春香「小鳥さん崩し!」 (66)


まったりと投下していきます



P「ただいま戻りました」

小鳥「戻りました」

律子「お疲れ様です、お昼は一緒だったですか?」

小鳥「はい、今日はプロデューサーさんにご馳走していただきました」

P「いえ、いつもお世話になっていますから……その、小鳥さんには」

小鳥「それを言うと、律子さんの方がもっとお仕事してるんですから、ご馳走してあげないとダメですよ」

P「そ、そうですね。律子、また今度お昼食べに行こう」

律子「はいはい、また今度」

P「小鳥さんもまたお誘いしても良いですか?」

小鳥「はい、もちろんです。でも今度は私が出させてくださいね」

P「そんなことはできませんよ、お、俺のす……好きな」

小鳥「プロデューサーさん、ありがとうございます。では私は早速お仕事に……」

P「てっ……手伝いましょうか?」

小鳥「いえ、こればかりはサボってた私のせいですので……」

P「小鳥さん……」



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律子「お昼ごはんにまで誘えるようになったんですね、凄い進歩じゃないですか」

P「さりげなく好きって言ったんだけど……」

律子「声が小さすぎます。あれじゃスルーされますよ」

P「はぁ……小鳥さんを前にするとどうしてもなぁ……」

P「小鳥さん、美人で性格も良くて……」

P「ちょっぴりサボり癖とか妄想癖があるけど……」

P「そこがとても可愛くて……」

P「それにあの手でなでなでされるとなぁ」

律子「(だーめだこりゃ)」


P「おっと、律子、今日は電話番してくれてありがとな。律子の協力がなかったらまだ挨拶するのが精一杯だ」

律子「別にいいですけどー。でもさっきのお昼ご飯の件は忘れないでくださいよ」

P「ああ、もちろんだよ」

律子「小鳥さんが素敵なのは分かりますが、あんまり仕事に支障が出ない範囲でお願いしますよ」

P「だってなぁ……律子も小鳥さんに一度なでなでしてもらえ。世界が変わるぞ」

律子「そんなことくらいで世の中は変わりません」

春香「……」


春香「みんなしゅーごー!」

真「どうしたの春香?」

春香「みんなはあれを見て何も思わないの?」

雪歩「あれって……プロデューサーと小鳥さんのこと?」

春香「それ以外に何があるの?」

美希「春香はプロデューサーのことが好きなの〜」

伊織「あんたねぇ……小鳥にベタ惚れなプロデューサーを振り向かせるなんて無理に決まってるじゃない」

春香「私はまだ諦めてないよ!まだ二人は付き合ってもないし!」

千早「それで春香はどうしたいの?」

春香「はい!小鳥さんにいじわるをします!」


亜美「はるるん、さすがにそれはないっしょー」

真美「いじめはだめだよねー」

響「春香がそこまで小鳥のことを嫌いだなんて、知らなかったぞ」

春香「へ?」

あずさ「春香ちゃん、そういうのは賛同できないわね」

春香「ち、違うよ。プロデューサーさんは言ってました。小鳥さんはとても可愛いって」

春香「だったら、もっと可愛いところとかを見せるべきなんです!」

春香「他にも、怒ったところとか泣いたりするところを見せてほしいと思います!」

伊織「小鳥なら簡単にそういう表情は見せてくれそうね」

千早「それで春香、本音は?」

春香「なんか悔しいから」


あずさ「音無さんが慌ててるところなんかはよく見るんだけど〜」

亜美「ピヨちゃんのが怒ったところって見たことある、真美?」

真美「律っちゃんに怒られてるところならたくさんあるよ、亜美」

響「ぴよ子はおろおろしてる方が似合ってるな」

真「確かにいつも事務所にいるけど、違った表情を見る機会は少ないよね」

春香「ということで、小鳥さんをちょっぴり困らせたりして、普段の表情を崩そうと思います」

春香「怒り顔とか泣き顔がいいと思いますけど、満面の笑みとかも珍しいのでいいことにします」

千早「そうね……笑顔がいいのならやってもいいかもしれないわね」

響「そういう千早もなかなか笑って顔は見せてくれないぞ」

春香「千早ちゃんはたまに、がいいんだよ?」


雪歩「でも、そんなことでやっぱりいじわるをするのは……」

やよい「……私、やります」

伊織「や、やよい?」

貴音「やよい?」

千早「高槻さん?」

やよい「前から音無さんに言いたいことがありました。だから、やります」

春香「(あ、なんか変なスイッチ入れちゃったかも)」

伊織「や、やよいがそういうなら……」

響「自分もやよいがやるなら、ぴよ子くらいいじめるぞ」

美希「ミキは面白くなさそうだからパスするの〜」

春香「美希、おにぎり食べる?」

美希「小鳥くらいけちょんけちょんにするの!」

雪歩「真ちゃん、どうしよう……?」

真「断りづらい雰囲気になってきたね……」


千早「……結局、みんなすることになったわ」

律子「なんで私まで……」

P「今から俺は外回りに行ってくるから、あとは頼んだ」

P「あんまり過激なことはやめてくれよ……」

春香「はい!任せてください!」

春香「じゃあ、あずささん、一番手お願いします!」

あずさ「そうねぇ……お酒を飲むとよく泣いてるところを見るから、今日は怒らせてみようかしら」

春香「それでは小鳥さん崩し、開始!」


あずさ「音無さん、忙しいところなんですが、少しよろしいですか〜?」

小鳥「私で良ければいつでも構いませんよー」

あずさ「少し言い難いことなんですけど、音無さん、最近太られました?」

小鳥「え!?そ、そう見えますか?」

あずさ「はい、少しお菓子類を食べすぎなのかなって思いまして、少し注意をしにきました」

小鳥「ぴよぉ……これからは十分に注意します……とほほ」

あずさ「ええ、ですから、昨日音無さんが買ってきたケーキも私が食べておきました」

小鳥「」


小鳥「……お、美味しかったですか?」

あずさ「はい、それはもうとても〜」

小鳥「…………」

小鳥「実はあれ、あずささんにあげる予定のものだったんです」

あずさ「はい?」

小鳥「気にいって頂いて良かったです」

あずさ「え……と……音無さん、自分用に買ってきたんじゃなかったのかしら?」

小鳥「ええ、あずささんと一緒に食べようかなって思って買ってきたんです」

小鳥「二つとも気にいって頂けたのなら、私はそれで満足ですよ?」

あずさ「……怒らないんですか?」

小鳥「あずささんはもう大人です。でも、私はあずささんの年上ですので、甘えてもいいんです」なでなで

小鳥「私はあずささんがお菓子好きなのを知っていますので、気にしないでください」なでなで

小鳥「あ、でもアイドル活動に支障が出ますので、食べすぎには注意してくださいね」なでなで

あずさ「(……気持ち良い)」

あずさ「音無さん……ごめんなさい」


春香「……」

伊織「ど、どういうことなの……」

美希「あんなの、小鳥じゃないの……」

真「一言目で勝負がついたと思ったんだけど……」

雪歩「は、反撃してくるなんて聞いてないですぅ」

千早「おかえりなさい、三浦さん」

あずさ「その……今日から小鳥お姉ちゃんって呼ぶのってありかしら?」

響「自分、あんなねぇね、欲しいぞ……」

真「あずささん……なんで響も……」

律子「次は……私ね」

伊織「律子、大丈夫?」

律子「少し驚いたけど、だったら私も少し本気を出すわ」


小鳥「うう……ケーキ……でも、あずささんのあんな貴重な顔が見れたのよ……これでいいじゃない、小鳥!」

律子「小鳥さん」

小鳥「は、はい、律子さん。あれ、いつになく真剣な顔ですけど……ごめんなさい」

律子「いえ、怒りに来たんじゃないんです。これを受け取ってください。私の素直な気持ちです」

小鳥「手紙、ですか?」

律子「手紙が一番気持ちが伝わると思っていますので」

小鳥「……えっと、解雇通告とかじゃないですよね?」

律子「そんなことしませんよ……。私からのお礼の手紙です」

小鳥「ありがとうございます。でも急にどうして……」

律子「竜宮のドラマで手紙の話がありましたので、たまにはこういうのもいいかなと思いました」


小鳥「嬉しいです。では帰ってから大切に読ませていただきますね」

律子「今、読んで頂けませんか?」

小鳥「律子さん、仕事中ですよ?」

律子「小鳥さんがそれを言いますか?」

小鳥「えっと、今これを読んでしまうと、きっと私は泣いてしまって仕事が手につかなくなると思うんです」

小鳥「今日は頑張らないといけないので……ごめんなさい」

小鳥「ですから、家で読みます。いいですよね?」

律子「……分かりました」

小鳥「もう、そんなにがっかりしないでくださいよー」なでなで

小鳥「それじゃあ……かきかき…………はい、私も律子さんへのお手紙です」

律子「え、あ、ありがとうございます」

小鳥「手紙交換なんてとても久しぶりにしちゃいましたね」


亜美「なん……」

真美「だと……」

貴音「律子嬢が少し涙ぐんでいるように見えますね……」

春香「お帰りなさい律子さん。何て書いてあったんですか?」

律子「ダーメ。これは誰にも見せられない」

春香「えー」

律子「別に大した内容じゃないの。私と同じ、私への感謝の言葉が書いてあるだけよ」

春香「じゃあ見せてくれても……律子さん?」

律子「つ、続きをしてくれてても構わないわよ。私は、少し、外にいってくるから……」

春香「泣きながら出て行っちゃった……」

伊織「ねぇ……逆にこっちが崩されてない?」

雪歩「……ごくり」

春香「次は貴音さん、お願いします!」


小鳥「律子さんからの手紙嬉しいなぁ。内容は気になるけど仕事が先よね……とほほ」

貴音「小鳥嬢、隣、よろしいでしょうか?」

小鳥「あ、ちょうど良かった、貴音ちゃんに渡したいものがあったの」

貴音「わたくしに、ですか?」

小鳥「ファンレターと一緒に、各地の食べ物を送ってくれてきてるの」

小鳥「どっこいしょ。ダンボール3箱くらいあるから、いっぱい食べてね」

貴音「ふぁんの方々に感謝しないといけませんね、ふふ」

小鳥「ところで私に何かお話?」

貴音「本日、昼食をご一緒したいと思い、お誘いに来たのです」

小鳥「うっ……ごめんなさい。さっき、プロデューサーさんと一緒に食べてきたばかりなの」

貴音「そうでしたか……今日は小鳥嬢と是非一緒にと思ったのですが……」

小鳥「折角貴音ちゃんが誘ってくれたのに……うう……」


小鳥「そ、そうだ!お弁当あるんだけど……食べる?」

貴音「お弁当ですか?」

小鳥「実は、今日は作って来てたんだけど、外で食べたから残っちゃって」

小鳥「貴音ちゃんが良かったら……どう?」

貴音「折角のお心遣いですので、是非」

小鳥「あんまり人に食べてもらったこととかないから、おいしくなかったらごめんね」

貴音「それではいただきます。ぱくぱく」

小鳥「どう……?」

貴音「……」

小鳥「……」

貴音「ごちそうさまでした」

小鳥「はやっ!」


小鳥「やっぱり貴音ちゃんには少なかった?」

貴音「いえ、十分に満足致しました」

小鳥「そ、そう?」

貴音「最近、こういった手作りのお弁当を食べる機会がめっきりと少なくなっていることに気がつきました」

貴音「手作りというのは、とても心が篭っているものだと、改めて実感いたしました」

小鳥「い、一応自分用だったんだけど……」

貴音「このお弁当はとても温かく真に美味でした」

貴音「小鳥嬢は、もしやわたくしにこの気持ちを思い出させようとしてくれたのですか?」

小鳥「え……う、うん、そうよ?」

貴音「ふふ……嘘はいけませんよ。では……おかわりを」

小鳥「お弁当ですからありません。また今度ね」なでなで

貴音「……小鳥嬢はいけずです」

小鳥「えー」


伊織「何か随分と満足そうな顔して戻ってきてるじゃないの」

貴音「響」

響「どうしたの?」

貴音「今日は一緒に料理をしませんか?」

響「いいぞー。貴音と一緒にご飯作るなんて、久しぶりだなっ」

貴音「わたくしはこれからお弁当についての本を買ってまいりますので、失礼します」

春香「……」

千早「春香、どうしたの?」

春香「貴音さん、全然攻めてないじゃないですかー」

春香「もういいもん。真、頑張って!」

真「じゃあボクは小鳥さんを大喜びさせてみようかな」

雪歩「真ちゃんのタキシード……かっこいい……」


小鳥「貴音ちゃんが美味しいって……私の料理の腕も悪くないのかも」

真「小鳥さん!」

小鳥「真ちゃん……なんでタキシード?」

真「失礼しますね、よいしょっ」だきあげっ

小鳥「ま、ま、真ちゃん!?」

真「小鳥さん、いつもボクで妄想してるって聞いたので、夢を叶えてあげようと思いました!」

真「小鳥さんもお姫様抱っこされるのは嬉しいですよね?」

小鳥「な、なぜ私の妄想の内容を……」

小鳥「そ、それに真ちゃんはされる方が良かったんじゃ?」

真「はい!ですからこんなことをするのは……小鳥、君だけだよ」


小鳥「ぴ、ぴよぉ……で、でも危ないからそろそろ下ろして、ね?」

真「嫌です。まだ小鳥さんが満足してませんので……このままみんなのところに見せに行きましょうか」

小鳥「ダメよダメ。ここは狭いんだから!」

小鳥「怪我とかしたら大変!」

真「大丈夫ですよ!ほら、こうやってぐるっと回っても」

小鳥「真ちゃん、もう一度言うから良く聞いてね……下ろしなさい」


真「ご、ごめんなさい」

小鳥「真ちゃん、正座」

真「は、はい!」

小鳥「いきなりお姫様抱っこなんてしたらダメなの、分かる?」

小鳥「この事務所はそういうことをするには狭いの。もし何かが壊れたりしたら大変でしょ?」

小鳥「それに真ちゃんが怪我なんかしたら、一大事」

小鳥「真ちゃんの代わりはどこにもいないの。だからもっと周囲を見てほしいって思うの」

小鳥「今日はプロデューサーさんはいないし、律子さんも今は席をはずしてます」

小鳥「だから、今回は私が代わりにみっちりと怒っちゃいます」

真「あの、小鳥さん……その……」

小鳥「言い訳しないでちゃんと話を聞きなさい!」


春香「……さすが真、小鳥さん崩し達成!」

雪歩「真ちゃん……」

千早「本気で泣いてるわね」

伊織「あれだけ心配してもらってるんだから、きっと嬉し泣きよ」

春香「次は……雪歩?」

雪歩「が、頑張りますぅ!」


小鳥「真ちゃん、分かった?」

真「はい……小鳥さんが本当にボクのことを……心配してくれるのが分かっ……ぐすっ」

小鳥「はい、これで終わり。可愛い顔がもう台無しだから、ちゃんと顔を洗ってきてね」なでなで

小鳥「でも、私のために抱っこしてくれたのは凄く嬉しかったのは本当だから……ありがとね」なでなで

真「はい……はい……ぐすっ」

雪歩「小鳥さん、あの、お茶入れました」

小鳥「雪歩ちゃん、いつもお茶ありがとう」

小鳥「あっ……真ちゃんをいじめちゃってごめんね」

雪歩「いえ、そんなことないですっ」


小鳥「それで雪歩ちゃんも何かご用?」

雪歩「小鳥さんに相談があるんです」

小鳥「いいけど……プロデューサーさんじゃなくて私でいいの?」

雪歩「その、私、やっぱりまだ男の人が怖くって」

小鳥「最初に会ったときからは随分と進歩したと思うけど?」

雪歩「でも、まだみんなと比べるとダメダメなんですぅ」

雪歩「だから、男性経験が豊富な小鳥さんにアドバイスがほしいんです!」

小鳥「がはっ!」

雪歩「小鳥さんは美人で胸もおっきくて、優しいし……」

雪歩「一生懸命仕事して、誰からも尊敬される、素敵な人です」

雪歩「きっと私達なんかよりもずっとずっと男の人のことを知ってると思うんです!」

雪歩「大人の女性として、どう男の人と向き合えば良いのか……」

雪歩「どうしたら男の人が怖くならないようになるか、ヒントでも良いので……お願いします!」

小鳥「ぐはっ!」


小鳥「(雪歩ちゃんの言葉が痛い……)」

小鳥「(でも、真剣に相談してくれるんだから、私もできることはしなくっちゃ)」

小鳥「雪歩ちゃんが思ってる程、私はそんなに経験はないんだけど……」

小鳥「はっきりと言えることは、雪歩ちゃんはとっても可愛い。私よりも素敵な女の子になるの」

雪歩「ううっ……でもでも」

小鳥「だから、男の人なんて放っておいてもいっぱい寄ってくると思うの」

雪歩「私なんかだめだめで……」

小鳥「雪歩ちゃんは、その時、どの人が一番自分を大切にしてくれるかを考えればいいの」

雪歩「でも……男の人は……」

小鳥「もう、じれったいわね!」だきっ

雪歩「!?」


小鳥「ゆっくりでいいから力を抜いてね」

雪歩「は、はいー」

小鳥「もし、好きな人ができたら、こうやって抱きしめて貰ってね」

雪歩「あったかいですぅ……」

小鳥「雪歩ちゃんは今みたいに力を抜いていればいいから」

雪歩「ぽぇ」

小鳥「そしたら、きっとその人のことを苦手なんて思わなくなるから……ね」

雪歩「はいぃ」

小鳥「大丈夫、私は恥ずかしがり屋で頑張ってる雪歩ちゃんが大好き」なでなで

雪歩「はいぃ」

小鳥「でも、おどおどしてる雪歩ちゃんは嫌い」なでなで

雪歩「はいぃ」

小鳥「私達が必ず、誰よりも素敵な女の子にしてあげるから」なでなで

雪歩「はいぃ」

小鳥「……雪歩ちゃん?」

雪歩「はいぃ」

小鳥「雪歩ちゃん、しっかりして!」


春香「雪歩選手、惨敗です」

雪歩「ただいまですぅ……」

千早「萩原さん、大丈夫?」

雪歩「手がすごく柔らかくて……」

雪歩「小鳥さんすごく暖かかったですぅ……ぽぇ」

春香「みんな温い……温すぎるよ!」

春香「もう少しがつんって行かないとダメ!!」

春香「見てて……私は本気で小鳥さんを落とす!!」

千早「頑張って、春香」

伊織「(どうしてこんな変なところで意気込むのかしら)」


小鳥「はぁ……雪歩ちゃんは可愛いわぁ……」

小鳥「今日は真ちゃんにお姫様抱っこして、雪歩ちゃんを抱きしめて……」

小鳥「あれ、もしかしてこ、これって……夢の三角関係!?」

春香「小鳥さーん!」

小鳥「うっ……春香ちゃん、何かご用?」

春香「はい、実は相談が……あれ、口元に何かついてますよ?」

小鳥「えっ、どこ?」

春香「えへへ、取ってあげますね」

小鳥「えっ……えっ……なんで顔近づけて……」

春香「じゃあいただきます」だきっぶちゅー

小鳥「!?」


春香「(ぜーったいに離さない!)」ぎゅー

春香「(ぴよぴよするまで絶対に逃がさ…………)」

小鳥「ぶちゅーー」がしっ

春香「!?」

春香「んぐんぐ」じたばた

小鳥「……」ぎゅー

春香「んんんー」じたばた

小鳥「……」ぎゅー

春香「」じたばた

小鳥「……」ぎゅー

春香「」しーん

小鳥「……」ぎゅー

春香「」ぐったり


小鳥「ぜぇ……ぜぇ……突然何をする……」

春香「」ぴくぴく

小鳥「はぁ……ふぅ……春香ちゃん、アイドルなんだから、相手が女の人でもこんなことしたらダメよ?」

春香「」ぴくぴく

小鳥「ふふ……まさか私のファーストキスを春香ちゃんに奪われるなんてね」なでなで

小鳥「いただきますのあとは、ちゃんとご馳走様は忘れないでね春香ちゃん。ご馳走様」


春香「ぴよぴよ〜」

伊織「あんたって……本当にどうしようもない馬鹿ね」

春香「ぐすん……小鳥さんに私の初めて、奪われちゃった」

伊織「初めてって……どれだけ体張ってんのよ……」

春香「小鳥さんは驚いてた?」

千早「ええ、びっくりはしてたわ……さすが春香ね」

美希「ミキ、ちょっと春香にひいちゃったの」

春香「折角小鳥さんに初めてをあげたくらい頑張ったのに……」

伊織「小鳥も初めてだったみたいだし、おあいこね。小鳥は被害者だけど」

春香「え、小鳥さんも初めてだったの?」

伊織「ええ、そう呟いていたわ」

春香「……え、えへへ///」

響「次、自分なんだけど……行きにくいにも程があるぞ」


小鳥「春香ちゃんに取られるなんて……嬉しいやら悲しいやら……」

小鳥「でも春香ちゃんが私のことをあんなに好きだったなんて……四角関係になるのかしら?」

小鳥「真ちゃんと春香ちゃんが私を巡って対立して……雪歩ちゃんが私に嫉妬して……うふふっ♪」

響「ぴよ子、大丈夫?」

小鳥「ひ、響ちゃん……もしかして……見てた?」

響「ばっちり見てたさー。春香とすごいキスだったな!」

小鳥「あ、そっちね……」

響「それで、ぴよ子に実はお願いがあるんだ」

小鳥「私にできることなら何でもするけど」

響「その……ぴよ子のこと、その、ねぇねって呼んでもいいか?」

小鳥「……どうしたの?」

響「自分、ぴよ子みたいなお姉ちゃんが……欲しいんだぞ」もじもじ

響「自分もぎゅっとしてなでなでしてほしい……」


小鳥「もう……響ちゃん可愛いわね……はい、おいで」

響「うん」ぎゅー

小鳥「甘えん坊な響ちゃんはいっぱい撫でてあげないとね」ぎゅーなでなで

響「うん……ねぇねに撫でられると安心する」

小鳥「(沖縄から出てきて一人で生活してるんだものね)」

小鳥「(いくら動物達がいたとしても、やっぱり寂しいのね)」

響「ねぇね、自分、立派なアイドルになれるかな?」

小鳥「それは響ちゃん次第よ」なでなで

小鳥「響ちゃんがちゃんとレッスンに出て、お仕事をいっぱいすればいいの」なでなで

小鳥「不安なことは全部私や律子さん、プロデューサーさんが引き受けるからね」なでなで

響「自分、明日から頑張るんだぞ」

小鳥「今日からじゃないの?」なでなで

響「今日は、ねぇねに甘えるから」

小鳥「響ちゃんかわいい!」ぎゅー


響「満足したさー」

春香「いいなぁ……」

あずさ「やっぱり小鳥お姉ちゃんね」

伊織「そんなに小鳥がいいの?」

響「伊織もなでなでされたら絶対にああなるさー」

雪歩「ぽぇー」

伊織「わ、私は大丈夫よ……」

千早「次は私ですか?」

春香「うん、そうだよ。頑張ってね」


小鳥「私も響ちゃんみたいな妹がいたらなぁ……毎日毎日可愛がるんだろうなぁ」

千早「音無さん」

小鳥「あら千早ちゃん、私に用事なんて珍しいわね」

千早「前々から相談したいことがありました」

小鳥「何か重大そうだけど……私でいいの?」

千早「ずっと前の話ですけど、音無さんの歌についてです」

小鳥「えっと……もしかしてお店で歌ったこと?」

千早「はい」

小鳥「下手な歌でごめんなさいね」

千早「驚きました。あれだけ心がこもった歌、初めて聞きました」

千早「歌だけは誰にも負けないと思っていました。でも、音無さんの歌は私よりも遥かに上でした」

小鳥「千早ちゃんに面と向かって言われると恥ずかしいけど……嬉しいかな」

千早「私には足りないものを音無さんは持っています。それは何でしょうか?」


小鳥「えっと……私は素人だから気の効いたアドバイスなんてできないけど……」

千早「問題ありません」

小鳥「じゃあ……私はみんなのことが好きだから、かな?」

小鳥「あの時は、みんな揃って聴いてくれてたから、余計に気持ちを入れることができたかも」

小鳥「千早ちゃんも好きな人が自分の歌を聴いてくれてたら嬉しいでしょ?」

千早「はい、そう思います」

小鳥「ちなみに千早ちゃんは好きな人っているの?」

千早「あまりそういう話は……」

小鳥「大丈夫、私以外は誰も聞いてないからね」

伊織「(全員聞いてるけどね……)」

春香「(千早ちゃんの好きな人かぁ)」


小鳥「恥ずかしい?」

千早「……わ、私もみんなのことが好きです」

小鳥「はい、よくできました」なでなで

千早「でも、これで良くなるものでしょうか」

小鳥「好きな人の思い出をいっぱい詰め込んで歌えば、きっと素敵な歌になると思うの」

小鳥「春香ちゃんたちが好きなら、今度は大好きになるまで頑張りましょ」

小鳥「これが私から大好きな千早ちゃんへのアドバイスです。お仕事頑張ってね」

千早「ありがとうございます」

千早「……わっ」

小鳥「ん?」

千早「わ、私も……音無さんのこと、す、好きです」

小鳥「……私はそんな千早ちゃんのこと、愛してる」

千早「」


千早「ぴよぴよ」

春香「千早ちゃんが……」

真美「今日のピヨちゃん強すぎるよ……」

亜美「いおりん、大丈夫?」

伊織「みんなが苦戦してるって言っても、こここ小鳥は小鳥よ。私が負けるわけななないわ」

伊織「じゃあ……行ってくるわね」

真美「惨敗フラグだよいおりん……」

亜美「あ、ころんだ……緊張しすぎだよー」


小鳥「流れとは言え、千早ちゃんに愛してるだなんて……すごい恥ずかしい」

小鳥「まともに千早ちゃんの顔が見れなくなったらどうするのーもう私の馬鹿馬鹿」

伊織「ぐすん……えぐっ……ごどりぃぃ」

小鳥「い、伊織ちゃんどうしたの!?」

伊織「ぐすっ……シャルルが、シャルルがぁ……」

小鳥「あらら……首が取れかかってるわね……どうしたの?」

伊織「そこで、転んじゃって……ぐすん」

小鳥「だ、大丈夫?」

伊織「ごどり、直して、くらない?」

小鳥「伊織ちゃん……わ、分かった、やってみるわ」

小鳥「だから、泣かないでね……お願い」

小鳥「手が震える……むむっ……」ちくっ

伊織「ごどりぃぃぃ……お願い、シャルルだずげで」

小鳥「え、ええ、大丈夫よ、伊織ちゃん。私に任しておいて!」ちくっ

小鳥「(伊織ちゃんのこんな顔、見たことない……動揺しすぎよ、小鳥……ぴよぉ)」ちくっ

小鳥「(頑張るのよ、小鳥。いたっ。伊織ちゃんの笑顔のために頑張るのよ!)」ちくっ

伊織「ぐすん」


小鳥「できた!」

伊織「ぐすん」

小鳥「伊織ちゃん、これでどう?ちょっと下手なのはごめんなさいね」

伊織「小鳥……ありがとう、ありがとう!」

小鳥「いいの。伊織ちゃんのお役に立ててよかった」

小鳥「ほらほら、泣いたらうさちゃんも悲しむから、笑ってね」なでなで

伊織「うん、小鳥、ありがとう」

小鳥「どういたしまして。でも転んじゃうと危ないから気をつけてね」


真美「いおりん〜」

亜美「本気で泣いてたっしょ〜」

伊織「しゃ、シャルルが緊急事態だったのよ……」

春香「小鳥さん、結構焦ってたよ」

伊織「これで私は小鳥崩し達成ね」

春香「一番動揺してたのは伊織じゃないの?」

伊織「い、いいのよ。作戦が変わることなんて往々にしてあることよ」

伊織「でも……響が言うことも分からなくもないわね……」

春香「次は……美希!」

美希「ミキにとっては小鳥なんてらくしょーなの」


小鳥「伊織ちゃんは本当に大切にしてるのね、あのうさぎのぬいぐるみ」

美希「ハニー!」

小鳥「?」

美希「ハニー、どうしたの?」

小鳥「美希ちゃん、そのハニーって何?」

美希「ハニーはハニーなの」

小鳥「美希ちゃん?」

美希「ミキはハニーが大好きだからハニーって呼ぶの」

小鳥「美希ちゃん、一応訊くけど……ハニーっていうのは私のこと?」

美希「あはっ、そうにきまってるの」

小鳥「えっと……それって……」

美希「ミキは小鳥のこと好きだから問題ないの」


小鳥「えっと、私も美希ちゃんのことは好きよ?」

美希「だったら問題ないの!」

小鳥「美希ちゃん、落ち着きましょう」

美希「はいなの」

小鳥「まず、ハニーって言うのをやめてくれない?」

美希「えーなの」

美希「じゃあ美希にも春香と同じようにキスしてほしいの!」

小鳥「ぴよっ!?」

小鳥「うっ……それは……その……」

美希「ダメ?」

小鳥「(なんという千載一遇のチャンス!)」

小鳥「(でもこれに乗ったら……と、止まるのよことりーーーー)」

小鳥「だ、ダメよ……ミキちゃんの体は大切なものなんだから……くっ」

美希「じゃあ……別のお願いはいいの?」

小鳥「なんだか乗せられてる気がするけど……ええ」

美希「お昼寝するから膝枕するの」

小鳥「えっ?」


小鳥「これでいい?」

美希「あふぅ。小鳥の膝、柔らかくて気持ちいいの〜」すりすり

小鳥「ちょっぴり傷つく……やっぱり太ったのかなぁ」

美希「……」

小鳥「……」

美希「ミキのことはなでなでしてくれないの?」

小鳥「えっ?」

美希「小鳥に撫でられた人はみんな気持ちよさそうにしてたの。ミキにもしてほしいの」

小鳥「ふふ、ごめんなさいね。ついミキちゃんが可愛くて、見とれちゃったから」なでなで

美希「あふぅ、それでいいの〜Zzzzz」

小鳥「気持ちよさそうに寝ちゃって可愛い……少しくらい、いいかしら……」でこちゅっ

美希「!?」



伊織「美希?」

美希「おでこにキスされちゃった……」

春香「してって言ったのは美希からじゃ……」

美希「ほんとにするなんて思ってないの!」

伊織「美希はいつも私にやってるじゃない」

美希「すごく恥ずかしいの……」

美希「小鳥の顔がまともに見れないの」

伊織「なんでそんなに押しに弱いのよ……」

春香「次はやよいだけど……」

やよい「……」

春香「やよいがこわい……」


小鳥「やってしまった……美希ちゃんが誘惑するのが悪いのよね……うん!」

小鳥「あとで美希ちゃんの好きなものでも買っておきましょう……律子さんに知られたら……ごくり」

やよい「音無さん、お話いいですか?」

小鳥「やよいちゃん……ええ、少しだけならね」

やよい「ちゃんと聴いてほしいことがあるんです」

やよい「私、音無さんの事、嫌いです」

小鳥「や、ややややややよいちゃん?」

やよい「なんですか?」

小鳥「き、き、嫌いって……どういう……こと?」

やよい「何度でも言います。音無さんのことが大嫌いです」

小鳥「嫌いなら……理由を教えてくれる?直せるところなら直すから、ね?」


やよい「音無さんはずるいからです」

小鳥「ずるい?」

やよい「私だって」

やよい「私だって……私だって……」

やよい「私だって、プロデューサーのことが大好きなのに!」

やよい「音無さんは私の一番好きな人を独り占めしてずるいです!」

やよい「プロデューサーはいつも音無さんのことばっかり考えてます」

やよい「プロデューサーがどれだけ音無さんを好きなのも、私、知ってます」

やよい「なのに!音無さんはずっとプロデューサーの気持ちに気づいてません!」

やよい「ずるいです!どうして気づいてくれない年増の音無さんをプロデューサーが好きになるんですか!」

やよい「だから音無さんなんて、音無さんなんて、うぐ……音無さんなんて、だいっ……嫌いなんです……」


小鳥「やよいちゃん……」

やよい「嫌です。音無さんなんて嫌いです。もう……」

小鳥「やよいちゃん、落ち着きなさい」

小鳥「今度は私の話を聴きなさい」

やよい「やです」

小鳥「聴きなさい!!!」

小鳥「まず一つ目。プロデューサーさんが私のことばかり見てることはありません」

小鳥「プロデューサーさんがいつも見てるのはみんなの事だから」

やよい「……」

小鳥「二つ目。私はプロデューサーさんを独占なんてしてません」

やよい「……嘘です」

小鳥「だって、プロデューサーさんには、私よりもずっと素敵な子たちが周りにいるから」

小鳥「アイドルのみんなを差し置いて独占したら、それこそプロデューサーさんに悪いと思うの」


小鳥「三つ目。私はずるくなんてありません」

やよい「嘘です!」

小鳥「やよいちゃんはずるい方法で好きな人を手に入れて嬉しい?」

小鳥「私は少し古い考えを持ってて、変な手段には頼らずに、頑張って自分の魅力で恋がしたいと思ってるの」

小鳥「やよいちゃんずるい方法でプロデューサーさんに好きになってもらいたいの?」

やよい「……やっぱりずるいです」

やよい「そんなに大人な対応ができるなんて、小鳥さんはやっぱりずるいです」


小鳥「じゃあやよいちゃんはずるくないの?」

小鳥「プロデューサーさんが好きって気持ち、伝えたの?」

小鳥「もし本当に好きなら、私にじゃなくて、プロデューサーさんに直接いいなさい」

やよい「小鳥さんはどうするんですか?」

小鳥「そうね、もしプロデューサーさんが余り物になったら告白しようかな?」

小鳥「でもやよいちゃんがプロデューサーさんを引き受けてくれるのなら、そんな心配はいらないよね?」

やよい「……はい」

小鳥「ね、やよいちゃんは可愛いんだから、自信を持ってね。私も応援してるから」なでなで

小鳥「やよいちゃんなら、プロデューサーさんを独占しても大丈夫。私が保証するわ」なでなで

やよい「私……誰にもプロデューサーを渡しません」

やよい「あと……小鳥さんも」

小鳥「うん?頑張って!」


やよい「小鳥さん……あの、悪口言っちゃって、ごめんなさい」

小鳥「ええ。でも、もっと言ってほしいことがあるんだけど?」

やよい「?」

小鳥「私はやよいちゃんのこと大好きなんだけど、やよいちゃんはまだ私のこと嫌いなのかなって」

やよい「だ、大好き、です!」

小鳥「はい、じゃあこの話はおしまいでいい?」

やよい「はい、あの、本当にごめんなさい!」

小鳥「じゃあ次は私の話ね。やよいちゃんには誰がどう年増なのかをゆっくりと説明してもらいましょうか……」

やよい「」


春香「うわぁ……やよいにマジ切れしてる」

伊織「年増って言ったら怒るのね……」

春香「あ、戻ってきた」

やよい「…………」

春香「やよい、大丈夫?」

やよい「あんまり話かけないでく……かけないで、春香さ……春香!」

伊織「やよい?」

やよい「伊織ちゃ……伊織もあんまり話し……かけないで!」ぷるぷる

伊織「何かの罰ゲーム?」

やよい「えっと、当分みんなを呼び捨てと敬語禁止の刑でs…………刑だよ」

やよい「もし破って普通の会話をしたら、お給料から1円ずつ引くって……」

伊織「やよいのお給料を攻めるなんて……!」

春香「……ねぇやよい?」

やよい「なんです……何、春香?」ぷるぷる

春香「何でも無い」にやにや

伊織「やめなさいよ……やよいが苦しんでるじゃない」

やよい「伊織ちゃ……伊織、ありがとう!」

伊織「(これはこれでありね)」

亜美「じゃあラストは亜美たちの番だね」

春香「二人で行くの?」

亜美「あのやよいっちのあとに真美一人だけで行かせるのは無理っしょ」

真美「真美死んじゃうよぅ」


小鳥「心臓が2,3回止まりかけた……」

小鳥「やよいちゃんに嫌われたら、それこそ死んだほうがマシよね……」

小鳥「はぁ……プロデューサーさんが私を好き、か……ちょっと損しちゃったかも……」

小鳥「でもやよいちゃんに泣きつかれたら……ねぇ」

亜美真美「ピヨちゃーん」

小鳥「あら、亜美ちゃん真美ちゃん」

亜美「亜美は右!」

真美「真美は左!」

亜美真美「こちょこちょこちょこちょ」

小鳥「えっと……私ってあんまり腋を擽られても効かないんだけど」

亜美真美「えーそりゃないっしょ!」

小鳥「どっちかというと、肩とか腕とかが弱いのよ」

小鳥「なんというか、ぎゅうっと握られたり押されたりすると、もうダメ」

亜美「じゃあ亜美は肩やる!」

真美「真美は腕をぎゅうーっと!」

小鳥「わーそこはだめー」

真美「んふふ、ピヨちゃんはここが弱いのかなー」もみもみ

亜美「肩だって思いっきり押しちゃうもんねー」ぎゅっぎゅっ


小鳥「もうだめ……許して、二人とも」

亜美「まだまだー」

真美「ピヨちゃんが泣いたって許してあげないよ」

小鳥「もう凝りがほぐれたからね、ありがとっ」なでなで

亜美「肩揉んでただけだった!?」

真美「腕マッサージしただけだった!?」

小鳥「じゃあ私はまだ仕事があるからね」

真美「むむー」

亜美「ピヨちゃん、まだまだだよ!」

真美「ピヨちゃんの秘密をここで暴露するYO」

小鳥「私の秘密?」

亜美「秘密は……その机の一番下の引き出しの中にある!」

小鳥「!?」


小鳥「ダメ、これだけはダメ。絶対にダメ。見ちゃダメ」

真美「やっぱり、そこには真美たちには見せられない秘密があるんだねー」

亜美「動揺してますなー」

小鳥「もしこれを暴露するなら……二人の秘密も暴露するわよ……!」

真美「真美たちにバレて困る秘密なんてないよー?」

亜美「追い詰められてますな」

小鳥「いいの?じゃあ亜美ちゃんから言いかしら?」

亜美「えっ?」

小鳥「耳を貸して」

亜美「う、うん」

小鳥「一昨日、律子さんの予備の眼鏡をフライパンで炒めたでしょ?」ごにょごにょ

亜美「!!」

小鳥「一応、私が別の眼鏡に替えておいたけど……律子さんに話してもいい?」ごにょごにょ

亜美「あ、あ、亜美はピヨちゃんの秘密なんてキョーミないかんね!」

亜美「だから、その……」

小鳥「亜美ちゃんが良い子にしてくれたら言わないでおくわね」なでなで

真美「あ、亜美……?」


小鳥「次は真美ちゃんの番ね」

小鳥「一週間前、プロデューサーさんのワイシャツを持って帰ったでしょ?」ごにょごにょ

真美「!!」

小鳥「それで解れてたボタンを丁寧に直して持って来たのよね。気づかれてないと思った?」ごにょごにょ

真美「ま、真美もピヨちゃんの秘密なんてキョーミないよ!」

真美「だから、真美も……」

小鳥「もちろん、亜美ちゃんと同じように良い子にしてたら、ね?」なでなで

真美「う、うん!」

小鳥「よかった、お互い納得できて」

小鳥「(同人誌も当然だけど、アイドル時代の写真なんて見られたら、この上ないほどの罰ゲームよね……)」


小鳥「じゃあもういい?これ以上何かするなら……もっと凄い秘密を暴露しちゃうけど」

亜美真美「ごめんなさい」

小鳥「うふふ……少し寂しかったの?」

小鳥「二人がここで一緒になるのは二週間ぶりだものね」

真美「え?」

小鳥「昨日は真美ちゃん、一昨日は亜美ちゃん。二人ともつまらなさそうにしてたから」

亜美「真美もなの?」

真美「うん……」

小鳥「寂しがりやの二人に、今日は……私が二人の代わりになってあげましょう!」

亜美「どーゆー意味なの?」

小鳥「これから帰ってくるプロデューサーさんに、思いつくままイタズラしてもいいことにします」

小鳥「律子さんの説教はぜーんぶ、私が受け持っちゃいます」

真美「ホントにいいの?」

亜美「律っちゃんすごい怒るよ?」

小鳥「今日の私はどの道残業するから、一時間や二時間伸びるくらい大丈夫!」なでなで

小鳥「二人とも、存分にやっちゃいなさい!」


伊織「全員終わったけど……」

春香「えと、みんなごめんね」

あずさ「小鳥お姉ちゃん……」

貴音「ふむふむ、これが美味しいお弁当を作るコツなのですね」

真「小鳥さんがボクのことをあんなに……」

雪歩「ぽぇ〜」

響「ねぇね……ねぇねに抱っこしてほしいぞ……」

千早「ぴよぴよ」

美希「目を閉じたら小鳥の顔が浮かんでくるの……///」

やよい「絶対に誰にも渡しませ……渡さない!」

真美「亜美ーそっちどう?」

亜美「ばっちり〜。これでいつ帰ってきても兄ちゃんびっくりするよ〜」

伊織「律子はいつまで経っても帰ってこないし……」

春香「どうしよう……」

伊織「……主催者でしょ、あんた」

春香「こ、小鳥さん崩しはこれでおわり!」

小鳥さん崩しおわり


P「昨日は亜美と真美のせいで恐ろしい目にあった……」

P「でも二人揃ってのいたずらも久しぶりだったな……思わず全部受けてしまった」

P「おはようございます」

やよい「プロデューサー、おはようござっ……おはよう!」だきっ

P「おはよう、やよい。今日も元気だな」

やよい「えへへ」

P「やけに積極的だが、何か嬉しいことでもあったのか?」

やよい「プロデューサーのことが大好き!だから今日から離れない!」

P「ははは……なんか変な口調だけど、まあ今日はずっと一緒に回ることになるからな」

やよい「うっうー、嬉しい!」


P「小鳥さん、おはようございます」

小鳥「おはようございます……」

P「今日はどうしたんですか?大人気ですね」

小鳥「ぴよ……プロデューサーさん、助けてくださいぴよ」

真美「ピヨちゃん、あそぼー!」右腕がっしり

亜美「今日は亜美たちと一緒に遊ぶんだもんね!」左腕がっしり

響「ねぇね、もっとなでなでしてほしいぞ〜」ぐいぐい

あずさ「亜美ちゃん、真美ちゃん、響ちゃん、そんなに甘えてたら小鳥お姉ちゃんのお仕事の邪魔になるでしょ」

真美「ピヨちゃんと一緒がいい!」

亜美「ピヨちゃんがいないと寂しい!」

響「自分もねぇねがいないと寂しいんだぞ!」

響「それに、美希なんてずっと膝枕してもらってるのは不公平!」

美希「いいの、ハニーはミキのものなの!」

雪歩「あの、次は私になでなでしてください!」

真「みんな、ダメだよ。小鳥さんが嫌がってるじゃないか」

真「さあ、小鳥さん。ボクが守りますので、一緒に逃げましょう!」ぐいぐい

雪歩「いくら真ちゃんでも、小鳥さんの独り占めは許さないよ」


千早「みんな、いいかげんにして!」

あずさ「あら、千早ちゃんも小鳥お姉ちゃんを狙っているのかしら?」

千早「違います。音無さん……いえ、小鳥さんは昨日私を愛していると言ってくれました」

あずさ「!!」

千早「でしたら、小鳥さんの愛を受けるのは私だけと決まっています」

千早「甘えたいだけの考えで小鳥さんを独占するなんて、許せません」

小鳥「ぴよぴよ」


春香「千早ちゃん、それは違うよ!」

千早「春香!」

春香「小鳥さんの初めては……私が貰ったから!」

千早「!!」

春香「だから、私が責任を取る……それが道理!」

千早「卑怯よ……無理矢理奪ったキス、それが道理って言うの、春香!」

春香「小鳥さんは卑怯な手段で恋はしないって言ってたけど……私は違うよ」

春香「どんな手を使っても手に入れる、それが私、天海春香だから!」

千早「くっ……本気のようね。でも、私も諦めることはできないわ!」


律子「はいはい、そこまで。早く準備しなさい」

小鳥「律子さん……助かりました」

律子「いえいえ。ところで……今日はお昼に予定はありますか?」

小鳥「えっと……特にないですけど」

律子「でしたらいいお店がありますので、一緒に食事に行きましょう」

小鳥「ええ、じゃあ……」

貴音「お待ち下さい、小鳥嬢」

小鳥「貴音ちゃん?」

貴音「今日のお昼はこのお弁当を食べていただきたいのです」

小鳥「へ?」

貴音「昨日のお返しです。是非、食べていただきたいと、気持ちを込めて作りました」

律子「ダメよ。小鳥さんは私と約束してるんだから」

貴音「まだ承諾はしておりません。ならば、予定を調整できる律子嬢が譲るのがよろしいかと」


律子「じゃ、じゃあ小鳥さん、今晩ですね……」

伊織「小鳥は今日、私の家に来るのよ」

小鳥「はい?」

伊織「昨日、シャルルを直してもらったお礼をしてないから」

小鳥「別に気にしなくても……」

伊織「いいのよ、あくまでもお礼なんだから。最高のおもてなしをするわ」

伊織「そして、私の気の済むまでなでなでしてもらうんだから、にひひっ♪」

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