ジョジョ3部アニメ始まる前に、安価で2部の内容を教えてくれ(690)

いや1部はさ、覚えてんだよ
でもなぜか2部だけフワッと忘れちゃって…
色々教えてくれるとありがたいよ! 他にもこういうヤツ、いっぱいいると思うんだぜ



確か、2部の最初は誰かの登場シーンだったよな?
顔にキズがあって、不敵な眼差ししてるあの人だよ
知ってる… 知ってんだけど、名前が思い出せない。 喉元まで出かかってんのに……
それと喋ってる奴も俺、知ってる
「あーん、>>4様が死んだー!」とか、後々言われるヤツだったハズ


そんで、会話から始まるんだった

>>4「お久しぶりです。>>3さん
   アメリカに渡り成功されたとか……」

>>3「いや大したことは……
   それより>>4さん、相変わらず若々しい
   とても同い年とは思えませんな」

DIO

ディオ

あー、それから突然舞台がニューヨークに移って知らないヤツらがケンカ始めるんだよな?
ケンカの原因とかは覚えてないんだけど、その後の展開だけはちょびっとだけ覚えてんだよね

何だっけ?ほら

>>6「おい!そこの>>7
   早いとこズラかろうぜ」

なッ!
なんてやつだ
>>8をこんな目にあわせたのに!
なんとこいつは>>9とかいう人にしかられることだけを恐れている


ど~~しても名前が誰だったか思い出せないんだよな

>>5は焦り過ぎ

そうだったそうだった、そんで確かディエゴはDioと一緒に無我夢中で逃げるんだよな



つーか、この時代「DIO」的な名前のヤツ多過ぎだろ?
皆混乱しないのかな?


ディエゴ「おいアンタ、ひとつ聞きてぇ…」ハァハァ

ディエゴ「あの警官にしたことは何だったんだ?」

ディエゴ「確か……>>14


これまで
Spw→DIO
ストレイツォ→ディオ
ジョセフ→Dio
スモーキー→ディエゴ
エリナ→常秀

黄金の回転


ディエゴ「確か、黄金の回転… とか…」

ディエゴ「オレ、意味分かんなかったけど、アレ凄かったな!」

ディエゴ「その軌跡で爪を回転させる事で、撃った爪弾の弾痕が自動的に目標を追尾して破壊するんだろ!?」




なんだかディエゴは十分理解している気がするね。





ディエゴ「あんたの知り合いもできるのか!?」


ディエゴ(……それはできないとのことだった)



ディエゴ(パイロットで、戦死した父親もできないということだった)

ディエゴ(……母親もいないらしい)


ディエゴ「…なんだか知らねぇが、アンタに作っちまったな」

ディエゴ「オレの名はディエゴ…名前を聞かせてくれよ」


Dio「さっきのDioって名は、本当は嘘なんだ… 俺、よくおまわりサンに声かけられちまうからよ」

Dio「本当の名は……>>17っていうんだ」

>>17>>18って呼んでくれ」

>>17「常秀ばぁちゃんと越して来たばかりでな。 まぁよろしく頼むぜ」

定助

吉良

定助

定助「…吉良って呼んでくれ……」



本名と通称の関連性がまるで分からないね。
……でも、そこから所は変わるんだな。



DIO「一体何者なのだ! >>21をつくった古代人の正体は!?」

DIO「そしてさらにじゃ、ディオさん………」

ディオ「DIOさん、勿体ぶった言い方は貴方らしくない」

DIO「それでは奥へ進みましょう」


2人とその他は遺跡っぽい所の奥へ進んで行くよ


ディオ「な、なんだ… この柱にあるものは……!?」

ディオ「全自動大根おろし機がこんなにたくさんッ!?」

ディオ「それに柱に掘られれているもの… これは一体何なんだッ!?」

DIO「こいつは… アミノ酸がある! >>25があるッ! 体温も… 脈拍もある!!」

Dio「生きているんじゃコイツはッ!!」

ハチミツ


全自動大根おろし機にハチミツ…… 意外に古代人は家庭的だったのかもね。


DIO「ディオさんッ! こいつが何千前からいるのか? 全自動大根おろし機を作った目的は何なのか? そんな謎はどうでもいい!!」



考古学者は色々知りたいと思うけどね。
ただやっぱり便利だったからじゃないかな。



DIO「あなたを呼んだ理由はただひとつ!」

DIO「こいつが眠っているうちに>>28で完全に破壊していただきたい! ただ、それだけですじゃ!!」

ミディアムレア


ディオ「ミディアムレア……」


半生は通の好むところだよね。


ディオ「…ところで、定助は元気かね?」

デイオ「彼は以前、『ミディアムレア』であなたを助けたことがあるとか?」

DIO「なぜ? 今、そんな話を!?」



そりゃそうだよね。
パッと聞いた感じじゃ料理の話だもん。何か深い意味があるのかな?



ディオ(……どんなエピソードだったかな)

ディオ(そう、確かDIOが誘拐されかかった時のエピソード……)


まずもって誘拐されなさそうな名前だけどね。
相手側の組織が気になるよ。


----------------


『…オイ、DIO! 妙なマネすんなよ! 金を手に入れるまで生かしとしてやるッ!』

『そこのしみったれた小僧! DIOと同じシートに座んな!!』

定助「……フゥ、僕には関係ないね」

定助「ここでマンガ読んでっから、いいから気にせずやってくれ」



定助は幼い頃から態度が大きいみたいだ。


すると、DIOのジイサンもヤレヤレと呆れてしまったみたいだよ。



――ドガッ!

「ナマ言うんじゃねえ! ガキがァ!」

ポタ… ポタポタ

DIO(マズイ… 吉良は殴られたことよりも常秀サンに買ってもらった服が血で汚れることを怒るタイプ!)

DIO「落ち着くんじゃ吉良!!」



もう忘れてたかもしれないけど、定助の愛称は『吉良』なんだよね。
ここはドコの国だっけ…? とかは今、考えないことにしとくよ。


定助「おまえら! 飛行機を乗っ取ったからには、墜落するのも覚悟しての行動なんだろうな!」

DIO「やめろ吉良!」

DIO(吉良の性格からして誘拐犯達に殴りかかるのかと思いきや… 吉良はそうしなかった)



そりゃ殴りかかるよりも、爆弾仕掛けそうだもんね。



DIO「――なんと!」

定助「」ピタァ… バリイイイッィィッ!

DIO(この時初めて、吉良は『ミディアムレア』で、パイロットを気絶させたのだ!!)



半分生… ってトコロに何か秘密があるんじゃないかな?



定助「よくも常秀ばあちゃんに買って貰った服を汚してくれたな!」

「この小僧、ムチャクチャだ!」

「墜落させる気かァーッ!」

定助「DIOじいさん、シートでくるまって飛び降りるぜ。 パイロットを抱えてくれ」

DIO「――うわああぁっ」ドンッ


-------------------


DIO「……あとさき考えずに無茶するヤツよ!」


DIO(……祖父と顔はそっくりだが、性格は>>37というにはほど遠いヤツ……)

空知

空知は空知英秋でいいのかな?
今日はもう寝るお。付き合ってくれてアリガト


定助の祖父という人は右手がGペンのゴリラだったのかな?
だとしたら、あまり似なくて良かったかもしれないね。


DIO「なぜ…今、吉良の話を!?」

ドドサァーーーーッ


…アレ、周りにいた人達が倒れてしまったよ?


DIO「こ、これは一体… ディオさん!?」

ディオ「この者達は今、私が殺した。
    そして君が死んだら定助は私に恨みを抱くだろうな」

DIO「気でも違ったかディ…」

ゴシャア!


ディオ「私はどんどん老いる。 『ミディアムレア』でさえこの老いは止められん………
    私は50年前の戦いでひそかに>>44に憧れた…
    私も全自動大根おろし機の力が欲しいと思う」

荒木飛呂彦


ディオ「私は50年前の戦いでひそかに荒木飛呂彦に憧れた…
    あの強さに、美しさに、不老不死に!」


荒木先生は強くて美しくて不老不死なんだね!
そりゃディオじゃなくても憧れちゃうよ!!
でも全自動大根おろし機をどんな風に使ったのか気になるね。


それから舞台はまたニューヨークに戻るんだったっけ。


常秀「吉良! 何をしているのです?」

定助「じょ、常秀ばぁちゃん! その… タクシーですよ」ガチャ

ディエゴ(おばぁちゃんと孫のたった二人だけの一族…… >>46家か)

ディエゴ(そしてこの二人と、油田を掘り当て大富豪となった『DIO石油』との関係―――
     >>46家は代々短命な一族… 常秀おばぁちゃんは若い時、夫を船の事故で失い……
     のちに産んだ男の子と、事故で助かった女の赤ちゃんが大人になって結婚して、それが吉良の両親)

ディエゴ(このご両親も、戦死と病気で亡くなったのだそうだ)

叙々苑


これで定助のフルネームが分かったね。
叙々苑定助に、叙々苑常秀おばぁちゃんだよ!
『J』がもの凄く多い一族だね。


男「おいウェイター! この店はあんな臭ェブタ野郎を入れてんのかァァ~~!?
  あいつの匂いが料理に移ってマズイんだよ」


おや? レストランでディエゴを見たおっさんがウェイターにイチャモンつけてるよ?
どうやらディエゴは臭いみたいだね。


ディエゴ「お、おれ先に帰るよ………」

定助「おばぁちゃん… まさか止めんじゃないでしょうね」ムッカァァァァ

常秀「いいえ! …許せないのは私どもの友人を公然と侮辱したこと!
   他のお客に迷惑をかけずキチッと>>48!!」

トンプソン乱射


常秀「キチッとトンプソン乱射!!」

定助「そうこなくっちゃな、おばぁちゃん」


………おばぁちゃん本気かい?
機関銃なんて乱射したら、他のお客に大迷惑だと思うよ?


男「やるってのか兄ちゃんよォ…」スッ

定助「ヘイおっさん!>>50を探しているのなら上着のポケットにゃあないぜ! >>51に入ってる!!」

男「!?」ギグッ

男(まさか………)

ブロッコリー

気まぐれシェフのつまみ食い胃袋


定助「ブロッコリーを探しているのなら、上着のポケットにゃあないぜ!
気まぐれシェフのつまみ食い胃袋に入ってる!!」


おっさんはどうしてブロッコリーを探したんだろうね。
やっぱりレストランだからお腹を空かしていたのかな?
でも、まさかそんな所に入ってるなんて思いもよらなかったろうね。


定助「お前の次のセリフは『なんでブロッコリーのこと分かったんだ、この野郎!』と言う」

男「なんでブロッコリーのこと分かったんだ、この野郎!」モグモグ

定助「次のセリフは『分かったからどうだってんだよ、このクソガキが』と言う」

男「分かったからどうだってんだよ、このクソガキが――ッ!」ドババン!!

男「…デッ!? アガダァーーッ!!」


おやおや、おっさんは定助じゃなくて後ろの帽子掛けを殴ってしまったみたいだね。
周りのお客さんも拍手してくれたよ。
機関銃を乱射せずに済んで一安心だね。


マフィア「…いや、子分の無礼を許してください」

マフィア「マダム… あなたは叙々苑常秀さんでしょう?
     私はDIOさんには大変世話になってましてね」

マフィア「さっき知った裏の情報なんだが… DIOさんが殺されましたぜ。
     噂では、殺ったのはチベットから来た男……」

常秀「なんですと! DIOさんが!!」

定助「DIOのじいさんが死んだだと?
   それも殺ったのはチベットから来た修行僧…… ディオのことか!」

常秀「分かるような気がする…
   きっとDIOさんが話してくれた全自動大根おろし機と荒木飛呂彦……
   それにまつわることのような気がする……」

定助「いくら真実とはいえそんな最悪の情報を常秀ばぁちゃんにいきなり聞かせたのは許せねえ!」ドボォ!

マフィア「おぱあぁおぉおっ!」


50年も前のことがいまだに続いているなんてね。
全自動大根おろし機に荒木先生… なんだか叙々苑家は、とてつもない過去を持っているようだよ。

そうそう、確かここでまた場面が変わるんだった。
話は一昨日に戻るんだよね。


DIO「ち… 血迷ったか………」

ディオ「いいや、いたって冷静だよ。
    私は肉体を鍛錬するために『ミディアムレア』の道へ入った。
    だが年齢を重ねるほど私は、あの荒木飛呂彦の圧倒的パワーに憧れを感じ始めたのだよ」

DIO「ね… ねじまがったかディオ」

ディオ「君だって考えたことがあるはず。
    私はこれから不死を手に入れる!!」



この時、ディオは全自動大根おろし機を使ったんだよね。
でもその利用方法が思い出せないんだ。とても大事なことなのに。
全自動大根おろし機をどうやって使ったのか教えてくれよ>>56



DIO「やめろ… 『全自動大根おろし機』には、まだ恐るべき謎が……
   常秀… さん… 吉、良………」クッ

また夜に来る
安価↓


カチャカチャカチャ……


そうそう。こうして荒木先生も、全自動大根おろし機を卵割り機に作り替えてたよね。
ただディオはチベットのド田舎に引っ込んでたから、機械をいじるのは大変だったみたいだ。
結局一昼夜くらいかかってしまったのかな?
でもMサイズ・Lサイズはもとより、うずらの卵まで自動で割れる、卵割り機に作り替えるコトは成功したみたいだ。


荒木先生が叙々苑家の人間と警察に囲まれている中で
これをどれくらいの速度でやってのけたのかは気になるところだよね。


さて、無事に作り終えたディオは体に力がみなぎるのを感じたよ。
そう、これは一部も同じだったけど
人は古代人の作った大根おろし機を、卵割り機に作り替えるコトで>>60になってしまうんだよね

天才ジョッキー


そうだ、これは大事なことだよ。 よく聞いて欲しい。
人は古代人の作った大根おろし機を、卵割り機に作り替えるコトで天才ジョッキーになってしまうんだ!
一部で天才ジョッキーになった荒木先生は、本当に凄かったよ。
馬はいなかったけどね。

そして場所はまたニューヨークに移るよ。


ディエゴ「……今日は冷えるなぁ」

定助「…おや?」


誰か、窓から覗いてるみたいだ。


定助「……え、えーと」ガチャ

定助「あんた、以前どっかであったことないかな? そして口の中に牙があったような、ないような……」

ディオ「街中だろうが構わん、吉良」ニヤリ

定助「ほう、そうかい」…ズオッ


ドガッ!!
ドガガガガガガガガガ!!!!!

「きゃああああーーっ」


前のレストランではトンプソンを乱射できなかったからね。
定助は、ここぞとばかりにブッ放したよ。気持ち良さそうだね。


定助「来るのを待ってたぜディオ!
   DIOじいさんのカタキ! うおおおおおおおおおーーーーッ!!!」ドドドドドドッ!

ディエゴ「き… 君… 大変なことを! 君は人を撃ったッ!」

定助「人? 人だと!」


すると定助はブッ放した弾丸が、床に異様な形で落ちているのを発見したんだ。


定助「ディエゴ、外へ避難してな!」

女達「キャーキャーキャー」

定助「騒ぐな! 早く逃げねーと>>63するぞッ!」

ヤクザキック


すると女の子達は、クモの子を散らすように逃げて行ったよ。
そりゃそうだよね。
195cmの男のヤクザキックなんか、食らいたくないもん。

ただ、室内のスミに目を向けると、機関銃乱射されたディオが、何食わぬ顔で立ち上がってきたんだ。


定助「なんてこった… これが天才ジョッキーか……」


凄いね、天才ジョッキー! 俺も府中でブッ放してみたいよ!


ディオ「荒木飛呂彦の失敗は、自分の能力を楽しんだことだった!
    そしてそこにスキが生まれ、敗北した!」


敗北した荒木先生は確かこう言ったね。
「大人はウソつきではないのです。ただ間違いをするだけなのです」……ってさ。

なんかスゲー眠い。
明日またやる。今日はアリガト


ディオ「だがこのディオは違う! ディオ容赦せん!」

ディオ「そして私が使うのは荒木がお前の祖父を殺った能力!
    今、目の前に迫る銃弾をも一瞬で叩き落とした能力!」

定助「ぬう!ジャキィィィン カチ

ディオ「弾丸きれか…… くらえ定助!
    名づけて>>68!!」


>>68は技の名前と能力

スピードワゴン

>>68は技の名前かい?
どんな能力なのかな
安価↓

例)高圧で体液を目から発射する


ディオ「くらえ定助!
超スピードでワゴンを投げる、名づけてスピードワゴン!!」ガラガラガッシャァァァーーン!!


ディオはレストランの厨房からワゴンを持ってきて
これを目にも見えないスピードで定助に投げつけたね。

定助のおじいちゃんは、荒木先生のこの技で亡くなったんだった。


ディオ「フン!他愛ないものよ
    残るは叙々苑常秀ただひとり…」ハッ

定助「ニヤニヤ」バン

定助「オメーは『こいつなぜ生きていられるんだ?』と言う」

ディオ「こ、こいつなぜ生きていられるんだ?」

定助「俺は注意深いぜ」

ディオ「鏡かッ!」クル

定助「気づくのが遅いんだよ!」ドキャッ


ワゴンは鏡に当たって砕けてしまったよ。
鏡が割れなかったのは奇跡だね。


定助「そして『ミディアムレア』ってのは太陽の光と同じで苦手なんだってな! くらえ!」

定助「生まれつき!俺がする>>73は奇妙なエネルギーを生むそうだぜ!!」


ミディアムレアの謎が明かされる時が来たね。
天才ジョッキーをやっつけることができるもの…
それは頭を一瞬でブッ飛ばすか!
太陽の光か!
ミディアムレアか! この3通り!!

定助が生まれつきやっている>>73がミディアムレアだったんだね

車酔い


まとめ

Spw→DIO
ストレイツォ→ディオ
ジョセフ→:定助(吉良)
スモーキー→ディエゴ
エリナ→常秀
石仮面→全自動大根おろし器
吸血鬼→天才ジョッキー
(吸血鬼化の方法:全自動大根おろし器を全自動卵割り器に作り替える)
波紋→ミディアムレア
(ミディアムレアとは、車酔いによって生み出されるエネルギー。半生のことじゃないよ)



この後、軽くえづきながら反撃に出た定助!
だがそれは四千年の歴史を持つ『ミディアムレア』の後継者ディオには通じなかった。
ちなみに車のない時代には馬車に乗っていたんだと思うね。

そして定助は、ミディアムレアに頼らずディオの背に手榴弾をたくさん付けることに成功した。
爆破前に無事逃げ出すことができた定助。
ディオはブッ飛んでバラバラになったよ。

………しかし


定助「な… 何だあいつは…… ディエゴ見るんじゃねえ!!」


何てことだろう。
爆破の衝撃で木っ端微塵に吹き飛んだはずのディオの体が
ベリベリ ウジュルウジュルと一か所に集まっていくじゃないか!

そして元通り… とは言えないまでも
元のディオの姿に戻っていくよ。


ディエゴ「手榴弾でブッ飛んだのに!
     こんな奴をやっつける策がさらにあるのか!吉良!!」

定助「ああ… あるぜ!
たったひとつだけ残った策があるぜ」

ディエゴ「たったひとつだけ! …それは一体?」

定助「>>77だよォ! ディエゴーーーーッ!!」



今後も何かと使う、定助の策だね。
これも大事なところだよ。

逃がしてやるん


定助「逃がしてやるんだよォ! ディエゴーーーーッ!!
   どけーッ! ヤジ馬どもーッ!」

ディエゴ「わあ~~ッ! なんだこの男ーッ!!」


ディエゴが言うのも尤もだね。
倒すなら今がチャンスだというのに、定助はあえてディオを逃がしてやったよ。
もしかしたら、これ以上の策でもあるのかな?


定助「追ってやる、ディオ……」


こうして一目散に逃げたディオを、定助とディエゴは追っていくよ。
途中でブルりんをゲシゲシしたり、色々あったけど
2人はディオに追いついたんだ。

跳躍力4m22のディオに追いつけたのは、彼に相当の疲労があったからかもしれないね。


ようやくディオに追いついた2人…
ディオは女の人を連れ、ワゴンを持って橋の上に逃げていたよ。
その女の人は人質として連れてきたみたいだ。
定助を試すディオ…… でも、女の人の奥歯をボギンしたことで定助の怒りは爆発したね。


ディオ「ディオ容赦せん!!」


そしてディオはまた超スピードでワゴンを投げる、スピードワゴンを繰り出した。
でも定助に同じ手は2度も使えない。
定助はヒョイと避け、えづきながら言ったんだ。


定助「地獄でわびろ、DIOにーーーーッ!!」ドゴーーーーォン


ディオが河へ落ちるのを止める定助。
2人はそのまましばらく会話を続けるよ。
『柱の男』がなんとか、とか喋ったみたいだ。

全てを話し終えたディオは自らミディアムレア… えづきながら自分の体を破壊する……
ひょっとしたら逃げるために車に乗ったのかもしれないね。


定助「……ディオの言った『柱の男』が気になるぜ。
行ってみっか、メキシコへ!」



『ナチスドイツ』
ディオの行動は、ここメキシコのナチスの情報局へ引っかかっていたね。


ナチ「失礼します。>>少佐!
   リオダダ川で発見された老人の意識が回復しました」

>>84「DIOが意識を取り戻したと!?」

ナチ「ビンの欠片で自殺をはかりましたので拘束衣を着せてあります」

>>84「DIO… ヨーロッパの格言にこんなのがる。 『>>85
  それほどまでに危険な秘密を知っているようだな、あなたは……」

>>84「あの『男』についてッ!」

DIO「ううっ!」

相手が勝ち誇ったとき、すでにそいつは敗北している

自殺に成功すると死ぬ


相手が勝ち誇ったとき、すでにそいつは敗北している少佐は言ったね。
『自殺に成功すると死ぬ』……と。
まぁ当たり前のことだよね。なぜあえてここで言ったのかな?
DIOじいさんもおかしなこと言うなぁ、と思ったろうね。



ところでこの少佐なんだけど、名前が長すぎて部下の人が苦労しているらしいよ。
仕方がないから少佐は通称で呼ばせているみたいだ。
敗北少佐だったか、何だったか…… 何だっけ>>89

ハゲ


DIO「神よ! 私はなぜ死ななかったのか!?
   なぜ! 私を生かしておいたのかッ!!」

ハゲ「違うなDIO。 このハゲが君を生かしたのだ!
   そして我がドイツ軍が君に喋らせたのだ!!」


通称は随分と短いんだね。
そして自分をも通称で呼んでいるのはもう自虐の極みだね。
将来を見越しているのかな?


ハゲ「あなたが拷問で口を割るような男でないことは我々も知っている。
   だが、我がドイツの医学薬学は>>92ーーーッ!!
   できんことはないイィィーーーーッ!!」

DIO「自白剤か…… まだわしに何か喋らせる気なのか!?」


ハゲ少佐は愛国心に富んだ人のようだけど
当時のドイツ医学薬学は何だって言ったのかな?
彼の口癖みたいだけど………

生焼けじゃないか


ハゲ「ドイツの医学薬学は生焼けじゃないかアァァァーーッ!
   できんことはないイィィーーーーッ!!」


まだ発展の途上にある… とハゲは言いたかったのかな?
そうだよね。 今は生焼けだって、いつかは丸焼けになる。
要は焼こうとする気持ちが大事、ってことなんだね。



さて、ニューヨークを発った定助なんだけど
今着々と、このメキシコに近付いているみたいだ。
ガソリンと食い物を人様にたかったり
ナチスの刺客をサボテンにくくりつけたり、相変わらずの定助だね。

でも、そんな中でひとつ良い情報を手に入れるよ。
ディオに殺されたと思ったDIOが生きてナチスに保護されているっていうんだ。


定助「この話を聞いたら常秀ばぁちゃんも喜ぶな……」

夜また来る。
皆のおかげで思い出してきたよ。


舞台は再びメキシコに戻るよ。
DIOじいさんから聞き出した情報で、何かの実験を始めようとするハゲとナチス。
それは捕虜の血液…? なのかな。
『柱』に何かが吸い取られているみたいだ。

ハゲは随分余裕かましているけど、大丈夫かな?
ドイツの医学薬学、その他の生焼け加減に自信を持ってるみたいだね。


ゴゴゴゴゴゴゴゴ…


すると柱から血液を吹き出しながら、何かが飛び出してきたよ!
そこに刻まれてた男みたいだ!
シャワーの水で血液を洗い流した男を見ながら、ハゲはこう言ったね。


ハゲ「『柱の男』じゃあ今いち呼びにくいッ!
   このハゲが名付け親になってやるッ!
   そうだな… >>97という意味の『>>98』というのはどうかな!」

星の白金

ドライヤー程度のささやかな温風


ハゲ「そうだな… 星の白金という意味の
『ドライヤー程度のささやかな温風』というのはどうかな!」


誰もが思ったろうね。
名前と意味、逆じゃないかって……
でも現代日本と同じく、上司には逆らえないよ。


ハゲ「ドライヤー程度のささやかな温風 ッ!
   おお… 起き上がるぞ」


ドライヤー(ryはゆっくりと起き上がると、シャワーに水に滑って転んだり
首をコキコキ鳴らしたり、頭をボリボリと掻きむしったね。
それをみたハゲは大笑いさ。


ハゲ「…笑わしてくれるぜ!
   まぁいい、全自動大根おろし機を作ったのはヤツとしよう」


ハゲ「おい! 隣の部屋からアレを放てッ!」

DIO「なっ、なんだアレはァァッぁッ!」


隣の部屋からドドーーォンと現れ、バアァァッとやってきたのは……


ハゲ「捕虜よ! …捕虜に、全自動大根おろし機を卵割り器に作り替えさせたのだ!」

DIO「て… 天才ジョッキーかッ!」

ハゲ「あいつは数日前まで歯もなく、今にも死にそうだった老人よ!」



歯もなく、今にも死にそうだった老人に機械いじりさせるなんて
本当に血も涙もないよね。

ともあれ、数日前まで老人だった天才ジョッキーは
ドライヤー程度のささやかな温風に襲い掛かったよ!!


一見、天才ジョッキーになすがままにされているように見える
ドライヤー程度のささやかな温風 !
実験失敗と思ったハゲ達は、捕虜の頭部に埋め込んだ爆薬で爆破を試みるけれど…


ドライヤー「」ザワザワザワザワ

DIO「なッ!?」

ハゲ「ま… 待てッ! 爆破を待てッ!」


何てことだろう!
襲い掛かったはずの天才ジョッキーが、ドライヤーの体内に吸収されていくよ!
口や体がドライヤーと一体化してしまったんだ。


ハゲ「食っているんだッ!
   天才ジョッキーはヤツの食糧なんだッ!
   ドライヤーは体全体で食うんだ!」

ハゲ「ヤツは大根おろし男の全エネルギーを取り入れることになるッ!」


ナチ「く… 食いやがった…
   大根おろしを食いやがったァーーーッ!!」

ナチ「そ…それにでっかくなった~ッ!」

DIO「…知能はどうなのだ?
   ヤツに知能はあるのか?」

ハゲ「え?」

ドライヤー程度のささやかな温風 「ハ… ハゲェ~~~」


ちょっと見、悪口言ってるようだけど
ドライヤーは聞こえないはずのハゲの名を確かに喋ったんだ!



…そして場面は定助に変わるよ。
定助はずっとバイクで移動していて、もうすぐメキシコに到着しそうだ。
車にしなかったのは、やっぱり酔ってしまうからだろうね。


さて、メキシコに到着した定助なんだけど、何だか考え込んでいるよ。
どうやって屋敷に潜り込むか、悩んでいるみたいだ。
門兵もいるし、警戒は厳重だからね。

ナチ「よぉーーーーし、次はボディチェックだ! ならべーーッ!」



定助は何かに変装したみたいなんだけど
一体何に変装したんだっけ?>>105



ナチ「」ニタニタ ナデナデ

G.I.ジョー


着せ替え可能な男児用可動人形G.I.ジョー
いわゆる米軍兵士の恰好をして現れた定助だったけど
テキーラを持ってナヨナヨと歩いていたからか、逆に怪しまれてしまったね。
なにせ195cmだからね。


定助「くそっ、さすがナチスだぜ!」

ナチ「マヌケッ! ひと目でわかるわーーーッ」

ナチ「76.7715インチサイズのG.I.ジョーがあるか! スカタン!」

定助「なにぃ~~~!!」ムカアァァ


腹を立てた定助は、ミディアムレアを使って
頭上のヤシの実を門兵に落っことし、鋭い蹴りを放ったよ!


定助「おりゃああ!」ダゴォ

ナチス「タコス」


門兵をやっつけ、ナチスの軍服を着た定助…

おや? でもその頃実験室では、何かが起こっていたみたいだ。



博士「ハゲ少佐… わ、私はちょいと目を離したんです」

博士「皆そばにいました。
   でも… 誰も見ていないのです」ガタガタガタ

ハゲ「>>108場合かーーッ!!」バシ

>>108>>110

寝てる


博士「皆そばにいました。
   でも… 誰も見ていないのです」ウツラウツラ

ハゲ「寝てる場合かーーッ!!」バシ

博士「わ、私が寝ていたのはたった数秒だったのです」


いや、実験中だし寝てる場合じゃないよね。
寝てたから見逃しちゃったんじゃないのかな。
でも一体何が起こったんだろう?

どうやら柱の男… ドライヤー程度のささやかな温風の姿が消えてしまったみたいだ。
壁のどこにも破損はないのに、こつ然と!


ハゲ「おいッ! 記録フィルムの現像はまだか!」


記録フィルムの映写が始まると、そこには驚くべきものが映っていたよ!


ハゲ「…壁に向かって走って行くぞ!
ああああ、あれはッ!?」

ハゲ「空気供給管にーーーーッ!!」


なんと、ドライヤーは4×20cmの狭いスキ間に体を折りたたんで入ってしまったみたいだよ!


DIO「すっ、すると!
   奴はこの建物の空気供給管内のどこかにひそんでいるッ!」

ゴゴゴゴゴゴ

ハゲ「おい貴様ッ!
   空気供給管の前に立つんじゃあないッ! 危険だッ!」

ナチ「?」

ドン! ズルン

ハゲ「うわあヤツがッ! ドライヤーかーーーーッ」


兵士の1人の体に入り込んだドライヤー。
この後一体どうなるんだろうね。

寝る。明日こそ頑張るつもり。
生焼けじゃないかァァァーーッ!


ナチ「ハゲ少佐~~、暗くってなんにも見えなァ~~い」

DIO「ヤツが兵士の体内にもぐりこんだ!」

ナチ「ぼくをひとりぼっちにしないでェ~~ん! ……ダ」ブクウ

ナチ「こんな… スガスガしい気分はじめてだ~~~」ブクブクブク

ハゲ「構わん殺せッ! 撃って撃って撃ちまくれーッ!」

ドガガガガガガガ


なんてこった!
こんなヤツが外に出たら大変なことになるよ!
部下の体ごとマシンガン撃ちまくったハゲの判断は正しいものだと思うね。

でも皆の予想通り、マシンガンくらいじゃ死にはしなかったんだ。
…おや? 何だかおかしな指の形をしているよ。


ハゲ「ピストルのつもりなんじゃないのか?
   ヤツは真似をしているんだッ! ヤツの知能は低いぞッ!」

「あばァー」アッバーッ


ドライヤー「キサマラカッ! オレノ眠りヲ邪魔シタノハ!?」


これは驚きだね。ドライヤーが喋ったよ!
ヤツはこの短時間で言語を学習するくらい、高い知能を持っていたんだ。

眠りを邪魔されたドライヤーはひどく怒っているよ。
そして指先に集めた弾丸を撃ち返してきた!


ナチ「おい! じいさん危ねえ! こっち来て身を隠せーッ」

DIO「いらんッ! お前らナチスの助けなど受けるかッ!」

ナチ「ヤレヤレだ。 こんな非常時にまでガンコじじいだぜ」


兵士の体から出てくるドライヤー!


ハゲ「ひいい~~わしには手におえないーーーッ」

ナチ「オイお前! >>118もらうぜ!」

嫁にきて


ナチ「オイお前!嫁に来てもらうぜ!
   ちょいとばっかし早めになァ」

ハゲ「貴様、上官に向かってッ//!」


ハゲ少佐がほんのり頬を染めたのは内緒だよ。
そしてひとりの兵士は『嫁の物は俺の物』と言わんばかりに
嫁の髪の毛を大量にむしったんだ。

あぁ、少佐の通称はもしかしたらこれが原因になるのかもしれないね。
でも髪の毛もらうのに、わざわざ嫁に来てもらう必要があったのかな?


DIO「誰だ? その性格はま… まさか!?」

「人呼んでミディアムレア>>121アタック!!」ビンッ!

おろしポン酢


「人呼んでミディアムレアおろしポン酢アタック!!」ブワアァァ

DIO「ああ、お前は! 叙々苑定助!!」


定助は嫁から引っこ抜いた髪を、ミディアムレアな潤いを持たせて周囲にばら撒き
その上、隠し持ってたおろしポン酢を霧のように振り撒いたんだったね。
ウン、おろしポン酢は水分だから、ミディアムレアの旨みが伝わりやすいんだろうね。

ここでおさらいだよ!
ミディアムレアとは車酔いから生み出されるエネルギー!
半生や生焼けのことではないんだよ! 半生や生焼けのことではないんだよ!!


とにかく、おろしポン酢のかかったミディアムレアな髪の毛は
バリアーとなってドライヤーの弾丸から皆を守ってくれたんだ。


定助「この髪の毛ちょいと水分足りないんと違う?」

DIO「お… お前いつの間にここへ!」

定助「よお、じいさん!」


ナチスの軍服を着た定助は、いつの間にかこの実験室まで忍び込んでいたんだね。


ドライヤー「HAI… R………」


DIO「奴を外に出してはいかん!
   全自動大根おろし機は、おそらく奴が作った物!
   そして壁画によると、奴も『太陽のエネルギー』に弱い!」

DIO「吉良! 太陽のエネルギーはミディアムレアなエネルギー!
   ドライヤーを殺さねばならないッ!」

ドライヤー「………」

DIO「気をつけろ吉良!」

定助「タッチィーー!
   お前、さっき言葉喋ってたよなー
   ハロー、ご機嫌いかが~~~? >>126

定助「ドライヤーさん、さあご一緒に>>126

DIO「吉良、お前何をしとるんじゃ」

ピザ・モッツァレラ♪ピザ・モッツァレラ♪


定助「ドライヤーさん、さあご一緒に
ピザ・モッツァレラ♪ピザ・モッツァレラ♪」レラレラレラレラ

DIO「吉良、お前何をしとるんじゃ」

定助「いやあ~~、コイツひょっとしていいヤツなのかもしれないと思ってさ。
   ちょっと探りを入れてんのよ」

定助「さあ、ご一緒にィーー
   ゴルゴン・ゾーラ♪ゴルゴン・ゾーラ♪」ゾラゾラゾラゾラ

ドライヤー「………」スッ


チーズの歌を歌う定助だったけど、ドライヤーには無視されちゃったね。
せっかく友好関係を築こうとしたのに、定助はちょっとムッときちゃったよ。
ドライヤーの足を引っ掛けて、転ばせてやる作戦に出るみたいだ。


しかし引っ掛けたハズの定助の足を、グニョォン ヌショョンと通り過ぎ
何事もなかったようにドライヤーは歩いていくよ。
定助のブーツは脱げちゃうし、一体何が起こったんだろうね。

さて、ドライヤーは銃に興味を持ったみたいだ。
そして時計みたいになめらかで正確な動作で、銃を分解してしまったよ。
すごい知能の持ち主なんだね。


ドライヤー「まぶしい… なんだこの光は」

定助「言葉が分かんなら、返事くらいしろよなァ」コンッ

ドライヤー「うっとおしい… ぞ、この… 原始人が……」


その時!
ドライヤーの体から肋骨が飛び出て、定助に襲い掛かったんだ!


定助「うおおーーッなんだァーーーーッ!?」


それはリブス・ブレード(別名:>>129

ホネホネロック


……リブス・ブレード(別名:ホネホネロック)
一本一本が回転でき方向自在
最大伸長 ―― 132cm
最大圧力 ―― 825kg/㎠
恐ろしいよ… 捕まったらひとたまりもないよ…


定助「うおおーーッ なんだァーーーーッ!?」バチバチバチ ドーン


衝撃で床に叩きつけられた定助!
だけどドライヤーの体に吸収されずにすんだよ。
ミディアムレアのおかげだね。

2人の戦いは続く。
ドライヤーの体表はディオのマフラーと同じく、アースになっているみたいだ。
食われこそしないものの、定助はピンチだよ!


定助「くっそー、何か方法を考えなきゃな。
   せめて安全策を取って、無事逃がしてやる方法だけでもよォ…」


定助は十八番の策を使えないか、必死で考えているよ。
でも人類の危機だし、逃がしちゃダメだよね。


そこで定助は気絶したフリをして、ドライヤーの体内から
ミディアムレアを流す策を考えついたみたいだ。

定助「完璧だぜーーッ!
   くらえッ! ミディアムレアーーーッ!!」

ドバァッ

定助「ゼーハァハァ」

DIO「だがッ! 吉良のミディアムレアは弱いッ!
   奴を殺すほどのものではなかったッ!」


定助は元に戻ろうとするドライヤーを鎖で縛り、扉を開け外へ出ようとしているよ。
疲れてえずく事のできない定助は、きっとドライヤーを太陽の光でやっつけようとしているんだね。


ドライヤー「いいかげんにするんだな、この原始人がァ……」

定助「な… なんだァ? 重いぞ、体が重い……
   なんだこれはーーーーッ!!」


大変だ! ドライヤーの肉片が定助の足にくっつき、エネルギーを吸い取っているよ!


定助「こ… この野郎!!」ブルブル

ハゲ「ぬぬぬう………」ダッ


…その時、走ってきたハゲが階段の2人を飛び越え、上の扉に向かったんだ!!


ハゲ「叙々苑、あとはこのハゲにまかせてもらうぞ。
   あの扉を開ければいいんだな! 陽の光はそこまで届く!」

ドライヤー「フン! この下衆どもがッ!」ズルズル シュバッ

ハゲ「あああああああああっ」


ああ! あと少しだったのに、ドライヤーの肉の触手が伸びて、ハゲの>>133に絡みついてしまったよ!


ハゲ「あ… あと、数センチのところで!」ビギッビシビシ

ハゲ「おい、叙々苑! そこの壁の斧で俺の>>133を断て!!」

定助「な… なにィ~ ま、まさかてめーッ」

頭皮


ハゲ「おい、叙々苑! そこの壁の斧で俺の頭皮を断て!!」

定助「な… なにィ~ ま、まさかてめーッ」

ハゲ「俺の頭皮を切断しろッ!!
   そうすれば扉に手が届く!」

定助「お… おめ~ このオレにそんな残酷なことやれってのかーッ」


残酷だね。 残酷極まりないね。
本名:相手が勝ち誇ったとき、すでにそいつは敗北している少佐は
この時が来るのを予感していたのかもしれないね。


ハゲ「早くしろー! ヤツの体が戻っていくぞ!
   …俺はこれでも誇り高きドイツ軍人!
   祖国のためなら頭皮の2枚や3枚簡単にくれてやるわーッ!!」

定助「やかましいッ、そんなに切ってほしけりゃ切ってやるぜーッ」

ハゲ「ああ、切ってほしいのだーーッ!!」


そうして『すまねえ』と一言言った定助は、嫁の頭皮を切り落としたんだ……

頭蓋骨は大丈夫か!?


だが、そのおかげで扉を開くことができたよ!


定助「ざまあみろッ! ドアを開けて太陽を浴びさせたぜーッ!!」

ドライヤー「NUUUAHHHHHHHHーーーーッ!!」ビッ バシィ

ハゲ「やったかッ!」

ドライヤー「………」ゴギャン

定助「なっ…なにィーッ!!」

ハゲ「俺の頭皮の傷口から体内にィィィィーー!!」ゴゴゴゴゴ

定助「な… なんて生き物だッ! なんという『生』への執着!」

ハゲ「お… 恐ろしいッ! 何が恐ろしいかって叙々苑!
   剥かれた頭皮の傷が痛くないんだ!
   快感に変わっているんだぜーーーッ!!」バッ


ハゲが取り出したのは手榴弾!


定助「貴様! ま、まさか!?」

>>137 ドイツ製斧の繊細さは生焼けじゃないかーッ

ハゲ「俺はもう助からん… 自分ごとこいつを吹っ飛ばす覚悟よ!
   しかし死ぬ前にお前に言っておきたいことがある…」

ハゲ「現在我が軍は、ドライヤーの他に『柱の男を』を
とある場所の地下から発見している」

定助「なんだとーッ! ハゲ何を言ってるんだーーッ!!」

ハゲ「つまりドライヤーは1人ではないということだ!
   近い将来奴らは目覚める! 貴様は奴らと戦わねばならない!」

ハゲ「貴様のミディアムレアは弱すぎて、奴らを倒せん!
   >>141へ行け! >>141に行って、ある人物に会うのだ!!
   ……フフフ、さらばだ。 忌々しいイギリス野郎」

定助「やめろ! 話はまだ半分だぜーーーッ!!」

…ボッ  ドゴオォォーーーーン!!

定助「ちくしょう… かっこつけやがって~~~」


爆発によって吹き飛んだハゲ。
でも、その中からドライヤーは出てきたんだよね。


定助「ドライヤァァァァーーッ!!」

ドライヤー「どけいィ」ドドドドド

ドライヤー「どかずば死ぬのみだ… 吉…良……」ピシパキピシパキ


2人の最後の戦いが始まったよ。
井戸へ逃げようとするドライヤー。 そして定助は させてなるものかと、えずき出す…


定助「ぐあああう!!」ドギャッ


定助はドライヤーもろとも井戸へ落ちていく。
でも定助にはやっぱり考えがあったんだね。
今の時間は真昼時… 太陽の光は水面からの反射と頭上からの両面焼き状態。

定助「うおおおおおお!」ドザザザザザザァ

定助はドライヤーを水面までは落下させず、ヤツを石に変えてやったんだ。

ベニスにいるお前の母親、リサリサの所


そして3日後のワシントン…
ここ、DIO財団では『柱の男』と『天才ジョッキー』の違いを調べているよ。


DIO「よし、ヘビを出せッ」


ヘビは紫外線の光を嫌って、ドライヤーの影に入ろうと必死だね。
…あっ、ヘビがドライヤーに吸収されてしまったよ?
こんな状態でも、ドライヤーは死んだワケじゃなかったんだね。
まったく信じられないね。

紫外線を当て続ければ大丈夫… と科学者たちは安心しているけれど
そんな皆にDIOは、ナチスが撮影したメキシコの洞窟の壁画の写真を見せたよ。
一見、ただ顔を掘った物にみえるけど… どうやらひとつひとつ、角の形が違うみたいだ。

ドライヤーには仲間がいたんだね。
しかもこの壁画を見るに、角の種類は4つ。


DIO「これから私と吉良は、ハゲの遺言に従い
   ベニスにいる吉良の母親、リサリサの所へ飛ぶ!
   が、その前に………」


イタリアへの飛行機の中、定助はずっと難しい顔をしていたよ。
そりゃそうだよね。
死んだと聞かされてた自分の母親が生きて、ベニスにいるなんて言われたんだから。
定助の心中は穏やかじゃないはずだよ。
でも定助は大人しく、DIOじいさんにも何も聞かないでいるね。

そしてベニスに行く前に、ドコかに寄るのかな?
DIOには何か目当てがあるみたいだけど…

…おや、ここはドコだろう?


定助「なあんだァ!? このスパゲッティはァ~~~!?
   てめえ! ざけんじゃあねーーぜッ!」

店員「イ、イエお客様…
   これは>>145といいまして、新鮮な>>146が入っているのですよ。
   みィ~んな大好物でございますよ。 おいピーーィです」

辛味噌


店員「これは辛味噌といいまして、新鮮な味が入っているのですよ。
   みィ~んな大好物でございますよ。 おいピーーィです」


イタリアン味噌のコトかな?
白味噌や麦味噌にバルサミコ酢、ニンニクやらオイルやら混ぜて作るアレだよ。
きっと唐辛子も入っているんだろうね。

でも新鮮な『味』が入ってるって、どういう意味だろう?
作ったばっかりの味噌ってことかな。
それとも新鮮な味は自分で探れってことかな。


店員「ささ… 召し上がって、ささ…」

定助「………」プチン、モグ

定助「…ンまい! ンめーじゃあねえかッ!
   いけるぜッ、グーーー」


定助が喜んでくれて、店員さんも胸をなで下ろしたよ。


「……最近このホテルも格が落ちたな… 田舎者が増えたようだ」

バンダナとほっぺのアザがあれば完璧


田舎者はどこかと辺りを見回す定助。
すると隅っこの席に、まっ昼間からイチャついている男女を見つけたよ。
男は女性にネックレスをプレゼントしてるようだね。


「ネックレスにおまじないをするよ。
 君に愛の魔法がかかるように」

定助「ぎゃぱァー! オレあーゆー奴、大っ嫌いなんだもんねーーッ!!」

定助「あの野郎! あてつけやがって! 許せん!!
   よお~~し、この辛味噌をアイツの顔にぶつけて笑ってやるんだもんねーー!!」


定助は少々やっかんでいるのかな?
フォークに差したパスタをミディアムレアにして、男に飛ばしたよ!


バッシーッ


定助「なッ!?」


なんと、男はマカロニで辛味噌を止めたんだ!


定助「ま… まさかッ、あいつ!」


男は逆に受け止めた辛味噌を、ギューーンと定助に飛ばし返してきたね。
咄嗟にワイングラスで止めた定助だったけど、ワインが空いた穴からジャーとこぼれてしまったよ。


定助「ミ、ミディアムレア… あのイタ公、ミディアムレアをッ!」

ウェイター「>>157(名)・>>158(姓)様、DIOという方から電話が入っております」

>>157(名)「DIO… ママミーヤ、分かった今行くよ」

定助「なっ! なにィ~~~~ッ
   あのスケコマシが、ベニスに行く前に会いに来た>>158(姓)だとォ!!」

典明

花中島


定助「オレの名は叙々苑定助。
   そしてオレがはるばる会いにきた人間のひとり… その男の名は!?
   花中島典明(はななかじまのりあき)!!」


定助とDIOはベニスに行く前に、花中島さんに会いにきたんだね。
彼はひょっとしてミディアムレア以外にセクシーコマンドーの使い手でもあるのかな?
それにしてもこの時代、日本人は世界各地にいるね。


典明「君、どこから来たんだい?
   噴水を背景に写真を撮ってあげようか?」

定助「この国の鳥たちは人懐っこいねー
   男はヤな感じだけど……」ケッ

典明「フン!」

DIO「こら、お前達。 お互い挨拶くらいせんか!」

典明「………」クルッ


典明「DIOさん、この際だ… はっきり言おう」

典明「50年前オレの祖父に起こった悲劇は!
   オレの父が受け継ぎ、父は生涯『全自動大根おろし器』の謎を追った!
   それを誇りにしているから受け継ぐのだ! オレも同様だ!!」

定助「てめえ言葉に気をつけろよ」

DIO「典明、待ちたまえ!
   吉良には私が全て秘密にしていたのだ」

典明「それはいいとしよう…
   だが、ホテルの食堂で彼の『ミディアムレア』を試してみてガッカリしたよ!」

DIO・定助「!?」

典明「そのニイちゃんの『ミディアムレア』は弱すぎるっ!
   オレはこんな奴と組むのはごめんだぜッ!」

DIO「典明、それは吉良のミディアムレアは訓練されていないからだ」

定助「へへへ… じいさん、もう遅いぜ!
   この野郎、きっちりブチのめしてやるッ!」

典明「無理だね! お前のミディアムレアでは、この>>161にさえ勝てやせん」

定助「ならばテメーは、この>>162にさえ勝てやしねえぜ!」

オージー牛

法皇の緑


典明「無理だね! お前のミディアムレアでは、このオージー牛にさえ勝てやせん」

定助「ならばテメーは、この法皇の緑にさえ勝てやしねえぜ!」


『法皇の緑?』と、一瞬怪訝そうな顔をした典明だったけど
何食わぬ顔で、さっき声をかけた女の子に近づいていったよ。
そして、その子がつれていたオージー牛に、いきなりキスしたじゃあないか!

ここでまた言っておくよ!
このオージー牛は、ミディアムレアで丁度頃加減に焼かれたステーキ肉ではないよ!
いかにも健康的に育った食べ頃の牛かもしれないけど、まだ生きているからね!

いきなり牛にキスした典明を見て、ちょっと引いた定助だったけど
その牛が自分に襲いかかってきたので、顔色を失ったよ。

定助「う、ぐう… この牛!
   この牛をミディアムレアで……ッ!」

典明「もう一度言う! お前はその『オージー牛にさえ勝てん』とな」


典明はちょっと変わった性癖を持っているんだと思った定助だったけど
そのオージー牛に頭突きされて考えが変わったみたいだ。

でも定助は、牛の頭突きで噴水池に落とされてしまったよ!


典明「それ見たことか!
   オレのじいさんは、お前の祖父の犠牲になったおかげで惨死したのだ!」

典明「…そんな血統の男と仲間になれるかッ!」

DIO「典明! それは言い過ぎだ!」

定助「て、てめえ… オレのことのみならず
   死んだじいさんにまで侮辱をッ! 許せねえッ!!」


気持ちばかりが先走る定助に、典明は座った姿勢でジャンプして必殺技を見せたよ。


典明「オレには『柱の男』どもを倒す、必殺の術があるッ!!」

典明「奥義!>>」

奥義>>169!!

ゴメン、奥義↓


典明「奥義!直火焼きィ!!」

定助「おおおおおおッ」ジュワアアァァ ドオォーーン!

典明「フン、直火焼きを喰らって気絶しなかったのは褒めてやるが
お前のミディアムレアではオレの火力は破れん!」フン
  
定助「て… てめーは『シニョリーナ、君の牛の魔術を解いてやる』と言う」

典明「どれシニョリーナ、君の牛の…」ハッ

典明「牛の口の中に… 何かいるッ! メロンみたいな……」

定助「そいつは狭い所に潜り込むのが好きなんだよ…ッ」


定助は頭突きされた時、牛の口に法皇の緑… ハイロファントグリーンを仕込んでいたみたいだ。
この定助… わざわざミディアムレアの修行をしなくても
警官をやっつける時に使った黄金の回転と、この法皇の緑だけで『柱の男』とやりあえるんじゃあないかッ!?

でもこのメロン頭が見えた典明も、何かの資質があるのかもしれないね。
もしかしたら将来、法皇の緑を自分の技にするかもしれないよ。



ちょっと待って。
ミディアムレアより直火焼のが強いなんて風潮ないよね?
しつこいようだけど、『ミディアムレア』とは車酔いが生み出すエネルギーなんだよ?


この2人の勝負を見て、ヤレヤレ…のDIOじいさんだったけど
このままここで仲良く遊んでいるわけにはいかないね。

一方、このイタリア都市部の地下では……



ナチス「……目覚めているッ!?」

ナチス「あああーーーッ!!」


------------


>>177「目覚めたまえッ! 我が主たちよ!!」



……大変だ。 他の『柱の男』達が目覚めてしまったみたいだ!

ラオウ


ラオウ「目覚めたまえッ! 我が主たちよ!!」

…バゴ! バゴ! ドゴン!!


ラオウもきっと古代では、誰かの僕だったんだね。
それよりも気になるのは、彼の主たちだよ。


ラオウ「海を渡った地では、ドラオヤーが屈したとのことです。
    まさか… ミディアムレアの一族の仕業では?」

「……また蹴散らせばいいこと。
 それに奴は、われらの能力についてこれなかった」

ラオウ「人間どもの世界は相当変化している様子。
    ローマ皇帝の時代は、もはや続いてはおらぬでしょう」

ラオウ「従って『>>184』がどこにあるのか、分かりませぬ!」

「『>>184』!」

「『>>184』か……」


>>184』こそ、この物語の核心に迫る謎らしいよ!
柱から目覚めた3人が究極の生物になり得るためのパワー源なんだって!!

牛角


『牛角』… これこそが、この物語の核心に迫る謎ッ!
全国での店舗数、4/1現在192ッ!!(比較:叙々苑56店舗)
柱の男達のパワー源は焼肉なのかな?

そして定助は……


DIO「典明くん、君は一体こんな所で8時間も何を待っているのだね?」

バァーーーー ドドオオォン!

典明「あれを待っていたのさ!」

定助「あっ! なんだァ~? あいつぁナチスだッ!」


車から顔を覗かせた人の良さそうな男がOKサインを出しているよ。


典明「ナチスのOKが出たようだ…
   『柱の男』はナチスが警備している。
   そこへ彼が我々を案内してくれるのだ!」

定助「オメーは『柱の男』が眠っている場所を知っているのか!?」


典明「おいマルク、ところで祖国の恋人は元気か?」

マルク「来週ですね、ドイツへ帰ったら結婚するんス僕たち」

典明「マンマミヤー! そいつはめでたい!
   …ところで吉良ァァ、おたくは彼女いるのかい?
   いーるわけないよねェ~~~っ」


マルク「……着きました」

定助「なにぃーーッ!?」ドーーーン

DIO「こっ、この有名な観光名所『>>190』が
   『柱の男』の眠る地下への入り口だったのかッ!?」

ヘルクライミピラー


DIO「『ヘルクライミピラー(地獄昇柱)』が『柱の男』の眠る地下への入り口だったのかッ!?」


ヘルクライムピラーって観光名所だったんだね。
驚く定助とDIO!
マルクはそんな2人と典明の足を引っ掛けて下に突き落としたよ。
帰りは油の流れる柱を上ってこなくてはいけないね。

そして底にはさらに地下へと続く階段があったよ。


ムオオオオォーー

DIO「ウムム強烈! 無気味な妖気だ!
   ところで典明、眠っている『柱の男』にミディアムレアを試してみたのかね?」

典明「『ミディアムレア』は、対生物能力!
   奴らが目覚めてからでなければ通じぬ」

マルク「おかしい… ここにいるはずの見張り番がいないッ!?」シーーン

定助「……静かすぎるぜッ!」グニョリン

定助「…おいッ、今オレ何か踏んずけたぞ! スッゲー気モチワリィーの」

マルク「あああああ! これはッ>>192!?」

ハラミ


定助「こ、これは… ハラミッ!?
   横隔膜の背側の部位だァ!!」

典明「見張り番たちのッ!?」

定助「ぜ… 全滅しているぞォ! ま、まさかッ!?」

マルク「わーーーっ」

定助「おいドイツ野郎! そっちへ行くんじゃあねえ!
   何か潜んでいるぞ!!」

ザムザムザム…

DIO「なんてことだ… こ、こいつらはッ!!」

典明「目覚めているッ! 逃げろマルクーーーッ!!」



大変だ!
すでに目覚めていた3人と鉢合わせしちゃったよ!
歩く柱の男とぶつかった…… かに思われたマルク。
体の右側を吸収されてしまったよ!!


典明「マルクーーーッ!!」

DIO「…奴らはッ! 我々を気にも留めていないッ!
   肩でぶつかり、その身を裂いたドイツ青年に対する彼らの気持ちは!
   人間が蟻を踏んでも気づかないのと同じなのだ!」

>>196「……外は闇夜のようだな、ラオウ」

ラオウ「はい… これからいかがなさいますか?」

>>196「当然… この世のいずこかにある『牛角』を探しに行くのだ」


焼肉屋の牛角なら現在、海外に11店舗あるけどね。
でも残念ながらヨーロッパにはないんだな、これが。

そして歩き出す3人… その時、>>196が跪いているラオウの影を踏んでしまったよ!
思わず無意識で反射攻撃をしてしまうラオウ!


>>197「ラオウ! おのれ何をするかッ!」

>>196「待ていッ! >>197!!」

アミバ

ジャギ


まとめ

シュトロハイム→ハゲ(相手が勝ち誇ったとき、すでにそいつは敗北している)少佐
シーザー・ツェペリ→花中島典明
カーズ →アミバ
エシディシ→ジャギ
ワムウ→ラオウ
エイジャの赤石→牛角

定助の十八番:敵を逃がしてやる
ハゲの口癖:ドイツの**は生焼けじゃないか
典明の必殺技:直火焼きィ!!


……まさかこの2人にラオウが従う日が来るなんてね。
でも鼻ピアスした人は勿論ヘルメットもかぶってないし
胸に七つの傷もないよ。

それにおそらく位が一番上の人、アミバ。
およそトップに立てる名前じゃなさそうだけど…
全自動大根おろし機を作ったように、色んな秘孔も開発してるんだろうね。
時々間違えて押しちゃうけどさ。



アミバ「……行くぞ、ラオウ」


マルク「のぉりあきイィィィィ~~~~!!」

マルク「のりあきィィ! ぼ、僕を殺してくれッ!
    だ… 段々痛みを感じてきた… は、早く……ッ」

典明「マルク……ッ」シュゴオォォア…

マルク「あ… りがとう、典明
    ミディアムレアで心臓を……」ガク



右半身を裂かれ苦しむマルクを、典明は一番楽な方法で逝かせてやったようだね。


典明「マルクは… ただの若者だった。
   家族を愛し、恋人を愛し、国を愛するただの青年だった…
…ただの若者だったッ!」ドドドドド

典明「吉良ァ! お前は引っ込んでろォーーー!
   オレが片をつけるッ! 片をつけなきゃあ気がすまないッ!」

典明「……てめえらぁぁ! こっちを振り向けいッ!!」クッパァ


柱の男たちに走り寄る典明!


典明「くらえ!」ドバァ

典明「必殺ゥ~! 直火ィ…… 焼きイィィィー!!」バババババ



何気なくその炎に触れたラオウ。
でも、触れた指が ドジュウー してしまったよ!
メキシコで定助のミディアムレアはドライヤーの体表しか流れなかったけど
典明のミディアムレアはラオウの皮膚を溶かしたね!!


ラオウ「こ… これはまさか!『ミディアムレア』かっ」

>>200さんくすだけど60くらいでもう混乱してた

>>204 書いてる方も混乱してるんだぜ


するとラオウは頭飾りから妙なワイヤーを出したよ。
そしてぶるんぶるんと頭を振り回し、直火の熱気を払ってしまったじゃないか。


典明「や… やぶれた、直火焼きがッ!
   こいつミディアムレアのことを知っている!」

ラオウ「生き残っておったか、ミディアムレアの一族がッ!」


DIO「こ… こいつらと『ミディアムレア』は!
   二千年前に出逢っている!!」


北斗の男たちは二千年前、ミディアムレアの一族と何かあったみたいだね。
おそらく闘ったのかな?


典明「む… 何だ? こいつらの周りの大気がゆがんで見えるぞ」

DIO「はっ! いかん典明伏せろッ!!」


…パクッ


ラオウが頭を振り回した時に生じた風圧は、小型の真空竜巻の余波だったんだね。
典明の唇も、目元も、顔中パクパクと裂けてしまったよ。


ジャギ「二千年前、われ等が絶滅させたはずの『ミディアムレアの一族』が…
    この地でわれ等の目覚めるのを待っていたとは……」

定助「典明ィーッ!」

典明「な、んの… 友人が殺されたのだッ!
   >>208くらいでへこたれるかッ!!」

股間


典明「友人が殺されたのだッ!
   股間…… タマのひとつくらいでへこたれるかッ!!」


これは大変だ。
典明が小型竜巻に片タマ持ってかれちゃったみたいだよ!


3人「フフ、フフフ… フフフフフ」

典明「き、貴様ら何がおかしいッ!」

ラオウ「フフ… お前たちの一族は、いつも同じセリフをはく。
    二千年前も今も『頭皮の1枚や金玉のひとつぐらいでへこたれるか』と… だから笑ったのだ」

アミバ「……行くぞラオウ、牛角を探しに」

典明「逃げる気かーーッ!」

ラオウ「」クル、ドスッ!


ラオウは二本貫手で典明の喉をドスッと刺したね。


ラオウ「ミディアムレアは、車酔いから生まれるエネルギーだということも知っている。
    えずかせなければそれを使えんということも」

ラオウ「そして俺は今も昔もこう言うのだ。
    『小僧、今度会うときはもっと強くなってこのラオウに向かって来い…』と」


そこまで言うとラオウは、典明をバァーンとそこらの柱に放り投げたね。
そしてキョロキョロと辺りを見回して言ったよ。


ラオウ「ここにいるのはこいつらだけらしい」

アミバ「うむ、行くぞ」

おほおほおほほんほーん

ラオウ「?」


定助「ここ! ここにオレがいるのをみおとさないでほしいのよぉ~ん」

定助「そろそろ見せてやるぜッ
   オレだけのできたてホヤホヤの必殺技をな!」

DIO「吉良!」


定助はポケットからおもむろに何かを取り出したよ。


ラオウ「!?」

定助「名づけて『ミディアムレア>>214!』
   この>>215にミディアムレアを送り込んでな……」

片玉

焼き魚


定助「名づけて『ミディアムレア片玉!』
   この焼き魚にミディアムレアを送り込んでな……」


金玉と魚、まったく関係ないね。
きっと定助は、必殺技の名前までは考えてなかったんだろう。
片玉になった典明を見て、咄嗟に口から出たのかな?

定助は半分焼けた魚をガガガガガと振り回したよ。


DIO「吉良、何をやっているんだ!?
   こんな時にそんな焼き魚でふざけるんじゃあないッ!」


確かにこんな時に食べ物で遊ぶなんて、フザケてるようにしか見えないね。


典明「なんだこの野郎!
   友達が死に、オレが片玉になったというのにッ!」

定助「オレは大マジだぜ……
   練習不足だが見てろ! この焼き魚の妙技をッ!」

3部アニメ、とうとう明後日だけど間に合うか・・・ッ!?

>>217 MURYYYYYYッ!!
でも一緒に復習してる人達には申し訳ないけど、録画して観るから大丈夫!!


定助は魚をグルングルンと回してラオウに投げつけたよ。
けれどラオウはヒョイと軽く避け、魚はむなしく後ろの柱に突き刺さったんだ。

どうして魚が壁に突き刺さるかって? それは多分、ダツという魚だったからじゃないかな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%84


典明「貴様ふざけやがって、気でも違ったか!」

アミバ「フー呆れる… 人間は昔に比べ退化したのかもしれん」

ラオウ「フフフ… 確かに」


まるで相手にされない定助だね。
だけどその後の奇をてらった攻撃で、ラオウをやる気にさせたようだよ。


ラオウ「1分だ… 1分だけお前にこのラオウと闘う時間をやろう」

バシュウーーッ!

DIO「ああっ! どうした吉良!?」


定助の手首を動脈まで切ったラオウ。
1分以内に止血しなければ大変なことになるよ!
これは必死になってかかっていかないとね。


ラオウ「小僧… 飛ばされた魚を拾いに行け」

定助「その必要はない。 拾いに行く必要は全然ねーのよ」

典明「さ… さっき投げた焼き魚が回転しながら戻ってくるーッ!!」

バゴォッ!


回転しながら戻ってきた魚の口は、ラオウの側頭部を抉ったよ。
ラオウに傷をつけたことに調子づく定助。
ここぞとばかりに人間を小馬鹿にした態度だったラオウをボコボコにしてるね。
…でも、何かヤバイ雰囲気を感じ取ったのか、ふと飛びのいたよ。


ラオウ「……あえてお前に殴らせたのは、戒めであり教訓とするため。
    だが、それも終わりだ」

DIO「吉良! 早くとどめを刺すんだッ!」

ラオウ「……闘技! >>222」ズーーーーン


アァッ! とうとうラオウも必殺技を出したよ!?
ラオウは>>222という>>223を操るモードを持っていたんだね。

パロスペシャル

筋肉

分かってたことだけど、風一切関係ねーな


ラオウ「私の流法(モード)は筋肉を操るッ!
闘技! パロスペシャル!!」ドド

定助「こ、これはまずいッ!」

するとラオウは定助の背後に回ると、ダダッと助走をつけて背中に飛び付いた。
そして足を絡め、定助の腕を後ろに捻り上げたじゃないか。
結構のん気してた定助も、これにはビビったよ。

ギリギリと捻り上げる破壊力は、まさに筋肉的小宇宙!!
ラオウはロボ超人だったんだね。

関節技をかけられ、痛みに苦悶する定助。


DIO「じょ… 定助ェェェ」

典明「DIOさん、あなただけ逃げてくださいッ!
   ここはオレが食い止めるッ!!」


ラオウ「これが『パロスペシャル』……」

定助「」ピクピク

ラオウ「くたばったか…
    そして貴様らも始末せねばならなくなった」

定助「」…ムクッ

ラオウ「?」クル

シーーーーン

ラオウ「気のせいか」

定助「」ムクッ ヨロヨロ

典明(あ… あいつまさか!?)

DIO「吉良……」


定助(なんて呆れた生物だ……
   オレはもうミディアムレアは使えない。
   残るはオレの十八番の策、逃がしてやるだけ……)

定助(ラオウを逃がしてやることしかできないッ!)ズルズル

定助「ここまで辿り着けば、もうOKだぜ」

ラオウ「ヌウウ! 貴様生きているなッ!!」ドンッ

ラオウ「貴様、このラオウを騙して逃がそうとでも思ったか!
    卑怯者め、パロスペシャルを食らわしてやるほどでもなかったな!」

ガゴン! ゴオオォォォォ―

定助「…へへへ、アンタを騙すのはほんの10数mでよかったのよ
   アンタまたオレの策にはまっちゃったわけね」


そう、定助はラオウを逃がしてやろうとしてたんだね。
トロッコに乗って、2人は走り出したよ。



典明「あの野郎、片玉のオレより重症のクセして!」


ラオウ「タフな男よ! ちっぽけな根性が実にタフだ!
    何故そんなにタフだ?
このラオウと渡り合う策が何か他にあるのか?」

定助「聞きたいのか?」

ラオウ「まさかその策とは、急ブレーキをかけて
トロッコを転覆させようというのではあるまいな?
…こんな風に!」ガゴン!

定助(やべえ読まれた!)ギャギャギャ バキュウーーーーン

ラオウ「それともまさか!
    >>230>>231させようという、くだらないアイデアか?」

隠し持った貧者の薔薇

ドモン

ネテロ会長が最後に使った爆弾じゃないのか?


ラオウ「隠し持った貧者の薔薇をドモンさせようという、くだらないアイデアか?」

定助「ゲッ(ま… また読まれた!)」ジジジ


定助は発掘現場からなんと、貧者の薔薇をくすねてきていたんだね。
その効果範囲、なんと数キロ!
薔薇の毒はキメラアントの王も死に至らしめる、大変な猛毒だよ!

トロッコで少し離れたくらいじゃ、完全にDIOじいさんたちもお陀仏さ。
何て危険な物を発掘現場に置いていくんだろうね。


ラオウ「手首のち時計は1分を回った…
    貴様はもう立つこともできない」

ラオウ「だのに何故だ、その不敵な眼差しの理由は」

定助「聞きたいのか? 本当に聞きたい?」

ラオウ「いや、聞かんでもいい! やはり貴様はすぐ殺すことにした」ズムズムズム

定助「>>(期間)ありゃあ、オレはお前なんか倒せるほど強くなて見せるのになあ」

定助「>>239(期間)ありゃあ、オレはお前なんか倒せるほど強くなて見せるのになあ」

1年


定助「1年ありゃあ、オレはお前なんか倒せるほど強くなて見せるのになあ」ハァハゼーゼー

ラオウ「……なんだと?」

定助「1年あれば、俺はお前より強くなって見せると言ったんだ。
オレはお前の額に初めて傷をつけた男だぜ。
   1年もあれば、簡単に強くなれるのさ」

定助「……いや、今言ったこと忘れちまってくれ」

ラオウ「話を続けろ!」


定助は言葉巧みにラオウをつったよ。
『卑怯者』というセリフ、それは戦いに誇りを重んずるということ。
その点をついて、定助は喋ったね。


定助「でも最も、オレが強くならないうちに殺した方が、アンタにとってはいいよね」

ラオウ「きっさまあ~~~~~!」


ジャギ「ラオウ! 何故そいつをさっさと始末しない」

定助「うっ、やばい仲間だ」


ふとジャギが地面と見ると、導火線に火のついた貧者の薔薇を見つけたよ。
ジジジと火花を散らすソレを、ジャギはカパァと口に入れたね。
次の瞬間… ドモン!

過去に500万人もの命を奪った爆弾を、いとも簡単に腹の中で爆発させたジャギ。
猛毒もなんのその。 さすが北斗の男、ロボ超人の兄貴分!


ラオウ「吉良とやら… 俺はあえてお前の口車に乗ってやるぞ!」
    1年で強くなれるというのなら、1年だけ命をくれてやろうではないか」

定助「……オレと再試合?」


1年て結構な猶予だと思うけど、そこはさすが二千年も眠る生物だね。
時間の感覚が人間とは違うよ。


ラオウ「ただし、お前が逃げられんように儀式をほどこす」

ジャギ「ははん、ラオウ! いつものヤツをやるというわけか」

ラオウ「今からこの>>244をお前の>>245に引っかけておく!」ズボォ

定助「な… なにをするーーッ!」

ラオウ「この>>244の外郭は370日目に溶け始める!
    中には毒薬が入っている!手術で取り出すことはできない!」

ラオウ「助かる方法はひとつ! 370日以内に俺と戦って勝ち
    俺の口にあるピアスの中の解毒剤を飲むことのみ!!」

ジャギ「…このジャギからもプレゼントだ。
    貴様の>>246に埋め込ませてもらうぞ」

定助「ゲッーー!!」

洗濯ばさみ

脳ミソ

左足のくるぶし


ジャギ「アミバ! お前も埋め込むか?」

アミバ「くだらぬ… 我らの第一目的は『牛角』のパワーを手にに入れること。
    忘れれるなよ。 行くぞ、2人とも!」ダッ

ラオウ「吉良! せいぜい強くなり、俺の『パロスペシャル』をやぶってみろ!」


笑い声とともに3人は闇の中に消えていったよ。


定助「なんてこった……」


----------------


医師「確かに洗濯ばさみが脳ミソと左足のくるぶしに止まっている…
   しかも血管の壁と一体化している部分もある…
   まるで四次元の洗濯ばさみです」

定助「オーノーッ!」

医師「手術で摘出するのは現代の外科医学では不可能です」


典明「吉良、君に残された道はひとつしかない。
   洗濯ばさみが溶けだす370日以内に奴らを倒し!
   解毒剤を手に入れるしかッ!」

定助「あ~~~! なんてこった!
   勢いにまかせて1年て言ったのによォー。
   チクショー、せめて10年て言うんだったクソッタレーッ」

典明「貴様ッ! 真剣に考えてんだろうなァ!」


そして「お前はオレがやることができるようにならなくてはならない」
と言った典明は、コップの水を流さず逆さに持ち、定助に投げ渡したよ。
でも、定助が持つとコップの水は爆発してしまったんだ。

典明は2人のミディアムレアの違いを話したね。
手のひら全体からと、指の先から…
『水鉄砲は穴が小さい方が、イキオイよく遠くまで飛ぶ』
典明はこう言いたかったんだね。


典明「オレも、もっと強いミディアムレアを作れるようにならなくてはならない。
   だからこれから『師』の元へ修行に行く」

定助「修行だって? オー!ノーッ
   オレの嫌いな言葉は一番が『>>251』で二番目が『>>252』なんだぜーッ」

やれば出来る子

走り込み100回


定助「オレの嫌いな言葉は一番が『やれば出来る子』で
   二番目が『走り込み100回』なんだぜーッ」


走り込み100回くらいで奴らに勝てるなら簡単なものだと思うけどね。
『定助はやれば出来る子なんです』って、常秀おばあちゃんの口癖だったのかな?
大人の何気ない言葉も、子供には重くのしかかってしまう場合もあるんだね。

そして2人は典明の師匠のいるベニスへ向かうよ。


典明「……そこの君、ゴンドラを頼む」

船頭「………」

典明「おい! 聞いているのか!?」


クルリと振り向いた船頭は、祭り用の舞踏仮面をつけていたよ。


船頭「左側のでかい男! 貴様の顔が気に食わん!
   今から痛メツケテヤル!」


いきなり難癖をつけられた定助。
だが船頭は水面の櫂の上にフワリと乗って、足で自由に櫂を操っているよ。

……と、いきなり定助を攻撃してきたじゃないか!
怒った定助は反撃に出ようとするけれど…


船頭「ミディアムレアで水をはじき、水面に立つことぐらいはできるのか」バザァァ


仮面をはずし、髪を下ろした船頭に定助は驚いたね。


定助「女!」

典明「あ… リサリサ先生!」

定助「リ、リサリサだとッ!?」


定助はさらに驚いたよ!
ここはベニス。 死んだはずの定助の母親、リサリサがいるとハゲが言っていた場所だからね。
しかも本人は目の前…

でも定助は結局人違いだと思ったみたいだ。
何せ目の前に立つ女はどう見ても20代後半だし、典明の師匠だからね。
ナチスの情報もアテにならないなぁ、と定助は思ったんじゃないかな。


ミディアムレアの先生相手に反撃に出ようとする定助だったけど
逆にやられて変なマスクをかぶせられてしまったよ。


リサリサ「あなたは1年間その『車酔い矯正マスク』をつけて生活しなくてはならない。
     あなたは100km走っても、そのマスクが平気にならなくてはならない!」

定助「ヌヌヌィ~~~ッ!」

リサリサ「あらためて典明… そして吉良、ようこそヴェネチアへ。
     2人とも、私達はこれからあの島へ渡ります。
     あの>>256島全体が私の館です」

定助「うう…」

小豆


小豆島!
ヴェネチアからの直線距離、およそ9,400km!!
明るいヴェネチアから一転して、神秘性十分!
そして素麺、醤油、佃煮、胡麻油、オリーブなどの生産が盛ん!!

面積153.2km²のこの島… これが吉良と典明の修行場である!!


定助「これから一体どんな修行が……」

リサリサ「試練のプロローグは!
     名づけて『>>258』!」

定助「おい、何だそれは?
   まだこの島の案内もしてもらってねーぜ」

典明「せ… 先生! いきなり『>>258』に挑まねばならないのですか?」

典明「多くの修行者が死んでいったという『>>258』に!!」

うまいもの巡り


リサリサ「試練のプロローグは名づけて『うまいもの巡り』!」

典明「せ… 先生! いきなり『うまいもの巡り』に挑まねばならないのですか?」
   多くの修行者が死んでいったという『うまいもの巡り』に!!」

リサリサ「この試練を乗り越えなくては、この島にとどまる資格なし。
     それにこれが島の案内にもなる」


……こうして2人は小豆島のうまい物を食べ尽くす、うまいもの巡りの旅に出たんだ。
9,400kmも離れたヴェネチアに寄った意味があったのかは、全くの謎だね。

定助と典明が最初に向かったのは、『ひしお丼』を食べさせてくれるお店だよ。
『ひしお丼』っていうのは

①『醤の郷』で作った醤油やもろみを使っている
②小豆島の魚介、野菜やオリーブなど地元の食材を使っている
③箸休めはオリーブか佃煮を使っている

この約束を守っていれば『ひしお丼』なんだね。

この後も2人は色んな種類のひしお丼、キャラメル風味の醤油アイスに
オリーブサイダー、手延べそうめんなどを食べまくったよ!


睡眠も取らず、極限の満腹状態で島のあちこちを車で行ったり来たり…
2人の車酔いは頂点に達したね。

そして61時間後…
先にリサリサの元に戻ってきたのは典明だったよ。

定助が帰ってきたのはそれから1時間9分後。
あまりにも満腹で苦しかったのかな?
それともマスクをつけたり外したりで時間がかかったのかな。

ブツブツ、ネチネチとリサリサに絡む定助。
ただ、修行の効果はてきめんだったみたいだよ。
前は爆発してしまったコップの水が、逆さで持てるようになったんだ!


定助「先生ーッ! か… 感動したぜッ!
   はっ… 早く次の修行に移ってくれ!」

リサリサ「言われなくても修行のメニューはたっぷり用意してあるわ」クス


さて、ここで2人の師範代が現れたよ。
さすがに師範代はすごいね。
コップの水を指にさしてプリンみたいにプルプルさせているよ。


典明「と… とてもここまではできん…」

>>266「できるようになりたいか?」

典明「も、もちろんだ! ならなくてはいけないんだ」

>>266「フーン、じゃあもっと近づいてよぉーく見てみろよ」

定助・典明「……」ググーーッ

ドバァッ!

定助・典明「うわああっ」バチーーーーッ

>>266「2人とも挨拶ぐらいせんかーッ!」


ゲラゲラ笑う師範代たち。
もう1人の師範代は腕毛の濃い、確か>>267という名前の人だったね。

ダイアー

トンペティ


トンペティ「一秒間に10階の呼吸ができるようになれ!!」

ダイアー「次は10分間息を吸い続けて10分間はき続けろッ
     それができたらマスクを取ってやる」


ひと月… またひと月、と月日は流れていくよ。

……『車酔い』
ミディアムレアは『車酔い』のリズムにその全てがあるのだッ!





※まとめ

ラオウ(ワムウ)の流法は筋肉、必殺技は闘技パロスペシャル

現在、定助の脳ミソと左くるぶしには毒入りの洗濯ばさみが止まっている

修行期間は1年

リサリサの修行場はヴェネチアから9,400kmの小豆島

メッシーナ → トンペティ
ロギンス → ダイアー

典明は片玉

むしろ定助は2つ取ってもらったら良かったのにね

まずいッ!
もう3部が始まってしまうッ!!


――― ヴェネチア・サンマルコ広場(洗濯ばさみ溶解まであと7日)

バカ「セニョリーナ~~、ひとりかい?」

リサリサ「結構よ。 向こうへ行って」

バカ「ちぇ~~、美人だと思って、お高いぜーーッ」

リサリサ「……スリか。 私って、どうしてこう… 変な男ばかり寄って来るのでしょう」

リサリサ「フー、面倒くさい。
     『彼』があなたの相手をしてくれるわ」


ナイフを持ったスリを、ものともしない定助。
最後は男の頭にカラシを絞ってやったよ。


定助「ケッ… そんな真っ赤で角笛みたいなデッカイ宝石なんか身につけてっからスリに狙われるんだよ」

定助「? ……角?
   角笛? …牛…… エ?」

リサリサ「…気がついたようね。 そう、これが『牛角』」



エッ!? 牛角って焼肉屋さんじゃなかったんだ?

もうダメだ… 皆は見てくれよ……


リサリサ「これは原牛、オーロックスの角…
     その中でも奇跡の牛と呼ばれる原牛の、赤い角!!」


ここで初めて定助と典明は牛角にまつわる言い伝えを聞いたんだ。
オーロックス… フランスのラスコー地方の洞窟に壁画として残ってるアレだね。
家畜としての牛の祖先だよ。


リサリサ「全自動大根おろし機を作ったのは、一番高い知能を持つと言われるアミバ…
     けれどそれは卵割り器に作り替えることで、人間を天才ジョッキーに変えることができても
     彼らを『押す』にはパワーが足りなかったのです」

リサリサ「これは大根おろし機に取り付けることで、太陽を克服する…
     究極の生物になるために必要な道具ッ!」

リサリサ「細かく砕けた赤い角ではパワーが足りなかった!
     そして3人が耳にしたのは、当時のローマ皇帝が所有していた
     この『牛角スペシャル』!!」シュゴオォォォォ


リサリサが首から下げていた角笛みたいにデッカイ牛の角を太陽にかざすと
日光を集めたそれは、船尾をバゴォ!と爆発させてしまったよ。

今日はもう力尽きたよ……
でも来週の2回目放送までには終わらせたい


リサリサ「この角と3人の目的を知ったミディアムレアの戦士達は
攻防を繰り返し、3人に滅ぼされはしましたが……」

リサリサ「からくもこの牛角スペシャルは守られ
私が守りの使命を続けているのです」

定助(多くの人間を悲劇に追い込んだのは全自動大根おろし機!
それを作った奴がアミバだったとは!)

定助「……ぶっ壊せ」

リサリサ「それは言い伝えでできません」

リサリサ「牛角スペシャルを破壊したらなお、奴らを倒せなくなるとの言い伝えがあるのです」

定助「なんだァ~それは?」

リサリサ「分かりません…
しかし私は自分の使命を守り通さねばならない」

リサリサ「吉良… 典明、小豆島に戻ったら最終試練を行います」

定助「さ… 最終試練!?」


最終試練…… それは、師範代と>>284

フードファイト


定助(最終試練… それは、出島でのフードファイト!
   そして、オレの相手はダイアー師範代!)


フードファイトの会場も普通じゃなく、趣向が凝らしてあるらしいよ。
またお腹一杯ご当地グルメを食べることになるのかな?

今は夜明け前、一番暗い時間帯……


…コン

定助(これはダイアー師範代の帽子じゃあねえか!)ヌルリ

定助(ち… 血がついているッ!)

定助(ム… ダイアー師範代か!?
   いや、おかしい… 2人いるぞ…… い、異様だ… 不自然だ!!)

定助「1人が片足でもう1人の人間を持ち上げている!!」


定助「ダイアー師範代! し… 死んでいるッ!」


ゴゴゴゴゴゴゴ


クルゥゥ~~っとゆっくり振り返ったのは……


定助「ジャ… ジャギ……!!」


定助「てめえがこの小豆島へ来たということは……
   もう突き止めたのか。『牛角』をリサリサが持っているということを…」

ジャギ「フン!」プイ

ジャギ「この会場は… 人が暮らすようなところではないらしい。
    すると隣の島だったのか、『牛角』を持つという女がいる島は…」


ポイと定助の足元に投げ落とされた師範代…
その死体は肺と三半規管がえぐられ、なくなっていたよ。


定助「しごきの恨みを今はらせると思ったのによォ~~~
   だが師範代… あの世で見てなよ。 しごきの成果を!」

定助「ジャギ… あと6日あるが、今もらうぜ
   その>>287につけたピアスの解毒剤をよォーッ!!」

耳たぶ


定助「今もらうぜ、その耳たぶにつけたピアスの解毒剤をよォーッ!!」

ジャギ「………」

定助「こらァ! オレを無視し続けやがって!」

ジャギ「どけい! 今、お前を相手している暇はない」

定助「暇? いっぱい暇はあるじゃあねーか!」

ジャギ「ほう… 鋭いいい目をするようになったな……」

定助「だが、そのような眼差しを持つ者が俺に会った時… そいつは>>289

インポになる

間違えたよ

ジャギ「そのような眼差しを持つ者が俺に会った時……
    そいつはインポになる」

ジャギ「もう一度だけ言う…
    どけい! 俺に触れたら貴様はインポになるッ!」


男にとって、とても大事なことだからね。
だから2回言ったんだね。


定助「どかしてみろ」


定助を退けようと手を振り上げるジャギ。
その手のひらを、定助は指一本でピタァと止めたよ。


ジャギ「ぬうう~ これはッ!?」

定助「どうした? どかしてみろ。
   オレがどくのは道にウンコが落ちている時だけだぜ」


定助の指がジャギの表皮のガードを破りつつあるよ。


ジャギ「こいつ… これほどまでの『ミディアムレア』を身につけたかッ!」

ジャギ「フーム… ちょいと驚いたぞ、お前の成長には……
    だが! 俺と闘う資格にゃあまだ程遠かったなぁ~~~~」メキメキメキ


そのまま定助の腕をへし折ろうとするジャギ!
だけど定助がギャルルンと回転した時、何かに気づいたみたいだ。


定助「やっと気づいたかよ…
   今、てめーの腕にゃあ>>293が巻き付きつつある」

こんにゃくいも

蒟蒻芋を素手で触ったらアカン


定助「てめーの腕にゃあ、こんにゃくいもが巻き付きつつある」


この出島のフードファイト会場は、先端が鋭く尖った鉄の串が足元に一杯だね。
こんな所で何を食べる予定だったのかは疑問だけど
2人の足元のトゲトゲに、こんにゃくいもがひとつ突き刺さっていたよ。

定助が巻き付けたのは、地上に生える葉の部分。
こんにゃくいもは植物だから、ミディアムレアがよく流れるね。


定助「ホントは首に巻き付けてやるつもりだったが、さすがにその隙はねえな」

ジャギ「一体…? いつの間に芋を刺していたのか!?
    その動きが少しでもあれば、見破っていたはず!」


不注意にもホドがあるね。
そして定助は葉に流したミディアムレアで、ジャギの腕を落としたんだ。

>>294 ミディアムレアでガードだよ!

ジャギ「うぬぬう……! き、貴様ぁ~」

定助「お! 怒るのジャギ?
   腕を蒸発させられて怒り狂うのォ~~~?」

定助「どんどん怒りやがれッ!
   左足くるぶしに止められた洗濯ばさみのおかげで
   この1年、夜もグッスリ眠れねー!!」

ジャギ「う、うぅ……」ポロ

定助「!?」

ジャギ「う~~~ううう…… >>297だ」

感激


ジャギ「う~~ ううう…… 感激だ」ポロポロポロ

定助「!?」

ジャギ「HEEEEEYYYY! かァァんげきだァァアァーーーーッ!!
    AHYYYYAHYYYYUHOOOOHHHHHH!!」

定助「何だ!? 血管ピクピクで怒ってくると思いきや…
   このジャギって野郎、感動にむせび泣いてやがる!」

ジャギ「おおおおおれェェェのォォォうでェェがァァァ~~~~!!」

定助「怒るより… 逆に不気味なものがあるぜ。
   早いとことどめを刺そう!!」

ジャギ「」ピタリ

定助「うっ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴ……


ジャギ「フー、スッとしたぜ。
    しかし吉良とやら… 貴様の成長には驚愕した」


そう言うと、ジャギはダイアーの腕を切り落として自分にくっつけたんだ。


ジャギ「フン! ちょいと細めだが、そのうちもとの太さに戻るだろう」

定助「くッ! 何だこいつ!
   感激したり泣いたりケロッとしたり」

ジャギ「おっ吉良、恐れたな?
    この俺に今、恐怖を覚えただろう?」


困惑する定助… ふと、腕を落とされた師範代を見ると
遺体に変化が起き始めていたよ。


定助「ダイア師範代の遺体がッ!」

ジャギ「ラオウは『パロスペシャル』という筋肉を操るモードを持つが
    俺は『>>301のジャギ』!!」

しゃぶしゃぶ


ジャギ「俺は『しゃぶしゃぶのジャギ』! 薄切り肉を操る流法!!」


ラオウは筋肉、ジャギは薄切り肉を操るんだね。


定助「おおおおお! くらえッ!! 焼き魚ァッーーーー!!」


定助はやっぱり恐怖していたのかな。
安易な攻撃で、魚は空を切ってしまったよ。


ジャギ「お前の顔面をしゃぶしゃぶしてやる。
    くらってくたばれ『>>304』のモード!!」


ジャギの必殺技が出たよ! 危ない定助!!

解凍王


ジャギ「くたばれ『解凍王』のモード!!」ドピュゥン


しゃぶしゃぶでもすき焼きでも、冷凍肉なら解凍させないといけないね。
だけど急激に解凍すると、肉汁が流れ出て風味が半減してしまうから注意が必要だよ。
原則は低温でゆっくり!

あと、エスキモーあたりでは割と日常的な流法かもしれないね。


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その頃、別の出島では………


トンペティ「くらえ典明ィーーーーッ!!」

典明「直火焼きィーーーッ!!」ドシャァ


トンペティ「……ま、待て典明! ここまでだ!
      これ以上続ければ、いずれか… または2人とも死ぬ」

トンペティ「いや… 忌々しいが、負けるのは俺の方……
      貴様の直火焼きで、右の腕毛が全部焼け落ちちまいやがった」


まぁ直火焼きなら腕毛が焦げても仕方ないよね。


トンペティ「最終試練… 文句なく合格だ、典明!!」


トンペティ師範代から、合格を貰った典明!
すぐさま双眼鏡で、隣の島を見始めたよ。


トンペティ「あのいい加減野郎の最終試練がそんなに気になるか、典明」

典明「オレがここまで成長したのは吉良に負けまいとしたからだ。
   言っておくが、吉良の良さは心の底の方にある」

トンペティ「ケッ! おめーは友人を作るのはヘタクソだが、一度惚れ込むと>>311以上だぜ」

ヤンデレ


トンペティ「おめーは友人を作るのはヘタクソだが、一度惚れ込むとヤンデレ以上だぜ」


まぁ典明はその一族愛たるや、病んでいるが如しだからね。
それ程、定助に惚れ込んだということなんだろう。
その情愛が別の方面へ向かないよう、祈るしかないよ。

そして双眼鏡に目をやった典明…… 驚くべきものを目にしたよ!
それは…… ジャギと闘う定助!!


典明「…ヤツが、この島に!?」

トンペティ「なにィ~~~!!」


ヤンデレの典明は、すぐさま定助のいる出島に向かおうとしたけれど
それはトンペティ師範代によって阻止されてしまったよ。

加勢に行っても間に合わない以上、定助よりもリサリサの牛角を守る…
それは当たり前のことだよ。

今は感情に溺れている時ではないよ!
でもギリギリと歯噛みしながら、師範代を睨み付けた典明は凄く怖かったね。


一方… こちらの出島では、ジャギと定助の闘いがまだ続いていたよ。


ジャギのゆるゆるとした低温でマスクを溶かされた定助。
定助のセクシーな唇は、約1年ぶりに外へ出すことができたよ。


定助「…ちょっぴりコゲメがついちちまったぜ、この野郎!」

ジャギ「吉良… お前今、そんなへらず口を叩く振りして
    実は>>316を考えているのだろう?」

ジャギ「なァーーーーッ!?」

ジョジョ3部


ジャギ「吉良… お前今、そんなへらず口を叩く振りして
実はジョジョ3部を考えているのだろう? …なァーーーーッ!?」


TOKYO MX 初回放送:4月4日深夜24時30分ッ!!
もうとっくに過ぎてるよ!
なんと海底に沈んだ荒木先生が、100年の眠りから覚める物語!
そりゃ定助じゃなくても気になっちゃうよね。


ジャギ「図星だろう? ズバリ当たってしまったか……」


動揺しながらも、次の作戦に移る定助。
隣の島では双眼鏡で、ヤンデレ典明が見守っているよ。


ジャギ「……ぬっ!」

定助「やっと気づいたようだな……
   どうしてオレの>>320が小っちゃくなっていくのかにッ!」

ズボンの裾

果たして来週の金曜までに終わるのか・・・?

>>323 慌てない。 まだ慌てるような時間じゃない。


定助「おめーは『結界』の中にいる!
   このズボンの裾にミディアムレアはよく伝道するゼ!」

ジャギ「へえ~~~~~」ニヤニヤニヤ


ズボンの片足が、いつの間にか膝近くまで短くなっている定助。
ジャギはそれを知っていたのか、ニヤニヤと笑っているよ。


ジャギ「……結界だと! よぉーく見ろッ!
    結界を張っていたのは俺の方だ!!」


なんとッ!? ジャギは足先からは血管針が伸びていたんだ!
これで定助を取り込み、ゆるゆると解凍するつもりだったんだね!

ジャギはズボンの裾から伸びている糸をプツンと切ると
定助に襲いかかったよ!


ジャギ「貴様の作戦なんぞ、すでに見切っているぜーーーッ!!」


典明「き… 吉良ッ! やられる… 絶体絶命!」


ここでトンペティ師範代が、典明の双眼鏡を叩き壊したね。


トンペティ「双眼鏡で定助の運命を見ていてなんになる!
      もしも吉良が倒されるなら!
      今度ジャギを迎え撃つのは我々の役目だぞゥ!」

典明「た… 確かに! 吉良……!」


典明の心配も仕方ないね。 だって典明はヤンデレだからさ。


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ジャギの攻撃になす術もないように見えた定助だけど
不敵な笑みを浮かべているよ。


ジャギ「せ… 切断したはずのッ! 『糸』がッ」ビシィッ


定助は手品が大好きなんだったね。
糸を切断されても大丈夫なように、トリックを使って結界を張っていたんだ!


定助「ロープマジック成功!」

ジャギ「RRRRUUOOOHHHHHH!!」ギシギシギシ

ジャギ「貧弱なミディアムレアより先に、俺の血管針をブチ込んでくれるわ!」ゴバァ

定助「こおおぉぉぉぉ!
   くらえ! ミディアムレア>>328のビート!!」

やみつき塩キャベツ


定助「くらえ! ミディアムレアやみつき塩キャベツのビートッ!!」ルチャァア

ジャギ「RRRRRUUUUOOHHHHHH!
    おおお 俺が! 俺が人間なんぞに!
    俺は偉大な生き物だ…… や、やられるなんてッ!!」バリバリバリバリ


『よくもォォーーーーッ』と残して、ジャギは消滅していったよ。
でも最後に、やみつき塩キャベツを味わえたのかな?
適度なニンニクと塩… そして小豆島の胡麻油も使ってたのかもしれないね。

ドライヤーとの消滅の違いが気になった定助だったけど
とりあえず、ジャギの耳たぶから落ちたピアスの解毒剤を飲むことにしたよ。


定助「このドロリっていうの…
   耳についていたせいか、中耳炎の膿みたいなイメージがあるけど、ま……」


それを飲んだ定助は、なんとなくではあるけど左くるぶしの軽さを感じたんだ。


定助「どうも肩がこったなぁ… ズッシリくるぜ」コキコキ


ジャギとの闘いを終えた定助…
でも、その背中には何かくっついていたね。


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>>331「リサリサ様ァー」

>>「どちらのブラウスをお召しになりますーー?」

リサリサ「>>331、あなたにまかせるわ
… 典明と吉良が戻ったら、私の部屋に来るように伝えて」

>>331「はい、わかりました」



……きたよ! ここで出てきたよ!!
2部きってのカワイコちゃん…
後に定助の奥さんになるはずであろう、その人が!!

どんな名前だったっけなぁ…

スーシーホー


ブラウスの選択をスーシーホーに任せ、リサリサはお風呂に入るよ。
スタイル抜群だね!

このスーシーHはリサリサの館の侍女で、リサリサのお世話を一手に引き受けているみたいだ。


定助「……おい、スーシーH」ヌオォン

スーシーH「キャアァ! だ…誰!? 知らない人がこの島にィィーーッ」

定助「オレだよ、オレーッ! 叙々苑定助だ」


しばらくスーシーHと話した定助だったけど
そういえば、牛角のことでリサリサに報告しなければならないことがあったね。


スーシーH「ねぇ吉良… 意外とイカす顔してるわよ//」パタパタ


スーシーHと話しているうちに、ズッシリきてた疲労と肩凝りもなくなった定助だったよ。
やっぱりカワイコちゃんと喋るのは癒しになるんだね。

明日はちょっぴり
主に明後日頑張る。金曜までに頑張るお


午前6時 洗濯ばさみ1個解消
残りの脳ミソの1個溶解まで、あと6日

ジャギの報告は急がないといけないけれど
リサリサは今お風呂に入っているから、しばらく待たないとね。
窓から外を眺める定助… 船着き場にはスーシーHの姿が見えるよ。

ふと、何かを思いついた定助。
ニヤニヤして、良からぬことでも考えているのかな?
鍵穴から、入浴中のリサリサを覗こうとしているね。


定助「おおおおお~~~っ! ナァーイス」


おや? ついさっき船着き場にいたスーシーHの姿も見えるよ。
…いつの間に部屋に入ったんだろう?


リサリサ「ねえスーシーH… 定助と典明は戻りましたか?」

スーシーH「………」

ゴゴゴゴゴゴ…


リサリサ「ス… スーシーH! テーブルの上にあった『牛角』をどこにやりました?」

定助「な、何だ!?」

スーシーH「……」ゴモモモ

リサリサ「ス… スーシーHの体内に何かがいるッ!」

スーシーH「お前らにィ… 俺の最後のォ
      最後のォォー、戦いを挑んでやるゥゥゥーーーッ!!」ボゴボゴボゴ

スーシーH「今出航した郵便船に、『牛角』を積んだ!
      あの船をてめーらが追うことは阻止してみせるッ!」

スーシーH「完全に俺を殺すには!
      この女も殺さねばならねーぜ!」

定助「なんて執念だ… ジャギ」


そこへ典明が戻って来たよ。


典明「吉良! お… お前ッ!
   ジャギとの戦いに生きていたのか! …う、運のいい野郎だぜ」

定助「今はそれどころじゃあねーぜ。
   部屋の隅にいるスーシーHを見なよ」

スーシーH「助けて典明… 二人があたしをいじめるの……」シクシクシク

リサリサ「典明… 『牛角』が郵便船に積まれ出航してしまいました。
     ここは任せて郵便船を追い、牛角を取り戻して。
     もし郵便物が小豆島から送られたら、行方が分からなくなりますッ!」

スーシーH「追わせはしねーッ!」バッギャ――!

典明「デッ!」

スーシーH「追うんなら、この俺を殺してからにしやがれッ! チンボコ野郎!」

スーシーH「こ… これから!
      これから俺の最後の能力を見せてやる!
      この女の体ごと爆発し、貴様ら全員ブッ飛ばしてやるッ!!」


さぁ… 大変なコトになってしまったね。
皆がスーシーHを攻撃できないのをいいことに、ジャギが最後の攻撃に出るみたいだよ!


リサリサ「や… やむを得ないッ!
     吉良、ミディアムレアをスーシーHにッ!」

定助「ち… ちくしょう! 策は… 何か策があるはずだぜ」

リサリサ「…私がやります!」

典明「い、いや先生! オレがやるぜ!」

定助「待て!典明閃いたぜ!
   うまいもの巡りで覚えたミディアムレア! あれだぜ、アレ!」

典明「な… なるほど。 あれなら、できるかもしれん」


定助と典明は協力して、ミディアムレアを使ったよ!
2人がうまいもの巡りで覚えたアレってなんなのか気になるね。

耐え切れなくなったジャギは、スーシーHの体から飛び出てきたけど
あとは太陽の光で消えていくだけ…。


定助「オレは、こいつの生命にだけは敬意を払うぜ……」シューシュー


これから吉良たちは、いずこかに郵送された『牛角』を追わねばならないよ。
それをアミバが手にする前にね。

『牛角』の返却をめぐって、郵便局でひと悶着を起こす定助と典明。
今まさに大暴れしようとした、その時……


トンペティ「……吉良! 典明!!
手紙の宛て先が分かったッ!」

定助「な… なにッ!?」

トンペティ「意識を取り戻したスーシーHから、リサリサが催眠術で聞き出したのだ」

トンペティ「……宛て先は>>342ッ!!」

エジプト カイロ


トンペティ「……送り先はエジプトのカイロ!」

典明「エジプト… 奴らはエジプトにいるのか!」

トンペティ「しかし、エジプト行きの船とか列車とかは出てしまっている!
      …追いかけるぞ吉良、典明!」


そこにはリサリサもすでに来ていて、皆を待っていたよ。
傷は残っているけど、スーシーHも見送りに来ていたね。


定助「それじゃあ出発するぜッ!」ドロロロロ


寂しそうに手を振って、来た道を戻るスーシーH。
そんなスーシーHに、車を返して吉良はこう言ったよ。


定助「さよならだぜスーシーH!
   でもいつか必ずまた小豆島へ戻って来るからな!」

スーシーH「ほんと!?」

定助「ああ… それまでその>>344なおしてろよな」

胸の7つの傷


定助「ああ… それまで、その胸の7つの傷、治してろよな」

スーシーH「う… うん!」


何てことだろう!

スーシーHの身体を乗っ取ったジャギは、その胸に北斗七星を模った7つの傷を付けていたんだ。
女の子の胸に、本当になんてことをするんだろうね。
北斗の男の風上にも置けないけど、ジャギだから仕方ないね。



――― エジプト・カイロ


アミバ「8時にあるはずのジャギからの電話がない…
    奴は『牛角』が小豆島にあるという手がかりをつかんだ!
    …ジャギの身に何かあったのだ!」


人間より優れた生物であることを誇りにしているアミバだけど
人間が発明した電話は、遠慮なく使うんだね。


トンペティ「吉良… おい吉良、起きろッ!
      吉良! カイロに着いたゼッ!」


ひと寝入りしている間に着くような場所でもないんだけどね。
でもとりあえず、無事エジプトを走る列車に追いついたみたいだよ。


典明「のん気するなよ、吉良…」

定助「言っとくがオレは体力養ってんだぜ、体力をよ!」

パッパーーッ
 パパーーッ


おや? 何だか後ろの車がうるさいね。
追い越したければ、先に行けばいいのに… でも、その車は……


定助「ナ… ナチス!」

「フフフ… 元気そうじゃあないか、叙々苑」


定助「誰だ貴様!? オレはナチスなんぞに知り合いはいねーぞ」

トンペティ「ううっ… 皆、見ろ! 列車の周りを!」


出国手続きで止まる列車の周りを、すでにナチスが取り囲んでいたよ!


ナチ「…ありましたッ! 大佐!!」

リサリサ「あの紋章は… あの小包は!」


それこそが『牛角』だったよ!
一体どうしてナチスが『牛角』を追うんだろう!?


「この『牛角』は我が軍が預からせてもらう。
 君達は1年前から小豆島で我々に監視されていたのだよ」

「ついてきたまえ… 君らに『牛角』と『アミバ』の話を聞きたいのだ。
 まんざら知らぬ仲でもないしな、吉良……」


気安く定助の愛称を呼ぶナチス将校…
『牛角』が彼らの手に渡った以上、皆は結局ついていくしかなかったよ。


――― 5時間後・10:00PM

アミバ(温度差で室内の様子を読み取る)ザムッ

アミバ(暖炉に火がともっている…)シュルルーーーー

アミバ(壁のそばに人間が立っている。
    身長は右から185… 179、188… 210、他……)

アミバ「全部で>>350名、全員男!」

20


アミバ「全部で20名、全員男!」ザギィ! ギャルルル


この宿は、ひと部屋が割と広いのかな?
でも食堂だったら20名くらい余裕だね。

アミバ「………」ドサドサドサ

アミバ「ひい… ふう… 19、20人……」

「……」ギイイィィィ …チャラ

アミバ「ぬう!?」

「お前がアミバか… 早い。
 我々が『牛角』を手に入れたことを知り、奪いに来るとは……」

アミバ「……この部屋にいる人間は、確かに20名だった。
    貴様、『体温を感じさせぬ』のは一体!?」カシーーーン

定助「おいナチ公ども! 腹が減ったぜ、いつまで待たせる気だ!」ガチャリ


部屋に入った定助が見たのは、ナチス将校に襲いかかるアミバ!
ナチス将校はそれを手で止めたよ!


アミバ「ぬう!これは… >>352!」

トング


アミバ「ぬう!これは…トング!?」


ナチスの将校はジャキイィっと、右手代わりのトングでアミバの攻撃を受けたね。
そして帽子が落ちて、あらわれた顔は……


定助「ハゲ!」


なんと! 今定助の目の前にいるのはアミバと
メキシコで木っ端微塵に爆裂死したはずのハゲ少佐!
いつの間に大佐になったんだ!? 一度爆死したってことで、二階級特進したのかッ!


定助「鋼鉄製のトング!
   それに顔にも異様なメカのコルセットがしてある!」

ハゲ「吉良… 地獄から舞い戻ったぜ」

アミバ「………」ズオオォォォォ

定助「オ、オレを睨んでやがる…」


どうやらアミバは、ジャギが定助に倒されたことを知っているみたいだね。
すごく憎しみのこもった目で睨んでいるよ。


アミバ「吉良… この軍人から『牛角』を取り戻したら貴様を始末する。
    ジャギが倒されたとあっては、放ってはおけぬ」

ハゲ「おいアミバ、どこを睨んでる!
   貴様の相手はこのハゲだ」

アミバ「トングなど相手になるか!」

ハゲ「そうかい」ギャルルルン ピシィーッ

定助「異様な角度に腕が曲がったぞ! 左腕も義手なのか!?」

ハゲ「そしてェェェェェーーーッ!!」ベリン


今のハゲの指の力はドライヤーの約2倍! 1950kg/cm2だよ!!


ハゲ「ブァカ者ガァアア! ナチスの科学は生焼けじゃないかアァァァ!!
   吉良、こんな体になった俺を気の毒だなんて思うなよ!」

ハゲ「俺の体はァァアーーーッ!
   我がゲルマン民族最高知能の結晶であり、誇りであるゥゥゥ!!」

ハゲ「くらえアミバ! 1分間に>>355できる>>356だ!!」

ネバネバに

とろろ芋おろし器


ハゲ「くらえアミバ! 1分の間にネバネバにできる、とろろ芋おろし器だ!!
   ひと擦りひと擦りがお前の体を削り取るのだ!!」

定助「胴体はすりおろし器なのか!」

ガリガリガリガリ ガリガリガリガリ


ナチスの科学力は、キッチン回りを充実させることに重点を置いてるんだね。


リサリサ「な… 何の騒ぎ!?」

典明「下の階だ!」

アミバ「MMMMWOOOOOOOOーーーッ!!
    何が何でも『牛角』を手に入れる!」ネバネバネバネバ

アミバ「ジャギが死を賭して郵送してくれたのだ!
    断じてジャギの死を無駄にするわけにはいかぬ!!」

ハゲ「!?」

定助「>>358!?」

アミバ「我がモードは『>>358』! >>359の流法!!」

北蛇鍼拳

乳首コリコリ


アミバ「我がモードは『北蛇鍼拳』! 乳首コリコリの流法!!」


北蛇鍼拳… それは北斗神拳を基に、アミバが作り上げたモードだったね。
突き出した薬指と中指でハゲの秘孔… 乳首をコリコリとこねくり回し始めたよ!


ハゲ「バ… バカな!」コリコリコリコリコリコリ

アミバ「ドライヤーがなんだというのだ!
    奴はささやかな温風程度の存在… 我らとは比較にならん!!」

ハゲ「ま、まだ勝てん! 今の俺の装備では… 今の人間の科学では…」ガシャーン

アミバ「…ん? 間違ったかな。
    だが構わん、『牛角』をもらおうか……」ガシィッ


アミバ「『牛角』! この時を待って4… いや5000年!
    ついに目の当たりにするぞ!」ドドドドドド

定助「アミバ!」

アミバ「待っておれいッ、今殺してやる!!」

ハゲ「アミバ… 貴様このハゲを完全にやっつけたと思うなよ…
   我がナチスの科学力はァァァァァア 生焼けじゃないかァァァァァァァ」ウィンウィンウィン

定助「バカ野郎~ こんな時になに高慢な態度とってるんだ!?」


ハゲの顔のコルセットがウィンウィンと作動を始めたよ。 そして… ギャン!


アミバ「むっ」

ハゲ「>>362作動!」シュバ!

猫だまし装置


ハゲ「猫だまし装置作動!」パァンッ!


わざわざ装置にしなくても、目の前で手を叩けばいいんじゃないかとか
そんなことは考えないでおこうね。


アミバ「WONUUUUUUUU!」


おや、それでも効果があったみたいだよ。
アミバが『牛角』を取り落とした!
さすがはゲルマン民族、最高知能の結晶だね。


定助「ああ『牛角』が!
   お… おい、砂の上を滑っていくぜ」

ハゲ「し、しまった! 崖の方へ『牛角』が滑っていく!
   もし崖下に落ちたら!」


ここはエジプト… 雪なんかないから、『牛角』は砂の上を滑っていくよ。


典明「こ… これは一体何事だ!? …ア、アミバ!」

ハゲ「吉良、早く拾いに行けィ! お前の方が近い!」

定助「!!」ダッ

ドドドドドドドド

定助「こっ… こいつ、アミバのこの走りのスピードは!
   『牛角』をキャッチしてそのまま飛び降りる気でいる走りだ!」ドドドドド

アミバ「吉良、貴様… 俺が『牛角』を掴もうとする瞬間にスキができる…
    その時、蹴りを放とうと考えているだろう!」

定助「その通りだぜ! 蹴りを食らわせてやらあッ!」


定助の蹴りを避け、『牛角』の鎖を足に引っ掛けたアミバ!
だけど定助の蹴りは、攻撃のためじゃなかったんだね。

アミバに砂を蹴り、ブレーキも兼ねていたんだ。
定助はアミバの足先から『牛角』を奪い取ったよ。

アミバはそのまま崖下にさいならしていったね。


定助「ここが噂に名高い、エジプトのカイロか…
   アフリカ、アラブ世界で最も人口の多い都市。
   そして乾燥した大地にナイル川が形作った、肥沃なデルタ地帯のほぼ南端」


しばらく猫をからかって遊んでいた定助だったけど
どうも落ち着きないようだね。


リサリサ「吉良、何をやっているのです!
     こっちへ来てあの建物を見るのです」

定助「はあ~~~い」

リサリサ「あの建物が、この『牛角』が郵送されるはずだった宛先の住所です」

トンペティ「閉鎖されている、さびれたホテルのようだな。
      窓という窓は板で閉ざされている……」

典明「アミバはあそこで日が没するのと、ラオウが来るのを待っている」


リサリサ「……さて、どうするかです」

典明「当然のこと! すかさず攻撃すべし!」

トンペティ「同感だ! 昼間だからアミバは外に出られない。
      我々にとって、今が有利!」

リサリサ「吉良は?」

定助「オレは…」

定助「オレは>>367だ」

みんなに合わせるよ

協調性あるな


定助「オレはみんなに合わせるよ。
   太陽が外で照っているからこそ、逆にヤバイとも思うが……」

典明「吉良… 何をビビってる」


皆に合わせるといったのに、典明にビビってると言われて
定助は拗ねてしまったみたいだ。


定助「ビビってる? オレは冷静だぜ!
   クールに考えて、ヤバイと思ったんだ!」

典明「こっちは4人!
   勝算はある! 今行くしかないッ!」

定助「典明お前… 焦ってるな?」


全自動大根おろし器のために死んだ、祖父たちの代からの因縁に決着をつけるのだと典明は言ったね。
だけど50年前の先祖の因縁で自分たちが死ぬのは馬鹿らしい、と定助は返したんだ。

人が変わったみたいにキレた典明と定助は、殴り合いのケンカを始めたよ。
それほど典明は自分の血筋… 花中島の血統に、誇りを持っているんだね。


止めるリサリサの言葉も聞かず、1人で館へと進む典明。
リサリサはトンペティに典明のあとをつけるよう言ったよ。


定助「典明… 何か急にムキになったわけでもあるのか…?」

リサリサ「吉良、言葉のはずみだったけれど
     あなたは典明の最も傷つきやすい部分に触れてしまったのです」


-------------


典明「砂の上に、建物へ向かう足跡がひとつ…」

…バダム!


急に開いたホテルのドア……
入り口に何かが見えたようだったけど、目の錯覚かな?

不思議なことに、ホテルの中から風が吹き出ているね。


定助「…あいつ、まるで駄々っ子だぜ。
   まず奴がムキになるワケを聞きてーぜ」


そうしてリサリサは典明の秘められた過去について、定助に語り始めたよ。


リサリサ「父親は典明が10歳の時、突然家族を捨てました」


理想の男だと思っていた父親に捨てられて、さぞショックだったろうね。
めっきり性格の荒れた典明は、施設送りになったんだけど
その施設も抜け出して、貧民街のワルになって荒れに荒れたよ。


リサリサ「ゴロツキとケンカする時、典明は容赦なかった。
     まず>>372で相手をメッタ打ちにし… その後に>>373の一撃!」

濡れタオル

凍らせた濡れタオル


リサリサ「典明は容赦なかった… まず濡れタオルで相手をメッタ打ちにし
     …その後に凍らせた濡れタオルでの一撃!」


濡れタオルでベチンベチンとメッタ打ちにされたら、確実に一週間は足腰立たなくなるそうだよ。
どれだけタオル振れば、そんな状態になるんだろうね。
確かに痛いだろうけどさ。

それより恐れられたのは、その後の凍らせた濡れタオルでの一撃。
棍棒のように叩いたのか、あるいは突いたのか…

分からないけど、それを食らうと一ヶ月は昏睡状態が続くんだって。
ミディアムレアの才能の片鱗かな。


リサリサ「そして典明が16歳の時… ついに父親を見つけたのです」


あとをつけると、どういうわけか父親はヘルクライムタワーの地下へ下りていくじゃないか。
それを追う典明だったけど、父親を見失い、目の前には見たこともない石像があったよ。

その壁の石像には光り輝く>>375が埋まっていたんだ!
思わず手を伸ばす典明……

石仮面

>>375 ここでかwww

典明『か… 仮面だ。 石仮面が埋まっている!』スッ

父『あぶない小僧! 壁の石仮面にさわるんじゃない!』


すると壁からたくさんの鈎針のような物が出てきて、典明を突き飛ばした父親にドスドスと突き刺さったよ!
なんてことだろう! 壁の石仮面はワナだったんだ!

近づく者の好奇心を利用するんだね。
でも石仮面なんて物珍しいから、つい触ってみたくも被ってみたくもなっちゃうよね。

こうして父親は典明が息子であることも分からず
この事をリサリサに話してほしいと残して死んでいったんだ。


リサリサ「そして典明は父の後を継ぎ、修行の道に入りました」

定助「アミバは典明の親父のカタキだったのか!!」


典明の一族への誇りの理由を知った定助は、一緒にホテルに乗り込むことを決意するよ。


そしてホテルの前では……


典明「ま… まただ! 今度は錯覚じゃあねえ!
   何だ、こいつあッ!?」シュゴーーーーオォ

「典明… か」ボワン

典明「なにッ!? ま… また消えた!
   見えたり消えたり… しかし、いる!」

典明「アミバの新しい術か?
   いや、そんなバカな……」


典明は四肢の力を抜き、どの方向からの攻撃にもスピードを失わないようにと
本能的に防御体勢… 中国拳法の用いる『>>380』の構えを取っていたよ。

また夜くる。安価>>380

降参


中国拳法の用いる『降参』の構え… それはッ!
背を地面につけ! 仰向けになりッ!

敵に腹を見せながらヘッヘッヘッヘッと舌を出し!
手足を浮かしてブラブラさせる姿勢ッ!!

一見服従のポーズのようでありながら、その背からは大地の動きが感じられるッ!

だから後ろからトンペティ師範代が近づいてきたのもすぐに分かったね!


トンペティ「典明…?」

典明「近づくな師範代!
   扉近くに何かが潜んでいる」

トンペティ「なんだと……? わしには何も見え…」

ザッ


トンペティ「! あ… 足跡がひとつだけ!」

典明「跳躍したんだ! 空中から攻撃してくるぞ!」


2人が上を見上げると、それは……


典明「き… 貴様はすでにこのエジプトに!? ラオウッ!?」


ガォンと腕を振ったラオウは、トンペティ師範代の腕を落とし、本体をそのまま連れ去っていったよ。
ラオウの跳躍から、この間たたの2秒!

『降参』の構えで地に伏せていた典明は、ほんの一瞬の差でかわせたに過ぎないね。
ゴロンと2cm転がらなければ、典明も同時になぎ倒されていたはずさ。


この間も、リサリサと定助は走ってホテルを目指すよ!


典明「なんてことだ! 今のはラオウだ!
   …だが何故だ! なぜラオウが太陽の下にッ!?」


連れ去られた師範代を追って、ゆっくりとホテルの中に入ってみればラオウの姿が見えるよ。
そう… ラオウのモードは『筋肉』…
きっと、ものすごいシバリングとかで汗を出し、太陽からその身を守っていたんだろうね。


ラオウ「吉良… そう、成長したらいいな。
    貴様は直火焼きの典明とか言ったな」

ラオウ「相当に修業を積み、成長したと見える。
いいだろう! まず、このラオウに>>390される資格はあるッ!!」

ブリッジ


典明「ヌウウ、なめんじゃあねえ!
   オレの精神テンションは今、貧民時代に戻っているッ!
冷酷・残忍! そのオレが貴様を倒すぜッ」ワアアァァァ

典明「筋肉は!
貴様の筋肉と頭のワイヤーは、直火焼きを吹き飛ばす!
   だが、それを突っ切るミディアムレアがあるッ!」

典明「花中島のじいさんが使ったという
   ミディアムレアの応用編…」

典明「>>393-ッ!!」


一部にもでてきた典明のおじいさんの技… それの応用編だね!

焼き過ぎた

ところでラオウの最強のブリッジって何なんだ?
>>395

ブリッジをするときの手を地面につけた振動で敵を粉砕する

ロビンマスクのあれじゃねーのか
そんじゃ、続きは明日


これからどうなるのか気になる

>>399 どうなるのかじゃあないッ!
2部の内容を教えてくれるのは君達だよ!!


典明「ミディアムレアの応用編…
   焼き過ぎたァァーーーッ!!」ジュワッ

典明「筋肉のプロテクターなど、焼き尽くしてやるぜ!」シャゴーーーッ

ラオウ「SHHHYYYYAAAAHH!!」

ラオウ「こ… こいつの『火力』の強さはッ! 想像以上にッ……!!」


『直火焼き』の応用編は、ラオウにかなりのダメージを負わせたようだね。
ラオウの体がジュウジュウと焼け焦げているよ



定助「……いないッ! すでにホテル内に入ってしまったのか!?」

リサリサ「う… 腕! こ、これは一体何が!?」


典明「ラオウ!」クワッ

ラオウ「もう有無を言わせぬ! 秘技!『パロ…

典明「おっと待ちな! 周りをよく見ろッ!!」

ラオウ「ヌ!」

典明「オレの直火はお前だけじゃあないッ!
   ホテルのドアも壁も焼き過ぎているんだぜ!」


典明の技はラオウを焦がしただけじゃなく、圧倒的な火力で建物を焼きに焼いていたんだね。
ホテル内に日光が入って来るよ。


ラオウ「なにィーーーーッ!! SYYYYYAAAAAHHH!!」シャゴーーーーッ

典明「もう動けまい! 貴様は肉だ!
   上質の赤身肉だ! ウェルダンになれ、ラオウ!!」


ラオウ「GUUUMOO……!!」ブルブルブル

典明「むッ! 再びシバリングし、汗を出そうとしているな。
   …そうはさせん!」

典明「勝った! とどめだ、くらえラオウ!!」ダンッ



今が好機とばかりにラオウに飛びかかる典明!
直接ミディアムレアを流そうと、蹴りの体勢に入るよ!

だけど次の瞬間、典明はラオウが『>>407の天才』だということを思い知らされたんだ。

健闘

震えるぞheart! 燃え尽きるほどheat!!

……頑張る


蹴りの瞬間……! ほんの一瞬だけ、日光に典明の体が影になった…
ラオウはこの一瞬を逃さず、逆に思い切りのけぞったんだ!!

ブリッジッ…!
ラオウが取ったのはブリッジの姿勢ッ!!

典明「は!」

ラオウが地面に手を付けた瞬間、ただ事ならない振動が典明を襲ったよ!!

典明「ゲブッ!」


そりゃそうさ、ラオウのブリッジは地面に手を付けた瞬間、振動で敵を粉砕するんだ!
パロスペシャルより相当強いけど、 前回はきっとアミバ達もいたから使えなかったんだね。

体中の骨を粉砕され、階段下に転げ落ちる典明……


ラオウ「フフフ… なんと強力に成長したものよ。
    健闘した… 久しく大健闘したぞ、ミディアムレアの戦士よ」

ラオウ「…そして、危なかった…
    もしも俺の流法が『筋肉』でなければッ…… ヌッ!?」


満身創痍のラオウ… でも、階段下から更にボロボロの体を引きずって典明がやってきたよ。
もう勝負はついた、と言うラオウだったけど
それでも典明は、残されたほんのわずかな力で攻撃しようとしたね。


ラオウ「さらばだ、お前の命は今… 終わった……」クルリ


そう言ったラオウに、典明は最後の力を振り絞って掴みかかったよ!
でもそれは、攻撃することが目的じゃあない。

ラオウの口のピアスを奪うことが目的だったんだ!!


ラオウ「何故、貴様ピアスを!」

典明「フフ… フ…」


典明「し… 死ぬのは… 怖くねえ、ぜ…
   だがオレは、誇り高き花中島家の血統を受け継いでいる……」

典明「こ、こんなこと… 人間でねえ貴様なんかに喋っても分からねーだろうがなァ」

ラオウ「………」


さっきのブリッジの振動で、今にも天井が落ちてきそうだよ…


典明「父さんも… じいさんも何かを残していった…」

典明(だからオレだって、なんかしなくちゃあ…
   カッコ悪くてあの世に行けねーぜ………)


典明「オレが最後に見せるのは、代々受け継いだ未来に託す花中島魂だ! >>416だ!!」

典明「吉良ァーーーーッ!
   オレの最後のミディアムレアだ!>>417ーーーーッ」

単なる普通の魂

後は頼んだ


典明「オレが最後に見せるのは、代々受け継いだ未来に託す花中島魂だ!
単なる普通の魂だ!!」

典明「吉良ァーーーーッ! オレの最後のミディアムレアだ!
後は頼んだぜーーーーッ」


最後の最後に謙虚で人まかせだね。
でも、その叫びは外までちゃんと聞こえたよ。


  後は頼んだぜーーッ
    後は頼んだぜーーッ……



定助「……うっ!!」


定助「の… 典明ィィィィイイイーーーーッ!!」


ラオウ「……?」

ラオウ「真っ赤な>>422
    奴の血で作った>>422か……」スッ


ラオウ「……くれてやる。
    人間のようにセンチになったからではない」

ラオウ「俺にとって、強い戦士こそ心理…
    俺はお前のことを、永遠に留めておくであろう、典明…」

ラオウ「直火のように熱く、情熱的な男よ……」



その身は尽きても その魂は死なず…
  花名島憲明・21歳、ここに眠る……

チャームポイント


定助「こ… この破壊状態はッ!
   そして確かにさっき、典明の声が……」


ホテル内部に足を踏み入れた定助とリサリサ!
そこにトンペティ師範代の姿を見つけたよ。


リサリサ「い… 生きている。 トンペティは生きているわ」

定助「あっ!!」ビクッ


定助「部屋の隅に… 真っ赤なチャームポイントが……
   こ… これはまさか……」

定助「チャームポイントには典明のバンダナ!
   そしてバンダナに巻き付いているのはピアス! ラオウのピアスだッ!」

基本、全部そのまんまなんだぜ


定助「ああ… ああッ…
   このチャームポイントの感覚はッ! そ… そんなああ~~~~~」

定助「オレは、このホテルに入ってから典明の名を呼んでねえ。
   もし返事がかえって来なかったら… それが恐ろしかった」

定助「でも… 今、分かった。
   典明は今… さっき、ここで死んだ」

定助「典明~ おめえドコだ! 今探してやる!!」ガラガラ

リサリサ「吉良… 典明を悲しむのも、探すのも許しません。
     その解毒剤を飲んだら、ホテルの奥へ奴を追います」

定助(こ、この女… 典明のために涙ひとつ流さねえのか……)ググッ

定助「リ… リサリサ先生、>>428逆さだぜ」

サングラス


定助(典明のために涙ひとつ流さねえのかと
   以前のオレなら女だって容赦なく遅いかかったろうが…)

定助「リ… リサリサ先生、サングラス逆さだぜ」


本当は今、一番泣き叫びたいのはリサリサのはずだよ!
典明には女神の如く慕われていたしね。

サングラスを上下逆さにかけるという、この面白愉快な動揺…
でもリサリサは先生だからさ。
自分を抑えることで、定助にも感情を抑えろと態度で言っているんだね。


先に進もうとする2人… でも、そこに大きな瓦礫が……
ラオウのブリッジの振動で落ちてきた、天井の一部だね。
僅かに隙間が空いて… そこからは血が流れているよ。


定助「典明がいるのは… その、デカイ岩の下なのか? 典明がそこに……」

リサリサ「おおお…」ガクリ



2人はここが敵地ということも忘れ、感情を抑えず泣いたんだったね…


……どこかに敵が潜んでいる。
でも、定助やリサリサは内部の構造や間取りを知らない。
ただ、ラオウの血の跡をたどって先を進むよ。


定助「はやり典明はただではやられなかった…
   奴に回復の時間は与えないぜ!」


そしてさらに奥へ進もうとする定助だったけど…


定助「…ギャッ」

リサリサ「……どうしたの?」

定助「え… えらく気持ち悪いぜ、このドアのノブは!
   まるでゴツイおっさんの>>433握ってるみてーに気色悪いぜ」

弱み

定助「まるでゴツイおっさんの弱み握ってるみてーに気色悪いぜッ!」


ゴツイおっさんの弱み… やっぱり浮気とか、会社内の汚職だろうか。
確かにそんな物握っても、ユスるネタにできなければ気色悪いだけだろうね。


「ドアじゃねーズラ」

定助「なに!?」

「ドアじゃねーって言ったズラ!
 そしてそれは俺の>>435ズラッ!!」

定助「あっ…!」

「WRRRRRRYYYYYYY!!」

定助「て…」

リサリサ「天才ジョッキー!」

突起物


「それは俺の突起物ズラッ!」

定助「こ… これはッ……!」


定助がゴツイおっさんの弱みに思えたソレ…
それは、デェーーンと張り出たおっさんの突起物だったよ!
でもやはり弱みには違いない上に、気色悪すぎだね!!


リサリサ「天才ジョッキー! 危ない吉良!!」グオアァーーン



咄嗟に天才ジョッキーの攻撃を焼き魚でガードした定助だったけど
危ないところだったよ。 それがなければ、顔の皮をそぎ取られていただろうね。



定助「なんだこいつ!? 手の指が10本くらいに見えたが…」

「クククク… 俺の名は『>>438のベック』ズラ」

卑猥


ベック「クククク… 俺の名は『卑猥のベック』ズラ」

ベック「元々恋人をレイプした脱獄囚だったけど、逃亡中に
    アミバ様が大根おろし器で、俺を仲間にしてくれたズラ」

リサリサ「………」スッ

定助「…リサリサ?」

ベック「HMNNN~ 美人だズラ、マブいズラ!
    抱きしめてその白い肌から血を吸ってやるズラ!!」

リサリサ「私は今、機嫌が悪いし… お前の顔も見たくない」

ベック「WOOFHOFHOOO!!」バリバリバリ

定助「突起物! これだったのかッ!
   10本に見えたのは指じゃねえ! 奴の突起物が全身から飛び出したッ!」

ベック「俺は女が冗談を言うのは好まねえズラ。
    そういう場合はお仕置きだズラ! >>440のお仕置きズラーーーッ!!」

お尻ペンペン


ベック「ペェン! ペェーンとケツをブッ叩く!
    お尻ペンペンのお仕置きズラーーーーーッ!!」ボアッ

定助「やばいっ! 想像以上に奴は素早い!!」


ヒラリと流れるような動作でマフラーをベックに巻いたリサリサ。
勿論それは縛るためのものなんかでありはしないよ。


リサリサ「さあ吉良、奥へ行くわよ」

ベック「OHHHHH NOOOーーーーッ!!」ピシパシ


ベックは逆にお仕置きされてしまったんだね。
リサリサにミディアムレアを流されて、シューシューと蒸発していくよ。
全身の突起物がバラバラと落ちていく様は見ものだったね。


そういえば定助はまだ、解毒剤を飲んでいないね。
定助はラオウを倒してから、それを飲むことに決めたようだよ。


ラオウの血はホテルの奥へ、点々と続いているけれど
だんだんとその間隔も広くなっていくね。



ラオウ「………来たか」

…ギィイイイイ

ラオウ「待っていたぞ。 成長したらしいな、実に!」

定助「てめえ…」

リサリサ「落ち着いて吉良… 床を見るのよ」

定助「気づいているよ。 床の足跡… 一人だけじゃねえ、もう一人分ある。
   つまりアミバのだッ! てめーも姿を見せやがれ!」

リサリサ「そう、2人分の足跡… たった2種類しかない。
     この部屋に>>445は何十とあるのに!」

こけし


定助が暗い室内を目を凝らしてよく見れば、こけし、こけし…
何十となくこけしが並べて置かれているよ。
エジプトで流行っているのかな?

ラオウ「…なるほど、女にしてこの冷静な判断力! 洞察力!
    物言わぬこけしの存在を感じるとは、戦士としても超一級とみた」


並べられたこけしから目を離し、天井を見上げれば……


定助「な… なんだあ~~~ッ!?」
   てめーらッ! 全員天才ジョッキーかッ!!」


天井にはすごい数の天才ジョッキーが張り付いていたんだ!

そして部屋の奥にはアミバ…
まるで光っているように見えるのは何でだろうね。


ジョッキー「我々は永遠の命を授かった選ばれたる者…
      号令と同時に貴様らを粉々に引き裂いてやるぜ!!」

ラオウ「お待ちをッ! アミバ様!」


以前決闘の約束をし、それを果たしたいと言ったラオウだけど
アミバには許可してもらえなかったよ。

アミバ達の目的は『牛角』を手に入れることだから、仕方ないのかもね。


アミバ「よし、2人を殺せ」

リサリサ「私を殺したら、『牛角』は手に入らないわよ」

アミバ「なんだと…? 女!」


リサリサはどこかに『牛角』を置いてきたみたいだよ。
あんな角笛みたいなデッカイの、持って来てないことくらい一目瞭然なんだけどね。

リサリサ「ある所、ある時刻… そこへ戻らなければ、『牛角』は>>448されるわッ!」

潰される


リサリサ「私か吉良がそこへ戻らなければ、『牛角』は潰されるわッ!」


『何に!?』
……その場にいる誰もが思ったんじゃないだろうか。
でもそれ以上何も言わないリサリサを見ると、不安だけが募るね。

アミバも何となく不安を感じたみたいだよ。


アミバ「……だからといって、このまま生かして帰すわけにはいかぬ!」


そこでリサリサは、アミバに対してある提案をするよ。
それは1対1での決闘… 吉良対ラオウ! リサリサ対アミバ!

リサリサ「どっちみち勝者が『牛角』と『>>450』を手にするのだわ!」

JCBギフトカード(10000円分)


リサリサ「どっちみち勝者が『牛角』と『JCBギフトカード(10000円分)』を手にするのだわ!」


今ならもれなくギフトカードが貰えるんだね。 お得だね。
それを使えるようなデパートなんか、行く機会がないという人も大丈夫!

サークルKサンクスではJCBの他にも、VISAやその他のギフトカードが使えるんだ。


アミバ「ク… 女、いい度胸だ。
    いいだろう、『牛角』のために受けてやる!」


だけどアミバもそれを無条件で受けたわけじゃあない。
『牛角』を取りに行く間、リサリサを人質にすることが条件だよ。


アミバ「決闘には、それに相応しい時と場所が必要だな!
    ラオウ、希望を言え!!」

ラオウ「今夜は>>452! 時はそれ」

すき焼き


ラオウ「今夜はすき焼き! 時はそれ」

定助「なにッ!?」


すき焼き… それは魅力的な夕ごはん。
毎日仕事のお父さんも、この日だけは寄り道しないで帰ってくるね。

せめて魯山人風のすき焼き食わせろとか言う
横柄なおっさんもここにはいないよ。

それともラオウは薄切り肉の流法を持つ、ジャギのことを思い出していたのかな?


ラオウ「場所は>>454

因島


ラオウ「場所は因島」


因島… かつては広島県の因島市だったけど、2006年に尾道市に編入されたよ。
はっさく、杜仲茶、蚊取り線香の原料となる除虫菊を特産とする、この島…

カイロからの直線距離およそ9,160km… 面積34.97km2の因島で、今夜決闘は行われる。
今日の夜までに間に合うかどうかなんて考えないよ。


ラオウ「土生港から大浜行きバスで、因島大橋入口下車徒歩10分…
    因島大橋記念公園にて、決闘を行うッ!!」

アミバ「……なかなか面白い選択だ。
    古式にのっとった作法で戦うというわけか…」

アミバ「吉良、お前が今夜『牛角』を持ってその場に来い」



そして定助はリサリサを残し、元来た道… 典明のいた部屋を通ってホテルを出るよ。
おっと、師範代のことも忘れてなかったみたいだ。

トンペティを背負い、『牛角』を取りに向かうんだね。


――― 決闘場
http://i.imgur.com/SdTuIHn.jpg

定助はちゃんと約束の時間に間に合ったよ。
チビッコランド前の駐車場で『牛角』をかざす定助…
それが本物であることを、ちゃんと証明するよ。


アミバ「お前が約束を守り『牛角』を持ってきたということは…
    我々も約束を守ろう。 1対1の決闘を行ってやるッ!」


『牛角』をリサリサに手渡す定助…
でも手渡したのは、それだけじゃない。
リサリサの荷物から持ってきた物… それは写真だったんだ。


リサリサ「この写真を見たということは、話さなくてはならないようね」


その写真… 1889年・5月… 日付は50年前。
若い頃の常秀おばあちゃんにDIO、それに赤ん坊を抱いたディオが写っていたよ。


リサリサは語り始めたね。

50年前… おばあちゃんが定助の祖父を失った、船の事故…
そこで1人の女の赤ちゃんを救ったという話……。


リサリサ「それが私。 その写真の赤ちゃんは私」


なんてことだろう!
どう見ても20代後半だけど、実はリサリサは50歳だったんだ!

こうなると、以前ハゲが言っていたリサリサ母親説も本当かもしれないね。
だけど今は決闘の前… 定助は、あえてそのことは考えないことにしたよ。

リサリサ「吉良… 話はおしまいのようよ」

ゴゴゴゴゴゴゴ

定助「なッ! 何だ、この地響きは!!」

アミバ「来たな! こいつが揃えば、いよいよ決闘が始まる」

ジョッキー達「どけどけェェいッ! 踏み潰されても知らぬぞオオーーッ!!」ドドドドド


決闘場に現れた生き物… それは>>458ッ!!

ウマヅラハギ


決闘場に現れたのは… 意外ッ! それはウマヅラハギッ!!
大根おろし器によって凶暴・巨大化したウマヅラジョッキー!!

つぶらな瞳と突き出た愉快な口をしているけれど、凶暴そのもの!

天才ジョッキー化することによって生えた短い足で、ドドドと辺りを駆け回るよ。
きっと大地を駆けることができて嬉しいんだね。


ジョッキー「アミバ様、ラオウ様おどきを!
      殺気立って私の手には負えません!」


でもラオウがひと睨みすると、ウマヅラハギはめっきり大人しくなったよ。


ラオウ「ウム… いい戦車魚だ」


アミバ「今より! ラオウ対吉良の!
    古式にのっとった『戦車戦』を実施するッ!!」

定助「戦車戦!?」

ジョッキー「この戦車に乗り、公園の周りを闘いながら走り続ける!」

ジョッキー「どちらかが振り落とされ相手に潰されるか
      あるいは叩きのめされるか! ゴールは死のみッ!」

アミバ「ラオウはパワーで魚を操るが
    こいつは軽いミディアムレアで操ることができる」

リサリサ「なるほど、本当だわ」ガシッ

ラオウ「………」ズオオォン

アミバ「ラオウ… 古式にのっとった>>461

パン食い競争


アミバ「古式にのっとったパン食い競争
    …用の衣装。 ラオウの奴、本気だな」


あずき色のジャージ、サイドには白の2本線…
古式ゆかしいパン食い競争の出で立ちで現れたラオウ。


リサリサ「勝ちなさい吉良! 引き分けはないッ!」

定助「ラオウ… オレはまだ解毒剤を飲んじゃあいねーぜ!
   てめーをブッ殺してからという、典明との誓いになったんだ」

定助「一緒に戦ってくれ、典明!」



典明のバンダナを頭に結ぶ定助!
いよいよ戦車戦が始まるよ!!


アミバ「スタート合図は>>463ッ!」

再来年

夜来る
酒でも飲んで頭柔らかくするよ

再来年って今さ!

>>466!!


アミバ「スタート合図は再来年ッ!」

定助「!?」

アミバ「スタートは再来年… つまり、今ッ!」


さすがアミバ様。 眠っていてさえ、地上の会話が聞こえているんだな。



>>1は一部に関しては完璧に覚えているけど、一応おさらいだよ。

姉『あんたっていつもやられてばかり…
いつになったらやりかえすのよ』

コボ『さ、再来年だよ…』

姉『あんたの再来年っていつよ!』

ポコ『再来年は再来年だよ…』

ビタアァーーーンッ!



コボ『……姉ちゃん、再来年って今さ!!』

…あれ、たった1レスなのに色々おかしい
飲み過ぎはやっぱダメなんか

>>466は正解を知ってるんだ。 スゲーな

昨日は頭柔らかくしようと、つい飲み過ぎたよ。
皆は酒に飲まれるなよ!


定助「再来年? …今?」

ラオウ「…おそらくアミバ様がもう一度、さっきのセリフを言った時がスタートだ」

ラオウ「もうひとつ教えといてやろう。
    ここを進んだ所… あそこにトイレがあるだろう」

ラオウ「そこに『柱』を設置した。
    『柱』には何かがぶら下げられている。
    公園を一周する間、『柱』はいくつかある」

定助「何かだと?」

ラオウ「俺かお前か、先に『柱』に到達できた者が、それを手にすることができる。
    最初にぶら下げられるのはパン… 3日前のフランスパン」

定助「ううっ…!」

定助(3日も前のフランスパン…
   カッチカチで、この戦車だってくだきそうだぜ…
   そんなのラオウが手にしたら……)

定助(だがオレが手にすれば、武器として使ったっていい…
   かじっても勿論かまわねえ… 圧倒的有利!)


まだアミバはあのセリフを言わないね。
定助はとりあえず戦車下を片付け始めたよ。

ここは駐車場… だけど昼間、マナーの悪いお客さんが色々置いて帰るみたいだ。


リサリサ「吉良! 何をしているのですッ!?」

定助「だってここはスタートが肝心よん!
   邪魔な物はどかさなくっちゃあな」

定助「ラオウ、あんたの下はどかさなくていいの?」

リサリサ「吉良! 早く乗りなさい!!」


定助は何をどかしていたんだっけ? >>481

バナナの皮

おお、今夜2話放送じゃないか!!


柱で眠っていた年月… その間に聞こえてきた名言を使い、アミバは叫んだね。

アミバ「明後日ってェェェッーーーーー!??」

ジョッキー達「「今さッ!!!」」


ラオウ「――HAAッ!」ズルルッ

定助「おおおおおぉぉ!!」ドドドドドド

ラオウ「う! これはッ!?」



ラオウの戦車はバナナの皮でツルツル滑って、一向に前に進めなかったよ!



ラオウ「MMMWW! あいつ、バナナの皮を!!」


リサリサ「なんて抜け目のない……」

アミバ「あいつ… 皆が俺の言葉を待っている時に! あんな小細工を!」


駐車場にはバナナの皮がいっぱい捨ててあったんだね。
定助は自分の戦車の下にある分もラオウの戦車の下に置いたんだ。

皮で滑って中々走り出せないラオウ!
定助は誇らかに叫んだよ!


定助「やっチッたァァァァーーーーーッ!!」

ジョッキー達「ラオウ様ーー そんなヤツ、ブッ殺しちまえーーーッ!!」


バナナの皮を避け、もの凄いスピードで追ってくるラオウ!
だけど第一の『柱』は目の前だね。



ラオウ「フフ… そのフランスパン、くれてやる。
    最初からあえてそうするつもりだった……」


アミバ「ウーム、フランスパンは吉良に取られてしまうか」


手をニギニギしながら定助は柱に向かうよ。

アミバ「フフフ… ラオウのあの笑い… 何か策があるな。
    『健闘の天才』ぶり、見せてもらうぞ」


やはりラオウは健闘の天才!
この先目を離せないね!!


定助「来い! ブチのめしてくれるぜッ!!」


定助「フランスパンをちょっとかじって!
   武器として構えた!!」ドドドドドドドド

ラオウ「………」ドドドド


定助「よぉーーし!」

リサリサ「はっ! その位置で魚速を落とすのはまずいッ!」


定助「フフフフッ
   さあラオウ! オレはこの固ってえパンの衝撃を!」クル

定助「受けてみるかァーーーッ!!」

ラオウ「…貴様がパンを手にすれば、俺はッ! この>494>を……!!」ガゴン


ラオウ「俺はこのソーセージをッ!」

定助「おあおあお!」


ラオウはジャージのポッケから、魚肉ソーセージを出したよ!
でもそれは、ラオウの一物と見紛うばかりのソレ…… 定助は怯えたね!!


定助「発想のスケールで… 負けた…」


まぁ確かに発想では大負けだけどね。
勝負はまだまだ続くよ。


リサリサ「まずい! スピードを上げて逃げるのよ吉良!!」

ラオウ「遅い!!」ブンッ


ラオウが魚肉ソーセージを定助にブン投げたみたいだ。


ラオウ「戦車から飛びおらざるをえんな……」

定助「うわあああっ!」ドッゴーーン


アミバ「戦車から落ちたか… もう終わりだな、早くも」


ラオウ「……次に吉良はどうするかな」

ラオウ「このままウマヅラジョッキーに踏みつぶされる確率、90%…
    左右に身をかわす確率、各5%……」

定助「パン… オレのパンはどこだ?」

ジョッキー「パン? あの野郎、頭打ったか、ハハハ!
      パンなど、もはや何の役にも立たねえのによーーーッ」

リサリサ「…身をかわしてはいけないッ!
     その場合、ラオウは『パロスペシャル』で止めにくる!」


……しかし吉良は!


定助は馬へ向かって真っ直ぐ走った!!


リサリサ「よし吉良! それでいいっ! それがBEST!!」


なんと定助は、フランスパンのかじった所を魚具にブチ当てたんだね!
そのまま魚は突っ込んでくるけど…

定助の身体はパンを軸にして宙へ!
そのままラオウの戦車魚の背に乗ってしまったよ!!


定助「やっりィイイイイイイ!!」


定助「??」



戦車魚の背に乗った定助… でもラオウの姿はどこにもなかったんだ。


なんか色んな所に潜り込んでいたラオウ!
今回は戦車魚に潜り込んで、定助の足を掴み取ったよ!!


リサリサ「吉良! 早く足からミディアムレアを流しなさいッ!!」

アミバ「フム… 遅かったな……」


ウマヅラハギから上半身を出したラオウが
必殺技『パロスペシャル』をかけようとしているよ!!


ラオウ「必殺! 『パロスペシャル』ッ!!」ドギューーーーン

定助「グァッ!」


フッ飛ばされた定助…


アミバ「……終わったか」

ジョッキー「アミバ様! アレを見てくださいッ!」

ジョッキー「ラオウ様の腕が千切れそうですッ!!」

リサリサ「フフフフ… 吉良」

ジョッキー「起き上がった! …生きてるッ!!」


定助「へっへっへ… またまたやらせていただきましたァン!」


アミバ「『パロスペシャル』を… まともにくらったのに何故ッ!?」



足を使わない状態でのパロスペシャルは、まともとは言えないと思うんだけどね。
それほど人間を蔑視していたということなのかな?


皆がいるチビッコランドからは見えにくくなっているからか…
アミバとリサリサのいる所からは、細かい所は見えはしなかったよ!

遠目に見えるのは、汗だくで土気色の焦点の定まらないラオウ!


ラオウ「なぜ… そんなバカな」ブツブツブツ


アミバ「…だが構わぬッ! 新しい何かを柱にぶら下げイィィッ!!」


新しい何かは、きっと国道317号線の手前辺りでぶら下げられるんだろうね。

ドドドオドドドドド


アミバ「………行った」

リサリサ「もう姿が見えない」


アミバ「女… 次は君と私の勝負ということだったが
    正直言って、女と闘うのは好まない……」

アミバ「といって、ミディアムレア戦士は絶滅しておかなければならない。
    ……そこでだ」カラーン

アミバ「自決しろ、それは苦しまずに死ねる薬だ」

リサリサ「何を勘違いしているの?
     先にここへ帰って来るのは吉良かもしれないわ」



道なりに行って国道を右折し、また道なりに戻るルート!
もちろん二股に分かれる所には、ジョッキーが目印でいるよ。

でもアミバは、この公園を一周して戻って来るのはラオウだと信じて疑っていないようだ。


----------------

リサリサ「……帰って、きた?」

アミバ「戦車に乗っておらんッ! あれはッ……!? 吉良ッ!!」



戦車戦を終えて定助が帰ってきたよ。
ラオウがいないっていうことは、途中でやっつけたんだろうか?


定助「ハァ、ハァ……」テク、テク…


定助も色々あったみたいだね。
アミバ様も、何もない風だけ握ってみたよ。

きっとラオウの最後の言葉は、きっと首だけしかなくても
『我が生涯に一片の悔い無し』だったんだろうね。

あと1時間もないやん

もうダメだ… 俺なんか生まれてこなきゃよかったんだ…

慌てなきゃいけない時間だよッ!
でもダメなんだ… 俺はもうダメなんだ…

あ、終わる方に魂かけたヤツがいなくて良かったよ

花中島典明さんじゃねェーんだぜ

もう「期限」など、どうでもいいー!
だがこのスレだけは「けじめ」だ! 3部アニメ化の祝いッ!

このスレだけはッ! 書き上げねばならないッ!!


アミバ「ラオウ! 奴は戦闘者としてあまりにも純粋すぎた!
    それが弱さにつながったのだ!!」

ジョッキー「ケッ、なんだ負けちまったのかよ。 …ガッカリさせるぜ」

リサリサ「確かにこいつらはクズの集まりね。
     ヘドが出るわ」


そんなクズどもの命を吸い取り、アミバは頭巾を取って触角を見せたよ。


アミバ「残るはこのアミバ独りか…
    だが頂点に立つ者は、常に>>520!」

ぼっち

あと二週間
まだまだ時間は   あと4日もあれば
あるぞ♪         余裕余裕         3日ありゃ・・・        もう「期限」など、どうでもいいー!
  ∧∧    ∧∧      ∧∧   ┃::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  ∧||∧

 (・∀・)  ∩・∀・)   (・∀・)∩..┃::: ∧∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(  ⌒ヽ
 / ⊃⊃ ヽ  ⊃ノ  /⊃  / ... ┃:::('д` )::::::::::::∧ ∧::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∪  ノ  ←今ここ!!!
 (  (    ヽ  )つ~( ヽノ .....┃:::と  ヽ::::::::: ('д` )::::::(   )⌒ヽ;:::::::::: ∪∪
  (/(/'    (/     し^ J  ...┃:::⊂,,_UO~:::(∩∩ ):::::|/.|/uと  )~:::::::::::::::  

     まだ一週間慌てるような   今日放送か・・・    1日徹夜すれば・・・
      時間じゃない         でも来週のBS11で・・・

>>522

我々はか弱い。
安価スレの>>1とは、それのみでは生きてゆけない存在だ。
だからあまりいじめるな。


アミバ「頂点に立つ者は、常にぼっち!!」


便所飯は頂点に立つ者の証だったんだね。


ジョッキー「おおおおお! アミバ様がァァーーーッ!!
      戦闘態勢に入ったーーーッ!!」

ジョッキー「しかしアミバ様! わざわざ1対1で決闘する必要はありませぬ!」


ルールを無視して2人に襲いかかろうとするジョッキー達!
リサリサは華麗な戦いぶりでジョッキーをやっつけるよ。


リサリサ「ルールを破約するというのなら、この牛角を砕き散らすのみッ!」

アミバ「約束は守る。 貴様らミディアムレアの戦士には正々堂々!
    この手で決着をつけたくなった!」

アミバ「…ついて来い。 次なる決闘場はあそこだ!
    自由広場… 屋外ステージだッ!!」

もともと書くのすげー遅いんだよ…
絶対誰かがこのテのスレ立てると思ってたから、ギリギリまで遠慮してた。
結果、ギリギリどころじゃなかったけどな…… 納品先に契約切られるレベル


皆は駐車場から野外ステージへと移動するよ。
陽のある時間帯ならきっと、瀬戸内海の島々が見えてとても綺麗だろうね。

さて、自由広場へ到着した一同。
リサリサとアミバの決闘はここで行われるよ。


アミバ「闘技場ではないが、ステージの屋根に上れば
    立体的な戦闘が楽しめよう!」

定助「リ… リサリサ先生! いくら強くっても、やはりアンタは女!
   奴はラオウより弱そうだし、オレが闘うぜーっ」

リサリサ「無用!」フアアァアァ

リサリサ「たかが20歳前の小僧からいたわられるほど>>535な人生は送っていない!」

孤独


リサリサ「たかが20歳前の小僧からいたわられるほど、孤独な人生は送っていない!!」

定助「さ… さすが50歳」


50年の孤独… それは如何ばかりかと思うね。

でも両親は船の事故で亡くなってるし、育ての親とは修行三昧……
孤独な人生だったのかもしれないね。


アミバ「俺にはモード『北蛇鍼拳』がある。
    お前に武器を与えねば、ラオウの誇り高い意志を汚すことになる」

アミバ「そこの好きな武器を選べ!」

リサリサ「この自分の>>538で十分!」

マフラー


リサリサ「この自分のマフラーで十分!」

アミバ「そうか… では、来い」シュゴォーーー

リサリサ「…は! このアミバの構えは…」


アミバは中指と薬指を突き出し、ゆらゆらと乳首コリコリの体勢に入ったよ。
でも不思議とまったく殺気を感じさせないんだ。
これは闘いづらいよ。


アミバ「来ないのか? ではこちらから行くぞ」ダンッ

定助「飛んだ! そして、き… 消えた!?」


ステージ屋上を見守る定助。
アミバはどこかに姿を隠したようだね。


リサリサ「アミバのこの気配は!?」


――その時、屋根のひび割れから姿を現したアミバ!
でもリサリサは冷静だったね。


リサリサ「蛇首マフラー!」


マフラーをミディアムレアで固くして逆さ直立し、アミバに蹴りを入れたよ!


アミバ「OGOOHHHHH!!」バリバリバリ


敵があっけなくやられ過ぎると、逆に心配にならないかい?
そして、この時もそうだった。


リサリサ「…ッ!?」

定助「……なっ」


なんと、ひび割れから出てきた奴とは別のアミバがリサリサを背後から、刃物で突き刺していたんだ!


――その時、屋根のひび割れから姿を現したアミバ!
でもリサリサは冷静だったね。


リサリサ「蛇首マフラー!」


マフラーをミディアムレアで固くして逆さ直立し、アミバに蹴りを入れたよ!


アミバ「OGOOHHHHH!!」バリバリバリ


敵があっけなくやられ過ぎると、逆に心配にならないかい?
そして、この時もそうだった。


リサリサ「…ッ!?」

定助「……なっ」


なんと、ひび割れから出てきた奴とは別のアミバがリサリサを背後から、刃物で突き刺していたんだ!


定助「し… 下のヤロ-は誰だ!?
   なんだッ!? 一体なんなんだァーーーーッ!」

定助「戦っていたのはアミバじゃねぇ! 影武者だ!!」


さすがのリサリサもこれには気づかなかったよ。
だって、さっきからアミバは正々堂々だのなんだのと言ってたものね!


リサリサ(…通りで殺気がないはず…
     自分で戦う意志は最初からなかったのね……)


アミバ「フン! くだらんなぁ~~~ 1対1の決闘なんてなぁ~~っ。
    このアミバの目的はあくまでも『牛角』!!」

アミバ「最終的に… >>543なのだァァァァァッ!!」ズバァッ

これでいいのだ

>>544 カーズ様の小物感がwww


アミバ「最終的に…これでいいのだァァァァァッ!!」ズバァッ

定助「」ガァーーーン!!


そりゃ定助でなくてもガァーンてなるよ!
これまでなんのために牛角を求めてきたんだ!

でも、さっきの嘘といい、アミバの言葉はもう信用ならないね。
だってリサリサから牛角を奪い取ったもの!


リサリサ「吉良……」ガクリ

定助「オオオォォォオ! ア… アミバ! 許さねえ!!
   てめ~らァ! どきやがれッ!!」


……と、広場いっぱいの天才ジョッキー達に突っ込んでいく定助!
でも、先ほどのラオウとの闘いで、思ったより疲労が残っているようだよ!


アミバ「続くかァ~、続・くゥ・カァ~~ 吉良」

ジョッキー達「バラ肉にしちまえ~~~ッ!」

>>546 アミバだからしょーがないんよ

絶体絶命の定助!
………その時だったよ!!

定助を襲ったジョッキーがボッロロォ!と崩れていったんだ!


定助「?……!?」

アミバ「ヌゥッ!?」


そこへ現れたのは―――


定助「その顔はッ!」

ハゲ「…おのれら天才ジョッキー!
   このハゲとナチス親衛隊が相手だ!!」

「我らDIO財団特別科学戦闘隊もいるぞッ!!」


これは心強い味方が来てくれたよ!!


他にも…


DIO「吉良!」

ディエゴ「吉良!!」

定助「D… DIOのじいさん! それにNYのディエゴ!!」


DIOじいさん… それにちょっぴり体臭の気になるディエゴも駆け付けてきてくれたんだ!!


ディエゴ「へへ…」

ハゲ「ちょいと右脚がギクシャクするがァァ!
   俺の体は修理は完了ォォォーーーッ」

ハゲ「そしてくらえッ! 新兵器! >>550ーーッ!!」バアァッ


ハゲ「新兵器! 核ゥゥーッ!!」バアァッ


大変だ! 行き過ぎたドイツの科学はすでに戦術核兵器…
M-388 Davy Crockett(デイビー・クロケット)的な物の開発に成功していたんだ!

これには天才ジョッキー達もたまらなかった!
『ぐべぼっ』と粉微塵になっていくよ!!


DIO「小型化に成功したのは、我々DIO財団なのに…
   うぬぼれの強い男だな」


でも、頼もしい味方がやってきたことには変わりないね。


アミバ「フン… こざかしい人間どもが…」


辺りを見回すアミバ… でも定助の姿が見つからないよ。


ふと気づくと、定助はアミバの背後に立っていたよ。


アミバ「…相変わらず、すばしっこい奴だな。
    ちょっと目を離すと、すぐ抜け目のない行動を取っている」

定助「てめーは越えてはならない一線を越えた」

定助「てめーはリサリサを騙し、裏切った!
   そして、その行為はラオウの意志も裏切ったんだッーっ!!」

アミバ「このカスが… 激昂するんじゃあない…
    目的を達するというのが至上の事!」

アミバ「汗をかかず危険を最小限にし!
    戦いの駒を一手一手動かす、それが『>>553』だーッ!!」

いいの

将棋


アミバ「戦いの駒を一手一手動かす、それがいいのだーッ!!」


そう言い放つ、その姿はまさにバカボンのパパ!
そんなアミバを見ていたら、定助の怒りがMAXに達したよ。


定助「お前ほどアミバッ!
   心底、心から憎いと思った奴はいねえ!」


神聖な闘いをおちょくられているようなものだからね。
でも割とさっきから現状維持に必死なアミバ… 本当に今のままでいいのかな?

……その時、すでに息絶えたと思っていたリサリサが僅かに呻いたよ。


アミバ「フフフ… この女は『駒』だ!
    貴様を摘む『駒』の一個だ!!」


アミバはご機嫌でリサリサの足を撫で、言ったね。


アミバ「…フフフ、>>554」スルスルスルスルスル

>>557

さぁ、どうする?どうする?



アミバ「…フフフ、さぁ、どうする?どうする?」スルスルスル

アミバ「さぁどうする? どうするどうするどうする??」スルスルスルスルスルスルスル

定助「この野郎~~~」


これは定助でなくてもイラついちゃうよ。
でもしばらくアミバは、どうするスルスルを繰り返したね。

そして… 持っていた刃物でリサリサの足に穴を空け、ロープを通したんだ!


アミバ「ロープを通して足をぬい付けたぞ吉良~~」

アミバ「…なぜ、こんなことをすると思う? それはッ!」バシッ


アァッ! アミバが屋根の上からリサリサを蹴落とした!
定助はリサリサが地面に激突しないよう、ロープの端を掴むよ!


定助「アミバ! てめーの根性は腐り切ってやがるぜーーッ!!」

アミバ「罵るがいい… 貴様にできるのはそれぐらいだからなあ」

DIO「リサリサ!」

ディエゴ「吉良が手にしているのは母親の命!」

DIO「下はコンクリート! 頭から落下したら痛いぞ!
  それを吉良がささえている!」

定助「うりゃあああ!!」ボァッ


蹴りを放つ定助… だけどロープを掴んでいては、思うように体を動かせないね。
足はアミバに触れたけど、ミディアムレアの効果がないよ。


アミバ「相当疲労している『ミディアムレア』…
    死力を振り絞って、あと一発放てるかどうかと見たぞ」

定助「確かに死力を振り絞っても、あと一発放てるかどうかだろうよ」ハァハァ

定助「だがな、オレは今『策』を思いついた!
   てめーをギャフンと言わせる『策』をなあ!」


すると定助はマッチを取り出し、シュボっと火をつけたよ。


定助「…この火をオレはどうすると思う?」

メラ… メラメラ

ディエゴ「な… 何をやっているんだ吉良は!?」

ディエゴ「自分の>>562に火をつけてるぞッ!」

焼き魚


ディエゴ「自分の焼き魚に火をつけてるぞッ!」


そう、定助はこれまでに武器としても使っていた生焼けの魚に火をつけ、さらに火を通そうとしたんだ。


定助「この火が完全に魚を焼き上げる前に、てめーにあと一撃
   振り絞った『ミディアムレア』をくらわして、ブッ倒してやる!」

定助「この火は賭けだ! 『死中の活』ってヤツよ!」

アミバ「吉良、そーゆーのをな~ ただのやけくそと言うのだ!!」バァッ


襲い掛かるアミバ!
定助はそれを受けないよう、逃げ回るよ。

少しでも体力を回復しようとしているのかな?
アミバはイライラしてきたね。


アミバ「ふざけるなよ!
    俺はいつだってこのロープを簡単に切断できるのだぞ!」

アミバ「いいのか~? このロープを切っても?」

定助「うっ、うおおおおおおッ~~ くらえッ!」ギャルルルル


逃げるのをやめ、自分から攻撃に出た定助だったけど、アミバはそれを馬鹿にしたような目で見たね。


アミバ「…このロープを切断すれば、自分もリサリサと一緒に
    コンクリへ落ちるのが分からんのか。 バカが~~」


そう言うと、アミバはロープを切断したよ。
リサリサと一緒に下へ落ちるかに思えた定助… でも、そのロープはなんとアミバの足にも巻きついていたんだ。


きっと魚を焼いている間に、何か小細工をしたんだね。
さすが定助、抜け目のない男!


定助「今度はお前がオレとリサリサを落ちないようにささえるんだな!」

アミバ「だましたな! 吉良ッ!!」

定助「てめーからそんな言葉を聞くとは思わなかったぜ!」

アミバ「SHAAHH」ギャン


定助は死力を振り絞って、最後の攻撃に出たよ!


定助「くらえッ! ミディアムレア>>567!!」

ピーマンの肉詰め


定助「くらえッ! ミディアムレア・ピーマンの肉詰め!!」ゴアッ


定助は半生のピーマンの肉詰めにミディアムレアを流し、アミバの口に押し込んだよ!
肉詰めの口詰めだね。


定助「だますのは得意だが、だまされるのは苦手なようだな。
   オレとだまし比べで張り合うには10年早いぜッ! アミバ!」

アミバ「………」

アミバ「BAAHHHOHHHH----!!」ボシュシュシュシュ

DIO「やったッ!」

ディエゴ「アミバにミディアムレアを食らわしたーッ!」

定助「な… 流れてたぜッ!」ハァハァハァ


アミバ「AAHHH」グラリ


屋根から落ちそうになるアミバ… 定助は忘れずアミバの足のロープを外したよ。
アミバはコンクリに落下して苦しんでいるね。
口から肉詰めと一緒に流されたミディアムレアは、アミバの体に広がっていくよ。

リサリサの体を引き上げる定助…
今手当てすれば、きっと死なずに済むはずさ。


ディエゴ「ねえ、DIOさん… ひとつ聞いてもいいかい?
     なぜ常秀おばあちゃんは、吉良に母親は病死したって言ってあるの?」

ディエゴ「なぜリサリサさんは自分の素性を隠しているの?
     もし何か役に立てるのなら!」

DIO「わかったよディエゴ… 話してあげよう。
  ただし吉良には決して言うな」


リサリサの隠された過去… 50年の孤独が明らかになる時がきたね。


DIO「リサリサというのは仮の名で、本名は>>570という」

たま子


DIO「ディオというミディアムレア使いに育てられた、たま子は
  常秀さんの息子、つまり吉良の父親の>>573と恋に落ち、結婚した」


たま子(50歳)… 20代後半に見える、スタイル抜群の美女たま子(50歳)…
その時代なら、珍しくはない名前かもね。 日本人じゃないけどね。


DIO「父親は空軍のパイロットだった。
  しかしそこに、過去の忌まわしい因縁が浮上してきた」

ディエゴ「……過去の因縁?」

DIO「そう、50年前… 荒木飛呂彦が作ったゾンビ…
  絶滅させたはずだったが、一匹逃げ延び社会にまぎれて隠れ潜んでいたのだ!」


そのゾンビは相当頭のいい奴だったんだね。
戦争で負傷したといって車椅子で過ごし、昼間は外に出なかったらしいよ。


DIO「そのゾンビは! こともあろうに!
  イギリス空軍の>>574という職についていたのだッ!」

大和

掃除夫


DIO「イギリス空軍の掃除夫という職についていたのだッ!」

ディエゴ「イギリス空軍… 吉良のお父さんのいる?」

DIO「そうだ… 雇われ掃除夫がゾンビだということに気づいたのは、大和だった」


定助のお父さんはとても男らしい名前だね。
でもどっちかというと、空軍よりも海軍のほうが向いているんじゃないかな。


DIO「しかし大和は普通の男…
  掃除夫の逆襲に会い、殺されてしまったのだ!」


事件の真相を知って、たま子は家を飛び出したんだね。
一発でゾンビを倒したけど、誰かに見られていたようだよ。

たま子はイギリス空軍掃除夫殺しの汚名を着せられ、指名手配となったんだ。


ディエゴ「なんという悲しい一族!」


一方、ジョッキーどもをやっつけたハゲ達ナチスは、アミバにも核を向けようとしていたよ。

………が、それは遅かったんだ。
アミバはこっそり、大根おろし器を卵割り器に作り替えていた。

そしてそこに、リサリサから奪った牛角を装着……


DIO「やめろハゲッ! もう遅いッ!!」

シュゴオォォーーーッ!  バキバキッ!

ナチ「あ… あああ… た、立ち上がったァーーッ!!」


なんてことだろう。
核の炎を浴びても、アミバは立ち上がったんだ。

静かに起き上がり、辺りを見回すアミバ… すると、>>577が目に入ったよ。


定助「なっ、なんだぁあ!? ありゃあ?」

アミバ「」モコモコモコ


これは驚いたね!
アミバがその右手から>>577を作り出したじゃあないか!

スフィンクス


アミバがその右手から作り出したもの… それはスフィンクスだった!
今や天体望遠鏡並みになったその視力は、エジプトのスフィンクスまで見通せるようになったんだ!

それからファミリーネームが叙々苑だから忘れがちだけど定助の父、大和…
やっぱり愛称は吉良だったのかな?
きっと掃除夫のゾンビを殺ろうとして、フリーダム行っちゃったんだと思う。

右手首の大きさとは比較にならない大きさのスフィンクスを作り出したアミバ…


定助「やばいッ! スフィンクスに気をつけろッ!!」

ナチ「うわあぁぁぁ~」


巨大なスフィンクスは、ハゲの部下… ナチスの部隊を押し潰したよ!
その後、吸い込まれるようにアミバの手に戻り、元の右手になったね。


…そして朝日が昇る。
でも、彼らが見たのは絶望的な光景だった……

太陽の光に弱いはずのアミバは、朝日を背に悠々と佇んだんだ。

そういえば乗り物酔いの家系なのに空軍パイロットだったんだね…

>>586 多分苦労したろうね。

アミバ「フフフ… フハハハハハ」

DIO「な… なんてことだ!
  アミバはあの太陽をついに… ついに克服したぞ!」

DIO「あらゆる能力を身に付け、全ての生命を兼ねる」

DIO「奴は無敵になった!
  不老不死! 不死身! 誰も倒せない!!」

DIO「>>588アミバの誕生だッーーっ」

おせっかい焼きの


DIO「おせっかい焼きのアミバの誕生だッーーっ!!」


…フン! と鼻で笑いながら、アミバはさっきスフィンクスに押し潰された、ナチスの兵士の死体を集めて重ねているよ。
そんなの他の兵士がやればいいのにね。
きっとおせっかい焼きだからだね。


ディエゴ「も… もうアイツを倒す術は何もないのかッ!?」

定助「いや、 策はあるぜ!」

DIO「なんだって? 吉良」

ハゲ「たったひとつだけ?」

ディエゴ「はっ! まさか、そのたったひとつだけの策というのは…!?」

定助「フフフフフ…」

定助「逃がしてやるんだよォーーーッ!!」

ディエゴ「うわーっ! やっぱりそうだったァァァン~~~」


だけど、いつまでたっても兵士の遺体を片付けているアミバ…
しびれを切らした定助は、アミバの逃げ道を誘導してやることにしたよ。

そこに食いついてきたアミバ!
やっぱりおせっかいよりは、そっちの方が大事だったみたいだ。

両腕を翼に変え、奴は叫んだね!


アミバ「もう『>>591』など、どうでもいいー!
    だが、貴様だけは『>>592』だ!」

大好き


アミバ「もう『恋』など、どうでもいいー!
    だが、貴様だけは『大好き』だ!」

アミバ「吉良! 貴様だけはッ!
    どうしても大好きなんだァァァアーーッ!!」


牛角を使い、おせっかい焼きになったことで、どんな感情の変化が彼に生まれたんだろう。
逃げ道を誘導する定助を、ひたすら追って来るじゃあないか!
ある意味、作戦成功だね。


ディエゴ「うわぁぁぁ! 先を越されるーーーッ!!」

定助「騒ぐなーッ! 静かにしてくれーッ!!」


いきなり告白され、戸惑う定助!
でもアミバを逃がそうとしていることに変わりはないよ!


ディエゴ「うわああああ~~あああ!!」

定助「おいコラ、ディエゴ!
   分かってないようだから教えとくがなあ~~~」ドドドドド

定助「お前はオレと一緒に逃げなくたっていいんだぜーーッ!」

定助「今、ヤツが追っているのはオレ!」

定助「オレだけを追ってきてるんだ!
   オレを自ら>>597することだけが、新しい自分の幕開けの儀式と思ってるんだからなあーーッ」ドドド

ヤンデレしかいないのか

恋人にする

ここは>>598でいいのかな

んー、今さらこんなコトになるとは思わなかったよ
でも続きは明日。
やっと終わりが見えてきたな


定助「オレを恋人にすることだけが、新しい自分の幕開けの儀式と思ってるんだからなあーーッ」ドドド


アミバが牛角によって変身したおせっかい焼きの生き物とは…


知能… IQ400

触覚… >>606を探知

筋肉… 短時間で傷を修復可能。 つまり短時間で変身可能

聴力… >>607まで聞き分けられる

握力… 900kg/cm2

好きな食べ物… >>608

睡眠… 必要なし

SEX… 必要なし。 子孫や仲間はいらない
    故に同性へ恋心を抱いたものと思われる

吐き気を催す邪悪

同時に20人の会話

定助


現在のアミバ

知能… IQ400

触覚… 吐き気を催す邪悪を探知

筋肉… 短時間で傷を修復可能。 つまり短時間で変身可能

聴力… 同時に20人の会話まで聞き分けられる

握力… 900kg/cm2

好きな食べ物… 定助

睡眠… 必要なし

SEX… 必要なし。 子孫や仲間はいらない
   故に同性へ恋心を抱いたものと思われる

DIOじいさんもアミバの触覚と同じ能力を持っていたよね。
同時に20人の会話を聞き分け、食欲と性欲を混同し定助を追うアミバ…


DIO「や… 奴を倒す方法は! もう何もない!
  何ひとつ弱点はない!」


お尻を押さえながら走っていた定助だったけど、目的の場所まで辿り着いたよ。


定助「ナチスの軍用機だぜッ
   パワー比べをするかーーーッ!」ガガガガガ


定助は父・大和のように軍用機を操るよ。
でもアミバの羽は硬質化し、表面の油で弾丸は滑ってしまうね。
これは防御だけではなく、攻撃のための硬質化だったんだ。


定助「羽をナイフみてえに撃ってきやがった! …やはりダメか!
   しかし初めから、逃がしてやるために飛行機に乗ったんだぜーーーッ!!」


時速240kmで飛び続ける定助…
このまま逃げ切れるかな?


アミバ「このアミバから一時でも逃げられると思っているのか… ククク」


不敵な笑みを浮かべ、大好きな定助を追うアミバ… ヤンデレって本当におっかないね。


DIO『吉良! 聞こえるか! 応答せよ吉良!』

定助「よお、DIOのじいさん!」

DIO「我々はお前を逃がすために全力を尽くすッ!
  この無線を決して切るな。 作戦を連絡する」


無線越しに話してくるDIOじいさんを無視して、定助は地図を広げているよ。


DIO「おい吉良! 聞いているのか!?
  返事をしろッ! 吉良ァーー!!」

定助「奴にはどんな『>>612』も通じない、不死身のおせっかい焼きと言っていたが…」

安価↓

冗談


定助「奴にはどんな『冗談』も通じない、不死身のおせっかい焼きと言っていたが…」

定助「だがDIOのじいさん!
   この吉良にはアイデアがあるぜッ!!」


冗談の通じない、不死身のおせっかい焼き…
でもヤンデレだから、冗談が通じないのは仕方ないね。


DIO『おい吉良! 余計なことはするなッ!』

定助「聞いてくれ、いいか! 奴はこの『地球』に現れた生物!
   しかしその地球なら… この地球なら、あれを葬ってくれるかもしれねえッ!」

定助「地球最大のエネルギー! 『>>614』!
   こいつでブッ殺してやるぜーッ!!」

>>614>>617

友情パワー


定助「地球最大のエネルギー! 『友情パワー』!
   こいつでブッ殺してやるぜーッ!!」

DIO「い… いかん吉良! あとは我々やナチスに任せろッ!」


そう… アミバの推定パワーは5000万パワー
これに対し定助は95万パワー

この圧倒的不利を補うものこそ友情パワー。
定助とタッグを組むのは誰になるのかな?

そんなこんなで飛行機を飛ばしていたら、広島から富士山までやってきたよ。


ガリガリガリガリガリ

定助「な… なんの音だ、これは?」ギャーースッ

定助「ぎっ、ぎゃあーーッ!!
   信じらんねー!! >>619かーーーッ!?」

ダイオウグソクムシ


定助「ダイオウグソクムシかーーーッ!?」


体長20~ 40cm、世界最大の等脚類ダイオウグソクムシ!
たくさんのあんよを動かして定助によじ登り、ガジガジ食らいついていたんだ。

かわいいダイオウグソクムシたん達がいつになく狂暴なのは、絶食明けか何かなのかな?


定助「飛行機を食い破っているーーっ!
   はっ! さっき機体に撃ち込んだ羽が変身したのかッ!」


その間にもダイオウグソクムシたん達は、バリバリと色々かじっているよ。
脱出用のパラシュートまで食べてしまったみたいだ。
よっぽどお腹が空いていたんだね。

そしてふと、外を見た定助は愕然としたよ。


定助「な… なんてこった…」


機体には触手… タコかなんかの触手がまとわりついていたんだ!
バリーーンと窓を叩き破り、機体は墜落していくね。


その時、飛行機からパラシュートが降りてきたよ。
定助は無事に脱出できたのかな?

だけど、それを見逃すアミバじゃなかったね。


アミバ「フフフ… そのパラシュートは貴様にとって、まるでクモの巣だな吉良」

アミバ「フフフフ、ゆっくりと… 恋人にしてくれるわ!」ゴッ


襲いかかるアミバ!
でもパラシュートの先には……


アミバ「は! >>625!?」

ハムスター


アミバ「は! ハムスター!?」


パラシュートの先には定助でなく… 小さな小さなハムスターがくっついていたんだ!
きっとアミバの羽は、ダイオウグソクムシだけでなく、ハムスターにも変身していたんだね。

天体望遠鏡並みの視力を持つアミバなのに、気付かないのはおかしな話だね。


定助「この吉良ただでは死なねーぜ!
   てめーを道連れで、富士山の火口に突っ込んでやるッ!!」

DIO『吉良ァァーーーーッ』

アミバ「NUAHHHー き、貴様ーッ!!」ドォン!


特攻… アミバを機首にぶっ刺し、定助は火山溶岩に突っ込む気でいるんだ!


アミバ「フン! このアミバが地面に激突する前に…
    鉄板を抜いて機から離れられないとでも思ったか!」


機から逃れようとするアミバ…
…その時! キャドッ!とアミバの首に何かが突き刺さったじゃないか!!


アミバ「こ… れ… は!」


それは、トングッ!!


ハゲ「アミバ… この飛行機は貴様の棺桶よ!」

アミバ「貴様は!」

定助「ハゲ… じゃねあねえか! そんな所にいたのか!」


なんと、飛行機の浮きにはハゲが乗っていたんだ!!


ハゲ「貴様1人じゃあ心配だったからなッ!
   それより>>628ぞ、吉良!!」

愛してる


ハゲ「愛してるぞ、吉良!!」

定助「なァんだと!?」


この場での告白に、定助はビビったね。
でも、よく考えたら定助は以前、ハゲを嫁に貰おうとしたんじゃなかったっけ。

アミバの心中は穏やかではいられないよ。


ハゲ「いいから空中へ飛び出しやがれィィィィ!」

定助「おおおおおぉぉ」

DIO『吉良! 応答しろ吉良!
  なんとか… なんとか言ってくれ!」


飛行機からへ飛び出す定助…
それを結婚式の花嫁よろしく、ハゲは空中で抱きかかえたね。

そして墜落していく飛行機……


定助「うあぁぁぁ!」 ハゲ「くぉぉぉぉぉッ!!」

グシャアァァァッ!!


ハゲは定助を抱え、地面に激突したね。
ハゲの胸から下… すりおろし器から下の部分は衝撃でフッ飛んでしまったけれど
おかげで2人は助かったんだ。


定助「ハ… ハゲ! オレ以上に無茶苦茶なヤツ!
   しかし… 礼を言うぜ!」

ハゲ「ウグググ… それよりアミバは……!?
   アミバは溶岩へ突っ込んだか!?」


定助とハゲは火口を覗き込むよ。
そこには……


アミバ「OGooAHHHA!!」オボアァ

アミバ「お、お… の、れ……」ドシュドシュ…

定助「や… やった!」


覗き込む定助達を見上げるアミバ……
2人だけ幸せになるなんて、許さない… アミバの目は、そう言っているようだったね。


アミバ「>>637だ…」

アミバ「>>637を身に纏うのだッ!!」

せんべい


アミバ「せんべいだ… 醤油やゴマ…
青のりや七味せんべいを身に纏うのだッ!!」ビシィッ

アミバ「き… きかぬ!」


きくわけないよね。
アミバはみるみるうちに、焦げせんべいになっていくよ。


定助「溶岩の温度は1000度!
   カスまで燃えてなくなっちまわーッ」


そのうち、アミバの姿は溶岩の中に隠れ… 見えなくなっていったんだ。


定助「や… やっつけた!
   ついにアミバを! やっつけたぞォォォォォ!」

ゴゴゴゴゴゴゴ


定助はアミバをやっつけたと狂喜したよ!
でも、喜ぶのはまだ早い。

飛行機の墜落のショックで、噴火が始まり溶岩が流れ出てしまう。
急いでこの場を逃げようとする定助とハゲ……


――その時!


ボンッ!

岩肌にヒビが入ったかと思ったら、いきなり定助の左腕がフッ飛ばされたんだ!


定助「う… うああああぁぁぁぁあぁ」


ヒビ割れから現れたのは、アミバだったね。


定助「うわああぁぁぁあぁ」

アミバ「ンンンン… いい声だ!
    その絶叫… 聞きたかったぞ吉良!!」


きっとヤンデレの最終地点がこれなんだね。
典明がここまで行き着かなくて良かったよ。

ちなみに最初に身に纏ったせんべいが、焦げ付いて役に立たないと悟ったアミバは
次になんか違う物を身に纏ったらしい。


ハゲ「溶岩でも倒せない! 『>>641』だ!
   奴は『>>641』になったんだ…!」

ままどおる


ハゲ「溶岩でも倒せない! ま…『ままどおる』だ!
   奴はバターたっぷりミルク味の『ままどおる』になったんだ…!」

ハゲ「『ままどおる』には勝てない! 服従しかないんだ!!」


製造は福島県郡山市… アミバは福島県の人気土産品になったんだね!


…さて、ここでひとつ昔話でもしようか。

むかァーし、むかし、人間が歴史を持つ、ずっと以前……
進化の過程の中でその生き物たちは生まれたよ。

でも、その生き物は太陽の光に当たると消滅してしまう。
だから彼らは地底に住んだんだね。

他の生物のエネルギーを吸い取って生きてはいたけれど
個体数も少ないから特に争いもなく、平和に暮らしてたかに思えたけど…


だが突然! そこにひとりの>>643が生まれたッ!!

特別な存在

>>642
ままどおるはね、『ミルクたっぷりママの味』なんだ

>>645 すまねえ、wikiに書いてあったのそのまま使った


そこにひとりの、特別な存在が生まれた…
その特別な存在は、より強い力が欲しいと願い『大根おろし器』を作ったんだ。

一族は大根おろし器を恐れ、特別な存在を恐れた!
何故なら彼は、特別な存在だからです!!

特別な存在は、自分に襲いかかる一族の者を皆殺しにすると
赤ん坊2人と仲間(ジャギ)を連れ、旅に出たんだったね。



定助「おお… おあ、あぁ…」

アミバ「…ん? なんだって~~
    今何か言ったか吉良…」

定助「おあぁぁあ! くらえ、ミディアムレア!」


左腕を落とされながらも、アミバに攻撃する定助だったけど
全てを超越したアミバには、何の効果もなかったよ。

逆に自分の数百倍ものミディアムレアを流されてしまったね。

定助は、アミバ(ヤンデレ)の前で死を覚悟したよ。


まぁ、ここからは皆大体知ってると思うんだけどさ。

アミバは最後、強烈なミディアムレアで定助にとどめ刺そうとするワケ。
定助はそれに吸い付くように『牛角』をかざしたんだったね。

『牛角』の力で増幅されたミディアムレアは、一気に噴火活動のパワーになったんだ。

岩盤ごと押し上げられる定助とアミバ……


ドッゴオォォーーーーーーーンッ!!

アミバ「RRRRRRYY!
    岩ごと猛烈なスピードで飛ばされる!」

アミバ「フン! しかし>>653に変身して逃れてやるッ!」

ロッズ


~幕が開いたようだ
終わりなき物語~


アミバ「このアミバが噴火ごときで消し飛ぶとでも思ったか吉良!!」
ロッズに変身して逃れてやるッ!」

~命がぶつかる火花
青春の日々を照らせよ~

UMA… スカイフィッシュとも呼ばれる、ロッズに変身し、岩盤から逃れようとするアミバ!
でも地球というエネルギーは、さっき切断された定助の腕までも飛ばし、アミバにドスゥッ! と突き刺さったよ!


アミバ「なっ!?」

定助「そう、アミバ… 貴様は『これが友情パワーか』… と言う」

アミバ「これが友情パ…」


~君という未来に幸運を
その地の運命 吉良~


定助の腕に気を取られた一瞬がアミバの運命を分けたんだ。
下からの灼熱弾に、さらに押し上げられ……ッ!!


アミバ「星!? ば… 馬鹿なッ!」


アミバの体は遠く遠く、大気圏の外… 宇宙まで押し上げられたッ!!


アミバ「RRRRRRRYYYYYYEEEEEEEEEE!!」

アミバ「宇宙空間だと! フン、体内から空気を噴出させて!
    地球へ戻ってやるわ!!」

アミバ「ぎゃぁぁああああ! だ… 駄目か!
    こ… 凍るッ! 軌道を変えられん… 戻れんッ!!」



――アミバは、2度と地球へは戻れなかった。
とりあえず永遠に宇宙空間をさまようのだ。

そして死にたいと思っても死ねないので
そのうちアミバは>>659

うわらば


アミバ「うわらば!!!」

  うわらば
   うわらば
     うわらば………


ハゲ「吉、吉良ァァァァァァァァァ!」


定助(終わった… おばあちゃん、ハゲ、DIO…
   ディエゴ、リサリサ…… 皆、あばよ)



――8時間後生還したハゲは、DIOに語った。

1939年2月28日
叙々苑定助、日本・富士山にて死亡……


「……御国を来らせたまえ
 御国が天にあるように、地にもなさせたまえ」

シトシトシトシトシトシト…

DIO「常秀さん、さ… 冷えるといけない。
   もう帰りましょう」

常秀「もう少し……」

ディエゴ「さようなら吉良…
     忘れないよ、君のこと… 一生」


「へへへへ… だあ~~れだ」スッ

常秀「………」

ディエゴ「………」


「よお! 皆… 誰か死んだの? 誰の葬式?」

トンペティ「お前は…」

ディエゴ「…まさか」

「バカモノ! 場所ををわきまえろ、場所を!」

「バカモノだと?
 あんた今、オレのことバカモノって言ったのか」

「てめーッ! 今、オレのことバカモノって言ったなぁァァ~~~~?」

ディエゴ「>>663~~~ッ!!
     うわあああ>>663が生きてるゥーーーーッ!!!」

死体


ディエゴ「うわあああっ! 死体が生きてるゥーーーーッ!!!」

定助「死体だあ~~~?
   ちょ、ちょっと待て… 何でそんなに驚くんだ、まるでオバケにでも……」チラ

定助「ギャにィィーーッ! まさかこの葬式は!?」

スーシーH「吉良! まだ雨に濡れちゃあダメよン」

トンペティ「お前はスーシーH! その薬指のリングは!?」


何だか色々話がかみ合わないみたいだね。
定助は保護壁代わりの岩盤が海に落ちて、そのまま漁船に救助され小豆島に行ったんだ。

そして胸の7つの傷も完治したスーシーHに、看護を受けていたんだね。


定助「てめーちゃんと>>665送ったんだろーなあーっ!」

伝書鳩


定助「てめーちゃんと伝書鳩送ったんだろーなあーっ!」

スーシーH「伝書鳩… ごめんなさいー 忘れちゃってたァーーーッ」

定助「オーノォー! 信じらんねーーッ
   何考えてんだ、このアマ!!」


小豆島→ニューヨークなら、伝書鳩より手紙か電報の方が確実だったんじゃないかな?
途中で可愛い女の子が鳩舎に先回りしちゃうかもしれないからね。



涙を浮かべるリサリサ(たま子)… この後、自分の素性を定助に打ち明けるよ。

常秀おばあちゃんは1950年、81歳の生涯を静かに終えるね。

DIOは独身のまま、心臓発作で89歳に死去。

ディエゴは苦労したけど頑張った。

ハゲ… 定助の元嫁はそのうち戦死…



―――そして時代は流れ、世代は交代する!


―― ニューヨーク・ケネディ空港


…ガンッ

定助「ああ… い、うぅ…」

「ぶつかっちまったーっ、痛かったかい? おじさん」

定助「いや… いいってことです。
   間違いは誰にでもありますよ…… !?」

定助「…ちょっと待って、アンタ>>670人か?」

「ああ、そうだけど……」

北京原


定助「北京原人なら話は別じゃ!」ドガァ!

「ギニャーーッ」

定助「フン!」

定助「ううう… 大切な一人娘が北京原人と結婚して、もう20数年…」

定助「孫なぞ、わしの顔なんか忘れちまってる!
   許さん! 北京原人めッ!!」

定助「でもラスコー洞窟の壁画は好きだがね」


……ゴオオオオオォォォォォオーーーー






第2部完ッ!


終わり。 3回目放送には間に合ったよ!
これで菩薩のように心穏やかにアニメを見ることができるね
色々教えてくれた皆には、感謝の気持ちを忘れず余生を生きていくよ

第3部は原人と結婚した娘の子供が主人公なんだよね?
楽しみだなぁ

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