初スレ立てです。
不備があったら申し訳ありません。ご指摘頂ければ出来るだけ改善したいです。
☆咲ssです。
☆猛烈なキャラ崩壊含みます。
☆安価は予定していません。
☆掲示板形式のssは初めて書きます。分かりにくい所が多いかもしれません。
以上です。生温かい目で見てくださると嬉しいです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391316967
準決勝終了直後、白糸台控室前
淡「う~~戻るのイヤだな……二位になっちゃったし、みんな怒ってるよね……」
淡「でもでも!決勝で勝てばいいんだよね!高鴨穏乃を百回倒す!!」
淡「よしっ!まずはみんなに謝ろう!」
淡「みんなごめん!二位になっちゃ――」ガチャ
照・菫・尭深・誠子「決勝進出オメデトーー!!」パァーーン
淡「わわっ!これクラッカー!?」
照「おめでたいね」パァーーン
淡「あ、ありがと。てかクラッカーもういいよ……」
菫「全くだ!」パァーーン
淡「ありがと。でもクラッカーこれ以上私にかけないで……」
誠子「結果良ければ全てよし。ですね!」パァーーン
淡「クラッカーもう止めてよ!髪の毛に絡まっちゃうよ!ただでさえ天パあるのに!!」
尭深「……」パァーーン
淡「無言でクラッカー発射しないでよ!」
淡「もう!これなかなか取れないし……」クシャクシャ
菫「さて、亦野。例のくす玉を」
誠子「はい」
淡「なにこれ?くす玉?」
照「そう。淡がひも引いていいよ」
淡「うん……えいっ」
くす玉『祝!白糸台高校麻雀部、決勝戦二位進出!!』
淡「……え?」
菫「どうだ。驚いただろう。これの横断幕バージョンが我が校の校舎には飾られている」
淡「いやいやいや!これ二位って書いてあるよ!?」
尭深「……嘘は書いてないよ?」
淡「そうだけど!王者の白糸台が二位通過だよ!?それにだいたいなんでくす玉とか横断幕がもう用意されてるの!?」
菫「なぜかって、そんなの事前に注文しておいたからに決まってるだろ?」
淡「二位を見越して!?」
照「一位通過用と、二位通過用、両方注文しといた」ドヤァ
淡「テルー!ドヤ顔止めて!王者の白糸台が二位用も注文してるとかプライドはないの!?」
菫「ちなみに、ベスト8用も注文してあったがな」ハハハ
淡「敗退用!?それ完全に準決勝敗退用だよね!?」
菫「ではそろそろ、二位通過を祝ってパーティーを開始するか!」
照「わーい。お菓子準備するね」
誠子「やった!魚準備しますね」
尭深「飲み物を……」
淡「パーティーするの!?決勝控えてるのに!?今は少しでも練習しようよ!!」
菫「淡、あのな。あんまり皆の和を乱すようなことを言うんじゃない」
淡「私が悪いの!?」
淡「テルは三角帽子被ってるし、亦野先輩は腕に光るの巻いてるし、たかみ先輩は顔に星のペイントしてるし、菫先輩に至ってはプリキュアのコスプレしてるし……」
淡「ってか!それ全部持ってきてたの!?」
照「当たり前」
淡「試合なのにパーティーグッズ持ってきてたの!?」
誠子「大星は一年だから知らないか……」
尭深「……これが白糸台の伝統」
淡「伝統!?」
菫「だいたい、今日は試合と言うよりパーティーをしに来たようなものだからな!」
淡「もし敗退してたらどうするつもりだったの!?」
菫「どのみちパーティーは行う。白糸台は常にパーティー最優先だ」キリッ
淡「今日の菫先輩ヘンだよ……だいたいそのコスプレ何?おかしいよ……」
菫「お前!プリキュアを馬鹿にしたな!それに今の私は菫ではない!キュアビューティだ!」
淡「知らないよ……」
菫「何を隠そう、私が弓を始めたのはキュアビューティに憧れたからなんだ!」
淡「そんな暴露聞きたくなかったよ!」
誠子「私が釣りを始めたのも、「釣りキチ三平」に憧れてなんだ」
淡「便乗してきた!?」
尭深「私が茶道を始めたのも「ゆるゆり」に憧れたから……」
淡「あれは茶道部の部室占拠してるだけ!茶道部アニメじゃないよ!」
照「私も「ラブライブ!」に憧れて麻雀始めたんだ」
淡「もはや麻雀要素皆無だよ!!」
照「そういえば今日のログインボーナス貰ってなかったな……」
淡「テルはマイペースだね……」
菫「では、気を取り直して……カンパイ!」
照・尭深・誠子「かんぱ~い!」
淡「か、かんぱい」
尭深「ぷはっ、やっぱりファンタオレンジは最高……」
淡「お茶以外も飲むんですね……」
菫「うむ。それではこれよりお待ちかね、かくし芸大会を始める」
淡「ファッ!?」
照「待ってました」パチパチ
淡「さっきからハメ外し過ぎじゃない!?こーゆーのは優勝してからでしょ!」
照「あのね淡、こういう事は出来る時にやっておいた方がいいんだよ」
淡「……?」
照「例えば、こんな話を知ってる?」
淡「テル……?」
照「私って読書好きでしょ?」
淡「うん」
照「私の愛読書に「とらぶるダークネス」って言う漫画があるんだけどね」
淡「うん……うん?」
照「その主人公の男の子はね、転んだ拍子にいつも女の子の胸やお尻を揉むんだよ」
淡「????」
照「……つまり、そういうこと」
淡「ど う い う こ と !?」
菫「哲学的だな」
誠子「考えさせられる話ですね」
尭深「少し、泣いてしまいました……」
淡「えぇぇぇぇ!?話の意味理解してないの私だけなの!?ねぇ、私がおかしいの!?」
菫「てなわけで、かくし芸大会を開催する」
誠子「まずは私が」ガサゴソ
誠子「ここにイーピンがあります」ジャラジャラ
誠子「種も仕掛けもございません。触って確かめてください」
照「いたって普通のイーピンだね」サワサワ
誠子「今から、これを白にします」
菫「そんなことができるのか!?」
誠子「はい。見ててください……いきますよ~」
誠子「えいっ!」ゴリッ
尭深「うわぁ……白になってる」
淡「ホントだ!凄い!!」
照「……」
照「……この手品の種、わかっちゃったかも」
菫「なんだと!?」
照「この白を良く見て」
菫「うむ……あっ!牌の表面が削れている!!」
照「そう。誠子は馬鹿力を利用して、イーピンを削って白に変えた」
淡「いやいや……そんなこと出来るワケ――」
誠子「ははは。バレちゃいましたか。流石は宮永先輩。でも良く分かりましたね」
照「『ムダヅモなき改革』は愛読書の一つだからね」
淡「えぇぇぇええぇぇ!?」
菫「いや……しかし、この技さえあれば、亦野は最強なんじゃないか?」
誠子「そうなんです。決勝戦ではこれ、使ってみようかと」
淡「反則だよ!ダメに決まってるでしょ!!」
照「この技があれば、もしかしたら二位くらいにはなれるかも……?」
淡「ズルしても優勝できないの!?なんでそんなに弱気なの!?王者の白糸台だよ!?」
菫「うむ。二位を目指すため、この技を全員で習得するのはどうだ?」
照「グッドアイデア」
淡「なんで!?」
誠子「いやぁ……教えてあげたいのは山々なんですが……この技を習得するには2年はかかるんですよ」
菫「そうなのか……しかし、良く二年も練習に耐えたな」
誠子「寝る間も惜しんで練習しました!」
淡「その時間に麻雀の練習しろや」
尭深「次は私の番ですね」
尭深「ここに麻雀牌があります」ジャラジャラ
誠子「これも普通の牌ですね」
尭深「今からこれを――」
照菫誠子「……」ドキドキ
尭深「食べます!」ぱくっ
淡「え!?ちょ!たかみー先輩!?」
尭深「まだまだれふ!」パクパクパクパクパクパク
照「凄い!もう25個も頬張ってる……」
誠子「飲みこんではないみたいですが……同時に25個も頬張れるなんて!」
尭深「以上れふ……!」ぺっ ジャラジャラ
淡「……もう、意味が分かりません」
菫「いや、意味はあるぞ」
淡「はい?」
菫「この技があればかなり有利に麻雀を打てるハズだ!」
照「確かに」
淡「テルー!?」
照「例えば、試合開始前に牌を口に入れておく。そうすると、試合中は自由にその牌を使えるってことになる」
淡「いやそのりくつはおかしい」
誠子「なるほど……それはかなりのアドバンテージですね」
淡「なんで?ねぇなんで?」
菫「ふむ。亦野の白製造と尭深の頬張りは、我が校にとって大きな戦力となる」
淡「ならないよ?」
照「ひょっとしたら、メダル圏内も狙えるかもしれないね!」
淡「メダル圏内!?それ三位狙う人が言う言葉だよね!?さっきは二位目指すとか言ってたのに下がってない!?ビビってるの!?」
菫「さて、次は私がするか」
照「よっ!部長!」パチパチ
菫「まず、私の手を見てくれ」スッ
尭深「特に何も」
菫「そう。だが、ある言葉を言うと不思議なことが起こる」
照誠子尭深「……」ドキドキ
菫「ビューティブリザード!」パラパラ
誠子「凄い!点俸が手から!」
尭深「どんどん出てくる!」
菫「どうだ!」ドヤァ
淡「いや、これ普通の手品だよね。制服の袖に点俸仕込んでるだけでしょ」
照「これにはただの手品以上の意味があるね……」
淡「……え?どゆこと?」
照「はぁ……淡はこれがいかに凄いことか理解できないみたいだね」
淡「テル?」
照「点俸が無限に出る……これは逆に言うと、どれだけ失点してもトバされる心配がないってこと」
菫「ふ……流石は照、そこに気がつくとはな!」
菫「この技さえあれば、トバされる心配はなくなったと言っても過言ではないぃぃ!!」ドヤァァ
菫「今日から私の事を白糸台の花田煌と呼んでくれたまえ!」スバラッ
淡「キュアビューティじゃなかったの!?それに、トバされる心配とかしないでよ!王者の白糸台だよ!?」
尭深「これでトバされ知らず……!」
誠子「鬼才、現る……!」
淡「えぇぇ……」
照「最後は私だね」
淡「テルはまともだって信じてるからね……」
照「まず、ここに枕があります」スッ
照「床に置きます」
照「寝ます」
照「zzzzz」
菫「凄い!もう眠っている!!」
誠子「この速度!の○太くんを越えた!?」
尭深「圧倒的」
淡「これ、どうなんだろ……」
照「おはよう……」ウトウト
菫「寝起きもいい!」
誠子「こんなにスッキリ起きられるなんて!」
尭深「圧倒的」
淡(意味わかんないけど……麻雀うんぬんに繋がることはなさそうで良かった……)
菫「しかし、これは我が校にとって大きなアドバンテージとなるな」
淡「え」
誠子「確かに」
淡「嘘でしょ!?」
尭深「淡ちゃん……分からないの?」
淡「分かるワケないじゃん!みんなおかしいよ!!」
菫「淡。駄々をこねるな。今説明してやる」
淡「……」
菫「例えば、翌日に何か大舞台が控えているとする。そうすると、お前はその夜どうなる?」
淡「どうって……緊張する、とか?」
菫「正解だ。翌日は大舞台。緊張して深夜になっても眠れない。するとどうなる?」
淡「次の日、眠いとか?」
菫「悪くない答えだ。翌日、眠いくらいなら良いが、寝坊して大舞台に遅刻してしまうかもしれない」
淡「……うん」
菫「しかし!照はこの通り寝付きが良い!そして寝起きが良い!」
照「ふふん!」
菫「すなわち、決勝戦前日、ビビッて眠れなくなって当日遅刻!なんてことは今の照には起こらない!!」
誠子「しかも宮永先輩は先鋒。できるだけ遅刻しない方がいいポジション」
尭深「ここで無遅刻は非常に大きい……」
淡「いやいや!遅刻しないなんてあたりまえで、別に大した能力じゃ……」
菫「何を言う!出席点がもらえるだろ!」
淡「もらえないよ!?そんなシステム聞いたことないよ!!」
淡「さっきから皆ヘンだよ!もっとプライドを持って勝ちにこだわろうよ!」
淡「テルも何か言ってやってよっ!」チラッ
照「しょ……」
淡「??」
照「勝敗よりも参加することに意義があるんじゃないかな(震え声)」
淡「テルぅぅぅ!それ負け犬の常套句!!」
誠子「ま、まずは楽しもう」
淡「亦野先輩!?」
尭深「安全第一で……」
淡「ケガする競技じゃないよね!?」
菫「いい思い出にしよう……」
淡「」
照「だ、だから、まずは寝坊しないように――」
淡「……」
淡「…………」
淡「………………」プルプル
尭深「あ、淡ちゃん……?」
淡「みんなキライ」
菫「え……?」
淡「もうみんななんて大っキライ!!」
誠子「大星、落ち着いて……」
淡「だってだって!みんなおかしいよ!一回負けたくらいで弱気になって二位とか三位とかトバないとか……挙句の果てには遅刻しないとか!!」
淡「そんな気弱なみんな見たくないよ!」
照菫誠子尭深「……」
淡「ねぇ、亦野先輩。いつも私の足元すくおうとしてる攻撃的な亦野先輩はどうしたの!?」
誠子「……大星」
淡「たかみ先輩。周りに流されないマイペースなたかみ先輩はどこいったの!?」
尭深「……淡ちゃん」
淡「いつも私たちを激励してくれる菫先輩はどうしたの!?」
菫「大星……」
淡「ちょっと抜けてるところもあるけど、麻雀を打つと超強いテルはどうしたの!?」
照「……淡」
淡「私はもとの自信に満ちたみんなが大好きなんだよ!」ポロポロ
淡「私も頑張るから、もとのみんなに戻ってよ……!」ボロボロ
淡「そして、みんなで優勝しようよ!!」
照菫誠子尭深「…………」
照「……そうだね。淡の言う通りだね」
尭深「確かに、私たち弱気になってました……」
誠子「たった一度、負けたくらいで」
菫「すまない。淡」
淡「……みんなっ!」
菫「よしっ!皆、気合を入れなおすぞ!」
誠子「絶対優勝する!」
尭深「右に同じく……!」
照「勝つのは私たち。これは絶対」
淡「……うん!」
菫「いくぞ!」
みんな「「おーー!!」」
カン!
以上となります。
見てくれた人、もしいたのならありがとうございます。
ssって難しいですね。
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