真姫「花陽を見ていると…胸が、ドキドキするの… (103)

―――――――生徒会室


真姫「二人は…どう思う?」

希「それは…病院行った方がいいんちゃう?」

絵里「私もそう思うわ、心臓の病気とかだと大変だし」

真姫「ちょっと!私をどこの娘だと思ってるのよ!」

絵里「えっ…病院の娘だと…」

真姫「そうよ!うちの病院でも見てもらったわ!それで、何の異常もなかったから困ってるのよ!」

希「そんな…現代医学でも原因を突き止められない病気を、ウチらが…」

絵里「えぇ…どうすることもできないわね…」

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真姫「はぁーっ…あなた達に期待した私がバカだったみたいね…」

絵里「勝手に期待されて、勝手に失望されたみたいね」

希「そうやね…そもそも、何でウチらに聞いたん?」

真姫「それは…あなた達が3年生だから、ドキドキの原因を何かを知っているかもって…」

絵里「3年はにこもいるけど…にこには聞かなかったの?」

真姫「にこちゃんは…『にこはーっ、みんなをドキドキさせる側だから分かんないニコッ』(キャルンッ)って言いそうだから…」

絵里「…ぶフッ!!」ピクピク

希「…ふっ、ふふっ…」プルプル

真姫「えっ?!ちょっ、ちょっと…どうしたのよ…」

絵里「いえ…ね…ふふっ」ピクピク

希「真姫ちゃんの…にこっちのモノマネが、意外と…上手くて…ふっ!」プルプル

真姫「えっ…そんなこと?!」

絵里「いや…あまりに不意打ちで…それに似てたものだから…」ピクピク

希「ちょっと…落ち着くまで…待ってて」プルプル


―――――――数分後


希「ふーっ…やっと落ち着いたわ」

絵里「えぇ…でも、気を抜くと…また…ぶフッ!」ビクッ

真姫「ちょっとエリー!」

絵里「ご、ごめん…なさ…い…ちょっ、と…」プルプル

希「エリチ、また笑うと…ワシワシするよ~」ワキワキ

絵里「っ!…ご、ごめんなさい…で、何の話だったかしら」

真姫「私が花陽を見てるとドキドキするって話よ!」

絵里「あぁ、そうだったわね」

真姫「マッタクー、しっかりしてよね」

希「でも、ドキドキだけだと原因がはっきり分からんなー」

絵里「そうね…真姫、他に花陽を見てて何かないの?」

真姫「いっぱいあるわよ!…授業中自然と花陽の方に視線が行って…」

希「ほうほう」

真姫「私や凛以外の子と楽しそうにしてると、胸が締め付けられたり」

絵里「凛と仲良くしてるのはいいのね」

真姫「…いいえ、花陽とじゃれあう凛に嫉妬…することも…あった」

希「あらまぁ…」

真姫「その時、私はなんて最低な人間だって…凛に…友達に嫉妬するなんて」

絵里「真姫…」

真姫「花陽に対して、色んな感情を持つようになって…でも、それが何なのか分からなくて…ぐすっ」

希「えりち…」

絵里「えぇ、これは…」

真姫「こんなこと、初めてで…ひくっ…今までは、ぐすっ…自分で何でも解決できたのに…ごれだげは…」ポロポロ

希「真姫ちゃん、辛かったんやね」

絵里「でも、もう大丈夫よ!」

真姫「えぐっ…うぅ…ひっく…えっ…わ、分がっだの」

絵里「えぇ…あなたには受け入れ難いことかもしれないけど…」

希「うちらが出した答えた答えは…」

えりのぞ「「恋(や)ね」」

真姫「こ…い…?…あの、池とかにいる?」

希「真姫ちゃん、あんまおもしろくないで」

真姫「えっ…ということは、その…」

絵里「えぇ…ある人のことを思い、好きになるという意味での…」

真姫「私が…花陽のことを…好き…」

絵里「そうじゃないと、私たちにはもう分からないわ」

真姫「この気持ちが…恋…なの…でも、花陽は女の子よ!そういうのって、異性のことをっ!」

希「稀に、同性に対してそういう思いを持つこともあるんよ」

真姫「そんな…ことが…」

絵里「実を言うとね…私も、何回かここの生徒から告白されたことがあったわ」

希「エリチは1年の頃から目立ってたからね~…先輩からとかもあったんよ」

絵里「希もあったでしょ」

希「数えるほどしかないで、えりちに比べたらまだまだや」

真姫「それで…二人は告白されて…どうしてたの?…」

絵里「それは…」

えりのぞ「「全部断ったわよ(で)」」

真姫「そ、そう…なの」

絵里「えぇ…同性ということもあって、なかなかデリケートな問題でね…」

希「やっぱり、異性と違って周りの見る目も変わるし…」

絵里「気軽に答えて、相手を傷つけちゃいけないから…」

希「だからこれに関しては、うちらも臆病になってもうてな…」

真姫「そんなことが、あったのね…」

絵里「えぇ、伊達に3年生やってないわよ」

希「そういう意味では、うちらに相談したんは間違ってなかったみたいやね」

真姫「…そっ、そうよ!何てったって私は、賢い、可愛い、真姫ちゃんなんだから!」

絵里「ちょ、ちょっと!それ、私のっ!」

真姫「あら、いつエリーのものになったのよ」

絵里「子供のころからよ!」

希「ふふっ、真姫ちゃん…いつもの調子に戻ったやん」

真姫「えっ、あっ…そ、そうね」

絵里「えぇ、真姫には涙は似合わないわ」

希「そうそう、強気じゃないとこっちの調子も狂うやん」

真姫「別に強気にしてるつもりは…まっ、まぁいいわ…とりあえず…ありがとう…」

希「おっ!真姫ちゃんからデレをいただきましたよ、えりちさん」

絵里「そうね、これはなかなかレアね…希さん」

真姫「ちょ、ちょっとー…からかわないでっ!」

―――――――アイドル研究部部室


花陽「ご、ごめんね…呼び出したりして」

ことり「全然構わないよ~」

海未「それで、私たちを呼んだ理由を教えていただけますか」

花陽「うん…その、ね…相談したいことが…あって」

ことり「それって、ことりたちにしかできないことなの?」

花陽「う、うん…多分」

海未「そうですか…幸い、絵里と希は生徒会、穂乃果とにこは用事で遅れると連絡がありました…真姫と凛は…」

花陽「二人は…放課後になったらどっか行っちゃったの…」

海未「ふむ、そうですか…まぁ、誰かが来るまでは大丈夫ですかね」

花陽「ご、ごめんね…」

ことり「気にしなくっていいよ!かよちゃんは、μ'sの恩人なんだから!」

海未「そうです!ファーストライブのとき、花陽が来てくれなかったら…私たちは、スタートできていなかったかもしれないんですから」

花陽「そんな…大げさだよぅ…」

海未「そんなことありますっ!ですので、私たちでよければ…いくらでも力になりますっ!」

ことり「うんうんっ!」

花陽「あ、ありがとう…じ、実は…ね…真姫ちゃんの…ことなの」

ことり「真姫ちゃんと、何かあったの?」

海未「喧嘩でも、したのですか?」

花陽「ち、違うよぉっ!あんなに優しい真姫ちゃんとケンカなんて…」

ことり「ちょっとウミチャンッ、かよちゃんが言い終わるまでちゃんと聞いてっ」

海未「すっ、すいません…」シュン


ことり「分かればよろしいっ!さっ、かよちゃん続けて」

花陽「う、うん…あのね、その…真姫ちゃんを見てると、ドキドキするというか…何か、変な気持ちになって」

ことり「うんうん」

花陽「あと…真姫ちゃんが、ファンの子と握手や写真撮ってると…胸が締め付けられる感じがして…」

海未「ふむ…」

花陽「こんな感じ、初めてで…これってもしかして…あ、あれ…なのかなぁって思って…」

ことり「それは…間違いないね…」

海未「えぇ…そうですね…」

ことうみ「「恋だねっ(ですね)」」

花陽「や、やっぱり…」

海未「それで、花陽が相談したいこというのは…真姫への気持ちを確かめる…で、いいんですか?」

花陽「う、うん…そう…なるのかな」

ことり「ことりたちは恋だと思うけど~」

海未「問題は、それを確認した花陽がどうしたいかです」

花陽「そ、そう…だよね」

ことり「そういえば、なんでことりたちに確認しようって思ったの」

海未「確かに、それは…気になりますね」

花陽「そ、それは…二人が…」

ことうみ「「ことり(私)達が?」」

花陽「穂乃果ちゃんを…好き…だって、思ったから…女の子を好きになるってどういうことか…分かるかなって…」

海未「ほう…バレていましたか」

ことり「多分、みんな気付いているよ~…穂乃果ちゃん以外は」

海未「なっ?!…そ、それはそれで恥ずかしいですね…」

花陽「ご、ごめんね…目的を隠して、利用したみたいで…」

ことり「もうっ、気にしすぎだよ~…最初に言ったでしょ!」

海未「そうです!いくらでも力になると」

花陽「う、うん…ありがとう…」

海未「ですが…穂乃果を好き、というのは合っていますが…」

ことり「半分正解ってとこかなっ!」

花陽「えぇっ?!ど、どういうことなのぉ?」

海未「私は、穂乃果を愛すと同時に…」

ことり「ことりは、穂乃果ちゃんが大好きなのと同じくらい…」

海未「ことりを、愛しています」

ことり「海未ちゃんが、大好きなんだっ!」

花陽「…えっ、そ…それって…その、つまり…」

海未「悪く言えば、二股を掛けてるって言ううんですかね」

ことり「穂乃果ちゃんとはまだ両思いじゃないけどね~」

花陽「あっ、えっと…その…ふ、二人は…それで、いいの?」

海未「えぇ…これは、ことりと気持ちを確認したうえで出した答えですから」

花陽「で、でも…穂乃果ちゃんは…」

海未「それも、ことりと話をして決めました」

ことり「いつかは、穂乃果ちゃんにも気持ちを伝える時が来るかもしれないけど…」

海未「そして穂乃果が、私たちの元を離れることになるその時まで…」

ことり「3人で一緒にいようねって決めたんだっ!」

花陽「な、なんか…大人…だね」

海未「いいえ、違います…」

ことり「そう…だね」

花陽「えっ、でも…ちゃんと思いを伝えあって」

海未「それは、私とことりの話です…穂乃果の思いは確認していません」

ことり「うん、ことりたちは…子供のころからの、この関係を壊したくないだけなのかも…」

海未「そうなのです…私たちは、3人が初めて出会った頃から…成長できずにいるままなんです」

ことり「だから、大人なんてことは…」

花陽「そんなことないよっ!」

海未「は、花陽…?」

花陽「そんなことないっ!穂乃果ちゃんだって、2人のこと…大好きだよっ!」

ことり「かよ…ちゃん?」

花陽「だって…穂乃果ちゃん…前、『海未ちゃんと、ことりちゃんとずーっと一緒にいたい』て言ってたもん!」

ことうみ「「…」」

花陽「だ、だからぁ…ぐすっ…自信をっ…持っでぇ…」ポロポロ

海未「花陽…」ギュッ

ことり「かよちゃん…」ギュツ

花陽「うっ…ぐす…ぴゃっ?!う、海未ちゃん…ことり…ちゃん?」

ことり「ごめんね、かよちゃん…それに、ありがとう」ナデナデ

海未「相談してきた相手に、励まされるなんて…私たちも、まだまだですね」ナデナデ

花陽「ひゃうぅ…は、恥ずかしいよぉ…」

海未「花陽…あなたは、大丈夫です」

ことり「こんなに優しいかよちゃんだもん、真姫ちゃんも…」

花陽「うぅ…そ、そう…かなぁ…」

ことり「大丈夫だよ…かよちゃんも、自信…持って」

花陽「う、うん…ありがとう」

海未「私たちも…勇気を貰いました」

花陽「花陽も…勇気を、貰えたよ」

海未「えっ、それって…」

花陽「うん…真姫ちゃんに、この思いを…伝える、勇気を」

ことり「そうなんだ…きっと、うまくいくよ」

花陽「ありがとう…でも、あと一つ…心配が…」

海未「凛…ですね」

花陽「うん…もし、真姫ちゃんとそういう関係になって…凛ちゃんと…今まで通り仲良くできるかって心配で…」

ことり「それは…大丈夫なんじゃないかなぁ」

海未「私もそう思います」

花陽「そう…なの、かな…」

―――――――再び生徒会室


絵里「で、これからどうするの」

真姫「どうするって…?」

希「そんなん決まってるやん!かよちんに告白するんやろ」

真姫「ヴエェッ!そ、そんな…もう?!」

絵里「もうも何も、好きなんでしょ」

真姫「でも…ついさっき気付いたばっかりなのよ!」

希「うかうかしとると、かよちんとられるかもよ~」

絵里「そうそう…あの子、意外と3年の間で人気なのよね~」

真姫「そ、そう…なの」


希「ほら、今もこうしているうちに…かよちんが…」

真姫「ちょっ、ちょっと待ってよ」

絵里「あら、決心ついた?」

真姫「うぅ…そうね…ここで決めなきゃ、女が廃るわね!」

希「おっ、かっこいいやん!」

絵里「真姫…立派になって…」ホロリ

真姫「ちょ、ちょっと!何でエリーが感動してるのよー」

希「スピリチュアルやね」グスッ

絵里「ハラショーよ」

真姫「あなた達、スピリチュアルとハラショーって言えばなんとかなるって思ってるでしょ」

絵里「そ、そんなことあるわけないじゃない!」

希「せやで!スピリチュアルはそんな安くないんや!」

真姫「そうなの…決心ついたのはいいけど…一つ、気がかりが…」

絵里「あぁ…」

希「凛ちゃん、やね」

真姫「えぇ…もし、私と花陽がそういう関係になった場合…凛と今まで通りの関係でいられるか…」

絵里「それは…」

希「大丈夫なんやないかなぁ…」

―――――――いつものファーストフード店

穂乃果「ふぁー…今日もポテトがうまいっ」モグモグ

にこ「で、わざわざ呼び出して…用件は何?」

凛「あ、あのね…かよちんと、真姫ちゃんのこと…なんだ」

にこ「あぁ…あんたも、気付いてたのね」

凛「?!…ということは、にこちゃんも」

にこ「まぁねー、あんだけ意識し合ってるとね…嫌でも気付くって」

穂乃果「ふぇ?かよちゃんと真姫ちゃんに何かあったの?」

にこ「あんたは気にしなくていいから…ほら、ジュースも飲まないと喉詰まらすわよ」

穂乃果「はーい」ジューッ

にこ「で、凛…あんたはどうしたいのよ」

凛「う、うん…もし、かよちんと真姫ちゃんがそういう関係になったら…二人が、遠くに行っちゃいそうな気がして…」

にこ「はぁーっ…それは、考えすぎよ」

凛「そ、そうなのかなにゃぁ…」

にこ「そうよっ!大体、バカなあんたが悩んでどうするのよ!」

凛「に、にこちゃんには言われたくないにゃぁ…」

にこ「あんたより、ずっと頭が良い二人の方が悩んでるわよ!今後の付き合い方に」

凛「…っ!」

にこ「それに、もしそうなったら真っ先に祝福してやりなさい!で、いつも通りにしてればいいのよ!」

穂乃果「穂乃果もそう思うな~」


にこ「穂乃果…あんた、聞いてたの…」

穂乃果「ううん、あんまり!だけど…かよちゃんと真姫ちゃんは、かよちゃんと真姫ちゃんだよ」

にこ「何それ、意味分かんないんだけど」

穂乃果「あははっ!にこちゃん、真姫ちゃんのまね~?」

にこ「ち、違うわよっ!あんたはハンバーガーでも食べてなさい!」

穂乃果「はーい!」モグモグ

凛「そうか…そう、だよね」

にこ「えっ?」

凛「どんなことがあっても、かよちんと真姫ちゃんは…そのままなんだよね!」

穂乃果「ひょうだよっ!」モグモグ

にこ「ちょっ、食べたまま喋らない!」

穂乃果「ひゃーい」

凛「うーっ、そうと分かったらじっといていられないにゃーっ!」ガタッ

にこ「わっ?!な、何よ…急に立って」

凛「凛、学校に戻ってかよちんと真姫ちゃんを応援してくるにゃー!にこちゃん、穂乃果ちゃんありがとーっ」ダッ

にこ「行っちゃった…ま、まぁ…これでいいのよね」

穂乃果「んぐんぐ…ごくり…あれ、凛ちゃんどっか行ったの?」

にこ「えぇ…学校に戻ったわ」

穂乃果「そうなんだー、じゃあ穂乃果たちも戻って練習しよっか!」

にこ「…何も分かってないのに、何とかなる…これがあんたの持つ力なのかしら…」

穂乃果「ふえ?にこちゃん、何か言った?」

にこ「なんでもないわよ…ほら、にこの分のポテトも食べていいから」

穂乃果「ホント!わーい、にこちゃんだーい好き!」ニコッ

にこ「っ!…あ、危ない…にこも落ちるとこだったわ…こんなの、あの二人だけで十分よ」

穂乃果「あの二人って?」

にこ「ただの独り言よ…あっ、希に連絡しなくちゃ…穂乃果、あんたも海未に連絡しなさい」

穂乃果「ふぇ、なんで?」

にこ「あーっ…凛の方は上手くいったとでも言えばいいのよ」

穂乃果「よく分かんないけど…分かった!」

―――――――三度生徒会室


~ズルイズルイズルイコトハ~♪
希「おっ、ちょっと待ってな…はい、うちやで~」

にこ『もしもし~、こっちはうまくいったわよ』

希「ほんま~、こっちも大丈夫そうや」

にこ『そう、ならあとは本人たちにお任せね』

希「せやね~」

にこ『じゃあ、こっちは適当に頃合い見計らって戻るから』

希「分かったで~」ピッ

希「さて真姫ちゃん」

真姫「な、何よ…」

希「これから、タウン誌の取材がはいってるんよ…それで、屋上で一人ずつ写真撮影したいから来てって連絡が来たんよ」

真姫「え、えぇ…それで?」

希「先に撮ってきて欲しいんや」

真姫「な、何で私が…」

絵里「だって、私たちこれから生徒会の仕事しなきゃいけないし…」

希「誰かさんが時間とらせたからな~」

真姫「う…わ、分かったわよ!行けばいいんでしょ行けば!」ガタッ

えりぞの「「いってらっしゃーい」」

―――――――再びアイドル研究部部室

~ダッテーカノウセイカンジタンダ~♪
海未「あっ、ちょっと失礼…はい、私です」

穂乃果『あっ、海未ちゃ~ん穂乃果だよ!」

海未「はい、知っています」ピクッ

穂乃果『えっとね~、凛ちゃんはうまくいったよ』

海未「そうですか」ニヤ

穂乃果『ポテト食べたら、そっち戻るからね~』

海未「はい、分かりましたお気をつけて」ニヤニヤ

穂乃果『はーい』ピッ

海未「さて、花陽」キリッ

花陽「ひゃ、ひゃいっ!」

海未「実は、この後取材が入っていまして…屋上で、一人ずつ写真撮影があるのです」

花陽「えぇっ?!そ、そんなの聞いてないよぉっ!!」

海未「はい、私も先程知りまして…」

花陽「だ、だったら…海未ちゃんたちが、先に…」

海未「うっ…そ、それは…」

ことり「ちょっと海未ちゃんと、次の曲の振り付けと衣装についてお話したいから先に行ってて欲しいんだ~」

花陽「そ、そう…なの?」

ことり「だから~、先に行ってほしいなぁ~」ニコニコ

花陽「あ、あの…その」

ことり「お・ね・が・い」ニコニコ

花陽「は、はい…分かりました…い、行ってきま~す」ガタンッ、ダッ

ことり「は~い、いってらっしゃ~い」

海未「はぁ…こ、ことり…助かりました」

ことり「海未ちゃ~ん」

海未「は、はい…何でしょうか」

ことり「穂乃果ちゃんから電話あって、気抜けてたね~」

海未「そ、そうでしょうか…」

ことり「そうだよ~…だから、誤魔化せなくなったんだよ~」

海未「め、面目…ないです」

ことり「いいよ~、海未ちゃんのそういうとこも好きだしっ」

海未「は、はぁ…ありがとうございます」

―――――――屋上


花陽「はぁはぁ…なんか、ことりちゃんからプレッシャー感じたんだけど…気のせい、だよね…」

花陽「で、屋上に来たけど…誰も、いない…?」

真姫「はぁ…なんで一人ずつなのよ…」ガチャッ

花陽「あっ…」

真姫「は、花陽?!…あれ…タウン誌の人は…?」

花陽「ま、真姫ちゃん!…えっと、真姫ちゃんも…取材?」

真姫「え、えぇ…希からそう言われてここに来たんだけど…」

花陽「花陽も、海未ちゃんから言われて…」

真姫「そ、そう…」

花陽「(ど、どうしよう…)」

真姫「(いつもなら、普通に会話できるのに…)」

花陽「(好きだって気付いたら…意識して)」

真姫「(上手く会話を切り出せない…)」

花陽「(でも、このままだだと…)」

真姫「(覚悟決めたのに、いざとなると…緊張するわ)」

まきぱな「「(よし、ここは!)」」

まきぱな「「あのっ!」」

まきぱな「「っ!!」」

花陽「あ、あの…真姫ちゃんから…」

真姫「い、いいえ…花陽から…」

花陽「あ、う、うん…えっとね…花陽ね、真姫ちゃんを初めて見たとき…同級生だって思えなかったんだ」

真姫「えっ…」

花陽「あっ…それは…ね、凄く大人っぽくて…同い年に見えなかったの…」

真姫「あぁ…そういう…」

花陽「だけどね…μ'sに一緒に入ってくれて、活動していくうちに…真姫ちゃんの印象が、変わったんだ…」

真姫「そうなの…」

花陽「あっ、良い意味でね!その…真姫ちゃんの良いところがどんどん見つかって…」

真姫「うん…」

花陽「最初は、友達だって思ってたんだけど…そのうち、他の子とは違う…別の思いを持つようになって…」

真姫「えっ、えっ…?」

花陽「それで…その思いが何かって、分からなくて…でも、今日…その思いが、何なのか…分かったの」

真姫「あの…」

花陽「ま、真姫ちゃんっ!好きですっ!!あの、その…は、花陽と…お付き合いして…くださいっ!!」

花陽「……ま、真姫…ちゃん?」

真姫「っ……」

花陽「か、固まってる?!…あの、真姫ちゃん…おーい…」ツンツン

真姫「…はっ!わ、私は…」

花陽「あ、あの…真姫、ちゃん…その…お、お返事を…」

真姫「えっ…はっ…あ、そ、そうね…まったく、花陽には敵わないわ」

花陽「えっ…」

真姫「普段は誰かがいないとダメなように見えて、実は自分の進むべき道の答えは見つけていて…そこに真っ直ぐ進んでいける」

花陽「あの…」

真姫「そう、μ'sに入ったときみたいにね…あの時は私と凛が後押ししたみたいだったけど、そうしなくても…一人でも入ってたと思うわ」

花陽「…」

真姫「まぁ…花陽の、そういうところに魅かれたんだろうけど…」

花陽「…!」

花陽「……ま、真姫…ちゃん?」

真姫「っ……」

花陽「か、固まってる?!…あの、真姫ちゃん…おーい…」ツンツン

真姫「…はっ!わ、私は…」

花陽「あ、あの…真姫、ちゃん…その…お、お返事を…」

真姫「えっ…はっ…あ、そ、そうね…まったく、花陽には敵わないわ」

花陽「えっ…」

真姫「普段は誰かがいないとダメなように見えて、実は自分の進むべき道の答えは見つけていて…そこに真っ直ぐ進んでいける」

花陽「あの…」

真姫「そう、μ'sに入ったときみたいにね…あの時は私と凛が後押ししたみたいだったけど、そうしなくても…一人でも入ってたと思うわ」

花陽「…」

真姫「まぁ…花陽の、そういうところに魅かれたんだろうけど…」

花陽「…!」

真姫「マッタクー、カッコよく告白しようって思ってたのに…されたら、台無しじゃないのよ」

花陽「そ、それって…」

真姫「答えは、もちろんOKよっ!こちらこそ、よろしくね…花陽!」

花陽「ま、真姫…ちゃんっ!」ギュッ

真姫「わっ…ふふっ…まさか、両思いだったなんてね」ギュッ

花陽「…ぐすっ…う、嬉しいよぉ~」ギューッ

真姫「ほら、泣かないの…花陽に涙は似合わないわよ」

花陽「だっで~…うれじいんだよぉ~」

真姫「落ち着いたら、とりあえず部室に戻るわよ」

花陽「うん…みんなに報告、するんだね」グスッ

真姫「えぇ…なんだかんだ言って、頼りになる先輩にね」

花陽「あと、凛ちゃんに…」

真姫「えぇ…もちろん!」

花陽「うん…涙も拭いたよ」

真姫「えぇ…いつもの可愛い花陽ね」

花陽「ま、真姫ちゃん…恥ずかしいよぉ…」

真姫「これからは、何回も言うわよ…私の、私だけの…可愛い花陽」

花陽「あうぅ…今度は、顔が熱いよぉ」

真姫「大丈夫よ、落ち着くまでずっとこうしているから」ギュッ

花陽「はうぅ…お、落ち着けないよ~…ダ、ダレカタスケテー!」

真姫「チョットじゃなくて、ずっと…待っててあげるわよ」

以上です。

今回初投稿で、誤字や投下ミス等があり、申し訳ありませんでした。
また、ご指摘、アドバイスありがとうございました。

アニメ4話を見返して、真姫ちゃんかよちんに惚れてるやろって思ったとこから浮かんだssでした。

あと、自分が好きなことほのうみも混ぜてみました。

この続きが浮かんだら、スレを立てるかもしれません。

最後に、ご覧いただいた皆様ありがとうございました。

こんばんわ、>>1です。

続きを投下します

あと、酉を着けてみました

―――――――アイドル研究部部室


海未「花陽たち、うまくいってるでしょうか…」

ことり「大丈夫だと思うな」

海未「…そう、ですよね」

ガチャ
絵里「海未、ことり、お疲れ様」

希「おつかれさん」

海未「あっ、絵里、希…お疲れ様です」

ことり「おつかれ~…あっ、お茶入れるね!」ガタッ

絵里「ありがとう、ことり」

希「なんか一仕事したって気分やね」

海未「そうですね」

絵里「二人とも、上手く気持ちを伝えられてるかしら…」

希「それは心配いらないんやない?」

ことり「そうそう!絵里ちゃんも、海未ちゃんみたいに心配性なんだから~」コポコポ

絵里「分かっていても、心配なのよね…」

海未「分かります…合格発表を待つ家族という感じですかね…」

絵里「そう!まさにそんな感じがするの!海未、ハラショーよ」

海未「賛同していただけて嬉しいのですが…ハラショーはどう受け止めていいのか…」

希「それは軽く流しでええんよ」

絵里「ちょっと!それはあんまりじゃない!?」

ことり「はいはい、絵里ちゃん怒っちゃやーよ!はい、お茶でも飲んで落ち付いて」コトッ

絵里「別に怒っては…(ゴクゴク)…ふぅ、ことりの淹れてくれたお茶って…何か落ち着くのよね」

海未「何と言ったって、伝説のメイド『ミナリンスキー』が淹れたんですから当然です!」

絵里「…何で海未が誇らしげなのよ」

海未「えっ?!あっ…すいません…ことりが褒められて、嬉しくてつい…」

ことり「もーっ、海未ちゃんったら~」テレテレ

希「ふふっ、アツアツやね」

海未「の、希もからかわないでください」

希「ええやんええやん」

ダダダッ、ガチャ
凛「かよちん真姫ちゃーんっ!って、ここにもいないにゃー」

ことり「あっ、凛ちゃんおかえりー」

凛「ただいまー、ことりちゃん!…って違うにゃ!みんな、かよちんと真姫ちゃん知らない?」

海未「あぁ、二人なら…」

希「屋上におるよ」

凛「…屋上…に、二人でいるの?」

絵里「えぇ、そうよ」

凛「…ということは、とういうことなの?!」

海未「多分、そうでしょうね」

凛「そっかー、凛が応援する必要なかったんだね」

希「その役目は、ウチらが引き受けたで!」

凛「そうだったの?!…ということは、みんな二人のこと知ってたの?」

海未「えぇ…まぁ…」

絵里「あれだけ意識しあってたらねぇ…」

ことり「そうそう!」

凛「なーんだ…だったらもっと早く相談すればよかったにゃ!」

海未「でも、いくら私たちがお膳立てしても…結局は二人次第ですから」

凛「そうそう!凛も、何回か二人っきりにしたりしたけど…全然ダメだったにゃー…」

絵里「まぁ、自分の気持ちに気付いたのがさっき…だったから…」

凛「でもでも!真姫ちゃんの方から何かあってもいいと思う!」

希「真姫ちゃんも、あぁ見えて案外ヘタレなところありそうやしなー」

ことり「実際、かよちゃんの方から告白してたりして」

凛「あっ、それあるかもしれないにゃっ」

海未「あぁ…」

絵里「その可能性が高いわね」


―――――――屋上

真姫「くしゅんっ!」

花陽「ん…真姫ちゃん、大丈夫?…寒い?」

真姫「あーっ…大丈夫よ、こんなに温かい花陽がいるんですもの」ギュッ

花陽「ひゃっ…真姫ちゃんったら」ギュッ

真姫「どう、花陽…もう落ち着いた?」

花陽「うん…でも、あともうちょっと」スンスン

真姫「…ちょ、ちょっと…花陽?」

花陽「真姫ちゃん…いい匂い…」

真姫「そ、そお?…花陽も良い匂いよ」

花陽「…真姫ちゃんの匂い…凄く落ち着く…好き、だな」

真姫「~~~~~っ!」ドキドキ

花陽「真姫ちゃんの心臓…凄くドキドキしてる…」

真姫「は、花陽がさせてるのよっ!」


花陽「ふぇ?…花陽、何かした?」

真姫「(う、上目!)な、何もしてないけど…あぁもうっ!何でこんなに可愛いのよっ!」ギュッ

花陽「えぇぇっ?!…真姫ちゃんの方が可愛いよぉ…」

真姫「いいえ、花陽の方が…って、これは…いつまでも続く可能性があるわね」

花陽「そ、そう…だね」

真姫「ま、まぁ…お互い可愛いってことで…」

花陽「うん…」

真姫「さっ、さぁっ!そろそろ戻らないと、下校時刻になっちゃうわよ」

花陽「…」

真姫「…花陽?」

花陽「あのね、真姫ちゃん…一つ、お願いしていい…」

真姫「…何?花陽のお願いなら、何でも聞くわよ」

花陽「ありがとう…あのね…キス…してほしいな」

真姫「…き、キスって…あの、魚…の?」

花陽「もう、真姫ちゃん…冗談でも、おもしろくないよ」

真姫「えっ、でも…キッ…キスって!私たち、まだ付き合ったばっかで…」

花陽「でも…真姫ちゃんの匂い、嗅いだら…したく、なっちゃった…」

真姫「ヴエェッ!あーっと…えーっと…」

花陽「ダメ…かな」

真姫「(また上目!)は、反則よ…」ボソッ

花陽「えっ?!…反則って、何が?」

真姫「(しまった、心の声が!)あ、あの…花陽の可愛さは、反則よってことよ!」

花陽「またその話~?…もしかして、真姫ちゃん…キス、したくない?」

真姫「えっ?!そ、そんなこと…」

花陽「ごめんね…ワガママ言って、真姫ちゃん困らせちゃったね…」シュン

真姫「(あぁ…花陽が落ち込んで…私は、何て愚かなの!)あの、花陽…その」

花陽「多分、みんな待ってると思うから…部室、いこっか」

真姫「待って、花陽!」

花陽「えっ…」

真姫「目、瞑ってくれる…」

花陽「…う、うん…」ドキドキ

真姫「(は、花陽の顔が…近くに!でも、ここでいかなきゃ女が廃る!)」ドキドキ

チュッ
花陽「…えっ…ま、真姫…ちゃん?」

真姫「き、今日は…その、おでこで…勘弁して…」

花陽「むーっ…」

真姫「その…色々な準備ができたら、その…」

花陽「真姫ちゃん、こっち向いてっ!」

真姫「えっ、なっ…んっ…」

花陽「んんっ…」

真姫「んっ…はっ…は、花陽…い、今…」

花陽「えへへ~…キス…しちゃいました」

真姫「…はあぁぁ~…花陽には、敵わないわ…」ヘタッ

花陽「えっ?!ま、真姫ちゃん…急に座り込んでどうしたの?」

真姫「ごめんなさい…落ち着くまで、ちょっと待ってて」

花陽「えっ、あっ…ダ、ダレカタスケテー!」

今日はここまでです、すいません。

平日は時間が限られるので、続きはまた後日に投下します。
あと、鳥を狩らなければならないので…

次で、μ's全員集合の予定です。

お久しぶりです。

やっとことりちゃんをお迎えできたので、続きを投下します。

―――――――アイドル研究部部室

絵里「まだ、戻ってこないわね」

海未「もう帰った…りはしてないですかね」

ことり「でも、かよちゃんカバンは部室に置いたままだよ」

凛「真姫ちゃんのは教室にあったにゃー」

絵里「ちょっと海未、屋上見てきなさいよ」

海未「何で私なんですかっ!」

希「まぁまぁ、のんびり待ったらええやん」

ガチャ

5人「…?!」バッ

穂乃果「みんなー、やっほー!」

凛「なーんだ、穂乃果ちゃんか~」

絵里「…はぁ」

穂乃果「えっ、何か…穂乃果、歓迎されていない?!」

希「あんま気にせんといてな、穂乃果ちゃん」

穂乃果「う、うん…」

海未「穂乃果っ!!」バッ

ことり「ホノカチャンッ!!」バッ

穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん!!」

ことり「ホノカチャ~ン、会いたかったよぉ~」ギューッ

穂乃果「穂乃果もだよ~、ことりちゃ~ん」ギューッ

海未「ほ、穂乃果…無事で何よりです…」グスッ

穂乃果「もー、海未ちゃん大袈裟だよ~」

海未「でも…穂乃果に何かあったら…私は…」

穂乃果「穂乃果は大丈夫だよっ!ほら、海未ちゃんもギューッ」ギューッ

海未「きゃっ…ふふっ、ありがとうございます…穂乃果」ギュッ

ことり「えへへ…穂乃果ちゃ~ん、海未ちゃ~ん」ギュッ

穂乃果「ことりちゃ~ん、海未ちゃ~ん」ギュッ

海未「穂乃果、ことり!」ギュッ

ことほのうみ「えへへ、あはは、うふふ」キャッキャッ

凛「3人だけの世界にいっちゃったにゃ~…」

絵里「うふふ、微笑ましいわね…ハラショーよ」

希「あれ、穂乃果ちゃん…にこっちは?一緒だったんやろ」

穂乃果「あれ?途中まで一緒だったんだけど…」

海未「一緒に学校に帰ってたんですか?」

穂乃果「うん!あれー、にこちゃん…覚えてないや!」

ことり「あはは、穂乃果ちゃんらしいね」

にこ「ちょっ…と、ほの…か…はーっ、はーっ…げほっ、あんた…ねぇっ!」

穂乃果「あっ、にこちゃん!おかえり」

絵里「何か、凄く疲れてるようだけど…何があったの?」

にこ「穂乃果…が、はーっ…急に走り…げほっ、出したの…よ、はーっ…はーっ」

海未「だ、そうですが…何で走り出したんですか?」

穂乃果「えっとねー、にこちゃんがくれたポテトの分運動しなきゃって思ったんだ!」

ことり「穂乃果ちゃん、にこちゃんからポテト貰ったの~?」ナデナデ

穂乃果「えへへ~、そうなんだ~」

海未「にこ、ありがとうございました」

にこ「えっ、あー…別に、全部食べられないって思ったからあげただけよ」

海未「それにしても穂乃果、体重維持をしようと自主的に運動するとは…立派です!」

穂乃果「だって、体重増えると海未ちゃん怒るし~」

ことり「そうだよね~海未ちゃん、怖いもんね~」

海未「スクールアイドルとして、人に見られるんですから管理を行うのは当然です!」

ことり「でも、優しくしてほしいよね~」

海未「ことりは穂乃果に甘いんですよ」

ことり「そんなことないよね~、穂乃果ちゃんっ!」ナデナデ

穂乃果「そうだよね~、ことりちゃんっ!えへへ~、もっと撫でて~」

凛「ま~た始まったにゃ…」

―――――――――廊下

真姫「うぅ…」ヨロヨロ

花陽「真姫ちゃん…大丈夫…」

真姫「えぇ…もう大丈夫よ」

花陽「…あのね、真姫ちゃん…」

真姫「な、何?」

花陽「えっと、その…キス…初めて、だった?」

真姫「えっ…えぇっ!そうよ…って、は、花陽は…あ、ある…の?」プルプル

花陽「な、ないよぉ!」

真姫「でも…何の躊躇もなく…く、口に…」プルプル

花陽「そ、それは…花陽がしたいって言ったし…大好きな真姫ちゃん…だからだよ」ニコッ

真姫「…っ!!」サッ、キョロキョロ

花陽「ぴゃっ?!ま、真姫ちゃん…花陽の前に立って、どうしたの?…それに、何で周りを見てるの?」

真姫「いえ、他の人に花陽の笑顔が見られない為に…」

花陽「もう、真姫ちゃんったら…」カァッ

―――――――アイドル研究部部室前

真姫「…帰ってきたわね」

花陽「うん…みんな、来てるかな…」

真姫「私たちが屋上に行って大分経ってるから、揃ってるでしょうね」

花陽「なんか、緊張するね…」

真姫「大丈夫、何があっても…花陽は私が守るから」

花陽「うん…ありがとう」

真姫「じゃ、じゃあ…開けるわよ」

ガチャ

まきぱな以外「!!!!!!!」

真姫「ま、待たせたわね…」

花陽「お、遅くなって…ごめんなさい」

真姫「えーっと、その…」

花陽「うぅ…」

まきぱな以外「…」ジーッ

真姫「わ、私と…花陽は」

花陽「お、お付き合いすることになりましたっ!」

まきぱな以外「…」シーン

真姫「…あれ?」

花陽「あっ、あの…」

まきぱな以外「おめでとーっ」パチパチ

まきぱな「っ!!」

ことり「かよちゃん、真姫ちゃんおめでとー」パチパチ

海未「花陽、思いを伝えられたのですね…」パチパチ

希「真姫ちゃん、やるやんっ!」パチパチ

絵里「真姫、花陽…ハラショーッ!」パチパチ

にこ「まっ、公私混合しないよう気をつけることね」パチパチ

穂乃果「へーっ、そうだったんだー…とりあえず、おめでとーっ」パチパチ

凛「かよちん、真姫ちゃん…ぐすっ、よかった…にゃぁ…」パチパチ

真姫「み、みんな…」

花陽「あ、ありがとうございます」ウルウル

穂乃果「女の子同士でも、恋人になれるんだね」

海未「(ギクッ)そ、そう…みたい、ですね」

ことり「あはは…そうだね」

穂乃果「穂乃果も、海未ちゃんとことりちゃんと…なれたらいいのに…」ボソッ

海未「えっ…穂乃果…今、なんて」

穂乃果「えぇっ?!穂乃果、さっきの言葉に出してた?」

ことり「うんうん!確か、ことりと海未ちゃんと…恋人にって」

穂乃果「わわっ!?何でもないからっ、気にしないで」アセアセ

海未「これは…告白と受け取って…」

ことり「いいよねっ!」

穂乃果「う、うぅ…でも、穂乃果となんて…嫌、だよね」

海未「穂乃果…末長く、宜しくお願い致します」フカブカドゲザー

穂乃果「わわっ!海未ちゃん、顔を上げてよ~」

ことり「ぼのがぢゃ~ん、ごどりなんがでいいのぉ~」グスグス

穂乃果「ことりちゃん、泣かないで!むしろ、穂乃果なんかでいいの?」

ことうみ「うん(はい)、穂乃果(ちゃん)が、いい(んです)!」

穂乃果「えぇ~っ?!と、いうことは…」

海未「私たち…」

ことり「両…想い、だね」

穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん!」ギュッ

海未「穂乃果、ことり!」ギュッ

ことり「穂乃果ちゃん、海未ちゃん!」ギュッ

ことほのうみ「大好きだよっ(ですっ)!!!」ギューッ

ことほのうみ以外「…」

ことほのうみ「えへへ、あはは、うふふ」キャッキャッ

希「あっちも、一軒段落みたいやね」

絵里「3人共、ハラショーよっ!」パチパチ

にこ「はぁ~…部活中はこれ以上イチャつかないでよね~」

真姫「えっ、あっ…」

花陽「ことりちゃん、海未ちゃん…よかったね」グスッ

にこ「で、あっちはほっといて…凛!」

凛「にゃっ?!」

にこ「ほら、二人に言うことがあるんでしょ」

凛「う、うん…」

真姫「凛…」

花陽「凛ちゃん…」

凛「…かよちん、真姫ちゃん…その、おめでとう…」

まきぱな「ありがとう…」

凛「凛ね…結構前から…二人が、両思いだって…気付いてたんだ」

花陽「そうだったの?!」

凛「うん…教室とか、部活中の二人を見てて…そうかなって思ったんだ」

真姫「そんな…」

凛「それに気付いた時、凛は嬉しく思ったけど…不安でもあったんだ」

花陽「えっ…何で?」


凛「かよちんと真姫ちゃんが…恋人同士になったら…凛、もう今までみたいに…3人でいられないって思って…」

凛「そう思ったら…応援したいけど、そうしたくないって思ったりもして…」

まきぱな「…」

凛「凛…どうしたらいいら分かんなくなって…ぐすっ…にこぢゃんと、穂乃果ぢゃんにっ」グスッ

真姫「凛」ギュッ

花陽「凛ちゃん」ギュッ

凛「えっ…」

真姫「ホント、凛はバカなんだから」

花陽「ホントだよっ」

凛「かよちんまでひどいにゃっ!」ガーン

真姫「私と花陽が両想いになっても、今までと変わらないわよ」

花陽「そうだよ…花陽が、凛ちゃんを放っておくわけ…ないよ」

凛「真姫ちゃん…かよぢん」グスッ

真姫「それに、私たちと凛は…μ'sの仲間であり…一番の、親友でしょ?」

花陽「そうだよ、花陽の一番の友だちは…凛ちゃんだよっ!」

凛「うぅっ…ぐすっ…ありがどぉ~」

真姫「ほら、泣かないの」

花陽「そうだよ、凛ちゃんは笑顔が一番なんだから」

凛「うん…そうだね…凛は…元気リンリン凛だにゃ~!」

真姫「ふふっ、何それ…初めて聞いたわよ」

凛「うん!だって、今思いついたんだもん!」

花陽「もーっ、凛ちゃんったら」

まきりんぱな「ワイワイ、キャッキャッ」

希「大団円やね」

絵里「みんな、素晴らしいわ…ハラショーッ」グスッ

にこ「絵里はそればっかなんだから…まったく、手のかかる後輩ばっかなんだから!」

希「ふふっ、にこっちもお疲れやね」

にこ「まっ、ギクシャクしたままだと何事も上手くいかないからね」

絵里「ホントね…お疲れ様、部長さん」

にこ「にこにかかれば、こんなもんよっ!」

絵里「さてっと…みんな!もう下校時間よ、早く帰る準備して!」

穂乃果「えっ、もう…」

海未「そんな時間…」

ことり「なんだ…」

絵里「それと、今日は練習できなかったから明日からビシビシ行くわよ!」

凛「え~、それは嫌だにゃ~」

真姫「何も言い返せないわ」

花陽「あはは…」

にこ「それと、イチャつく時はにこの目が届かないところでやりなさいよ!」

希「なんや~にこっち、寂しいんならウチが相手するで~」ワキワキ

にこ「ひっ!そ、それは遠慮するわ」

穂乃果「よし!海未ちゃん、ことりちゃん帰ろっ!」

海未「はいっ!」

ことり「うんっ!」

真姫「じゃ、じゃあ花陽…私たちも」

花陽「うん!」

凛「じゃあ凛は、にこちゃんと帰ろっかにゃ~」

にこ「なんでよっ!」

凛「まぁまぁ~、行くよにこちゃん!」グイッ

にこ「ちょっと!引っ張らないでよ」

凛「かよちん、真姫ちゃん、みんな!またね~」

真姫「えぇ、また明日」

花陽「バイバイ、凛ちゃん」

絵里「じゃあ、私たちも帰りましょ」

希「そうやね」

以上です。一旦これにて完とします。

まきぱな、ことほのうみに関しては続きの構想はあります。
完成したらスレ立てすると思いますので、その時はよろしくお願いします。

読んでいただいた皆様、ありがとうございました。

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