クラウド「メテオが降ってくる前にゴールドソーサーで遊ぼう」 (143)

クラウド「思い残す事がないように遊び尽くそう」

ティファ「いいのかな…」

ナナキ「そんな暇あるかなぁ?」

シド「俺様は賛成だ!ホーリーが発動しても成功するかわかんねぇ。失敗したら今までの苦労がパーになっちまう」

シド「それなら悔いのないくらい遊んでから行ってもいいと思うぜ!」

ユフィ「アタシ、チョコボレースに出てみたかったんだ!クラウド教えてくれよ!」

バレット「マリンにも遊ばせてやりたかった…」

ケット・シー「そんなこともあろうかと」

マリン「とうちゃん!マリンも遊びたい!」

バレット「マ、マリン!?よっしゃあ!俺がマリンを喜ばせてやらぁ!」

クラウド「ティファもどうだ?」

ティファ「みんな不安なのよね…。わかったわ!不安も忘れるくらい今は遊びましょう!」

ナナキ「じゃ、オイラも遊ぼうかな…」

バレット「ヴィンセントはどうするんだ?」

ヴィンセント「…仕方無いな。私の罪を償う為にも、ここで遊ぶとしよう!」

バレット「(遊びたかったんだな…)」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395117827

セフィロス「クックックッ……」

セフィロス「感じるぞ…」

セフィロス「奴らはもうすぐここへ来る!」

セフィロス「母さん…、見ててくれ。」





クラウド「じゃあ最初はワンダースクェアだ!」

シド「そうだ!俺様はスノボーやってみたかったんだ」

ヴィンセント「…先にやるのはこの私だ」

ケット・シー「ボクもやってみたかったんですわぁ。ほな、行きましょか」

シド「あっ!待ちやがれぇ!俺様が一番だぞ!」

マリン「とうちゃん!あれやりたい!」

バレット「ワンダーキャチャー?」

ナナキ「UFOキャチャーのことだよ」

ユフィ「クラウド、アタシ乗り物酔いを克服したいんだ。付き合ってくれよ」

クラウド「潜水艦以外ならな。潜水艦は運転しても酔ってしまうんだ」

ティファ「ちょ、ちょっと!私もやりたい!いいよねクラウド?」

―スノボー―

シド「だぁー!まーたぶつかっちまいやがった!」

シド「ンガー!」

シド「壊れてんじゃねぇのか!?コレ」

がんばれ

ケット・シー「がんばれやって。言う通りやな」

シド「チックショウ!機械じゃなきゃ俺様はダメだぜ」

ヴィンセント「私がやろう…」

がんばれ

シド「ワハハハ!次交代な!」

ケット・シー「ちょっと!次はボクの番でしょ!?」

ヴィンセント「…もう一回やらせてくれ」

ケット・シー「あー!」

シド「おい!男なら失敗を認めやがれーッ!」

―ワンダーキャチャー―

ナナキ「ほい!」

ポーションを手に入れた!

マリン「わぁ!」

ナナキ「それ!」

エリクサーを手に入れた!

バレット「おー!今度はエリクサーか!」

マリン「ワンちゃんすごーい!」

ナナキ「オイラはナナキって名前があるんだよ」

マリン「私にもやらせて」

ナナキ「(無視された…)ちゃんと引っ掛けてね!」

バレット「行けー!マリン!ガンバレ!」

何も取れなかった…

マリン「…グスン」

バレット「もう一回だ!もっかい!」

何も取れなかった…

バレット「もう一回!」

何も取れなかった…

バレット「もう一回だ!」
バレット「もっかい!」
バレット「まだまだ!」
バレット「もう一回!」

ポーションを手に入れた!

マリン「やったぁ!」

バレット「やったぜ!」

ナナキ「(二万ギルかけてポーションしか取れてなかったけど、喜んでるしいいか)」

―Gバイク―

クラウド「酔い止め薬だ。これを使わないでクリア出来るほどこのゲームは甘くない」

ユフィ「それもそうだけどさ…アタイってクラウドより酷い乗り物酔いじゃん?」

ユフィ「だからクラウドが後ろに乗ってくれよ。こう、密着する感じでさ」

クラウド「それだと余計に酔わないか?」

ユフィ「いいの!さっさと乗った乗ったぁ!あ、手もちゃんと回してね!」

クラウド「こ、こうか…?」

ユフィ「あらら?クラウド緊張してる?カワイイユフィちゃんを後から抱きついてるから無理もないかなぁ?」ニヤニヤ

クラウド「…まあ、そんなところかな」

ユフィ「えっ!?////」

クラウド「どうした?」

ユフィ「な、何でもないよ!じゃあしっかり掴まってね!」

クラウド「ああ!」

キャッキャッ ウフフフ ハハハハ

ティファ「………」イライラ

ユフィ「やったぁ!新記録だ!」

クラウド「凄いじゃないか!」

ティファ「次、私よね?」

ティファ「クラウドの見てからやりたいから先にやってくれる?」

クラウド「わかった」

ティファ「あ、見るって言っても近くでみたいの。だから後ろに乗るね」

クラウド「お、おい」

ティファ「どうしたの?はやくはやく!」

クラウド「(当たってるんだよなぁ…)」

ティファ「……」ギュー

クラウド「(ダメだ!集中しなくては…)」

ユフィ「(フン!クラウドの奴、鼻の下伸ばしちゃって!)」プンプン

ケット・シー「あっちは青春してはんな」

シド「よっしゃー!潜水艦なら百発百中だぜ!」

ヴィンセント「今さっきそこの格闘ゲームをクリアした」

ケット・シー「おお!さすがやなぁ」

ケット・シー「(あのゲーム、絶対最後は勝てんようになってんやけど…)」

シド「お互い調子がいいな。シメはバスケ、俺様フリースローだけは得意なのよ!」

ヴィンセント「いいだろう。…それよりあそこにいるのはタークスじゃないか?」

ケット・シー「ホンマや。なにしてはるんやろ?」

レノ「計画通り、イリーナとツォンさんを二人きりにしたぞ、と」

ルード「ツォンさんはイリーナの好意に気付いているのか…?」

レノ「気づいてたら二人きりにするのにあんなに苦労はしないぞ、と」

ルード「占いか。するか相棒?」

レノ「相棒。お前が先にやれよ、と。」

チャリーン ガラガラガラ ポン

めげずにガンバレ

ルード「………」チラッ

クラウド「ティファ…、その、当たってるぞ」

ティファ「あら、嬉しくないの?」

クラウド「あ、あのなぁ…」

ルード「(´;ω;)」グスッ

レノ「…めげずにガンバレ」

―モグ・はうす―

バレット「だぁー!なんで飛ばねぇんだよ!」

ナナキ「クポの実をあげすぎだよ。ちゃんと量を調節しないと」

バレット「そ、そうか。今度こそ…飛んだぞ!」

マリン「とうちゃんスゴい!」

バレット「なんだ、全然たいしたことねぇぜ!」

マリン「わぁ!モーグリの子供がたくさんいるよ!」

ナナキ「(バレット、かっこいいところ見せれて良かったね!)」ヒソヒソ

バレット「(お前さんのアドバイスのおかげだぜ!)」

マリン「でも、あまり面白くなかったなー」

バレット「!?」

マリン「あ、飛空艇のオジちゃん!私もフリースローやる!」

シド「オジちゃんだぁ?シドお兄ちゃんだろぉ?もしくは艇長と呼びやがれ!」

マリン「ヴィンセントおじさんも早く!」

ヴィンセント「………」



バレット「シクシク…」

ナナキ「バレット!次のフリースローで今度こそ良いところ見せて喜ばそう!ね!」

バレット「…そうだな!おーい、マリン!とうちゃんもフリースローやるぞ!」

クラウド「そういえばタークスがいたな」

ユフィ「おろろ?そうだっけ?でもどうしたんだろう?」

ティファ「ウータイの時と一緒で休暇中なのかな?」


―腕相撲―
ルード「………来た。クラウド達だ」

レノ「ティファに良いとこ見せろよ、と」

ルード「………緊張してきた」

レノ「深呼吸でもしたらどうだ?」

ルード「………」スーハースーハー

レノ「早くしろよ、と」

ルード「………」スーハースーハー

ルード「フン!」バキッ

ユフィ「あちゃー。折れちゃってんね」

クラウド「結構高く付くんじゃないのか?」

ティファ「ごめーん!忘れ物取りに行ってて…、どうかしたの?」

レノ「………」

ルード「………」

レノ「逃げるが勝ちだぞ、と」ダダッ

ルード「行こう、相棒」ダダッ

スタッフ「あ、お客様!」

クラウド「逃げた…」

ヴィンセント「…フリースローが得意と言っていたが、あれは嘘か?」

シド「クソー!思ったより入んないもんだな」

バレット「おりゃ!」ガコン

3GPを手に入れた!

バレット「三連続しかはいんねーよ…」

ヴィンセント「私だ…」

8GPを手に入れた!

クラウド「俺もやっていいか?」

ユフィ「やれやれー!」

ティファ「頑張って!」

20GP手に入れた!

マリン「クラウドすごーい!」

バレット「ぐっ…また駄目だった…」

ナナキ「次だよ!次頑張ろう!」

バレット「おう…」

セフィロス「クックックッ」

セフィロス「………」チラッ

セフィロス「感じるぞ…クラウド達はもうすぐここへ来る…!」

セフィロス「………」チラッ

セフィロス「…今日も来ないのか」

セフィロス「クラウドめ…どこにいるのだ!?」

マスタートンベリ「………」トコトコ

セフィロス「ん?お前か…。まあお茶でもどうだ」



ティファ「ねぇみんな!そろそろイベントスクェアでショーが始まるらしいわ!」

クラウド「劇の事だな。そろそろ終わりにしてそっちに行こうか」

ユフィ「さんせーい!」

マリン「とうちゃん!私も見たい!」

バレット「劇か…」

シド「おい、その劇ってもしかしてlovelessか?」

ティファ「いいえ、どうやら前にもやったことあるみたい」

クラウド「前にやった…!?」

ユフィ「劇だって…!?」

ティファ「どうしたの?二人とも」

ユフィ「何でもないよ!」

クラウド「………」

ティファ「???」

クラウド「(なぁ、ユフィ…。その、あの時は悪かった)」ヒソヒソ

ユフィ「(悪かったと思うならマテリア十個は持ってきな!楽しみにしてたのに…!)」ヒソヒソ

ティファ「(あやしーなー、あやしい…)」

シド「どんな劇をやるんだ?」

バレット「何でも勇者アルフリードの話らしい。世間では中々の人気らしいな」

ヴィンセント「私が子供の頃からあったな」

ケット・シー「歴史ある話なんですな」

―イベントスクェア―

イリーナ「ツォンさん!ここに行きましょう!」

ツォン「慌てるなイリーナ。劇までまだ時間もある」

スタッフ「おめでとうございます!あなた方は本日100組目のカップルです!」

イリーナ「カップルだなんて///」

スタッフ「賞として劇に主役として出演する権利があたえられます!」

ツォン「いや、俺達は別に…」

イリーナ「!そ、そうですよね…。ツォンさんがこんなことしないですよね…」

ツォン「………わかった、やろう。部下の望みを叶えてやるのも上司の仕事だからな」

イリーナ「ツォンさん!ありがとうございます!」




レノ「…カワイイ女の子と遊びたかったぞ、と」

ルード「……俺だって、ティファと…」

クラウド「そろそろ始まるみたいだな」

ティファ「楽しみね」

―舞台裏―

ツォン「俺は何をすればいいんだ?」

兵士「適当に自分が思った事を言えばいいよ」

ツォン「わかった」

兵士「あ、もちろん劇に沿った事を…って!行っちゃったよ!」

イリーナ「サポートよろしくね。」

悪竜王「はい!任せてください!」

イリーナ「(悪竜王の中は女の人なのね…)」

悪竜王「(キレイな人だなぁ…。モデルさんかな?)」

ナナキ「始まったよ!」

シド「おっ!カワイイ背景だなオイ!」

マリン「オジちゃん、しぃ!」

シド「グ、グムムム…」

司会「平和なガルディア王国に突如として襲いかかる、邪悪な影…」

司会「ああ、悪竜王ヴァルヴァドスにさらわれた姫君ルーザの運命はどうなってしまうのでありましょうか…」

司会「しかし、その時!伝説の勇者アルフリードがガルディア王国にあらわれたのであります!!」

パチパチパチパチ

クラウド「…どっかで見たことある奴だ」

バレット「タークスも新羅が潰れてから暇なんだな」

ティファ「なんか劇に集中できない…」

兵士「おお、あなたこそ伝説の勇者、アルフリード!」

兵士「なぜかわかります、わかるのでーす。どうか、どうか、ルーザ姫をお救い、くださーーーい」

兵士「さあ、王様にお話をー!!」


王様「おおー、勇者アルフリード、私の愛しいルーザを救うためにーやってきたー」

王様「悪竜王ヴァルヴァドスの住みかははるか険しい山の上。あはれルーザは捕らわれの身ー」

王様「しかーし!今のお前では悪竜王には勝てーん!お前の力となーる者に語りかけよー!」

ツォン「どうするか…?」

ツォン「(兵士より魔法使いの方が良さそうだな)」

ツォン「魔法使いだ」

魔法使い「わたーしは大魔法使いボーマン。お前ーは何を知りたいのー?」

ツォン「悪竜王の弱点だ」



ユフィ「…ここで誰かさんはスリーサイズを知りたがってたけどね」

クラウド「あれは、その…。悪ノリだったんだ。」スマナイ

ティファ「やっぱり二人はこの劇見たことあるのね!」

クラウド ユフィ「」ギクッ

ティファ「まさか…。あそこの劇で実際にやったんじゃ…」

クラウド ユフィ「」ギクギクッ

ケット・シー「とんだ修羅場やな…」

王様「おおー、勇者アルフリード、私の愛しいルーザを救うためにーやってきたー」

王様「悪竜王ヴァルヴァドスの住みかははるか険しい山の上。あはれルーザは捕らわれの身ー」

王様「しかーし!今のお前では悪竜王には勝てーん!お前の力となーる者に語りかけよー!」

ツォン「どうするか…?」

ツォン「(兵士より魔法使いの方が良さそうだな)」

ツォン「魔法使いだ」

魔法使い「わたーしは大魔法使いボーマン。お前ーは何を知りたいのー?」

ツォン「悪竜王の弱点だ」



ユフィ「…ここで誰かさんはスリーサイズを知りたがってたけどね」

クラウド「あれは、その…。悪ノリだったんだ。」スマナイ

ティファ「やっぱり二人はこの劇見たことあるのね!」

クラウド ユフィ「」ギクッ

ティファ「まさか…。あそこの劇で実際にやったんじゃ…」

クラウド ユフィ「」ギクギクッ

ケット・シー「とんだ修羅場やな…」

魔法使い「(良かった、あの時のチョコボ頭みたくならなくて)」

ツォン「どうした?早くしろ」

魔法使い「オホン!」

魔法使い「ああー悪竜王の弱点、それはー、それはー」

魔法使い「そう!それは真実の愛!」

魔法使い「愛しあーう二人の力こそがー悪竜王の邪悪なーる牙に打ち勝つただひとつの武器ー!」

司会「なんということでーありましょう!」

悪竜王「ガハハハハー!!」

悪竜王「我こそはー、悪竜王ヴァルヴァドスー!さらった姫にー、何もしないでまっていたぞー!」

イリーナ「お助けーくださーい、勇者様ー!」

イリーナ「(……こんな感じ?)」

悪竜王「(バッチリですよ!)」

悪竜王「ガハハハハー!いくぞ勇者アルフリードー!」

悪竜王「なんでー、名前を知っているかは気にするなー!」

魔法使い「さあー勇者よー!口づけをー!今こそ真実の愛の力をー!」

イリーナ「(きゃー!どさくさに紛れてツォンさんにキスしてもらうなんて!)」ルンルン

ツォン「愛の力…?」

ツォン「(しかし、それだけではダメージが足りないかもしれない。でも何人にも口づけすると劇として成り立たなくなるかもしれない)」

ツォン「悪竜王、覚悟!」

ツォン「(直接愛をぶち込めばいいに違いない!)」

悪竜王「何を…」

悪竜王「うぎゃああ」

イリーナ「……あれ?」

悪竜王「ありがとうーございますー。おかげでーのろいがとけてー元の姿にもどれまーしたー!」

王様「おお見よー!二人の愛の力のー勝利ーだー!」

イリーナ「あれ、あれ!?」

王様「さあみなのものー戻ってー祝いの宴をー!」クルクル

兵士 魔法使い「そうしよー そうしよー」クルクル

ツォン 悪竜王「そうしよー そうしよー」クルクル

司会「ああ、何と強い愛の力でありましょう…。伝説の勇者アルフリードの物語はこうしてめでたく幕を閉じるのであります」

ワーワー ヒューヒュー オメデトー

イリーナ「ちょ、ちょっと何これ!」

イリーナ「こんな終わり方イヤー!」

シド「ギャハヒハハ!これはとんだ喜劇だぜぇ!なぁ、ヴィンセント!」

ヴィンセント「…」グスッ

シド「えっ!お前さん泣いてんのか!?」

ヴィンセント「私もルクレツィアにアルフリードのようにしていれば…」オロローン

マリン「なんで泣いてるのおじちゃん?お腹いたいの?」

バレット「見ちゃダメだマリン!」

ユフィ「…こんな結末もあるんだね」

クラウド「あの時はユフィが悪竜王倒したからな…」

ティファ「(私もクラウドと一緒にやりたいと思ったけど、こんな結末ならやらなくていいかも)」

セフィロス「クックックッ…」

セフィロス「クラウド達はまだか…?」

セフィロス「暇だからライフストリームのなかに行っていろんな人に会おう…」

ガスト「勘違いでメテオまで降らすとはなんて奴だ」

セフィロス「ここまで来たら後戻り出来ないだろ」

ジェネシス「今はlovelessの最終章の新しい解釈を探しているんだ…。一人にしてくれ」

セフィロス「あ、ああ…」

アンジール「ソルジャーの誇りを忘れた愚か者め」

セフィロス「お前に言われたくない」

エアリス「」シッシッ

ザックス「」シッシッ

セフィロス「(´;ω;`)」

セフィロス「早く来てくれクラウド…」




クラウド「次はバトルスクェアだ!」

バレット「待ってだぜ!やっぱり体を動かさねぇと俺は始まんねーぜ!」

マリン「ワンちゃんもやるの?」

ナナキ「だからオイラはナナキって名前が…」

一方そのころ…

ツォン「案外楽しいものだな、劇というのも」

レノ「名演…だっ…たぞ、と…」プルプル

ルード「………」プルプル

イリーナ「………」グスッ

ツォン「おお、イリーナは泣くほど感動したのか。楽しんだようで何よりだ」

イリーナ「」

レノ ルード「ブフォ」

イリーナ「先輩たちの………バカァ!!」

手榴弾×10

ワーワー ナンデバクハツガッ!?

兵士「火事だ!」

王様「ヒエーー、もうだめだーー!!」

魔法使い「何やってるんですか!逃げますよ!」

悪竜王「(ツォンさんか…かっこよかったなぁ)」

ケット・シー「ほな、最初は誰から行く?」

ヴィンセント「私が活躍するときが来たか…」

クラウド「ヴィンセントが?」

ヴィンセント「お前たちが宿屋で寝てる間は外でずっと敵を倒していたのだ」

ヴィンセント「このデスペナルティを強くするためにな」

ユフィ「あれ、寝なくても平気なの?」

ヴィンセント「基本的には問題ない」

ティファ「じゃあなんで棺桶の中で寝てたの?」

ヴィンセント「!」

ナナキ「(ダメだよティファ!昔のこと思い出しちゃうかもしれないよ!)」

シド「そうだぜ姉ちゃんよぉ!こいつは失恋のショックで寝込んでたようなもんだからな!」

クラウド「おい!声に出したら…」

ヴィンセント「………」ブツブツ

ヴィンセント「私はどうせ…」カンオケパカー

ティファ「いつの間に棺桶を!?」

ケット・シー「こんなところで棺桶置かれたら他の客の迷惑になるんですけど!」

バレット「さっさと出てこい!」

マリン「ヴィンセントおじさんまたお腹いたいの?」

ユフィ「あれは頭がいたいだけだよ…」

バレット「クラウドよぉ、俺にやらせてくんねーか?」

クラウド「どうしたんだ?」

ナナキ「(バレット、マリンに良いところ見せたいんだよ!)」

クラウド「(そうなのか)」

クラウド「わかったバレット。頑張ってくれ」

マリン「父ちゃんファイト!」

バレット「おうよ!」

ヴィンセント「………」ブツブツ

シド「悪かったって!だから早く出てこいよ」

ティファ「長年寝てたからその分メンタルも弱くなってるのかしら…?」

クラウド「リボンをすればステータス異常には困らないぞ。それでも最初のデスフォースは忘れるなよ」

バレット「わかってるって!」

ユフィ「どさくさに紛れてマテリアを…」

クラウド「………おい」ガシッ

ユフィ「アハハハ……」シュン

バレット「じゃあ。行ってくる!」

マリン「ガンバって父ちゃん!」

ティファ「あれ、クラウド達何してるんだろ…」



ユフィ「は、離せよー!こんなところで恥ずかしいよー!!」

クラウド「いいや、絶対離さない。今日という今日はその盗み癖を治してやる」グイ

ユフィ「ク、クラウド!?恥ずかしいってば!///」

ティファ視点

ユフィ「クラウド離してよ…//こんなところじゃ恥ずかしいよ…」

クラウド「いいや、絶対離さない。今日という今日はその盗み癖を治してやる」

ユフィ「ク、クラウド!?そんな大胆な…恥ずかしいってば!///」

ティファ「」

ティファ「(ここで身を引いたら一生後悔する気がする!やるのよティファ!)」

ティファ「」リミットブレイク!

ティファ「クラウド!それ以上はダメェー!」ファイナルヘブン

クラウド「ティ、ティファ!?」

ユフィ「ちょ、こっちにくんなー!!」

ケット・シー「なにしてはるんや!…ってウワァー!」

ケット・シー弍号機 再起不能

ヴィンセント「なんだこの轟音は!?」パカ

シド「やっと出てきたか!」

ヴィンセント「なんの騒ぎなのだ?」

シド「ん?そういやなんでティファが暴れてるんだ?」

ナナキ「呑気に話してる場合じゃないよ!」

バレット「よっしゃぁー!全部勝ち抜いたぜ!」

マリン「……父ちゃん」グスッ

バレット「!?マリン!どうした!?誰にやられたんだ!?」

マリン「ティファが…」

クラウド ユフィ「」戦闘不能

ケット・シー「」木っ端微塵

シド ナナキ「」石化

ヴィンセント「………」棺桶の中

ティファ「………バレット」

バレット「おいティファ!お前なにしてん…」

ドゴォン

ティファ「…何も見てないよね?」

バレット「は、はい!」

ティファ「私は何もやってないよね?」

バレット「もちろんですとも!」

バレット「(くそー!せっかく勝ち抜いてきたのにマリンも怯えちまってるし良いところを見せらんなかったぜ…)」

マリン「父ちゃん…」グスッ

バレット「わかってるって。父ちゃんがおしめを変えてやるからな」

セフィロス「クックックッ…」

セフィロス「ついに来たかクラウド!」

クラウド(マスタートンベリ)「………」トコトコ

ティファ(マジックポット)「エリクサーちょうだい!」

バレット(テツキョジン)「………」

セフィロス「私はお前らを倒しこの星の支配者となる」

ナナキ(ガーゴイル)「」セキカ

セフィロス「えー、それから…。その、……」

セフィロス「………」

シド(ドラゴンゾンビ)「………」ヤレヤレ

ユフィ(キングベヒーモス)「………」zzzzZZ

セフィロス「……もう一回やらせてくれ」

ヴィンセント(ムーバー)「………」モウイッカイダケダヨ!

ユフィ「うーん…」

クラウド「やっと起きたか」

ユフィ「おろ?クラウド?ここは?」

クラウド「宿屋だ。何故かここに来てたんだ」

ユフィ「昨日?そういやなんか思い出せないなぁ…」

クラウド「そうなんだ…。思い出せない」

クラウド「俺のやり方…どうするんだっけ…?」

ユフィ「ストップストップ!また、精神崩壊でもするつもり!?」

…………………………………………………

クラウド「みんなも起きてたのか」

シド「おう。昨日何が起きたかよくわかんねーんだ」

ナナキ「オイラもよく覚えてないんだ。なんかあったのかな?」

ヴィンセント「それは………」チラッ

ティファ「……」ニコッ

ヴィンセント「」ゾクッ

ヴィンセント「ナンモナカッタ…」

ナナキ「そっかぁ」

バレット「………」

マリン「そういえばあのお人形さんは?」

ティファ「何でも参号機を作って途中から来るらしいわ」

クラウド「故障でもしたのか?」

バレット「(みんな本当に覚えてないのか…)」

クラウド「次はゴンドラに乗るぞ!」

シド「でも二人しか乗れないんだろ?」

クラウド「一応くじも用意しておいた」

ティファ「(チャンスね…!)」

ユフィ「(今度こそクラウドに…!)」

ナナキ「楽しそう!」

バレット「(マリンは楽しそうか?)」

マリン「父ちゃんと乗りたーい!」

バレット「(…楽しそうだな。よかった)」

ヴィンセント「私からくじを引くぞ」




クラウド「じゃあ最初はティファとユフィだ」

ユフィ「………」

ティファ「………」

ヴィンセント「(どっちも本命と行けなかったのか…)」ヒソヒソ

ナナキ「(オイラ、クラウドと行くからちょっと罪悪感を感じるよ…)」

ヴィンセント「(私は…)」

バレット「てめぇシド!マリンになんかしたらただじゃおかねぇからな!」

シド「俺様がそんなことするはずねぇだろこのタコ!」

ヴィンセント「(バレットとだ…)」

ナナキ「(なんか銃使う以外なんも接点のない組み合わせだね…)」

セフィロス「クックックッ…」

セフィロス「………」

マジックポット「エリクサーちょうだい!」

セフィロス「ああ…」

マジックポット「ありがとう!」

マスタートンベリ「………(包丁を無くしてしまったのですが、心当たりはありませんか?)」

セフィロス「いや…すまない」

ムーバー「………」クラウドタチ、イツクルンダローネ!

セフィロス「来るさ…、奴等は必ず俺を倒しに来る。それだけはわかる」

ガーゴイル「石化が解けちまった!石化してくれ!」

セフィロス「………」ピカァー!
石化にらみ

ドラゴンゾンビ「セフィロスが来てから毎日が楽しいぜ!」

セフィロス「フッ…、そうか」

セフィロス「………でもクラウドはこっちに来ないのか…」

セフィロス「次はラストバトルの歌の練習だ」

セフィロス「思いっきり歌ってくれ」

モンスター達「塩酸 しめじ ひらめ 出目金♪」

セフィロス「上出来だ…」

モンスター達「ヤッター!」

セフィロス「準備はもうできている…」

セフィロス「クラウドめ…何故来ない?」

ムーバー「………」キット、セフィロスニカツタメニ、レベルアゲヲシテルンダヨ!

セフィロス「成る程…」

セフィロス「クックックッ…それなら好都合だ」

セフィロス「お前らのレベルと共に私も強くなる」

セフィロス「クックックッ…」

セフィロス「だから早く来てくれ…」

―ゴンドラ ティファとユフィ―

ティファ「……ユフィ」

ユフィ「なあに?」

ティファ「やっぱりクラウドと乗りたかったんでしょ?」

ユフィ「……ティファもでしょ?」

ティファ「もちろんよ」

ティファ「ねぇ、ユフィ?クラウドの事いつから好きになったの?」

ユフィ「…ティファが先に言わないと言わない」

ティファ「私はね、クラウドが村を出ていってからなんだ」

ユフィ「……」

ティファ「村にいるときはお互いの事、なんにも知らなかった」

ティファ「給水塔に呼ばれてクラウドが村を出ていった時、初めてクラウドの事を気にかけるようになって…」

ティファ「『ソルジャーになる!』なんて言うからね、毎日新聞を読んでクラウドの名前が載ってるか調べたの。…この時から好きになってたかも」

ティファ「それに、ニブルヘイムの事件でも…。ソルジャーにはなれなかったけど、私との約束を守ってくれたの」

ティファ「クラウドが魔晄中毒になって看病した時もホント心配だったんだから…」

ユフィ「………そうなんだ。」

ユフィ「アタシが入ってきたときにはエアリスもいたし、別にクラウドの事何とも思ってなかったけどね…」

ティファ「あら、私が話したんだからユフィの番でしょ?早く言ってほしいな」

ユフィ「アタシはさ…、なんつーか、その…」

ユフィ「優しいんだよね。クラウドが自分の事をソルジャーだと思ってた時も、今も」

ユフィ「元々この旅に着いてきたのはさ、マテリアを手に入れるためだったんだ…」

ユフィ「アタシがさ、ウータイでマテリア盗んだ時、仲間のみんなはちょっと素っ気なくって」

ティファ「あれはゆ」


ユフィ「アタシはさ…、なんつーか、その…」

ユフィ「優しいんだよね。クラウドが自分の事をソルジャーだと思ってた時も、今も」

ユフィ「元々この旅に着いてきたのも、マテリアが必要だったからなんだ」

ユフィ「アタシがさ、ウータイでマテリア盗んだ時、仲間のみんなはちょっと素っ気なくってさ」

ティファ「あれはユフィが悪い」

ユフィ「わかってるよ!…でも心の中ではね、みんなに嫌われたくないって思ってたんだ…。」

ティファ「………!」

ユフィ「そんな驚かなくても…」

ユフィ「て、その時ね、皆がいなくなった時にさクラウドが小声で『俺はもう気にしてないから、そんなんじゃらしくないぞ』って…」

ユフィ「……その時かも。好きになったの」

ユフィ「この際言うけど、古代種の神殿に行く前にクラウドを無理矢理デートに誘ったんだ」

ユフィ「でも最後に楽しかったって言ってくれて、嬉しくてさ…」

ユフィ「あーもう!ユフィちゃんらしくない!とにかく好き!以上!」

ティファ「なるどね…」

ティファ「でも、私は負ける気ないからね」

ユフィ「アタシだって!天才美少女のマテリアハンターは、男だってハンティングしてやるんだ!」

ティファ「でもね、ユフィと一緒にいると楽しいよ」

ユフィ「アタシも…。唯一の女仲間がティファみたいな人でよかったよ」

ティファ「あー!楽しかった!」

ユフィ「楽しかった!また乗りたいなー」

クラウド「ユフィ、酔わなかったのか?」

ユフィ「さすがにあの程度じゃ、アタシは酔わないよ!しかも二回目だし!」

クラウド「そうか。良かったな」

ユフィ「!………うん」

クラウド「(ユフィが大丈夫なら俺の乗り物酔いも大丈夫そうだな)」

ナナキ「早く乗ろうよクラウド!」

クラウド「わかった。行くか」ガチャ

ティファ「ユフィ…、負けないよ」

ユフィ「ティファこそ!負けないよ」

ヴィンセント「青春してるな…」

シド「モテ男だなぁ、クラウドの奴も」

バレット「あいつ、新羅の一般兵だったとはいえ、出世でもすれば女の子に大人気だったろうに」

ヴィンセント「…それでもクラウドはソルジャーになろうとするだろうな」

バレット「…だな。俺もそんな感じがするぜ」

―ゴンドラ クラウドとナナキ―

ナナキ「わぁ、凄い景色!あ、見てクラウド!チョコボだよ!」

クラウド「このゴンドラは飽きないな」

ナナキ「ねぇ、クラウド…。オイラみんなにずっと隠してたことがあったんだ…」

クラウド「ブーゲンハーゲンの事か?」

ナナキ「!」

クラウド「多分皆も気づいている。素直で優しいお前の事だ、自分のせいで士気を下げまいと泣く事もしなかったろ」

クラウド「あのじいさんの言うことをやり遂げたいのはわかる。でも、それで自分の感情を押し殺しても意味はない」

クラウド「ブーゲンハーゲンも望んでないはずだ…」

ナナキ「………」

クラウド「ここはお前と俺の二人しかいない。」

クラウド「泣いてもいいんだ」

ナナキ「………!」

ナナキ「クラウド…オイラ……!!」ポロポロ

ナナキ「ゴメン…こんなはずじゃなかったのに……!」ポロポロ

ナナキ「オイラ、戦士セトの息子なのに…!」ポロポロ

クラウド「泣きたいときは泣いていいんだ。それが戦士でもな」

―バトルスクェア―

ブーゲンハーゲン「ホーホホウ!久し振りに戦うのう!」

学者「いいんですか?ナナキに精神的にも強くなってもらうためとはいえ、死んでることになってるんですよ?」

ブーゲンハーゲン「いいんじゃよ。奴等は今、セフィロスと激闘を繰り広げておるに違いない」

ブーゲンハーゲン「まさかワシがここでハメを外してるとは思ってもないじゃろう。」

アオーン アオーン アオーン

学者「ゴンドラの方から遠吠えが…」

学者「ナナキの声じゃないですか?」

ブーゲンハーゲン「まさか!使命を忘れてここで遊んでるんじゃなかろうな!?」

ブーゲンハーゲン「さすがのワシも百年ぶりに頭に来た!説教してやる!」

学者「でも、今のブーゲンハーゲン様がナナキの前に出たら不味くないですか?」

ブーゲンハーゲン「………」

ブーゲンハーゲン「見つからないようにコスモキャニオンに戻るかの…」

学者「それが一番です。このまま星がどうなるか見守りましょう」

ナナキ「クラウド、面白かったね!」

クラウド「ああ。また一緒に乗ろう」

ナナキ「うん!」

ナナキ「(さっきはゴメンね。)」

クラウド「(気にするなって言っただろう?)」

バレット「おいシド!わかってるんだろうな!?」

シド「わかってらい!」

マリン「早く行こうよ!おじちゃん!」

シド「おうよ!」

ユフィ「いつも思ってたけど、シドの走り方っていかにもオッサンって感じだよね」

ティファ「空は早く飛べても、陸を走るのだけは苦手なようね」

バレット「大丈夫かな…心配だな…」

ヴィンセント「……お前だってシドがそんなことするなんて思ってないだろう?」

バレット「それでもよ…。もしもマリンが泣いてたりしたらぶっ飛ばしてやる!」

―ゴンドラ マリンとシド―

マリン「わぁー!見てみて!」

シド「ここのアトラクションも良くできてるよなぁー!!」

マリン「おじちゃんってパイロットなの?」

シド「おうよ!あのデカイ飛空艇は俺のだぜ!」

マリン「私も運転できる?」

シド「何年も修行しねえとな」

マリン「とうちゃんにいつものお礼がしたいの!

シド「ほう、親孝行か?」

マリン「とうちゃんね、いつもマリンの事を考えてくれてるんだ。そしていつもマリンを喜ばせようと一生懸命になってるんだよ!」

マリン「でも、そういうの気づかれるの嫌だと思うから気づいてないフリをするんだ」

シド「………」

マリン「私ね、クラウドとティファ、皆も大好き。でも一番好きなのはとうちゃんなんだ!」

シド「うおい!なんていい子なんだ!俺も子供ができたら絶対こんな子を育てるぜぇ!!!
オロローン

マリン「フフ…、おじちゃん泣いてるよ?」

シド「違ぇやい!これは汗だ!」オロローン

シド「(バレットにはもったいないくらいデキた子だぜ)」オロローン

バレット「マリン!」

マリン「楽しかったよ!」

シド「うおおおおおん!!」オロローン

バレット「(なんでシドが泣いてんだ…)」

ヴィンセント「次は私達だな」

バレット「ちゃちゃっと終わすか」

クラウド「そういや次が最後か」

ティファ「なんかあっという間だったね」

シド「おい!てめぇバレット!マリンを泣かすような事すんじゃねぇぞ!」オロローン

バレット「当たり前だ!」

ヴィンセント「早く行くぞ」

―ゴンドラ ヴィンセントとバレット―

ヴィンセント「………」

バレット「………」

バレット「なんか話せよ」

ヴィンセント「私はバレットを羨ましく思う」

バレット「どういう事だ?」

ヴィンセント「私はお前達とセフィロスを倒すためにこの旅を続けている」

ヴィンセント「………元々は宝条を追っていたのだかな。宝条を倒したからそれは終わった」

ヴィンセント「しかし、セフィロスを倒してしまったら私は何を目的とすればいい?」

バレット「………」

ヴィンセント「お前にはマリンがいる。セフィロスを倒す前も、倒した後もお前には目的がある」

ヴィンセント「だから羨ましく思ったのだ」

バレット「お前さんにだって目的はあるはずさ。探そうと思えばいくらでもな」

バレット「あんたはその不死身の体でなにをすればいいか?」

バレット「星の行く末を見届けたりよぉ。」

バレット「ナナキも本当の年齢はお前さんと同じくらいだろ?話し相手になってやっりな」

ヴィンセント「………」

バレット「お前さんは過去の失敗を二度と繰り返したくないとでも思ってんだろ?」

バレット「俺だってそうさ。どんなに悔やんでもダインやミーナは帰ってこない」

バレット「でも行動しなきゃ始まらねぇ」

バレット「俺達の乗った列車は途中下車出来ないんだ。」

ヴィンセント「フン…」

バレット「あ!人がせっかく一生懸命になって答えてやったのによぉ!」

ヴィンセント「いや…。私はいい仲間を持ったと…、そう思っただけだ」

バレット「おう!そんな堂々と言われると恥ずかしいぜ」

クラウド「二人ともどうだった?」

ヴィンセント「まあ、楽しめたな…」

バレット「ああ、たまにはいいもんだな」

ユフィ「残りはチョコボとジェットコースターだけど、どっちにする?」

シド「何となく盛り上がりそうなチョコボを最後にしようぜ」

バレット「賛成だ!」

ユフィ「(ジェットコースター、やだなぁ…)」

ティファ「決まりね!行きましょう」

クラウド「酔い止めを飲みたいから先に行っててくれ」

ユフィ「あ、アタシも…」

バレット「たくっ、若いのが揃ってだらしねぇったらありゃしねーぜ」

シド「俺様には乗り物酔いってのが一生理解できない気がするなあ」

ナナキ「オイラってうまく銃を使えるかなぁ…。尻尾でやった方が良さそうかな?」

セフィロス「クックックッ…」

セフィロス「そこで私はこう言ってやった」

セフィロス「『図に乗るな』とな」

セフィロス「そして私はクラウドを倒した!しかし、私の攻撃が強すぎたせいか、それとも魔晄炉が古くなっていたせいか……」

セフィロス「運悪く下へ落ちてしまったのだ」

セフィロス「それでも私はクラウドを使って黒マテリアを手に入れ、メテオを呼び寄せたと言うわけだ…。」

ムーバー「……」セフィロスカッコイイ!

ガーゴイル「やっぱ伝説のソルジャーだけあるな」

ドラゴンゾンビ「あんたの話は飽きないな!」

セフィロス「フン…。」

テツキョジン「でも黒マテリアか…」

マスタートンベリ「(もうすぐ降ってきますよね…。)」

セフィロス「………!」

キングベヒーモス「短い間だったけど、セフィロスの会えてよかったよ」

ムーバー「……」ボクモ!

セフィロス「(そうか。メテオが落ちてくるなら、彼らも…)」

マジックポット「エリクサーちょうだい!」

セフィロス「………」ホレ

マジックポット「ありがとう!」

クラウド「………」

ユフィ「どうしたの?」

クラウド「いや…。なんか誰かに事実を、捏造されてる気がして…」

ユフィ「ふーん。へんなのー」

―スピードスクェア プラットホーム―

クラウド「と言うわけで、クジで決めるぞ」

クラウド「ん?電話か」ピロロロロ

リーブ「クラウドさんですか?もうすぐ参号機がそっちに向かいます。」

クラウド「わかった。待ってるぞ」

ティファ「もしかしてケット・シーから?」

クラウド「ああ。とりあえずクジを引いてくれ。一組だけ二人になるはずだから、そこにケット・シーを入れよう」

バレット「マリンが一番目に引いても問題ないよな?」

シド「あったりめぇよ!お前が思ってるよりも賢い子だからな!バレット!」

ユフィ「(今度こそ…)」

ティファ「(クラウドと…)」

クラウド「それでだ。ただ乗るのもつまらないから一位にはタークスからご褒美があるそうだ」

レノ「心して乗るんだぞ、と」ボロボロ

ルード「……期待してもいい」ボロボロ

ナナキ「どうしてそんなにボロボロなの?」

ルード「昨日、ちょっとな…」

レノ「早くクジを引けよ、と

ティファ「なんか悪いね、タークスにこんなことまでしてもらって」

ルード「も、問題ない…。お安いご用だ」テレッ

ユフィ「とーぜん、マテリアが景品だろうね!?」

レノ「もっと素敵な者を用意したぞ、と」

レノ「っても、用意してくれたのはここの園長さんだけどな」

クラウド「DIO園長が…」

ナナキ「クラウド、字が違うよ!」

…………………………………………………
チーム分け結果

クラウド・ユフィ・マリン

ティファ・バレット・シド

ヴィンセント・ナナキ・ケット・シー

クラウド「順番はティファのチームが一番目、ヴィンセントのチームが二番目、そして俺たちが最後だ」

ティファ「(またクラウドと一緒になれなかった)」ハァ

ユフィ「クラウド!絶対勝つよ!豪華な景品を手に入れるんだ」シュッシュッ

バレット「今度こそやってやるぜ!」

バレット「(マリンのいるチームを負かすのはちょっと嫌だけどな)」

ナナキ「ヴィンセントに任せるよ。オイラは景色を楽しむから」

ヴィンセント「いいだろう。」

―ティファ バレット シド―

バレット「こういうおもちゃの銃はどうも使い辛いな。やっぱり俺の相棒の方が…」

ティファ「我慢してバレット。バレットが勝ったらマリンに豪華な景品をあげられるよ?」

シド「俺様も一肌脱いでやるよ!」

バレット「おめぇら…。ありがとよ!」

スタッフ「それでは心ゆくまでお楽しみ下さい」

…………………………………………………

マリン「クラウド、とうちゃん達どう?」

クラウド「…スゴい。一万点ペースだ」

ユフィ「こりゃ厳しいね…」

ケット・シー「どーもー!ケット・シー参号機ですー!よろしゅうたのんますー!」

ヴィンセント「やっと来たか」

ナナキ「この次に乗るからね、ちゃんと準備するんだよ!」

レノ「相棒…スゴいな」

ルード「ああ…最高だ」

レノ ルード「(ティファの乳揺れが!)」

ティファ「はぁー!楽しかった!」

バレット「得点は!?」

スタッフ「12000点です」

シド「よっしゃあ!」

マリン「とうちゃん!モニターから見てたよ!とってもかっこよかった!」

バレット「当りめぇだぜ!」

ティファ「どうだったクラウド?」

クラウド「ああ。かっこよかったよ、ティファ」

ユフィ「格闘だけじゃなくて銃の才能もあるんじゃない?」

ヴィンセント「さあ、乗ろう…」

ナナキ「オイラはいるだけだから、二人とも頑張ってね!」

ケット・シー「やったるでぇ!」

ルード「(乳揺れが…)」

レノ「もう一回乗って欲しいぞ、と」

―ヴィンセント ナナキ ケット・シー―

ヴィンセント「………」ビー

ナナキ「すごい!ヴィンセント一人で8000点だ!」

ケット・シー「こらアカン…、まだ200点しか取っとらん…」

ケット・シー「(でも、裏技があるんや…。一位はボクたちや!)」

ケット・シー「くらえ!」ビー

ケット・シー「あ、あれ?おかしいな。得点が二倍になるはず…」

ナナキ「どうしたの?」

ヴィンセント「………ケット・シー」

ヴィンセント「それは無印時代の話だ…」

ヴィンセント「インターナショナル版には無いぞ」

ケット・シー「えっ」

スタッフ「10500点です」

バレット「さすがだな!一万点も自分で稼いじまうなんてよ」

ヴィンセント「一応、元タークスだからな。このくらいはタークスなら誰でも出来るさ」

レノ「(お前、出来る?)」

ルード「(…恐らく無理だ)」

ティファ「ケット・シーはなんで変なところ撃ってたの?」

ケット・シー「ええと、その…」

マリン「ねえクラウド!私が一番前でいい?」

クラウド「いいぞ。存分に楽しむんだ」

ユフィ「酔い止め薬もしっかり飲んだし、豪華な景品を目指してガンバロー!」

シド「(あいつはこういう企画だとやる気出すよな…)」ヒソヒソ

ナナキ「(まあ、ユフィらしいよね)」




レノ「ティファ程じゃないが…」

ルード「ああ。楽しもう」

ルード レノ「(乳揺れを!)」

―クラウド ユフィ マリン―

クラウド「よし、出発だ!」

マリン「わぁー!スゴい景色!」

クラウド「(マリンも喜んでるな)」

ユフィ「……オエップ」

クラウド「ユフィ!?酔ったのか?」

ユフィ「ちゃんと酔い止め飲んだのに…」

ユフィ「今世紀最大のピンチ…。もう吐きそう…」

クラウド「ユフィ!頑張れ!まだスタートしたばかりだ!」

マリン「二人ともどうかしたの?」

クラウド「マリン!危ないから前を向いて続きをやるんだ!」

マリン「はーい」

ユフィ「ゴメン…クラウド…。アタシ、もう…」

クラウド「ガンバレユフィ!ってこっち向くな!せめて吐くならあっちを向いて……!!!」

クラウド「うわぁぁぁぁ!」

…………………………………………………
ケット・シー「これは……」

ヴィンセント「………」

ティファ「あー………」

バレット「あーあ…」

シド「やっちまったな…」

ナナキ「クラウドが、アレまみれに…」

ユフィ「ゴメン、クラウド。もうお嫁に行けない…」グスッ

ティファ「ユフィ大丈夫だから…。クラウドも気にしてないよね?」ヒキッ

クラウド「ああ…。ユフィらしくないぞ?」ベタベタ

クラウド「とりあえず俺はシャワーを浴びてくる」ベタベタ

バレット「お、おう 気をつけてな」ヒキッ

シド ヴィンセント「………」ヒキッ

お母さん、あの人臭い!
こら!見ちゃいけません!

クラウド「…………」ベタベタ

ナナキ「クラウド、出来れば早く…。オイラ鼻が…」ヒキッ

クラウド「あ、ああ…。すまない」

ユフィ「ヒック…ヒック…」

マリン「お姉ちゃん泣かないで」

ティファ「ユフィも私と一緒にシャワーを浴びましょ?」

バレット「それで得点はどうだったんだ?」

スタッフ「12500点です」

バレット「は!?」

シド「おいおい、マリン一人でそんなに稼いだのかよ」

ケット・シー「意外な才能やな…」

マリン「……」エッヘン

―3時間後―

クラウド「…で、豪華な景品とは?」

レノ「何でも世界に一つだけのプレミアムな景品らしいぞ、と」

ユフィ「……………」

マリン「お姉ちゃん元気だして!せっかくの景品だよ?」

クラウド「ユフィ。あの事なら気にしていない。だから、いつも通りのユフィで居てくれ」

ユフィ「マリン…、クラウド…。」

ユフィ「おっしゃぁ!それでその豪華な景品って結局何なんだ!?」

マリン「(元気になってよかったねクラウド!)」

クラウド「(そうだな)」

ディオ「それは私が言おう」

クラウド「DIO園長!?」

ナナキ「だからそれは違うって!」

ディオ「私からのプレゼントは…」ガサゴソ

シド「パンツに手を突っ込むんじゃねぇ!」

ディオ「これだ!」

ディオの激闘日誌 改 SPECIALversion

ユフィ「………は?」

ディオ「これはこの世に一つしかない超プレミア物さ」

ティファ「勝たなくてよかったかも…」

バレット「(マリンになんちゅうもん見せてんだあいつは…)」

ディオ「ではこれを…クラウド君」

クラウド「」ビクッ

クラウド「あ、ああ…。」

ユフィ「クラウド、アタシいらないから」

マリン「マリンも!」

クラウド「」チラッ

一同「……」イラナイ

クラウド「何てことだ…。」

セフィロス「クックックッ…」

ムーバー「………」セフィロス ドコイクノー?

セフィロス「…急用を思い出した。すぐ戻るさ」

マスタートンベリ「(気をつけてくださいね)」

セフィロス「フッ……」

…………………………………………………

クラウド「最後は…チョコボレースだ!」

バレット「やっと来たぜ!」

ユフィ「クラウド!アタシに乗り方教えてよ?」

ティファ「私も教えてほしーなー」

シド「俺様も!」

クラウド「わかったわかった、そんなに慌てるな」

ナナキ「オイラ、自分で走った方が早い気がする…」

ケット・シー「ボクって乗らしてもらえるんやろか…?」

クラウド「タークスも参戦するぞ」

ヴィンセント「………ツォンは?」

ルード「ちょっとな…」

イリーナ「………」プンプン

レノ「(まだ怒ってやがる…。こいつも相当な頑固者だぞ、と)」

―チョコボスクェア チケットオフィス―

クラウド「久し振りだな、エスト」

エスト「!クラウド、久し振りね」

クラウド「今日は皆で乗りたいんだ」

エスト「それならチョコボの数が足らなくなるんじゃ?」

イリーナ「その心配なら無用よ。タークスはいつどんな任務があるかわからない。」

イリーナ「だからチョコボもたくさん会社が……」

バレット「でも、今神羅は…」

イリーナ「あっ…!」

ルード「すまない…。出来ればそっちの六匹を皆で乗り回すことは出来るか?」

クラウド「ああ。それしかないようだからな」

エスト「じゃあ、六匹ずつでみんな入るのね?」

クラウド「頼んだ」

エスト「クラウド、この後ちょっと付き合ってくれる?」

クラウド「ん?それなら…」

ユフィ ティファ「終わったらすぐセフィロスを倒しにいくからだめ!」

クラウド「……無理だ。すまない」

エスト「………」シュン

マリン「チョコボかわいいー!」

チョコボ「クエっ!」

バレット「俺を乗せてもびくともしねぇな。流石はチョコボと言ったところか」

チョコボ「クエエっ!」

クラウド「十二人に対してチョコボは六匹」

クラウド「つまり、二つに分かれることが出来る」

クラウド「そして、上位三人が決勝に進む。それでいいな?」

マリン「とうちゃん!頑張って決勝に行こうね!」

バレット「ああ、お前ならやれるさマリン!」

シド「こう乗ればいいのか?」

クラウド「いい感じだ」

ティファ「チョコボにムチいれちゃうの?」

クラウド「俺が育てたチョコボだ。頭を撫でてやればすぐダッシュしてくれるぞ」

ユフィ「スタミナとかは大丈夫?」

クラウド「それは自分で調整するしかない。それより酔い止めは飲んだか?」

ユフィ「い、一応…。」

クラウド「俺だったから良かったものの、他の奴にはやるなよ」

ユフィ「やらないって!掘り返すのやめてよ!」

ヴィンセント「フフ…、お前の名前はルクレツィアだ…。」ナデナデ

チョコボ「クエっ!」

クラウド「勝手に名前つけるな!」

ケット・シー「デブモーグリ人形より、チョコボの方がエエかもしんないなぁ!」

ナナキ「君、大丈夫?オイラが乗っても問題ない?」

チョコボ「クエエっ!」

レノ「いいチョコボだぞ、と」

ルード「本社のよりいいかもしれん…」

イリーナ「私、最初は君に乗るからね。よろしくね!」

チョコボ「クエっ!」

ディオ「今回も私が賞品を与える」

ディオ「今度はホンとにスゴいぞ。ビックリしてしまうぞ!」

クラウド「あんたの日記とかじゃないだろうな…」

ディオ「そんなことはない。願いを叶える魔法の壺だ!」

ユフィ「(胡散臭すぎる…)」

シド「(なんかいまいち信用できねぇよな…)」

エスト「じゃあ、抽選を行うわよ。走者じゃなくてもここのモニターで観戦できるわ」

第一走者
1クラウド
2ルード
3バレット
4ヴィンセント
5ケット・シー
6ティファ

エスト「走者は準備してね」

クラウド「よし、ガンバるぞ」

スタート!

ユフィ「クラウドがさっそく抜け出したね!」

シド「あのまま一位を狙うつもりか?」

マリン「とうちゃんガンバレ!」

イリーナ「ルード先輩!頑張って!」

ナナキ「ティファの隣をくっついてるね」

レノ「(やっぱ揺れが半端ないな)」

レノ「……」チラッ

イリーナ ノッペリ

レノ「(イリーナは揺れそうにもないぞ、と)」

イリーナ「(なんか、スゴくイライラしてきた…?)」

クラウド「後ろとはかなり差をつけたな…」

バレット「たくっ!二位なのに一位が見えねえ!」

ティファ「そろそろあげていくわよ!」

ルード「(乳揺れ…)」

ヴィンセント「…………」

ケット・シー「…………」

ルード「何!?俺の他にティファと並んでいるやつが二人も!?」

ヴィンセント「お前だけいい思いをしようと無駄だ」

ケット・シー「同じ神羅出身組、負けませんよ(乳揺れを見るためのポジション取り的な意味で)」

ルード「やってみろ!」

うおおおおおおおおおお!

ティファ「………そういうことだったの」

ルード ケット・シー ヴィンセント「えっ」

エスト『一位はクラウド!二位に大差をつけての圧勝です』

エスト『バレットが二位、続いてティファが三位!』

エスト『熾烈な三位争いに勝ち見事に決勝へ進出!』

エスト『そして今入ってきた情報によると、残りの三人は途中でリタイアを表明。これによりレース終了』

エスト『第一走者の結果でした』

マリン「とうちゃんスゴいよ!」

バレット「まあな!マリンもガンバるんだぞ!とうちゃんと一緒に決勝で勝負だ」

クラウド「やったな、ティファ」

ティファ「クラウドはそういう目で私を見てないよね?」

クラウド「………?」

ティファ「ううん、何でもない!」

クラウド「よくわからないが、決勝でも頑張ろう」

ティファ「ありがとうクラウド!」

ケット・シー「………」

ヴィンセント「………」

ルード「………」

シド「おめぇらの気持ちはよくわかる。けどよぉ、勝負時にもその気持ちを全面に出すのはどうかしてるぜ?」

イリーナ「…レノ先輩はそんなことはありませんよね?」

レノ「ああ、神に誓ってもいいぞ、と」

ユフィ「(アタシのはクラウドに見てもらえるかな…)」フニフニ

ナナキ「ユフィ、そこは張り合わなくていいんだよ?」

ユフィ「見たな!この犬ッコロめ!」シュシュシュ

ナナキ「い、痛いよユフィ!」

エスト「それでは第二走者のエントリー表よ」

1マリン
2ナナキ
3イリーナ
4ユフィ
5シド
6レノ

エスト「走者は準備してね」

レノ「イリーナ、ここでタークスの本気を見せるぞ、と」

イリーナ「はい先輩!」

スタート!

クラウド「タークスの二人が抜け出したか」

バレット「マリンも中々だな」

ティファ「ユフィも酔ってない!他の二人も調子がいいし、みんな絶好調ね!」

ヴィンセント「シドは大丈夫なのか?乗れてないように見えるが…」

ティファ「えっ」

シド「………チィッ!」

エスト『あー!シド転落!伝説のパイロットがまさかのリタイア!』

クラウド「シドが?おかしいな。さっきの練習だってかなり良かったのに…?」

バレット「まあ、勝負は何があるかわからないってことだろ?」

ナナキ「オイラは自分で走った方がやっぱり早いなぁ。でもチョコボ君が頑張ってくれるんだから、乗って一位をめざすよ!」

チョコボ「クエっ!」

レノ「……!俺のマテリアがいつの間にか…!?」

ユフィ「へへーん。大量大量!」

レノ「(ま、そう来ると思ってたからな。細工も一応しておいたさ)」

イリーナ「あ!先輩のマテリアが!返しなさいよコラ!」

ユフィ「あーん?このユフィ様を油断していたアンタらが悪いんだよ!」

イリーナ「ウータイで助けてもらってるのに!何てやつなの!」

レノ「そろそろだぞ、と」

ユフィ「アレはアレ!コレはコレ!って!ちょっと!返してよ!」

イリーナ「元々先輩のでしょうが!」ピッ

レノ「イリーナ!早くそいつを…!」

イリーナ「きゃあああ!!」ビリビリ

レノ「…遅かったぞ、と」

ユフィ「あ、危なかったぁ…」

ナナキ「後ろは何やってんのかなぁ…」

ナナキ「ま、とりあえず一位はオイラだ!」

エスト『ナナキ君が堂々の一位!続いてレノ、ユフィの順にゴール!』

エスト『なお、イリーナさんはレース中のトラブルでリタイアを表明』

バレット「おい!マリンはどこに行ったんだ!?」

エスト『マリンちゃんは…』

マリン「チョコボちゃん見て!虹が綺麗だよ!」

チョコボ「クエっ!」

マリン「じゃ、ここで休憩してお弁当食べましょうねー!」

バレット「…無事ならいいんだ」

クラウド「まあ、マリンらしいな」

ティファ「何もないのが一番ね」

チョコボ「クエエ…」

シド「しょうがねぇだろ?レースする前に怪我しちまってたんだからよぉ。」

シド「レース中じゃないのに怪我しちまうとランクも下がるんだろ?せっかくご主人様に育ててもらったのにランクが下がったら嫌だもんな」

チョコボ「クエ…」

クラウド「シド!」

シド「わりぃわりぃ!転落しちまった拍子にこいつが怪我しちまったみてぇなんだ。見てやってくれよ」

チョコボ「!」

ユフィ「チョコボに怪我までさせちゃって!何が伝説のパイロットだ!」

シド「うるせぇやい!反省してんだこっちは!」

ティファ「チョコボは無事?」

クラウド「ああ。怪我は大したことはない。ただレースには参加できないな」

ユフィ「よかったぁ…。」

チョコボ「クエっ!」

シド「ん?これを俺にくれるのか?」

チョコボ「クエエ!」

シド「へへ、悪いな」

チョコボの羽×10を手に入れた!

エスト「いよいよ決勝よ。頑張ってねクラウド」

クラウド「ああ、ありがとう。」

エスト「この後デートに…」

ユフィ ティファ「だめ!」

エスト「………」シュン

エスト「決勝のエントリー表よ」

1クラウド
2レノ
3ティファ
4ユフィ
5バレット
6ナナキ

ナナキ「でも、一匹は怪我で出れないよ?」

ディオ「それなら任せたまえ」パチン

ジョー「私のチョコボを使いたまえ」

トウホウフハイ「クエエっ!」

クラウド「ありがとう」

ジョー「フフ…、負けたら承知しないからな?」

マリン「とうちゃん頑張って!」

バレット「おうよ!ここで一位を目指してやらァ!」

ユフィ「ジー」

ティファ「どうかしたの?」ボイーン

ユフィ「い、いや!何も!」

ルード「タークスの力を見せてやれ」

イリーナ「頼みましたよ!先輩」

レノ「任せろよ、と」

バレット「トウホウフハイには俺が乗るぜ」

エスト『それでは決勝を行います』

スタート!

バレット「(へへ…。トウホウフハイに乗っちまえばこっちのもんだぜ!)」

トウホウフハイ「………」プイ

バレット「?早く走ってくれよ」

ジョー「まさか…。アイツは私以外の奴には走ろうともしないのか?」

ケット・シー「あらら…」

バレット「お、おい!俺はもう終わりかよ!」

エスト『早くもバレットがリタイア!どうなるのでしょうか!』

ユフィ「何やってんだあのオッサン!」

クラウド「先に行かしてもらう」

ティファ「流石はクラウド…。簡単には抜かせないわね」

レノ「(乳揺れ…)」

ナナキ「クラウドには負けないよ!こう見えてもさっきの組では一位なんだから!」

ユフィ「アタシだって!」

ユフィ「やい、クラウド!」

クラウド「?」

ユフィ「……んっ!」

クラウド「どうしたユフィ?」

ユフィ「こんなに動いててなんか思わないの!そ、その…」

クラウド「何が?」

ティファ「ユフィ!はしたないわよ!」

ユフィ「だ、だって…」チラッ

ティファ「……」ボインボイン

レノ「(どさくさに紛れて幸せだぞ、と)」

ナナキ「ちょ、ちょっと!一応決勝レースだよ!?」

クラウド「それじゃあ、本気で行かしてもらうぞ」

ユフィ「は、早い!でも負けないよー!」

ユフィ ティファ「(あの壺でクラウドと…!!)」

レノ「(なんかこの女共からスゴい執念をかんじるぞ、と…)」

エスト『やはりクラウド強い!』

エスト『あっという間に突き放したぁ!』

レノ「させないぞ、と」

ナナキ「負けるもんか!」

エスト『レノ、ナナキ君とクラウドの後ろにつけた!』

エスト『女性陣も更にその後ろに喰らいついている!』

ユフィ「ごめんねぇー、卑怯だけど使わせてもらうよ」シュッ

ティファ「煙玉!?」

ボワン!

レノ「チィ!」

クラウド「無駄だ。画竜点睛!」

ナナキ「スゴい風だ!でも煙が晴れた!」

クラウド「甘いな、ユフィ」

ユフィ「いや、アタシはクラウドのタイムロスを狙ってたのさ」

エスト『おっと!クラウドが他の四人に並ばれた!』

ティファ「なるほどね、ユフィに感謝しなくちゃ」

クラウド「まんまと引っ掛かってしまったか…!」

エスト『やはりクラウド強い!』

エスト『あっという間に突き放したぁ!』

レノ「させないぞ、と」

ナナキ「負けるもんか!」

エスト『レノ、ナナキ君とクラウドの後ろにつけた!』

エスト『女性陣も更にその後ろに喰らいついている!』

ユフィ「ごめんねぇー、卑怯だけど使わせてもらうよ」シュッ

ティファ「煙玉!?」

ボワン!

レノ「チィ!」

クラウド「無駄だ。画竜点睛!」

ナナキ「スゴい風だ!でも煙が晴れた!」

クラウド「甘いな、ユフィ」

ユフィ「いや、アタシはクラウドのタイムロスを狙ってたのさ」

エスト『おっと!クラウドが他の四人に並ばれた!』

ティファ「なるほどね、ユフィに感謝しなくちゃ」

クラウド「まんまと引っ掛かってしまったか…!」

エスト『ラストスパートに入った!それでも五人全員が並んでいるぅ!』

レノ「射程距離だぞ、と」

ナナキ「頑張ってチョコボ君!」

ティファ「残り200メートルよ!」

ユフィ「いけぇー!」

クラウド「お前は俺が初めて育てた海チョコボだ」

クラウド「後は全部お前に任せる」

チョコボ「クエっ!」

エスト『激しい争い!果たして優勝は誰の手に!?』

マリン「とうちゃん元気だして」

バレット「スタートすら出来なかったなんて悔しすぎるぜ…」

イリーナ「せんぱぁーい!がんばれー!」

エスト『残り100…80…50…おっと!一馬身抜け出したのは…!』

クラウド「よしっ!そのまま行くんだ!」

エスト『キャーッ!クラウドかっこいいーーッ!』

エスト『クラウドがそのまま逃げ切り優勝ーーーッ!!』

エスト『粘りに粘って掴み取った勝利でした!』

エスト『二位にレノ、三位にティファ、四位ナナキ君、五位にユフィ』

エスト『実況はエストでお送り致しました』

ナナキ「クラウドおめでとう!悔しいけどあんなスゴい走りをされちゃ祝わないわけにはいかないよ」

クラウド「ありがとう。でも、ユフィに画竜点睛を使わされた時は流石に焦ったな。」

レノ「今回も負けたぞ、と」

クラウド「いい試合だった。また時間があったらやろう」

レノ「今度はもっとスゴいお宝をつけるのなら、考えないこともないぞ、と」

ユフィ「悔しいぃ!ユフィちゃんもアレがほしかったぁ!」

クラウド「またいつでも受けてたつぞ」

ティファ「クラウド、おめでとう!」

クラウド「ああ。ありがとうティファ」

ディオ「約束通り、この壺をやる。お前の願いを一つだけ叶えてくれるからな」

ディオ「ハッハッハッ!」

クラウド「この壺が…」

クラウド「まさかな…」

ユフィ「私も触りたいぃ!」

バレット「おら!ちゃんとルールを守れ!」

ティファ「クラウドはどんな願いを?」

クラウド「最初はザックスやエアリスに会いたいと思ったけど…」

クラウド「二人はあっちで五年振りくらいに会えたんだ。せっかくの再会を邪魔するのは気が引けた」

クラウド「だからもっと個人的な事を願ったよ」

ユフィ「だーかーら!ティファはその願い事を訊いてるんでしょ?」

クラウド「いや…、みんなの前で言うのはちょっと恥ずかしいな」

ナナキ「オイラはいいよ。人の願いを聞くのは野暮な事ってじっちゃんが言ってたからさ」

シド「でも気になるっちゃあ気になっちまうぜ」

バレット「なぁ、メテオを無くすって言えば良かったんじゃねぇのか?」

ヴィンセント「この壺が本物かどうかはわからない。仮に願ったとしても黒マテリアはセフィロスが持っている」

ケット・シー「成る程、今のメテオが落ちてこないだけでまた新しいメテオが呼ばれてしまうっちゅう話なんやな」

ティファ「一通り遊んだね!」

クラウド「ああ。これで星がメテオに負けても悔いはない」

バレット「縁起悪いこと言うな!…マリン。お前はリーブと相談してカームに避難することになった。でも安心しろ!必ずセフィロスは俺が倒す!」

マリン「とうちゃん頑張れ!」

マリン「クラウド!ティファかユフィかどちゃんと誠意を持って答えるんだよ」

クラウド「……?」

マリン「ドンカン!」

ナナキ「じっちゃん…見ててね。オイラは戦士セトの息子ナナキ!セフィロスは絶対倒すぞ!」

ケット・シー「僕の中身の方はユフィとヴィンセントと共にミッドガルでスラムに住民を避難させますわ」

ヴィンセント「避難が終わったら駆けつけよう」

ユフィ「それまでに負けたら承知しないからね!覚悟しろよ!」

クラウド「よし、みんな…とりあえず宿屋で一休みしてかないか?」

全員「そうしよー!」

レノ「アイツラは星を救うんじゃなかったのかよ、と」

イリーナ「大丈夫なのかしら…」

ルード「さあな、セフィロスを倒してもメテオが止まるわけではない。星を救う手助けになるだけさ」

レノ「結局は星次第ってことか?」

ルード「そうだ。この星の行く末を決められるのは星だけだ」

イリーナ「セフィロス…。何てものを呼びせてしまったの…」

………………………………………………

ミッドガル上空

男「見ろ!メテオが……」

女「みんながスラムに避難する前に落ちてきてしまうの!?」

ワーワー キャーキャー

セフィロス「………」

男「セ、セフィロス!?私達を殺しに来たんだ!」

アレガセフィロス!?
ハジメテミタ!

女「おしまいだわ…。みんなメテオに潰されて死んでしまうんだわ…」

セフィロスガ メテオニ ツカヅイテイルゾ!
コノヨノオワリダァ!
ホシニスクイハナイノカ…

セフィロス「………」ガシッ

セフィロス「………」ブン!

メテオ「あーれー!」

セフィロスガ メテオヲ ナゲタゾ!
ドウシテ セフィロスガ!?
ヤハリセフィロスハ エイユウナノカ!?

男「何がともあれ、助かったぞぉ!」

女「でも距離が遠退いただけで、メテオ自体は消えてないわ!」

ザワザワザワ… ガヤガヤ…

リーブ「どういうことなのだ…。これは…!?」

リーブ「何故セフィロスがメテオを…?奴の計画が変わったとでも言うのか?」

ドラゴンゾンビ「いいのかよ!メテオを落とすんじゃなかったのか?」

セフィロス「クラウド達がここに来るまでは落とさないことにしたよ」

ムーバー「………」ジユウニオトセルノ?

セフィロス「私ぐらいの力を持てばな…」

マスタートンベリ「(だったら予行演習もしっかりやって万全の体制で迎え討ちましょう)」

キングベヒーモス「ラストバトルの歌の題名を考えようぜ!」

ガーゴイル「それなら『セフィロスの歌』ってのは?」

ソノママスギダロー
ソルジャーノウタッテノハ?
カタヨクノテンシデイイヨ
シンリャク!イカオトコ ヨクナイ?

マジックポット「……」トコトコ

セフィロス「マジックポットか。ほら、エリクサーだ」

マジックポット「ううん。今日欲しいものはもうもらってるからね!いらないよ!」

セフィロス「そうか、じゃあな…。」

マジックポット「(セフィロスが来てから毎日が活気づいてるよ)」

マジックポット「(僕が欲しかったのも、セフィロスが来てからのこの盛り上がりさ)」

―ゴーストホテル―

クラウド「眠れん…。ちょっと散歩するか」

…………………………………………………

包帯の女「…………」

クラウド「ん?こんな夜遅くに誰だ?」

包帯の女「!」ビクッ

クラウド「いや、驚かせるつもりは無かったんだ。すまない」

包帯の女「……何か?」

クラウド「何故こんな時間にこんなところに」

包帯の女「……家族がね。それよりあんたには関係ないだろ?」

クラウド「家族か…。俺は五年前に母親を失っているんだ。」

包帯の女「……え?」

クラウド「俺は後悔してるんだ。母さんに苦労をかけてばかりで親孝行なんて出来なかった。」

包帯の女「………」

クラウド「家が燃えてた時は呆然とした。あの火の中で母さんが苦しんでいたのかって考えると当時の自分の弱さを今でも責めるときがある」

クラウド「俺は過去に戻ってやり直したい事が沢山ある。それでも今を受け止めて生きようと思ったんだ」

包帯の女「………!」

包帯の女「私は…、私は過去にしか生きられない。夫が死んで息子と仲良くやってたあの日々をしょっちゅう思い出すのさ」

クラウド「…息子?じゃあ家族は息子一人だったのか?」

包帯の女「そうだよ。でも私は息子を置いて生き延びたんだ。息子が生きてて再開できてもその真実を知ったらきっと軽蔑するだろうね。」

包帯の女「ちょっと喋りすぎたね。私は仕事に戻るよ。あんたもたまにはここに寄ってくれよ」

クラウド「待ってくれ!」

包帯の女「…忙しいから後にしてくれないかい?」

クラウド「いや、今言わないと二度と言えなくなるかもしれない。だから言わせてくれ」

クラウド「あんたの息子は…きっとあんたの事を恨んでなんかいない。」

クラウド「むしろ生きてるなら会いたいと思ってるはずだ。」

クラウド「その息子はそんな風に悩んで苦しむ母の姿は見たくないとも思うだろう。」

ミス
>>123

× 再開

○ 再会

包帯の女「………」

クラウド「俺達の旅が一息ついたらもう一度ここに寄るよ。………必ずここに迎えにいくよ」












クラウド「それまで元気でな、母さん」

包帯の女「……!!アンタ、やっぱり…!!」

クラウド「一目見たときから気付いてたさ。色々話したいこともあるだろうけど…」

クラウド「それは俺達の旅が終わってからにしようよ」

包帯の女「……わかったよ。母さん、クラウドのこと待ってるから。」

クラウド「ああ。行ってくる」

包帯の女「あっ!最後に一つだけ!」

クラウド「?」

包帯の女「あんた、ティファちゃんともう一人の女の子、どっちを選ぶかちゃんと誠意を持って決めるんだよ!」

クラウド「………?わかったよ」

クラウド「(この胡散臭い壺のおかげだったのかな…、母さんに会えたのは)」

クラウド「(だとしたらディオ園長に感謝しないとな…。)」

バレット「ん?クラウドじゃねぇか。こんな時間にどうしたんだ?」

クラウド「ちょっとな。バレットは?」

バレット「明日よぉ、マリンも帰るだろ?なんかプレゼントしようかと思ってよ…。最後になっちまうかもしんねぇしな」

クラウド「最後なんかにさせないさ。セフィロスを倒して皆で帰ろう。マリンにプレゼントを贈るならその後にするんだ」

バレット「ほぉ、やけに強気だな。ま、お前さんが言うならそうするかな」

バレット「……初めてお前に会った時は憎たらしい奴だと思ったんだけどな」

バレット「やっぱ人は見た目じゃわかんねーな。なあ、クラウドさんよ?」

クラウド「………そうか。でもバレットは見た目通りだったけどな。」

バレット「ケッ!」

クラウド「(明日は決戦だ。そろそろ寝るか)」

バレット「おう、クラウド!寝坊すんじゃねぇぞ!星の未来がかかってるんだからな!」

クラウド「ああ、おやすみ」

クラウド「(この胡散臭い壺のおかげだったのかな…、母さんに会えたのは)」

クラウド「(だとしたらディオ園長に感謝しないとな…。)」

バレット「ん?クラウドじゃねぇか。こんな時間にどうしたんだ?」

クラウド「ちょっとな。バレットは?」

バレット「明日よぉ、マリンも帰るだろ?なんかプレゼントしようかと思ってよ…。最後になっちまうかもしんねぇしな」

クラウド「最後なんかにさせないさ。セフィロスを倒して皆で帰ろう。マリンにプレゼントを贈るならその後にするんだ」

バレット「ほぉ、やけに強気だな。ま、お前さんが言うならそうするかな」

バレット「……初めてお前に会った時は憎たらしい奴だと思ったんだけどな」

バレット「やっぱ人は見た目じゃわかんねーな。なあ、クラウドさんよ?」

クラウド「………そうか。でもバレットは見た目通りだったけどな。」

バレット「ケッ!」

クラウド「(明日は決戦だ。そろそろ寝るか)」

バレット「おう、クラウド!寝坊すんじゃねぇぞ!星の未来がかかってるんだからな!」

クラウド「(この胡散臭い壺のおかげだったのかな…、母さんに会えたのは)」

クラウド「(だとしたらディオ園長に感謝しないとな…。)」

バレット「ん?クラウドじゃねぇか。こんな時間にどうしたんだ?」

クラウド「ちょっとな。バレットは?」

バレット「明日よぉ、マリンも帰るだろ?なんかプレゼントしようかと思ってよ…。最後になっちまうかもしんねぇしな」

クラウド「最後なんかにさせないさ。セフィロスを倒して皆で帰ろう。マリンにプレゼントを贈るならその後にするんだ」

バレット「ほぉ、やけに強気だな。ま、お前さんが言うならそうするかな」

バレット「……初めてお前に会った時は憎たらしい奴だと思ったんだけどな」

バレット「やっぱ人は見た目じゃわかんねーな。なあ、クラウドさんよ?」

クラウド「………そうか。でもバレットは見た目通りだったけどな。」

バレット「ケッ!」

クラウド「(明日は決戦だ。そろそろ寝るか)」

バレット「おう、クラウド!寝坊すんじゃねぇぞ!星の未来がかかってるんだからな!」

クラウド「(母さんに会えたのはこの胡散臭い壺のおかげだったのかな…)」

クラウド「(だとしたらディオ園長に感謝しないとな…)」

バレット「お、クラウドか」

クラウド「バレット、こんな時間にどうしたんだ?」

バレット「いや、マリンになんかプレゼントしようかと思ってよ。…最後になっちまうかもしんねぇしな」

クラウド「最後になんかさせないさ。俺達がセフィロスを倒す。マリンにプレゼントを贈るならその後にするんだな」

バレット「お前さんが言うならそうすっかな…」

バレット「初めてお前に会った時はよぉ、憎たらしい奴だと思ったんだけどな」

バレット「やっぱ人は見た目じゃわかんねーな。なあ、クラウドさんよ?」

クラウド「……そうか。でもバレットは見た目通りだったな」

バレット「ケッ!明日は決戦だ。寝坊すんじゃねぇぞ!」

クラウド「ああ、おやすみ」

ミス

>>128
>>129
>>130

無かったことにしてください…スいませェん…

後、最後の「は」も無かったことにしてくださいッス…

ティファ「クラウド大変!起きて!」

クラウド「どうしたんだ?」

ティファ「メテオを見て!」

クラウド「メテオが遠くなっている…!?」

ユフィ「どういことなのさ!?」

シド「理由はわかんねぇがよぉ、これでまた時間が出来たな」

ヴィンセント「セフィロスを倒しに行くか?」

一同「………」

クラウド「………もう少しここで遊ぶか」

バレット「よっしゃあ!スノボまだやったことなかったんだよ!」

ティファ「あ!私もやる!」

ユフィ「アタシも!」

ナナキ「クラウド、オイラってバイク乗れるかな?」

クラウド「練習あるのみだな」

シド「結局こうなると思ってたぜ…」

ヴィンセント「星が私達に時間をくれたのかもな…」

ケット・シー「(これがセフィロスおかげと言っていいものか…)」

バレット「おい!マリンを呼び戻せ!」

ケット・シー「そんな無茶な!?」

ユフィ「こうなりゃ、ギリギリまで遊び尽くすぞー!」

…………………………………………………

レノ「アイツら星を救うんじゃなかったのかよ、と」

イリーナ「やっぱりアイツらには無理だったんですよ!」

ルード「しかし、これで俺達も…」

スタッフ「アンタら1ヶ月はここにいるね?仕事は大丈夫かい?」

レノ「………」
イリーナ「………」
ルード「………」

…………………………………………………
病室

ツォン「メテオが遠退きましたね」

ルーファウス「………そうだな」

ツォン「…早くしてください」

ルーファウス「私は社長だ。お前こそ先にやれ」

ギャーギャー ワーワー

医者「大人が注射くらいで怖がってんじゃないよ…」

セフィロス「クックックッ……」

ムーバー「………」クラウドタチ,コナイネ

セフィロス「その分こっちも準備が出来る…、好都合だ」

ドラゴンゾンビ「お!開き直ったな!」

マスタートンベリ「(しかし、クラウド達は来る気配が全く無いですね)」

ガーゴイル「最初の宝箱にあるセーブポイントすら取られてないぞ」

セフィロス「フフ…それなら」

セフィロス「神経衰弱でもするか…」

マスタートンベリ「(私へのリベンジですか?受けてたちますよ!)」

マジックポット「エリクサーちょうだい!」

ムーバー「………」ハイ、アゲル

マジックポット「ありがとう!」


モンスター達はクラウド達が来るまでセフィロスと遊び続けるのでしょう。
しかし、クラウド達が来てしまうとセフィロスが戦わなくてはなりません。
クラウド達と決着をつけるのがセフィロスの願いだったとしても、モンスター達は心のなかで『クラウド達が来なければいいな』と、思ってるのでした



クラウド「(母さん、迎えに行くのは少し遅れるよ)」

ティファ「なにしてるのクラウド?」

ユフィ「早くこっちゃ来い!」

クラウド「ああ、今いくよ」

お わ り

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom