龍之介「あ、アンタ、悪魔?」
ジョーカー「悪魔?ふひゃはっはっは。」
ジョーカー「あぁ、俺は悪魔だよ。なんだっけか?ギリシャ神話とかに出てくるな」
龍之介「すげぇぇ!!んじゃぁ、さぁ!これ、食事っす!」
少年「ひぃぃい!」ジタバタ
ジョーカー「」ズドンッ
龍之介「えぇ!食べないの?」
ジョーカー「そんなんもんよりもっと面白いことしよう。あぁ、もっと殺し、殺しを」
龍之介「殺し?どんだけ?どんだけ殺すの?」キラキラ
ジョーカー「この町の人間全員。」
龍之介「すげぇぇ!アンタまじでそんなことできんの?」
ジョーカー「できるぜ。その前に人を集めないとな」
龍之介「俺たち二人じゃ無理なの?」
ジョーカー「面白みがねぇ」
ニュースキャスター「えぇ、緊急速報です。現在センタービルを占拠した。犯行グループから我がテレビ局にビデオが
送られてきました。」
ニュースキャスター「それでは、一部映像をご覧ください。」
ジョーカー『よぉ、えっと…俺以外には後何人いるんだっけ?4人か?5人か?』
ジョーカー『まぁ、いい。とにかく、今から人質を殺していく。そうだな、1時間に5人くらい』
ジョーカー『でも、面倒くさくなったら…う~ん、適当に殺していく。ひゃはっはっはっは』
人質『おい、やめてくれ!やめてくれ!!!』
璃正「何ということだ…。あの英霊は一体何を…」
言峰「早急に手を打たなければ、聖杯戦争そのものが明るみに出てしまいます。」
璃正「わかっている…。全マスターにキャスター討伐命令を下す。」
セイバー「行かせてください!切嗣!」
切嗣「アイリ、さすがにこれは放ってはおけない…」
アイリ「聖杯戦争そのものが危うくなってしまうわ」
切嗣「僕は奴のマスターを探す。」
セイバー「私は!直接センタービルへ行きます!」
アイリ「何だか…嫌な予感がする…切嗣」
切嗣「任せておいて…アイリ。必ずキャスターを倒すよ」
手下A「ボス!人質は全て最上階近辺のフロアにまとめました!」
ジョーカー「とりあえず、3人突き落とせ」
龍之介「ねぇ!今から何が始まるっていうんだ?」
ジョーカー「黙ってみとけよ坊主。」
龍之介「おぉ!アンタそういうんなら仕方ねぇ!期待してるぜ!」
手下B『一階フロアからとんでもねぇのがきます!』
手下B『ありゃ!人間じゃねぇ!』
ジョーカー「そうか、俺も今から向う」
ランサー「人質は!?」
セイバー「いえ、まだ!敵ばかりです!」
ランサー「どうやら、上に固めたようだな…」
ジョーカー「遅かったな~。もう三分の二はダイブしたんじゃないか?」
セイバー「貴様!下郎め!」
ジョーカー「おっとっと、コイツが死んでもいいのか?」
人質「ひいぃぃ!!」
セイバー「そ、そんな…」
ジョーカー「まぁまぁ、少し話をしよう」
ジョーカー「あんたら、何でここへ?」
セイバー「貴様を倒すためだ!」
ジョーカー「あ、じゃぁコイツはおまけだね」ズドンッ
人質「ぐはっ」
セイバー「やめろぉぉ!」
ジョーカー「次、つれて来い」
手下「おい!来い!」
人質「離せ!離してくれ!」ブルブル
ジョーカー「人質を救うためか?それとも…聖杯のためか?」
ランサー「くっ、両方だ!」
ジョーカー「あぁそう、でも二択だ。俺を殺せば人質は全員死ぬ、あぁ、そこら中の野次馬もな」
セイバー「うぅ…貴様ァ!これが嘗ての英雄のすることか!」
ランサー「お前も英霊であるなら堂々と戦え!」
ジョーカー「あぁ、俺も昔は…こんな汚い真似なんかせず。国のために民のために戦ったぜ」
ジョーカー「俺は戦いに俺の人生の全てを注いだ。だが、用が済めば…即ポイだ」
ジョーカー「あいつら俺をただの殺人鬼だと罵り、俺が行ってきた栄誉を罪だと言った」
ジョーカー「おかげでこの様さ。だから、俺は聖杯で世界を変えるんだよ。嘗ての英雄に戻れるようにな」
セイバー「だが、それでもこれは間違っている!まだ貴方にもそのような誇りがあるなら!止めるべきだ!」
ジョーカー「俺を見逃してくれるのか?」
ランサー「セイバー!?」
セイバー「えぇ、もうこのような事をしないと誓うなら」
ジョーカー「あぁ!誓おう!」
ランサー「セイバー!逃すのか?」
セイバー「彼にまだ騎士としての誇りがあるのなら、我々も騎士道に従うべきです。」
ランサー「ふっ、そうだな」
ジョーカー「そうか!ありがとう!あぁ、人質は皆、最上階にいる。」
龍之介「なんで?今からが面白いところなんでしょ?」
ジョーカー「~♪」
ジョーカー「」ポチッ
ドゴォォォォォガァガァガガガガガガ
龍之介「すっげぇ!俺たちのいたビルが粉々だぁ!」
ジョーカー「今日は、これでパ-ティーは終わり!」
救急車
救命士「状況は!?」
ジョーカー「あ、あぁ…見ての通りだ。とにかくまだ何人も生き埋めになってる」
救命士「なんてことだ…。」
ジョーカー「俺はこいつをみてやらなくちゃいけない。現場を頼む」
龍之介「うぅ、いてぇ」
切嗣「そ、そんな…。周辺にも人は大勢いたのに…」
セイバー「申し訳ございません…。私のせいで…」
アイリ「こんなことがまだ続くの?」
切嗣「だが、奴のおかげでランサー陣営は敗退した。」
切嗣「キャスターをこれ以上泳がせるわけには行かない。」
ニュースキャスター『またしても!ジョーカーを名乗る謎犯罪者からビデオが届いております!!』
ジョーカー『遠坂時臣~。俺はどんな手を使ってでも聖杯をいただくぜ。』
ジョーカー『カメラ向けろ』
凛『ふん、あ、あんたなんか!お父様が!』ブルブル
ジョーカー『えっと、助けてほしいなら?英霊をぶっ殺して、貴様の腕を切ってもってこい』
ジョーカー『そうだな…三時間待つ。俺は時間に厳しいほうだから、あぁ、10分前には殺す』
ギルガメッシュ「ほうっておけ。時臣、あのような道化に付き合う必要もあるまい」
時臣「で、ですが…英雄王…」
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