P「え?春香が結婚!?」 (15)

注意。

P×美希が前提の、誰か×春香ですたい

ゆっくりあげてくよ

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P(俺と美希が恋人になり、連日続いた報道から解放されて何ヶ月だろう)

P(高木社長や他の皆に迷惑を掛けないように765プロを出ようと思ったけど)

P(周囲の温かい言葉。マスコミへの素早い対応。それから現場の変わらない待遇)

P(結局、美希との結婚が決まってからプロダクションを出ることになった)

P(それからは、俺自身がプロダクションを立ち上げることになったのだが……)

パシャッ パシャッ


「いいねー美希ちゃん、輝いてるよ!」


美希「あはっ、今日はいい感じなの☆」


数時間後


「美希ちゃんお疲れ様。いい写真が撮れたよ」


美希「うん、昨日ハニーとラブラブしたから調子いいの」


P「お、おい美希。あまりそういうのは」


「ははは、幸せ者だねぇPくんは。こんな可愛いお嫁さん、人生で二度と会えないよ」


美希「ふふっ、ハニーには美希だけでいいの!ねっ」


P「は、はは」


オツカレサマデシター


車内にて


P「全く、美希…最近のろけ過ぎだぞ。仕事終わったらすぐにやけて」


美希「しょうがないの。だって、ハニーともうすぐ結婚できるから楽しみなの☆」


P「だからってなぁー」


美希「それに、ハニーだってニヤニヤしてたの」


P「………マジか」


美希「マジなの」


あーゆれでぃーあーゆれいでぃー♪


P「美希、電話だぞ」


美希「わかってるのー。………はーい、美希だよ。もしもし」


P「ふぅ……さて、今日は後ラジオ収録と雑誌のインタビューに」


美希「…え、ええぇ!!!」


P(ビクッ)


P「ど、どうした美希?」


美希「ハニー、次のお仕事いつ?」


P「え、えーと××時から」


美希「うん、充分なの」


P「は?何が」


美希「765プロに行くの!」


P「え、今からか!?」


美希「今から!」

残念ながらひたすら美希に一途
エロいのも書きたいね



765プロ前

美希「早く行くの」


P「なあ美希、何でいきなりここに?」


美希「……春香が、困ってることがあるって」


P「春香?」


春香。以前765プロで美希と同じアイドルだった子だ。

明るく笑顔が素敵な彼女は、いつも皆のモチベーションを上げてくれていた。

俺や美希が765プロを辞めようとしていた時も、一番に励ましてくれた。

そんな春香が困っているとは、何があったんだろうか。


美希「………じー」


P「………ん?何だ美希」


美希「ハニー、今浮気してた?」


P「な、そんな事ある訳ないだろ!俺はただ、春香が」


美希「分かってるの☆」


P「え?」


美希「ミキ、わかってるよ。ハニーは春香のコト心配してるの。普通に、元プロデューサーとして」


P「…知ってたか」


美希「ハニーは分かりやすいの☆」

美希「だから、多分ハニーが春香のとこに行った方がいいと思うな」


P「でも、俺は今は春香のプロデューサーじゃないし、わざわざ行くのは」


美希「だからミキ、ここまで来たの!ハニーは鈍いの!」


P「なっ」


美希「ちゃんとハニーが春香に会うまで、ミキここから動かないよ」


P「仕事は?!」


美希「………じーっ」


P「…分かった。分かったよ」


美希「あはっ、じゃあ行ってらっしゃいなの☆春香は事務所にいるの!」


P「ああ。美希はちゃんと」


美希「お仕事するの☆」


P「…ん。行ってきます」


美希「はいなの。…浮気しちゃダメだよ」


P「しないって。美希は大切なお嫁さんだからな」


美希「…ハニー、言ってから恥ずかしがるのはナシなの」


今日はここまで

P「ここに入るのは久しぶりだな」

P「お邪魔しま」

春香「はぅわああぁっ!」

どんがらがっしゃん

P「は、春香…?大丈夫か?」

春香「あっ、は、はい!大丈夫大丈夫ですすみませ…あれ?」

P「久しぶり。何ヶ月ぶりかな」

春香「プロデューサー、お久しぶりです!って、何でここに?」

P「美希から聞いたんだ。悩みがあるんだって?」

春香「…あはは、美希ちゃんたら」

困ったように笑う春香は、随分大人っぽくなっていた

しかし、TVや雑誌で見るのとは違い

直接会って見ると、まだまだ幼い感じがする

………まあ、単に年下だからかもしれんが。

春香「えっと、じゃあ聞いてくれますか?私の話」

P「あ、ああ。勿論だ」

春香「それじゃ、事務所じゃなんですし…」

P「場所か?それならいい所があるぞ」

P「ここに入るのは久しぶりだな」

P「お邪魔しま」

春香「きゃああっ!」

どんがらがっしゃん

P「は、春香?大丈夫か?」

春香「は、はい!大丈夫大丈夫すみませんでした…?え?」

P「久しぶりだな。何ヶ月ぶりかな」

春香「ぷ、プロデューサー!お久しぶりです!」

春香は数ヶ月の間に随分大人っぽくなっていた

しかし、TVや雑誌で見るのとは違い

まだまだ幼い感じが残っている

………単に年下だからかもしれんが

春香「えーっと、それで、どうしてプロデューサーが?」

P「ああ、美希から聞いたんだ。春香が何か悩みがあるって」

春香「…あはは、美希ちゃんたら」

P「話してくれないか?…元プロデューサーじゃ頼りにならないかもしれないけど」

春香「もう、そんなことは無いですよ!」

春香「………それじゃあ、ちょっとだけ付き合ってくれますか?」

P「ああ、勿論だ」

春香「じゃ、事務所じゃなんですし一回出ましょうか」

P「それならいい所があるぞ」

某定食屋にて

P「それで、春香の困ってることって何だ?」

春香「…はい、えっと」

春香「私、気になってる人がいるんです」

P「…そうか」

P「………えええ!?」

春香「プロデューサー、声大きいですよっ!」

P「あ、ああすまん。しかし、驚いたなぁ…芸能人か?それとも」

春香「あ、それは言えないんですけど」

春香「でも、よく私のこと気にかけてくれる人で。とっても優しいんですよ!」

その人のことを話す春香の表情はとても活き活きしていた

春香がこうして話すくらいなんだから、本当にいい人なんだろう

暫く春香ばかり喋っていたが、唐突に口をつぐんでしまった

P「春香?」

春香「……でも、怖いんです」

P「怖い?」

春香「その人を、本当に好きになっちゃうのが怖いんです」

ガヤガヤと騒がしい店内で一人。

春香は少しだけ俯いていた

春香「私、今まで夢に向かって一直線でした」

春香「アイドルになりたい。ステージに立ちたい。皆と笑いあって、もっと輝きたい」

春香「一つずつ、それが叶った時は本当に嬉しくて」

春香「だけど、いつまでもアイドルでいられない」

春香「分かってるんです。皆、モデルとか歌とか、ドラマに舞台、それから沢山の活躍の場に立ってる」

春香「けど、私、不器用なんです」

春香「好きになって、もっとその人と一緒にいたくて、頑張って」

春香「今度はそれ一直線にしか進めない」

春香「まだ、私この世界でやっていきたいのに」

春香「両立出来る自信がなくて。でもどっちかを諦めることが出来なくて」

春香「………駄目ですよね。こんなわがまま、駄目なんですよ」

P「いいんじゃないか?」

春香「ふぇ?」

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