【安価】聖杯戦争銃後戦【コンマ】 (1000)

本スレはFateシリーズ(Fate/prototype、Fate/Stay Night、Fate/ZERO、Fate/Apocrypha、Fate/EXTRA&CCC)を使用した安価スレです。

コンマ判定表
1  ファンブル
2~4 失敗
5~7 成功
8~9 大成功
0  クリティカル/特殊

家系
1~2 一般人
3~5 普通の魔術師
6~7 名家と呼ばれる魔術師
8~9 御三家以上の尊い血筋
0 魔法使いレベル

才能
1~2 無し
3~5 普通
6~7 多め
8~9 潤沢
0  例外

となります

(初代魔法使い~二代目魔法使いキャラメイク)【安価】聖杯戦争開戦【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387941079/)
(根源到達者)【安価】聖杯戦争継戦【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388049658/)
(破滅への第一歩)【安価】聖杯戦争参戦【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388224793/)
(不穏な平穏~正義を守る者)【安価】聖杯戦争死線【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388415164/#footer)
(童貞卒業)【安価】聖杯戦争誤爆【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388840938/)
(半妖と幼女)【安価】聖杯戦争陸戦【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390047777/)
(不幸女将校)【安価】聖杯戦争死地戦【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1391084552/)
(呪術師と幼女)【安価】聖杯戦争野戦【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1391515723/)
(狂気の聖女と聖人言峰)【安価】聖杯戦争休戦【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1392122522/)
(最短の聖杯戦争~戦国狙撃姫)【安価】聖杯戦争実戦【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1392393566/)
(叶わぬ願い~勘違いされ系冷酷王子)【安価】聖杯戦争周囲戦【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1393841311/)
(結局鴛鴦夫婦~ハイテンション系中華ファンタジー作家)【安価】聖杯戦争従荷戦【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394112779/)
(水に流す~魔法使い系ワカメ)【安価】聖杯戦争重三戦【コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394706035/)

wiki:http://www59.atwiki.jp/taka0604/pages/1.html

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395838747

流石に更新しすぎました……

今日はここまでで……

前スレで小物感と大物オーラを気取ってるって言われましたが

家系5で家族と幼くして死別してるんで、礼儀教わる暇無かったんでしょう。

の割に才能0だから「俺は一流だぜ」って意識が先行してると。

HFルートプレイ中感想


桜可愛い

士郎が序盤でSNルート行く選択肢を選んだ。

学生スキルの相互コンマで士郎と貴方両方高かったら二人とも切嗣に拾われた事にして貴方がさりげなくUBWやHFルート行く選択肢を士郎に選ばせるような選択肢作ってどっちにするか↓3選択って予定でしたが、お互い仇敵みたいな感じに進んじゃいましたね。

最終的な終わりはネタバレ嫌いな人も多いでしょうからストレートには言いませんが、自分の思いにどう折り合いをつけるか。みたいな感じにしようかと。

あと、大災害で記憶失ってたって言われてちょっとドキっとしました。

普通に使えるし、飯食ってる時に「実は~」って感じでやろうかと思ってましたが僕が思いつく程度のネタなんか皆さんすぐ思いつきますよね……

まあ「プレイヤーが初めてプレイした状況」を想定していただければ。

最初に言ったようにセイバールートの予定で始めたんで。

ヒロインが凛になるか桜になるか、はたまたイリヤか美綴か三人娘かでも関係コンマでアチャーな状況になりにくいルートですから。

順当に「お、ちゃんさんヒロインか」と思ってたのに最後の最後で爆弾放り込まれて笑いすぎてお腹痛かったですよ?

お風呂入ってからね(目逸らし)

お風呂から上がりました、今回はノベルとして見て頂ければ。

次回から元の形式に戻して、追加スキル入れますんで。


UBWならちゃんさんの代わりに「俺の魔術回路使え」って言い出したり、HFなら「桜の味方になれ、その代りに俺が正義の味方になる」とかのルート作れるなと思いながら、この貴方にはそんな未来は無いと再確認。

現状既に気持ち悪いストーカーだよ!

後貴方の活躍により三日も前倒しで結界発動しました

六日目 鮮血神殿発動~VSライダー

「……慎二、なんでこんなモノを仕掛けた。戦う気が無いって言ったのも嘘だったのか」

この期に及んで衛宮は一体何を言ってるんだ?

そんな事を聞いたところで最早意味も無いのに。

「いいやあ、それは本当なんじゃない?僕だってこんなモノを発動させる気は無かったんだ。コレはあくまで交渉材料だったんだよ。爆弾を仕掛けておけばこいつも遠坂もおいそれと僕を襲わなくなるし、万が一の切り札になると思ったからね」

―なら昨日の内に発動させてただろ?結局、魔力が欲しいだけだよ、お前は

慎二の目を真っ直ぐに見つめる。

ギリっとこちらを睨んだが、それも笑みに変わる。

「お前がそう思うんならそうなんだろ?お前ん中じゃさあ」

口の中が乾燥する。

ああ、まったくコイツは。

「……そうか。結界の発動には数日必要だと遠坂は言ってた。それはあいつの読み違いか?」

衛宮の質問はまだ続く。

「ふん、遠坂らしい意見だ。けどさ、結界は完成していないだけでカタチはとっくに出来ているんだぜ?単純に発動させる分時は支障は無いんだ」

慎二は厭味ったらしく髪をかき上げる。

「あ、おかげで効果は薄いけどね。この分じゃ一人殺すのにあと数分はかかるんじゃないかな」


1.「ほう……」良い事を聞いた

2.「お前……」長い間の友人が変わっている姿が信じられない


下3

―ほう、良い事を聞いた。死ぬまでに数分か

コイツは凛と別のベクトルでうっかりと言うか、間が抜けていると言うか……。

有体に言えば間抜けか。

―持つべきものは友達だなあ、慎二。それまでにお前とお前のサーヴァントを倒せば良いって事だろう?いや、実に有益な情報だ

だからこそ。

―アサシン、殺れ

黒の暗殺者を使う。

自身の背後にましていたアサシンは一跳びで天井へ上がるとダークを投擲する。

それを。

弾かれる黒い短刀。

それを弾いたのも黒い刃物。

主を守ろうかと目の前には、この毒の様に赤い景色が薄れる程の禍々しい黒色の女がいた。

―衛宮、下がれ。お前がここにいたら死ぬぞ

一応の同盟者への義理として声をかける。

衛宮もそれは分かっているだろう。

だが。

「ここで逃げたら……、慎二のヤツを止めれない……ッ!!」

歯を食いしばりながらもコイツは立っていた。

自分の命よりも今、苦しんでいるクラスメイト達の為にと。

―あのな、何があったか知らんがことここに至って現れないお前のセイバーといい、呆れる程お人よしのお前といい文句は山ほどあるが一つだけ言おう

これ一つ覚えたならもう後は文句があっても言わないでやっても良いと思う。

―サーヴァント連れてないマスターなんざ良い的なんだよ!お前が居たらアサシンの邪魔なんだ!逃げるかセイバー呼べ!

その自分の声を合図に慎二のサーヴァントとアサシンは駆ける。

釘のような短剣と鎖を操る慎二のサーヴァント。

アサシンはそれに対しそれよりも早く。

立体的に動き回避し、投擲する。

前回の戦闘で分かったがアサシンは閉鎖空間であっても跳躍を駆使する事で、立体的に動ける。

幾ら早くとも三次元的に空間を使われてはどこを攻撃するか、相手が移動する所は、どこから攻撃されるか。

これを同時に考えながらの戦闘はいかなサーヴァントとは言え、隙が生じる。

暗殺者の身でありながらここまで有利に戦えるのは地の利もある。

「くそ!なにしてるんだライダー!そんな気味悪い奴、さっさと切り殺しちゃえよ!」

慎二の怒声にもあのサーヴァント―ライダーは応じない。

それだけアサシンとの戦闘は死闘と言う事だ。

だが、慎二と自分には決定的なマスター差がある。

それは……

1.「アサシン!ライダー止めてろ!」自分の魔術師としての力量、この程度の距離なら百発百中だ

2.「慎二!俺を見ろ!!」両親の遺産、この魔眼なら……


下3

―慎二いいいい!!!俺を見ろおおおおお!!!

全力全開、『眼』を見開き腹から声を出して『命じる』

―今すぐに結界止めろおおおお!!!

「しまっ――!!」

「させぬ!!」

割り込もうとしたライダーをアサシンが足止めする。

その結果は、魅入られた慎二が出来上がる。

「ライダー、結界を解除しろ」

手に持った本を開きながら慎二はライダーに命令した。

「くっ……、貴方も魔眼持ちだったのを忘れていたわ……」

パキリと音を立てて、結界が崩れる。

息苦しさも無い、いつもの校舎。

―アサシン、そのままライダーを抑えておけ

チャキリとアサシンはダークをライダーの眉間にいつでも突き立てられるように構える。

―よお、慎二。詰まんねえ見世物ありがとよ

未だに『服従の魔眼』の支配下にある慎二。

さて、とっとと令呪全部使わせてライダー始末するか。

―おい、慎二。取り合えず意味の無い事で令呪全部使え

さーて、こいつの令呪はどこかなっと……。

「ライダー、三回回ってワンと鳴け」

その言葉の通りにライダーはクルクルと回ってワンと鳴いた。

令呪が見つからない。

―慎二、お前の令呪はどこにある?

「ありません、僕は正規のマスターではありません」

―ああ?

正規のマスターじゃない?

「慎二……、それどういう事だよ……」

衛宮が問うが慎二は答えない。

服従しているのは衛宮では無く、自分だからだ。

―どういう事だ、ならお前はどうやってライダーを使役していた

「この本です、令呪の代わりになります」

慎二は持っていた本を上げる。

……本が令呪の代わり?

どういう事だ、聖杯戦争には何か抜け道のようなものがあるのか?

令呪はマスターとしての参加の証であり、サーヴァントを律する鎖。

それを無しでも扱える?


1.「寄越しな、慎二」試してみるか

2.「衛宮、その本を取れ」リスクは背負う訳にはいかない

下3

ライダー「貴方って最低の屑ね!」

この一致団結力を協力者選びで発揮してくださいよwww

―良いぜ、それ寄越せ。慎二

はいと、指示に従い慎二は自分に本を渡した。

持った感触は普通の本だ。

―ふうん?

表、裏と見てもそんなに違いは無い。

さて、サーヴァントを律する令呪の代わり。

どんな物か。

下3とりあえずライダーへの指示


エロとグロは勘弁で

何か慎二より士郎より、貴方が一番ダメ―ジデカい安価だったwww


―ほれ、ライダー『お手』だ

ぱっと出した掌にライダーが手を乗せる。

―くっくっく……、成る程?本物って訳だ

それじゃあ、本題だとつのる。

―とりあえず、これからは俺が代理マスターだ。良いな?

少しの間の後、ライダーはコクリと頷く。

「なっ……、正気かよ!」

―手駒は多い方が良いだろ?……じゃあ、真名以下ステータスを開示してもらおうか

「……どうぞ」

ピコンと、ライダーのステータスが更新されたと分かる。

ほう……、驚いた。

英霊どころかギリシャ神話でも有名な怪物じゃないか。

メデューサ。

下半身と髪の毛が蛇の魔物。

見られた者は体が石となり死ぬ呪いを持つ怪物。

伝説では盾に反射された自身の石化の呪いで死んだ物だ。

ステータスも高く、スキル・宝具も優秀だ。

―ほう、良いサーヴァントだな。英霊では無いが

肝心要の最後の質問、慎二は代理マスターと言っていた。

ならば……

―答えて貰おうか、ライダー。お前の本当のマスターは誰だ?

間桐は魔術師の家系、普通に考えれば親が……

「サクラです」

…………コイツは今なんと言った?

「待て、ライダー。誰がマスターだって……」

衛宮も聞き返している、そうだ。

これはライダーが言い間違えたんだ。

そうに決まっている。

だって、だって、だって。

「何度も言いますが、私のマスターはマトウサクラです」


1.「自害せよ、ライダー」嘘だ。

2.「慎二」嘘だ。


下3

―慎二

嘘だ。

「はい」

―お前がライダーのマスターなんだろ?代理とか嘘なんだろ

そうだ、そうに決まっている。

コイツは性格が歪んでいるからこんな嘘をついて自分を騙そうとしているんだ。

「いいえ、ライダーの言う通りです。桜がマスターです」

―嘘を言うなああああ!!!

慎二の首を絞め、窓から頭を出させる。

「お、おい!止めろ!」

衛宮が体にしがみつく。

だがそれが何だ。

―言えええ!!誰が本当のマスターなんだあああ!!!???

喉が痛くなるほどの絶叫。

「桜です」

―貴様ああああ!!!

さらに力を入れて押し出そうとした時。

「こんの馬鹿ああ!!」

バチーンと頬を叩かれた。

―凛……

「何処かと探してみれば一体何なの!この状況!士郎ならまだしも何でアンタが暴走してるのよ!」

頭が燃え盛っていたのが急激に零下へと下がって行く。

―……ライダーを使役していた慎二から、魔眼でライダーを奪った。それで……

これ以上は声が出ない。

自分で言ってしまえば、現実を認めてしまうから。

だから、自分からは言えない。

「……それで、慎二が本当のマスターは自分じゃなくて桜だって」

「うっそ、そんな筈……。一番初めに確かめたのに!」

ああ、凛は確かめていたのか。

なのに令呪は見つからなかった。

なのに彼女はマスターだった。

「―、とりあえずアサシン達を霊体化させなさい。誰かが起き上がって見られるかもしれないわ」

はっと、気づく。

そうだ、神秘は秘匿しなければ……

―アサシン、ライダー。霊体化を

すっと、音も無く二体のサーヴァントは姿を消した。

「……落ち込んでる暇は無いわ。間桐君を連れて帰りましょう」

―帰る?帰るって……

「そうね、とりあえず士郎の家で良いわね?」

「ああ、そりゃ良いけど……」

なら決まりと凛は自分の肩に手を回す。

「こいつは私が運ぶから、士郎は間桐君をお願い」

「あ、ああ」

学校から凛に連れられ、入ったのは武家屋敷。

衛宮の家だそうだ。

そこの居間に寝転ばされる。

―……

正直に言えば、何も考えれない。

何も考えたくない。

彼女がマスター?

聖杯戦争の参加者?

……殺しあう相手?

頭がまるでコンクリートと一緒にシェイクされたように重い。

どうすれば良い?

1.「凛……、衛宮」そうだ、一人じゃない

2.「慎二……」問い詰めねば

3.「アサシン……、ライダー」確かめなければ

下3

―凛、衛宮……

「少しは頭冷やした?この馬鹿、いつもは嫌味な位落ち着いてるって言うのに……

―すまん

「そ、そこで謝るなあ!」

ぐっと、起き上がり二人を見渡す。

―確かめたい、どうすれば良い?

「どうすればって……、その、桜がマスターって事をか?」

―ああ

所詮はサーヴァントと慎二の言葉だ。

「確かめるも何も、必要無いじゃない。アンタ、魔眼で聞き出したんだからそう言う事でしょ?」

…………

認めたくなかった。

 心は分かっている。

知りたくなかった。

  もう答えなどすでに出ていると。

ただ、それでも。

―……本人の口から聞くまでは

それまでは認める訳にはいかない。

「はあ……、ほんっとこの男共は手間ばっかりかかるわね」

凛はため息を付くと立ち上がった。

「良いわ、なら桜がここに来た時に聞きましょう?」 

夕方。

チャイムの音がなる。

「お邪魔します、先輩」

柔らかな彼女の声。

「ああ、居間で待っててくれるか。桜」

衛宮が誘導する。

「え、手伝いますよ?」

「いや、少し桜に用がある奴がいるんだ」

がらりと戸が開く。

「あっ……」

―今晩は、間桐さん

それは、これから起きるだろう事へ冷静になる為の自分なりの処方した薬。

彼女が俯く。

「今晩は、―先輩。珍しいですね、この家にいるなんて」

お前は異物だと、言外に言われる。

―ああ、帰りに衛宮と凛に会って誘われてね

「ああ、間桐さんも座ったら?」

しれっとサポートしてくれる凛が有りがたい。

彼女はゆっくりとだが座った。


1.「色々ショッキングだったよ」こんな事は早く終わらそう

2.「慎二は……」……聞けないよ


下3

―色々とショッキングな事が沢山あってね

早く済ませてしまおう、その方が諦めもつく。

傷も浅い。

「ショッキング……ですか?」

彼女は不思議そうに首を傾げる。

―ああ、そうだよ。特に友人の妹が自分と同じマスターだったなんてここ一番の驚きさ

かっと、目を見開いたのは彼女だけでなく凛もだ。

見えてはいないがきっと衛宮もだろう。

「……先輩が何を言ってるのかさっぱりです」

「―、ちょっとアンタ……」

凛が何かを言いそうだ。

でも関係ない。

―そうか、色々慎二が喋ってくれたんだけどね

「兄……さんが?」

ああ、それに。

こんな物もあるんだ。

1.本

2.ライダー

下3

今更ながらモノってカタカナにしときゃ良かったな



ゴトリと置いた物。

それは慎二から奪った本。

「……なんでしょう、こんなの見せられても私、分かりません」

シラを切りとおす彼女。

ここに来て、本当に僅かだが彼女は何も知らないんじゃないかと思って来た。

―そうか……、本当に知らないんだね?

「はい、知りません」

そうか、知らないのか。


1.「分かった、ありがとう」彼女は何も知らなかったんだ。

2.「そうか、じゃあ彼女にも聞いてみよう」最後の一押しか。

下3

甘い罠を突破された……

いや、2を選んでいたら道場。

本燃える→ライダー貴方攻撃→死

追い詰めすぎると速攻だよ。

敵認定されるよ、友好度2だし。

ぶっちゃけると本隠してライダー突きつけるが正解でした。

まあ、セーブロード無いから続けますが。

ただ……、もう桜に隠された秘密は暴こうとする気力が貴方から無くなってしまった

今の貴方の心境

「もう良いじゃん、ライダー俺が抑えたんだから本当のマスターとか知らないよ良いじゃん放っておこうよ」

……本格的にちゃんさんヒロイン復活の兆し来た


今日はここまでで、お疲れ様です

ヌルゲー言われててはたと気づいた。

本編マジで理不尽だよね

マジで変換ミスでミスリード誘った形になってしまって申し訳ない

桜可愛いけどこればかりは始まる前の関係コンマだからとしか言えない……

龍田さんのAA確認したら艦娘の中でもトップクラスの量だった……

日常、エロ両方凄い多かった。

これはやる夫スレで龍田さんヒロイン流行するな!

貴方がもう魔眼だろうが聖杯だろうが何使ってでも桜を手に入れるって感じに覚醒したら、ある意味でハッピーエンドになりそうある意味で

しかしめっちゃ聖杯戦争スレ増えたな……

お祭り状態恐るべし……

当スレは更新が早い方と自負してますんでそれもありますかね。

お付き合いして下さる皆さんには頭下がりっぱなしです。

>>144はな……、いけるがラスボスの士郎・凛と戦ってようやく貴方だけハッピーだわ……

この貴方が固有結界とか作れるなら桜吹雪の春景色なんだろうな、彼女と出会ったあの時に時間が止まっているとか言いながら。

どれだけ桜の為に頑張ってもゴミを見るような目で見られるだけで終わる系貴方……

「お前が悪いんだぞ衛宮ああああ!!!」展開不可避

そろそろ再開

本編に居たらもう士郎の当て馬か、中盤で脱落するマスター枠だよね


―分かった、ありがとう

「ちょ、―!?アンタ―」

凛が驚いた顔で自分を見ている。

とても不思議だ。

―なんだ?凛。慎二もライダーも嘘をついていた、それが分かっただけで十分じゃないか

「アンタ……」

ググっと、握っていた拳を開く。

ああ、そうだ。

何も無かったんだ。

―ありがとう、すまないね。脅かすような事をしてしまって

「いえ、別に……構いません」

沈黙が流れる。

自分はここにいても良いのだろうか。


1.「じゃあ……、失礼する」もう居られない……

2.「……」立ち上がる事さえ出来ない……

下3

―じゃあ……、これで失礼する……

フラフラと立ち上がる。

「あ、ちょっと!」

―すまない、凛。少し……頭を冷やすよ

頭を冷やす?

どうやって?

もうすでに零下の如く冷え切っていると言うのに。

ただ、ここに居てはいけないと考えるとそう言っていた。

凛はそれ以上何も言わなかった。

彼女も、それ以上自分を見ようとはしなかった。

帰宅する途中で見慣れた女性とすれ違った気もしたがそれすら誰かは判らない。

自宅に戻り、自分のベッドにたどり着くとそのまま崩れ落ちた。

―俺は……

なんて弱いんだろう。

分かっているのに、分かりたくない。

認めているのに、認めたくない。

ただのガキじゃないか……。

だが、分かっていてもこれだけは譲れない。

いつの間にか、空は暗くなり眠りについた……

2月6日

朝だ。

だが、体が鉛の様に重い。

肉体よりも精神が疲れているのだろう。

……昨日の出来事がメインで。

さて、今日は……


1.いつも通り、学校へ

2.……いや、休もう

下3

鮮血神殿後は、被害少なかったから症状の酷かった三年以外は普通にありました(VITAにて確認)

―学校……

そうだ、もう登校しなければ……

住宅地を抜け、十字路を渡り、坂を超え、校門を抜ける。

昨日のライダーの宝具『他者封印・鮮血神殿』が短い時間で終わったので死者は無く、『ガス漏れ事故による集団被害』として片づけられた学校は、それでも人は疎らだった。

教室に入ろうとした自分の手を誰かが掴む。

そのまま引っ張られ、踊り場付近で放り投げられる。

―グッ……!

ドカっと、背中から壁にぶつかる。

「アンタ……、昨日の醜態は一体何なの?」

―凛……

ああ、もう。

自分でも分かってるんだ。

―……確かめて、だから帰っただけだ

「アンタねえ!慎二もライダーも証言したんでしょ!?確定なのよ!アンタがどれだけ否定してもね!」

ズキリズキリと心に矢が刺さる。

「ライダーを確保したからもう大丈夫だとかそんな問題じゃないのよ!どんな方法かは分からないけどそれが切れたら―」

―俺が死ぬ

この本が何か、込められた魔力が切れたら効果が無くなるのか。

それとも、慎二や彼女の意思で効果が無くなるのか。

どちらにせよ、そんな事があればアサシンとライダーは戦闘になる。

「分かってるなら……」

―それでも、確保はしてるんだ。彼女は戦えない

メシ休憩。

この後、ちゃんさんから提案あり。

「……そう、分かった。なら好きにしなさい」

クルリと回って凛は離れる。

「ここから先は同盟者としての提案。貴方、今日から士郎の家に泊まりなさい」

―はあ?

「はあ、じゃないでしょ。同盟してるんだから近くにいないと襲われても対処出来ないじゃない、私も住んでるんだから文句言わせないわよ」

―いや住むってお前……

1.「……分かった」素直に従おう

2.「……絶対嫌だ」今更どんな顔して……

下3

―……分かった

素直に従おう。

今はバーサーカーに対処するのが先決だ。

「そう、良かったわ。断られてたらここで貴方を倒してライダーも貰おうと思ってたから」

……このあくまめ。




放課後になり、凛に聞いた情報を整理する。

柳洞寺にはどうやらキャスターがいるようだ。

そこで、驚くべき事に『アサシン』が山門を守っていた。

衛宮から凛、そして自分への情報リレー。

これなら最初からあいつの家に居ておけばよかった。

しかし。

―もう一体のアサシン、か

都合八体目のサーヴァント。

あり得ないはずのイレギュラー。

何かがあるんだろう。

その為にはいづれ柳洞寺を調べる必要がある。

「ま、そこら辺はセイバーも連れて行かないとね」

―最大戦力だからな

凛と二人、衛宮の屋敷に帰る道すがら作戦会議だ。

「セイバー、アーチャー、ライダー、アサシン。これだけいるなら十分以上に大丈夫よ」

―搦め手が得意なサーヴァントだろう?キャスターって奴は。何か拠点内なら三騎士以上って事も

むむむと唸りながら帰ると衛宮はいない。

「ああ、きっと道場ね。訓練だーって言ってたから」

……随分とまあ

「さって、じゃあその間に夕食作りね。アンタも手伝いなさい」

―いや、まあ。作れるが……

正直、一般的男子学生の平均より少し上位の自信しかない。

「私の手伝いだからそんな出来まくります!じゃなくても良いわよ」

ケラケラと笑いながら凛は手早くエプロンをつけると投げ渡してくる。

やるか。


その後、帰ってきた藤村先生に驚いたりはしたが自分も下宿する事を告げると。

「いやー、士郎にもストッパーが出来たわー」

なんて言われてしまった。

……まあ、家庭の事情も伝えた事もあって認められてるのだろうが。

夕食を作り、居間の机に並べ終わると衛宮が風呂上りと言った風体で現れた。

「あれ、お前なんで……」

「衛宮君、夕食だけど――なによ、馬鹿みたいに立ち尽くして」

「あ、いや、夕食があるのが有りがたいのとその……なんで居るんだ?セイバーは?」

「んー?セイバーさんなら士郎の部屋に行ったみたいだけど、会わなかった?おかしいなあ、さっきまでここにいたけど。後、彼ここに泊まって行くんだって。遠坂さんが話したら心配で自分も泊まるって、いやー若いねえ」

ふふん、と胸を張る藤村先生。

何か勘違いされてるようだが事実を言ってもこんがらがるし何より話すわけにもいかない。

「え、泊まるって。親御さんとかには……」

―問題無い、既に他界して一人暮らしだ。それより、セイバーさんを探さなくても良いのか?

あっ、と言うと衛宮は後ろを振り向く。

「旅館みたいに入り組んだ家だからすれ違ったんじゃない?セイバーは私が呼んでくるから、衛宮君はもう一度洗面所に行ってきなさい。髪、よく乾いてないわよ」

「あ、ほんとだ。悪い、それじゃセイバーは任せた」

衛宮と凛が部屋の外に出る。

遺されたのは自分と藤村先生。

「それでそれで~?―君は遠坂さんが心配で来たのよね~?ぶっちゃけ、付き合ってんの?」

……このノリは一体なんなのでしょうか。

学校の教員の先生と何故、こんな話をしているのか。

―あ、いえ。そんな交際など……

「え、じゃあ何?片思い!?大変よ~、特に遠坂さん狙いの子多いからね~」

―あははは……

バッ、バッとフラッシュバックの様に思い浮かぶのは彼女。

「昔の遠坂さんってどんな感じだったの?先生聞きたいな~」

それで、先生の気が紛れるなら。

  それで、自分の心を切りかえれるなら。

―そうですね。アイツは中学の頃から……

すまん、凛。

犠牲になってもらう。



夕食が終わった。

概ね、自分が凛に睨みつけられていた事と心ここにあらずな衛宮を除けば楽しい物だった。

藤村先生もお帰りになった。

この後は……

1.凛が衛宮に魔術を教えているらしい、見に行くか

2.セイバーと話してみるか

下3

昼にはセイバーが稽古を、夜には凛が衛宮に魔術を教えているらしい。

丁度今がその時間だろう。

凛に割り当てられている部屋の前でノックをする。

「はーい、衛宮君?」

―いや、俺だ

「あら、なんだ違うの。まあ良いわ入って」

ガチャリと扉を開けると凛が注射器を手に袖を捲っていた。

―ああ、宝石に魔力を移していたのか

「ええ、これから」

ハンカチを噛むと凛は注射器を腕に当てる。

その時、ノックされた。

「士郎?良いわよ、ちょっと今手が放せないから、勝手に入って」

そのまま扉は開かれ、衛宮が入ってきた。

「質問して良いかな。遠坂」

「ひょっひまっへ。きょふののるまはこれへおはりだから」

魔の抜けた声で凛は血を抜き、それを一滴一滴宝石に移す為に溢していく。

「……はあ。これだけやってもまだ三割か。やっぱり手持ちの九つだけでやって行かなくちゃダメみたいね」

凛は肩を落とすと、石を箱に戻す。

「遠坂。約束通り教えを乞いに来たんだけど」

チラリとこちらを見る。

「ええ、待ってたわ。昼間はセイバーと体の方を鍛えてたんでしょ?なら夜は中身を鍛えないとね」

教える気まんまんで、凛は声も弾んでいる。

元々、人に何かを教えるのが好きな奴だったなとふと思い出す。

「さて、それじゃあ何から行こうか。たしか士郎は強化の魔術しか使えないって言ってたけど――」

「いや、その前にちょっといいか。やっぱり気になる。遠坂さ、さっき何してたんだよ。注射器を自分に刺すなんて危ないだろ。それに、なんでコイツがいるんだ?」

まあ、自分がいるのは目障りだろう。

「あれは魔弾を作ってただけよ。遠坂の魔術は力の流動と転換だからね。こうやって余裕がある時は、自分の魔力を余所に移しておくのよ。……こいつについては知らないわ」

―特訓してるって聞いてな、どの位の魔術師か気になったんだ

むっとした顔で衛宮はこっちを見てくる。

まあ、こんな言い方は挑発に近いな。

「そうかい、それじゃあ見て行けよ。で、遠坂。魔弾とか魔力を移しておくってなんだよ」

「はいはい、喧嘩しない。それで、魔弾は魔弾よ。魔力の籠った弾。宝石は人の年が宿りやすいって聞いた事ない?実際、宝石は魔力をためやすい物なんだけど、うちの家系はさらに相性が良いみたいなのよね」

遠坂の魔術講義が始まる。

宝石に魔力をため続けるのを毎日、何年も続ける事によって魔術とする物。

もっとも単体では無く、あくまで大魔術を瞬間的に使用する起爆剤である。

と言うのが内容だ。

もっとも、衛宮はどうやらPCに例えて覚えたようで凛はそれを理解していない。

……こいつ、まだ機械音痴治ってなかったのか。

そして話は魔術刻印へ。

誰しも、そう。

自分も祖父が父の遺体から回収した刻印を右腕に宿している。

それを。

「俺、それはないからどうもピンとこないな」

衛宮は無いと言い放った。

「どうりで素人同然の訳だ。……じゃあホントに一からやってるのね……うん、なら確かにしょうがないか」

という事は、重ねてきた知識も無く衛宮は魔術を使っているという事か。

急きょ、凛によるさらに追加の魔術刻印と魔術師についての講義が始まる。

流石に大源と小源は知っていたのは安心した。

そして一子相伝である魔術だと教える。

どうやら、燐は刻印が無い事を知り、今日は講義だけで終わらせるようだ。

衛宮は部屋を出て行く。

―用意、か

まあ、凛の事だからそんなに死ぬような事はさせないだろう。

「そうね、まあ。軽く強化をさせまくるわ。それに薬と……」

―なら、家に材料があるから持って来よう

「あら?そう、じゃあ頼むわ」

凛と共に衛宮特訓計画を練って行く。

夜も更けていく……



今日は短いですが、ここまでで。

お疲れ様です。

桜が絡まなければ優秀な魔術師やねん……

絡んだらその他どうでも良い、桜の安全・幸せ優先ってなるだけで……

そうでした、先天的な魔眼は効果発動したら目合わせて無くてもおkでした……

いや、でもあれだ。

士郎いたから指向性として目を合わせたと言うちみつなせってい()なんや!

まあ現状あがいて行かなきゃいけないですし……

勿論個人的にもハッピーにはしたいのですがね……

受け入れるか、足掻くか。

それが最終的な選択肢になるんじゃないかと。

ではそろそろ再開

前々から言ってるようにコミュ不足での薄っぺらさ解消の為の回ですから。

だから決定している運命には逆らえないですよと。

別の時間軸の聖杯戦争が今までのなら、原作の時間軸とほぼ同じなのが今回なので。

多少のズレはあっても最終的には同じところにつくって感じです。

2月7日

衛宮が作った朝食を凛・藤村先生・衛宮・セイバーと自分の五人で食べ終わると登校の時間だ。

「行ってくるね、士郎。今日はおみやげ買ってくるから大人しくしてるのよ」

藤村先生が一足先に玄関を出る。

「私たちも行くわ。今日はうちに寄ってくるから遅くなるけど、夕飯までには戻るから。留守中、軽率な事はしないようにね」

時刻は七時半を過ぎた当たり、自分と凛は衛宮邸を出発する。

―学校を休んで鍛錬か。

「まあ、戦力かと言われると微妙だからね」

多少は技と知恵をつけて貰わないとと凛は言う。

―技に知恵ねえ……

自分も何かするべきだろうか。

とりあえずは衛宮邸に変える前に自宅に役に立ちそうな物を探すつもりだが……


1.協力するか

2.いや、セイバーと凛で充分だろう


下3

今セイバールートです

ぶっちゃけそれですね、どう絡ませたらいいのかってなるし
明確にエンド決めたら決めたで一本道だし。
ここら辺は修行ですね。
このキャラとこのキャラいたらこんなイベント起きましたって感じで本編みたいに描写入れれば良いでしょうか?


―俺も協力しよう

何かしらの手助けには慣れるだろう。

「……アンタがそんな事言い出すなんてね」

凛が足を止めて自分を見つめる。

―まあ、なんだ。いがみ合ってて死にましたじゃ、格好つかないだろう?

自分も、衛宮も。

「恰好って……」

凛が呆れたように手で顔を覆う。

―実際教える奴が居たらその分、準備もできるだろ?

「そりゃそうだけど……」

―大丈夫だ、喧嘩腰で突っかかったりはしないさ

「……本当でしょうね?」

ジトーっとした目で見られると弱い。

―ああ、勿論だ

そんな会話をしながら歩いていると学校へ到着する。

校舎を見るとここ数日の出来事を思い出す。

主に見かける人数が少ないのがそう感じるのだろう。

探しても見つからない……のは慎二もだ。

ライダーを奪われた事で自分を探しているかと思ったが、どうも見えない。

……そういえばライダーはどうした物か。

勢いで奪ったは良いが、仮のマスターとして認められただけだ。

本来のマスターは……。

いや、よそう。

兎に角、自分の魔力量なら聖杯のサポートもあるし二騎運用できなくもない。

ただし、その場合は両サーヴァントのステータスは低下するだろう。

どうした物か……

1.現状維持。いつか使い捨てる時が来るだろう

2.「慎二に返すか……」そのまま倒しても良いしな

下3

更新したら謎の仮面ライダーでビビった……

自分で踏んでもうた……

下の1


いや、現状維持だ。

その内、あのバーサーカーやセイバーと戦う時が来る。

その時に正面から当たってもらってアサシンで仕留める。

それにそのままバーサーカー達との戦闘でライダーも脱落するかもしれないのだ。

ならこっちの懐は痛まずに聖杯に一歩近づけるという物。

しかし、まあ。

一度どうするかだけは考えておかないとなあ……。

今は大人しいがいつ寝首かいてくるか分からないし。

うすぼんやりとしながら授業を受けているともう昼だ。

購買でパンを買うと屋上へあがる。

……待ち合わせた訳でもないのに凛がいた。

「あら、貴方もお昼?」

―凛、別にこんなとこじゃなくても良いだろ……

何処で食べようと勝手でしょと切り捨てられる。

食べながらだが、今夜から衛宮の訓練には強化を主にしていこうとの事を相談される。

どうにも衛宮は強化しか出来ないらしい。

―まあ、それが良いだろ。一つしかできないならその一つを極めればいい

一芸特化はハマれば強い。

まあ、ハマらないから一芸特化は大体負けるのだが。

―ならガラス製品が良いな、基本だし成功したか失敗か分かりやすい

「ええ、ランプがあるからそれを使うわ」

まあ、基本方針は凛任せで良いだろう。

こっちは薬やなんかを持って行くとしようか……。

そう考えていると凛の顔が渋い。

―何か?

「……いえ、衛宮君の魔術がちょっとね」

……どうやらまだ自分の知らない厄ネタがあるようだ。


分かったのはどうも衛宮は一からやってる可能性があるという事。

実際見た訳では無いので分からないが、素人に近い存在なので可能性ありと。

―それならもういっその事、セイバー動かす事だけ考えた方が良いかもしれん

そもそも一朝一夕で魔術の腕が上がる訳がないんだ。

それなら、元々戦闘力のあるサーヴァントの運用を上手く行くようにした方が良い。

「可能性でしかないからね、今夜見てみるわ」

そう言うと時間を告げ、この時刻には凛の部屋に居るようにと釘を刺される。

学校が終わったら家探しの時間だな……





授業が終わるとすぐに自宅へ戻り、薬の在庫を見てみる。

自分で作ったのが大半で、大体が魔力の流れをスムーズにできるようにする物だ。

あと見ておくべきは……。


1.「自室か」着替えとかも持って行かないとな

2.「倉庫か」何かあるかもしれない。

3.「車庫か」とりあえずの足にはなる。


下3

高2ならあってもおかしくないでしょう。
ぶっちゃけライダーとちょっと仲良くなるイベント。


倉庫をガサガサと探してみる。

そんな自分にアサシンが手伝ってくれた。

二人で何か無いかと探してみるとアサシンが見つけた。

「魔術師殿、短剣を見つけましたぞ」

すっと、渡されたのは小ぶりだが精巧な短剣。

いわゆるアゾット剣だ。

祖父が用意していたのだろう。

魔力も込められている。

―流石にこれは衛宮には渡せないな

だが、それでもありがとうとアサシンに告げる。

「いえ、何やら思い出があるご様子。お力になれたのなら……」

控えめでいつも黙って自分の指示に従ってくれる彼だが、こんな気遣いが嬉しい。

―勝ち残ろう、アサシン

その先に何があっても、後悔だけはしないように。

夕方になり、衛宮邸につくと藤村先生が居間でリンゴをかじっていた。

「あら、お帰りー。遠坂さんと一緒じゃないの?」

―ああ、先生。いえ、まだ帰ってないのですか?

「そうなのよ、まあでもすぐに帰ってくるでしょ」

……この人皮ついてるのによく齧るなあ。

そんな事を思っていると衛宮がエプロン姿のままで出てきた。

「ん?士郎、エプロンつけたままでどこ行くの?」

「いや、ちょっと玄関まで。遠坂のヤツ、まだ帰ってきてないから様子でも見てこようかなって」

そう言うと藤村先生は嬉しそうに。

「へえ、気が利くのね士郎。うんうん、遠坂さんも女の子だし、士郎に出迎えられたら喜ぶわよきっと」

と衛宮を送り出す。


が、結局遠坂は帰ってこず夕食は四人で摂る事になりそうだ。

「ちょっと見てくる」

衛宮がそう言って廊下に出た時にガラガラと玄関が開く音がした。

「遠坂」

なんて衛宮の声が聞こえるので凛が帰ってきたのだろう。

後ろでガヤガヤとうるさいが、何か言い争いと言う訳でもなさそうだ。

……たまに「慎二が」「告白」なんて単語が聞こえてはきたが。




夕食は何と言うか、藤村先生がパワフルなのは時間は関係なかったと言うか。

まあ、セイバーと先生が自分の胃袋よりも大きいというのは確定だろう。

満足して帰られた先生の後ろ姿を見送り、薬の準備をしておく。

飲みやすいように水も用意しておくか。

用意した薬を持って凛の部屋に行くと。

「アンタ、明日から学校休みなさい」

と、暴君様が発言なさった。

―はあ?

学校休めって……

「私も休むし、衛宮君も休むんだもの。固まっておいた方が良いわ」

そりゃあ、そうかも知れないが……。

1.「分かった、休もう」提案を受け入れる

2.「いや、気になる事がある」慎二探しだ、休めない


下3

―いや、気になる事もあるからな。俺は休まずに行くよ

「そう……。桜の事?」

ドキリと胸が鳴る。

―……関係だな、慎二を探す

避けているようだが、とにかく探さなければ始まらない。

それに……。

―色々、自分の心には嘘はつけない

「そう……」

そういうと凛は俯く。

そんな時に衛宮が入ってきた。

凛は顔を上げると気を取り直したようにランプを衛宮に渡す。

「それじゃ、手始めにこのランプを強化してみて。まわりのガラスの強度だけあげればいいから」

衛宮は床に座るとランプを両手で持って深呼吸する。

だが、そのやり方は……

無茶苦茶だ。

衛宮は一から魔力を生成しようとしている。

良く生きているものだと変に感動してしまった。

こんなやり方、いつ死んでもおかしくないと言うのに。

凛も同じ感想らしく、頭を抱えている。

ガシャン、とガラスは割れてしまった。

恐る恐ると衛宮が見上げる。

「……やっぱろ。そうじゃないかと思ってたんだけど、本当にそうだったか」

「ん?そうじゃないかって、何がだよ、遠坂」

……こいつ、自分がデタラメな事すら理解していない?

これは、衛宮が問題なのではなく、衛宮の師匠が問題なのではないだろうか。

正直、こんなやり方を認めているなんて魔術師とは思えない。

少なくとも、弟子がしていたら殴ってでも止めるレベルのやり方だ。

遠坂もその事について言及する。

だが、衛宮は自分の才能が無いせいなのだから悪く言うなと言う。

魔術師としても分かるが人として故人を悪く言うなとも思う。

黙っていると、凛は缶を取り出し、衛宮に魔力を込めた宝石を取り出した。

それを衛宮に飲ませるとモゴモゴと口に入れた。

「……甘くない」

ガクっと、崩れ落ちる。

こいつ、飴か何かと思ってんのか!?

飲み込んだ後で宝石だと凛がバラした。

衛宮がパニクるが、凛の説明で落ち着く。

「薬も―が用意してたんだけどね、衛宮君の矯正は薬じゃ無理そうよ」

だから一番強いものでスイッチを開くしかない。

そろそろ溶けるだろう、倒れなければいいが……。

文句を言っていた衛宮が立っているだけでも精一杯なようになる。

「っ――おまえ、これ、は」

体内の魔術回路を使うたびに開かせようとしていた身からしては燃え盛るような熱さだろう。

凛が魔術回路について電気ポッドと保温ビンに例えて話す。

凛の言うように確かに、生まれつき使えるかどうかはあるが使える以上は使えるのだ。

ただ、衛宮はその使い方を間違えているだけで。

「魔術回路を作るのは一度だけでいいのよ。だっていうのに、貴方は毎回一から魔術回路を作って、自分の中に組み込もうとしている」

―それは無駄な事だ、一度確立すればあとはオンオフをスイッチすれば良いだけの話だ

その言葉に続き、燐も言う。

「本来は魔術回路を成しえた者は、次にいつでも切り替えられる鍛錬を受けるのよ。けど貴方の師はそれをしなかった。だから毎回、死の危険性を負って魔術回路を作る、なんて真似をしてる。……いえ、もしかしたら貴方の父親も、同じ勘違いをしていたのかもしれないけど」

……そんな魔術師が二代続いているってのも恐ろしい話だ。


短いですが、明日も用事があるのでここまでで。

お疲れ様です。

以前の『魔眼』の描写ですが確認したら視覚内の人間に視線合って無くても発動するけど、視線合ったら効果倍増みたいでした。


『僕は悪くない』です!

まあ、ぶっちゃけノリとかあるんで原作重視はしていきますがおかしい所は出てくると思いますが
笑って見逃して頂ければ嬉しいです。

再開!

「長年間違って鍛錬してきた貴方のスイッチは閉じている」

―だから外部から無理やり電源を入れてやる、……荒療治にも程があるぞ

「あら?魔術師ならこれ位は受け入れるでしょう?」

ニッコリとシチュエーションが違えば見とれるような微笑みを携えながら凛はそう言った。

―衛宮、今お前はさっき飲み込んだ宝石でスイッチを入れっぱなしにされている。元に戻りたいなら……

「貴方が自力でオフにしなさい。大丈夫よ、熱だって二~三週間位続くだけだから」

熱にカッカしながら衛宮は頷いた。

「それは、判った、けど」

「え、もう喋れるの!?」

凛が驚くのも無理はない。

普通、暴走状態になってる様な状況で喋れるのは凄い。

「自身のコントロールは上手いんだ。なら、思ったより早く元に戻れるかもね。スイッチは今の状態を落ちつけようと体が勝手にオフにしてくれるから。あとはスピードを早くするだけ、ね?簡単でしょ?」

スパルタではあるが数日で素人をいっぱしに鍛えようと言うのだ、多少の無茶は仕方ない。

「いや……だから、全然わからない。スイッチだなんて言われても実感わかないぞ、俺」

―今は体がそれだからな、その内イメージできるようになる。そうなれば後は回路は簡単に開く

「だと良いけどな……。今は、ともかく気持ち悪い……」

「でしょうね。衛宮君、今まで強化の魔術使ったらすぐに魔術回路を閉じてたでしょ?今はその逆、ずっと魔術回路開けてる状態だもの。いつでも全力疾走しているみたいなものだから、苦しいのは当たり前よ」

―そもそも、回路のオンオフすら出来て無いからやってるだけで必要ないからなあ。これ

「分かってる……、不意打ちだったけど、二人には感謝してる。確かに、スイッチなんてものが実感できるようになるなら、それはプラスだからな」

1.「ならさっさとモノにしろ」じゃないと次に進めない

2.「ゆっくり落ち着いてイメージしろ」今はつらい時期だ

下3

士郎に辛く当たって行くスタイル

「……判ってるじゃない。けど感謝されるいわれなんてないわよ。私は協力者である貴方が弱いと困る―」

―ならさっさとモノにしろ

本来ならこんな初歩の初歩だなんて思ってなかった。

「!……言われずとも!」

―ほーう、なら慣れるために強化をもう一度してもらおうか

コトンと、衛宮の前にランプを一つ置く。

「………う」

―どうした?言われずともやるんだろう?





―まさかな……

「……参ったわ。こっちが先に根を上げるなんてね」

凛はじろりと衛宮を見つめる。

「………いや。面目ない」

結局衛宮は強化に失敗し続け、凛が持ってきたランプは全て壊されてしまった。

「私の見通しが甘かった。まさか三十個全部壊されるなんて思いもしなかったから。……悪いけど、今日の鍛錬はこれでお終いよ。衛宮君の強化を計れる道具が無いから」

「……あのさ。ガラスが割れただけなら、遠坂直せるだろ。以前うちの窓ガラスを直してくれたじゃないか」

その衛宮の言葉に凛は魔力を帯びた物とそうでない物を直す違いを説明する。

それに衛宮も納得したのだろう、引き下がった。

「ともかく、衛宮君は休んでいいわ。今日はスイッチを呼び起こしただけで良しとしましょう。コントロールできるようになったら、この続きを教えるから」

「休んでいいのは有りがたいけど。この続きって、何を教えてくれるんだ?」

―強化の次なら変化だな、最終的には意味がないが投影もある

む、と衛宮が唸る。

「……?投影ってなんだっけ、―。よく親父が言ってた覚えがあるんだけど」

1.「投影か」説明してやる

2.「凛」説明しない

下3

―投影か、まあ強化と変化は知っているようだから想像はつくだろうが、物体の複製だ。強化・変化のように元々ある物に手を加えるのではなく、何も無い状態から一から十まで自分の魔力を持って構成するものだから、難易度的には最高クラスだ

へー、と衛宮が感心する。

―とはいえ、魔力は使い捨て。投影物はすぐに消滅する。魔力を十使って投影した剣と、一使って強化した剣なら強化の方は強い。効率の違いだな、投影は魔力を馬鹿食いする割に使えないからメジャーじゃないな

「……あ、思い出した。そういえば親父もそんな事言ってたな。割が合わないから止めろ、みたいな」

「はいはい、質問が済んだなら終わりにしましょう。……足元も覚束ないようだし、部屋の前まで位は送るから。
……―が」

―はあ!?

「良いじゃない、男同士。色々言いたい事もあるでしょう?」

……フフンなどと笑っているコイツの横面ぶん殴りたい。

1.「良いさ、送ってやるよ」彼女についても言いたいしな

2.「ご免だな、送るなら凛が送れ」誰がこいつなんか……


下3

―良いさ、送ってやるよ

彼女について聞かなきゃいけないしな。

その言葉を飲み込み、衛宮に肩を貸す。

「す、済まん」

「じゃあ、宜しくねー」

パタリと凛に宛がわれた客間を出る。

離れから本邸まで、しばらくの距離がある。

今のうちに聞こうか。

―彼女は、あの後どうしてた?

「彼女?」

―……間桐君だ

「ああ、桜か」

ドクリと心臓が音を立てる。

ただ、彼女の下の名を呼んだだけだと言うのに、それが。

お前とは差が違うと言われたように感じる。

「桜は、遠坂が何か言い付けたみたいで……。聖杯戦争が終わるあたりまではここに来ないって」

―……そうか、それは良かった

「なあ、本当に桜がライダーの……」

―可能性だ、慎二もライダーも嘘をついている可能性がある

それがいか程の可能性なのだろう、自分でももう気付いていると言うのに。

―何故、彼女は衛宮の家に?

「ん?ああ、中学の時に慎二の家に遊びに行ってそこで知り合ったんだ。それから、中学に入ってきてそれからだな」

―都合、四年か

あまりにも、長い時間の差。

自分では埋まらないであろう、密接な時間。

―なあ、衛宮

「なんだ?」

1.「何があっても―」

2.「俺は―」

下3

―何があっても、生き残れ。そして彼女の元へ戻れ

「え?」

パタリと足を止め、衛宮を降ろす。

―悔しいけど、彼女が笑っているのはいつもお前の横だ

「お前、何を……」

―サーヴァントを失おうが、俺や凛を見捨てようが何があっても生きてこの家に戻るんだ

それが彼女の幸せならば。

俺はこの思いすら捨てて見せよう。

―だから、衛宮。お前は

「シロウ?何をしているのです?」

―セイバーか

横を振り向くと、白いブラウスと青いスカートの少女。

「アサシンのマスター?いや、シロウに何をした!?」

「待て、セイバー!何もされてない、大丈夫だ」

殺気を向けるセイバーに反応し、アサシンが実体化し前に出る。

「貴様のマスターが言うように、我が主人は何もしていない。引け、セイバー。これは男の決心だ」

「何を……」

―もう良い、セイバー衛宮を連れて部屋に寝かしつけてやってくれ

そのまま、衛宮とセイバーを後目に自分に宛がわれた部屋に向かう。

「おい、待て!―!一体どういう事なんだ!」

衛宮の声をバックに、ただこみ上げる熱い物が溢れないようにに堪えるだけで精一杯だった。

2月8日

これは夢だ。

桜吹雪の舞う通学路。

長い髪を棚引かせながら歩く彼女。

憂いを帯びた存在で、触ったらそのまま崩れてしまいそうで……





本当にそこで見たのが初めて?


教室で出会った凛。

この街にいる魔術師の事を知っている為に、話しかけられたな。

誰もいない、放課後の赤い教室で。

勝気な目で見据えられ……





本当にそこで会ったのが初めて?

まだ奥、この記憶の向こうに。

何か。

何か。

何か、大事な事が――


はっと、目が覚める。

時刻は日の出前と言った所か。

少し、起きるのが早いな。

どうした物か……

1.朝食の支度……

2.居間でテレビでも見て待つか

3.少し散歩するか

下3

あ、失恋と捉えられてしまいましたか……

個人的には「桜を愛してるから、幸せになってもらう為に衛宮とくっつけさせる。その為にはどんな事もする」ってニュアンスを出したかったんですが……

1、2どちらを選んでも桜への愛は変わらず、支えるか奪うかどっちのルートかって感じでした。

安価なら下

散歩でもするか。

この辺りをフラついて帰れば、朝食には間に合うだろう。

コートを引っ張りだし、靴を履いて外に出る。

冬の朝だけに静まり返り、空気は澄んでいる。

体を吹き荒ぶ風はまるで、刃のようだ。

しばらく歩き、かなり遠くまで歩いてきた。

カツカツと自分の靴が立てる音以外に音が混じる。

カラカラ、ガシャガシャと音を立てるそれは悍ましい形をしていた。

―竜牙兵!?

現れたのは数十体の骨の戦士。

アサシンとライダーを実体化させる。

「ふふふ、駄目よ坊や。早朝の一人歩きなんて、危ないわ」

響く女の声。

―何処だ……

辺りを見渡す。

必ず、どこかに居る……!

「必死で探しちゃって、此処よ」

スウっと、影が集まりローブを着た女の姿になる。

―キャスターか!

「ご名答、それじゃあさようなら」

キャスターの言葉を合図に竜牙兵が襲い掛かる。

それを―

「ふぬっ!」

「はあっ!」

アサシンの投擲と、ライダーの鎖を使った攻撃に吹き飛ばされる。

徐々に数を減らしつつあるが……。

「――――」

キャスターがそうさせない、倒しても倒しても後か補充してくる。

これはキャスター本人を倒さなければ……

1.「アサシン!」

2.「ライダー!」

下3

―アサシン、雑魚を頼む!ライダー!

アサシンが一気にダークを投擲し、道を開く。

そこをライダーが一気に走り抜ける。

だが、さらに竜牙兵が群がり一瞬足が止まる。

―何?

キャスターが持っている物、それは小型のナイフだ。

それもジグザグに曲がっている見た事も無い形。

それを。

ライダーの胸に突き立てた。

「『破戒すべき全ての符』」

それがキャスターの宝具だと、気づくのに遅れてしまった。

ビクリと身を震わせたライダーにキャスターは手を伸ばす。

「目的とは違ったけれど、貰えるなら貰っておくわ」

キャスターの嘲笑が響く。

―アサシン、撤退だ!

正気に戻ってすぐに、撤退を命じる。

アサシンは自分を抱えるとそのままジャンプで距離を稼ぐ。


ご飯タイムなのでいったん休止

皆さんなんか地雷踏んでからの生還多いですね。

アサシン選ばれて、デッドエンド考えてたんですが

あくまで『主人公』は士郎なんで放っておいても英雄王や聖杯はどうにかなるんで難易度自体はいつも通り。

そこに絡むってだけなんで。

ただ何を得るか、ですからね。

再開。

アサシンの跳躍、それにキャスターは何もしない。

「素敵なプレゼント有難う、坊や。お礼に殺さないでおいてあげるわ」

―っ

堪える、今は逃げの一手だ。

「魔術師殿、御怪我はありませんか?」

―ああ、だがライダーが……

「元より借り物、それが失せたからと言って我らの懐が痛んだわけではありません」

バッサリと切り捨てるアサシン。

―そうだな

残念だが、いずれバーサーカー辺りに捨て駒で使うつもりだったのだ。

プラスからゼロになった話。

マイナスでないなら良い。

そう思っている頃に衛宮邸に到着した。

「あらー、―君?散歩行ってたの?」

藤村先生が食卓についている。

が、その前には料理は無い。

「もー、士郎ったらどこにいるのかしら」

―衛宮、まだ起きてないんですか?

そう聞くと、この時間帯はいつも料理を作っているらしい。

だが、台所にはいない。

―寝ているんでしょう、昨日は自分と凛で色々教えていましたから

「あら、勉強教えてくれたの?士郎、現代社会弱いのよねー」

あははと、相槌を笑いながらうっておく。

朝の七時も過ぎると、ドタドタと走ってくる音がする。

衛宮が急いで台所へ駆けこむ。

藤村先生があれこれと言い出すがそれを無視している。

五分もすぎぬうちに朝食が出来上がる。

「お待たせ。学校の門限まで時間ないからな、手早く食べちゃってくれ」

「なんじゃこりゃーーーーっ!!」

がおーん、と虎が鳴いた。

「なにこれ、焼いたトーストだけじゃない!士郎、なんで今日の朝ごはんこれだけなのよぅ……!」

涙目を浮かべながら衛宮に詰め寄る藤村先生。

「……あのな、仕方ないだろ寝坊したんだから。他のもの作ってる余裕なんてないし、だいたいパン食なんてこんなもんじゃないか。たんにサラダと卵焼きがないだけんだから、そう大差ないぞ」

「大差なんてあります!ね、みんなもそう思うでしょ!?」

無言で食べ進めている凛やセイバーに援軍を求め始めた。

「……そうね。藤村先生じゃないけど、こんな手抜きは容認できないかな。パン食をなめてるとしか思えないわ」

凛は朝食食べない主義だったはずだが……

「………ふう」

セイバーに至っては落胆したため息を付く。

結局、勢いに乗った先生が衛宮に無茶な命令をする。


先生が学校へと出勤する。

自分は……

1.学校へ

2.衛宮邸に居残り


下3

衛宮邸に居残る。

ライダーの件もある。

「それじゃあ、セイバー」

―皆、少し待ってほしい

えっと、全員が自分を見つめる。

「―、アンタ学校行くって……」

―事情が変わった

ストンと床に座る。

それを倣ってか、全員座った。

―朝方、町を歩いていたがその時にキャスターから攻撃を受けた

それを聞き、空気が張り詰める。

「キャスターが!?」

「寺から出てくるなんてね……」

―そこで……、ライダーが奪われた

「はあ!?」

「奪われたって……」

―なにか、ナイフのような物で胸を刺されてな。帰って例の本を見てみれば

燃えて無くなってしまっていた。

つまり、ライダーは完全にキャスターに落ちたという事だ。

―済まない、大口叩いてこの様だ

「……ライダーを奪われたのは痛手ね、けど問題は無いわ」

「え、遠坂?」

「元々、マスター一人にサーヴァントは一騎。なら、これが正常な同盟の形よ、それにまだ三騎いるんだもの」

なんとかなるわと凛は笑う。

―……済まん

「貸1よ、とーっても高いんだからね?」

ニヤニヤと笑う凛。

こちらも恐ろしいのに、何故か笑ってしまう。

「それで、これからどうするんだ?」

衛宮の質問に凛が答える。

「そうね、キャスターも戦力を整えつつあるけれど打って出てきていないという事は何か理由があるんでしょう」

だからと続ける。

「基本は変わらず、アーチャーが回復するまで待ってその後ね。バーサーカーはキャスター達を倒してからかしら?」



今日はここまでで、お疲れ様でした。

イベントとかはこんな感じのをどんどん考えてコンマ0とか関係が高い人物と出会ったら挟むことにします。

昨日気づいたんですけど1-5-1回したら駆逐艦のレベリング楽ですね

まだ指令レベルが30なのでエリートじゃない分マシです。

やろうと思ったきっかけがデイリー回してたら3式爆雷出たからですし、足しになれば御の字。

人がいらしたら再開

報告が終わり、衛宮とセイバーは道場へ向かった。

最近の日課らしく、セイバーの薫陶を受けているそうだ。

「それで、―。アンタはどうする?見に行く?」

―見に行くって、稽古をか?

「ええ、セイバーにボコボコにされる衛宮君なんて中々見れないわよ?」

コイツ、こんな事言う奴だったか?

さて……

1.「見に行かせてもらおう」ちょっと興味がある。

2.「いや、それよりここを見させてもう」屋敷を散策してみよう。

下3

―いや、それより屋敷を見させて貰うよ

「あら?そう?」

―ああ、住まわせてもらうし、どこに何があるか位は把握しておきたいんでな

「そう、それじゃあ私は衛宮君の所に行ってるわ」

凛はそういうと道場へと歩んでいく。

―調べるか

こちらも屋敷を調べるべく、歩き出す。



外から一回りしてみたが、一人暮らしには不釣り合いなほどに大きい。

自宅と比較しても、明らかに使わない部屋が出てくるだろう。

―家族と暮らしてたのが理由があって一人暮らしか?

人には色々理由があるから踏み込むのも野暮だが……。

さて、作りとしては上々。

魔術的防御も張られているので、アサシン以外のサーヴァントや魔術師が来れば一瞬で知らせてくれるだろう。

―次は敷地内か

と言ってもかなり広いし、調べるところは絞った方が良いだろう。

ならば。


1.家の中を調べる

2.中庭を調べる

下3

家の中を調べるか。

靴を脱いで、入ると居間から見て調べていく。

キッチン、洗面所、玄関、離れ。

この本邸にある和室の一室が自分に宛がわれた部屋だ。

衛宮の部屋とは割と近い位置になる。

凛は、離れにある客室。

まあ、男女が同じ屋根の下だ。

衛宮が配慮したのだろう。

色々と回ったおかげで、構造は把握した。

何が無いから取りに行けと言われても大丈夫だろう。

少し気になったと言えば屋敷に入る前にちらっとだけだが見えた蔵だが、今からは……。

「ああ、ここに居たのか。そろそろ飯だぞ」

衛宮がそう言って引っ込む。

いつの間にか三時間も屋敷を探し回っていたのか……。

―分かった、今行く

とりあえず食事だな

ちなみに中庭調べてたら蔵で士郎の投影の異常さに気づくイベントでした。


衛宮の作った昼は美味かった。

自分も一人暮らしなので料理はするが、あそこまで料理に裂く時間を作らないせいか簡素に作っている。

次は凛との魔術講義という事なので自分も参加する。

「今日の課題はそれね。昨日より数は増やしたし、そっちの体も落ち着いているみたいだから、今度こそ成功するでしょ」

凛は四十個程のランプを持ちだす。

「私はちょっと外に出てくるわ。しばらくたったら戻ってくるから、それまでに終わらせておきなさい」

それじゃあね、と凛は部屋から出る。

「はあ」

衛宮がため息を付きながら準備をする。

前回の様に魔術回路を一から作るのをしていない事から昨日の宝石が働いたのだろう。

―これで回路開くだけで死ぬ危険は無くなったな

「それは有りがたいけどさ」

パリン、とガラスが割れる。

「……強化が」

―数をこなすしかないな、こればかりは




「ふう。とりあえず、半分済んだか」

一時間かけて二十個ばかりのランプに強化をし、半分が割れ半分は変化なし。

変化しなかった内五つは魔力が通っている。

―まあ、回路開き始めでこれなら及第点か

「ほんとか?」

衛宮がぱっと顔を上げる。

―落第一歩手前位だがな

「なんだよ……」

ガクリと肩を落とす。

―そう気を落とすな、人は得意分野が異なっているんだ。お前は強化に向いてないタイプなんだろ

「得意分野って、数学が得意とか……」

―まあ、そんな感じだな。人は生まれ持った特性や起源がある、それがそいつの長所って奴だ

へえ、と感心する衛宮。

―と言っても、生きている内で起源に覚醒したりする奴は稀だ

大抵の人間は埋もれたまま生きて、死んでいく。

「それって、―もか?」

―ん?ああ、俺は生まれついての眼だな

支配の魔眼。

これ一つで誰も彼もが平伏す。

かの吸血鬼の姫もそうらしいと、本で見た事があるが。

―まあ、似たようなのはどこ探したらあるだろう。それが劣化しててもさ

「……なあ、昨日の話なんだけどさ」

衛宮が持ち出した昨日の話。

彼女の事だろう。


1.「言った通りさ」彼女を頼む

2.「……」口が鉛の様に重い

下3

―……

何も言えない。

心の中で、衛宮と彼女を取り持つのが一番彼女の幸せなのだと判っている。

だが、それでも諦め切れない自分がいる。

―俺は

どうすればいいんだろうな。

そんな事を言おうとした時。

電話が鳴った。

「あ、電話だ。悪い、ちょっと出てくる」

助かった。

あんな状態で、何を言うのか。

それすらも想像がつかなかった。

―どうすりゃいいんだろうな

その答えをくれる者は無く、ただ真っ白な頭で考え続けた。

暫くたち、衛宮が戻ってきた。

「悪い、―。慎二からだ」

―慎二から?

「とにかく、電話に出てくれるか?」

衛宮が先頭で電話まで駆け寄る。

―もしもし

「やっとかよ、―。家にかけても出なかったから片っ端から知らないか聞いて来たんだぞ」

慎二のイラついた声が受話器から流れてくる。

―それで、用は?

「お前が盗んでいったライダーを返せって言いに探してたんだよ!変な魔術使いやがって!」


1.「ああ、ライダーな」教えてやる

2.「さあ?どこに行ったんだろうな」誤魔化す

下3

―さあ?どこに行ったんだろうな、俺も知らん

まあ、十中八九キャスターの拠点の柳洞寺だろうが。

「お前っ……、良いよ。お前が素直に返していたら穏便にしてやろうと思ってたんだけどさ、そんな態度でこられちゃあね?」

―何?

「今夜、家にライダーを連れてこい。さもないと、桜がどうなるか分からないよ?」

さっと、血の気が引いた。

「おい、―。大丈夫か、顔が真っ青で唇が紫だぞ」

あの衛宮がそう心配するほど自分は怒っているらしい。

―慎二、ほんの少しでも手を出して見ろ。殺すぞ

純然たる事実として告げる。

「はっ!強気だね?まあ、どっちにせよ。お前がライダーを返せば済む問題さ」

そう言って慎二は電話を切った。

―クソッ!

思わず殴った拳が血を流す。

「おい、慎二は」

―ライダーを連れてこないと妹がどうなるかって言いやがった

「なっ……、桜を!?」

どうする?どうする?

頭がグルグルと回り続ける。

「とりあえず、落ち着こう」

ぽん、と衛宮が自分の肩を叩く。

「今、考えてもいい考えは出ないと思う。遠坂も帰ってきてないし、それまでは落ち着こう」

―あ、ああ

居間に移動し、衛宮がお茶を出してくれた。

「飲んで落ち着こう、しばらくすれば遠坂も帰ってくるさ」

―済まない

そうして何度お茶を飲んでいただろう、不意に扉が開く音がした。

「ただいまー、帰ったわよー」

―凛!

バタバタと玄関へ走る。

「あ、―。どうしたのよ、そんな急いで」

―慎二が、桜を!

ただそれだけを叫ぶのが精一杯だった。

なのに、凛は察してくれたようだ。

「落ち着いて、衛宮君。何があったの?」

「それが、さっき慎二から電話が来て……。それで、ライダーに関して話してたみたいだけど」

―今夜、ライダーを慎二に渡さなければ桜がどうなるか分からないと脅してきた

顔を片手で覆い、考え込む凛。

「状況は分かったわ、けど。今ライダーを奪い返すってのは難しいわ」

―なら!

彼女はどうなる?

それを考えるのを拒否する位に想像がつかない。

「落ち着きなさい、キャスターが無理なら間桐をどうにかするしかないわ。それを考えましょう」

―間桐をどうにかするって……

「あら?貴方のサーヴァントのクラスを忘れてのかしら?」

アサシン……。

そうだ、アサシンなら気づかれずに済む。

―アサシンか

「アンタの判断で陥った事態なんだから、アンタで解決なさい」

そう言うと凛は自分を押しのけて歩き出す。

―ありがとう、凛

パニックになっていた自分では時間を無駄にするだけだった。

それを感謝して言ったのだが。

「な、何よ!まだ桜が危ないんだからそういうのは終わってからにしなさい!」

と、顔を真っ赤にして去ってしまった。

―今夜までに……

「―。俺も手伝うよ」

衛宮が思いもかけない事を言った。

「桜が危ないんだろ?慎二を止めなきゃ」

―それはそうだが……

何故手伝う?

そう聞いてしまった。

「気に食わない所はあるけど、困ってるんだ。見捨てれないよ」

―……ありがとう

ただ、その一言が有りがたかった。

この後の展開どうしましょう、多分皆さんの思ってるような展開じゃないと思いますが

消毒は……

やったら士郎達切れるんで、やるなら次回の普通回ですね。

じゃあ、予定通りいきます。

作戦、とも呼べない作戦だ。

自分と衛宮とセイバーが正面から慎二をおびき寄せる。

その内にアサシンが潜入し、桜を救出。

そして、そのまま慎二をとっちめる。

ただそれだけ。

準備らしい準備も無く、衛宮と共に間桐邸へと向かう。

「サクラの危機とは言え、士郎が向かう事はないでしょうに」

「そんな事言うなよ、セイバー」

まあ、サーヴァントからしてみれば迷惑な話か。

―すまない、セイバー。アサシン

そんな謝罪にアサシンが返す。

「なにも謝れる事などありますまい、厄介事は向こうからやってくるから厄介なのです」

本当にマスター想いのサーヴァントと当たった物だと思う。

―そろそろか、アサシン頼んだ

すっと、消え去るアサシン。

もう屋敷に向かったのだろう。

―来たぞ、慎二

インターホン越しに来訪を告げる。

「やっと来たのか、で?ライダーは?」

1.「先に彼女の安全だ」時間を伸ばさなければ……

2.「ライダーも良いが、セイバーはどうだ?」兎も角現物を見せねば


下3

―先に彼女が安全かどうか確かめさせろ

「はあ?お前ねえ、自分が指示できる立場だと思ってんの?」

心底馬鹿にした口ぶりで慎二は話す。

「さきにライダーを家に入れるんだ、そしたら顔くらいは見せてやるよ」

くそ、どうする?

ライダーはいない。

そんな事を言えば何をするか分からない。

ぐっと拳を握る。

―おいおい、こっちは中がどうなってるのかも分からないんだぞ?ライダーだけ取られて「はいさようなら」はあんまりだ

「そっちこそ、また僕にあんな変な魔術をかけるつもりなんだろ?騙されるもんかよ」

けけ、と慎二の笑い声が響く。

そこに。

ドスっと人が倒れる音がインターホンから流れる。

そのまま慎二は答えない。

―アサシン

さっと、いつの間にか彼女を抱えながらアサシンが近くに飛び降りてきた。

「仔細滞りなく」

「え、せん……ぱい?」

何処にも傷は無く、ただそれだけでもう自分の足には力が入らなかった。


一旦ここまでで

再開しまーす

ガクリと膝から崩れ落ちる。

―アサシン、慎二は?

「当身を打ちました、しばらくは気を失ったままかと」

―そうか

「えっと、一体何が……」

「桜、大丈夫か?」

衛宮が彼女に駆けよる。

「慎二が桜を酷い目に会わせたくなかったらって脅してきて心配してたんだ」

―無事で何よりだったが

さて、それじゃあ……


1.「帰るか」このまま無事に戻ろう

2.「落とし前をつけて貰おう」慎二……

下3

―帰ろう

彼女が無事だっただけで十分だ。

―ありがとう、衛宮。付き合ってくれて……

「そんな頭下げる事でもないじゃないか、桜が無事だったんだ」

そう言って衛宮は彼女の手を引きながら歩き出す。

―……ああ、無事で本当に良かった

そう、これで良いんだ。

もう安心なんだ。

そう自分に言い聞かす。

彼らの後ろについて行くように歩き出す。

ここから正反対の位置、衛宮邸までの道のり。

どうしてか、距離よりも感じる時間の方が長く感じた。




「あら、お帰り。終わったの?」

そうして出迎えた凛は興味なさげな声色だった。

―ああ、終わったよ

「そう、で?桜は?」

―衛宮と一緒に居間にいる

「アンタは行かないの?」

―俺か?



1.「ああ」邪魔をしちゃ悪いだろう

2.「いや」行こう、何を話して良いかもわからないが

下3






ぶっちゃけて言うと凛ルート行くか否か

【速報】遠坂凛ヒロインルート【ちゃんさん】

申し訳ない、再開早々ですが台詞練りもあるのでここまでで

お疲れ様でした

ぶっちゃけちゃんさんヒロインって安価スレだと報われない結果多いっすよね

おろ?トリがおかしい、どっか抜けてるか?

おし、何か一字抜けてたっぽい

やっと大井さんと漣ちゃん出た……

ちゃんさんルートはほんと会話して貴方の関係度9を0にするデートイベント挟めばすぐだと思います。

原作で士郎とセイバーと一緒にバッティングセンター行ったりしたのを想像していただければ。

じゃあ再開しましょうか。

―ああ、邪魔をしちゃ悪いからな

とんっと、背中を壁に預ける。

「アンタ……」

ともすればそのまま崩れ落ちてしまいそうなほど力が入らなかった。

別に体の何処かを傷つけた訳じゃない。

傷ついたのは心。

じゅ――四年越しの恋心が破れただけの話。

それがここまで自分の体に伸し掛かる重力の原因。

―彼女が一番笑ってるのは何処かって考えたらさ、やっぱりアイツの隣なんだよな

自分が居たかった場所。

そこにはもうアイツが座っている。

彼女もまた、それを望んでいる。

ならば。

どうして奪えようか?

何よりも彼女の笑顔が見たいのだから、その笑顔を奪う事になる行動など出来ない。

「……とりあえず、何時までも立話なんてのもなんだし私の部屋に来なさい」

―え?

顔を上げると赤くなりながらも凛は見つめていた。

「ここ寒いでしょ?そんな所で立たれてて風邪ひかれたらバーサーカー戦で役に立たないじゃない!」

そういうとぷいと顔を背けた。



1.「ああ、それじゃ……」お邪魔しようか

2.「いや……」自分の部屋に戻ろう

下3

―ああ、それじゃお邪魔するよ……

力無く壁を離れフラフラと歩く。

もう夜になったのかと廊下から見える月明かりに驚く。

―結構時間立ってたんだな

「ええ、アンタがボーっとしてる間に夜になったわ」

離れに着くまでに凛が隣を歩きながら色々と話をした。

離れの凛の部屋に入ると衛宮と特訓した時に置き去りにしていたランプが片づけられていて、広く感じる。

―あ、片づけ……

「何にも考えずに飛び出して行った馬鹿二人のせいで疲れちゃったわよ」

あーあと伸びをしながら凛はベッドにダイブする。

ギシリとスプリングが音をたて、まるで抗議したみたいだ。

―すまないな、凛

ふうっと、ため息を付きながら椅子に座る。

「そう思うならアンタも衛宮君の特訓で何か教えなさいよ、私ばっかりじゃない」

―と言ってもな、教えられるのは魔眼や通常の魔術講義位だ

衛宮みたいな魔術師に魔眼の対処法など教えても、魔眼使いとの力量は言うまでもない。

教えた所でレジストなど出来はしないだろう、講義も凛の焼き直し。

出来る事は強化の際にあれこれ口出しする位か。

―居ても居なくても良いじゃないか、これじゃ……

つくづく自分が無力に感じる。

気落ちする事ばかりに意識が行っていた時。

「あのね、アンタは私より魔術師としては上なんだから一々落ち込まれると私も無能みたいに思うのよ」

叱咤された。

―凛……

「それにアンタが落ち込んでるのは桜の事でしょ?」

ズバリと指摘された。

「何年も恋慕してたのに衛宮君にサラっと持ってかれちゃったから嫉妬して、でも桜に幸せになってもらいたいからそれを我慢して」

グサリグサリと言葉のナイフで刺されていくようだ。

「で、どこをどうすれば良いのか分からずに腐ってるんでしょ」

最後の止めにロードローラーで引かれた。

―お前、自分でも口に出せない事を……

「でも誰かが口にしなきゃ認めないでしょ?」

ああ、まったく。

このあかいあくまには敵いそうもない。

―ああ、そうさ。勝手に惚れて、勝手に失恋して、勝手に落ち込んでるだけさ

けど、それの何が悪い?

自分では幸せに出来ないから。

幸せに出来る誰かに託す事の何が悪い?

「それが男の勝手なのよ、女も勝手に自分の幸せ探すわ。誰かに探されなくてもね」

そう言われるともう何も言えなくなる。

自分は彼女の為にと言っているが、彼女から頼まれた訳じゃないのだから。

―……惚れた相手の幸せ願って何が悪い

「それが勝手なのよこの馬鹿!」

ピシャリと激を飛ばされた。

現在の貴方の願いは変化して『桜の幸せ』になりました。

士郎に託したので、あとはアサシンへの義理立てと確実な幸福の為です。

「兎も角!アンタもアンタの幸福を探しなさい!」

―幸福……

思えば自分の人生で幸福だったのは何時だろうか?

幼少の頃?

思い当たるのはその辺りだ。

両親が居てそれで……。

誰か、女の子が二人いた気がする。

―……どうやって探せば良いんだろうな

頭を振って悩む。

それが一番だと思ったからだ。

「だから……その……」

また凛が赤くなっている。


1.「ありがとう、凛」少しこれからの事を考えてみよう

2.「……」少し待ってみよう


下3

―ありがとう、凛。これからの事を考えてみるよ

そう言って立ち上がり、ドアノブを掴む。

「あっ……」

そんな小さい呟きを聞き、足を止める。

どこか潤んだ瞳の凛が見ていた。

「な、何でも無いわ!さっさと行きなさいよ!」

バシリと飛んできた枕が当たる。

―おわ!お前……

「さっさと出てけ!」

慌ただしく凛の部屋から退避する。

ひたすら走って自分に宛がわれた和室へと向かう。

―なんなんだよ……

あの時、何を言い出そうとしていたのか。

けど、これからの事か……。

聖杯戦争にまだ参加している以上、この三人の生活もいつか終わる。

セイバーも、アーチャーも、アサシンも健在なのだ。

その時、地力の劣る自分達アサシン組が三騎士である彼らに対抗するには?

……頭が痛くなる。

―はあ、まあ当面はバーサーカー対策か

強敵である狂戦士の相手をどうするか。

それを考えている内にうとうとと眠りについていた。

2月9日

朝にあり、ぐぐっと背伸びをする。

時刻は朝方。

洗面所で顔を洗い、さっぱりとする。

居間に向かう途中での廊下で、衛宮とセイバーが何やら言い争っていた。

―どうした

「アサシンのマスターですか。士郎がキャスターを止めると聞かないのです」

―キャスターを?

「ああ、ライダーも奪われてキャスターにはサーヴァントが三体集まってるんだろ?それにキャスターは街の人達から魔力を奪っているし……」

―だから、止めると?

「ああ、とにかく朝飯を食べてから遠坂も含めて話そう」





朝食が終わり、凛も含めた話し合いが行われる。

「キャスターを?別に文句はないけど、ちゃんと勝ち目があって言ってるんでしょうね、衛宮君」

「え……勝ち目って、キャスターに対してか……?」

「そうよ、。前もって言っとくけど、勝算もないクセに他のマスターに手を出す気だった、なんて言ったら笑うわよ?」

凛がそう言うと衛宮は黙ってしまった。

どうやら方法等考えていなかったようだ。

「あそこは山門から入らないと霊体であるサーヴァントは弱体化してしまう。けど、その前にもう一体のアサシンを倒さないといけない」

―奇襲は無理、正面からは迎撃。並大抵じゃ無理だな

さらに言い含めると衛宮は何も言えないようだ。


1.「アーチャーが居れば大丈夫だろう」戦力が整っていないのだから衛宮を止めよう

2.「アサシンなら……」掻い潜れるか?

下3

ハサンは原作と違い貴方が通常召喚

小次郎はキャス子が特殊召喚

別に腹食い破って出てきてはいない

安価なら↓

―アーチャーが居れば突撃しても大丈夫な戦力になるだろう、今はアーチャーの回復待ちだ

とにかく、今は衛宮を止めよう。

―アーチャーの援護射撃とセイバーの攻撃力、アサシンの恐怖が有ればキャスターもすぐに倒せるんだ

急ぐ必要はない。

そう諭す。

「……分かった、今は待つ。けどアーチャーが回復したら……」

―その時は力を貸そう

「ええ、そうね。どのみち倒さないといけないし……」

その会話を最後に方針は決まり、解散となった。

自主休校中な自分達は急ぐ必要はない。

のだが……。

他のマスターを探す。

そう言って衛宮は出かけてしまった。

凛は凛でアーチャーの回復の専念だ。

―どうした物かな


1.衛宮の手伝いへ行く

2.凛の手伝いへ行く


下3


済みません、短いですがこれまでで

更新遅くて申し訳ない、後しばらくは不定期です

再開楽しみにしておられる方が居ると言う事実が嬉しい。

長々と練習に付き合ってもらってる形なんでご迷惑かなと思ってたんで……。

心苦しいのでクリア後はボーナス選択で選んでいただこうと思います。

大体

1.マスター・サーヴァントのキャラメイクで自由に設定(次回のみ)

2.ボーナスポイントを10ポイント位

のどっちかかと。

最近の建造・ドロップ
熊野・夕張・伊勢・日向・衣笠・最上・漣

確実に運が上向いて来たな、この調子で大型行くか

ぶっちゃけ燃料と鉄が一万で弾とボーキが八千なんで……

今までイベント参加した事無いし、レベリングと建造出来ればいいや思考なんでそこまでガチじゃないんですよね

まったりと再開します

―凛、良いか?

離れへと向かい、凛の部屋の前で声をかける。

「あら、衛宮君と一緒に行かなかったの?良いわよ」

ガチャリとドアを開くと凛は一人だった。

―アーチャーは?

「大分回復はしてるんだけどね、今も霊体化して消費を防いでるわ」

以前セイバーに切りかかられた傷は完治していないと言う。

―凛程の魔術師の魔力でも回復が難しいのか

という事はセイバーの剣には回復を妨害する呪いでもあるのだろうか?

何れは聖杯を求めて争う者同士、少しは情報が欲しい。

「それがね……、アーチャーの奴必要最低限位しか言わないのよね」

はあっとため息を凛はついた。

―主従仲は大切にな

「それで?何の用かしら?」

凛が再び顔を上げてこちらを見つめる。

―衛宮の指導についてだがな……

今後の育成について凛と相談をして決まっていったのはとりあえずは、魔術回路のオンオフを滞りなく出来るか。

その次から強化を中心にしていこうという事。

―まあ、衛宮の力量ならこの位か

「そうね、衛宮君はお世辞にも優れてるとは言えないからその位かしら」

―さて、それじゃあ強化出来そうなガラス製品を用意しておくか

「ああ、前にやらせたの半分以上割れてたわね。それでもその半分以下しか強化出来て無かったけど」

―こればかりは生まれつきだからな

生まれついての力量、こればかりはどうにもならない。

人間がライオンや象に勝てないのと同じだ。

それでも勝とうと思ったら何処からか別の力を引っ張ってくるしかない。

「今頃衛宮君、何してるのかしら?」

―キャスターの被害が広まらないようにと町を探索しに行ったようだが……

思えばライダーを奪ったのだ、同じようにセイバーも奪われるやもしれない。

「釘は刺しておいたし、大丈夫でしょう?危ないと思ったらセイバーが抱えて帰ってくるわよ」

―そうだな

そうしてどれくらいの時間が立ったのか。

昼も過ぎ、夜の帳が下りてきたころ。

衛宮は帰ってきた。

その背にセイバーを抱えて。

「遠坂!―!セイバーを助けてくれ!」

その言葉に何かあったのだろうとは察しても、今はセイバーの介抱が先と凛が和室へと運んで行った。





「終わったわよ。和室に寝かせてきたけど、あの分じゃしばらく目を覚まさないでしょうね」

「……そうか。遠坂がいてくれて助かった。俺じゃ、その、セイバーの手当なんて出来ないからな」

「……。まあ鎧を脱がせて楽にさせただけだから、お礼を言われる程じゃないわ。セイバーの体も良くならないし、私は何もしてないもの」

一時間ほどの時間がかかっていたのは装備を脱がせていたからだろう。

セイバーのマスターではない凛に出来るのはその位だ。

根本的にはマスターが魔力供給をしなければいけない。

「それで、何があったの。キャスター対策に出かけて、帰ってきたと思ったらセイバーがアレでしょう。一波乱あったのは判るけど、説明してくれないかしら」

凛の質問に衛宮は詰まる。

つまり、『答えたくない』事が起きたのだろう。

「……ライダーを倒した。ただ、その時にセイバーが宝具を使って、その後に倒れたんだ」

成る程、宝具を使ったことで自分達にセイバーの真名を知られたくないから詰まったのだ。

が、話さなければ進まず、セイバーも危ない。

ので、このあやふやな言い方にしたのだ。

多少なり、聖杯戦争のマスターらしくはなったのだろう。

凛もそれを察したか、追及はしてやらないと言った。

「今の貴方たちはそれどころじゃないものね」

「?それどころじゃないって、どういう事だ」

―セイバーは急激な魔力消費で貯めていた魔力のほとんどを使ったんだ。このままだとセイバーは消滅する

「な――」

理解はしていたのだろうが、それでも衛宮は顔を歪めた。

「……消えるって。セイバーが消えるって言うのか、お前は」

「セイバーの魔力はほとんど空よ。宝具がどんな物かは知らないけど、よほど魔力を使う物だったんでしょうね。
セイバーは宝具で自分の魔力をほぼ使ってしまった。今彼女が苦しんでいるのは、消えようとしてる自分を必死でとどめてるからよ」

「魔力が無いから消える……セイバーは傷ついてないのに消えるって言うのか」

―サーヴァントにとって傷は問題にはならない、問題なのは魔力だ。霊体であるサーヴァントに肉体が与えられるのは魔力を通してだからな、それが無いなら消え去る

もっとも、それを補うのがマスターなのだが、衛宮では逆立ちしたってセイバーを維持できる魔力はない。

「だからセイバーは自分の魔力だけで戦うしかない。切れたらそこまでよ。こんな事、一番初めに説明したでしょ?」

だからこそ、セイバーはあまり問題にならないと判断したのだが。

「けど、今までは大丈夫だったじゃないか。セイバーだって、眠っていれば持ち直すって」

「それはセイバーの魔力量が桁違いだったからよ。……そうね、確かにセイバーの魔力は残ってる。彼女ならまだ消えずに、肉体は保てる位に回復できるとは思う」

―だが、そこ止まりだな。最終的にセイバーは今の状態で戦うしかない、宝具なんて使った瞬間消え去るな

そして誰かと戦い負けるのだろう。

「次に、宝具を使えば消え去る……」

だから提案するとすれば……


1.マスターがサーヴァントに魔力を提供

2.サーヴァントが自力で魔力を補充

下3

―だから、ああ、マスターがサーヴァントに提供するんだ

「それは―出来るならとっくにそうしてるさ。けど俺は魔力を提供する方法なんて知らない。生憎、お前達みたいになんでもできるって訳じゃないんだ」

―パスが繋がっている筈だからな、それを大きく開ければ行けるんだが

「大きく開けるって……」

―最も一番いいのは互いの体液を混ぜる事だな、魔術師の体液には魔力が良く溶けてるから

だから凛も宝石に血を滴らせていただろと、話す。

「体液を……って」

―血でもなんでも良いから、兎に角混ぜろ。それが嫌だって言うなら令呪を使え

「それ……は」

「とにかく、判断するのは衛宮君よ」

そう言うと凛は居間から退出した。

―個人的にはバーサーカーを倒すまでセイバーには居てほしいんだ、決心してくれよ

自分も凛に続き、居間を出る。

自室につき、布団に飛び込む。

―まあ、衛宮の事だ。魂食いはしないだろう

取れる手段の少ない奴は大変だと思いながら目を瞑る。

2月10日

曇天と身を切る冷たい空気が吹き荒ぶ。

早くに起きてしまった事もあるが、この空気がその原因だろうか。

と、その時。

ビュン、ビュンと風を切る音が聞こえた。

自然には無いリズムで、誰かが何かをしているのだろう。

1.見に行くか

2.いや、朝食を作っておこう

下3

む、こんな昼下がりにやろうと言うのが間違いでしたか。

夜の7時位に再開と言う事にしましょうか。

よ~し、七時過ぎたのでさいか~い

風切り音の出所を調べようと庭に下りると、すぐに見つかった。

赤い外套、白髪の青年。

弓に矢をつがえずに引いては放していた。

―アーチャーか

ピタリと行動を止めると、アーチャーはこちらを振り向く。

「ふむ、アサシンのマスターだな。私のマスターがいつも世話になっているようだ」

―何をしていたんだ?

その質問にアーチャーはふっと笑いながら弓を見せた。

「ブランクを取り戻そうとしてね、こうして練習していたのだ」

なるほど、セイバーに負わされた傷のせいで今まで戦闘に参加できなかった以上、勘を取り戻そうという事だろう。

「それで、君はどうしたのかね?」

―いや、音が聞こえたからな

そう言うとアーチャーはその弓を見る。

「ああ、聞こえていたか。まあ、和室からここまでは近いからな」

ほんの少ししか話していないと言うのに、何故だろう。

アーチャーに対する感情は負の物だ。

コイツとは反りが合わない。

直感だが、そう感じる。

「どうした、アサシンのマスター。私の顔をまじまじと見て」

―あ、いや。なんでもない

何処かであった気もする。

だが、英霊であるアーチャーと過去に会う事等あり得ない。

―気のせいか

1.アーチャーと会話を続ける

2.屋敷に戻る

下3

―アーチャー、傷はもう良いのか?

「ああ、もう癒えた。これから戦線復帰だ」

という事は本格的にバーサーカーに対処出来るようになった訳だ。

―そうか、精々後ろから射抜かないでくれよ

「さてな、お互い競合相手だ。流れ矢が飛んでも謝りはせん」

……やはり合いそうにない。

さて、何か言い返してやろうかと嫌味を考えていると。

アーチャーが露骨に不快そうな顔をする。

それは自分に向けられた物ではなく、後ろの人物へだった。

「物騒だな。人ん家の庭で弓なんて引くな。矢が当たったらどうするつもりだ」

衛宮士郎。

この家の家主。

「どうするつもりも無い。もとより矢など使っていないのだ。射ていない物が当たる道理はなかろう」

そんなアーチャーに衛宮は弓を見る。

「……良い弓だな。今まで納得いかなかったけど、お前本当にアーチャーだったんだ」

何処かズレた物言いに思わず笑いそうになる。

「……なんだよ」

―いや、別に

そんな自分達を見てアーチャーは衛宮に対して嫌味な口ぶりで自分と衛宮の知っている弓使いとは違うと言い放つ。

衛宮にも自分が戦線復活できると伝えると、衛宮は踵を返す。

「―残心、という言葉があるな」

「え?」

思わずと言ったように衛宮が振り返る。

「事を済ませた後に保つ間の事だ。私の弓術とお前の弓道で、唯一共通しているモノがそれだと思うのだが」

「……なんだよ。お前になんかに八節を説かれる覚えは無いぞ」

さて、どうにも自分には聞き覚えの無い言葉ばかりだ。

どうにも専門用語の多い会話を聞いていると、終わったのかまた衛宮が背を向ける。

「……ああ、それともう一つ。気が付いていないようだから教えておこう」

アーチャーがさらに声をかける。

「セイバーはな、宝具を使えば自分が消えると判っていたはずだ。彼女はおそらく、最後まで宝具を使う気はなかったのだろう」

先程のような嫌味な感じは無く、ただ純粋に事実を伝える声色。

「にも関わらず宝具を使った理由は一つ。セイバーは自信が消える事より、お前を守る事を選んだのだ。それを、決して忘れるな」

その言葉を聞き届けたのかは判らないが、衛宮はフラフラと歩いて行った。

「さて、君はいつまで呆けているのかね?」

―呆けていた訳ではないんだがな、逃げるタイミングをなくしてしまったよ

「まあ、セイバーのマスターの様に半人前ではないのだから君には期待している」

そう言うとアーチャーはまた弓の練習に戻った。


カチコチと時計の針の音が耳に入る唯一の物だった。

未だに凛は見ないし、衛宮も居ない。

さて、どうにも手持無沙汰だ。

1.セイバーの様子を見に行くか

2.暫く待っていよう

下3

ここはしばらく待ってみよう。

誰かが来るかもしれないのだから。




そう思って待っていたのだが……。

ドタドタと音を立てながらやってきたのはセイバーだった。

「凛!凛はいますか!」

―いや、凛はまだ見ないな。どうしたんだ?セイバー

「士郎が、バーサーカーのマスターに浚われました」

―衛宮が……?

そんな自分でも何がおかしいのか分からないが口元が歪んでいた。

―殺されずに誘拐?何か因縁でもあるのか?

普通無防備なマスターが居たら殺す物だ。

それを捕えたのだから、何かしらの意図があるのだろう。

「それは……」

「うるさいわねえ、何なの?」

凛が居間へとやってきた。

タイミングの良い事だと思う。

「凛!士郎がバーサーカーのマスターに浚われました!」

「バーサーカーって、イリヤスフィール!?」

―落ち着け、で、今は何処に居るんだ?

パスが繋がっているのだから、判るのだろう。

セイバーへと聞き出す。

「郊外にある、森の城のようです」

―そうか、車で行っても結構時間がかかるな

「でも、行かなくちゃ。このままだと、多分殺されるわ」

そう言うと凛は玄関へと向かう。

「凛!私も行きます!」

その後をセイバーが追う。

「魔術師殿、いかがなさいますか?」

すっと、姿を現したアサシンが問いかける。

―そうだな


1.凛たちと共に救出に行く

2.単独行動でマスター狙い

下3

―いや、こっちは単独で動く

衛宮も良い所がある。

わざわざ囮になって場所を伝えてくれるとは。

―準備しておけ、アサシン。本業を頼む

「御意に」

何も危険な事をしなくても良い。

囮を買って出てくれた奴らがいるんだ。

なら、死なさないように素早く仕留めればいい。

自宅へと戻る道、そう考える。

ガレージをあけ、バイクにキーを差し込みエンジンに火を入れる。

―さて、凛達には悪いが先に準備をさせてもらうか

そのままスロットルを回す。

甲高い音を立てながら、バイクのスピードを上げた。





―さて、魔術防御もあるだろうな

目の前にあるのは森の木々ばかり。

アインツベルンの土地のここには一歩踏み入れればたちまちバレるだろう。

―アサシン

だが、本業の暗殺者にかかればどうという事は無い。

影から影へと縫うように走るアサシンの姿が見えなくなった頃、凛達がやってきた。

「アンタ、なんで一緒に来ないのよ!」

顔を見た瞬間怒鳴られた。

―まだキャスターもいるんだ、此処に来る前に全滅とか洒落にならん

「……まあ良いわ!無事だと分かったし、行くわよ」

そう言うと凛はずんずんと進んでいく。

その後をセイバーが追う。

―女性陣は強いねえ

ここにいるだろう、アーチャーに向けても言ったのだが答えは無かった。

連続取りOKですよ

あんまりにアレな安価は弾くだけです、このスレは。

ザクリザクリと土を踏みしめながら、ここの雰囲気に背筋が寒くなる。

このまま行けば魔物の口に入ると判りながら進んでいる気分だ。

とはいえ、アサシンを放ったのでギリギリまでこちらに注意をひきつければ大丈夫だろう。

「見えたわ、アインツベルン城よ」

眼前に現れた城壁はとても、日本に合った光景では無かった。

―はあ、こんなもんを直接送りつけたんだから頭おかしいよな

ため息と驚嘆混じりのそれは白く靄となって、口から吐き出る。

「行くわよ、衛宮君はセイバーがいるからまだ生きている筈」

「それは間違いありません、パスも通じています」

―そうなると、この壁の高さだな

さあ、どうするかと考えていると凛は直接正面玄関を開いた。

―待て待て待て!真正面から行くのか!?

「何よ!こんなもんあれこれ考えるより先に行動するもんよ!」

時々無茶苦茶な事を言うが、ここでそれは止めてくれ。

そんな視線を無視して凛が城の内部へと侵入する。

―どうにでもなれ、行くか!

その勢いに乗って突っ込む。

エントランスだろうこの大広間は目の前に階段。

そこから1階と2階へと別れている。


ここは……


1.1階を捜索

2.2階を捜索


下3

階段を上がり、2階を見渡す。

―部屋多すぎだろ、金持ちが

さて、どこを見た物かと目についた一室を開ける。

―?

中央に置かれた椅子。

落ちている縄。

だが、誰も見えない。

ビンゴだったんだろうが、連れて行かれた後だろうか。

後ろの女性陣に目で後ろに下がるように合図すると、一歩踏み入れる。

「くっ、この……!」

―おっと!

誰かが隠れていたようで殴りかかられた。

一瞬反応が遅れたが、相手の拳を受け流し膝を勢いに乗せて腹に叩きつける。

「がはっ……!」

―さあ、あの薄らヒーロー何処にやったか……

うずくまっていたのは探し人だった。

―やっちまったなあ

「シロウ!」

どんと押されて、セイバーが部屋に入る。

「セ、セイバー……。どうして、ここに……」

良い感じに入ったものでダメージがデカいらしい。

むせながらも衛宮はそう聞き出した。

「ど、どうしてなんて、そんな事は言うまでも無いでしょう。サーヴァントがマスターを守るのに理由はいりません。シロウが捕らわれたのなら、助けに来るのは当然ではないですか」

―あー、お二人さん。話は後でしよう、さっさと脱出だ

「お、おう。後で殴らせろよ」

―前、学校の屋上で殴っただろうが。あれから俺はやってないんだからそれでチャラにしろ

「あ、居たの?」

「と、遠坂……?」

ハトが豆鉄砲喰らったかのような顔をする衛宮。

「思ったより元気そうじゃない。これじゃ私達が出向く必要もなかったかしら」

「だからそう言っただろう、凛。衛宮士郎など放っておけと。この手の男はな、まわりに迷惑をかえるだけかけて自分だけは生き延びるのだ。今回のは良い機会だった。見捨てておけば勝手に死んでくれたものを」

ここに来る前にそんな事を言ってたのか、アーチャー。

朝方、衛宮との会話を聞いてて思ったがコイツも衛宮に良い感情はないらしい。

「……聞き捨てなりませんアーチャー。助力を頼んだのは私ですが、貴方にシロウを侮辱する権利など無いはずです」

セイバーがアーチャーへとかみつく。

「―ふん、いざ主が助かればそれか。マスターもマスターならサーヴァントもサーヴァントだ。協力者に対する有難味などないようだな。……まあ、いずれ戦う身だ。情など持たれない方がやりやすくはあるが」

このサーヴァントは嫌味が多い。

それも特定の相手では無く誰彼かまわずだ。

―マジで逃げなきゃヤバいんだ、夫婦漫才は後にしろ!

「そうよ、お喋りしてる暇はないわ。イリヤスフィールが戻ってくる前に撤退しないと」

―ああ、さっき出かけてたから戻る前に帰るぞ

ほらほらと、凛がケツを叩く。

「しかし、セイバーが前の様になって良かった……」

「貴方ね。そんな都合の良い話がある訳ないでしょう。セイバーはまったく回復してないわ。立っているだけが精いっぱいって、見て分からない?」

「凛、それは内緒にするとの約束です!」

そんな約束してたのか、いやそれより自分のサーヴァントの調子が分からないと言うのは致命的じゃないだろうか。

―だからさっさと逃げるって言ってるだろ!いい加減にしろ!


そうして色々と衛宮のここ何処だと言う質問から始まり、どこか緊張感の抜ける逃避行が始まった。

―よし、出口!

「で、出口ってここ入り口じゃないのかー!?」

「入る時も出る時もここが一番手っ取り早いのよ!」

さあ、後は変えるだけだと踏み出したその時。




「―なあんだ、もう帰っちゃうの?せっかく来たのに残念ね」

全員が足を止めた。

背中を向けた瞬間死ぬ。

それが純然たる事実として受け入れてしまった。

「イリヤ……スフィール――」

凛が震え声を出す。

ロビーの大広間の先、下りてきた階段に巨人と少女がそびえたつ。

―アサシン、今は何処だ?

念話でアサシンと連絡を取る。

「今、魔術師殿の上です」

―そうか






1.「やれ」

2.「もう少し待て」

下3

―やれ

その瞬間、獣が咆哮をあげる。

ここしかない、このタイミングを逃せば全員死ぬ!

さっとアサシンがギリギリまで気配を殺し、少女へと頭上から襲い掛かる――!!

「■■■――!!!!」

だが。

その望みも。

この狂える巨人には無意味だった。

振り向きざまに振るわれた剛腕にアサシンが吹き飛ばされる。

「あら、マスター狙いなんてね。まあ、勝てるとしたらそれ位だしね」

白い少女は事もなげに答える。

「良いわ、先に虫を潰してからにしましょ。やっちゃえ、バーサーカー」

少女の命令に狂戦士は忠実に答える。

大きな斧剣を鉈の様に振るう先は。

―アサシン!!!

令呪を使う暇も無く、アサシンが潰された。

すっと、腕の令呪の熱さが無くなる。

それは、もうアサシンはいないと言う証。

「もう終わり?まあ良いわ、貴方達から出向いてくれるなんてね。誓うわ」


「今日はここから誰も逃がさない」

ギリっと凛が歯をかみしめる。

「……アーチャー、聞こえる?」

静かな声で、凛は決断を下す。

「少しでいいわ。1人でアイツの足止めをして」

自分と同じように、サーヴァントに死を命じた。

「馬鹿な……!正気ですか凛、アーチャー一人ではバーサーカーには敵わない……!」

「私達はその隙に逃げる、アーチャーには、私達が逃げ切るまで時間を稼いでもらうわ」

セイバーの抗議に耳を傾ける事無く、凛はアーチャーへと命じ続ける。

アーチャーはわずかに頷くと。

「賢明だ。凛達が先に逃げてくれれば私も逃げられる。単独行動は弓兵の得意分野だからな」

一歩、凛を庇うように前に出た。

イリヤスフィールという少女のくすくすと言う笑い声だけが響く。

「へえ、びっくり。そんな誰とも知らないサーヴァントで私のヘラクレスを止めるって言うんだ。なーんだ、あんがいかわいいトコあるのね、リン」

ずいっと、前に出るアーチャー。

その手には武器は無い。

「……アーチャー、私」

何かを凛は言いかけた。

その先の言葉も分かる。

それを。

「ところで凛。一つ確認して良いかな」

場違いなほど平然とした声で、アーチャーが遮る。

「……いいわ。なに」

伏し目でアーチャーを見ている凛。

アーチャーはバーサーカーを見据えたまま。

「ああ。時間を稼ぐのは良いが―――」








            「別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」




ちょいっと休止がてらに相談タイム

まあぶっちゃけ、サーヴァントを失っても続きますが後は原作本編そのままの流れです。

アサシン・アーチャーを失い逃避行→士郎覚醒投影→バーサーカー撃破

からの英雄王との対立。

もう貴方的には聖杯手に入らないですし教会行って言峰に目つけられるかでもしないとですし。



あとぶっちゃけかなり長い間やったので練習十分じゃね?参加者の皆さん置き去りじゃね?と思ったのもあります。

ここでエピローグ行って、原作+貴方加わりましたエンドでボーナスゲットで次代作成か、このまま最後まで描写するかです。

了解です、イベント大目のやり方に変えてい来たいと思います。

では、お風呂後にエピローグとボーナス。

次代作成と行きましょう

サーヴァントがアサシンだったのも動かしにくかったっす。

ハサン先生、基本忠実だから……。

自分から「あれしよう」「これしよう」も無いんで。

キャス子さんだったら、アイツこうやって罠にかけてとか、イチャイチャも出来た。

じゃあエピローグやってからボーナス加算。

あと全然関係ないけどこのあおあおのAAワロタ、ズレてるかも


                __ -ーーーーー- ,.._

               /_ : : : : : : : : : : : : : : : : ::\__
              /: :/: : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :_: :ヽ
             /: : /:/: :/: : : /: : : ィ: : : : : : : : : ヾ: ∨∧
            ∧: {/: : :/: : : :/: : : /: : /: : : : : : : ト:、: :!: ∧

            ∧: /: : :.イ: : : イ: : : イ: : イ: : : !: : : : :!∧ヽ!: :∧
           ∧: !: : : /!: : :ィ: : : : イ: : !: : : :!: !: : : : !: !: :ト: : : !   
           ∧: :!: : : /!: : :/!: : : /!: : :!: : : :!: !: : : : :!: !: :!! : : :!
.          {: : : :!: : :! .!: :./.!: : / .!: : :!!: : : !: !: : : : :!: !: !:.!: : :!         
          !: : : : !: : !-!‐/‐{-.,,!  !: : ! !: : :!: :!: : : : !∨: ! !: : !

          !: : : : !ヾ! ∨! !: :.{.`. Ⅵ!. Ⅵ: !!:! !: : : !/: /: :! : :!     
.          !: : : : :! ===斗ミx: :!  ヾ! 斗:!十!弋: /:イ: : : ! : !
          !: : : : : !.     ヾヾ   ヽ .____ヾヾノリ!: : : :!: :!    
          !: : : : :.!              ̄ ̄"''ミx  !: : : :!: :!
          !: : : : :!.                  ~ .!: : : :!: :!    
          !: : : :∧        :::::          .イ: : : :!: :.!
.         !: : : :.!:∧    ヽ-- 、┃._       /:.!: : : :!: .:!
         !! : : : ! : : >.       ┃  ̄     ./‐:': !: : : :!: : !    __n_.00  ,勹   __n_.00  ,勹
.         {:!:: : : :!: : : : :.!.、          . <: : : : :.!: : : :!: : !     7/,ニ、 く..く   7/,ニ、 く..く 
         !: !: : : :.!: : : : :!  >、    _ ..<: : : : : : : : .!: : : :!: : :!    〈/r三ュ   \)  〈/r三ュ   \)
         !: :!: : : :!: : : : :!   > <   !: : : : : : : : :!: : : :!: : :!
.        !: : ∨: :!: : : : :!          !: : : : : : : : !: : : :!: : :.!
        !: : : :∨:.!: : : :.!          !: : : : : : : :!: : : :!: : : ! 
        ノ: : _=-∨:!''''"    _  _    `≦_:_:_.: :!: : :./: : : :.!
  ィ "  ̄ ̄ ̄   ⅵ               ノ  ノ`!: :./ー-<!
イ !           ヾ、 ==-、__,,-ーー==/  !:./     .`r- 、
  !            >、     ̄      <   .レ′     !  >、
  !  ...::::::::...        >.、      _.. <      ..::::::::...:..:.:.::ノ    ヽ   
  ヽ::::::::::::::::_:..          >---<        ヽ..:::::::::::::::::/...     ヽ
....:::::::ヽ: :/::/                         .\::i::::::/::::::::      丶   
:::::::::::_...-〉'                            ヾ、/:::::::::::::..       ヽ
><" ./                              Y=-...._:::::::::..      ヽ

エピローグ


聖杯戦争は終わった。

勝利者の名は衛宮士郎。

そう、衛宮だ。

だが、蓋を開けてみれば酷い物だ。

聖杯は10年前の戦いから汚染されていて、願いを曲解して叶えると言う形になっていた。

それを使ってあのクソ神父……。

言峰はそれを使って『この世全ての悪』を受肉させようとしていた。

さらには前回の聖杯戦争の生き残りのサーヴァント。

英雄王・ギルガメッシュを投入して、セイバーを大いに苦しめた。

結局はセイバーの宝具により消滅、神父も衛宮が倒した。

今は衛宮邸にはイリヤスフィールや桜ちゃんが住み込んでいる。

俺自身変わった事があるとすれば……。

凛の家に住んで居る事だろうか。

あの戦争の最中で、神父に不意打ち食らいそうになった凛を庇い負傷して勢いで凛が胸の内を告白……。

全然気づいていなかった俺は驚愕しながら衛宮が到着し、緊張感のないまま後を託して気絶。

後日ベッドの上でずっと手を握っていた凛に再度告白され、受け入れた。

ずっと想っていた相手はどうしたと言われそうだが、衛宮の近くで嗤っている彼女を見ると俺とは縁が無かったのだろうとつくづく思う。

朝は朝食を作って、それから凛の部屋でノックして起こす。

朝弱い凛だが、一応これで起きるから整うまでは下で紅茶を淹れたりして時間をつぶす。

そうして降りてきた凛と朝食を摂って、学校へと向かうのが毎日になっている。

「あ、そうだ。今度の日曜、新都行くわよ」

―新都?別に良いが……

何かあっただろうか?と悩んでいたら……。

「前に約束したでしょ?デートに行くって」

―ああ、そうだったな


そんな、静かな幸せが手に入った。




エンド『手に入った愛は』

と、いう訳でエンドです。


で、ボーナスですが。


1.次代好きに作成可

2.ボーナスポイント10ポイント

のどちらかで、多数決を取ろうと思います。

うむ、1ですか。

では好きに作成可能で宜しいですね?

では次代作りましょうか


貴方は男性ですか?女性ですか?

下3

男性ですね、では貴方は今回の聖杯戦争に

1.マスター

2.サーヴァント

として参加しました

下3

サーヴァントですね。

ではまず戦闘力です。

お好きな数字をどうぞ。

下3

戦闘力0 最強クラス 例:立川のパンチさん

では戦闘距離です。

下3でお好きな数字を

戦闘距離1 超接近型サーヴァント


……スタープラチナさんですかね。

では属性です。

下3で選択

1秩序・善 2秩序・中庸 3秩序・悪
4中立・善 5中立・中庸 6中立・悪
7混沌・善 8混沌・中庸 9混沌・悪

秩序・善

ではクラス決めです。

オススメ セイバー エクストラ アサシン バーサーカー(ただしマスターは死ぬ)

無理 アーチャー キャスター

下3

セイバー


エクストラが徹底的に選ばれないwww


1:何時の時代の何処に生き(時代と出身の決定) (1つ安価)
2:どのような存在であり(身分や称号などの固定) (1つ安価)
3:どのような人となりであり(性格や基本指針の決定) (3つ安価)
4:どのように戦い(武器・戦法の選択。非戦闘なら戦ってないと明記する) (武器と戦法で各1つ安価)
5:どのように生き(生き様、逸話の設定) (4つ安価)
6:その最期はどうであったか(死した瞬間を形成) (1つ安価)

次これを決めます。

そもそもこのスレ自体が……

まず1:何時の時代の何処に生き(時代と出身の決定)

ここら辺から繋がりのある英霊とかも生まれるんで。


下5

アーサー王の時代 イギリス

14世紀でアラスカとかイヌイットしかいないんじゃ……

それで剣の英霊……?

なんかあったかな……

イヌイット?エスキモー?

まあ、大体出てくるのが1648年にロシア人がベーリング海わたってそこから歴史に書かれてるんでそれ以前とか全然情報無いっす

申し訳ない、流石に資料0で全部やれは無理なんで↓の>>522を採用させて下さい

2:どのような存在であり(身分や称号などの固定)ですね



さっきのがあるんでちょっと相談しましょう

ホントにね、資料あるならあるでやれるし遥か遠い未来とかなでっち上げも出来るんですが中途半端に時代近くて有名な場所だったらねつ造できないんで、お手柔らかにお願いします。



アーサー王時代なら取り残されたローマ軍将兵とかもありですかね、これ

BANZOKU王貴方ですか、確か人間と幻想種とかの混成軍でしたっけ。
蛮族軍って

あ、でも属性が秩序・善だ。

それとかも考えて設定しましょうか

下5は遠いとのことなので下4でいきます

アルトリアの霊圧が……消えた?

これ採用すると5:どのように生き(生き様、逸話の設定) (4つ安価)が消えるんですが。

ちょっとストップ。

お話しましょう、ね?

2連荘で原作なぞり、しかもプロト見てないから流れも分からん!

性能0だから無茶が凄くても受け入れようとは思ってましたがメインキャラ消える安価は流石に無理ですって。

姐さんのワイルドハントがアーサー王とか聞きましたけど、一気にサーヴァント設定無くなりますよ?
プロトセイバーそのまんま持ってきますよ?

単発だと愉快犯か参加し続けてる人かもわからんし……。

秋姫みたいなのはもう嫌なんですよ……

もっと簡単な安価で良いんですよ?

そんな捻った安価出されてもこんな感じで処理困るんで……

民衆の描いた理想の王とかナーサリーライムですし……

申し訳ないが再安価で↓4

まあこっちサイドの問題と言われたらその通りなので言い訳できませんが核爆弾級の地雷処理せえと言われた気分ですよ


そしてHEIMIN。

アーサー王資料集めてエクスカリバーEX使うよりこっちの方が、共同作業感あるじゃないですか。


3:どのような人となりであり(性格や基本指針の決定) (3つ安価)

属性は秩序・善なんでここらへんも相談しましょうか

そこら辺は5:どのように生き(生き様、逸話の設定) (4つ安価)
ですね。

ここは『優しい』とか『とにかく前に出て剣で斬りつけた』とかです。

じゃあまあ性格や行動方針を↓1~3で決定します

まあ良いじゃないですか、ちょっと抜けてる所があるけど裏切らないみたいな

4:どのように戦い(武器・戦法の選択。非戦闘なら戦ってないと明記する) (武器と戦法で各1つ安価)

です。

まず武器ですね。↓4

アブねえ……、それもうセイバーじゃないじゃんになってた……


剣。では戦法を↓4(距離1に相応しい物を)

自分からは攻撃しない、専守防衛型。

戦闘時必ず相手からの攻撃を受けるので初手は防御のみ選択。

5:どのように生き(生き様、逸話の設定) (4つ安価) です。

下1~4で

平民……。

デュランダルって絶対折れない剣か……。

あとなんか2つ程特殊能力あったな。

ただ平民だから知名度補正んなもんねえよでステータスつくりますが、それでも性能0だから高いな……


最後6:その最期はどうであったか(死した瞬間を形成) (1つ安価)

下4

時系列的には貴方→ローランの流れか……

爆発オチ。

ではステータスとスキル考えます。

クラス:セイバー

真名:貴方(サーヴァントエディット)

ステータス

筋力:A 耐久:A 敏捷:C 魔力:C 幸運:A+ 宝具:A+

スキル

対魔力A 魔術に対する抵抗力、現代の魔術ではセイバーを傷つける事は出来ない。魔術による攻撃に対し相手のコンマに-3

アイテム作成B 鍛冶師としての腕前、多くの騎士達の名剣の整備もしていた。剣を作り出す事しかできないが、質の良い剣を作り出す。剣の作成時+2

騎乗C 人並み程に乗り物に乗れるスキル、魔獣・神獣は騎乗不可能。乗り物に乗った際、撤退時に+1

天使の加護C 天使を助けた際に得た加護、幸運が上がり一回の戦闘の内一度不利になった場合相手のポイントを0に出来る。


宝具

『絶装天剣』
天使に授けられたとされる両刃の片手剣。
その黄金の柄には聖バジルの血、聖ピエールの歯、聖デュニの毛髪、聖母マリアの衣服の一部といった聖遺物が納められている。
柄に収められた聖遺物は魔力炉としての機能を持つため、運用・真名開放に魔力を消費しない。
第一の奇跡、”折れない剣”という概念の具現化。いかなる手段によっても破壊されない。
第二の奇跡、真名開放でその刀身に魔力を纏わせ、切断力を強化。
さらに敵がアンデット・吸血鬼・悪魔などか、属性が『悪or狂』である場合、追加ダメージ。
第三の奇跡、柄に収められた聖遺物は魔力炉としての機能を持つため、運用・真名開放に魔力を消費しない。

『後の先の剣』
敵の攻撃を受けてから攻撃していたセイバーの生き様が昇華された宝具。
初撃を防御してから攻撃し、威力を上乗せる。常時発動型宝具。
二撃目の攻撃の際+2コンマ



こいつ何で歴史にのってないの?

敗因は住民のはっちゃけぷりだと思う。(責任ポイー)

じゃあ、参加した聖杯戦争

四次、五次

下3

五次聖杯戦争


マスター↓3

士郎


相性は良いでしょう。

では残りは後日。お疲れ様です

願いとか決めないとな

よしじゃあ、願い決めましょうか

下4で貴方の願い

願い無し、序盤イベント『襲われたマスター』発生。

では、ランサーのマスター選択↓3

言峰綺礼


ランサーの選択の前に綺麗なのか汚いなのか判定
汚かったらAUO判定に続く

直下
-3 五次

汚い

さらにAUO判定直下
+3 五次で汚物神父

AUO無し、聖杯の判定はまたその時に


ではランサー選択↓3

1.クー・フーリン

2.ディルムッド・オディナ

3.ヴラド三世

4.エリザベート・バートリー

5.武蔵坊弁慶

6.本多忠勝

7.フィン・マックール

8.ベディヴィエール

9.パーシヴァル

10.ブリュンヒルド

11.エルキドゥ

12.ロンギヌス

ディルムッド・オディナ


次、アーチャーのマスター↓3

遠坂凛

アーチャー選択↓3

1.エミヤ

2.ロビンフッド

3.アタランテ

4.ダビデ

5.ギルガメッシュ

6.源為朝

7.トリスタン

8.ナポレオン

9.アン・ズォン・ウォン

10.パリス

11.ラーマ

12.エウロペ

13.織田秋姫

ダビデ王

ライダーのマスター↓3

間桐慎二

ライダ―選択↓3

1.メドゥーサ

2.イスカンダル

3.フランシス・ドレイク

4.アストルフォ

5.聖ゲオルギウス

6.ラメセス2世

7.チンギス・ハン

8.ハンニバル・バルカ

9.境島 厳解

10.ブーディカ

11.関羽

12.黄帝

玲霞さんは一般人なんで選ばれたら魂食いで人が倒れたー→マスターだ!探そう!なイベントとか入れます。

境島厳解

次はキャスターのマスター↓3

このスレなんかみさやんの出番多くないっすか……

キャスター選択下3

1.メディア

2.ジル・ド・レイ

3.ナーサリーライム

4.玉藻の前

5.アンデルセン

6.シェイクスピア

7.クリスチャン・ローゼンクロイツ

8.アンティオキアの聖マルガリータ

9.白面金毛九尾の狐

10.壱与

11.安倍晴明

12.諸葛亮孔明

クリスチャン・ローゼンクロイツ

アサシンのマスター↓3

六導 玲霞

一般人なのでランダム、名前欄に数字隠すので0~11の間で好きな数字を↓3

1.佐々木小次郎

2.ハサン・サッバーハ(腕ハサン)

3.ハサン・サッバーハ(百ハサン)

4.李書文

5.ジャック・ザ・リッパー

6.セミラミス

7.張三豊

8.シモ・ヘイヘ

9.ラシード・ウッディーン・スィナーン

10.トラッパ

11.自来也

12.風魔小太郎

うっかり一兵衛#OMA6sw

6+6=12

風魔小太郎


バーサーカーのマスター下3

え、いや数字隠したトリなんでこれ出さないと「不正してないか?」とか言われるじゃないですか
捨てトリって奴です

フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア   ?

何かフェイトの安価スレでも見ない人ですね

バーサーカー選択↓3

1.ヘラクレス

2.ランスロット

3.呂布

4.フランケンシュタインの怪物

5.スパルタカス

6.アステリオス

7.清姫

8.ザッハーク

9.ミシェル・ディアンヌ

10.ローラン

11.サムソン

サムソン



じゃあ、まず士郎を襲った陣営

1~2 ランサー
3   アーチャー
4   ライダー
5~6 キャスター
7~8 アサシン
9~0 バーサーカー

一応、慎二も友達だから低く。


直下

神父の手先


じゃあイベント『襲われたマスター』よりプロローグ

プロローグ

俺は何故こんな所に居るのだろうか。

英雄の座と呼ばれているそこはまかり間違っても自分の様な平民が来るところじゃない。

ただやってきた事と言えば剣を鍛え上げ、蛮族と戦ってきた位だ。

だが、俺の生きていた時代では皆戦っていたし鍛冶師としての仕事をしていただけだと言うのに。

不思議さで言えばいつだったか羽の生えた女を助けた位だが……。

あの礼に貰った剣も何故か刃零れ一つしなかったな。

―何でだろうなあ

ぼんやりとした意識しか無く、日々どれ位長い間か分からないがそう過ごしていた。

たまに自分の……分身と言うのだろうか?

そうした存在が世界の危機に動いる位しか分からない。

が、その日々で。

生きたい、死にたくない。

そんな生の感情が伝わった。

それと同時に体が引っ張られる感覚がする。

聖杯戦争、マスター、サーヴァント、全ての願いを叶える願望器。

それらの知識が頭に叩きつけられる。

だが、そんな物は関係は無い。

今重要なのは、誰かが俺に助けを求めた事だ。

―今行くぞおおおおお!!!!

絶体絶命、蔵に逃げ込んだは良いがすぐにアイツはやってくるだろう。

何か無いかと探してみるが、投影してきたガラクタしかない。

「くそっ……」

ここまでか。

そう思ったその時。

蔵に光が満ち、俺の目の前には古めかしい恰好のマッチョ男が立っていた。

―おう!サーヴァント、セイバー!聖杯の導きの元、召喚に応じた!君が俺のマスターだな!

月光に照らされたその姿は暑苦しかった。



歴史に残らなかった名鍛冶師と正義の味方を目指す少年の聖杯戦争、開戦。

初期好感度判定

直下
貴方→士郎 +補正 『助けるぞ!』+4

その次
士郎→貴方 +補正 『助け』+3
      -補正 『暑苦しい』-1

貴方→士郎 6 「助けた相手」

士郎→貴方 9 「正義の味方」


ランサーとの戦闘だよ~

―さって、それじゃあ……

なんとなくだが、気配が分かる。

この少年を追っていた敵が居るのだろう。

―突撃じゃあああ!!

扉をぶち破って一気に走り抜ける。

「やはり、今のはサーヴァントの召喚の光か!」

緑色の槍を二本持った男だ。

少し反応が遅れていた様だが、俺の姿を見るとすぐに体制を整えた。

「その剣、よほど名のある英霊とお見受けした」

―あー……、これか

ちらりと自分の剣を見る。

あの女は「この剣が貴方様をお守りします」とか言ってたが……。

―知らん!俺はただの鍛冶師だ!

「か、鍛冶師……!?」

拍子抜けした声を上げる槍兵。

―さあ、来い!

セイバーVSランサー、戦闘開始。


貴方初期行動、防御のみ。

直下、セイバーコンマ

その次、ランサーコンマ

セイバー 5

ランサー 6-2(防御)=4

セイバー 1ポイント先取。


「なら遠慮なく!」

ランサーの槍が容赦なく突き出される。

―甘いな!

その槍を横から弾く。

「この力……」

―なーに、鎚振るってると自然と筋肉つくものよ

さらに戦場で剣を振り回していたのだ。

まあ、筋肉には自信がある。

―これで心置きなく戦えるもんだ!


1.攻撃
2.防御
3.宝具
4.令呪
5.その他

下3選択

直下、セイバーコンマ
その次、ランサーコンマ

>>830さん、行動をお答えください

おう、擦れ違い……。

1、攻撃

セイバーコンマ『後の先の剣』 +2付いて9

ランサー 2

セイバー、8ポイント


ランサー判定直下
成功で撤退
『マスターからの指示』 +3

ランサー撤退。


―おっしゃああ!!!

槍の軌道を理解し、その軌道がズレて接近する。

「なっ―」

―おらあ!

そのまま袈裟に切りつける。

「ぐう……、つ、強い……」

―さあって!円卓の騎士さん達みたいに上手には戦えないんでな!何せ、俺平民だから!

かかかと笑い、そのまま剣を突き付ける。

―さあ、続きと行こうか!

「残念だが……、主からの命令でな。引かせてもらう!」

そう言うと槍兵は俊敏にも、跳躍すると壁を越えて一気に離脱した。

―おう、逃げるのかい

少しばかり、消化不良だが……。

―マスター!もう良いぜ、やっこさん逃げちまったよ

「一体……、何なんだよ……」

―ありゃ、知らない口?まあ、俺も助けてくれって言われたから助けに来ただけなんだがよ

さて、どうしたもんかねえと悩んでいると。

―ちっ、千客万来ってか?俺の店なら大歓迎なんだがよ

まただ。

今度は別のサーヴァントだろう。

どうしたもんか……。




1.率先して迎撃!

2.マスター優先、防御しつつ迎え撃つ

3.その他、自由安価

下3

―おう、マスター。俺の後ろに隠れてな、また敵襲だ

「さ、さっきの奴か!?」

―いーや、また別の奴だ

剣を構え直し、正門を睨み付ける。

「やれやれ、美少女の頼みとは言え筋肉野郎の所に行かないといけないとは……」

門から来るのではなく、壁を飛び越えてやってきた。

―おう、優男。扉ってなんの為にあるか知ってるか?

「勿論、だが無視させてもらったよ」

サラリと髪の毛を弄りながら答える優男。

―け、スカしやがって……

さあ、コイツも伸してやるかと前に出た時。

「アーチャー!どうなってる!?」

扉を開けて、少女が入ってきた。

「と、遠坂……!?なんで」

「うっそ、サーヴァント……!?しかも、ランサーじゃない!」

―おう、嬢ちゃん。俺はセイバーだが、ランサーならさっき手傷負わせたら逃げたよ

「じゃあ、衛宮君が……」

どうにも様子がおかしい。

どうした物か……


行動↓3

―うーん、どうにも戦いに来た訳じゃなさそうだな。なら一先ず話そうや、顔つきわせたらド付き合うってのもなんだしな

その提案に少女は少し考えたが。

「分かったわ、状況を理解したいし話しましょう」

「良いのかい?リン」

少女のサーヴァントが問う。

「別に問題ないわ、向こうには戦う意思もなさそうだし」

―なら、マスター。案内してやれよ、俺分かんねえしな

「あ、ああ。って俺を無視して話を進めたのお前じゃないか!」

―ガハハハ!小さい事気にすんな!

「……話出来るのかしら」



「えーっと、話を整理すると遠坂も魔術師で今は聖杯を賭けた戦い、『聖杯戦争』中で俺はアーチャーとランサーの戦いを見たから殺されかけて、それでセイバーを召喚したって訳か」

一応の納得をマスターはしたのだろう。

対照的に少女は落ち込んでいる。

「こんなモグリの魔術師にセイバーが呼ばれるなんて……」

―お嬢ちゃん、気にすんな!くじ引き何て時の運だろ!

「そうそう、それにリンがセイバーを呼ばなかったからこうして私とリンは出会え……」

「うるさい!アーチャー!」



ご飯食べるので一旦休憩。

良し再開

「はあっ……、でも偶然召喚したのなら詳しい話を言峰教会でしてもらいましょう」

「教会って……、あの外れにある教会か?」

「ええ、そうよ。あそこの神父が聖杯戦争の管理役だから、教えてくれるわ」

まあ、マスターは偶然召喚しただけで何も知らないのだ。

ここら辺で知識を教えてくれる人間を紹介してくれるならそれも良いだろう。

「えっと、それじゃあ行こうか」

そのマスターの言葉に俺もアーチャーも霊体化する。

「じゃあ、出発ね。夜中には帰ってこれるでしょ」





そしてたどり着いたのは教会。

「えっと、セイバー。ここで待っててくれるか?」

―ん?ああ、サーヴァント連れだと駄目か

「アーチャー、待ってなさい。ここは非戦地帯だから、セイバーにちょっかいかけないでよね」

「ああ、リンの指示なら仕方ない。待っているさ」

そう言うとマスター達は教会へと入って行く。

―教会ねえ、ローマの連中思い出すわー

撤退していった糞共のせいで俺らが蛮族とやりあうハメになったのだ。

若干、教会には苦手意識がある。

かなりの時間がたって、二人が戻ってきた。

―おう、どうだいマスター

「ああ、大体判ったよ。それで、セイバー。俺、この戦いを止めたい。力を貸してくれるか?」

―おー……


返答下3

―まあ良いけどよ、マスター。そんなんで本当に良いのか?

「え、良いってどういう事だ?」

―いやあ、どんな願いでも叶えちまう聖杯ってんだろ?なのに欲がねえなあってさ

「別に俺は叶えたい願い何て無いし、それより変な奴が聖杯を手に入れた時の方が恐ろしいじゃないか」

おお、どうやら俺と同じように悪が許せないと言うタイプらしい。

―苦労する性分だな、お互いに。宜しく頼むぜ、マスター!

「ああ、こっちこそ宜しく」

お互いに握手を交わす。

「さ、それじゃ帰りましょうか」

少女が歩みだし、マスターもそれについていく。




「遠坂、ほんとにすまなかった」

「あのね……、衛宮君?私が貴方を助けに行ったのは魔術の神秘の漏洩を恐れたからよ」

バッサリと切り捨てられた。

「あ、いやその……」

「まさかモグリの魔術師だったなんてね……、ともかく。こうして教えたのはそうじゃないとフェアじゃないからよ」

少女は立て続けにまくしたてる。

「ここで別れたら、私達は敵同士。精々頑張りなさい」

じゃあねと、少女は立ち去った。

―さーて、んじゃあ明日から本格的に行動開始だな

少女が立ち去ったので声をかける。

「やっぱり、遠坂とも戦わなくちゃいけないのか……」

―まあ、サーヴァントを呼んだマスター同士だからな

―兎に角、今日は休もう。また考えれば良い事さ

「……ああ、そうだな」

そうして、俺が呼ばれた聖杯戦争の初日が終わった。





セイバー:貴方 マスター:衛宮士郎

ランサー:黒子のある美男子 マスター:???

アーチャー:涼やかな顔をした美青年 マスター:遠坂凛

ライダー:??? マスター:???

キャスター:??? マスター:???

アサシン:??? マスター:???

バーサーカー:??? マスター:???

聖杯戦争二日目、朝1敵陣営判定直下

朝 -3

無し

士郎、桜や藤ねえと共に朝食。

貴方行動↓3

―ま、あそこに行く訳にはいかないしな

筋骨隆々の男がチュニック姿で「どうも!頂きます」なんて言えるわけがない。

―これから戦うんだ、武器の一本でも打ってやるか

工房を模したアイテム作成スキル。

これであれば武器は作れる。

さて、どんな武器を作ろうか。

下3でどんな武器か、その次のコンマで出来具合

アイテム作成B +2
名匠 +2

剣、出来具合補正込みで上限9

ごめんなさい、明日面接なので今日ここまでで

トネチクマ!

何でや!筑摩さんかわええやろ!



五人並んだら怖いけどな

んでまあ、アレですわ。

剣作ってきた鍛冶屋ってんで剣なのは確定でした。

で、効果どんなのにしましょうかって意味で昨晩安価のつもりだったんですが眠さとかで言ってませんでした。

ご免なさい。

で、人がいましたら効果の安価をしようと思うんですが。

じゃあ安価、作成した剣の効果は?
↓3

どうしよう、何か戦闘に使える物かと思ったら具体的過ぎて戦闘の使い道が分からんwwwwww

よし、じゃあ冷静になって相手の行動がより素早く分かるとかで士郎が戦闘したら+2とかにしよう

生前からこなしていた仕事と同じように、鉄を溶かし、叩き固め、冷やす。

何度も何度も叩く事で剣の形にする。

と、同時に一つの概念が剣に宿る。

冷静に、冷静に。

例え、心が地獄の底の様に熱く煮えたぎっていたとしても頭は冬の荒原の如く、冷ややかに考える。

その鉄火場の冷静さが戦士として必要なスキルだ。

とは言え、大抵の仲間の男達はそれを得る前に死んでいった物だが。

―マスターは小僧も良い所だからな、こうやって外付けで冷静になった方が良いだろ

そうして出来上がった一振りの剣。

まさしく『名剣』の名に相応しい作りかつ、優美さ。

かの円卓の騎士らの『聖剣』をも鍛えなおしていた身からすれば、容易い事だ。

―さて、後やる事としたら銘入れか

この剣に相応しい名……。

悩み処だ。


この剣の銘、下3

―そうだな……、こう言うのはグダグダ悩んでたって仕方ない。フィーリングだ、フィーリング

うーん、っと悩んだ結果。

―良し、『先読み出来る剣』だ!

何が先読み出来るのかは判らないが、とにかく分かっているのは彼のネーミングセンスは壊滅的だと言う事だ。

特殊スキル:センス× カッコいい台詞やネーミングが使用不可。



朝2行動、士郎登校。

貴方行動↓3

すっと霊体化し、マスターの後ろについていく。

マスターはどうやら後輩の少女と共に学び舎に行くつもりらしい。

「良し、鍵もかけたな。行くか、桜」

「はい、先輩」

中々良好な関係の様だ。




学校へと向かい、入る時。

「おい、桜。また衛宮の家に行っていたのか?」

「あ……、兄……さん」

「何度言えば分かる訳?僕は、行くなって言ったよな?」

兄妹喧嘩は何時の世にもあるが、一方的なのは中々見ない。

「おい、慎二」

と、マスターが止めに入った。

いきなり実体化すれば驚かれるだろうし、何よりマスターが望まないだろうと黙っている。

なんとかとりなせたようだが、対人関係とは何百年たっても難しい物だ。

俺自身色々言われたなあと思い返す。

自分は自分の思う正しい事をしていただけなのだが……。


昼1敵陣営判定直下

昼 -2

複数の陣営が動きました。


1~2 2陣営
3~4 3陣営
5~6 4陣営
7~8 5陣営
9   6陣営
0   聖杯が……


直下

二陣営

1~2 ランサー
3~4 アーチャー
5~6 ライダー
7~8 キャスター
9   アサシン
0   バーサーカー

を↓1~2までのコンマ

ランサーとライダー

それぞれ判定↓1~2で

1~3 敵対的接触
4~6 情報収集
7~9 友好的接触
0   同盟

まずランサーから接触した陣営。

1 セイバー
2~3 アーチャー
4~5 キャスター
6~7 アサシン
8~9 バーサーカー
0   自由

直下

アサシン

ライダーから接触した陣営

1~3 セイバー
4~6 アーチャー
7~8 キャスター
9~0 バーサーカー

直下

キャスター

それぞれ友好接触。

ランサー判定
成功で各陣営の情報を渡す

直下

成功、各陣営の情報をアサシンに渡しました。

今後、陣営判定でアサシンの襲撃確立が増えます。

昼1 士郎行動 学校で勉強

貴方行動↓3

―うーむ、まったくわからん……

授業の内容を聞いていたのだがちんぷんかんぷんだ。

コゴとか言うのは難しい。

―ちっと探索してみるかあ

昨日の少女とマスターは知り合いだったみたいだから多分、この学校に通っているのだろう。

探してみるか。

直下
成功で凛発見、失敗でアーチャーが発見

凛発見、今日はここまでで。

明日はまた昼過ぎ辺りに再開しようと思います。

昼過ぎ(いつとは言ってない)

銘入れ安価でド直球なの来たのは笑ったわ~

中華やる夫のめーりん可愛い

祥鳳さんは泣きながら土下座したらヤラせてくれそう(粉蜜柑)

再開

フラフラーっと霊体化したままふらついていたら隣の教室に昨日見かけた少女がいた。

どうやら彼女もこの学校の生徒だったらしい。

―おお、学校内にマスター一人と

誰が敵かはちゃんとわかっていた方が良い。




凛ちゃんさん見つけましたがどうする?

下3

あ、霊体化といたらクラスのみんなに……

まあいいややっちゃおう

―オッス!嬢ちゃん昨日ぶりだな!

霊体化したまま少女に声をかける。

―いやー、ほんと助かったわ!マスターが色々世話になってさー、良い奴なんだろうけどなんも分かってないとアレだしな!

だが、少女はじっと黒板を見たまま身動きしない。

―あれー?嬢ちゃーん?聞いてるー?

聞こえなかったかと思い、そう言ってみたが露骨に不機嫌になってきた。

ーうーむ、邪魔したみたいだな……。帰るか!

すすっと、壁を抜けてマスターの元へ帰ったのだが。

その後ろ姿を親の仇の様な目で見つめていた少女をついぞ知る事は無かった。

昼2、士郎行動放課後なので生徒会の手伝い

貴方行動↓3

―いやー、マスターのメシうめえな!

マスターが備品の修理をしている間、昼食の残りを食べる。

「喜んでくれるなら嬉しいけど、そんな量で良いのか?」

―ん?ああ、魔力についてなら大丈夫だ!そもそも俺、英霊かどうかも怪しい出自だし宝具自体が魔力使わないから燃費良いんだよ

「へー、でも呼ばれるのは英霊なんだろ?それで怪しいって……」

―元々、ブリテンの鍛冶屋でな。毎日剣作って、戦争に参加してって位の平民だよ

「鍛冶屋だったからセイバー?」

―多分、聖杯もクラス決めで悩んだんじゃなかろうか

剣に携わった人生だったのでセイバー(剣の英霊)には違いないのだろうが。

「よっし、直った」

ストーブを弄っていたが、それも終わったらしい。

「悪い、セイバー。俺も貰うぞ」

―おーおー、食いな食いな。アンタが作ったんだしな

弁当から卵焼きをマスターが取って食べる。

―これで終わりか?ならこの後は……

「ああ、聖杯戦争で危ない奴を探して倒す」

覚悟は決めているようだ。

―おお、それでな。マスター、渡そうと思ってのが……

そう言って剣を渡す。

「セイバー、この剣は?」

―おお、今朝方俺が打った剣だ!名付けて『先読み出来る剣』!



名誉の為にこの後の冷たい空気は無かった事にする。


夜1敵陣営判定直下

無し

士郎探索結果直下

無し

「ダメだ……、全然見つからない」

―いねえなあ……

「セイバー、こういう風に中々見つからない物なのか?」

―まあ、向こうも探して移動するからな。擦れ違いとかあるだろ



夜2士郎探索結果直下

発見した陣営

1~2 ランサー
3~4 アーチャー
5~6 ライダー
7   キャスター
8   アサシン
9~0 バーサーカー

直下

ちゃんさん

昼の一件でおこな様です

「見っつけたああ!!アンタらねえ、どういう了見なのよ!」

「と、遠坂!?なんなんだ!?」

「なんだじゃないわよ!昼にあんな話しかけてきて!」

―ああー、あれな

あの霊体化しながら話しかけた件だろう。

「何かやったのか!?セイバー!」

―いや、俺昨日マスターが世話になったからそのお礼言っただけだけど?

「なんだ、礼儀正しいんだなセイバーって」

「納得するところそこ!?」

一人テンション高い少女が突っ込む。

「と、とにかく!出会った以上、敵よ!行きなさい、アーチャー!」

「勿論だ、リン。この勝利を君に捧げ夫婦としt」

―おっしゃ戦闘だああ!!!


セイバーVSアーチャー、戦闘開始。

セイバー防御のみ


直下セイバーコンマ

その次アーチャーコンマ

セイバー 2

アーチャー 5-2=3

アーチャー、1ポイント先取



「距離がある内に攻撃させて貰おう!」

アーチャーはそういうと地面の石を投げつけてきた。

―まだまだあ!

それを剣の腹で払いのける。

だが、いくつかは肩に当たったりした。

「ふふ、この距離なら切りつけれまい!」



1.攻撃
2.防御
3.宝具
4.令呪
5.その他

下3選択

直下、セイバーコンマ
その次、アーチャーコンマ

魔力供給気にしなくて良いって良いね、士郎が枯れる心配が無い

セイバー9+後の先の剣補正+2=11

アーチャーコンマ 9

さらにデュランダル、切断力強化により+3

セイバー 14

アーチャー 9

セイバー5ポイント入手

―だったら詰め寄れば良いだけの話だろおおおがああああ!!!

一気に跳躍し、剣の真名を解放する。

  デュランダル
―『絶装天剣』

光が剣事態から放たれ、その鋭さを増す。

「嘘……、デュランダルってシャルルマーニュ十二勇士のローラン卿!?」

―俺鍛冶屋だって言ってんだろおがああ!!!

ザックリと切りかかった剣の切っ先がアーチャーを捉える。

「ぐっ……、やるじゃないかセイバー。流石は最優……、しかし!そんなお前を倒した時こそ!マスターへの愛を叫ぶに相応しい!」

―戦場でゴチャゴチャ言ってんじゃねえええ!!

1.攻撃
2.防御
3.宝具
4.令呪
5.その他

下3選択

直下、セイバーコンマ
『絶装天剣』 +3

その次、アーチャーコンマ

あ、ごめんなさい既に宝不発動でした。

コピペそのままはアカンね……

再度直下

セイバー 3+3=6

アーチャー 3

セイバー3ポイント

合計8ポイント、有利+1獲得

直下アーチャー判定

失敗で続行、成功で逃走判定

逃走判定

失敗でのがれず、成功で令呪撤退、大成功でそのまま撤退   今後この形にします。正直敵マスターの令呪とかこうしないと無くならない……

アーチャー、令呪撤退

明日も面接あるので、きりが良いし今日はお終いです。

有難う御座いました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom