【安価】スーパー安価ンロンパ2<さよなら絶望クルーズ>【オリジナルロンパ】 (577)

※ ダンガンロンパ風SSです。1・2のネタバレがある可能性があります。

・舞台は、希望ヶ峰学園では【ありません】。舞台設定もオリジナルとなります。
・基本的なルールはゲームに準拠します。モノクマが明言しない限り、ルールの変更はありません。
・登場人物は当然、オリジナルとなりますので苦手な方は注意をお願い致します。
・バッドエンドにはなりません。主人公は如何なる場合を持ってしても死なないものと考えてください。
・主人公以外の全てのキャラには死亡の可能性があります。折角作成したキャラが死亡しても泣かない。
・石を投げないでください。痛いです。すいません。
・並行スレと同じ世界が舞台です。苗木や不二咲など大多数の生徒が絶望堕ちしています。


以上が、注意書きとなります。 
では、以後よろしくお願い申し上げます。

過去作(並行)

【安価】安価ンロンパ:安価で行うオリジナルダンガンロンパ【ダンガンロンパ】
【安価】安価ンロンパ:安価で行うオリジナルダンガンロンパ【ダンガンロンパ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1382618519/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395757708


最初に主人公キャラだけを提示します。

【生徒名簿】

生徒番号 1 (主人公)

【超高校級の書道家】 羽留 白雪 (はねとめ しらゆき)
「字を書く時、心に乱れがあると字にも乱れが現れるんだよ」
身長 140cm 体重40kg 胸囲70cm
桃髪のサイドテールに桜のリボン 桜をあしらった桃色の着物

性格・フラグ管理
【主人公】 主人公補正を持っている。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。

後で、主人公キャラ含めて、全キャラを名簿にまとめていきます。

尚、今回はキャラの安価はございません。

期待されている方もいらっしゃるかとは思いますが、ご容赦をお願い致します。

今回のさよなら絶望クルーズでは、全員生還がトゥルーエンドの条件になっております。

誰もコロシアイを発生させない、ゆるやかなクルーズになるようにご協力いただければ幸いです。

今回の作品は、平行している安価ンロンパとやや異なるところがございますので、その辺りをまずは説明いたします。

今作の方針


① コミュ力・精神力の数値化を行いません。
  シナリオの中で、彼らのコミュ力も精神力も変化すると思って下さい。

② クロ判定については、各チャプターで既にクロになる可能性がある人物が決まっています。
  トゥルーエンドを迎えるためには、クロになりかねない人物を予想し、ケアする必要があります。

③ 黒幕判定はありません。今作は、既に黒幕も裏切り者も決まっております。
  登場する16人の中におりますので、その辺りはご安心下さい。

④ モノクマメダルの使用法の一つに、フラグ情報を教えてもらうが追加されます。
  だって皆、購買部使ってくれないんだもん。
  モノクマメダルを消費して、モノクマかモノミから各キャラの情報を聞くことが出来ます。

⑤ 登場人物の多くは、特定の条件をみたすことで心を開き、仲間になってくれます。
  仲間になったキャラは、主人公に何かと協力してくれるようになりますが、必ずしもクロにならないわけではありません。

⑥ 数名には、クロフラグ以外に死亡フラグが設定されています。
  クロフラグだけを回避しても、死亡フラグが残ると何らかの因果で死亡してしまうのでご注意下さい。

⑦ 事件が発生しなかった場合には、>>1が用意したIFシナリオとして、
  事件発生ルートを番外編扱いで書いていきます。

⑧ 方針の関係上、そぐわない安価を無視して下1移行する可能性がありますのでご容赦下さい。


以上です。

では、これよりプロローグを投下してまいります。

希望ヶ峰学園のある教室から始まった、絶望的事件。

『超高校級の政治家』が、『超高校級の王女』が、『超高校級のプログラマー』が世界を絶望に染め上げる土台を作った。

『超高校級のアイドル』が、『超高校級の落語家』が、『超高校級の日本舞踊家』が、テレビを通して絶望を流布した。

『超高校級の極道』が、『超高校級の御曹司』が、『超高校級の検視官』が、法的組織を差し押さえた。

『超高校級の保健委員』が、『超高校級の薬剤師』が、世界の医療を破壊した。

世界にはそんな『超高校級の絶望』と呼ばれる超高校級の才能を持つ人間がはびこり続けている……と、言われている。

それでも世界にはまだまだ絶望があふれている。

そんな世界に希望を提供するための、希望の祭典が太平洋のど真ん中で行われるのだ。

絶望と戦い続ける未来機関が運営するクルーズが、豪華客船『トワイライト』で実行されていた。

このクルーズが希望の祭典と呼ばれる一つの理由が、世界に残る希望の種……

超高校級の才能に、直接触れることが出来るということだった。


婦人「超高校級の書道家、白雪姫の一筆……お見事、という他ありませんわね」

羽留「書道とは……心です。心の気の迷いが、字に反映されてしまいます……」

羽留「ですから、無心となり筆と一体化することが肝要なのです」

男性「ですが、上手に字を書くというのは……」

羽留「綺麗に書こうとする必要はないのです」

羽留「形だけを整えた字よりも……真っ直ぐな心で書いた書の方が、数倍綺麗ですから」

かく言う、ボクもこのクルーズに招かれた超高校級の才能を持つ人間の一人だ。

【超高校級の書道家】。それが、ボクが未来機関にスカウトされた理由だった。

女流の家系に生まれたボクは、白雪という名前から、通称白雪姫と呼ばれていたりする。

そう呼ばれるのは、ちょっとむず痒いところはあるけれど……呼ばれているうちに慣れてきたものだ。

付人「……白雪様、そろそろ休憩の時間ですわ」

付人「よろしければ、船を散策してきたらいかがでしょう?」

羽留「そうだね……、他の招かれた人も気になるし……」

羽留「ちょっと出かけてこようかな?」

付人「はい、言ってらっしゃいませ……」

このクルーズに招待されている超高校級の才能を持つ人間は、ボクを含めて16人。

皆、世界第一級の実力者だと、配られたパンフレットには書いてあった。

顔写真がないから、誰がどれかはわからないけど。

??「はいはーい! そろそろメインイベント開始の時間が近づいて参りました!」

今流れたのは、この船の船内放送だ。

この船に流れるすべての放送は、【超高校級の放送委員】としてスカウトされた人がやっているらしい。

ただの放送一つなのに、どことなく人を引きつけるような気がするから不思議なものだ。

??「カウントダウンの用意はぁ……大丈夫ですかぁっ!」

??「滅びの歌のカウントダウンは大丈夫ですかぁっ!」

いやいや、滅びの歌のカウントダウンって……?

??「それでは、【超高校級の軽音楽部】の……」

??「澪田唯吹さんで……『君にも届け!』ですよっ!」

……って、その曲は、ダメだよ!

いや、歌っているのは『超高校級の軽音楽部』、澪田さんのはずなんだけど……。

ボクは知っている。あの歌の……怖さを。

??「『君にも届け!』は、これから大音量で流すんでよろしくでっす!」

ボクの危惧をあざ笑うかのように、澪田さんの歌声が船内に反響する。

あなたに送った脅迫状……。

その直後、船が大きく揺れて。

どこかで、大きい音共に、爆発が起きた。

目が覚めた時には、ボクは船内の一室にいた。

どうやら、長い間眠ってしまっていたようだった。

爆発の衝撃で、どこかに頭でもぶつけてしまったのだろうか……。


??「えーっと、誰かいたりしないんですかーっ!」

??「リアル静岡とか音猫、望んでなんかいないんでっ!」

??「誰か居るなら、放送室の下にあるホールに集合してくださいね!」

……これ、また船内放送。

そっか、ホールが避難場所になってる、ってことなんだね。

羽留「……取り敢えず、ボクもホールに向かってみようかな?」

ホールに向かったボクを待っていたのは……15人の高校生……だよね?

多分、高校生だと思われる人達だった。

えーっと……取り敢えず、どんな人がここにいるのかを確認しておこう。

誰から話しかけようかな……?



1. ブレザータイプの学生服を着て、メガネを掛けた少年。

2, チェック柄のミニスカートな制服を着ているテンションの高めな女子。

3. 部屋の隅でしゃがみこんでブツブツ言っている修道服姿の少女。

4. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

5. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。

6. 船室の壁に鼻を押し当てて、壁の臭いを嗅いでいる少年。

7. ぶつぶつと自分の世界に入りながら何かを考えているようにみえる、白衣姿の少女。

8. 赤い染みの出来た青白い白衣と、マスクをつけている男子。

9. 困ったように頭をかく、白い制服に白い帽子を被っている軽薄そうな少年。

10. 露出の激しい吸血鬼っぽい衣装を着ている、長い黒髪を持つ少女。

11. メガホンと台本を片手に、ややイライラしている少年。

12. 壁に寄りかかって、携帯ゲームに興じている制服姿の女子。

13. 黒色の学ランに身を包み、白色の鉢巻を頭に巻いた小柄な少年。

14. 少しヒステリック気味に声を荒げる、モノクルをかけたスーツ姿の男性。

15. 部屋の端っこのほうで蹲っている、黒色のドレスを着た少女。


安価下1

10

>>10 10. 露出の激しい吸血鬼っぽい衣装を着ている、長い黒髪を持つ少女。



??「ここの船内はインターネットに繋がっておるのかのう」

??「折角のクルーズなのじゃから、妾が撮ったこの写真を」

??「アップしておきたいんじゃがのう……」

??「そもそも、ここはデジタルカメラの現像はできるのかえ?」

??「ふむ……その辺りが出来ないとなると」

??「妾にとっての娯楽がなくなってしまうのじゃ……」

あっちの、アニメに出てくる吸血鬼のような衣装を着ている人は誰なのかな?

他の人に比べて、ひときわ強烈なオーラを放っている気がするんだけど。

??「むっ、そこの女児よ! 妾の作ったこの衣装を着てはみてくれぬか?」

羽留「ふぇぇぇ!? なんでボクが……?」

??「主は可愛らしいではないか!」

??「このロリっ子衣装は、妾よりも主のような人間が着たほうが似合うのじゃ!」

そ、そんなこと突然言われても困るよ……!

っていうか、その衣装露出激しすぎだよ……!

ボクはそんな衣装着られないんだってば……。

そもそも……。

羽留「初対面の相手にロリとか言うなっ!」

??「いやいや、すまなんだ……」

??「ちょっとテンションが上ってしもうてのう……」

??「妾は、襟締紬と申す」


襟締「【超高校級のコスプレイヤー】なのじゃ!」

えっと、確か……【超高校級のコスプレイヤー】と言うと?

思い出した、ペンネームつむぎんでインターネット上に画像を掲載しているネットアイドルだ。

希望ヶ峰学園では、手芸部としての才能も買われているみたいだけど、彼女はコスプレイヤーを全面に出してるんだっけ。

確か、名前を見て「かたつむぎん」って頭をよぎったような……。

襟締「何か、不愉快なことを考えてはおらぬか?」

羽留「そ、そんなことないよっ!」

羽留「そんなことより……自己紹介だったよね!」

羽留「ボクは、羽留白雪」

羽留「【超高校級の書道家】って言われているんだ」

なんだか、彼女の勘は鋭いようだった。

ちょっと地雷を踏んだみたいな気もするし、ここは話題を変えたほうがいいと思っての自己紹介。

……女の勘って怖い。

襟締「これでも妾は一応、巫女じゃったからな」

羽留「巫女……だった?」

襟締「妾の姉が継いでおるからの。妾はただのコスプレイヤーじゃ」

羽留「霊験あらたかなコスプレイヤー……ね」

巫女の勘って奴かな。

どこぞの神社の巫女の勘だけは騙せないとか聞いたことがあるし。

襟締「取り敢えず、妾とは巫女ではなく趣味人として付き合ってくりゃれ」

羽留「う、うん。宜しくね……?」

元巫女さんのコスプレイヤーか。

また面白い経歴だと思うけど……でも、超高校級な訳だから……。

きっと、すごい変身をしたんだろうなぁ。

生徒番号 2

【超高校級のコスプレイヤー】 襟締 紬(えりしめ つむぎ)
「真のコスプレイヤーは、自分の衣装まで自分で手がけるのじゃ!」
身長 162cm 体重52kg 胸囲84cm
黒色の長髪 露出の激しい吸血鬼っぽい衣装

情報・フラグ管理
【元巫女さん】 元々は名前の知れた神社で巫女さんをしていたらしい。
【手先が器用】 『超高校級の手芸部』としても知られている。自分で服を作ることは朝飯前。
【勘が鋭い】  時折勘が冴え渡る。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動でとあるイベントを起こし、彼女の心の錠を開く。

……なんというか、個性的な人だったなぁ。

皆こんな個性的な人だと困っちゃうんだけど……。

さて、気を取り直して他の人にも挨拶しておこう!


1. ブレザータイプの学生服を着て、メガネを掛けた少年。

2, チェック柄のミニスカートな制服を着ているテンションの高めな女子。

3. 部屋の隅でしゃがみこんでブツブツ言っている修道服姿の少女。

4. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

5. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。

6. 船室の壁に鼻を押し当てて、壁の臭いを嗅いでいる少年。

7. ぶつぶつと自分の世界に入りながら何かを考えているようにみえる、白衣姿の少女。

8. 赤い染みの出来た青白い白衣と、マスクをつけている男子。

9. 困ったように頭をかく、白い制服に白い帽子を被っている軽薄そうな少年。

10. メガホンと台本を片手に、ややイライラしている少年。

11. 壁に寄りかかって、携帯ゲームに興じている制服姿の女子。

12. 黒色の学ランに身を包み、白色の鉢巻を頭に巻いた小柄な少年。

13. 少しヒステリック気味に声を荒げる、モノクルをかけたスーツ姿の男性。

14. 部屋の端っこのほうで蹲っている、黒色のドレスを着た少女。


安価下1

10

>>17 10. メガホンと台本を片手に、ややイライラしている少年。



??「……なぜこの僕が凡人どもと一緒にこのようなところに集められなくてはならないのだ」

??「今日はまだまだ撮影が詰まっているんだ……」

??「凡人ども相手に時間を浪費している余裕などないのだけどな」

??「この僕が仕上げるのだから、当然どんな状態であれ最高の一作になるはずだが……」

??「そもそも撮影ができないのでは始まらないではないか……」

??「そもそも、主演だと聞いていたアイドルは来ないのか?」

メガホンと台本を片手に、苛ついているのか髪をかきあげている少年をみかけた。

……彼のことは、その業界に詳しくないボクですら分かった。

船員名簿を見なくても理解できるほどに有名な相手だったからだ。

??「全く、最初から僕に全て任せておけば上手くいったものを……」

??「未来機関の奴らも無能ばかりだ……」

??「いいだろう、ここは僕が主演を決めて勝手に撮ろうではないか」

その口の悪さと、正確の悪さが業界内部以外でも有名だって言われている人。

??「おい、そこの着物娘」

羽留「……ボク?」

??「お前以外にいるように見えるか? 女将は癖がありすぎるから不採用なんだが」

羽留「……それで、ボクに何の用?」

??「ボクが誰か知らないのか? ボクが話しかける用事など一つしか無いだろう」

??「まあ初対面だしな。一応、名前くらいは名乗ってやろう」

??「僕は廉久楽朱鷺だ」



廉久楽「言うまでもないだろうが、『超高校級の映画監督』と言われている」

『超高校級の映画監督』である廉久楽君は、業界の中でもかなりの問題児だって聞いている。

いや、その実力は確かだし、アカデミー賞などの有名な賞にすらノミネートされているくらいなのだから。

作品だって、ジャンルを問わず撮ることのできる匠の中の匠だってことは知っている。

ただ、性格が非常に傲慢だとかなんだとかで、あまり人間性の評価は高くはないみたいだった。

廉久楽「お前は書道家だろう? 書道教室を開いているのを見かけたぞ」

羽留「うん、ボクは書道家の羽留白雪だけど」

廉久楽「では羽留。お前を僕の撮る映画の主演に命じる」

廉久楽「撮影は明日からだ、言われた通りに動けよ」

羽留「なんでボクが主演に……」

廉久楽「お前の低身長な見た目と、没個性なキャラが僕の琴線に触れた」

廉久楽「これでも僕はお前を高く評価しているんだ、感謝してくれよ」

……じ、自分だってボクと変わらないくらいの低身長なくせに……!

人のことを低身長で没個性だなんて、完全に悪口じゃないか……!

しかも、琴線に触れたから感謝してくれって、一方的すぎるよ。

廉久楽「なにか言いたそうな顔をしているが、異論は認めんぞ」

廉久楽「なにせ、映画の完成を依頼してきているのは未来機関だ」

廉久楽「このクルーズに乗じて、ドキュメンタリー映画を取れと言う依頼をな」

羽留「……それの主演をボクにする意味は?」

廉久楽「女性陣が濃すぎる、それだけだ」

廉久楽「お前くらいしかまともに映像が取れそうな人間がいないんだ」

……あれ、なんだか哀愁漂ってる。

確かに、他の女の人は個性的な人が多そうな気もするし。

……理由は分からないでもなかった。

廉久楽「撮影は明日の朝から始めるからな」

廉久楽「……一般客がいないというのは少しさびしいところだがな」

映画にかける情熱だけは本物みたいなんだけど。

……やっぱり、ちょっと自分勝手で傲慢な人だなぁ。

生徒番号 3

【超高校級の映画監督】 廉久楽 朱鷺(かどくら とき)
「凡人どもにも分かるような映画を撮るのも、またプロとしての実力というわけだ」
身長 145cm 体重43kg 胸囲74cm
黒髪のショートヘア 紺色のブレザーの上から、肩がけカーディガン

情報・フラグ管理
【傲慢】 傲慢なところがあり、自分勝手な気質。和を乱す可能性がある。
【観察眼】人を見る目は確かである。意外と人のことはよく見ている方だったりする。
【情熱的】一度スイッチが入ると止まらなくなるタイプ。  
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で、誰かから貰えるアイテムを渡す。
【死亡フラグ回避方法】まだ開示されていない情報です。

この集まり……ほんとうに大丈夫かな?

今更ながら、凄い心配になってきたんだけど。

えっと……気をとり直して……!


1. ブレザータイプの学生服を着て、メガネを掛けた少年。

2, チェック柄のミニスカートな制服を着ているテンションの高めな女子。

3. 部屋の隅でしゃがみこんでブツブツ言っている修道服姿の少女。

4. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

5. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。

6. 船室の壁に鼻を押し当てて、壁の臭いを嗅いでいる少年。

7. ぶつぶつと自分の世界に入りながら何かを考えているようにみえる、白衣姿の少女。

8. 赤い染みの出来た青白い白衣と、マスクをつけている男子。

9. 困ったように頭をかく、白い制服に白い帽子を被っている軽薄そうな少年。

10. 壁に寄りかかって、携帯ゲームに興じている制服姿の女子。

11. 黒色の学ランに身を包み、白色の鉢巻を頭に巻いた小柄な少年。

12. 少しヒステリック気味に声を荒げる、モノクルをかけたスーツ姿の男性。

13. 部屋の端っこのほうで蹲っている、黒色のドレスを着た少女。


安価下1

10

>>23 10. 壁に寄りかかって、携帯ゲームに興じている制服姿の女子。  



??「困りましたねー、困ってしまいました」

??「未来機関への定期報告も入れられないんじゃ、お仕事が出来ないのです」

??「しかも、私の実力を持ってしても何の情報も得られないばかりか……」

??「ロックされた扉の一つすらも開けることが出来ないだなんて」

??「……まぁ、今はこのルナティックな避け弾幕ゲームでもやって時間を潰すか……」

??「それとも農奴生活ですかねー。被告人を助ける裁判ゲームでもいいですがね」

??「まぁ、同業者が絡んでいるとか分かるまではマイペース、マイペースで」

??「にゃはんっ、楽しんじゃったほうがいいですよね!」

壁に寄りかかって、無邪気に携帯ゲームをしている女の子はボクの知っている人だった。

……あれ、あの子も未来機関から選ばれた超高校級の生徒だったの?

ボクにはそんなことひとことも言ってなかったのに……。

未来機関からは、ボクのアシスタントだって聞いてたんだけどな。

??「およよー、白雪様ではありませぬかー」

??「私はどのゲームをしようかって悩んでいるわけなんですけど……」

??「どのゲームが宜しいと思いますかね?」

羽留「いや、そんな場面じゃないと思うんだけど……」

羽留「ゲームをやるよりも、皆で協力してこの船の状態を探るのが先なんじゃないかと……」

??「いやいやー、今はそんなことするだけ無駄ですって」

??「なんて言ったって、この私ですら他の場所に行けないんですからー」

??「無駄なことなんてしないで、じっとしてたほうがましだと思いますよー」

羽留「ど、どういうこと……?」

??「あー、まだ私のことを名乗っていなかったですっけ?」

??「私は、風飛半千代。……いや、拙者って言ったほうがいいんですかね?」


風飛「なにせ、私は……『超高校級のくのいち』なんですから」

『超超高校級のくのいち』……? ボ、ボクもそんな才能の人なんて聞いたこと無いぞ……?

ボク達が未来機関からもらっていた船員名簿によると……

ボクを含めて16人の才能の中にくのいちの人なんていなかったはずなんだけど。

でも、確かに彼女が女子用の制服を脱ぎ捨ててみせた姿は、鎖帷子を着込んだ忍び衣装みたいだけど。

……コスプレじゃなくて?

まぁ、コスプレイヤーじゃないんだし、コスプレじゃないか。

でも、さっきまでバラしていた黒髪もさっきの数秒でポニーテールになるなんて……本物?

風飛「そうですよね、白雪様だって困っちゃいますよねー」

風飛「その才能の中にある、ペットブリーダーってのが嘘の肩書なんですよん」

風飛「あ、お仕事なんでそうしてるだけですよ?」

風飛「私は、お仕事ならなんだって出来ますからね?」

風飛「護衛だろうと、殺人だろうと……ってやつですね」

羽留「護衛だろうと……殺人だろうと……え?」

風飛「自分、忍者ですから! にゃはんっ!」

……え、え!?

ほ、本当に殺人とかしないよね……?

ちょ、ちょっと不安すぎるんだけど……。

風飛「未来機関からの依頼内容は、他の乗船者を守るってことでしたし……」

風飛「現状では、誰かを殺すような任務は受け取ってませんからねー」

風飛「ま、暫くは安心してていいと思いますよー、ゲームしたいですしね」

羽留「そ、そんな理由なんだ……?」

……ともかく、誰かを殺したりするつもりはないってことでいいのかな?

そうじゃないと、さすがに不安なんだけど。

未来機関から守るような依頼を受けているなら、安心なんだよね?

生徒番号 4

【超高校級のくのいち】  風飛 半千代(かぜとび なかちよ)
「はいはーい、諦めてくださいねー? これも……お仕事、ですから」
身長 164cm 体重56kg 胸囲79cm
黒色のポニーテール 鎖帷子を着込んだ忍び装束

情報・フラグ管理
【お仕事優先】お仕事であれば、どんな汚い任務でもやってのける。
【ゲーマー】 やることがないときは、基本携帯ゲームを使って暇を潰している。
【動物好き?】嘘の肩書はペットブリーダーだったみたいだが……。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動でとあるイベントを起こし、彼女の心の錠を開く。

えっと……うん、ボク不安になってきたぞー。

一段と不安になってきたぞー。

……ふ、普通の人、普通の人は!?


1. ブレザータイプの学生服を着て、メガネを掛けた少年。

2, チェック柄のミニスカートな制服を着ているテンションの高めな女子。

3. 部屋の隅でしゃがみこんでブツブツ言っている修道服姿の少女。

4. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

5. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。

6. 船室の壁に鼻を押し当てて、壁の臭いを嗅いでいる少年。

7. ぶつぶつと自分の世界に入りながら何かを考えているようにみえる、白衣姿の少女。

8. 赤い染みの出来た青白い白衣と、マスクをつけている男子。

9. 困ったように頭をかく、白い制服に白い帽子を被っている軽薄そうな少年。

10. 黒色の学ランに身を包み、白色の鉢巻を頭に巻いた小柄な少年。

11. 少しヒステリック気味に声を荒げる、モノクルをかけたスーツ姿の男性。

12. 部屋の端っこのほうで蹲っている、黒色のドレスを着た少女。


安価下1

2

>>30 2, チェック柄のミニスカートな制服を着ているテンションの高めな女子。


??「やーっと、皆集まってくれたんすね!」

??「音猫以外に、人がいないから不安だったんですよー!」

??「不安具合で言ったらスーパーハイテンション! みたいな?」

??「って、それじゃダメージ量倍じゃないですか!」

……な、何だろう。

やたらにハイテンション過ぎて……ちょっとついていけない気もする。

??「あれれー、鳩がマホトーン食らったみたいな顔してるけどどうしたんです?」

??「君の名前を教えて欲しいんですけどー……」

??「あ、音猫は音咲音猫でーっす!」


音咲「【超高校級の放送委員】なんで、ばっちり覚えてくれると嬉しいです!」

目の前の、やたらハイテンションな少女は、【超高校級の放送委員】の音咲音猫と言うらしい。

【超高校級の放送委員】の彼女は、数多くのラジオ番組を持っていたり……

あるいは、国営放送のナレーションに起用されたりと、放送界隈で才能を発揮している。

ただ、このテンションにはついていけそうにないけど……。

羽留「えーっと、すごいテンションだね……」

音咲「何を言ってるんですか!」

音咲「いつもニコニコ、あなたの隣に流れる放送! ビバ、ブロードキャストじゃないですかっ!」

羽留「ははっ……そう、かもしれないね」

長い黒髪をふわりと振り上げながら、くるりと回ってアピールする音咲さん。

……と言うか、そんなに勢い良く回ったら制服のスカート丈が短いんだからパンツ見えちゃうんじゃ……。

どうやら、彼女の制服は元々通ってい学校の物らしく、チェック柄の可愛らしいものだった。

音咲「もしもーし! 音猫は自己紹介したんで、次はそっちの番ですよ!」

そんなことを考えていたら、目の前で音咲さんが猛烈にアピールしていた。

片手どころか、両手を上げて。

……なんだろ、本当に不安に思ってるのかな?

羽留「ボクは……【超高校級の書道家】、羽留白雪だよ」

音咲「ぼ、ぼ、ボクっ娘ですとー!」

音咲「こんな可愛らしい着物を着ているのに、ボクっ娘……!」

音咲「ダメっす! 音猫のハートを打ち抜いちゃダメです……同性同士なのにっ!」

音咲「萌える……萌えちゃいます!」

確かに、ボクの姿としゃべり方には少しギャップがあるかもしれない。

透き通るような桃色の髪をサイドテールにまとめて、桜のリボンで止めているし。

桜をあしらった桃色の着物は、どちらかと言えばおしとやかな雰囲気を相手に与えると思う。

だからかな……たまに、音咲さんのような反応をされることもあったりする。

音咲「白雪ちゃんは、音猫の心をずきゅーん! と射止めて行くんですね……」

音咲「愛らしすぎます! 結婚しよ」

羽留「いや、いやいや……ぼ、ボクなんかよりいい人はいっぱいいると思うんだけど」

音咲「もしもーし、そもそも私達は同性ですよー?」

羽留「わ、わかってるよっ!」

ダメだ……このままいると、この子のペースに巻き込まれちゃいそうな気がする。

羽留「ぼ、ボク……他の人に挨拶してくるよっ!」

音咲「はいはーい! 後で女同士じっくりお話しましょー!」

……うぅ、テンションが高すぎてちょっと苦手かも。

生徒番号 5

【超高校級の放送委員】 音咲 音猫(おとざき ねね)
「いつもニコニコ、あなたの隣に流れる放送! を目指してまっす!」
身長 168cm 体重52kg 胸囲86cm
大きいアホ毛を持った銀髪のロングヘア チェック柄のスカートに、灰色のブラウス

情報・フラグ管理
【ハイテンション】一行のムードメーカー。常にハイテンションモード。
【オタクっ娘】二次元関係に詳しい。三次元の相手でも愛せるけど。
【国民的放送委員】国営放送のナレーションを務めたり、声優もする。正に国民的放送委員。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で特定の状態の時にイベントを起こす。

多分、彼女は普通の人なんだろうけど……!

ちょっとテンションが高すぎて困っちゃうかも。

いや、ムードメーカ0にはちょうどいいんだろうけど……。

さて、次は誰に話しかけようかな。


1. ブレザータイプの学生服を着て、メガネを掛けた少年。

2, チェック柄のミニスカートな制服を着ているテンションの高めな女子。

3. 部屋の隅でしゃがみこんでブツブツ言っている修道服姿の少女。

4. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

5. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。

6. 船室の壁に鼻を押し当てて、壁の臭いを嗅いでいる少年。

7. ぶつぶつと自分の世界に入りながら何かを考えているようにみえる、白衣姿の少女。

8. 赤い染みの出来た青白い白衣と、マスクをつけている男子。

9. 困ったように頭をかく、白い制服に白い帽子を被っている軽薄そうな少年。

10. 黒色の学ランに身を包み、白色の鉢巻を頭に巻いた小柄な少年。

11. 少しヒステリック気味に声を荒げる、モノクルをかけたスーツ姿の男性。

12. 部屋の端っこのほうで蹲っている、黒色のドレスを着た少女。


安価下1

>>37 あ、消し忘れちゃった。失礼、最安価します。

1. ブレザータイプの学生服を着て、メガネを掛けた少年。

2. 部屋の隅でしゃがみこんでブツブツ言っている修道服姿の少女。

3. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

4. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。

5. 船室の壁に鼻を押し当てて、壁の臭いを嗅いでいる少年。

6. ぶつぶつと自分の世界に入りながら何かを考えているようにみえる、白衣姿の少女。

7. 赤い染みの出来た青白い白衣と、マスクをつけている男子。

8. 困ったように頭をかく、白い制服に白い帽子を被っている軽薄そうな少年。

9. 黒色の学ランに身を包み、白色の鉢巻を頭に巻いた小柄な少年。

10. 少しヒステリック気味に声を荒げる、モノクルをかけたスーツ姿の男性。

11. 部屋の端っこのほうで蹲っている、黒色のドレスを着た少女。


安価下1

6

>>40 6. ぶつぶつと自分の世界に入りながら何かを考えているようにみえる、白衣姿の少女。



??「これは少しばかり困った自体になったのかもしれないかな」

??「メインイベントの前座としてあの音楽を鳴らされた時点で……」

??「あたし達はホール周辺に集められているわけだし……」

??「あたしの研究室がある区画からは離れてるわけで……」

??「ここに来る途中で見た限りだと、区画ごとに防火扉が降りているわけだから……」

??「研究室の薬品が勝手に使われていなければいいんだが……」

……何だろう? 白衣を着てメガネを掛けた女の人が何かぶつぶつ言っているみたいだけど。

……この船で起きていることを改めて分析しているのかな?

見た感じ、研究者みたいだし……研究以外には興味が無い感じなのかな?

??「もしテロリストに襲撃されているのだとすれば……」

??「薬品が奪われるのは社会的な問題だな……」

??「あたしの研究所が取り壊しとかになったらどうすればいいだろうか……」

羽留「えーっと……大丈夫?」

??「ひっ!? 未知なる侵略者か何かかな!?」

羽留「し、侵略者……?」

??「な、なんでもないさ! 気にしないでくれると助かる!」

えーっと、侵略者?

何だろう、慌てて訂正しているみたいだけど……?

??「い、今のは何でもないんだ! と言うか、突然話しかけるとか……」

??「せめてひと声かけて欲しかったところだね」

羽留「いや、声はかけたんだけど……」

??「そ、そうだったのか……」

??「ただ、用がなければそっとしておいてくれた方がよかったんだけどね」

羽留「自己紹介しようと思っただけ……なんだけどな」

もしかして、ボク何か気に触ることしちゃったのかな……?

それとも、やっぱり気が立ってるのかな……?

さっきも研究室がどうのこうのって言っていた気もしたし。

羽留「ごめん……そんな気分じゃなければ、今度改めてにするけど……」

??「そうか、まだ自己紹介もしていなかったな……」

??「あたしも不安なところがあったから、つい声を荒らげてしまった……すまないな」

少し気を落としたのか、彼女はボクのことを呼び止めてくれた。

やっぱり、どことなくいらいらしていたみたいだ。

??「あたしの名前は、水錫セレン」


水錫「【超高校級の科学者】などと呼ばれているよ」

なるほど、彼女が……【超高校級の科学者】である水錫セレンさんなんだ。

なんでも、ノーベル賞級の研究をしている研究グループの一員だとかって聞いた覚えがある。

今回のクルーズでは……確か、一般参加用のラボを開いているとかって……。

ボクの付人の子が言ってた気がするけど……。

羽留「ボクは羽留白雪……えっと、【超高校級の書道家】だよ」

水錫「羽留だな、きっちり覚えさせてもらったよ」

水錫「それと……もし、怪しい薬品を見つけたら……」

水錫「すぐにあたしに報告してくれると助かるね?」

船の中で怪しい薬品なんて見つからないと思うけど……。

でも、彼女の研究室から薬品が盗まれている可能性を考慮したら……。

うん、なにか見つけたらまずは彼女に判断を仰ぐようにしようかな。

生徒番号 6

【超高校級の科学者】 水錫 セレン(みすず せれん)
「ここの薬品はあたしの指示通りに使ってくれ? お姉さんとのお約束だ」
身長 174cm 体重57kg 胸囲94cm
黒く長い髪を無造作に伸ばしている クロのアンダーリムフレームメガネ 白衣

情報・フラグ管理
【薬品の知識】科学の薬品についての知識は、彼女の右に出るものはいない。
【研究者肌】何かに熱中すると、他の事への興味が疎かになる。
【おかしな言葉?】時折、おかしな言葉を口にすることがある?
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で、誰かから貰えるアイテムを渡す。

ふぅ……ようやく、普通のテンションで、普通に話せる人が。

でも、道からの侵略者ってどういう意味なんだろう……?

さて、次は誰に話しかけようかな?


1. ブレザータイプの学生服を着て、メガネを掛けた少年。

2. 部屋の隅でしゃがみこんでブツブツ言っている修道服姿の少女。

3. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

4. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。

5. 船室の壁に鼻を押し当てて、壁の臭いを嗅いでいる少年。

6. 赤い染みの出来た青白い白衣と、マスクをつけている男子。

7. 困ったように頭をかく、白い制服に白い帽子を被っている軽薄そうな少年。

8. 黒色の学ランに身を包み、白色の鉢巻を頭に巻いた小柄な少年。

9. 少しヒステリック気味に声を荒げる、モノクルをかけたスーツ姿の男性。

10. 部屋の端っこのほうで蹲っている、黒色のドレスを着た少女。


安価下1

2で

>>46 2. 部屋の隅でしゃがみこんでブツブツ言っている修道服姿の少女。
後、>>45の道からの侵略者は、未知からの侵略者の誤変換……。



??「うぅ……帰りたいんですけど……」

??「しかばねは……こんな面倒なクルーズに参加したくなんかなかったのに……」

??「と言うか、働きたくないんですけど……」

??「あうぅ……神様、助けてください……」

??「あぅ……でも、私お祈りは嫌いなんですけど……」

こ、今度はまたネガティブな子だね。

服装から考えれば、恐らく神職の人だとは思うんだけど……。

紺地に白いラインが入ったフード付きの修道服。白いラインに金色の十字架。

うん、多分……彼女はキリスト教関係者だよね?

何というか、ものすごい不敬な言葉が聞こえたような気がするけど。

??「……な、なんだか変な目で見られている気がするんですけど……」

羽留「ご、ごめんね……別に、そんなつもりじゃなかったんだ」

羽留「自己紹介、してなかったな、と思って……」

じっと彼女のことを見ていたからか、少しばかり不信感を持たれてしまったみたいだった。

別に変な思いがあって見ていたわけじゃないから、用件は単刀直入に済ませよう。

??「……大和撫子、なんですけど……」

??「す、少し羨ましいような……でも努力とか面倒なんで……」

羽留「……ど、どうしたの?」

??「あぅ……別に、なんでも、ないんですけど……」


鹿跳「しかばねは……【超高校級の聖職者】、なんですけど……」

鹿跳「あぅ……本名は、鹿跳萌……なんですけど……」

【超高校級の聖職者】の鹿跳さんは、確かヨーロッパのキリスト教会で女性司祭として活躍する聖職者の中のエリートだ。

来年には、本来なら年齢的になることの出来ない司教への就任すらも決まっていると言われている。

理由はよくわからないけど、教皇に位置する人の高い評価を受けていたり、地域の住民から慕われているらしい。

……だから、なのかな? 今回のクルーズでは、出張教会のまとめ役として彼女が派遣されることになったらしい。

鹿跳「……私は自己紹介したんですけど」

羽留「あはは……ごめんごめん、ボクは【超高校級の書道家】の羽留白雪だよ」

鹿跳「……正直、その一人称は似合っていないと思うんですけど……」

羽留「そ、そうかな……? ボクとしては普通だと思うんだけど……」

……今まで、この一人称で過ごしてきたから、似合うのか似合わないのか……ちょっと麻痺してるのかな?

物心ついた時から使ってる一人称だから……似合っていないと言われるとちょっと傷つく。

鹿跳「あぅ……別に、悪い意味で言ったわけじゃないんですけど……」

鹿跳「ただ、折角可愛らしいのに……どうしてボクなのかと、思っただけで……」

羽留「え……う、うん。ごめんね、気にしてるわけじゃ……ないんだけど」

鹿跳「悪いのは私の方なんですけど……」

鹿跳「デリカシーが足りなかったんです……」

ボクがちょっと困った表情を浮かべたからかな……なんだか悪いことしちゃったみたい。

……それにしても、可愛らしい、かぁ。

……言われても、あんまり嬉しくないんだけどなぁ。

鹿跳「あぅ……しかばねとの用事はもう、終わりですか?」

羽留「あ、うん。ボクも他の人に挨拶してくるから……」

鹿跳「そ、それじゃあ……私は、端っこのほうでじっとしてるんですけど……」

そう言って、鹿跳さんは部屋の端っこの方にいってしまった。

だ、大丈夫かな……? 体調不良とかじゃなければいいんだけど……。

生徒番号 7

【超高校級の聖職者】 鹿跳 萌(しかばね もえる)
「しかばねは……働かないですむなら、ここで過ごしてもいいんですけど……」
身長 158cm 体重49kg 胸囲78cm
ブロンズの肩まで長さの髪 紺地に白ラインのフードが付いた修道服

情報・フラグ管理
【面倒くさがり】できることなら働きたくない。動きたくない。壁際でじっとしてたいんですけど。
【ネガティブ気質】物事を悲観的に捉えがちなところがある。
【お祈り嫌い】別に祈ったところで神様は何も与えてくれないんで、がモットー。あ、でも神様は信じてます。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で、誰かから貰えるアイテムを渡す。

鹿跳さん……船酔いとか体調不良じゃなければいいんだけど……。

ちょっと心配だなぁ……大丈夫かな?

……うーん、でもさっきの様子だと風邪とかでもなさそうだけど……?

それじゃあ、次は……。


1. ブレザータイプの学生服を着て、メガネを掛けた少年。

2. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

3. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。

4. 船室の壁に鼻を押し当てて、壁の臭いを嗅いでいる少年。

5. 赤い染みの出来た青白い白衣と、マスクをつけている男子。

6. 困ったように頭をかく、白い制服に白い帽子を被っている軽薄そうな少年。

7. 黒色の学ランに身を包み、白色の鉢巻を頭に巻いた小柄な少年。

8. 少しヒステリック気味に声を荒げる、モノクルをかけたスーツ姿の男性。

9. 部屋の端っこのほうで蹲っている、黒色のドレスを着た少女。


安価下1

>>52 9. 部屋の端っこのほうで蹲っている、黒色のドレスを着た少女。


??「私をこのようなところに閉じ込めるとは命知らずな人間もいたものだ」

??「私が誰か知らないで誘拐したのだとしたら、ご愁傷様としか言えないな」

??「今頃、私のファミリーが必死に探しているだろうさ」

??「……探している、よな?」

??「探してなかったらどうしよう……」

??「ふぇう……なんで私がこんな目にぃ……」

部屋の端のほうで、蹲っている少女を見つけた。

彼女は、どうやらここに揃っている人の中で、一番背が低いようだった。

??「わ、私のことなんてどうでもいいって……思ってないよね」

??「い、いつか助けに来てくれるって……ふぇう……」

そして、彼女はどうやら泣いているようだった。

もしかすると、背が低いことから考えるに、まだ子供なのかもしれない。

突然こんな場面に巻き込まれるなんて、だれだって泣きたくなるものだ。

……その気持もわからなくはない。

羽留「えっと……君、大丈夫?」

??「な、なな……!?」

??「大丈夫に決まっている!」

??「わ、私が誰か知らないなんて言わせないぞ……!」

羽留「そ、そんな勢い良く立ち上がったら……!」

??「あぐっ!? い、痛いよぉ……」

羽留「……テーブルの下で蹲っているのに、突然立ち上がるからだよ……」

テーブルに頭をぶつけて、今度は頭を抑えて蹲る少女。

せっかく途切れたはずの涙も、頭をぶつけたことで再び出てきてしまったようだった。

ボクは、持っていたハンカチをすぐそこの水道で濡らして彼女に渡す。

??「あ、ありがと……」

羽留「ううん、頭、おもいっきりぶつけてたけど大丈夫?」

??「私は強いから大丈夫……うぅ、いたぁい……」

羽留「えっと……無理、しないでね?」

??「そうもいかないのよ……私は、強くなきゃいけないから……」

??「私の名前は……劉鈴音」


劉「『超高校級のマフィア』……なんだから!」

【超高校級のマフィア】の劉さんと言えば、中国マフィアの跡継ぎなんだっけ。

確かに、今回のクルーズの警備は彼女の属する中国マフィアが警護にあたっているんだった。

警備会社とかよりも、未来機関に属するマフィアだったり極道組織だったりの方が、

安全かもしれないってのは未来機関の判断だって聞いたことがある。

それにしても……こんな可愛い子がマフィア……?

見た感じ、まだ小学生って言われても納得できちゃうんだけど。

劉「……わ、私は一応これでも高校生なんだからな」

劉「……あんまり舐めてると、ファミリーに頼んで太平洋の底に沈めるぞ」

羽留「それはかんべんして欲しいかな……」

劉「冗談に決まっているだろう。私に優しくしてくれた貴様にそんなことはしないさ」

劉「……で、だ。私は肩書も名前も教えたんだから、貴様も自己紹介をしてくれないか?」

あ……そうだった、ボクはまだ自己紹介してないんだったね。

羽留「ボクは……」

劉「『超高校級の書道家』の羽留白雪、だろう?」

劉「護衛対象の名前くらい知っているに決まっている」

羽留「……」

劉「こ、こらっ! 無言で頭をぐりぐりするな!」

劉「痛いっ! 痛いっ!」

劉「いたいよぉ……白雪、ひどいよぉ……」

人がせっかく自己紹介しようとしていたのに、勝手に遮るからだよ。

……まぁ、彼女の反応が可愛かったってことは、否定出来ないんだけど。

生徒番号 8

【超高校級のマフィア】 劉 鈴音(らう りんしぇん)
「わ、私にそんなことしていいと思って……ふぇう……なんで叩くの……?」
身長 132cm 体重38kg 胸囲70cm
茶色い髪を短く切りそろえたボブカット 黒色の洋物ドレス

情報・フラグ管理
【泣き虫】基本的に泣き虫。痛いのはダメ。
【怖がり】基本的に泣き虫。怖いのもダメ。
【庇護対象】周囲の人から、守られるべき存在として認知されやすい。愛され対象。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で特定の状態の時にイベントを起こす。
【死亡フラグ回避方法】特定の人物のクロフラグを折り、その人物の協力を取り付ける。

劉さん、からかうと可愛いタイプの子だよね。

なんというか、子供が背伸びして、大人の真似をしているような……微笑ましさ?

それはともかく、残りの人とも挨拶しておこう……。


1. ブレザータイプの学生服を着て、メガネを掛けた少年。

2. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

3. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。

4. 船室の壁に鼻を押し当てて、壁の臭いを嗅いでいる少年。

5. 赤い染みの出来た青白い白衣と、マスクをつけている男子。

6. 困ったように頭をかく、白い制服に白い帽子を被っている軽薄そうな少年。

7. 黒色の学ランに身を包み、白色の鉢巻を頭に巻いた小柄な少年。

8. 少しヒステリック気味に声を荒げる、モノクルをかけたスーツ姿の男性。



安価下1

??「こんなところで立ち止まっている場合じゃないよね……!」

??「そうだよ、こんなところで立ち止まっていたって……」

??「きっと何も始まらないんだから!」

??「そう、勇気を出して……元気を出して……!」

??「僕にしか出来ないことがきっとあるはず……!」

??「頑張れ、頑張れ僕!」

??「ふ、フレーフレー、皆!」

白い鉢巻をまいたボブカット姿で、学ランをしっかりと着込んだ少年の姿が目の端に映った。

どうやら彼も巻き込まれた一般人のようだった。

額には玉のような汗が浮かんでいることから、必死に恐怖を押し殺しているんだろうけど……。

??「ぼ、僕は怖がったりしない……!」

??「お、男の子だもん……こんなところで負けちゃダメ……!」

羽留「えっと……君、大丈夫?」

??「わひゃあっ!?」

羽留「ひゃうっ!?」

??「ご、ごめんね。ちょ、ちょっと驚いて声を張り上げちゃっただけだったから」

凛と響くハスキーボイスから、突然甲高い悲鳴に変化した彼の声に、ボクは驚いて尻餅をついてしまった。

そんなに驚かせるつもりはなかったんだけど……どうやら、彼はあまり周りのことまで目に入っていなかったようだ。

??「あ、まだ自己紹介してなかったよね?」

??「もしかすると、船員名簿で知っているかもしれないけど……」

??「僕は勝常小笛って言うんだ」


勝常「他の人からは、『超高校級の応援団』って呼ばれてるみたい」

『超高校級の応援団』である勝常君は、現役の高校生ながら有名国立大学の応援団長を務めたこともある実力派らしい。

各地の応援部に遠征をしては、特訓をしているとかって聞いたこともある。

今回のクルーズでは、本日の夜に予定されていたセレモニーの中で応援団座長を務めることになっていたはずだ。

でも、まさか応援団の団長がこんなに小柄な男の子だとは思いもしなかった。

もっと、もっと屈強なお事の人を想像していたんだけど。

羽留「えっとボクのことは……」

勝常「超高校級の書道家、羽留白雪さんでしょ?」

勝常「さっき自己紹介しているの聞いちゃったんだ」

羽留「いや、知っているなら別にいいんだけどね……」

羽留「応援団ってことは、やっぱりあの体育会系な感じなの?」

勝常「僕はどっちかっていうと、苦手なんだけどね」

勝常「見ての通り、僕は華奢な方だから……さ」

そう言って、勝常君は儚げに笑った。

あどけない笑顔が、やや幼さの残った姿と相まって保護欲を掻き立てる。

勝常「羽留さんは、あれだね……」

羽留「……?」

勝常「チアリーダーの服が似合いそうだなって」

羽留「え……?」

勝常「あ、あ! へ、変な意味じゃなくってね!」

勝常「僕は君と一緒に応援してみたいなって……」

勝常「って、これじゃナンパだよね!? ごめん!」

羽留「え、あ……うん?」

取り敢えず、勝手にドツボにはまっちゃうタイプの人だってことは分かった。

おっちょこちょいで可愛いかもしれない。

……あと少し背が低ければ、ボクが二番目に背が低いなんてことにならないで済んだんだけどな。

生徒番号 9

【超高校級の応援団】 勝常 小笛(かちどき こてき)
「ぼ、僕は負けないよ……男の子だから……!」
身長 143cm 体重47kg 胸囲75cm
黒色のボブカットに白い鉢巻 黒い学ラン姿

情報・フラグ管理
【応援団長】一行が沈みそうな時こそ真価を発揮する。何とか皆を明るくしようと頑張る。
【天然?】時折、言いたいこと言っていること、やりたいこととやっていることがちぐはぐになることがある。
【凛と通る声】華奢で小柄だが、声がよく通る。声で人を制することもできる。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で彼に対して、特定の話題を振る。
【死亡フラグ回避方法】特定の部屋を使えるようにする。

さすがに時間も時間なので、まだ全員の自己紹介まで終わっていないけど今日はここまで。

こちらの自己紹介続きは夜に行う予定です。

では、一度ここまでで……頑張って日常パートを濃くして行くぞー!(抱負)

こ、コロシアイとか本当にどうもでいいんですけど……殺人とかむーりぃー……
どうも、もりくぼをプロデュースしている>>1です。
前作がまゆ、今作は森久保、>>1の好きなキャラは他に日菜子とか……どうでもいいな、うん。

さて、15分後に再開します。自己紹介までは本日中に更新を終えたいからね。
キャラの創案まとめは、自己紹介後にでも。
今作は名前を考えるのに時間をかけたこともあったり……ね、才能からわかりやすく名前にしているけれども。

では、更新を再開します。

勝常君か……やっぱり、他の人が冷静だったりなんだったりしすぎているからか……

あれくらい取り乱すのが普通だよね?

一緒に脱出できればいいんだけど……。

他の人にも話をかけてみようかな。


1. ブレザータイプの学生服を着て、メガネを掛けた少年。

2. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

3. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。

4. 船室の壁に鼻を押し当てて、壁の臭いを嗅いでいる少年。

5. 赤い染みの出来た青白い白衣と、マスクをつけている男子。

6. 困ったように頭をかく、白い制服に白い帽子を被っている軽薄そうな少年。

7. 少しヒステリック気味に声を荒げる、モノクルをかけたスーツ姿の男性。

安価下1

??「なんで展示場への通路に鍵がかかってるんだ……」

??「あの展示場には、僕が世界中から集めたお宝が展示されてるのに……」

??「と言うか、テロリスト達によって破壊されたりしてないよな……」

??「あれが事故だったとしたら、クルーズを企画したところに賠償金を……」

??「いや、でも……僕が展示したものは世界に一つしかないものだけだし」

??「……あぁ、早く展示場に行って無事を確かめたい……!」

あっちの方で唸っている男の子は誰なんだろう……?

ブレザータイプの制服を着ている姿からは、特にどんな才能なのか判断がつかないところだけど。

……あ、でも、必ずしも才能を持っている、ってわけじゃないんだよね。

??「……なんだよ、僕に何か用かよ」

??「僕はね……早くお宝を取りに戻らないと……」

??「……ん、なぁ」

羽留「な、何? ボクは自己紹介しようかと……」

??「君、書道家の白雪姫かな?」

……あれ、この人ボクのことを知っているのかな?

羽留「うん、そう呼ばれていたりもするんだけど……」

??「そうか、君があの書道家の羽留白雪か……」

??「突き放すような言い方をして悪かったな……」

??「僕は古宝廿楽……」



古宝「【超高校級のコレクター】なんて呼ばれているよ」

【超高校級のコレクター】の古宝廿楽といえば、数多くの個展を開く世界的に有名なコレクターのはずだ。

ボクも書道家の端くれとして名前は知っている。菟集家として有名な彼に集められるようになったら、

芸術家として一流であるとさえ言われ、その評判から【超高校級の鑑定士】とさえ言われているらしい。

今回のクルーズでも、もしかすると彼が個展を開いていたのかもしれない。

古宝「僕は、価値を理解できない人とは関わりたくない主義でね……」

古宝「君の書は本当に素晴らしいものだよ!」

古宝「君とは仲良くしていきたいものだから……よろしくね」

……うーん、気むずかしい人、なのかな?

少なくとも、悪い人じゃないとは思うんだけど……。

羽留「仲良くして欲しいけど……できれば、皆で」

古宝「それは恐らく難しいな。感性が違う人間同士じゃ仲良くも出来ないんだから」

古宝「……何より、僕は自分が大事にしているものを否定されたくないんでね」

羽留「大事にしているもの……?」

古宝「君の書も含めて、僕の集めてきたもの全てだよ」

古宝「ああいった芸術品は……本当に尊いものなんだよ」

古宝「……ああ、僕の個展が心配だ」

言いたいことは分からなくはないんだけど……。

……ちょっとモノに固執しすぎちゃってるのかもしれないね。

コレクターとしての性なのかもしれないけど……仲良く出来ないのは悲しいよ。

羽留「……もし、皆で仲良く出来るなら」

羽留「ボクが特別に書を一枚書くけど……」

古宝「……ふむ、善処するとしようかな」

ああ、やっぱりモノには釣られるんだ……。

生徒番号 10

【超高校級のコレクター】 古宝 廿楽(こだから つづら) 
「芸術品の価値も理解できない野蛮人とは話したくないね」
身長 172cm 体重53kg 胸囲80cm
薄茶色の中くらいの髪の長さ 灰色を基調としたブレザータイプの学生服

情報・フラグ管理
【菟集家】基本的に、貰えるものは何でももらう。どんなものの中に価値あるものが紛れているかは分からない。
【感性を大事に】自分と感性の違う相手とは極端に触れ合わないようにする。
【モノへの固執】特定の者に対して固執する傾向にある。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で特定の六種類のアイテムの内、半分を彼に渡す。

古宝君……きっと悪い人じゃないんだけど……。

ちょっと周りに壁を作ってしまいそうなところがあるよね。

皆で仲良く脱出できるように、頑張らないと……!

この調子で他の人にも話しかけていこうかな。



1. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

2. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。

3. 船室の壁に鼻を押し当てて、壁の臭いを嗅いでいる少年。

4. 赤い染みの出来た青白い白衣と、マスクをつけている男子。

5. 困ったように頭をかく、白い制服に白い帽子を被っている軽薄そうな少年。

6. 少しヒステリック気味に声を荒げる、モノクルをかけたスーツ姿の男性。

安価下1

6

>>82 6. 少しヒステリック気味に声を荒げる、モノクルをかけたスーツ姿の男性。
今回の16人は、76期~78期のどこかだから幸運枠は既に出ているということで、幸運はいません。


??「吾輩がこのような下賎な場所に閉じ込められるとは……!」

??「正に、正に世界の損失に違いありませぬ!」

??「吾輩がこの船にいる間にも、世界には数多のワインが生まれているというのに……!」

??「幾星霜を経て出来上がったワインの味わい深さを……よもや遠くに感じる日が来ようとは……」

??「吾輩が生まれてきてから、未だかつて無いほどの大問題に違いがありませぬ」

??「ズヴァリ、絶体絶命だということ!」

??「なんたる、なんたる失態!」

モノクルをかけたスーツ姿の男性が、ややヒステリック気味に叫んでいるのが目に入った。

手には……コルクの栓と……ガラスの瓶?

彼の言葉から推察するに、入っていたのはワインだとは思うけれど……。

あれ、彼は高校生じゃないってこと、なのかな?

??「さあれ、そこの女児よ。我輩に何か聞きたいことがあるのではありませんかな?」

羽留「な、なんでそれを……?」

??「なあに、吾輩は名探偵であるからな。その程度の推察はお茶漬け前というものでしてな」

??「ズヴァリ、吾輩と自己紹介をしたいということではありませんかね?」

羽留「いや、まぁ……初対面だし、それくらいしかないとは思うけど」

??「なあに、そういうことの積み重ねから名探偵としての緞帳が開くというものです」

??「吾輩は小々鳥晴縞と言うものでして……」


小々鳥「『超高校級のソムリエ』をやっているのですがね」

『超高校級のソムリエ』の、小々鳥君と言えばワインだけでなく野菜やチーズなど

多岐にわたった品目のソムリエとして、名も知れていると聞く。

小々鳥君が高評価を与えたワインは、それだけで元値の数十倍にまで売買金額が跳ね上がると効くし、

彼の後押しするブドウ農園から作られるワインは、世界中のコレクターが数百万……

いや、数千万円をかけてでも手に入れたいとしている逸品らしい。

少なくとも、ボクは未成年だから、その辺りは良くはわからないんだけど。

小々鳥「吾輩も実は、未成年でありましてね」

小々鳥「本来であれば、ワインを飲むのは法律違反なのですよ」

羽留「え……じゃあ、どうして君はワインを……?」

小々鳥「やあれ、よくぞ聞いてくれましたな!」

小々鳥「吾輩の才能に免じて、なんと政府が特例を出してくれたのですぞ」

小々鳥「ソムリエとしての仕事を行うときは、酒を飲んでもいい、と」

……まぁ、酒屋さんにそのままの格好で行けば補導も何もされそうにないけど。

身長180は超えているんだろうな……長身で、見た目だけは格好いいのに。

しゃべり方とか諸々で損しているような気がするなぁ……。

小々鳥「正に正に、吾輩の舌が評価されていることの証左!」

小々鳥「ズヴァリ、政府は人を見る目があるということですな!」

……この仰々しいしゃべり方、ちょっとどころか凄いおかしい。

モノクルとかもそうだけど、中世の怪盗とかに憧れているのかな?

それにしても、ソムリエってことはきっと、それなりに名の知れたブドウの産地とかの出身なんだろうな。

羽留「えっと、出身地とかはどこなんですか? フランスとか……」

小々鳥「栃木県です」

羽留「……え?」

小々鳥「栃木県の宇都宮市ですけど」

……あ、素に戻っちゃったってことは、聞いちゃいけないってことだったのかな。

ちょっと悪いことした気がする……。

生徒番号 11

【超高校級のソムリエ】小々鳥 晴縞(こことり はれじま
「我輩を欺こうとは不届き千万! とても許されるものではありませぬぞ!」
身長 188cm 体重65kg 胸囲84cm
金色の短髪 モノクルをかけたスーツ姿

情報・フラグ管理
【自信家】自分が外に出れないことは社会の損失だと信じてやまない。
【名探偵?】自身を名探偵であると自称する……ものの、どちらかと言えば迷探偵。
【生粋の日本人】フランス出身に見える格好をしているが、出身は栃木県。好物は餃子。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で特定のアイテムの情報を聞いて、そのアイテムを手に入れて渡す。

小々鳥君は、どうやらキャラを作っているみたいだね。

……でも、どうしてあんなキャラなんだろう?

何かコンプレックスでも抱えていたりするのかな……?

さて、残りの人にも挨拶しておこう!


1. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

2. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。

3. 船室の壁に鼻を押し当てて、壁の臭いを嗅いでいる少年。

4. 赤い染みの出来た青白い白衣と、マスクをつけている男子。

5. 困ったように頭をかく、白い制服に白い帽子を被っている軽薄そうな少年。

安価下1

3

>>89 3. 船室の壁に鼻を押し当てて、壁の臭いを嗅いでいる少年。



??「んー……、僕の鼻がおかしくなったわけじゃなければ……」

??「やっぱり、この船からは硝煙と血の臭いがする」

??「今回のことはやっぱり、テロ……?」

??「誰かが必死に隠しているかのようにかすかにしかしないけど……」

??「他の乗客がいなくなったことを考えると、その線が自然な気もするね……」

背の低い少年が、船室の壁に顔を押し当てて何かを嗅いでいるのが見えた。

……何だろ、何かを考えているみたいだけど。

??「わわっ、へ、変なところを見せちゃったね」

羽留「いや、それはいいんだけどね……」

羽留「何しているところだったのかな、って思ってさ」

??「あ、えっとね……船の中に残っている臭いを嗅いでいたんだ」

??「微かに船内に火薬の臭い……それに、こびりついた血の臭い」

??「普通の人にはまずわからないレベルの微かなものだけど」

??「僕の鼻はごまかせないんだよね」

……鼻ってことは、そういった才能を持っているってことかな?

うーん、ボクにはたしかに何の臭いも感じられないけど……。

??「あ、自己紹介がまだだと何言ってるの、って思われるよね?」

??「えへへ、僕は羽生薫って言うんだ」


羽生「【超高校級の調香師】だから、よろしくね」

【超高校級の調香師】、羽生薫。おしゃれに興味が無いボクはあまり詳しくないけど……

確か、世界的にも有名な香水ブランド、羽生コレクションを作っている人だったかな?

ボクは香水とかそういった類はつけることがないから、よく知っているわけじゃないんだけど。

羽生「一応、今回のクルーズでは香水の新作を発表したんだけど……」

羽生「興味なかったかな……?」

羽留「あ、えっと……うん。ボクは【超高校級の書道家】羽留白雪……」

羽留「あまりおしゃれとか興味がなくて……」

羽生「勿体無いよ! 羽留さん、折角可愛いんだから……!」

羽生「香水とかも含めて、しっかりと着飾ったほうがいいと思うよ!」

……うー、可愛い、のかな?

正直、そこはコンプレックスしかないんだけど……。

羽生「あ、あれ……気にしてることだったかな?」

羽生「ごめんね、僕一人で舞い上がっちゃって……」

羽留「あ、そんなつもりじゃなかったんだけど……」

ちょっと、気まずくなっちゃった。

……彼に、悪気があるわけじゃないのは分かっているんだけど。

羽生「そうだ! 折角だから、僕が作った新作の香水をあげるね」

羽生「まだモニターやってないから、後で感想を聞かせてほしいな」

羽生「テーマは……」

羽留「テーマは……?」

羽生「花かおる春の訪れってことで、桜を中心に添えてみたんだ」

羽生「おしゃれとかに興味がなくてもワンポイントで合うと思うんだ」

そこまで考えて渡してくれるなら……受け取らないほうが失礼だよね?

折角だから、少しだけ使ってみようかな?

羽留「あ、後で……使ってみるね?」

羽生「うん! 気が向いた時でいいからね!」

……期待されるような眼差しを向けられたら、断れないよ。

それに……桜なんて。

……本当に、ボクにぴったりなんだから……。

生徒番号 12

【超高校級の調香師】 羽生薫(はぶ かおる)
「あ! 昨日渡した香水をつけてくれたんだね!」
身長 145cm 体重42kg 胸囲71cm
ちょっと長めの黒髪 黒いブレザータイプの制服

情報・フラグ管理
【気配り上手】相手のことを思いやって行動ができる。
【鼻が敏感】才能と職業柄鼻が敏感で、どんな微かな臭いにでも反応できる。
【臭いが苦手】鼻が敏感であるからこそ、臭いものは苦手。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】特定のアイテムを常時持ち歩いておく。

羽生君はどうやら、ボクに気を使って香水をくれたみたいだね。

うーん、折角もらったんだしつけてみたほうが……よろこばれる、のかな?

この調子で、残りの人にも挨拶しておこう!


1. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

2. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。

3. 赤い染みの出来た青白い白衣と、マスクをつけている男子。

4. 困ったように頭をかく、白い制服に白い帽子を被っている軽薄そうな少年。

安価下1

>>96 3. 赤い染みの出来た青白い白衣と、マスクをつけている男子。



??「血液の臭いがするのは確かのようだな……」

??「ただ、問題なのは……」

??「どこに怪我人がいるかということだ」

??「怪我をしている人間がいるのであれば……」

??「俺が治療しに行く必要があるのだが」

??「いや、そもそも治療のための医務室に行けないのが問題だったな……」

少し赤い染みの付着した青白い白衣を着て、白色の医療用マスクをつけている人と目があった。

……いや、正直、目を合わせてはいけない気がする。

あの赤い染み……間違いなく、血液、だよね?

??「……医務室に辿り着ければ、大量にいるであろう患者を」

??「なんとか救い出す方法もありそうなんだが……」

??「問題なのは、医務室や研究室、個展会場であるギャラリーなどの」

??「ほとんどの部屋を使うことが出来ない、ということか……」

羽留「……その話、本当なの?」

でも、興味深い話をしていたとあったら、聞かないといけないよね。

現状を把握するのと一緒に、自己紹介もさせてもらったほうがいいとおもうし。

??「……む、お前は……?」

??「いや、まずは自己紹介だな?」

??「俺は朝神。朝神輝仁……」


朝神「【超高校級の執刀医】だ、宜しくな?」

……執刀医、ってことはお医者さんってことかな?

【超高校級の執刀医】と言うと、確か……闇医者として活躍している……?

いや、ゴーストドクターだったっけ? 本来の執刀医に代わって手術を行う……。

どちらにしても、彼の才能は医療系だったってことが、あの赤い染みの理由だったんだね。

羽留「ボクは【超高校級の書道家】の羽留白雪……」

羽留「ちょっとこわい人だと思ったけど……」

羽留「いい人っぽくてよかったよ……」

ボクの言葉に納得がいったのか、朝神君はなるほど、と呟いて全身を見下ろした。

ボク達は、血液がかかわる世界とは無縁に生きてきているから、ちょっと刺激が強すぎる。

朝神「俺の白衣は、手術中に付着した血液が付着しているからな」

朝神「血に慣れていない者には刺激がありすぎたな」

朝神「少しばかり配慮がなかった……すまないな」

羽留「あ……べ、別にそういうわけじゃないんだけど」

朝神「気にしなくてもいい、配慮が足りないのは事実だ」

朝神「ただ、着替えがないので暫く我慢してもらえると助かる」

……ああ、今一番の問題はそこかもしれない。

ボク達は、替えの服を持っていない。

正確には持ってはいるものの、無事である保証がない。

朝神「……迷惑をかけるとは思うが、よろしく頼むぞ」

羽留「うん、こっちこそよろしくね……」

朝神君は、壁際まで歩いて行くと……

そのまま、壁を背にして眠ってしまったのだった。

生徒番号 13

【超高校級の執刀医】 朝神輝仁(ともがみ てるひと)
「……怪我か? 火傷でも擦り傷でも遠慮なく言ってくれて構わないからな」
身長 192cm 体重70kg 胸囲85cm
黒い短髪 青白い手術用の帽子、血のついた青白い白衣、医療用のマスク

情報・フラグ管理
【患者優先】怪我人や病人はいる場合、なによりも優先してその人物の面倒を見る。
【ゴーストドクター】外科医の代わりに手術を行う、ゴーストドクターとして知られている。
【医務室の主】怪我だけでなく、内科や皮膚科などの分野にも精通する医療のスペシャリスト。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】ある施設を解放して、そこで特定のイベントを起こす。
【死亡フラグ回避方法】あるイベントを起こし、特定の仲間と協力する。

朝神君は、ちょっとこわい見た目だから怖い人かと思ったけど、そんなことなくてよかったよ!

むしろ、面倒見がいい兄貴肌なんじゃないかな?

……なんというか、一緒にいて安心できそうな人だなぁ。

そろそろ、自己紹介していない人も減ってきたね……


1. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

2. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。

3. 困ったように頭をかく、白い制服に白い帽子を被っている軽薄そうな少年。

安価下1

>>102 3. 困ったように頭をかく、白い制服に白い帽子を被っている軽薄そうな少年。



??「あー、やっちまったかな……」

??「これがバレたらクライアントから大目玉だ……」

??「うあー、勘弁して欲しいところだよな……」

??「まさか自動操行に切り替えたところで」

??「こんな事件に巻き込まれるなんてな……」

??「うえ、面倒臭いことこの上ねーわ……」

白い帽子と白い制服を着ている男の人がどことなく面倒くさそうに頭を掻いていた。

帽子に付いているマークから考えるに、何か船に関わる才能……なのかな?

??「やべーよな……? 退学とかになったらどうすっかな……」

羽留「あのさ……えっと、どうしたのかな?」

??「ん……いやさ、ちょっとしくじったかもしれないなと思ってな……」

??「ま、あんまり気にしても仕方ねーしな……」

さっきまで苦虫を噛み潰したかのような顔をしていた彼だったけど、

ボクが話しかけた途端、随分とスッキリした表情をこっちに向けてきた。

??「俺、沖南海里って言うんだ」


沖南「【超高校級の航海士】ってことで、この船を任されてる立場ってところだな」

【超高校級の航海士】といえば、この船の全権を任されていた船長か何かだった気がする。

この船が、希望を世界に振りまくために作られたからなのか、

船長から端々の責任者に至るまで、基本的には超高校級の才能を持つ人間が務めている。

沖南君は、その中でも、船のことについて一番良く知っている……。

言ってしまえば、この船のエキスパートってところになる。

……ちょっと、軽薄そうだけどね。

羽留「ボクは【超高校級の書道家】の、羽留白雪」

羽留「暫くお世話になりそうだし……宜しくね?」

沖南「オッケー、白雪ちゃんだな?」

羽留「……ちゃ、ちゃんなんだ……」

ちょっと複雑だな……、「ちゃん」付されるなんて。

できれば、こう……いや、無理なことを望むのは辞めにしておこう。

沖南「一応この船のことで何か質問とかあれば俺に聞いてくれよな」

沖南「っても、管制プログラムが乗っ取られているみたいで」

沖南「船の自由がきいているわけじゃねーんだ……」

沖南「入れないところがあったりとかしてるからな」

沖南「危険はない……とは思うんだが」

……まぁ、軽薄そうに見えるけど、ちゃんと色々と考えてくれているみたいだね。

彼なりに、責任を取ろうとはしているみたいだけど。

沖南「それでさ、よければこの後一緒にお茶したりしない?」

羽留「え、遠慮しとく……」

いや、やっぱりただの女好きなのかも知れない、この人。

生徒番号 14

【超高校級の航海士】 沖南海里(おきなみ かいり)
「暇ならこの後、俺とカフェでお茶でもしようぜ、な?」
身長 174cm 体重58kg 胸囲78cm
茶髪の中くらいの髪の長さ 白い帽子に白い制服

情報・フラグ管理
【女好き】女性のことが好きで好きでたまらない。女性に見えれば、誰にでも声をかける。
【ナンパ体質】女性だと思う相手には積極的に声をかける。ナンパにも見えてしまう。
【意外と真面目】軽薄な言動から勘違いされやすいが、根は真面目な好青年。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】特定のアイテムを常時持ち歩いておく。

沖南君は、ちょっと軽薄そうに見えたけど……それでも、しっかり周りのことはみてくれているみたいだね。

この船の責任者って言っていたし……やっぱり、思うところがあるみたい。

思うところ……ある、んだよね?

……気を取り直して、次は誰に話しかけようかな。


1. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

2. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。

安価下1

2

>>107 訂正 黒フラグ回避方法を直し忘れてしまっていました。

生徒番号 14

【超高校級の航海士】 沖南 海里(おきなみ かいり)
「暇ならこの後、俺とカフェでお茶でもしようぜ、な?」
身長 174cm 体重58kg 胸囲78cm
茶髪の中くらいの髪の長さ 白い帽子に白い制服

情報・フラグ管理
【女好き】女性のことが好きで好きでたまらない。女性に見えれば、誰にでも声をかける。
【ナンパ体質】女性だと思う相手には積極的に声をかける。ナンパにも見えてしまう。
【意外と真面目】軽薄な言動から勘違いされやすいが、根は真面目な好青年。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で特定のイベントを見てから、特定のアイテムを渡す。

>>108 2. 三角巾を被って、エプロンを付けたままチョコレートを頬張っている少女。


??「……あれから、随分時間が経っちゃっているみたいだし」

??「夕食につける甘味は作りなおさないといけないかな……?」

??「はぁ……折角、私が作ったっていうのに、人様に出せないのが残念ね」

??「ま、私がプライベートで消費すれば問題……ないよね」

??「結局、甘いモノが一番!」

??「んー、甘い! 超、超最高っ!」

……あ、三角巾を被っている女の人が、エプロンのポケットから取り出したチョコレートを口に頬張ってる。

チョコレート一つ食べて、頬を抑えて頭を振ってる……。

可愛らしい赤のチェック柄のエプロンに、白い前掛けという姿は……きっと、食品関係の才能の持ち主だね。

??「……ん? アンタも私のチョコが食べたいの?」

??「仕方ないわね……」

??「私の作った超甘いチョコレートの魔力にとりつかれない女の子はいないって訳よ!」

ボクに気付いたらしい少女は、一つのチョコレートをくれた。

えーと……天栗ブランド? って、あの天栗ブランドっ!?

??「あ、自己紹介してなかったわね」

??「私の名前は、天栗胡桃……」


天栗「超、【超高校級のパティシエ】って訳よ!」

【超高校級のパティシエ】……天栗胡桃。あんまりそういう業界に詳しくないボクでも名前を知っている超有名人。

彼女の立ち上げた天栗ブランドは、全ての女性を虜にするとさえ言われ……

バレンタインデー前には、男性へのプレゼント用に一日で億単位の売上を誇るとさえ言われている。

食にうるさいフランスに本店を持ち、世界各国に五桁を越える店舗を出店する経営者でもある。

しかも、パティシエでありながらチョコレートや冷菓子、ジャムに和菓子まで手がける本格派。

……かく言うボクでさえ、天栗ブランドのチョコや大福は家に欠かせない存在にすらなっているくらいだし。

天栗「ふふん、驚いてくれるのは嬉しいけど、自己紹介してもらっていい?」

羽留「あ、ごめん! ボクは、【超高校級の書道家】の羽留白雪……」

羽留「天栗ブランドのチョコと大福は大好物なんだよー」

多分、彼女は天栗ブランドの代表として今回のクルーズに呼ばれたんだろうけど……。

このクルーズに参加してよかったなぁ……。

毎日のように、天栗さんの作ったお菓子が食べれるなんて。

砂糖は天敵? そんなのクソ食らえです。

天栗「着物だからそう言う感じの才能かと思ってはいたけど……」

天栗「和菓子専門店の看板とか書いてもらえたりしたら嬉しいって訳よ」

羽留「ボクで良ければ、引き受けるよ!」

羽留「と言うか、和菓子専門店を出すなんて初めて聞いたんだけど……」

天栗「このクルーズ中に発表したのよね……」

天栗「ついでに、和菓子は現在超研究中って訳よ!」

天栗「試食とか頼んじゃうから、そのつもりでよろしくね!」

……毎日、彼女の作ったお菓子が食べれるなんて。

こんなに嬉しいことがあっていいのかな……。

……テロリストに襲撃された可能性も捨てきれないけど、こんな出会いがあるなんて……。

幸運だった、って思っていいんだよね?


生徒番号 15 

【超高校級のパティシエ】 天栗 胡桃(あまくり くるみ)
「んー、甘いものっていいわね! 心が超癒やされるって訳よ!」
身長 154cm 体重49kg 胸囲83cm
金髪のゆるふわカール 赤い三角巾、赤いチェック柄のエプロン、白色の前掛け

情報・フラグ管理
【甘いもの好き】甘いモノは、人の心を癒してくれるがモットー。
【料理上手】お菓子にかぎらず基本的に料理は得意。お菓子の試食を頼むこともしばしば。
【女性の味方】彼女が作る甘いお菓子は、何故かどれだけ食べても太りにくいということで有名。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動での特定のイベントを起こす。

まさか、天栗ブランドを立ち上げた天栗さんと直接会えるとは思わなかったな。

これは思わぬ収穫だった気がする……!

ちょっとだけ、毎日の生活に希望が見えてきたね……!

えっと、後は……あの人だけ、だね。


1. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。

安価下1

1

>>115 1. 牡丹の絵柄が描かれた着物を着ている、物憂げな表情の女子。



??「……困ったのんな」

??「クルーズの期間は二週間だったはずだし……」

??「ここで長い間勾留されると……次の団体さんに間に合わないのん……」

??「ウチがいないと旅館も回らないし……本当困るん……」

黒地に牡丹の絵が描かれた着物を身にまとっている女の子が、物憂げな表情を浮かべていた。

綺麗な黒髪をポニーテールに纏めて、すらりとしたスマートさを醸し出しつつも……

どことなく残っている地方独特の言葉遣いが彼女の雰囲気を柔らかくしている気がする。

??「……あ、ごめんね」

??「まだ、自己紹介してなかったのんな?」

羽留「あ、いえ……ごめんね、気を使わせちゃったみたいで」

??「気にすることないのん」

??「ウチが人に気を使ってしまうのは、一種の職業病みたいなものだから」

羽留「えっと……職業病?」

??「ウチは、霧島鳴子って言うのん」


霧島「【超高校級の女将】として、このクルーズに参加してるのんな」

【超高校級の女将】……って言うと、確か今回のクルーズでは

客室全室のプロデュースから、世界各国のホテルマンへの教育までする係で呼ばれてるんだっけ。

霧島さん自身は、地方にある老舗旅館の大女将をやってるってきくけど。

確か、この船の一階にある十六個の部屋は彼女のアドバイスを元に作った

世界最高のやすらぎ空間を作り出してるんだよね。

……クルーズ中に泊まるとなると軽く億単位のお金が吹っ飛ぶ、とか聞いたけど。

そういった客層向けなのかな? ちょっと前には、【超高校級のギャンブラー】がチケットを購入した、とかなんとか。

……でも、そう考えると、この船に一番貢献しているのは霧島さんなのかもしれないね。

……ボクは、書道教室開いてるだけだし。

羽留「ボクは、【超高校級の書道家】の、羽留白雪だよ」

羽留「よろしくね、霧島さん」

……あれ?

霧島さんの反応がないな、と訝しんでいると、突然ボクは霧島さんに迫られていた。

霧島「サイン……」

霧島「サインが欲しいのんな!」

羽留「さ、サイン……?」

ど、どうしちゃったんだろう……?

ボクのサインなんかもらっても、嬉しくないだろうに。

アイドルとかギャルとかじゃないんだから……。

霧島「白雪姫の書は、ウチの旅館の部屋に必ず飾ってるのん!」

霧島「あの洗練された美しさに、ウチは虜になってしまったのん!」

霧島「このクルーズに参加して本当によかったのん!」

霧島さんの言葉に、ようやくボクは得心がいった。

確かに、和室を基調とした老舗旅館の女将さんであれば、ボクの書を飾る機会もあるだろう。

ボクが書いたものは、一枚数百万円からで取引されるほどのものらしい。

各国のコレクターに人気なんだそうだ。

羽留「そんなに喜んでもらえるんだったら……後で、特別に書道でサインしてあげるね」

霧島「か、か、か……」

羽留「か……?」

霧島「家宝にするん! ウチの家系で、代々の家宝にするん!」

そんな大げさな……って言いたかったけど、あながち冗談にも見えなかった。

……ボクの書が、心の支えになったりしているんだったら、それだけでも嬉しいことだけど。

こんなに喜んでもらえると……書道家冥利につきる、よね。

生徒番号 16 

【超高校級の女将】 霧島鳴子(きりしま めいこ)
「ウチは皆の笑顔を作りたいのん。それが女将の使命だと思うのんな」
身長 160cm 体重53kg 胸囲80cm
黒髪のポニーテール 黒地に牡丹の絵が描かれた着物

情報・フラグ管理
【料理上手】基本的にどこの国の料理でも手堅く作れる。実力は一級品。
【白雪姫のファン】白雪姫の異名を持つ白雪のファン。貰った書は家宝にするほど。
【客室プロデューサー】今回のクルーズで、客席のプロデュースを行っている。一泊の値段は数百万とも。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動での特定のイベントを起こす。

……さて、これで全員との自己紹介も済んだところだし、そろそろ船からの脱出方法についても考えないといけないよね。

一応、今はこの船も浮かんでいるわけだけど、多くの場所に防火扉が降りているから、その先がわからない。

医務室、実験棟、シアタールーム、バー、教会、展覧会場……。

船の多くの施設は利用できない状態になっている、ってことしかわかっていない。

防火扉の先がどうなっているのかも、他の乗員がどうなったのかも。

今のボク達に知るすべはなかった。

そんなときだった。

ピロリロリン、とボクの懐から奇妙な電子音が鳴ったのは。

周りの皆を見てみると、同じように電子音が鳴った物体を取り出していた。

電子船員手帳。

今回のクルーズにおいて、『超高校級の船員』の一人であることを認められた人間にしか配れていない手帳だ。

ボクが、他の船員の情報を知ることが出来たのも、この船員手帳にクルーズのパンフレットが記録されているからだったりする。

そして、さっきの電子音は電子メールが着信した時にだけ流れる音だったはずだ。

羽留「えっと、未来機関からのお知らせ? 差出人は……モノミ?」

羽留「……誰?」

電子メールは、モノミという人物からだった。

メールの内容を簡単にまとめれば、各自の部屋を確保したから一度部屋に向かって欲しいというものだ。

この非常事態に何を、といいたいところだったけど……でも、今はそれに従うしか術はない。

風飛さんじゃないけど、他に情報を得ることは出来なそうだった。

幸い、ボク達の客室になっている場所は、この部屋から出てすぐの廊下にある。

防火扉で区切られていない場所だから、すぐに到達できそうだった。

朝神「……取り敢えず、各自部屋を見に行くということでいいのか?」

水錫「それが賢明だろうね…‥」

霧島「どの部屋も寛げる空間に仕上げた部屋なのん。一泊百万円以上する部屋だから、不自由はしないはず」

沖南「ちょっとばっかし楽しみになってきたな!」

鹿跳「あの、部屋に行ったら寝ててもいいですか? 出来れば、ずっと部屋で寝ていたいんですけど……」

音咲「そのときは、眠れぬ森の美女のキスで目覚めさせてあげますぜ! あれ、不眠症……?」

鹿跳「ど、同性愛は禁じられているんですけど……やーだぁー」

……と、そんなわけで僕達は各自、与えられた部屋に向かうことにしたのだった。

部屋の中は、畳が敷かれた和室が六畳。

和室の隣にはベッドが置いてある洋室が八畳ほど。

お風呂とトイレはどうやらユニットバスで一体のようだけど、お風呂はたまご型の高級品だった。

客室からはバルコニーに出ることが出来て、そのバルコニーもベランダと行っていいほどの大きさだった。

そこから流れ込んでくる潮風が気持ちいい。

バルコニーに続く扉は、ガラス自体が強化ガラスで出来ているだけでなく、やけに厚いシャッターを下ろすことも出来た。

なんだろう、防災対策とかなにかなのかな?

ただ、霧島さんの言う通り、随分と寛げる空間になっていると思う。

布団でも、ベッドでも好きな方で眠れるみたいだし。

タンスの中には女性用の下着が複数入っていたし、壁にはボク用に用意したのか

今ボクが着ている着物と全く同じ種類のものがかけられていた。


と、そこまで部屋の中を見回しているところで、一枚の冊子を見つけた。

羽留「えーっと、宿泊ガイド?」

宿泊ガイドには、この部屋のことがいくつか記されていた。

男女によって、与えられている部屋が違うということらしい。

全体的にピンク色で整えられたこの部屋は、ボク専用の部屋らしい。

……モノミという人物、随分と好待遇を保証してくれたみたいだ。

えっと、女性の部屋と男性の部屋の違いは……。

一つ目に、バスルームの鍵がしまるかどうか。

ニつ目に、工具セットが置いてあれば男性の部屋。裁縫セットが置いてあれば女性の部屋。

三つ目に、大福が置いてあれば男性の部屋。羊羹が置いてあれば女性の部屋、ということらしい。

……当然のように、ボクの部屋のバスルームには鍵なんてなかった。

引き出しの中には工具セットが入っていたし、

テーブルの上に置いてあったお茶うけも大福だったりする。

……なんで!?

……どこでモノミはボクのことを知ったの!?

ボクのこのことは、今まで誰にも明かしたことがないのに……。

家族以外は知らないはずの、ボクの秘密を……どうして、モノミは知っている。

部屋を間違えたということは考えられない。

ボクのために部屋をアレンジしておいて、ボクの性別だけを間違えるなんてそれこそおかしい。

最初から知っていた……!?

ボクをスカウトした未来機関にも話していないはずの、この秘密を……?

ば、ばれないように気をつけないと……いけないよね。

ボクの家系が女流家系で……、後を継ぐ子供がボクしかいないからこそ……

こうやって、女装をしてごまかしている、ってことを。

……ボクの秘密がばれないように。


……ボクが男だって、秘密が。

というところで、今日はここまで。

これで、最初に分かる分のプロフィールは全て制覇したことになります。

主人公が男だってことは、なんとなーく自己紹介の時の反応で分かりそうな感じにしたけどはてさて……。

今作についての質問等あれば、受け付けますのでぜひぜひ書き込んでくださいね。

乙ー
キャラの性別がはっきりと書かれてないから変だと思ったけどそういうことだったのね
それぞれのキャラにモデル(見た目)とかってある?

>>125
今作でやりたかったことの一つが、実はこれだったという。
男の娘が書きたかったのが選考理由。まぁ、秘密を抱えているので主人公にも動機が効いちゃいますけどね。

キャラの見た目のモデルは実はそれほどいなかったり。
モデルキャラがいるキャラも多いですけどね。

主人公の白雪は、髪の色と着物色を桜色にした阿良々木月火。髪型はサイドテールだけど。
放送委員の音猫ちゃんは、ニャル子さんな見た目の印象。
聖職者の鹿跳さんは、モバマスの森久保乃々からメイキング。人前とかむーりぃー。
マフィアの劉さんは、小鳥遊六花を小さくしたイメージ。
ソムリエの小々鳥君は、逆転裁判に出てきた星威岳哀牙がモデルに。
執刀医の朝神君は、サイレンに出てくる宮田司郎をイメージ。
パティシエの天栗さんは、イメージをフレンダで設定して作った感じ。

大まかながら、キャラのモデルがいるのはこれくらいかなー……。

21時30分頃から此方を更新予定……なんですけど。

自由行動まで行けるかはわからないんですけど……。

では、更新を再開いたします。

<豪華客船トワイライト・中央ホール>


各自の部屋を見てきた後、ボク達は改めて中央ホールに集合することになった。

どうやら、思ったよりも居心地の良い部屋だったためか、こんな状況下にあるというのに、表情は誰も彼も穏やかだ。

……正直いってしまえば、ボクはそんな手放しで喜べなかったけれど。

ボクの秘密を握られていると思うと……、とてもじゃないけどそうそう喜んでばかりもいられなかった。


水錫「む……どうしたんだい、羽留?」

水錫「なんだか、酷くお疲れのようだけれど……」

朝神「いくら部屋が良くても……状況が状況だからな、分からなくはないが……」

朝神「今日は早めに休んでおくか……?」

羽留「いや、まだ大丈夫だよ……」

羽生「もし疲れているんだったら、僕が作ったアロマでもあげようか?」

羽生「夜にぐっすりと眠れるようになるけど……」

羽留「ううん、大丈夫……」

羽留「心配、かけてごめんね……」

古宝「気にすることはないだろう……」

古宝「君は僕達の中でも華奢な方なわけだろう?」

古宝「無理をするものでもない……僕が部屋まで連れて行こうか?」

音咲「ああっ! お姫様をエスコートするのは、この音猫の役割なんですっ!」

音咲「というわけで、音猫と一緒のお布団で昨夜はお楽しみでしたねしましょうよー!」

鹿跳「あ、あの……しかばねは、部屋に戻ってもいいですか?」

鹿跳「眠いんですけど……」

襟締「ほんに騒がしいことじゃ……」

廉久楽「ふん……楽観視しするのはいいが、少しは現実を見据えてほしいものだな」


……大広間に自然と集まってしまったのは、この後どうするのか、皆で話し合いたいからでもあった。

この船の上には、ボク達以外に人はいないのか……。

この船の上で、どうやって生活をしていくのか。

……助けは来るのか。

話し合わなければいけないことは、たくさんある。

なのに、その雰囲気を壊そうとする、どことなくボク達を苛立たせる声が、どこからともなく聞こえてきた。

吐き気をもよおすほどの、笑い声が。


???「うぷぷぷ……!」

???「何をいつまでも油を売っているのさ!」

???「君達は、希望溢れるこのトワイライトの……誇り高き船員でしょうが!」


……誇り高き、船員?

何を、言っているのだろうか。

確かにボク達は、未来機関から正式に依頼された船員ではあるけれど。

それでも……本来の職業は船員ではないんだ。

ボクは書道家だし……。

それに、目の前のヌイグルミなんて、今まで一度も見たことがなかったはずだけど……。

沖南「……お前はテロリストの一味ってわけか?」

沖南君が、ボク達の前に出て白黒のクマのヌイグルミに話しかけた。

彼は、この船の責任者だし、なにか知っていることでもあるのかな?

???「テロリストぉ?」

???「まさかぁ、ボクはテロリストなんかじゃないよ?」

水錫「ならば、そのクマを動かしている君は……一体誰だと言うんだい?」

天栗「そうよ……トワイライトを襲えるほどの、超武装組織なんて、テロリスト以外に考えられないもの!」

???「うーん、なにか勘違いしてないかな……?」

ヌイグルミは、ため息をひとつついてからボク達の中心へと降り立った。

どうやら、何かを始めるらしい。

???「まずは、ボクのことを説明しておくよ」

???「ボクはモノクマ! 未来機関から正式に採用された、君達の引率者です!」

モノクマ「言うなれば……ボクは、この船の……!」


モノクマ「船長なのだ!」

羽留「……せ?」

小々鳥「ん……」

勝常「ちょ……」

風飛「う……」

霧島「……なのん?」


この、ヌイグルミが……船長?

これはあれかな……未来機関が用意したドッキリか何か、ってこと……なのかな?

そんな笑えないドッキリ……用意する、わけがない気もするけど……。


劉「いや、私達を騙すにもほどがあるだろ……」

劉「こんなヌイグルミが船長って……」

沖南「……俺もそんな話を聞いたことはないぞ?」

風飛「……私も、そんな情報は聞いていないけど」

霧島「私も聞いたことないのん」

朝神「おかしくはないか?」

朝神「……警護担当の劉や風飛、船内環境担当の沖南や霧島……」

朝神「一人も聞いたことがないというのは……」

モノクマ「あー、当然だよ!」

モノクマ「君達を……あー、このしゃべり方は慣れないからいつもどおりやるよ!」

モノクマ「オマエラを導くためにここにやってきたのですから!」


……ボク達を、導く為に?

鹿跳「それって、もしかして……」

鹿跳「私達を助けに来てくれたってことでいいんですよね……」

鹿跳「違うって言われても、私はそう言う風に認識したんで……」

天栗「え、天からの超お助けって訳!?」

鹿跳さんが、助けが来たんじゃないかって、控えめに喜んでいる横で、

天栗さんは飛び跳ねて喜んでいたりする。

……うーん、でもそんな簡単な話だったら、ヌイグルミを借りて話しかけてくるのかな?

廉久楽「……おめでたい奴らだな」

廉久楽「大方、助けに来たのにも裏があるのだろう?」

廉久楽「そうでもなければ、このような登場の仕方をしないはずだ」

廉久楽「違うのか、モノクマ?」

そんな中、廉久楽君だけはモノクマに対して懐疑的な視線を送っていた。

モノクマは、廉久楽君の言葉に形容しがたい笑い声を上げだした。

……ナゼか、心がざわつく。そんな声で。

モノクマ「ぶひゃひゃひゃ! そりゃあ当然だよね!」

モノクマ「人間、何事も対価が必要だよね?」

モノクマ「……というわけでさ」

モノクマ「オマエラが助けて欲しいなら、この条件を呑んでもらわないとね?」


……モノクマの雰囲気が、変わった?

皆、モノクマに呑まれたかのように、じっとあいつのことを見つめる。

ボクだって同じだった。

……そうでもしないと、おかしくなりそうだった。

モノクマ「その条件っていうのはね……!」


モノクマ「オマエラの中の誰かを、殺すことだよ!」

水錫「……それ、本気で言っているのかい?」

小々鳥「いやはや、禁忌を犯せなどと……」

勝常「そ、そんなのダメだよ……!」

音咲「難易度高いっすね……」

鹿跳「殺人とか……むーりぃー……」

……ボクだって、同じ気持だった。

人を殺すことなんて、出来るはずがない。

それに、そこまでしてモノクマに従う義理もなかった。

……殺せば助けてくれるとも、限らないのに。

モノクマ「刺殺轢殺斬殺撲殺凍殺焼殺呪殺毒殺……」

モノクマ「どんな殺し方でも構いません!」

モノクマ「オマエラはそれなりに才能を持っているんだからさ……」

モノクマ「誰にもばれずに殺人くらい余裕でしょ?」

モノクマの言葉が、ボク達に突き刺さる。

モノクマ「毒物使えばいいんじゃないの?」

モノクマ「料理に毒は?」

モノクマ「実はメスも凶器になるよね!」

まるで、モノクマはボク達に殺人をそそのかすかのようにそう、言ってのけた。

水錫さんが、天栗さんが、朝神君が、その言葉にブルリと震えるのが見えた。

彼らの才能を持ってすれば、モノクマの言うことも体現できるけど……。

それを想像してしまったのかもしれない。

モノクマ「ま……それが嫌なら?」

モノクマ「ここでみんな仲良く生活したらどうなの?」

モノクマ「食べ物くらいは供給してあげるから、さ!」

……どういうことだろう?

沖南「あ……俺達を殺さないのか?」

モノクマ「殺す? 何のために?」

モノクマ「ボクは外に出たければ、人を殺してみせろって言っただけだよ?」

モノクマ「殺すも、殺さないも……自由ってわけだよ!」

霧島「それじゃあ……ここで、無事に生き抜くためには……」

霧島「共同生活を送るしか、ないのん?」

廉久楽「迷惑な話だな……」

古宝「……ああ、思いやられる」

劉「……無理、な気がするぞ」

……確かに、このメンバーでいきなり共同生活、だなんて。

性格もあわなければ、趣味も会わない。

……そんな人達だっているはずなのに。

何の問題もなく共同生活が送れるはずがない……。

しかも、この船は海上の密室だ。

……いつ、いざこざが起こってもおかしくない。

……ボク達が、暗い思考に影を落とし始めた、そんな時だった。

なんとも言えない、耳障りな声が聞こえてきたのは。


???「ハロー! ハヴァナイスデー!」

???「みなちゃん! 諦めちゃダメでちゅよ!」

???「必ずあちしが、みなちゃんのことを助けてみせるのでちゅ!」

モノクマ「だ、誰だ!? 姿を現せー!」


……あ、これ、話がややこしくなるパターンだ。

???「あちしはモノミ……未来機関の、引率者でちゅ!」

水錫「ふむ……また、引率者か」

勝常「ど、どういうことなんだろうね……?」

鹿跳「しかばねにはどうでもいいことなんですけど……」

沖南「どーでもよくねーよ! よく話聞いておけって!」

モノミの登場で、話がこじれた気がする。

……それにしても、また引率者?

どっちかが本物で、どっちかが偽物……?

……うーん?

モノクマ「モノミ……? ボクはそんなの知らないぞ?」

モノミ「あちしだって、こんなの聞いてないでちゅよ!」

劉「な、仲間割れ……?」

風飛「さぁ……?」

沖南「なんでお前はこんな中でゲームしてんだよ!」

風飛「いや、農奴生活中っすから!」

羽留「……と、取り敢えず……」

羽生「モノクマの言うことを……鵜呑みにしちゃ、いけないよね?」

廉久楽「当たり前だ、阿呆」

廉久楽「ああいう愉快犯は、放っておくに限る」

廉久楽君がモノクマのことを切り捨てた。

まぁ、たしかにやっていることは愉快犯そのままだけど……ね。

朝神「確かにそうかもしれん……」

朝神「なら、解散としようじゃないか」

モノクマ「ちょっ……ちょ、待てよ!」

モノクマ「オマエラ、あんまりボクを侮っていると痛い目みるぞ?」

モノクマ「それじゃあ、ボクがオマエラを楽にどうこうできるってことを思い知らせてあげるよ!」

モノクマ「オマエラ、手元の手帳にデータを送ったから……」

モノクマ「数人、確認してご覧よ!」

ピロリロリン、と音を立ててメールを受信したことを知らせる船員手帳。

確かに、モノクマはボク達16人にメールを送ったらしい。

水錫「……誰かが確認しなければいけないわけだが」

廉久楽「……なら、僕は確認しようじゃないか」

勝常「ぼ、僕も……」

風飛「にゃはん……私も確認するぜい!」

モノクマ「確認する人は決めた?」

モノクマ「ボクが送ったのは、オマエラの秘密だよ?」

モノクマの言葉を確認してから、廉久楽君と勝常君、そして風飛さんは手帳を操作しだした。

次第に、三人の顔が青ざめていくのが分かる。

三人の心が、ひどく……ざわめいている。

廉久楽「どこで……お前は、この情報を……!」

勝常「ど、どういうことなの……? な、何でなのっ!?」

風飛「……これは、冗談じゃ済まないかもしれないですね」

三人は、結局……それ以上、何も言わなかった。

恐らく、相当な秘密を知られているのだろう。

モノクマ「うぷぷぷ……ボクを侮った罰だよ!」

モノクマ「今日から一週間以内に殺人事件が起きなかったら……」

モノクマ「オマエラの秘密を……世界中に公開しちゃいます!」

風飛「なっ……!?」

風飛さんが、持っていたゲーム機を床に落とした。

勝常「ど、ど、ど、どうしてこんなことするのさ!」

廉久楽「……動機、のつもりか」

勝常君と廉久楽君も、額におびただしい量の汗を浮かべている。

……これが、動機?

モノクマ「ボクが本気だってこと、分かってくれた?」

モノクマ「殺人事件が起きないなら、本当にその情報を流すから」

……言いたいことだけ言って、モノクマは嵐のように去っていった。

モノミ「……モノクマ! みなちゃん、モノクマの好きにはさせまちぇん!」

モノミ「だから、くれぐれも……早まっちゃだめでちゅよ!」

その後を追うように、モノミも去っていく。

残されたボク達は……、顔を見合わせて。

廉久楽「……秘密だけでも、確認しておいたらどうだ?」

その言葉を合図に、ボク達は誰からともなく大広間を出て行った。

結局、その日……誰かと顔を合わせることはなかった。

<豪華客船トワイライト・羽留の自室>


秘密……秘密、か。

ボクの秘密なんて……どうせ、男であること、なんだろうけど。

……どうしようかな、一応チェックしておいたほうがいいかな?

……モノクマのことだから、それくらいしか用意してないと思うんだけど。

ボクは、そんな軽い気持ちで、船員手帳のメールをチェックすることにした。

モノクマからのメッセージは、『親愛なる羽留クンへ!』

しかも、丁寧にハートマークまでついてる。

……ちょっと細かくて引くレベルだよ。

……それはいいや。

えっと……ボクの秘密は……?

羽留「え……?」

羽留「ちょっとモノクマっ! これ、どういうことだよ!」

羽留「いるんだよね? 見てるんでしょ……?」

羽留「説明してよ、モノクマっ!」

メールに書いてあったボクの秘密……。

それは、ボクが男であること、なんてものじゃなくて……。


『羽留白雪は、モノクマに内通している内通者であること』だった。

モノクマ「なに、何なのさ……!」

モノクマ「ボクは羽留クンがダメージを受けないような秘密を……」

羽留「これの、どこが……! ボクがダメージを受けない秘密なんだよ!」

モノクマ「……いや、男の娘であることって秘密を……」

羽留「内通者であるって秘密をバラすって書いてあるけど?」

モノクマ「……え?」

羽留「何を考えているのさ、モノクマ!」

モノクマ「え……いや、そんなはずないんだけどな……」

モノクマ「君の役割は……皆と仲良くなること、だったはずなのに……」

羽留「これじゃ、皆からはぶられるよ!」

モノクマ「え……えっと、どうなってるんだろ……」

羽留「それともモノクマ……本当に、事件を起こさせるつもりなの?」

羽留「……ボクが誰かを殺すように、仕向けたい?」

モノクマ「違うんだって、これはボクの本意じゃないよ!」

モノクマ「おかしいな……おかしいよ……!」

……モノクマ、本気で何もわかっていないみたいだけど。

これも演技……?

……家族の命がかかっている以上、モノクマに従うしかないけれど。

モノクマ「取り敢えず、ボクが流す情報は、男だってものだから、それは安心して」

モノクマ「それだけは約束する……!」

……慌ててる?

モノクマ「……他の人に流した情報も変わってる?」

モノクマ「……どうしてだ? ハッキングでも受けたのかな……?」

羽留「モノクマ……?」

モノクマ「……今更、オマエラ……さっきのは嘘だよーん! とか……言えないよね」

モノクマ「えっと……羽留クン!」

羽留「……?」

モノクマ「えっと……フォローをお願い!」

羽留「ら、らじゃー……」

……こんなのが、さっきまで威風堂々と黒幕打ってたと思うと笑えるけど。

……逆らう、わけにはいかないよね。

……モノクマの真意は、わからないけど。

一日目が終了しました。

全員が、秘密のせいで疑心暗鬼に陥っています。

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自由行動目前だけど、今日はキリもいいのでここまでで。

内通者ストーリーと誰が予想しただろうか……。

取り敢えず、次回は此方で自由行動と参りましょう。

キャラ一覧とか、改めて張ったほうがいいかな……いいよね。

とか何とかで今日はここまで。安価なくてごめん!

では、お疲れ様でした!

22時より再開予定です。

【生徒名簿】

生徒番号 1 (主人公)

【超高校級の書道家】 羽留 白雪 (はねとめ しらゆき)
「字を書く時、心に乱れがあると字にも乱れが現れるんだよ」
身長 140cm 体重40kg 胸囲70cm
桃髪のサイドテールに桜のリボン 桜をあしらった桃色の着物

情報・フラグ管理
【主人公】 主人公補正を持っている。
【男の娘】 女流の家系に生まれた跡継ぎ息子……だからこそ、幼い頃から女性として過ごしてきた。
【内通者】 モノクマに内通している。この船をモノクマが制圧するのに協力した?
【???】 まだ開示されていない情報です。



生徒番号 2

【超高校級のコスプレイヤー】 襟締 紬(えりしめ つむぎ)
「真のコスプレイヤーは、自分の衣装まで自分で手がけるのじゃ!」
身長 162cm 体重52kg 胸囲84cm
黒色の長髪 露出の激しい吸血鬼っぽい衣装

情報・フラグ管理
【元巫女さん】 元々は名前の知れた神社で巫女さんをしていたらしい。
【手先が器用】 『超高校級の手芸部』としても知られている。自分で服を作ることは朝飯前。
【勘が鋭い】  時折勘が冴え渡る。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動でとあるイベントを起こし、彼女の心の錠を開く。



生徒番号 3

【超高校級の映画監督】 廉久楽 朱鷺(かどくら とき)
「凡人どもにも分かるような映画を撮るのも、またプロとしての実力というわけだ」
身長 145cm 体重43kg 胸囲74cm
黒髪のショートヘア 紺色のブレザーの上から、肩がけカーディガン

情報・フラグ管理
【傲慢】 傲慢なところがあり、自分勝手な気質。和を乱す可能性がある。
【観察眼】人を見る目は確かである。意外と人のことはよく見ている方だったりする。
【情熱的】一度スイッチが入ると止まらなくなるタイプ。  
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で、誰かから貰えるアイテムを渡す。
【死亡フラグ回避方法】まだ開示されていない情報です。



生徒番号 4

【超高校級のくのいち】  風飛 半千代(かぜとび なかちよ)
「はいはーい、諦めてくださいねー? これも……お仕事、ですから」
身長 164cm 体重56kg 胸囲79cm
黒色のポニーテール 鎖帷子を着込んだ忍び装束

情報・フラグ管理
【お仕事優先】お仕事であれば、どんな汚い任務でもやってのける。
【ゲーマー】 やることがないときは、基本携帯ゲームを使って暇を潰している。
【動物好き?】嘘の肩書はペットブリーダーだったみたいだが……。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動でとあるイベントを起こす。

生徒番号 5

【超高校級の放送委員】 音咲 音猫(おとざき ねね)
「いつもニコニコ、あなたの隣に流れる放送! を目指してまっす!」
身長 168cm 体重52kg 胸囲86cm
大きいアホ毛を持った銀髪のロングヘア チェック柄のスカートに、灰色のブラウス

情報・フラグ管理
【ハイテンション】一行のムードメーカー。常にハイテンションモード。
【オタクっ娘】二次元関係に詳しい。三次元の相手でも愛せるけど。
【国民的放送委員】国営放送のナレーションを務めたり、声優もする。正に国民的放送委員。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で特定の状態の時にイベントを起こす。


生徒番号 6

【超高校級の科学者】 水錫 セレン(みすず せれん)
「ここの薬品はあたしの指示通りに使ってくれ? お姉さんとのお約束だ」
身長 174cm 体重57kg 胸囲94cm
黒く長い髪を無造作に伸ばしている クロのアンダーリムフレームメガネ 白衣

情報・フラグ管理
【薬品の知識】科学の薬品についての知識は、彼女の右に出るものはいない。
【研究者肌】何かに熱中すると、他の事への興味が疎かになる。
【おかしな言葉?】時折、おかしな言葉を口にすることがある?
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で、誰かから貰えるアイテムを渡す。


生徒番号 7

【超高校級の聖職者】 鹿跳 萌(しかばね もえる)
「しかばねは……働かないですむなら、ここで過ごしてもいいんですけど……」
身長 158cm 体重49kg 胸囲78cm
ブロンズの肩まで長さの髪 紺地に白ラインフードが付いた修道服

情報・フラグ管理
【面倒くさがり】できることなら働きたくない。動きたくない。壁際でじっとしてたいんですけど。
【ネガティブ気質】物事を悲観的に捉えがちなところがある。
【お祈り嫌い】別に祈ったところで神様は何も与えてくれないんで、がモットー。あ、でも神様は信じてます。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で、誰かから貰えるアイテムを渡す。


生徒番号 8

【超高校級のマフィア】 劉 鈴音(らう りんしぇん)
「わ、私にそんなことしていいと思って……ふぇう……なんで叩くの……?」
身長 132cm 体重38kg 胸囲70cm
茶色い髪を短く切りそろえたボブカット 黒色の洋物ドレス

情報・フラグ管理
【泣き虫】基本的に泣き虫。痛いのはダメ。
【怖がり】基本的に泣き虫。怖いのもダメ。
【庇護対象】周囲の人から、守られるべき存在として認知されやすい。愛され対象。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で特定の状態の時にイベントを起こす。
【死亡フラグ回避方法】特定の人物のクロフラグを折り、その人物の協力を取り付ける。

生徒番号 9

【超高校級の応援団】 勝常 小笛(かちどき こてき)
「ぼ、僕は負けないよ……男の子だから……!」
身長 143cm 体重47kg 胸囲75cm
黒色のボブカットに白い鉢巻 黒い学ラン姿

情報・フラグ管理
【応援団長】一行が沈みそうな時こそ真価を発揮する。何とか皆を明るくしようと頑張る。
【天然?】時折、言いたいこと言っていること、やりたいこととやっていることがちぐはぐになることがある。
【凛と通る声】華奢で小柄だが、声がよく通る。声で人を制することもできる。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で彼に対して、特定の話題を振る。
【死亡フラグ回避方法】特定の部屋を使えるようにする。


生徒番号 10

【超高校級のコレクター】 古宝 廿楽(こだから つづら) 
「芸術品の価値も理解できない野蛮人とは話したくないね」
身長 172cm 体重53kg 胸囲80cm
薄茶色の中くらいの髪の長さ 灰色を基調としたブレザータイプの学生服

情報・フラグ管理
【菟集家】基本的に、貰えるものは何でももらう。どんなものの中に価値あるものが紛れているかは分からない。
【感性を大事に】自分と感性の違う相手とは極端に触れ合わないようにする。
【モノへの固執】特定の者に対して固執する傾向にある。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で特定の六種類のアイテムの内、半分を彼に渡す。


生徒番号 11

【超高校級のソムリエ】小々鳥 晴縞(こことり はれじま)
「我輩を欺こうとは不届き千万! とても許されるものではありませぬぞ!」
身長 188cm 体重65kg 胸囲84cm
金色の短髪 モノクルをかけたスーツ姿

情報・フラグ管理
【自信家】自分が外に出れないことは社会の損失だと信じてやまない。
【名探偵?】自身を名探偵であると自称する……ものの、どちらかと言えば迷探偵。
【生粋の日本人】フランス出身に見える格好をしているが、出身は栃木県。好物は餃子。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で特定のアイテムの情報を聞いて、そのアイテムを手に入れて渡す。


生徒番号 12

【超高校級の調香師】 羽生 薫(はぶ かおる)
「あ! 昨日渡した香水をつけてくれたんだね!」
身長 145cm 体重42kg 胸囲71cm
ちょっと長めの黒髪 黒いブレザータイプの制服

情報・フラグ管理
【気配り上手】相手のことを思いやって行動ができる。
【鼻が敏感】才能と職業柄鼻が敏感で、どんな微かな臭いにでも反応できる。
【臭いが苦手】鼻が敏感であるからこそ、臭いものは苦手。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】特定のアイテムを常時持ち歩いておく。

生徒番号 13

【超高校級の執刀医】 朝神 輝仁(ともがみ てるひと)
「……怪我か? 火傷でも擦り傷でも遠慮なく言ってくれて構わないからな」
身長 192cm 体重70kg 胸囲85cm
黒い短髪 青白い手術用の帽子、血のついた青白い白衣、医療用のマスク

情報・フラグ管理
【患者優先】怪我人や病人はいる場合、なによりも優先してその人物の面倒を見る。
【ゴーストドクター】外科医の代わりに手術を行う、ゴーストドクターとして知られている。
【医務室の主】怪我だけでなく、内科や皮膚科などの分野にも精通する医療のスペシャリスト。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】ある施設を解放して、そこで特定のイベントを起こす。
【死亡フラグ回避方法】あるイベントを起こし、特定の仲間と協力する。


生徒番号 14

【超高校級の航海士】 沖南 海里(おきなみ かいり)
「暇ならこの後、俺とカフェでお茶でもしようぜ、な?」
身長 174cm 体重58kg 胸囲78cm
茶髪の中くらいの髪の長さ 白い帽子に白い制服

情報・フラグ管理
【女好き】女性のことが好きで好きでたまらない。女性に見えれば、誰にでも声をかける。
【ナンパ体質】女性だと思う相手には積極的に声をかける。ナンパにも見えてしまう。
【意外と真面目】軽薄な言動から勘違いされやすいが、根は真面目な好青年。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動で特定のイベントを見てから、特定のアイテムを渡す。


生徒番号 15 

【超高校級のパティシエ】 天栗 胡桃(あまくり くるみ)
「んー、甘いものっていいわね! 心が超癒やされるって訳よ!」
身長 154cm 体重49kg 胸囲83cm
金髪のゆるふわカール 赤い三角巾、赤いチェック柄のエプロン、白色の前掛け

情報・フラグ管理
【甘いもの好き】甘いモノは、人の心を癒してくれるがモットー。
【料理上手】お菓子にかぎらず基本的に料理は得意。お菓子の試食を頼むこともしばしば。
【女性の味方】彼女が作る甘いお菓子は、何故かどれだけ食べても太りにくいということで有名。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動での特定のイベントを起こす。


生徒番号 16 

【超高校級の女将】 霧島鳴子(きりしま めいこ)
「ウチは皆の笑顔を作りたいのん。それが女将の使命だと思うのんな」
身長 160cm 体重53kg 胸囲80cm
黒髪のポニーテール 黒地に牡丹の絵が描かれた着物

情報・フラグ管理
【料理上手】基本的にどこの国の料理でも手堅く作れる。実力は一級品。
【白雪姫のファン】白雪姫の異名を持つ白雪のファン。貰った書は家宝にするほど。
【客室プロデューサー】今回のクルーズで、客席のプロデュースを行っている。一泊の値段は数百万とも。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【???】 まだ開示されていない情報です。
【クロフラグ回避方法】自由行動での特定のイベントを起こす。

では、更新を再開いたします。

二日目になりました。

モノクマによって、一部の部屋のロックが解除されています。

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……昨日の、モノクマによる動機発表から一晩が経った。

今頃、皆……自分の秘密を確認している頃だと思う。

モノクマは軽い秘密をばらそうと思っていたみたいだけど、何らかの事情によって目論見が外れ……。

ボクと同じように、かなり重い秘密をバラされる恐怖に駆られているはずだ。

……殺人に走らせるほどの重い秘密なんて、ボクには思いつかないけれど。

羽留「んー、準備は良しっと」

羽留「ここのシャンプーやトリートメントも髪質にあっているみたいでよかった……」

羽留「パサパサにならないで済んだよ」

髪を竹の串で梳かし、モノクマが用意してくれた下着をつける。

……女性用の下着を用意してくれたのは、ありがたがるべき、なんだろうなぁ。

これで着物を着て……うん、いつも通り!

……そういえば、昨日の自己紹介の時に羽生君から香水をもらったんだっけ。

桜の香りがほんのりとする、自己主張の少ない上品な香水。

……つけていってみようかな?


1. つける

2. つけない


安価下1

1

>>156 1. 香水をつける 選択


うーん、折角もらった香水だし……つけてみようかな?

ボクに似合うと思って勧めてくれたみたいだし……好意を無碍にするのはよくないよね?

羽留「えっと……これを、服に向かって吹き付ければいいのかな?」

生まれてこの方、香水なんて使ったことがないから勝手がわからないけれど……。

自然な感じになっているよね?

……あ、ほんのりと桜の香りがする。



えっと……現在時刻は、午前八時。

普段よりも少しゆっくりと眠っちゃった気がするなぁ。

朝ごはんを食べに行ってもいいけど……って、誰かご飯の用意したのかな?

食材はあったから、食べるものには困らないとは思うんだけど。

……うーん、どうしようかな?


1. 朝食を食べに行く

2. 朝食は抜く

3. いっそのこと厨房に突入する


安価下1

うーん……迷う……

>>159 3. いっそのこと厨房に突入する  選択


うーん、誰も朝食を作ってないってこともありえるし、ここは厨房に突入してみようかな?

……モノクマの指示に従うわけじゃないけど、皆と仲良くなるのには適していそうだしね!


<トワイライト・レストラン>


ボクが厨房に入ってみれば、困ったように顔を見比べる三人がいた。

劉さんと霧島さん、それに天栗さんだ。

どうやら、三人とも厨房に料理を作りに来たみたいだけど……。

霧島「あ、羽留さんなのんな!」

劉「おはよう、羽留。昨日はよく眠れたの?」

天栗「あれ、アンタも朝食を作りに来たって訳?」

三人の中心に置かれた食材の山を見て、ボクはなんとなく状況を察した。

味噌、紅鮭、納豆、豆腐……。

典型的な和食になるのかな、と思ってみれば。

タマゴ、ベーコン、ソーセージにコーンポタージュ。

洋食用の材料が集められていて……。

海老、麺、焼売、タマゴスープ……。

ああ、こっちは中華料理なわけか。

……つまり。

霧島「朝食はやっぱり和食なのん!」

天栗「えー、私は朝食に洋風スタイルって決めてるんだけど」

劉「朝は中華風に行くのがベストだと何故わからん」

……やっぱり。

霧島「よし、羽留さんに決めてもらうん!」

天栗「……アンタ、朝食は何派?」

えー、とばっちりだよ……。


1. 朝は断然和食派

2. 朝はやっぱり洋食派

3. 朝は意外と中華派


安価下2

1

>>162 1. 朝は断然和食派  選択


羽留「えっと……二人には悪いんだけど……」

羽留「ボクは、やっぱり朝食は和風がいいかな……」

天栗「えー……洋風のがいいじゃん!」

劉「……仕方ない、今日は譲るとしよう」

霧島「やっぱり時代は和の心なのんな!」

霧島「だから、今日は和食を作ることに決めたのん」

天栗「はぁ……まぁ、和菓子の修行だと思って頑張りますか……」

……というわけで、ボク達は和の朝食を作ることになったわけだけど。

さて、ボクも折角だから手伝おうかな?



以下、安価下のコンマ下で羽留の料理の腕判定。

30以上で及第点。

99に近ければ近いほど達人級。


安価下

そい

>>164 料理の腕→18(壊滅的とまではいかないが、下手)


羽留「えっと、ボクも手伝わないとね……」

霧島「それじゃあ、そこのほうれん草を切り分けて欲しいのん」

霧島「おひたしをつくるのんな」

羽留「ほうれん草だね……えっと」

羽留「よいしょっと」

天栗「ほ、包丁を持つのが危なっかしくてみてられないんだけど……」

劉「包丁を持つのは……初めてなのか?」

羽留「包丁なんてめったに触らないからね……」

天栗「なんであんたは、厨房に来たのよ!」

羽留「えっと……お手伝いできないかなって……」

羽留「いたっ……!」

天栗「もう、言わんこっちゃないじゃない!」

劉「朝神、怪我人出たから手当してあげて」

……あうぅ、邪魔にしかなってない気がする。

霧島「え、えっと……気持ちは嬉しかったのん」

霧島「だから、練習するまで厨房に入るのは良くないのん」

……はい、ごめんなさい。


【Info】

霧島鳴子との好感度が大きく上昇しました。

天栗胡桃、劉鈴音との好感度が上昇しました。

朝神輝仁との好感度が少し上昇しました。

<トワイライト・レストラン>


……えっと、朝食も食べたことだし。

ここから自由行動だよね。

あ、モノクマからメールが届いてる。

えっと……ここからの自由行動で、皆と仲良くなってね?

船の中の探索をしたりするのもいいと思うけど、その場合は時間に気をつけてね。

自由行動に時間が取れる分、割り当てに気をつけるべし……?

な、なんのこと……?


【Info】

自由行動です。

一緒に過ごしたい相手を決めてください。

尚、船内の捜索にも自由行動を当てることになるので注意してください。

船内の捜索を行うためには、親密度が知人の相手が、四人以上必要です。


過ごしたい相手 安価下2

風飛

>>168 風飛半千代 選択


とかやってたら、>>1の眠気がマッハになってきたので今日はお開き。

此方の自由行動は長い代わりに、イベントも任意で起こすことになるのでお気をつけて!

では、今日はこの辺りで。

次回は、テーマパークの裁判を更新します。

こっちの更新は、初代が終わってからになりそうです。

あれこれ事情がありまして……更新が滞っておりましたが……。

初代の方は、明日より更新を再開いたしますのでご容赦を。

こちらは気長にお待ちください(データ復旧せねば……)

こちらの更新は向こうの裁判前に一度はさみます。

……あ、地図とか作ったほうがいいのかな。

絵心ないのであれな地図ですけどね。

地図はあったほうがいいか……了解です。

では、ちょっと作っておきますね。

今日は夕方過ぎから向こうの捜査を投下していきます。

さて、こちらの更新していきます……が、今スキャナと格闘中。
読み込めたら地図を貼って再開します。

ちなみに、どこに画像データをアップロードしているのでしょう?
ひらめ……ターボ……?

ひぃ、画像データがPDFでしか出てこない……!

>>1のPCスキルの低さが露呈していくぅ!

PDFをjpegとかにできるのか……?

……お、おまたせでございます。

こんなにわけわからんになったのは久しぶりでした。

しかも超☆低クオリティな地図で申し訳ない。

誰かが、手直ししてくれると信じて! 信じて!


豪華客船 トワイライト号 1F

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira042265.jpg

豪華客船 トワイライト号 2F 及び外周

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira042266.jpg

地図はきちんと見えますでしょうか……。

線とか字とか汚くて読みにくいのは申し訳ないです。

軽く休んでから30分より本編再開です。

字が薄いのは筆圧の問題ですね……

ここ一年以上シャーペンの芯を折ったことがないのが自慢なのです……!

じゃなくて、宅急便とかのカーボン紙すら二枚目がぎりぎりしか映らない筆圧なのでそのせいです。

すみませぬ、すみませぬ……きっと誰か手直ししてくれるでしょう(丸投げ)

では、ここより再開します。


尚、室内プール、大浴場、中央ホールは、2F部分が吹き抜けになっています。

食堂は、1Fと2Fが階段で結ばれています。

また、大浴場は混浴ですが脱衣所は男女別々になっています。

以上の地形的な設定について補足しておきます。

>>168 風飛半千代 選択


……さて、暇だから誰かの部屋でも行こうかな。

そう言えば、風飛さんってゲームが好きみたいだよね。

ここって暇つぶしができそうな場所もあんまりないし……貸してもらえたりしないかな……?


モノクマ「あ、羽留クン、ちょっと待って」

羽留「……ん、どうしたのさモノクマ」

モノクマ「一応、羽留クンはここの皆と仲良くならなきゃいけないんだよ」

モノクマ「だからさ、もし知人程度の付き合いの人が四人以上出来たら……」

モノクマ「トワイライト号の1Fのすべての部屋と、2Fの大部分を解放するよ」

羽留「テスト、ってわけ?」

モノクマ「……ま、そういうところだね」

モノクマ「せいぜい頑張って仲良くしてね!」

モノクマ「……あ、動機のことはフォローよろしくです」


……モノクマはどろんと姿を消した。

なるほど、知人程度の付き合いの人が四人以上になれば、船内の施設が基本的に開放されるってことだね。

船内捜査も含めて、行ける場所は多いほうがいいから早めに知人を増やしておこう。

それから……時間的な制約を考えると、昼食前に二回、昼食後に二回くらいしか自由行動は出来ないかな。

夜のことは、まだ皆と話しあえてないし……少しくらいは加減しそうだけど、ね。

……それと、やっぱり仲良くなるには直接一緒に過ごさないといけないよね。

自由行動くらいじゃないと仲良くはなれないみたいだ……。



【Info】

自由行動で与えられている回数は、基本的に午前中に2回、午後に2回になります。

その日によって、回数が加減することはありますのでご了承下さい。

また、好感度の上昇は強制イベントでも起こりますが、基本的に親密度の上昇は自由行動のみになります。

モノクマから課題が出されています。

課題:四人以上と親密度が知人以上になれ!

この課題を達成することで、現在開かれている食堂とホール以外の1F部分と実習エリア以外の2F部分が解放されます。

……取り敢えず、モノクマからの課題とか今後の予定とかは電子船員手帳に記録しておこうかな。

これを使うことで、「なにか約束をした時」はそのことについて覚えておくことが出来そうだね。


……そんなこんなで、風飛さんの部屋の前にやってきた。

軽く扉をノックすると……。

風飛「ん……何か御用ですかー?」

風飛「すいませんー、昨日は徹夜でゲームをしていたので、まだ眠気がー……」

羽留「だ、大丈夫……?」

羽留「辛いなら出直すけど……」

風飛「折角来てもらったので、なにかお茶でも淹れますねー」

羽留「う、うん……何だか悪い気がするけど……」

風飛「気にしたら負けですねー」

風飛「……ふあぁ」

羽留「ね、眠いんじゃ……」

風飛「お茶でも飲めば、その内目も覚めますからー」


……思ってた以上に風飛さんは朝に弱い?

と言うより、徹夜でゲームをしていたからかな?

一応朝食には来てくれていたけど……。

あんまり長居すると風飛さんに失礼な気もするけど……どうしようかな?




1. もし眠いなら、膝枕しようか?

2. そんなにハマっているゲームが有るなら教えてほしいな

3. なにか暇をつぶせるものとか持ってたりしない?



安価下2

字が薄いと思うんならエクセル使えばいいだろ。
セルを細かい升目状にしてセルの結合を駆使すりゃええねん。

>>188 1. もし眠いなら、膝枕しようか? 選択


……眠そうなら、無理しない方がいいよね?

確か、昔近所のお姉ちゃんに良くやってもらっていたんだよね……これ。

膝枕されると凄い落ち着いて……気がついたら眠っちゃってるんだよね……。


羽留「ねぇ……もし、眠いなら、さ」

風飛「……なんですかー?」

羽留「ひ、膝枕……してあげようか?」

風飛「……はい?」

風飛「いや、あの……初対面でいきなり膝枕されるのは恥ずかしいんですけどねー」

風飛「それにですよー……」

風飛「この部屋には私と白雪様しかいないのですよ?」

風飛「……もしかして、私を殺すおつもりで?」

羽留「い、いや……そういうわけじゃないんだけどね」

羽留「きっと、昨日の秘密のせいで……眠れないんじゃないか、って思ってさ」

羽留「ボクが昔、落ち込んでたとき、近所のお姉ちゃんに膝枕してもらって……」

羽留「ぐっすり、眠れたからさ……」

風飛「……嘘は、言っていないみたいですねー」

風飛「分かりました……膝枕をお願いしますねー」

風飛「ただし……!」

風飛「なにか不埒なことをしたら、その首を跳ね飛ばしますよん?」

羽留「え、笑顔で怖いこと言わないでよ……」


この後、風飛さんに膝枕しながらその寝顔を堪能した。

……ちょっとだけ、足が痺れた。


【Info】

風飛半千代との好感度が上昇しました。

風飛半千代との交友度が『知人』になりました。

>>189 

不二咲「それに賛成だよぉ!」

え、エクセルの存在なんてすっかり忘れてたんや……!

元データあるし、エクセルで地図作りなおそう、そうしよう。

【自由行動 午前・二回目】


……まだ、お昼までは時間がありそうだね。

モノクマからの、知人程度のつきあいの人が4人以上にする、っていう課題もあるからあまり油を売っている余裕はないかな。

……それじゃあ、また誰かと交遊を深めに行こうかな。


会いに行く人 安価下2

しかばね

>>194 鹿跳萌 選択


……昨日のことがあるし、鹿跳さんのことは心配だよね。

動機としてどんな秘密が渡されたのかまではわからないけど……元々ネガティブな彼女のことだから……。

予想以上にダメージを受けている可能性は否定出来ないよね。

軽く扉をノックすると、しばらくして鹿跳さんの声が聞こえてきた。


鹿跳「ど、どなたですか……?」

羽留「あの、羽留だけど……ちょっと鹿跳さんが心配で部屋に来たんだ」

鹿跳「しかばねは心配されるような状態じゃないんですけど……」

鹿跳「あの……出来れば、部屋から早く離れて欲しいんですけど……」

鹿跳「はーりぃー……」

羽留「……えっと、一人で抱え込んでない、かな?」

羽留「少しだけでもいいから、部屋に入れてくれないかな……?」

鹿跳「そうやって、しかばねを殺すつもりですか……?」

鹿跳「はっ……分かりました……」

鹿跳「こうやってしかばねに精神的ダメージを与えるつもりなんですね……」

鹿跳「いぢめですか……?」

羽留「そ、そんなんじゃないんだけどな……」


このままだと、部屋からも出てきてくれないかもしれない……。

どうしようかな……?



1. ボクも落ち着かないから……一緒にお茶でも飲みたいな、って思って

2. 折角だから、鹿跳さんのことを知りたいんだよ

3. 昨日のことがあったから、眠れてなかったりしないかなって、心配だったんだ


安価下2

1

>>197 1. ボクも落ち着かないから……一緒にお茶でも飲みたいな、って思って


……そわそわしているのは、きっと鹿跳さんだけじゃない。

ボクだって同様にそわそわしてるし……他の人だって同じはず。

動機が効果を発揮していない相手なんて、一人もいないはずなんだよね……。

よし……!


羽留「鹿跳さん!」

鹿跳「ひっ! い、いきなり大声を出さないで欲しいんですけど……」

羽留「ご、ごめん……えっとさ」

羽留「ボクも……正直、昨日の動機から落ち着かなくてさ……」

羽留「出来れば、一緒にお茶でも飲みたいなって思って……」

羽留「部屋の中だと、一人で落ち着かないから」

鹿跳「……あの」

鹿跳「しかばねは……その……」

鹿跳「ぐ、グリーンティーが飲みたいんですけど……」

羽留「……いいの?」

鹿跳「し、しかばねは聖職者ですから……」

鹿跳「悩める子羊を導くのは職務なんですけど……」

羽留「……それじゃあ、レストランでグリーンティーを用意してくるね」

鹿跳「……そ、それじゃ羊羹でも切り分けておくんですけど」


……この後、鹿跳さんとゆっくりお茶会をした。

少し、鹿跳さんのことがわかったような気がした。


【Info】

鹿跳萌との好感度が上昇しました。

鹿跳萌との交友度が『知人』になりました。

【自由行動 午後・一回目】


昼食はモノクマが用意した焼きそばだった。

……何というか、普通に美味しかったのがちょっと腹立たしい。

ソースの味付けもバランスもバッチリだったし。

……なんだろう、この敗北感……!

……いいや、今はそんなこと。

さて、また誰かに会いに行こうかな?


会いに行く人 安価下2

支援
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira042277.jpg
安価なら↓

羽生 薫

>>200に脱帽……! 

本当に大感謝です!

よろしければ、その2Fも作っていただけると……!

>>201 羽生薫 選択


そういえば、昨日もらった香水もつけてるし……折角だから、羽生君に会っておこうかな?

あの香水、結構心が安らいでいて嬉しいんだ。

普段は香水とか付けないんだけど……あれなら、ボクも楽しめそうだね。

会ってお礼を言っておかないと。

羽生君の部屋をノックすると、すぐに扉を開けてくれた。


羽生「わぁ、羽留さん!」

羽生「僕があげた香水をつけてきてくれたんだね……!」

羽留「うん……普段はボクは香水なんて付けないんだけどね」

羽留「ちょっとつけてみたら、意外と心まで安らぐっていうか……」

羽生「そっか……!」

羽生「えへへ、それなら作った甲斐があったよ!」

羽生「あ、よかったら僕の部屋あがっていく?」

羽生「ちょっと色々と香水とか香料が転がっててごちゃごちゃしてるけど……」


羽生君の部屋にあげさせてもらった。

部屋の中には、複数の観葉植物とかが置かれて全体的に緑色に統一されているみたい。

それに、微かに……えっと、オレンジ、かな?

そんな感じの香りまでする……。



1. この香りって、どこからきてるの?

2. 部屋の中でも香水を作っているの?

3. 羽生君って鼻がとてもいいんだね


安価下2

>>208 2. 部屋の中でも香水を作っているの?  選択


そういえば、机の上には香水用の小瓶……みたいなものもあるし……。

どうやら、羽生君は部屋の中でも香水を作っているみたいだよね……?


羽留「えっと、羽生君は部屋の中でも香水を作っているの?」

羽生「あ、えっとね……本当は自分の部屋で香水を作るつもりはなかったんだよ?」

羽生「ただ、香水の原料となる植物に関しては、この船の三階じゃないと手に入らないし……」

羽留「三階……? 何かあったっけ……?」

羽生「この船の三階のリラクゼーションエリアってあるんだけど、覚えてない?」

羽生「そのリラクゼーションエリアに僕の管轄の場所があるんだよね」

羽留「その管轄の場所っていうのは……?」

羽生「一つが、原料を育成するため……と、乗客が楽しめるようにできている植物園だね」

羽生「実際行ってみるとわかるけど、本当に凄いんだよ!」

羽留「それは早く見てみたいね……モノクマ次第、なのかな?」

羽生「それともう一つが調合室、だね」

羽生「本来はそこでアロマスクールを開きながら仕事場にするつもりだったんだけど」

羽留「そっか、三階だからまだ解放されていないんだね……」

羽生「そういうことだね……」

羽生「そうだ! よければ、このアロマキャンドルをあげるよ」

羽生「この前のアロマスクールで作ったものだし、僕の部屋にはあまりがいっぱいあるからね!」


……羽生君から、アロマキャンドルをいただいてしまった。

えっと、ムードを作る……?



【Info】

羽生薫との好感度が上昇しました。

羽生薫との交友度が『知人』になりました。

羽生薫から、アイテム『アロマキャンドル』を手に入れました。

『アロマキャンドル』を所持した状態で、夜に異性を自室に案内すると……?

【自由行動 午後・二回目】


羽生君にもらったアロマキャンドルは取り敢えず部屋に置いてきた。

……いずれ、いずれ使う時が来るかもしれない。

それに、アロマキャンドルに火をつけて置いておくだけでも心が落ち着きそうだからね。

なんだか、羽生君には色々貰いっぱなしで悪い気がするなぁ……。

……夜ご飯まで、まだ時間がありそうだし、誰かに会いに行こうかな?


会いに行く人 安価下2

海里


豪華客船 トワイライト号 1F
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira042277.jpg

豪華客船 トワイライト号 2F 及び外周
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira042283.jpg


地図出来たので、よかったら使ってください


説明不足でしたが、異性とは白雪にとっての異性ですので女性のことです。
相手を異性として認識していなければ効果がありません。


>>214 沖南海里 選択


……そう言えば、この船のことって沖南君が一番詳しいんだよね?

もしかして……沖南君に話を聞けば、この船のことがよく分かったり……しないかな?

さすがに船長とはいっても、すべての部屋について覚えているわけじゃないだろうし……。

怪しい場所とかもたくさんあるにはあるけど、一つ一つ覚えているわけじゃないよね?

……でも、折角だから聞いてみようかな?


沖南君の部屋をノックしてみると、ほどなくして沖南君が顔を出してくれた。


沖南「おっ、白雪ちゃんじゃねーか!」

沖南「もしかして、俺に会いに来てくれたり……?」

沖南「って、そんなわけねーよな……」

沖南「そろそろ夕飯とか、そういう感じか?」

羽留「えっと……ボクは沖南君に用事があっただけだよ?」

羽留「ちょっとお話したいな……って思ってね」

沖南「マジで? マジでマジで?」

沖南「そういうことなら部屋に入ってくれよ!」

沖南「白雪ちゃんは何か飲みたいものとかあるか?」

羽留「そ、そんなに気を使わなくてもいいんだけど……」

沖南「そんじゃ、カフェオレでいいか……」

沖南「ちょっと待っててくれよな?」


そう言って、沖南君はわざわざカフェオレを作って持ってきてくれた。

……あ、凄く飲みやすい。


1. 沖南君って、この船のことはだいたい知ってるの?

2. このカフェオレ美味しいね!

3. もしかして、ボクが女の子だから特別扱いしてる?


安価下2

>>215 地図支援本当にありがとうございます!

今回は色々施設が盛りだくさんだから、今後も地図を小出ししていくよ……!

次はエクセル使えばいいってわかったんだ……! ガンバルよ……!

>>218 2. このカフェオレ美味しいね! 選択


……普通のカフェオレとかは適当に作ればいいんだろうけど。

沖南君が作ってくれたこのカフェオレ……なんだか珈琲の香りが……。

うん、すごく美味しい……!


羽留「沖南君、このカフェオレ美味しいね!」

羽留「なんていうのかな……あんまり喫茶店に行ったりすることはないんだけど……」

羽留「これ、適当に作ったわけじゃなさそうだよね……?」

沖南「別に特別なことはしてねーんだぜ?」

沖南「まあ、昔ちょっと喫茶店でバイトしたことがあってな……」

沖南「昔とった杵柄って奴だな」

羽留「こんなに美味しいカフェオレが飲めるんなら毎日でも通いたいな……」

沖南「おっ、それってもしかして愛の告白か?」

羽留「……そういうところがなければ、毎日通いたいな」

沖南「手厳しいな……」

沖南「あ、ちなみになんだけどな」

沖南「俺、カフェオレ以外もだいたい作れるぜ?」

沖南「ロイヤルミルクティーとかも作れるから、飲みたいときは言ってくれよ?」

羽留「い、いいのかな……そこまでしてもらって」

沖南「俺が可愛い子の誘いを断るわけねーだろ?」


……喜んでいいのかわかんないけど。

……でも、沖南君は積極的に仲良くなろうとしてくれているみたいだから、いいよね?


【Info】

沖南海里との好感度が上昇しました。

沖南海里との交友度が『知人』になりました。

【夜時間 羽留白雪の自室】


……今日一日、いろいろな人と話して知人になれた気がする。

これで、モノクマの課題は達成かな?


モノクマ「いい感じで皆と仲良くなれてきているみたいだね?」

モノクマ「この調子で皆ともっと仲良くなってね!」

羽留「……当然のように部屋でくつろぐの、やめてくれないかな?」

モノクマ「毎日きちんと報告しあうのが大事、でしょ?」

羽留「……否定はしない、けどね」

モノクマ「それでね、今回は羽留クンに朗報です!」

羽留「……朗報?」

モノクマ「羽留クンが課題を達成したので、施設の殆どを開放しました!」

モノクマ「地図で確認してみてもらえる?」

羽留「地図で……えっと……?」


どうやら、今まで電子船員手帳の地図上では鎖でバッテンがついていた場所が減っているみたいだ。

……映画館、ゲームセンター、展示品会場、売店、喫茶店、バー、大浴場、屋内外のプール。

教会に懺悔室、医務室、図書室、茶室に、ランドリー……?

一気に部屋が解放されたね……。


モノクマ「それでもって、はい!」

羽留「これは……?」

モノクマ「茶室の鍵だよ!」

モノクマ「一部の部屋は、船員の皆に鍵を渡してあるから、その人に言って開けて貰う必要があるよ」

羽留「一部の部屋……?」

モノクマ「展示品会場は古宝クン、映画館は廉久楽クン、喫茶店は沖南クン、バーは小々鳥クン」

モノクマ「医務室は朝神クン、教会は鹿跳さんだね」

モノクマ「基本的に本人たちがいれば開いているとは思うけど、いない時は閉まっている可能性があるね」

モノクマ「きっと仲良くなれば、他の人を連れてそこで過ごすことも出来るかもしれないよ?」

羽留「……一応、覚えておくよ」

モノクマ「茶室は自由に使ってねー!」

モノクマ「それともうニ点、これは全体にさっき流したんだけど……」

羽留「まだあるの……?」

モノクマ「どっちもオマエラの為に頑張って流してるんだから確認してよ」

モノクマ「コロシアイを強いられた中でも、心がリフレッシュできるように……」

羽留「そういう人はコロシアイなんかさせません」

モノクマ「……ごめんなさい、ボクのミスでした」

モノクマ「……と、まあ過ぎたことは置いておいて……」

モノクマ「まずはお風呂についてだよ!」

羽留「お風呂について……?」

モノクマ「地図を見てもらえばわかるけど、大浴場は一箇所しかないでしょ?」

モノクマ「でも脱衣場は二箇所ある……!」

羽留「ああ、これ気になってたけど……どういうことなの?」

モノクマ「ここ、混浴なんだよ」

羽留「……そっか」

羽留「モノクマ、今からその中身のワタを全部引きずりだした上で海に放り投げてあげようか?」

モノクマ「ストップ! ストーップ!」

モノクマ「まったくもう、男の娘がしていいかおじゃないよ、それ!」

モノクマ「元々混浴の大浴場だから、オマエラで男女の入る時間を区切りつけてもらいたいんだよね」

羽留「……どっちにしてもボクは入れないよね?」

モノクマ「……どうしても入りたければ、清掃中の札でもかけていいよ」

羽留「了解……そこは、皆で明日話し合ってみるよ」

モノクマ「ついでに、船の中を自由に歩きまわっていから、探索するなら一緒に話し合っておいてね」

羽留「……やること満載だなぁ」

モノクマ「それともう一つ……電子船員手帳をパワーアップしたよ!」

羽留「手帳を……パワーアップ?」

モノクマ「ボクの手違いとかもあって羽留クンには負担もかけていると思ってね……」

モノクマ「予定帳システムとメールシステムを新設したよ」

羽留「予定帳とメール……?」

モノクマ「ま、スマートフォンとか色々出てるし、これくらいはボクでもなんとかなるってこと!」

モノクマ「ねね、偉い? 偉い?」

羽留「どっちかって言うとキモい」

モノクマ「ひどいっ!」

モノクマ「折角……頑張って作ったのになぁ……」

羽留「ふーん……それで、どういうシステムなの?」

モノクマ「えっとね……えっと……ちょっと待っててね」

羽留「……どうしたんだろう?」

モノクマ「……ない? ……とに、つか……だな!」

モノクマ「……ごめんね、お待たせしちゃったと思うけど」

モノクマ「予定帳に関しては、毎回確認しておくといいよ」

モノクマ「その日のどこで何をするのか、自動でメモしてくれるからね」

羽留「自動……快適だね」

モノクマ「いつ、誰と約束しているかが分かるわけだね」

モノクマ「当然、何か皆で集まったりする予定とかも勝手に入るからね!」

モノクマ「次にメールシステムだけど……」

モノクマ「早速来たみたいだね!」


【From:廉久楽 To:羽留】
『……少し予定外のこともあったが、明日撮影を行う。朝食を食べた後、映画館に来て欲しい』


モノクマ「こんな感じで、毎晩、次の日の予定に関して要望が来ることがあるよ」

モノクマ「当然、誰と過ごすかは自由だけど、その人と過ごすとどんなことが出来るか、だいたい分かるね」

羽留「まぁ、ね……」

モノクマ「ちなみに、メールで約束した場合は、きっと普段より喜んでくれるんじゃないかな?」

モノクマ「当然、約束を破ると……仲は悪くなっちゃうから気をつけてね?」

羽留「……その約束をするかどうかはボク次第、ってことか」


……廉久楽君にはどう返しておこうかな?


1. 予定を開けておくね

2. 明日はちょっと……


安価下2

>>226 1. 予定を開けておくね 選択


……折角誘ってくれてるんだし、断るのは悪いよね?

羽留「……予定は開けておくね、っと」

羽留「これで送信したけど……」

モノクマ「それじゃあ、予定帳を見てみて?」

羽留「あ……予定帳の、朝食後のところに廉久楽君と約束、映画館へって書いてある」

モノクマ「それが自動記載システムね」

モノクマ「これなら、オマエラも間違わずに予定を達成できるよね!」

羽留「これは素直に感謝しないといけないかな……」

モノクマ「ただね、このメールシステムは悪用すれば殺人にも利用できるんだ」

モノクマ「しっかり、目を光らせておいてよね?」

羽留「……ねぇ、モノクマ?」

羽留「お前の目的は何なのさ……」

モノクマ「ごめんね、それは言えないんだ……」

モノクマ「えっと、偉い人から……絶対秘密だからって言われてて……」

モノクマ「痛いっ! え、それも言っちゃダメ……ごめん、ごめんってば」

羽留「モノクマ……?」

モノクマ「……あ、なんでもないよ!」

羽留「……そう? 明らかに今おかしかったけど……」

モノクマ「そんなことありません! そんなことないよ!」

羽留「なんで二回も言うのさ……!」

モノクマ「取り敢えず、船員手帳についてはそんなところだよ」

モノクマ「今後も新システムができたら報告していくからね?」

羽留「……まぁ、構わないけどね」

モノクマ「それと、はい!」

羽留「……これ、は?」

モノクマ「それはモノクマコインって言うんだよ」

羽留「……そのまんまじゃないか」

モノクマ「この船の施設を利用するのに必要なものになるから覚えておいてね」

モノクマ「基本的に、施設を利用するのに必要な経費だと思ってくれればいいかな」

モノクマ「売店での買い物、モノモノマシーンを回すのに使う、ゲームセンターでゲームをするのに使う他に……」

モノクマ「バーや喫茶店で飲み物を飲んだり、映画館を利用したり、展示会場に入るのに使うよ」

羽留「……それで、減るばっかりだと困るんだけど、どこで増えるの?」

モノクマ「基本はゲームセンターで増やしてもらうことになるかな」

モノクマ「もしくは、売店で自分の持ち物を売ると、その分の価値でモノクマコインを渡すよ」

羽留「……ということは、モノクマコインを手に入れるには」

羽留「ゲームセンターで勝利するか、売店に不要な道具を売ることが大事ってことだね?」

モノクマ「そういうことだね!」

モノクマ「売店を利用するのにはそんなに時間もかからないから、自由に行動できる時間は減らないけど」

モノクマ「ゲームセンターでは意外と熱中しちゃうから、自由に行動できる時間は減っちゃうよ」

羽留「……ちなみに、ゲームセンターに誰かを誘って行くことは?」

モノクマ「それはもちろん大丈夫だよ!」

モノクマ「仲良くなりながら、コインも稼げて一石二鳥だね!」

モノクマ「ただ、モノクマコインがゼロになったらものを売るしか手に入れる方法がなくなるからね?」

羽留「……気をつけておくよ」

羽留「ちなみに、プールやランドリーにモノクマコインはかからないの?」

モノクマ「プールはモノクマコインを使用するけど、ランドリーはかからないよ」

モノクマ「取り敢えず、娯楽や趣味目的のところはかかるけど、生活必需の場所はコインは不要ってことだね」

モノクマ「移動する前に、電子船員手帳でモノクマコインが必要な場合にアナウンスするようにしておくよ」

羽留「……何から何まで、一応礼は言っておくよ」

モノクマ「……これもボクの仕事だから、特に気にすることはないよ!」

モノクマ「それにしても羽留クンはやさしいな……」

モノクマ「ボクの上司ももう少し優しくしてくれたら……」

モノクマ「て、そんなことはどうでもいいんだ!」

モノクマ「それじゃ、羽留クン! また明日ね!」

モノクマ「もし暇なら、自室でボクを呼んでもいいからね?」

羽留「はいはい、っと」


モノクマと別れたボクが寝ようとして布団に入ったところで、電子生徒手帳が着信を知らせた。

……えっと、なになに?


【From:劉 To:全員】
『明日の朝食だが、今日に引き続き天栗、霧島とともに私が作る。朝食会は朝8時からだ。遅れないように』


……取り敢えず、明日の朝食会には参加しないといけないね。

色々と決めなきゃいけないこともあるし……。

……さて、今日はもう寝ようかな。


……おやすみ、なさい。


【info】

モノクマとの好感度が大きく上昇しました。

モノクマとの交友度が、ちょっとした知り合いになりました。



ニ日目が終了しました。

明日の朝食会は強制参加です。

午前の自由行動一回目で廉久楽と約束をしています。

秘密の発表まで、残り6日です。

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さて、本日の更新はここまで。

まずは、地図を手直ししてくれた人……ありがとうございました!

しかも見やすい!

本当に助かります……!


今回での目標は……各キャラとしっかりとした交流をすること、ということにしています。

なので、非常に多くの施設とともに、色々と新要素を散りばめてみました。

施設が増えることによって様々なトリックも生み出せますし一石二鳥ですね。

前作でちょっと希薄気味だった自由行動やイベントを少し多めに盛ってみる予定です。

その他、仕様等についてで質問があれば受け付けておきます。

月曜日は、テーマパーク編の学級裁判を更新する予定です。

お付き合いいただきましてありがとうございます。

お疲れ様でした!


それと、明記していなかったのでこの際だからついでに明記しておきますね。

>>1は支援絵等、大募集です!

『超高校級の画伯』である私には、絵なんて描けないので、描いてくれる方がいれば楽しみに待っています。

両手がミミズ腫れした挙句に、目が異常にでかくて鼻がなく、肩幅だけが広くて足の細い怪物みたいなのしか描けないので!

テーマパーク編の学級裁判後半は現在書き溜め中です。

リアルさんの諸事情ですね、割と重大な。

書き上がり次第投下予定なので、そちらは少々お待ちを。


本日は、21時30分過ぎからこちらを更新する予定です。

では、ぼちぼち更新していきます。

2章で開放されるフロアの地図を作ったりしていましたが、今回はトリック多彩に作れるなぁとか。


では、自由行動三日目を更新していきます。

三日目になりました。

本日の予定は ① 朝食会に参加  ② 午前一回目の自由行動で映画館に行く、となります。


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モノクマ「おはようございます! 起床時間ですよ!」

モノクマ「今日も心地の良い船旅を!」

羽留「どちらかと言えば最悪の目覚めだけど……」

羽留「まぁ、船は揺れないから心地良いといえば心地良い、かな?」


モノクマ「おはよう、羽留クン!」

羽留「うわわっ!?」

羽留「なんでいきなり……」

モノクマ「朝食前に伝えておこうと思ってね」

モノクマ「もし、現段階で誰のケアが必要なのかがわからない場合は」

モノクマ「ボクと一緒に部屋で過ごしてくれれば一緒に考えてあげるからね、って」

モノクマ「一応、ボクは監視カメラで船内の様子を見ることが出来るから、さ」

羽留「なるほど……行動の指針に困ったら、モノクマに相談すればいいんだね?」

モノクマ「ボクとも仲良くしてよね!」

モノクマ「あ、ドーナツがボクを呼んでる! いかなきゃっ!」

羽留「……ん、ドーナツ……?」

羽留「モノクマ? モノクマ……?」

モノクマは、ボクの部屋でぴくりとも動かなくなった。


【Info】

今後、モノクマと自由行動を共にすることが出来るように鳴ります。

モノクマは、誰の精神状態が危ないかを判別することが出来ます。

尚、モノクマの情報が必ずその事件のクロ候補に直結するわけではありません。



さて……朝食に来てみたけど……既に、皆揃ってるな。

と言うか、廉久楽君も来てるみたい……。

特に誰かと食事をとる約束はしてないけど、誰と摂ろうか?


安価下1 ・ 2 で一緒に食事を摂る生徒指定 一人ずつ

廉久楽

水錫

>>237 >>238 廉久楽・水錫 選択


羽留「……取り敢えず、この後の予定を考えると……」


羽留「廉久楽君、この後の予定のこともあるし、一緒に朝食いいかな?」

廉久楽「僕と朝食を取りたいとは中々殊勝な心がけだな」

廉久楽「いいだろう、その撮影に対して熱心な心意気も少し気に入った」

廉久楽「お前の評価を少し上方修正しておいてやろうか」

羽留「はは、あ、ありがとう……?」


い、今のは……褒められている、んだよね?


水錫「なんだか面白そうな話をしてるじゃないか」

水錫「どうだい、お姉さんも混ぜてくれないか?」

廉久楽「誰がお姉さんだ」

水錫「あたし以外にお姉さんはいないだろうに」

廉久楽「調子に乗るなよ、自意識過剰が」

水錫「おやおや、まだまだお子様だね、アンタも」

廉久楽「よくある挑発だな、怒る価値もない」

水錫「そうかい? どうせ身長だけでなく、下の方も小さいんだろう?」

羽留「ちょ、ちょっと水錫さん! いきなり何を言ってるのさ!」

羽留「朝から下品だってば、そういう話は!」

水錫「その程度のことなんて気にしないことさ」

水錫「そうだろう、廉久楽……」

廉久楽「……僕はその程度のこと、気にしないからな」


あ、あからさまに動揺しているんだけど……。

深く追究するのはやめておこう……。


【Info】

廉久楽朱鷺との好感度が大きく上昇しました。

水錫セレンとの好感度が大きく上昇しました。

劉「では、改めて今回の朝食会で話しておきたことがある」

劉「貴様らも、昨日のモノクマからの一斉メールを確認してるな?」

朝神「施設の一部が解放されたという、あれか?」

廉久楽「当然だな……」

廉久楽「その解放された場所から、雇い主に頼まれた映画撮影を行う予定だが」

劉「それなら話は早いな」

劉「この船について、よく知らない所も多いだろう?」

劉「モノクマに対向するため、それに加えて船から脱出するため」

劉「私達はこの船を調査する必要があるはずだ」

霧島「一理あると思うのん」

鹿跳「面倒なんですけど……眠いんですけど……すりーぴぃ……」

沖南「こらこら、寝るなって!」

劉「……ともかく、今後船の調査を少しずつでもしてもらいたい」

劉「当然私も、船の調査をする予定だ」

古宝「面倒だが仕方ないか……」

水錫「あたしは元々一人でも調査する予定だったし、別に問題ないな」

天栗「調査は自由でいいってわけ?」

劉「そのつもりだが……数日後に、改めて調査結果を報告でいいだろう」

劉「それと、もう一点だ」

劉「この際だからな、親睦を深めるためにパーティーなどを開こうと思う」

音咲「いいですね、いいですね! 張り切っちゃいますよ!」

天栗「ふふん、ケーキが必要ってわけね? 任せておきなさい!」

廉久楽「下らん……が、撮影はできそうだな」

小々鳥「では、吾輩が最高級のワインを……」

劉「アルコールは禁止だ、馬鹿者」

小々鳥「残念でありますな……」

劉「取り敢えず、パーティーは明日の夜だ」

劉「企画は音咲、天栗、霧島、羽生、勝常、襟締あたりに頼もうか」

音咲「放送は任せるっす!」

天栗「ケーキなら任せてもらっていいわ!」

霧島「企画は大得意なのん」

羽生「飾り付けとかなら……得意かな」

勝常「ぼ、僕は役に立たないような……」

襟締「華やかさなら任せておくのじゃ!」

劉「任せたぞ……では、解散だ」


……どうやら、明日の夜にパーティーがあるみたいだね。

なにか手伝うことがあるかどうか、明日来いてみてもいいかもしれない。

【Info】

4日目の夜にパーティーが開催されます。

今後、自由行動で船内の調査が可能になります。

<トワイライト・レストラン>


どうやら、劉さんが皆をまとめてくれているみたいだ。

その御蔭で、団体行動をしなさそうな廉久楽君や古宝君も朝食に参加してくれている。

マフィアの影響力って凄いんだなぁ……。

さて、この後は、廉久楽君と約束しているけれど……どうしようかな?



【Info】

自由行動です。

一緒に過ごしたい相手を決めてください。

尚、船内の捜索にも自由行動を当てることになるので注意してください。

約束を破ってしまうと、後々に悪影響を及ぼしますので注意が必要です。


1. 廉久楽との約束を果たす(映画館へ行く)

2. 船内の調査を進める(行く場所を選択)

3. 誰かと過ごす(過ごしたい相手選択)


安価下2

>>243 1. 廉久楽との約束を果たす(映画館へ行く)  選択


……やっぱり、約束した以上は行くべきだよね。

正直、映画撮影に関してはあまり乗り気ではないんだけど……。



<1F 娯楽エリア・映画館>


映画館の入り口を開けると、中では既にスタンバイしている廉久楽君の姿があった。

ボクが部屋に入ったのを確認すると、一冊の台本を渡された。


廉久楽「まずは、今日の撮影についての打ち合わせからとなる」

廉久楽「渡した台本を確認してくれ」


廉久楽君の言葉に従って、台本を読み進めていく。

基本的に、セリフはその場で思ったことを発言すればいいようだ。

率直な発言が求められているみたい、だね。


廉久楽「今日の撮影は午前中の短時間で行う」

廉久楽「ゲームセンター、教会、茶室の三箇所を周る予定だ」

羽留「ちょっと待って」

羽留「茶室はボクが鍵を持っているからいいけど、教会は?」

廉久楽「鹿跳には既に話を通してある」

廉久楽「あの無気力女は、むーりぃーだの言っていたが、教会は開いているそうだ」

廉久楽「最悪、あいつがいなくて映像は撮れる」


……ちょっと心配だけど、大丈夫かな?


廉久楽「安心しろ」

廉久楽「いくら、お前の評価が他より少し高いとはいえども」

廉久楽「新人にそこまで高いことを要求することはない」

廉久楽「思ったことを素直に言え、いいな?」

羽留「う、うん……」


こうして、ボクの撮影が始まった……。

<1F 娯楽エリア・ゲームセンター>


廉久楽「相変わらずうるさい場所だな……」

廉久楽「正直、気は進まないものの……まずは、ここでの撮影を行う」

羽留「撮影するって言っても……ボク、ゲームなんて滅多にしないけど」

廉久楽「アシスタントを呼んでいる……」

廉久楽「仕事だぞ、風飛」


廉久楽君が声をかけたのは、ドラムを模した筐体に腰掛けている風飛さんだった。

……うわ、画面にハイスコア更新、って書いてある。


風飛「朝から眠い中頑張ってゲームしていましたんでー」

風飛「お仕事はちゃんとこなしますけどね……」

廉久楽「ふん、なら問題ないだろう……」

廉久楽「まずは、そのガンシューティングゲームからプレイしろ」

羽留「こんなのやったことないんだけどなぁ……」

風飛「そんなに難しいことじゃないんでー」

風飛「照準を的に合わせて、撃つべし!」

廉久楽「このゲームセンターは、モノクマに貸し切りにさせている」

廉久楽「安心してコンティニューするがいいさ」

羽留「ボクの腕が全く信頼されていない……!」


……こうなったら、見返してやるしかないよね!

……初めてだけど、頑張るぞ……!


ガンシューティングの腕前 安価下1コンマ判定

01~40 全然ダメ

41~80 及第点

81~00 風飛が絶賛するレベル

ほう

>>246 01~40 全然ダメ  


明日ちょっと朝早いこともあってほとんど進んでいませんが、今日はここまで。

次回、廉久楽プレゼンツの撮影会を投下します。


それにしても白雪ちゃん、ダメダメな子になりつつありますね。

あ、殺人事件は唐突に起きますから気をつけてくださいね、うん。

では、テーマパーク編の裁判も書き溜めしつつ、リアルさんと戦います。

更新が遅くなる可能性大ですがご容赦を。

ではでは、今日はお疲れ様でした。

こっそり支援
http://i.imgur.com/IQ3jsgk.png

おお、すごい……! 忙しい中見に来て良かった……!

支援絵を頂けるのは初めてなので非常にうれしい……!

早速保存させていただきましたぜよ……!

これは頑張って書き溜めねばなりませぬな。
早ければ本日中に途中まで、遅くても明日にはあちらの裁判終了前後まで、投下していきます。

廉久楽プレゼンツは……うん、同じくらいに投下できればいいかな、と。
やる気出て来たぁ……! こっから書き溜めますぞ!

ここの>>1のssはクオリティ高いから見てて楽しい
頑張ってくれよー乙!

>>252
ありがとうございます!
明日向こうの裁判を投下して、此方は火曜日に投下する予定です。

皆と仲良くふれあって、健全な絶望を!

もうちょっとしたら、こっちも更新しますよ

明日、廉久楽プレゼンツを更新する予定です。

その後、時間次第で自由時間更新。


自由行動中のイベントにも、ちらほら事件が発生した時に大事になる情報が出てくる、かもしれないので要注意ですぜ。

今日は休みと言ったな……あれは嘘だ。


30分から投稿再開。

なんかsageたままだったよ……30分から投稿開始です。

ほいさ、ではここから少しながら更新してまいります。

>>246 01~40 全然ダメ より再開


廉久楽「……おい、お前」

廉久楽「一面の第一ステージでゲームオーバーになるとはどういうことだ」

廉久楽「普通に考えて、そこまで下手というのは異常だろう……」

風飛「……流石に下手過ぎると思うんですけどね」

羽留「そんなこと言われても……ボクはこのゲームを初めて触っているわけでさ」

羽留「普通に考えたら、最初は誰だって下手なんだってば!」

風飛「いえ、普通は初心者でも二面くらいまでは行けると思いますけど……」

風飛「ここまで下手なのは、正直初めて見たんでー」

廉久楽「……これでは絵面が悪くてたまらないんだが」

廉久楽「……仕方ないか」

廉久楽「まずは何度コンティニューしてもいいからクリアしてくれ」

風飛「それでいいんですかねー……」

羽留「あうっ……そんな、そこまで下手だって言わないでも……」

廉久楽「下手だろう、事実として」

廉久楽「取り敢えず、プレイ途中の映像は全てカットとするだけだ」

廉久楽「プレイの最初の部分とクリア時点の映像だけ流せばいい」

廉久楽「そこまではちゃちゃっとクリアしてくれ、風飛」

風飛「……はいはい、了解っす」

羽留「うぐぐぐっ……!」

羽留「絶対見返してあげるんだから……!」

風飛「ちょ、ちょっと……そんなにガンコンを強く握ったら……」

廉久楽「お前、確か指を怪我していたのではないのか?」

羽留「っ……!」

力を籠めすぎて握っていたからか、昨日治療してもらった切り傷が開いてしまったみたいだった。

切り傷自体はそれほど大きいものではなかったけれど、切り方が悪かったのか少し出血量が多かったわけで……。


廉久楽「……何をしている、全く」

廉久楽「ほら、さっさとこのティッシュで筐体に付着した血を拭くぞ」

風飛「それじゃ、私は絆創膏を部屋からとってくるんでー」

風飛「もう少し、自分の傷の状態を理解しないとダメですよ」

羽留「うん……ごめん……」


……何だろう、ボクさっきから完全に空回りしちゃってる。

初めての映画撮影だからか、緊張しているのが完全に裏目に出てるよ。


廉久楽「ま、待て! 血が出ているときにいろいろ物に触るな!」

廉久楽「……無駄に血を他の物につけてどうするんだ」

羽留「わわっ、ごめん……」

羽留「あぅ……UFOキャッチャーにまで血が付いちゃった……」

廉久楽「全く……僕がティッシュで拭いておくから、お前は指をこのハンカチで包んでおけ」

羽留「でも、この白いハンカチじゃ血が落ちなくなっちゃうよ?」

廉久楽「元々ハンカチなど汚れるためにあるものだからな」

廉久楽「気にする必要なんかないさ、素直に使っておけ」

羽留「うん……あ、ありがとう……」

廉久楽「お礼を言うくらいなら、初めから慎重に行動してくれ」

羽留「あうっ……」


……そう言って、廉久楽君は背後を向いたままガンシューティングゲームに付着した血液と、

UFOキャッチャーの筐体に付着した血液をティッシュで拭きとってくれた。

指からの出血自体はそれほど多くはなくなってきたけど……

それでも、廉久楽君が渡してくれた白いハンカチには赤い染みがじわじわと広がっていく。

……でも、あんな高圧的な言葉を寄こしてくる割には……結構優しいところもあるみたい。

風飛「絆創膏貰って来たんでー、ささっとつけておいてくださいね」

羽留「風飛さんも、ごめんね……ボクの所為で……」

風飛「困ったときはお互い様ってことで」

風飛「それに、白雪様には血は似合わないと思いますからねー」

廉久楽「……絆創膏はつけたのか?」

羽留「うん、絆創膏に関してはばっちりつけたよ」

羽留「それで……えーと、シューティングゲームのクリアを……」

廉久楽「いや、それは怪我が治ってからでいいだろう」

廉久楽「何より、撮影開始画面で絆創膏をつけていない人間が」

廉久楽「次の瞬間に絆創膏をつけていたらおかしいからな」

羽留「た、確かにそうだけど……」

廉久楽「そう言うわけで予定を変更する……と言うところだが」

廉久楽「折角の無料プレイだしな……練習でもしておけばいい」

廉久楽「だが、次はあのように熱くなるなよ?」

羽留「うん……」

風飛「それじゃあ、ゆっくりとやっていきましょうかねー」

風飛「ポイントは、照準を敵に合わせて……」

風飛「そうそう、そんな感じですかねー」

羽留「えっと、ここでトリガーを……!」

廉久楽「ふむ……初めて敵を打ち倒したな」

羽留「そっか、こうやって敵を撃っていけばいいんだね」

風飛「でも、敵が画面内にいるのに隠れないと……」

羽留「あうっ、また敵に撃たれたぁっ……!」


結局この後、一時間くらいガンシューティングゲームを特訓したけど、一向にうまくならなかった。


風飛半千代の好感度が上昇しました。


風飛さんと別れた後次の撮影場所である教会に向かう前に、別の場所に立ち寄ることにした。

えっと……どこに行こうかな。


1. 血で汚れたハンカチを洗いにランドリーへ

2. パーティのことが気になるので大ホールへ


安価↓2

1

>>265 1. 血で汚れたハンカチを洗いにランドリーへ


羽留「えっと、廉久楽君」

羽留「少しランドリーに寄ってもいいかな」

廉久楽「……ランドリーに何か用なのか?」

羽留「用って程でもないんだけど……」

羽留「白いハンカチを血液で汚しちゃったし……洗っておこうかな、って」

廉久楽「……特に気にする必要はないんだけどな」

廉久楽「そこまで言うのなら止めはしない」

廉久楽「ちゃっちゃとランドリーに行くぞ」


……こうして、ボクはランドリーにやってきた。

ランドリーにある洗濯機で、白いハンカチの血を落とすためだ。

えっと、洗剤を入れて……ここにハンカチを入れればいいんだよね。

ボクがハンカチを洗濯機に入れようとしたところで……慌てた水錫さんに止められた。


水錫「待て待て待て待てっ!」

水錫「そのハンカチをここで洗ったら赤い染みは落ちなくなってしまうよ?」

羽留「……あの、漂白剤を入れたら」

水錫「ああ、それでもダメなんだよ」

水錫「羽留が持っているその白いハンカチの汚れ……血液だろう?」

水錫「昨日の朝食の準備時間に怪我したらしいじゃないか」

羽留「あ、うん……血液だけど……」

羽留「漂白剤を入れれば、洗濯機で落ちるんじゃないかって思ったんだけど……」

水錫「ああ、確かに素人判断をするとなれば、それで落ちそうな気はするな」

水錫「とは言え、超高校級のクリーニング屋でもいれば話は別だが……」

水錫「少なくとも、コインランドリーのような場所でそんなことをしたら」

水錫「血液がこびりついて染みになってしまうよ」

羽留「そ、そうなの?」

水錫「特に、このランドリーの洗濯機は自動で乾燥までしてくれるものだ」

水錫「血液は温度を変えるとタンパク質が硬化して、染みがとれにくくなってしまうんだよ」

廉久楽「……別に、そのハンカチが汚れようが僕は気にしないんだけどな」

水錫「羽留の好意でやっていることが、悪い結果をもたらしたら可哀想だろう?」

水錫「だから口を出したまでさ」

羽留「うーん、でも……この場合ってどうすればいいのかな?」

羽留「血液って染みが落ちにくいんでしょ?」

水錫「血液の染み抜きか……あたしがクリーニングにでも詳しければよかったんだが……」

水錫「血がついてすぐだとすれば、消毒液を綿棒につけて叩くようにすれば落ちるとは思うんだけどね」

羽留「でも……もう時間も経っちゃってるし……」

水錫「ああ、もう……! そんなに泣きそうな顔をしないでくれないかな」

水錫「落せないってわけじゃないんだ……ただ、実験室に行かないとモノが用意できないんだけで」

水錫「オキシドールやアンモニア水を利用すれば落せるとは思うんだ」

水錫「後は……マジックリンで何とかできるかもしれないな」

水錫「……どれ、あたしは今暇だし、倉庫からマジックリンでも持ってきて漂泊してみようじゃないか」

廉久楽「……お前が、このハンカチの汚れを落とすと言うのか?」

水錫「今のアンタは映画の撮影中なんだろう?」

水錫「あたしは実験室が解放されていないからやることもないし……」

水錫「ま、軽い暇つぶし程度にはなるんじゃないかと思ってね」

羽留「でも、任せてもいいのかな……」

水錫「何、あたしに気を使ってくれているならそれは無用だよ」

水錫「寧ろ、船内の探検ばかりで飽きがきていたところなんだ」

水錫「こういう知的好奇心をくすぐる軽い実験で気を紛らわさせてくれると嬉しいんだけどね?」

廉久楽「僕としても、誰がハンカチを洗濯しようが気にはしないさ」

廉久楽「そもそも、赤い染みができたところで気にもとめないさ」

廉久楽「コレクターのあいつならともかく、な」

羽留「それじゃあ……えっと……」

羽留「水錫さん……お願いするね?」

水錫「ああ、あたしに任せておきなって」

水錫「あとで、染みの一つもない純白のハンカチを見せてあげるから」

水錫「それまで楽しみにしておいてほしいね?」


そう言って、水錫さんはランドリーを後にした。


水錫セレンの好感度が上昇しました。

今日はこのくらいにしておいてやる!(錯乱)

以上です、お疲れ様でした。


序盤から皆才能をフル活用してみる。


続きは月曜日……書きたい、ね。

月曜日じゃないじゃん、火曜日の間違い過ぎる……。

日曜日だと思ってたよ、素で。素で。

うん、火曜日の間違いなんです……。

23時からほんのり更新。

では、はんなり更新。

ランドリーで水錫さんと別れた後、次の撮影場所である教会へとやってきた。

教会では鹿跳さんが一心に祈りをささげているところのようだ。

暫く声をかけづらい雰囲気が続く中、気にも留めずに廉久楽君がカメラを回し始める。


廉久楽「……あいつが祈りを捧げているのを見るのは難しいと言われている」

廉久楽「あいつに関係する資料を読んでみた限り、どうも祈りが嫌いなようでな」

羽留「……お祈りが嫌い、って超高校級の聖職者の発言とは思えないよね」

廉久楽「どちらかと言えば、懺悔を聞くのが得意なんだそうだ」

廉久楽「……あの、ネガティブ思考満載な人間に務まるとは思えないんだが」

廉久楽「実際の評価を考えると、嘘ではないんだろう」

羽留「懺悔……確かに、神父さんとかシスターさんのお仕事だとは思うけど……」

廉久楽「ともかく、ここでのお前の仕事の一つはインタビューをすることにある」

廉久楽「鹿跳に、超高校級の聖職者の仕事についてインタビューをしてほしい」

羽留「インタビューって……質問書とかあるんだよね?」

廉久楽「あるわけないだろう。好きに質問してくれ」

羽留「そ、そんな適当な……!」

廉久楽「ちょうど祈祷も終わったようだからな……」

廉久楽「では、撮影開始と行こうか」


鹿跳さんがお祈りを終えたところで、廉久楽君がカチンコを鳴らす。

本来なら撮影スタッフが行うところだとは思うんだけど、人手が足りないからと、

廉久楽君が一人でカメラを回したり、カチンコを鳴らしたりとせわしなく動いていたりする。

カチンコの鳴った音にはっとしたのか、鹿跳さんがこちらを振り向いてため息をついた。

鹿跳「……無言で見つめられるのは困ります」

鹿跳「撮影を開始するなら、さっさと言ってほしかったんですけど……」

鹿跳「カメラに映りたくないんで……部屋に戻るんです」

鹿跳「インタビューとか……むーりぃー……」

羽留「いやいや、インタビューするボクの方が無理だって言いたいくらいだよ……」

羽留「と、取り敢えず……カメラが回っていると思わないでさ」

羽留「ボクに普段の仕事とかについて教えてくれればいいんだと思うよ?」

鹿跳「でも……カメラに顔を映されるのは恥ずかしくて……」

鹿跳「あ、あの……フードで顔を隠してもいいですか……?」

廉久楽「素顔を見せてくれなければ取材にならないだろう」

廉久楽「……これが一般人だとすれば話は別なんだが、今回は超高校級の人間の生活を伝えるのがポイントなんだ」

廉久楽「既に顔の割れている超高校級の人間に対して、顔を隠すわけにはいかないな」

鹿跳「あう……目を映さないで欲しいんですけど……」

羽留「えっと、目って言うと……そのオッドアイ?」

羽留「うーん、そんなに気にする必要はないと思うんだけど……」

鹿跳「私達の宗派では元々、オッドアイは禁忌の対象なんですけど……」

鹿跳「あの……超高校級の聖職者として希望ヶ峰学園に選ばれるまでは……」

鹿跳「赤い方の眼に緑のカラーコンタクトを入れてごまかしていたんです……」

廉久楽「待て、それなら事情が変わるぞ」

廉久楽「いくら未来機関の依頼とは言え、お前にとって不利になる映像になってしまう」

廉久楽「……それは、僕の求めているところではないな」

鹿跳「いえ……あの、教会の皆さんには既に真実は話してあるんです……」

鹿跳「だから……今更、禁忌だ何だとは言われないんですけど……」

鹿跳「い、一応……そこまでの行動が評価されているみたいなんで……」

廉久楽「……それなら、表に情報は出してもいいのか?」

鹿跳「えっと……はい、それは……大丈夫、ですけど」

廉久楽「そう言うことなら、その姿にも自信を持っておくといい」

廉久楽「そこの奴らは、禁忌であるオッドアイを持っていると知ってなお」

廉久楽「お前を認めてくれたんだろう?」

鹿跳「は……はい、そう、思いますけど……」


……意外と廉久楽君って優しいよね。

鹿跳「えっと……あの……それで、何を聞きたいんですか?」

鹿跳「い、一応……答えない……ってわけじゃないんですけど……」

廉久楽「……それなら、ここからはインタビューにするか」

羽留「えっと……何を聞けばいいのかわからないけど……」

羽留「超高校級の聖職者って呼ばれている鹿跳さんは、普段どんなことをしているの?」

羽留「この客船に乗る前の話で構わないから、教えて欲しいんだけど」

鹿跳「普段……ですか?」

鹿跳「お祈りとかするよりは、むしろ懺悔を聞く方が多かったと思いますけど……」

羽留「……懺悔って言うと?」

鹿跳「元々私は、人と面と向かってあれこれ喋れるような性格じゃありませんから……」

鹿跳「懺悔室で壁を仕切りにして相手の悩みとか後悔とか……」

鹿跳「そう言った話を聞いて応対する、と言うのが主な仕事ですけど……」

羽留「こういうのを聞いていいのかはわからないんだけど……」

羽留「懺悔ってどんなものが多いのかな?」

鹿跳「えっと……たとえば、不倫したことを夫に隠している、とか」

鹿跳「事故で人に怪我させてしまった、とか……」

鹿跳「訓練のつもりが本当に火事を起こしてしまった、とか……」

鹿跳「基本的には自分の罪を軽くしたいがための自白、だと思いますけど……」

羽留「でも……自分の罪を軽くしたいって言っても……」

鹿跳「ええ、そうです……」

鹿跳「罪は……他人に聞いてもらっても……消えることは無いんです」

鹿跳「罪の意識を消し去ることなんて……無理……なんです」

羽留「鹿跳さん……?」

鹿跳「……本当に、申し訳なく思っている人間は」

鹿跳「人に罪の思いを聞いてもらっただけで……満足なんてしないんですけど……」

鹿跳「……私は、その偽善の手伝いをするのがお仕事だったんです」

廉久楽「なるほどな……自分のしていることに疑問を持っていると言うことか」

鹿跳「それで救われている人間がいることも……また、事実なんですけどね」

鹿跳「……取り敢えず、私の普段の仕事については以上、なんですけど……」

鹿跳「そろそろ、教典の勉強の時間にあてないといけないので……」

廉久楽「ふむ……撮影時間も考えれば妥当と言うところか」

廉久楽「邪魔して悪かったな」

羽留「あ、えっと……お話しできて楽しかったよ」

鹿跳「……今度は、紅茶でも飲みながらお話したいんですけど」


鹿跳萌の好感度が上昇しました。


次は茶室での撮影だけど、その前に少し自由行動をとっていいらしいので、寄り道して行くことにした。(安価↓2)

1. 小腹がすいたので食堂へと行ってみる

2. パーティのことが気になるので中央ホールに行ってみる

3. 調べたいことがあるので図書室へと行ってみる

3

>>279 3. 調べたいことがあるので図書室へと行ってみる 選択


一度廉久楽君と別れたボクは、茶室に向かう前に図書室へと寄り道していた。

モノクマとモノミ、二つの顔を持つ未来機関の存在。

その未来機関について、少しでも分かることがあればと思ってのことだった。

誰もいないと思っていた図書室だったけど、どうやら先客がいたようだ。


劉「ん……羽留、か」

劉「図書室に用事とは珍しいな……基本、皆自分の管轄にしか興味がないからな」

劉「ここに来るのは私か古宝、料理本を探しに霧島くらいかと思っていたんだが……」

羽留「えっと……まぁ、少し調べたいことがあっただけなんだ」

羽留「劉さんも何か調べもの?」

劉「……調べもの、っていうよりは息抜きに近いとは思うけど……」

劉「ちょっと図書室の鍵をかけてもいいか?」

羽留「別にかまわないけど……どうしたの?」

劉「少し話したいことがあってな……他の人には聞かれたくない」

羽留「そう言うことなら……」

劉「助かる……なかなか肩の力を抜けないで困っていたんだ」


図書室の扉に鍵をかけた劉さんは、身長相応に見えるあどけない苦笑を浮かべながら、ボクの向かいに腰掛ける。

……他の人に聞かれたくない話って、何だろう?


劉「……一つ聞きたいんだけどさ」

劉「モノクマが提示した動機……『秘密の暴露』」

劉「これって、クリティカルにヒットする人とそうでない人に分かれる動機だと思うんだ」

劉「……もし私がクリティカルな動機を持っている人間だとしたら、羽留はどうする?」


目の前で銃を構える劉さんに、ボクの背筋は凍り付いた。

羽留「えっと……じょ、冗談だよね?」

劉「これがマフィア同士の抗争なら、なかなかしゃれた冗談になるんじゃないか?」

劉「……一般人に銃を向けている時点で、本気度は伝わって欲しいんだけど」

羽留「……ぼ、ボクを撃つつもり?」

劉「……ふふ、そうだよ」

劉「こ、これでも私は本気だったんだ……!」

劉「私だってマフィアの跡取りなのに……銃を構えただけでこれだ!」

劉「わ、私に人が殺せるわけないんだよぉ……」


ボクを射ぬいているはずの照準が小刻みに揺れる。

力が入り過ぎて震えているわけじゃなく……何かを恐れて震えている、そんなぶれ方だった。


劉「……私の秘密は、私にとっては恥ずかしいものだったんだ」

劉「……これを聞いたからと言って、私に秘密を明かす必要もないけど」

劉「流石に銃を突きつけた相手に何も話さない、というのもあれだと思って」

劉「私の秘密は……その……」

劉「『劉鈴音は夜にぬいぐるみを抱いていないと落ち着かない』と言うものだったんだ……」

劉「最初に送られてきたものは、な」

羽留「最初に送られてきたものは……?」

劉「大事なのは二通目だった」

劉「……『劉鈴音は、銃を握ると恐怖で体が硬直してしまう』」

劉「これが、私の秘密だった」

羽留「えっと……普通のことっぽく聞こえるんだけど」

羽留「それが、どうして秘密としてクリティカルになるの?」

劉「マフィアにとって、拳銃が扱えないことは致命的になる」

劉「それも末端の人間ならともかく、私はマフィアの跡取りで……」

劉「尚且つ、『超高校級の』マフィアなんだ」

劉「そんな人間が銃を扱えないなんて秘密が露見したら……」

羽留「……命を狙われやすくなる、ってこと?」

劉「それだけならまだ救いようはあっただろうけど……」

劉「わ、私の代で……劉家は終わりだ」

劉「マフィアとして成り立たなくなり、一家離散になる」

劉「トップの尊厳が保てなくなるから……」

劉「それだけは避けたかった……本当なら、ね」

羽留「本当なら……って言うのは、どういうこと?」

羽留「……もう、コロシアイに参加なんてしない、ってこと?」

劉「……家柄じゃなくて、私に従ってくれた人を裏切るわけにはいかないから」

劉「こんな、チビっ子で見た目も幼女、拳銃もロクに扱えない箱入りな私に……」

劉「それを知って尚従ってくれた人を……」

劉「私は恐怖心から裏切ることになってしまうって、そう思ったんだ」

羽留「それじゃあ……劉さんは……」

劉「当然、コロシアイを阻止するつもりだよ」

劉「そうでもしないと、私は舎弟に顔向けできないから」

羽留「……それなら、最初からそうやって話してくれればいいじゃない」

羽留「撃たれるかと思って身構えたボクがバカみたいじゃない……」

劉「ああ、あれはお前を試してみたんだ」

劉「……この船にいる人間で、私が婿として連れ帰れるレベルの人間かどうか、をね」

羽留「え……えっと……」

劉「両親が、結婚するなら超高校級の人間にしなさいってうるさくてね」

劉「廉久楽や古宝は愛想がないし、好みじゃない」

劉「沖南は軽薄で、小々鳥は癖が強い……」

劉「朝神はどちらかと言えば父親みたいな雰囲気だし、羽生は度胸がなさそうだ」

劉「……それ以外から選ぶとなると」

羽留「あの……ボクは女性なんだけど」

劉「……ん、隠してはいるみたいだけど男でしょ?」

劉「お互い秘密を共有してるってことで……」

劉「少し私に協力して欲しいんだよね」

羽留「ば……ばれ……」

劉「別に誰かにばらすわけじゃないって」

劉「そうだな……どちらかと言えば、婿ってよりはお兄ちゃん……いや、お姉ちゃん……?」

劉「……取り敢えず、婿云々は置いておくとしてさ」

劉「素の私が出せる人間になって欲しいんだ」

羽留「……素の、劉さん?」

劉「……そう、マフィアとして気を張ってる私じゃなくて」

劉「……本当は今にも泣きたい私でいさせてほしいの……」

劉「あ、甘えさせてもらえないかな……?」

羽留「え、う……うん?」

羽留「べ、別にいいけど……本当に、ボクが男だってばらさないでよね」

劉「ばらしたってどうせ誰も信じないと思うけどね」

羽留「そ、それはそれで傷つく……」


この後、暫く劉さんと過ごした。

劉鈴音の好感度が大きく上昇しました。







【チャプター1において、劉鈴音の加害者確率がゼロになりました!】





と言うところで、本日はここまで。


チャプター1の動機、秘密がクリティカルになっていた子の一人、劉のチャプター1におけるクロフラグが折れました。

彼女のチャプター1におけるクロフラグの解除条件は、パーティが始まる前に彼女と一度二人きりで話しておくこと。

今回に関してはほぼ偶然だったわけですけどね。


各キャラが少しずつキャラ立てしてくるといいな……。

では、次は水木のどちらかに。

帰宅したら日付が変わった……変わってしまった。

少しだけ書き進めはしたけど、まともな更新量になっていないので、金曜日に延期。
延期って打つと袁基が最初に変換される我がPCの不思議、なんでや。

最近こういう日ばかりで申し訳ない……少しでも進めたいんだけどなぁ。
更新おっついてないけど裏でこそこそやってます(黒幕感)
生活が落ち着くまでスローペース……しっかりすすめるので暫しお待ちを……!

こんな時間になってしまったけど、明日休みだから少しだけ書きました。

廉久楽プレゼンツと言う名のチュートリアル。5分後投下。

劉さんと別れた後、ボクは自分自身が管轄している茶室へとやって来た。

茶室の前では、既に廉久楽君が待っていたようで、その隣には茶室での撮影に合わせてか霧島さんの姿もある。


羽留「えっと……お待たせ」

廉久楽「……気にしないでくれていい」

廉久楽「この状況下において、さまざまに詮索したくなる気持ちは分からなくはないからな」

羽留「詮索だなんて……!」

廉久楽「何か間違ったことを言ったか?」

廉久楽「誰がどんな秘密を持っていて、どの程度脅威になりかねないのか……」

廉久楽「そう言ったことを考えるのは、生き残る上で重要なことだと思うがな」

羽留「……誰かが事件を起こすことを前提にしたような言い方するんだね」

廉久楽「実際にそう思っているからな」

廉久楽「……僕からすれば、お前も殺人を犯しかねない秘密を握っていると思っているがな」

羽留「……ボクはそんなことしないよ」

廉久楽「……口先の言葉を軽々しく信じることはしない主義でね」

廉久楽「お前が事件を起こすと、そう言ったつもりはない」

廉久楽「ただ、お前の反応を見ているに……」

廉久楽「それなりに堪える秘密だったんじゃないのか?」

羽留「……それは、否定できないけど」

廉久楽「……まぁ、この話を廊下でするのも難だな」

霧島「……ウチも撮影に呼ばれてるのはどういうことなのん?」

廉久楽「一つ目の理由は、茶室に似合いそうな人間がお前しかいないこと」

廉久楽「もう一つの理由は……お前は秘密が理由で動かなそうだ、ということだ」

霧島「……そう思うなら、それでいいのん」

廉久楽「……女将だと言っていたが、お前自身はそれほど旅館のことを好んでいるわけでもなさそうだしな」

霧島「そ、そんなわけ……!」

廉久楽「言いよどむのが何よりの証拠だ」

廉久楽「……僕の目はごまかせないと思っておけ」

羽留「……取り敢えず、そう言う話は廊下でしないようにしよう?」

羽留「……人に聞かれたい話じゃないんだし、さ」

廉久楽「……さて、茶室に入ったわけだが」

廉久楽「茶室と言うのは元来、悪巧みとかに使われてきた場所だな」

羽留「それは流石に偏見だよ……」

廉久楽「細かいところはどうでもいい……本題には大してかかわってこないからな」

廉久楽「僕が今回こいつをここに呼んだのは……安全牌かどうかを確かめるためだ」

霧島「安全牌……なのん?」

廉久楽「……今回の秘密、世間にばらされるとまずい人間とそうでない人間がいるはずだ」

廉久楽「一見するとまずい秘密であっても、対してダメージを負わない人間もいるだろうからね」

霧島「……それは、どういう意味で言っているのん?」

羽留「そんな品定めをするようなことをするために、撮影して回ってるの?」

廉久楽「……こんなところで死ぬわけにはいかないからな」

廉久楽「誰が危険かを判断して、出来るだけかかわらないようにしているだけだ」

廉久楽「……例えば鹿跳とかだな」

羽留「鹿跳さんが危険だって言うの?」

廉久楽「……これはあくまで予想だけどな」

廉久楽「それに加えて……僕のように、一般的にはまずい秘密を持っている人間も少なくないだろうし」

廉久楽「お前もそうだろう、霧島鳴子?」

霧島「……否定はしないのん」

霧島「別に秘密がばらされたところで、ウチは特に痛い思いはしないけど」

廉久楽「僕も同じだ……撮影中に死人を出したから何だって言うんだ……馬鹿馬鹿しい」

霧島「旅館で昔殺人事件が起きたことくらい、昔にフライデーされているのん」

羽留「平然と二人とも秘密を暴露してくるんだね……」

廉久楽「この程度、秘密などと言わないだろう」

廉久楽「当然、何でそんなことを知っているのか、とは思ったがな」

霧島「そうは言っても、ウチ達にしてみればその程度、と言えることでも」

霧島「本人の秘密としては……ばれたくないものもあるはずなのん」

羽留(……たとえば、劉さんの秘密とか、かな)

廉久楽「ともかく、お前に死なれては困るからな」

廉久楽「精々死なれないように、注意喚起をしてやろうと思ってここに呼んだだけだ」

廉久楽「特別茶室で何かを撮る予定などなかった」

霧島「ウチが呼び出された理由はあるのん?」

廉久楽「お前の秘密は想像がついたから、と言うだけだ」

廉久楽「今のところ、お前は安全圏だと思っていて良さそうだからな」

羽留「えっと……ボクのことは……?」

廉久楽「さっきのは冗談だ。お前が殺害に至るとまでは思わなかったさ」

廉久楽「それなりに堪える動機だとは推測したがな」

廉久楽「それで読み違えたとすれば、それは僕の責任だ」

廉久楽「殺されたとしても文句は言えまい……」

霧島「廉久楽君の言うことはともかくとして、不用心に人の秘密に迫っちゃダメなのん」

霧島「……どんな秘密が、その人の地雷になるのかわからない」

霧島「でも……もし、秘密によって自分の命が脅かされるとしたら」

霧島「……危ないのかもしれないのん」

羽留(……自分の命が脅かされる秘密……?)

羽留(実は殺人鬼でした、とかそう言う感じのかな?)

羽留(大事なものを盗んでいることがばれる、とか……?)

羽留「……慎重に行動しないといけないね」

羽留「それでもボクは……事件が起こるのを防ぎたい、し……」

羽留(モノクマの為……ってわけじゃないけど)

羽留(事件なんて、起こらないに越したことはないんだからね)

羽留(劉さんにも、今回得た情報は伝えておいた方がいいかな……)


この後、適当にお茶を飲んで解散することになった。


霧島鳴子の好感度が上昇しました。

廉久楽朱鷺の好感度が上昇しました。

廉久楽朱鷺との関係が、少し仲良しになりました。

以上、短いけれどなんとか更新だけはできた……。


徐々にきな臭くなってくるチャプター1……まだイベントがありますが、徐々に書き進めてまいります。

次回自由行動につき、日曜日更新予定です。

乙です
完結する前には支援絵描きたいと思っているのですがキャラの容姿って>>249であっていますか?
容姿について詳しく教えてもらえると描きやすくて助かります

>>293
キャラの要旨については近い内に纏めておきます。尚、基本的には>>249であっている模様。
書いていく内に、少し追加されていたりする人もいたりしますので……。

さて、今回はこちらで自由行動を少し更新。熱っぽいので本当に少しだけど……。
1のエピローグは、まだ書き溜め出来てないのです……今週中にあげようと思っていたのに。

妥協してあげたくはないので、もう少しばかりお待ちください……。

【自由行動 午後・一回目】


午前中の行動をほとんど廉久楽君との撮影に充てていたから、いつの間にかお昼の時間になっていた。

ちなみに、撮影のギャラみたいだけど……廉久楽君からはモノクマメダルを五枚譲られたんだけど……。

昼食は何故かモノクマが作ったドーナツとプロテインだったんだけど……なんだか間食のような……。

鹿跳さんに至っては、甘いものと粉物とかむーりぃー……とか言って、お昼ご飯を抜いていたみたいだし。

少ししてからモノクマが平身低頭で謝り倒していたけど……どういうことなんだろうね。



会いに行く人 安価下2


※ 
モノモノマシーンは、一日の夜時間前に回すことが出来ます。
尚、回数のみ指定で抽選王というソフトを使って>>1側でアイテム抽選を行います。
自由行動回数は消費しません。

安価↓なのです

胡桃

>>298 天栗 選択


流石に今日の昼食だと、ボクも少しお腹が膨れなかった。

……少し適当に作って食べたほうがいいよね。

そう思って、ボクは厨房に入ったわけなんだけど……。


天栗「ちょっと待ちなさい!」

天栗「アンタは厨房に入っちゃダメって言ったじゃないの!」

天栗「危なっかしくて料理してるのを見てられないってわけ!」

羽留「……えっと、厨房の入り口をふさがれても」

羽留「ボクは昼食が足りなかったんだから……」

天栗「ああ、だったら私が何か作ってあげるからアンタはそこで待ってなさいよ」

天栗「アンタが料理なんか作ったら、厨房が血まみれになっちゃうじゃないの」

羽留「そこまで酷くないもん……」

天栗「どうせまた自分の指を調理しちゃうでしょ?」

羽留「ひ、否定できないけどさ……」

天栗「それで? アンタは何が食べたいわけ?」

羽留「食べたいもの……えっと……」


1. ドーナツ

2. ショートケーキ

3. 大福


安価↓2

2

>>301 2. ショートケーキ  選択


羽留(これがボクの答えだ……!)



羽留「えっと……それだったら……」

羽留「ショートケーキをお願いしてもいいかな?」

天栗「ショートケーキね、それならすぐにでも用意してあげるわ」

天栗「と言うより、ちょっと作り過ぎちゃった分があるのよ」

羽留「それならちょうどいいかな……それをもらうよ」

天栗「最悪、明日開催されるパーティーで消費してもらえばいいか、と思っていたんだけど」

天栗「誰かに適当に食べてもらうのも悪くなかったわ」

天栗「……そう言うわけで、アンタも10個くらい食べてくれない?」

羽留「それは……ちょっと無理だよ」

天栗「確かに、アンタみたいな細身だとするとそんなに食べれないわね……」

天栗「私はそれぐらい普通に食べれるんだけどね」

天栗「もしかして、食べ過ぎたら太っちゃうとでも思ってる?」

天栗「それなら、安心してくれていいってわけよ?」

天栗「食べても太りはしないんだから……!」

羽留「いや、単純にお腹に入りきらないってだけなんだけど……」

天栗「そうなの……? ま、食べたくなったらいつでも私に言いなさい?」

天栗「……アンタを厨房に入れるとすれば」

天栗「精々飾りつけとか、危険のないものだけにするって決めているんだし」

羽留「……それじゃあ、もし何か食べたくなったら天栗さんに言えばいいの?」

天栗「最悪メール入れてくれてもいいのよ?」

天栗「基本冷蔵庫にはケーキとか入れているから、声をかけてくれれば食べて良いわ」

天栗「私の夜食だし、ね」


……思ったより、天栗さんって大食いだよね。

いや、甘いものが別腹、とかそう言うレベルの話じゃない気がするんだもん。


【Info】

天栗胡桃の好感度が上昇しました。

天栗胡桃との関係が知人になりました。

以上、短いけど更新でした。


この時点だと、どのキャラが好まれていたりするんでしょうかね……。
最終生き残りメンバーとかこの時点で予測できる人はいるのでしょうか……いや、変動するんで何とも言えないですけど。

気になるキャラとか書いていただけると励みになります。
男の(ryをどのキャラに使用するかとかの判断に使うかもしれません。
まだキャラが立ってない子もどんどん表に出せるように……!

次回更新は時間と体調次第ですが……更新前に予告を入れます。多分30分前くらいに……。
では、お休みなさいませ……。

更新予告 
明日の22時前後(帰宅時間で変わってくるので自国の確定はできませんが……)から自由行動を更新です

テーマパークのエピローグは今週末予定


現状だと、まだキャラ立ってない子もいますが、羽留・風飛・廉久楽・音咲・沖南・鹿跳辺りがいい感じでしょうか
生き残りメンバーはどうなるか……私も予想付いてないですが……大当たりの人はいるんでしょうか


それと、更新できていないのでお茶濁し的に……

今作から、学級裁判が起こった場合、以下の要素が追加されます

① ノンストップ議論で、「コトダマでの論破」「コトダマ記憶」の他に「他人に論破してもらう」パターンを追加します。
  
 → 所持コトダマ、ウィークポイントの記憶でも論破できない議論の場合は【ウィークポイント】を【××】に論破してもらう、ということが起こり得ます。

② 過去作からの引き継ぎ要素として、「対論ジャッジメント」が継投されます。

③ 扱いにくかった「激論クールダウン」を新調して、「感情リコレクト」と言う要素を追加します。(詳細は学級裁判で)


雑談スレでも歯ごたえがある難易度だと思っていただけているようなので、更に精進致しました……
前作チャプター5のような理不尽難易度にはならないと思います……
学級裁判がより学級裁判らしくなればいいのですが……

ちなみに、メールシステムは別の方のを読んでいるときに面白いと思ったので採用させていただいたのと、
他人に論破してもらう、と言うのも別の方の助太刀システムを見ていて面白いな、と思ったのでアレンジしたものです
スレ名はあげませんが、参考にさせていただいた方にはこの場で感謝を申し上げます


以上、裏でこそこそやっている>>1からの予告でした

>>1です。

帰宅ナウ いつもに比べれば早い方じゃないかしら……

23時過ぎからかな……更新再開でございます

さて、そろそろ更新と行きましょう。

今日も短いかもだけどごめんね……。

では、お言葉に甘えて……少しずつ進めていきましょう。

では、次より更新です。

【自由行動 午後・二回目】


天栗さんに分けてもらったショートケーキのおかげで、お腹がそれなりに膨れて来たし……

そろそろ別の行動をしていこうかな。

と言うより、ショートケーキが意外とお腹にたまるから、少し体を動かしておきたいと思っていたし。

……あ、でもプールだけはダメだね。性別がばれちゃう……。

うーん、夕飯まで時間もあるしどうしようかな……。


会いに行く人 安価↓2

>>318 古宝廿楽 選択


少しお腹も膨れすぎているし……腹ごなしに動き回りたいところだけど……

この船の中だとまともに動けるところもないから……歩いてまわれる場所にでも行ってみようかな。

確か、展示会場があったはずだし、歩きながら色々見るには適していそうな場所だもんね。



<展示会場>


展示会場にやってきてみれば、思った通り古宝君が展示物を見て回っていた。

この展示物の全てが彼の所有物だと言うから驚きだと思う。


古宝「む……羽留さんじゃないか」

古宝「僕の個展に何か用かい?」

古宝「それとも、暇つぶしにでも覗きに来てくれたのか?」

羽留「まぁ……暇つぶしと言えば、暇つぶしなんだけどね」

古宝「暇つぶしだろうと、芸術の価値を理解してくれる人が来てくれるのなら大歓迎さ」

古宝「今まで僕の周りにいた人間は芸術の価値を分かろうともしない者ばかりで……」

古宝「それなりの真贋程度しか見極められない眼しか持っていないと言うのに」

古宝「物知り顔で芸術品の価値を語るんだからね」

羽留「……まぁ、そう言うのが趣味なだけの人からすれば仕方のないことかもしれないけどね」

古宝「君にならこの二つの作品、どっちが本物か分かるだろう?」

羽留「書道家のボクにその質問はナンセンスだよ」

羽留「一目でわかるに決まってる……これのレプリカを作った人も相当の腕だと思うけどね」

古宝「やはり君は話が分かるな」

古宝「どれ、折角個展に来てくれたんだから何かお話ししようじゃないか」


うーん、お話の話題か……何を聞いてみようかな?


1. コレクターとしての夢について

2. 他に持っている作品について

3. 知ったかぶりをしていた周りの人間について


安価↓2

1

>>321 1. コレクターとしての夢について 選択



羽留「それじゃあ……コレクターとして、どんな夢があるのか、とか聞いてもいいかな?」

羽留「ちなみに、書道家としてのボクの夢は……」

羽留「和の心を知らない人にも、ボクの書を通じて日本に興味を持ってもらえるような……」

羽留「そんな書道会を開くこと、何だけど……」

古宝「そうだな……僕もあまり自分の夢について考えたことはなかったが……」

古宝「一つ、約束していることがあったりするんだ」

古宝「古くからいる芸術家の友人との約束なんだが……」

羽留「昔からのお友達との約束……」

古宝「当時はまだ小学生だったが……お互いに、自分の持っている才能だけは一級品だと認め合っていた」

古宝「だから、僕はそいつとこう約束してやったんだ」

古宝「いつか、お前が超高校級の芸術家として希望ヶ峰学園に通いだしたら」

古宝「僕が、超高校級のコレクターとしての個展で、それを披露してやるって約束だ」

古宝「僕のコレクターとしての夢は……その個展を、超高校級の持ち物で埋めることだ」

古宝「君のような書道家の書から、衣料品、台本、使用したもの……」

古宝「世界中のコレクターとしては垂涎モノが多く希望ヶ峰学園には眠っている」

古宝「……だから、いつかここにいる生徒の持ち物も手に入れたい、そう思っている」

古宝「……天栗の身につけるエプロンや鹿跳のロザリオ、水錫のメガネや白衣、廉久楽のメガホン……」

古宝「君の使う筆、劉の持つ銃のモデルガン、勝常の鉢巻や音咲のマイクに至るまで……」

古宝「実は、同じタイプの商品が巷では売れに売れていたりするからね」

羽留「……し、知らなかった」

古宝「それだけ超高校級というものには価値があるってことなんだろう」

古宝「だからこそ僕は、持ち主の心が宿った品を世間に発表したいと思っているのさ」

羽留「……コレクターって、ただの道楽じゃできないんだね」

古宝「そうだな……高い志がないとできないと思うよ」

古宝「……まぁ、新しく個展を開く機会があれば筆でも譲ってくれると嬉しいかな」

羽留「うーん……そうだね、筆は無理でも……文鎮とかは古くなっちゃったものならあるんだけど……」

古宝「大事なのはモノの形じゃない、何だって大歓迎だ」


そう言う古宝君のかけている眼鏡も、きっと人気が出ているんだろうな、なんて思ったりした。



【Info】

古宝廿楽の好感度が上昇しました。

古宝廿楽との関係が知人になりました。

【自由行動 夜時間前】


今日は廉久楽君の撮影会があって……その後もいろいろあって少し疲れたような気がする。

劉さんに銃を向けられたときは肝が冷えたけど……ね。

でも、きっとみんなで協力して脱出できる、そう思えて来たよ。

廉久楽君だって無愛想で高圧的かと思ったら、意外と優しい一面を持っているくらいなんだもん……って言ったら失礼かな。

夜ご飯はやたらと豪勢な食事だったから、ついつい食べ過ぎちゃったけど……皆も同じかな。

シュラスコ……だっけ、鉄串に刺さったお肉を霧島さんがもの珍しそうに食べてたっけ。


さて、それほど時間があるわけじゃないけど……どうしようかな。

今持っているモノクマメダルは、最初に配られた10枚と廉久楽君にもらった5枚で15枚か……。

売店の商品はまだ確認できてないけど、取り敢えずガチャガチャ……だっけ、あれを回すかどうか考えようかな?



モノモノマシーンを回すかどうか 安価↓2

回す場合には回数指定 最大10回  ※ただし、アイテムは>>1側で抽選

回せ、7

うえ

>>326 → >>325 7枚分回す


羽留「うーん、折角だから回しに行ってみようかな」


……と言うことで、モノモノマシーンを回すために売店まで来てみた。

もう夜時間前と言うこともあって、誰もいないみたいだけど……。


モノクマ「羽留クンではないか! よく来てくれたな!」

羽留「またモノクマのテンションがおかしい……」

モノクマ「何をやっているのですか……あなたは……」

モノクマ「そのガシャガシャは自由に回せる高性能なガシャポンなんだよ!」

モノクマ「以前の会場でも設置したけど、何故か誰も回してくれなかったんだよね……」

羽留「そ、そうなんだ……」

羽留「取り敢えず、七回ほど回してみるよ」

モノクマ「ふふ、いいものが出るといいですわね」

羽留「……ですわ?」



【Info】

パケットモンスターZを入手!

ツルカメダイヤモンドを入手!

桃色マニフェストを入手!

お風呂用暴君パパネロを入手!

黄金のフライパンを入手!

ルアックコーヒーを入手!

Mr.ホチキスを入手!


【オリジナルアイテムの説明は以下の通りです】

パケットモンスターZ:さまざまな姿をモチーフにしたモンスターを小包に包んで持ち歩く、そんなパケモンマスターを目指す大人気携帯ゲームの最新版。

桃色マニフェスト:一時期物議を醸したとんでもない公約。アニメ好きな政治家が発表したものらしい。ちなみに中身は、彼女の書いた同人誌。

お風呂用暴君パパネロ:超辛いことでおなじみのスナック菓子を細かく砕き、入浴剤として使用できるようにしました。

黄金のフライパン:攻撃力+236の、料理人最強武器。武器として装備するには料理人の気持ちになって祈らなくてはならない。

【自由行動 夜時間】


羽留「なんだか……不用品ばかり押し付けられた気がする……」

羽留「まぁ、欲しがる人もきっといる……よね」

羽留「……ゲームソフトはともかく、この入浴剤とか同人誌とかフライパンって……」

羽留「気にするのは止めとこう……その方がいい」

羽留「って……なんだこれ……」

羽留「男のロマン……? 風紀を乱さないように使ってくれ……?」

羽留「ナニソレイミワカンナイ……」

羽留「明らかに怪しい用途でしょ、これ……名前的に……」


【Info】

男のロマンを入手!


羽留「ん、ボクの手帳がなってるみたい」

羽留「あ、メールが何件か来てるみたいだね」



【From:鹿跳 To:羽留】
『あの……美味しい紅茶を仕入れられるらしいので……一緒にティータイムでも出来たら……嬉しいんですけど』


【From:天栗 To:羽留】
『ケーキの飾りつけをする人手が足りないので手伝って欲しいのよね。言っておくけど、飾りつけだけだから!』


【From:劉 To:羽留・音咲・天栗・霧島】
『事件が起こらない様に訓練をしたいと思っているので、そのことについて相談したい。パーティー前に放送室に集まって欲しい』


……劉さんの件は手短に行ってくれるみたいだから、パーティー前に放送室に行くのは忘れないようにしよう。

そうすると、明日はパーティーがあるから自由に動けるのは三回まで、かな……。

時間は指定されていないけど、二人との約束を取り付けようかな?



【Info】

今晩より、メールによる予定の約束を行うことが出来ます。

基本的に、メールによる約束を取り付けた場合には以下の特典があります。


① 約束を取り付けた相手との好感度が上昇しやすくなる。

② 事前に約束を行っている場合には、他のキャラも登場する為、複数人の好感度を上昇することが出来る。


しかし、自由行動の回数が制限されると言うデメリットもあります。

尚、約束をしたかどうかによって、事件が発生するかどうか、クロと被害者は誰になるのかが変動します。



鹿跳との約束 安価↓2

天栗との約束 安価↓3

受ける

しない、まだ話してない人優先したいかも

自由会話で他の約束を話して一緒にとか有り?
チートっぽいし無しなのかな?
主人公とだけじゃなく
他のキャラ同士の掛け合いも見てみたい。
と思ってしまう…

>>331 >>332 

結果:鹿跳との約束を受ける 天栗との約束は受けないに決定


羽留「折角だし……鹿跳さんのお誘いには乗らせてもらおうかな」

羽留「美味しい紅茶、って言うのも気になるからね」

羽留「天栗さんのお願いについては……指も怪我してるから止めておいた方がいいかな」

羽留「折角の美味しいケーキに血でもつけたらいやだからね……」

羽留「うん、これで大丈夫っと」

羽留「鹿跳さんとは、午後の一回目の自由行動で約束したから忘れないようにしないとね」

羽留「……それじゃあ、今日も一日お疲れ様でしたっと……」

羽留「おやすみ……そこで見ているモノクマ……」

モノクマ「度胸あり過ぎでしょ……」

モノクマ「はいはい、おやすみなさい!」

モノクマ「皆仲良くしてくれていて嬉しいな……いい感じだよぉ」

モノクマ「邪魔が入らない様に……ボク達も頑張らないとねぇ……」


【info】

三日目が終了しました。

そろそろ大きなイベントが起こりそうな予感がします。

以上、本日の更新はここまでです。

質問に一つお答えしておきますと……


>>333

約束しているキャラと他の約束に行くことは基本出来ません。
また、今後は約束同士がダブルブッキングする場合もあるため、取捨選択をしなくてはならなくなります。

※ 見られなかった約束イベントは小ネタとしてなら、各チャプター終了時にでも書き上げます。

尚、特殊なイベント(パーティーに即しての準備、など)以外は翌日以降にもう一度誘われる可能性もあります。


では、また近い内に更新する予定ですのでよろしくお願いいたします。

イメージキャラは……実はそれほど決まっているわけでは……。

明確に決まっているのは、


鹿跳 → 森久保乃々(アイドルマスターシンデレラガールズ)

音咲 → ニャル子(這寄れニャル子さん)

小々鳥→ 星威岳哀牙(逆転裁判3)

天栗 → フレンダ・セイヴェルン(とある魔術の禁書目録)


実はこの程度……後は、キャラ同士を組み合わせていたりするのです。


尚、木曜日は時刻未定ながら、自由行動を更新いたします。

更新する気満々でパソコンの前にいたまま眠ってしまった……最近こんなんばっかりや……。

更新できるときに更新したいけど……予告をぼかしておこう。


今日、更新できたら更新します←

やっと時間が取れた……!

30分からやばくなるまで自由行動を更新いたしますので、よろしくお願いいたします。

では、次より更新していきます。

更新途絶えたら寝落ちだべ……気を付けるけど

【Info】 

四日目になりました。


本日の予定をお知らせいたします。


午前一回目、午前二回目、午後一回目の自由行動のいずれかで鹿跳さんとの約束

午後二回目の自由行動で劉さんとの約束

夜時間にパーティーの約束


それでは、本日も良い一日をお過ごしください!


---------------------------------------------------------------------------------------------------------


羽留「んー……今日も一日が始まるけど……」

羽留「皆の抱える秘密を考えて……事件を起こさないようにしないと」

羽留「モノクマの意図は分からないけど……」

羽留「そのためには、皆と仲良くならないといけないね」

羽留「……さて、今日も朝食を摂りに行こうかな」


朝食を一緒に取る相手


安価↓1

安価↓2

鹿跳

襟締

>>344 >>345 鹿跳&襟締 選択



朝食の会場となっている食堂で、ボクは異色な組み合わせの二人がいるテーブルにつくことにした。

鹿跳さんと襟締さん。

あまり一緒にいるイメージはなかったんだけど……。


羽留「おはよう、二人とも」

羽留「一緒に朝食とってもいいかな?」

鹿跳「えっと……はい……寧ろ、助けて欲しいんですけど……」

襟締「助けて欲しいとは心外じゃな」

襟締「妾は別に、何か意地悪をしているわけではないであろう?」

鹿跳「あう……人のフードを取らないでほしいんですけど……」

襟締「ふむ……やはり正規の修道服は一味違うようじゃな」

襟締「素材も高級品……肌触りも悪くない」

羽留「えっと……さっきからこんな感じ?」

鹿跳「はい……最初は咄嗟に触られたので、教典で頭をごちんと」

鹿跳「それなのに懲りてくれないんですけど……」

襟締「のう、鹿跳」

襟締「主のその鉄製のベルトはなんなんじゃ?」

襟締「それも正教会のファッションなのかえ?」

鹿跳「き、禁則事項なんですけど……」

鹿跳「た、ただのファッションではありませんが……」

鹿跳「その、教会の沽券にもかかわってくるので……」

襟締「なんじゃなんじゃ、つれない奴じゃ……」

羽留「嫌がるところを無理に聞くような話じゃないでしょ?」

羽留「鹿跳さんが押しに弱いっていっても、そうやって聞くっていうのは違うと思うよ?」

襟締「むぅ……それはそうなんじゃが……」

襟締「妾としては、修道服を縫いたくて縫いたくてたまらないのじゃ!」

羽留「出来た修道服は……?」

襟締「お主に着させるに決まっておろう!」

羽留「おかしいからね! いろいろおかしいからね!」

鹿跳「……そ、そういうことなら、教えてもいいんですけど……」

羽留「それもおかしいよ! 教会の沽券はどうしたの!」

襟締「では、そう言うことで頼むからの!」

羽留「……もう、困るんだけどなぁ」

鹿跳「お、おそろい……ちょっと、楽しみ……なんですけど」


【Info】

鹿跳萌の好感度が大きく上昇しました。
(次回自由行動で、関係度が上昇します)

襟締紬の好感度が大きく上昇しました。
(次回自由行動で、関係度が上昇します)

【自由行動・午前一回目】


羽留「さて、朝食も美味しく食べたし……」

羽留「今日が正念場、かな」

羽留「このまま事件が起こらないでくれればいいんだけどね……」

羽留「皆がどんな秘密を持っているのかが分からないけど……」

羽留「……ボクだからこそ、事件が起こるのを止められるかもしれないし」

羽留「頑張るって決めてくれた劉さんの為にも……」

羽留「僕も頑張らないと……ね!」



自由行動を一緒に過ごす相手を指定


安価↓2

音咲

>>349  音咲 選択


どこに行くわけでもなくフラフラと船内をうろついていたボクは、ピンク色のバスタオルを持っている音咲さんと遭遇した。

と言っても、ここが中央ホールだから、と言えばそれだけなのかもしれないけど。


羽留「音咲さん、髪が濡れているってことはお風呂上りかな?」

音咲「その通りです!」

音咲「音猫は朝シャン派なんで、ばっちりしっかりトリートメントしてきました!」

音咲「ついでに大浴場にも入浴して……ほっくほくのほっかほっか亭っすよ!」

羽留「あれ? でも、なんでそんなに髪濡れてるの?」

羽留「お風呂場って、確かドライヤーなかった?」

音咲「それが……脱衣所のドライヤーはなくなっていたんですよね」

音咲「ひどいっすよね、ひどいっすよね!」

羽留「……でもさ、部屋にも備え付けのドライヤーあるよね」

音咲「………………」

羽留「あれ……?」

音咲「それで、音猫に何か用だったり?」

羽留「え、流すの!?」

音咲「音猫はつらい現実から目を反らすことにしたっす……」

羽留「あはは……えーっと……」



1. 超高校級の放送委員としての活動について

2. 音猫のお気に入りお風呂グッズについて

3. ここでの生活について


安価↓2

>>352 2. 音猫のお気に入りお風呂グッズについて の選択から 次回再開いたします。


気が付いたら朝だった……あれだけ気を付けていたと言うのに……

寝落ちはしょうがないですよ…
勝常と朝神と接してないからしたいな…
勝常にいたっては存在を忘れかけてた
質問なんだけど各キャラの死亡フラグとクロフラグはchapterが変わるごとにリセットされるのですか?既出だったら申し訳ない

>>354
フラグ管理についての返答としては、

死亡フラグ→基本ストーリーを通してのフラグ チャプターごとにリセットはされませんが、折るまでたち続けます。
死亡フラグが建っているキャラは、ストーリー中に必ず死亡します(事件が起こらなくとも)が、折れれば確定生存枠になります。(フラグが折れているかどうかは公開されません)

確定死亡フラグ→後半のチャプターで発生する可能性のあるフラグ。死亡時のみ公開されます。

確定クロフラグ→基本的に、全チャプターを通してのフラグ。ただし、事件を起こす可能性がある章はキャラごとに決定しています。必ず事件を起こす状態ですが、フラグが折れればそれ以降はクロになりません。

クロフラグ(チャプター)→各チャプターごとに設けられているクロフラグ。
チャプター1で確定クロフラグを折るのは著しく難しいため、章毎に設定されているもの。章毎にリセットされます。
その章のクロ候補のフラグを総べて負った場合、事件が起こらず、次の動機発表に移ります。
尚、このクロフラグが折れた場合は告知されます。
(劉のクロフラグがこれにあたります)


例)本編とは一切関係ありません

1章クロ候補: 音咲 鹿跳 廉久楽
2章クロ候補: 襟締 勝常 沖南
3章クロ候補: 天栗 水錫 羽生
4章クロ候補: 古宝 朝神 小々鳥
5章クロ候補: 霧島 風飛 劉

このパターンだったとして、
確定クロフラグ解除条件を満たさなくても、音咲・鹿跳・廉久楽のチャプタークロフラグを折った場合は、事件が起こらず2章へと進むことになります。

ただし、誰かの事件で被害者が出た場合、またクロフラグがおられている場合、欠けた枠には、クロ候補に選ばれなかったクロ候補が再度選択されます。

いずれの場合も、チャプター開始時に決定された三名のクロ候補以外は、その章でクロになりません。


以上、フラグについての面倒くさい何かでした。
あまり気にしなくても大丈夫ですが、「~~の加害者確率がゼロになりました」が三回表示された場合は、
その章のコロシアイを回避できた、と思っていただいて構いません。

では、日付が変わる頃から少しだけ更新いたします。

>>352 2. 音猫のお気に入りお風呂グッズについて 選択


羽留(えっと……脱衣所のドライヤーが無くなっていた、と言うのも気になるけど……)

羽留(音咲さんと会話を広げるためには、折角だからお風呂にちなんだ質問にしてみようかな?)


羽留「えっと……お風呂に入って来たってことだし」

羽留「こう、音咲さんのお気に入りのお風呂グッズとかある?」

音咲「お風呂グッズ……お風呂グッズ……」

音咲「うーん……言われてみると、この船にある石鹸とかシャンプーの香りは」

音咲「音猫の好みのものが置いてあったような……」

音咲「そう言えば、セレンちゃんとか胡桃ちゃんも好みのシャンプーがあるって喜んでたっすね」

羽留「一緒にお風呂に入ったりしてるの?」

音咲「だって、あんなに大きなお風呂なんですよ!」

音咲「これはもう裸の付き合いするしかないでしょ!」

音咲「ストロベリーなパニックでマリア様も拝まれてる桜の園っすよ!」

羽留「わけわかんない……」

音咲「と言うわけで、今度白雪ちゃんも一緒にお風呂入りましょ?」

音咲「音猫と裸の付き合いで大人の階段上りましょうよ!」

羽留「……お、おとなの?」

音咲「あ、そうそう! 気に入っていると言えば、このバスタオルっす!」

音咲「モノクマが用意したものみたいなんですけど、聞いた話じゃ超有名ブランドらしいですよ!」

羽留「あのバスタオル、そんなに高価なものなの?」

音咲「肌触りもそうですけど、ふんわりとした触り心地にほのかに香る香料……」

音咲「ふはーっ、天国ですねーっ!」

羽留「でも、ピンク色しかないんでしょ? ボクは、イメージカラーだって言って渡されたんだけど……」

音咲「……ん? いや、初期に配布されたのは男子が青、女子がピンクっすよ?」

音咲「売店でバスタオルは買えるらしいんですけどねーっ!」

音咲「十着くらい持っていてもいいっす!」

羽留「そんなにいらないでしょ……」

音咲「そんなことないっす! 鳴子ちゃんだって青のバスタオルを交換してたくらいだし!」

羽留「そ、そういうものなのかな……?」

音咲「深く考えちゃダメです! さ、音猫と一緒にお風呂に突貫工事っす!」

羽留「今しがた入って来たばっかりでしょ!?」



【プレゼントを渡しますか?】

パケットモンスター
ツルカメダイヤモンド
桃色マニフェスト
お風呂用暴君パパネロ
黄金のフライパン
ルアックコーヒー
Mr.ホチキス


安価↓2

ハバネロでリアクションに期待

>>359 お風呂用暴君パパネロ 選択


羽留「えっと……お風呂に行くなら、これでも入れてみる?」

音咲「ん……えっと、それは何っすか?」

羽留「えっとね、入浴剤なんだってさ」

羽留「お風呂好きな音咲さんにはいいプレゼントかな、って」

羽留「カプサイシンが発汗作用を刺激して、尋常じゃない汗が出るらしいよ?」

音咲「……なんか、聞こえちゃいけない単語が聞こえたような」

羽留「うーん、だ、大丈夫じゃないかな……」

羽留「それじゃあ、先にお風呂行っててよ」

音咲「わ、分かったっす……! 音猫は覚悟を決めたっすよ……!」

羽留(……入るつもりはないんだけど、脱衣所の外で様子をうかがっていた方がいいかな……)



(数分後……)


音咲「に‶ゃああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!?」

音咲「白雪ちゃん、白雪ちゃん!」

音咲「へ、へるぷっす……!」

羽留「だ、大丈夫……!?」

音咲「だ、大丈夫じゃないですけど……体中ひりひりするっす……」

羽留「……ご、ごめんね」

音咲「音猫……なんか、大人の階段を登った気分っす……」

音咲「痛いのって……ちょっと気持ちいいんすね……!」

羽留「なんだか登っちゃいけない階段を登ってるよ!」

音咲「ま、また挑戦して……次こそ……次こそ勝ちます!」

羽留(あの入浴剤、欠陥品だよね……音咲さんは、なんだかまんざらでもなさそうだったけど……)



【Info】

音咲音猫の好感度が大幅に上昇しました。

音咲音猫との関係が知人になりました。

お風呂用暴君パパネロを消費しました。

【自由行動・午前二回目】


羽留「音咲さんには悪いことしちゃったけど……」

羽留「なんだかんだ言って喜んでくれていたみたいだからいいのかな……?」

羽留「もしまた入浴剤を手に入れたら、音咲さんに譲ってあげようかな?」

羽留「……でもあの入浴剤、場合によっては凶器になりそうな……」

羽留「そういえば、音咲さんの裸を見ちゃったんだよね……」

羽留「そう考えると……ちょっと意識しちゃうなぁ……」

羽留「……さて、まだ時間もあるけどどうしようか」

羽留「鹿跳さんとの約束は午後でも大丈夫だけど……」


二回目の自由行動で過ごす相手選択 安価↓2

朝神

>>365 朝神 選択 


羽留「そう言えば……怪我して、治療してもらったけど……」

羽留「改めてお礼をしていなかった気がする……」

羽留「えっと、朝神さんならきっと医務室、だよね……?」



【医務室】


朝神「……医務室に用事とは、また怪我か?」

羽留「怪我したわけじゃないんだけど……お礼、言っておきたいなって思って」

羽留「怪我してすぐに治療してくれたから……」

朝神「医者の仕事と言うのは、患者の治療をすることだ」

朝神「主治医だろうが、研修医だろうが、執刀医だろうが使命は一つだ」

朝神「俺はあくまで手術専門の医者だが、基礎の基礎はできているからな」

朝神「……仕事に感謝をする必要などないだろうよ」

羽留「そんなことないよ!」

羽留「どんな理由だって、助けてくれたのならお礼を言うものだよ」

羽留「だから、ありがとうって言いに来たんだもん」

朝神「……そうか」

朝神「お前は純粋な善意の塊のような人間だな……」

朝神「悪いことだと言うつもりはないが……生き残るためには善意だけではダメだ」

朝神「医療の現場でもそうだが……」

朝神「人は誰しも悪意を持っているものだ」

朝神「……俺にそのつもりはないが……悪意は持っている」

朝神「……その気になれば、人は軽く人を殺すことが出来るんだからな」

羽留「それは違うよ! そんな……そんなことないんだよ!」

羽留「そんなこと……ないんだもん……!」

朝神「お前は……あいつに、似ているんだな」


羽留(……朝神さんは、それだけ言うと黙ってしまった)

羽留(うう……気まずい)

羽留(何か話題を作らないと……!)



1. 超高校級の執刀医としての活躍について

2. 朝神の言う、あいつについて

3. 人間の悪意について


安価↓2


3

>>368 3. 人間の悪意について  選択


というところで、本日はここまで。

スローペースではありますが、火曜日も更新できると思うので更新いたします。


それと……こちらを。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org5248010.jpg.html PASS(ronpa)

水面下でこそこそと動いていたのですが、知り合いに描いていただいたものがありますので。

こちらは所謂予告版……!



あれ、見れない……?

私のPCだと普通に見れたんだけど……

見れない人の為に……

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira049533.jpg


では、本日はここまで……!

>>368 3. 人間の悪意について  選択 より再開


羽留(……人間は誰でも悪意を持っている、って言ってたよね)

羽留(……それってどういうことなのか、聞いてみてもいいかもしれないよね)


羽留「ねぇ、朝神さん」

羽留「人間は誰しも悪意を持っている、って言ってたけど……」

羽留「それってどういうこと……?」

朝神「……人間の悪意にはいろいろあるとは思うが」

朝神「他の人間を、自分の意のままにどうこうしようとすること」

朝神「それ自体が、人間の悪意だと思っている」

朝神「窃盗、殺人、傷害、放火……」

朝神「他人の財産、あるいは生命を意のままに操る行為だ」

羽留「それを誰しも持っている、って言うの?」

朝神「人間は、清流ではないからな」

朝神「どんなにきれいな人間であろうと、汚れている部分は必ず存在する……」

朝神「きれいごとを並べる医者だって、裏では金が動くものだからな」

朝神「ここにいる人間だって、少しは悪意を持っているはずだ」

羽留「……ほんの少しの、悪意……」

朝神「それを後押しするのが、あの動機なのだろうな」

朝神「握られたくない弱み、隠さなければいけない秘密……」

朝神「大事なものに手を出されないようにするため……」

朝神「人が人に悪意を向けるのは、意外と容易なものだ」

朝神「……誰かが今も、殺人の計画を立てているかもしれない」

羽留「……でも!」

朝神「誰も、人を信用するなと言っているわけではない」

朝神「疑ってばかりが正解と言うものでもないし、一致団結するのが得策なのには同意できる」

朝神「だが、底抜けに明るく……人を信じればいいと言うものでもないからな」

朝神「……信頼と、盲信は違う」

朝神「……俺だって、きっかけがあれば誰かを殺すことを厭わないかもしれないからな」


羽留(……厳しい言葉だけど、これはボクのことを心配してくれているのかな?)

羽留(信頼と盲信は違う……その通りだよね……)

羽留(肝に銘じて行動しないと……)


【プレゼントを渡しますか?】

パケットモンスター
ツルカメダイヤモンド
桃色マニフェスト
黄金のフライパン
ルアックコーヒー
Mr.ホチキス


安価↓2

>>376 ルアックコーヒー 選択



羽留「……ボクはボクなりに、皆と信頼関係を築いて見せるよ」

羽留「……しっかり見定めて信頼するなら、それは盲信じゃない、よね?」

朝神「……やはり、お前はあいつに似ているな」

朝神「そう言う反応をするところは、まさにそっくりだよ」

羽留「……これ、忠告してくれたお礼だよ」

羽留「朝神さん、こういうの好きかなって思って……」

朝神「……これは、ルアックコーヒーか」

朝神「普段はインスタントの安いコーヒーしか飲んでいないんだが……」

朝神「まさか、こんな高級品に出会えるとは……」

朝神「本当にもらってもいいのか?」

羽留「モノモノマシーンから出て来たんだけど、ボクはあまりそう言うの飲まないからね」

羽留「だったら、飲みそうな人にあげたほうがいいかな、って」

朝神「……なら、遠慮なくいただこうか」

朝神「……今度、俺がコーヒーを淹れてやるから、待っているといい」


羽留(……とても喜んでくれたみたいだ!)


【Info】

朝神輝仁の好感度がこの上なく上昇しました。

朝神輝仁との関係が知人になりました。

ルアックコーヒーを消費しました。

少しだけ進めておきたくて、これだけ更新です。


次回、鹿跳との約束→劉との打ち合わせ→パーティーと自動進行イベントです。

途中に安価はありますが……。

早ければ木曜日くらいからぼちぼち更新するかもしれません。

鹿跳との約束(通信簿)→打ち合わせまでは書き溜め終了。

パーティーは仕事後に書き溜め開始。

遅くとも明日までには更新再開です。

早ければ木曜日から更新、予告通り……! ではなく、随分と遅れてしまいましたが……。

仮に本日の更新があれば、午後十時以降の見込みです。

よく考えたら、パーティー中って安価あるから書き溜められない……。


そんなわけで、35分から更新するんですって。

あ、更新する前にあれ張り付けるんですって。

◇ 各キャラの容姿情報 知人に描いていただいたのです!


【超高校級の書道家】 羽留 白雪 (はねとめ しらゆき)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050543.jpg

【超高校級のコスプレイヤー】 襟締 紬(えりしめ つむぎ)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050544.jpg

【超高校級の映画監督】 廉久楽 朱鷺(かどくら とき)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050545.jpg

【超高校級のくのいち】  風飛 半千代(かぜとび なかちよ)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050546.jpg

【超高校級の放送委員】 音咲 音猫(おとざき ねね)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050547.jpg

【超高校級の科学者】 水錫 セレン(みすず せれん)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050548.jpg

【超高校級の聖職者】 鹿跳 萌(しかばね もえる)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050549.jpg

【超高校級のマフィア】 劉 鈴音(らう りんしぇん)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050550.jpg

【超高校級の応援団】 勝常 小笛(かちどき こてき)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050551.jpg

【超高校級のコレクター】 古宝 廿楽(こだから つづら)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050552.jpg

【超高校級のソムリエ】小々鳥 晴縞(こことり はれじま)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050553.jpg

【超高校級の調香師】 羽生 薫(はぶ かおる)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050554.jpg

【超高校級の執刀医】 朝神 輝仁(ともがみ てるひと)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050555.jpg

【超高校級の航海士】 沖南 海里(おきなみ かいり)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050556.jpg

【超高校級のパティシエ】 天栗 胡桃(あまくり くるみ)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050557.jpg

【超高校級の女将】 霧島 鳴子(きりしま めいこ)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira050558.jpg

では、次レスより更新です。


安価箇所は少なめかも……?

【自由行動・午後一回目】


鹿跳さんとの約束のため、ボクはメールで指定された待ち合わせ場所の売店へとやって来ていた。

彼女の話によると……ここで美味しい紅茶が手に入るらしいんだけど……。


鹿跳「お待たせしました……その……不用品を探すのに手間取りまして……」

羽留「不用品……?」

羽留「あれ、紅茶の茶葉を買いに来たんじゃないの……?」

鹿跳「いえ、ここで買い物をするためにはモノクマメダルが必要ですから……」

鹿跳「使わなくなった教典がありましたので……交換してしまおうかと」

羽留「そんなもの交換しちゃってもいいの?」

鹿跳「……数年前に改訂されたものですし、捨てるだけですから」

鹿跳「それに、今の教典はしっかり持っていますし……」

羽留「うーん……鹿跳さんがそれでいいなら、ボクは特に何も言うことはないんだけど」

羽留「その教典をどうするの?」

鹿跳「モノクマに売りつけるんですけど……」

羽留「……モノクマに?」

モノクマ「ふゆぅ……売店へようこそ……」

鹿跳「私が言うのも難ですけど……テンション低すぎなんですけど……」

モノクマ「そんなことありません! よろしくつかまつってください!」

羽留「今度は日本語が変だ!?」

モノクマ「それで……売店に何の用かな?」

鹿跳「えっと……この教典をモノクマメダルと交換したいんですけど……」

モノクマ「教典なんて売っていいんすか?」

モノクマ「……ごめんねぇ、ちょっと機械の調子が悪いみたいで」

モノクマ「声と性格が定まらないみたいでぇ……」

羽留「機械の所為なの!?」

モノクマ「この教典なら、モノクマメダル200枚と交換できるよ」

鹿跳「それでは……シルバーニードルズの茶葉をそこから天引きして欲しいんですけど……」

モノクマ「それなら、20枚差し引いて180枚のお渡しだよ」

モノクマ「えへへ、また利用してねぇ」

羽留「最後までモノクマの調子が悪かったような……?」

鹿跳「気にしても仕方ないんですけど……」

鹿跳「部屋に戻って紅茶でも飲みましょう……」

天栗「あ、ちょうどいいところに二人ともいるじゃない?」

天栗「紅茶持っているんだったら、在庫処理に付き合って欲しいんだけど」

鹿跳「……在庫処理、ですか?」

小々鳥「いやはや、調子に乗って作り過ぎてしまいましてな」

天栗「流石にパーティーだけじゃ消費しきれないし……」

天栗「皆でパーティー前の腹ごしらえをしているってわけよ」

音咲「大量に作られた料理の消費ってところですけどねっ!」

天栗「そんなわけで、二人とも手伝っていって欲しいってわけよ!」

鹿跳「その量のケーキとか胸焼けしそうなんですけど……」

小々鳥「もしケーキが食べられないのなら、こちらに肉料理もありますがね?」

鹿跳「あの……お肉は脂っこいので苦手なんですけど……」

羽留「ボクも……そこまでお腹は減っていないかなぁ……」


音咲「拒否権はないんですよっ!」反論!

羽留(議論が始まるまでもなく押し切られた……!)


天栗「ま、そう言うわけで……いくつかケーキを食べていきなさい!」

鹿跳「割とお腹いっぱいなんですけど……むーりぃー……」

天栗「紅茶のお供には絶対向いていると思うんだけど」

羽留「ま、まぁ……ちょっとだけならいいんじゃないかな?」

鹿跳「あうぅ……ゆっくりと紅茶を飲みたかったのに……」

天栗「別に皆で騒いでいるってわけじゃないんだけどね」

天栗「流石にこのまま料理を放置しておくわけにもいかなかったってわけ」

羽留「それじゃあ……ちょっと離れたところで紅茶でも飲む?」

羽留「ケーキのお皿だけ貰って来ればいいんじゃないかな?」

鹿跳「もう、それでいいです……」


……鹿跳さんと、暫くお茶会を楽しんだ。


【Info】

天栗胡桃・音咲音猫・小々鳥晴縞の好感度が少し上昇しました。

【鹿跳・通信簿イベント】


鹿跳「羽留さんは……懺悔とは何か知っていますか……?」

羽留「懺悔とは何か……?」

鹿跳「懺悔と言う習慣は様々な宗派で行われてきたようですけど……」

鹿跳「所謂、罪の告白としての要素や行動を改めるための要素として知られています」

羽留「神父さんとかに、己の罪を告白して赦しをもらう、ってことだよね?」

鹿跳「……そうです」

鹿跳「元々は、告解とか『ゆるしの秘跡』などと呼ばれていたようですけど……」

鹿跳「聖霊の働きを名目に、回心する人間の行為と主神の名のもとに罪を赦す……」

鹿跳「使徒の後継者と呼ばれている司教や司祭だけが行える特権ですね……」

羽留「鹿跳さんは、その懺悔って行為をあまり好んではいないみたいだったよね?」

鹿跳「別に、懺悔と言う行為が嫌いなわけではないんですけど……」

鹿跳「罪の意識は、いつだって人間の正常な思考を妨げますから……」

鹿跳「いつまでも苛まれるような罪なら、告白して楽になった方がいい、と言うのは理解できます」

羽留「うーん……それだと、何を問題にしているの?」

鹿跳「懺悔を、教会が『専売特許』のように使用していること、ですけど……」

羽留「……『専売特許』のように?」


羽留(教会が『専売特許』のように懺悔を扱う)

羽留(……それって、こういうことかな?)


1. 罪の意識を教会が自由に支配すること

2. 司祭や司教の一方的な解釈で罪が裁かれること

3. 免罪を担保にすることで教会が一方的に利益を得られること


安価↓2

3?

>>392 3. 免罪を担保にすることで教会が一方的に利益を得られること 選択


羽留「えっと……免罪を担保にすることで教会が一方的に利益を得られること……かな?」

鹿跳「かつての宗教改革でもありましたね……免罪符による贖宥をうたったことが……」

鹿跳「間違いではないですが……私はそれ以上に、罪と罰を人に委ねることを問題だと思っています」

羽留「罪と罰を、人に委ねる?」

鹿跳「世間に普及している懺悔は、後ろめたい気持ちを吐き出すことで……」

鹿跳「司祭や司教に『赦してもらう』ことで楽になる儀式になってしまっていますから……」

鹿跳「……本当の懺悔は、己自身に向き合ってやること、だと思うんですけど……」

鹿跳「私には……不倫した妻の罪も、事故で怪我をさせてしまった人の罪も……」

鹿跳「……仕事の都合上、大量に人を殺してしまった人の罪も……」

鹿跳「どれ一つとして裁くことなんてできないんですけど……」

羽留「鹿跳さん……」

鹿跳「私には、そんな度胸も無ければ権利もありません……」

鹿跳「何より……私の罪の重さはそんなことでは……どうにもできませんから」

羽留「罪の重さって……何のこと?」

鹿跳「……なんでも、ないんですけど」

鹿跳「私の罪は、例えどれだけ真剣に告解したとしても……」

鹿跳「許されちゃ……いけないんですけど……」


羽留(ロザリオに手を当てて、祈るように目を閉じた鹿跳さんは……)

羽留(……きっと、重い何かを抱えているんだと思う)

羽留(……ボクに、何かできることってあるのかな?)


……この後、教会に向かうと言っていた鹿跳さんと別れた。


【Info】

鹿跳萌の好感度が大きく上昇しました。

鹿跳萌との関係が、ちょっと仲良しになりました。

鹿跳萌に、○○○フラグが建ちました。

鹿跳萌の通信簿に、今の項目を追加致しました。

通信簿①「超高校級の聖職者である彼女は、司教や司祭が罪の重さを選定することを疑問視している。
彼女は自分自身の罪の重さを感じているためか、軽々しく罪を赦すことがいいことなのか悩んでいるようだ」


スキル"懺悔の心得"を獲得致しました。

懺悔の心得:怪しい人物を指定する際、一度間違えてしまった場合にのみ発動可能。
精神力を1消費して、正しい人物を自動で指定することが出来る。ただし、一度の裁判においては一度しか使えない。

【自由行動・午後二回目】


【放送室】

事件が起こらない様に訓練がしたい、劉さんからはそんな内容のメールが来ていたんだっけ。

確かにこの状況で、万が一が起こらない様に訓練をするって言うのは分からなくもないけど……。

階下のホールではパーティーの準備が今も進んでいるわけだけど……。

劉さん、一体何をするつもりなんだろう。


劉「えっと……集まってくれて、ありがとう」

音咲「そんなに改まらなくてもいいっす!」

音咲「皆の為を思って行動してくれている鈴音ちゃんに協力するのは当然なんですっ!」

羽留「何をするのかはボクも分からないけど……」

羽留「音咲さんの意見には賛成、かな」

羽留「事件が起こらないのに、越したことはないと思うし」

劉「うん……私もそう思ってる」

劉「……羽留に銃を向けた私が言っていい言葉じゃない、とも思うけど……」

音咲「二人でガンマンショーでもしたんすか!?」

羽留「するわけないでしょ!」

劉「……安心してよ。今日の私は、丸腰だからさ」

劉「ほら、ね?」

羽留「……ポケットとかには入っていなさそうだけど」

羽留「そのぬいぐるみの中、とかは?」

劉「このぬいぐるみはファスナーとかついてないから、中には何も入れられないもん」

音咲「うーん、それにしてもマフィアの肩書にぬいぐるみって似合わないですよね!」

音咲「鈴音ちゃんにはお似合いっすけど!」

劉「……だって」

羽留「だって……?」

劉「夜はこの子が一緒じゃないと怖いんだもん!」

音咲「きゃーっ! 鈴音ちゃん可愛いっ、抱きしめたいっ! 妹にしたいっ!」

劉「……だ、だから! このぬいぐるみの中には銃とか入ってないもん!」

劉「う、疑うなら確かめてみればいいじゃん!」

羽留「別に疑いはしないけど……そんな駄々っ子みたいに……」

劉「……駄々っ子じゃないもん!」


羽留(……いや、十分駄々っ子だと思うけど)

音咲「それでそれで、音猫や白雪ちゃんを呼んだ理由はなんなんですか?」

羽留「訓練をする、とかなんとか……」

劉「訓練って言うよりはドッキリに近いと思うんだけどね……」

音咲「ドッキリ!?」

劉「……私達って、今コロシアイを強いられているわけだし」

劉「死体を見つけてしまったときのことを先に意識させて、コロシアイを防ごうと思うんだ」

羽留「えーっと……つまり、死んだふりをしてってこと?」

劉「有り体に言えばそうなるかな」

劉「こんな怖い思いをしてまでコロシアイをするのかーって」

音咲「いいっすね、ドッキリ! 楽しそうっす!」

羽留「た、楽しそう……かな?」


羽留(……廉久楽君や古宝君は鼻で笑い飛ばしそうな気がするけど)

羽留(それに、風飛さんや朝神さんを騙し通せる気もしないし……)

羽留(そんなことしなくても、鹿跳さんや羽生君がコロシアイに臨むとも思えない)

羽留(……意味、あるのかな?)


劉「そう言うわけで……二人には協力して欲しいなって思って」

音咲「なんで音猫と白雪ちゃんなんすか?」

劉「……素直に協力してくれそうなのが二人しか思いつかなかったから」

劉「協力してくれるよね……?」

羽留「んー、あまり意味がないような気もするんだけどね……」

劉「協力……ぐすっ……」

羽留「協力しないわけじゃないんだけどさ……ドッキリ、か」

音咲「音猫は楽しそうなことならなんでもオッケーっすよ!」

劉「……それじゃあ、ドッキリの本番は明後日の朝だから!」

劉「二人は、死体に扮した私を見つける役をしてくれればいいの」

劉「……えっと、場所はね……脱衣場の倉庫、だからね!」


羽留(……それでコロシアイが止まるならいいんだけど、ね)


【Info】

劉鈴音の好感度が大きく上昇しました。

劉鈴音との関係が、ちょっと仲良しになりました。

音咲音猫の好感度が大きく上昇しました。

音咲音猫との関係が、ちょっと仲良しになりました。

【夜時間前・中央ホール】


劉「えー、ただいまより……皆の親睦を深めるために……」

劉「一大パーティーを開始したいと思います!」

音咲「ひゅーっ! もう待ちくたびれましたよっ!」

沖南「今日は思いっきり、盛大に騒ごうぜ!」

天栗「ケーキならこれ以上ないくらいに用意したってわけよ!」

霧島「洋風の料理は分からないけど、お寿司とかの和食ならお任せなのん」

小々鳥「その分、吾輩が洋風のおつまみを用意してあげましたぞ」

風飛「ここら辺の料理はいただきーっ!」

風飛「にゃはん、ここまでくれば独り占めできそうですぜい」

廉久楽「……相も変わらず騒がしいもんだ」

劉「あぅ……折角開会の挨拶考えて来たのに……」

羽生「何と言うか……もうみんなパーティーに夢中って言うか……」

古宝「ただ自由奔放なだけじゃないのか……?」

朝神「……このまま、流れ的に『始まっていること』にするしかなさそうだな」

劉「……ふぇぅ、挨拶」

劉「昨日……明け方まで考えてたのに……」

劉「ぐすっ……」

水錫「ほら、主催が泣いててどうするのさ」

水錫「挨拶なら羽留が聞いてくれるそうだから、元気だしなって」

羽留「何でボクっ!?」

勝常「この中で一番優しそうだからじゃないかな」

水錫「……まぁ、そんなところかな」

羽留「明らかに押し付けようとしてたよね?」

劉「も、もういいもん……」

劉「精々パーティーを楽しめばいいんだ……!」

羽留「なんで悪役っぽい台詞なんだろう……」


羽留(……さて、パーティーか)

羽留(折角の機会だし、ボクも楽しませてもらおうかな)

羽留(……んー、誰と過ごそうかな?)


安価↓2 指定

勝常

>>399 勝常 選択


羽留(……そう言えば、勝常君とはまだあんまり話していなかったよね)

羽留(折角だし、この機会に仲良くなれないかな……)


羽留「えっと、勝常君!」

羽留「折角だし……何か一緒に食べない?」

勝常「羽留さんと一緒に過ごしたいなって思ってたんだよ!」

勝常「中々二人で話をする機会とかもなかったから……」

勝常「羽留さんの顔を見たいなって思っていたんだ!」

羽留「そ、そうなの……?」


羽留(相変わらず……天然ながら、好意を真っ向から向けてきてくれるんだよね)

羽留(不思議と、言い寄られていても不快感を感じないんだけどね……)


勝常「あ、僕また……不用意なこと言ったよね?」

勝常「不快にさせちゃったらごめんね……」

勝常「でも、男の子だったらあれくらい言うのかな、って」

羽留「そんなこともないと思うんだけどなぁ……」

羽留「それは寧ろ、沖南君のポジションのような……」

勝常「えへへ、そうかも……」

勝常「でも沖南君ってば、最初にあったときは僕を女の子だと思って声をかけて来たんだよ?」

勝常「……失礼しちゃうよね!」

勝常「こんなにも男らしいのに!」


羽留(……男、らしい?)

羽留(……寧ろ、華奢だと思うけど)


勝常「そうだ、羽留さん!」

勝常「男らしさって……何だと思う?」

羽留「そんなこと言われても……」


羽留(……男らしさ、か)


1. 気配りを上手に行うこと

2. 情熱的に皆を引っ張っていくこと

3. 堂々と自分に胸を張って生きていくこと


安価↓2

3

>>402 3. 堂々と自分に胸を張って生きていくこと 選択


と言うところで、今日はここまでにします。
最近疲れが取れない……夏バテか……?


今作からの『通信簿イベント』を入れてみました。
この『通信簿イベント』は、好感度が一定以上溜まっている際に、約束イベントを起こすとみることが出来ます。
これが、約束系イベントのもう一つの利点です。
クロフラグを折る条件になっている場合もあるので、有効に活用を……!


イラストも無事に掲載でき、>>1の拙い容姿説明よりも分かりやすくビジュアルイメージを伝えられるように。
知人には感謝してもしたりません!
>>1はどのキャラも好きなのですが、鹿跳と水錫がとりわけ好きだったり。


では、本日はここまで。
システムに関する質問、キャラに関する質問、その他感想、好みのキャラなど随時受付中なので何かなくてもどうぞ。
次回更新は、一応水曜or木曜のどちらかで、パーティー周りを進めていく予定です。

ステータスじゃなくとも行動開始前に誰とどの位話した表みたいのが欲しいです

乙です、各キャラのプロフィール上の公開されていない情報はchapterが変わると公開されるんですかね?

木曜日(日付が回らないとは言ってない)……なので、こんな時間ですがパーティー周りを少しだけ進めます。

>>404
好感度表ってところでしょうかね。結構公開しているところもありますし、タイミングを検討しつつ提示します。
日付変更のタイミングがいいでしょうかね……。

>>405
プロフィールにおける???の情報は、イベントで明らかになっているものが、chapter毎に更新されます。
【DEAD】表記の更新とほぼ同タイミングだと思ってください。


ビジュアルの大事さが伝わったところで、本日の更新を次レスより再開。
音猫はほぼニャル子さんのパロキャラだから……!

>>402 3. 堂々と自分に胸を張って生きていくこと 選択


羽留「男らしさ……堂々と自分に胸を張って生きていくこと、じゃないかな?」

羽留「本当の男らしさ……強さって、そう言うものだと思うんだ」

羽留「力とかそう言うのは、本当の強さじゃない……と、思うよ?」

勝常「自分に自信をもって……胸を張って……」

勝常「……声を出すことしか、手を振ることしか出来ない僕に……」

勝常「そんなことが出来るのかな……?」

羽留「ボクの才能なんて、ただ字が上手いってだけだよ?」

羽留「ボクの才能よりも、ずっと素晴らしいものを持っているでしょ!」

羽留「ほらっ、しゃきっとしないと!」

羽留「……男らしくなりたいんでしょ?」

勝常「……そう、だね」

勝常「……いつか、僕も本当の男になれるように」

勝常「自分に胸を張って生きていくことにするよ……!」

羽留「そう、その調子で頑張らないと……ね?」

勝常「僕が励まされているんじゃ立場ないなぁ……」

勝常「その分も僕が皆を応援して支えないとね……!」

勝常「よーっし、やるぞぉっ……!」

勝常「あ、羽留さんも一緒に応援しようよっ!」

羽留「えっ……ボクも……?」

襟締「そういうことなら、ほれ、チアリーダーの衣装じゃ」

羽留「ど、どこから湧いて出て来たのさっ!」

勝常「ほら、早く早くっ!」

羽留「ぼ、ボクは体が硬いからそう言うのはダメ……!」

羽留「むーりぃー……!」

鹿跳「……私の決めゼリフを奪わないでほしいんですけど……」


【Info】

勝常小笛の好感度が大きく上昇しました。

勝常小笛との関係が、知人になりました。

【自由行動・パーティー二回目】


……うぅ、ひどい目にあった。

まさか無理やりチアリーダーの服を着せられそうになるなんて……。

と言うか、鹿跳さんまで一緒になって押さえつけないでもいいじゃないか……。

なんでこういうときだけテンションが高い……って、パーティーだからかな?

それにしても……気のせいかな?

なんだか部屋の中が寒いような……エアコン効き過ぎじゃないの?

どこにエアコンの操作パネルがあるのかわからないし、この船の電気設備はほとんど全自動らしいけど……。

……エアコンのことを気にしていても仕方ないかな?

さて、もうちょっとパーティーを楽しまないと……!


羽留(……と言っても、誰と過ごそうか……)

安価↓2 指定

沖南

>>411 沖南 選択


沖南「ん、白雪ちゃん暇してそうだな?」

沖南「どうせ暇なんだったら俺と一緒に過ごさない?」

羽留「んー……いいよ」

羽留「……折角のパーティーだし、あちこちフラフラしようかな、と思っていたところだもん」

沖南「お、そいつは良かった……」

沖南「ほら、ちょっと温かめのココアを入れてみたんだ」

沖南「ちょっとこの大広間、寒いくらいだろ?」

羽留「あ、ありがとう……」

羽留「ちょっと寒いと思っていたところなんだよね……」

沖南「この船の空調は、基本操舵室で一括管理しているはずだし」

沖南「モノクマの定時報告と現場の写真を見た限りだと、特に問題あるようには思えなかったんだけどな」

沖南「空調設備が不調だとしたら、少し様子を見ておかないといけないかもしれねーな……」

羽留「空調の様子を見るって、沖南君は修理とかまでできるの?」

沖南「これでも一応は超高校級の航海士、だからな?」

沖南「船の設備周りならそこら辺の電気屋や水道屋にも負けないつもりだぜ?」

羽留「……結構すごいんだね、意外だよ」

羽留「もっとちゃらんぽらんかと思っていたんだけど……」

沖南「確かに俺は女の子が好きだけどさ」

沖南「それと同じくらい……いや、それ以上に船が好きなんだよ」

沖南「船への情熱だけは、きっと捨てられないんじゃねーかな……」


羽留(……船への情熱、か)

羽留(船には真摯に向き合っている、ってことなんだよね)

羽留(……なんて返そうかな)


1. それってとても好きなことだと思うよ!

2. 船と恋人だったら、どっちが大事になると思う?

3. ボクだったら……船以上に、自分のことを気にして欲しい、って思っちゃうかも……


安価↓2

>>414 2. 船と恋人だったら、どっちが大事になると思う? 選択


羽留(……ちょっと答えにくいかもしれないけど)

羽留(……思い切ってぶつけてみようかな?)


羽留「……ねぇ、沖南君」

羽留「船と恋人だったら、どっちが大事になると思う?」

沖南「あー……難しいところ聞いて来るんだな……」

沖南「……多分、今までの俺だったら……船、って即答しているんだと思うんだが……」

沖南「正直、今の俺にはよく分かんねーんだよな……」

羽留「……そうなの?」

羽留「沖南君のことだから、てっきりどっちも! って言ってくるかと思ったのに」

沖南「そりゃ、どっちも取れるんならそうするけどさ」

沖南「……世の中って、そんなに甘くはねーんだよな」

羽留「意外とリアリストなんだね」

羽留「沖南君に対する勝手なイメージだったけど、もっとがっついてる感じだと思ってたよ」

沖南「そりゃ、がっつくときはあるんだけどさ」

沖南「船って意外と危険なんだよ……海難事故だって有名だろ?」

沖南「だから、そう言うときには夢に現を抜かしてちゃいけねーんだわ」

羽留「……しっかりしてるんだね」

沖南「まぁな……」

沖南「だけどさ、もし白雪ちゃんが恋人になってくれるっていうんなら、俺は船から降りられるぜ?」

羽留「それはないかな!」

沖南「白雪ちゃんって意外とバッサリ行くよな……」

沖南「数秒も考えずに即答とは……」

沖南「ま、その内考えておいてくれよ!」


羽留(……そりゃあ、ボクは男だし)

羽留(いくら考えても、そんな未来は来ないと思うよ……)


【Info】

沖南海里の好感度が大きく上昇しました。



【パーティー・自動イベント】


天栗「じゃんじゃん食べていいのよ! まだまだ準備しているんだからねっ!」

音咲「このお肉めちゃんこ美味いっす!」

小々鳥「それは最高級の地鶏を使った丸焼きですからな」

小々鳥「まさか、この吾輩をうならせるレベルの肉があるとは思いもしなかったですぞ」

霧島「そろそろ追加の料理が出来上がるのん!」

朝神「……いただこうか」

鹿跳「……あ、あの、食べ過ぎ……だと思うんですけど……」

朝神「この程度なら標準程度だ」

朝神「それに、たまには羽目を外しても問題なかろう」

古宝「確かに、これだけの料理が並べられては楽しくないわけがないな」

古宝「僕から見たら釣り合わない連中だと思っていたが、意外とやるじゃないか」

鹿跳「なんだか上から目線なんですけど……」

勝常「あ、あの! 僕にもお肉をおかわりでっ!」

襟締「妾も肉をいただこうかのう……」

風飛「そのフライドチキンはいただきーっ!」

劉「あっ、こらっ! 私のお肉だぞ……返せっ……!」

劉「返して……ぐすっ、私のお肉っ……!」

水錫「ああ、ほら! 私のチキンやるから、泣かないでくれって」

羽生「このチキンに使っているハーブって、ローズマリーでいいのかな?」

霧島「そうなのん! モノクマが用意してくれたんな」

天栗「意外と、パーティーの準備を手伝ってくれたりもしたのよ?」

音咲「意外といいところもあるんですかね?」

鹿跳「らーぶらーぶ、とか言っていたんですけど……」

沖南「俺も女の子とらーぶらーぶしてぇ!」

羽留「……そう言うのがなければ、モテるかもね」

鹿跳「同感、なんですけど……」

水錫「そう言うのはモテないよね」

襟締「ナンパ者は嫌いじゃ」

天栗「あまり近づかないでほしいわね」

沖南「あんまりすぎやしないか、それ!」

水錫「……冗談はさておき、流石にエアコンが効き過ぎじゃないかな?」

羽留「何だろう、また温度が下がったような気がするよ……」

音咲「流石に薄着じゃ辛いっすね」

襟締「……のう、妾に何か羽織るものをくれぬか?」

襟締「さ、流石にこの格好は寒いのじゃ……」

鹿跳「さ、寒いですか……? お世話になっていた村はもっと寒かったので……」

風飛「このくらいの寒さじゃ、何も感じないですよねー」

劉「……いや、普通に寒いだろ」

小々鳥「とは言え、このホールに空調を管理するパネルなどありませぬぞ?」

沖南「操舵室で一括管理だからな……モノクマなら直せるかもしれねーが……」

羽生「リモコンとかの類はないの?」

沖南「この船に関しては、な……」

沖南「ホールの中で勝手に空調をいじられたりすると困る、とかの理由だった気もするんだが……」

劉「だが、この肌寒さの中でパーティーを続けていたら風邪を引くんじゃないか?」

朝神「……可能性は捨てきれなそうだな」

天栗「……でも、まだメインイベントにはなっていないわけで……」

羽留「……メインイベント、って何?」

天栗「それは、暗くなってからのお楽しみってわけよ!」

沖南「そっちに関してはばっちりだぜ?」

沖南「モノクマがばっちりと準備しているそうだ」

水錫「ふむ、抜かりはないようだね」

霧島「胡桃ちゃん、そろそろお手伝いが欲しいのん!」

天栗「はいはーい、それじゃ私も厨房に入るわね?」


……とりとめのない会話をしている中で一人だけ、カメラを回す廉久楽君。

パーティーはドキュメンタリーの一部にするとか言っていたけど……。


古宝「廉久楽は和に入ってこないんだな」

古宝「……まぁ、僕もその方が楽だとは思うけどな」

羽留「そんなことないよ!」

羽留「ボク、廉久楽君を誘ってくる!」

羽留「廉久楽君! 折角だから映画の撮影を一段落して、一緒にご飯を食べようよ!」

羽留「凄い美味しいんだよ……!」

廉久楽「……そうだな、これがただのパーティーなら」

廉久楽「間違いなく、楽しめるものだっただろう」

羽留「ただのパーティーだったら、って」

羽留「みんなで一緒にご飯食べて、騒いでいるだけだよ?」

羽留「パーティーに、ただのも何もないと思うんだけど」

廉久楽「……ああ、そうなのか」

廉久楽「脚本が変わった、と言うことか?」

羽留「……何の話?」

羽留「脚本って、いったい何の……」

廉久楽「その話は、後にしようか」

廉久楽「……そろそろ、あれを構えておけ」

廉久楽「もう貰っているんだろう、あのイベントに合わせて」

羽留「……もらってって、何を?」

羽留「それに、あのイベントって何のこと?」

廉久楽「……天栗や劉から何も聞いていないのか?」

廉久楽「そろそろ、天栗が作った特大のケーキを……」


羽留(廉久楽君が、これから起こるイベントとやらの内容を説明しようとしてくれたところで、異常が起きた)

羽留(空調のファンがとてつもない勢いで回りはじめたかと思えば)

羽留(……ブツン、と何かが切れるような音がした)


劉「な、なんだ!?」

水錫「停電……かな?」

沖南「この船で停電って……誰かが直接ブレーカーでも触ったのか?」

風飛「この場に全員居ますがねー、いないのはモノクマとモノミだけで……」


羽留(……少し先も見えない真っ暗闇の中、どこに誰がいるかも分からないけど……)

羽留(話声だけが聞こえて来た……)


廉久楽「……始まったな」

廉久楽「……脚本を変えたのかどうかは、電気が復旧してからじゃないと分からない、と言うことか」


羽留(脚本がどう、と言うのはボクには分からない)

羽留(ただ、廉久楽君の言葉が意味しているところを考えると……)

羽留(この停電は、意図的に起こされている……って、そういうことなのかな?)

と言うところで本日はここまででござーます。


金曜日の更新は、土曜日の仕事が朝早いので多分無理か。
土曜日の更新は疲労度次第……本命は日曜日?

ではでは、また次回に……。

土曜日は疲労感マックスで帰宅後すぐに眠りに落ちてしまった……この時間まで寝ていたので今日は更新できそう……

取り敢えず、夜20~21時くらいを目安に書いていこうかと思います……!

さてと、更新を再開いたします。


暫く自動イベントパートですが、ね……。

羽留(……この場が停電になった、その事実を認識し始めたところで)

羽留(ボク達は言いようのない不安に身を預けることになった)

羽留(隣にいる廉久楽君だけは、何故かこの停電を楽しんでいるようだったけど……)


??「おいっ、何も見えねーぞ……!?」

??「ま、真っ暗です! もうお先真っ暗っす!」


羽留(事実を認識し始めた皆が、慌てて騒ぎ出した)

羽留(……口を開いたら、ボクも間違いなく悲鳴をあげているはずだ)


??「落ち着けお前たち! こういう時こそ慌てずに……」

??「いたっ……! ちょっと、足踏まないで欲しいんですけど」

??「なっ、アンタ何してんの……!」


羽留(……完全な暗闇の中、ボクには何が起こっているのかは分からない)

羽留(だけど、何かが動き出そうとしているのは確かで……)


??「止めなさいっ!」

??「痛いっ……!」


――パン!


??「電気つけて欲しいんですけどねー、お肉食べにくいんで!」

??「皆、どこにいるのん? て、停電って厨房だけじゃないのん?」

??「これは……モノクマの仕業でしょうな!」

??「ちょ、ちょっと待ってろ! 俺が操舵室まで行って何とかしてくるから……!」


羽留(……しばらくして、やっと電気がついたとき)

羽留(……ボクは、喧騒の中に聞こえたあの発砲音の正体を、ようやく知ることになった)

羽留(……一人、足りない)

沖南「……って、あれ? 俺が操舵室まで行って停電を直して、女の子の好感度を、とか思っていたんだけど……」

羽留「……そもそも、操舵室はまだ解禁されていないけどね」

沖南「そうだった……俺が五秒で建てた好感度アップ計画が……!」

鹿跳「それはもはや計画じゃないんですけど……」

朝神「……だが、あの暗闇騒ぎで誰にも怪我がなかったのは幸いだったな」

天栗「パーティー会場にはものがごろごろしているから、怪我の危険もあったわね」

廉久楽「ふん、それはお前らが勝手に歩き回っていたからだろう」

廉久楽「僕も羽留も、その場でじっとしていたから何ともなかったからな」

古宝「突然の停電だから驚くのは仕方ないにしても、その意見には同感だな」

鹿跳「いえ……でも、心臓が飛び出るかと思ったんですけど……」

勝常「そうだよ……あんな暗闇の中で、じっとなんて……」

霧島「誰かが近くにいるってことは安全でもあるのん……」

廉久楽「だが、今の停電……絶好の好機だったな」

霧島「そうのんな。あの停電は、絶好の好機だったのん」

小々鳥「……何の絶好の好機だったのか、正直聞きたくはないですがね」

羽生「……でも、認めないといけないとは思うよ」

朝神「あの停電は、殺人の絶好の好機だった、と言うことか」

劉「さ、さ、殺人!?」

劉「だ、ダメだよ……! コロシアイなんかさせないためにパーティーを開いたのに……」

廉久楽「……それなら、一つ聞いてやろう」


廉久楽「……あの騒がしいのはどこに行った?」


羽留(……扉の開く音はしなかった)

羽留(この部屋に、まだいるはずなのに……どうして姿が見えないのか)

羽留(……いや、まだそうと決まったわけじゃないはずだ)

劉「音咲は……誰か、見た人はいないのか?」

水錫「……あたしが見たよ」

水錫「……音咲は、あのテーブルの下だ」


羽留(水錫さんが指し示したのは、パーティーの料理が置いてあるテーブルから)

羽留(少しだけ離れたテーブルだった)

羽留(上にあるのは調味料の類だけで……変わったところは……)


羽生「テーブルの下……?」

勝常「う、嘘……だよね?」

天栗「音猫ちゃんが……?」

鹿跳「うぅ……そんなわけ、ないんですけど……」

襟締「ええい、何をしておる! さっさと確認せねば……!」

廉久楽「……お前にできるのか? あの下に、生きている音咲がいるとは限らないんだぞ?」

古宝「……そう言うのは僕の仕事じゃないね。リーダーがやればいいんじゃないか?」

劉「わ、私……? そんな怖いこと……!」

劉「コロシアイなんて……起こさせないはず、だったのに……ぐすっ」

朝神「……離れているといい」

朝神「一番、そう言うものに抵抗のない俺が確認しよう」

風飛「ん? 私がサクッと確認してもいいんですけどねー」


羽留(……嫌な予感しかしない)

羽留(あの下に音咲さんがいるなら、どうして彼女は出てきてくれないのか……!)

羽留(それが示す事実なんて……)


水錫「いや……音咲は別に……」

朝神「確認するぞ……苦手な人間は目を反らしておけ!」


羽留(朝神さんがテーブルクロスをめくり上げた)

羽留(……テーブルの下にいたのは)


羽留(真っ赤な液体に身を染め上げた……)

羽留(……紛れもない)

羽留(音咲音猫さん、その人だった……)

劉「あうっ……」

勝常「り、劉さんが倒れちゃったよ……!」

羽生「コロシアイを起こさないようにって、気を張っていたんだもんね……」

霧島「この事実は、彼女には酷……なのんな」

襟締「……気絶も仕方あるまいて」

廉久楽「周りを見てみればわかることだ」

廉久楽「音咲の死を、受け入れられていない人間のが多いだろう」

鹿跳「……神様、へるぷみぃー……」

小々鳥「名探偵たる吾輩がいなければ、殺人など起きなかったのでは……」

沖南「俺の可愛い子猫ちゃんがーっ!」

天栗「だって……さっきまで、一緒に笑いあっていたのに……!」


羽留(皆が悲しみに暮れる中……)


古宝「……所詮、仮初の絆だった、と言うことだろうな」

廉久楽「事実はこれだ。起こったことは、もうどうにもならない」

羽留「……なんで、二人はそんなことを……!」

廉久楽「何か間違ったことを言ったか?」

廉久楽「過去を悔いても何も始まらないし、死んだ人間は蘇らない」

廉久楽「あるのは、一つの結果だけだ」

羽留「……劉さんの行動が無駄だったって言うの!?」

廉久楽「そうではないが……報われはしなかった、それが事実だな」

天栗「ちょっと……言っていいことと悪いことがあるんじゃないの!」

朝神「……無駄に言い争う必要はない。止めておけ」

天栗「止めろってあんたまで……!」


羽留(……さっきまでの楽しい空気は何だったんだろう)

羽留(突然の出来事に……皆動転して……)


モノクマ「ちょ、ちょっとお手洗いに行っていたんですけどね……」

モノクマ「あれ……オマエラ、どうしたんですか……?」

モノクマ「あ、わ、私なんかがトイレなんか行っていたからいけないんですよね……!」

モノクマ「ごめんなさい、嫌いにならないでください……!」

モノクマ「って、ひぐぅっ!? あわわわ……ど、ど、どうしよう……」

モノクマ「え、えっとアナウンスを……!」

モノクマ「ちょっとゲ……タ! 落ち着きなさいってば!」


羽留(何でか、コロシアイをさせたがっていたはずのモノクマが一番取り乱していた)

羽留(……そして)


モノクマ『死体が発見されました! 一定の捜査時間の後、学級裁判を開きます!』


羽留(……流れて来たのは、現実を知らせる……残酷な事実だった)




朝神「……それは違うな!」

水錫「朝神の言う通りだと思うけどね?」


羽留(……え?)

羽留(それは違う……って、どういうこと?)


朝神「……音咲は死んでいない」

天栗「死んでいないって……?」

天栗「いや、あんな血を出してたら生きてるわけ……!」

朝神「そもそも、音咲には出血などないぞ?」

古宝「……どういうことだ?」

朝神「羽生、お前なら分かるだろう?」


羽留(……朝神さんの視線が羽生君に止まると、彼は鼻を鳴らして香りを嗅いだ)


羽生「……トマトケチャップ」

沖南「……は?」

襟締「トマト……ケチャップじゃと?」

羽生「……音咲さんの周りの液体は、トマトケチャップだよ」

羽生「トマトケチャップで出来た……ドレッシング、とかかもしれない」

羽留「じゃ、じゃあ……出血は……?」

羽生「僕もさっきまで動転してたから気付かなかったけど……」

羽生「血の臭いはしない……出血はないよ」

勝常「……じゃ、じゃあ!」

朝神「……医学的な見地から言って、音咲は死んではいないな」

朝神「良く見れば呼吸もある、だから無駄に争うなと言ったんだ」

霧島「……それじゃあ、何も起こらなかったのん?」

朝神「いや、暗闇の中で何かがあったのは間違いないだろうな……」

朝神「そうでなければ、気絶もしないはずだ」

水錫「……ごめん、多分あたしの所為だ」

廉久楽「どういうことだ?」

廉久楽「お前が何かしたと言うのか?」

水錫「……勘違いだったんだ」

古宝「勘違い……?」


羽留(……どういうこと? 水錫さんの勘違いで、音咲さんが気絶した?)


水錫「停電が起きてすぐ、あたしは暗視ゴーグルをかけた」

霧島「暗視ゴーグルなのん?」

水錫「この額につけているゴーグルさ」

水錫「これは危険な液体から目を守るだけでなく、暗視ゴーグルとしても使えるんだよ」

襟締「つまり、主は停電の中で起きていたことが分かっていたのじゃな?」

水錫「……そういうことだね」

水錫「そして、停電になってすぐ、音咲は懐から何かを取り出した」

鹿跳「……何か?」

水錫「殺人を犯すのかと思って、あたしは音咲を止めようと体当たりしたんだが……」

水錫「恥ずかしいことにだな……その……」

風飛「音猫様の持っていたものはただのクラッカーだったんですよねー」

天栗「……それって、パーティーグッズの?」

水錫「そうだ……どうやら、音咲はクラッカーを準備していただけだったみたいなんだが……」

水錫「あたしの体当たりに動転して転び、トマトケチャップのドレッシングを体に浴びながら……」

水錫「後頭部を打ってテーブルの下に隠れてしまった、と言うわけだ」


羽留(……それって、つまり?)


鹿跳「……じゃ、じゃああの発砲音は……」

鹿跳「ただの……クラッカー……!」

水錫「あたしの勘違いがここまで大ごとになってしまった……」

水錫「すまない……この通りだ」

朝神「頭を打ったから気絶していた、と言うわけか……」


羽留(……なんだか、体の疲れがどっと来るよ……)

音咲「……んにゃ? あれれ、どうしたんすか?」

音咲「って、にゃあああああああああああああああああ!?」

音咲「音猫が血塗れに……!?」


羽留(その後、すぐに音咲さんが目を覚ました)

羽留(……殺人が起きたわけじゃなかったんだ)


水錫「すまない、あたしの所為だな」

水錫「ケチャップが落ちなくなるといけない」

水錫「一緒にランドリーまで来てくれないか?」

音咲「音猫のお気に入りの制服を、どうにか救ってほしいっす!」

水錫「大丈夫、あたしならばっちり落としてやれるさ」


羽留(……渦中の二人は、何事も無いかのように大広間を去っていく)

羽留(ともあれ……何も起きなくて良かったよ)


モノクマ「ひぅぅ……お、怒られちゃいますぅ……!」

モノクマ「今のは完全にゲロ……のせいだからね!」

モノクマ「……きょ、今日は失礼しますぅ……!」

沖南「モノクマも何だったんだ……?」

襟締「考えても仕方なかろうて」

羽生「えっと……パーティー……どうする?」

朝神「今日はもうお開きにするしかないだろうな」

朝神「劉のことは俺が見ておこう」


羽留(……ぞろぞろと、大広間から皆が出ていく)

羽留(最後まで残っていたのは、廉久楽君だけだった)

羽留(……声、かけてみようかな?)


※ 重要安価


1. 声をかける

2. 声をかけない


安価↓2

>>433 1. 声をかける  選択


羽留(……何かを考えている廉久楽君)

羽留(……ボク達の知らない、何かを知っている?)


羽留「ね、ねぇ……廉久楽君?」

羽留「停電中もそうだったけど、廉久楽君は何かを知っているの?」

羽留「脚本がどうこう言っていたけど……」

廉久楽「……脚本は、変わったようだな」

廉久楽「僕は正直言えば迷っている……」

羽留「……迷う、って何を?」

羽留「それが脚本と何か関係があるの?」

廉久楽「……お前を信じて良いのか?」

廉久楽「……お前の本性はどれなんだ?」

羽留「ちょ、ちょっと待ってよ!」

羽留「本性も何も……ボクに脚本なんて関係ないでしょ……!」

廉久楽「だが……! この脚本はお前が書いたものだろう!」

羽留「脚本なんて……! ボクはただの書道家だよ!?」

廉久楽「お前の字だろう、この脚本は……!」


羽留(廉久楽君に渡された脚本には……)

羽留(紛れもないボクの字で……)

羽留(パーティーの停電中、劉鈴音が音咲音猫を銃殺する、と書いてあった)

羽留(当然、ボクはそんなことを書いた覚えがない……けど……)


廉久楽「それに、これはお前が直接ボクに手渡したものだ」

廉久楽「昨夜の夜時間だ」

羽留「夜時間……? でも、ボクは確かに寝ていたはずなのに……」

廉久楽「僕が間違えたとでもいうのか?」

廉久楽「……ともかく、この脚本が変わったと言うことは、次の脚本があるんだろう?」

羽留「そんなこと……そんなものないよっ!」

廉久楽「どうだかな……」

廉久楽「だが、僕が迷っているのは事実だぞ」

廉久楽「……お前を、信用するかどうか、な」

廉久楽「信用できないと思ったら……その時は、分かっているな?」

羽留「……信じて」

羽留「ボクは、何も知らないし嘘も言ってない」

羽留「……それでも信じられないなら、ボクを殺せばいい」

羽留「……命くらい、かけるよ」

廉久楽「……いいさ、今日のところは一端信用しておいてやる」

廉久楽「……今日のところは、な」



【廉久楽朱鷺の死亡フラグが立つことを回避いたしました!】

【廉久楽朱鷺のチャプター1での生存が確約されました!】


……と言うところで、今日はここまで。
安価がほとんどなくてすまぬぅー……。


パーティーイベントの後半、停電から随分事件チックでしたが、
これは別にお騙しイベントと言うわけではなく、ちゃんとした意味のあるイベントです。

パーティーまでに劉のチャプタークロフラグを折っていない場合、
停電中に劉が音咲を殺害する事件が発生していたのです。
いつ事件が起こるか明言していなかったから、突然来た!って感じになりましたかね……。

停電中の台詞から事件を想像してもらえればと思ったのは事実ですけど……!


では、続きは次回!
また平和な自由行動です。明日は帰宅が早ければ更新するっぺさ。

ちょっとだけ更新!

モノクマが演じる気がない理由は、モノクマと交友を深めれば分かります!

【モノクマ劇場】


モノクマ「人間には必ず秘密ってものがあるんだよね」

モノクマ「でもそれって、実はクマ世界も一緒でさ?」

モノクマ「例えば、よくクマが人間を襲ったなんて聞くと思うけど」

モノクマ「あれって、クマもびっくりして襲っちゃっているだけなんだ」

モノクマ「ボクの友達のクマも、臆病なところがあるんだよね」

モノクマ「でもそのクマは、自分が臆病であることを秘密にしていたんだよ」

モノクマ「クマは誰だって臆病なのにね、不思議だと思わない?」

モノクマ「後から聞いたんだけど、どうやらその子は人間の友達がいるから秘密にしてるんだって」

モノクマ「その友達に嫌われたくないみたいなんだ……健気だよね!」

モノクマ「人にとってはなんともないことでも、その子にとっては重大な秘密ってことは多々あるよね!」

モノクマ「あ、なんでその子は人間の友達に嫌われたくないのか、って?」

モノクマ「そりゃあ、蜂蜜が無くなったときの非常食に逃げられるわけにはいかないじゃん?」

モノクマ「あ、今のが黄色いクマさんの最大の秘密だったよ!」

【現在の情報】

【超高校級のコスプレイヤー】 襟締 紬(えりしめ つむぎ)

好感度8(※知人の好感度を満たしているため、次回自由行動選択時に関係が上昇します)

【超高校級の映画監督】 廉久楽 朱鷺(かどくら とき)

好感度16(ちょっと仲良し)

特記事項:チャプター1 確定生存枠

【超高校級のくのいち】  風飛 半千代(かぜとび なかちよ)

好感度10(知人)

【超高校級の放送委員】 音咲 音猫(おとざき ねね)

好感度16(ちょっと仲良し)

【超高校級の科学者】 水錫 セレン(みすず せれん)

好感度13(※知人の好感度を満たしているため、次回自由行動選択時に関係が上昇します)

【超高校級の聖職者】 鹿跳 萌(しかばね もえる)

好感度18(ちょっと仲良し)

特記事項:次回自由行動で、○○フラグを立てることが出来ます。

スキル:"懺悔の心得"を獲得 / 取得していないスキルがあります

【超高校級のマフィア】 劉 鈴音(らう りんしぇん)

好感度21(ちょっと仲良し)

特記事項:チャプター1 クロフラグ ブレイク成功!

【超高校級の応援団】 勝常 小笛(かちどき こてき)

好感度8(知人)

【超高校級のコレクター】 古宝 廿楽(こだから つづら)

好感度5(知人)

【超高校級のソムリエ】小々鳥 晴縞(こことり はれじま)

好感度2

【超高校級の調香師】 羽生 薫(はぶ かおる)

好感度5(知人)

【超高校級の執刀医】 朝神 輝仁(ともがみ てるひと)

好感度12(知人)

【超高校級の航海士】 沖南 海里(おきなみ かいり)

好感度13(知人)

【超高校級のパティシエ】 天栗 胡桃(あまくり くるみ)

好感度7(※知人の好感度を満たしているため、次回自由行動選択時に関係が上昇します)

【超高校級の女将】 霧島鳴子(きりしま めいこ)

好感度13(※知人の好感度を満たしているため、次回自由行動選択時に関係が上昇します)

【事件の黒幕?】モノクマ

好感度8(ちょっとした知り合い)

【夜時間】


羽留「……今日は何だか、ぐっと疲れた気がする……」

羽留「えっと……あ、結構メールが来ているみたいだね」


【From:鹿跳 To:羽留】
『あの……もし、良ければ……またお茶でも飲みませんか……?』

【From:風飛 To:羽留】
『にひひ、私とガンシューティングの練習しませんかねー?』

【From:朝神 To:羽留】
『医務室の備品を確認したいのだが、少し手伝ってもらえないか?』

【From:水錫 To:羽留】
『実験室が開かないから暇なんだ……汚れものがあればランドリーに持ってきてくれないか?』

【From:音咲 To:羽留】
『音猫と放送でセッションするっす! 放送室でラジオを乗っ取っちゃいましょう!』

【From:沖南 To:羽留】
『何か飲み物を入れたりするからさ、少し俺とデートしようぜ?』

【From:小々鳥 To:羽留】
『吾輩の勘が告げております……貴殿と話すのが吉、だとね。明日、バーに来ていただけますかな?』

【From:天栗 To:羽留】
『一緒に料理の勉強でもする? 厨房に来てくれれば付き合うわよ』

【From:劉 To:羽留】
『どっきりの仕込みしないと……手伝ってくれたりする?』

【From:古宝 To:羽留】
『ギャラリーに飾る新しい品を捜しているんだが、心当たりないか?』


羽留「……自由に過ごせる時間は最大でも四人まで、かな」

羽留「……全部に約束を入れちゃうと、自由に動けなくるし」

羽留「どうしようかな……」


安価↓1~4で約束を入れるかどうかの指定

約束を入れる場合は該当者を、入れないなら「なし」でお願いします

尚、今日の更新はこれだけです。


モノクマ劇場は、クロ候補のヒント。

一人は、結構クリティカルに動機がヒットするので、自由行動が肝です。

いや、どっちも……か。


好感度表は参考に使用してください。

では、これをもとに自由行動を描きますので、安価よろしくお願いいたします。


※このレスは安価に含みません。

安価↓として扱います。

明日の夜に更新を行います。

尚、>>447の襟締については約束があるわけではないので、自由行動枠に変更と言うことで、
午前二回目は再安価になります。

その他は、劉が午前一回目、風飛が午後一回目、鹿跳が午後二回目となり、その後自動イベントパートに進行する予定です。


では、明日の更新でもよろしくお願いいたします。

今帰宅とか絶望的ぃ……!

それはともかく、朝食をとっていなかったので朝食だけ進めます。

肝心の自由行動は明日以降になりそう……うぐぅ。

【Info】

四日目が終了しました。

モノクマメダルが10枚を切っているため、現在はモノモノマシーンを回せません。

モノクマメダルは、裁判でのご褒美の他、ゲームセンターや売店を選択することで増減します。

【Info】 

五日目になりました。


本日の予定をお知らせいたします。

午前一回目に劉さんとの約束。
午後一回目に風飛さんとの約束。
午後二回目に鹿跳さんとの約束。

それでは本日も良い一日を……!


---------------------------------------------------------------------------------------------------------


羽留(……昨日のパーティは色々な問題があったけど)

羽留(……取り敢えずは何も起こらなくてよかった、よね)

羽留(廉久楽君の言う脚本については少し気になるけど……)

羽留(ボクに成りすまして、誰かが暗躍しているってこと?)

羽留(それに……モノクマの真意も気になる)

羽留(……考えることは山ほどあるけど、まずは朝食にしようかな)


一緒に朝食をとる相手を指定


安価↓1 ↓2
被ったら下にずれます

これ以上は明日の仕事に支障が出ちゃうし、今日はこのままお休み。
始める時間が遅すぎるんだよなぁ。


安価は下にずらしてお待ちしております。

羽生

霧島

>>458 羽生 >>459 霧島


こちらで行きます。

次回、朝食からとなります。

ちょっと体調崩して療養中……治ったら更新いたします……

近い内にこちらも再開いたします。

ん……なんだかトリップが変なことに……?

書き漏らした時間ですが、21時前後を予定しておりますのでよろしくお願いいたします。

では、定刻になりましたので更新をいたします。

今日はゆっくり更新だけど……久しぶりの更新となりますのでご容赦を。

【朝食】>>458>>459


今日も一日いろいろ考えないといけないよね、とか思っていたけど朝食会場はまだ人もまばらだった。

部屋にいるときは特に時計を意識していなかったから気が付かなかったけど、いつもより朝食に来るのが15分も早かったみたい。


霧島「おはようのんな、羽留さん」

羽生「おはよう、今日はいつもより早いんだね」

羽留「二人ともおはよう……ちょっと、いろいろ考えたいこともあったりしたから」

羽生「昨日の今日だからね……皆生活のリズムが崩れているみたいだよ」

霧島「胡桃ちゃんも今日は朝起きてこなかったのん。さっき、寝坊しちゃったってメール入って来たんだけど……」

羽生「劉さんも昨日は目を覚ましてすぐに部屋に戻ったって聞いているし、何事もなかったにはなかったんだけど……」

羽留「……昨日の今日だから、分からなくはないんだけどね」

霧島「日中も、誰かと一緒に過ごす、って人が多くなっているみたいなのんな」

羽生「その方が身の安全も図れるって言う生存本能なのかもしれないね」

羽生「……それに、朝一から劉さんも張り切っているみたいだし」

羽留「劉さんが張り切っている、って?」

霧島「昨日みたいなことはもう起きないし、起こさせない」

霧島「普段通りに過ごしてくれていいんだぞ、って皆の部屋を回っているみたいなのん」

羽生「ここに来るまでに会わなかった?」

羽留「会わなかったけど……もしかすると、何かのタイミングですれ違っちゃったのかな……」


……でも、劉さんも立ち直ってくれたみたいでよかったよ。

昨日の一件のダメージが小さいとは思わないけど、それでも立ち直ってくれたのなら良かった。


羽生「このまま何も起きずに、全員で助かれればいいんだけどね……」

霧島「劉さんの言葉を信じて、ウチらは普段通りに過ごすしかないのんな」


……そうだね、ボクも自分にできることを着実にやらないと、ね。


【Info】

霧島鳴子の好感度が大きく上昇しました。

霧島鳴子との関係がちょっと仲良しになりました。

羽生薫の好感度が大きく上昇しました。

【自由行動午前・一回目】

【男子脱衣場】


劉さんとの約束の為、ボクは脱衣場へと向かっていた。

あの後メールで劉さんに教えてもらったことだけど、どうやら例のドッキリはこの脱衣場にある倉庫で行うらしい。

……それは別にいいんだけど、なんで女子更衣室じゃなくて男子更衣室の倉庫なんだろう。

この時間は数人で分担して掃除をしているらしいから、ボク達も自由に入ることが出来ているけど……。

もしかして……ドッキリだからってこと? ちょっと感性ずれていなくもないよね……?



劉「……やっと来た」

劉「必要なものはだいたい運び入れたつもりだけど」

羽留「……必要な、もの?」

劉「トマトケチャップ、白いシーツ、ドッキリ用のプラカード!」

羽留「……ドッキリ用のプラカードなんていつ作ったのさ」

劉「音咲が一晩でやってくれたんだ」

羽留「ああ、お祭り好きだもんね……」

羽留「でもさ、既にものが揃っているんだったら何を準備するの?」

劉「実はモノクマに頼んだけど、今日の夜時間前からこの大浴場には点検中の注意書きが張られるようになるんだよ」

劉「誰も入ってこれないように、ね」

羽留「……誰かが途中で入ってきたら、ドッキリにもならないもんね」

羽留「と言うか、一晩中ここにいるつもりなの?」

劉「いや、点検中の間はここでリハーサルしようかな、って思っているんだ」

劉「と言っても、リハーサルは私の練習だけだから関係ないんだけどね」

劉「ここでは段取りだけ決めておきたかっただけだから」

羽留「それならリハーサルのことは特に言わないでも良かったんじゃ……」

劉「その間もお風呂は開いているんだから、ゆっくりお風呂に浸かりなよ」

劉「そのために教えているんだからさ」

羽留「そういうこと……うーん、まぁ一度は入ってみたいと思っていたし」

羽留「そこは言葉に甘えさせてもらおうかな……」

劉「……で、当日の段取りだけど……」


羽留(劉さんとどっきりの段取りについて話した)

劉「段取りについては大丈夫?」

羽留「朝食時に劉さんが来ないことで皆が浮き足立ったら……」

羽留「ボクと音咲さんで、廉久楽君をここに連れてくればいいんだね?」

羽留「……でもさ、なんで廉久楽君なの?」

劉「……なんだか、全部見通しているみたいで腹が立つから」

羽留「そんな子供な……」


羽留(……取り敢えず、段取りについてはこれで大丈夫かな)

羽留(そろそろこの場所を出よう、そう思っていたところで、脱衣場から声が聞こえて来た)

羽留(……勝常君と霧島さんの声だ)


勝常「僕のバスタオルここになかった?」

勝常「昨日の夜忘れてきちゃったんだけど……」

霧島「バスタオル……うちが来た時にはもうなかったのんな」

勝常「困ったなぁ……一枚しか持ってないからどうしよう……」

劉「バスタオルがなくなったのか?」

勝常「昨日お風呂に入ったときに、置いてきちゃったみたいなんだ」

勝常「ランドリーの水錫さんも見ていないって言うし、ここかなって思ったんだけど……」

劉「……私がここに来た時にもバスタオルなんてなかったけど……」

霧島「他に掃除してくれている人が届け出てくれているかもしれないのん」

霧島「見つからなかったら……モノクマが売店でバスタオルを売っているのんな」

羽留「そんなものまで売店で売っているんだ……」

霧島「青とピンクのどっちのバスタオルも買えるらしいのんな」

勝常「見つからなかったら買うしかないかなぁ……」

勝常「なくしちゃったものを嘆いていても仕方ないもんね……!」

霧島「今日は、水錫さん、古宝君、羽生君、沖南君が分担して掃除してくれているから」

霧島「皆にも声をかけてみるといいかもしれないのん」

勝常「そうだね……ちょっと回ってみるよ!」

勝常「三人ともありがとうね!」


羽留(勝常君は元気よく脱衣場を後にした……)


羽留「あれ、そう言えば霧島さんはバスタオルを買ったの?」

霧島「ええ、ウチはお風呂に入る以外にも必要になるからなのん」

霧島「この船にあるもので使うなら、それしか考えられなかったのんな」


羽留(……何に使うんだろう?)

羽留(霧島さんは家庭的だから、きっと掃除か料理に使うんだろうけど……)


【Info】

勝常小笛の好感度が少し上昇しました。

霧島鳴子の好感度が少し上昇しました。

【劉・通信簿イベント】


劉「そう言えばさ、前にも話したと思うんだけど……」

劉「ここから出た後さ、私の婿になるって話は考えてくれた?」

羽留「その話って冗談じゃなかったんだっけ……?」

羽留「素の劉さんが出せる存在になって欲しい、とは言われたけど」

羽留「誰も婿になるなんてこと、納得していなかったと思うんだけど……」

劉「細かいこと気にしていると、腕っぷし強くなれないよ?」

羽留「書道家に何を求めているのさ!」

劉「何と言うかさ……不思議なんだけど」

劉「羽留の才能って、本当に『超高校級の書道家』なんだよね?」

劉「時折、全然違う才能に思えてくるんだけど」

羽留「……何に見えるって言うのさ」

劉「『超高校級のツッコミ』?」

羽留「言うと思ってたけどさ! 全然違うよ!」

劉「そうやって私のバカみたいな発言にいちいち突っ込んでくれる人なんて、周りにいなかったから懐かしいな」

劉「……本当に、懐かしいな」

羽留「……懐かしいってことは、昔はいたってことだよね?」

劉「……抗争に巻き込まれて死んじゃったんだ」

劉「私を庇って、胸に弾丸を受けたんだ」

劉「私は一歩も動けなかったんだよ、銃を向けられても……」

羽留「……ごめん、聞いちゃいけないことだったよね」

劉「辛い思い出ではあるけど、別に隠していることじゃないから平気だよ」

劉「今の私が、マフィアとしてやっていこうって……決めたきっかけだからね」

劉「……強くならなくっちゃ、あいつに笑われないようにって」

羽留「その人は、劉さんにとって大事な人、なんだね」

劉「そうだよ、私のあれを作ってくれた人だからね!」


羽留(あれ……って、きっとあれのことだよね?)


1. 猫のぬいぐるみ

2. 犬のぬいぐるみ

3. 兎のぬいぐるみ


安価↓2

羽留「えっと、あの猫のぬいぐるみのこと、だよね?」

劉「あの猫のぬいぐるみを作ってくれたすぐ後、死んじゃったんだけどね」

劉「希望ヶ峰学園に入る、少し前のことだったかな……」

羽留「あんなぬいぐるみを作れるなんて、手先の器用な人だったの?」

劉「……お父さん付きの使用人の人だったんだよ」

劉「私のこと、ずっと面倒を見てくれていた人で……」

劉「私にとってはお母さん、みたいな人だったんだ」

羽留「お母さん……みたいな人って、お母さんは……?」

劉「うーん、私の物心がつくころにはもう死んじゃったみたいなんだ」

劉「お父さんの男手ひとつで育てられたみたいなものだから……」

劉「それに、マフィアって言うのもほとんど男社会みたいなものだからさ」

劉「勿論、女の人もいないわけじゃないんだけど……」

劉「私の周りって、男の人しかいなかったら……」

劉「あの人だけが唯一私に親しくしてくれた女の人だったんだよ」

羽留「そっか……ごめんね、色々根掘り葉掘り聞いちゃったみたいで」

劉「別にそんなに気にしなくてもいいんだよ?」

劉「羽留とは、対等な友人関係でいたいな、って思ってるから」

羽留「……ボクも、劉さんとは対等な友人でいたいと思うよ」

劉「これでお互いに、一つ秘密を知っているってことで対等でしょ?」

羽留「それで良いんなら、ボクはいいんだけど……」

劉「私はそれでいいんだからあまり気にしないでよ!」

劉「なんならもう一つ秘密教えてあげよっか?」

劉「……あのぬいぐるみを持ってないと、夜は落ち着かないんだ」

劉「だから、私に夜這いをかけるときはあのぬいぐるみも一緒だね!」

羽留「……夜這いなんてかけないよ!」


羽留(……いつも気を張っているみたいだけど)

羽留(皆の前でも、素の劉さんでいられるといいんだけど、ね……)


【Info】

劉鈴音の好感度がこの上なく上昇しました。

劉鈴音との関係が友人になりました。

劉鈴音の通信簿に、今の項目を追加致しました。

通信簿①「超高校級のマフィアである彼女は、幼い頃に母親を亡くしてしまっているようだ。
その後、唯一彼女と仲の良かった女性が猫のぬいぐるみを作ってくれたらしい。
その女性は、彼女を庇ったことで、既に亡くなってしまっている」

スキル"マフィアの眼光"を獲得致しました。

マフィアの眼光:反論ショーダウンの際に発動可能。
精神力を1消費して、反論ショーダウンを無条件で突破することが出来る。ただし、一度の裁判で二度は使用できない。

【自由行動・午前二回目】


劉さんと別れたけど、まだまだ午前中の時間が余っているみたいだね……。

どうしようかな、誰かと一緒に過ごそうかな?


【一緒に過ごしたい相手を指定】

安価↓2


※本日の更新はここまでです。

次回更新は今週中に行います。

水錫

明日の21時前後から更新再開です野で、宜しくお願いいたします。

本日更新する予定でったのですが、ちょっと諸事情で明日に回すことになりました……。
再開時刻は、明日の22時前後なります。申し訳ありません……。

やっとこさ帰宅したところなので、諸々準備してから更新します。
目安は22時30分前程度……ですの

では、これより更新を再開いたします。

最初は>>476の水錫との自由行動でしたね。

【ランドリー】

……取り敢えず、まだ約束の時間までも大きく空いているし、昼食までも時間がある。

勝常君が言うには、ランドリーに水錫さんがいるって言っていたし……廉久楽君のハンカチも受け取ってない。

折角だから、彼女にハンカチについて聞いてみようかな……。


羽留「水錫さん……って、何してるの?」

水錫「む……羽留じゃないか」

水錫「丁度いいところに来たな……ほら、この前のハンカチだよ」


水錫さんが桶の中から取り出した廉久楽君のハンカチは、元々の純白さを取り戻していた。

ボクが血で汚した汚れは、全くと言っていいほどきれいさっぱり消えている。


羽留「わわっ……水錫さん! これ、どうやって落としたの……?」

水錫「ふふん、気になるだろう?」

水錫「と言っても、そんなに難しいことはしていないんだけどね」

水錫「ポイントはこの……アルカリ性の石鹸さ」

水錫「大浴場から拝借してきたもので……じっくり叩くようにして落としただけってこと」

水錫「ここにあるもので血の汚れを落とすなら、アルカリ性のものが一番いいからね」

羽留「あれ……でも、音咲さんの衣服の汚れを落とした時は……」

羽留「中性洗剤を使った、って音咲さんが言っていたけど……」

水錫「音咲の場合は、汚れがケチャップだったためだな」

水錫「ケチャップにアルカリ性の洗剤を使っても落ちにくいし、血の汚れに中性の洗剤を使っても落ちにくい……」

水錫「……らしいんだ」

水錫「私もクリーニング屋じゃないから細かいことは分からないんだけどね」

羽留「細かいことって……」

水錫「いやさ、研究室にいたころは白衣も助手君に洗ってもらっていたんだよ」

水錫「その……生活力って奴が皆無でね」


生活力が皆無って……本当に?


1. あれ、でも今日のお掃除手伝ってるんじゃ……?

2. 料理とかも苦手なの?

3. 実験室の整理とかも助手さんがやってたの?


安価↓1

3

>>484 3. 実験室の整理とかも助手さんがやってたの? 選択


羽留「……もしかして、実験室の整理とかも助手さんがやってたの?」

水錫「……当たり前じゃないか」

水錫「私に整理なんてできるわけないからね!」

羽留「じ、自信満々に言うことじゃないよね、それ!」

水錫「いやね、出したものを片付けられない性質なんだよ、私は」

水錫「だから、実験のたびにあれこれ出すのはいいんだが……」

羽留「どこに何をしまっていたのかを忘れてしまうってこと?」

水錫「性格には少し違うな」

水錫「片付けると、どこに物を置いたのか忘れてしまうんだよ」

水錫「結果、部屋をひっくり返さないといけなくなるからね」

羽留「……でもさ、今はその助手さん、ここにいないよね?」

水錫「……そうだね、困ったことに、ね」

羽留「個室は……」

水錫「べ、別に片付けられないって言っても足の踏み場くらいはあるから問題ない」

羽留「大問題だよ! あの部屋でそんなに物が散らかることはないでしょ?」

水錫「別に散らかったりはしていないよ」

水錫「ただ、ハンガーをどこに置いたのか忘れてしまって白衣を脱ぎ散らかしてあるのと……」

水錫「そうそう、履いているナースシューズの控えをどこにしまうか悩んでいるから」

水錫「適当にそこらへんに、だね……」

羽留「……そう言うの、片づけられないって言うんだよね」

水錫「ま、まぁ生活に支障はないから問題ないだろう」

水錫「必要になれば片付けるさ……」


……それって、多分なんだかんだ言って片付けないんじゃないかな?

今度、整理手伝ってあげようかな……。


【プレゼントを渡しますか?】

パケットモンスター
ツルカメダイヤモンド
桃色マニフェスト
黄金のフライパン
ルアックコーヒー
Mr.ホチキス


安価↓1

ダイヤモンド

>>486 ツルカメダイヤモンド 選択


危ない、ルアックコーヒーは手持ちになかった……データミスでした

>>486 ツルカメダイヤモンド 選択


羽留「そうだ、えっと……これ……」

水錫「……これは、本物なのかな?」

水錫「……ずいぶん高価そうだけど」

羽留「えっと……モノモノマシーンから出て来たんだよね」

水錫「そう言われるとひどくパチモノに見えてくるんだが……」

水錫「私にはあまりこういうのは似合わない気がするんだけどね」

羽留「そうかな……水錫さんは綺麗だから、アクセサリーは似合うかと思ったんだけど」

水錫「まぁ、普通は男から女へとプレゼントするようなものだろうしね」

水錫「取り敢えず、ありがたく貰っておくよ」


羽留(……えっと、男から女へのプレゼント、何だけどな、一応)

羽留(取り敢えず、喜んではくれたみたいだ)


【Info】

水錫セレンの好感度が大きく上昇しました。

水錫セレンとの関係が、知人になりました。


スキル"科学的思考能力"を獲得致しました。

科学的思考能力:言弾インスペクションの際に使用可能。精神力を1消費することで、解答への大きなヒントを見ることが出来る。

>>488 水錫セレンとの関係が、知人になりました。の一文はミスです、失礼。

正しくは、水錫セレンとの関係が、ちょっと仲良しになりました。です

【自由行動 午後一回目】

【ゲームセンター】

この前の撮影では迷惑ばかりかけちゃった……やっぱり、ガンシューティングの練習はしておいた方がいいよね?

そんなわけで、風飛さんと練習の約束をしていたからゲームセンターに来たんだけど……。

あれ、天栗さんと古宝君……ちょっと意外な組み合わせな気がするね。


風飛「胡桃様はいったいゲームセンターに何を求めているんですかねー」

天栗「何って……私は、あそこのクレーンゲームのプライズが欲しいだけ!」

古宝「僕は別に興味本位、という奴だ」

古宝「特に欲しいもの、と言うものもないからな」

天栗「うぎぎっ……あそこの! 超! 超激レアのアイスが……!」

古宝「……耳障りだ、全く」


……えっと、どうやらクレーンゲームの景品になっているアイスが欲しいってことみたいだけど。

……じ、自分で取ればいいんじゃ?


風飛「それにしても、メダルを全部使い切るなんておバカさんですねー」

風飛「そんなんじゃ、いざと言うとき凶器が手に入りませんぜい?」

天栗「別に殺人なんて考えてないからそんなものいらないわよ!」

天栗「……そんなことどうでもいいから、ちょっと手伝ってよ!」

古宝「僕のメダルまで使い切られたらたまらないからな……」

古宝「お前もあの喚いているパティシエにたかられないように、な」

羽留「え、えっと……古宝君?」

羽留「い、行っちゃった……」


結局、古宝君はゲームセンターに何しに来たんだろう?

風飛「にひひ、仕方ないっすなー」

風飛「拙者が忍術でとってしんぜましょうかねー」

羽留「それ、忍術関係ないよね」

天栗「関係ないの……!?」

羽留「クレーンゲームに忍術なんて使わないでしょ!」

天栗「……それもそう、ね」

風飛「ま、忍術云々はともかく、こう言うのは慣れっすからねー」

風飛「忍術と同じってことですねー」

羽留「ゲームセンターのスキルと忍術を同じレベルで語っていいの……?」

天栗「あ、ケーキの焼き具合とかと同じってことね!」

羽留「……なんでそこで納得するの……?」

風飛「そんなわけでー、ほいさっ!」

風飛「じゃーん、ってわけでー」

天栗「アイスっ! 夢にまで見た、超高級アイス……っ!」

天栗「さ、早速お部屋で味わうってわけよっ!」

天栗「風飛さんには、後で美味しいケーキを持っていくわね!」

風飛「にししっ、楽しみっすなー」

風飛「そいじゃっ! 一緒にガンシューの練習でもしましょうかねー」

羽留「天栗さんはアイスの為……古宝君は?」

風飛「暇つぶしらしいですぜい?」

羽留「ひ、暇つぶし……分からなくもないけど」


……この後、風飛さんとガンシューティングの練習をして過ごした。


【Info】

古宝廿楽の好感度が少し上昇しました。

天栗胡桃の好感度が少し上昇しました。

【風飛半千代・通信簿イベント】


風飛「ふひぃー、お疲れ様っすなー」

風飛「随分と白雪様も安定してエリア1をクリアできるようになりましたねー」

風飛「エリア1を……」

羽留「ボクがこのゲーム苦手なのはわかってるから言わないでよ……」

風飛「何度もコンティニューしているから、そのおかげでスコアが大変なことになってますからねー」

風飛「一言で言えば、ド下手っすなー」

羽留「……そう言えば、このゲーム」

羽留「お金かけただけポイント入るんだね……複雑な気分」

風飛「まぁまぁ、そんなこたぁどうでもいいですってば」

風飛「このまま上達してくれればいいんすけどね」

羽留「……むー、頑張ります」

風飛「にひひ、よろしいっすなー」


羽留(そう言って、風飛さんは携帯ゲーム機をやりだしてしまった)

羽留(何か、話題を振ってみようか)


1. 彼女の生まれ故郷について

2. 彼女の家族関係について

3. 彼女の交友関係について


安価↓1

3

>>493 3. 彼女の交友関係について 選択


羽留(……えっと、故郷とか家族よりは無難、だよね?)


羽留「風飛さん、一つ聞いてもいい?」

風飛「ほいほい、なんでしょー」

羽留「風飛さんのお友達も、やっぱり忍者なの?」


羽留(……その時、部屋の温度が少し下がった気がした)


風飛「白雪様は、通信進化って知ってますかねー」

羽留「えっと、友達と交換すると進化するって……」

風飛「あんなのは幻想なんでー」

羽留「え……」

風飛「私は一度も見たことないんでー」

風飛「ま、別に私には不要な存在なんでどうでもいいんですけどねー」

羽留「……ごめん、聞かない方が良かったよね」

風飛「まぁ、ほら……私、あれっすからねー」

風飛「所謂抜け忍と言うか……里には友達の一人くらいはいると思うんすけどねー」

風飛「立場的に、会いに行けないんですよねー」

羽留「……それって、風飛さんの秘密なんじゃ」

風飛「まぁ、そうなんですけどねー」

風飛「何と言うか、別にもうどうでもいいかな、って思いましてー?」

風飛「あ、私の秘密を聞いたからには……困ったときは助けてもらいますんで、よろろっすなー」

羽留「う、うん……でも、なんで?」

風飛「そう言えば、こうやって一緒に誰かと遊ぶのって初めてだったんでー」

風飛「こういうのが、友達、何ですよね?」


羽留(……そう言ってゲーム機から顔を上げた風飛さんの表情は……)

羽留(初めて、年相応なものに見えた)


【Info】

風飛半千代の好感度が大きく上昇しました。

風飛半千代との関係がちょっと仲良しになりました。

風飛半千代の通信簿に、今の項目を追加致しました。

通信簿①「『超高校級のくのいち』である彼女は、実は現在抜け忍であるらしい。
里には友人もいた、らしいことは言っているが彼女の反応を見るに、ここで初めて友達らしいことをしたように見える。
どうやら里の中では、あまり親しい人間はいなかったようだ」

スキル"空蝉の術"を獲得致しました。

空蝉の術:裁判中に誤答してしまった場合に自動発動。該当レスのコンマ下が75~00の場合、受ける発言力ダメージを0にする。








【チャプター1において、風飛半千代の加害者確率がゼロになりました!】





と言うことで、本日はここまで。


チャプター1のクロ候補の二人目が風飛でした。

チャプタークロフラグの解除条件は、彼女の通信簿イベントを一回起こすこと。

風飛との約束イベント起こさないと通信簿イベントが起きないので、大正解だったわけです。


次回は水曜日の21時~22時前後となりますでしょうか。

一応予定ですので、あまり期待せずに……。ではでは、本日はありがとうございました。

22時には更新が無理でしたが、23時には更新できそうなので、更新します。

取り敢えず、自動イベントまで入っておきたい、と思ったり思ったり。

では更新再開……今日はゆっくり更新ですが……

【教会】

ゲームセンターで風飛さんと特訓をした後、約束の時間になったからボクは教会へと足を運ぶことにした。

鹿跳さんが、教会の一角でお茶をふるまってくれる、って言っていたから。

……そんなわけで教会に来てみたんだけど。


羽留「あれ、鹿跳さん……?」


おかしい、鹿跳さんの姿がどこにも見当たらない。

教会にいるはず、なんだけど……。

……もしかして懺悔室にでもいるのかな?

教会に姿が見えない以上、懺悔室にいるのかもしれない……。

そう思って、ボクは懺悔室の扉に手をかけた。


……扉を開けたボクの視界に飛び込んできたのは……

床に力なく倒れ伏した鹿跳さんの姿だった。

羽留「鹿跳さん……!?」

羽留「だ、大丈夫っ……!?」


……無事かどうかを確かめるために慌てて近寄ったボクは、彼女の肩がわずかに上下していることに息を下ろした。


羽留「生きては……いるみたいだけど」

羽留「なんでこんなところで倒れてるんだろう……」

羽留「誰かに襲われた……ってこと、なのかな?」


それにしては外傷とかもないし……眠らされていた、と言うわけでもなさそうだけど。

……懺悔室の窓が開いているのはちょっと気になるけど。

鹿跳さんが起きてから尋ねてみる、しかないかな?


鹿跳「ん……ここは……?」

羽留「……あ、鹿跳さん」

羽留「どうしてこんなところで倒れてたの……?」

鹿跳「その声は……白ちゃんですね」

鹿跳「相変わらず、男の癖して随分と可愛らしい声をしてやがりますね」

羽留「し、鹿跳さん……? と、突然何を言い出すの……?」


なんで鹿跳さんがボクの性別のことを……?

いや、それも気になるけど……ボクのことを白ちゃんって……?


鹿跳「何を驚いていやがるんですか」

鹿跳「……この、うずみちゃんの顔を忘れちまったんですか?」

鹿跳「白ちゃんも薄情でやがりますね……」


……ど、どういうこと?

まるでボクと前から知り合いだった、とでも言いたげだけど……。

ボクと鹿跳さんはこの船に来てから初めて知り合ったはず……なんだけど。

今は取り敢えず、鹿跳さんがどうしちゃったのかを確かめないと……。

これが演技、ってわけじゃないだろうし……。


羽留「ボクと鹿跳さんは、この船で初めて知り合ったんだよね……?」

鹿跳「……ついにボケちまったんですか?」

鹿跳「うずみちゃんと白ちゃんは同級生でしょうが」

鹿跳「……正確には、萌と白ちゃん、でやがりましたね」

羽留「……ごめん、ボクにそんな記憶はないんだけど……」

羽留「その、うずみっていうのは?」

鹿跳「本当に忘れやがったんですか?」

鹿跳「……処刑しちまいましょうかねぇ」


こ、怖い一言が聞こえた気がする……!


鹿跳「……それじゃあ、もう一回だけ名乗ってやりますか」

鹿跳「うずみちゃんは、鹿跳うずみ」


鹿跳「『超高校級の処刑者』でいやがります」


【超高校級の処刑者】 鹿跳 埋(しかばね うずみ)


……『超高校級の処刑者』?

鹿跳さんの才能は、『超高校級の聖職者』のはずじゃ……。


鹿跳「これも言わないと覚えてやがらないみたいですね……」

鹿跳「萌が気絶したりしたときに出てくる裏の人格、それがうずみちゃんってわけですよ」

鹿跳「……次忘れたら、白ちゃんを本当の女の子にしちまいますからね」


……つまり、鹿跳さんは二重人格ってことなんだよね?

それじゃあ、彼女の秘密って当然……このこと、のはずだけど。


1. もし『超高校級の処刑者』であることがばれたら……どうする?

2. そもそも『超高校級の処刑者』って、一体どんな才能なの……?

3. ぼ、ボクのことを処刑したり、しないよね……?


安価↓1

>>504 1. もし『超高校級の処刑者』であることがばれたら……どうする?  選択


羽留「もし……もし、だよ?」

羽留「……『超高校級の処刑者』であることがばれたら、どうする?」

鹿跳「既に希望ヶ峰学園にはばれてやがるんですが……そういうことではなさそうですか」

鹿跳「……少なくとも、うずみちゃんは何もしねーと思いますよ」

鹿跳「うずみちゃんはあくまで処刑者であって、犯罪者じゃねーですから」

羽留「……逆に、もう一人の鹿跳さんが何かする、ってことはないかな?」

鹿跳「萌が自分の為に誰かに危害を加えられるわけがねーですよ」

鹿跳「それが出来たのなら、あのときにうずみちゃんを生み出す必要がねーですからね」

鹿跳「仮に誰かに危害を加えるなら、うずみちゃんに代わるとは思いますけど……」

鹿跳「必要もないのに、誰かを傷つけるのはうずみちゃんの主義に反するのでやんねーです」

羽留「そ、そっか……」

羽留「それなら安心……なのかな?」

鹿跳「安心……?」

鹿跳「何を言ってやがるんですか?」


……どうやら、あっちの鹿跳さんとこっちの鹿跳さんは記憶を共有していないみたい。

今置かれている状況を、こっちの鹿跳さんにも説明してあげた。


鹿跳「……まぁ、処刑するに値する人が出てこなければうずみちゃんは何もしねーって約束します」

鹿跳「萌が、うずみちゃんに代わらないで人を[ピーーー]なんてできるわけもねーですし」

羽留「……それなら安心、かな」

羽留「……と言うかさ、どうして鹿跳さんは気絶したのかな?」

鹿跳「……ああ、あれでしょうね、きっと」


鹿跳さんが指を示した先には、ちょうど棚から出て来た大きい黒い虫が一匹。

……それが何かは、ボクの口からは言いたくなかった。


鹿跳「あの、ゴ……」

羽留「言わなくてもいいよ、分かったから!」


【Info】

鹿跳萌 / 鹿跳埋 の好感度が大きく上昇しました。

鹿跳萌 / 鹿跳埋 の『二重人格登場フラグ』が回収されました。


鹿跳萌の通信簿に今の項目を追加しました。

通信簿②『彼女は二重人格で、裏の人格は鹿跳埋。超高校級の処刑者らしい。
もう一人の鹿跳さんが言うには、埋が出来る切欠の事件があるようだが……』

>>507 修正  sageになってた……


>>504 1. もし『超高校級の処刑者』であることがばれたら……どうする?  選択


羽留「もし……もし、だよ?」

羽留「……『超高校級の処刑者』であることがばれたら、どうする?」

鹿跳「既に希望ヶ峰学園にはばれてやがるんですが……そういうことではなさそうですか」

鹿跳「……少なくとも、うずみちゃんは何もしねーと思いますよ」

鹿跳「うずみちゃんはあくまで処刑者であって、犯罪者じゃねーですから」

羽留「……逆に、もう一人の鹿跳さんが何かする、ってことはないかな?」

鹿跳「萌が自分の為に誰かに危害を加えられるわけがねーですよ」

鹿跳「それが出来たのなら、あのときにうずみちゃんを生み出す必要がねーですからね」

鹿跳「仮に誰かに危害を加えるなら、うずみちゃんに代わるとは思いますけど……」

鹿跳「必要もないのに、誰かを傷つけるのはうずみちゃんの主義に反するのでやんねーです」

羽留「そ、そっか……」

羽留「それなら安心……なのかな?」

鹿跳「安心……?」

鹿跳「何を言ってやがるんですか?」


……どうやら、あっちの鹿跳さんとこっちの鹿跳さんは記憶を共有していないみたい。

今置かれている状況を、こっちの鹿跳さんにも説明してあげた。


鹿跳「……まぁ、処刑するに値する人が出てこなければうずみちゃんは何もしねーって約束します」

鹿跳「萌が、うずみちゃんに代わらないで人を[ピーーー]なんてできるわけもねーですし」

羽留「……それなら安心、かな」

羽留「……と言うかさ、どうして鹿跳さんは気絶したのかな?」

鹿跳「……ああ、あれでしょうね、きっと」


鹿跳さんが指を示した先には、ちょうど棚から出て来た大きい黒い虫が一匹。

……それが何かは、ボクの口からは言いたくなかった。


鹿跳「あの、ゴ……」

羽留「言わなくてもいいよ、分かったから!」


【Info】

鹿跳萌 / 鹿跳埋 の好感度が大きく上昇しました。

鹿跳萌 / 鹿跳埋 の『二重人格登場フラグ』が回収されました。


鹿跳萌の通信簿に今の項目を追加しました。

通信簿②『彼女は二重人格で、裏の人格は鹿跳埋。超高校級の処刑者らしい。
もう一人の鹿跳さんが言うには、埋が出来る切欠の事件があるようだが……』

>>508 再修正  そのままコピーしてどうする……!


>>504 1. もし『超高校級の処刑者』であることがばれたら……どうする?  選択


羽留「もし……もし、だよ?」

羽留「……『超高校級の処刑者』であることがばれたら、どうする?」

鹿跳「既に希望ヶ峰学園にはばれてやがるんですが……そういうことではなさそうですか」

鹿跳「……少なくとも、うずみちゃんは何もしねーと思いますよ」

鹿跳「うずみちゃんはあくまで処刑者であって、犯罪者じゃねーですから」

羽留「……逆に、もう一人の鹿跳さんが何かする、ってことはないかな?」

鹿跳「萌が自分の為に誰かに危害を加えられるわけがねーですよ」

鹿跳「それが出来たのなら、あのときにうずみちゃんを生み出す必要がねーですからね」

鹿跳「仮に誰かに危害を加えるなら、うずみちゃんに代わるとは思いますけど……」

鹿跳「必要もないのに、誰かを傷つけるのはうずみちゃんの主義に反するのでやんねーです」

羽留「そ、そっか……」

羽留「それなら安心……なのかな?」

鹿跳「安心……?」

鹿跳「何を言ってやがるんですか?」


……どうやら、あっちの鹿跳さんとこっちの鹿跳さんは記憶を共有していないみたい。

今置かれている状況を、こっちの鹿跳さんにも説明してあげた。


鹿跳「……まぁ、処刑するに値する人が出てこなければうずみちゃんは何もしねーって約束します」

鹿跳「萌が、うずみちゃんに代わらないで人を殺すなんてできるわけもねーですし」

羽留「……それなら安心、かな」

羽留「……と言うかさ、どうして鹿跳さんは気絶したのかな?」

鹿跳「……ああ、あれでしょうね、きっと」


鹿跳さんが指を示した先には、ちょうど棚から出て来た大きい黒い虫が一匹。

……それが何かは、ボクの口からは言いたくなかった。


鹿跳「あの、ゴ……」

羽留「言わなくてもいいよ、分かったから!」


【Info】

鹿跳萌 / 鹿跳埋 の好感度が大きく上昇しました。

鹿跳萌 / 鹿跳埋 の『二重人格登場フラグ』が回収されました。


鹿跳萌の通信簿に今の項目を追加しました。

通信簿②『彼女は二重人格で、裏の人格は鹿跳埋。超高校級の処刑者らしい。
もう一人の鹿跳さんが言うには、埋が出来る切欠の事件があるようだが……』

……初歩的なミスを! 更新間隔があいたからか、単純にぼけてるのか……。


取り敢えず今日はここまで、次回は自動イベントの為書き溜めを行ってから週末に更新いたします。

ノートであれこれ纏めながら書かないと分からなくなっちゃうので、その辺りの纏めに時間をとりたい……。


尚、鹿跳の二重人格は二パターンあり、『二重人格登場フラグ』の回収場所によってパターンが変わる予定でした。

この若干ぐれた感じの敬語を使うのは温厚なパターン。加害者確率が低いパターンです。

事件が発生してから最初の裁判(事件が起こった最初のチャプター)で分かった場合には、寡黙だけど血液好きの危ない子に。

早めにフラグ回収しておかなかった場合は、大きな爆弾枠になる予定だったのです。

裁判で豹変させることはなくなりましたね、うん。


一応、次回予定は土曜日の夜でしょうか。急に仕事が入る可能性はありますが……その場合は日曜日になりそうです。

では、本日はありがとうございました。

今日の更新は難しそうな予感……明日の夜に更新とします。

取り敢えず、区切りまでは一気に行きたいな、と思っていますが、恐らく重要な安価はないでしょう……

さて、バイオを見終わったので更新いたします。

自動更新イベントですが、本編中の日付が変わるまでの部分を投下していく予定です。

……ゆっくり更新デス。

【女子脱衣場】

……劉さんに教えてもらった通り、お風呂場には「点検中」の札がかけられていた。

何と言うか、見た目はこんな感じだけど……流石に女子の更衣室からお風呂に入るのは緊張するよね。

大浴場自体は、あれなんだけどね。

混浴って言っていたし、一つしかないわけなんだけど。

それにしても、ボクに与えられたバスタオルは「ピンク」なんだよね……。

確か、「青」は男性に与えられるバスタオルで「ピンク」は女性に与えられるバスタオルなんだけど……。

元々おいてあった青いバスタオルをモノクマに回収されて、イメージカラーだってこのピンクのバスタオルを渡されたんだよね。

……そのおかげで、見た目だけはここにいてもおかしくないからいいんだけど。

さて、ここに置いてあるピンク色のタオルを持って……っと。


羽留「うわ……ここは確かに、一回は入っておきたいお風呂だね……」

羽留「……高級ホテルのお風呂ってこんな感じなのかな?」


この大浴場に入る機会をくれた劉さんには感謝しないといけないね。

まずはこっちのシャンプーで頭を洗って……うわ、確かこのシャンプーって高級品じゃなかったっけ……?


モノクマ「それはね、……ちゃんが取り寄せた最高級の……」

モノクマ「……まったく、あなたは本当に残念ですわね」

モノクマ「ともかく、ここでの生活に不自由されないように用意したものです」

羽留「そうなんだ……って! なんでお風呂に入ってくるのさ!」

羽留「恥ずかしいから出てけ、このバカクマ!」

モノミ「そうでちゅ! ハレンチなのは許されまちぇん!」

羽留「お前もだよ! 中身の綿全部抜くよ!」

モノミ「や、やめてくだちゃい! た、退散……!」


……ああ、もう!

折角いい気分でお風呂に入っていたのに、何でモノクマやモノミが入ってくるのさ!

……ゆっくり体を休めようとしたのになぁ。

と言うか、二体ともぬいぐるみなんだからこんなところに来たらしけっちゃうんじゃないの?

……フェルト地でしょ?

まぁ、そんなことはどうでもいいし……ゆっくりと体と心を休ませようかな。


羽留「……もうそろそろ、コロシアイの期限、だよね」

羽留「何事も起きなければいいけど……」

羽留「そうなったらボクが裏切り者だって秘密は……」

羽留「……誰かが死んじゃうより、ずっといいよね」

羽留「ボクも……覚悟決めないと、ね」


……今まで、皆と過ごして来た時間はなかったことになっちゃうと思うけど。

それも……仕方ないよね?

だって、ボクはずっと皆を騙して来たんだし……。

仲良くしてくれた皆を……騙して、来たんだもんね。

……暗くなっても仕方ないし、切り替えていかないと!

さて、そろそろお風呂から出よう……。


羽留「ん……? い、今扉が開いたような……」

羽留「嘘……誰かはいって来た……?」

羽留「やばい……と、取り敢えずタオルを身体に巻いて……」

羽留「胸の膨らみがないのは貧乳だから、でごまかそう……!」


……えーと、入って来たのは勝常君?

羽留「な、なんで勝常君が……?」

勝常「わ、わわっ!?」

勝常「な、なんで点検中なのにお風呂に羽留さんがいるの?」

羽留「そ、それはこっちの台詞だよ!」

羽留「どうして勝常君がここのお風呂に入ってくるの!?」

勝常「と、取り敢えず僕は向こう向いてるから……!」

羽留「ぼ、ボクはもう出るから……!」

勝常「う、うん!」

羽留「こ、こっち見ちゃだめだよ……!」


だ、だって見られたらボクが男だってばれちゃうだろうし……!

……もう! 折角点検中の札を建てていても、ちゃんと見てくれないと……!

いや、点検中ってわかってて入って来たってことだよね?

勝常君に限って、覗きしたいとかそう言うことじゃないだろうけど……。

いや、そんなことよりさっさと着替えてお風呂を後にしないと……!

帯とかきちんと巻いてからでないと、余計に怪しいし……焦らないで、しっかりと巻いて……。

……それにしても、どうして勝常君がわざわざ入って来たんだろう。


羽留「と、取り合えずばれなくてよかった……」

水錫「何がばれなくてよかったんだい?」

羽留「ひゃうぅ!?」

水錫「なんだ……お風呂でも入っていたのかい?」

水錫「私の目には、点検中の札が見えるんだが……」

羽留「そ、それは……ほら、まだ大丈夫かな、って思って!」

水錫「……ま、深くは追及しないでおこうかな」

水錫「私も、札を知ってて中に入っている口だからね」

羽留「……うん、ありがと」


……あまり突っ込まれても困っちゃうからね。

こういうあたり、水錫さんはさっぱりしてくれているから助かるよ。

羽留「……ところで、どうして水錫さんはお風呂場に?」

水錫「いやね、私を見てもらえばわかると思うんだけどね……」

羽留「ああ、メガネ……?」

水錫「お風呂に入ったときにメガネを忘れてしまったみたいでね」

水錫「ゴーグルもあるし、それほど気にはならないんだけど……」

水錫「流石に忘れたままにしておくわけにもいかないだろう?」


……まぁ、確かにそうかもしれないね。

メガネを忘れてもゴーグルで行けるってのはどうなんだろう……?


水錫「それで、あの使用中のロッカーは羽留のかい?」

羽留「いや、ボクはもう荷物を持っているんだけど……」

水錫「……いや、ロッカーが使用中ってことは誰か入っているってことだろう?」

羽留「え……でも、女子はボクしか入っていないはずだけど」

水錫「それだとすると、誰かの忘れ物ってところかな?」

水錫「まさか、男子が女子更衣室使っているとも思えないし、ね?」

羽留「……そうだよね」

羽留「誰かの忘れ物、かな……」


……まさか、勝常君の荷物じゃないよね?

ロッカーの中身を確かめることなんてできないから何とも言えないけど……。


水錫「気にしても仕方ないか……」

水錫「さて、私は女子会に戻るつもりだけど……」

水錫「羽留も参加するかい?」

羽留「ぼ、ボクはいいかな……」

水錫「ふむ……それなら、今日はゆっくりと休むといい」

水錫「……あ、その前に霧島から聞いて欲しいと言われていたことがあったな」

羽留「霧島さんから……?」

水錫「目玉焼きには何をかけるか聞いて欲しいらしいんだけど」

羽留「目玉焼きに……?」

羽留「ボクは醤油、だけど……」

水錫「霧島と一緒だね……了解、助かったよ」


……なんで霧島さんそんなことを聞いてまわってるんだろう?

何か朝食とかの献立で使うのかな……?


取り敢えず、この後水錫さんとは別れて自室へと戻ったボクはそのまま眠りについた。

明日は劉さんのドッキリ、だけど……廉久楽君、騙されてくれるのかな?

と言うことで、本日はここまで。

ついで月曜日も更新する予定であります。

更新する場合には21時程度になるかと思いますのでよろしくお願いいたします。

では、21時を少し回ってしまっていますが、22時より更新を再開いたします。

では、更新を再開してまいります。

-六日目-

【朝食会場】


霧島「うーん、二人とも遅いのんな……」

廉久楽「まったく、リーダーが姿を現さないと言うのはどういう了見だ?」

襟締「まだ時間も時間じゃし、ゆっくりと寝ておるのではないかえ?」

小々鳥「折角の朝食が覚めてしまうではありませんか! もったいないことでありますな……」

音咲「何をやっているんすかね……二人とも……」

羽留「寝坊、とかならいいんだけど……」

朝神「取り敢えずもう少し待ってみた方がいいだろう」

朝神「朝食は9時までに任意でとる、が通例だっただろう?」

廉久楽「9時まで、まだ1時間以上あるからな……」

天栗「なら、9時まで自由行動でいいんじゃない?」

天栗「確か、集合する時間は9時だったわけなんだし……」

風飛「そっすなー……それまで自由でいいと思いますけどー」


……朝8時になっても、二人が朝食に姿を見せていなかった。

劉さんの指定したドッキリの時間は午前9時。

鹿跳さんはもう朝食を摂りに来ていてもいいと思うんだけど……。


水錫「……取り敢えず、朝食を摂っていない組はこれから朝食でいいんじゃないかな」

古宝「……それなら、僕は展示品会場の整理をしたいから失礼するよ」

朝神「俺も医務室に行かせてもらおうかな」

羽生「僕もちょっと図書室に行かせてもらおうかな」

勝常「あ、ぼ、僕もちょっと……部屋に戻りたいかも」

風飛「眠いんで、ゲームでもやってくるんでー」

音咲「あ、音猫も失礼しちゃうっす!」

廉久楽「それならここで解散だな」

廉久楽「朝食を摂るのは自由だが、僕の読書を邪魔しないでくれよ」


……そう言って、皆部屋から出て行ってしまった。

集まりが悪いのは仕方ない、ボクも朝食を摂るとしようかな。

羽留「えっと、今日のメニューは……」

霧島「ウチが腕によりをかけて作った和食メニューなのん」

羽留「おかずは煮物と焼鮭……それと、目玉焼き?」

霧島「折角だから目玉焼きの好みを確かめるためにメニューに入れてみたのんな」

霧島「それぞれの調味料の好みに合わせて、朝食のメニューを変えようかと思ったのん」

水錫「霧島、目玉焼きにかけたいものがあるんだが……」

霧島「水錫さんは、ケチャップをかけて食べるのんな?」

霧島「ケチャップなら、冷蔵庫に入っていたと思うのん」

水錫「いや、冷蔵庫に入っていないんだが……」

霧島「昨日までは確かに入っていたはずなのんな……」

水錫「予備とかはないのかい?」

霧島「そこにあるもの以外は、基本ここにはないのん……」

水錫「……なんでトマトケチャップが行方不明なんだ」

水錫「仕方ないか……醤油で我慢しよう」

羽留「えっと、醤油使う?」

水錫「……好みと言うわけではないが、この際仕方がないからね」

天栗「ふふん、私はばっちり目玉焼き用のソースを作って来たわよ?」

羽留「天栗さんは目玉焼きに何をかけるの?」

天栗「私はね……一口食べてみる?」

水錫「やめといた方がいい、と私は思うよ……?」

天栗「セレンちゃんはひどいこと言うのね……」

羽留「取り敢えず、何かけるか教えてよ」

羽留「それ次第で食べるかどうか決めようと思うから、さ」

天栗「メープルシロップに決まってるじゃない!」

羽留「いらない」

天栗「即答!?」


……だってさ、メープルシロップなんて想像もできないもん。

やっぱり目玉焼きには醤油が一番だよね!

【午前八時五十分 食堂】


水錫「……いくらなんでも遅いね」

霧島「そろそろ集合時間になっちゃうのんな……」

襟締「劉も鹿跳も、この時間にはとっくに朝食を済ましているのではないかえ?」

霧島「基本、一番遅い人でも八時半には朝食を済ましている筈なのん」

天栗「そう考えると、ちょっと心配ね……」

廉久楽「……大方、二人とも部屋で寝ているんじゃないのか?」

水錫「寝ているなら寝ているで問題ないんだが……」

羽留「流石に心配だし、確かめに行った方がいいかな……」


劉さんだけなら、ドッキリって事前に聞いていたから分かるんだけど……。

鹿跳さんが姿を現さないことが不可解だった。

……鹿跳さんの所在が分からない以上、探して回った方がいいと思うんだけど。


襟締「なら、妾が周りを捜して来ようぞ」

襟締「もうそろそろ、他の皆も食堂に集まるころじゃろうて」

廉久楽「……いや、僕が行こうじゃないか」

廉久楽「羽留、少し手伝ってくれ」

羽留「え、か……廉久楽君!?」


……なんで廉久楽君が率先して動くんだろう。

ボクも捜しに行かなきゃいけない、とは思うけど……。

それはちょっと、廉久楽君のキャラじゃないような気がするんだけどな。

【宿泊部屋 廊下】

沖南「ん? もうそろそろ集合時間だって言うのに、二人でどこに行くつもりだ?」

廉久楽「僕と羽留がどこに行こうが関係ないだろ」

沖南「そう硬いこと言わないで、俺に教えてくれてもいいじゃねーか」

廉久楽「お前には関係ないことだ」

羽留「関係なくはないと思うけど……」

羽留「劉さんと鹿跳さんが姿を見せないから、今捜しているところなんだ」

沖南「だったら最初からそう言えばいいじゃねーか……」

沖南「羽留さんと連れたって動けるから自慢したかったのか?」

沖南「……意外と廉久楽って見栄っ張りか?」

廉久楽「……くだらないな」

廉久楽「そんなことよりも、さっさと部屋にいるかどうかを確認してくれ」

羽留「う、うん……」

羽留「鹿跳さん……起きてる?」


取り敢えず、鹿跳さんの扉をノックしてみたけど……やっぱり反応はない。

……って、あれ?

扉の鍵が閉まってない……?


羽留「は、入るよ鹿跳さん!」

廉久楽「お、おい……!」


慌てて部屋に入ってみると……鹿跳さんは物凄い悪い寝相で寝ていた。

なんで鹿跳さんは頭からベッドに落ちているんだろう……。

羽留「ちょ、ちょっと! 鹿跳さん……!」

鹿跳「ん……ここは……部屋、ですけど……」

鹿跳「あれ……どうして……?」

羽留「もうそろそろ集合時間だよ?」

鹿跳「……私、いつ眠ってしまったんでしょうか……」

鹿跳「確か、昨日……」

廉久楽「なんだ、鹿跳は普通に寝坊だったのか?」

鹿跳「……いえ、いつの間にか部屋で」

鹿跳「……謎、なんですけど」

沖南「取り敢えず、無事なら何でもいいじゃねーか」

沖南「この調子で劉ちゃんも探そうぜ?」

鹿跳「劉さんが行方不明なんですか……?」

羽留「ちょっと集合時間に現れていないってだけだよ」

羽留「まだ行方不明って決まったわけじゃないし……」

沖南「少なくとも部屋にはいねーな」

沖南「鍵もかかっているし、呼びかけにも応じてこない」

廉久楽「……なら、面倒だが船内を探す必要がありそうだな」

廉久楽「鹿跳……お前は取り敢えず食堂に行ってくるといい」

鹿跳「……わ、分かったんですけど」

沖南「俺は二階を見に行ってくるわ!」

羽留「ボク達はどうする……?」

廉久楽「娯楽エリアには古宝や風飛もいる……」

廉久楽「なら、他に人が行かなそうな場所を探すべきだな」

廉久楽「……大浴場だ」


……あれ、廉久楽君ドッキリ知ってるとかないよね?

【大浴場 男子脱衣場】

廉久楽「……羽留、一つ聞いてもいいだろうか?」

羽留「……どうしたの?」

廉久楽「お前は劉の行方を知っていたんじゃないのか?」

羽留「……どうしてそう思ったの?」

廉久楽「鹿跳の時は慌てていたにもかかわらず、劉に対しては焦りを覚えていないみたいだからな」

廉久楽「最近は音咲らと一緒にいることも多いようだし、大方ドッキリとかだろう?」

羽留「……なんでばれてるかな」

羽留「せめてそう言うのは、驚いた後に実は……って感じにしてくれないと」

廉久楽「……そう言うのは僕のキャラじゃないからな」

羽留「……はぁ、もういいよ」

羽留「……劉さんが隠れているのは男子脱衣場の倉庫の中だよ」

廉久楽「倉庫の中、ね」

廉久楽「……それなら、知らなかったふりでもして驚いてやることにしよう」


ボクは、廉久楽君の言葉を背中に受けながら、倉庫の扉を開く。

倉庫の中は真っ暗で、何も見えないけど……。


羽留「な、何か踏んだ……?」

廉久楽「何を踏んだと言うんだ?」

羽留「えっと……、灯り付けないと分からないかな」

廉久楽「電気か……ちょっと待ってろ」


倉庫の入り口にある電気のスイッチを廉久楽君が入れて、倉庫の中が明るくなる。



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死体が発見されまちた!

一定の捜査時間の後、学級裁判を開きまちゅ!

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廉久楽「これも……ドッキリの一貫か?」

羽留「ど、ドッキリ……だよね?」


……劉さんの身体の周りにある赤い液体は、さっきボクが踏んだトマトケチャップで。

力なく、壁に寄りかかっている劉さんはきっと演技だ。

……だって、劉さんの近くには『ドッキリ大成功!』って書かれたプラカードが……。


羽留「……劉さん? ぼ、ボクまで驚かせる必要ないんだよ……?」

羽留「ね、ねぇ……ドッキリなんでしょ?」

羽留「……ほら、早く起きてよ?」


劉さんの身体に手を伸ばして、そこではじめて液体の正体を知った。

このドロっとした液体は……トマトケチャップなんかじゃなくて……。


廉久楽「……本物、だな」

羽留「……ボクが、止めてればこんなことにならなかったはずなのに」

羽留「ボクが……ボクが……!」

廉久楽「……仕方ない、まずは状況を確認する必要がある」

廉久楽「お前はここでこいつの傍にいろ」

廉久楽「残りの連中は、僕が連れて来てやる」


ボクが揺すっても反応を示してくれない劉さんが、現実のもので。

……どうして、こうなっちゃったんだろう。

……紅い液体の中で仰向けになっている猫のぬいぐるみが、ボクを責めたてているような気がした。

廉久楽「これも……ドッキリの一貫か?」

羽留「ど、ドッキリ……だよね?」


……劉さんの身体の周りにある赤い液体は、さっきボクが踏んだトマトケチャップで。

力なく、壁に寄りかかっている劉さんはきっと演技だ。

……だって、劉さんの近くには『ドッキリ大成功!』って書かれたプラカードが……。


羽留「……劉さん? ぼ、ボクまで驚かせる必要ないんだよ……?」

羽留「ね、ねぇ……ドッキリなんでしょ?」

羽留「……ほら、早く起きてよ?」


劉さんの身体に手を伸ばして、そこではじめて液体の正体を知った。

このドロっとした液体は……トマトケチャップなんかじゃなくて……。


廉久楽「……本物、だな」

羽留「……ボクが、止めてればこんなことにならなかったはずなのに」

羽留「ボクが……ボクが……!」

廉久楽「……仕方ない、まずは状況を確認する必要がある」

廉久楽「お前はここでこいつの傍にいろ」

廉久楽「残りの連中は、僕が連れて来てやる」


ボクが揺すっても反応を示してくれない劉さんが、現実のもので。

……どうして、こうなっちゃったんだろう。

……紅い液体の中で仰向けになっている猫のぬいぐるみが、ボクを責めたてているような気がした。

なんだか最後だけ多重投稿になっているけど、本日はここまでです。

コンマまで一緒なので、単純に接続エラーですね。こればかりはどうしようもない……よね?


さて、最初の犠牲者は劉に決定となりました。

これにて学級裁判が始まる非日常編へと入っていきます。

学級裁判までは自動進行となりますので、まずは裁判の内容を鑑みて、矛盾の内容に捜査パートを書き溜めます。

早くて今週の週末になると思います……既に筋道は立っているので。

この時点で犯人を突き止めることはできませんが、何人か重要な情報を握ってそうな人には当たりがつくのではないでしょうか。


それとトゥルーエンドの条件ですが、全員生存 / 好感度最大のキャラが4人以上で最後の学級裁判に臨む に変更となります。

とはいっても、この生活の真相を突き止めないとトゥルーにはたどり着けませんが……。


では、本日はここまで。

捜査パートが書きあがり次第投下いたします。

次回更新ですが、裁判との整合性も取れましたので、今週の日曜日に行います。
宜しくお願いいたします。

ここから、半分ほど操作パートを投下していきます。

ちょっと量が多いので、まだ全ては書きあがっておりませんので、捜査パートの半分まで投下予定。

執筆時間があまり取れないのでご了承を……!



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チャプター01  拡散性ゼツボウメーカー


非日常編


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【大浴場・男子更衣室】


水錫「……廉久楽から聞いたよ」

水錫「……あのアナウンスは、そう言うことなんだろう?」

朝神「俺から見ても間違いないな」

朝神「大浴場の扉が開いていたこともあってか、この部屋自体、高温多湿になってしまっているのも計画的なものだろうな」

朝神「……これでは、細かい死亡推定時刻を計ることも出来なそうだ」

鹿跳「で、では……本当に……?」

羽生「劉さんは……亡くなった、ってことなんだね」

廉久楽「……それはつまり、この中に一人だけ」

廉久楽「禁忌に手を出した人間がいるって言うことを意味している」

襟締「誰かはわからぬが……殺人に手を染めた人間がいるということじゃな」

羽留「……どうして、こうなっちゃったんだろう」

羽留「ボクじゃ……どうにもできなかったって言うの?」

天栗「別に白雪ちゃんのせいってわけじゃないんだし……」

羽留「ボクが……ボクがその誰かを説得できていたら……!」

風飛「白雪様のせいではないですぜい?」

風飛「私みたいに、あなたの言葉で犯行を思いとどまった人間もいるのは確か……」

風飛「だからと言って……責任まで背負い込むことはないと思うんでー」

沖南「そうだぜ、羽留ちゃん! 強いて言うなら、俺たち全員の責任だってことだろ……」

古宝「……こうなった以上は仕方がないだろう」

水錫「……学級裁判、と言うものに備える必要があるな」

水錫「……モノクマ、モノミ!」


水錫さんの言葉に応えるように、二体のぬいぐるみが姿を現した。

二体ともどことなく普段と違って見えるのは気のせいだろうか……。

モノクマ「……ついに、起きてしまったのだね」

モノクマ「こんなことになるはずではなかったと言うのに……!」

水錫「きょ、今日のモノクマは一段と暑苦しい気がするね……」

モノミ「……なんだかがっかりでちゅね」

モノミ「全世界の希望を背負って生きるミナサンが……」

モノミ「こんな禁忌に手を出ちてしまうなんて……」

モノミ「絶望的でちゅ! 絶望的すぎまちゅ!」

勝常「……それに対して、こっちは随分テンションが高いみたいだけど」

モノミ「テンションが高いわけではありまちぇん!」

モノミ「あちしは……こんなことをする人が許せないだけでちゅ!」

モノミ「……希望から絶望に鞍替えした人間が、許せないんでちゅ!」

廉久楽「希望から、絶望へと鞍替えした、だと……?」

モノミ「どんな理由があっても、人殺しなんて許されるはずがないんでちゅ!」

モノミ「だから……そんな悪魔は……!」

古宝「そのための学級裁判、と言うわけか……」

音咲「……犯人を、見つけるってことっすか」

モノミ「殺人を見過ごすわけにはいかないでちゅから!」

モノミ「そんな悪魔のような心……希望のミナサンには必要ありまちぇん!」

モノクマ「元々学級裁判と言うものは、その為に用意したわけではないのですが……」

モノクマ「何か問題が起きた時に、オマエラで相談をしてもらうために作ったもので……」

モノクマ「いわゆる、ジャパニーズ目を瞑って犯人は挙手してください! です」

霧島「それは日本にしかない風習だと思うのん……」

水錫「ならモノクマ、犯人が見つかった場合はどうなるんだ?」

モノクマ「いいかね! 犯人には、己の行動を反省してもらって……」

モノミ「オシオキでちゅよ?」

羽留「オシオキ……って、何なの?」

モノミ「処刑でちゅ! まさに処刑でちゅ!」

モノミ「こんなことを赦すモノクマはまさに外道でちゅ!」

モノクマ「何を言うのかね! それはボクが準備したものではないぞ!」

モノクマ「そうです! いくらボクが屈指の殺人鬼マニアだったとしても……!」

モノクマ「もう! 取り敢えず二人は黙ってろ!」

モノクマ「最初に言っておくと、今回はコロシアイも処刑も想定していなかったんだ」

モノクマ「そんなわけで、ボクはオシオキなんて用意もしていません!」

天栗「それが信用できるとでも思っているの?」

モノミ「そうでちゅ! そんなウソが通用するわけないでちゅ!」

モノクマ「だったらどうしてモノミがこんなとんとん拍子に進めることが出来るのかな?」

モノクマ「そもそも学級裁判をするのに、何のヒントもないんじゃ成立しないよね?」

モノクマ「今回、ボクはモノクマファイルを用意していません!」

羽留「モノクマファイル……?」

小々鳥「……それは一体なんですかな?」

モノクマ「強いて言うなら、事件の基本的な情報をまとめたものだよ」

モノクマ「被害者、死因、死亡推定時刻……そう言った基本的な情報を、ね」

モノクマ「それもなしに学級裁判を進めることなんてできないってわけだよ」

モノクマ「……ま、ボクが用意しない限りどうにも」

モノミ「これのことでちゅね?」

モノミ「The モノミファイル!」

モノクマ「……え?」

古宝「……どうしても学級裁判をする、と言うことだな」

モノクマ「……モノミ、何が目的なのさ!」

モノミ「あちしは……ミナサンが安全に生活できるように……」

モノミ「殺人鬼の脅威を取り除こうとしているだけでちゅ!」

モノミ「ではミナサン……頑張ってくだちゃい!」

モノクマ「この、待てモノミ……!」


……言いたいことだけ言って、モノクマもモノミもどこかに行ってしまった。

……学級裁判で、犯人を突き止める?

でも、そんなことして……何になるのさ。

廉久楽「……どうやら、僕たちは何が何でも今回の犯人を突き止めなければならないらしい」

廉久楽「……取り敢えず、船員手帳を確認してみろ」


突然、そう言いだしたのは廉久楽君だった。

彼の言葉に従って、ボク達は船員手帳を開いて……。

そこで、ある文言が追加されていることに気付いたんだ。


朝神「殺人事件が起きた場合は……」

霧島「その事件のクロを学級裁判で突き止めるのん……」

水錫「もし、その結論が真実と異なる場合は……」

羽生「僕達全員が処刑される……?」

羽留「ちょ、ちょっと待ってよ……!」

羽留「そんな、こんなことした犯人を突き止めないと全滅だなんて……」

廉久楽「……ついでに、例のモノミファイルとやらも確認しておけ」

廉久楽「僕は早速事件の捜査に移るぞ」

水錫「……お前にとっては、人の死などどうでもいいということか?」

廉久楽「勘違いするなよ」

廉久楽「……僕は死にたくないだけだ」

風飛「ま、正論でしょうねー」

風飛「と言うことで、私もドロンしますんで」

古宝「道理だな……僕も失礼するよ」

水錫「ちょっと待て、三人とも!」

朝神「……今は放っておくしかないだろう」

朝神「ここの管理は俺に任せて捜査に移った方がいいだろう」

天栗「で……でも、これでいいのかしら……」

鹿跳「……しかばねは人なんて裁けないんですけど……」

水錫「それでも……やらなくてはならない、か」

水錫「悔しいが……悲しむのは後にしておこう」

朝神「遺体の検死は俺が……もう一人、ここにいてくれた方がいいんだが」

小々鳥「では、吾輩がおりましょうぞ」

小々鳥「何、吾輩は安楽椅子探偵ですからな」


……劉さん、どうやらボクも捜査しないとダメみたいだ。

……悲しむのは、後からになっちゃいそうだけど……許してね。

【大浴場・男子更衣室・倉庫】


羽留「……皆、それぞれで捜査に行っちゃったけど」

羽留「まずは、モノミファイルを確認しておいた方がいいよね」

羽留「えっと……これで開けた、かな」


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モノミファイル01

被害者は超高校級のマフィアである劉鈴音。

死亡推定時刻は午後10時~午前9時の間。

頭部への殴打によって出来た傷から、血を流し過ぎたことによる失血死の模様。

傷は深いが、即死ではなかったようだ。

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羽留「……頭部に受けた傷による失血死」

羽留「死亡推定時刻に開きがあるからか、このファイルじゃ犯行時刻は特定できなそうだね……」

羽留「それにしても……即死じゃなかったって……」

羽留「ボクが昨日の内に捜しに行っていれば助かったかもしれないのに……」

朝神「そう自分ばかり責めるな」

朝神「もし、なんて希望的観測で自分を責め続ける必要はないんだぞ?」

羽留「でも……もしかすると、ボクがお風呂に入っている間の出来事だったのかも」

朝神「大浴場に来ていたのか?」

羽留「元々、ボクは劉さんにドッキリのことを聞いていたから……」

羽留「まさか、ドッキリが本当になるなんて思ってもみなかったけど……」

朝神「……それは何時ごろの話なんだ?」

羽留「確か……日付の回る頃だと思うんだけど……」

朝神「その時間に異常があった可能性は捨てきれないかもしれないな」

朝神「劉の死亡推定時刻がはっきり分かればいいんだが……」

朝神「その辺りは俺がなんとか特定してみようじゃないか」

羽留「う、うん……」


劉さんの事件、もしかしたらボクなら防げたのかもしれないと思うと……!

頼りにならなくてごめんね、劉さん……。


コトダマゲット! 【モノミファイル01】

【モノミファイル01】:被害者は超高校級のマフィアである劉鈴音。死亡推定時刻は午後10時~午前9時の間。

頭部への殴打によって出来た傷から、血を流し過ぎたことによる失血死。即死ではなかった模様。

襟締「のう、主らはその時間のアリバイはないのかえ?」

朝神「俺は昨夜は医務室にいたからな……」

朝神「その後はバーでアルコールの類で治療に使えそうなものを分けてもらったくらいだな」

朝神「後は部屋で休んでいたからアリバイはない」

小々鳥「吾輩もほとんど同然ですな」

小々鳥「バーにずっといたくらいしかなく……アルコールを取りに来たのは確かだということくらいしか……」

襟締「妾も部屋で新しいコスプレ衣装を縫っていたくらいじゃし……」

襟締「死亡推定時刻も絞れぬかもしれぬし、アリバイは意味を成さぬかのう」

朝神「倉庫の扉は閉じていたとはいえ、熱気と湿度が倉庫にも入っていたようだからな」

朝神「これでは正確な死亡推定時刻は分からなそうだ……すまない」

襟締「こればかりは仕方があるまいて」

襟締「別の側面から犯行を暴くしかなさそうじゃ」

羽留「別の側面って言っても……」

襟締「例えば、遺留品とかじゃな……」

襟締「現場は随分と暗かったのじゃろう?」

襟締「ならば、何か犯行の痕跡でも残っておらんじゃろうか……」

小々鳥「ともすれば、このぬいぐるみも何かの証拠になるのではありませんかな?」

羽留「劉さんが大事にしていた猫のぬいぐるみ、か……」

朝神「まぁ、確かに遺留品ではありそうだが……」

朝神「本当にそれが何かの証拠になるのか?」

襟締「証拠になるかどうかはともかく……裁判で切れるカードは多い方がいいじゃろうて」

襟締「それに……そのぬいぐるみ……劉が朝食に持ち込んでいるのを見たこともないしのう」

羽留「……それもそう、なのかな?」


コトダマゲット! 【猫のぬいぐるみ】

【猫のぬいぐるみ】:劉の持っていた猫のぬいぐるみ。夜時間にはいつも持ち歩いていたようで、朝食の時にはぬいぐるみを持ち込んだことはないらしい。

襟締「それに……随分と色々なものが落ちておるようじゃが……」

襟締「壁にかかっている札は一体何なのじゃ……」

羽留「あ、えっと……劉さんがやろうとしていたどっきりのプラカードだね」

羽留「殺人が起こらないように……注意喚起をしたい、って」

襟締「それで殺人を起こしては元も子もないじゃろうて……」

襟締「ともすれば、ここに落ちている遺留品も大概は彼女のドッキリの仕込みかえ?」

羽留「細かくは聞いてはいないんだけど……」

朝神「だが……気になるのはそのトマトケチャップだな」

羽留「トマトケチャップが気になる……?」

羽留「でも、多分劉さんが血の代わりに用いようとしてたものだけど……」

襟締「音咲のときと同様に、じゃな?」

襟締「じゃが……如何せん気になるのは、落ちていた場所じゃな」

小々鳥「どうして遺体の傍に落ちていないのか、ですな?」

襟締「うむ……落ちていたところが入り口付近なのはどういうことじゃ?」

羽留「それは確かに……言われてみればおかしいような気も……」

朝神「他に倉庫にあるものとすれば……」

襟締「……これは、メダルかえ?」

襟締「……どうも、モノクマメダルだと思うのじゃが」

小々鳥「現場も暗いですからな……」

朝神「劉が落としたものではないのか?」

襟締「そうかもしれぬのう……」

羽留「……モノクマメダルはみんな持っているものだもんね」


コトダマゲット! 【トマトケチャップ】

【トマトケチャップ】:食堂に置いてあったと思われるケチャップで、劉がドッキリの為に用意したもの。倉庫の入り口付近に落ちていた。

朝神「そう言えば……事件には関係ないと思うが、念のため伝えておこう」

羽留「事件には関係ないの……?」

朝神「ああ、これが理由で奴が疑われたのでは忍びないからな」

朝神「今朝がたの、朝食を摂り終わってからのことだ」

襟締「今朝のことじゃな、しっかり聞いておくぞえ」


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音咲「大変っすー! たいへん大変なんですよーっ!」

朝神「随分と騒がしいようだが……どうしたと言うんだ?」

音咲「古宝君が展示会場のレイアウト変更をしていたところだったんすけど!」

音咲「指を切って、血がどばーっす!」

朝神「……つまり、出血がひどいと言うことか?」

音咲「そうなんですよっ! 血が、血がどばーっす!」

古宝「あまり耳元で騒ぐな……」

古宝「言うほどひどい怪我じゃないって言っているんだが……」

朝神「出血の理由を聞いてもいいか?」

朝神「傷の割に出血がひどいようだが……」

古宝「実は指を紙で切ってしまったんだ」

古宝「切り方が悪かったのか、血が思いのほか出ただけのことなんだが……」

朝神「なら、軽く治療だけでも行っておこうか」

音咲「あ、それじゃ音猫がその汚れたワイシャツを綺麗にするんすよ!」

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朝神「と、こんなことがあってだな」

襟締「紙で指を切るなどとドジな奴じゃな」

襟締「ま、確かにそれでは事件に関係もなさそうじゃが」

小々鳥「疑う材料にはならなそうですな」

羽留「そうだね、一応覚えておくくらいでいいと思うし……」


コトダマゲット! 【朝神の証言】

【朝神の証言】:朝食をとって少ししたタイミングで古宝が出血したため、その手当を行った。どうやら紙で指を切ったらしい。


襟締「さて、もうここには何も情報はなさそうじゃな……」

襟締「羽留も、別の場所を捜査した方がいいと思うぞえ?」

羽留「そうだね……ボクも違う場所の捜査に向かうよ」

【大浴場・男子更衣室】


沖南「お、羽留ちゃんも更衣室の捜査に来たのか?」

天栗「ま、明らかにここが怪しいって言うのは分かるもんね」

沖南「犯行現場の隣の部屋だしな……何かしらの証拠が残っていてもおかしくはないしな」

天栗「証拠を処分するとしたら、アンタならどこに入れる?」

羽留「……部屋に持ち帰らないんだとしたら、ゴミ箱?」

天栗「そんな分かりやすい場所に処分するとは思えないわね……」

天栗「この大浴場の中で処分するのに適している場所と言えば……」

沖南「……お、本当にゴミ箱の中に証拠が残っていやがるぜ!」

天栗「……あれ、そんな分かりやすい所になんでかしら?」

羽留「処分するのに、外まで持っていけなかったのか……」

羽留「処分したとしても、そこから足がつかないと考えたんじゃないの?」

天栗「……で、何が見つかったのよ!」

沖南「バスタオルと……シーツみたいだな」

沖南「どっちも血がついているってことを見ると、重要な証拠なんじゃないか?」

天栗「なんでそんな重要な証拠を、こんなところに置いていくのかしら……」

羽留「……バスタオルがピンクってことは」

天栗「犯人が女性ってことに絞られるわね」

沖南「また可愛い子ちゃんが減るって考えると……」

天栗「こいつは放っておいて、別の証拠も探した方が良さそうね」


コトダマゲット! 【血染めのバスタオル】 【汚れたシーツ】

【血染めのバスタオル】:男子更衣室のゴミ箱の中から見つかった血で染まったピンク色のバスタオル。女性向けに、最初に配られたもの。

【汚れたシーツ】:男子更衣室のゴミ箱の中から見つかった、赤黒い染みと赤い染みのあるシーツ。人一人を中に包めるくらいの大きさである。

天栗「まったく、いつまでこいつはこんなこと言っているのかしら」

沖南「そうは言っても、ただでさえ劉ちゃんが死んじゃったんだぜ?」

沖南「これ以上女性が減るのは避けたいじゃねーか……」

羽留「女性とか関係なく、本当はもうこれ以上人がいなくなるのを見たくないんだよ……」

沖南「それは……そうなんだが……」

天栗「……それで、アンタは何か使える情報とかは持っていないの?」

沖南「俺は特には何もないんだよな……」

天栗「私も大した情報なんて持っていないんだけどね……」

羽留「事件とは関係なさそうでも、念のために話してくれると助かるんだけど……」

天栗「それなら……昨日の話なんだけど……」


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霧島「実はのん、明日の朝食は自信作なのんな」

天栗「鳴子ちゃんの自信作ってことは、期待できるってわけね?」

霧島「明日のは渾身の和食なのん」

霧島「煮物の中身もじっくり熱を通して、柔らかくておいしいものに仕上げておくのん」

天栗「火を通してって……早起きでもするつもりなの?」

霧島「それは、明日の食事を食べてから予想してみて欲しいのんな」

霧島「もっとも、もう料理の仕込みはできているのん」

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天栗「と、こんなことを言っていたわよ」

天栗「確かに今日の朝食の煮物はすごい柔らかかったけど……」

羽留「それが証拠になるのか、って言うと微妙だね……」

天栗「一応、今朝の献立に関係するかもしれないけど」

天栗「献立と事件は無関係っぽいわよね」


コトダマゲット! 【今朝の献立】

【今朝の献立】:今日の朝食のメニューは和食で纏まっていた。ご飯、お味噌汁、目玉焼き、焼鮭、煮物の基本的なメニューだったが、煮物に使われた野菜やお肉は芯まで柔らかく、味がしみ込んでいた。

どうやら煮物に何か手を加えていたようだが……。

沖南「そう言うことなら、俺も一つだけあるっちゃあるんだが……」

沖南「これが裁判に役立つとは思えないんだよな……」

天栗「ま、いいんじゃない?」

天栗「何が事件の解決策になるか、なんてわかんないだし」

沖南「あー……まぁ、そう言われてみればそうか……」

沖南「何の関係もない話だったら悪いから、先に謝っとくわ」

羽留「それは、取り敢えず聞いてから判断しようかな」

沖南「そう言うことなら……一応、話だけでもしておくか」


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水錫「実はだな……昨日、あれを見てしまったんだ」

沖南「あれって、一体なんだ?」

水錫「あれだ……口に出すのもはばかられるあの生物だ……!」

水錫「確かに私は身の回りのことを片すのは苦手だが……」

水錫「まさか、あれを船の上で見ることになるなんて……」

沖南「あれって……ああ、もしかしてゴキ……」

水錫「待て、それ以上言うんじゃない」

水錫「いいか、それ以上言うんじゃないぞ?」

水錫「それ以上言ったら、一生モテなくなる薬を飲ませてやる」

沖南「ああ、分かったけど……」

水錫「いいか、沖南はこの船の船員だろう?」

水錫「明日までに、あの忌々しい生物を駆逐してもらえないだろうか」

水錫「あれを見たのは、風呂場の前の廊下だ」

水錫「頼んだぞ、本当に頼んだぞ?」


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沖南「と、まぁそんなことがあったもんで」

沖南「昨日の夜から、更衣室前の廊下に害虫駆除のあれを置いておいたんだ」

羽留「結果まで言わなくていいからね?」

沖南「……一応、何匹か捕まえはしたんだぜ」

羽留「言うなって言ったじゃんこのバカ!」

天栗「……デリカシーって言葉、学んだ方がいいわよ?」


コトダマゲット! 【沖南の証言】

【沖南の証言】:船内で害虫が発生したため、廊下に害虫対策の罠をしかけていた。罠の中には、台所でよく見るあの黒い虫が数匹捕まっていたようだ。

書きあがっているのはここまでです。

裁判の骨組みが出来上がっている通り、コトダマの配置とかもすでに出来上がっているので後は書くだけですが……。

今週末は少し更新が難しいかもなので、出来るだけ今週中に続きがあげられるようにコツコツ書いていきます。


以上、まだ何も推理とかできないかもしれませんが、続く捜査パートをお待ちください……!

ずいぶん時間がかかってしまって申し訳ない……!

途端に忙しくなってしまったので……操作パートの残り半分をこれより投下していきます。

【宿泊エリア・廊下】


捜査中は各自の部屋の鍵も開錠され、自由に入ることが出来るようになる。

つまり、部屋の中に証拠を持ち込んでいればすぐにわかる……と言うことになるわけだけど。

全員の部屋が開示されている、と言うことは……被害者の劉さんの部屋も、ってことになる。

そこに新しい証拠があるかどうかまでは分からないけど……。


鹿跳「……もう、捜査に飽きて来たんですけど」

霧島「そんなこと言わないで……しっかりと操作しないとダメなのん」

霧島「ウチら全員の命がかかっているのんな」

鹿跳「……とは言っても、何も見つからないんですけど」

霧島「流石に部屋の中に隠す、なんてドジは踏んでいないと言うことなのんな」

鹿跳「無駄足なんですけど……意味がないんですけど……」

鹿跳「しかばねはひっそりと暮らしたいんですけど……」

鹿跳「裁判とかどうでもいいんで……ベッドの下がお似合いなんですけど……」

羽留「こらこら、そんなこと言ってないで……」

羽留「……ボク達だけでなんとしても犯人を見つけないといけないんだよ?」

霧島「その通りなのん」

鹿跳「頭脳労働は苦手なんですけど……」

羽留「どっちかって言うと、肉体労働だよね、苦手なのは……」

鹿跳「大体何か証拠でもあったんですか……?」

羽留「あ、証拠ならあったよ!」

羽留「血で染まったピンク色のバスタオルと、シーツなんだけど……」

鹿跳「……シーツ、ですか?」

霧島「うーん……それは、ちょっとおかしいのんな」

羽留「おかしい……?」

羽留「どう言うこと……なんで、シーツが使われているのがおかしいの?」

霧島「その……各部屋のベッドからはシーツは消えていないのん」

霧島「シーツのあるリネン室はウチが管理している上に、地下にあるのん」

羽留「つまり……シーツはどこから……?」

霧島「……少なくとも、部屋にあるシーツには、犯行で使われた形跡がないのんな」


羽留(……じゃあ、どこから犯人はシーツを調達したんだろう?)


コトダマゲット! 【霧島の証言】

【霧島の証言】:捜査中に各自の部屋に入った霧島によると、ベッドにシーツがない部屋は一つもないことから、各部屋のシーツは犯行に使われていないと言うことが分かった。

羽留「ちなみに、二人のアリバイはあったりするのかな?」

羽留「……そうは言っても、ボクにもアリバイはないんだけどね」

鹿跳「あの……あの……えっと……」

鹿跳「しかばねは……その、実は昨晩の記憶がないんですけど……」

羽留「記憶がない……?」

鹿跳「その……気付いたら、朝になっていて……」

羽留「それじゃあ……その間のアリバイはないってことだね」

鹿跳「その、申し訳ないんですけど……」

霧島「ウチは途中までは、水錫さんや天栗さんと女子会をしていたのんな」

霧島「そのことは、水錫さんから聞いていると思うのん」

羽留「そう言えば……昨日の夜に、水錫さんからそんなことを聞かれたね」

羽留「えっと……目玉焼きに何をかけるのか、調味料を教えてくれって」

鹿跳「……あう、わ、私も同じことを聞かれたんですけど」

鹿跳「わ、私はマヨネーズって答えたんですけど……」

霧島「そう言うことなのんな」

霧島「一応これが、その証拠になると思って見せておくのんな」

羽留「……これがみんなと目玉焼きと調味料の組み合わせにおける好みなんだね」

霧島「これは三人で作っていたものだから、ウチが女子会にいたことの証明になると思うのんな」


羽留(えっと……全員の好みを纏めると……)


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マヨネーズ    鹿跳・古宝

塩胡椒      小々鳥・朝神・廉久楽・襟締

ソース      勝常・沖南・音咲

ケチャップ    水錫・劉

醤油       霧島・羽留・羽生・風飛

メープルシロップ 天栗


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羽留(霧島さん以外の字も書きこまれているし、三人分の筆跡がある……)

羽留(……取り敢えず、霧島さんのアリバイの証明にはなりそうかな)


羽留「それじゃあ……ボクはそろそろ別の場所を捜査に行こうかな」


コトダマゲット! 【目玉焼きと調味料の好み表】

【目玉焼きと調味料の好み表】:朝食の献立を作るために霧島が集めた目玉焼きと調味料の組み合わせについてまとめた表。

【売店】


廉久楽「……お前も来たか」

羽留「ここは賑やかみたいだね……」

音咲「そうっす、賑やかなんすよ!」

廉久楽「……ただただ、こいつらが騒がしいだけだ」

勝常「ご、ごめんね……騒がしくするつもりはなかったんだけど」

勝常「でも、ちゃんと証拠が見つかるように、ボクが応援するよ!」

廉久楽「それがいらない世話だと言うのが分からないのか……」

羽留「まぁまぁ……そう言わないでさ」

羽留「……ねぇ、皆は気になることとかないのかな?」

廉久楽「気になることか……それなら、一つだけあるな」

羽留「一つだけ……ある?」

音咲「それってなんなんすか! 教えてください!」

廉久楽「簡単なことだ」

廉久楽「羽留、お前も分かっていることだぞ?」

羽留「……え、ボクも?」

廉久楽「お前は疑問に思わなかったのか……?」

廉久楽「今回の死体発見アナウンスのタイミングについて、だ」

羽留「どういうこと……?」

羽留「ボク達が見つけたから、アナウンスが鳴ったんじゃ……」

廉久楽「アナウンスが鳴る条件について何か聞いているのか?」

羽留「あっ……それは、確かに……」

勝常「……僕達もそれについては何も知らないね」

音咲「それなら……教えるっす、モノクマーっ!」


羽留(音咲さんの声に反応して、ぴょこっとモノクマが現れた)


廉久楽「死体発見アナウンスが鳴る条件を教えろ」

モノクマ「うむ、死体発見アナウンスだな!」

モノクマ「死体発見アナウンスは、犯人以外の三人が死体を見つけた時に鳴るものだ」

モノクマ「例外など、ボクは認めないのだよ!」

モノクマ「記憶になくとも、それが死体と認識していなくとも、だ!」

モノクマ「それが明確なルール、つまりボク達が守るべき……」

モノクマ「待ちたまえ、……島くん! 今はボクが話しているではないかっ!」

廉久楽「……犯人以外の三人、だな」

羽留「……気に留めておいた方が良さそうだね」

音咲「モノクマのことはスルーっすか……」


コトダマゲット! 【死体発見アナウンス】

【死体発見アナウンス】:死体発見アナウンスは犯人以外の三人が死体を発見した時に鳴る。本人に見た記憶がなくても、死体を見た場合には死体発見者にカウントされる。

勝常「あ、僕も一つだけ気になることがあるんだけど……」

音咲「お、お、お!?」

音咲「さぁ、言ってみちゃいましょーよ!」

廉久楽「……取り敢えず言ってみろ、必要な情報かどうかはこちらで判断するのみだ」

羽留「そうだね……折角だから、教えてもらってもいいかな?」

勝常「うん……えっと、羽留さんは知っていることなんだけど」

羽留「ボクは知っている……?」

羽留「それって、もしかして……」

勝常「えっと、昨日の朝……と言うか、一昨日の夜のことになると思うんだけど……」

勝常「僕はお風呂場でバスタオルを盗まれちゃったんだよね」

勝常「……盗まれたって言うか、僕がへまして忘れちゃっただけなんだけどさ」

羽留「やっぱりバスタオルを盗まれたこと、なんだね?」

勝常「そうなんだ……だから、昨日のお昼に売店でバスタオルを買ったんだよね」

廉久楽「売店でバスタオルなど売っているのか?」

音咲「そうっすそうっす! そんなもの売ってるんすか?」

モノクマ「確かに売っております!」

モノクマ「献血大サービスです!」

廉久楽「出血大サービスか……?」

モノクマ「そうです、良きにはからってください!」

モノクマ「ちなみに、売れているバスタオルは青とピンクが一枚ずつです!」

モノクマ「そしてボクの大好きな世界的殺人鬼の肖像が描かれた特別バスタオルが……」

モノクマ「どうして通信を切ろうとするのですか、……島さん! 足が高いです!」

音咲「……その情報、必要なんでしょうかね」

勝常「ちなみに、僕は青いバスタオルを購入したよ」


羽留(……あ、モノクマのノリはやっぱりスルーなんだ)


コトダマゲット! 【勝常の証言】 【売店の売れ行き】

【勝常の証言】:勝常は事件の前日に大浴場に入った際、男子更衣室にバスタオルを忘れてしまった。

【売店の売れ行き】:売店で売られている商品の売れ行き。青のバスタオルとピンクのバスタオルが一枚ずつ減っている。

音咲「あ、音猫も気になることがあるっすよ!」

廉久楽「どうせしょうもないことなのだろう?」

音咲「ひ、ひどいっす!」

音咲「酷すぎて、幽霊すらもびっくりするレベルっす!」

廉久楽「……そう言う態度が、しょうもないと言っているんだがな」

羽留「聞いてみないと分からないってば……」

勝常「そうだね、僕の情報だって大して役に立つものじゃないんだし……」

廉久楽「……仕方あるまい、聞くだけ聞いてやろうじゃないか」

音咲「よっ! 上から目線!」

音咲「……んでもって、音猫が気になっていたのは……」

音咲「白雪ちゃんと半千代ちゃんだけが、ゲームセンターのゲームを……」

音咲「ただでプレイできることなんすよ!」

廉久楽「……やはり、無駄な時間だったな」

勝常「……それは関係なさそうだね」

音咲「酷いっす! 差別っす!」

音咲「音猫もプリクラとかただでやりたいし、クレーンゲームもただでやりたいっす!」

廉久楽「アホか……あれはきちんとモノクマと協定を結んでいるんだよ」

音咲「協定……っすか?」

羽留「えっとね、廉久楽君がドキュメンタリーを撮っているのは知っているよね?」

音咲「未来機関に頼まれたもの、っすよね?」

勝常「色んなところで撮影をしているのは知っているけど……」

廉久楽「ゲームセンターでの撮影もその一環だ」

廉久楽「ただ、主演の羽留に決定的な問題があってな……」

音咲「決定的な問題ってなんなんでしょーか!」

廉久楽「こいつの腕前だ……ド下手すぎるんだよ」

羽留「否定できないのが情けない……!」

廉久楽「そんなわけで、練習などの撮影にかかわる項目に関しては」

廉久楽「ただで施設を利用できるようにしたんだよ」

羽留「……それもあって、ボクと練習に付き合ってくれている風飛さんは」

羽留「こと撮影に関するときはモノクマメダルを使わないで済むんだよ」

音咲「……仕方ないんで納得するっす!」


羽留(……仕方ないって言われても)

羽留(一応、情報として整理しておこうかな?)


コトダマゲット! 【モノクマとの協定】

【モノクマとの協定】:廉久楽がドキュメンタリー映画の撮影において、モノクマと結んでいた協定。撮影時にかぎり、モノクマメダルを使わずに、全ての施設を利用できるようになっていた。

【ゲームセンター】


水錫「お、羽留もここを捜査しに来たのか?」

風飛「そいつはいい判断ですねー」

風飛「さすがは私の未来の主様、ってところでしょうかねー」

水錫「なんだ、主従契約でも結んだのか?」

風飛「主のいない忍者なんて、生きてる意味もないんでー」

風飛「そろそろ身を固めようかな、と……どろん!」

羽留「いやいや、そんな話聞いてないんだけど……」

風飛「ま、冗談なもんでー」

風飛「忍者にも冗談は必要でござるー」

羽留「風飛さん、もうちょっと緊張感を持って……」

水錫「彼女は非常に優秀だからな」

水錫「少しくらい飄々としていても、実力はあるから気にしなくてもいいんじゃないか?」

羽留「いいのかなぁ……」

風飛「んでんで、何か新しい情報でも仕入れたりしてるんでー?」

風飛「あ、各部屋での話は全て聞いていましたけどねー」

羽留「いつの間に……?」

風飛「ま、私……忍者ですから」

水錫「……と、そう言うわけだよ」

水錫「さて、私のアリバイは霧島や天栗が証明してくれることだろうし」

水錫「風飛のアリバイは気にしても仕方がないだろうな」

羽留「……忍者だもんね」

水錫「そう言うことだね」

水錫「……さて、新しい情報と言えば」

水錫「そうだな、ルミノール反応についてか」

羽留「ルミノール……反応?」

風飛「あー……血液反応の試薬っすね、にひひ」

水錫「これがルミノールで血液反応が出た場所の一覧だ」


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大浴場 男子更衣室の倉庫入り口付近 男子更衣室のダストボックス

ゲームセンター ガンコンの取っ手、UFOキャッチャー、ガンシューゲームのコイン投入口

展示品会場

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水錫「このことから、劉が殺されたのは倉庫の入り口付近だった、って言えそうだね」

水錫「拭き取られたかのように、伸びていたから……証拠隠滅が図られているのかもしれない」

水錫「後の証拠は、これだけでは……なんとも、かな」

風飛「展示品会場の血液は、朝の廿楽様の怪我のときでしょうねー」

水錫「それについては疑問もないね」

水錫「と、言うことだ……何か役に立てばいいけどね」


コトダマゲット! 【ルミノール反応(更衣室)】 【ルミノール反応(娯楽エリア)】

【ルミノール反応(更衣室)】:水錫の行ったルミノール反応の検査結果によると、倉庫の入り口部分で殴打されたことが分かった。血痕は拭き取られた痕に従って伸びているようだ。

【ルミノール反応(娯楽エリア)】:水錫の行ったルミノール反応の検査結果によると、ゲームセンターの筐体の一部に血の痕が残っていた。血痕がついていたのはガンコンの取っ手、UFOキャッチャー、ガンシューゲームのコイン投入口の三か所。

水錫「……そう言えば、風飛は別のことが気になっていたんじゃないのか?」

風飛「ああ、はいはい、あれのことですねー」

羽留「あれ……?」

風飛「あれですよ、あれー」

風飛「ハイスコアがどろろんって出てきちゃったんですぜい」

羽留「は、ハイスコア……?」

水錫「私にはイマイチわからないんだけどね……」

水錫「ハイスコアの何が気になるのかは、私にはさっぱりさ」

羽留「ボクにもイマイチ……」

風飛「あの、クライシスタイムのハイスコアですぜい」

羽留「ガン、シューティングゲーム……?」

風飛「この前までのハイスコアは私と白雪様が持っていたんですけどねー」

羽留「え……ボクは下手なんじゃ……」

風飛「このガンシューティングゲームは所謂クソゲーなんでー」

風飛「投入したコインの枚数……正確にはコンティニュー回数がハイスコアに結びつくんですぜい」

水錫「それは……何というか、ひどいゲームだね」

水錫「ん……だが、そのハイスコアと言うのはいつ更新されたんだい?」

風飛「……昨日の夜、ですかねー」

風飛「昨日の夕方にプレイした時には、こんなハイスコアなんて出ていなかったんでー」

水錫「……つまり、誰かが昨日の夜にゲームセンターでハイスコアを出した、と言うことかな」

風飛「……ま、誰が何の目的でやったのかはわからないんですけどねー」

羽留「誰がハイスコアを出した、って調べる方法ってあるの?」

風飛「それなら……電子船員手帳を確認してみて欲しいんですぜい」

羽留「電子船員手帳……えーと、ボクの最高得点……?」

羽留「カジノの持ち金、プールのラップ記録……?」

水錫「それを見れば、誰がハイスコアを出したのか、が分かるってことだね」


羽留(……裁判で役に立つかわからないけど、この情報は覚えておいた方がいいのかな?)


コトダマゲット! 【船員手帳の記録表】

【船員手帳の記録表】:各自の船員手帳には、船の上で行った記録が成就記録として記載される。ゲームセンターのハイスコアやカジノでの持ち金、水泳のラップ記録など幅広い記録を残すようだ。

水錫「そう言う意味では……私と羽留の知っている、あの情報も一応開示しておいた方がいいかな?」

羽留「あの情報って、なんのことかな?」

水錫「ほら、あの情報だよ……」

水錫「私がメガネを取りに戻ったときのことだよ」

羽留「……えっと、メガネを取りに戻ったときのこと?」

羽留「その時に何か情報があったっけ……?」

水錫「ほら、ロッカーのことだよ」

水錫「一つだけ使用中のロッカーがあっただろう?」

風飛「ロッカー……?」

風飛「そもそも、白雪様とセレン様はどうしてお風呂に……?」

水錫「私は、メガネの忘れ物を取りに戻っただけなんだが……」

羽留「ボクは……あの、点検中の札が嘘だってことを知っていたからね」

羽留「事前に劉さんに話を聞いていたから……」

風飛「……それって、白雪様怪しくないですかねー」

水錫「この上なく……と、言いたいところだが」

水錫「女子更衣室を利用している人間が男子更衣室に入ることはできないんだ」

風飛「……ああ、ロッカーの鍵が浴場から更衣室への扉を開く鍵になるんでしたねー」

羽留「……そうなの?」

水錫「女子更衣室のロッカーを持っていれば、女子更衣室への扉が」

水錫「男子更衣室のロッカーを持っていれば、男子更衣室への扉が」

水錫「それぞれ開くってことだな」

水錫「外から更衣室への扉は、掃除のタイミング以外手帳に登録されている更衣室しか入れないしな」

風飛「……となると、女子更衣室を利用していた白雪様には殺害のチャンスはなさそうっすなー」


羽留(……ってことは、もう一つのロッカーの鍵では男子更衣室には入れないってことだよね?)

羽留(でも、点検中ってことは掃除中扱いなのかな……そこは分からないけど……)


コトダマゲット! 【水錫の証言】

【水錫の証言】:女子会中に十分だけ、大浴場の女子更衣室にメガネを取りに戻った。その時には、女子更衣室のロッカーが一つ使用中になっていた。


羽留(……後、話しを聞いていないのは古宝君と羽生君か)

羽留(……どこにいるかな、展示品会場かな?)

【展示品会場】


古宝「……どうやら、僕達に話を聞きに来た、と言うところか?」

羽生「全員から話を聞いておく必要があるもんね」

羽生「僕も情報を共有しておきたいと思っていたから、助かるかな」

古宝「……どうだかね、一々情報を共有する必要があるものか疑問だよ」

古宝「プリクラのような低劣なものを写真と言うような見る目のない人間と情報を共有する必要などないと思うけどね」

羽留「……誰のことかは聞かないでいてあげようかな」

羽生「無駄話をしている時間はなさそうだし……早速情報を共有しておこうよ」

古宝「用件が済んだのならさっさと出て行ってくれ」

古宝「僕は自分自身で情報を整理しておきたいんだよ」

羽留「それじゃあ、一つ聞いておきたいんだけど……」

古宝「朝の怪我のことだろう?」

古宝「それならば音咲の知っている通りだと思うけどね」

古宝「ここで模様替えを行っているときに出血した、ただそれだけのことだよ」

羽留「……あ、ここで出血したんだね」

羽留「ここの白い布に血がついて赤くなっちゃってるし……」

古宝「……また新しい布を用意するしかないようだね」

古宝「机に直に置く形でなく、布を挟んだ方がいいと考えてのことだったんだが……」

古宝「全くもって煩わしいな……面倒なことこの上ない」


羽留(……取り敢えず、古宝君が朝に怪我をしたのは音咲さんや朝神さんの言っている通りだね)

羽留(傷は浅かったみたいだけど、机に垂れ下がっている白布に赤い血が付着しているところをみると)

羽留(出血量は結構なものだったみたいだね……)

羽生「もう、ちゃんと情報を共有しておかないといざと言うとき困ると思うんだけどなぁ」

羽生「取り敢えず仕方がないから、僕の知っている情報を伝えておこうかな」

羽生「凶器が分かっていない以上、もしかすると重要になるかもしれないからね」

羽留「凶器が分からない以上重要になる……?」

羽生「どこから犯人は狂気を手に入れたのか、って言うのがポイントになると思うんだよね」

羽生「だって、撲殺に仕える凶器なんて今までに見たことないでしょ?」

羽留「……倉庫のものに血痕がついていたわけでもないもんね」

羽留「そうなると……どこからか犯人は凶器を手に入れて、どうやってかそれを処分した?」

羽生「でも、凶器を手に入れる場所も無ければ凶器の処分方法もない」

羽生「海に凶器を投げ捨てることはできないらしいからね」

羽留「違反するとどうなるの……?」

羽生「違反してもモノミかモノクマがその凶器を拾ってくるらしいよ」

羽留「……ともすれば、その方法に見当をつけなきゃいけないね……」

羽生「そこで役に立つかわからないけど……」

羽生「凶器を手に入れる方法ならあるかもしれないんだ」

羽留「……それって、すごい発見なんじゃないの?」

羽生「必ず、って言えないんだよね……」

羽生「例えば、僕の場合は『香料の材料になる植物』を植物園から持ってきてもらえるんだ」

羽生「自分の才能と関係のある備品は、今いけない場所にあってもモノクマが持ってきてくれるんだよ」

羽生「実際、香水を調合しているときにモノクマから材料を受け取っているからね」

羽生「まだ解放されていないはずの植物園にある植物を、ね」


羽留(……つまり、自分の才能と関係のある鈍器なら手に入れられるかもしれないってこと?)

羽留(でも、それだと凶器の処分はどうなるんだろう……?)


コトダマゲット! 【羽生の証言】

【羽生の証言】:香水を調合する際に必要なものを、植物園からモノクマにとって来てもらった。自分の才能に関係するものは、用途に応じてモノクマに取りに行かせることが出来るようだ。


モノミ「そろそろ時間でちゅね……!」

モノクマ「はぁ……それでは、学級裁判を開きます!」

モノクマ「オマエラ、中央ホールに集合してください!」

【中央ホール】

モノクマ「……本当は、学級裁判なんて開くつもりもなかったんだけどね」

モノクマ「こうなっちゃった以上……ルールはルール、だもんね」

モノクマ「はいはい、中央ホールの階段前に集まってくださいねー」

モノクマ「あんまりクマの首を伸ばさせないでよ?」

モノクマ「キリンと違ってクマの首は……」

モノミ「そう言うのはどうでもいいんでちゅ!」

モノミ「ミナサンには、これから学級裁判を開催してもらいまちゅよ?」

モノミ「そして、紛れ込んだ絶望を……駆逐してくだちゃいね?」


廉久楽「ふん、学級裁判とはまた難儀な娯楽を用意したもんだな」

廉久楽「誰向けの娯楽のつもりなんだか……」

音咲「こんな放送、全国ネットで流せるんですかねぇ……」

風飛「無理だと思いますぜい? 希望ヶ峰の生徒が殺人した、なんて言えないでしょうよ」

鹿跳「か、顔出しはNGなんですけど……」

天栗「いや、放送されないでしょ? 心配するだけ無駄ってわけよ」

水錫「それより……私達はこれから、人を裁かなくてはならないと言うことに目を向けたほうがいいと思うけど」

沖南「難しいこと考えるのは止めておこうぜ……生き残るためなんだしさ」

羽生「……ここで死ぬわけにはいかないもんね」

朝神「俺を待っている患者はまだまだたくさんいる……俺だけの命じゃないからな」

小々鳥「吾輩の前には、どんな謎もかすんでしまいますぞ」

襟締「くく……これは頼もしい事じゃて」

霧島「そう言うわけなら、一任しちゃうのん」

古宝「随分と楽観的だな……頭の中に花畑でもあるんじゃないのか?」

勝常「ぼ、僕は応援してるよ!」

襟締「主も議論に参加するのじゃ!」


羽留(……本当に、この中に劉さんを殺した犯人がいるの?)

羽留(……でも、それだけがボク達に残された生き残る道、だもんね……)

羽留(劉さんの為にも……事件の真相を明らかにしないと……)



【学級裁判パートに移行します】

【学級裁判準備】

■ あらすじ

絶対にコロシアイなんて起こさせない!
そう息巻いてリーダーとして頑張ろうとしていた矢先、【超高校級のマフィア】劉鈴音が殺害されてしまった。
最初に凶行に及んでしまったのは誰なのか……。
そして、殺害に使われた凶器はどこから来て、どこへ行ったのか。
初めての学級裁判が、今始まる!


■ 獲得スキル一覧

懺悔の心得:怪しい人物を指定する際、一度間違えてしまった場合にのみ発動可能。
精神力を1消費して、正しい人物を自動で指定することが出来る。ただし、一度の裁判においては一度しか使えない。

マフィアの眼光:反論ショーダウンの際に発動可能。
精神力を1消費して、反論ショーダウンを無条件で突破することが出来る。ただし、一度の裁判で二度は使用できない。

科学的思考能力:言弾インスペクションの際に使用可能。精神力を1消費することで、解答への大きなヒントを見ることが出来る。

空蝉の術:裁判中に誤答してしまった場合に自動発動。該当レスのコンマ下が75~00の場合、受ける発言力ダメージを0にする。


■ 現在の能力値

発言力 6
精神力 4


■ コトダマ一覧

【モノミファイル01】:被害者は超高校級のマフィアである劉鈴音。死亡推定時刻は午後10時~午前9時の間。
頭部への殴打によって出来た傷から、血を流し過ぎたことによる失血死。即死ではなかった模様。

【猫のぬいぐるみ】:劉の持っていた猫のぬいぐるみ。夜時間にはいつも持ち歩いていたようで、朝食の時にはぬいぐるみを持ち込んだことはないらしい。

【トマトケチャップ】:食堂に置いてあったと思われるケチャップで、劉がドッキリの為に用意したもの。倉庫の入り口付近に落ちていた。

【朝神の証言】:朝食をとって少ししたタイミングで古宝が出血したため、その手当を行った。どうやら紙で指を切ったらしい。

【血染めのバスタオル】:男子更衣室のゴミ箱の中から見つかった血で染まったピンク色のバスタオル。女性向けに、最初に配られたもの。

【汚れたシーツ】:男子更衣室のゴミ箱の中から見つかった、赤黒い染みと赤い染みのあるシーツ。人一人を中に包めるくらいの大きさである。

【今朝の献立】:今日の朝食のメニューは和食で纏まっていた。ご飯、お味噌汁、目玉焼き、焼鮭、煮物の基本的なメニューだったが、煮物に使われた野菜やお肉は芯まで柔らかく、味がしみ込んでいた。

【沖南の証言】:船内で害虫が発生したため、廊下に害虫対策の罠をしかけていた。罠の中には、台所でよく見るあの黒い虫が数匹捕まっていたようだ。

【霧島の証言】:捜査中に各自の部屋に入った霧島によると、ベッドにシーツがない部屋は一つもないことから、各部屋のシーツは犯行に使われていないと言うことが分かった。

【目玉焼きと調味料の好み表】:朝食の献立を作るために霧島が集めた目玉焼きと調味料の組み合わせについてまとめた表。
詳細は>>555

【死体発見アナウンス】:死体発見アナウンスは犯人以外の三人が死体を発見した時に鳴る。本人に見た記憶がなくても、死体を見た場合には死体発見者にカウントされる。

【勝常の証言】:勝常は事件の前日に大浴場に入った際、男子更衣室にバスタオルを忘れてしまった。

【売店の売れ行き】:売店で売られている商品の売れ行き。青のバスタオルとピンクのバスタオルが一枚ずつ減っている。

【モノクマとの協定】:廉久楽がドキュメンタリー映画の撮影において、モノクマと結んでいた協定。撮影時にかぎり、モノクマメダルを使わずに、全ての施設を利用できるようになっていた。

【ルミノール反応(更衣室)】:水錫の行ったルミノール反応の検査結果によると、倉庫の入り口部分で殴打されたことが分かった。血痕は拭き取られた痕に従って伸びているようだ。

【ルミノール反応(娯楽エリア)】:水錫の行ったルミノール反応の検査結果によると、ゲームセンターの筐体の一部に血の痕が残っていた。血痕がついていたのはガンコンの取っ手、UFOキャッチャー、ガンシューゲームのコイン投入口の三か所。

【船員手帳の記録表】:各自の船員手帳には、船の上で行った記録が成就記録として記載される。ゲームセンターのハイスコアやカジノでの持ち金、水泳のラップ記録など幅広い記録を残すようだ。

【水錫の証言】:女子会中に十分だけ、大浴場の女子更衣室にメガネを取りに戻った。その時には、女子更衣室のロッカーが一つ使用中になっていた。

【羽生の証言】:香水を調合する際に必要なものを、植物園からモノクマにとって来てもらった。自分の才能に関係するものは、用途に応じてモノクマに取りに行かせることが出来るようだ。

以上、ここまで学級裁判の前情報でした。

ちなみに、今揃っている情報だけで犯人は特定……とまではいかなくともわかるかと思います。

難易度はそこそこで設定させていただきましたし……。

何と言うか、コトダマの大半が事件と関係なさそうなコトダマになっていますが……きっと理由が分かる人にはわかるでしょう。


尚、推理等はやっていただいて構いません……と言うより、オリロンパの醍醐味って謎解きが半分を占める、と思っているくらいなので……!

あれこれ推察していただければ、それこそ冥利に尽きると言うものです。


それと……テーマパーク編の番外編ですが、こちらの裁判が終わったら投稿と思っていました……が、

普通にヒトツキ更新できず落としちゃいました。素直に依頼出して、こちらで番外も書けばよかったと今更ながら反省。

どちらにしても同時に進行できるほど余裕もないので、間話なタイミングで前作番外や今作番外を挟み込んでいこうかな、と思っております。

以上、こちらはご報告でした。


次回は裁判前編を書き上げたら……です。

次回更新は早くて年末、遅くて年始になりそうです……。

目標は12/30……。

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