うちの名前は末原恭子。凡人やけど一応、勇者や。
国王に言われて魔王・宮永咲を倒すために旅に出る事になった。
ワハハの酒場で仲間を募ったら三人ほど仲間になってくれた。
レベルも低うて、装備も貧弱なうちの仲間になってくれた。めっちゃありがたい事やで。
まあ、パーティーの前衛、後衛のバランスはすこぶる悪いけど文句は言うてられへん。
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宥「あったかーい」メラメラ
この子は松実宥。炎系の魔法を得意とする仲間の魔術師や。
ただ、極度の寒がりで普段からMP使ってあちこちを燃やしとる。
戦闘前にMPが尽きてるとかが偶にある。
MPの節約は一応お願いしとんねんけど、寒さの方が勝ってしまうらしいわ。
まあ、同い年やし、基本ええ子なんやけどな。
玄「お肉が上手に焼けましたーのです!!」ムフー
この子は松実玄。回復系の魔法を得意とする仲間の僧侶や。
名前からわかるとおり、宥の血縁者で妹や。
本来は後衛やけど、前衛もちょっとこなせる。色々万能やけどちょっと性癖が酷い。
うちも可哀想なおもちとか言われつつも揉まれてもうたわ。
でもまあ、気配りも出来て、料理も得意やし、日常関係はこの子がおるおかげでだいぶ助かっとる。
京太郎「街で情報集めてきましたー」
この男の子は須賀京太郎。雑用以外はなんもでけんけど賢者らしい。一応、仲間。
なんでも賢者モードに入ると悟りを開いてなんやかんやって言うとった。
けど、京太郎が悟りを開いてる所を誰も見てないからホンマに凄いんかもわからへん。
本人はよく夜中に悟りを開いとるって言うてるから、そのうち見れたらええな思っとる。
でも、ほっそい見た目に反して、力も体力もある。
さすが男の子や。
こんな四人で魔王退治の旅をしとる。
だけど最初から魔王に直接対峙できるなんて思うとらへん。
なぜなら魔王・宮永咲には最強の四天王がついとるからや。
四天王の一人。東横桃子。
その姿は四天王でもあまり見るものがいないくらい闇に紛れるのが得意らしい。
見えない攻撃で人間達を苦しめる幽霊みたいな奴や。
四天王の一人。原村和。
女神のような容姿とは裏腹にかなり冷酷非道らしい。
四天王の中でも特に魔王・宮永咲に心酔しとって、宮永咲を侮辱すると手がつけられんようになるっちゅう話や。
四天王の一人。大星淡。
圧倒的魔力をもっとって、その力で人間をいたぶるのが趣味らしい。
髪を自在に操り、その髪に囚われた奴は抵抗さえでけんようになるとか。
四天王最後の一人。四天王最強の二条泉。
他の四天王と違ってどんな力があるとか言う噂は全く聞けへんが、逆にそれが怖い。
多分やけど、こいつと遭うて生きてる人間がおらんっちゅう事やろうし。
少なくともこの四人を倒さんかったら魔王・宮永咲には辿り着けん。
恭子「うち、頑張るで」
宥「私も頑張るよ」
玄「おまかせあれ!!」
京太郎「俺も微力ながら一緒に戦います!!」
恭子(宮永咲。うちがお前を倒して世界の平和を取り戻したる!!)
ナレーター「勇者・末原恭子の旅は始まったばかりだ」
ナレーター「頑張れ、末原恭子。負けるな、末原恭子」
ナレーター「カタカタは最後の手段だ、末原恭子」
ナレーター「世界の平和は末原恭子とその仲間達に託されたのだった」
一方その頃。
和「そういえば国王がまた咲さんに勇者を差し向けたみたいですね」
淡「いい加減、無駄だってわかんないのかなー」
桃子「どうするっすか?みんなが面倒なら私が行ってサクッと倒してくるっすけど?」
泉「たまには私にも出番くださいよー。私、しょっちゅう城の中でゴロゴロしてるんですからー」
淡「だって、それはいずみんがジャンケン弱いのがいけないんだよ」
泉「そんなんジャンケンなんて運やないですか」
桃子「じゃあ、今回は最強さんに勇者倒しに行ってもらうっすか?」
泉「ホンマ?ええんですかー?やった!!」
淡「私は公平にジャンケンで決めたいんだけどね」
泉「いや、私が勝たれへんジャンケンの時点で公平やないんとちゃう?」
淡「え?なんで?公平だと思うんだけど」
和「みなさん。勇者討伐の話はまず咲さんに話を通してからにしましょう」
泉「はいはい」
桃子「相変わらずおっぱいさんはリンシャンさんにベッタリっすね」
淡「ま、どうせさきーに話しても勇者を倒すことには変わりないと思うんだけどねー」
ここまで
このSSまとめへのコメント
咲は雑用押しつけてないのに被害者ぶって主人公の座を奪う、そこまではssなんだから仕方ない。だがそれで調子に乗って普段ssでかませにしたり犯したりいい様に利用してる咲を悪役にまでするとはね。京豚の言う可哀相なキャラってのはどっちなんかな?