をしているうちに下校の時間になった。
モバP「よし、未央迎えに行ってきますー」
モバP「未央に連絡して、っとこれでよし」
未央の学校へと車を走らせる
モバP「今日は、待ってないな。」
モバP「未央ー?着いたぞ」
連絡を入れるとすぐ未央が出てきた。
未央「Pさん、いつもありがとっ」エヘヘ
モバP「おう、いくか」ブーン
モバP「そういえば、未央、今日新しい子くるから」
未央「えっ!本当!?」
モバP「ああ、見学だけどなっ」
未央「やったあ!アイドルはずっと私一人だったから寂しかったよ」
モバP「まだ見学で、入るとは決まっていないがな・・」
未央「そこはPさんの腕の見せ所でしょー?」
モバP「善処致します」
未央「頼むよーキミィッ」
モバP「社長のマネ?」
アハハハ
「ただいまー」
ちひろ「おかえりなさい」
ちひろ「Pさん、例の子来てますよ!」
モバP「え!まじですか」
モバP「あその前に、明後日なんですけど、妹の授業参観があるので、
午前中お休みを頂きたいのですが・・」
ちひろ「ええ、構わないですよ、それより彼女応接室に居ますから行ってあげてください」
モバP「はい!、未央、レッスンの準備しといてな!」スタタタ
未央「おっけー」
Pはパーテーションで区切られた、応接室へと足早に向かう
モバP「お疲れ様ー」
渋谷「おつかれさま」
モバP「道迷わなかったか?」
渋谷「大丈夫だったよ」
渋谷「(ちょっと迷ったけどね、看板が小さすぎる)」
モバP「早速だけど、これに名前とかいろいろ書いてくれないか?」
モバP「もちろん個人情報だから、責任を持って管理するから」
渋谷「分かりました」カキカキ
モバP「書きながら聞いてくれ」
モバP「今日はボーカルレッスンの見学に着いて来てもらう。」
モバP「うちの事務所は小さい、所属アイドルも一人だ」
渋谷「はい、本田未央さんですよね」
モバP「そうだ、君なら、中堅以上の事務所でもお誘いが来ると思う」
モバP「そこらへんをよく考えて、うちに入るか決めてほしいんだ」
モバP「(そうだ、この時期は本当に難しい、今の時期にどの道に進んでゆく
か、ぼんやりとでも、考えなくちゃいけないんだ)」
モバP「(未央だって、高校卒業するまでに、メジャーにならなきゃ、
選択しないといけなくなる)」
モバP「(背負っているんだ・・)」
渋谷「書けたよ」
モバP「ああ、ありがとう」
モバP「渋谷凛(しぶやりん)15歳、高校1年か、未央と同じ年だな」
モバP「趣味は犬の散歩か?」
渋谷「うん、ハナコって言うんだ」
モバP「ほう」フムフム
モバP「おっけー、だいたいわかった」
モバP「それじゃあ、未央と顔合わせして、見学にいこうか」
渋谷「わかりました」
モバP「未央ー、ちょっと来てくれ」
未央「はーい♪」スタタタ
モバP「未央自己紹介頼む」
未央「おっけー、本田未央15歳ですっ、よろしくねっ!」
渋谷「よろしくおねがいします。渋谷凛15歳です(元気な人だな・・)」
未央「渋谷凛・・・しぶりん!高校1年だよね?一緒だーっ」
渋谷「!、しぶりん!?」
未央「そうだよ、渋谷凛だから、し ぶ り ん!」
渋谷「・・・・」
未央「しぶりんでいいよね?」
渋谷「うん・・・いいよ」アセアセ
モバP「アハハ、早速打ち解けたみたいだな」
モバP「そうだ、渋谷さん俺も、凛って呼んでいいかな?」
モバP「本田さんの事も、未央って呼んでるし」
渋谷「いいですよ」
モバP「助かる、ありがとう」
モバP「それじゃあ、未央、凛行こうか」
未央+凛「はい」
昨日言ったレッスン場へと進んでゆく
「こんにちわー」
ベテトレ「こんにちわ」
モバP「トレーナーさん昨日はどうも」
ベテトレ「え?初めてですよね?」
モバP「え?またまたー、冗談を」
ベテトレ「本当です!」
モバP「(つまりどうゆう事だってばよー、顔はそのまんまトレーナーさんじゃねえか)」
モバP「(んん?髪型が少し違うな・・・それと全体的にトレーナーさんより、お姉さんぽい)」
ベテトレ「トレーナーは私の妹です」
モバP「まじですか・・・」
モバP「申し訳ございません」アセアセ
モバP「CGプロのPと申します、未央がいつもお世話になっております」
ベテトレ「こちらこそ、よろしく、ボーカル担当のベテトレよ」
ベテトレ「時間もないし、レッスンしましょうか」
未央「はーい」
モバP「ほら、凛こっちにきて」
凛「・・・はい」
Pと凛は後ろで見学をしている。
ベテトレ「ほら、そこ高音でてないわよ!」
ベテトレ「もっと意識して!」
未央「はい!」
ベテトレ「じゃあここからは、この曲を歌ってもらうわ」
未央「分かりました!」
♪~~~♪~~
モバP「(聞いてるとなんだか、ワクワクしてくる声だな、いいぞ)」
モバP「(けどところどころ、音程がとれてないな)」
凛「・・・・」
未央「♪」
ベテトレ「ふう、完璧とは言えないわ、及第点ね」
未央「はい、ありがとうございますっ」
ベテトレ「ん?そこの子!」
モバP「ん?凛ですか?」
ベテトレ「そうよ、そこの黒髪の子」
モバP「ほら、凛呼んでるぞ」
凛「はい・・・」
ベテトレ「あなたもレッスンどうかしら?」
モバP「あー凛は今日見学なんですよ」
ベテトレ「そうかしら、歌いたいって顔してるけど」
凛「・・・//」ウツムキ
モバP「そうなのか?凛」
凛「うん、歌ってみたいかな・・」
モバP「(おお?これは予想外の展開だ)」
ベテトレ「じゃあこっちに来て」
凛「はい」
ベテトレ「それじゃあ、あなたの基礎を見せて頂戴」
ベテトレ「私の後について歌ってみて」
ベテトレ「あーあーあーあーあー♪」
凛「あーあーあーあーあー♪」
ベテトレ「(なかなかいいわね)」
モバP「(おお、いいじゃないか)」
未央「(じぶりんやるねぇっ)」
ベテトレ「じゃあ、次はさき未央ちゃんが歌った曲やってみましょうか」
凛「はい」
凛「♪~」
モバP「(おおーよく通る声だし、凛々しい声だな)」
ベテトレ「(未央ちゃんより上手い・・これからレッスンしていけば、もっと伸びるわ)」
ベテトレ「今日はここまでね!」
モバP「ありがとうございました」
未央「ありがとうございましたーっ」
ベテトレ「またね」
ベテトレは凛の方を向いてそう声を掛ける
凛「はい、ありがとうございました」
モバP「それじゃあ事務所に帰ろうか(昨日見たくベテトレさんに聞いたら怒られそうだしかーえろ!)」
3人は事務所への帰り時につく
モバP「なあ、そこのカフェでお茶してかないか?」
未央「さんせーっ!」
モバP「凛もいいよな?」
凛「はい」
モバP「よっしゃー、俺のおごりだから好きなもの頼んでいいからな!」
未央「おっけー」
モバP「(しまったーーー!ここは某注文が難しいと噂のカフェだー!)」アセアセ
モバP「なぁ未央、俺ここのカフェの注文の仕方分からないんだけど」ヒソヒソ
未央「ん?わかった!私に任せといて」
モバP「ありがとう、好きだ未央!!」ヨカッター
未央「ええ?!///」
モバP「じゃあ俺、抹茶オレの中位のサイズな」
未央「はいはいー」
凛「(この二人すごく仲いいな・・・)」ムゥ
モバP「ほら、凛もこっち」ハヨ
「いらっしゃいませー」
モバP「ほら注文しろ」
未央「えとーこれとあれとー」
未央「しぶりんはー?」
凛「私はカフェラテがいい」
未央「じゃああとはカフェラテでお願いします~」
「かしこまいりましたー」
「あちらでお待ちください」
未央はすらすらと注文を済まし、受け取り口に向かっていく。
モバP「すごいな、未央、あの注文絶対ムリだわ」
未央「えへへ、慣れだよ慣れ」
凛「そうだね(想像してたプロデューサーっていうイメージは違う)」
凛「(もっと怖そうなイメージだった)」
モバP「ほら席座っててくれ」
そう促すと、Pは3人分のコーヒーを持って席へ向かう。
モバP「おまたせ、ほい」
未央「はーいっ、これこれ、これが美味しいんだよねぇ」
凛「おいしいね」
モバP「凛、一応見学は終わった、後日うちに来るか連絡をくれるかな?」
凛「わかった。連絡する」
未央「しぶりん入っちゃいなよぉー」スリスリ
未央が凛に体を寄せる
凛「ちょっと・・//」
未央「あら、照れてるのかなー、初だねぇっ」
ワイワイガヤガヤ ヤメーテー
「ただいまー」
ちひろ「おかえりなさい、少し遅かったですね」
モバP「いやですねー、ちょっとそこのカフェに寄ったら盛り上がっちゃって」テヘヘ
ちひろ「え!いいですね!私も誘って欲しかったです!」
モバP「じゃあ今度二人で行きましょう」ニカ
ちひろ「・・・」ジト目
モバP「(?)」
ちひろ「(この人、無意識でしてるのかしら、だとしたら危ないわ、いろいろな意味で)」
モバP「それじゃあ、未央と凛家まで送るよ」
未央「Pさんよろしくーっ」
凛「私は歩きで帰るよ」
モバP「凛そんなこと言うなって、こんな時間に一人で帰らせるわけにはいかないよ」
凛「わかった、よろしく」
モバP「それじゃあちひろさん送ってきますね」
ちひろ「わかりました、今日もこのまま直帰しちゃってください」
モバP「ありがとうございます」
「お疲れ様でしたー」
ちひろ「(Pさんにはなるべく早く帰っていただかないとなぁ、妹さん2人いるんだから)」
ちひろ「(けど、これからアイドルが増えたらそうはいかなくなるわ・・・)」
ちひろ「さて、残りの仕事チャチャとしませちゃいましょうか」カチャカチャ
事務所にちひろを残して3人は事務所を後にする。
モバP「乗ったかー?」
未央「乗ったよーっ!」
そう助手席に座った未央は答える。
モバP「凛もいいなー?シートベルト閉めてな!」
凛「うん、ありがと」
モバP「距離的に凛が先だな、行くぞ」ブーン
凛の家へと向かう
モバP「おっ、ここか?」
凛「そうだよ」
モバP「近かったな」
モバP「実家花屋さんなんだ?」
凛「そうだよ、Pさん今日はありがとう」
モバP「ああ、連絡待ってるよ、それじゃあ」
未央「しぶりんおつかれーまたねーっ」
凛「うん」
そう、挨拶を済ませると凛は家の中へ入っていった。
そこから20分程で、未央の家の到着した。
モバP「ほら未央着いたぞ」
未央「んっ、うん」
モバP「さぁ、また明日な」
未央「おつかれさま~」
未央は、半寝の状態で、挨拶をいい、かえっていった。
モバP「(アハハ、半寝だったぞ)」
モバP「ちひろさんに電話して、これでよし」
モバP「よし、俺も帰ろう」
モバP「帰ろー帰ろーおうちへ帰ろー♪」フンフン
モバP「あしまった、家に連絡してねえや、まいいか早く戻ろう」
モバP「千枝がしっかりしてるから大丈夫だろ」ブーン
モバP「ただいまー」
モバP「おーい」
モバP「(あれ、おかしい!返事がない)」
モバP「おーい」ソロソロ
ガチャ
モバP「暗いぞ・・おーいどこだー」
ワッー!!!
モバP「ひゃーー」ビクーッ
モバP「おばけええええええ」
「アハハハハハハ」
部屋の電気がつく
杏「驚いてやんのーー」ケラケラ
千枝「お兄ちゃん驚きすぎですっ」ウフフ
モバP「・・・・・」ムカ
モバP「・・・ちょっと 杏こっちにきて」ニパ
杏「んーなになに、飴くれるの?」スタスタ
モバP「ああ、甘いのをやるよ」ガシ
そう言うと杏を掴み寝かせ、マウント状態になった。
杏「えっえっ」
モバP「心臓がドキッってした」ビクットサン
モバP「怖かった」
杏「わるかったよ・・ね、許して」
モバP「許せるかー」コチョコチョ
杏「ヤヤメテー」アハハハ
千枝「・・・・・お姉ちゃん」ブルブル
杏「はぁはぁ」グテー
目を潤ませながら、ぐったりする杏を尻目にPは千枝の方へ向かっていった。
モバP「千枝?」ニカー
千枝「お兄ちゃん・・?」
モバP「杏に促されてやったんだよな?」
千枝「・・・(わたしが提案したんですー)」アセアセ
モバP「なぁ、千枝?正直に言ってほしいんだ」ナデナンデ
千枝「お兄ちゃん・・・わ・・わ・・」
千枝「わたしがお姉ちゃんに驚かそうって言ったの」
モバP「そうか・・・」
千枝「(くすぐりの計にあっちゃう・・・)」アセアセ
モバP「千枝、連絡しなくてごめん!」
Pはそういうと千枝の小さな体を抱きしめた。
モバP「ごめんな、遅くなって」ダキ
千枝「ふぇ!(お兄ちゃんの匂いだー!)」スンスン
モバP「(ん、なんだ柔らかい感触が)」ムニ
千枝「お兄ちゃん!」ギュ
千枝はさらに強くPを抱きしめ返す
モバP「(うお!?いかんこれはいかんぞ)」
杏「なにしてんの・・・」ジト目
モバP「おっおお杏さん!」
そういうとPは千枝を離した。
千枝「・・・・」フワー
杏「千枝ばっかりずるいぞ!」
モバP「ごめん、杏!ほら」
そういうとPは両手を広げ、杏を招く形になった
杏「・・・・」ギュ
モバP「ごめんな」
杏「うん」
モバP「(あれぇ・・・)」ペタンコ
モバP「(まいいか・・)」ナデナデ
千枝「んーっ」
千枝はすこし口元を歪ませ、Pの背中に抱きついた。
モバP「」ムニ
モバP「ホワット!」
モバP「よし離れような!」
モバP「飯作らないと」
モバP「お前ら今日は甘えん坊さんだなー」アハハ
P達は夕飯とお風呂をすませると、2人を寝るよう促す
モバP「そろそろ二人とも寝なさいー」
「はーい、お休みなさいー」
モバP「おう」
モバP「今日は酒飲むかなー」
Pはビールとポテチを机まで運び、晩酌を始めた。
モバP「ふう、TV見るかな」
TV「♪~~~~」
モバP「(おっアイドルが出ているな)」
モバP「(このユニットは5人組か)」
モバP「(やっぱアイドルユニットっていうと5人ていうイメージがあるな・・)」
モバP「(ってかヒーロー戦隊みたいな?)」
モバP「(まぁ2人、3人くらいがうちじゃ丁度いいかな、つーか2人しかいないしな)」
モバP「(でも、3人はほしいかなー)」
モバP「(ふう、あんまり飲み過ぎないようにしよう)」
モバP「(しかし杏と千枝、どうしちまったんだ・・普段はあんなことしないのに)」
モバP「(寂しかった・・?)」
モバP「(んー、依存してるのか?俺が、あいつらが?)」
モバP「(どちらにせよ、杏に関しては、どうにかしないと・・・)」
モバP「(千枝はまだ小さいしな、後々だな)」
モバP「(ふう寝よ寝よ)」
モバP「(明後日は杏のじゅぎょう・・さんかんだぁ・・)」グウグウ
チュンチュン
昨日と同じく、目覚ましがなる前に起きる
モバP「(ふう、早くなると睡眠時間が長くなるのか、スッキリ起きれるな・・)」
今日は朝飯と夕飯を作り車で家を出る。
”夜は遅くなる、夕飯作っといたから食べといてくれ”
モバP「これでよし」
モバP「おはようございます」
ちひろ「おはようございますー」
モバP「よし、未央が来るまでに事務仕事片付けるかー」
ちひろ「そうですね、今日はビジュアルレッスンですよね?」
モバP「はいそうですね、楽しみです」
モバP「(それと凛からの連絡待ちだ・・・)」
モバP「(そろそろお昼だ・・・)」
ちひろ「Pさんお昼いきませんか?」
モバP「あすみません、今日もお昼作ってきたのでちひろさんどうぞ」
ちひろ「分かりました、行ってきますね」
モバP「はい!」
電話番も兼ねて、お昼を取る
モバP「あー待つってこうなんというか」モグモグ
モバP「もう頭の中では、未央と凛でユニットてのが出来上がってるんだよなぁー」
モバ「」モグモグ
モバP「よし、明日は午前休だから、その分今日やるぞー」カチャカチャ
モバP「ふう、いい感じに進んでる(この分なら、そんなに残らなくてもよさそうだ)」
モバP「そうだちひろさん」
ちひろ「はい?」
モバP「宣材見せてください」
ちひろ「あはいっそこの棚に入ってますよ」
モバP「ありがとうございます」
古びた棚を開け取り出すP
モバP「どれどれ」
モバP「(なんだこれ・・・未央か?)」
モバP「(なんつーか、面接とかに使うような感じの写真じゃないか・・)」
モバP「(これは駄目だ、未央の良さが全然出てない)」
モバP「(これは要改善だ)」
モバP「おそろそろ下校時間か、ちひろさん行ってきます」
Pは慣れはじめた車を走らせ未央の学校に向かう
モバP「ただいまー」
未央「ただいまーっ」
ちひろ「おかえりなさい」
モバP「今日は少し時間あるからレッスンまで、ソファで休んでてくれ」
未央「おっけー」
モバP「(あー、宣材の事話さないとな)」
ガチャ
「こんにちわー」
モバP「ん?この声」ガタ
モバP「凛じゃないか!」スタタ
凛「こんにちわ、P」
モバP「やぁ」
モバP「応接室行こうか」
凛「うん」
応接室へと向かうPと凛
モバP「で・・どうかな?」
凛「うん、お願いするよ」
モバP「本当か!?」ガタ
凛「うん、あの後いろいろ考えた結果」
モバP「嬉しいよ」
凛「でもやるからには、中途半端は嫌なんだ」
モバP「わかってる」
凛「上を目指したい」
モバP「ああ、精一杯サポートする」
凛「よろしくね、P」
モバP「こちらこそ、それじゃあ、書類上の手続きとか、親御さんにいろいろ説明しないと」
凛「わかった」
モバP「いつなら、大丈夫そうだ?」
凛「土曜の夜なら大丈夫かな?」
モバP「わかった」
モバP「それじゃあ今日はどうする?レッスンあるんだが」
凛「ついていくよ」
モバP「なにか運動着とかあるか?」
凛「うん、学校の体操着がある」
モバP「よし、それなら今日は見学じゃなく、早速レッスンしてもらうぞ」
凛「わかった」
モバP「よし、未央を呼んでレッスン場にいくか」
凛「はい」
モバP「未央ー、レッスン行くぞー」
未央「はーい」
モバP「ちひろさん、レッスン行ってきますね」
ちひろ「わかました気を付けて」
「行ってきますー」
スタタ
モバP「未央、凛が正式にうちの事務所に入る事になった」
未央「ほんとーっ?やったぁ、これからしぶりんと一緒だー」
凛「未央、よろしくね」
未央「えへへ」
凛が事務所に入る事に未央に告げ、レッスン場へ向かった。
「こんにちわー」
マストレ「やぁ」
モバP「(ん?似てるぞ・・・)」目ゴシゴシ
モバP「なぁ未央、トレーナさんとベテトレさんじゃないよな?」コソコソ
未央「んー違うよー、あの人は一番上のお姉さんだよっ」
未央「見ればわかるでしょっ」
モバP「(やばい全然わからん)」
モバP「初めまして、CGプロのPと申します」
マストレ「やぁ、妹達から噂は聞いてるよ」
モバP「そうですか・・未央がいつもお世話になっております」
モバP「それと今日からうちの事務所に入った、渋谷凛です」
凛「初めまして、宜しくお願いします」
マストレ「ああ、ベテトレから聞いてるよ(ふーんこの子かセンスがあるって言ってたな)」
マストレ「それじゃあやろうか」
「はい!」
モバP「(ビジュアルレッスンか。まずはウォーキングからするのか)」
モバP「(その後は、演劇的なレッスン見たいだな)」
マストレ「はい、この線を歩いて、まず未央から」
未央「はいっ」スタスタ
マストレ「こら、いつもの癖出てるぞ」
未央「あっはい」
マストレ「次は凛、未央の見てたな?」
凛「はい」スタスタスタ
マストレ「いいぞー」
マストレ「(うん凛は、体型がいいし、足がスラッとしてて映えるな)」
マストレ次は演技のレッスンだ。
マストレ「喜怒哀楽を表現してみろ」
マストレ「喜ー!」
未央「キャハハ」
凛「キャ・・・ハハ」
マストレ「(未央は良いな・・凛は硬い)」
マストレ「次は怒ー!」
未央「ムー」
凛「ヌー」
マストレ「ふむ」
レッスンは進んでゆく
モバP「(ほうほう、未央は感情の表現がすばらしいな)」
モバP「(凛はう・・・む、これからだろう)」
「おつかれさまでしたー」
マストレ「おつかれさま」
モバP「マストレさんありがとうございました」
モバP「また宜しくお願いします」
マストレ「ああ、こちらこそ」
モバP「それでは」スタスタ
モバP「未央、凛帰るぞー」
「はーい」
「ただいまー」
ちひろ「おかえりなさい」
ちひろ「凛ちゃんどうでした?」
モバP「卒なくこなしてましたよ」
ちひろ「それは良かったです」
モバP「未央ー凛ー帰るぞー」
モバP「ちひろさんあいつら送ってきますね、その後は事務所に戻ってきますので」
ちひろ「えっはいわかりました(直帰でよかったのに)」
車を走らせ二人の家に向かう
モバP「凛、今日のレッスンどうだった?」
凛「演技のレッスンが難しかったかな」
モバP「アハハ、1回目だからな、仕方ないよ」
凛「(家に帰って練習しておこう)」
未央「Pさん私はどうだった?」
Pは助手席に目をやる
モバP「ん、未央はねー・・」
モバP「ウォーキングをもっと頑張らないとな!」
未央「そうだねっ。今日注意されちゃったし」エヘヘ
ワイワイガヤガヤ
二人を送り届け、事務所へ戻る
モバP「ただいま」
ちひろ「おかえりなさい」
モバP「よしやるか」
モバP「そういえばちひろさん、宣材写真についてなんですが」
ちひろ「はい、あれはどうかしました?」
モバP「凛も新しく入る事ですし、撮り直して良いですかね?」
ちひろ「ええ構わないですけど、なにか変でした?」
モバP「はい、未央の良さが全然生かされてないんですよ」
モバP「ほら、これとか、表情がすこし硬いし、しかもなんでこの服なんですか?」
ちひろ「うーんそういわれると、そうですねぇ」
モバP「カメラマンとか、スタジオ私で手配しちゃって構わないですかね?」
ちひろ「構いませんよ、けど、見積もり頂いたら一度私に見せてくださいね」
モバP「はい、分かりました」
モバP「(カメラマンとスタジオか・・・早めに探さないとな、売り出せない、あと服か・・)」
ちひろ「Pさん私そろそろ帰りますね」
モバP「わかりました」
ちひろ「Pさんはまだ帰らないんですか?」
モバP「はい、もうちょっとやっていきますよ」
ちひろ「それじゃあ鍵渡しておきますね」
ちひろ「鍵はあそこのポストに入れておいてください」
モバP「はい、分かりました、明日は午前中宜しくお願いします」
ちひろ「わかりました、お疲れ様です」
モバP「お疲れ様です」
カタカタ
21時
モバP「ふうこれでよしっ、帰ろう」
Pは事務所の鍵を閉め、家路につく
モバP「ただいまー」
千枝「おかえりなさい」
モバP「あれ、杏は?」
千枝「もう寝ましたよ」
モバP「ほう珍しい」
千枝「(明日は授業参観だからですよ・・・)」
モバP「千枝もそろそろ寝なさい」
千枝「はい、お休みなさい」
モバP「よし飯食って風呂入って寝よう」
モグモグ チャプン
モバP「よし明日は授業参観だ、えーと杏のクラスはここか」
モバP「10時から・・か」
モバP「すこし遅めに起きれるな」
モバP「(久しぶりに朝飯揃って食べれるな)」ワクテカ
モバP「よし明日の準備はよし寝よう」グーグー
チュンチュン
千枝「お兄ちゃん、起きて」ユスユス
モバP「ん・・んん」
モバP「ハッ 今何時だ!仕事に行かなきゃ!」ワサワサ
千枝「寝ぼけないでください!今日は授業参観で、午前中は仕事ないですよね」
モバP「あっそうだった、千枝ありがとうな。」ナデナデ
千枝「もうっ」テレ
モバP「すぐ朝飯作るわ!」
千枝「手伝います」
モバP「頼むわ」
カタカタ シャキーン タタタタ ジュー
「いただきますー」
モバP「杏今日・・・行くからな」モグモグ
杏「わかった」
千枝「お姉ちゃんがんばってくださいね」
杏「」モグモグ
モバP「杏・・お前もしかして、緊張してるのか?」
杏「うるさい!してないよ!」
モバP「ですよねぇー杏さんがねぇー」ニヤニヤ
杏「ごちそうさまー、それじゃあ学校行くね」
モバP「おう気を付けてな、またあとで」
千枝「行ってらっしゃい」
杏「遅刻しないでよね・・」スタタ
モバP「おう!」
いつもより少し早く杏は家を出た。
モバP「なぁ、千枝、学校まで集団登校してるんだよな?」
千枝「そうですよ」
千枝「あの公園の前でいつも集合して、登校してるんですよ」
モバP「ほう、なら、公園まで送っていくよ」
千枝「本当ですか!?」ガタ
モバP「ああ、千枝が1年生の時とか途中まで送ってあげてたけど、
最近めっきりだったからな」
千枝「そうですね。わかりました。準備してきますね!」
千枝「ごちそうさまでしたー」スタタタ
モバP「おい!まだ随分時間あるぞー?聞いちゃいないな」アハハ
モバP「さて、洗い物して俺も準備するか・・」ガチャガチャ
モバP「んー千枝を送った後、家に戻ってる時間ないし、スーツ来て、そのまま行くか」ササッ
千枝「お兄ちゃん、行きましょう!」ワクワク
モバP「ちょまって、あとネクタイだけだから」
千枝は真っ赤なランドセルを背負い、Pを早く行こうと煽る
千枝「まだですかー」
モバP「おう今行く」
モバP「よし行くか」
「いってきますー」
誰もいない家に挨拶をして二人は家を出発した。
千枝「お兄ちゃんこっちですよ」
モバP「あれ、こっちじゃないのか?」
千枝「こっちでいいんです」
千枝はそういうとPの手を握り、引っ張っていく。
千枝「♪」
モバP「なぁこっち遠回りだろ?」
千枝「え!?そうなんですか、間違えちゃいました」
千枝はとぼけた様子でそう返す。
モバP「おいおい、まいいかー」アハハ
モバP「おー桜が綺麗だなぁ」
千枝「そうですね。この川沿いは桜の木が多いですね」
モバP「なんかこうやって千枝と歩くの久しぶりだな」
千枝「そうですよ、お兄ちゃん最近忙しかったですからね」
千枝「(久しぶりにお兄ちゃんの手長く触ってるかも・・)」
千枝「(大きいゴツゴツしてる・・・大人の人ってみんなこうなのかな・・・)」
モバP「ん?千枝どうした?」
千枝「なんでもないです」アセアセ
千枝「次はこっちですよー」
モバP「おいおい引っ張るなー」
千枝は公園までの道のりの出来る限り、周り道して向かった。
モバP「ふう着いたな、ほらみんなもういるぞ」
千枝「はい、行ってきますね」
千枝「あそうだ、今週の日曜日空いてますか?」
モバP「んーたしか休みだったな」
千枝「じゃあ、春物の新しい洋服を買いたいので、付きてきてくれませんか」
モバ「いいぞ!」
千枝「やったぁ」ニパー
モバP「ハハ、気を付けてな、勉強がんばれよ」
Pは千枝と分かれ、杏の高校へと向かう。
モバP「ふう、ついた」
モバP「(ちらほら親御さんが見えるな)」
モバP「よし、行こう」
校舎入り口で受付を済ますと、Pは杏の教室へと向かっていく。
モバP「ちょうど休憩時間か・・・」
ワイワイガヤガヤ
モバP「(いやぁ、この感じなつかしー)」
モバP「えーと杏の教室は・・2階か!」スタスタ
キンコーンカーンコーン
モバP「やべえ、急がなきゃ」タタタタ
モバP「(よりによって、一番端かよぉ・・)」ハァハァ
モバP「(うわーもう始まってるぽいし、入りづらい・・)」
とPは、教室入り口のドアの窓から教室を覗きこむ
モバP「(あ!杏だ、なんかソワソワしてるぞ)」
モバP「(頻繁にチラチラ見てるし)」
モバP「(つーか窓際の一番後ろの席か、あそこ一番いい席だわ)」
ガラガラ
モバPが教室のドアを開けると、数人がこちらを見た
モバP「失礼しますー」
Pは後ろにならんでいる、親御さんに聞こえる程度の声で入ってゆく。
杏「!」
杏はPが入ってきた事に気づいた様で、少し安心した面持ちで、授業に取り組み始めた様だ。
モバP「(よし、なんとか杏の後ろまできたぞ)」
モバP「(どれどれ)」
モバP「(うわ字ちいさっ、しかもなんか可愛い字書いてるなー)」
先生「それではーこの問題分かる人ー」
モバP「(ハハ、高校生にもなると、親が来たからって、手を挙げないな)」
モバP「(んんん?!杏がそわそわしてるぞ・・お前まさか・・・)」
モバP「(慣れない事はやめとけ杏ーーー!)」
「はい」
先生「じゃあ答えて」
モバP「(ふう、違う生徒が先に手を上げた)」
モバP「(ん?杏・・落ち込んでるーーー)」
モバP「(おいおい、お前そういうキャラじゃねえだろっ)」
杏はうつ伏せ落ち込んでいるようだ。
モバP「(おいいい加減落ち込むなよ・・・ん?)」
杏「」スゥスゥ
モバP「(寝てる!この子恐ろしい子!授業参観の日に寝てる子なんて初めて見たわ)」
モバP「(って、うちの妹です!すみませんーーー)」
モバP「杏起きろ」
Pなるべく周りに気づかれない様に優しく杏の耳元で囁く
杏「ハッ」
モバP「(よし、すぐ起きた)」
目を覚ますとそれ以降は、寝ずに授業を乗り越えた
「起立ー気を付けーありがとうございましたー」
授業が終わり生徒達は外へ出ていったり、親御さんと話ている。
モバP「おい、杏、なんだあの授業態度は!」
杏「ごめんなさい」
モバP「ふう、すぐ起きたからいいものの」
モバP「ほれ、ハッカ飴、ちょっと辛いけど、このメーカーのなら好きだろ?」
杏「ありがとう・・」
「杏ちゃん!」
杏「う・・うずきん」
モバP「?」
モバP「杏のお友達か?」
杏「そうだよ、卯月さんだよ」
卯月「初めまして、杏ちゃんの友達の卯月です!」
モバP「ああ、杏がいつもお世話になってるみたいだね」
モバP「杏の兄です」
モバP「(あー、たまに杏が珍しく外に出て遊んでるって子はこの子の事かな)」
卯月「お兄さんですかー、お父さんにしては若かったのでびっくりしちゃいましたよー」
モバP「いやいや、まだ全然そんな年じゃないよー」ハハハ
モバP「(でも子供はいない迄も、早い人はもう結婚してるか)」トホホ
卯月「ハハハ、でもお父さんでもいけますよー」
モバP「おういけるぜ!」
モバP「(未央とは別の感じで明るい子だなぁ)」
モバP「(笑顔がとってもキュートだ)」
杏「ねぇ、もう1個飴ちょうだーい」
モバP「ほれ」
杏「ありが・・え!これハバネロ飴じゃん!」
モバP「それしかないんだよ・・杏」
杏「一応もらっておくけどさー」
卯月「ハバネロ飴ー?初めて見た!」
モバP「(良かったいい友だちを見つけたみたいだな)」
モバP「卯月さんがよければ、いつでもうちに遊びに来てくれ、杏も喜ぶしな」
卯月「本当ですかー!杏ちゃんの家行ってみたいなー」
杏「なんもないよ」
キーンコーン カーンコーン
卯月「あ!次の授業始まっちゃう、次音楽の時間だよ、杏ちゃん早く!」
杏「あ・・まってー歩くの早いよう」
モバP「あら行っちまった」
モバP「(よしこれ授業参加おしまい!)」
モバP「(昼食って、事務所行くか)」
スタスタ
Pは事務所への道を早歩きで歩いてゆく
モバP「(今日はこっちの方面から行ってみるか!)」
Pは事務所最寄りの駅につき、歩きだす。
モバP「(こっちは居酒屋が多いなー、ちひろさんと今度来てみるか)」
モバP「(うわ、ここの、モツ煮屋うまそうだなぁ)」
モバP「(よしここの洋食屋に入るか)」
「いらっしゃいませー」
モバP「すみません。ハンバーグランチお願いします。」
モバP「(なかなか良さそうなお店だな。いい匂いがする)」
モバP「(こういう町の洋食屋さんって感じ好きだ・・)」
「おまたせしましたー、ハンバーグランチです」
モバP「(うおおーきたー!)」ゴクリ
モバP「頂きます!」
モバP「(ん!良い加減の柔らかさだ、ちゃんと肉汁も閉じ込めてある)」
モバP「(付け合せの、マカロニ・・うめぇぇ)」
モバP「(ちょっと、バンバーグの上に乗せて食うの好きなんだよなぁ)」
モバP「(当たりだ、ここ)」
モバP「(こんど未央と凛連れてこよう)」モグモグ
「ありがとうございますー」
モバP「(上手いご飯を食べると気分がいい)」
モバP「(午後もがんばろう!)」
「お疲れ様ですー」
ちひろ「あらPさん早いですね」
モバP「そうですか?」
ちひろ「もうちょっとゆっくりでよかったのに」
モバP「そんな訳には行きませんよ」ハハ
ちひろ「じゃあ今日も宜しくお願いしますねー」
モバP「はい!」
モバP「(明日は、週2回のラジオ放送の日だ)」
モバP「(凛も出演できるようにお願いできねえかなぁ)」
モバP「(うむ、ディレクターにお願いしてみよう」カタカタ
モバP「(あとは、宣材写真か、実の所これが一番の難題だ)」
モバP「(ツテなんてない・・)」
モバP「(あと服だな。)」
モバP「(来週中に撮る気持ちで行かないと進まないぞこれ・・)」
モバP「(あとは、経費だな、今週分を打ち込んでおっけー)」
モバP「(それとスケジュールだな。今日は何も入ってないから、未央と凛に聞いて置かないと)」
モバP「(ある程度、仮で決めていこうかな)」カタカタ
モバP「下校の時間だ、迎えに行こう」ブーン
ただいまー」
ちひろ「おかえりなさい」
モバP「未央と凛」
未央「んー?」
凛「どうしたのP」
モバP「今日は、なにもないから、スケジュールと宣材写真について話そうか」
未央「おっけー」
凛「わかった」
モバP「じゃああっちのソファの所に来てくれ」
Pは2人をソファへ促す
モバP「まずだな、スケジュールだ。ある程度こっちで考えといたから」ホイ
Pは予め刷っておいたスケジュール表を受け渡す。
モバP「それじゃあ、しばらく見て、不都合ないか確かめておいてな」スタスタ
モバP「(よし、そのうちにサンプル衣装写真集持ってくるかな)」
モバP「おーいだいたいおっけーかなー?」
未央「うん、大丈夫だよっ、でも金曜日に新しくレッスン入れたんだねっ!」
凛「私のにも入ってる」
モバP「ああ、未央はビジュアル、凛はボーカルを入れた」
モバP「だから2人とも週2のレッスンがある」
モバP「なんでそのレッスンにしたかってのは今は聞かないでおいてほしい」
未央「大丈夫だよっ、Pさんの考えだもんねっ」
凛「私も」
モバP「んで、土曜日は、ラジオ放送が午前中で」
モバP「午後にも新しく入れたんだ」
凛「営業?」
モバP「そうだ、その日はお前らを連れていろいろ回ろうと思うんだ」
未央「へぇー、営業なんてやったこと無い」
モバP「ああ、でも営業と言ってもな、地方のイベントに参加して、パフォーマンスしたりするんだ」
未央「へぇ!じゃあ歌ったりするのかな」
モバP「そうだなぁ、まだ持ち歌がないからなぁ」
凛「歌・・」
モバP「(歌もある程度コネがないと駄目だな、ここらへんは俺のがんばり次第だ)」
モバP「あとは今週2でラジオ放送してるだろ、その時、相手方にちゃんと挨拶しろよー」
モバP「まず名前を覚えてもらうんだ、けどそれより大事なのは印象だ」
モバP「未央は、飛び切りの元気さがあるし、愛嬌があるしかわいいからな」
モバP「凛は、なんと言っても綺麗だ、モデルと言っても通る、あと歌だな」
未央「わかったーっ」エヘヘ
凛「うんわかったよ」テレ
モバP「向こうからしたら、なんか特徴のある人がほしいんだ」
モバP「どこにでも居そうなやつなんか、いらないんだよ(と思う・・)」
モバP「(未央はバラエティー寄り、凛は歌とモデル寄りに押し出して行きたいな)」
モバP「よし来週のスケジュールはいいなー?」
未央「うんっ」
凛「いいよ」
モバP「次はな、宣材についてだ」
モバP「未央は1回やってると思うが」
未央「うんしたよっ!」
モバP「凛も入った事だし、撮り直そうと思ってな」
モバP「まだ日にちは決めてないが、違いうちに決めとくよ」
モバP「んで、衣装1着作っておこうと思うんだ」
未央「うっそー!」
未央「ついに!やったーっ」
凛「(衣装か・・)」ニコ
モバP「それでだなーどういうデザインにしたいか、だいたいでいいからこれ見て決めといてくれ」
モバP「これ衣装の写真集な」
未央「おっけー!」
凛「わかった」
ワイワイガヤガヤ シブリン!コウイウノガイインジャナイー
モバP「(ふう、まぁ俺の中でだいたいのイメージは着いてるんだけどな)」
モバP「(本人の意向も聞いてやらないとな)」
モバP「(未央はオレンジ色の、凛は黒よりの紫がいいと思うんだよなぁ)」
モバP「(まぁ、楽しそうにしてるから口を出さないでおこう)」
モバP「よし、まぁ今決めなくていいから」
モバP「もしよかったらデザインとかノートに書いて来てくれないか?」
未央「わかったっ!書いてくるねっ!」
モバP「凛もいいな?」
凛「うん、わかった」
モバP「(凛は絵心ありそうだが、未央は・・・期待できないな)」
モバP「(しかし凛はすげえ真剣に写真集見てるな)」
モバP「よっしゃ、じゃあ終わるか」
「はーい」
モバP「ちひろさん、そろそろ帰りますねー」
ちひろ「はいお疲れ様ですー車おねがいしますねー」
モバP「はい、また明日ー」
未央・凛「お疲れ様でしたー」
未央と凛を家まで送り家路につく
モバP「あーなんか今日は夕飯作るの嫌だなー」ブーン
モバP「そうだ、ファミレスに行くか」
プルルプルル
モバP「あ、千枝ー?これから外で食べないかー?」
千枝「え!外で夕飯ですかー!?」ワイワイ
モバP「おう、あとちょいで着くから着替えておいてくれ」
千枝「わかりましたー」
Pは自宅前に着き連絡をする。
モバP「千枝、着いたぞ、外で待ってるから来てくれ」
千枝「わかりました」
そう電話をすると家から2人が出てきた。
モバP「おう、遅くなってすまんなー」
杏「おそいぞー!」
千枝「あ姉ちゃん!」
杏「うぅ・・」
千枝「今日は会社の車なんですね」
モバP「そうだ」
といい、千枝はごく自然に助手席に座る
モバP「杏いいかー?」
杏「いいよー」グテー
杏は後部座席で横たリながら返事をした。
モバP「よしついたいくぞ」
ワーイ
モバP「こらこら」ハハハ
「いらっしゃいませー」
モバP「3人、禁煙席で」
「かしこまりましたー、3名様ご案内しますー」
モバP「よし好きなのたのめー」
杏「とりあえず、ドリンクバー!」
モバP「とりあえず生見たくいうな!」
千枝「と・・とりあえずドリンクバー!」
アハハハハ
ピンポーン
モバP「和食御膳一つ、杏は?」
杏「これ」
杏は指を指す
「お子様ランチですねー」
モバP「(かわいい・・っておい、まぁいいか、元々小食だしなあれくらいが丁度いいんだろう)」
千枝「わたしは、ベーコンと旬野菜のスパゲティーをおねがいします」
モバP「(こいつなかなかいいチョイスするな。ファミレスのパスタって意外と上手いんだよな)」
注文が終わると、ドリンクバーに走りだす2人
モバP「ふう、疲れたぜ、1杯やりたいところだが車だ」
モバP「うわ、杏なんだそれ」
杏「これ?これはスペシャルドリンクだよ」
千枝「お姉ちゃん、いろいろ混ぜたでしょ!」
モバP「(俺もやったことあるなんて言えない!)」
「おまたせしましたー」
モバP「おきたぞー」
ワーイ
千枝「お兄ちゃん、パスタ食べますか?」
モバP「ん?そうだなちょっとくれ」モグモグ
モバP「上手いな・・」
モバP「ほら千枝、芋の煮っころがしどうだ?」ヒョイ
千枝「美味しいです」
モバP「あ!杏のタコさんウィンナーウマそうだなくれよ」
杏「ダメ!」モグモグ
モバP「そんなー」
千枝「ウフフ」
ワイワイガヤガヤ
家の戻ると杏と千枝はすぐに床に着いた。
モバP「ふう、ちょっと食い過ぎたな」
モバP「1缶だけ飲んで寝るかー」ゴクゴク
モバP「明日も早い寝よう」ググー
翌日
モバP「ふあぁぁ」
今日も目覚ましが鳴る前に起きるP
モバP「今日は2人とも学校ないな」
モバP「よし、朝昼飯作っていくか」
ジュージュー
”朝用・昼用”
Pは簡単なメモを残して出発する。
モバP「行ってきますー」ブーン
モバP「休みのこの時間は空いてるなぁ」スイスーイ
モバP「おっしゃ、大分早く着いたぞ」
モバP「おはよーござ」ガチガチ
モバP「あれ開いてない」
モバP「ということは・・ちひろさんまだ来てない」
モバP「よし、初めてちひろさんより早くきたぞー」ニヘラ
モバP「(鍵はー、ポストの中だっけかな)」
Pは事務所前の階段を下り、ポスト前に向かう
モバP「よし!ん?」
モバP「ダイヤルキー式じゃねえか!」
モバP「番号聞いてないぞ・・」
モバP「くそぅ、ディスクに座って爽快に「ちひろさんおはようございます」キリッ」
モバP「ってしたかったのにっぃぃ」
Pは、ダイヤルキーを当てもなく回している。
モバPだめだぁー!」カチカチ
ちひろ「あれPさん?」
モバP「あ、ちひろさん」グス
ちひろ「どうしたんですか?」
モバP「ダイヤルキーがわからないんです」
ちひろ「あぁ、そういえば伝えてませんでしたね」ウフフ
ちひろは手慣れた様子でダイヤルキーを回す
ちひろ「これでよしっと」
モバP「おー」
ちひろ「さぁいきましょっ」
モバP「へーい」
タンタンタン
モバP「はぁ、しかしダイヤルキー式だったなんて」アハハ
ちひろ「ごめんなさい、言ってなかったですね」
モバP「いやぁ、あんま気にしてなかったですからねぇ」
ちひろ「うふふ」
モバP「よし、午前中はラジオ放送、午後は営業で、デパートのキャンペーンガールだったな」
モバP「今のうちに今日のシミュレーションしておこう」
Pはこのあとの予定をシミュレーションし始めた。
モバP「ふう、こんな所かな!」
「おはようございますー」
モバP「おはよう!あれ?」
モバP「未央と凛一緒に来たのか?」
未央「そうだよー、集合してから、朝ご飯一緒に食べてたんだー」
未央「パンケーキだよ!パンケーキ。ね、しぶりんおいしかったよね!」
凛「うん、おいしかった」
モバP「俺も誘ってほしかったなー」
未央「今度一緒にいこっ」
凛「Pも今度いこうね」
モバP「おう!」
モバP「それじゃあ、ラジオ局いくかー」
未央「おっけー」
凛「わかった」
ーラジオ局ー
「おはようございますー」
モバP「ほらディレクターに挨拶してこい」
未央「はーい」タタタタ
凛「うん」トテトテ
未央「おはようございます!ディレクター!今日も宜しくお願いしますっ」
D「ああ、本田さん今日も宜しく、しかし元気がいいな」
未央「えへへ、今日も頑張りますよー!」
未央「あそうだ、新しく入ったしぶり・・渋谷凛を紹介させてください」
D「ん?新しく入った子?ああ構わない」
凛は、颯爽とディレクターの前に現れた
凛「初めまして、ディレクターさん、渋谷凛と申します」
D「あ・・ああ!宜しく、この担当のディレクターだ」
ディレクターは、予想外という顔をして、凛を挨拶をした。
D「(なんというか、スラっとしてるな、それに垢抜けなそうな所もいい、しかもちょっとオーラを感じる)」
モバP「ディレクターさん、二人を宜しくお願いします」
D「ああ、宜しく、Pくんいい子を見つけたみたいだね」
モバP「ありがとうございます」
Pは深々と挨拶をする。
モバP「ディレクターさんご相談が・・」
D「ん?どうした?」
モバP「未央、お便り予習しておくようにな!凛!未央の分からない漢字教えてやってくれ」
未央「おっけー!しぶりんお願いね!」
凛「わかった、いこうか」
Pは二人にそう促すとディレクターと外へ、出て言った。
未央「今日はお便りおおいなー」
凛「そうだね、結構あるね」
ココハコウダヨ ソンナヨミカタスルノー
D「で、相談とはなんだね」
モバP「ええ、先ほど紹介した、渋谷の件なんですが」
モバP「渋谷もこの放送にレギュラーとして参加させて頂けないでしょうか?」
D「ほう、渋谷さんか、うむー(本田さんだけでも結構順調なんだよな)」
モバP「お願いします!」
D「わかった、考えておく、今回は本田さん一人で頼むよ」
モバP「分かりました」
PとDは中へ入ってゆく
そして放送が始まる
モバP「よし、今回は予習をしていたから安心して見てられるな」
順調に放送は進み、未央の元気な声で終わりを告げる
未央「それでは、放送も終わりの時間となりました!」
未央「また来週~!」
モバP「(ふう、よかった)」
凛「(仕事してる未央、生き生きしてる)」
未央「お疲れ様でしたー」
モバP「おう未央おつかれさん、よかったぞ」
凛「よかったよ、未央」
未央「なんか今回はすごく上手くいったよ!しぶりんのおかげだよ!」
凛「そんな事ないよ、未央のがんばりだよ」
未央「そうかなぁ」エヘヘ
モバP「よっしゃー、昼食べながら事務所戻るかー」
「はーい」
P達はラジオ局を後にする。
モバP「そうだ、この前いい洋食屋見つけたんだ、行かないか?」
未央「洋食屋!?いくいくー!」
モバP「凛も洋食屋でいいか?」
凛「全然構わないよ」
モバP「よっしゃいこう」
休日の昼前、すこし人が多くなってきた道を歩いていく
モバP「そうだ、午後はデパートで、キャンペーンガールだからな!」
未央「キャンペーンガール!?」
モバP「ああ!サクライっていうメーカーの飲料のキャンペーンガールだ」
凛「サクライって有名じゃん」
未央「あの、甘い桃ジュースの有名な!」
モバP「ああそうだ」
モバP「ちょっと露出がある服着るかもしれないが・・」
モバP「(新しいジュースの宣伝のキャンペーンだ、当然メーカーさんの担当も来る)」
モバP「(メーカー担当に目に止まればいいんだが・・)」
未央「どんな服なのかなー!」
凛「あまり露出が多くないのがいいな」
モバP「そればかりは・・」
未央「あはは、それよりお腹すいちゃったよ!」
凛「私もすこしすいたかも」
モバP「ああいくか」
3人は洋食屋に入り、お昼を取った。
未央「ハンバーグおいしかったーっ」
凛「ナポリタンもおいしかったよ」
モバP「ハハ、満足してくれてなによりだ」
モバP「それじゃあ、事務所で少し休憩して、デパートに向かうか」
ー事務所ー
「ただいまー」
ちひろ「おかえりなさいー」
モバP「ちひろさん、30分くらいしたら、デパートに営業行ってきますね」
ちひろ「分かりました」
ちひろ「そこ終わったら直帰してくださいね」
モバP「え?いいんですか?」
ちひろ「ええ、いつも土曜は早めに帰ってるので」
モバP「分かりました(そうだよな、不定休だしな)」
PはPCに向かい、サクライについて調べている。
モバP「(手広くやってるんだなぁ)」
モバP「(飲料だけじゃなく、お菓子、化粧品、洋服もか)」
モバP「(よしがんばろう)」
モバP「よし行ってきますね」
ちひろ「いってらっしゃいー」
ー某デパートー
モバP「従業員用入り口から入るぞー」
未央「はーい、なんかドキドキするね!」
凛「ここのデパートテレビで見たことある」
モバP「緊張するなよー」
3人は従業員口から中へ進む
モバP「よし、ちょっとサクライの担当に挨拶してくるから待っててくれ」
未央「おっけー」
凛「・・・」
未央「あれ、しぶりんもしかして緊張してる?」
凛「してないよ」
未央「そっかー」アハハ
モバP「初めまして、CGプロのPと申します、本日は宜しくお願いいたします」
サクライ担当「初めまして、今日は宜しくお願いしますね」
モバP「本田と渋谷ふたりとも待機しておりますので」
サクライ担当「わかりました、更衣室に衣装ありますので、そちらで着替えてください」
モバP「はい、伝えてきます」タタタ
モバP「おーい、二人とも、更衣室で衣装に着替えておいてくれ」
モバP「俺は担当さんと、もう一度話してくる」
そういうとPは担当の元へと戻った。
未央「よし、しぶりん、更衣室いこうかっ」
凛「うん」
未央「うわーこの衣装かわいい!」
凛「そうだね、露出も少ない」
二人はハンガーに掛けられた衣装をみつける。
未央「フリフリしててかわいい!」
凛「うんそうだね」
二人は、スカートタイプで桃色の衣装に着替える
衣装について、
(衣装は上記にあるとおり、桃色でスカートタイプ(スカートには白い生地でヒラヒラが付いている、肩上まで露出
足元は桃色のアンクル・ストラップ型で素足、ふとももには紐状アクセサリ、頭はカチューシャ)な感じです。
未央「よしこれでおっけー!」
未央「凛はできたー?」
凛「うんちょっとまって」アセアセ
凛「よし、できたよ」
二人は個室の更衣室から出てくる
未央「じゃーん!」
凛「未央かわいい、すごい似合ってるよ」
未央「しぶりんもかわいいよーっ、ピンク似合うね!」
凛「そうかな、ありがと」
モバP「おーい着替えたかー?」
外からPがドアを叩く音がする。
未央「いいよー!」
凛「(やっぱり恥ずかしい、Pさんなんて言うかな・・)」ドキドキ
モバP「それじゃあ入るぞー」
モバP「(ゴクリ、こいつら似合ってるぞ・・)」
モバP「な・・なんというか、二人共似合ってるぞ」テレ
Pは少し照れくさく二人に話しかける。
未央「そうでしょー!」
モバP「しかし凛、ピンク色似合うな!」アハハ
モバP「勝手なイメージなんだが、落ち着いた色が似合うと思ってた」
凛「(似合ってるって)」テレッ
未央「しぶりんよかったねぇ!」
モバP「しかし、手の込んだ衣装だなぁ」
モバP「もっと簡易的なのイメージしてたんだが、さすがサクライさんだなぁ」
未央「ねー!」
凛「うんそうだね、すごくいいデザインだと思うよ」
モバP「ああ!」
モバP「よしそろそろ、始まる時間だからな」
モバP「その前にささっと流れ確認するぞ」
Pは二人に分かりやすい様に説明を始める
モバP「んで、メインのアイドルは一人、んでお前らはサブだ」
モバP「765プロの萩原雪歩さんってアイドルなんだが・・(正直知らん)」
未央「あるよーすごい有名な人じゃん!」
凛「ほとんどの人知ってるよ」
モバP「まじかー、765プロは知ってる、有名だからな、けど萩原さんの事は、さっきまでしらなかったよ」
未央「Pさん、TV全然みてないでしょー!」
凛「そうだね、見てないね」
モバP「最近ちょっとづつ見るようにしてるよ」
モバP「っとそれでだ、流れはこんな感じだ、それと担当さんにお前ら紹介しようと思ったんだが、忙しそうでな」
モバP「挨拶できなさそうだ、すまん」
未央「いーよいーよ!それより、キャンペーンガールがんばろ!」
凛「そうだね」
モバP「(どうやら二人共緊張はしていないようだ、凛からはやる気を感じる」
モバP「よしいこう」
3人は新飲料発表のあるステージ袖へと向かった。
ー発表5分前ー
モバP「よし、二人共、後5分程で始まるぞ」
未央「うんっ!」
凛「」
モバP「凛、どうした?」
モバP「(どうやら、ステージ袖にきて、緊張したんだろう)」
Pは凛の緊張に気づき、凛のそばへ寄る
モバP「凛・・凛?」
と優しく凛の名前を呼ぶと凛はようやくPに気づく
凛「なに?」
と返事を返されるとPは両手を凛の肩へ乗せた
モバP「大丈夫だ、凛、お前ならできる」
Pは薄暗いステージ袖で、凛の目を真っ直ぐ見て、囁く
凛「うん、大丈夫だよ、Pさん」
その言葉を聞いた凛は、そう返事を返す
凛「(なんか落ち着いたかも、もう大丈夫)」
その頃ステージでは、新飲料発表が始まる
”それでは、サクライ 新飲料発表会を初めさせて頂きます”
と司会者が始まりの言葉を発する
”まずは、今回発表致します、新飲料のイメージCMをご覧ください”
ーイメージCMー
桜の木の下に、萩原さんが白いワンピースを着て立っている
桜の花びらが舞う演出で、カメラ歩きながら少しづつ近づいてゆく。
(左右上下しながら、歩いている人の目線で)
カメラが彼女に近寄ると彼女が横を向き。
新飲料を飲み、見ている方がドキッとしてしまうほどの
良い表情で、カメラのほうに囁く
「おいしいですよ、飲みます?」
桜が香る、この甘さをあなたに
とナレーションが入りイメージCMが終わる。
モバP「(すごい、なんて表情をするんだ・・・)」
未央・凛「・・・・」
モバP「(萩原さんの所に行くまで、どれくらいかかるんだ)」
Pは握りしめた拳をさらにキツくする。
男「いいじゃないか」
Pの横で男性がすこし大きめの声でそう言う
モバP「(だれだ?)」
とPは横を向くとその発言した男もPの方を向く
男「すみません、声が大きかったですね」
モバP「いえ、しかしいいCMですね」
男「そうですか?ありがとうございます」
モバP「?」
男「ああ、すみません、申し遅れました、私765プロのPです」
モバP「(765プロ!?)」
モバP「す、すみません、頂戴致します、私CGプロのPと申します」
Pはすこしどもりながら名刺を渡した
765P「CGプロさんですか、存じております、うちの萩原のバックをして頂けて光栄です」
モバP「恐れいります、萩原さんとご一緒にお仕事させてという事で、勉強させていただきます」
765P「勉強していただくに足りるかわかりませんが、宜しくお願いします」
モバP「(そうだ2人を紹介しておこう)」
モバP「うちの事務所のアイドルを2人紹介致します」
765P「おお!それは是非とも」
モバP「本田、渋谷ちょっと」
未央「なにー?」
凛「?」
二人がP達の元へ駆け寄る
モバP「こちら765プロ、萩原さんのプロデューサーだ」
未央「はーい、本田未央15歳です、宜しくおねがいしますーっ」
凛「渋谷凛です、宜しくお願いします」
765プロ「うちの萩原が至らない事もあると思いますが、宜しくお願いしますね」
765P「(この二人、いいぞ・・、くそ、CGに入ってなきゃうちにスカウトしたい」
と765Pは薄暗くモバPには見えないステージ袖で口を歪める。
765P「(特に渋谷凛、こいつは光るぞ・・・)」
765P「(本田未央もいい、この方向の元気さ、うちにはない)」
モバP「これから、共演させていただくかもしれませんので、その際は宜しくお願いいたします」
とPは深々とお辞儀をする。
765プロ「そ、そんなやめてくださいよ、こちらこそお願いいたしますね」
未央と凛はそこの場から離れる
モバP「765Pさん、こんな事聞くのもなんなんですが、宣材写真とか、衣装とかどうされてます?」
765P「?、ああ、うちは、馴染みのスタジオがあるのでそこにお願いしていますね」
モバP「そうですか!」
モバP「765Pさん!恥も承知でお願いします」
モバP「そのスタジオご紹介頂けないでしょうか!お願いします!」
とPはまた深々とお辞儀をする
765P「(こいつ、熱いな・・いいぞ・・、こいつもうちにほしいわ・・)」
765P「(若い時を思い出すな・・)」
765P「わかりました、紹介しますよ」
765P「スタジオには、私から話を通しておきますから」
そう765プロは言うと、スタジオの住所を手渡す
モバP「ありがとうございます!」
またもPは深々お辞儀をする。
765P「やめてくださいよ!そんな!」アハハ
モバP「なんとお礼を申したらいいのか・・」
765P「(敵に塩を送ってしまったな・・だがこの3人ほっとけないよ・・)」
765P「それじゃ私は、萩原の所に戻ります」
モバP「はい!ありがとうございました」
と765Pは萩原の元へと向かう
雪歩「プ、プロデュサーどこいってたんですかぁ」
765P「ああ、雪歩すまない、CGプロのPさんと話してた」
雪歩「CGプロ?聞いた事のない事務所ですね」
765P「ああ、俺も知らなかったよ」
765P「けど、彼らはいつか君に追い付いてくるよ・・」
と765Pは雪歩に聞こえるか聞こえない位の声で呟く
雪歩「?よく聞こえませんでした」
765P「なんでもない、それより雪歩がんばれ、そろそろ出番だぞ」
雪歩「はい」
と765Pと雪歩はステージを見つめ始める
モバP「(よし、なんとか紹介してもらったぞ・・よし!)」
モバP「(二人の所に行くか)」
とモバPは二人の元へと向かって行くのであった。
>>112
訂正
誤:未央「凛はできたー?」
正:未央「しぶりんはできたー?」
でした。
乙です
桃華の登場フラグも立って満足だ!
>>98の
モバP「おきたぞー」には違和感が……
>>126
正しくは「お!きたぞー」です。
読み返して見ると、所々、文章がおかしい所がありますが、
脳内変換お願いします。
モバP「悪い、手番そろそろか」
未央「そうだよ」
凛「うん」
二人は、先ほどのイメージCMを見て、思う所があったのだろう、静かに返事をする。
”それでは、イメージCMに出演しておりました、萩原雪歩さんにご登場頂きます”
司会者の声に、会場はざわつく
”萩原さんどうぞ”
拍手と伴に、萩原雪歩がステージ真ん中へと出てゆく。
モバP「ほらお前らも行くんだ、がんばれ」
Pの掛け声と共に、二人がステージへ出てゆき、
萩原雪歩の後方両サイドに新飲料を両手で持ち、立つ形となった。
萩原雪歩が出てくると報道陣は一斉に彼女へカメラを向け、質問を始める
”萩原さん、こっちに笑顔お願いしますー”
”萩原さん、イメージCMすごく良かったです!CM撮影の時の、ご苦労はございましたかー?”
”すみませんこっちにも、願いしますー”
ものすごい勢いで、フラッシュが焚かれる中で
質問やカメラ目線を要求されているが、
萩原雪歩は、それらを華麗にこなしてゆく
モバP「(さすがは、765プロの萩原さんだ)」
未央と凛は、萩原雪歩が向く方向に合わせて、新飲料と体をその方向へ向ける。
モバP「(未央はいい笑顔だ、凛は・・やっぱり少し固いな)」
モバP「(しかし、凛の場合、下手に笑うより、すまして立っていた方が絵になるかもな)」
モバP「(この中にどれだけあの二人を見てくれている人はいるのだろう・・)」
Pは無力感と伴に、二人が立つステージを見つめる
イベントが進んでゆく
”それでは最後に、萩原さんにあのCMのセリフをお願いしましょう!”
”萩原さんお願いします!”
雪歩「わかりました」
雪歩「桜が香る、この甘さをあなたに、サクライ新飲料発売、おいしいですよ、飲みます?」ウフフ
と雪歩がセリフを発するとまたも、ものすごい勢いでフラッシュが焚かれる。
その後イベントは終了し、3人ははステージ袖に下がってゆく。
モバP「(ふう、終わったな)」
モバP「おつかれ、未央、凛」
未央「ふうー!おつかれさまPさん!」
凛「なんか疲れた」
モバP「ハハハ!普段あんな大勢の人前に立つことないからな。そのせいだろ!」
未央「なんか終わったら、お腹減ってきちゃった!」
凛「未央・・・すごいね」
モバP「よし、夕飯いこうか!と言いたい所だが、まだ仕事があるんだよ」
未央「え!」
凛「え」
と二人は少し驚いたようだ。
モバP「ああ、この後は、新飲料配布を二人にやってもらう」
モバP「ポケットティシュ配りあるだろ?あんな感じだ」
未央「うっそー!ポケットティシュ配りやってみたかったんだー!」
凛「なかなか体験できないね」
モバP「おう、それじゃあ30分くらい時間あるから、休憩してきていいぞ」
未央「おっけー!」
凛「わかった、未央いこ」
Pは二人が休憩所に向かって行ったのを見ると
挨拶周りをしようとステージ袖やその周りを歩く
モバP「(あー、ほとんどの人がいないなー、遅かったか)」
モバP「(せめて、765Pさんには最後に挨拶したかったなぁー)」
モバP「(担当さんには後で会えるからヨシとして、失敗したー)」トテトテ
Pは悔みながら、ステージ周りをうろついていると
ステージ近くで、なにかを探している様なそぶりでキョロキョロしてい小さな女の子を見つける
モバP「(んーデパートにあんな小さな子が一人、しかも金髪だぞ・・?)」
モバ「(行って見よう)」トテトテ
その少女の近くに寄り、Pは話掛ける。
モバP「あ、ちょっと君、どうしたの?」
少女「ええ、ちょっと人を探しておりますの」
と少女はPに声掛けられ、すこし不安そうな声で返事を返す
モバP「迷子かー」
少女「迷子ではないですの!」
と少女はすこし声を荒げる。
モバP「えー、だって人を探してるんでしょ?迷子じゃん!」アハハ
少女「探してはいますけど、逸れてはいませんので、迷子ではないですの!」
と少女は再度否定をする。
モバP「わかったよ、迷子じゃないんだな?それじゃあ一緒に人探してあげるよ」ニコ
とPは少女へ、満面の笑みで言葉を返すの。
少女「っ、わ、わかりましたの、お願いしますの」
少女は、Pの笑みに動揺し、一緒に探す事を承諾した。
少女「(なんですの、この方、失礼ですの!人を迷子呼ばわりするなんて」
少女「(けどさっきの笑顔は、胸を打つものがありましたわ」
モバP「よしじゃあ探しにいくか!」
とPはごく自然に少女の手を取る。
少女「あっ、ちょっとあまり強く引っ張ってはだめですの」
モバP「あ、ごめん、ちょっと引っ張りすぎたな、ごめん」ニコッ
少女「あっ、いえ、もっと優しくお願いしますの」テレ
モバP「おっけー、それでは、お嬢様いきましょう」
少女「ええ、お願いしますの」
二人はデパート内を歩き出す
モバP「(千枝と同じ年くらいだろうな)」
モバP「(早く親御さんを探してあげないと)」
少女「(手なんて、お父様以外握りられた事ありませんのに)」
少女「(それにしても、たくましい手ですの)」
二人はしばらくデパート内を歩き回るが、少女の探している人は見つからない
モバP「どうかな、いるかな?」
少女「いいえ、いませんの」
モバP「(このままじゃキリがない)」
二人は地下の食品売場へ向かう
モバP「(おっ、ここ、前に食べた事あるぞ!)」
とPはジェラート屋の前で立ち止まる。
モバP「なぁ、ちょっとジェラート食べてかないか?」
少女「お待ちを、そんな事してる場合じゃないですの!」
モバP「君も疲れただろ、ここ美味しいよ!おごるからさ、なっ?」
少女「・・・しょうがないですわ、食べますの」
モバP「よし!食べよう!」
二人は、ジェラートを注文し、横の椅子に座る。
モバP「よし!ここのバニラ上手いんだよなぁー」ペロッ
少女「あら、なかなか美味しいですの」ペロッ
モバP「バニラ食うか?」
少女「よろしいのですか?」
モバP「ああ、どうぞ」
少女「それでは頂きますの」ペロッ
少女「あら、バニラも美味しいですのっ!」
少女は笑みを浮かべる
モバP「(初めて笑った。かわいいな)」
Pは千枝と少女を重ねる
モバP「ほら、ほっぺにアイスついてるぞ」
Pは少女のほっぺのアイスを拭き取る
少女「気が利きますのね」
モバP「かわいい顔してるんだから、少しは気を付けないとだめだぞ?」アハハ
少女「っ、失礼しちゃいますの!」テレ
少女「あっ、こちらの桃味もいかが?」
モバP「うお!まじか、ちょっと気になってたんだよなぁー!」
モバP「ありがと、それじゃ」バクッ
少女「!、食べ過ぎですわ!」
少女「食べるとしても、普通ちょっとですの!」
モバP「あ、ごめん」テヘペロ
少女「そんな顔しても、許しませんの!」
モバP「すみませんでしたー」
少女「もうっ」
二人の時間は流れる
モバP「あっやばい」
ふとPは時計に目を向けると、
この後の飲料配布の仕事間近になっていた。
少女「どうしましたの?」
モバP「いや、ちょっと用事があって・・」
少女「あらそうですの・・」
モバP「(んーどうしよ・・迷子・・迷子・・迷子案内!」
モバP「わかった、デパート受付にいこう」
と、モバPはアイスを食べ終え、少女の手を取り、引っ張っていく
少女「あっ、お待ちになって、アイスがまだ残ってますの」
という少女の言葉は、Pの耳に入ってこないようだ。
モバP「よし、受付着いたぞ!ここで受付のお姉さんに、迷子案内をしてもらうんだ」
とPは少女を見ると少女は少しムスっとしている。
少女「強引ですわ!」ムスッ
モバP「ご、ごめん!許してくれ」
モバP「それじゃあ、後は君一人でできるね」
モバP「あ、そうだ一応これ」
とPは焦った様子で、少女になぜか名刺を渡す
モバP「それじゃあまたどこかで!」
Pはそう言い放つとその場から、去って行ってしまう。
少女「えっ、あっ、ええ?」
少女はあまりの素早でその場を離れてゆくPに声も掛けれず、戸惑っいる。
少女「(なんなんですの、あの方は!あまりにも自分勝手ですの!)」
少女はPに文句も言えず、憤怒した様子で、貰った名刺に目をやる。
少女「(CGプロ プロデューサーです・・の?)」
少女「(そういえば、今日は発表で、アイドルの方が来ていましたの)」
少女「(まぁ、いいですの)」フフ
と少女はさっきの憤怒さえ忘れ微笑む
少女「(あの方、他の方が私に接するそれとは違いましたわ)」
少女「(それに、なんだが嫌な気分じゃありませんでしたの)」
少女の手の甲に、すこし冷たい、液が垂れる
少女「(あっ、ジェラート溶けてますわ)」
少女は、殆ど溶けてしまった、ジェラートを舌で掬い舐める
少女「(すごく甘いですわ・・)」
少女「(ふふっ、今日の事忘れませんの・・近いうちにまた合いましょう・・・Pちゃま)」
少女は胸辺りなにか暖かい感覚を感じつつそう誓うのであった。
「ですの」「ますの」言い過ぎてちょっと違和感
まー分からないでもないんだけど
>>143
すみません。勘弁してください。
>>144
いやゴメン、バランスって難しいなって話だ
俺もSS書く方だから気持ちは分かるんだ
>>145
読み返してみると結構、~のじゃなくていい所ありますね。
バランスって難しい。
Pは慌てて、戻ると、未央と凛を探し始める
モバP「あれ、あいつら休憩から戻ってきてないのかな」
モバP「携帯に掛けてみるか・・」
とPが携帯を取り出し、未央の番号に掛けようとした時、
後ろから声が聞こえてくる。
「あはは、がんばりますねっ」
「宜しくお願いします」
モバP「ん?この声・・・」
Pは後ろの方を向くと、未央と凛が、担当の人と話している光景が目に映る
モバP「あ!いた!」
モバP「申し訳ございません。遅くなりました!」
話している3人に近寄るP
未央「遅いよっPさん」
凛「遅刻だね」
担当「あはは」
どうやらサクライ担当さんは怒っていないようだ。
モバP「担当さん、遅れまして、申し訳ございません」
担当「いやいや、気にしてませんよ、厳密にいうとギリギリセーフだしね」
担当「それに、未央さんと凛さんが話相手になってくれたからね」
未央「担当さんまたあの話聞かせてくださいねっ!」
凛「私も聞きたいな」
モバP「(未央、凛ありがとう、助かった)」
担当「ああ!是非」
未央と凛は、担当と打ち解ける事ができたようだ。
モバP「(本当なら俺が間に入って紹介すべき所なのに・・)」
Pは少し落ち込んでいる
担当「それじゃあ、流れを説明しますからね。」
未央「はいっ!」
凛「わかりました」
担当から飲料配布(試飲)イベント説明が始まる。
担当「場所はデパート前の大通り、この後移動してもらって、配布分配り終わる迄頼むね」
担当「配る時は、うちの名前と商品名を大きな声でお願いします」
担当「サクライの新商品○○です。宜しくお願いします!」
担当「という感じで、それ以外は二人におまかせするよ」
「わかりました」
2人は元気よく挨拶をする。
担当「じゃあ、大通りにいこうか」
モバP「はい」
3人は担当を先頭にして、デパートの従業員出口を目指す。
ーデパート前大通り(歩行者天国)ー
凛「着いたね」
未央「うん、人たくさんいるねー」
4人は歩行者天国になっている、大通りに到着した。
担当「すごい人ですね。」
モバP「そうですねぇ、ちょっと圧倒されますね」
担当「それでは、もうすぐダンボール来ますので、お待ちを」
担当者はそういうと、試飲用に小さく作られたペットボトルが入っている
ダンボールが運び込まれて来る。
担当「よし、それじゃあ配りましょうか!」
未央「はいっ!」
凛「はい」
モバP「わかりました!」
Pはダンボールからペットボトルを取り出し、未央と凛に渡してゆくと
未央と凛はそれを歩行者に手渡してゆく。
未央「サクライの新飲料でーす。宜しくお願いします」
凛「サクライ新飲料です。宜しくお願いします」
担当「宜しくお願いします~」
と声を出すと、人が集まり始める。
未央「はーい、サクライ新飲料です、飲んでくださいねっ」
凛「宜しくおねがいしますー」
モバP「(ペットボトル運ぶの間に合わないぞ、これ・・)」ハァハァ
Pは忙しく、未央と凛にペットボトルを運んでゆく
モバP「ほい、凛!」
凛「ありがとう、P」
モバP「未央ー、これ」
未央「Pさんどんどん持ってきてっー」
モバP「わかった、次すぐ持ってくる」タタタ
モバP「(ちょっと疲れてきた・・前屈運動きついわ・・)」ゼェゼェ
モバP「(しかしあの二人は全然疲れてなさそうだなぁ)」
モバP「(若いっていいわ・・って、早く運ばないと)」タタタ
時間はあっという間にすぎてゆく
モバP「(ふう、これで最後か、持って行こう)」
モバP「未央ー!これで最後だ」
未央「あれもう最後なの!?」
モバP「ああ、大分配ったしな、時間も経ってるぞ」
未央「そうかぁ、配るのに必死で全然気づかなかったよっ」
モバP「ハハハ、ほら、最後の頼む」
未央「おっけー!」
モバP「(後ろのほうで待ってるかな)」
凛「Pさん、終わったよ」
モバP「凛、お疲れ様」
Pが道端で待っていると凛が戻ってきた。
モバP「未央もそろそろ戻ってくるから、ここで待っていよう」
凛「うん、わかった」
モバP「(すこし日が落ちてきて、寒いな・・)」
モバP「凛、寒くないか?」
凛「ちょっと寒いけど、大丈夫だよ」
モバP「耐えられなくなったら言ってくれよ」
凛「うん、ありがとう」
しばらく凛と話していると、未央が戻ってきた。
未央「終わったよーっ!」
モバP「おおう、お疲れさま、まだ元気だな!」
未央「楽しかったし、まだまだいけるよ!」
モバP「頼もしい限りだな」ハハ
担当「お疲れ様でした」
モバP「担当さん、有難うございました」
未央「ありがとうございましたーっ!」
凛「ありがとうございました」
担当「それでは、これで終わりですので、更衣室で着替えて帰ってください」
モバP「はい、分かりました。また機会があればぜひ宜しくお願いいたします」
担当「はい、こちらこそ宜しくお願いしますね」
担当「(この2人とてもよかった。なにか仕事を回せないものか・・)」
モバP「それでは失礼致します」
担当「はい、お疲れ様でした」
未央・凛「失礼します」
3人は更衣室へ戻る。
モバP「それじゃあ、俺は、外で待ってるから」
未央「うんわかった、すぐいくねー」
未央と凛は更衣室へ入っていく
モバP「(ふう、ちょっと疲れた)」
モバP「(あっ、杏と千枝の夕飯・・この時間だと家に戻るの遅くなりそうだな)」
モバP「(しかも、さっき未央達に夕飯食っていこうか、ってチラっと言っちゃった手前なぁ・・)
モバP「(よし電話しておこう)」
プルルル プルル
モバP「あ、千枝かー?」
千枝「お兄ちゃん」
モバP「今日遅くなりそうだ、夕飯なんだが、冷蔵庫に入ってるもので済ませてくれないか」
千枝「わかりました、あまり遅くならないでくださいね」
モバP「ああ、わかった。それじゃあ」
千枝「はい!」
モバP「(これで千枝達の方はよし)」
モバP「(あいつらまだかなー)」
凛「おまたせ」
未央「おっまたせー!」
モバP「おう、早かったな、」
モバP「それじゃあ夕飯どこかで食べて、事務所戻ろうか」
未央「さんせー!」
凛「うん、お腹減っちゃった」
モバP「じゃあいつも通り、帰りつつ探そうか」
3人は事務所のある方向へ歩き出す
モバP「(どっかに、上手い飯屋あったけかなぁー)」
モバP「あ、そうだ」
未央「ん?」
モバP「トンカツ屋にしないか?」
モバP「ちょうどここの帰り道に上手いとこあるんだ」
凛「トンカツいいね」
未央「トンカツかーいいねぇ」
モバP「よし、じゃあいこう、ちょっと道逸れるからなー」
未央「おっけー、早くいこ!」
凛「ちょっと未央慌てないで」
モバP「転ぶぞ・・」ハハッ
ートンカツ屋ー
モバP「(久しぶりだなぁーここ)」
「いらっしゃいませー」
モバP「3人お願いします」
「3名様デーブル席にご案内ー」
未央「うひょー!なんか雰囲気がいかにも」
凛「ちょっと涎出てきちゃった」
モバP「うまいぞここ」
モバP「さっ、ちゃちゃっと食いたもん決よう」
未央「私、ロースカツねっ」
凛「私は、ミックスフライ」
モバP「んー、俺もチキンカツで」
「かしこまりましたー」
「チキンカーッツ、ロースカツおまたせしましたー」
モバP「(このチキンカツの言い方なつかしっ)」
未央「わーい」
凛「」ゴクリ
モバP「それでは、頂きます」
「頂きますー」
未央「Pさんなんかドロっした、赤いソースあるよ?」
モバP「ああそれな、ちょっと甘めのチリソースぽいやつだな」
凛「かけてみよう」
モバP「うまいぞそれ」
未央「どれどれ、ん!おいしい・・このドロドロソース」
凛「いいね」
モバP「だろー」
未央「Pさんロースカツと交換しよっ」
モバP「えー!」
未央「いいじゃん!それ!」ヒョイ
モバP「ちょ、未央!真ん中の取るな!」
未央「えへへ、ロースカツあげるから」ヒョイ
モバP「・・・端っこの方のやつじゃん」
凛「Pさん私とも交換しよ」ヒョイ
モバP「これはメンチカツ!ありがとう凛」
凛「じゃあチキンカツもらうね」
モバP「凛、端っこのでいいのか?」
凛「いいんだよ」
モバP「凛、やさしいな」
凛「そ、そんな事ないよ」///
未央「しぶりん、交換しよっ」
凛「嫌だよ」
未央「そっそんなー!」
ワイワイガヤガヤ シブリンコウカン!オネガイ!シカタナイナー
「ただいまー」
ちひろ「おかえりなさい」
モバP「あれちひろさん、まだいたんですか!」
ちひろ「みんなが帰ってきたら帰ろうと思って」
モバP「すみません。結構時間掛かっちゃいまして」
ちひろ「いえいえ、それよりお仕事どうでした?」
モバP「はい、二人ともすごく良かったです」
モバP「私のほうは、途中、時間に遅れそうになりまして・・」
ちひろ「あらそうですか、Pさんは時間には気を付けてくださいね」
モバP「はい、分かりました」
ちひろ「それじゃあ帰りましょうか」
未央「そうだねっ、帰ろー」
凛「うん」
モバP「じゃあ送っていくよ、ちひろさんはどうします?」
ちひろ「私は近いので、歩きで帰ります」
モバP「分かりました。」
4人は事務所を出て、帰宅の途についた。
Pは未央と凛を送り終わり自宅迄の道のりで今日の事を振り返る。
モバP「(ふう、今日はいろいろあったな)」
モバP「(ラジオは、凛がレギュラーになれればいいんだが)」
モバP「(あとは営業は、なかなか良かったぞ、スタジオも紹介してもらったし)」
モバP「(しかし衣装をどうするかだな・・)」
モバP「(新飲料発表会のTV放送は録画しといたから、家に帰って見よう)」
モバP「(あとは、担当さんともいい感じに話せたし、仕事が回ってくればいいんだが)」
考えているうちに家に到着してしまった。
「ただいまー」
千枝「おかえりなさーい」
モバP「ただいま千枝」
モバP「杏は?」
千枝「テレビ見てますよ」
モバP「そうか」スタスタ
モバP「杏~?」ガチャ
杏「なにー?」グテー
モバP「えらい格好で横になってるな」ハハッ
杏「んー、そうだねー」グテー
モバP「夕飯何食べたんだ?」
千枝「この前の残りのカレーを冷凍してあったので、それを食べましたよ」
モバP「そうか、今日はすまないな」
千枝「大丈夫ですっ、お仕事ですもん」
モバP「いい子だな、千枝」ナデナデ
杏「」チラッ
杏は千枝が撫でられているのを見ていたが、Pは気づいていないようだ。
モバP「よし風呂入って、1杯やってねるかー」
千枝「私達はもう入ったので、どうぞー」
モバP「わかった、入ってくる」
チャプン
モバP「あーいい湯だったなー」
モバP「そういえば千枝、明日どこに服買いにいくんだ?」
千枝「えーと、あそこのアウトレットモールに行こうかと思ってます」
モバP「おっけー、近いし、電車で大丈夫だな。」
千枝「はいっ!」ワクワク
モバP「杏はいかないのか?」
杏「いかなーい。(行ってもいいけど、千枝は二人で行きたそうだしね)」
モバP「おっけー、千枝何時頃行くんだ?」
千枝「混む前に、回りたいので、9時くらいに家を出ましょう」
モバP「わかった、それじゃあ二人共そろそろ寝るんだ」
「はーい、お休みなさいー」
モバP「(ふう俺も早く寝よう、その前に1杯だけ)」
モバP「かぁー!うめぇえ」
モバP「そうだ録画みよう」
”本日サクライ新飲料発表会が開催されました”
モバP「始まったぞ」
モバP「あ!未央と凛だ、けど見切れちゃってるなー」
モバP「まぁ、そんなもんか」
モバP「(けど、見切れてても未央と凛かわいいなー!萩原さんに負けてないぞ!)
とPは自分に言い聞かせる
モバP「(よし、寝よう)」
モバP「(あ、明日どの服来ていこう・・まあ明日の朝でいいか・・・)」グゥグゥ
翌朝の日曜日
ジリリリリ
目覚ましが鳴る
モバP「ん・・んー」
Pは目覚ましを消す
モバP「ふう、良く寝た」
モバP「おはようー」
千枝「おはよう」
モバP「千枝早いな」
千枝「そんな事ないですよ。いつも通りです」
千枝は寝間姿で暖かいミルクティーを飲みながらTVを見ている。
モバP「朝飯作ってくる」
千枝「私も手伝います」
モバP「あ、いいよ、TV見てな」
千枝「わかりました」
タタタタ ジュージュー
モバP「出来たぞー(杏の朝、昼飯は冷蔵庫に入れておこう)」
千枝「はい」
「頂きますー」
2人は朝食を済ませると、お出かけの準備を始める。
モバP「シャワー浴びてくるわ」
千枝「わかりました、私は準備してますね」
モバP「ああ、わかった」
ジャージャーワシャワシャキュキュッ
モバP「(あー、朝シャン気持ちよかったー)」
モバP「(さて、着替えるか)」
モバP「(んー、まあこれでいいか)」
モバP「千枝ーおまたせーいこうぜー」
千枝「あ、はい」トテトテ
千枝はおめかしをして、玄関へ向かってくる
モバP「おっ、千枝・・かわいいな」
千枝「ありがとうございます」テレ
千枝「さぁいきましょう」ニギ
と千枝はPの手を取る
モバP「こら、慌てるなって」ハハ
千枝「一日は思ってるより、短いんですからね」
モバP「ああ、わかったわかった」
「いってきますー」ガチャ
2人が駅に向かう道を歩いていると、
後ろから小さな声が聞こえてくる。
「千枝おねえちゃんー、千枝おねぇえちゃーん!!!」
2人は後ろを振り向くと遠くから、誰かが走ってこっちに向かってくる。
モバP「ん?だれだあれ」ホソメ
千枝「あ、あれ薫ちゃんだ」
千枝「おーい、薫ちゃんー」
と千枝は走ってくる、薫に向かって手を振る
薫「千枝おねえちゃん、おっはよーう!」ハァハァ
薫はすこし、息を切らしながら、千枝に挨拶をする。
モバP「(なんかちっこいのがすごい勢いで走ってきた・・)」
千枝「おはよう薫ちゃん、大丈夫?」
薫「へーきだよ」
薫「おねえちゃんたち・・・どこいくの?」チラッ
薫は千枝の横に立っているPの方を仕切りに気にしている。
千枝「お洋服買いにいくんだ」
薫「そうなんだぁ・・・」チラッ
千枝は薫の視線に気づく
千枝「あっ、薫ちゃんは合ったことなかったね」
薫「うん・・・」
千枝「うちのお兄ちゃんだよ」
薫「へぇ~千枝おねえちゃんのおにいちゃん・・・」
モバP「初めまして、薫ちゃん」ナデナデ
薫「えへへ、おにいちゃん!」
千枝「薫ちゃんとは同じ学校なんだよ」
モバP「へぇそうなのか」
薫「うん!!」
千枝「そういえば、薫ちゃんはどこいくの?」
薫「かおるね、これからね、公園いくの!」
薫「みんなで公園で遊ぶの」
モバP「ほう、公園かー」ナデナデ
薫「えへへ」
モバP「(なんだが、見てるとついつい撫でてしまうな)」
千枝「」ムゥ
千枝は薫が撫でられているのを見て、すこしムゥとしている。
薫「それじゃあ、かおる、いくね!」
千枝「また明日ね、薫ちゃん」
薫「うん、またねおねえちゃん」
モバP「薫ちゃんまたね!」
薫「おにいちゃんもまたね」タタタタ
と言うと薫は駆け足でさってゆく
モバP「ははは、元気だなぁ」
千枝「さぁ、急ぎましょう!」
モバP「おおう」
二人は再び駅へと歩きだした。
モバP「この時間なのに、結構人乗ってるなぁ」
千枝「そうですね。みんなお出かけでしょうか」
二人は車両の一番端に立って乗っている
"次は~駅"
モバP「お、千枝席開いたぞ、座りな」
千枝「大丈夫です」
モバP「そうか」
モバP「(子供なんだから、遠慮することないのにな・・)」
”次は~駅”
アウトレットモールの最寄り駅につくと
車両からたくさんの人が降りてゆく
モバP「うわ、すげえ降りるなぁー、これみんなアウトレットモールかな」
千枝「ですね・・もうちょっと早く来るべきでした」
混雑しているホーム見て呆然としている。
モバP「(やっと出口か・・ちょっと疲れた)」
千枝「さぁいきましょう!」
モバP「おう、いこうか」
二人が、アウトレットモール入り口に着くと既に中は人で混み合っていた。
モバP「よ、よし、回ろうか」
千枝「私、まずあそこいきたいです」
千枝はそう言うと、Pの手を握り引っ張っていく。
千枝「ここです」
モバP「おっけー、じゃあ俺は外で待ってるわ」
千枝「え?一緒にいくんですよ?」
モバP「い、いやぁ、ムリでしょー」
千枝「さぁいきましょう!」
モバP「まじすか・・」アハハ
Pは、女の子服の店内に強制連行されてゆく。
モバP「(おいおい、店の中女の子ばっかりじゃねえか・・)」
モバP「(なんか変な汗出てきたぞ・・)」
千枝「この服かわいいです」
千枝は、たくさん並んだ服をかき分け、物色している。
モバP「ああ、いいんじゃないか・・」
モバP「(あータオル忘れた!額の汗拭きたい)」
千枝「もう!ちゃんと見てください!」
千枝「(あれ?額に汗かいてる・・)」
千枝「お兄ちゃん、これ使ってください」
モバP「おっ、ありがとう、今すごく拭いたかったんだ!」
Pは、千枝から手渡された、うさぎ柄のハンカチで額を拭う。
モバP「ほい、ハンカチ」
千枝「ふふ」
千枝は、Pから返されたハンカチをポーチへとしまう。
モバP「そういや、ここのメーカーなんていうんだ?」
千枝「Sakurai ですよ」
モバP「ん?サクライ?」
モバP「サクライってあれか?ジュースとか売ってる」
千枝「そうですよ」
モバP「ほうー、どれどれ」
Pは、サクライという言葉を聞き、少し興味が出てきたようだ
千枝「こんな服はどうですか?」
モバP「おお!ワンピースか、これ千枝に似合うな」
千枝「そ、そうですか?」
千枝「それじゃあ試着してきますね」
モバP「おうわかった」
モバPは、試着フロアの近くにあるソファで千枝を待っている
千枝「着替えました!」
千枝は、試着室のカーテンを開け、Pに見せる
モバP「かわいいわー、千枝かわいい!」
千枝「ありがとうございます///」
千枝「これ買います!」
モバP「おおう、じゃあレジいくか!」
千枝「え?まだ服選びますよ?」
モバP「おっけー!じゃんじゃんいこう!」
Pは、帰りが遅くなる事をこの時確信した。
千枝「次はこれです!」
モバP「それもいいけどなー、さっきのほうがいいな!」
千枝「そうですかー?じゃあ次はこれ!」
モバP「ああ!いいんじゃないか!」
約1時間半程、この問答を続けている。
モバP「(千枝さんそろそろいいんじゃないかなー・・)」
千枝「んー!よし!これとこれとこれ買います!」
モバP「よしレジいくか。(よし!よしっ!)」
千枝「はい!」
モバP「じゃあ買ってくるよ」
千枝「大丈夫ですよ、お金持ってきましたから」
千枝は、うさぎの形をしたかわいい財布を取り出す
モバP「(あーお年玉まだあったのかな・・)」
モバP「おいおい、俺に払わせてくれよ」
とPは千枝から服を奪い、レジへと向かう
千枝「あっ」
モバP「(アウトレット品だから安いもんだわ)」
”XXXX円です、ありがとうございました”
モバP「おまたせ」
千枝「お兄ちゃん、ありがとうございます」
モバP「かわいい、千枝の為だからな」アハハ
千枝「ふっ、袋持ちます」
モバP「いいよ、財布兼荷物持ちですから!」
千枝「も、もうっ!」
アハハハ、ジョウダンハヤメテクダサイ
モバP「そろそろお昼だな、フードコートでなにか食べようか」
千枝「そうですね」
二人はフードコートへ歩きだす
モバP「うへっ、やっぱ混んでるわ」
千枝「そうですねぇ」
フードコート内の人でごった返している。
モバP「席開かなさそうだなぁ」
千枝「あっ、ここで買って、外のベンチで食べませんか?」
モバP「おっ、それいいねぇ、そうしよう」
二人は、ようやく会計を済まし、外のベンチに座る
モバP「ふう、買うのにもすごい時間がかかったな」
千枝「そうですね、汗かいちゃいました」
千枝は、ハンカチで汗を拭う
千枝「(ちょっと湿って、お兄ちゃんの匂いがする)」
モバP「よし、食おうぜ!」
千枝「はい」
モバP「あーここのハンバーガー、おいしいなぁ」
千枝「お肉が、しっかりしてますね」
モバP「ああ、パサパサしてない」
モバP「しかしこの場所いいな」
千枝「ふふ、桜が綺麗ですね」
モバP「綺麗だ」
お昼、ぽかぽか陽気の中二人はお昼を取る。
モバP「やばい、眠たくなってきた」
千枝「寝てもいいんですよ?」
モバP「いや、大丈夫、さぁ千枝次行こうぜ」
千枝「そうですか?じゃあいきましょう!」
再び、モール内を歩きだす。
千枝「次はここです」
千枝は、アクセサリーショップ前で立ち止まる
モバP「うへーここですか」
モバP「じゃあ俺は・・」
千枝「いきましょう」ニコ
モバP「は、はい」
千枝「うわーすごい、いっぱいアクセサリーがありますよ」ワイワイ
モバP「おお、いっぱいあるな!」
たくさんの髪留めがならぶ棚前で立ち止まる
千枝「このピンクのうさぎの髪留めかわいいです!」
モバP「おおう、いいんじゃないか・・」
千枝「でもこっちの茶色いうさぎもかわいいです!」
モバP「おおう・・・」
Pは、眠気と戦いながら答える
モバP「(ね・・眠い!)」
モバP「(集中しろ!)」
千枝「んーどっちがいいかなぁー」
千枝「どっちがいいと思いますか?」
モバP「んー、ピンクだな!」
千枝「そうですよね!私もそう思います」
モバP「じゃあ会計してくるわ」
千枝「これは私で買います」
モバP「そうか?」
千枝「はい!」
千枝は、浮足でレジへと向かっていく
モバP「(ハハハ)」
千枝「おまたせしました」
モバP「ああ!」
モバP「あれ、買ったやつもう付けてるのか?」
千枝「えへへ」
モバP「似合ってるなぁ」
千枝「ありがとうございます」
千枝「さぁ、お兄ちゃんそろそろ帰りましょう!」
モバP「お?もういいのか?」
千枝「はい、もう十分です」
千枝「(お兄ちゃん疲れてそうですし)」
モバP「じゃあ、コーヒー買って飲みながら帰ろうぜ!」
千枝「はい!」
Pは、未央の見よう見まねで、注文の難しいコーヒーショップで注文を済まる。
モバP「(なんとか注文できた)」
モバP「おいしいか?」
千枝「おいしいです!」
モバP「そういや、千枝ここのコーヒー飲んだ事あるのか?」
千枝「いえ、ないですよ」
モバP「そうかー、まぁ高いもんな」
千枝「そうですね、それと注文が難しいので・・」
モバP「あはは、そうだよなぁ!」
千枝「お兄ちゃんはすごいです、あんなスラスラと」
モバP「そうだろ」キリッ
モバP「(ふぅ!未央に教えて貰っておいてよかったー!)」
モバP「じゃあ帰ろ!」
二人は行きと同様、手を握り、帰路についた
”ただいまー”
杏「帰ってきたね!」タタタ
珍しく、杏が玄関に迎えにくる
モバP「おう、杏、昼飯食べたか?」
杏「たべたよ」
千枝「おねえちゃん、ただいま」
杏「楽しんできたかな?」
千枝「はい!」
杏「(よかったね、千枝)」
モバP「よし、じゃあ夕飯すぐ作るわ!」
千枝「私も手伝います」
モバP「いいよ、千枝は休んでな」
杏「買ってきたもの見せてよ、千枝」
千枝「はい!」
杏と千枝はリビングに行き、買ったものを広げる。
千枝「洋服はこれとこれを買いました!」
杏「おーこれかわいいね!」
千枝「えへへ、そうですかー?」
杏「うん、これ全部千枝が選んだの?」
千枝「いえ、私がある程度選んで、最後はお兄ちゃんに選んでもらいました」
杏「へぇ、中々センスあるね」
杏「(だろうと思ったよ・・ふふ)」
ワイワイガヤガヤ コレモイイネーチエ ソウデスヨネー
モバP「(ハハ、今日は良かった、久しぶりに千枝と遊んでやれた)」
モバP「夕飯できたぞー、服しまえー」
”はーい”
モバP「なぁ、杏、今度どこかいかないか?」
杏「えーいいよー、めんどくさいし」
千枝「そうですよ、どこかいきましょうよ!」
杏「んー」モグモグ
杏は考えている。
杏「あ、映画見に行きたいかな」
モバP「おお!映画いいな!」
千枝「いいですね!」
モバP「じゃあ見たい映画決めといてな!杏」
杏「おっけー決めとくよ」
モバP「あ、そうだ忘れてた、杏これ」
Pはコーヒーショップで買った飴を渡す
杏「あ、ありがと・・!」
モバP「それコーヒー味な!ちょっと渋いかもしれんが」
杏は、顔に出さないが、喜んでいるようだ
”ごちそうさまでした”
モバP「よし明日も早いし、風呂入ってねようぜ!」
3人は風呂を終えると、早々に布団に入り眠りにつく
モバP「(明日もがんばろう!)」グググー
訂正
誤:モバP「(ふぅ!未央に教えて貰っておいてよかったー!)」
正:モバP「(ふう!未央の注文の仕方見といてよかったー!)」
の方が良かったかなと思いました。
この週からは、時間を早めてお送りします。
翌朝
モバP「Zzzz・・・・」
ジリリリリと時計が鳴る
モバP「・・・んんぅ」
モバP「(もう朝か・・ちょっと眠い)」
モバP「よし!」
と大きな声出し、布団から抜け出し、キッチンへ向かう
モバP「作るかな」
ジュージュー
いつも通り、朝飯を作り終えると、テーブルへと向かう
モバP「ほわぁ」
モバP「(目がシバシバする)」
目をこすりながら座ると、テーブルにキーホルダーと紙が置いてある。
モバP「ん?なんだこれ」
”お兄ちゃんへ昨日はありがとう” 千枝
モバP「千枝からだ」
Pは、キーホルダーを取る
モバP「千枝からだ」
Pは、キーホルダーを取る
モバP「うさぎの携帯トラップか」
モバP「(帰ってきたらお礼言わないとな)」
Pは朝食を済ませ、事務所へ向かう。
”いってきますー”
ー事務所ー
モバP「おはようございます」
ちひろ「おはようございます」
Pは挨拶を済ませ、事務仕事に取りかかる。
モバP「(未央が来るまで30分ちょいあるからメール確認しておこう)」
モバP「(凛は、ラジオのレギュラー決まってないから今日は来ない)」
モバP「(結構来てるなぁー)」
モバP「(ん?放送局のDさんからだ)」
モバP「(どれどれ)」
”Pさんへ、渋谷さんの件、OKでしました。今週土曜から宜しく”
モバP「(よし!凛のレギュラーOKでました!)」
モバP「(次は、サクライ担当さんと765Pさんにメール出しておこう!)」
モバP「(あとは・・帰ってきたら、教えてもらった、スタジオに行ってみよう)」
未央「おっはようございますー!」
モバP「おはよう!」
ちひろ「おはようございます」
モバP「よし、行くか、未央車出してくるから、外で待っててくれ」
未央「おっけー」
未央が着て早々、Pは車を出し放送局へ向かった。
ー収録室ー
「おはようございますー」
未央とPは元気に挨拶する。
D「おはよう」
モバP「Dさんおはようございます」
モバP「メール拝見しました、渋谷の件ありがとうございます」
D「ああ、宜しく頼むよ」
モバP「はい!それでは本日も宜しくお願いします」
未央「宜しくお願いしますー」
未央「Pさん、しぶりんレギュラー決まったんだ?」
モバP「ああそうだ、未央に言ってなかったな」
モバP「時間ないから予習やっちゃうぞ!」
未央「あっ、そうだね、やろっ」
モバP「ふう、こんなもんだな」
未央「完璧だねっ!」
”それでは、そろそろ初めますー”
モバP「ほら未央、行って来い」
未央「はーい行ってきます!」
収録が始まる。
モバP「(よし、今日も収録は大丈夫そうだな)」
モバP「(そうだ、凛にメールしておこう)」ピロリン
”凛へ、ラジオ放送のレギュラーOKでしました”
モバP「これでよし!」
収録の終盤に差し掛かる頃、携帯が振動する。
”よかった、明日レッスンよろしくね”
モバP「(凛からだ、文面だと表情とかわからんからな、直接言えばよかった)」
”はい、収録おわりですー”
未央「ありがとうございましたー」
モバP「未央、今日もよかったぞ!」
未央「えへへ」
モバP「じゃあ、お昼食って、学校まで送るよ」
未央「うんっ!じゃあお昼いこ!」
2人は放送局を後にする。
モバP「未央の学校迄の道で良さそうな所にするか」
モバP「なんかいいところないかなー」
未央「んー!あっ途中ラーメン屋さんあるよ!」
モバP「ラーメンいいねえ!そこにしよう」
未央「おっけー!」
未央の道案内でラーメン屋まで向かう
モバP「よしついた、って結構並んでるなぁー」
未央「そうだねぇ、でも少ないほうだよ?」
モバP「ほんとかよ」
P達の前にはすでに4人程入店待ちの人がいる。
モバP「なぁ、未央、衣装のデザイン考えたか?」
未央「考えてるよっ」
モバP「そうか、じゃあ土曜日に提出してくれ」
未央「わかった、もうちょっと煮詰めないとねぇ」ウフフ
”おまたせしましたー、お並びの方どうぞー”
モバP「お、意外と早く入れるぞ」
未央「よしっ」
二人はラーメンを堪能し、車へ戻る
モバP「ふう、食った食った」
未央「おいしかったね!」
モバP「そうだな、また来よう」
未央「うん!」
モバP「それじゃあ学校いこうか」
ブーン
モバP「はい、到着、勉強がんばってな!」
未央「うんありがとう、行ってきます!」
Pは未央を見送ると事務所へ戻る
モバP「ただいまー」
モバP「あれ、ちひろさん外出てるのかな」
モバP「まあ、すぐ戻ってくるだろう。メール確認しよう」
カチャカチャ
Pが、事務仕事をしていると、電話がなる。
モバP「はい、CGプロです」
”こんにちわ、Pさんはいらっしゃいますか?”
モバP「はい、私です。」
”Pさん、この前は、お世話になりましたの”
モバP「(だれだ?しかし声が幼いな)」
モバP「こちらこそお世話になりまして」
Pは、とりあえず、受け答えを返す
”この前のジェラートおしかったですわ”
モバP「(ジェラート・・あっ!あの女の子か!思い出したぞ)」
モバP「喜んでくれてなによりだ」
”ふふ、私CGプロに入ろうと思いますの”
モバP「(ん?入る?)」
急な展開にPはあたふたしている
モバP「ええーと、えと、入るというと、アイドルになりたいの?」
”ええ、そうですわ”
Pはあの時の少女の顔を思い浮かべる
モバP「(うん、顔はかわいかった、上品さもある・・いけるな)」
”あの!もしもし、聞いていらっしゃいます?”
モバP「わかった、それじゃあ、一度事務所に面談に来てくれないかな?」
”わかりましたの”
モバP「場所は・・」
”この前頂いた、名刺に書いてありますので、わかりますわ”
モバP「じゃあ、いつ頃来れる?」
”金曜日の夕方なら大丈夫ですよ”
モバP「じゃあ、金曜日待ってるね」
”わかりましたの、それでは”
ツーツーツー
モバP「あっ切れっちゃった・・・しかも名前聞いてない」
モバP「まぁ、大丈夫か!さぁ仕事仕事」
ちひろ「ただいまー」
モバP「あっ、おかえりなさいー、どこ行ってたんですか?」
ちひろ「ちょっと近くの文房具屋まで」
モバP「そうですか、ちょっと不安になっちゃいましたよ」
ちひろ「寂しかったんですか?」
モバP「そういう意味じゃないですよ!」あはは
ちひろ「うふふ、そうですか」
カチャカチャカチャ
ちひろ「Pさんそろそろ上がってください」
モバP「わかりましたー、それでは明日も宜しくお願いします。お先です」
ちひろ「お疲れ様ですー」
ー自宅ー
モバP「ただいまー」
千枝「おかえりなさいー」
杏「おかえり」
モバP「千枝、キーホルダーありがとうな!」
千枝「いえ、気にいってくれましたか?」
モバP「ああ、さっそく携帯に付けたわ!」
Pは携帯を取り出し見せる
千枝「あ、うふふ」テレ
とPは杏に目を向けると杏は寝そべりながらなにか口をモグモグしている
モバP「あっ!杏!飯前に飴くうなや!」
杏「食べてないよ」
モバP「杏さん、このほっぺの膨らみはなんなんだい?」
Pは杏のほっぺの膨らみを擦る
杏「んっ、くすぐったい」
モバP「飴だね」
モバP「まぁ、いいわ、飯作ってくる」
千枝「すみません、私宿題してますので」
モバP「ああ、気にしないでくれ」
ジュージュー
モバP「できたぞー」
千枝「はーい」
モバP「杏全部食えよ」
杏「む・・むりだよー」
モバP「飴没収するぞ?」
杏「わかったよ・・食べるよ」モグモグ
千枝「この、回鍋肉おいしいです!」
モバP「だろー!タレは市販品のだけど、あはは」
千枝「うふふ、愛情がたっぷりだからですよ」
モバP「おいおい、恥ずかしいわ」テレ
杏「いい年して、こんな幼い子になに照れてるんだ・・」
アンズ アメボッシューナー エーカンベンシテヨー
3人はお風呂を済ませ、Pは晩酌をしている。
モバP「ふう、月曜はなんかなー」ゴクゴク
モバP「あーやっぱビールは辛いほうがいいなー」
モバP「しかし、デパートの子楽しみだなぁー」
モバP「順調に増えていくなぁ・・」
モバP「しまった、ちひろさんに報告してねえや」
モバP「明日・・でいいか・・・」グーグーグ
~金曜日~
モバP「おはようございますー」
ちひろ「おはようございます」
モバP「先日話した子、今日来ますので」
ちひろ「わかりました」
ちひろ「この前は、急に女の子面談に来ますって言われてびっくりしちゃいましたよ」
モバP「ははは」
ちひろ「しかも名前を聞いていなかったなんて・・」
モバP「すみません」
モバP「それじゃあ、午後まで仕事進めちゃいましょう!」
ちひろ「はーい・・」
カチャカチャ
モバP「よし!だいたい終わったぞ」
モバP「ちひろさん、手伝いましょうか?」
ちひろ「大丈夫ですよ」
モバP「そうですか、じゃあちょっと休憩してきますね」
ちひろ「はい」
モバP「(よしコンビニいこう)」スタスタ
Pはコンビニでコーヒーを買い事務所へ戻ると
事務所前に一台の車が止まっていた。
モバP「(うわ、なんだこの高そうな車)」
Pはチラッと車を見て、すぐさま事務所内へ入る
モバP「(あんまジロジロ見るもんじゃないしな)」スタスタ
モバP「ちひろさん、前に高そうな車止まってましたよ!」
ちひろ「あら?どこの車ですかねぇ」
モバP「あっち系の人ですかねぇ」アハハ
ちひろ「まさかー」ウフフ
2人が車の話をしていると、事務所の扉が開く
”失礼します”
モバP「ん?」
ちひろ「あら、例の子きたんじゃないですか?」
モバP「おお!」
Pは小走りで声のした方へ向かう
モバP「やぁ、久しぶり」
少女「お久しぶりですの」
モバP「じゃあこっちに」
とPは少女を応接室へ誘導する
モバP「ちひろさん、お願いします」
ちひろ「わかりました、行きます」
ちひろを応接室へ呼び、2人は応接室へ、戻る
ちひろ「こんにちわ」
少女「初めまして」ペコリ
モバP「さて、初めてにこれにプロフィール記入してくれるかな」
少女「わかりました」カキカキ
モバP「(おお、綺麗な字を書くな)」
少女「できましたよ」
モバP「ありがとう」
モバP「(どれどれ)」
Pはプロフィールに目を通す
モバP「(櫻井桃華 12歳)」
モバP「(サクライ?・・んなわけないか、ハハ)」
ちひろ「字綺麗ですね・・」
モバP「そうですね」
モバP「だいたい分かりました」
モバP「櫻井さん、うちの現状なんだけど、事務所は弱小で、仕事もまだまだ少ない。」
モバP「それでもうちで良いっていうのであれば・・是非お願いしたいです。」
桃華「大も小も関係ありませんわ」
桃華「それに、ここを大きくするという目標があったほうが、面白しくないですか?」
モバP「はは、そうだな」
ちひろ「ふふ、そうですね」
モバP「(しっかりしてるなぁ)」
モバP「(この子が入れば、仕事の幅が広がりそうだ)」
モバP「(子供番組・・ドラマとかも行けそうだな、うん、よし!)」
ちひろ「Pさん!Pさん!」
モバP「あっ、すみません」
モバP「じゃあ、明日、現場の見学に来てもらおうかな」
モバP「それで、最終的な意思確認をしたいんだ」
桃華「わかりました、それでは今日はこの辺で失礼しますわ」
モバP「わざわざありがとう、明日待ってるね」
桃華「はい、お願いします」
2人は桃華を見送り、席に戻る
ちひろ「とても雰囲気のある子でしたねぇ」
モバP「ええ、そうですね」
モバP「なんというか、こう上品というか」
ちひろ「うんうん」
未央「おっつかれさまですー」
モバP「お!未央来たか」
未央「ふう、ちょっと暑いねぇ」
モバP「ああ、そうだな」
と未央はパーカーを脱ぐ
モバP「(ちょ、透けてる透けてる)」
モバP「(注意しようにも・・うう)」
パーカーを脱いだ、未央のYシャツは汗で濡れて肌にくっついている。
ちひろ「未央ちゃん、ちょっとこっちに!」
未央「ん?なにちひろさん」
ちひろは未央をPの見えない所に連れていく
ちひろ「未央ちゃん、汗で透けてますよ・・」
未央「えっ!あ・・本当だっ」エヘヘ
ちひろ「男の人がいるんですから!」
未央「はい・・気をつけます」///
ちひろ「(つい最近までは、私一人でしたからねぇ、社長は殆ど来ないし)」
ちひろ「さぁ、戻りましょう」
ちひろ「ふぅ」
とちひろはディスクに座ると、後からパーカーを羽織った未央が戻ってくる。
モバP「助かりました、ちひろさん」
とPは小さな声で囁く
ちひろ「ふふ」
未央「・・・Pさん、レッスンいこうよ・・」
モバP「ああ、凛ももう少しでくると思うから、ソファで休んでてくれ」
未央「わかった・・」
モバP「(うわー意識しちゃってる)」
カチャカチャ
凛「こんにちわー」
モバP「おつかれさんー」
モバP「よし、じゃあレッスンいこうか!」
モバP「凛、未央を呼んできてくれないか?」
凛「わかった」
その後、いつも通りレッスンを済ませ、2人を家まで送り、事務所へ戻ってくる。
モバP「(なんか未央、今日はよそよそしかったな・・)」
モバP「(話掛けても元気なかったし)」
モバP「(まぁ、どうにかなるだろ)」
ちひろ「Pさんそろそろ、上がっていいですよ」
モバP「はい、お疲れ様ですー」
モバP「あっ!衣装のデザインもらうの忘れてた!」
ちひろ「あらあら・・」
モバP「明日でいいか!」
ちひろ「もう2人とも帰えちゃってますしね」
モバP「はい・・」
モバP「お疲れ様ですー」
ー土曜日ー
モバP「それじゃあ、櫻井さん、今日はラジオ放送の収録の見学だから」
桃華「わかりましたわ」
モバP「あっ、凛と未央に紹介しないとな」
モバP「凛、未央ー!こっち来てくれー」
とPは2人を応接室へ呼ぶ
未央「んー?どうしたのー?」
凛「」テクテク
モバP「紹介する、今日の仕事を見学してもらう、櫻井桃華さんだ」
モバP「今日、見学してもらって、うちに入るか決めてもらうから」
未央「・・・かわいい!」
凛「かわいいね!」
未央「桃華ちゃん、何歳っ?それ地毛?ねぇ?」
桃華「えっ・・ええ12歳ですの・・」
凛「かわいい・・・金髪だし」ナデナデ
2人は桃華を取り囲んでいる。
モバP「おいおい二人共、やめろ」
モバP「櫻井さんこっち」
Pは、桃華を二人から守るように、Pの方へと引き寄せる
桃華「ありがとうございます・・」
桃華は少し、圧倒されているようだ。
未央「えー!Pさん独り占めはだめだぞっ!」
凛「うんうん」
モバP「櫻井さんが怖がってるだろー!」
未央「そんなことないよねー?」
桃華「えっ、いえ・・」
モバP「あーあー、ほらほらもういこうぜ!」
Pは強引にその場は終わらせ、車で放送局へと向かった。
モバP「ここが、収録室だ」
桃華「入るの、初めてですわ」
モバP「はは、殆どの人が初めてじゃないかな」
モバP「ほら、今凛と未央があの部屋で、喋ってるのがラジオで放送されているんだ」
桃華「お二人共、楽しんでいますね」
モバP「ああ(凛も初めてにしては、いい感じだ。)」
ラジオ放送が終わり、4人は事務所へ戻る
モバP「それじゃあ、櫻井さん、どうかな?」
桃華「宜しくお願いしますの」
モバP「おおっ!よかったー!」
桃華「喜び過ぎですわ!」
モバP「いや嬉しいよ、櫻井さんならいけるって思ってるんだ」
桃華「うふふ、それとPさん、わたくしの事は桃華って呼んでくれて構いませんわ」
モバP「わかった、よろしくな桃華」
桃華「こちらこそ」
モバP「じゃあ、今日はこれで終わりだから」
モバP「家迄送るよ」
桃華「いえ、迎えが来ておりますので」
モバP「そうか・・」
桃華「今後は送って頂きますわ」
モバP「わかった!それじゃあお疲れ様」
桃華「失礼します」
モバP「(迎えか・・まさかな・・・)」
モバP「よし、未央、凛!こっち来てくれ」
未央「はーいっ!」
凛「うん」
モバP「デザイン提出してくれ!」
未央「あっ!Pさん金曜って言ってたのにねー?」
凛「忘れてたんだ」
モバP「すまん!忘れてたんだ」
未央「しょうがないなぁー」
凛「しょうがないね」
2人からデザインをもらう
モバP「おー、未央なかなかいいじゃないか!」
未央「でしょー!」
モバP「凛は、ドレスタイプか!いいねぇ」
凛「真剣に考えたんだよ」
モバP「(手直し箇所はあるが、なかなかいいんじゃないか?)」
モバP「(後はどこで作ってもらうかだ)」
モバP「よし、わかった、今日は午後は何も入ってないから」
モバP「これで終わりだ、しっかり休んでな!」
未央「りょうかい!かえろーかえろー!」
凛「そうだね」
ちひろ「おかりなさいー!」
モバP「ただいま」
モバP「ちひろさん、この後すぐスタジオに行きます。」
ちひろ「はい、わかりました」
モバP「その後は、事務所に戻ってきますので」
ちひろ「気を付けて行ってきてくださいね」
モバP「はい、それじゃあ行ってきますー」
Pは戻るや、早々にスタジオへ向かう
スタジオのスタッフとの打ち合わせを終わらせ
ちひろに電話を掛ける
トゥルルル
ちひろ「Pさん、スタジオどうでした?」
モバP「ちひろさん、お疲れ様です。ええ、だいたいの打ち合わせをしてきました」
モバP「このまま、直帰しようと思うんですが、よろしいですか?」
ちひろ「わかりました。来週も宜しくお願いしますね、お疲れ様でした」
モバP「ふう、家に帰ろう」
ー自宅ー
Pは夕飯を作り終わり、席につく
「いただきますー」
杏「ねえ、明日、卯月がうちに来るってさ」
モバP「ん?卯月?」
杏「忘れちゃったの?ほら、授業参観の時の・・」
モバP「ああ!あの子か、わかった」
杏「頼むね」
千枝「あの!明日薫ちゃんも遊びに来るから。」
モバP「おっおおう!明日来客多いな」
千枝「(お兄ちゃんに会いたいって迫られた・・なんて言えない)」
モバP「昼飯はうちで食うのか?」
杏「うん、そうみたい」
千枝「薫ちゃんもお昼はうちで食べますよ」
モバP「おっけーわかった」
2人が寝床に着くのを見て、Pは家の掃除を始める。
モバP「(結構汚れてるなぁ)」フキフキ
モバP「(掃除さぼってたからなぁ)」ゴシゴシ
モバP「(よしこんな所か、明日の昼用の食材は・・・)」
モバP「(朝一で買いにいくか・・寝よう)」
翌日の日曜
チュンチュン
モバP「(ふわぁぁ~)」
モバP「よし!スーパーに行こう」
Pは身支度を終え家を出る
モバP「あー、いい天気だなぁ!」
モバP「おっと、開店に間に合わないぞ・・急ごう」タタタ
スーパー近く
モバP「よし、この角を曲がれば」
ドンッ プニッ
モバP「うおっ」
Pは角を曲がった所で、誰かにぶつかり倒れこむ
モバP「うわ!、・・・すみません!」
「すまない、こっちも不注意だったね」
モバP「いてっ」
Pは立ち上がろうとしたが、足を挫いたようで、
一人では立ち上がれない。
「大丈夫・・じゃないな、ほら」
と打つかった相手が、手を差し伸べた
モバP「すみません、ありがとうございま・・」
モバP「うお、かっこいい人だな・・」
Pは、手を取ろうと上を見ると同時に
相手の顔みた。
「どうやら、足を挫いてしまったみたいだね」
モバP「そうみたいです・・」
「ちょっとそこのベンチで待っていてくれるかな」
モバP「あっ」
Pが返事をする間もなく、相手はどこかへ言ってしまう。
モバP「待っててくれっても、どうすればいいんだ」
モバP「(しかし、すげえかっこいい人だったな)」
モバP「(ん・・でも打つかった瞬間やわらかい感触が・・)」
モバP「(女の人だろうな)」
モバP「(手を差し伸べられた瞬間、ドキッとしてしまったぞ・・)」
女性「おまたせ」
その女性は、ビニール袋を手に持って戻ってきた。
女性「さあ、靴を脱いで、足をこっちに」
促されるままにPは、女性の方へ、足を伸ばす
女性「よいしょっと」
と女性はPの足を、自分の上へのせ、靴下を脱がす
女性「あー結構腫れているね・・」
モバP「いてっ」
女性「すまない、すこし動かしてしまったね」
モバP「いえ、ありがとうございます」
女性「よし、これでいい大丈夫だ」
女性「幸い、軽い捻挫だからよかった」
モバP「(足から、伝わってくる、太もものやわらかさ)」
モバP「(しかも、いい匂いがする・・)」ドキドキ
女性「君、聞いているのかな」
モバP「(あースカウトしたい、この人なら・・)」
女性「なぁ、どうしたんだ?」
モバP「あっ!すみません、アイドルになりませんか?」
女性「ん?ど、どうしたんだ?」
モバP「(しまった、急になんてことを言っているんだ)」
モバP「ああ、えっと、私アイドルをプロデュースしていまして」
モバP「あなたをぜひうちにスカウトしたいんです」
Pは焦った口調で、そう伝える
女性「唐突だね、まぁそう焦らないでくれ」
モバP「お願いします」
女性「(私がアイドルねぇ・・)」
女性「はは、わかった、考えておくよ」
モバP「ありがとうございます」
モバP「それじゃあこれ」
女性「名刺か、頂いておくよ」
女性「おっと、こんな時間だ、私はいかなくては」
モバP「あ、ありがとうございました、また合いましょう!」
女性「ああ、またね(また合いましょうか・・ふふ)」
女性は去ってゆく
モバP「(なんなんだこの胸の高鳴りは・・)」
モバP「(どことなく、初恋の先輩に似てるんだよなぁーー)」
モバP「やべ、こんな時間だ、行こう」
Pは、食材を買い家に戻る
モバP「ただいまー」
「あはは、わーすごい!えへへ」
モバP「ん?賑やかだな、もう来ちゃったかな」
モバP「すまない、遅くなったー」ガチャ
薫「あー!おにいちゃんだー!」タタタ
モバP「おお、薫ちゃん久しぶり」
薫「えへへ、かおるね、おにいちゃんに会いにきたの」ダキ
抱きついてきた、薫の頭をPは撫でている
モバP「(うわー、かわいい、しかもこの頭の位置、撫でやすいわー)」
千枝「薫ちゃん・・・!ずるい私もー!」タタタ
モバP「あはは」ヨシヨシ
卯月「おじゃましてますっ」
モバP「卯月さんもいらっしゃい」
モバP「ゆっくりしていってね」
卯月「はい!」
杏「まぁゆっくりしていってね」
モバP「杏!ダラダラしてないの!」
薫「ねーねー、お昼はみんなで公園行って食べよー」
千枝「それはいいですね!」
2人は、顔を上に上げながら、おねだりをする。
モバP「んー、公園でお花見か・・」
モバP「いいな!そうしよう!」
薫「わーい!」
千枝「早速準備をしようよ、薫ちゃん」
薫「わかった!」
2人はPから離れ準備する
薫「これも持っていこうよー」
千枝「んーそれは必要ないかなー」
薫「じゃあこれはー?」
千枝「それはいいかも!」
ワイワイガヤガヤ
モバP「(よし、弁当作るか・・)」
Pは今朝の女性の事を思い出しつつ、弁当を作っている
モバP「(あの人、来てくれるかなぁ・・)」シャカシャカ
卯月「薫ちゃん、これも持っていくの?」
薫「これはねー、お弁当食べたあと、みんなで遊ぶから」
杏「これも持っていこう・・」
薫「まくら?」
杏「そうだよ、薫ちゃん、外でお昼寝するんだ」
薫「薫ももっていく!」
千枝「薫ちゃん、だめですよ、お姉ちゃんもっ!」
ワイワイガヤガヤ
モバP「(よし!できた)」
モバP「おーい、準備できたぞー」
「はーい」
薫「おにいちゃん、いこ!」ニギ
千枝「あっ!私も」ニギ
モバP「おいおい、これじゃあ弁当が持てない・・」
卯月「私持ちますよ」
杏「仕方ないねぇ」
モバP「ありがとう、卯月さん!杏もな!」
薫「えへへ」
千枝「早く行かないと雨ふってきちゃいますよ!」
モバP「ん?雨は降らないだろーあはは」
5人は家を出て、公園へ向かう
モバP「いい天気だなぁ」ポカポカ
千枝「場所まだ残ってるかなぁ」
薫「急がなきゃなくなっちゃうよ!」
モバP「おいおい、焦るなよ。場所ならあるから」
モバP「(桜ももう、散り際だからぁ、花見してる人あんまいないだろ)」
杏「あー重たい、卯月ー持ってー」
卯月「いいよ」
卯月「杏ちゃん汗かいてる、ハンカチ」
モバP「(杏のお姉ちゃんかっ!)」
モバP「よし着いたぞ」
千枝「場所探してくるね!」
薫「かおるもー!」
二人は走りだす
杏「元気だねぇ」
卯月「うふふ」
薫「こっちにいいところあるよー!」ピョンピョン
千枝「こっちですー」ピョンピョン
モバP「おっ、いこうか」スタスタ
モバP「おーいいところ見つけたな!」
薫「えへへ」
千枝「うふふ」
千枝「さぁ薫ちゃん、シート出して!」
薫「わかった!」
薫は、背負ってきたカバンから、一人用のかわいいシートを取り出している
薫「よいっしょ、これでおっけーだよ!」
モバP「・・・薫ちゃん?」
薫「ん?どうしたの?」
モバP「それ小さいね・・」
千枝「そうだね」
杏「小さいねぇ」
卯月「小さいですね!」
薫「大丈夫だよ、お兄ちゃんここ座って!」
薫は、シートの上を指さす
モバP「ん?わかった」
Pがシートの上に座ると、薫は、Pの前に立ち、
背を向けた状態になった。
モバP「ん?」
薫「これでよし」ストン
モバP「うおっ!」
薫は、あぐらをかいているPに収まるように座り込んだ
千枝「か!薫ちゃん!」
薫「そろそろ、お弁当食べよ!」
モバP「おっおう、そうだな!」
千枝「ちょっと待ってください!」
杏「」
卯月「うふふ」
ワイワイガヤガヤ
書き溜めた分を投稿していきます。
の前に、自分でも忘れてしまいそうなので1周間のスケジュールを、
月曜:AMラジオ(未央・凛)
火曜:PMレッスン(ダンス)
水曜:PMレッスン(ボイス)
木曜:PMレッスン(ビジュアル)
金曜:PMレッスン(未央ダンス・凛ボーカル・桃華ビジュアル)
土曜:AMラジオ(未央・凛) PM営業
注)かなり日を跨いでしまっているので忘れてしまって、間違ってるかもしれません
結局シートは千枝が大きいのを持ってきていた。
お弁当を食べ終え、Pは寝転がっている。
モバP「(千枝はしっかりしてるな)」
モバP「そろそろ飲むかな」
アイスボックスからビールを取り出す。
モバP「外で飲むビールって上手いんだよなぁ」カチャ
モバP「」ゴクゴク
モバP「あっー!うめえぇ!」
モバP「作ってきたおつまみの唐翌揚げもあるし、最高だわ」
モバP「あっ、唐翌揚げっつたらハイボールだったなぁ、失敗したっ」モグモグ
モバP「ウィスキーがお好きでしょ♪」
と歌を口ずさみつつ、4人が遊んでいる姿を見ている
結局シートは千枝が大きいのを持ってきていた。
お弁当を食べ終え、Pは寝転がっている。
モバP「(千枝はしっかりしてるな)」
モバP「そろそろ飲むかな」
アイスボックスからビールを取り出す。
モバP「外で飲むビールって上手いんだよなぁ」カチャ
モバP「」ゴクゴク
モバP「あっー!うめえぇ!」
モバP「作ってきたおつまみの唐揚げもあるし、最高だわ」
モバP「あっ、唐揚げっつたらハイボールだったなぁ、失敗したっ」モグモグ
モバP「ウィスキーがお好きでしょ♪」
と歌を口ずさみつつ、4人が遊んでいる姿を見ている
モバP「(桜が散る前に来れてよかったな)」モグモグ
モバP「(未央、凛、桃華、あとは・・)」モグモグ
モバP「(来週もがんばろう)」ゴクゴク
薫「おにいちゃーん!」
モバP「ん?」
薫が駆け寄ってくる
モバP「薫ちゃんどうした」
薫「桜いっぱいとれたよ!」
モバP「おーすごいなぁ、綺麗だ」
薫が上着をザルのような形にして、ほれほれと見せてくる。
薫「すごいでしょー」
モバP「おうそうだな」チラ
モバP「(おへそまるみえやんけ!)」
モバP「薫ちゃんおへそみえてるよ」
薫「ん?大丈夫だよー」
モバP「(なにが大丈夫がわからん)」
モバP「おなか冷えるからほら」
薫「うんわかった」
モバP「桜は・・形が整ってるのだけ取っておいて、あとで押し花にしようか」
薫「うん!そうする!」
薫は、桜をシートの上に広げる。
モバP「おっこれなんかいいんじゃないか?」
薫「これねーこっちのほうが綺麗だよ」
モバP「それいいなー」
薫「えへへ」
二人で桜を選んでいると後ろに視線を感じる
杏「随分仲いいんだね」
千枝「・・・・」
卯月「だねぇ」
モバP「おう、押し花つくろうと思ってな!」
薫「おしばなつくるの!」
千枝「押し花いいね!」
千枝「私も拾ってこよっと」
千枝「薫ちゃん手伝ってくれる?」
薫「うん、いこっ!」タタタ
杏「わたしもいくかな」
卯月「そうだね、帰ったら押し花つくろう!」
モバP「元気だねぇ」ゴクゴク
モバP「(ちょっと眠たくなってきたな)」ウットリ
モバP「」ググー
----------------------------------
---------------------------
----------------
------
--
-
「お兄ちゃん・・・ねぇ」
モバP「・・・・」
モバP「ん・・・」
モバP「んんぅ・・・」ムニムニ
千枝「うふふ」
Pは、頭に柔らかい感触を感じ、ようやくどのような状態か気づく。
モバP「(ん・・このお肉の感じ、目の前に千枝のお腹、匂い・・)」
モバP「はっ!いつのまに・・・膝枕なんかしてくれたんだ」
千枝「30分くらい前からですかね」
モバP「足痛いだろ、ありがとうな」
千枝「いえ、痛くないですよ」ウフ
モバP「ほかのみんなは?」
千枝「先に帰りましたよ」
モバP「千枝は、待っててくれたのか、すまんな」
千枝「いえ、みんなが帰るとき起こそうと思ったんですけど」
千枝「随分気持ちよさそうに寝てたので」
モバP「そうか・・じゃあ帰ろうか」
千枝「はい!」
2人はシートを片付ける
モバP「そうだ、千枝帰りコンビニ寄ってアイス買っていこうぜ」
千枝「アイスいいですね!」
モバP「よし!いくぞ!」
千枝「はいっ」
「ただいまー」
夕方前、Pと千枝が家にもどる。
ガチャ
モバP「みんな遅くなってすまん」
薫「おかえりー」
モバP「あれ杏と卯月さんは?」
薫「なんかねー帰るっていってたよ」
モバP「あーまじかぁ(杏は送りに行ってあげてるんだな)」
薫「どうしたの?」
モバP「いやぁ、アイスみんなの分買ってきたんだが」
千枝「そうですねぇ」
薫「アイス食べたい!」
モバP「じゃあ食べよっか」ニカ
薫「うん!」
モバP「薫ちゃんどれがいい?」
薫「薫ねー、バニラのがいい」
モバP「あーそれ俺のだから!」
薫「えっ・・」
モバP「うそだよー」アハハ
薫「ん!」ポス
モバP「いてっ(全然痛くないけど、オーバーアクションしとこう)」
薫「うそはだめだよ!」
モバP「すみませんでした」テヘ
千枝「(いつもは私が最初に選ぶのに・・)」
千枝「(でも、薫ちゃんのほうが年下だから仕方ないよね・・)」
モバP「千枝、ほら、どれがいいんだ?」
千枝「ん、あっ、これがいいかなっ」
モバP「あっ、それ俺のだから!」チラッ
千枝「ええっ!」
薫「」ポス
モバP「いてっ!」
薫「うそはだめ」
モバP「おっしゃる通りです」
千枝「うふふ」
モバP「よし食べよ食べよ」
二人はPを挟むように両脇に座る。
モバP「おいおい、そんなくっついたら暑いだろ」
千枝「いえ、今日は寒いので」
薫「えへへ」
ワイワイガヤガヤ
杏「ただいまー」
「おかえりー」
杏「なにしてんの」
モバP「アイス食べてんの」
薫「お兄ちゃん、これ食べて」
千枝「こっちのも食べます?」
モバP「おおう!」
杏「へぇ」
モバP「杏の分、冷蔵庫に入ってるからなー」
杏「うん、疲れたからちょっと休むよ」
モバP「わかった、夕飯になったら呼ぶから」
杏「んー」トテトテ
モバP「薫ちゃんは夕飯どうする?」
薫「お母さんが家で作ってまってるから、帰るよー」
モバP「そうか、じゃあ家まで送っていくよ」
薫「ありがとー」
モバP「千枝、薫ちゃん送っていくから待っててくれ」
千枝「うん」
モバP「薫ちゃんいこうか」
薫「うん!」
ガチャ
2人は手をつなぎ、薫の家に向かう
モバP「ちょっと暗くなってきたな」
薫「うんー」
薫「お兄ちゃん、お仕事はなにしてるの?」
唐突に薫が質問をする。
モバP「アイドルのプロデューサーだよ」
薫「プロデューサー?」
モバP「ちょっとむずかしいかな」
モバP「んとー、TVとかに出てお仕事するんだよ」
モバP「それをお手伝いしてるんだ」
薫「そうなんだー面白そうだね」
モバP「ああ、とても面白いぞ」
薫「薫でもアイドルになれる?」
モバP「ああ!誰にでもなれるさ」
モバP「けど、すごいがんばらないとだめなんだ」
薫「そうなんだぁ」
モバP「あはは」
薫「あ、ここだよー」
モバP「意外と近いな!」
モバP「それじゃあここで」
薫「うん、ばいばいー」タタタ
モバP「またきてな」
モバP「さぁ帰るか」トテトテ
-----------------
------------
-----
--
-
「ただいまー」
千枝「おかえりなさいー」
モバP「ただいま」
モバP「すぐ飯つくるわ」
千枝「お手伝いします」
モバP「助かる」
タタタジュージュー
モバP「杏ー!」
杏「んーいまいくー」
千枝「お姉ちゃん寝癖が!」
杏「だいじょうぶーだいじょうぶー」
千枝「ふふふ」
ワイワイガヤガヤ
「おやすみなさいー」
杏と千枝は自分の部屋に戻る
千枝「(今日は楽しかったなぁ)」ウフフ
千枝「(でも、薫ちゃんお兄ちゃんにベッタリで、全然話せなかった)」
千枝「(んー、もう寝よっ)」グーグー
ー月曜日ー
Pはいつも通り、朝ご飯を作り終え出社するし、
午前中のラジオ放送を終え未央と凛と一緒に事務所へ戻ってくる。
「ただいまー」
ちひろ「おかえりなさい」
モバP「ふう、今日もバッチリでした」ニカ
ちひろ「大分慣れたみたいですね」
モバP「ええ、こっからバンバンいきますよ!」
ちひろ「うふふ、頼もしいですね。でもムリしすぎないように!」
モバP「はい、わかりました」
モバP「未央と凛ー!学校送ってぞ」
「はーい」
ー月曜日ー
Pはいつも通り、朝ご飯を作り終え出社する、
午前中のラジオ放送を終え未央と凛と一緒に事務所へ戻ってくる。
「ただいまー」
ちひろ「おかえりなさい」
モバP「ふう、今日もバッチリでした」ニカ
ちひろ「大分慣れたみたいですね」
モバP「ええ、こっからバンバンいきますよ!」
ちひろ「うふふ、頼もしいですね。でもムリしすぎないように!」
モバP「はい、わかりました」
モバP「未央と凛ー!学校送ってぞ」
「はーい」
車の中
モバP「未央と凛、今週の日曜、親御さんに挨拶に伺いたいんだが、予定はどうかな?」
未央「うちは大丈夫だよーっ」
凛「大丈夫だよ」
モバP「おっけー!じゃあ未央の家は朝一でいくから、凛はそうだな、10時位にはいけるかな」
未央「わかったー!」
凛「お昼はうちで食べていく?」
モバP「いやいや、遠慮しておくよ、なんか悪いだろ?」
凛「別にいいのに・・」
モバP「いや多分、緊張して喉通らないと思うからさ」
モバP「それに凛の後は、桃華の家に行きたいから」
凛「それなら仕方ないね」
未央「朝ご飯はうちで食べなよっ!」
モバP「ノーサンキュー!」
未央「ぶーっ!」
ー火曜日ー
桃華「こんにちわ」
モバP「お、櫻井さんきたね」
モバP「今日からレッスンなんだけど、その前にいいかな?」
桃華「構いませんわ」
モバP「今週の日曜、櫻井さんのご両親にご挨拶に伺いたいんだけど、どうかな?」
桃華「わかりました、予定を開けておきます」
モバP「ああ助かるよ、あっそれと櫻井さん」
とモバPが桃華に次の話題を振ろうとした時、桃華から
横槍が入る
桃華「Pさん、櫻井さんという呼び方はなんだか嫌ですわ」
桃華「ですから、これからは、桃華と呼んでください」
モバP「そうか、櫻井さんがそれで良いっていうなら、これからは桃華って呼ぶよ」
桃華「うふふ、そのほうが嬉しいです」
モバP「あはは、それじゃあ桃華、レッスンについてだけど・・」
Pは桃華にひと通りのレッスン内容について、説明をする。
桃華「わかりました」
モバP「それじゃあ、未央と凛がそろそろ来るから、来たら一緒にいこうか」
桃華「わかりました」
モバP「(桃華はビジュアルレッスンを重点的にさせたいな)」
「ただいまー」
モバP「未央と凛が来たみたいだ、いこうか」
桃華「はい」
4人はその日のレッスンの終わらせ家路につく
金曜日午後
モバP「今日は、俺用事あるから、レッスン3人で行ってくれないか?」
未央「えー!」
凛「未央、わがままいわないの」
桃華「なんだか不安ですわ」
凛「桃華ちゃん、私がついてるから大丈夫だよ」
桃華「ええ!凛さんがいますものね」
未央「わたしもいるよ!」
桃華「頼もしいですわ」ウフフ
凛「それじゃあ、レッスン場まで危ないから手つないでいこうか?」
桃華「いえ、一人で歩けますので・・」
未央「ほらいこ!」ニギ
凛「あ!未央ずるい!」ニギ
桃華「ああ!引っ張らないでくださいまし!」
3人は事務所を出てゆく
モバP「あはは、騒がしいやつらだな」
モバP「さて、ちひろさん俺は、スタジオに打ち合わせに行ってきます」
ちひろ「わかりましたいってらっしゃい」
モバP「(よし、はやく宣材取りたいからな、がんばろう)」タタタ
次の日の土曜、Pは午前中ラジオ収録に付き添い
PMは営業がなかったので、スタジオに打ち合わせに出かけた。
その帰り
モバP「(よし、だんだんと形になってきたぞー)」
モバP「(あとは衣装も、スタジオで作ってもらえる事になったし)」
モバP「(衣装が出来上がるまで1週間ちょいって言ってたから、最短で撮影は再来週の中頃か)」
モバP「(フフ、楽しみだ)」
そして日曜日
モバP「よし!スーツもクリーニングから戻ってきたばっかりのだ」
Pは、鏡の前で、自分の姿を再度確認する。
モバP「よし、バッチリだ・・と思う」
モバP「それじゃあ行ってきますー」
とりあえずここまでです。また書き溜めます。
訪問辺はすこし長めで考えています。
>>242
ここの薫のポスの所ですが、
付け加えが足りないと思うので補足
満面の笑みで、
「お兄ちゃん、うそはだめだよーエヘヘ」で平手でポスッと叩いてる感じです。
書き溜め分投下 凛宅訪問迄
-AM9:00 未央宅-
ピンポーン
「はい」
モバP「おはようございます、CGプロのPと申します」
未央「あっ、Pさん!ちょっと待っててね」
しばらくすると、玄関の扉が開く
未央「いらっしゃい、上がってー」
モバP「おはよう、お邪魔します」
Pは居間に通される
未央「じゃあここで待っててね」
モバP「わかった」
モバP「(よし今のうちに書類とか準備しておこう」ゴソゴソ
モバP「(話す事は昨日のうちにシミュレーションしといたから大丈夫だな)」
未央「おまたせー!」
未央母「おはようございます」
モバP「おはようございます」
挨拶を済ませるとテーブルを挟み未央の母は対面にすわり、未央はなぜかPの横に座る形になった。
モバP「(なんで横に座るんだよ・・)」
モバP「(まあ、いいか進めよう)」
モバP「初めまして、CGプロのPと申します」
とPは名刺を手渡す
未央母「いつも未央がお世話になっております」
未央母「以前電話でお話したのはPさんかしら?」
モバP「そうです」
未央母「電話の時と声が違うから違う人かと思ったわ」ウフフ
モバP「あの時は、喉の調子が悪くて」アハハ
未央母「あっ、そうだわ、飲み物お出しするの忘れてた」
未央母「Pさん、コーヒーで良いかしら?」
モバP「あっ、ありがとうございます」
未央母「ちょっと待っててねー」トテトテ
モバP「(あら行っちゃったよ・・・)」
モバP「それより未央、なんで横に座ってるの?」
未央「え?普通となりじゃない?」
モバP「いや違うと思うよ?」
未央「そうかなー、まっいいのいいの!」
モバP「おっおおう」
モバP「それより、お父さんはどうした?」
未央「お父さんなら、散歩行ってるよ」
未央「Pさんが来る頃に戻るって行ってたんだけど」
ガチャ
「ただいま」
未央「帰ってきたみたい」
未央「呼んでくるね」
モバP「おう」
未央に連れられ未央の父もやってくる
モバP「初めまして、CGプロのPと申します」
未央父「ああ、いつも未央がお世話になってます」ヨイショ
モバP「いえ、こちらこそ」
未央父「あれ母さんは?」
未央「飲み物取りに行ってるよ」
未央父「そうか、なんで用意してなかったんだ」フンス
未央父「Pさん、来るのもう少し掛かると思うから話しましょうか」
モバP「はい」
モバP「それでは、未央さんの現在の活動についてなんですが」
モバP「一週間の予定はこの様になっています」
未央父「ふむ、週6日か、だいたいは母さんから聞いていたよ」
モバP「週2日はラジオ放送の仕事が入っておりまして」
モバP「地方のラジオですが、なかなかの人気があります」
未央父「ふむ、このラジオは私も聞いているよ」
未央父「なかなか面白いじゃないか」
未央「でしょー!」
未央父「たまに漢字読めなくて話止まってるけどな」
未央「」ムゥ
未央「でも最近Pさんとかしぶりんから漢字教えてもらってるからね!」
未央父「未央、そこは誇る所じゃないだろ」
未央父「Pさんすみません、私からも勉強するように言っておきますので」
モバP「お願いします」ペコリ
未央「ちょっとPさん~!」
未央母「あらあら盛り上がってるみたいね」ウフフ
未央母「Pさん、どうぞ」
モバP「頂いきます」
モバP「(あー冷たいコーヒーうめぇ)」ゴクリ
未央父「仕事の内容に関しては、君に任せるよ」
未央父「そっち関係はさっぱりだからね」
未央母「そうね、未央からだいたいの話は聞いていますからね」
未央父「未央、ちょっと自分の部屋に戻ってなさい」
未央「えー!?」
未央母「ほら、行きなさい」
未央「わかった」タタタ
未央父「じゃあ本題と行こうか」
モバP「はい」
未央父「正直言うと私はアイドルというものにいいイメージがない」
未央父「今でもアイドル活動には反対だ」
モバP「はい」
未央父「アイドルにならなくても、普通の生き方もあると思うんだよ」
未央父「君も分かるよね?」
モバP「ええ、わかります」
未央父「未央もそろそろ、この先の進路も考えなくてはいけない」
未央父「学業とアイドル両立できるとは思わないんだよ」
未央母「ちょっとお父さん」
未央父「だが、未央がやりたいと言っていること事をなんの根拠もなく否定もしたくはないし」
未央父「やるからには、真剣に取り組んでほしいんだ」
未央父「だからこれだけは、約束してくれないか」
未央父「君から見て、アイドルとしてこの先がないと思ったら・・」
未央父「アイドルとしての道から彼女を外してやってくれないか」
モバP「承知いたしました」
モバP「私もやるからには全力で彼女をサポートします」
未央母「ふふふ、よかったわ、話はまとまったみたいね」
未央母「あっ!Pさん、未央もいつか水着とか来て雑誌とかに載るのかしら?」
モバP「今はその路線は考えていませんが・・・」
未央父「反対だ!」
未央母「あら・・お父さんたまに雑誌のグラビアの写真みてますよね?」
未央父「むっ!それとこれは別だ・・」
未央父「でも、まぁ仕方ないか・・・」
未央父「やるとしても、露出が少ないのにしてくれよ・・」
モバP「わ、わかりました!」
未央母「Pさん次は凛ちゃんの家に行くんでしょう?」
モバP「あ、はい、もうこんな時間だ」
モバP「それじゃあ私は失礼致します」
未央父「ああ、気を付けて」
未央母「凛ちゃんのお母さんには私から連絡しておくわ」
モバP「ありがとうございます~、それでは」タタタ
未央「もういい~?」
未央「あれ!Pさんは?」
未央母「もう帰ったわよ」
未央「なんで!折角しぶりんの家まで一緒に歩こうと思ってたのに!」
未央母「Pさんも忙しいのよ」
未央父「あんまり困らせてはだめだぞ」
未央「ブー」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーー
ー
モバP「ふう、次は凛の家か」ヘイタクシー ブーン
モバP「(というか、未央のお母さん、凛のお母さんと連絡取り合ってたのか)」
モバP「(まぁ、いいかいこう)」
ーAM10:10 凛宅ー
モバP「よし着いた」
モバP「そういや凛の家は、花屋だったな」
モバP「日曜も営業してるし、手早くすまそう」
モバP「こんにちわー」
「はーい、いらっしゃーい」
モバP「あっ、凛!」
「ん?えーと」
モバP「店番か?エプロン似合ってるな!」
「勘違いしてるみたいですけど、私凛の母です」
モバP「え?」
モバP「(たしかに良く見てみると・・どこか大人びてるな」
凛「あれ、Pさん来たんだ」
後ろから凛の声がする。
モバP「失礼しました!、間違えました」
凛母「まだ私もいけるわね」ウフフ
凛「お母さん・・・」
モバP「初めまして、CGプロのPと申します」ペコリ
凛母「あら、ご丁寧にありがとうございます」
凛母「見た感じ、まだ若いわね」
モバP「はい、今年から社会にでまして」
凛母「そうなの」
モバP「はい!」
凛母「それじゃあ立ち話もなんだから」
凛母「凛、店番よろしくー」
凛「うん、わかった」
凛母「じゃあPさん中にどうぞ」
モバP「失礼しますー」トテトテ
凛母「そこで待っといて~」
モバP「はい」
凛母「ほい、麦茶とクッキー」
モバP「ありがとうございます」
凛母「あんまり難しい話はすっとばしてちゃちゃっといきましょう」
モバP「わかりました」
モバP「それでは、これが凛さんの1週間の予定とこっちがCGプロのパンフです」
凛母「ありがと、頂いておくわ」
凛母「正直な話、あの子がアイドルやりたいなんて聞いた時は、驚いたわ」
凛母「柄じゃないもの、それにちょっとすかしてるでしょ?」
モバP「そんな事ないと思いますよ?」
凛母「あらそうかしら?」
モバP「はい、歌も上手いですし、なにより惹きつけるものがあります」
凛母「言うわね」
凛母「いいわ、自分の人生なんだからあの子にすべて任せるって決めてるの」
凛母「それに駄目だって言って、辞めさせても後々色々言われるでしょ?」
モバP「そうですね」アハハ
凛母「それにもし駄目でも、花屋を継いで貰えばいいもの」ウフフ
凛母「でもこれは凛には内緒よ?」
モバP「わかりました」
凛母「それはそうと、Pさん、凛をスカウトした時の話聞いたよ」
凛母「随分やるじゃない?」
モバP「ありがとうございます!」
凛母「褒めてないし」
凛母「コンビニでぶつかった、女の子をスカウトしちゃったのよ?」
凛母「すごいわね」
モバP「はい」ガックシ
モバP「そういえば、お父様はどちらに・・?」
凛母「お父さんなら、お花の配達で午後まで戻ってこない」
モバP「そ・・そうですか」
モバP「(うう、ちょっと攻めが激しいよ)」
凛「お母さん、休憩するね」
凛母「あら、休憩しなくていいのに」
凛「するよ」ステステ
凛「Pさんの事いじめてないよね?」
凛母「いじめてないよ?」
凛母「ね?Pさん」
モバP「あっ、はい」
凛「あんまりビシビシ質問しちゃだめだよ」
凛「どうせ、私がスカウトされた時の事聞いたんでしょ」
凛母「ギクリ、聞いてませんよー」エヘヘ
凛「Pさん、このクッキーおいしいから食べて?
モバP「ああ、凛ありがとう、いただくよ」
モバP「美味しい!紅茶味か」モグモグ
凛母「(あのクッキー凛の手作りだって・・黙っておこうかしら)」ニヤ
凛「ほら、飲み物も」
モバP「おうありがとう」ゴクゴク
凛母「(あらあら、見てると面白いわ)」
凛母「(凛がここまで、男の人に積極的なの初めて見た)」
凛母「よし、私は店に出てくるから」
凛「うんわかった」
凛母「Pさんゆっくりしていってねー」スタスタ
凛「Pさんごめんね、うちのお母さんあういう人なの」
モバP「ああ、すこし、押されてしまったよ」フゥ
凛「そういえば、衣装どうなった?」
モバP「そうだ、衣装な、スタジオで作ってもらえることになったから」
モバP「できるのは、再来週の中頃だな」
凛「そうなんだ、楽しみだなぁ」
モバP「おう!クオリティは任せておいて大丈夫だと思う」
モバP「なんたって、765プロも使ってる所だからな」
モバP「(スタジオで詳しく聞いてみた所、765さんもあそこで衣装をお願いしている見たいだ)」
モバP「んだから、宣材写真も近くに撮るからな」
凛「うんわかった」
凛母「(うふふ、本当見てると面白い、この二人の距離感うっふ)」コッソリ
凛「(・・・お母さんバレてるよ)」チラ
「すみませんー」
凛母「(あらお客さん、ちぇ、もうちょっと観察してたかったのに・・)」ステステ
凛母「いらっしゃいませー」
モバP「おっと、そろそろ時間だ」
凛「うんわかった、気を付けてね」
モバP「ああ、また明日」
モバP「それでは、失礼しますー」
凛母「あ、Pさん今度未央ちゃんのお母さん含めお食事にいきましょうね」
モバP「はいわかりました、楽しみにしてますーそれではまた」スタスタ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
モバP「(ふう、疲れた)」
モバP「(しかし、凛のお母さん綺麗だったなぁ)」
モバP「(あれ、お姉さんって言われても、あっそうなんですかって思っちゃうぞ)」
モバP「(けど性格は・・凛とあまり似てないかも・・な)」
モバP「(次は桃華か、いこう)」スタスタ
モバP「っと、来る前に連絡ほしいって言ってたな」
モバP「」トルルル
桃華「Pさんですか?」
モバP「桃華ー?、そろそろ行こうとおもうんだが」
桃華「わかりましたわ、それでは教えていた所で、待ち合わせいたしましょう」
モバP「わかったー」
桃華「お待ちしております」
ーAM11:30 某都内ー
モバP「ここらへんで待ち合わせだと思うんだけどなぁ」
モバP「んー、携帯でMAP見るかな」
モバP「っと、この道真っ直ぐで駅前か」スタスタ
モバP「ん?あれ桃華だな(遠目でもすぐわかる)」タタタ
モバP「桃華すまない、待たせたな」
桃華「いいえ、私も今来た所ですので」
桃華「それではいきましょう」
モバP「おう」
スタスタ
モバP「桃華の家ここらへんなのか?」
桃華「いえ違いますよ」
モバP「あれてっきり家に行くと思ったんだが」
桃華「今日は、お昼も兼ねて、お店に行こうと思います」
桃華「ですので、私の家は今度いらしてください」
桃華「母は既に待っておりますので」
モバP「そうか、なら急ごう」スタスタ
桃華「あっ、歩くの早いですわ」アセアセスタスタ
桃華「ここです」
モバP「おー、お洒落なお店だなぁ」
桃華「うふふ、では入りましょう」
モバP「ああ」
「ようこそおいでくださいました、櫻井様」
「こちらへどうぞ」
ガチャ
桃華「お母様、おまたせしました」
桃華母「あら、桃華早いわね」
モバP「失礼します~」
モバP「初めまして、CGプロのPと申します」
桃華母「あら、ご丁寧にありがとうございます」
桃華母「桃華の母です。いつもお世話になっております」
モバP「それでは・・・」
桃華母「ちょっとお待ちください、その前に料理を頼みませんか?」
桃華「そうですね」
モバP「あっ、はいわかりました」
「メニューでございます」サッ
桃華母「それでは、私はこのコースでお願いします」
桃華母「それとグラスで白のスパークリングワインを」
桃華「私はこっちのコースで」
モバP「(んー、どれがいいんだろう・・)」
モバP「(こういう店あんま入ったことないからさっぱりだ)」
モバP「なぁ、桃華どれがいいんだろ?」コソ
桃華「そうですね、これなんかどうですか?」
モバP「お、いいなこれにするよ」
モバP「それじゃあ私は、このコースで」
桃華母「Pさん、お酒は飲まれないんですか?」
モバP「いえ・・」
桃華母「今日は、これで終わりなのでしょう?」
モバP「それではお言葉に甘えて」
モバP「生ビールをお願いします」
桃華母「飲み物は先にお願いしますね」
「かしこまいりました」スタスタ
桃華母「お酒も来たことですし、乾杯しましょう」
モバP「はい、あれ桃華そのジュースなんだ?」
桃華「これはピーチジュースですよ、おいしいんです」ウキウキ
「乾杯ー」
桃華母「はー、おいしいわ」
モバP「くーっ、おいしいですね」
桃華「これ、これですわ!」
モバP「あっそうだ、これCGプロのパンフと桃華さんのスケジュールです」
桃華母「あら、ありがとう」フムフム
桃華母「レッスンが殆どなのね」
モバP「はい、まずは下地作りが重要と考えております」
桃華母「その通りだと思いますわ」
モバP「ありがとうございます」
桃華母「それより、Pさんお若いですね(パパの若い頃と雰囲気が似ているわね)」
モバP「今年大学を卒業しました」
桃華母「そうなの」ウフフ
桃華母「もう1杯頼んでもいいかしら?」
モバP「あすみません、気づかなくて」
桃華「お母様、あまり飲み過ぎては・・」
桃華母「大丈夫よ」ニコ
桃華「(あまりお酒は強い方ではないと思うのですけど・・)」
桃華母「Pさん、芸能活動については、私は賛成しております」
桃華母「桃華の父も、私と一緒の考えですよ」
モバP「ありがとうございます」
桃華母「なにより、若い内から世の中に出して、いろいろ経験させてあげたいの」
桃華母「でないと、世間知らずになってしまうでしょう?」ウフフ
モバP「はい」
桃華母「よし、次は赤ワインにしよっ」ウフフ
モバP「あっ私は次もビールで」アハハ
桃華「(お母様、完全に酔っていますわ・・)」
桃華母「Pさん、桃華の事はどう思っています?」
モバP「え?桃華さんですか?」
モバP「とても可愛らしくて、魅力がありますね」
桃華母「だって、桃華」
桃華「そんな事言われましても」カァ
桃華母「(まんざらじゃなさそうね・・)」ウフフ
桃華母「(最近桃華と話すとPさんの事ばっかりだしね)」
桃華「お母様食事も終わった事ですし、Pさんもお疲れの様ですから、そろそろ・・・」
桃華母「そうね、Pさんもお休みの所、ありがとうございました」
モバP「いえこちらこそ、ありがとうございました」
桃華母「今度の家に来てくださいね」
モバP「はいぜひ」
桃華「お待ちしておりますわ」
ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーー
ーー
ー
桃華母「桃華、Pさんいい人じゃない」
桃華「ええ!」
桃華母「今度家に来た時は、もっとゆっくりお話がしたいわね」
桃華「Pさんもお忙しいのでいつになるかわかりませんが」
桃華母「そういえば、桃華がサクライの娘だって、当然知ってるのよね?」
桃華「直接は言ってないですが・・」
桃華母「あら・・」
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーー
ー
モバP「よし、これで全員終わったぞー」
モバP「ううでも少し酔ったなぁ」
モバP「(桃華のお母さんは外国の人みたいだったけど、日本語上手かったなぁ)」
モバP「(うむ、やっぱり、櫻井ってあのサクライだよなぁ)」
モバP「(まぁいいや、どうであれ変わりはない)」
モバP「家に帰ろう」スタスタ
書き溜め分書きます
今回から---【○週目】---という形にしてます。
-----------------------【4週目】-----------------------------
週2日のラジオは凛がレギュラーになって、一層人気が出ている。
それについて、取材もあった。
レッスンについては、桃華が慣れないなりにもがんばっているようだ。
モバP「桃華おつかれさま」
モバP「レッスンがんばってるみたいだな」
桃華「Pちゃ・・さん、ええ、慣れていないのでまだまだですわ」
モバP「そうか?まぁ、無理しない程度にがんばろうな」ナデナデ
桃華「はい」
土曜日は、ラジオ放送についての雑誌取材があった。
記者「お二人がレギュラーの月曜、土曜の放送はものすごい人気みたいですね、
それについて一言頂けませんか?」
未央「うれしいですっ!」
記事「あはは、そうですか、渋谷さんはどうですか?」
凛「はい、まだまだこれからなのでがんばります」
記事「ふむ、ありがとうございます」カキカキ
記事「小耳に挟んだのですが、お二人をメインにしたラジオを作ろうという話があるみたいですが、
それについてはどう思いますか?」
凛「初耳です・・」
未央「全然しらないです・・」
記事「あらっ、でもPさんは知っているようだけど」
未央・凛「」チラッ
モバP「(スマン)」
記事「ハハ、わかりました。長くなりました、本日はありがとうございました」
記事「最後に写真一枚取らせてください」カシャ
記事「よし、私も月曜・土曜のラジオは毎回聞いています、頑張ってください応援してます」スタスタ
未央・凛「ありがとうございました」
凛「Pさん、さっきの話聞いてなかったよ?」ニコ
未央「そうだーブーブー」
モバP「すまん!いい忘れてた」
モバP「(笑顔が怖い)」
凛「次はちゃんと教えてよね」
モバP「すみませんでした」
日曜日は、薫ちゃんが遊びに来た。
どうやらすこしアイドルに興味があるようで、仕切りにその話を聞いてくる。
薫「お兄ちゃん、アイドルって練習とかやるのー?」
モバP「ああ、やるぞ、レッスンの先生が居てその人に教えてもらうんだ」
薫「へぇ」
薫「アイドルになったら、かわいいお洋服とか着れるのかなぁ?」
モバP「ああ!たくさんな!」
薫「わー!すごいー!」
千枝「私も、かわいい衣装来てみたいなー」
モバP「ははは」
------------------------【5週目】------------------------------
モバP「おはようございますー」
ちひろ「おはようございます、いよいよ今日ですね」
モバP「はい、今日まで大変でしたよ」ハハ
ちひろ「今日私もスタジオに行っていいですか?」
モバP「ぜひ」
ちひろ「楽しみですね」ウフフ
ー某スタジオー
凛「来たね」
未央「うんうんきたね!」
モバP「ああ!」
桃華「ですわね」
モバP「桃華すまんな、衣装間に合わなくて」
桃華「いいえ、急すぎましたもの、今回は見学させていただきます」
ちひろ「ほらPさん入りましょう」
モバP「はい」
モバP「こんにちわー」
”こんにちわー、Pさんお待ちしてましたよ”
”衣装は控え室にありますので、着替えて来てください”
モバP「ありがとうございますー」
モバP「未央・凛、だそうだ、着替えてきてくれ」
未央「うん!しぶりんいこっ」スタスタ
凛「あ・・ちょっと未央」スタスタ
ちひろ「桃華ちゃん私達もいきましょう」
桃華「わかりましたわ」
モバP「撮影の前に最後の打ち合わせちょちょっとお願います」
”わかりました”
ミオハコンナカンジデー、リンハコンナカンジデスカネー
ガチャ
未央「うわー!すごっーい」
凛「すごい・・・」
ちひろ「あら、いいじゃない!」
桃華「ええ、素敵ですわ」
ワイワイガヤガヤ
未央「Pさんおまたせー!」
モバP「おっ来たか!さぁ見せてくれ!」
未央「ほーら!」
モバP「衣装いいなー!(ちょっと露出多いのがあれだが)」
未央「私は?私は?」
モバP「まぁまぁだな・・・」
未央「えーっ!?」
モバP「うそうそ、かわいいよ」
未央「でしょーっ」テレ
モバP「あれ、凛は?」
未央「あれ、途中まで一緒だったよ」
ちひろ「ほら、凛ちゃん」グイ
凛「」トテトテ
モバP「おー!凛すごいわー!」
凛「そ・・そうかな、ありがと」
モバP「イメージぴったしだ、綺麗だなー」
凛「そんなに褒めてもなにもでないよ」///
"それじゃあ、初めましょうかー!"
モバP「はい、最初は・・未央からだな!」
未央「うん行ってくるね」
モバP「おう、あんま緊張しないでな!後ろで見てるから」
未央「おっけー!」
パシャ パシャ
”いいねー!視線こっちに”
パシャ パシャ
モバP「未央ーかわいいぞー!」
未央「」テレッ
”その表情いいねー!”
パシャパシャパシャ
モバP「(上手くいったな)」
”はい、おっけー”
”次渋谷さんお願いします”
凛「はい」
パシャパシャ
”とりあえず1枚”
パシャパシャ
”次は笑顔でー”
パシャパシャ
モバP「(ちょっと笑顔が硬いな)」
”・・・・”
パシャパシャ
モバP「しぶりんーがんばってー」
未央「えっ?」
ちひろ「!?」
桃華「あらっ」
凛「」/// カァ
”それイイッ!”
パシャパシャ
”もっとそれくださいーHAHA”
パシャパシャパシャ
モバP「(ふう、こっちも照れるわ)」
”はいおっけーい!”
凛「ありがとうございましたー」
モバP「おつかれ、なかなかよかったぞ」
凛「やめてよねああいうの!」
モバP「ハハ、すまん」
モバP「でもいいものが見れたなぁ」
凛「///」スタスタ
未央「しぶりんまってー、着替えてくるね!」スタスタ
ちひろ「よかったですねー」
モバP「はい、あとは写真選びは俺でしときますんで」
モバP「桃華も、ああいう感じでするからな、イメージしといてな」
桃華「わかりました」
ちひろ「それじゃあ先に帰ってますね」
モバP「はいお疲れ様でした」
そのPは夜遅くまでスタジオに残こり写真選びをした。
モバP「ふう、ようやく終わった」
モバP「事務所に寄って、メール見とかないとな」
カチカチカチ
モバP「おっ、メール着てるなぁ」
=====================================
○○放送D:メイン番組の件
サクライ担当○○:宣材の件
765P:スタジオの件について
=====================================
>>308
ちひろ「それじゃあ先に帰ってますね」
モバP「はいお疲れ様でした」
Pは夜遅くまでスタジオに残こり写真選びをした。
モバP「ふう、ようやく終わった」
モバP「事務所に寄って、メール見とかないとな」
カチカチカチ
モバP「おっ、メール着てるなぁ」
=====================================
○○放送D:メイン番組の件
サクライ担当○○:宣材の件
765P:スタジオの件について
=====================================
モバP「まずは、放送局のDさんからだ」
モバP「んんん!?未央と凛2人がメインでテレビ番組?」
モバP「あれ、ラジオじゃなかったけ・・」
モバP「なになに、"2人でぜひテレビ番組を・・詳しくは来週"だって」
モバP「よし!!!」ガシ
モバP「来週早速Dさんに詳しい話を聞いてみよう」
カチカチカチ
モバP「サクライの担当さんからは・・か」
モバP「承知いたしました。っと」カチカチ
モバP「765Pさんからもだ、"宣材写真どうだったかな?"」
モバP「上手く行きました、本当にありがとうございましたっと」
モバP「ふう、あとは宣材の資料を纏めてっと」
モバP「(終電すぎるな)」
モバP「よし千枝達には連絡してっと」カチャ
モバP「来週から忙しくなるぞーがんばろう」カチャカチャ
---------------------------【6週目】--------------------------
ー月曜ー
Dさんに、メイン番組の件を聞いた結果、
大雑把に言うと、ケーブルテレビの街散歩15分番組らしい。
出来上がったばかりの宣材をサクライ担当さんや、いろいろな所に配り
精力的な活動が続いてゆく
プルルルル
サクライ担当「Pさん、お久しぶりです」
モバP「お世話になっております、メールではいつもありがとうございます!」
サクライ担当「いやぁ、宣材いいじゃないですかぁー!」
モバP「ありがとうございます!」
サクライ担当「早速各所に展開しておきましたので」
モバP「そうですか!ありがとうございます!」
サクライ担当「近々また連絡しますので」
モバP「はい、お待ちしております!」
プルルル
モバP「また電話だ」
モバP「おっ!765Pさんだ!」
765P「やぁ、モバPさん」
モバP「お世話になっております!」
モバP「スタジオの件はありがとうございました!」
765P「上手くいったようでなによりだ」
765P「そういえばCTVの番組決まったんだって?」
モバP「え!どうしてそれを?」
765P「ははは、それは秘密だよ」
モバP「ええ!?」
765P「いやいや、最近ラジオ放送で人気の番組があるって小耳に挟んでね」
765P「調べてみたら、本田さんと渋谷さんじゃないか」
765P「これは・・って思ってね、いろいろ情報を集めてみたんだよ」
モバP「さすがです・・」
765P「ふふふ、そうだ、本題は別にあったんだ」
765P「突然だけど、ゲロゲロキッチンにゲストで渋谷さん出てみないか?」
モバP「えええ!?」
モバP「ん?でもどうして渋谷なんですか?」
765P「いやねぇ、別にもゲストが来るんだけど、一人の子なんだよ」
765P「いつもは2人組で出てもらうんだけど、もう一人のゲストがなかなか見つからなくてね」
65P「で、渋谷さんどうかなと思ってね、どうかな?」
モバP「そうですか、是非お願い致します」
765P「ああ!受けてくれると思ったよ、じゃあ詳しくはメールで」
モバP「はい、わかりました」プツン
モバP「うおおおー!あっ!」
モバP「凛って料理できるのかな・・まぁいいか」ハハハ
ー金曜ー
未央「しぶりんー」
凛「どうしたの?」
未央「お腹へった!」
凛「」
桃華「未央さん、もう家にお帰りなってはどうですか」
未央「Pさん来るまで待ってようかなーと」チラ
ちひろ「Pさんならもう少しで帰ってくると思いますよ?」
未央「やったー!待ってよっ」
凛「未央・・もしかしてPさんと夕御飯食べる気でしょ?」
未央「」ギク
凛「図星なんだね、Pさんだって疲れてるんだから」
桃華「それはいい案ですわ」
凛「桃華ちゃんも!」
モバP「ただいまー、どうした凛、大声だして」
未央「しぶりんがねーなんか怒ってるんだよっ」
凛「ちょっと未央!」
桃華「ウフフ」
未央「Pさん一緒に夕御飯いかない?」
モバP「んー、いいぞ、行こうか」
未央「よーし!桃華ちゃんも行くよね?」
桃華「はい、いきます」
未央「しぶりんはー・・残念だなぁ」チラッ
凛「行くよ」
未央「ええ?行くの!?凛ちゃんいくのっ?」ニヤ
凛「いく」プイッ
モバP「ははは、みんなで行こう!ちひろさん行きましょう」
ちひろ「私も誘って頂けるんですか?」
モバP「ちひろさんがいなくちゃ始まらないでしょ!」
ちひろ「うふふ、嬉しいです」ニコ
モバP「よーし、じゃあどこ行こうかなぁー」
未央「定食屋いこ!」
モバP「いやぁ、俺は別にいいけどさぁ、凛と桃華はどこがいい?」
凛「うーん、待って、今調べてみるね」
桃華「凛さん私も一緒に調べます」
モモカチャンココハ? ウーンココナンカドウデス? イイネ!
未央「むー!」
ちひろ「うふふ」
モバP「どうだー?」
凛「あったよ、ここなんかどう?」
モバP「焼き肉屋か」
ちひろ「焼き肉いいですね!」
モバP「未央は・・いいとして、桃華いいのか?」
未央「えー!ちょっとー!」
桃華「い・・いきたいです!ぜひ!」
モバP「おう、桃華どうした」ハハハ
桃華「(初めての焼き肉屋さん)」グッ
モバP「じゃあいこうか」
ー焼き肉&ホルモンー
モバP「うわー結構人いるなぁー」
ちひろ「金曜の夜ですからねぇ」
凛「大丈夫だよ、予約しておいたから」
モバP「凛さすが!」
ちひろ「さすがですね」
未央「しぶりん!」
桃華「フフフ、焼き肉屋さん」
「いらっしゃいませー」
凛「予約してる、渋谷です」
「渋谷さんですね・・あれっ」
「あの渋谷さんですよね?」
凛「はい?」
「いつもラジオ放送聞いてます!」
凛「えっ・ええ、ありがとうございます」
「本物だー」
「おい、早くお客様案内しろー!」
「はいすみません、こちらへどうぞ」
モバP「凛、すごいなー!」
凛「そっ、そんなことないよ!」
モバP「(でも何回かしか顔出ししてないと思うんだが・・あの雑誌か、すごいなぁ)」
モバP「よーし、お肉頼もうぜー!」
ちひろ「Pさん、お酒はいいですか?」
モバP「どうぞどうぞ」
ちひろ「やったぁ」
桃華「このシロモツというのはなんでしょう?」
未央「それはね、内臓だよ!」
凛「あんまり食べたことないや」
モバP「あー好き嫌いあるからなぁーそれ」
モバP「テッチャンって知ってるか?」
モバP「あれだあれ」
ちひろ「とりあえず生!」
モバP「あっ俺も生!」
未央「私はー、コーラ!」
凛「ちょっとお肉まだ選んでないよ」
桃華「うーんどれにしましょう・・」
モバP「アハハ」
ワイワイガヤガヤ
桃華「焼き肉楽しかったです」
モバP「桃華は焼き肉屋はあんまり来たことなかったんだな」
桃華「はい、初めてでした」
モバP「まじか!それならもっといいところにしたのに!」
未央「○々苑!」
モバP「桃華だけな!」
ちひろ「うふふ」
凛「未央にあそこは早いよ」
未央「そんなことないよ!私にかかれば!」
モバP「アハハ」
1W分の書き溜め分終わりです。
乙
さて色々出てきたけど今度は誰が加入するのかな?
>>327
それは秘密です。とりあえず今日の書き溜め分をば
注)あいさんのキャラ崩壊してるかもしれませんので、ご注意を。
あいさん難しい・・
---------------------------【7週目】--------------------------
ー月曜ー
モバP「桃華ー?」
桃華「はい?」スタスタ
モバP「衣装届いたから、今週土曜に宣材取るからね」
桃華「はい!わかりました、楽しみですわ」
プルルルル
モバP「はいもしもし、Pです」
「あ、もしもし、Pさんかい?」
モバP「はい?そうです」
「久しぶりだね、足の調子はどうだい?」
モバP「あー!この前の!治りましたよ」
「はは、それはよかった」
バP「もしかして、電話くれたって事はうちに入ってくれるんですか?」
「んーそれがね、いろいろ考えてみたんだけど・・」
モバP「大丈夫です。俺にまかせてください!」
「んー・・わかったよ、見学だけだよ?」
モバP「わかりました、じゃあ明日!」
「明日はちょっと無理だ、今週の土曜でどうかな?」
モバP「わかりました、待ってますね」
「わかったそれじゃあ」プープーッ
モバP「おっけーい」
モバP「土曜が待ち遠しい」ウルッ
凛「うわっ、Pさん、乙女みたいな顔して、気持ち悪いよ」ササッ
モバP「そんな顔してないし!」
凛「してたよ、気持ち悪い」
モバP「」
ー金曜日ー
モバP「明日は忙しくなるぞー!」
未央「こんにちわー!」
モバP「おう、おつかれ様」
モバP「今日はレッスンに着いていくからな!」
未央「やったー!」
モバP「凛と桃華来たら行こうな」
未央「おっけー」
3人のレッスンに付き合った。
特に凛は、歌のレッスンが楽しくて仕方ないようだ。
モバP「ベテトレさん」
ベテトレ「どうした?」
モバP「凛どうですかね?」
ベテトレ「すごくいいよ」
モバP「そうですか、じゃあそろそろ凛用に曲お願いするかなぁ」
ベテトレ「そうだな、作ってもらうにも時間が掛かるからね、早めにお願いするといい」
モバP「わかりました、これからも宜しくお願いしますね」
ベテトレ「ああ」
ー土曜日ー
モバP「」ドキドキ
ガチャ
モバP「はっ」タタタ
モバP「いらっしゃい!」
未央「うわっ!Pさんどうしたの?」
モバP「なんだ未央か・・・」スタスタ
未央「ちょっとひどーい!」
凛「おはようございますー」ガチャ
未央「しぶりんーなんかPさんが落ち着きないんだけどー」
凛「そうだね、この前電話で話してた件が関係してるのかな」
桃華「おはようございますー」
モバP「ちがうか」チラ
桃華「Pさんどうかされましたの?」
凛「さぁ?」
未央「わからない」
ガチャ
「こんにちわ」
モバP「きた!」タタタ
モバP「いらっしゃい!」
モバP「さぁこっちに!」
モバP「みんなー集まってくれー!」
モバP「よしみんな来たね」
モバP「みんなに紹介するよ、今日見学をする・・・」
モバP「えっと・・」
凛「もしかして、名前しらないの?」ジトー
未央「うわー聞いてなかったんだっ」ジトー
桃華「あらまぁ」ジトー
「東郷あいだ、宜しく」キリッ
凛「」ドキッ
未央「」ドキッ
桃華「」
モバP「」ドキッ
モバP「ととと、東郷あいさんだ」
モバP「東郷さんには今日ラジオの収録の見学をしていただくからね」
モバP「それと桃華はレッスンだったね、ちひろさんが付き添ってくれるから」
モバP「(土曜は桃華たっての希望で土曜もレッスンを入れている)」
桃華「わかりました」
モバP「それじゃあいきましょうか」
あい「ああ」
未央「すごくかっこいいね」コソコソ
凛「うん、ちょっとドキッとしちゃった」コソコソ
モバP「おーい、凛、未央いくぞー」
モバP「ちひろさん、桃華頼みますねー」
ちひろ「わかりました、気を付けて」
ー放送局ー
モバP「あいさんどうですか?」
あい「ああ、いいんじゃないかな」
モバP「あいさんなら絶対いけますよ!」
あい「私も今の仕事をやめて、アイドルになるのはすこし勇気がいるんだ」ボソッ
凛・未央「おつかれさまでしたー」
モバP「あとは事務所で話ましょう」コソ
あい「ああ、わかった」
モバP「じゃあ帰ろうか」
モバPとあいは応接室に入ってゆく
モバP「(そうだよな・・、勧誘も考えてしなくちゃ)」
モバP「(相手のこれからも背負っているんだ・・でも!)」
あい「Pくんどうした?」
モバP「あっ・・・」
モバP「コーヒーもってきますね」タタ
あい「(ふむ・・・元気がないな)」
モバP「お待たせました」
モバP「ブラックでよかったですか?」
あい「ありがとう」
モバP「」ゴクゴク
あい「」ゴク
モバP「東郷さん、しつこい様ですが、アイドルになりませんか」
モバP「東郷さんには男女問わず魅了できる力があると思っています!」ガタッ
あい「・・・フフ、わかったよ、でもやるからには皆を魅了したいんだ」
あい「だからPくんには努力してもらうよ?」
モバP「もももちろんですっ!」
あい「面白いな、君は」ハハ
あい「でも万が一に成功しなかった場合、その後の責任は取ってくれるんだろうね?」
プルルル
モバP「はい、Pです!」
モバP「お世話になっております」
ーーーー
ーー
ー
モバP「東郷さんすみません、最後なにかいいましたか?」
あい「・・・フフ。いや、なんでもないよ」
モバP「それでは、今後の話をしましょう」
あい「わかった」
あい「(私はアイドルとして成功するよ。任せてくれ)」
モバP「こんな所ですね、東郷さんそれでは、再来週からお願いします」
あい「ああ、それじゃあ。あっそうだ、これからはあいと呼んでくれ」
モバP「わかりました、あいさんそれでは」
モバP「よし、この後は桃華の宣材か」
桃華「ただいまー」
ちひろ「戻りました」
モバP「お帰りなさい、お昼はすませました?」
ちひろ「はい、食べてきました」
ちひろ「そういえば、東郷さんどうでした」
モバP「やりました」グイ
ちひろ「やりましたね」ニコ
ちひろ「(本当によかった)」
午後は桃華に付き添い、
宣材を取った。
モバP「桃華よかったぞ」
桃華「ありがとうございます」
モバP「よし、事務所に戻ろう」
桃華「はい!」
---------------------------【8週目】--------------------------
今週の土曜から始まる、未央と凛のCTV番組を準備と、
あいを迎える為の準備で、一層忙しくなる。
モバP「よし、土曜午後は忙しいなぁー、AMラジオ、その後すぐCTV番組か」カタカタ
モバP「桃華もそろそろ仕事を入れていかないとな」
モバP「あとは、ゲロゲロキッチンの件か、これは大分先だからっと」カタカタ
モバP「あいさんは、今週中に衣装を決めたいからっと」カタカタ
プルルル
モバP「こんにちわ」
あい「やぁ、Pくん」
モバP「今週の金曜夕方時間空いてますか?」
あい「ああ、19時頃だったら大丈夫だよ」
モバP「わかりました、衣装の打ち合わせをしたいので、事務所にお願いします」
あい「わかった」
プチ
ー金曜日ー
あい「おつかれさまです」
モバP「あいさん、おつかれさまです」
モバP「忙しい所ありがとうございます」
モバP「なるべく早く衣装を決めたかったので」
あい「構わないよ」
この日二人は遅くまでどんな衣装にするかを相談した。
モバP「おっ、いい時間ですね」
あい「そうだね」
モバP「すみません、遅くまで」
あい「いやともても有意義だったよ」
モバP「あいさん1杯どうですか?」
あい「ああ、行こうか」
ー事務所近くの居酒屋ー
モバP「とりあえず生」
あい「私も」
カンパーイ
モバP「あいさん、お酒は強いんですか?」
あい「いや強くないよ」
モバP「そうですか、勝手なんですが、強そうなイメージがありました」
あい「よく言われるよ」フフ
あい「飲み過ぎると、眠たくなってしまうんだ」
モバP「そっち系ですか」
モバP「吐くとか、意識なくなるとか、暴言吐いちゃうとかよりはいいですね」
あい「そうだろう?」
モバP「ハハ、なんか酔わせたくなってきたなぁ」チラ
あい「やめてくれ」
あい「すまない、烏龍茶をお願いするよ」
モバP「えっ?」
あい「ちょっと酔ってしまった」
モバP「ハハハ」
ー土曜日ー
~CTV番組の撮影~
モバP「未央・凛ー?準備はいいかー?」
未央「いいよー!」
モバP「おっ、きたきた」
凛「洋服借りちゃった」
モバP「ああ、さすがに私服っては訳にはいかなからな、貸し衣装だ」
未央「えへーん、どうだ!」
モバP「どうだって言われても、ちゃんと衣装さんが選んだやつだからな」
「そろそろ撮影初めますー」
未央「本日は、○条銀座商店街を散歩したいと思います」
未央「しぶりんは来たことある?」
凛「ないですね、でもTVじゃたまにここの商店街のやってるよね」
未央「はい、それじゃあアーケードの中に行ってみましょう!」
未央「うわーアーケード長いねー!」
凛「雨でも不便しないね」
未央「あっ、揚げ物があるよー!」
未央「このチキンカツデカイのに安い!」
凛「おいしそう」
未央「すみませんーチキンカツくださいー」
凛「私はコロッケで」
未央「えっ!ここはチキンカツでしょー!」
凛「コロッケで」
アハハハ
未央「ふう、お腹一杯だよ」
凛「コロッケおいしかった」
未央「ありがとうございましたー、これ番組のシールです」
「ありがとうー」
未央「ん?なんか向こうが騒がしいよ」
凛「そうだね・・行ってみよう」
未央「お祭りだー!」
凛「本当だ」
未央「屋台が向こうまで続いてるよっ」
凛「すごい長いね」
未央「しぶりん早くいこう!」タタ
凛「ちょっと未央待って!」
未央「あっ!ベビーカステラだ!」
凛「買おうよ」
凛「私これ好きなんだ」
未央「あっこっちには型抜きもあるよ!」
未央「こっちにはかちわりだ!」
*かちわり:金魚掬いとかで魚を入れる袋に
氷と水を入れて、そこにかき氷のシロップを入れた飲み物
凛「線路を挟んで向こうまで屋台あるね」
凛「未央こっち」
未央「んー?」
凛「神社がある」
未央「ホントだ!階段を登ろう!」
未央「はい、という訳で今回はここまでとなりますー」
凛「ちょっとつかれたよ」
未央「アハハ、次回はこの続きを放送します」
凛「また見てくださいね」
バイバイー
モバP「(ふう、なんとか終わったか)」
モバP「(この後は来週分の撮影か)」
「それでは、休憩入って、来週の撮り分撮影しますー」
その後の撮影もなんなく進み、初めてのCTVメイン番組の撮影が終わった。
モバP「二人共、お疲れ様」
未央「ふぅ、楽しかったー!」
凛「うん、でも緊張したよ」
モバP「初めてにしては、なかなか良かったぞ」
モバP「ほれ、お茶、じゃあ帰ろう」
「はーい」
来週末また書きます。
土曜日書き溜め分をば
---------------------------【9週目】------------------------
モバP「ちょっと暑くなってきたなぁ」スタスタ
モバP「今週も忙しいぞがんばろう」タタタ
モバP「先週の番組評判はなかなかだ」カタカタ
モバP「おっ、サクライ担当さんからだ」
モバP「”CM出演依頼”か・・」カタカタ
モバP「詳しくは電話で・・か、おっけい」
ー桃華の宣材を送った数日後のサクライ本社ー
サクライ担当「そういえば、モバPさんから追加で宣材が届いたな」
サクライ担当「これも展開しておくか」タタタ
サクライ担当「CGプロさんの宣材追加でもうひとつきたのでお願いしますー」
サクライ部長「おう、ありがとう」
サクライ担当「それでは」タタタ
サクライ部長「どれどれ、ん?んんん?」ペラ
サクライ部長「どこか似てるなぁ」
サクライ部長「んー、あっ、おいおいこれ・・」
サクライ部長「担当ちょっと」タタタ
ーーーーー
ーー
ー
プルルルルル
モバP「担当さんからだ」
モバP「お世話になっております」
サクライ担当「お世話様です」
サクライ担当「CMの件でお電話しました」
モバP「ありがとうございます」
モバP「なるほど、大人向け洋服の新作CMですか」
サクライ担当「ええ、そうなんですよ」
サクライ担当「こちらの希望としては、渋谷さんにお願いをしたいのですが」
モバP「渋谷ですか、わかりました」
サクライ担当「ありがとうございます、詳しくは一度うちの本社に来て頂いて」
モバP「わかりました。」
サクライ担当「それともう一点、先日追加で宣材頂いた件ですが・・」
モバP「はい?櫻井桃華の宣材ですか?どうかされましたか」
サクライ担当「えーとですね、Pさんはご存知なのでしょう?」
モバP「といいますと?」
サクライ担当「櫻井桃華さんが、社長の娘だってことですよ!」
モバP「そうですか・・・」
モバP「頭の片隅では、そうなんじゃないか・・って思ってたんですよ」
サクライ担当「直接は聞かれてないんですか?」
モバP「はい」
サクライ担当「部長に宣材を渡した後発覚したんですけどねぇ」
サクライ担当「創立記念日の時に来てたらしいんですよ・・」
サクライ担当「それで、本人だとわかりました」
モバP「そうですか、やっぱりか」
サクライ担当「今度、子供向け洋服のCMもあるんですけどね」
サクライ担当「どうしましょうかねぇ」
モバP「そうですね・・・」
モバP「うむ・・・」
モバP「わかりました、こっちも桃華になんとなく聞いてみますね」
サクライ担当「お願いします、それでは」ピッ
モバP「ふうー」グテー
モバP「(そうだよな、サクライの娘が、サクライの会社のCMに出る)」
モバP「(世間はどう思うだろうか、むしろ業界の方が厄介か・・)」
モバP「(まずは凛と話て次は、桃華だな)」カタカタ
あい「Pくん、難しい顔をしてるじゃないか」トテ
モバP「あいさん、お疲れ様です、レッスンどうでした?」
あい「ああ、私にかかればどうということはないよ」フフ
モバP「頼もしいですね、期待してます」ニコ
モバP「あー冷たいコーヒーおいしい」
あい「また、入れてあげるよ」
モバP「本当ですか!嬉しいなぁ」ゴクゴク
ーーーーーーーー
ーーー
ーー
モバP「凛ちょっといいかー?」
凛「わかった」
モバP「凛に仕事が入ったんだ」
凛「うん」
モバP「まずは、料理番組だな」
モバP「ゲロゲロキッチンって知ってるか?」
凛「当たり前だよ!」ガタッ
モバP「だよなぁ、それより凛、料理ってできるのか?」
凛「人並みには、できるよ」ムゥ
モバP「本当かなぁ?」
凛「ひどい言い方するね」
凛「わかった、今度作ってあげる」
モバP「おっ、それいいね!」
凛「はいはい」ジトー
モバP「次はCMだ」
凛「なにの?」
モバP「サクライの大人向け洋服ブランドの」
凛「本当!?」パァ
凛「私知ってるよ、あそこのブランド」
モバP「サクライの担当さんがぜひ凛にってさ」
凛「そうなんだ、嬉しいよ」
モバP「(千枝も好きだしな、あそこのブランド)」
モバP「ゲロゲロキッチンは1ヶ月後、CMは半月後の予定だ」
モバP「忙しくなると思うけど頼むな」
凛「わかった」
凛「それじゃあレッスンあるから行くね」タタタ
モバP「(これでよし、しかし未央に仕事こねえなぁ)」
モバP「(凛から、未央に伝わるだろうしな、どう思うだろう)」
モバP「(未央と桃華をもっと売りだしていかないと)」カタカタ
その週のCTV番組も好評だった。
この調子でいけば打ち切りはなさそうだ。
他のメンバーのレッスンも順調のようだ。
---------------------------【10週目】------------------------
私という私を見てくれる人
モバP「桃華ー?」
桃華「はい?」
モバP「すまない、ちょっといいか」
桃華「わかりました」トテトテ
モバP「ちょっと、一点聞きたいんだが」
モバP「桃華って、あのサクライの娘なのか?」
桃華「え?そうですが」
桃華「ご存知なかったのですか?」
モバP「ああ、直接は聞いてなかったから」
モバP「親御さんと面談した時、もしかしてっていうのはあったんだが」
桃華「そうですか、でも急にどうしてですか?」
モバP「この前宣材取っただろ?その宣材をサクライの人に送ったんだよ」
モバP「そしたら、連絡があってね」
桃華「そうですか」
モバP「桃華はどう思う?」
桃華「ええ、私がサクライ関係の仕事に出るという事についてですね」
モバP「ああ、察しが良くて助かるよ」
桃華「遠慮します」
モバP「そう言うと思ったよ」
桃華「私自身の力でどこまで行けるか試してみたいのです」
モバP「ああわかった、俺も全力でサポートするよ」ナデナデ
桃華「(Pさん・・いつも私の後ろには、サクライというレッテルがありましたの)」
桃華「(それを見て、みんなはそう対応してくれました)」
桃華「(みんな私としての個を見て接してくれたのじゃありませんわ)」
桃華「(でもあなたは違いましたの、今でもそう、これからも変わらないのでしょうね)」
モバP「桃華?どうした」
桃華「いえ、なんでもありません」
桃華「さぁ、この後はレッスンがありますの」
桃華「当然付いて来てくださるのですよね」
桃華「Pちゃま!」
モバP「ああ!ちょうど仕事も片付いてるしな、行こうか!」ハハ
モバP「(Pちゃま?まぁいいか)」
桃華「行きましょう」
モバP「あれ、手は繋がなくていいのか?」ニヤ
桃華「もう!いいです!そんな子供じゃありませんの!」プゥ
モバP「ハハハ、怒るなって、じゃあ行くかー」トテトテ
又夕方やります。
---------------------------【11週目】------------------------
凛「さぁ、Pさんいこ」
モバP「もうちょい待ってくれ、すぐ終わらせる」カタカタ
凛「わかった、ソファで待ってるね」
モバP「ああ」
カタカタ
モバP「凛おまたせ」
凛「」ペラペラ
モバP「(雑誌を読んでるのか、気づいてないな)」
モバP「凛?」
凛「あっ、ごめん、つい夢中になっちゃった」
モバP「ファッション雑誌か、年頃だよなぁ」
凛「Pさんだって読むでしょ?」
モバP「若い頃は読んでたが、今はもう読んでないよ、週5日でスーツだしな」
モバP「気を使わなくてもどうにかなる」
凛「へぇ、そういえば、スーツ姿しか見たことないね」
モバP「まぁ、この話はここで、いこう」
凛「うん」
スタスタ
>>361
訂正
---------------------------【11週目】------------------------
凛「さぁ、Pさんいこ」
モバP「もうちょい待ってくれ、すぐ終わらせる」カタカタ
凛「わかった、ソファで待ってるね」
モバP「ああ」
カタカタ
モバP「凛おまたせ」
凛「」ペラペラ
モバP「(雑誌を読んでるのか、気づいてないな)」
モバP「凛?」
凛「あっ、ごめん、つい夢中になっちゃった」
モバP「ファッション雑誌か、年頃だよなぁ」
凛「Pさんだって読むでしょ?」
モバP「若い頃は読んでたが、今はもう読んでないよ、週6日でスーツだしな」
モバP「気を使わなくてもどうにかなる」
凛「へぇ、そういえば、スーツ姿しか見たことないね」
モバP「まぁ、この話はここで、いこう」
凛「うん」
スタスタ
ー凛宅ー
凛「ただいまー」
モバP「おじゃましますー」
凛母「あら、いらっしゃい」
凛母「そういえば今日だったのね」
モバP「お久しぶりです」
凛母「ゆっくりしていってね」
凛「Pさんこっち」
モバP「ああ」
凛「それじゃあここで待っててね作ってくるから」タタタ
モバP「楽しみだなぁ」
モバP「今のうちにスケジュール見なおしておこう」ペラ
プルルル
モバP「ん?だれだ」
モバP「お、未央だ」
モバP「もしもし」
未央「あっ、Pさん」
モバP「どうした?」
未央「ううんなんでもないよ」
モバP「(?)」
未央「あのさ・・Pさん、今週の日曜空いてる?」
モバP「午後なら空いてるぞ」
未央「じゃあ日曜の午後買い物付き合ってくれる・・?」
モバP「ああ、わかった」
未央「やった、じゃあよろしくね」プチ
モバP「(なんかいつもの元気がなかったな)」
モバP「ちょっと、料理してる所も見ておくか」トテトテ
モバP「凛ー?調子はどうだー?」
タタタタ ジュージュー
モバP「(お、やってるな)」
モバP「(まぁ、この年なら出来る方なんじゃないか)」ヒョイ
凛「わっ、Pさんいるなら声掛けてよ」
モバP「いや声掛けたんだけどね・・」
凛「気づかなかったよ」ジュージュー
モバP「唐揚げかぁ」
凛「うんそうだよ、昨日からタレに漬けて置いたからおいしいよ」
モバP「ほう」
凛「はい、できた、Pさん向こうに持って行ってくれる?」
モバP「はーい」
ーーー
ーー
ー
モバP「それでは、頂きます」
凛「どうぞ」
モバP「」モグモグ
モバP「」モグモグ
モバP「」ゴクゴク
凛「」ジー
モバP「旨い!」
凛「よかった」ニコ
モバP「ほら凛も」
凛「うん」モグモグ
凛「ちょっと、揚げ過ぎたかな」
モバP「そうか?俺はこのくらいが好きだぞ」
凛「そっか」モグモグ
凛母「あれ!ご飯もう出来てたのなら、呼んでよね」」
凛「」モグモグ
モバP「おいしい」モグモグ
凛母「ちょっとー!」
ーーー
ーー
ー
モバP「それじゃあ、また明日な」
凛「うん、また明日」
モバP「(これなら問題なさそうだな、帰ろう)」トテトテ
本日はここまでです。
-日曜日-
ピピピピッ
モバP「んんぅ」
モバP「よっこらせっ(待ち合わせまで2時間、準備するには十分だ)」
モバP「」シャカシャカ
千枝「んー」
千枝「お兄ちゃん休みなのに朝早くどうしたんですか?」
モバP「あっ、千枝起こしちゃったか」
モバP「今日ちょっと外出てくるから」
千枝「どこにいくんですか?」
モバP「ちょっとな・・」
千枝「そうですか・・(怪しい)」
モバP「飯は作っておくから食べといてな」
千枝「わかりました」トテトテ
モバP「よっしゃ、飯作ろう」
ーーー
ーー
ー
千枝「お姉ちゃん、ねぇ起きて!」
杏「もう飴食べれないよ・・」ムニャムニャ
千枝「起きろ!」ペシッ
杏「!」ヒェッ
杏「千枝どうしたの!?」
千枝「大変です、お兄ちゃんがデートです!」
杏「んーそうなんだ・・もう一眠り・・」ムニャムニャ
杏「な!なんだってー!」ドサッ
千枝「さぁ、後を付けましょう!」
杏「よし!わかった!」
杏「そうとなれば急いで準備をしよう!」
千枝「はい!」
ガサガサ
杏「飴よし!」
千枝「飴はいらないですよ!」
杏「一番重要だよ」
千枝「それより水筒です!」
杏「それと、ついに豚貯金を使う時が来たんだね」パリン
千枝「さすがです」
杏「これだけお金あれば足りるよね・・(新しいゲーム機買うためのヘソクリが!)」
ワイワイガヤガヤ
モバP「服よし、お金も持った、行くか!」
ガチャ
千枝「出ましたね・・」
杏「千枝行くよ・・」コソコソ
杏「駅に向かっているようだね」
千枝「ふふふ」
千枝「なんか楽しいですね」
杏「こらっ!真剣にやるんだ」
千枝「はっ、はい」コソッ
モバP「(ん?なんか今杏の声が聞こえたような気がする)」チラッ
杏「あぶない!」
千枝「」ササッ
モバP「(気のせいだな、まだ寝てるはずだし)」
ガタンゴトン
杏「」コクン
千枝「ちょっと、寝ないでください」
杏「ん・・ああごめん」
”次はー○○ー、○○線をご利用の方はこの駅でお降りください”
千枝「あっ、降りました」
杏「ああっちょ」タタ
杏「しかしちょっといつもよりお洒落してるねぇ」
千枝「そうですねぇ」コソ
杏「どうやら待ち合わせはここみたいだね」
千枝「ですね、離れた所で見張ってましょう」
モバP「ちょっと早かったな、コーヒー買ってこよう」
千枝「あっどこかへ行くみたい」
杏「んー、どうせ早く着すぎたから飲み物買いにいったんでしょー」グテー
千枝「本当だ、缶コーヒー手に戻ってきました」
モバP「ふう」
未央「Pさんー」タタタ
モバP「おっ来たな」
未央「ごめん待った?」ハァハァ
モバP「ああ、ちょっと早く着すぎて、コーヒー飲んでた」
モバP「それよりヒールで走ると転ぶぞ」
未央「大丈夫大丈夫!さぁいこっ」
モバP「どこいくんだ?」
未央「水族館だよ」
モバP「あれてっきり服見るのかと思ったんだが」
未央「いいから、さぁ!」グイ
モバP「ちょ、引っ張るなって」アワアワ
杏「ふうーん」
千枝「ジトー」
杏「かわいいね」
千枝「ですね」
杏「追おう」
千枝「はい」スタスタ
モバP「(いつも通りの未央みたいだな)」スタスタ
未央「ほら、早く歩いて、スケジュール考えたんだからねっ」グイ
モバP「(なんというか、デートだなこれ)」スタスタ
ー水族館ー
モバP「ここかー、なつかしー!」
モバP「小さい頃良く来たなぁ」
未央「ナイスチョイスでしょ!」
モバP「ああ!」
未央「じゃあ入ろう!」
杏「えーっと、小学生2枚ください」キャピ
千枝「(・・・・)」
”小学生2枚ですねー、○○○円です”
千枝「(どう見ても小学生ですよねぇー)」
杏「ほら行くよ!」ワクワク
千枝「はい」
杏「あっ!ペンギンだ!」タタタ
千枝「かわいい!」
杏「こっちには、クラゲがいるよ!」
千枝「綺麗ですね」
千枝「って!お兄ちゃんはどこですかー!」
杏「あっ・・」
千枝「ほら探しにいきますよ」グイ
杏「(正直兄貴なんてどうでもいいから、水族館を楽しみたい・・なんて言えない)」トテトテ
千枝「あっいました」
杏「ベンチに座ってソフトクリーム食べてるね」
千枝「なんか座ってる距離近くないですか?」
杏「んーあんなもんじゃないー、それよりアイス食べよう」トテトテ
千枝「もうっ!私はここで見張ってますのでご勝手に!」
杏「行ってくるね」タタタ
千枝「ジー」
千枝「(あっ、ちょっと!あの人スキンシップ多すぎです!)」
千枝「(そのタッチは必要ないかなーって!)」ムゥ
杏「買って来たよ」ペロペロ
千枝「おかえりなさい、私のぶんは?」
杏「えっ?食べるの?」
千枝「当たり前だよ!」プンスカ
杏「(ちょっと、どうしたんだろ、いつもの千枝じゃないよ・・・)」
杏「(どうやらあの2人の事でちょっとイラついてるみたいだね)」
杏「ほら、これ食べなよ」
千枝「あっ、ごめんなさい・・・大声出しちゃって」ペロッ
千枝「おいしい」ペロ
杏「全部食べていいよ」
杏「あっ動き出したよ、千枝ほら!」グイ
千枝「ちょっと待って下さい、アイスが今いいところなんですよ」
モバP「次はどこ行くんだ?」
未央「すこしお店回って、お昼食べて、映画館だよ」
モバP「おおう!このショッピングモール久しぶりだから楽しみだわ」
未央「いこっ!」
杏「うわーここ懐かしい、よく兄貴ときたんだよねぇ」
千枝「そうなんですか?」
杏「うん、千枝はまだ小さかったから、覚えてないだろうね」
千枝「あっ、腕組んでなにしてやがるんですか!」
杏「(言葉使いがおかしい・・まぁスルーしよう)」
モバP「(右腕に感じる柔からさ、これはやばい)」心のなかでニヤッ
千枝「なにニヤニヤしてるんですか」ドンッ
杏「ちょっと千枝まずいって」
千枝「あっ、すみません」
杏「ほらて千枝この辺、テナント入ってない所が結構あるんだよ」
千枝「そうですねぇ、それになんか味のある古さを感じます」
杏「うん、なんか昭和感がすごいんだよねぇ」スタスタ
杏「それにほらここの吹き抜けの、噴水ステージみたいな所で時たまイベントしてるんだよ」
千枝「そうなんですかぁ」
杏「それでこの2階においしいピザ屋さんあったんだけど、今あるのかなぁ」
千枝「気になりますね」
杏「あと、ミニ四駆の大会とか○ン○ンのイベントとかあってさ、よく兄貴についてきてたよ」
千枝「ミニ四駆?」
杏「ああ、前にすごい流行ってたんだ」
杏「あっ、動いたよ」
千枝「追いましょう」スタスタ
モバP「おっこのピザ屋さんは・・!」
未央「Pさん知ってるの?」
モバP「ああ、前に来たことあるんだ」
杏「このピザ屋さんだ・・」コソッ
千枝「ここなんですね」
千枝「でも、入るのはまずいですね、バレてしまう可能性があるので」
杏「そうだね(それにお金もそこを尽きそうだ)」
千枝「おにぎり作ってきたので、これを食べましょう!」
杏「さすが千枝」
千枝「はいお姉ちゃん」
杏「ありがとう」モグモグ
千枝「」モグモグ
杏「くそう、兄貴だけピザ食いやがって」モグモグ
千枝「ずるいですね」モグモグ
千枝「お茶どうぞ」
杏「ありがと」ゴクゴク
杏「(千枝のおにぎりおいしい)」モグモグ
”なにあの子達、かわいいねー”
”おにぎり食べてるーw”
”ママー、あの人、うさぎのぬいぐるみ背負ってるー!”
”こら見ちゃだめよ!”
杏「(なんかすごい視線を感じる、それにこれはカバンだよ!失礼だな)」モグ・・モグ・・
千枝「(なんでピザをアーンする必要があるんですかねぇ!)」ムシャムシャ
杏「んー」ポチポチ
杏「あ死んじゃった」
千枝「」チラッ
千枝「なにゲームやってるんですかー!」ポカポカ
杏「いてっ、いたいいって」
千枝「」ムゥ
杏「いやほら、食後の1ゲームだよ」ポチポチ
千枝「それより、お兄ちゃん・・・あれっ」
杏「あそこだ!」
千枝「あんな遠く!にいきましょう」タタタ
杏「へいへい」タ・・タタ
モバP「いやぁピザ上手かったなぁ」
未央「そうだねーっ」
モバP「おっ、あんな所にアクセサリー屋があるぞ」
モバP「行ってみようぜ」
未央「あ、うん」
モバP「いろんなのが売ってるなぁ」
未央「これかわいいっ」
モバP「おっペンダントか、いいなそれ」
モバP「あっそうだ、これプレゼントするよ」
未央「うそっ!本当!?」
モバP「ああ、いつもがんばってるからな」
未央「えへへ、ありがと」
”ありがとうございましたー”
モバP「ほれ」
未央「ありがとっ、そうだ、付けてくれない?」
モバP「ん?わかった」
モバP「後ろこっちに向けてくれ」
未央「おっけー」
モバP「ちょっと髪あげてくれ」
未央「うん」グイ
モバP「おー未央の後ろ姿いいなー」
未央「」カァー
未央「いいから早く付けてよねっ」
モバP「すまん」ガチャ
未央「ありがと、似合ってる・・かな?」クイ
モバP「ああ、似合ってる(ちょっと前かがみだから胸が見えそうだ)」ゴクリ
杏「あらら、いい感じだね」
千枝「」ニギグイ
杏「いててて、千枝ちょっ」
杏「肩強く掴まないでー爪食い込んでるってー」グテー
千枝「あっ、ごめんなさい」アセアセ
未央「よしそれじゃあ次は遊園地いこっ」
モバP「おおう?でもこんな時間だぞ?」
未央「夜の観覧車乗りたいんだよねっ」
モバP「あーいいなそれっ、いこう」
ー遊園地ー
モバP「これかデカイなー」
未央「雑誌に載ってて、乗りたかったんだ」
未央「ほらいこっ」
杏「うわー!デカイ!明かりが綺麗!」
千枝「わーすごーい」
杏「これは乗ろう!」
千枝「はい!」
杏「兄貴が乗ってから時間ずらして乗ろうね」
千枝「わかりました」
ー観覧車内ー
未央「うわーすごいよほら」
モバP「綺麗だな」
モバP「上いったらもっと綺麗だぞ」
未央「そうだね」
しばらくの沈黙が続く
未央「ねっ、ねぇPさん」
モバP「ん?どうした?」
未央「隣座っていい?」
モバP「おう」
未央「」
モバP「」
モバP「あれ東京タワーじゃないか?」
未央「うんそうだね」
モバP「」
未央「」
モバP「なぁ、未央」
未央「ん?」
モバP「最近元気がないみたいだけど、なんかあったか?」
未央「(あちゃーばれちゃってたかっ)」
未央「うん、ちょっとね」
モバP「仕事の事だろ?」
未央「うん・・」
モバP「最近凛に2つも仕事が入った事気にしてるのか?」
未央「・・・」
モバP「そんなことなら気にする必要なんかないぞ!」
Pは未央の肩をつかみ自分に体を向かせる
モバP「気にすることなんてない・・」
未央「うん」///
杏「(わわわーこれはまずい)」チラッ
千枝「あー!ちょうど真上に来て見えません!」ペタリ
杏「(助かったー)」
千枝「んー!」グイペタリ
杏「ちょっと、ガラスに押し付けすぎて見せちゃいけない顔になってるよ」
千枝「だれもいませんから大丈夫です!」
杏「そう」
モバP「ごめん、強く握りすぎたな」
未央「ううん、大丈夫だよ」
未央「ねぇ、寄りかかっていい?」
モバP「うん」
未央「今日はありがとっ」
モバP「久しぶりに遊んで気分転換になったよ、こちらこそありがとう」
未央「これからもよろしくね」
モバP「ああ、どんどん売りだしていくからな!」アハハ
未央「うんっ!」
千枝「zzz」
杏「ほら千枝起きて、そろそろ終わりだよ」
千枝「んー、あれっ!」
千枝「寝ちゃってました!」
杏「ほら行くよ」
杏「もう帰るみたいだね」コソ
千枝「そうですね、もうこんな時間ですし」
未央「それじゃあ帰ろっか」
モバP「ああ!家まで送っていくよ」
杏「私達はここで降りて、先に家に戻っていよう」コソコソ
千枝「そうですね」
ー自宅ー
モバP「ただいまー」
千枝「おかえりなさい!」
杏「おかえり、遅かったね」ニヤ
モバP「ああ、すぐ飯作るからな」
千枝「大丈夫ですよ、お弁当買ってきてあるので」
杏「(私ノヘソクリ・・)」
モバP「まじかー助かる」
ワイワイガヤガヤ
モバP「(ふうなんとか、未央も元に戻ったみたいだし、よかった)」
モバP「(明日からもがんばろう)」グーグー
-----------------【12週目】--------------------
モバP「よし、今週はCMの打ち合わせと土曜日に撮影だな」
凛「おはようございます」
モバP「おつかれー」
凛「今日だね」
モバP「ああ、貸衣装借りといたからそれに着替えてくれ」
凛「うん!わかった」
モバP「(貸衣装といっても撮影用じゃなくて、もっとラフな感じのだがな)」
ーサクライ本社ー
モバP「お久しぶりです」
凛「お久しぶりです」
サクライ担当「お久しぶりです、それでは早速こちらに」
サクライ担当「それでは今回の、CMの簡単なコンセプトなんですが」
サクライ担当「じゃあAさん説明頼むよ」
サクライA「はいわかりました、今回は・・」
ガヤガヤ
モバP「(ふむ、女子高生から大学生向けのちょっと大人びた服のイメージか)」
凛「ふむ」
モバP「(凛も真剣に聞いているようだ)」
サクライA「っとこんなコンセプトで進めようと思っております」
サクライA「では、渋谷さんの採寸をしたいので、渋谷さんはこちらへ」
凛「わかりました」スタスタ
サクライ担当「Pさんどうですかね?」
モバP「すごくいいと思います。凛のイメージにもピッタリだ」
モバP「とくにこの服なんかデザインがすごくいいですね」ウムウム
サクライ担当「いやぁ、私もこのコンセプトと服を見た時ピンッときたんですよ」
サクライ担当「渋谷さんがベストなんじゃないかって」
モバP「ありがとうございます」
サクライ担当「それではこれで進めますね」
モバP「何点かいいですか?」
サクライ担当「はい?」
モバP「撮影の時、見学とか構わないですか?」
モバP「うちの他のアイドルにも見せてやりたいんですよ」
サクライ担当「そういうことであれば構いませんよ」
モバP「ありがとうございます」
モバP「それと、これ」
サクライ担当「ん?」
モバP「もうひとり新しく入りましたので」
モバP「まだ宣材写真は取ってませんが」
サクライ担当「そうですか、どれどれ」ピラッ
サクライ担当「おお!」
サクライ担当「かっこいい方ですね」
モバP「」
サクライ担当「あっ失礼」アセッ
モバP「わかってくれるんですね!」ガシッ
サクライ担当「おお!?」
モバP「どうですか、東郷をぜひ」
モバP「ビジネス系のCMで!」
サクライ担当「なるほど・・いいですね。考えておきますよ」
モバP「はいぜひ」
モバP「それと本田未央なんですが」
モバP「御社はスポーツブランドもやっておられますので」
モバP「どうですか?本田いいですよ!元気でかわいい!」
サクライ担当「ふむ、そっちもいいですねぇ」
モバP「本田は、化粧とかもイケルと思うんですね!」
モバP「ほら、あどけない少女が、初めてのお化粧・・!」
サクライ担当「」ゴクリ
モバP「すみません長々と・・」
サクライ担当「いえいえ、Pさんもがんばりますねぇ」
モバP「いえいえーそれほどでも」ハハ
サクライ担当「ハハ、それでは、今週宜しくお願いしますね、では」
サクライ担当「(本田さんか、スポーツと化粧品か・・そういや水着とかもいけそうだな)」
サクライ担当「(めっちゃ似合いそう)」
モバP「こちらこそ宜しくお願いたします」
モバP「(ふう、凛の所にいってみるか)」
モバP「」コソ
サクライA「渋谷さん細いねー」
凛「そうですかね」
サクライA「もっと食べないと駄目だよ」
サクライA「でも憧れるなぁ、このスタイル」ナデ
凛「ひゃっ、も・・もう」
サクライA「ごめんごめん」テヘ
サクライA「これでよしっと」
凛「ありがとうございました」
サクライA「じゃあ衣装は凛ちゃん用にバッチシ調整しとくからね!」
凛「楽しみにしてます」
凛「それでは」
サクライA「おつかれさまー」
モバP「おーい凛、こっちだ」
凛「Pさん」タタタ
モバP「どうだった?」
凛「あんなに細かく採寸するんだね、びっくりしちゃった」
モバP「そうだなぁ、勉強になる」
凛「そうだPさん、この後はもうレッスンだけだし、時間あるからご飯いかない?」
モバP「ん?いいぞ」
凛「やった」
凛「私行きたい所あるんだよね」
モバP「おっけー、じゃあいこう」
凛「ここ」
モバP「ここは!」
凛「そうパンケーキ屋さんだよ」
モバP「前未央と行ったってとこ?」
凛「うん、さっはいろ」ニギ
モバP「おおう」トテトテ
モバP「ほう内装がハワイぽい」
凛「うん、本店がハワイにあるんだよ」
凛「ほらなにがいい?」
モバP「んー定番のがいいかな」
凛「わかった、じゃあ私にまかせておいて」
”かしこまりましたー”
凛「ほらきたよ」
モバP「おお!でけえ!アメリカンな感じだなぁ」
凛「一人で一つだと食べきれないからパンケーキ一つとアイス頼んだんだ」
モバP「たしかにこれ一人はきついわ、やるな凛」
凛「もっと褒めていいんだよ」ドヤッ
モバP「ドヤ顔やめたほうがいいぞ」マジメ
凛「」ムゥ
モバP「あーふわふわで旨い、なんか自分で作るのと全然違うわ」
凛「そうだね」
ワイワイ
凛「そういえば日曜、未央とデートしたんだって?」ジトメ
モバP「グホッ」
モバP「なんで知ってるの?」
凛「昨日未央とレッスンだったんだけど、その時に聞いた」
凛「すごい嬉しそうに話してた」
モバP「デートというかなんというか、遊びに行っただけだぞ」
凛「ふーん、遊びに行っただけなんだ」
モバP「ああ・・」
凛「(あのペンダントの事は・・聞かないほうがいいね)」
モバP「もしよければ、今度凛にも付き合うぞ?」
凛「ほんと?」
モバP「ああ」
凛「わかった、じゃあ行きたい所考えておくね、忘れちゃだめだよ」
モバP「はい」モグモグ
日曜の凛のCM撮影は無事上手くいった。
モバP「凛おつかれさま」
凛「ふう」
桃華「おつかれさまです」
未央「しぶりん綺麗だったねっ!」
あい「そうだね」
モバP「みんなもだいたいの雰囲気は掴んでもらえたかな」
あい「ああ、大丈夫だ」
未央「でもスタッフさんすごい人数いたねー」
桃華「そうですね」
凛「うん、みんなに見られて恥ずかしかったよ」
モバP「何事も慣れだよ」
未央「Pさんも初めてだったくせにー!」
モバP「それを言わないでくれ;」
あい「ほらほら、未央くん、あまりPくんをいじめてはだめだよ」
未央「はい!」ビシッ
桃華「うふふ」
2週分、少ないですが、投稿します。
-----------------【13週目】--------------------
モバP「(ふう、梅雨早く過ぎねぇかなー)」ガタンゴトン ガタンゴトン
”ねーねー、昨日のCMみたー?”
”見た、見た!CMに出てる人綺麗だったよねー”
”でも、見たことない人だったよね?”
”そだねー”
”うちも昨日サクライのWEBサイト調べてみたけど名前書いてなかったなぁ”
”気になるねー”
ワイワイ
モバP「(おー、CMいい感じみたいだな)」
モバP「(けど、WEBサイトに名前書いてあったはずなんだけどなぁ)」
ーーーー
ーー
ー
モバP「おはようございますー」
ちひろ「おはようございます」
モバP「ちひろさん、CM見ました?」
ちひろ「見ましたよ!良かったですねぇ」
モバP「ええ、そうですね」
モバP「なんつっても、凛が綺麗だった!」
ちひろ「ふふ、そうですね」
ちひろ「あっ、そういえば、Pさん宛に荷物届いてましたよ」
モバP「え?なんでしょうかね」スタスタ
モバP「うわーでけえダンボールだなぁ」
ちひろ「引っ越しとかで使う、洋服入れるやつみたいですね」
モバP「開けてみましょうか」カッターカッター
シャー
モバP「こ・・これは」
ちひろ「うわーすごい」
モバP「洋服ですね、しかも10着近くありますね」
ちひろ「これ高いですよ・・生地が良いものですもの」
ちひろ「手紙が入ってますよ」
モバP「どれどれ」
”この前の撮影で使った衣装です。良ければ使ってください”
モバP「担当さんからだ・・」
ちひろ「これはすぐお礼を言ったほうがいいですね」
モバP「ちょっと電話してきますね」タタタ
ーーー
ーー
ー
凛「こんにちわ」
未央「こんちわー!」
モバP「おっきたな!」
モバP「ちょっと二人ともこっちに来てくれ」
凛「ん?」
未央「なになにー?」
モバP「ほれこれ」
未央「うわー!すごい!なにこれどうしたのっ」
凛「これってもしかして・・」
モバP「ああ、そうだこの前の衣装と他にもサクライ担当さんが送ってくれたんだ」
モバP「ほれ手紙」
”CGプロの皆さんへ、良ければ着てください”
凛「Pさんお礼はもう言ったの?」
モバP「ああしたよ」
モバP「みんなが着てくれれば宣伝にもなるからぜひにってさ」
未央「担当さんありがとうっ」ウルッ
凛「本当うれしいね」
未央「あれこれ、あいさんにすごい似合いそうな服だね」
凛「どれどれ・・あっ本当だね」
モバP「(全員に合いそうなの選んで入れてくれたんだ・・担当さんありがとうございます)」
その後、桃華とあいが加わり、事務所で小さなファッションショーが開催され、
Pはそのショーに夜まで付き合わされたのだった。
モバP「(あー長かった、帰ろ帰ろ)」
モバP「(しかし、あいさんもあんな風に笑うんだな・・)」
モバP「(その点においては今日はとても良い日だったな)」ルンルン
モバP「ふう、だいたいこんな所かな」
ちひろ「Pさんすこし休憩しませんか?」
モバP「はい、飲み物入れてきますね」
モバP「どうぞ」コトン
ちひろ「ありがとうございます」ゴクン
モバP「そういえばあいさんは日中どうしてるんですかね」
ちひろ「え?」
モバP「え?」
ちひろ「聞いてないんですか?」
モバP「?」
ちひろ「まだ仕事続けてますよ」
モバP「え?」
ちひろ「だから・・こっちの仕事が軌道に乗るまで、普通に仕事してます」
モバP「そうなんですか!?」
ちひろ「はい」
モバP「なんで言ってくれなかったんだー!」ガタッ
ちひろ「はぁ、そんなの知りませんよ」
モバP「それだからレッスンはいつも夜にしてくれって言って来てたのか」
モバP「はぁ」ボケー
ちひろ「いいからもう仕事しろっ」ペシッ
モバP「はいっ」カタタタタ
その週の土曜日 未央と凛のメイン番組収録
モバP「おつかれさまです」
メイク「おつかれさまです、どうしました?」
モバP「本日なんですが、持ち込みの衣装で収録しても構いませんか?」
メイク「え?まぁディレクターさんに最終的に確認しますけど、その前にその衣装見せてもらってもいいですか?」
モバP「はい、これなんですが・・」
メイク「(ふむ、いいデザイン、それに縫い目もすごく丁寧にしてある)」
メイク「(けど、タグがないわね・・ブランドはどこかしら)」
メイク「あのこれどこで作ってもらったんですか?」
モバP「貰ったんですよ」
メイク「詮索するようで悪いけど、どこから頂いんですか?」
モバP「サクライさんです」
メイク「まじ?」
モバP「まじです」
メイク「それにこんなデザイン見たことないわ、商品化する前のプロトタイプかしら」
モバP「いやぁ、さっぱりわかりませんよ」ハハハ
メイク「(こいつ呑気に笑いやがって)これいくらすると思います?」
モバP「えー高くて10万くらいじゃないんですか」ハハ
メイク「サクライさんのブランドでこの出来栄え・・○○万円以上するわよ」
モバP「」;;;;
メイク「説明してあげましょうか」
メイク「ほらこの生地、見て」
モバP「ん?ただの生地ですね」
メイク「(ムカ)これ高いのよ!わからないでしょうね!」
モバP「(そういえば、ちひろさんがチラッと言ってたな)」:::
メイク「それにほら、縫い目見て」
モバP「んーうちの母親もこんな感じで縫ってましたよ、上履き袋とかの」ハハ
メイク「はぁ、ここみて、縫い目だけでボリューム出してるのよ」
メイク「それにほらここ、形が硬いイメージにならいようにしつつも、強度を重視してすごく丁寧に縫ってある」
メイク「あそこのブランドは、ピンからキリまであるけど、これは裁縫師の人が一から縫ってるのよ」
モバP「へー、しかしメイクさん物知りですね」
メイク「当たり前よ!これが仕事なのだから、いろいろなブランドや流行を勉強してるもの!」
メイク「あなたもこの業界で働いているのなら、少しは頭の片隅に置いていてもいい知識よ!」
モバP「申し訳ございません!勉強になります」
メイク「はぁ、いいわ、衣装はこれ問題ないから、後は私からディレクターさんに話は通しておくわ」
メイク「(はー、しかし、どういう経緯でこんなすごいもの貰ったのかしら・・)」テクテク
モバP「おーい、未央凛ー!」
未央「おっ!Pさんきたよ!」
凛「どうだった?」
モバP「ああOkもらったよ、早速着替えて来てくれ、すぐ収録だから」
未央「やったー!今日着れなかったらどうしようかと思った!」
凛「わかった」ウフフ
凛「未央、いこう」
未央「おっけー」
その日の収録は、衣装の効果もあったのか、
普段見せない凛のはしゃぎ様が好評のうちに終わった。
凛がチラッとサクライの服だということを宣伝しているのを気づいた人はどれくらいいたのだろうか・・
-----------------【14週目】--------------------
あい「あれ?Pくんレッスン終わるの待っていてくれたのかい?」
モバP「ええ、ちょっと話があったので」
あい「どうしたんだい、そんな真剣な顔して」
モバP「あいさん、どうして言ってくれなかったんですか?」
あい「・・・(ああ。あのことか)」
あい「すまなかった、機会を見て言うつもりだったんだけどね」
モバP「いえ、私の気遣いが足りませんでした」
モバP「そうですよね、まだアイドルの仕事も録にないのに」
モバP「元の仕事辞めるなんて・・生活できませんもんね」
モバP「本来なら私が、そこまで気遣うべきだったのに・・」
あい「はは、君は優しいね」
あい「実はね、ちひろさんには、事務所の正社員にならないかって誘われていたんだ」
モバP「そうなんですか!?」
あい「ああ、もちろんアイドルの仕事が軌道に乗ったらそっちに重点を置いて頂いいてって前提だけどね」
あい「正直悩んだよ、けどね、私もこの年だからいろいろ分かってしまうんだよ」
あい「アイドルの毎月のレッスン費、それに、君やちひろさんや社長の給料もあるんだ」
あい「そこに私まで入ったら・・今の状態でなら潰れてしまう」
モバP「返す言葉もないです」ウウ
あい「でも大丈夫、私に任せてくれ」
あい「すぐにみんなを魅せられるようなアイドルになるさ」ポン
モバP「あいさん・・」キュン
あい「さぁ帰ろう、もうクタクタなんだ」
モバP「あっ、すみません、送ります」
あい「ありがとう」
このPは、あいとすこし打ち解けれた気した。
プルルルル
モバP「はい?CGプロです」
サクライ「あ、Pさんですか?」
モバP「担当さん!お世話様です」
モバP「でもどうして、固定電話の方に?」
サクライ「スマホの充電なくなっちゃったんだ」
モバP「ハハ、そうですか、それはそうと衣装本当にありがとうございました」
モバP「あの日、事務所でファッションショーして大変だったんですよ!」
サクライ「ははは、喜んで頂いたようで嬉しいよ、ショー見てみたかったなぁ」
サクライ「っとそれはそうと、仕事の話なんですが」
モバP「はい」
サクライ「今度ビジネスファッションのCMを作るんですよ」
モバP「おおっ!」
サクライ「東郷あいさんに直接合って話をしたいので日程を調整したいのですが」
モバP「はい、すぐに確認しますね」ペラペラ
モバP「来週の土曜の午前なら空いてます」
サクライ「わかりました。来週の土曜AMにお願いします。詳細はメールで送るので目通して置いてくださいね」
モバP「ありがとうございます」
サクライ「あっ、それと、この前の渋谷さんのCMすごい好評ですよ」
サクライ「社内の他部門の人たちからもあの子は誰なんだって質問攻めですよ」ハハ
サクライ「もちろん売上の方もね」コソッ
モバP「ハハハ、ありがとうございます」
サクライ「それじゃあ、また来週」
モバP「はい、ありがとうございました」
ツーツー
モバP「イエスッ!」
プルルル
モバP「はい、CGプロです」
モバP「はい、桃華にTV出演依頼?」
モバP「ええ、ありがとうございます」
モバP「わかりました。メールお待ちしております」
ツーツー
モバP「フゥ!よし!」
ちひろ「桃華ちゃんに仕事ですか?」
モバP「ええ、TV出演ですよ」
ちひろ「いきなりすごいですね」
モバP「ええ!色んな所に宣材送ってアピールしましたからね」
ちひろ「それにあいさんも」
モバP「ええ!」
ちひろ「でもサクライさんにはお世話になりっぱなしですねぇ」
モバP「頭も上がらないですよ」
ちひろ「気に入られたんですね」
モバP「いえいえ、みんなのおかげですよ」
ちひろ「ふふ、来週から忙しくなりそうですね」
モバP「はい、がんばるぞー」
ちひろ「その調子です」フフ
Pは、凛の名前が売れ始めているのを実感していた。
2週分ここまでです。
読み返してみると、脱字が多いですが、申し訳ないです。
>>406
このPは、あいとすこし打ち解けれた気した。
正 この日Pは、あいとすこし打ち解けれた様な気がした。
-----------------【14週目】--------------------
モバP「みんなお疲れ様」
モバP「疲れている所、集まってもらってありがとう」
あい「急にどうしたんだい?」
未央「うんうん」
桃華「大事な話があるってメールが来て驚きましたわ」
凛「嫌な話じゃないんだよね」
モバP「ああ、そうだ」
モバP「まず、あいさん」
あい「ああ」
モバP「あいさんには、サクライさんからCM出演依頼が来てます」
モバP「今週土曜AMに打ち合わせがありますのでお願いします」
あい「わかった」
モバP「次に桃華、桃華にはTV出演のオファーが来ている」
桃華「どのような?」
モバP「和服の着こなし講座の番組だ、ローカルだが中高年に人気の番組みたいだ」
桃華「和服ですか、それなら少々嗜んでおりますので」
モバP「おお、それは心強いな」
桃華「まかせてくださいまし」
モバP「次は凛だな」
凛「うん」
モバP「凛は、この前のCMがすごい好評みたいだ」
凛「うん、友達にもいろいろ聞かれちゃったよ」
モバP「よかったな、それとトレーナーさんと相談した結果、凛の曲を作ってもらう事にしたからな」
凛「ほんと!?」ガタ
モバP「実は大分前に曲をお願いしているんだ」
モバP「そろそろ出来上がるはずだから、レッスンがんばってな」
凛「わかったよ」
未央「」チラッ ソワソワ
モバP「そして最後、未央」
未央「はいっ」
モバP「未央は・・・」
未央「ゴクリ」
モバP「バラエティー番組の仕事が来ました!」
未央「おおっ!」
モバP「あともうひとつ、雑誌のモデル依頼だ」
未央「うひょー!」ガタ
モバP「高校生向けのファッション雑誌で、水着特集をするらしいんだ、その依頼だ」
凛「未央すごいね」
桃華「2つもすごいですわ!」
あい「ははは」
モバP「バラティーは事務所としても初めてだから、がんばっていこう」
未央「うん、よろしくねPさん」
モバP「というわけで、段々と仕事を貰えるようになってきた」
モバP「でもこれに甘んじずもっと頑張っていこう」
一同「はい!」
モバP「じゃあ解散かな?」
凛「かな?」
桃華「ですわね?」
あい「(あれ、解散の流れなのかい)」
未央「ちょちょちょっとまったー!」
未央「ここは、みんなで集まったんだから食事に行かなきゃだめでしょっ!」ガシッ
モバP「お?そうか、みんなはどうかな」
凛「そうだね、いこうよ」
桃華「行きたいです」
あい「いこうか(実は私もこの後みんなで食事に行くんだと思ってたなんて言えない、未央くんナイスだ)」
モバP「で、どこいく?」
未央「しぶりん検索よろしくーっ」
凛「え?・・わかった調べるよ」
桃華「凛さん、私も調べます」
凛「桃華ちゃんありがと」
モバP「(この展開前もあったような・・)」
ーーーー
ーー
ー
モバP「いやぁ、美味しかったなぁ」
桃華「エビチリ美味しかったですね」
モバP「ああ、桃華があんなに食べてたの初めてみたよ」ハハ
桃華「もっもう」//
モバP「ここらへん混んでるから手繋ごうか」
桃華「はい、お願いします」ニギ
未央「ねぇ、しぶりん」
凛「なに?」
未央「歌がんばってね」
凛「うん、ありがとう」ウフフ
凛「未央も水着着るから・・ダイエットしないとねっ」
未央「あー!そうだね!よーし走って事務所まで帰ろうっ」ダダッ
凛「あちょっと、今からじゃなくていいんじゃない!?」タタッ
モバP「おいこら、未央!凛!走ると危ないぞ!」
あい「ハハ、元気だね」
モバP「すみません、あいさん桃華をお願いします、俺止めてきます」
あい「わかった、気を付けて」
モバ「はい、こら未央ー!凛ー!」タタ
凛の口調に違和感があるのは俺だけ?
>>418
そうかな!?
書き駄目分投下
その週の土曜日
モバP「あいさんすみませんー」
あい「・・・おはよう、元気だな」
モバP「待ちました?」ハァハァ
あい「いや、私もさっき来た所で、ここで一息ついていた所だよ」
モバP「そうですか、よかった」
あい「まだ時間早いから、少し休んでいこう」
モバP「はい」
あい「これ飲んでくれ」
モバP「ありがとうございます!」ゴク
あい「ふう、今日は天気が良くて気持ちいね」
モバP「はい」ゴク
モバP「しかし、あいさんスーツ似合いますねぇ」
あい「そうかな?」
モバP「はい、バッチシですよ」
あい「ありがとう」フフッ
モバP「よし、行きましょうか!」
あい「そうだね」トテ
モバP「ご無沙汰しております」
サクライ担当「おっ、来ましたね」
サクライ担当「早速、打ち合わせしましょう」
モバP「はい」
モバP「こちらCGプロの東郷あいです」
あい「初めまして、宜しくお願いいたします」
サクライ担当「宜しくお願いいたします」
サクライ担当「それでは座ってください」
モバP「はい」
サクライ担当「それでは、手短にいきましょうか!」
サクライ担当「今日は休みだしね」ハハ
モバP「そうですね」ハハ
モバP「(そういや、一般的には今日は休みだったんだな)」
サクライ担当「本題ですが、東郷あいさんに女性向けのビジネススーツCMに出演して頂こうと思います」
モバP「いろんな分野の洋服をやっているんですねぇ」
あい「Pくん、それは事前に調べて置くべき事だよ」
モバP「すみません、あいさん」
サクライ担当「ハハ、もう社内では、東郷さんに出演して頂く事で決まっておりますが、どうですか?Pさん」
モバP「光栄です。ぜひお願い致します」
サクライ担当「よかった。それじゃあこれ、だいたいのイメージなので見てもらえますかね」
モバP「はい」
モバP「おお、かっこいい・・」
サクライ担当「そうなんですよ、今回のテーマは"働くカッコイイ女性"なんです」
サクライ担当「なので、パンツスタイルが多くなっています」
あい「ふむ・・、どれも良いね」
モバP「これなんかかっこいい」
サクライ担当「それですか!イチオシのやつですね」
ワイワイガヤガヤ
サクライ担当「よし、ということで、今日採寸してもよろしいでしょうか?」
モバP「今日ですか!?」
モバP「えーと、あいさんいいですか?」
あい「大丈夫だよ」
サクライ担当「ありがとうございます!」
サクライ担当「それじゃあいきましょう」
モバP「はい!」スタ
あい「・・・」
サクライ担当「こちらの部屋です」
モバP「はい!」ガチャ
あい「待ちたまえ」ガシッ
モバP「どうしたんですか?」
あい「・・・P君は入らなくていいだろう?」
モバP「そうなんですか?」
あい「・・・当たり前だろう、それじゃあ行ってくるよ」フウ
”それじゃあ図りますねー”
あい「(あれはわざと・・・だと信じたい)」
モバP「(チェッ!流れで一緒に入って・・!採寸してる所見ようと思ったのに!)」
サクライ担当「(Pさんの考えてる事がなんとなくだけど分かってしまった・・)」チラッ
”採寸終わりましたー”
サクライ担当「おつかれさまです」
あい「ふう、随分と細かく図るんだね」
モバP「凛も同じ事言ってましたよ」
あい「そうか」
”あいさん、今度お茶いきましょうね!それではー”
あい「ああ、ぜひ行こう」
モバP「仲良くなったんですね」
あい「美味しいケーキ屋さんがあるって、誘われたんだ」
モバP「そうでなんですか」
サクライ担当「今日はここまでとなります」
モバP+あい「ありがとうございました」
モバP「次回の衣装合わせ楽しみにしてます!あっ、そうだ!今度飲みにいきましょうね!」
サクライ担当「ぜひ!」
ーーー
ーー
ー
モバP「ふう、結構いい時間になっちゃいましたね」
あい「そうだね」
モバP「疲れてませんか?なんならタクシー呼びますよ」
あい「いや、いいよ、歩いて帰りたい気分なんだ」
あい「それより、お腹空かないか?」
モバP「はい、正直ペコペコです」
あい「お店は任せてもらっていいかな?」
モバP「あいさんの行きつけですね!行きましょう!」
あい「たまに行く所だよ、さぁいこう」トテトテ
チャリン
マスター「いらっしゃいませ、こちらへどうぞ」
モバP「」ソワソワ
あい「ほら、P君ここに」ポンポン
モバP「はい」
あい「どうしたんだい?落ち着きがないよ」
モバP「あいさん、こんなオシャレな店初めてなんですよ」コソコソ
あい「・・・ふふ、そうなのかい」
マスター「いつものでいいかい?」
あい「はい、2つお願いします」
シャカシャカ
マスター「どうぞ」
モバP「これは・・カクテル」
あい「ああ、ここのカクテルおいしいんだ」ゴク
モバP「本当だ、すごく飲みやすい・・おいしい」ゴクゴク
あい「ここは昼間喫茶店で、夜はバーをしているんだよ」
モバP「そう言われると、内装が喫茶店ぽいですね」
あい「ふふ」
マスター「あいさん、1曲お願いできないかな?」
あい「・・・わかりました、P君にも見せておいたほうがいいだろうからね」
モバP「ん?」
マスター「はい、サックス」
モバP「あいさん、サックス吹けるんですか!?」
あい「まぁ、見ていてくれ」
~~~♪
モバP「(すごい)」ゴクゴク
マスター「あいさんにはファンもいるんだよ」コソ
モバP「そうなんですか?」コソ
マスター「ほらそこに座ってる人とかね」コソ
モバP「なるほど、それで・・」
モバP「(すごいなぁ、これはいい・・仕事でもいけそうだ)」
あい「ふう」
あい「どうだったかな?」
モバP「すごかったです、聞き入っちゃいましたよ」
あい「ふふ、ありがとう」
マスター「あいさんありがとう、これ」
あい「マスターありがとう」ゴク
ーーー
ーー
ー
モバP「いやぁ、あそこ良かったですねぇ!」
あい「気にいってくれてよかったよ」
モバP「またいきましょうね」
あい「ああ」
モバP「凛とか連れてきたら喜びそうだなぁ!」
あい「」ムッ
あい「」スタスタ
モバP「あっちょっと!」
あい「じゃあ・・・・私はこれで帰るよ、また」スタスタ
モバP「あ・・お疲れ様ですーまた来週!」
モバP「さーてっ、帰るか!」
プルルルル
モバP「ん、こんな時間に誰だ」
友人「おおう!Pか?久しぶり」
モバP「うおっ、久しぶり!」
友人「つっても半年ぶりくらいだけどな!」ハハ
友人「今どこにいるんだ?」
モバP「○○だよ」
友人「よしわかった、これから飲むぞ」
モバP「・・・おっけい」
モバP「(明日は久しぶりに杏と千枝と遊びたかったんだけどなぁ)」
モバP「(まぁ飲み過ぎなければいいか)」
友人「じゃあ、店はメールで送るから、すぐこいよ」
モバP「わかった」スタスタ
ーーーーー
ーー
ー
いらっしゃいませー
友人「こっちこっちー」
モバP「おう、ごめんちょっと遅くなったわ」
友人「もう始めてるぜ」
モバP「すみませんー生くださいー」
はいー
モバP「いやぁーしかし、この店久しぶりだなぁ」
友人「そうだな、おばちゃんも元気でよかったわ」
モバP「ハハハ、大丈夫だろ」
おばちゃん「あら久しぶり、最近来なかったから心配してたのよ、はいビール」
モバP「お久しぶりです」
おばちゃん「ゆっくりしていってね。それと私はまだまだ元気よ」
モバP「聞こえてたか」
友人「地獄耳だからな」
アハハ
友人「そういや杏ちゃん元気か?」
モバP「ああ元気だよ、千枝も」
友人「おおう、・・千枝ちゃんもだな」
友人「(いかんいかん・・)」
友人「仕事のほうはどうだ?」
モバP「ああ、なんとかやってるよ」モグモグ
モバP「おまえはどうなんだ?」
友人「忙しくやってるよ、ほれ見てみろ、スーツだぞ」
友人「お前もスーツだけどな」
モバP「アハハハ」
友人「親父さんたちは帰ってきたのか?」
モバP「いや、まだまだ帰ってこないみたいだ」ペロリ
友人「そうかー、出張長いなー」
友人「お前も、すごいわ、家事もやって仕事もして」
モバP「んー大分やってるからなぁ、慣れたよ」ペロ
友人「おい、そのタレペロリ舐める癖なおした方がいいぞw」
モバP「すまん、無意識にやってた」
友人「子供の頃からだからなぁ、治すの難しいよな」
モバP「ああ、気を付けてるんだけどな、おまえの前だと気が緩んじゃうんだよ」
友人「アハハ、まぁ俺の前ではいいけど、気をつけろよ」
モバP「ああ、ありがとう」
友人「そういや、髪の事でなんか言われたか?」
モバP「いや?職場とか取引先の人に言ってるけど、すんなり理解してくれたよ?」
友人「そうか、特に高校の時、教育指導の先生に散々注意されたもんなw」
モバP「ああ、懐かしいなw」
モバP「まぁ俺は髪色そんなに明るくないけど、杏は明るいからな」
友人「そうだな」
モバP「学校の先生に説明するの大変だったよ」
友人「ハハッ、ご苦労さん」
友人「そういや、中学の時○○っていたよな?」
モバP「ああいたな」
友人「結婚するらしいぜ」
モバP「まじかー!」
友人「いい人いないのか?」
モバP「おれか?俺はいいよ」
友人「おいおいw」
友人「芸能界にはきれいな子たくさんいるだろー」ゴクゴク
友人「どんどんいけよぉー」グテー
モバP「おばちゃん!」
はーい、もう帰るの?
モバP「うん」
友人「すまん、ちょっと酔っちまったわ」
またきてね
友人「また飲もうな!」
モバP「ああ、いつもでも誘ってくれ!」
ーーーー
ーー
ー
モバP「ただいまー」
千枝「おかえりなさいー!」タタタタ
モバP「おっ?千枝まだ起きてたのか?」
千枝「明日どこ行くか決めていなかったので・・」
モバP「そうだったな!」
杏「ちょっと、酒くさいよー?」グテー
千枝「そうですか?甘い香りがして好きですよ」
モバP「ありがとうな千枝、しかし杏珍しいな」
杏「千枝が眠らせてくれなかったんだよ」
モバP「ハハハ」
3人は深夜を過ぎてもどこに行くか相談していた。
>>434
訂正
ーーーー
ーー
ー
モバP「ただいまー」
千枝「おかえりなさいー!」タタタタ
モバP「おっ?千枝まだ起きてたのか?」
千枝「明日どこ行くか決めていなかったので・・」
モバP「そうだったな!」
杏「ちょっと、酒くさいよー?」グテー
千枝「そうですか?甘い香りがして好きですよ」
モバP「ありがとうな千枝、しかし杏珍しいな」
杏「千枝が眠らせてくれなかったんだよ」
モバP「ハハハ」
3人は夜遅くまでどこに行くか相談していた。
次の朝
ピンポーン ピンポーン
ピンポンピンポン
モバP「ハッ!誰だ・・・」スタスタ
モバP「はーい、・・・今出ます」
ガチャ
薫「おっはよーう!」
モバP「薫ちゃんか・・おはよう、どうした?」
薫「今日ね、千枝ちゃんと遊びに来たの!」
モバP「あれ、そうなんだ」
薫「うん、昨日ね、千枝おねえちゃんがお兄ちゃんとあそびにいくっていってたから・・」
薫「かおるもいっしょに遊びたいっていったら、いいよって」
モバP「そっか(そういうことね)」
モバP「まだ早いから入って待っててくれ」
薫「うん!わかった!」
モバP「薫ちゃん、朝飯食べた?」
薫「まだだよ!」
モバP「それじゃあなんか作るよ」
薫「だいじょうぶ!作ってきたから!」
モバP「そうなんだ?」
薫「うん」ゴソゴソ
モバP「おにぎりかー!」
薫「そうだよ!お兄ちゃんのぶんもあるから、はい」
モバP「まじかー嬉しいな」
モバP「あっ、おにぎりといえば・・」
モバP「ちょっと待ってて」
薫「うん!」
モバP「おまたせ」コトン
薫「わー!」
モバP「味噌汁厚焼き卵ソーセージ!」
薫「すごーい!!」
モバP「では、いただきます」
薫「いただきまー!」
モバP「」モグモグ
薫「」チラッ
モバP「うまい!」
薫「えへへー、よかったー!」モグモグ
薫「ソーセージおいしいな!」
モバP「だろ?」
薫「うん!」
モバP「しかし、二人とも起きてこないなー」
モバP「昨日遅くまで起きてたからなぁ・・」モグモグ
ピンポーン
モバP「この流れ・・」
モバP「はーい」
卯月「おはようございますっ!」
モバP「おはよう、卯月さん」
モバP「中に入って」
卯月「えっ、はい、お邪魔します!」
モバP「杏に誘われたんだ?」
卯月「はい!それに相談もあったので」
モバP「相談?まあいいや、朝飯食べた?」
卯月「いえ、食べてないです・・」
モバP「それじゃあこれ食べて」
モバP「薫ちゃんいいよね?」
薫「いいよ!」
卯月「美味しそう、薫ちゃんが作ったの?」
薫「そうだよー」モグモグ
杏「んー騒がしいね」
モバP「おう、おはよう」
卯月「おはよう!杏ちゃん」
薫「おはようー」
杏「おはよう、あれ卯月と薫ちゃん早いねぇ」
モバP「お前なー、卯月さん誘ったなら言えよな!」
杏「あー、そうだったねぇ」グテー
モバP「それで・・飯はどうする?」
杏「あんまりお腹減ってないからいいよ」
杏「それに飴があるからね」コロコロ ピッ
モバP「・・・、こいつ」
千枝「おはようございます」
モバP「おはよう、飯食べるか?」
千枝「はい、頂きます」
薫「千枝おねえちゃん、このおにぎりね、かおるがつくったんだよ」
千枝「上手にできていますね!」
千枝「おいしい」モグ
薫「おにいちゃんも、おいしいって!」
千枝「良かったね、薫ちゃん」フフ
モバP「卯月さんと薫ちゃんは知らんと思うが」
モバP「今日は映画館行くからな」
卯月「そうなんですか!」
薫「わーいっ」
卯月「でも、お金そんなに持ってきてませんよっ」
薫「かおるもおさいふわすれちゃった!」
モバP「心配するな、まかせておけ、金はある」
モバP「(出費がかさむなぁ・・)」
卯月「そんなの悪いです」
杏「大丈夫、心配ないよ」
モバP「ふう」
千枝「そろそろ行かないと間に合いませんよ」
モバP「おしそれじゃあ行こうか」
薫「おー!」
ーーー
ーー
ー
映画館
モバP「着いた・・」
千枝「わー!」
薫「わー!!!」
杏「あー、人多すぎる・・」
卯月「杏ちゃん大丈夫?」
モバP「なんつーか最近の映画観ってすごいのな」
モバP「ショッピングモール内にあるし、しかもデカイ」
杏「ぷぷ、時代遅れだねぇ」
モバP「じゃあ、チケット買ってくるから」
モバP「みんなは、飲み物とか買ってきてくれ」
モバP「卯月さん、お金これ使ってくれ」
卯月「あ、ありがとうございます!」
モバP「卯月さん・・頼んだ」
卯月「はい!」
杏「よし!ポップコーン買おう!」タタタ
薫「かおるもポップコーンたべたーい!」タタタ
千枝「私はパンフレットほしいです」タタタ
卯月「ああちょっと!みんなお金持ってないですよね!?」
卯月「(こういうことだったんですね・・私がんばります!)」タタタッ
ーー
ー
モバP「おまたせー」
卯月「おかえりなさい」グテー
杏「キャラメル味おいしー」モグモグ
薫「おいしいねー!」
千枝「」ペラペラ
モバP「卯月さんおつかれ」
卯月「い・・いえ」
モバP「じゃあみんな中に入るぞ~」
モバP「席は端から5人分なー」
杏「真ん中のほう座ろう」
卯月「私も!」
モバP「じゃあ俺端っこー」
薫「かおるおにいちゃんのとなりー」
千枝「(出遅れましたね・・)」
モバP「みんな携帯の電源切ってなー」
プー
モバP「(始まった)」
ーーーー
ーー
ー
モバP「(ふう、子供向けと言ってもなかなかいい映画だったな)」
モバP「(うちの事務所も、将来的には映画出演もさせたいな)」
杏「なかなかよかったね」
卯月「そうだね、ちょっと感動しちゃった」
薫「おもしろかったねー」
千枝「そうですね」
モバP「よし帰ろうかー」
一同「はーい」
薫「ばいばいーまた遊ぼうねー」
モバP「気を付けてなー」
千枝「またねー」
モバP「卯月さんは・・どうする?送ろうか?」
卯月「いえ、一度杏ちゃん家まで戻ります」
卯月「お兄さんに相談があるので・・」
モバP「ああ、朝言ってた、わかった」
杏「(あの件かな)」チラッ
自宅
モバP「ふう、到着」
杏「千枝ー、さっきのパンフレット一緒に見ようよ」
千枝「えっ、わかりました」
杏「じゃあ向こういこ」
千枝「はい」トテトテ
モバP「んで、卯月さん相談とはなにかな?」
卯月「はい、私アイドルになりたいんです!」
モバP「急にどうして?」
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーー
ー
モバP「わかった」
モバP「でも本当にうちでいいのかな?」
卯月「はい!」
モバP「よし!じゃあ来週暇な日事務所に来てね」
モバP「それと一度親御さんと話をさせてくれないかな?」
卯月「はいわかりました、お願いしますっ」
モバP「それじゃあ、家まで送っていくよ」
卯月「はい、ありがとうございます」
ーー
ー
ーー
ー
モバP「ただいまー」
杏「うづきんどうだった?」
モバP「杏しってたのか?」
杏「うん、相談は受けたよ」
モバP「そうか、うちでやることになりそうだよ」
杏「そっか、よかった」
モバP「まさか、杏もアイドルやりたいとか言い出さないよな?」
杏「えっ・・ないよ」アハハ
モバP「そうだよな」アハハ
千枝「」チラッ
ちょっとだけ書き込みます。
-----【15週目】ーーーーー
モバP「おはようございます」
ちひろ「おはようございます、Pさん」
モバP「ちひろさん昨日メールした件なんですが・・」
ちひろ「ああ、ちょっと詳しく教えてくださいね」
モバP「はい」
カクカクシカジカ
ちひろ「わかりました」
ちひろ「会って軽く面接しましょうか」
モバP「わかりました、卯月さんに聞いてみますね」
ちひろ「お願いします」
ーーーー
ーー
ー
ちひろ「ふむ・・いいんじゃないですか?」
モバP「そうですか!じゃあ話進めちゃいますね」
ちひろ「はい、島村さんはもう帰ってもらうように伝えてください」
モバP「了解です。」
卯月「Pさん・・どうでした?」
モバP「OKもらったよ、今日は帰ってもらってかまわないから」
卯月「よかったです!」
モバP「(しかし、苗字が島村だったなんて・・ずっと卯月だと思ってた)」
卯月「それじゃあ、お母さんに暇な日聞いておきますね!」
モバP「ああ、頼むよ、決まったらメールくれ」
卯月「はい!それじゃあまた!」
モバP「おつかれ」
モバP「さてメールの確認するか」カチャカチャ
モバP「もう、あいさんの衣装できたのか」
モバP「今週金曜・・よし」
モバP「そういや、ゲロゲロキッチンの収録来週だったな」
モバP「メールで内容聞いておくか」
モバP「それと未央は、雑誌の衣装合わせが今週の・・金曜!?」
モバP「しまった!どうしよ、時間も被っちゃったな」
モバP「(未央は・・一人じゃあまずいよなぁ)」
モバP「(となるとあいさんに一人で言ってもらうかなー)」ハァ
あい「やぁ」ポン
モバP「うわ!」
あい「フフフ」
モバP「ちょっと、驚かさないでくださいよ!」
あい「ごめんごめん、フフ、随分真剣にやっていたからね」
ちひろ「()」カタカタ
ちひろ「あら、あいさんおつかれさまです」
あい「ちひろさんおつかれさま」
モバP「そうそう、あいさん今週の金曜の夜、衣装合わせ一人で行ってもらっていいですか?」
あい「ん?構わないが・・Pくんは来てくれないのかい?」
モバP「ええ、未央の衣装合わせと被っちゃって・・」
あい「・・そうことか、わかった、今回は未央くんに譲るよ」
モバP「ありがとうございます」
あい「なにか資料があったら刷っておいてくれないかい」
モバP「わかりました」
-金曜-
未央「おつかれさまですー!」
モバP「おう来たか」
未央「あつい~、とけちゃうよー」グテー
モバP「おおう、向こう冷房ガンガンだから向こうで休んどいてくれ」
モバP「アイスもあるから、ホレ」
未央「ありがとう!あっこれ限定のやつじゃん!」
未央「よし早速食べよう!」
モバP「1時間後に出発だからなー!」
未央「おっけー!」
モバP「」カチャカチャ
ちひろ「Pさんそろそろ準備したほうがいいんじゃないですか?」
モバP「あれ、もうそんな時間ですか!」
モバP「ちょっと未央呼んできますね」
モバP「それとこれ、あいさんが来たら渡してください」
ちひろ「わかりました」
モバP「おーい未央、そろそろ出るぞー」
未央「」zzz
モバP「あら、なんて気持ちよさそうに寝てるんだ・・」
モバP「おい、いくぞ」ユサユサ
未央「ん・・・んん」
未央「ハッ!しまった!」
モバP「おいおい・・、ヨダレ付いてるぞ、ほれ」
未央「ん、ありがとっ」
モバP「そろそろタクシー来るから、準備してくれ」
未央「はーい」タタタ
ーーー
ーー
ー
未央「うひょー!デカイ建物だねー!」
モバP「そうだなぁー」
モバP「よし、いくか・・」
未央「よし!」
モバP「お世話になっております、CGプロです」
担当「ああ、CGプロさん」
モバP「メールではいつもありがとうございます」
担当「いえいえ、早速向こうの部屋で衣装合わせお願いしますねー」タタタ
モバP「(うわーすっげえ忙しそー)」
モバP「(しかもこのフロアすごい人いるなぁ、みんな衣装合わせかな)」
未央「Pさん、向こうみたいよ?」
モバP「おおう、行こうか」
未央「んー、人が集まってる所にきてみたんだけど・・」
モバP「おいおい・・」
衣装担当「CGプロの本田さんいますかー!?」
モバP「お、未央、呼んでるぞ」
未央「んー、おっ!?」ピョコッ
未央「人が多すぎて前がー!」
モバP「こっちだ」グイ
未央「ふう、ありがとっ!」
モバP「ほれ、行って来い」
未央「はいはーい」タタ
モバP「(周りを見てみると女の子ばっかりだ)」
モバP「(みんな一人で着てるのかなぁ)」アセアセ
モバP「(端っこで待っていよう)」トテ
30分後
未央「おまたせー!終わったよー!」
モバP「は、、、早いな!?」
未央「うん!すごい速さだったよ!?」
未央「なんかね、メジャーでクイクイササッって!」
モバP「もうちょっとわかりやすく・・」
未央「それとね、水着も試着したよ」
未央「あと知り合いも出来たよ!!」
モバP「お・・おおう。(んー、付いて行けばよかったな・・)」
モバP「んで、その知り合いはどこにいるんだ?」
未央「帰っちゃった」
モバP「あ、そうですか(ちょっと話を聞いてみたかったんだけどなぁ)」
未央「でね、その人すごい可愛くて、沖縄の人ぽかったよ?」
未央「なんくるないさ~って」フフフ
モバP「そうか、よかったな」
未央「それとこれ」
モバP「ん?」
モバP「撮影日の日取りか」
モバP「ありがとう、見ておくよ」
未央「ふうーなんか疲れちゃった!」
モバP「ああ、俺もだ、帰ろう」トテトテ
未央「そだねー、ゆっくり寝たいよ」トテトテ
未央「あっ!でもお腹も空いたなぁ」
モバP「おいおい・・おっけー、帰りどっか寄っていこうか」
未央「やったー!」
モバP「(まぁ、なんとなく感じが掴めてよかったわ・・)」グテー
書き溜め分少ないですが書き込みます。
-土曜-
カタカタ
モバP「」
ちひろ「(あれ、Pさんもう着てるのかしら)」ガチャ
ちひろ「おはようございますー」
モバP「おはようございます」
ちひろ「早いですね」
モバP「ええ、やっておきたい事があったので」
ちひろ「なるほど、よいしょっと」
ちひろ「」モグモグ
ちひろ「」チラッ
モバP「」カタカタ
ちひろ「Pさん、コーヒー飲みます?」
モバP「ん?」
ちひろ「缶のですけど、どうぞ」
モバP「ありがとうございます」
モバP「いやぁ、ちひろさん優しいなー」
ちひろ「パンもどうぞ」///
モバP「えっ、いいんですか!」
ちひろ「お腹一杯なので!」
モバP「そうですか、頂きます」
ちひろ「(おいしいランチでも連れて行ってもらおっ)」ニヤリ
モバP「なかなかおいしい」モグモグ
あい「おはよう」
モバP「おはようございます」
ちひろ「おはようございますー」
モバP「あいさん昨日はどうでしたか?」
あい「ああ、特になにもなく進んだよ」
モバP「そうですか」
未央・凛・桃華「おはようございますー」
モバP「おう」
モバP「そういや、お前らそろそろ夏休みだろ」
未央「そうだねぇ、楽しみだなぁ!」
凛「早めに宿題終わらせよう」
桃華「楽しみですの」
モバP「うし、みんな集合!」
あい、未央、凛、桃華「?」
モバP「夏休みみんなで旅行するから」
あい「・・・ほう」
未央「旅行だー!」
凛「海?山?」
桃華「私は海がいいです」
ワイワイガヤガヤ
ちひろ「ウフフ」
モバP「ちなみにまだ宿は取ってない」
あい「おいおい、今から宿取れるのかい?」
凛「...」ジト
モバP「大丈夫なんとかなるさ」
モバP「それでなんだが、どこに行きたい?」
桃華「海がいいです!」
未央「海だね!」
凛「どこでもいいかな」
あい「P君にまかせるよ」
モバP「わかりました、海にしましょう」
モバP「あとはみんなこの表にスケジュール書いてくれ」
モバP「なるべく夏休みは取れるようするから休みたい所は書き込んでな」
一同「はーい」
モバP「それと、旅行はあいさんのスケジュールに合わせるからさ」
モバP「あいさんお願いしますね」
あい「わかったよ」
モバP「じゃあ解散!今日はみんなおのおの、仕事、レッスンがんばってくれ」
モバP「未央・凛、今日は俺付いて行かないからなー!粗相のないよう」
未央「おっけー!」
凛「うんわかった」
モバP「(それと領収書・・まぁ凛がいるから大丈夫か)」
モバP「(よし、スケジュールと宿やるか)」
-------------【16週目】-------------------
ゲロゲロキッチン収録当日
モバP「よし、凛いくぞ」ゴクリ
凛「・・・・うん」
凛「(なんかPさん緊張してるね・・・)」
モバP・凛「おはようございます」
スタッフ一同「おはようございます」
モバP「よし、控室にいこう」
凛「わかった」
スタスタ
-CGプロ 渋谷凛様-
モバP「おー、一人部屋か」
凛「すごいね」
モバP「駆け出しの俺らにもちゃんとしてくれるんだな」
凛「Pさん、高そうなお弁当あるよ!」
モバP「うお!これは!有名店のだぞ(めずらしく凛が興奮してる)」
モバP「・・・ふう、いかん落ち着こう」
凛「そうだね・・・」
モバP「挨拶周りいこうか」
凛「うん」
モバP「最初どうするか、俺が紹介したほうがいいか?」
凛「うーん、私一人でいいよ、後ろから着いてきてくれれば」
モバP「おっけー、わかった」
モバP「じゃあ最初は、765さんの所にいこうか」
凛「うん」
-765P楽屋前-
トントン
「どうぞ」
凛「初めまして、CGプロの渋谷凛と申します」
凛「本日は宜しくお願い致します」
「ご丁寧にありがとうございます」
貴音「私、四条貴音と申します、こちらこそ宜しくお願いいたします」
凛「(なんて綺麗な人・・)」ポー
貴音「もし、どうなされたのですか?」
凛「あっ、髪すごく綺麗ですね」
貴音「ふふ、ありがとうございます、あなたの髪もすごく綺麗ですよ」ニコ
凛「」カー
モバP「おいおい、助けにいくか」
モバP「初めまして、渋谷の担当のPです」
モバP「本日は宜しくお願いいたします」チラ
貴音「ええ、こちらこそ」
モバP「なんか凛、恥ずかしがっちゃって、すみません」アセアセ
モバP「ほら凛いくぞ!失礼します」
凛「あっ、うん、失礼します」
貴音「(ふふ、面白い方達ですね・・)」
モバP「凛大丈夫か?」
凛「吸い込まれそうだった・・」
モバP「ああ、やばいなあれ」
モバP「さっ・・さぁ次だ!次」
凛「う・・うん!」
トントン
「どうぞー!」
凛「初めまして、CGプロの渋谷凛と申します」
凛「本日は宜しくお願い致します」
「はいさい!自分、我那覇響だぞ!」
凛「(ちっちゃい・・かわいい)」ニヤ
響「凛?どうしたんだ?」
凛「すみません、TVではいつも拝見しております」
響「ありがとう!」
響「そういえばこの前、未央に合ったぞ!」
凛「未央にですか?」
響「とてもいい子だったさー!」
モバP「(ああ、沖縄の子って、我那覇さんだったのか・・)」
響「そうそう、凛これ食べるか?」
凛「さんだぁーあんだぎー?」
響「手作りだぞ!(本当は”さーたーあんだぎー”なんだけど、まぁいいぞ・・)」
凛「わぁ、ありがとうございます」
ワイワイガヤガヤ ハムゾウ ソッチハ ダメダゾー
モバP「(遅いなぁー)」
ガチャ
響「今度遊びにいくからなー!」ハハ
凛「はい!また」
モバP「遅かったな」
凛「うん、さんだぁーあんだぎーごちそうになった」
モバP「そうか、よかったな」
凛「それと今度、事務所に遊びに来るってさ」
モバP「ええ?」
凛「未央と遊びたいんだって」
モバP「そうか、事務所なら人目につかないからな・・」
モバP「さて、どんどんいこうか」
凛「そうだね」
本番前
モバP「ふう、リハーサルも済んだな」
凛「ふう」
モバP「凛大丈夫か?」
凛「うんちょっと疲れちゃったかな」
モバP「本番まで少し時間あるから休んでおいてくれ」
凛「うんわかった」スタスタ
モバP「始まる前に呼びにいくからなー」
765P「おーい、モバPさん」スタスタ
モバP「あ!お久しぶりです」
765P「ああ、リハはどうだった?」
モバP「ええ、なんとか」ハハ
765P「渋谷さん緊張してたみたいだから、フォローを忘れずにな」
モバP「はい!」
765P「まぁなるようになるさ」ハハハ
モバP「はい、ありがとうございます」
765P「それじゃあまた」
765P「おっと、それと今度うちの我那覇がそっちにお邪魔するみたいなんだが・・」
765P「その・・よろしくたのむ、なにか持たせるから」
モバP「あっ、いえこちらこそ、お待ちしてます」
765P「じゃあ」スタスタ
765P「響、貴音、俺は、もう雪歩の現場いくからよろしくな」
モバP「(現場にはいつも来てるみたいだなぁ、忙しいはずなのにすごい・・)」
そろそろ本番始まりますー準備お願いしますー
モバP「凛を呼んでこよう」タタタ
-控え室-
モバP「凛ー?そろそろ本番だぞー」
凛「ん・・・うん・・」
モバP「おいおい、もしかして緊張してるのか?w」
凛「・・・・ちょっとしてるかな」
モバP「(凛のこんな所初めてみたぞ・・)」
モバP「(ふう)」スタスタ
モバP「凛なら大丈夫だ」ガシッ
凛「急にどうしたの?」ポカーン
モバP「凛っていつもはすましてるけど、時折見せる笑顔が最高だ」
凛「え?あっありがとう」
モバP「それに四条さんいたろ?」
凛「うん」
モバP「俺は凛の方が綺麗だと思ってる」
凛「・・・」
モバP「それとな、今日のゲロゲロキッチンを見てる人はみんな765プロ目当てだ」
モバP「まだまだ無名の凛なんか見ていない」
モバP「けどな、凛なら・・・」
凛「もういいよ、十分分かった」
凛「ありがとう、Pさん」
モバP「あっ?おっおう・・(ちょ最後いいところだったのに・・)」
凛「じゃあ行ってくるね」
モバP「おう、その前に全身チェックしていってな」
凛「うん、それじゃあ」
モバP「ああ(がんばれ凛)」グッ
-収録中-
モバP「あー、あえて収録は見ないと決めたが気になるー」スタスタ
モバP「くそー上手くやってるかなぁー」アー
モバP「料理の方は大丈夫だとして・・・」
モバP「凛の持ち味がが出せればなー、一発なんだけどなぁー!」スタスタ
モバP「そう、いつも笑わない奴がさ、1回だけ見せる笑顔」
モバP「そうだよ、いつも5段階の笑顔を出してるやつより、10段階の笑顔1回の方がみんなの心を打つんだよ!」バン
スタッフ「(うわなんかここの中の人、叫んでるよ・・怖い怖い)」スタタタ
モバP「ふう、暑い、コーヒーを飲んで落ち着こう」
モバP「(もっとがんばって、サポートしてやらないといけないな)」ゴクゴク
モバP「(けど、サポートと言っても、なにからなにまでやってあげていいのか?)」
モバP「(いや、ダメだよなぁ、なにか言われて、指示されたから"やる"ってのは違うと思う)」
モバP「(だって、このアイドル業だってやらされてるんじゃないんだろ?自分で決めたんだろ?)」
モバP「(レッスンだってそうだろう、今は~のレッスン~時間とか決めてるが)」
モバP「(それは俺が決めたからその時間内、内容でやってるだけだ)」
モバP「(彼女ら個人はそれでいいのだろうか?正しいと思っているのだろうか?不満はないのか?)」
モバP「(それと今回、凛は本番前のモチベーションは良くなかった)」
モバP「(今日は俺だったが、他にだれも彼女のモチベーションを上げれる人がいなかった場合はどうなる?)」
モバP「(結局は自分で、エンジンを入れられないといけないんだ)」
モバP「(まぁけど、ある程度ぼんやりとした方向性は示してあげないとだめなのかなー)」
モバP「(考えろ)」グッ
モバP「(んー)」
モバP「(・・・)」
1時間後
モバP「」zzz
凛「ただいまー」ガチャ
凛「あら寝ちゃってる」
凛「・・・そっとしておこう」
凛「(今のうちにシャワー浴びてこようっと)」
モバP「ハッ!」バサ
凛「起きた?」
モバP「あれ凛?もう終わったのか?」アセアセ
凛「うん終わったよ」
モバP「起こしてくれればよかったのに・・すまんな」
凛「ううん、じゃあ帰ろっか」フフ
モバP「おう?(どことなく機嫌がいいかな?)」
モバP「最後にスタッフさんに挨拶周りしてこないと」
凛「ん?私がやってきたから大丈夫だよ」
モバP「まじで!凛すげぇ」ナデナデ
凛「もっと褒めてもいいんだよ」ドヤ
モバP「よし帰りなんか食べて帰ろう!」
凛「いやいいよ」
モバP「なんでそんなこというの?」
凛「Pさん覚えてる?今度どこか連れて行ってくれるっていうの」
モバP「ああもちろん」
凛「それじゃあ8月10日開けておいてね」
モバP「おっけー、でもそれと今日の夕飯断る理由にはならないだろう?」
凛「お金溜めておいてってことだよ」
モバP「わかった!溜めておくわ!」
凛「(・・・・冗談だったのにな)」
-日曜 自宅-
千枝「おはようございます」
モバP「おう千枝、早いな」
千枝「お仕事ですか?」
モバP「ん?ああなんでもないよ」ハハハ パタ
モバP「(旅行の宿探してるとか言ったら来るって言いそうだしな、特に杏は)」
モバP「(んーでも連れていければなぁ、家に残していくのも不安だし)」
千枝「そうですか(なにか調べ物?海に近い宿?)」チラ
千枝「(なにか隠してそうです)」チラ
杏「(おはよー)」
モバP「おう、おはよう、今飯作るから待っててくれ」
-----------------------------------------------------------------------------------
ここまでです。
少しですが、書き込みます。
-----------【17週目】---------------------------
自宅
モバP「ふう疲れた」トコ
モバP「おっとそろそろ放送時間だな」ポチ
ーゲロゲロキッチン始まるよ!ー
モバP「始まったぞ・・」
-----
---
--
モバP「凛が旗取り必死になってる ハハハ」
千枝「何見てるんですか?」トテトテ
モバP「ん、ゲロゲロキッチン」
千枝「あれ今日でしたっけ!?」
モバP「おう」
千枝「」トコ
千枝「今日の食材はなんでしょうねぇー」
モバP「なんだろうなー」
モバP「あそうそう、この黒髪の子、うちの事務所の子なんだぞ」
千枝「へぇそうなんですかぁ、とても綺麗な方ですね」
モバP「だろ、おっ?」
モバP「いいぞ!がんばれ!」
千枝「鶏肉と羊肉ですか・・」
モバP「よし!鶏肉ゲットした」
千枝「羊肉は調理が難しいですからね、鶏肉で良かったです」
モバP「ああそうだな」
モバP「やっぱり凛は唐揚げ作るんだろうなー」
モバP「うお?チキン竜田にするのかー」
モバP「ハハハ」
モバP「」ポチ
モバP「面白かった」
千枝「面白かったです」
千枝「よし、歯磨て寝ますね」トコ
モバP「おう、お休みー暑いから涼しくして寝てなー」
千枝「はい、お休みなさい」
モバP「(っと、凛にメールしておくかな)」
モバP「”ゲロゲロキッチン見ました。とても面白かったです”」ポチ
ーーー
ーー
ー
ピロリン!
凛「ん?」ポチ
凛「Pさんからだ、珍しい」
”ゲロゲロキッチン見ました。とても面白かったです”
凛「ふふ」ポチポチ
凛「”今度はちゃんと収録見ててね。お休み”」ポチ
ーーー
ーー
ー
モバP「はは・・”次は必ず、お休み”」ポチ
モバP「(さて寝よう)」
次の日
モバP「よしあとは、桃華のTVと未央の雑誌撮影とあいさんのCM撮影か」
モバP「準備しとこう」
未央「こんにちわー!」
モバP「お?早いな、学校はどうした?」
未央「え?今日試験だったから午前中で終わりだった」
モバP「そうか、もう夏休みだもんなぁ」
未央「そういえば、旅行先決まった?」
モバP「ああ、ばっちし・・」
未央「どこどこー!?」
モバP「ああ、みんな来たら話すよ」
未央「ぶー!」
その日の夕方
モバP「みんな忙しい所、すまない」
凛「旅行の話だね」
モバP「ああ、そうだ」
モバP「旅のしおりを作成したから配るぞ」
未央「どこかなー!?」
桃華「」ワクワク
卯月「ふふ」
モバP「はい、みんなもらったか」
未央「もらいましたー!」
凛「2泊3日!?」
凛「お金は大丈夫ないの?」
モバP「ああ問題ない」
卯月「良さそうな旅館ですね!」
桃華「温泉もあるって書いてありますね」
ワイワイガヤガヤ
モバP「で、一つ重要な事を話さなきゃならない」
モバP「この旅行は営業も兼ねている」
未央「うそー!」
モバP「どうせ地方に行くならその方が良いだろうって判断だ」
モバP「ちょうど、その期間、その浜辺でイベントがあるんだ」
凛「どんなイベント?」
モバP「ああ、とある飲料メーカーが海の家をやっているらしいんだ」
モバP「そこで店員をやってもらう」
凛「なんとなくわかった」
モバP「察しが良くて助かる」
モバP「ギャラが出ないが、宿は向こうの提供だ」
モバP「正直今回の営業は、そのメーカーに媚を売る形だ」
卯月「海の家楽しそうですね」
未央「海の家のラーメン食べたい!」
桃華「海の家ですから、服装は水着ですの?」
モバP「いや、水着は断らせてもらった」
未央「えー!どうして?」
モバP「ああ、グラビア方面の人たちは水着で接客してるみたいだが」
モバP「お前たちはそうじゃないだろ?」
凛「そうだね」
モバP「それに桃華もいるしな、そんなことはさせられん」
桃華「そこまで気を使って頂かなくても」
モバP「いやだめだ!」
モバP「(実際に水着で人前に出るのと、雑誌やTVを通しての水着ってのは意味が違うからな)」
モバP「(それに早い段階からそういうことをすると、色物と勘違いされるかもしれないしな)」
モバP「よし、こんな所だ、他に質問はあるか?」
未央「はいはい!自由時間はあるんですか?」
モバP「ああ、大丈夫だ。実際接客してもらうのは、2日目の午後だけだからな」
未央「はいはい!おやつはなん円までいいですか!?」
モバP「500円」
桃華「ふふふ」
凛「・・バナナはおやつに入ります」クス
卯月「500円・・意外と買えるんですよね」
未央「なに買っていこうかなー!」
卯月「そういえば最近って、個人でやってる駄菓子屋さんってみないですよね」
凛「そうだね。チェーン店が増えてるしね」
未央「小さい頃、よく駄菓子屋さん行ったなぁー!」
桃華「○○のお菓子屋さんなら知ってますの」
凛「あそこはいろんな所にあるよね」
未央「桃華ちゃん、あそこは違うんだよねぇ」
未央「おじちゃん、おばちゃんが個人でやってる所がいいんだよ!」
卯月「紐が付いてる飴とか、きなこ棒とか懐かしいですねぇ」
凛「そうそう、ああいう所のって、小分けされてないのが多いんだよね」
モバP「懐かしいな。恐竜の卵アイスとか、小さいカップ麺とか良く食べたわ、あと10円ゲームとかな」
未央「なんか、駄菓子屋さん行きたくなっちゃったね!」
卯月「そうですね」
桃華「行ってみたいですの!」
モバP「んー、もうないだろうなぁ」
凛「ちょっと調べてみるね」
モバP「おう、いいけどレッスンには遅れるなよ」
ワイワイガヤガヤ
モバP「ちひろさんというわけなので」
ちひろ「分かりました、でも旅のしおり作ってたんですね」
モバP「ええ、なんか作らないと不安じゃないですか?」
ちひろ「そうですか?」
モバP「そうですよ、電車の時間とか、いろいろ」
ちひろ「ふふ」
モバP「それじゃあ私はレッスン見てきますので、宜しくお願いします」
ちひろ「はい」
プルルル
ちひろ「はい、CGプロダクションです」
「いつもお世話になってます」
ちひろ「お世話になっております(誰かしら)」
「お兄ちゃん・・いえ、モバPの・・」
ちひろ「ああ、妹さん」
ーーー
ーー
ー
ちひろ「ふふ、それじゃあ2人追加しておかないとね」カチカチ
ーーー
ーー
ー
未央の雑誌撮影の前日
モバP「おーい未央」
未央「んー?」
モバP「明日の雑誌撮影の件なんだが、何時頃事務所来る?」
未央「ああ、雑誌撮影ね、響さんと一緒だから、一緒に行く事にしたんだ!」
モバP「ええ?そうなのか?」
未央「うん、その話したら一緒に行こうって」
モバP「んー」
未央「話聞いたら結構一人で来る人多いって言ってたよ?」
モバP「(どうしようかなぁ、んー)」
未央「Pさん大丈夫だよ」
モバP「・・・分かった。未央頼むな」ポン
未央「えへへ、任せておきなさい!」
モバP「挨拶とかしっかりな、それとタクシー乗るだろうから領収書宜しくな」
未央「大丈夫大丈夫!」
モバP「(765Pさんに電話しておくか)}
プルルル
モバP「お世話になっております、モバPです」
765P「おう、どうした?」
モバP「明日の雑誌撮影の件で、うちの未央が我那覇さんと一緒に行くと言ってるのですが」
765P「聞いてるぞ」
モバP「そうですか、すみません、ご迷惑をお掛けしないようにしますので」
765P「こっちから誘ったみたいだしな、気にしないでくれ」
765P「それに俺が行き帰り送って行くから、帰りはそっちの事務所まで送っていくよ」
モバP「ありがとうございます!宜しくお願いします!」
765P「はは、それじゃあまた」
モバP「はい、失礼します」
モバP「未央ー」
未央「はーい」
モバP「明日、765Pさんが送っててくれるらしいから、失礼のないようにな」
未央「うん」
モバP「それに、現場で我那覇さんがどんな風に立ちまわってるかよく見ておくように!」
未央「はい、わかりました!」
未央「それじゃあレッスン行くね!」タタタ
モバP「がんばってな」
ガチャ
あい「おつかれさま」
モバP「あいさん!」
あい「ふっ、どうしたんだい」
モバP「これ旅のしおりです」
あい「・・ああ、頂くよ」
あい「しおりね、懐かしい」
モバP「前に確認したと思うんですが、その期間大丈夫ですよね」
あい「ああ、ちょうど夏季休暇だしね」
モバP「よかったです」
モバP「それと明日、CM撮影なんですが」
あい「明日は来れるのだろう?」
モバP「はい、もともと未央の方は午後で、あいさんは午前だったので」
モバP「ですが、未央の方が付き添いがなくなりました」
あい「それじゃあ、明日の昼ご飯はどこかに行こうか」
モバP「いいですね!」
あい「ふふ、じゃあ良さそうな所探してくれないかい」
モバP「分かりました」
あい「それじゃあレッスンに行ってくるよ」
モバP「よし、後は桃華のTV撮影か。他にもスケジュール確認しておこう」カタカタ
-----
---
--
-
以上です。
駄菓子屋に行った一日を書きます。(*キャラ崩壊してるかも)
あいのCM撮影を控えた前日から日を跨ぎ、その週の日曜
ーーー
ーー
モバP「」カタカタ
モバP「」カタカタターンッ
モバP「遅えなぁ!」
モバP「あいつらがどうしてもっていうから来たのにさ!」
モバP「仕事が捗って仕方ねえ」カタカタカタ
それは土曜日の営業帰りの事だった。
未央「Pさん明日みんなで駄菓子屋さん行くから」
モバP「そうか、気を付けてな」
未央「Pさんも参加だよ!」
モバP「遠慮しておきます」
凛「・・・きてね」
桃華「Pさんがいらっしゃらないと・・」
未央「ほらほら~」グイグイ
モバP「・・・」
未央「それにあいさんも来るってよ?」
モバP「おっけーおっけー!!行くよ!」
モバP「家でゴロゴロしたかったのになー!」
モバP「(正直、凛と桃華にあんな顔されたらな・・それにあいさんも来るし)」
未央「じゃあ明日10時に事務所集合~!」
凛「わかった」
桃華「ふふ、駄菓子屋さん~」
現在に至る
モバP「後悔してる」
モバP「確実に」
ガチャ
あい「おはよう」
モバP「あっ、あいさんおはようございます」
モバP「お休みなのに、あいつらに付きあわせてしまってすみませんね」
あい「ん?私から行きたいって言ったんだよ」
モバP「えっ?」
あい「駄菓子屋さんなんていつ以来だろう。楽しみだよ」フフフ
モバP「アハハ・・」
モバP「(まじかぁ)」
モバP「(いつ見ても、あいさんの服のセンスはいいな。嫌にゴテゴテしてないし)」
モバP「(いや、あいさんが着るから良く見えるのか?)」
モバP「あいさん、私服っていつもどこで買ってるんですか?」
あい「特にここってのはないよ?」
あい「でも急にどうしたんだい」
モバP「いえ、素直にセンスいいなって思っただけです」
あい「ありがとう、君に言われると嬉しいよ」
モバP「」テレッ
ジーーー
モバP「!?」
モバP「おい、居るなら入ってこいよ!」
未央「あっ、おはようございますー」
凛「ちょうど今来たんだ」
桃華「ですの」
モバP「うそつけ」
モバP「まぁ、いいや、早く行こうぜ」
凛「うん、じゃあ行こうか」
未央「よっし!」
ーーー
ーー
ー
駄菓子屋
未央「そう、ここだよ!桃華ちゃんほら!」
桃華「風格がありますね・・・」
あい「・・フフ、来てしまったね」
凛「」
モバP「うわーまだ残ってたんだなぁ」
モバP「じゃあお先ですー」
未央「ちょっと!一番乗り!」
桃華「遅れてはいけませんの!」
凛「」トテトテ
あい「なにを買おうかな」トテトテ
おばあちゃん「いらっしゃい」
モバP「こんにちわ」
ワーワーガヤガヤ
それぞれが狭い店中を探索している。
モバP「とりあえず、杏と千枝にお土産買っていこう」
店内には大の大人が思わず声を出してはしゃいでしまいそうな、
懐かしい駄菓子がそこ狭しとならんでいる。
モバP「なつかしー」
モバP「このゼリー冷やして食うと旨いんだよなー」
モバP「よしとりあえず、紐あめ引くか」
モバP「おばあちゃん、これ5回」
おばあちゃん「あいよ」
モバP「よーしどれが当たりかなぁ」
いわゆる"糸引き飴"は、紐の先に大小異なる飴がついていて、糸を引いて動いた飴を
もらえるシステムだ。
モバP「」クイ
おばちゃん「はい、ひとつめー」
モバP「小さいのかぁ!」
モバP「狙いは水色のデカイのだ」
モバP「」クイ
おばちゃん「ふたつめー」
--
-
モバP「結局、大きいのひとつしか取れなかったか」
モバP「でも面白かった」
モバP「おっと、さっさと買っていかないと時間が掛かるぞ」
桃華「これもですわ、あっこっちも」
モバP「・・・」
桃華「これはかわいらしいので買いですね」
モバP「桃華、買いすぎじゃないか?」
桃華「そうですか?それにお母様からも頼まれていますので」ガサー
モバP「そうなのか」
桃華「はい、駄菓子屋さんに行くことを伝えたら、最初は一緒にと言われてたのですが・・」
モバP「ハハハ、まじか!」
桃華「ええ、今回は諦めてもらいましたの」
モバP「まぁ場所は分かったしいつでも来れるしね」
桃華「はい!」
モバP「ほう、チョコカステラに、チビプリン、ヨーグル」
モバP「なかなかいいチョイスだな」
桃華「ふふふ、ありがとうございます」
未央と凛は二人で、どっちが美味しいか言い争っていたので、関わらない事にした。
モバP「ふう、あれは関わっちゃいけない」トテトテ
あい「ん~」
あい「これも捨てがたいな」
モバP「あいさんどうしたんですか?」
あい「ああ、Pくん」
あい「いや、どっちを買おうかと・・」
モバP「ああ、ならこっちの長方形のゼリーのがいいですよ」
あい「・・うむ」
モバP「こっちなら、凍らせても美味しいので」
あい「そうだね、こっちにしよう」
モバP「でも、両方買ってもいいんじゃないですか?」
あい「いや、ダメなんだ、予算的に」
モバP「えっ?」
あい「今日は500円しか持ってきていない」
あい「正確にいうと、財布の中にお金はあるが、ここで使える金額は500円なんだ」
モバP「そうなんですか」
あい「限られた、金額内で自分のベストな駄菓子をチョイスする時間て楽しくないかい?」
モバP「まぁ、確かに・・」
あい「なんて楽しいんだ!フフフ」
モバP「じゃあ外で待ってますので」
あい「ああ、すぐ行くよ」
Pは外に設置されている、コーラケースの上に腰掛ける。
モバP「今日は天気もいいし、気持ちがいい」
モバP「ちょっとつまむかな」ガサガサ
モバP「量的にこれくらいは食ってもいいだろう」
Pは、きなこ棒と、ビー玉サイズのチョコを取り出す
モバP「うはー、懐かしなぁー」モグモグ
モバP「そうそうこの味」
モバP「しまった、飲み物買っておけば良かったな」
モバP「それにこのチョコ、名前はわからないが、旨いんだよなぁ」モグモグ
モバP「ちょっと物足りない、もうちょっと食べよう」
ーーー
ーー
ー
未央「Pさん買い終わったよー!」
凛「結構買ったね」
桃華「」ドサー
あい「ちょっと疲れたな」
モバP「・・・しまった」
未央「んー?どしたのー?」
凛「うわっ、Pさんそんなに食べちゃったの?」
モバP「ああ、やっちまった」
あい「まぁ、仕方ないね」
桃華「ちょっと、ここで食べていきませんか?」
未央「そうだね!もう我慢出来ない!」
凛「どれ食べようかな」
あい「よしこれにしよう」
モバP「ちょっと買い直してくるわ」
モバP「食べててくれ」
未央「んーわかったー」モグモグ
ガヤガヤ シブリンチョットチョウダイー ダメ!
凛「楽しかったね」
未央「そうだねー!またみんなで来ようね!」
桃華「ですね、旅行前にもう一度きましょう」
モバP「ああ、そうだな」
あい「有意義な一日だったよ」
モバP「(最初はあんま乗り気じゃなかったが、たしかに有意義な一日だったな)」
モバP「(今度は杏と千枝も連れてきたいな)」
ー自宅ー
モバP「ただいまー」
千枝「おかえりなさい!」タタタ
千枝「お仕事お疲れ様です」
モバP「あ、いや、今日は仕事じゃなかったんだ」
千枝「えっ?」
モバP「事務所のみんなと駄菓子屋に行ってたんだ」
タタタタタ
杏「ちょっとまったー!」
モバP「うわ!杏どした?」
杏「駄菓子屋?なにそれ聞いてないよ!」
千枝「」
杏「ずるいぞー!自分だけ!」
杏「あー!駄菓子屋行きたかった!」
千枝「そうですね、私も行きたかったです」ジトー
モバP「あっああ、今度、行こうな(そこまで行きたかったのか・・)」
モバP「今日はお土産で我慢してくれ」ホレ
杏「むう、仕方ない、これで手を打とう」
千枝「なにが入ってるんですか?」
杏「あっちで広げよう!」タタタ
千枝「はいっ!」トテトテ
アーアメダゾー!コレハナンデショウカ!
モバP「ふう、飯の用意するか」
モバP「あ!杏、飯すぐだからすぐ食べるなよー!?」
杏「ん」モグモグ
千枝「あっ」モグモグ
モバP「わかった、ちょっと飯少なめにするわ」
モバP「まぁこんな一日も悪くないかな)」タッタッタ
ーーーー
ーー
ー
以上です。
ご無沙汰です。ちょっと書きます。
---あいの撮影日---
モバP「あいさん、準備はいいですか?」
あい「ああ、大丈夫だ」
モバP「外でタクシー待たせてるので行きましょう」
~とある公園~
モバP「うわ、もう準備してますよ、急ぎましょう」
あい「そうだね」
カメラーソッチジャナイゾー ショウメイーコッチダー ワイワイ
モバP「」
サクライ担当「おーいPさんー!」
モバP「あ!担当さん」
サクライ担当「ポカーンとしてどうしたんですか?」
モバP「いやぁ、CM撮影ってこんなに大掛かりなんですね」
サクライ担当「まぁ、いつもよりは多いですかね」ハハハ
サクライ担当「それに、今回うちがメインで売り出したい商品ですからね!」
モバP「はい!」
サクライ担当「東郷さん今日は宜しくお願いしますね」
あい「はい、こちらこそ宜しくお願いいたします」
サクライ担当「それじゃあ控室作っといたのでそちらに」
モバP「ありがとうございます」
~ビニールテント~
モバP「ここですね」
あい「暑そうだ」
モバP「よいしょっと・・ん?」
モバP「涼しいですよ!」
あい「なんだって?」スタスタ
あい「本当だ・・」
モバP「扇風機が3台回ってるみたいですね」
あい「快適だ、素晴らしい・・」
モバP「あいさん、撮影まで時間あるので、なにか食べますか?」
あい「いや、辞めておくよ」
モバP「そうですか、お腹へったので、食べちゃいますね」
あい「ふふ、あまり食べ過ぎてはだめだぞ」
あい「(採寸の時、お腹になにも入れてない状態だったなんて言えないな)」
モバP「」モグモグ
モバP「(このパンおいしい)」モグモグ
あい「」ピラ
あい「(ふむ、3パターンか、忙しくなるな)」ピラ
「CGプロ 東郷さんそろそろ準備お願いしますー」
モバP「はい!」
あい「じゃあ行ってくるよ」
モバP「後ろで見てますから頑張ってください」
あい「ああ」スタスタ
Pが外にでると、ギャラリーがたくさん集まってきていた。
モバP「(公園だしな、そりゃギャラリー集まるか)」
「そろそろ撮影始めますー」
あいが出てくると周りがざわつく
モバP「(ちょっと緊張してる様子だったけど、うん、大丈夫そうだ)」
サクライ担当「いやぁーイメージ通りばっちしですね、似合ってる」
モバP「はい!」
「衣装チェンジしますー」
撮影に係る人達が忙しく次の準備にとりかかっている。
サクライ担当「そういえば、この前CGプロの社長が挨拶に来て頂いて」
モバP「え?社長がですか?」
サクライ担当「ええ、今後ともCGプロを宜しくお願いいたします、ってね、とても紳士な方でしたよ」
サクライ担当「それにPさんの事も」
モバP「そうですか・・(最近事務所に見ないと思ってたら・・)」
モバP「担当さん、今後とも宜しくお願いいたします」
サクライ担当「はい、今後共末永いお付き合いをしましょう」
モバP「ありがとうございます」ペコ
「以上で終了ですーありがとうございましたー」
モバP「あれ!終わっちゃいました!?」
サクライ担当「あれ!全然見てなかったよ」ハハハ
モバP「(あいさん怒られるかなー)」
サクライ担当「じゃあPさんまた!CM楽しみにしててくださいね」
モバP「はい!」
Pは重い足取りでテントに戻る。
モバP「あいさんお疲れ様です」
あい「ふう、疲れたよ」
モバP「もう着替えたんですか!?」
あい「ああ、君は楽しく雑談してたみたいだね?」
モバP「ちょっと担当さんと・・・」
あい「ふふ、じゃあお昼に行こうか」
モバP「は、はい!奢りますので!」アセアセ
あい「奢ってくれるのかい?じゃあ高そうな所にしようかな?」
モバP「アハハ・・」
結局、おしゃれなカフェでお昼を取ったのだが、お会計は割り勘にしてもらえた。
モバP「あいさん、奢るって言ったじゃないですかー」
あい「ふふ、君のお財布事情もきびしいだろう?」
モバP「うっ・・1回くらいなら大丈夫ですよ!?」
あい「大切なのは誰と食べるかなんだ」
モバP「」
あい「さぁ帰ろうか」
モバP「はい・・」
~事務所~
ちひろ「おかえりなさいー」
あい「ちひろさんおつかれさまです」
モバP「」トコトコ
ちひろ「あれPさんなにかありました?」
モバP「え?なんもないですよ、撮影も良かったですし」
ちひろ「(なにかいつもと違うような・・あいさんに聞いてみようかしら)」
ちひろ「あいさん」コソコソ
あい「ん?どうしたんだい」
コソコソ
ちひろ「(そういう事ねぇ、まぁ色々あるし自分で立ち直ってもらうとしましょうか)」
未央「ただいまー!」
ちひろ「おかえりなさい」
モバP「ああ、未央かおつかれ」
未央「ん?ちひろさんPさんなにかあったの?」
ちひろ「まぁ色々とね・・」
モバP「未央、撮影どうだったか聞かせてくれるか?」
未央「うん、おっけー」
未央「えっとねー、5パターン取ったよ!」
モバP「ほう、なんか露出が高いのは着なかったか?」
未央「うーん、なかったと思う」
モバP「そうか、これはちょっと写真見させてもらうとして、っと」
モバP「現場のよく見てきたか?」
未央「うん、挨拶もしたし、響さんの撮影の時は見学させてもらっちゃった!」
未央「すごかったよー」
モバP「そうか、偉いぞ」
未央「エヘヘ」
モバP「この件はここまでかな」
未央「はーい、ちょっと飲み物買ってこよっと!」
モバP「あっ、ちょっともう一点いいかな?」
未央「ん?どうしたの?」
モバP「例えばデートとか一緒に食べに行く時とかって、相手に奢ってもらいたいか?」
未央「なになに!?またデートしてくれるの!?」
”ただいま”
モバP「いや、例えばな(また?)」
モバP「で、どうだ?」
未央「んー、別に半々で言いと思うなー」
未央「そうすれば2回デートできるじゃん!」
モバP「ん、たしかに!」
未央「2000円のお昼だったらー、一人1000円ずつでしょー!」
未央「それに高い店とかじゃなくてもいいんだよ、一緒に居る時間が多いほうがいいし、絶対!」
モバP「そうだな・・ありがとう未央」
「(・・なに話してるだろう、デートとかチラッと聞こえたけど)」コソ
「(いけない、レッスンの時間だ、行かないと)」スタスタ
未央「うん!じゃあデートに誘ってね!」
モバP「え?誘わないぞ!」
未央「ぶーいいじゃんかー!」
ワイワイガヤガヤ
モバP「よしやるか!」カタカタ
ちひろ「(どうやら、持ち直したみたいね)」フフ
あい「そろそろ帰らせて頂くよ」
モバP「あ、あいさん!」
あい「どうしたんだい?」
モバP「昼間はすみませんでした!色々と」
あい「まだ気にしてたのかい?」ハハハ
モバP「ええ」
あい「別にいいんだ、担当さんとの雑談だって営業なんだから」
あい「お昼の件も分かってもらえたようだしね」
あい「でも撮影は見てて貰いたかったかな」
モバP「はい!」
あい「じゃあ、また明日」
モバP「お疲れ様です」
ちひろ「お疲れ様ですー」
ーそして桃華の撮影日ー
~TV局~
桃華「暑かったですの」
モバP「ああ、ごめんな、建物間違えて」
桃華「いえ、気になさらないでください」
モバP「っと悪いが、そろそろ始まるから着替えようか」
桃華「わかりました」
モバP「じゃあメイクさん呼んでくる」
桃華「はい」
「それじゃあ、メイクと着付けをしますので、外で・・」
モバP「はい、お願いします」
それから30分
モバP「(結構時間掛かるなぁ)」
モバP「(着付け+メイクだからか・・)」
「おまたせしましたー終わりましたよ」
モバP「はーい」ガチャ
モバP「うお!?桃華似合うなー」
モバP「綺麗だ」
桃華「ありがとうございます、フフ」
モバP「(いやぁ、本当似合うなあ、お人形のようだ・・)」
モバP「よしスタジオ行こうか」
桃華「はい!」
「撮影入ります」
3!
2!
1!
パッ
「こんちわー、今週はゲストがいらっしゃっています」
「櫻井桃華ちゃんです!」
ワーパチパチ
モバP「よし入りはいいぞ」
撮影は進んでいく
モバP「(なんか専門用語か、難しい事聞かれてる様だが・・)」
モバP「(なんなく受け答えできてるぞ・・)」
「あら~すごいわね~、この子~」
アハハハ
モバP「(うむ、あの人業界ではズバズバ物を言う人だって聞くけどいいじゃないか)」
「そう?じゃあレギュラーになっちゃいなさいよ」
「え?事務所に確認を取る?」
「あそこに居るみたいだけど、ちょっと大丈夫でしょ?」
モバP「(俺!?話し掛けられてるぞ・・)」
モバP「(レギュラー?ほしいに決まってる)」
Pは○のジェスチャーを向ける
「ほらおっけーだって」
「TV局は大丈夫よ~」ハハハ
終始笑いの絶えない撮影で終わりを迎えた
「以上ですー」
モバP「(うむ、よかった!しかしこの番組こういう感じなんだな)」
桃華「Pちゃま~」トテトテ
モバP「おう、お疲れ様」
桃華「私ちゃんとできていましたか・・?」
モバP「すっごい良かったぞ!」
モバP「それにすごいな、緊張しなかったのか?」
桃華「ええ、あの方が和ませてくれましたので」ウフフ
モバP「そうか(Pちゃまって聞こえたがまぁいいか)」ナデナデ
「CGプロさんーちょっとお話がー」
モバP「すまん、桃華行ってくる」
桃華「わかりました、楽屋に戻っていますの」
モバP「すぐいく」
桃華のレギュラーはその場の冗談ではなく、
ディレクター他、さっきの司会にも気に入られたようで、ぜひとの事だった。
28~8月1日
-------------------------18週目-----------------------------
ーーーとんで日曜日ーーー
ピンポーン
モバP「はーい、いま出ます~」
「あ・・おはよう、お兄・・ちゃん」
モバP「ん・・」
「久し・・ぶりだね・・・」
とりあえずここまでです。また明日書き込みますzzz
昨日の続きからちょっとづつ書いていきます。
モバP「小梅か!?」
モバP「まじかー!大きくなったな!」ワシャワシャ
小梅「わわわ・・・かみが・・」エヘヘ
モバP「外暑かっただろ?ささっ、中入れ」
小梅「うん、ありがとう」
小梅「おば・・久しぶり・・」ボソ
モバP「どうした?」
小梅「なんでも・・ない」
モバP「そういや、小梅この家に来るの初めてだったな」
小梅「・・・うん」ポフッ
モバP「しかし急にどうしたんだ?」
小梅「・・・あれ」
モバP「ん?」
小梅「お母さんから・・話・・聞いてない?」
モバP「全然」ポカーン
小梅「うう・・お母さん」
モバP「ああ、あばさんの事だからなぁ!」
モバP「ちょい電話掛けてくるわ、飲み物冷蔵庫にあるからな」
小梅「うん・・・」スタスタ
小梅「このコップ懐かしい・・」
モバP「おばさん?久しぶり」
モバP「小梅来たんだけど」
モバP「伝え忘れてた?」
モバP「ああもう分かったよ、しばらくうちで面倒みるから」
モバP「はい、はいはいー」
モバP「ん?そっちに?行かないよ。仕事あるし」
モバP「杏は行くっていうかもしれないけどな、千枝も」
モバP「ああ、伝えておくよ」
モバP「小梅おまたせ」
小梅「ふふっ・・おいしい」
モバP「・・・」
モバP「(トマトジュート飲みながらニヤけてる)」
小梅「・・杏ちゃんと、千枝ちゃんは・・?」
モバP「買い物行ってるんだ」
小梅「そうなんだ」
モバP「折角の夏休みだし、どこか行くか?」
小梅「ううん・・・いいもの、持ってきた」
モバP「(あ、これまずいパターンだ)」
モバP「あーしまった!夕食の買い出し行かなきゃ!」アハハハ
小梅「・・冷蔵庫にたくさんあった」
モバP「・・・」
モバP「」
小梅「」ガサゴソ
モバP「ゴクリ」
小梅「映画・・みよ?」ニコ
モバP「ソウダネミヨウカ」
モバP「うんまぁ、映画見るなら食べ物取ってくるわ」
小梅「うん、準備しておくね・・・」
モバP「お待たせー」
モバP「なんで、電気消すのー?」
小梅「雰囲気作り・・・です」
小梅「早くみよ・・」ポンポン
モバP「おう」
小梅「」ポチッ
トムガ-! ジェニー!モウミステルンダ!テオクレダ!
キャーーー!ガオーーー!
モバP「(あれ以外と怖くないぞ・・?)」
モバP「(ふふ俺も大人になって耐性が付いたか)」
モバP「(もうちょいでラストぽいな、集中してみよう)」
モウスコシデ、シェルターニ トウチャクダ!
タスカッタンダ! ハァハァ!
ガォォォ!ギャアアアアア!
モバP「ワッツ!ファ○クッ!」
小梅「・・・フフ」
モバP「最後超ビビった!」
小梅「面白かった・・・」
モバP「心臓に悪いわ、B級映画によくあるよなこういうの」
モバP「最後に怖がらせる、なぁ?小梅」
小梅「」スタスタ
小梅「」ピッ
小梅「」ウィーン カチャ
小梅「」ポチッ ウィーン
小梅「?日本吹き替え」ポチッ
モバP「(ああ、これ逃げられないやつだ・・お腹へったなぁ・・)」
ピンポーン
モバP「!?」
モバP「小梅ちょっとまってくれ」タタタ
小梅「・・・うん」
モバP「はーいどなたですか」
薫「やっほー! かおるだよーっ!! 」パッ
モバP「薫ー!」
薫「えへへ!遊びにきちゃった!」
モバP「(ああ、救世主よ!)」
モバP「外暑かっただろ?さぁ入った入った」
薫「うん!」
モバP「小梅~」
小梅「?」
薫「あっれー、千枝おねえちゃんたちはー?」
モバP「買い物行ってるんだ」
薫「そうなんだー、ざんねん!」
モバP「薫ちゃん紹介するよ、いとこの小梅だ」
薫「はじめましてー!りゅうざきかおるです!!」
小梅「あ・・・白坂小梅・・です」
薫「ねぇねぇ!小梅ちゃんなんさい?」
小梅「・・13歳」
薫「かおるよりとしうえだね!小梅おねえちゃんって呼んでもいい!?」
小梅「・・・うん」
モバP「よし、薫が小梅の相手をしてるうちに昼飯でも作るか」
薫「小梅おねえちゃん!おようふくはどこでかったの?」
小梅「・・・えっと」アタフタ
薫「ちゃんと手ださないとだめなんだよ!」
薫「歩いてるときころんじゃったらたいへんだよ!!」グイグイ
小梅「・・・こういう服・・あ・・手が・・」
ワイワイ ガヤガヤ
ーーー
ーー
ー
モバP「おーい、ご飯できたぞー」
薫「おにいちゃんのごはんだー!」
モバP「薫ちゃんこれ持って行ってくれるか」トテトテ
薫「うん!わかった」
モバP「おーい小梅?」
小梅「・・・」グテー
モバP「大丈夫か!?」
小梅「・・・妹・・できたら、こんな感じなのかな・・」
モバP「うーん、まぁ、違う・・かな?」
小梅「そうなんだ・・・」
薫「ねぇねぇ!もう食べていい!?」
モバP「ああ、食べよう!」
ハンバーグオイシイネ!・・・フフモグモグ!
ア!カオル、フクニソースガ!
モバP「はー眠くなっちゃったな・・」
薫「そうだねぇ」
小梅「・・・」コクッ
モバP「ちょっと昼寝しよう」
モバP「掛けタオル持ってくるわ」タタタ
薫「」クゥクゥ
小梅「」スゥスゥ
モバP「あらもう・・」
モバP「ほわぁ・・」グゥグゥ
ギャアアアアアアー!!!!
薫「っわ!!」
モバP「うおっ!」
小梅「エヘヘ・・・」
悲鳴で目をさますと小梅がホラー映画を見ていた
薫「なに!?なにがあったの!!」アタフタ
モバP「小梅か!」
小梅「・・・あ、ごめんなさい」
小梅「音・・大きかった・・ね」
薫「おにいちゃん、小梅おねえちゃんが・・怖い映画みてるよ・・」クイッ
モバP「薫、大丈夫だ」
小梅「薫ちゃん・・・一緒にみよっ?」
薫「う・・うん!」
モバP「おいおい、怖かったら無理しなくてもいいんだぞ?」
薫「かおるだいじょうぶだよ!!」
後々薫は後悔することになる。
ナンダコイツハ!ヘンイタイカ!?
バリケードガモタナイ!
オクニニゲルンダ!!
グェェェェ!!!
薫「うう・・」
モバP「(あーこれはちょっとハードル高めだな)」
小梅「これは・・・なかなか」クスクス
モバP「(まだまだ先があるみたいだな・・・)」コクッ
映画の悲鳴が遠くに聞こえる・・
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「お母さん、明日は休みなんでしょ?」
「うん、休みだよ!どこかいこうか!」
「えっとね!スーパーの外にある遊園地いきたい!」
「おっけー!じゃあ明日寝坊しないように、早く寝ようね!」
幼かった頃、いつも母さんにくっついていたっけ。
親父にはいつも、甘えん坊だ・・・とか
言われてたっけかな。
俺が中学生になるころになると、
仕事が忙しくなって、母さんが帰ってくるのを夜遅くまで待ってて
怒られたなぁ・・なつしかしいや。
「P?起きなさい。学校遅れちゃうよ」ポンポン
母さん?あれ・・
「もう高校生になるんだから、一人で起きれるようにならないと!」
ああ、懐かしい声がする。暖かい手の温もり。
「ねぇ、お母さん、飴ちょうだい?」
「ええ?杏さっきもあげたでしょう?」
「んー、もう一個!」
「仕方ないわねぇ、これで最後よ?」
杏のやつ、いつも飴ねだってたっけ。
そうだ、仕事で遅いのに朝早く起きてお弁当作ってくれたよな・・
「グスグス」
「嘘だよ!グスグス」
「ハァハァ」
普段声を荒らげない杏が泣いている
まだ信じられなかった。いつまでも続くと思ってた。
いつまでも・・・
モバP「ハァハァ」
モバP「母さん!」
小梅「・・・大丈夫?お兄ちゃん・・」スリスリ
モバP「小梅・・・」
小梅「・・・怖い夢でもみた?」
モバP「・・・いや、昔の夢を見てた」
小梅「・・・そっか」
小梅「・・大丈夫、いつも見ていて・・・くれてるよ」ナデナデ
モバP「え?」
小梅「フフ」
ここまでです。また近々書きます。今年中には完結させたいでs
このSSまとめへのコメント
何だろうこの、設定は面白いし、文章も変じゃないのに
ただ淡々とセリフを朗読しているような感じ