京太郎「高校最後の!!」 咲「春が来た!!!」 (1000)
咲「私たち」
京太郎「三年生になりました」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394813122
京咲スレです。
ただし二人はカップルではないです。
三年になろうが、カップルではないです。
なんでだろうね?
京咲がだらだらいちゃいちゃと青春するだけです。
『っぽい』が取れました、やったね。
一部のキャラの性格がちょっとおかしいことになってるかも?
このスレの京咲以外の全人類は全て京咲至上主義です。故に三角関係とかドロドロはありません。
>>1が展開に困ったときや気分が乗ったときなど、たまに安価を出したりします。
エログロとか鬱は書けません。そういうの期待してる人はごめんね。
このスレにおける、原作一巻の「いい嫁さんだなァ」の人の名前は『嫁田直人』です。
>>1はライトウィンガーでソルキチでSH国民です。そっち系のネタが時々出てくるかも。
他、なんか注意事項などがあれば後々追加します。
このスレが最後になります。
もう少しだけお付き合いください。
前スレ
京太郎「冬を越えれば!!」 咲「春が来るぞー!!!
京太郎「冬を越えれば!!」 咲「春が来るぞー!!! - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385823669/)
前々スレ
京太郎「季節は秋でも!!」 咲「心は春だー!!!」
京太郎「季節は秋でも!!」 咲「心は春だー!!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1382628081/)
前々々スレ
京太郎「秋になっても!!」 咲「青い春ー!!!」
京太郎「秋になっても!!」 咲「青い春ー!!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1378222831/)
前々々々スレ?
京太郎「夏だ! 休暇だ!!」 咲「青春だー!!!」
京太郎「夏だ! 休暇だ!!」 咲「青春だー!!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1375879840/)
下手っぴな書き手ですが、春の日差しのような暖かい目でお付き合いください。
というわけで、春スレです。
何度も念を押しますが、原作一年世代はこのスレでは三年生です。
久さんもまこさんも卒業しています。
京太郎はまだ童なんとかを卒業していません。
今日はスレ立てだけです。
次から普通に投下していきます。
それでは今日のところはおやすみなさい。
京太郎「ロン。三色チャンタ連風牌、ドラ2でハネ満だ!」
ムロ「マジですかっ!? うわ~、これは痛いなぁ…」
京太郎「さぁ、こっから親だ。このまま全員捲くってやるぜ」
優希「むむっ、なんとしても逃げ切ってみせるじぇ!」
ムロ「こっから逆転…厳しいなぁ。でも……頑張ります!」
優希「その意気だじぇ!! むしろ京太郎から直撃とって捲くりかえしてやるのだ、ムロ!」
和「優希。あなたも逃げに徹せずに須賀君から直撃を狙いに行ったらどうですか? これはあくまで練習なんですし」
優希「そしたらのどちゃんが和了るじゃん。やーだねー」
京太郎「へへっ。こっから連荘で全員捲くるから一緒だよ!! サイコロ回れ~!!」
ムロ「それポンです!」
京太郎「む、ダブ南か。これでムロは二鳴き………和も優希もツモ切りで、俺のツモは……」
咲「コーヒー入ったよ~」
京太郎「あ、は~い。その辺に置いといてくれ」トッ
ムロ「あ、それロンです」
京太郎「へ? …あ…………あぁぁああああぁああぁああっ!! 何も見ずに切っちまったぁあぁあぁあああぁあぁああぁあぁあ!!!」
優希「しかもこれ……」
ムロ「えっと……三色チャンタ連風牌…あと、ドラが2つ……ですね」
京太郎「さっき俺が和了った手と全く同じじゃねぇかぁああぁああぁあぁああっ!!!」ウガー
和「まぁ、偶然ですね。ありえなくはないかと」
京太郎「この~、狙ったのかよムロぉ!?」
ムロ「え? いや、決してそういうつもりでは……えっと、ごめんなさい?」
優希「あ~!! 京太郎が後輩を苛めてるじぇ!!」
和「最低ですね、須賀君」
咲「京ちゃん…それはどうかと思うよ…?」
京太郎「なぁ…ムロ。同級生が俺を苛めるんだ……」
ムロ「もう見慣れた光景ですけどね。頑張って下さい、部長」
京太郎「しょんにゃあ……」
京太郎「はぁ~…結局ラスかよ」
咲「途中までは調子よかったのにねぇ?」
京太郎「なぁ…………あ、コーヒーおいしい」
咲「ふふっ、ありがと」
京太郎「ありがとうはこっちの台詞な? ありがとな、おいしいコーヒー入れてくれて」
咲「ふふっ。じゃあ、どういたしましてっ♪」
和「あ~…対局後のコーヒーが甘くなる~」ダラダラ
優希「あ~…対局後のタコスも甘くなる~」ダラダラ
ムロ「もはやこれも見慣れた光景ですけどね~」ダラダラ
というわけで、京咲三年生の部活風景がどんなもんかという話しでした。
とりあえず、まだ付き合ってはいないです。
今はなんかいちゃいちゃしてましたが、からかわれると距離を置きます。
あ、ムロが後輩として入りましたよ~。
その内マホも入る予定。
ほんじゃま今日はこの辺で。
おやすみんさい。
おつー
ミカちゃんのことも忘れないであげて……
こんばんわ。
今日もちょろっと投下していきます。
お題はもうちょい待ってくださいまし。
ミカ「おはようございます」
ムロ「あ、ミカ! おかえり」
京太郎「お~、おかえり~」
和「旅行は楽しめましたか?」
ミカ「はい。二泊三日の家族旅行で京都に行っていたため昨日の部活には参加できず、まるで筆者に存在を忘れられていたかのような思われたかもしれませんが、とても充実した三日間でした」
咲「旅行ならしょうがないね」
京太郎「あぁ、旅行ならしょうがない」
優希「そんなことよりお土産は!? タコスは!?」
京太郎「流石に京都土産でタコスはねーだろ…」
ミカ「あはは……えっと…一応生八ツ橋と呼ばれるものを買ってまいりました」
優希「おぉ~、それはそれでおいしそうだじぇ!!」
和「八ツ橋ですか。昔はチョコ入りやカズタード入りの方が好きでしたが、この歳になるとやはり王道のニッキや抹茶味をおいしく感じますよね」
咲「和ちゃんももうアラフォーだもんね」
和「アラサーですよ!! いえまだアラトゥエンティです!! っていうか普通にティーンです!!」
ムロ「そういえば、はやりんって今年でさんじゅ…」
ミカ「それ以上はダメ、ムロちゃん」
京太郎「歴史の闇に葬り去られるぞ?」
ムロ「は……はい……」
すいません…忘れてました…
京太郎「でも…京都かぁ……。いいなぁ…俺も行ってみたいなぁ…」
咲「いいよねぇ、京都。私も行ってみたいなぁ…」
優希「どうやら新婚旅行は京都らしいじぇ」ヒソヒソ
ムロ「でもこの前は北海道にも行きたいって言ってましたよ?」ヒソヒソ
ミカ「やっぱり部長と宮永先輩は、よく旅行とか行かれたりするんですか?」ヒソヒソ
和「そうですね。私たちが一年の時には二人で海に行ったりしてましたよ。二泊三日かなんかで」ヒソヒソ
京太郎「聞こえてるからな?」
咲「ま…まだ新婚旅行じゃないよ!?」
和「…ん?」
ミカ「今」
優希「『まだ』って」
ムロ「言いました?」
咲「」
京太郎「」
久「みんな~、久しぶり~!! 久だけに………って、あら?」
和「ねぇねぇ。じゃあいつ新婚旅行行くんですか~?」ヤイノヤイノ
ムロ「『まだ』ってことはいつか行く予定があるんですよね~?」ヤイノヤイノ
優希「ほらほら~。顔真っ赤になっちゃってるじぇ~?」ヤイノヤイノ
ミカ「あ、竹井先輩。お久しぶりです」
久「久だけに? あと状況解説よろ~」
ミカ「えっと…話せば長くなりますが……宮永先輩が部長と新婚旅行です」
久「ホントにっ!? 私も話しに混ぜて混ぜて~」ヤイノヤイノ
京太郎「だぁ~、解散解散!! せっかくOGの竹井大先輩も来てくれてんだから、麻雀すっぞ麻雀!!!」
この後、話しを続けたい久和優希に須賀部長が毟られまくったのは言うまでもない。
というわけで今日の投下はここまで~。
ミカちゃんって特に性格付けとかなかったよね?
なので>>1が勝手にでっち上げちゃうぞ~。
あと、京ちゃんは現部長です。
和にしようか迷ったけど、部長の方が色々おいしそうだったので。
あとマホは現在清澄高校の入試結果待ちです。
神の視点から言わせてもらうと、合格は確実です。
4月になれば出てくる予定。
つーわけで今日の投下はここまで。
旅行フラグとか立てつつ、おやすみなさい。
>>16
も…勿論覚えてましたとも……。
>>23
追いつかれた!!
あ、あとsage入れるのはメールのとこですよ~。
分かりにくいよね、これ。
こんばんわ。
なんかすごくいい感じの京咲スレが立ってたので、めっちゃテンション上がって、明日飲む予定だったオレンジジュースを飲み干してしまった。
明日の飲み物どうしよう……。
とりあえず今日までが新スレの序章的な何かです。
投下いくよ~。
マホ「マホ…合格してるでしょうか……」カタカタ
優希「大丈夫!! 私たちが信じたマホを信じろ!! だじぇ」
ムロ「まぁマホも頑張って勉強したんだし、きっと合格してるって」
咲「私たちも一生懸命勉強教えたもんね。通ってるよ、きっと」
京太郎「英語を和が、国語を咲が、社会をムロが、数学を俺が、理科をミカが、それぞれ付きっきりで教えたもんな」
優希「あれはしんどかったじぇ」
和「その間優希はずっとタコス食べて麻雀打ってましたけどね」
優希「おいのどちゃん!! そうは言うけどなぁ!! 京太郎がマホに勉強教えてる時に咲ちゃんの麻雀の相手を一番していたのは誰だと思ってるんだじぇ!?」
和「あ………すみませんでした…」
ムロ「あ~…あれは酷かったですね…」
ミカ「でも頬っぺた膨らましてた宮永先輩は可愛かったですね。麻雀は鬼でしたけど…」
咲「そ…そんなことよりマホちゃんの合否だよ!! えっと…番号は……?」
マホ「えっと…334です」
京太郎「334……334……」
マホ「329……330……331……332……333………………」
マホ「…………334…………334!!!」
ムロ「やったなマホ!!!」
ミカ「おぉーっ!! マホちゃん大勝利!!」
和「おめでとうございます!!」
優希「よぉーしっ!! よくやったじぇマホ!!」
咲「わぁ!! おめでとうマホちゃん!!」
京太郎「やったなマホ!! よし、少し早いが………」
「「「「「「ようこそ、清澄高校麻雀部へ!!!!!!」」」」」」
マホ「え? まだマホ、麻雀部に入るかは決めてないんですが…」
優希「なん……だと……?」
マホ「えへへ~、勿論冗談です~」ニパー
ムロ「お前まだ入学もしてないのに先輩をからかうとは…いい度胸してるなぁ~」
ミカ「これはマホちゃんは入部してから三か月間、雑用の刑だね」
マホ「えぇっ!?」
京太郎「ちなみに俺は決して入学時に先輩をからかったりはしていないぞ? 念の為に言っておくが」
咲「京ちゃんの場合はタイミングが悪かったよね。まぁ、大会終わってからは普通に混ざれてたし、出来れば許してほしいかなって」テヘ
京太郎「……別に咎めてるわけじゃないからいいけどさ…」
優希「マホ。もう知ってるとは思うが、こやつらが清澄名物の京咲だじぇ」
和「油断してたらすぐにイチャつきだすので、気を付けてくださいね?」
マホ「須賀先輩と宮永先輩はすぐにイチャつく……はい!! マホ、また一つかしこくなりました」
咲「い……イチャついてなんかないもん!!!」
京太郎「ふ、風評被害だ!! なぁ、咲」
咲「そうだそうだー!! 京ちゃんの言う通り、風評被害だぁー!!」
和「ね?」
マホ「ホントだ…すぐにイチャつきはじめましたね」
京太郎「」
咲「」
最近の清澄では京咲が同じ意見を言うだけでイチャついてると判断するようです。
なお時々カウンターで滅茶苦茶イチャつきだす模様。
というわけで、今日の投下はここまで。
マホの入学が決定しました。
本格的に出てくるのは4月になってからですが、たまに部活に顔を出したりするかも?
それではおやすみなさい。
そろそろ前スレ最後のお題に取り組まなくてはな……。
最近の学校はこういう掲示式の発表はほとんど無いと思うんだが
こんばんわ。
すいません。
今日明日と、ちょっと投下できなさそうです。
木曜の夜には投下できるようになると思います。
なのでそれまでの二日間は、天気予報で雨が降ると聞いていたので京太郎も咲も傘を持ってきていたが、なんとか二人に相合傘をさせたい和優希嫁田が京太郎の傘をこっそり隠して、咲と京太郎を相合傘させることには成功したものの
「流石にやりすぎたんじゃね?」
という罪悪感にかられ、三人ともせめて罪滅ぼしにと傘を持ったまま雨に塗れて帰るところでも想像しながら待っててください。
ほんじゃま二日後に、また。
おやすみなさい。
雨に濡れて叫びながら帰宅って前にやってたね
和とか最初恥ずかしがりながら終いには自棄になってふっきった感じでやってほしい
こんばんわ。
今日は>>44のお題について書いていきます。
お題というか、自分なりの答え合わせというか。
>>47
>>1が受験した時は、張り出しでしたね~。
今はインターネットとかなのかな?
>>56
多分めっちゃ最初の方ですね。
こういうの覚えてて貰えると、すげぇ嬉しいです。
あ、あとどうでもいい話しですが、>>1の従弟が無事、志望校に合格しました~。
おめでと~。
序盤
嫁田「あぁああぁあああぁああああっ!!! 雨冷ぇええぇえええ!!」
和「うぅ……せ、せめて鞄で雨を防ぐのはありにしませんか?」
優希「っというかのどちゃんの服が透けてエロいこと、いや、エラいことになってるじぇ!!」
和「ひぅっ!? ど、ど、どうしましょう!?」
嫁田「え、どれどれ…」
和「見たら殺しますよ?」
優希「見たら殺すじぇ?」
嫁田「そんな殺生な……」
中盤
嫁田「なんだろう……だんだんテンションが上がってきた……」
和「今……脳内からエンドルフィンが大量に出てきているのが分かります……ランナーズハイってやつです……きっと……」
優希「そ…その内鬼の貌とか浮かび上がってくる気がするじぇ……」
和「ヒッティングマッスルが鬼の貌の形になるなんて……SOA……」
末期
嫁田「ヒャッハーーーーーーッ!! 雨だ雨だぁっ!! 天の恵みだぁっ!!!」
和「あはっ、あはははっ。パートリーシアーッ!!」
優希「あはははははっ!! おれ達がガンダムだじぇ~っ!!! ごっとふぃんがっ♪」
嫁田「ゴットで殴ってなぜ悪い!」
和「あはははははははははっ!! パ~~トリ~~シア~~~~~っ!!!」
アハハハハハハハハハ
アハハハハハハハハハ
京太郎「……………何やってんだ? あいつら」
咲「………さぁ? みんな傘持ってるのにね」
京太郎「嫁田はともかく、優希と和まで………なんかいいことでもあったのかな?」
咲「かもね……そんなことより、もっと中入ってよ。肩濡れてるよ?」
京太郎「いいんだよ。傘忘れたのは俺なんだし」
咲「京ちゃんがよくたって私がよくないよ。それで風邪ひいたらどうするの?」
京太郎「馬鹿は風邪ひかねえから大丈夫だよ」
咲「そんなこと言って、二年前の秋ごろに風邪ひいて私に看病させたのは誰だったっけ?」
京太郎「なっ…。お前よくそんなこと覚えてるなぁ……」
咲「ふふっ、忘れるわけないじゃん。大切な思い出なんだから」
翌日、風邪をひいた和が家のベットで静かに寝ているのが見つかり、優希と嫁田は普通に学校にきた。
こんな感じ?
やっぱ和はだんだんテンション上がっていくのが似合うと思いました。
今回はおまけ程度の京咲要素になってしまった。
あとTMごっこは本人達が危ないからやめるよう言っておりますので、やらないように。
次こそは貰ったお題を書きたい。
今日はもう寝ます。
おやすみなさい。
おつー
ネタについてはさっぱりだが、とにかくテンション高い和達も、ごくごく自然に仲が良い京咲も良かった
こんばんわ。
ぐぬぬ…最近投下時間の確保が難しくなってきた……。
もしかしたら投下ペースが落ちるかもです。
とりあえず今日の投下、行くよ~。
京咲「「モデルのバイト?」」
ハギヨシ「はい。4月からリニューアルオープンとなる龍門渕ホテル、そのチラシによろしければ宮永様と須賀様にも出ていただけたらと思いまして……」
京太郎「なるほど…チラシのモデルですか……」
京太郎(龍門渕では何度か短期バイトとかさせて貰ってるけど…すっげぇ給料いいんだよなぁ。チラシのモデルってことはそんな労力もかからないと思うし、何よりハギヨシさんにはよくお世話になってる……。これは参加させて貰った方がメリットが多そうだ)
咲(う~ん…モデルかぁ。私には向いてないと思うけど……でも、龍門渕さんは給料いいし、衣ちゃんにも会えるし…。ま、私なんて凄く地味だし、どうせ後ろの方でちょっと写るくらいだよね? なら……)
京太郎「分かりました。参加させていただきます」
咲「私も、参加します」
ハギヨシ「ありがとうございます、宮永様、須賀様。日時についてはまた後日連絡させていただきますね?」
京太郎「あ、はい」
咲「分かりました……ちなみにモデルって、なんのモデルなんですか?」
ハギヨシ「あぁ、そういえばなんのモデルか伝えてませんでしたね。お二人に今回撮影協力していただくのは……」
その時のハギヨシさんの表情は、今でも印象深く覚えている。
あの人でも、ああやって笑うことがあるのか。
そんな感想を抱くほど、その時のハギヨシさんの笑いかたは邪悪で、なのに爽やかで、まるでイタズラの成功して子どものような、そんな笑顔だった。
ハギヨシ「ブライダルのチラシです。分かりや安く言うと、結婚式場ですね」ニッコリ
俺はこの時、この世界で両親の次に尊敬しているであろう人に対して初めて。
この野郎…と、言いかけた。
この野郎……。
衣「おぉ、よく似合っているぞ! 咲、きょーたろー」
咲「ん…そうかな?」
透華「えぇ、とてもよく似合っておいでですわ!!」
京太郎「えぇ、ブライダルのチラシに俺たちが出ることについては何も文句ありませんよ。元はと言えば詳しい話しを聞かずに出ると言った俺たちにだって責任はあります」
京太郎「ブライダルですからね。ドレスとタキシードを着るというのも分かります。百歩譲って俺と咲が新婚役というのもよしとしましょう」
京太郎「ですがなぜ! あの人たちまで!! いるん!!! ですか!!!!」
優希「おぉ、咲ちゃん! とても可愛いじぇ!!」
和「ウェディングドレス…素敵ですね……」
まこ「さっそくOGとして顔出しにきてやったぞ~」
久「あらあら、私が見ない間に結婚まで進展しちゃうなんて……」
マホ「うわぁ~! 結婚式なんてマホ、初めてです!!」
ムロ「一応言っておくと、あくまでも撮影だからな? 他の人はともかく、マホだけは本気で勘違いしてそうだ」
ミカ「はぁ~…相変わらず井上さんは身長高いなぁ…。女子で私よりも高い人なんてそうそういないのに…」
嫁田「いや~、それにしても…ついに俺の『いい嫁さんだなァ』が公式になると思うと、感動で魂が震えるぜ」
照「ねぇ菫、このお菓子は食べていいやつかな?」
菫「まぁ、一つ二つならいいんじゃないか? ………そんなハムスターのように頬張るなよ、みっともない」
界(咲父)「バカな…!? チラシに載るだけで給料がこの額だとぉ!? もう咲のモデル料と照のファイトマネーだけで食っていけるんじゃ……恐るべし龍門渕」
恵(和父)「ははは、愉悦愉悦。今日も他人の幸せで飯がうまい。まさかこの私が神父役で招待されるとは…運命とはかくや不思議なものだ!」ハフハフ
いちご「な…なんじゃ!? この麻婆豆腐…辛すぎて食べられへん!!」
エイスリン「ジャパニーズウェディング! ステキっ!!」
泉「おい原村ァ!! 今年こそはウチが勝つからなぁ!! 覚えとれよっ!?」
穏乃「はぁ~。知らない山で遭難していた所を助けていただいたばかりか、こうしてチラシにも出演させていただき、その上給料まで貰えるとは…龍門渕さんには頭が上がりませんよ!」
成香「ウェディングドレス…素敵ですね……」
霞「成香ちゃん、原村さんと同じこと言ってるわよ?」
那岐「むむっ、この気配……妖しの類か!?」
春「多分おっぱいオバケの気配………」サクサク
京太郎「明らかに関係ない人までいるじゃないですか!?」
透華「撮影にあたり、龍門渕と清澄のメンバーだけではボリュームに欠けると思いまして…全国から何人かを適当な方法で選んで、お誘いさせていただきましたわ」
京太郎「適当な方法って……どんな基準で決めたんですか?」
透華「ウィキペディアの『咲の登場人物』のページから、目を瞑って適当に指差した人物を招待させていただきましたわ!!」
京太郎「本当に適当じゃねえか!?」
※本当です
智紀「はい、まずはこっち向いて並んでくださーい」
智紀「宮永さん、下向かないで。顔がよく写らないから。須賀くんもよそ見しないの。前向いて前」パシャパシャ
智紀「はい、じゃあ次は向かい合ってくださーい」
智紀「こらこら、目を逸らすな君たち。ちゃんと目を合わせて」
智紀「ふふふ。宮永さんも須賀くんも、顔真っ赤だよ。近い未来に同じようなこと経験するんだから、今のうちに慣れとかないとね。これは予行練習だと思ってさ」
京太郎「くそっ、何故か今日はよく喋るなあのおもち引きニート。口調も変わってんじゃねえか腐れ眼鏡」ボソッ
咲「きょ…京ちゃんが毒舌キャラに……よ、良くないよ…そんな汚い言葉使っちゃ……」ボソッ
智紀「お、耳打ちいいですねぇ~。今夜のベットでの計画でもたててるのかなぁ~?」パシャパシャ
咲「…………」イラッ
京太郎「…………」イラッ
京太郎「さて、ようやく式場での撮影は終わりましたね!」
咲「では私たちはこれで…」
ハギヨシ「申し訳ありませんが、まだ披露宴会場の撮影が残ってますよ? というか、その為にエキストラの方々に来ていただいているのですから…」
京太郎「」
咲「」
んでんでんで…。
京太郎「………まさかケーキの入刀までさせられるとは…………すげぇ恥かいた」
咲「もうダメ…恥ずかしすぎてお嫁に行けない……」
久「と、花嫁さんが申しておりますよ、旦那さん?」
京太郎「お前ちょっと黙れよ………あ、先輩だった」
ハギヨシ「はい。というわけで、今日の撮影はここまでです。お疲れさまでした」
京太郎「はぁ…なんか今日一日で一週間雑用し続けたくらい疲れた」
咲「だね……何故か嫁田君は子供の時の私たちの写真持ってくるし、何故かお父さんは私たちが子供の時のビデオ持ってくるし、何故か久先輩は私たちが高一の時の写真持ってくるし……」
京太郎「ホントに、無茶苦茶だったな……」
京太郎「………でも、これもいつか通る道なんだよな……」ボソッ
咲「………………え?」
京太郎「………あ、いや。なんでもない……」
咲「………………そう」
京太郎「…………おう」
数日後……。
京太郎「……んあ、これ…龍門渕ホテルのチラシじゃん………そいや、全国に配られてんだっけ? なんつーか、流石龍門渕」
京太郎「………ブライダルのとこ……やっぱ咲と俺が写ってるな」
京太郎「………咲、やっぱ可愛いなぁ…」
京太郎「……………………」キョロキョロ
京太郎「………………部屋に飾る用と、保存用と、飾る用の予備と、切り取ってコレクションする用と……」ガサゴソ
咲「……あ、これ。この前撮影したチラシ……確か、全国に配ってるんだよね…なんか、恥ずかしいなぁ……」
咲「………ブライダルのところ……やっぱり京ちゃんと私が写ってる」
咲「……はぁ~…タキシード着た京ちゃん、かっこいいなぁ……」
咲「…………………」キョロキョロ
咲「…………その、部屋に飾る用と、とっておく用と、飾る用の予備と、京ちゃんノートに貼っておく用と………」ガサゴソ
はい、前スレ>>999を(勝手に)改変したものでしたー。
フハハ、お題安価を取った程度でここの京咲が結婚出来ると思うな!
『結婚式』だからね、結婚するとは言ってないからね。
いえ、マジレスすると全国放送ってのが難しそうだったので、チラシでの全国展開になったというだけです。
最初はCMでもと思ったんだけどね、それだと咲ちゃんが出てくれなさそうだったから。
というわけで、今日の投下はここまで。
リアル結婚式を期待してた人、ごめんね。
仮にIfであれ、京咲の結婚式をやってしまうと、それから先のモチベーションが著しく下がる気がしたんです。
許して下さい、なんでもはしませんけど。
それでは、おやすみなさい。
>>70
ガンダムとバキとエアギアのデタをお借りしております。
バキとアカギのクロススレを立てようと思っていた時期が僕にもありました……。
ちなみにこの撮影会は全て国広君と純君に撮影されています。
おつ(´ω`)おつ
5~6年後の予行練習ですねww
てきとーに選ばれた中にすこやんが居なくてヨカッタ
こんばんわ。
うぬぬ…せめて二日に一度ペースは崩さない様にしたい。
というわけで、投下行くよ!
>>90-92
なんでや!!
本編二年後のこの世界ですこやんが結婚してる可能性やってあるやろ!!
あ…あるやろ!!
京太郎「さて。思わぬバイトによる臨時収入もあったことだし。なんか食いに行こうぜ~」
咲「奢ってくれるの!?」
京太郎「お前も給料もらったろ? 今回はダメー」
咲「え~、ケチ~」ブーブー
京太郎「ケチで結構。何食いに行く?」
咲「ん~。お金が入ったからと言って、すぐにポンポン使っちゃうのはよくないよね」
京太郎「まぁな。んじゃ、適当なファミレスにでも行くか。安いし」
咲「うん!」
ィラッシャセー
咲「ファミレスの入口に置いてある、名前を書くアレに名前書いとくね」
京太郎「お、よろしく~」
咲「京ちゃんが書いたら変な名前にしたりしそうだもんね」
京太郎「あー、中学ん時にやったやった。フリーザとか戸愚呂とか、あと焛童とか書いたわ」
咲「もう。店員さんに迷惑かけたらダメでしょ!」
京太郎「若気の至りってやつだ。許せ」
咲「もー、ホントに京ちゃんはダメダメなんだからぁ…」
店員「え~、二名様でお待ちの須賀様。お席ご案内しまーす」
咲「あ。呼ばれたよ、京ちゃん」
京太郎「うい~………………ん?」
京太郎(……なんだろう? 今、何か違和感を感じたような……)
咲(…………ふふっ。これ、ちょっとドキドキするよ~)
はい、短いですが今日の投下はここまでです。
違和感の正体とは一体なんでしょうねぇ。
それではおやすみなさい。
こんばんは。
さっそく投下していきますよー。
>>1で「三年生になった」って言ってるけど、実はまだ春休みだから三年生にはなってないんだよね。
京太郎「春休みもあと少しだな」
咲「そうだね。休みが明けたらいよいよ私たちも三年生だよ」
京太郎「あ~、今年こそは俺も全国行きてぇなぁ」
咲「京ちゃんの打ち方は当たり外れ大きいからねぇ。一緒に打ってる側からするとやりにくいんだけど…」
京太郎「一昨年は一回戦敗退。去年は決勝リーグには残ったけど、順位は下から数えた方が早かったからなぁ」
咲「でも、勝てるようにはなってきてるんだし、今年はワンチャンあるよ!」
京太郎「ワンチャンかぁ……ワンチャンかぁ……」
咲「え、あ、いや。きっとスリーチャンかフォーチャンくらいあるよ!!」
京太郎「チャンってのはどんな単位なんだよ…」
咲「あ、それにほら! 男子の新入部員が四人以上入ってきたら団体戦にも出られるかもだし!! そうなったらチャンス倍増だよ!」
京太郎「男子…男子の新入部員なぁ……。いやまぁ入って欲しくないと言えば嘘になるんだけどさ……」
咲「? あんまり団体戦は乗り気じゃない感じ?」
京太郎「ん~、いや…なんというか………なぁ?」
咲「?」
京太郎(団体戦に乗り気じゃないというか…他に男子がいるのが怖いっつーか……)
京太郎(あー…でも逆にライバルってわけじゃねえけど、他にそういうやつがいた方が俺ももっと積極的になれるかもしれねえもんなぁ……)
京太郎(……まぁ、なるようになれ、だ。頑張れ、未来の俺)
ホントは男子部員も入れてあげたいんだけど、オリキャラ作ることになっちゃうからなぁ…。
白田君? 下見君?
誰だっけそれ刹那で忘れちゃった。
早く四月になってほしい。
早く学校ネタ書きたい。
というわけで、今日の投下はここまで~。
おやすみなさい。
以下どうでもいい話し。
ここの京ちゃん(3年ver.)は『物欲センサーの精度がヤバい』というオカルト持ちです。
ここ一番で欲しい牌が引けない能力、欲しい牌と全然関係ない牌を引く能力。
京ちゃん自身もそれを自覚しています。
なのでここの京ちゃんは配牌時点でどんな役を目指すかを決め、その役に必要のなさそうな牌を一枚抱えながら打つという打ち方をしてます。
この時、不必要な牌は伏せておきます。
実質12枚で手作りとオリを両立しつつ、不要牌が重なれば頭に、不要牌の隣の牌で順子が作れれば平和を目指し、不要牌の近くの牌が来なさそうなら、逆に伏せていた不要牌を手に組み込んで不要牌に物欲センサーを反応させ、本来の手作りに必要な牌をツモり易くするといった打ち方をしてます。
自分で言っててよく分からんくなってきた。
要は断么が近い手ほど么九牌を引くから、断么目指すときでも八萬あたりを伏せて置いとけば九萬引いても和了にいける、みたいな感じです。
牌に愛されなくても嫁に愛されてるからええやん
エイプリルフールはあるかな?
こんばんは。
録画してた咲のアニメ見てたら、久しぶりに京ちゃんが喋ってた。
予告でだけど。
なのでそのネタで一つ書いてきます。
>>109
「嫁さん違いますっ!!」
>>111
そりゃあ4月1日がいきなりなくなったりはせんでしょう(すっとぼけ)。
和「ロンです。立直役牌ドラ1、裏は…乗らず。5200です」
京太郎「ぐあぁ…初っ端からゴンニかぁ。痛いなぁ」
和「ふふふ、リー棒もついでに貰っていきますね」
優希「うあぁ…私のリー棒がぁ……」
京太郎「1000点くらいでうだうだ言うなよ。俺なんてその五倍取られてんだぜ?」
咲「まぁ、どんまいだよ京ちゃん。逆にゴッツーでよかったと思おうよ。いきなり満貫とかじゃなくてさ」
京太郎「だなぁ…ま、東場も始まったばかりだし、気合い入れ直していくか!!」
ムロ「……………………」
ミカ「? どうしたの、ムロちゃん。急に固まっちゃって…」ヒソヒソ
ムロ「……いや、部長は5200点のこと『ゴンニ』って言うけど、宮永先輩は『ゴッツー』なんだなぁ、と思って」ヒソヒソ
京太郎「……………………」
京太郎「あ、それロン」
優希「む、私から上がろうとは小癪な……」
京太郎「立直一発に断么でゴン…ッツー……あ、いや、5200点です」
ミカ「私たちの声、聞こえてたのかな?」ヒソヒソ
ムロ「多分…。発声も宮永先輩とお揃いがいいんだね、部長」ヒソヒソ
ミカ「バカップルだね、バカップル」ヒソヒソ
ムロ「先輩に向かって『バカップル』はないでしょ。バカって言ってるし」ヒソヒソ
ミカ「じゃあなんて言えばいいのかな?」ヒソヒソ
ムロ「……う~ん……なんか見てたらほんわかするから、『ほんわカップル』と呼ぼう」ヒソヒソ
ミカ「いいね、じゃあ『ほんわカップル』で」ヒソヒソ
京太郎「………ムロもミカも、聞こえてるからな?」
ムロミカ「「!?」」
京太郎「まったく。そんな雀卓の近くでヒソヒソ話しすんなっての」
和「で、実際の所はどうなんですか? さっきも『ゴンニ』って言いかけて『ゴッツー』に言いなおしてましたけど…」
優希「あとこの前も7700点のこと『チッチー』から『チッチ』に変えてたじぇ。ちなみに咲ちゃんも『チッチ』から『チッチー』に直して、京太郎の言い方を見て『チッチ』に戻してたじぇ」
京太郎「」
咲「」
大会では普通に点数申告しましょうね。
というわけで今日の投下はここまで。
最近3レス投下がデフォになりつつあるなぁ…。
昔は5レス~10レスくらい書いてたのに…。
ま、何かイベントがある日はガッツリ書くという方針で。
それではおやすみなさい。
こんばんわ。
なんとなく春の話題でも一つ。
我が家の庭の梅が咲きました。
桜はもうちょいかかりそうですね。
宮守のある東北では桜前線が梅に追いつくため、桜と梅が同時に咲くらしいですね。
あと、開花時期がゴールデンウィークに重なるため、実質ゴールデンウィークは花見休暇だとか。
ま、どうでもいいですね。
それじゃあ投下していくよ~。
咲「そういえばさ。昨日梅の花が咲いてるの見たよ」
京太郎「ホントか? もうそんな季節なんだなぁ」
咲「ついこの間まで寒い寒いって言ってたのにね」
京太郎「とか言って油断してたらまた寒くなるんだぜ? 四月の中旬あたりにいきなりな」
咲「あ~、あるある」
京太郎「四月って基本的に暖かいくせに、花見の時だけやたら寒くなるよな」
咲「あ~、それもあるあるだね」
京太郎「あとさ。桜の花びらがコップにヒラヒラって落ちてくるのがやりたくて、コップを持って桜が散ってくる方に行くけど、そうしたらさっきまで自分がいたところに花が舞ってくるよな」
咲「あ~、あるあ……いやごめん。それはあまりないかな。じっとしててもコップに落ちてくるし」
京太郎「マジか。お前運いいな」
咲「ん~、そうでもないかな。一枚二枚ならともかく、十枚くらい入ってきたらちょっと嫌だし」
京太郎「あ~、そういうパターンもあるのか」
京太郎「あ~、花見行きてえなぁ。桜の木の下で何も考えずにただただ無意味に時間を過ごしたい」
咲「すごい願望だね。まぁ気持ちは分かるけど」
京太郎「だってほら、桜ってただ見てるだけじゃつまんねえじゃん。何も考えずに散っていくのを感じるくらいがいいんだよ、きっと」
咲「う~ん。一見趣深いこと言ってるように聞こえるけど、京ちゃんだしなぁ…」
京太郎「どういう意味だよ」
咲「ん? 多分いざ花見したら桜なんてそっちのけで嫁田君あたりと騒ぎ出すんだろうなぁと思って」
京太郎「失礼な。俺だってTPOくらい弁えるさ」
咲「ホントに~?」
京太郎「マジマジ。なんなら試してみるか?」
咲「試すって…どうやって?」
京太郎「実際に花見に行ってみよう。二人で」
というわけで、花見フラグだけ立ててターンエンド。
花見は明日書きます。
ちなみに花見と言っても、梅の方です。
桜はまだ咲いてないっしょ、多分。
つーわけで、おやすみなさい。
おまけ
「あ~、花見行きてえなぁ。桜の木の下で何も考えずにただただ無意味に時間を過ごしたい」
嘘だ。
無意味な時間なんて過ごしたいわけがない。
ただ、お前と花見をする。
そんだけの行為が、俺にとってどれだけ有意義なことか。
「すごい願望だね。まぁ気持ちは分かるけど」
「だってほら、桜ってただ見てるだけじゃつまんねえじゃん。何も考えずに散っていくのを感じるくらいがいいんだよ、きっと」
これも嘘。
桜が散るのなんてなんとも思わない。
だってこんなのは、全部口実にすぎないんだから。
「う~ん。一見趣深いこと言ってるように聞こえるけど、京ちゃんだしなぁ…」
「どういう意味だよ」
はぁ~あ。
なんとかして咲を花見に誘いてえなぁ。
でも、桜の花見となると部員全員で行こうってなるだろうからなぁ。
かといって、二人きりでとか言うのも恥ずかしいし。
どうしたもんか。
「ん? 多分いざ花見したら桜なんてそっちのけで嫁田君あたりと騒ぎ出すんだろうなぁと思って」
「………失礼な。俺だってTPOくらい弁えるさ」
……………おや?
……………おやおやおや?
……………この会話の流れは……いける?
………………うん、行けるな!
この会話の流れなら、自然に切り出せるはずだ!!
よし、自然に。
自然に切りだすんだ。
まるで今、ふと思いついたかのように。
「ホントに~?」
「マジマジ。なんなら試してみるか?」
「試すって…どうやって?」
よし、こっそり深呼吸深呼吸、落ち着いて。
会話の流れに違和感はない。
疑いをかけられたから、それを証明する。
その為の手段を提供するだけだ。
だから落ち着いて。
さも当然のように口にするんだ。
せーのっ!
「実際に花見に行ってみよう。二人で」
ふと思いついた京ちゃんの内面描写でした。
蛇足だったかも?
ほんじゃま、今度こそおやすみなさい。
こんばんわ~。
どうでもいい話しですが、現在ウチの庭では梅、菫さん、椿が咲いてます。
もうすっかり春ですね。
というわけでちょろちょろ投下していくよ~。
今日は久しぶりにちょっと長めの投下が出来そうです。
咲「レジャーシート持ってくれた?」
京太郎「おう」
咲「お茶は?」
京太郎「おう」
咲「おにぎりもちゃんと持ってる?」
京太郎「勿論」
咲「よし。それじゃあ……」
「お花見に行こう!!」
京太郎「なんだかんだ言ってめっちゃ乗り気じゃねえか」
咲「ふふ、だってお花見だよ? そりゃテンションも上がるよ」
京太郎「そうかい。んじゃ、しっかり掴まってろよ?」
咲「うん。自転車の二人乗りも久しぶりだね~」
京太郎「冬の間はあんま自転車使わねえもんなぁ。寒いし」
咲「だね。それじゃ、しゅっぱつしんこー!!」
京太郎「あいよー!!」
移動中(Now Leading…)
咲「到・着!」
京太郎「ふぅ…疲れた…」
咲「あ、ほら。荷物貸して。私が持つよ」
京太郎「んや、別にいいよ。大した荷物でもねえし」
咲「でも京ちゃん、自転車漕いで疲れてるでしょ?」
京太郎「全然疲れてねえよ、お前軽いし。二年前から全然変わんねえな」
咲「誰が貧乳だって?」ゴッ
京太郎「言ってねえよ……」
咲「あ、ここにしよっか?」
京太郎「いいんじゃねえか? 梅の真下でもなく、遠すぎるわけでもなく、周りに人はいない。完璧だな」
咲「よーし、レジャーシート敷くよ~。そっち持って~」
京太郎「あいよ」
咲「持った? それじゃあ、せーのっ!」バサッ
京太郎「…………このレジャーシート、小さくね?」
咲「そ、そうかな? 二人だし、このくらいの大きさでもいいと思ったんだけど…一応これ二人用のやつだし…」
京太郎「荷物と俺の図体を考慮してくれよ…。俺、今や龍門渕の純さんよかデカイんだからな?」
咲「あはは…ごめんごめん。ま、それでも詰めれば座れるでしょ。ささ、座って座って」グイグイ
京太郎「あ、おい。ちょっと待……」
京太郎(…………咲の肩が俺の腕に触れてる。嬉しいけど……動けねぇ……)
咲(………ふふ、良かったぁ。一番小さいレジャーシート持ってきて♪)
京太郎「……さて。それでは早速、おにぎりでも頂きますか」
咲「上に海苔が捲いてある奴が梅干し。下に海苔が捲いてある奴がタラコ。海苔が二枚捲いてあるやつがシャケ。周りに海苔を発付けてるのが昆布となっております」
京太郎「なるほどなるほど。………ちなみに、全部咲が握ったのか?」
咲「もっちろん! どれも自信作だよ~?」
京太郎「なるほどなるほどなるほど………」
京太郎(咲が直接手で握ったおにぎり。咲が手に着いたご飯を舐めとった(りしたであろう)指先で握ったおにぎり。先の手汗や唾液がしみ込んでいるかもしれないおにぎり…………………イカンイカン。発想がちょっと…いや、かなり危ない人みてえだ)
京太郎「んじゃ、いただきまーす」
咲「召し上がれっ」
咲「……味は…どう………かな…?」
京太郎「………なんつーか、普通に美味すぎてコメントに困る。『おいしい』以外の感想が思いつかない」
咲「ほっ、ならよかったぁ…。ほら、どんどん食べてね?」
京太郎「おう、遠慮なくいただきます。咲もちゃんと食べろよ?」
咲「はーい」
京太郎「ふぅ、食った食った。ごちそうさまでした」
咲「はい、お粗末さまでした。すごい食べっぷりだったね、京ちゃん」
京太郎「おいしいもんはおいしいんだから仕方がない」
咲「ふふっ、そう言ってもらえるとこっちも作り甲斐があるよ」
京太郎「俺も、咲の料理だったらいくらでも食べれそうだ」
京太郎(……これがあれか。胃袋を掴まれるってやつか)
咲(……これはあれかな? 京ちゃんの胃袋を掴めちゃったりしちゃったりするのかな……?)
京太郎「さて、あとはボケ~っと茶でも飲みながらダラダラするか」
咲「もっと言い方ってあるでしょ…。事実はどうであれ」
京太郎「ん~。じゃあ、徒然なるままに日暮らすまでボケ~っとするか」
咲「いや、あんま変わってない」
京太郎「……………………」ボケー
咲「……………………」ポケー
京太郎「…………今年で高校生活も最後だな~」ボケー
咲「…………そうだね~」ポケー
京太郎「…………進路とか、考えてたりしてる?」ボケー
咲「…………まぁ、去年の時点でいくつかプロから推薦は貰ってたりしますね」ポケー
京太郎「…………そっかぁ。咲は麻雀強ぇもんなぁ…」ボケー
咲「…………京ちゃんだって最近は強くなってきてると思うよ? 私も時々負けるし」
京太郎「ん~…、とは言ってもなぁ。大会で結果残さねえと意味ねえし…」
咲「…ちなみに京ちゃんは、麻雀のプロ希望だったりするの?」
京太郎「……まぁ、興味がないと言えば嘘になるわな」
咲「………………」
京太郎「それでも、高校を卒業したら俺は大学に行くと思う。ま、最後の大会まではプロにも勝つつもりで踏ん張ってみるけどな」
咲「………じゃあ、私も大学に行こ…」
京太郎「やりたいようにやれよ」
咲「…………え?」
京太郎「だから、咲は咲のやりたいようにやればいいんだよ。プロになるも、大学に行くも、咲が自分の意思で決めればいいさ」
咲「………………」
京太郎「俺は自分の意思で大学に行く。そりゃあ咲と同じ大学に通えたらすごく嬉しいし、楽しいと思う。でも咲がプロになりたいのなら、プロになればいい。それを選べるのは、咲だけなんだから」
咲「………………」
京太郎「咲が生きたいように生きてくれれば、俺はそれが一番嬉しいよ。俺は俺で、自分の夢を叶えるために生きるからさ」
咲「……私が生きたいように…か……」
京太郎「……ははっ、なんか説教みたくなっちまったな。今のは忘れてくれ」
咲「……………一つ聞いてみてもいい?」
京太郎「…何?」
咲「京ちゃんの夢って、何かな? 大学に行って、京ちゃんが叶えようとしてる夢って何?」
京太郎「……………………」
咲「……………………」
京太郎「………………教えてや~らねっ!」
咲「え~? 教えてよ~」
京太郎「や~だね。…っつ~か、そういう咲の方こそ夢はなんなんだよ。やっぱプロ?」
咲「京ちゃんが教えてくれないのにどうして私が教えなきゃいけないのかな?」
京太郎「デスヨネー。いや、もしかしたら咲が言ったら俺も教えるかもしれねえぞ?」
咲「ふ~んだ。京ちゃんが教えてくれるまで私も教えてあげないもんね~」
(まさか………)
(まさかね………)
(………咲のこと、一生養って生きたい……なんて、言えるわけねえよな)
(………京ちゃんのこと、ずっと支えてあげたい……なんて、言えるわけないもんね)
京太郎「日も暮れてきたし、そろそろ帰るか」
咲「あ、言われてみればそうだね。じゃ、帰ろっか」
京太郎「おう。レジャーシート畳むぞ~。そっち持ってくれ」
咲「は~い」
京太郎「咲」
咲「何かな? 京ちゃん」
京太郎「来年も、ここに来ような。そんでまた、花見しよう」
咲「………………」
京太郎「……来年の俺たちはバラバラの路を歩いてるかも知れねえけど、どっかで一度くらい交わったっていいだろ。だから、来年もこうして、語り合おう」
咲「…………うん! 約束だよ、京ちゃん」
京太郎「おう。んじゃあ、ほれ。小指出せ」
咲「……………ん」
「「ゆーびきーりげーんまーん」」
「「嘘つーいたーらはーりせーんぼーん……」」
「俺が飲む」
「私が飲む」
「「指切ったっ!」」
・
・
・
・
・
・
京太郎「よーし、荷物全部持ったな?」
咲「うん! さ、帰ろ?」
京太郎「おう、しっかり掴まってろよ? お姫様」
咲「安全運転でお願いね、運転手さん?」
京太郎「……ちぇっ、運転手かよ。まぁ、はずれてはいないけどさ」
咲「ん? じゃあ京ちゃんは何て呼んで欲しかったのかな?」
京太郎「………別に? 何でもいいよ」
咲「ふふっ。それじゃ、家までよろしく。運転手さん」
京太郎「は~いよっ」
そりゃ高校三年生だもの。
進路の話しくらいするさ。
というわけで、今日の投下はここまで。
久しぶりに長い事投下できました。
とはいっても一時間とちょっとなんですけどね。
梅の花言葉は「忠実」や「忍耐」等。
あと外国では「約束を守る」といった意味もあります。
忠実に、約束を守る為に、耐え忍ぶ。
そんな京咲を誰か書いて下さい、オナシャス。
つーわけで、おやすみなさい。
乙
移動中のleading不思議に思ったけど
咲ちゃんなら仕方ないね
こんばんわ。
京咲書くの飽きました。
それよりも面白そうな設定を思いついたので、これからはそっちを書いていきます。
今日はその大まかな流れだけ書いていきます。
「だ、か、ら」
「離れろっつうーーーんだーーー!」
―――これは、四月一日の物語。
京太郎「くっそーーー! くそーー! くそーー! いっつも、いっつも! ちょっとオモテ歩くだけで大量にくっついて来やがってーー!」
京太郎「なんなんだよ、これ! っつか、まわりも無視してるし!」
京太郎「重てーんだよ! このーー!」
京太郎「巫山戯んなー!」
―――これは、君を尋ねる物語。
京太郎「マテっておれー! ヒトん家に勝手に入ったらマズいってーー!」
「「いらっしゃいませっ♡」」
初美「主様のオキャクサマですよー♡」
マホ「主様にオキャクさまですー♡」
京太郎「あっ! ちがっ! な、なんか勝手に足が家ん中にハイっちまって!」
「それはアナタがここを訪れることがヒツゼンだったからよ」
京太郎「へ?」
―――その日彼は、日常の外側へと歩み出した。
霞「『必然』、当然そうあるべきこと。それ以外の在り方ではあり得ないこと。ある現象からそうあるより他にありようのない他の現象が起こること」
霞「以上。講談社・国語辞典デスク版第二版より」
京太郎「………は?」
霞「………。アナタあほなのね」
マホ「あほの子ですーーー♡」
初美「あほの子ですよーー♡」
京太郎「ナンでだよ!」
―――彼を取り巻く日常と。
京太郎「早く行かねえとっ!」
「どこ行くの? 須賀君」
京太郎「どこって店にっ! …………竹井先輩っ!!」
久「久でいいわよ? 名前で呼んで、ね?」
京太郎「ほんっと可愛いなー、竹井久先輩っ! 今日はいいことありそうだーー!」ヤッホーーーイ
霞「その子は、アナタの幸運の女神ってワケじゃあ、ないと思うわよ?」
京太郎「…はい?」
―――彼に絡まる非日常。
霞「……来たわ」
ズズズズズ…ドサッ
ハギヨシ「あなたが…次元の魔女ですか?」
霞「そうとも呼ばれているわね」
ハギヨシ「透華を…助けてください!」
霞「……どうか、彼らの旅路に幸多からんことを」
久『でも、相手チームのキーパーもすごい上手だったわ。あの子、嫁田君だっけ?』
京太郎『あれはマグレですよ! 久先輩! あんなアホが俺のシュートを受けれるわけがないんです! マグレというかあり得ないというか。そうです! 奇跡!! あれは奇跡なんです!!!』
嫁田『奇跡が6回も起こんのかよ、この学校では』
咲『きゃあ! すっごく美味しそう!』
京太郎『嫁田! おい! 嫁田!! いったいどうなって……!?』
咲『あ…あの…チョコをわ…わわ、渡したくて……』
優希『あー。お前だな? 今こっちの世界で一番話題なのは』
京太郎『こ…こっちって……どっち?』
優希『お前の目、奪い合いになってるじぇ?』
京太郎『……右目、食われました。なんかヘンでしたよ。右目が何かの中を通るような感じで』
霞『右目は戻らないわ。もう女郎蜘蛛の中に解けて消えてしまったから』
京太郎『……ですね。『無くなった』感じがしますから』
京太郎『弁当』
嫁田『だから何だ』
京太郎『作ってきてやったんだよ須賀様が!』
京太郎『ま…まさか、この目で見たものがおまえにも……』
嫁田『見えるみたいだな。いつもじゃねえが』
京太郎『おれのプライバシーが!!』
京太郎『なぜ嫁田ん家の寺に集まって! 麻雀やんなきゃなんねぇんすかーー!! しかも外』
霞『いいじゃない、せっかくいい天気なんだから。それに私たち、咲キャラだし』
京太郎『意味が分からないです』
『アナタの願い叶えたいなら、アナタのタイセツなモノをもらうわ』
『だから! 願いなんてねえって!』
『霞さん、その格好は…』
『用意よ。あの子達を迎える』
『ってふえてるしーーー!!』
『「絶対大丈夫だよ」か』
『へ?』
『無敵の呪文』
『はじめまして、竹井久です』
『石戸霞よ、霞でいいわ』
『じゃ、と。智葉。エトペンを粗末に扱ったら…うふふふふふ』
『う』
『こーわー』
『私がチョコを渡したかった…貴方です』
『え?』
『で、どう頑張るんだよ、座敷童相手に』
『う……』
『須賀君』
『すいません、待ちました?』
『ううん。ちょっと早く来すぎただけ』
『あ、あのあの。どうしてこの山に!?』
『え? ここ山なのか?』
『おれをあなたの店には入れたくないからですか?』
『…気付いてたのね』
『あの馬鹿!! おれが勝手にやったんだから放っておけっつうんだよ!』
『それでいくと、嫁田君が勝手にやってることも放っておくべきだと思うんだけど』
『…座敷童を返してください』
『こういうのは好き』
『須賀君と嫁田君って一心同体なんだね?』
『なんて言われたら、おれの心臓は間違いなく止まる! って聞けよおい!』
『貴方の願いは?』
『右目の許へ』
『今、あたしの後ろでアカギタンと哲也君と明菜ちゃんが見守ってくれてる感じ?』
『どなたっすかそれ? 友達?』
『亜空間殺法! 西京麻雀! 割れ目でポン!』
京太郎「久先輩に会った後とかにほんとに、時々だけど…」
久「良くない事が起こった?」
久「今日も私が肩を叩いたから、その肩が触れた窓硝子が外れてそのまま落ちた」
京太郎「それは…久先輩に……関係があるんですか」
久「やっと気付いた?」
2014年4月1日。
君を中毒にする、大人のお伽噺。
咲-saki-××××HOLiC
後半、霞さん消失編は来年四月一日公開。
さらに劇場版、『真夏ノ夜ノ(淫)夢』も製作決定!
>>153がギリギリ4月じゃないからびびったわ
まあ勿論嘘です(これは本当)。
エイプリルフール、四月一日ということで×××HOLiCネタでした(これも本当)。
三尋木プロの名前の由来って君尋君(キミヒロくん)のアナグラムらしいですね(これは嘘)。
キャストは声優ネタ+個人的なキャラのイメージで採用しました(本当)。
最初は由子さん=侑子さんで書くつもりだったんですけどね(嘘)。
ちなみに須賀京太郎×宮永咲のカップリングに飽きたのは本当です(嘘)。
時代は宮永京太郎×宮永咲の婿入りカプだよね(嘘)。
須賀咲より宮永京太郎の方が言いやすいと思う(本当)。
今だから言えるけど、>>1の本名は小林立だったりします(嘘)。
ちなみに咲キャラの中に俺と同じ名字の人がいます(嘘…と見せかけた本当)。
ここまで書いた(嘘)は、実はすべて本当のことです(嘘)。
というわけで、早いけど今日の投下行くよ~(本当)。
>>166
手元の時計では四月一日になってたんや(本当)。
>>150
二人乗り=京ちゃんが咲ちゃんを導いてるから敢えて「Reading」じゃなくて「Leading」にしたと言えば>>1が冴えた人間に見え、>>1が高校の時に英語の成績が赤色だったといえば>>1がアホに見える罠。
真実はみなさまのご想像におまかせします。
モーイッポフーミダセルーワターシマッテタヨー
京太郎「ん、メール? 咲からか」
京太郎「どれどれ…」
From:宮永咲
To:須賀京太郎
sub:
本文 『あのね……さっき道を歩いてたら、封筒が落ちてたの。それで、警察に届けようと思って拾ったんだけど、中を見たら30万円くらい入ってて………。それで今交番に向かってるんだけど……封筒を拾ってからずっと知らない男の人が着いてくるの。どうしよう』
京太郎「…………………え? は? いやちょっと待て。それヤバいんじゃねえのか?」
京太郎「ちょっ、いやマジか!? ど、どうすりゃいいんだ!?」
京太郎「いや、とりあえず咲の安全の確保だ!! えっと…まずは咲に電話を掛けよう! 誰かと通話してると分かったら不審者だって迂闊に行動できないだろっ!」
京太郎「咲の電話番号咲の電話番号………」
プルルルルル、プルルルルル
咲『もしもし』
京太郎「もしもし咲か!? 大丈夫か? とりあえず直ぐに俺もそっちに向かうから今どこにいるか教えて……」
咲『フフっ、ここで問題。今日は何の日でしょ~うか?』
京太郎「呑気なこと言ってる場合か! それよりもお前の方が………………………エイプリル……フール?」
咲『ふふっ、嘘でした~。今年も引っ掛かったね~?』
京太郎(…あ~、やられた。そうだ、今日は四月一日。エイプリルフールだった)
京太郎(くそぉ、毎年のことだってのにまた騙されちまった。………なんか悔しいなぁ。何か仕返ししないと……)
京太郎(………よし、俺も一つ嘘を思い付いたぞ。すぐにバレそうな嘘だけど……)
咲『…? どうしたの、京ちゃん。急に黙っちゃっ……』
京太郎「へぇ? 咲はそういう嘘つくんだ」
咲『………………え?』
京太郎「そうやって人の良心につけ込んで、それを弄んで笑ってるわけだ。随分愉快な性格してたんだな、咲って」
咲『え…あの……えっと……』
京太郎「はぁ~あ、心配して損した。そんな性格悪いやつのことなんて心配するんじゃなかったなぁ」
咲『……えっと………ごめん……なさい……』
京太郎「はぁ、通話料もったいねぇし電話切るわ。もう今後一切俺に話しかけて来んなよ? 鬱陶しいから」
咲『あ、ちょっと待って京ちゃ…』プツン
京太郎「……………」
京太郎「……………」
京太郎「……………」
京太郎「……………」
京太郎「……………」
京太郎「………嘘だって分かる………よな?」
京太郎「いや、だって咲が嘘ついたばっかじゃん」
京太郎「うん。流れで考えたら嘘だって分かるはず………分かるはず………?」
京太郎「………いや、でも咲だもんな。もしかしたら……もしかしたら、嘘だって気付かない……かも……?」
京太郎「……いやいや。さ…さすがに気付くだろ。だって普通に考えて俺が咲の事、嫌いになるはずねえじゃん」
京太郎「………でも、咲からしたらそんなこと分かんねえよなぁ……」
京太郎「………よ、よし。とりあえず咲に電話でネタばらしだ」
京太郎「電話……出ねえなぁ。さっきから15分くらい何度もかけ直してるんだけど……」ピンポーン
京太郎「ん…来客か? 父さんも母さんもいねえし……俺が出ねえとだよな」
京太郎「…ま、咲にはまた後で電話かけ直すか」
京太郎「はーい、どちらさんで……」
咲「ごめんなさい!!!」ボロボロ
京太郎「さ、咲!?」
咲「京ちゃん…嘘ついてごめんなさい! 京ちゃんの良心を踏みにじってごめんなさい!! 京ちゃんに心配かけさせちゃてごめんなさいぃ!!」ポロポロ
京太郎「え、いや。その、別に俺はそこまで……」
咲「謝るから、謝りますからぁ!! 私の事見捨てないでぇ……」ポロポロ
京太郎「あ~…いや、その………」
京太郎(…とても『嘘でした』なんて言える雰囲気じゃない……)
京太郎「あ~…とりあえず涙拭け。ほら、ハンカチ」
咲「………私なんかが使っていいの…?」ポロポロ
京太郎「いいから、全然いいから。とりあえず泣くな」
咲「……うん………」
京太郎「まぁ、あれだ。もう俺は怒ってないから……だから安心しろ」
咲「………ホントに?」
京太郎「ホントホント。俺はもう全然怒ってない」
京太郎(というか、最初から全く怒ってなんかいないんだけど。…まぁ、これくらいの嘘は許してくれ)
咲「……でも、京ちゃんさっきはあんなに怒って……」
京太郎「え~っと…あれはだな……ほら、あれだ。俺もちょっとカッとなっちまっただけだから…」
咲「……………」
京太郎「だから、もう俺は怒ってねえよ。安心しろ」
咲「…………うん……」
京太郎「ただ…出来ればああいう嘘つくのはやめてくれ。嘘つくにしても、もっと可愛い嘘にしてくれよ」
咲「……うん……」
京太郎「…あのメール見た時。俺、本気でお前のこと心配したんだからな?」
咲「…うん……」
京太郎「それさえ分かってくれれば、それでいいよ」
咲「……ごめんね? あんな嘘ついて」
京太郎「だからもう気にしてねえって。ほら、家に来たついでだ。コーヒーでも飲んでいくか?」
咲「………ごめん。今から用事あるから、家に帰らないと」
京太郎「ありゃりゃ、マジかよ。それは残念……」
咲「……………ふふっ。嘘だよっ♪」
京太郎「……あっ。………くくっ、そうそう。そういう可愛げのある嘘なら全然いいんだよ」
咲「砂糖は三つ用意してね」
京太郎「それも嘘か?」
咲「これは本当だよ~」
というわけで今日の投下はここまで~。
エイプリルフールとは言っても、嘘はほどほどにね。
それではさようなら~。
乙
ここまでっていうのも嘘なんだな
咲ちゃんが可愛すぎて生きるのが辛い…
ところで前スレ>>1000は消化したっけ?
こんばんわ。
>>178さんを嘘つきにしないためにも、ちょっとだけまたエイプリルフールネタ書いてきます。
短いけどね。
>>180
新入生がまだ入ってきてないので…。
入学に合わせて書こうと思ってます。
和「この中で一人だけ嘘をついている人がいます。さぁ誰でしょう?」
優希「実はタコスとか語尾はただのキャラ付けだったんだよ」
久「学費払えなくて大学退学になちゃった」
まこ「実は久と同い年じゃ。一年の時に留年した」
ムロ「実はマホの実のお姉さんでした」
ミカ「私、ホントは風越の生徒です」
嫁田「実は俺、須賀が作りだした脳内のキャラだったんだ…」
咲「え~!? 誰だろ、全然分かんない!! 久先輩か…いや、でも優希ちゃんのも嘘っぽいし……まこ先輩も嘘っぽい…京ちゃん分かる?」
京太郎「最初の和だろ。『この中で一人だけ嘘をついている』の部分が嘘で、全員嘘をついていると」
和「ぐぬぬ…なかなかやりますね。須賀君…」
優希「京太郎の癖に生意気だじぇ…」
久「微妙にリアルな嘘、考えてきたんだけどね~」
まこ「咲は騙せたんじゃがのう…」
ムロ「ひねりのない嘘ですいません…」
ミカ「風越も受けたんですけどね…私立は授業料が……」
嫁田「咲ちゃんのツッコミ待ちだったのに…無反応か…」
京太郎「あ、あとどうでもいい話しですが。俺昨日ネト麻で天和和了ましたよ」
和「マジですか!?」
優希「マジか!? 凄すぎるじぇ!!」
久「画像保存してないの!? 見せて見せて!!」
まこ「すくりーんきゃぷちゃー…じゃったか? それを早よ見せるんじゃ!!」
ムロ「え~!? 私天和なんて見たことないです!!」
ミカ「天和ってホントに存在するんですね!? 凄すぎです!!」
嫁田「麻雀知らん俺でもテンホーは分かるぞ。すげぇな須賀!!」
咲「え? え? そんなの初耳なんだけど!? おめでとう京ちゃん!!」
京太郎「勿論嘘です」
全員「「「「「「「え~…」」」」」」」
京太郎「ホントに信じたのかよ……」
というわけで、純粋すぎる清澄麻雀部員(OB,麻雀部員以外含む)でした。
ちなみにここの京ちゃんが純正九連宝燈を和了ったことがあります。
そこで運を使いきっちゃったのかな?
というわけで今日の投下はここまで~。
今度こそホントにここまでですよ~。
ほ、ホントのホントにここまでですよ~。
それではおやすみなさい。
京太郎「最近、咲と優希がよく牛乳を飲んでいるのを見かけるんだが……何か知ってるか?」
和「多分あれですね。新学期になると身体測定がありますから……」
京太郎「あっ…(察し)」
和「ちなみに、日本人の95%は牛乳を飲んでも栄養を吸収できないそうです」
京太郎「つまり和は残りの5%だったわけだな?」
和「セクハラで訴えますよ? 咲さんに」
京太郎「勘弁してください」
和「それに、私だって牛乳を飲んでも全然効果出ませんでしたよ? 身長方面で」
京太郎「あぁ…和は地味に身長低いよな。咲よか低いし」
和「ミカほどとは言わずとも、せめて久先輩くらいの身長が欲しいです…」
京太郎「………ふーん」ニヤニヤ
和「む、なんですかその勝ち誇った目は」
京太郎「ん? いや、俺がまったく悩んでない事で他人が悩んでるのは気持ちいいなぁと思って」
和「ぐぬぬ…」
咲「今年こそC…いや、せめてBでも……」ゴクゴクゴク
優希「贅沢は言わないから、せめて膨らみが欲しいじぇ……」ゴクゴクゴク
特に意味はないです、はい。
山も谷もないです。
ほんじゃまさようなら。
>>191
そりゃ山も谷もないだろう(あの2人見ながら)
ああ、山も谷(間)もないよね、あの二人ww
乙っす、続きお待ちしております
>>193
ヨーグルトなら発酵してるから吸収されるらしいよ、日本人でも
こんにちわ。
突然ですが、我が愛パソコン「アロエちゃん(本名:愛宕洋榎)」の寿命が来てしまいました。
最近調子も悪かったのでいつかこうなるとは思っていましたが……。
パソコンが使えない悲しさと、咲の全国編が始まってからもうすぐ4年経つということに気付いてしまった悲しさでダブルショックです。
なので、しばらくはネカフェから週一程度で2~3日分をまとめて投下というスタイルになりそうです。
投下速度が一気に落ちると思いますが、ご了承ください。
どうでもいい話ですが、>>1は中堅に好きなキャラが密集してるようですね。
久しかり、洋榎しかり、セーラしかり、はるるしかり、アコチャーしかり。
とりあえず今日の分だけ投下していきます。
>>195
>>198
山も谷もある山谷ひなちゃんの将来には期待していいんでしょうか。
>>199
おかしい。
小学4年から5年にかけて毎日ヨーグルト飲んでたのに…。
京太郎「さて。明日はいよいよ入学式だな、嫁田生徒会長」
嫁田「学生議会長だと何万回言や分かるんだよ、須賀麻雀部部長。麻雀部の予算削るぞ」
京太郎「そりゃ困る! 今年は俺も全国行く予定なんだから。むしろ増やしてほしいくらいだ」
嫁田「全国って…個人でか?」
京太郎「勿論。女子ばっか全国出場で男子は実績なしってのも情けねえし、部長としての面子もあるし。……それに、今年で最後なんだ。一日でも多く、一秒でも長く、麻雀部として麻雀打ちたいんだよ」
嫁田「あ~らら、随分格好いいこと言ってくれるじゃねえか。どうして咲ちゃんや片岡らの前で同じことを言えんのかねぇ」
京太郎「いや、だって恥ずかしいじゃん」
嫁田「な~にが『勝てたらうれしいけど、期待はすんな』だよ。勝つ気マンマンじゃねえか」
京太郎「あったり前だ。勝てなくてもいいって割り切れるなら、そもそもこんなに打ち込まねえよ」
嫁田「打つからには勝ちてぇってか?」
京太郎「勝ちてぇから打つしかねえんだよ」
嫁田「ま、それじゃあ死なねえ程度に死ぬ気で頑張りな。県大会突破できたらなんか奢ってやんよ」
京太郎「マジか!? ところで、ちょうどいいところにマクドがあるんだが……?」
嫁田「……………やれやれ。先払いだぜ?」
京太郎「任せろ。須賀京太郎はやる時にはやるし、やらない時にはやらない男だ」
嫁田「後半いらねえだろ…」
というわけで、入学式のフラグだけ立てて今日はここまで。
これで前スレ>>1000を消化できるようになったわけです。
たまに京ちゃんと嫁田の男の青春を書きたくなる。
嫁田はノリで久さんの後釜の後釜にしてみました。
特に意味のない設定だろうけど。
あと今回咲ちゃんが出てきてないけど、突っ込んだら負け。
ほんじゃま、さようなら。
一週間ぶりにこんにちは。
ちょっとだけ時間が作れたので、前スレ>>1000を書いていこうと思います。
書き切れたらいいなぁ。
あ、一応オリキャラ注意。
え、嫁田直人って原作にいたかって?
ごめん、ちょっと言ってる意味わかんない。
「はぁ~…教科書多すぎ……。一日に全部配らなくても、毎回の授業の頭で配ればいいじゃん……。なんで授業始まる前から全部配るのかなぁ…? ………予習のためか」
「ぁ~……階段登るの辛い…。誰か手伝ってくれないかなぁ………」
入学式前の、登校日。
教科書を受け取ったり、選択科目を選んだり、教科書を受け取ったりする日だ。
同じ中学の友達を見つけて喜んだり、中学とは違う施設に感動を覚えたり、教科書を受け取ったりもする。
新入生だけの、そんな時間。
だからその日、なんで『彼』がそこにいたのかはわからない。
「ん…新入生? 荷物重そうだな。少し持とうか?」
「え? あ、いえ。大丈夫です…」
「無理すんなって、腕震えてるぞ? 男なんて体力自慢が大好きなバカばっかなんだから、遠慮なく利用しときゃいいんだよ」
「……あ、ありがとうございま………」
マンガの中だけだと思ってた。
ご都合主義なんだと思ってた。
違う。
違ったんだ。
一目見ただけで。
ちょっと優しくされただけで。
少し救われただけで。
人はこんなにも簡単に、恋に落ちるんだ。
私は彼、須賀京太郎先輩に、一目惚れしてしまったのであった。
我ながらチョロすぎである。
「須賀先輩は、何か部活とかはされてるんですか?」
「ん…? あぁ、してるぜ? ちなみに、なんだと思う?」
入学して三日間。
私は彼、須賀先輩のことを色々と調べて回った。
須賀先輩。
本名、須賀京太郎先輩。
三年生。
生徒会長(正確には学生議会長らしい)の親友で、金髪(地毛らしい)と身長が高いのが特徴。
あと、以外にロマンチストらしい。
当然調べている中で、部活のことも耳にしていたのだけど……。
「ん~と…須賀先輩、身長高いですし……バスケ部ですか?」
「ん~…ハズレ」
「じゃあ~……サッカー部!」
「違うんだなぁ、これが。ヒントは室内競技だ」
やっぱり、聞いた話しは本当だったんだ……。
以外だ、運動神経はかなりいいって聞いただけに、なおさら。
「室内競技…室内競技ですか……。えっと………麻雀部………とか?」
「うぇ!? マジか、一発で当てられるとは……」
まぁ最初から知ってたんですけどね。
「でも、男子で麻雀部って珍しくないですか? 麻雀といえば、女子の名前をよく聞きますが…」
「競技人数だけなら男子の方が多いらしいぜ? ま、女子の方が基本的に強いし、華もあるし。メディアに取り上げられるのはやっぱ女子なんだろうけど」
「へぇ~、そうなんですか」
「そそ。この学校にもいるぜ? 雑誌とかにもすっげえ取り上げられる奴」
「あ、多分知ってます。原村先輩でしたっけ?」
「そうそう。この学校にくる取材っつったら大抵が和目当てだし」
ここ、清澄高校麻雀部の女子は、県どころか全国でもトップクラスの強さを誇る。らしい。
二年前までは部として存在してることが奇跡のレベルだったらしいけど、元々実力者だった在校生(もう卒業しちゃった)に加え、現在の三年生に当たる世代が凄く強かったんだとか。
個人戦でも一昨年一人、去年二人が入賞(一人は原村先輩)しているらしい。
…………………あれ?
「あれ、でも一昨年入賞した人って原村先輩じゃないんですよね? もう一人の凄く強い人ってあまり雑誌とかで見ないですけど……どうしてですか?」
「そいつが目立つの苦手だからだね。取材もほとんどインタビューだけで、写真とかは断ってるし」
「あ、そうなんですか」
「おう。ちなみにそいつはめっちゃ強いぞ? 一昨年は個人準優勝、去年も三位に入ってたからなぁ。一年の時からプロのスカウト受けてんだぜ? 信じられねえだろ」
その人のことを、まるで自分のことのように嬉しそうに話す須賀先輩。
原村先輩の話しをしてたときはもうちょい落ち着いてたような……。
「……お。噂をすれば、大魔王様のお出ましだ」
「京ちゃ~ん? 誰が『大魔王』だって~?」
…………………須賀先輩のことを調べる過程で、何度も聞いた話し。
須賀先輩に一目惚れした以上、避けては通れない道。
曰く、付き合ってないのがおかしいレベル。
曰く、恋人関係よりも内側にいるレベル。
曰く、距離が近すぎて逆に見えなくなってるレベル。
曰く、比翼の鳥にして連理の枝(意味はよくわからないけど…中二病ってやつかな?)。
話しを聞いた皆がそう答えた。
ラスボス、宮永咲…………。
憎き敵だ。
だからその姿をこの目にしかと焼き付けようとして……………ビックリしました。
おっと、思わず敬語になっちゃった。
「ふ~ん? 京ちゃんは私のこと、そういう風に思ってたんだ?」
「いや、これはほらあれだ。なんというか…マージャンがすげえ強い的なことを言いたかったんだよ」
「レディースランチ買ってあげないよ?」
「それは困る! 悪かったって、お姫様」
「ふーんだっ! 大魔王は怒ると怖いんだから!!」
予想外だった。
なんというか、地味だ。
普通に可愛い。
でも、それだけ。
須賀先輩が金髪やら高身長やらで派手なのもあって、ぱっと見は釣り合ってるように見えない。
ライオンとチワワって感じだ。
でも、なぜだろう。
違和感は、まるでない。
「……っ…!」
多分、意識しないと気付かなかった。
須賀先輩がズボンのポケットに手を入れた。
ただそれだけのその動作の中で。
須賀先輩が、少しだけ前屈みになったこと。
須賀先輩が、少しだけ壁にもたれ掛かったこと。
須賀先輩が、少しだけ足を曲げたこと。
なんの違和感もなく、不自然さもなく。
宮永先輩が無理なく見上げられる位置まで、須賀先輩の頭が下がって来ていたこと。
私の時はどうだったろうか。
意識していなかったので、記憶に残っていない。
でも、須賀先輩は、宮永先輩が来たときに体勢を変えた。
それはつまり、宮永先輩と会話をするということが、それだけで特別なんだということ。
むむむ…どうやら宮永先輩は、想像もできないレベルの強敵のようだ………。
「…ぃ………。ぉ~い。聞こえてるか~?」
はっ!?
呼び掛けられてることに気付き、急いで顔を上げる。
「ったく。さっきから名前呼んでも全然反応しねえから心配したぞ」
「あっ…すいません。ちょっと考え事をしてて……」
「あ、京ちゃん。その子が昨日言ってた、仲良くなった後輩の子?」
「そうそう。ちなみにちょうどお前のことを話してたところだぞ」
「あ、そうなの…………それで大魔王なんて言われてたわけね」
「あはは……根に持ちますねぇ…咲さんは…」
「こんなか弱い乙女を大魔王扱いするのが悪いよ」
「自分でか弱いとか言うなよ……」
でも、端から見ても『か弱い』というイメージは的を得ているように思う。
小動物系というか、なんというか。
この見た目で大魔王扱いはあまりピンと来ない。
「あ、初めまして、宮永咲です。京ちゃ…えと、須賀くんと同じ三年生で、麻雀部です」
「あ、はい」
自己紹介され、私も自分の名前を教える。
……「京ちゃん」と言いかけて、「須賀くん」に言い直したことは敢えてスルー。
「でも、まさか咲が自分から自己紹介出来るとは…お兄さん嬉しいぞ?」
「む。まるで私が自己紹介が出来ない人のように言うのはやめてよ」
「……………え?」
「ちょっと何その反応は!?」
………………仲、良いなぁ……。
やっぱりこの二人は…付き合ってたりするのだろうか……。
いや。
聞いた話によると、この二人、特に須賀先輩は相当ヘタレで、付き合う寸前ではあるものの、決定打がないという状態らしい。
ならば私にだって少しくらいチャンスは残っているはず。
押して押して、押しまくのだ!!
入学してから一週間が経った。
「須~賀先輩っ♪」
「おぉ、今日も来たのか。お前も飽きないなぁ………まさかクラスに友達がいないから…」
「ちょっ、そんなことないですよっ!? そりゃそんな多くもないですけど…」
「ま、まぁあれだ。一週間くらいならまだグループにも入れるだろうし、頑張れ。二週間越えたらキツいぞ?」
「だから友達ならいますって!!」
「どうかな~? 俺は入学後、思うように友達が作れず、俺と話すか図書室で本を探すか外で本を読むかしか出来なかった奴を知ってるからなぁ。そうはなるなよ?」
「あの…それって、もしかして……」
「おう、咲だ。今では結構友達いるみたいだけどなぁ」
「………………………」
むぅ、また宮永先輩の話しだ…。
私が宮永先輩に会ってから、須賀先輩は宮永先輩の話題をちょくちょく出してくるようになった。
須賀先輩と共通の会話が出来るようになったのに、感じるのは距離感。
須賀先輩が自分を見せてくれるほど、須賀先輩のと距離が遠くなっていく。
どうすれば、どうすれば私を見てくれるのかなぁ…………。
「……………………………………」
/
最近、京ちゃんと仲のいい子がいる。
今年入ったばかりの後輩の子なんだけど…いっつも京ちゃんと一緒にいる気がする。
そ、そりゃあ誰と何を話そうが京ちゃんの自由だけどさ?
京ちゃん優しいから、後輩の、それも女の子に話しかけられたりしたら断れないのもわかるけどさ?
でも、もうちょっと私に構ってくれてもよくないかな?
今までは京ちゃんが待っててくれたのに。
ここ一週間は私が京ちゃんを待つことの方が多い気がする。
京ちゃんは悪くない。
その優しさは、先輩として持つべき優しさだと思うから。
あの子だって悪くない。
滅多に自分から話し掛けたりしなかった高一の頃の私より、あの子のように積極的に話しかける方がいいに決まってる。
悪いのは、私だ。
私が京ちゃんにもっと積極的に話し掛けていけば、私があの子よりも積極的に京ちゃんを誘えたら。
きっと京ちゃんは、もっと私といてくれるのに。
まさか………あの子に、京ちゃん取られちゃったり………しないよね………?
\
新学期が始まって一週間とちょっと。
最近、とある後輩と話す機会が増えた。
たまたま校舎の廊下でパターゴルフをしていたところ、その日が新入生の事前登校日だったらしく、なんやかんやでその後輩に懐かれてしまった。
いい子だ。
聞き上手。
相槌のタイミングが絶妙。
ただ聞くだけでなく、話と話の切れ間に質問をしてきてくれるので、話題が尽きない。
だから、こっちも色々話してしまう。
最近だと、咲の話とか、咲の話とか。
だから、こんな弊害も生まれる。
「ねぇ、京ちゃん。最近あの子と仲良いよね? ………どんな話ししてるの?」
「ん……まぁ、色々……」
当然、彼女と話している間は、咲との会話時間が減る。
そして咲としては、それはあまり面白くないらしい。
とはいえ、まさか「咲の話しばっかしてます」とは言えないしなぁ。
つか、咲の話しをしようと思ってるわけじゃねえんだけどな?
気付けば咲の話しになってんだよなぁ…。
「………………むぅ……」
「…どした? そんなモモンガみてえに頬っぺた膨らませて…」
「べっつに~? というか、モモンガって頬袋あるの?」
「さぁ?」
…………それともうひとつ、気になっていることが…。
「須賀先輩って、好きな人とかはいるんですか?」
「須賀先輩の好みの女性って、どんなタイプですか?」
「須賀先輩って、どっちかといえば年上好きですか? それとも、年下好きですか?」
例の後輩のことなんだが…話題がないときの最初の話題が、なんかすげぇ偏ってんだよなぁ…。
咲と会ってから、アクティブになったというか…。
………まさか……まさか………ね?
全部、おれの自惚れだったらいいなぁ……。
__
いつも通り須賀先輩に声をかけようと思ったら、すでに宮永先輩が話していた。
ぐぬぬ…先を越されたか(宮永咲先輩だけに)。
………………やっぱ仲良いなぁ、あの二人。
須賀先輩も私と話してる時より楽しそうに見えるし、宮永先輩も何だかんだで楽しそうだ。
やっぱり時間はアドバンテージなのかなぁ…。
となると考えられる手段は…やっぱり告白しかないのか……。
会って一週間で告白っ…早すぎるって?
しょうがないじゃん、好きになっちゃったんだもん。
\
下駄箱の中に手紙を見つけた。
俺の名前と、あの子の名前が書いてある。
薄々、そんな気はしてた。
出会ったばかりだとか、先輩後輩だとか、そんなことは理由にならない。
好きになるのに理由なんてないんだ。
好きな理由なんて、惚れたあとに勝手に着いてくるもんなんだから。
だから俺には、君を好きにならない理由もない。
ただ、もっと好きなやつがいるだけで。
彼女の用件はやはり、俺と付き合ってほしいというものだった。
考えてみりゃ、告白されんのなんて初めてだ。
やっぱ後輩が自分のことを好きでいてくれるのは嬉しい。
それが女性からの恋愛感情となるとなおさらだ。
でも。
いや、だからこそ。
------------------------------
「俺は、お前とは付き合えない」
-----------------------------
その返事は、分かっていた。
分かっていても。
頭が理解していることと、心が理解することは違う。
「断られるとは思ってました……でも、分からないこともあります」
「たぶん、宮永先輩が告白したのなら、須賀先輩は断りませんよね?」
「……宮永先輩と私、違いはなんですか?」
「…宮永先輩のことを馬鹿にするわけじゃないですけど…見た目にはそこまで差はないですよね?」
「一緒にいる時間は全然敵いませんけど…それでも付き合えば一緒にいる時間だっていつかは追い抜けるはずですし…」
「宮永先輩にはあって、私にはないものなんて…それこそ麻雀の強さくらいだと思うんですけど……それが決め手ってわけでもないんですよね?」
「それだけ教えて下さい。私が振られて、宮永先輩であらば振られない理由ってなんですか?」
「キツイ言い方になると思う。まして後輩にこんなこと言うなんて、先輩としてどうかと思う」
「それでも、言うぞ?」
「俺は咲に一番幸せになってほしい。それがお前と咲との、決定的な違いだ」
「俺はお前を振ることで、お前に不幸になってもらうことで。咲を幸せにできるならそれでいいと思ってる。最低な先輩だろ?」
「だから、咲を選ぶ理由なんて決まってる」
「俺が、須賀京太郎だからだ」
「先輩。一つだけ、訂正させてもらってもいいですか?」
「え? 俺なんか間違ったこと言った!?」
「あ、いえ。ただ、認識の違いというか、そういうやつです」
「私は、先輩に振られても、不幸になんてなってませんよ」
「だって、こんなにも素敵な先輩に惚れることができたんです。そして、ちゃんと、振ってもらえた」
「……多分私は、須賀先輩を好きになることができて、幸せでした」
「はぁ~あ。一週間、短い恋だったなぁ~」
「………ま、高校生活はあと二年と49週もあるんだ。挫けない挫けない」
「今回は相手が悪すぎるでしょ。勝ち目0どころかマイナス方向にぶっちぎりすぎだっての」
「いつか私も、誰かに幸せにしてもらえるのかなぁ?」
「……そのためにも、ますはこの手でつかめる幸せから掴んでいくとしますか」
だから>>1はこういう話書くの苦手だって行ってるじゃないですかーーーーーー!!!
これが>>1000じゃなかったら絶対やらなかったね。
くっそぉ、こんな難しいお題よこしやがって。
だから前スレ>>1000!
お前の出したお題はグッドじゃない。
ファンタスティック!! 以上!!
クオリティ低いとか言わないで。
あと、だれか名もなき後輩ちゃんを幸せにしてあげて。
時間がないのでここまで。
それじゃあまた来週。
責任を持って俺が後輩ちゃんを幸せにするから安心しろ
こんにちは。
前回は終盤駆け足になってしまってすいません。
今日は短めの投下でいきますよ~。
>>243
任せた。
ちゃんと幸せにしろよ?
身体測定
京太郎「う~ん……さすがに身長も伸びなくなってきたなぁ……。体重増えてんのは筋肉の分だと思おう、うん!」
嫁田「須賀~! 身長どうだった?」
京太郎「去年よか1cmしか伸びてなかったよ」
嫁田「むしろまだ伸びんのか!? たけのこかよ、お前は」
京太郎「でも、まだお前には追いつけなさそうなんだよなぁ」
嫁田「ふふん。高校生活三年間の中で俺より高いやつなんて未だ見たことねーぜ~?」
京太郎「二年前にはいたぞ? 身長ほぼ2mの女子高校生が」
嫁田「……………マジで?」
京太郎「マジで」
嫁田「そして…あいつらはなにしてんだ?」
咲「グスン……せめて数値だけでも変化してて欲しかった……」
優希「グスン……あんなに牛乳飲んだのに……」
和「グスン……身長は変わらないのに、体重だけ増えてます………」
咲「どうせ和ちゃんは胸の脂肪でしょ? 羨ま死ね」
優希「何もしてないのにデカくなるとか……羨ま死ね」
和「………そしてなぜか何もしてないのに恨みまで買う。ホントに理不尽です……」
京太郎「……………」
嫁田「……………」
京太郎「まぁ、女子が身体測定で一喜一憂なんてよくあることだろ」
嫁田「一喜の部分が見当たらないが……」
京太郎「どっかに落としてきたんだろ。きっと食堂あたりに落ちてるよ」
京太郎「そういえばさ。和と咲って、どっちが身長高く見える?」
嫁田「え? ……う~ん。パッと見た限りでは、原村の方が高くみえるけどなぁ」
京太郎「だろ? けどな、実際は咲の方が高いんだ。1cmだけ」
嫁田「そうなのか? じゃあなんで原村の方が高く見えるんだろ」
京太郎「それなんだけどさ。俺、分かったかもしんねぇ」
嫁田「え? 何々?」
京太郎「ほら、和って姿勢いいだろ?」
嫁田「まあな。あの胸で胸張られると、こっちは目のやりどころに困るよな」
京太郎「んで、咲って胸ないだろ?」
嫁田「あぁ、ないな」キッパリ
京太郎「だからさ。ちょっと背中曲げて、服のしわとかで胸のなさを誤魔化してんだよ、多分」
嫁田「あっ……」
京太郎「その違いがそのまま見た目の身長差にも影響してるってわけ。どうだ? この名推理……」
「ふ~ん。よく見てるね、京ちゃんは………」
京太郎「……………………」
咲「……………………」ニッコリ
京太郎「あ…あはは……。咲は今日も可愛いな」
咲「ん。ありがと、京ちゃん」
京太郎「あ、俺ちょっとお花を摘みに…」ガシッ
咲「トイレの前に、少し話し合おうか」
京太郎「いや、あの………」
咲「京ちゃんってさ。いつも部活で力仕事してくれるじゃん? 荷物運んだり」
京太郎「あ……はい………」
咲「それに対して、いつも罪悪感抱いてたんだよね。私たち」
京太郎「あ、いえ。お気になさら……」
咲「だからね? 今日は休んでいいよ、力仕事」
京太郎「あ、でも……」
咲「デモもストもないよ。京ちゃんは今日は力仕事休み、分かった?」
京太郎「…………はい。えっと、じゃあ新入生の……」
咲「新入生勧誘のチラシ作りは和ちゃんがやってくれるって。優希ちゃんがチラシ配りしてくれるみたいだし」
京太郎「えっと…じゃあ部活……」
咲「部活紹介の文章ならムロちゃんとミカちゃんが考えるから、京ちゃんは見直しだけって昨日決めたでしょ?」
京太郎「あ、そうでしたね……」
咲「と、いうわけで。今日麻雀打てるのは、私と京ちゃんだけです」
京太郎「み、みたいですね」
咲「京ちゃん………」
「今日は二人で麻雀、楽しもっか?」
・
・
・
・
・
・
マホ「あ、須賀せんぱーい! 今日からマホも麻雀部に………」
京太郎「タイミンカントイトイサンカンツチンイツリンシャンカイホウセキニンバライ……」ブツブツ
マホ「え………?」
はい、今日の投下はここまでです。
咲優希の身体測定ネタは鉄板かなと。
というわけで、今日の投下はここまで~。
あんま書けないんだし、久しぶりに安価でもとりますか。
というわけで、↓1、2さんなんかお題ください。
エログロ系はダメ。
あと、書けなさそうなのは下にズレますよ~。
安価取れてなくても書く可能性はあるので、じゃんじゃんお題書いていっちゃってください。
それではさようなら。
春だし花粉症ネタでもお願いしちゃいますわ
春物買いにいくとか
乙乙
高三だからもう修学旅行は終わってるだろうしなあ
咲ちゃんが契約しそうなチーム近くの大学志望する京太郎orその逆に京太郎が志望する大学近辺のチームのパンフをじっくり見る咲ちゃんとか
こんばんわ。
>>255が書けたので、投下していきます。
春物描写が粉微塵もないけど、気にしないでください。
和「春になりましたし、春物の服がほしいですねぇ…」
「「「「!?!?!?!?」」」」
マホ「わー、いいですね~」
優希(のどちゃんの春物って……多分"アレ"だじぇ)ボソボソ
咲(まぁ個人の好みはあると思うけど……"アレ"だよね)ボソボソ
ムロ(いっそ似合ってなかったら笑い話になるんですけどねぇ…)ボソボソ
ミカ(微妙に似合ってるもんだから、洒落にもならないよね)ボソボソ
和「マホも入部してくれたことですし、みんなで買いに行きませんか?」
マホ「あ、マホもいいんですかー?」
和「えぇ。私がマホに似合った洋服を選んであげますね」
咲「え~っと、私はどうしようかなぁ……」
咲(変わった服とか勧められたら困るし…)
優希「う~ん…去年のやつでも着れるしなぁ…」
優希(あの格好で隣に並ばれると、私の貧層さが余計目立つし……)
和「そうですか……それはしょうがないですね。でも、マホと二人だけで買い物というのも寂しいですし、私個人の友人でも誘いますか。私と服のセンスが合うのは、穏乃と国広さんと薄墨さんと……」
咲「あ、行く行く!! やっぱ急に行きたくなってきたよ!!」
優希「私もちょうど新しい服欲しいと思ってたところだったの思い出したじぇ!!」
和「ホントですか!? それでは今週末にみんなで行きましょう!!」キャッ、キャッ
マホ「マホ、とても楽しみです~」キャッ、キャッ
咲(さすがにあの格好×4はまずいし…)
ムロ(多分マホも勧められたら断らないだろうから、実質5人になります…)
ミカ(でも、もし原村先輩に洋服勧められたらどうします?)
優希(さりげなく断るしかないじぇ…最悪文句言うこともやむなし……)
咲(文句言うのは優希ちゃん、ミカちゃん、ムロちゃん、私の順番ね)
優希(さりげなく自分を一番最後にするのはやめるじぇ……)
週末
マホ「休日に部活のメンバーでショッピング……う~、いかにも高校生って感じで、なんだかとっても青春です!!」
ムロ「あんまはしゃいで迷子になるなよー?」
ミカ「そんな小学生じゃないんだから……」
優希「まぁ小学生とか高校生とかじゃなく、マホだしなぁ……」
和「さ、それではさっそく服屋に向かいましょう!!」
咲「ハイテンションな和ちゃんがかつてないほど怖いよ……」
咲「へ~。こんなお店、一度も入ったことないや」
ミカ「宮永先輩は普段、どういったところで服を買ってるんですか?」
咲「UNIQL○」
ムロ「隠せているようで、微妙に隠せてない……」
和「咲さん…仮にも女子校生…それも彼氏持ちの女子高生がユニク□はちょっとどうかと思いますが……」
咲「彼氏違いますっ!!」
彼氏じゃないもんな
夫だからね
和「ふむ……しかし、言われてみれば。咲さんにはお洒落が足りないような気がしますね」
咲「え」
優希「え」
ムロ「え」
ミカ「え」
マホ「ほうほう…やはり高校生にもなるとお洒落の一つや二つはした方がいーんですねっ!?」
和「………よし、決めました。今日は私が咲さんをコーディネートしてみせます!!!」
咲「いやぁああぁああああっ!! 助けてムロちゃんミカちゃん優希ちゃーーーーーーーんっ!!!!」
優希「いや、私は特にこの決定に不満はないじぇ」
ムロ「そうですね。宮永先輩のお洒落した姿、非常に興味があります」
ミカ「文句言う順番的に、優希先輩が何か言ってくれないと私も何も言えないですね」
咲「にゃぁあああああああっ!!!! ここにきて墓穴を掘ってしまったぁ……」
和「ささっ、咲さん。こっちへ来ましょう」ズルズル…
少女着替え中…
和「さぁ、どうですかっ!」
優希「……おぉ~っ!」
ムロ「なるほど…」
ミカ「ふむふむ……」
マホ「わぁ~。宮永先輩、可愛いですっ!」
咲→お洒落な咲「ん……そうかな……?」
優希「いやぁ~。のどちゃんにも普通のファッションセンスがあったんだなー」
ムロ「いつもその…なんというか、際どい格好してるので、そういうのが趣味なんだと思ってました」
和「何を言いますか。私はただ、自分に似合うと思った服を買っているだけですっ!」
ミカ(それがあの服なんだ……)
咲「でも、普通に可愛いね。こんな女の子っぽいスカート穿いたの初めてかも」
和「咲さんはいつもパーカーばっかですもんね」
咲「う~ん……あんまお洒落って好きじゃないしね~」
和「でも、須賀君は咲さんにお洒落してほしいって思ってるんじゃないですか?」
咲「ん……確かに昔、そんなこと言ってたけど……」
優希「どうせなら明日あたり、その服で京太郎に会ってやったらいいんじゃないかー? きっと京太郎な泣いてよろこぶじぇ」
和「あ、それは面白…いえ、楽しそうなアイディアですね。 グッドです、優希」
咲「ねぇなんで今『面白』って言いかけたの? ねぇなんで今『面白』って言いかけたのかな?」
和「まぁそんなことはどうでもいいのです。今咲さんがすべきことが明日の須賀君の予定を確認することです!!」
優希「思い立ったが吉日だじぇ!!」
咲「……う~ん、そこまで言うなら……明日、この服で会ってみようかな……」
咲さんかわいい
翌日
京太郎「………………………」
お洒落な咲「………ど……どう…かな…………?」
京太郎「………………………」
咲「……………………?」
京太郎「………………………」
咲さんが可愛い?!
京太郎「いや、女の子らしい服着た咲はすげぇ可愛かったんだぜ? でも、何故咲がいきなりお洒落しだしたのかが気になって気になって…夜も全然眠れねーんだよぉ……」
嫁田「いや、知らんがな。可愛いならそれでいいじゃねーか。あと、爆ぜろ」
京太郎「他の男が出来たとかだったらどうしよう……。いや、咲は決して浮気をするようなやつじゃ……」
嫁田「いや、だから何度も言ってるけど、まだ付き合ってないんだったらそもそも浮気とかねえからな?」
京太郎「いや、咲が可愛くなってることを直に喜べなくてどうする俺!! 俺が信じた咲を信じろっ!!」
嫁田「人の話聞けよ…」
京太郎「うわぁああぁああぁあああっ!! 咲がお洒落するのが幸せなのに、それを素直に喜べない俺自身をシバキ倒したい……」
嫁田「利害が一致したな。俺は自分から呼んどきながら、俺の話に一切耳を傾けないお前をシバキたい」
咲「なんというか…うれしそうだけど、うれしそうじゃなかった………。なんかちょっと泣きそうになってたし……」
和「SOA…」
優希「SOA…」
ムロ「SOA…」
ミカ「SOA…」
マホ「?」
咲「いや、視線逸らしたり顔がちょっと赤くなってたりしたから、アプローチの方向性自体は間違ってないと思うんだけど………京ちゃんのヘタレめ……」
というわけで、今日の投下はここまで。
前スレのどっかで落ちてたお題とあわせてみました。
あ、あと>>1は今週末に最初の公務員試験がありまして、それまではちょっと投下とか書き溜めとか一切せずに勉強に励みたいので、今週から来週の頭までは投下はないです。
申し訳ありません。
それでは、さようなら。
>>263
嫁さん違いますっ!!
>>268、>>270
咲ちゃんはいつだって可愛いよ?
みなさん、お久しぶりです。
長い間放置してしまい、大変申し訳ございません。
え? 誰も待ってなかったって? そんな寂しいこと言うなよぉ…。
とりあえず今日の分だけ投下していきますね。
あと、せっかくなので三年の京咲和優嫁はみんな同じクラスにしました。
国立文系クラスとかそのへんだと思います。
京太郎「ハックションっ!! うぅ~…ハックションっ!!」ズビビー
京太郎「ズルズルズルー……ハックションっ!!」
京太郎「うぅ……ズルズルズルー」ズビー
咲(ちょっと、京ちゃん! 鼻なんとかしてよ! 授業に全然集中できないじゃん!)ヒソヒソ
京太郎(んなこと言ったって…しゃあねえじゃん。花粉症なんだから)ヒソヒソ
咲(それでも、せめて鼻くらいかんでよ)ヒソヒソ
京太郎(ティッシュもう全部使っちまったんだよ)ヒソヒソ
咲(……もう、しょうがないなぁ。はい、私のティッシュあげる)ヒソヒソ
京太郎(お、マジか。助かる……昼飯ん時になんか飲み物でも奢るよ…)ヒソヒソ
咲(そうやってまた私にレディースランチ頼ませるんでしょ?)ヒソヒソ
京太郎(バレてましたか……)ヒソヒソ
咲(ほら、いいから授業に集中するよ。授業中にこんなに話してたら先生に見つかっちゃ…………)
和「………………」ジー
優希「………………」ジー
嫁田「………………」ジー
先生「………………」ジー
クラス中「「「「………………」」」」ジー
京太郎「………………」
咲「………………」
先生「………あ、授業続けていい?」
京太郎「………はい…ご迷惑をおかけしました」
とりあえず、同じクラスアピール兼>>254でした。
あと、もう一つ同じクラスネタがあるので、それも書いていきますね。
京太郎「………あ、やべ。英語の教科書忘れた。……スマン、見せてもらってもいいか?」
咲「え~? もう、しょうがないなぁ京ちゃんは」
京太郎「悪いなっ。お礼はそのうち」ガタガタッ←机くっつける音
咲「はいはい」サッ
嫁田「出た。咲ちゃんと机くっつけるために教科書忘れるバカ」
優希「最初の席替えでいきなり隣の席だもんな~。運命以外の何でもないじぇ」
和「運命だなんてそんなオカルト……いえ、アリですね」
京太郎「なっ!? 違ぇよっ!! マジで忘れたんだ!!」
咲「そ、そうだよ!! 誰だって忘れ物の一つや二つくらいするよ!!」
嫁田「でも、そのお礼とかなんとか言って、そのうち二人で遊びに行くんだろ?」
和「最初の一手目ですでに次の布石は打たれていたわけですね」
京太郎「べ、別にお礼が遊びに連れていくことだとは限らないだろ!?」
優希「限らないだろ(違うとは言ってない)」
京太郎「うぐっ…」
咲「も、もー!! それよりも授業だよっ!! もうすぐ先生来るし、早く席に戻らないと!!」
ガラッ
先生「はいみんな席につけ~」
咲「あ、ほら! ちょうど先生も来たし、からかうのはこのへんで……」
先生「………あっ」
京太郎「?」
先生「……須賀ー。気持ちは分からんでもないが、ほどほどにな? あまり忘れ物しすぎると、成績にも響k……」
京太郎「だから違ぇって!!」
とりあえずこの辺で。
時間めっちゃあったのに、全然書けてないよ~。
申し訳ないので、安価置いときますね。
↓1,2くらいで。
いつも通り、エログロはなしの書けなさそうなのは安価下です。
それでは、さようなら。
次はなるべく早くこれるよう頑張ります。
254だがありがとう&待ってたぜ
安価は五月病でだらけちゃうけど無意識にいちゃつくのはしっかりやる京咲
乙!お前のことを待ってたんだよ!(正座)
暑くなってきて薄着になった咲にドキドキさせられちゃうとか…
一緒に川に行ってイチャイチャ(白ワンピ着てく→濡れる→残念水着着てきたんだ→透けて逆にエロい)とか…
おつおつ
部活で1・2年を指導してる風景とか
こんにちは。
変な時間ですが、とりあえず書けた分だけでも投下していくよ~。
>>257
京太郎「なぁ、咲ー」
咲「なぁに? 京ちゃん」
京太郎「咲は一応プロ志望なんだよなぁ?」
咲「うん。一応大学も検討してるけどね」
京太郎「どこのチームにいくとか、決まってんのか?」
咲「う~ん…まだちょっと決めかねてるんだよねー」
京太郎「そうなのか」
咲「うん。……それよりも、京ちゃんは進学するんでしょ? どこの大学に行くの?」
京太郎「あ~…偏差値とか見て、候補は絞ったりしてんだけどなぁ。まだ決められるような状態じゃないなぁ」
咲「ふむふむ…どこ行くか決まったらすぐ教えてね?」
京太郎「おう。咲も、どこのチーム行くか決まったらすぐ教えろよ?」
咲「はーい」
京太郎(とりあえず関東だと……東京、横浜……すこやんいるし、茨城に行く可能性もあるか……関東で俺でも行けそうな大学は……)
咲(地元だと、やっぱりカツ丼さんがいるところかなぁ。う~ん…でも、京ちゃんって地元の大学に進学するようなタイプじゃない気がするんだよね~)
京太郎「……………」チラッ
咲「……………」チラッ
京太郎(……長野のチームのパンフレット見てるな……地元の大学もチェックしとくか)
咲(……関東の大学について調べてる……関東のチームにも目を通しとこ)
続いて>>287。
ちょっと違う感じになってるけど。
京太郎「……………はぁ」
咲「どうしたの、京ちゃん? 溜息なんかついて………幸せ逃げちゃうよ?」
京太郎「じゃあ思いっきり息吸ったらそんだけ幸せが来てくれんのかよ?」
咲「吸った分だけ吐いちゃうし、変わらないんじゃない?」
京太郎「……だよなぁ………」
京太郎「……なんか、なーんもやる気起きねえんだよ…」
咲「ふーん?」
京太郎「麻雀も、勉強も……やらねえといけないのは分かってるんだけどなぁ……」
咲「とりあえず牌でも触っとけば? なんとなくやる気出てきたりするかもよ?」
京太郎「牌触ってたら、勉強しねえとなぁ…とか考えちまって、集中力もたねえんだよ…」
咲「じゃあ宿題でもしとけば?」
京太郎「んで、いざ勉強を始めると、新しい打ち回しとか試したくなっちまうんだよ……こうやって悩んでる時間が一番無駄なのは分かってるんだけどさー」
咲「ありゃりゃ…ダメダメじゃん」
京太郎「あぁ。俺はダメダメだぁ……」
京太郎「例えばさ、咲。今俺が麻雀めっちゃ頑張ったとして、全国レベルにはまだまだ届かねえだろ? 全国レベルのやつらだってみんな、俺と同じかそれ以上の努力してんだからさ」
咲「う~ん…今の京ちゃんなら勝てないこともないと思うけどねぇ」
京太郎「でも、麻雀なんて結局その時の運次第だろ? あ、男子麻雀の話な」
咲「まるで女子には運なんて関係ないみたいな言い方だね」
京太郎「お前とか大星とか見てたら嫌でもそう思うっての。んで、そう考えてたら、なんで俺頑張ってんの? とか思っちまうわけですよ。頑張っても全然追いつけねーし、追いついたとしても勝てる保証はねーし…」
咲「う~ん………でも、全国諦めるつもりはないんでしょ?」
京太郎「そーなんだよなー。勝てない理由はすぐ見つかんだけど、それが諦める理由にはならねーんだよなー」
咲「じゃあ、頑張るしかないね」
京太郎「う~む。そんなもんかなぁ」
咲「……よし! じゃあ、京ちゃんが頑張る理由を私が考えてあげよう!」
京太郎「ほう……」
咲「う~ん…………それじゃあ…京ちゃんが大会で一回勝つたびに、私が京ちゃんのことを褒めてあげるっていうのどう?」
京太郎「褒めるって…どんなふうに?」
咲「よく頑張りました~。偉いよっ、京ちゃん」ナデナデ
京太郎「………………」
咲「………………」ナデナデ
京太郎「………………」
咲「………………」ナデナデ
京太郎「…………なるほど、これはいいな」
咲「でしょ? やる気出てきた?」ナデナデ
京太郎「うむ。とりあえず、何もしてないこの現状をどうにかしようとは思えてきた」
咲「ふふ、よかったよかった」スッ
京太郎「あ、もう終わり?」
咲「うん。続きは大会で勝ってからだよ」
京太郎「…………よし、全国とかどうでもいいや! とりあえず目標は目先の一勝。それをチマチマ全国まで拾っていくか!!」
咲「頑張ってね、京ちゃん!」
京太郎「よーし、さっそく打つぞ!!」
和「いえ、もう普通に最終下校時間ですけど?」
京咲「「え?」」
ムロ「先輩方。部長がダラダラしてる時間込みで、どれだけイチャイチャしてたと思ってるんですか?」
マホ「マホも先輩のように、褒められたら伸びる気がします!!」
ミカ「う~ん、褒めてあげたいのは山々なんだけど…それ以上に注意しないといけないことが多すぎるかな?」
優希「まぁ注意されるべきはマホよりもなによりも、この時間までいちゃついてたバカ共だと思うじぇ」
京太郎「……………………」
咲「……………………」
京太郎「………まぁいいや。明日から本気出そ」
咲「それダメなパターンだよっ!?」
五月病京ちゃんでした。
咲に甘やかされる京ちゃんという図式が最近いいなぁと思い始めまして。
ちょっと時間がないので、二つしか書けてないですが今日はここまで。
また明日来ると思います。
秋スレの方も明日書くつもりです。
それではさようなら。
こんにちは。
相変わらず変な時間ですが、投下していきますよ~。
どうでもいい話。
空の境界と咲のクロスが見たい。
直死の魔眼持ちのガイトさんが長ドスで戦うの。
対局中にかけてる眼鏡は実は魔眼殺しで、直死の魔眼があるとオカルト発動がわかってしまうから、フェアな勝負をするためにかけてるって設定。
オカルトが強ければ強いほど、未来を確定させてしまうから、それだと直死の魔眼で殺せる……みたいな?
未来福音みてて思いついた。
書く余裕ないから誰か書いて。
咲「最近一気に暑くなってきたよね~」
京太郎「ただ暑いだけなら別にいいんだけどな~。これで朝と夜は冷えるからめんどくさい」
咲「だね。今日もちょっと寒かったから上着着てきたのに……暑い……」ヌギッ
京太郎「!?」
咲「………ふぅ……」
京太郎(……今の上着を脱ぐ動き……なんか、エロかったなぁ……)
京太郎(……つか。こいつの薄着姿、久々に見たけど……やっぱ可愛いよなぁ)
京太郎(出るとこ出てない分、服の隙間から中身見えそうになるし……俺の視点が高いからなおさら……)
京太郎(…………やっぱ胸なくても、下着は着けてんだな…………………ん?)
咲「……………」
京太郎「………………」
咲「………………」
京太郎「………………」
咲「……………えっち……」
京太郎「………………ゴメンナサイ」
部活中
ムロ「すみません、部長。ちょっと訊きたいことがあるんですけど…」
京太郎「ん~? 何だー?」
ムロ「これ、さっきのネト麻なんですけど…ここの部分が……」
京太郎「あー……これだと……ちょっと牌譜貸してくれ」
ムロ「はい」
京太郎「優希ー。ちょっと訊きたいことがあるんだけど…」
優希「ん? 何だじぇ?」
京太郎「この部分さぁ…お前ならどうする?」
優希「ん~? ……あぁー、私なら4筒切るかなー」
京太郎「なんで?」
優希「西が自風牌で、まだ見えてないから鳴けそうだしなー。ツモが対子に寄ってるし、一盃口の目はないと見た」
京太郎「でも、5筒積もったら変則三面張も見えるぜ?」
優希「それもアリだけどなー。対面の手が速そうだし、現物の3筒は切りやすい状態にしておきたいんだじぇ」
京太郎「それで先に4筒から払っとくのか……和が聞いたらキレそうだな…」
優希「京太郎が訊きたかったのは、待ちの広さや有効性じゃないんだろ? じゃあ私にしか答えられないことを言うまでだじぇ。私は自分の感じる流れを信じる、そんだけだじぇ」
京太郎「なるほどな…さんきゅっ!」
京太郎「って考えもあるそうだ」
ムロ「はぁ~…なるほど。流れかぁ…むむむ……」
京太郎「まぁ優希からすれば、和みたく広く受けて即リーも正解らしいけどな。どっちにしようかで迷うのが一番ダメらしい」
ムロ「ほうほう……」
京太郎「デジタルの面では言わずもがな、オカルトの視点で見ても、迷わないリーチの方がツモりやすいんだと。アナログ面でみると、自信満々でツモって速攻リーチ掛けりゃあ相手はオリやすくなるから、本来ツモれないような牌もツモる機会が来るらしいしな」
ムロ「なるほど……ありがとうございます」
ミカ「部長~。ちょっとこの状況なんですけど…」
京太郎「この状況だと……和~、教えてほしいことがあるんだけどー」
和「なんでしょうか?」
京太郎「この状況、和ならどっから切る?」
和「あぁ、これでしたら……」
マホ「う~…今ならツモれる気がしたんですけど……」
京太郎「ん~……これは……咲ー、訊きたいことがあるんだけど」
咲「何? 京ちゃん」
京太郎「この場面なら、何がツモれそう?」
咲「え~? ん~っと……これなら………」
マホ「やっぱ分からないところを聞くなら須賀先輩ですねっ!」
ムロ「部長が直接教えてくれるわけじゃないけど…何故か的確な答えを持って帰ってくるからなぁ…」
ミカ「教えるのが上手なんじゃなくて、教えられるのが上手なんだろうね……」
京太郎「う~ん……分からん…これ詳しそうなのは……咲かな? 咲ー」
咲「はーい」
>>290でした。
京ちゃんは教えるより、教えられたことを分かりやすく伝えるのが得意…みたいな感じで。
とりあえず今日はここまで。
次はいつになるかな~…できるだけ早く来れるように頑張ります。
見たいシチュエーションとか書いてくれたら、適当に拾うかもですよ~。
それではさようなら。
こんばんわ。
突然ですが、中学の時の佐治君って京ちゃんに似てね?
http://i.imgur.com/PmCG2FU.jpg
あと、六月の最初の週の日曜って、確か女子団体戦の日じゃありませんでしたっけ?
すっかり忘れてた。
まぁそんなことは気にせず、投下していきますよ~。
京太郎「女子団体、優勝おめでとう!!」
マホ「おめでとうございますっ!!」
咲「ありがとっ、京ちゃん。マホちゃんも応援、ありがとうね?」
マホ「う~…マホも団体戦出たかったです」
ムロ「仕方ないよ。今年の秋から頑張ろう」
ミカ「流石に団体戦でチョンボはまずいもんね~」
京太郎「いやぁ。一時はどうなるかと思ったが、なんとかなったな」
咲「うん。東横さんは前よりも見えなくなってたし、文堂さんも信じられないくらい強くなってたし…危なかったよ」
和「見えない? 咲さんはいったい何の話をしているんですか?」
優希「のどちゃんには多分一生わからない話だじぇ」
和「?」
京太郎「さぁ。来週は個人戦…俺も気合入れねぇとな」
咲「ふふっ、頑張ってね。京ちゃん」
京太郎「今年こそは出場選手として全国に行きたいからなぁ。部長としてのメンツもあるし」
和「とかなんとか言ってますけど、ぶっちゃけ咲さんのナデナデが楽しみなだけですよね?」
京太郎「うぇっ!? なんで分かった…じゃなくて、なんで知ってんだ!?」
優希「いや、この前普通に部室で言ってたじぇ(>>299あたり)」
ムロ「あの後も完全に二人の世界に入ってたから、覚えてないかもしれないですけどね」
咲「えっ、いや。だってあれはほら、京ちゃんのやる気を出すために仕方なく……」
和「ヤる気?」
優希「ヤる気?」
咲「ち…違うよっ!?」
和「ヤる気と言えば…もう6月ですね」
咲「だから違うって!! でも……6月だねぇ」
優希「ん? 6月って大会以外になんかあったっけ?」
和「ヒント。咲さんと須賀君」
咲「うぇっ!? ち、違うよ!? いや、違うくないけど違うよ!?」
京太郎「? 6月って大会以外になんかあったっけ?」
和「これは咲さんポイント減点ですねぇ」ボソボソ
咲「そうだね。これはちょっと減点だね」ボソボソ
京太郎「なんだよ!! 言いたいことあるならハッキリ言えよ!!」
和「いえ、これは須賀君自信で気付かないといけないことですからね」
咲「そうだよ!!」
京太郎「??????」
京太郎「むぅ…結局何の話してるのか、全然分からなかった」
京太郎「ん~…6月? 6月で、俺と咲に関わる話かぁ……」
京太郎「とりあえずインターネットを立ち上げてみたはいいが……なんて検索かけるか………」
京太郎「……………………………俺と、咲だもんなぁ………」
京太郎「…………俺の部屋だし………誰もいない……よな…………?」
京太郎「………………………………誰もいないよな?」
京太郎「………………………………」カタカタッ
G○○gle
[6月 結婚]検索
京太郎「………………………………」カチカチッ
京太郎「………………なるほど……ジューンブライド…かぁ……」
京太郎「………………とりあえず、検索履歴はクリアしておこう」カチカチッ
ちょっと微妙なところですが、時間がないので今日はここまで。
要は今の京ちゃんが自分と咲に関係する話と聞いて、何を連想するか……みたいなのが書きたかったんです。
ネタ落としてくれたら適当に拾いますので、書いてくれるとうれしいよ~。
コメント乞食でごめんなさい。
それでは、おやすみなさい。
こんばんわ。
久しぶりにこの時間での投下ですね。
書き溜めないけど書く内容は決まってるので、適当に書いてきます。
京太郎「あ、和と咲。やっほー」
咲「あ。やっほー、京ちゃん」
和「おはようございます、須賀君」
和「あ、そういえば。この前の答えは分かりましたか?」
京太郎「この前の答え?」
和「ほら。六月+咲さん+須賀君という公式ですよ」
京太郎「…………あー……すまん、忘れてた」
和「むぅ、須賀君はダメダメですねぇ」
咲「……………………」
京太郎「悪い悪い。ま、それも忘れるほど麻雀に打ち込んでると思って許してくれ」
和「まぁ、それなら仕方ないですね。それじゃ、部室行きましょうか」
咲「…………ねぇ、京ちゃ…」
京太郎「あ、咲。これあげる」
咲「え? ………なにこれ?」
京太郎「ネクタイ。ほら、明日……」
咲「………あ、お父さんにってこと?」
京太郎「そゆこと」
咲「でも、なんで京ちゃんが私のお父さんにプレゼント? 今までなかったよね?」
京太郎「……まぁ、知らない顔じゃねぇしな。子どものころプレゼント貰ったりもしたし…………それに…………」
咲「それに?」
「………まぁ、あれだ。今のうちに売れる媚は売っとこう……みたいな」
咲「……………………えぅ……」
京太郎「な…なんだよ、その鳴き声は」
咲「な、なんでもない……」
和「二人とも、なにしてるんですか? 早く部室行きますよ?」
京太郎「あ、おう。すぐ行く」
咲「あ、待ってよ京ちゃん! 和ちゃん!」
咲(…うぅ、嬉しいけど…多分父さんにはからかわれるんだろうなぁ……)
咲(……京ちゃんに訊けなかったなぁ。ホントのこと……)
つーわけで、明日は宮永パパの誕生日です。
京ちゃんが『Y路』を覚えました。
咲ちゃんが訊きたかったのは、ホントに調べてないのかってこと。
咲ちゃんに隠し事などできぬ!!
というわけで、時間もないので今日はこの辺で。
個人戦は来週ってことにしよう。
それでは、さようなら。
界たんイェーイ♪
こんにちは。
二日連続の投下…調子いいぜぇ!!
>>346
イェーイ♪
ちなみに一昨日は竜華と南浦おじいちゃんの誕生日だったみたいですね。
やっぱこれだけキャラ多ければ、誕生日かぶりもあるよなぁ。
咲「お父さん。お誕生日おめでとう」
界「お、そういえば今日は俺の誕生日か。忘れてた」
咲「もぉ、ダメでしょ? 今週末にはお姉ちゃんとお母さんも帰ってくるってのに」
界「たはは、すまんすまん。父の日は覚えてるのに、なぜか自分の誕生日は忘れちゃうんだよなー」
咲「父の日はEA○Nでよく宣伝してるからね。あれ、父の日とか母の日にサプライズ考えてる子どもからしたら迷惑だよね」
界「そこが稼ぎ時なんだ。しょうがない」
咲「というわけで、はい。プレゼント」
界「どれどれ…ふんふむ、これは随分センスのいい扇子だなぁ」
咲「高かったんだから、大事に使ってよね」
界「サンキュー。街中で団扇を配り始めるのを待ってたところだから、これはありがたい」
咲「中学生じゃないんだから、団扇くらい自分で買おうよ……」
咲「あ、それと。これも」
界「ん? これは……ネクタイ? こっちは父の日の分かな?」
咲「ううん…そっちは京ちゃんからのプレゼント」
界「あぁ、なるほど。京太郎君からね…………京太郎君!?」
咲「うん。お父さんの誕生日プレゼントにって、昨日渡されたの」
界「………ほほう? ほうほうほう………」
咲「な…なに? その嫌な笑顔は…?」
界「なるほどね……将を射んと欲すれば、先ず馬を射よ……ってわけか」
咲「ちょっ…それどういうこと!?」
界「ん? でもこの場合、咲はすでに射られてるわけだから…この場合、俺が将になるのか?」
咲「お父さん!?」
界「まぁこの程度で射られるほど、俺は甘くないけど」
咲「え?」
界「……笑顔が一瞬にして消えましたよ? 咲さん」
界(まぁ咲がなんと言おうが、20までは結婚なんてさせる気ないけどなー)
というわけで、改めまして。
界たんイェーイ♪
界さんはなんやかんやでいいお父さんしそう。
お年玉? 麻雀? あれはきっと娘専用口座にでも貯金してあるんだよ(現実逃避)。
短くてごめんなさい。
今日はここまで。
ぐぬぬ…六月中にこのスレ終わらせたかったんだけど……これは7月までかかりそうやなぁ……。
それでは、さようなら。
小姑テルテル襲来とか見たいなぁ(チラッ
こんにちは。
いきなり雨に襲われた。
寒い、死にたい。
なので雨でなんか書きます。
京太郎「おじゃましまーす」
咲「どうぞー」
京太郎「咲の家に来るのも久しぶりな気がするな」
咲「そうだね。……あ、ちょっと部屋入るの待っててもらっていい?」
京太郎「いいけど…なにかあるんです?」
咲「部屋の中に洗濯物干しっぱなしなの。ほら、最近降ったり止んだりで、外に洗濯物干せないからさ」
京太郎「なるほど。んじゃ、廊下で待ってるわ」
咲「ごめんね~」
ドタドタ…
京太郎「………いきなりだが、トイレ行きたいなぁ。昼に茶ガバガバ飲みすぎたか……」
京太郎「う~ん…勝手に借りていいものか……。いや…咲が片づけ終わって、廊下を見た時に誰もいませんでしたー、じゃ可哀想だもんな」
京太郎「咲ー。すまんがトイレ貸してくれ……」ガチャ
咲(下着片づけ中)「…………………………」
京太郎「…………………………」
咲(下着片づけ中)「…………………………」
京太郎「……………………」
咲「……………み……………」
咲「見るなぁーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!」
京太郎「ごめんなさいっ!!!!」バタン
ありゃ、よく見りゃあんま雨関係なかった。
ま、いいや。
透けブラにしようかも二秒ほど迷ったんですけど、こっちの方が咲ちゃんの家庭的な一面を出せるかなと思って、洗濯物ネタにしました。
咲ちゃんはきっといい嫁さんになる。
………そういえば最近、嫁田出してねぇなぁ。
というわけで今日はこの辺で。
みなさんもこの季節、出来るだけ傘は持ち歩くようにしましょうね。
それでは、さようなら。
こんにちは。
とりあえず、今日は個人戦をパパッと書いていこうかな。
>>358
とりあえず照さんは出してみます。
ちなみに、ここの照さんは菫さんと一緒にプロやってます(卒業式のやつ参照)。
あと、セーラもプロ。
書いてはいないけど、面白い顔の方の愛宕とかもプロになってそう。
京太郎「ん……? お、ツモりました。1300・2600です」
京太郎「……ん~っと、二位のアガリ止めってできましたっけ? ……あ、無理? 分かりました。んじゃ、連荘で」
京太郎「………ふぅ。せっかくプラスなんだし、できればこのまま終わりたかったんだけどなぁ……ま。どうせ連荘なら、ラス親で稼がせてもらいますか」
京太郎「え、うるさい? すいません。………んじゃ、サイコロ回しまーす」
・
・
・
・
・
健太(三科)「さて、男子個人戦本戦。その最初の対局が今終わったわけですが、どうですか? 実況の宮永プロ」
照「そうですね、面白い選手が揃っていると思います。そもそも女子と違って男子は基本的にみんなデジタルに近い打ち方をするので、似たような打ち方が多くなります。しかし、だからこそ、ここ一番での押し引きや、牌の取捨選択に個性が現れます。どこまでも牌効率を求める選手、常にオリを意識しながら打つ選手。手牌読みがメインなのか、手作りがメインなのか。素直にツモりやすい手を作るか、ロンを狙った偏った手を作るか。オカルトな打ち方がないからこそ、より際立った個性が垣間見えると言えますね」ポリポリ…ムシャムシャ…
健太「なるほど…そう意味では、清澄の須賀選手などは特に個性溢れた打ち方をしてますね……。 (この人も食べながら実況するタイプか。ま、カツ丼よりはいいけど)」
照「…そうですね。彼はどちらかと言えば、オカルトに偏った打ち方をしてますからね」パリッ…サクサクサク…
健太「あ、そうなんですか? では、デジタルアナログ打ちが多い男子の中では、彼は有利だと…?」
照「そうとは限りませんよ? すみ…弘世プロのように手牌読みが出来れば、むしろ手牌が偏るオカルト打ちはカモにされたりします。それに…彼のオカルトは、あまり強いとは言えませんしね」サクサク…ガサゴソ……
健太「そうなんですか? (さっきからすごい勢いでお菓子が消えていく)」
照「はい、むしろ弱い部類…というか、無い方がいい部類ですね。近くで見てないので、断言はできませんが……」ヒトツタベマス?っお菓子
健太「は、はぁ……。 (いや、麻雀見るのに近いとか遠いとか関係ないでしょ)」イラナイデス
照「手作りに明らかに不必要な牌を毎局、必ずツモってますからね。おそらく、そういうオカルトなんだと思います………あ。もしかして、これ言っちゃマズかったかなぁ?」グニグニ…モニョモニョ……
健太「? そんなことないと思いますが…?」
照「でも、もしこれで京ちゃんが負けちゃったら、情報を漏らした私のせいってことに………。これって…インサイダー取引っ!?」
健太「いえ、そんなことはないと思いますが。まぁ、彼のオカルトがそのようなものだからこそ、あのような偏った打ち方をしていると……。 (京ちゃん?)」
照「だと思います。それよりも、Bブロックのトップだったあの選手や、Hブロックのトップだった選手の方が優勝には近いと思いますね。彼の場合は手牌に対する嗅覚が云々………」ブルブルガタガタ
照(……今日は解説で来てるし、京ちゃんのこと応援するわけにはいかないからね)
照(…咲の方は特に心配いらないよね? 今の咲が負けるところは想像できないし………ま、私が咲に負けるとこも想像できないけど)フフン
照(……ま。心の中では応援してるよ、二人とも。声には出せないけど、頑張ってね)
照(……………インサイダー取引で捕まったらどうしよう……)ガクブル
・
・
・
・
・
京太郎「………たっは~……ヅカレダ………」
咲「お疲れ様。調子はどう?」
京太郎「ん~、今は結構いい感じ。牌の片寄りも大体いつも通りだし」
咲「ふふ。次の対局はどうなりそ?」
京太郎「んー、今年の優勝校の先鋒がいるからなー。厳しいかも」
咲「強いの?」
京太郎「俺よりは。100回打ったら99回は負けるだろうね。照さんも俺よか格上だって言ってたみたいだし」
咲「それでも一回は勝てるんだ?」
京太郎「多分なー。その一回が今日来てくれたら最高なんだけど」
咲「でも、その後99回負けちゃうんでしょ?」
京太郎「今日勝てたらそれでいいよ。同じ県なんだし、全国で当たるとしたら決勝戦だろ。そこで当たったとしても、その時点で入賞確実だしなー」
咲「志が高いんだか低いんだか……」
咲「それじゃ、とりあえずさっきの分のご褒美ね」ナデナデ
京太郎「ん………………」
咲「いい子いい子~」ナデナデ
京太郎「……………………なぁ、咲。一つ言っていいか?」
咲「? 何? 京ちゃん」ナデナデ
京太郎「みんな見てるけど、ここでやってよかったのか?」
咲「!?」バッ
(((((((今更なんだよなぁ…)))))))
とりあえず今日はここまでー。
明日、結果発表(大会の)。
ちなみにカツ丼さんは女子の解説してます。
あ、そうだ。
↓1のコンマで京ちゃんの大会結果決めよう。
コンマの上一桁と下一桁の低い数字の方を採用。
その数字が、まんま京ちゃんの順位になります。
ゾロ目は優勝。
5位以上で全国出場です。
とはいっても、大会描写なんてしないけどね。
ちなみに咲ちゃんは優勝します(予言)。
それでは、さようなら。
コンマくださいね、お願いしますね。
0・・・全国優勝か
おつ
雰囲気的に対局後のまだ椅子に座ってる状況みたいね
その状況でみんなから今更、公認の「公」の裾野めっちゃ広いww
こんばんわ。
なんだか珍しい時間に投下です。
いっくよー。
>>378,383
説明が抜けてましたね。
0は10として扱います。
>>380
ここも説明が足りませんでしたね。
京ちゃん対局終わる
↓
咲ちゃん部屋の外で待機してる
↓
京ちゃん疲れてなかなか出てこない
↓
咲ちゃんが部屋の中まで迎えに来る
↓
いちゃいちゃ
みたいな感じです。
閉会式後
京太郎「あ~……入賞できなかったかぁ……」
咲「惜しかったね~。でも、最後の嶺上開花はすごかったよ!!」
和「でもあの打ち方はどうかと思います!! 振り込まなかったからよかったものの…」
優希「ま、あれが京太郎の打ち方だしなー。今更言い出しても仕方ないじぇ」
京太郎「くっそぉ…咲と和はしっかり入賞してるってのになぁ…」
優希「ふふーん。咲ちゃんとお揃いになれなくて残念だったな」
京太郎「いや、優勝はキツイっす……。……ま、入賞できなかったのは残念だけど………」
京太郎「全国の切符は掴めたし、よしとしますか」
男子個人戦 最終成績
一位:
二位:
三位:
四位:
五位:須賀京太郎(清澄高校)
照「咲、京ちゃん、おっぱいさん。個人戦全国出場おめでとう」
咲「あ、お姉ちゃん。ありがとう」
和「ありがとうございます。ですが、私の名前はおっぱいさんじゃありませんよ」
京太郎「あ、照さん。ありがとうございます」
照「タコスちゃんも惜しかったね。団体戦、頑張って」
優希「おう! 任せとけぃ!!」
照「京ちゃんのオカルト、面白いね。あんな使い方も出来るんだ?」
京太郎「ぶっつけ本番でしたし、うまくいったのは奇跡みたいなものですけどね」
照「最後の嶺上開花は、最初から狙ってたの?」
京太郎「まぁ、狙ってたというか…嶺上開花で和了る方法も常に視野に入れてたって感じですね。本当に和了れるとは思ってなかったけど」
照「ふーん……やっぱり、咲とお揃いがよかったから?」
京太郎「…………ん……まぁ、そんな感じです」
照「ふふ、素直でよろしい」
京太郎「あ、というか照さん! 実況で俺の能力バラしたでしょ!!」
照「え、ごめん。ちょっと言ってる意味わかんない。記憶にない。聞こえない。日本語わかんない、難しい。じゃぱにーずいずべりーむずかしい。まいねーむいずてるみやなが。あんど
べりーびゅりふぉー」
京太郎「ごまかさないでください。それ、インサイダー取引ですよ」
照「やっぱり!? 私、捕まっちゃうの!?」ガクブル…
京太郎「はい。多分懲役3年くらいですね(適当)」
照「そんな…3年間もお菓子を食べれないなんて……」
京太郎「心配するところはそこですか……」
照「あ、あと…咲ー」
咲「ん? 何、お姉ちゃん?」
照「淡から伝言。『全国で先に待つ』だって。ちなみに東京の個人戦は来週」
咲「なんていうか…グダグダだね」
照「でも、今の淡は強いよ? 必殺・大宇宙ツモもマスターしたらしいし」
咲「? よ、よくわかんないけど…私も負けないよ」
照「ん、その意気。頑張って」
照「あ、あとおっぱいさん」
和「なんですか? 鉄板さん」
照「どうやったらそんなに大きくなるのか教えてほしい」
和「帰ってください」
照「なんなら分けてくれても構わない」
和「帰れよ」
久「やっほー。みんな元気~?」
まこ「咲、和、京太郎。全国出場おめでとさん。優希も惜しかったの」
優希「ぐぬぬ…団体戦では大活躍だったのに……」
久「ま、優希は個人戦にはあまり向いてないし、団体で大暴れしてきなさい。……それにしても、まさか須賀君まで全国大会に行っちゃうなんてね~」
まこ「みんなよく頑張った。この調子で、全国も荒らしてきんしゃい」
咲和優京「「「「はい!!!!」」」」
ムロ「いや~…やっぱ先輩たち、強いですね」
ミカ「ねー。全国大会も頑張ってくださいね」
マホ「マホも早く大会出てみたいです!!」
和「マホはまずルールを間違えないようにしましょうね」
咲「そうだね。今年の秋までにはチョンボをなくせるようにしたいね」
京太郎「ようやく役を全部覚えたみたいだからな~。長かった」
優希「ま、今は私たちが全国で活躍するところをじっくり見ておくんだじぇ」
マホ「はい!!」
アカギ「くく…おめでとう、京ちゃん」
京太郎「アカギさん!!」
傀「個人戦5位、全国大会出場。それがあなたの男の価値です」
京太郎「傀さん!!」
哲也「俺の運とお前の不運。どっちが強ぇかな…」
京太郎「哲也さん!!」
久「……誰?」ボソボソ
咲「京ちゃんのお友達らしいです…」ボソボソ
京太郎「つーわけで、今日は解散! みんな大会で疲れてると思うし、帰ってゆっくり寝てくれよ」
マホ「あれですね。家に帰るまでが大会なんですね!!」
ムロ「まさにマホのためにある言葉だよな」
京太郎「いや、ここにも帰るまで油断できない三年生が一人いるぞ」
咲「誰のことかな?」
京太郎「お前だよポンコツ」
和「そんなこと言って、今日そのポンコツに7回も頭ナデナデされてたのはどこの誰でしたっけ?」
優希「しかもみんなが見てる前で。清澄の恥さらしだじぇ」
京太郎「」
咲「」
・
・
・
・
・
帰り道
京太郎「咲は照さんと一緒に帰らなくてよかったのか?」
咲「うん。お姉ちゃんはカツ丼さんとか、他のプロの人たちと打ち合わせがあるらしいから」
京太郎「なるほどなぁ~。…んじゃ、俺が家まで送ってやらないとな。お姫様」
咲「ふふっ、懐かしいねー。それじゃあ、よろしくお願いしますね。王子様」
京太郎「お姫様よか順位低い王子様ってのもどうかと思うけどな~。格好つかねえや」
咲「………ううん。そんなことないよ?」
京太郎「ん?」
「今日の京ちゃん。とってもかっこよかったよ!」
京太郎「……………………」
咲「あ、照れてる照れてるー」
京太郎「て、照れてねーし!? ていうかお前だってちょっと照れてんだろ!? 顔赤いし!!」
咲「こ…これはあれだよ? ほら、ちょっと歩いて血行が促進されてなんやかんやってやつ!!」
京太郎「……ま、あれだな。せっかく全国大会にも出られるんだし、どうせなら頂点目指してみてぇよな」
咲「お。京ちゃん、やる気だねー?」
京太郎「おう。出られたら儲け、くらいの考えだったけど、ここまできたら全国優勝も狙ってみるか!!」
咲「その意気だよ! 頑張ってね、京ちゃん!!!」
というわけで、今日の投下はここまで。
京ちゃん、全国大会出場おめでとう!!
最初は対局も頑張って書こうと思ってたんだけど、難しかったのでなくなりました。
一応最後の京ちゃんの和了は嶺上開花のみで、
789北 東東東東(加槓) ⅢⅢⅢ(加槓) 六七八(チー) ツモ北
みたいな感じになる予定でした。
>>108で書いてますが、ここの京ちゃんは『物欲センサーの精度がヤバイ』オカルト持ちです。
分かりやすく言うと、欲しい牌がツモれない能力です。
配牌時点でオタ風の北が一枚あって、最初はそれを切ろうとするんですが、何かを思いついたように北を手に抱えるんですよ。
んで、役の無くなるような鳴きで北以外の牌を整理、北の単騎待ちにします。
北で和了りたい京ちゃんの物欲センサーに反応して、京ちゃんは北を全然ツモれなくなります。
京ちゃんがツモる可能性のある山から北がなくなるため、残り三枚の北は他のところに眠ることになります(シュレ猫的なあれ)。
それが王牌に来る可能性を信じての、ポン→加槓→嶺上バック、みたいな?
よくわかりませんね。
それでは私は寝ます。
さようなら。
ごめんなさい。
>>398のⅢが一枚たりないですね。
連槓したんです。
要は、咲ちゃんは最初から王牌を支配するのに対して、京ちゃんは山に支配されることで王牌を間接的に支配した的な?
まぁ要は嶺上開花で和了ったんです。
それでは改めて、さようなら。
こんにちは。
試験期間ですね。
今日はそのネタで書いてきます。
京太郎「はぁ~…期末試験の勉強ダリぃ…」グテー
咲「ほら、グテーってしないの! 姿勢が悪いと、なんか色々あるよ?」
京太郎「なんか色々ってなんだよ……そこはほら…背筋が曲がるとか…色々あるだろ……」
咲「京ちゃんだって色々って言ってるじゃん」
京太郎「俺は一応具体例出したからいーんだよ」
京太郎「……あー…ダメだ。燃え尽き症候群ってやつだこれ」
咲「この前の大会で燃え尽きちゃった?」
京太郎「ん~……いや、違うな。全国出れるの嬉しすぎて勉強に手がつかないだけだなこれ。試験前の部活動停止期間ツライです」
咲「だと思ったよ。とは言っても、あまりに試験の成績が悪いと、練習時間の方にも影響出ちゃうしねぇ」
京太郎「それ以前に部長が補習ってのは色々とまずいわな。それこそ清澄の看板に泥塗るなんてレベルじゃねえ」
咲「分かってるならちゃんと勉強しようよ」
京太郎「頭ではわかってるんだけどなぁ…」
京太郎「なんか勉強に集中できる、いい方法ないか……」
咲「…………あ。私、閃いたかも」
京太郎「何々? どんな方法?」
咲「まず、時間を決めるじゃない? 例えばこのページを、15分で全部解くとか」
京太郎「ふむふむ…」
咲「次に、目標点数を決めるの。7割か8割が妥当なところだろうね」
京太郎「ほうほう。それでそれで?」
咲「で。時間までに終わらなかったり、目標点数に届かなかったら私が家に帰る」
京太郎「………………ん?」
咲「だから、私が家に帰るの。京ちゃんの集中力を乱してるのは私だと判断して」
京太郎「………………」
咲「どう?」
京太郎「………………………」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
京ちゃんが咲ちゃんに手綱を握られてる構図。
もう一つだけ書いてくよー。
休憩中
京太郎「はぁ…すっげ疲れた……」
咲「だねぇ。休憩休憩」
京太郎「でも、勉強の合間の20分くらいの休憩って何すればいいかわからないんだよなぁ。漫画とか読むには時間足りねえし、何もしないにしては長いし」
咲「そう? 私は本読んだりしてるけど」
京太郎「本の途中で勉強時間がきたら、続きが気になって勉強集中できなくないか?」
咲「う~ん…私はあまり気にならないかなぁ。ちょっと時間過ぎちゃっても、キリのいいところまで読んで、その分勉強時間増やしたりするし」
京太郎「なるほどなぁ…」
咲「あとは、音楽を聴いたりとか?」
京太郎「音楽なぁ…。曲の長さとか知ったら、休憩時間がすごく短い気がしてくるからなぁ」
咲「あー、確かに。20分だと、一曲5分の曲を4曲聞いたらもう休憩終わりだもんね」
京太郎「だろ? ま、頭休めるにはいい感じなんだけどなー」
咲「あ、じゃあ少しだけ体動かしたりしてみたら? キャッチボ-ルとか」
京太郎「キャッチボール? 咲と?」
咲「……ごめん、無理だね」
京太郎(…とか言ってる間に、20分経っちまったな)
咲(ホントは勉強に戻らないといけないけど……京ちゃんと話し足りない)
京太郎(……咲はまだ気づいてないみたいだし……)
咲(京ちゃんが言い出すまでは、お話続けちゃおっ)
勉強って、スタートダッシュしすぎると結果として普段より進まなかったりするよね。
短いですが、今日はここまで。
さようなら。
おつ
勉強って誰かと一緒じゃなきゃモチベ保てない人と一人じゃなきゃ集中できない人で結構別れる感じ
こんばんわ。
今日は夜の投下です。
>>412,414
こんなんただの口実ですからねー。
二人で会えるなら理由なんてなんでもいいんです、勉強だろうがなんだろうが。
でも「会いたいから」とは言えないんです、ヘタレだから。
そんな感じ。
京太郎「もうすぐ6月も終わりだな」
咲「7月になったら衣替えしないとだね」
京太郎「だな。学ランくっそ暑いし、早く夏服に変えたい」
咲「えー? 私は学ラン好きだけどなー」
京太郎「学ラン好きって…お前セーラー服じゃん」
咲「だから京ちゃんの学ラン姿が好………」
京太郎「…………………」
咲「…………ごめん、なんでもない」
京太郎「ん………おう………」
咲「ま…まぁそれはともかく、学ランってお洒落だよね?」
京太郎「そ、そうか? 個人的にはブレザーの方が好きなんだけどな」
咲「えー? なんでー?」
京太郎「ボタン少ないから。いちいちボタン止めるのめんどくせーんだよ」
咲「あー、なるほどねー」
咲「でも、学ランならあれが出来るよ! 第二ボタン!!」
京太郎「あぁ、第二ボタンね。確かにあれはロマンチックだ」
咲「そういえば私、中学の時の京ちゃんの第二ボタン、まだ持ってるよ?」
京太郎「あぁ。そういえばあげたなぁ…」
咲「今になって思えば、ブレザーの第二ボタンって意味ないよね? あれ、心臓に一番近いところって意味だし」
京太郎「言われてみればそうだな。ブレザーの第二ボタンっつったら、ヘソと股間の間だもんな。どっちかっつったら股間寄りだし」
咲「えー? 女の子にそういう話しするー?」
京太郎「お前が振ってきたんだろ?」
咲「ちなみに、これはもう予約済みだからね? 誰にもあげたらダメだよ?」
京太郎「……どうせ、咲以外にこれ欲しいなんていうモノ好きもいねえだろ? 誰にもあげねえよ」
咲「ふふっ、ありがとっ」
短いうえに、自分で読み返してみてもよくわからない話になってしまった……。
第二ボタンを予約ってのが書きたかったんだけど…咲ちゃんが積極的すぎ?
最近肉食系咲ちゃんにハマってるんです…許して。
第二ボタン、ロマンチックですよね。
>>1は一人、モテすぎて高校入試前に第二ボタンどころか学ランのボタンを全部奪われて、試験日に来ていく学ランを後輩から借りていったという猛者を知っています。
女の子、恐ろしい……。
というわけで今日の投下はここまで。
書いてみたはいいけど個人的に納得いかなかったので、安価でも出します。
↓1,2を書かせていただきます。
いつも通り、エログロとか書けないのは安価下です。
安価外のも気が向いたら書くかも。
それではおやすみなさい。
乙です 梅雨が明けて久しぶりに外で思いっきり遊ぼうという話
おつおつ
梅雨デートしよう!
乙ー!
梅雨デート中に咲ちゃん迷子になる
↓
咲ちゃん危ない路地裏に入ってチンピラにからまれる
↓
京ちゃん登場ボコられながらもかっこよく咲ちゃん救出
↓
咲ちゃん惚れ直す……ってとこまで妄想してた
ほのぼのっぽくないけど京ちゃんの男前な見せ場がみてみたいです!
傘を深く被り周りからの視線を遮った中でのキスに憧れるも、身長差のため全然隠れなくて断念とか
こんにちは。
さっそくもらったネタで書いていきますよー。
>>423
うーん…ほのぼのだけが取り柄のこのスレでは難しいですかねぇ?
咲ちゃんが財布落とす
↓
見た目DQNな人が財布拾う
↓
咲ちゃんに声をかける
↓
咲ちゃんビビリまくる
↓
それを偶然見た京ちゃんが勘違い。ちょっとビビリながらも勇気(≠優希)を出してDQNに声をかける
↓
DQNと思いきや普通にいい人でしたー
↓
二人とも勘違いしてたことに恥をかくも、自分のことを守ろうとしてくれた京ちゃんに惚れ直す咲ちゃん
ならできるかも。
京太郎「うわぁ、雨降ってきたなぁ。傘持ってきてよかった」
咲「えぇっ!? 私持ってきてないよ!! 天気予報では晴れって言ってたのに……」
京太郎「7月入ってとはいえ、まだ梅雨だからなー。油断は禁物だ」
咲「…………京ちゃん」
京太郎「分かってるって。入ってけよ」
咲「ありがとっ♪」
京太郎「うわぁ。この道の水溜り、やべえなぁ」
咲「ちょっと遠回りしていこっか」
京太郎「だな」
咲「あ、ついでにちょっと寄り道していかない?」
京太郎「別にいいけど…咲から寄り道って珍しいな。なんか欲しいもんでもあるのか?」
咲「そういうわけじゃないけどね? なんとなく、このままブラブラしてたい気分なんだー」
京太郎「ふーん…まぁ、そういう日もあるか」
咲「見てみて、京ちゃん! カタツムリ!」
京太郎「ホントだ。……てか、なんでお前ナメクジはダメなのにカタツムリは平気なんだよ」
咲「ほら、カタツムリは殻があるから触れるじゃない? ナメクジは触れないから」
京太郎「………なるほど。言われてみれば、一理あるな」
咲「でしょ?」
京太郎「俺、雨降ってる公園って好きなんだよなー」
咲「誰もいないから?」
京太郎「うん。普段賑やかな場所がひっそりしてるのって、なんか心打たれるんだよなー」
咲「日本は裏の文化とも言うしね。普段見えない姿に心打たれたりしちゃうよね」
京太郎「そうそう。ま、じっとしてても仕方ないし、歩くか」
咲「うん」
京太郎「あ、ちょっと場所変わってもらっていいか?」
咲「? なんで?」
京太郎「右手疲れてきた。持ち手変えたい」
咲「なんなら私が持とうか?」
京太郎「この身長差だと、咲が持ったら傘に頭突っ込んじまう。別にいいよ」
咲「あ、それもそうだね…」
咲(……そういえば。さっきも場所変わってって言ってたよね?)
咲(…横断歩道を渡るたびに場所変わってる……? なんでだろ……)
咲(………………あ……)
咲「………京ちゃん」
京太郎「…………何?」
咲「………ありがとう………」
京太郎「……………どういたしまして………」
京太郎「ここまっすぐ行ったら咲ん家だな。どうする?」
咲「うーん……もうちょっとだけ歩こうよ」
京太郎「了解。んじゃ、嫁田ん家の前でも通るか」
咲「えー? 見つかったら色々言われるよ?」
京太郎「傘さしてるし大丈夫だろ。見えないって」
咲「…それもそうか。それじゃ、行こっ!」
京太郎「あいよー」
咲(……そっかぁ…。今傘さしてるから、周りからはあまり見えてないんだよね?)
咲(雨降ってるからあまり人もいないし……これはもしかして…………チャンス?)
咲(あ、あれだよね? た、例えば私が今京ちゃんに、き、ききき……えっと、アレしたとしても、周りからは見えないんだよね?)
咲(ど、どうしよう……これはかつてないチャンスだよね!? ど、ど、どうしよう!!)
咲(………………………)チラッ
京太郎「~♪ ♪~~~♪♪」
咲(暢気に鼻歌なんて歌っちゃって……よし! これはチャンスだ!!)
咲「ねぇ、京ちゃん」
京太郎「ん? 何だ?」
咲「えっとね………その…………」
咲「………………なんでもない」
咲(……………ダメだぁ……京ちゃんの身長が高すぎて、傘に隠れられないよ……)
京太郎(しゃがめば出来るかもしれないけど………さすがにリスクが高すぎるよなぁ………)
こんばんわ。
なんとか七夕中に間に合った…。
>>1がいるところでは天の川は見えないっぽいですねー。
というわけで、投下するよー。
京太郎「……今年は天の川……見えなさそうだなぁ……」
咲「だねぇ。……残念」
京太郎「いきなり話し変わるけど…中学の時の友達とかさ? 高校生になってもどうせ毎日のように会って、遊んだりするだろ、とか思ってたよな?」
咲「あー…分かるかも。いざ高校生になってみると、高校で出来た友達と遊ぶから、あまり昔の友達とは遊ばなくなっちゃうよね」
京太郎「だよなぁ。織姫と彦星じゃないけど、一年に一度か二度しか遊ばなくなるよなぁ」
咲「だねぇ」
京太郎「小学生の頃の一年間って、凄く長いじゃん? だから一年に一度しか会えない織姫と彦星のこと、可哀想だとか思ってたんだよ…」
咲「………………」
京太郎「でもさ。大人になると、きっと仕事とか忙しくなって、一年なんて全然短くて、一年後なんてあっという間で……案外、一年くらい逢えなくても平気なんじゃね? とか……そんなこと、考えちまうんだよなぁ」
咲「……………それでも」
京太郎「ん?」
咲「それでも。私は京ちゃんと一年間も逢えないってなったら……きっと耐えられないと思うよ?」
京太郎「…………………」
咲「京ちゃんは違うかな?」
京太郎「…………多分俺も。耐えられないだろうなぁ」
京太郎(もしかしたら。高校を卒業したら、俺たちは離れ離れになるかもしれない)
咲(忙しくって、逢う時間もないかも知れない)
京太郎(それでも、逢いに行こう)
咲(京ちゃんの誕生日と、私の誕生日と)
京太郎(七夕には、逢いに行こう)
咲「さて、と。短冊に書く願いは決まった? 京ちゃん」
京太郎「ん……決まったかな」
咲「何々? なんて書くの?」
京太郎「教えねーよ。そーゆう咲はなんて書いたんだよ?」
咲「ふふっ、内緒」
京太郎「だよな~」
京太郎(もし、この願いが叶うなら)
咲(もし、この願いが届くなら)
(来年の七夕は、晴れますように)
七夕ですなー。
一年が短くなっていく……歳取るの怖すぎて笑えない……。
というわけで今日はここまでです。
それでは、さようなら。
砂糖が逆流してきた
ところで部員たちはどこ行った
こんにちは。
七月七日、七夕の感想コメントが7つ、そしてその7つ目の感想が『七不思議』。
これは七夕の軌跡ですね、間違いない。
というわけで、書いていくよー。
>>452
後ろでめっちゃニヤニヤしてました。
ちなみにみんなの願いは
優希『タコスで世界が包まれますように』
和『全国大会で力を出し切ることが出来ますように』
ムロ『来年までにマホが戦力になりますように』
ミカ『ムロマホではなく、ムロミカマホと呼ばれたいです』
マホ『ここにいるみんなの願いが叶いますように』
ついでに
嫁田『いい嫁さんだなァ~が流行りますように』
まこ『商売繁盛!!』
久『はやりんとすこやんが幸せになれますように』
みたいな?
咲「台風の季節だね」
京太郎「だなぁ。さっそくデカイのが来てたけど…」
咲「私、台風って嫌いだなー」
京太郎「いやまぁ好きなやつなんていねぇだろ」
咲「京ちゃんは台風好きじゃん。嫁田君も」
京太郎「あれは台風が好きなんじゃなくて、台風に負けない自分が好きなだけなんだよ」
咲「中二病だね」
京太郎「中二病だよ」
咲「台風の日って、外出できないのが辛いよね」
京太郎「お前晴れてても家の中で本読んでるじゃん」
咲「選択肢があるのとないのじゃ全然違うの! 出れるけど、家にいるという贅沢! 京ちゃんには分からないかなぁ~」
京太郎「う~ん…まぁ、台風だから外出できないってのは、要は台風に家にいることを強要されてるってことだもんな」
咲「そういうこと。それで家で本を読んでても、ありがたみに欠けるというか……」
京太郎「なるほどな。台風でも平気で外出する俺には分かんねえや」
咲「もう、危ないでしょ? 風だって強いし、足元だって悪いんだから」
京太郎「だから今年は台風来てても外出しなかっただろー?」
咲「それが当たり前だよ」
京太郎「ま、今年は全国大会もあるし、受験もあるからなー。ケガしそうなことは出来ないな。体は資本だ」
咲「台風でケガして大会出られません、とか。ちょっと笑えないもんね」
京太郎「ふふふ、贅沢な悩みだぜ」
咲「そうやってすぐに調子に乗るんだから……」
京太郎「あ、気づけば結構時間が経ってるな。そろそろ家帰るか」
咲「んー…あ、そういえばさ。七夕でみんなが短冊に書いたこと、読んだ?」
京太郎「ん、読んだ読んだ。優希と和は相変わらずだったな」
咲「だよね。あ、ちなみに京ちゃんの願いは読んでないよ?」
京太郎「そりゃ、一番高いところに吊ったからな。お前じゃ読めないだろ」
咲「京ちゃんは相変わらずトーテムポールだねぇ」
京太郎「どういう意味だよ…」
京太郎「腹減ってきたなぁ、そろそろ飯の時間かなぁ…」
咲「あ、お腹空いたで思い出したんだけど…お姉ちゃんのCM出演が決まりました」
京太郎「マジで!? なんのCM!?」
咲「某きのことたけのこのチョコレートのお菓子」
京太郎「あぁ、たけのこときのこのチョコレートのお菓子ね。つか、やっぱお菓子のCMなんだな」
咲「うん。なんか、お姫様の格好するらしいよ?」
京太郎「お姫様? どんなCMだよ」
咲「きのことたけのこがお姉ちゃんを奪い合うんだって」
京太郎「シュールだな。結果も見えてるから笑えねぇ」
咲「もう争いなんてやめればいいのに……」
京太郎「昼のが長いとは言っても、だいぶ暗くなってきたな。そろそろ家に……」
咲「あ、そういえばね? 昼の長さと夜の長さが同じになる日があるじゃない? 春分と秋分」
京太郎「ん、あぁ。それがどうした?」
咲「なんかね? ピラミットとか、マチュピチュの遺跡とかでは、春分と秋分が分かるようになってたらしいよ?」
京太郎「へぇ? どうやって?」
咲「太陽の光の当たり方とか、影の出来方とかで分かるらしいよ? 春分と秋分は、収穫の時期なんかを知るのに大切だから、分かるようにしてたんだって」
京太郎「へぇ~。やっぱ侮れねえな、昔の人たちは」
京太郎「ん…そろそろ家に…」
咲「あ、あとね、あとね…………」
京太郎(家に帰ろうとするたびに、さりげなく帰れないように話を振ってくる咲可愛い)
咲(あと何日一緒にいられるかわからないもんね。京ちゃんには悪いけど、気づくまではこうやって、お話ししときたいな…)
七夕の流れを汲む、日常トーク。
いちゃいちゃの後には、ダラダラした話が書きたくなります。
>>421を書こうにも、なかなか梅雨が明けませんね…・
そろそろ元気な太陽が見たいです……。
それでは、今日はここまで。
さようなら。
こんにちは。
今日はジャンプネクストの発売日。
何が言いたいかは、わかりますよね。
というわけで投下いくよー。
京太郎「梅雨が……明けたぞぉーーーーーーーっ!!!!!!」
咲「え、遅くない? 結構前から明けてたような…」
京太郎「咲は文学少女だから知らないかもしれないけどなぁ。梅雨が明けたと思い込んで遊ぶ計画立てて、いざ当日に雨降られた時のあのショックはヤバいぞ? 遊ぶ気力全部持ってかれるんだから…」
咲「いやまぁ、わからなくはないけど……」
京太郎「だから俺は、梅雨が明けても一週間経つまでは、梅雨は明けていないものだと思うようにしている!!」
咲「ふーん…(どうでもいい……)」
京太郎「入道雲!! でっかい!! 大きい!! 白い!!」
咲「入道雲見てると、夏だなぁ~って感じになるよね」
京太郎「海で見る入道雲も山で見る入道雲も。見てると懐かしい気持ちになるよなー」
咲「だねぇ。そんな昔のことでもない気がするのに……」
京太郎「アレ見てると、無性に走りたくなるんだよなー。童心に帰りたくなるというか…こんなこと言ってるうちは、まだまだ子どもなんだろうけどなー」
咲「もう17歳なのにねー。小学生の頃は、17歳なんて大人だと思ってたのに」
京太郎「工バーーーローー一とか、てっきり大人だと思ってたもんなぁー。あいつも気づけば年下なんだぜ?」
咲「うわぁ~…なんだろう。そう考えると、すごくショック」
京太郎「……ま。逆に考えれば、今はまだ子どもでいられるとも言えるよな」
咲「まぁ、そうだね。まだ学生だしね」
京太郎「八月には全国大会、それが終われば受験勉強……遊ぶなら、今しかない!!」
咲「そうだね!! 後悔は先にできないっていうし…どうせなら今遊んで、後でいっぱい後悔しちゃおう!!」
京太郎「よーし…それじゃあ久しぶりに自転車二人乗り、解禁だ!! 今日は一日、遊びまくるぞ!!」
咲「おーーーー!!!!」
というわけで、そろそろ世間では夏休みだと思うのでこのスレも夏休みになります。
とは言っても、特に変わったことはないんだけどね。
強いて言うなら授業風景がなくなるくらい。
春スレなのに夏に突入してしまった。
そろそろ終わらせないと……。
高校三年生の夏の、『もうすぐ俺たちの青春が終わる』感はヤバイ。
泣きそうになりました(遠い目)。
というわけで、今日は短いですがここまで。
>>421さんの要望とは少し違った形になりますが、次回からは外で遊ぶ話をバシバシ入れていきたいと思います。
それでは、さようなら。
どうでもいい話ですが、対局描写とかできる人やばすぎ。
点数の推移だけでも頭がパンクしそうになる。
>>471
やめろ、ぼっち故に現在進行形でその青春を受験勉強に費やしてる俺には辛すぎる…
やっと追いついたーー!
という事でもう一回見直してきます。
こんばんわ。
くっそ夜中ですが、書いていくよ~。
>>473
ぼっち体験は話のネタになるから覚えておくべき。
ソースは>>1。
>>475
気付けばスレ建ててからもうすぐ一年です…。
時の流れ早すぎ……。
京太郎「さて。高校最後の夏休みなわけだし、しっかり計画を立てて、充実した夏休みを過ごそう!!」
京太郎「まず、八月には全国大会があるから、それまでは部活の時間を多く取らないとな。朝10時から、夕方4時くらいまで、みっちりやるか」
京太郎「んで、部活が終わった後は勉強だな。宿題を中心に、毎日一時間から二時間はやらねえとな。ま、ここは間を取って、一時間半だな」
京太郎「その後は、自由時間にでもすっか。買い物しかり、外遊びしかり。息抜きがねえと、モチベーションが下がっちまう」
京太郎「夏は日が沈むのも遅いし、7時半くらいまでは遊べるだろ。大体2時間くらいか?」
京太郎「……いやいや、さすがに遊び時間が勉強時間を上回るのはやばいな。このあとにもう二時間ほど勉強時間を入れるか」
京太郎「これで9時半か。こっからはテレビみたり、勉強したり、風呂入ったりのフリータイムだな。んで、0時前後に就寝…っと」
京太郎「まぁ、それでも8時間睡眠で、朝8時には起きれるだろ。ラジオ体操とかするのもいいかもしれねえな」
京太郎「……まぁ、部活中は咲もずっと一緒にいるだろ?」
京太郎「勉強も、わざわざ咲を呼ばねえ理由はないもんな? まぁ、一緒にいると……たまに和や優希や後輩たちも誘ったりしつつ………」
京太郎「ま、その後の遊び時間っていっても、一人じゃつまらねえもんな? となると、一緒にいるであろう咲を誘うのはしょうがないことだ」
京太郎「その後の勉強は……さすがに夏とは言っても、夜遅いもんな。ここで解散が妥当かな?」
京太郎「となると……6の、1.5の、2の…9時間半か……」
京太郎「…いや、朝の9時くらいから咲を迎えにいけば、プラス一時間だな。これで10時間半」
京太郎「……おっとと、これ移動時間が入ってねえな。うーん…学校へ行く、学校から帰る…勉強は図書館を使うとすると……トータルで45分くらいか? これで11時間15分」
京太郎「う~ん…あと45分……あ、咲を家に送った後の駄弁りは大抵30分くらいだな! これで11時間45分」
京太郎「あと15分……どうにかして時間作れねえかなぁ………」
京太郎「……………………」
カピ「……………………」
京太郎「お前の散歩に咲を誘えば……大体15分くらいか。……お前の散歩時間…ちょっと遅くなるかも」
カピ「何言ってんだお前(きゅる~?)」
一日12時間、咲ちゃん分を補給しないといけない京ちゃんの話。
学校があると余裕で達成できるんだけどね。
くっそ眠いので今日はここまで。
投下頻度あげたい……。
それでは、おやすみなさい。
一歩間違えば咲ちゃん監禁のヤンデレ京太郎スレになりそうだな
もっとも咲ちゃん逃げ出そうとも思わないだろうから監禁の意味ないだろうけどww
咲ちゃんの場合
咲「京ちゃんから夏休みの予定が送られてきた」
咲「部活時間が大体6時間……まぁ、大会前だしこんなものだよね?」
咲「その後は一時間半くらい勉強……これも受験生なら仕方ないね。国語とか教えてあげよう」
咲「遊び2時間って……受験生でしょ…? なんで遊び時間の方が長いのさ……」
咲「ふむふむ…カピちゃんの散歩かぁ……ま、まぁ断る理由もないし? 一緒に行ってあげてもいいけど?」
咲「あ、ここで解散なんだね。ま、京ちゃんのことだし、この後家で勉強してると信じよう」
咲「うーんと…部活が4時に終わって、その後の諸々で3時間半…カピちゃんの散歩が15分くらい…?」
咲「その後に私の家の前で30分くらい話すだろうから…解散は8時15分くらいかぁ……」
咲「それで、朝9時に京ちゃんが迎えに来てくれるってことは……12時間45分も京ちゃんに会えないのかぁ……辛いなぁ……」
咲「45分…どっかで会える時間作れないかなぁ……」
京ちゃんが会える時間を計算するのに対し、咲ちゃんは会えない時間を計算してしまうネガティブ思考な感じ。
それでは、おやすみなさい。
>>484
昔そんな話をどっかのスレで書いた気が……。
秋スレかな?
こんばんわ。
8月に入っちゃいましたね。
三年の全国大会とか、このスレもうすぐ一年とか、色々とキリもいいのであと2週間くらいで終わらせます。
なんで、これからはできるだけ毎日投下したいなぁ…。
とりあえず今日の投下行くよー。
京太郎『……………』
咲『? どうしたの、京ちゃん? なんか考え込んじゃって……』
京太郎『……いや、今年はまだ合宿してないなぁ……と思って』
咲『あ、そういえばそうだねー。今までは6月くらいにしてたけど……』
京太郎『…全国大会の直前、最後の追い込みをするなら今しかないよな』
咲『まぁ、そうだね』
京太郎『つーわけで、合宿すっか』
和「という会話があったのが三日前でしたね」
優希「よく先生も許可してくれたなぁ……」
京太郎「いやぁ、お前らが今まで結果を残してくれたおかげだよ。それに関しては本当に感謝してる、ありがとう」
優希「よせよせ、照れるじぇ」
京太郎「と、いうわけで……俺たちにとっちゃ最後の合宿だ。気合入れていくぞ!!」
「「「「「「「おーーーーっ!!!!」」」」」」」
マホ「そういえば、マホが咲先輩と初めて会ったのも、合宿の時なんですよー」
咲「うっ………あの時のことは地味にトラウマなんだよねぇ……」
京太郎「そういやそんなこと言ってたなぁ。ムロも一緒だったんだっけ?」
ムロ「はい。ミカちゃんは風邪引いてて休んでましたけど」
ミカ「そうです、風邪を引いていたのです。決してハブられてたわけじゃないですよ?」
京太郎「誰もそんなこと言ってないのに……」
マホ「マホもあの時のマホだと思ったら大間違いですよー? みなさんは知らないと思いますが、あの後マホはたくさん練習したんですから!!」
和「いや、知ってますよ。同じ部員なんですから」
優希「まぁ確かに練習はたくさんしてたじぇ」
咲「素の打ち方でも、和了りの形はかなりキレイになってきてるよね」
マホ「ホントですか!?」
咲「チョンボは多いけど」
マホ「うっ…反省します……」
・
・
・
・
・
京太郎「なんだろう……雀卓運ぶのに若干慣れてきてる自分に嫌悪感」
咲「わ、私はかっこいいと思うよ? たくましくって」
京太郎「そ、そう?」
咲「う、うん。か、かっこいいよ!」
和「っかぁ~。雀卓一つ運ぶだけでもいちゃつきやがりますか」
優希「のどちゃん…なんか喋り方が変だじぇ」
ムロ「っというか手伝いましょうよ。雀卓運ぶの」
和「何を言いますか! 須賀君の数少ないアピールポイントを減らすわけにはいかないでしょう!」
優希「そうだじぇそうだじぇ!!」
京太郎「聞こえてるぞ?」
京太郎「さて、さっそく打つか。まず俺打っていい?」
咲「あ、じゃあ私も」
優希「私も早いうちに打っておきたいじぇ」
和「ん~…本来でしたらここは後輩に譲るべきなんでしょうけど……すみません。私も打ちたくてしょうがないです」
マホ「お~…みなさん、燃えてますね」
ムロ「じゃあ、最初は先輩たちだけで打ってください。そんな卓入りたくないし」
ミカ「ムロちゃん、本音が……」
京太郎「よっしゃあ!! トバなかったぁ!!」←4位
優希「ぐぬぬ…南二局までは集中力持ったのに……」←3位
和「よりによって振り込んだのが親っぱねでしたからね~」←2位
咲「京ちゃん…トバないのは最低ラインだよ……」←1位
ムロ「……みんな、楽しそうに麻雀打つなぁ……」
ミカ「だねぇ。優希先輩や部長は特に」
ムロ「……勝ってほしいね。全国大会」
ミカ「だね」
京太郎「よぉし! メンバー交代だ!! 俺以外の上位三人には抜けてもらおう!!」
優希「はぁ!? 私は下位だったんだから、もう一度打つべきだじぇ!!」
和「じゃあ、私と咲さんが抜けましょう。誰か二人、入ってください」
マホ「あ、じゃあマホが打ちたいです!!」
京太郎「マホ!! スーパーまほっちで来い!!」
京太郎「ぐわぁああああああああっ!!」
咲「きょ、京ちゃんダイーーーーン!!!」
中途半端ですが、今日はここまで。
明日も合宿の話やって、明後日からは全国大会の話します。
二週間とか言ったけど、最初のスレ建てたの八月七日だった。
あと一週間ないじゃん。
どうしよう。
とりあえず、おやすみなさい。
こんばんわ。
二日続けての投下だぜぇ!!
京太郎「よし、とりあえず練習時間はここまでー。飯食って風呂入ったら自由時間だぞー」
「「「「「「はーい」」」」」」
京太郎「んじゃ、飯の役割分担な。咲と和と優希は料理、ムロとミカは皿やらなんやらのしたくをしてくれ」
優希「京太郎は?」
京太郎「俺はほら、材料調達してきたじゃん?」
和「そういえばそうでしたね。マホは……」
マホ「私はお茶を入れる係です!」
京太郎「マホはほら、料理が色々と、あれだしな」
優希「マホの料理も、味はそこまで悪くないんだけどなー」
ムロ「不味いとは言えませんよね。美味いかと言われれば、それも微妙ですけど……」
マホ「ガーン!!!!」
咲「出来たよ」
和「出来ました」
優希「出来だじぇ」
京太郎「ほうほう。タコスにトンカツにキャベツの千切りに味噌汁にご飯……タコスだけ浮きまくってんな」
優希「文句があるなら食べなくてもいいんだじぇ?」
京太郎「いやまぁ食べるけども。それじゃあ…」
「「「「「「「いっただっきまーす」」」」」」」
ミカ「うわぁ…おいしいですねぇ……」
ムロ「トンカツの衣がサックサクで、たまらないっ!!」
衣「呼んだ?」
マホ「ん? 今誰かいませんでした?」
和「相変わらず、優希の作るタコスはおいしいですね」
優希「京太郎もかなり腕を上げたが、まだまだ私には遠く及ばないじぇ」
京太郎「くそぅ…ハギヨシさんならお前よりももっと上手にタコス作るもんね!!」
優希「ぶっちゃけ味付けが違うから、順位なんてつけられないじぇ」
京太郎「……ん? 咲、味噌汁の味付け変えた?」
咲「ん~…家で使ってる味噌とは別の味噌だからねぇ。作り方変えたわけじゃないけど、味は微妙に変わっちゃってるみたい」
京太郎「なるほどなぁ。ま、これはこれでおいしいからいいけど」
和「!?」
優希「!?」
ムロ「!?」
ミカ「!?」
マホ「?」
京太郎「食った食った。ごちそうさまでした」
咲「お粗末様でしt……っとと、和ちゃんと優希ちゃんも作ってくれたんだから、お粗末様はダメだよね?」
京太郎「それもそうだな。さて…飯も食ったし、風呂でも行くか」
咲「いってらっしゃい」
京太郎「おう、いってきまーす」
和「さっきから黙って聞いていれば、本当にしれっと夫婦な会話をしますよね」
咲「そ、そんなことないよ!? そ、それより…私たちもお風呂行こうよ!!」
風呂
京太郎「ビリーブっ♪ 俺お前、ビリーブぅ♪」
京太郎「お前俺、ビリーブぅ♪ それって、トゥルース~トゥルース~なのっか~♪ 現実っ~なの~か~♪」
京太郎「エブリシングがオーライなのっか~♪」
京太郎「チワワのように震えてる~♪ ぷるっぷるっ、ぷるっぷるっ♪ チワワのようなその瞳ぃ♪ うるっうるっ、うるっうるっ♪」
京太郎「かわいいすごくかっわいいかわいいな~ぁあ♪」
京太郎「………次なんだっけ?」
咲「『ドリームっ♪ それお前、ドリームぅ♪』だよ」
京太郎「あ、そうだったそうだった。んで、次がクリームか」
咲「そうそう」
風呂上り
和「……………………」
京太郎「もう大丈夫だぜ安心、し~ん♪ の二個目の『しん』が、sinであり、鉛筆の芯でもあるんだよな?」
咲「そうそう、トリプルミーミングだね」
京太郎「んで、七不思議からセブンクエスチョンが出てくるわけだ」
咲「最終的にはハテナッチセブンクエスチョンズだね」
和「ずっと話してたんですか!?」
自由時間
京太郎「あ、ウノ!! ウノウノウノウノォ!!」
優希「はいアウトぉ!! もうミカが引いちゃったからムリだじぇ!!」
京太郎「くっそぉ……五枚ドローか」
和「? ウノ言い忘れたら、4枚ドローじゃありませんでしたっけ?」
咲「え? 5枚だよね?」
京太郎「おう、5枚だぞ?」
優希「いやいや、4枚だじぇ」
ミカ「少なくとも、高遠原では4枚でしたね」
ムロ「ルールブックに書いてありませんでしたっけ?」
京太郎「んなもん買って三日で無くした」
マホ「あ、マホこれで和了です!!」っskip
咲「あ、マホちゃん!! 文字和了は反則だよ!?」
マホ「はっ!? 忘れてましたぁ…4枚引かないと」
京太郎「いや、5枚だって」
和「4枚ですよ?」
咲「5枚だったよね?」
京太郎「おう、俺らのところは5枚だったぞ?」
優希「でも高遠原では4枚だじぇ」
京咲和優「「「「ぐぬぬぬ………」」」」
就寝
京太郎「んじゃ、そろそろ時間も時間だし、部屋帰るわ」
和「あ、もうそんな時間ですか」
咲「京ちゃん、いつも一人だけで寂しいねぇ」
和「寂しいのは咲さんの方でしょう?」
優希「いっそ二人で同じ部屋に泊まるといいじぇ」
咲「そ、そそそっそそんなこと出来るわけないよ!?」
和「え~? 最後なんですし、少しくらいハメはずしたっていいでしょう」
京太郎「いいわけあるか」
咲「それじゃ、おやすみなさい。京ちゃん」
京太郎「おやすみ、咲」
和「スー…スー……」
優希「タコス……タコスノ海ダジェ……」
ムロ「ムニャムニャ……」
ミカ「ワタシ、ボッチジャナイモン」
マホ「マホガサイキョーデスゥ…」
咲「……………」カチカチ
『まだ起きてる?』
『早く寝なさい』
『京ちゃんだってまだ起きてるじゃん』
『咲が寝たら俺も寝るよ』
『ぐーぐー』
『寝たな。もう返信しねえから』
『実は起きてました』
『知ってました』
『京ちゃん、早く寝なよ』
『お前こそ、朝弱いんだから早く寝ろ』
『おやすみなさい』
『おやすみ』
『まだ起きてる?』
『早く寝なさい』
「「…………ふふっ」」
眠い。
おやすみなさい。
おつ
あれはユグドラシル辺りのボーナストラックだったっけ?
こんにちわ。
今日はお昼の投下だよ~。
>>523,524
orbital periodですね。
んで、デモテープ編がpresent from youです。
京太郎「よーし。じゃあこれにて合宿、しゅ~りょ~」
「「「「「「は~い」」」」」」
京太郎「んじゃ、今日はゆっくり休んでくれ。明日は寝坊すんなよ~」
咲「なんでこっちを見て言うのさ…」
和「咲さんが可愛いからですよ」
優希「だじぇだじぇ」
京太郎「こいつが一番の寝坊助だからだよ」
和「あら。肯定はしないけど、否定もしないんですね」
京太郎「……まぁ、それはおいといて」
優希「あ、逃げた」
京太郎「え~…俺たち三年にとっちゃ、最後の全国大会だ。悔いを残さないように、気合いれていくぞ」
咲和優「「「おーっ!!!」」」
京太郎「ムロとミカは来年もここに来るかもしれないからな。今年は練習だと思って、気を張り過ぎない程度に頑張れ!」
ムロミカ「「はいっ!!」」
京太郎「マホは試合をよく見ておくように。強い選手の打ち方とか見て、自分ならどう打つかを具体的にイメージしながら見るんだ」
マホ「わかりましたっ!!」
京太郎「それじゃま、今日はこれにて解散!!」
咲「今年も淡ちゃんや穏乃ちゃんは来るかなぁ~」ワクワク
京太郎「ん~…出るみたいだぞ? 新子、二条、滝見あたりも去年に続いて出場だとさ」
咲「go○gle先生さすがです! なるほどね~。みんな強いもんなぁ」
京太郎「お、臨海の二人も勝ち上がってるな。あとは…有珠山の真屋もか。他にも去年みた名前がズラリと並んでるな」
咲「男子はどうなの?」
京太郎「名前見てもわかんねぇや。俺、初出場だし」
咲「え~? そんなので大丈夫なの?」
京太郎「他人に合わせた打ち方できるほど強くないしな。自分にできることをするだけだろ」
咲「まぁ、それもそうだね」
京太郎「それじゃ、頑張ろうな。全国大会」
咲「うん!」
・
・
・
・
・
穏乃「憧ー、今年も和は来るかなぁ」ワクワク
憧「ちゃんと勝ち上がってるみたいよ? 個人戦も、和と咲は出てくるみたいね」
穏乃「おー、咲も勝ち上がってきたかぁ…楽しみだなぁ~。優希と戦えないのはちょっと残念だけど」
憧「咲と言えば、あの金髪君との仲はどうなってるの?」
穏乃「ん~? 今年の春に結婚式挙げてたけど…今はどうなんだろ?」
憧「………………え?」
とりあえずここまで。
もしかしたら夜にまた来るかも?
結婚式に関してはこのスレの最初の方を参照。
確か安価で書いたんだっけ。
こんばんわ。
夜は(夜も)短めの投下です。
明日、東京入りです。
京太郎「はぁ…ついに全国大会か。緊張するなぁ…」
京太郎「咲、和、優希…みんなすげぇよなぁ…。一年のころからあの舞台で戦ってるんだもんなぁ…」
京太郎「……最後の大会……勝っても負けても、俺の部活動が終わる……」
咲「ふぅ…いよいよ全国大会。楽しみだなぁ…」
咲「京ちゃんは今どんなこと考えてるんだろ。全国大会は初めてだもんねぇ~、緊張してるのかな」
咲「……最後の大会……勝っても負けても、私の部活動は終わり……」
「ずっと咲と一緒に麻雀を打ってきた」
「ずっと京ちゃんと一緒に麻雀を打ってきた」
「たった二年と数か月だけど…」
「たった二年と数か月だけど…」
「咲と一緒に、頑張ってきた」
「京ちゃんと一緒に、頑張ってきた」
「……この大会が終わったら…俺……」
「……この大会が終わったら…私……」
「どうなっちまうんだろ……」
「どうなっちゃうんだろ……」
どうなっちゃうんだろうね。
何度も言いますが明日、東京入り。
それでは、おやすみなさい。
おつ
いよいよ佳境か…
乙ー!
このスレの京咲大好きだぁ!!!
優希「清澄高校 in 東京だじぇっ!!!」
マホ「イェーイっ!!」
和「あらら、二人ともテンション高いですね」
優希「あったりまえだじぇ!! 今日ここで日本最強チームが決まるってのに、テンション上がらないハズがない!!」
和「いや、今日ここで決まるわけではないですけど………」
穏乃「あ、和だー!! やっほー!!」
憧「それに咲と優希も。久しぶりね」
和「あ、穏乃に憧。お久しぶりです」
優希「おー、去年ぶりだじぇ!!」
憧「あら…あの子はいないの? あの金髪君」
咲「あ、京ちゃんなら荷物を置きに部屋にいってます」
憧「敬語いらないって。咲は相変わらずねー」
咲「ご、ごめん」
憧「で? で? その京ちゃんさんとの仲はどうなの?」ヒソヒソ
咲「え、えぇっ!? そ、そんな大したことは特には…」ヒソヒソ
憧「…なんか今年の春に結婚式を挙げたそうじゃない。穏乃に聞いたわよ?」ヒソヒソ
咲「そ、それはあくまでバイトの一環で…」ヒソヒソ
ババーン!!
淡「あ、うぞーむぞーがいっぱいいる!! ヤッホーみんな、久しぶりー!!」
咲「あ、淡ちゃんだ」
穏乃「久しぶりー!! 元気してた?」
淡「ふふん、元気も元気。なんたって今年の私は高校1000年生だからね!! サキにもシズノにも、もちろんユウキやアコやノドカにも負けないよ~?」
憧「有象無象って…いつからそんな難しい言葉が使えるようになったのよ?」
淡「ふっふーん、コロモがよく使ってたから覚えてしまったのだ!! どう? 難しい言葉、1000年生っぽいでしょ?」
咲「あ、あはは…そうだね……」
淡「あ、ねぇねぇサキー! 京ちゃん君とはどう? うまくいってる?」
咲「うぇ!? い、いや、そんな特には……」
ドドーン!!
泉「あ!! 原村と宮永と片岡と大星と高鴨と新子や!!」
淡「あ、出たな高一最強!!」
泉「今は高二最強…やなくて、高三最強や!!」
和「……それだと一年や二年に負けてしまうのでは……?」
泉「う、うっさい!! なら高校最強や!!」
穏乃「奈良高校最強っ!? つまり私たちこそが最きょ…」
泉「ちゃうわ!! 最強は大阪や!! 原村ぁ!! 特にあんたには負けへんでぇ!!」
和「なんでしょう…龍門渕さんに似た何かを感じます……」
泉「あ、あと宮永。京ちゃんちゃんとの仲はどないや? 喧嘩とかしてない?」
咲「京ちゃんちゃんって…ちゃん2個ついてるよ……」
・
・
・
・
・
春「あ、宮永さん。京太郎君との仲はどう?」
・
・
・
由暉子「あ、宮永さん。京太郎さんとの仲はどうですか?」
・
・
・
ハオ「あ、宮永さん。京太郎とは…」
・
・
・
莉子「あ、京太郎君は…」
・
・
・
史織「京太……」
・
・
・
友香「京……」
・
・
・
もこ「…………」
・
・
・
・
・
・
咲「なんでみんな京ちゃんのことしか訊いてこないのーーーっ!!!!」
「「「「「「「「「「「興味があるから」」」」」」」」」」」
全国常連ということで、全国にもかなり友達が増えた咲ちゃん。
やったね。
というわけで今日はここまで。
おやすみなさい。
あらら、憧ちゃんのセリフが少しおかしい?
>>546の憧ちゃんのセリフの「穏乃に聞いた」のところは「シズに聞いた」、もしくは「マイラブリーエンジェルに聞いた」のどちらかに脳内変換しといてください。
それでは改めて、おやすみなさい。
こんばんわー。
今日で終わらせますよー。
先に言っておきます
最後なのに短くってすいません。
この感情の名前は何なんだろう…。
とても言葉では表せないもののような気もするし、たった二文字で表せるような気もする。
いつからだろう、こんなことを考えはじめたのは。
伝えたい。
今の関係で満足したくない。
伝えたくない。
今の関係を壊したくない。
ずっと考えてきた。
この大会が終わったら、俺のこのはどうなってしまうのか。
きっと咲も一緒だったと思う。
それでも、いつか必ず終わりは訪れるもので。
この関係にも、もうガタが来ていて。
どうせ終わりなら、派手に終わらせよう。
うまくいっても、いかなくても、かっこつけて終わらせよう。
・
・
・
・
・
・
「なぁ、咲。大事な話があんだけど……」
「大事な話……? え、何……?」
「あ、えっと…あれだ。これ自体が大事ではないというか…今じゃなくて、その、未来の話というか……」
「………………」
「えっと…あれだ。今から団体戦があるってのに、こんな話すんのは自分でもどうかと思うけどさ………」
「………………」
「その…俺の個人戦が終わるまで、咲と会うのを控えようと思うんだ」
「…………え?」
「いきなり変なこと言ってごめんな? …けど…今だけは麻雀に集中したいんだ」
「…………どうして?」
「いつからか、ずっと考えてきた。麻雀で、咲の隣にいてもおかしくないような…そういう何かが俺は欲しい」
「…………うん」
「ここでなら、それを手に入れられる。ここでしか、それは手に入らない」
「…………うん」
「だから、それまでは麻雀に集中したいんだ。麻雀よりも、もっと大切なものを手に入れるために」
「…………うん」
「……個人戦が終わったら改めて、咲に大事な話がしたい。………いいか?」
「…………うん!!」
「京ちゃん」
「ん?」
「…………待ってるからね」
「…………おう!!」
・
・
・
・
・
・
「これ、結果も見ないとダメ?」
「見るまでもないと思いますけどね。そもそもダメだったら『待ってる』なんて言わないでしょう」
「ですよね~。もうここで付き合っちゃってもいいと思うじぇ」
「まぁ、そこはケジメですね。須賀君的に譲れないものがあるんでしょう」
「そんなもんかなぁ……」
「もう、逃げない」
「もう、迷わない」
「向き合おう、この気持ちと」
「向き合おう、このココロと」
「本当は、気付いてた」
「ずっと、気付いてた」
「俺は、咲のことが」
「私は、京ちゃんのことが」
………。
「……好き……なんだ…」
カンッ!
というわけで、一年経ったことだしこのスレも終わります。
今までありがとうございました。
残ったスレはどうしよう…適当に安価でなんか書く感じにでもするか、素直にHTML化依頼するか。
まぁその辺は後で考えます。
とりあえず今日は寝ます。
おやすみなさい。
最後にもう一度。
今まで本当にありがとうございました。
前スレ>>972にあったように同棲大学生編オナシャス!
~後日談のような何か~
8月某日
長野県のどこかの誰かさんの話し
「あ、おはようお姉ちゃん。家に帰って来てたんだ」
「ふぁ~あ…ぁ、ぉはよう……。昨日の夜、帰ってきた……」
「珍しいね。長野まで帰ってくるなんて…プロ生活はどう?」
「
やっぱりプロは強いね
すごい人ばっかりだよ
みんな一筋縄じゃいかない
くるしい戦いを強いられてる
だから私ももっと強くならないとね
さすがはプロって感じだよ
いろいろあるけど、そんな感じ
」
「お姉ちゃんの発言に隠されたメッセージとは一体…?」
「というわけで、私は出掛けてくるから~。もしお姉ちゃんも出掛けるなら、戸締りよろしくね?」
「お出掛け? こんな早い時間から? ……ちなみに、何しに行くの?」
「……………ふふっ…」
「?」
「デートだよっ♪」
どこの誰なんでしょうね?
蛇足かもしれないけど、ほら、足が生えた蛇って強そうじゃないですか?
だからいいかなって……。
それではさようなら。
ごきげんよう。
「ここからは、ステルス>>1の独壇場っすよ」
今日から何回かに分けて、>>588でも書いてきますかー。
今日は大学入学まで。
ちょっと待って。
ちょっと待って?
ちょっと待って?
まぁいいや。
投下するよー。
ちなみに、これはあくまで平行世界とか、そういうやつなんで。
スレの設定が違う! とかは流してください。
「え? 咲、プロにならねぇの?」
「ならないわけじゃないよ? ただ、プロになったらどうしてもお金とかスポンサーのこととかが絡んでくるだろうし……そう考えたら、もうちょっと自分のために伸び伸びと麻雀を打っときたいな~、って思って。大学からも推薦の話は来てたしね…」
「へぇ~? ………ちなみに、どこの大学?」
「……ふふっ。どうしてそんなこと訊くのかなぁ~?」
「…………彼女と同じ大学に行きたいから」
「……………ぁぅ………」
「……な、なに照れてんだよ。やめろよ、なんかこっちも恥ずかしくなるだろ!?」
「きょ、京ちゃんが恥ずかしいこと言うからでしょ!?」
おーきたか
続き期待
・
・
・
・
・
「……須賀くんの成績が大変なことになってますね」
「愛の力は偉大だじぇ」
「そ、そんなんじゃない…こともないだろうけど……いや、そんなんじゃないよ!!」
「いや~、流石にこれは愛の力としか言えないじぇ。まさかのどちゃんが数学で、一点差とはいえ京太郎に負けるとは……」
「愛の力だなんて、そんなオカルトありえ…」
「ありえますね」
「和ちゃん!?」
・
・
・
・
・
「京ちゃんの受験番号、何番だっけ?」
「114514」
「114514だね? 114514…114514……」
「いや、そっちは120000以降の番号だから。学部が違うっての」
「えっ? あ、ほんとだ」
「こんなところでも方向音痴は健在か」
「そ、そもそもこんなに人数がいるのが悪いよっ!」
「110000代はここだね? ……う~、緊張する」
「えっと…114492、もうちょい後ろか…」
「通ってるよね!? あんなにいっぱい勉強したもんね!?」
「そりゃ全力は尽くしたけど……114498、114502……」
「大丈夫…京ちゃんならきっと大丈夫……深呼吸深呼吸……」
「……なんでお前のほうが俺より緊張してん…だ……よ……」
「だ、だって同じ大学に行きたいんだもん…」
「……………」
「きょ、京ちゃんが同じ大学に来てくれないと、私……」
「…………った……」
「え?」
「……あった…………114514……ある………」
「………………はぁ~~~~~~……」
「ちょ、京ちゃん!? こんなところで座り込んだら邪魔になっちゃうよ!?」
「………よかっ……たぁ……」
「え?」
「もし……番号無かったら…咲と同じ大学行けなかったらって思ったら……夜も眠れなくて……………よかったぁ……」
「………ぷっ。なぁんだ…結局、私よりも緊張してたんじゃない。京ちゃんってば」
「あ、あったりまえだろ!? こちとら咲と同じ大学行くためだけに頭壊れるほど勉強してたんだぞ!? そんな人生掛けた結果発表で緊張しねぇわけねーだろ!?」
「きょ、京ちゃん声でかいよ!? みんなこっち見てるってば!」
今日はここまで。
次から大学編だよー。
>>614
続きではないですよー。
よく似た別世界の話ですよー。
こんばんわ~。
今日もステルス投下で行くぜっ!!
せっかくのステルスだし、もし見つけられたら先着三名様までに特典あり。
キャラ名を書いてくれたら、その子が京咲と同じ大学に進学したことになるよ~。
それでは>>1のステルスを、とくとご覧あれ!!(矛盾)
~大学一回生・春~
「……えへへ…一人暮らしかぁ……。楽しみなのが半分と…ちょっと怖いのが半分って感じだね………ま、京ちゃんも近くにアパート借りたらしいし、大丈夫だよね?」
「……早く荷物の片づけ、手伝いに来てくれないかな~? 時間的にはそろそろなんだけど……」
「………あ、来た来た。入って~」
「……へぇ? これが咲の家か……思った以上に広いな」
「1Kで、家賃は月六万。なかなかグッドなハウスでしょ?」
「だな。俺のアパートなんて、部屋はこの半分くらいしかないのに家賃は5万もするぞ」
「それはベリーバッドだね。イッツ"Mottainai"だよ」
「………なぜカイノー語?」
「のーうぇいのーうぇい」
「ふぅ…だいぶ片づけも終わってきたね」
「だな……ん? この箱は何が入ってるんだ?」
「え? ……ん~……なに入れてたんだっけ? 佐○急便のダンボールは……」
「重さは………軽いな…。……布…? のような何かが入ってる」
「え~っと…持ってきたもので、まだ出してないのは…麻雀牌と、マットと、文庫サイズの小説と、下…着と………っ!?」
「ま、なんにせよ開けてみるか……」
「あ、開けちゃだめぇーーーーーーーーっ!!!!!!」
「いくらなんでもグーパンチは酷いと思う……」
「だ、だからこうやって晩御飯をご馳走してるじゃん?」
ヒールリフトブ、ドウデスカー
カットダホウブ、ブインボシューチュー
ドラムバンドブ!! オレトアラタナロックヲツクロウゼッ!!
「部活動の勧誘か……俺もなんか部活するかなぁ……」
「私は麻雀部で決定だけどね。京ちゃんも麻雀部じゃダメなの?」
「ん~…麻雀も捨てがたいけど、大学は男女別だろ? なら麻雀は趣味の範囲でやって、別のスポーツすんのもありかなぁ、と」
「おっ、そこの君! もう入る部活は決めてる? 決めてないのなら、アッパーカット部に入らない?」
「………え、俺っすか?」
「そうそう、そこの彼女連れの君!」
「か、彼女違いっ! ………………………………ませんでした………今は……」
「そうか、爆発しろ」
「君、いい体格してるよね。スポーツ経験はある? ボクシングとか」
「あ、えっと…部活動ではハンドボールと麻雀をやってました」
「あ~…なるほどね。麻雀をしていたのならその筋肉も納得だ。いいツモ練習をしたんだな」
「はい」
「え? 麻雀って筋肉とか使わなくない?」
「何を言っているんだ? 咲、麻雀をする上で麻雀マッスルは必須だろ」
「???」
「…………あ。清澄のリンシャンさんとパシリさんじゃないっすか。大学同じだったんすね」
「………ん? 今、なんか聞こえなかったか?」
「え? そう? 私は聞こえなかったかなぁ」
「むむっ…やはり気付いてもらえないっすね。こうなったら………」
「だ~れだ!! っす」
「うひゃうっ!? ちょ、だだだ誰?」
「むむ、この声を聴いてもわからないとは……それならば、こうっす!!」
「ちょっ、わひゃひゃひゃひゃひゃっっっ!? く、くすぐらな…ひゃひぃっ!?」
「そ~れ、コチョコチョコチョコチョ……」
「ちょ、京ちゃんっ!? た、助け……ひゃうっ!!」
「はぁー………はぁー……東横さんも同じ大学だったんですね……」
(頬を赤らめて笑い疲れてる咲も可愛い…)
「別にタメ口でいいっすよ? 同学年ですし」
「いや、東横さんだって敬語使ってるし……東横さんも麻雀部に入るんですか?」
「まぁ、そのつもりっす」
「よかったな、咲。知ってる人が麻雀部にいて。これで部活でぼっちになることはなくなったな」
「む、まるで私がぼっち属性持ちみたいな言い方だね?」
「違うと申すか?」
「……違わないけどさー」
「ちなみに私もぼっち属性持ちっす。ぼっちが二人っすね」
「京ちゃんさんが場所取りはしてくれてるらしいっすけど……どこっすかね?」
「……あ、いたいた!! おーい、京ちゃーんっ!!」
「方向音痴だけど存在感はちゃんとある咲。存在感はないけど方向音痴じゃないモモ。なんだかんだでいいコンビ……なのか?」
「ほら、くだらないこと言ってないで。お花見するよ!」
「お花見するって言っても、お菓子食べてジュース飲むだけっすけどね」
「酒はあと二年間の我慢だなー」
「まぁ、雰囲気だけでも楽しもうよ。それじゃあ……」
「「「かんぱーいっ!!!」」」
「必修科目は当然として、選択科目も出来るだけみんなで同じやつを選ぼうよ!」
「まぁそっちの方が、もし誰かが休んだりしてもノート見せあったりできるもんな」
「友達同士でサボったりってのも、大学生の醍醐味っすからね」
「でも、俺らって三人でツルんでるから、誰かがサボったら絶対にぼっちが生まれるよな」
「………………」
「………………」
「………………」
「もう一人、友達欲しいっすね」
「俺らの友達が少ないみたいな言い方はやめるんだ」
「今日の授業…じゃなくて、講義は2限で終わりか…。咲はこの後予定とかある?」
「う~ん。部活が今日からあるにはあるけど、4時からだから時間は結構あるんだよね」
「なるほど。じゃあ、どっかで買い物でもして、3時くらいに戻ってくるか。なぜかモモいないし」
「だね!」
(この、一旦学校から出て、遊んでから帰ってくるの…)
(すごく大学生っぽいよー!)
「………あ、リンシャンさんと京ちゃんさん。ヤッホーっす」
「ほう、モモが言っていた友達二人とは、君たちのことだったか」
「あ、東横さん…と………加治木さん!?」
「ん? 私のことは二人に言っていなかったのか? モモ」
「リンシャンさんが入部した時にビックリさせるつもりだったんすけどね…よりによって当日にバレちゃいましたか……運がないっす」
「いや、めっちゃそっちから声かけてきてましたけど……」
「まぁ…二人とも、モモをよろしくな。部活面では面倒を見てやれるが、さすがの私も授業まで一緒には出られないからな」
「あ、いえ…こちらこそ。部活では咲のこと、よろしくお願いします。あいつもかなり人見知りするタイプなんで、加治木先輩が一緒なら心強いです」
「なんか二人が私たちの保護者みたくなってるっす」
「だねー」
「お待たせっ、京ちゃん」
「お疲れさん。初めての部活はどうだった?」
「みんな強かったよー。加治木さ…加治木先輩は当然として、東横さんも消えるのにさらに磨きがかかってたし!!」
「……相変わらず女子の麻雀は混沌としてるな……」
「……あ、それとね!? もう一人、すっごく強い人がいたんだ!! 京ちゃんも知ってる人だよっ!!!」
「ん? 俺が知ってる強い人? 一体誰だ………」
「さっき東横さんや加治木先輩とお話してたから、もうすぐ出てくると思うけど……」
「やっほー、サキー! あと金髪君も!! やっほー」
「ん? あれ……大星か?」
「あ、淡ちゃん!! こっちこっちー」
「えっへへ~。なんと、高校100年生は大学に進学していたのだ!!」
「私も部室に入ってからビックリしちゃったよ! 淡ちゃん、授業とかでも全然見なかったから……」
「いっしし。私は気付いてたけどね~。今日という日のために声を掛けたい気持ちをグッ!! ……っと押しこらえて、隠れてたんだっ」
「え!? そうだったの!?」
「そうだよ~? ビックリしたでしょ?」
「ま。なんにせよ、よかったじゃねえか。これで俺たちも4人…つまり、二人二人に別れて授業を出たりサボったりできるってことだ!!」
「そうだね! ちょっと悪い気もするけど、それも大学生って感じだよね! ………一回くらい、いいよね?」
「それじゃあ、さっそく明日からサボったりしよー!」
「だな。東横が出てきたら、最初のチーム分けをするか」
「女子会するなら、講義終わってからでよくね? なんでいきなり、俺一人で授業でないといけないんだよ………」
「咲ー、モモー、淡ー。これ、前回のノート」
「わーい、ありがとー!!」
「ごめんね? 京ちゃん…いきなり一人で出席させちゃって……」
「別にいいよ。それより、女子会は楽しかったか?」
「うん! 途中で加治木先輩も来て、色々奢ってくれたんだよ!」
「そっか。そりゃよかったな」
「あ、でも京ちゃんさん? 咲ちゃんさん、最後の方は京ちゃんさんがいないのが寂しくてしょうがなかったみたいっすよ?」
「ちょっ…モモちゃん!?」
「あー、そうだったそうだった。だってサキ、ずっと時計見てたもんね。チャイムが鳴った後、ずっと食堂の入り口ばっか見てたし…そんなにキョウタローがいないのか寂しいかっ!」
「あ、淡ちゃん!?」
「ちなみに、俺もめっちゃ寂しかったぞ? 初めてぼっち経験というものを味わったよ」
「ご……ごめんって……」
「あの…すいませんっす…京ちゃんさん」
ここまでー。
大学パーティは京咲+モモ、あわあわ、かじゅになりました。
呼び名とかはなんとなく、それっぽい感じで適当にしてます。
京咲同棲はもうちょい先だよー。
いきなり同棲っていうのも、アレだしね?
それでは、おやすみなさい。
あ、一応説明しておきます。
1レスごとに場面が変わります。
同じレス内でのみ、場面が連続しています。
なので、レスとレスの間には直接的な時間の繋がりはないと思ってください。
ちょっと説明へたくそであれですけど、ご了承ください。
それでは改めて、おやすみなさい。
乙
>>1のSSは楽しく読ませてもらってるけどステルスはへたくそ過ぎだろ
1分もたないとかワロタわ
こんばんわ&お久しぶりです&申し訳ございません。
事後報告になりますが、ここ一か月ほど私用でゴタゴタしまして、全く投下できませんでした。すいません。
ようやく一段落付いたので、書き溜めが出来次第、またステルスしていきたいと思います。
ですので、すぐには投下できませんが、もう少しだけお待ちください。
一週間開けてやったぜ。
さぁ―――、ステルスを始めよう――――。
>>646
見つける方が速すぎるだけやで?
大学一回生・夏
「…………ん? 先輩、あわあわさん。あれちょっと見てくださいっす」
「……ふむ。どっからどう見ても咲だな」
「何してるんだろうね、一人で」
「京ちゃんさんがいないの、珍しいっすね」
「あ、ファミレスに入ってくよ!? 一人でレストランに入れるなんて、サキーは思った以上に大人だねぇ」
「いくらなんでも咲のこと舐めすぎだろ……どうする? 私たちもお昼はまだだし、あそこでなんか食べるか?」
「さんせ~!! かじゅの奢り?」
「奢ってやるつもりだったが、かじゅって呼んだからダメだ」
「うぇっ!?」
「やっほー、サキー!!」
「!? あ、淡ちゃん!? それに、モモちゃんに加治木先輩まで!?」
「こんなところで何をしているんだ? それも一人で」
「どうせなら相席しちゃってもいいっすか?」
「え、うん……いいけど………」
「………なるほどな。彼はここでバイトしていたのか」
「…………ハイ」
「それでそれで? 働いてる京ちゃんさんのことが見たくて一人で通っちゃってるんすか?」
「…………ハイ、ソウデス」
「ふ~ん? 私たちに内緒で~?」
「…………スイマセン。キョウチャンニハナイショデオネガイシマス」
「………あれでバレてないつもりだもんなぁ。いい加減、気づいてるって声掛けるべきなんだろうか…」
「咲~、今日も頼みがあるんだけど……」
「またレディースランチ? よく飽きないねぇ…」
「俺は高校で三年間、レディースランチを食い続けた男だぞ? こんな三か月ちょっとで飽きるわけない」
「京ちゃんまず『レディ』の意味知ってる?」
「知ってるからこうして咲に頼んでるわけでして……お願いしますっ!!」
「……やれやれ、しょうがないなぁ京ちゃんは。また後でなんか奢ってね?」
「ジュースは500mlまででお願いします」
「………つまり、高校時代からあんなイチャついてたわけっすか。昼ご飯食べるだけなのに」
「あの二人、この前も学食のおばちゃんにからかわれてたよね~」
「京ちゃんさんしか買わないのに、咲ちゃんさんも一緒に列に並んでるのが原因っすね。間違いなく」
「もはやキョウタローがレディースランチを頼むのは、サキーと一緒に注文することが目的な気がしてきたよ」
(図星だったりしちゃうんだよなぁ……)
「気が付けばもう学期末か……早いもんだなぁ……」
「だね~。この前まで高校生だったのに…」
「まぁ入学したばかりだし、色々ゴタゴタがあって忙し……うおっ!? 改札に引っかかった!? ………あ~、昨日で定期切れてたんか」
「ふふっ、間抜けだねぇ京ちゃんは。それじゃあ私は先に行っ……へぶっ!?」
「……そりゃ一緒に定期買ってんだから、俺のが切れてたら咲のも切れてるだろ……。間抜けだなぁ、咲は」
「ぐむむ…」
「あわ~……やばい、やばいよ……もうすぐ試験なのに全然勉強してないよ……」
「あわあわさん、授業もほとんど寝てるか、起きてたとしても上の空だったっすからねぇ……」
「ど、どうしよう…勉強しないと……」
「……まぁ、勉強しないといけないのは淡だけじゃねえしな。勉強会でもするか」
「そだね。一回生の前期から躓くのはいやだもんね。今日明日、勉強会しよっか」
「でも、どこでするっすか? この時期の食堂は混んでて、あんま勉強には向かないし……」
「う~ん……私の家、来る? 一応片付いてるし、大きい机もあるよ?」
「賛成っ! 賛成っ!! サキーの家で勉強会だぁ!!!」
(うわ…自分の家に京ちゃん以外の友達を招くのなんて初めてだよっ!! なんか大学生っぽい!!)
(一応友達じゃなくて彼氏なんですが………いや、恥ずかしいから俺もよう言わんけども…)
「期末試験……開始っ!」
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ…
(……あっ! ここ、真剣ゼミでやったところだっ! 答え覚えてないけど)
(……あっ! ここ、真剣ゼミではやってないところだっ! 分からないからパス)
(……あっ! ここ、京ちゃんが苦手だって言ってたところだっ! これの解き方は覚えてる……)
(……あっ! ここ、京ちゃんと二人ですっごく悩んだ問題だっ! 確かこれの解き方は……)
(……やっててよかった、真剣ゼミ!)
「ふぃ~。試験はなんとかなったっぽいっすね」
「だな。直前に勉強会しといてよかったぜ」
「かじゅの嘘つき!! 普通に授業出てたら簡単だって言ってたじゃん!!」
「いや、だって淡ちゃんは半分くらい寝てたじゃん」
「それならそれで、普通に授業出てなかったら難しいって言ってくれたらいいのに」
「まぁ、先輩が授業サボってるところとか想像できないっすからねぇ」
「京ちゃんが勉強会やろうって言ってくれなかったら危なかったね。淡ちゃんが」
「だねぇ。感謝感激」
「咲~。成績どうだった?」
「ほとんど『秀』だったよ。いくつか『優』もあったけど、『良』以下は一つもなかったって感じ」
「俺もそんな感じ。モモは?」
「私のもそんなんっすね。問題はあわあわさんっすけど……っとと、噂をすればっ本人すよ」
「ヤッホーみんな~。今日成績が送られてきてたねぇ」
「どうだった? 淡」
「ふふ~ん…ドヤァ」
「…………マジで?」
「オール『秀』っすか……」
「……なんだろう、この納得いかなさ………」
「なんか面白い番組やってないかな~っと………あ、心霊番組やってる……。………夏だからってやたらと怖い話とかするのやめてほしいよ……」
「…………………………」
「……ん? 電話? ……咲から? こんな時間に何の用だ……?」
「はい、もしもしー?」
『お願いします京ちゃん様。今晩だけ泊まりにきてください。でないと死んでしまいます』
「………………はい?」
「怖い話見て寝れなくなったって…………そんな、子供じゃねえんだから……」
「ま、まだ未成年だもん!! しょうがないよ」
「はいはい、今日だけだからな。明日の夜までには克服しとけよ?」
「は~い…………ありがと」
「どういたしまして」
「…………………」
「…………………」
(こ…怖いのはもう全然平気だけど………別の意味で寝れない……)
(……ここで手ぇ出せないから、ヘタレ扱いされるんだろうなぁ…)
ここまで~。
次はできるだけ早く来れたらなと思います。
おやすみなさい。
こんばんわ。
ままままだ淡照時間じゃない。
まだ9分くらいある。
というわけでステルス、行くよ!!
大学一回生・秋
「まだ夏休みだってのに、毎日部活で大変だな」
「私も中学生の時は同じこと思ってたよ、京ちゃん」
「気付けば中学生の時とは逆になっちまったなぁ。咲が部活やってて、俺は部活してないって」
「そうだね。京ちゃんも何か部活すればいいのに…」
「俺はバイトがあるからなー。仕送りが少ないから少しでも自分で稼いでおかねえと」
「あ~…京ちゃんは一般入試だもんね。学費がキツイのかぁ……」
「……何そんな落ち込んでんだ?」
「え!? いや、落ち込んでなんていないけど……」
(京ちゃんがスポーツするとこ…また見たいなぁ、とか思ってしまうわけです……)
「………先輩。どうして京ちゃんさんは部活もないのに毎日咲ちゃんさんと一緒に学校に来てるんすかね」
「なるほど。確かにリア充は爆発すべきだな」
「いよいよ後期スタートだね。前期みたいに単位全部取れたらいいね~」
「かじゅ先輩曰く、一番単位を落とすのは二年前期らしいぞ」
「どうして?」
「一年の前期は割と頑張るじゃん? だから普通に単位取れるんだよ」
「ふむふむ…」
「ちょっと油断した学生は、後期になると手を抜き出すんだと」
「なるほどね」
「それでも割と単位が取れちまうもんだから、二年前期は授業とかにもほとんどでなくなる」
「ほほう……」
「その結果、爆死する!!」
『……爆死しろ』
「………今、すれ違った人が何か物騒なこと言ってたような……」
「き、気のせいだよ…」
「サキー、お誕生日おめでとぉーーーーっ!!!!」
「お誕生日おめでとうっす、咲ちゃんさん!!」
「誕生日、おめでとう。私からもお祝いさせてもらうよ」
「誕生日おめでとう、咲」
「わぁーーっ!? ありがとうっ!!! 京ちゃん、淡ちゃん、モモちゃん、加治木先輩!!」
「いえいえ。私も誕生日に色々貰ったっすからね」
「次は誰の誕生日が近いのかな? ちなみに私は12月15日!!」
「ん、私とかなり近いな。私は12月21日だ」
「俺はかなり遅いですね。2月2日ですから」
「あ~、じゃあキョウタローだけ誕生日のお祝いできないね。もう学校終わってるし」
「そんな寂しいこと言うなよ…。別に休暇中でもお祝いしてくれていいじゃんか……」
「………でも、そっちの方が咲ちゃんさん的には都合いいんじゃないっすか? その……『見られたらマズイこと』もありますし……」
「ぶふーーーーーーーーーーっ!?」
「うわぁ! 咲がジュース噴き出した!!」
「な、何か拭くものぉ!!」
「昨日の誕生日は大変だったな」
「ホントだよ、まったく。モモちゃんが変なこと言うから………」
「…………俺たちにはまだ早いな」
「…………だね」
「カボチャを見ると、ハロウィンを食べたくなるよね~」
「逆だ逆だ。ハロウィンを食べるとカボチャを見たくなるんだ」
「違うでしょ? カボチャを食べるとハロウィンを……ん? 私もおかしい?」
「咲ちゃんさんは混乱しているっす」
「あ、トリックオアトリート!! お菓子寄越せーっ!」
「誰に言ってる?」
「もちろんキョータロ」
「あいよ」
「む? 思ってたより素直にくれたね……」
「アワちゃんさん。トリックオアトリート」
「うぇっ!? い、今キョウタローにもらったお菓子しかないよっ!? ………うぅ…はい……」
「モモちゃん。トリックオアトリート」
「はいっす咲ちゃんさん。さっきアワちゃんさんにもらったお菓子あげるっす」
「咲。トリックオアトリート」
「はい、モモちゃんにもらったお菓子あげる」
「……あれ?」
「どうしたの? 淡ちゃん」
「……うん? 私がおかしいのかな……?」
テレビ『嵐山云々めっちゃ紅葉綺麗ひゃっほい』
「うわー。嵐山の紅葉だって! 綺麗だね~、行ってみたいね~」
「だなー」
(もし行くことになったら、紅葉よりもお前の方が……とか言うべきなのかな……)
(言ってほしいけど、いざ言われたら恥ずかしいよ……)
(まぁ、未来のことは…)
(未来に考えよう……)
「読書の秋だよ! 読書の秋!!」
「はいはい、そーですねー」
「京ちゃんも本、読もうよ!」
「ちゃんとジャンプサンデーマガジンチャンピオン全部読んでるよ」
「ガンガンは…?」
「え………?」
「……ガンガンは……?」
「……も、もちろん読んでるよ?」
「いや、じゃなくて! 小説とか読もうよ」
「………じゃあなんかオススメ教えてくれよ」
「………図書館行こっか」
「よしきた!」
「京ちゃんさんは策士っすね」
「だね~」
書き溜めが尽きた……。
書いてるときは結構ある気がするのに、投下してみると全然ない。
というわけで今日はここまでです。
短くて申し訳ない……。
つ、次は本気出す……。
いや、大学4回生・冬編までのどこかで本気出す。
~番外編・久たんいぇい~
「今日は私の誕生日です。みなさん祝ってください」
11月13日。
平安時代に惟喬親王が「うるしの製法」や「漆器の製法」を虚空蔵菩薩から伝授されたという伝説から『漆の日』。
また、廃藩置県によって『茨城県』という名前がこの日につけられたことから『茨城県民の日』……つまりすこやんの日でもある。
ちなみに六日前、すなわち11月7日はすこやんの誕生日でした。
そして、清澄高校OB・OGとして、もう一つ忘れてはいけない日でもある。
11月13日は、清澄高校OG…竹井久の誕生日だ。
ん
「いや、そもそもなんで部長がこんなところにいるんですか?」
「あら、今でも私のことを『部長』と呼んでくれるってことは、私の大学に編入してくれるってことかしら? できれば咲も一緒に連れてきてくれると嬉しいんだけど?」
「……『久先輩』がどうしてこんなところにいるんですか?」
「今日は私の誕生日です。みなさん祝ってください」
「やっほー、京ちゃん…………と、ぶちょ…久先輩?」
「ヤッホー咲ー。久しぶりね、久だけに」
「どうしてこんなところにいるんですか?」
「今日は私の誕生日です。みなさん祝ってください」
「ふ~ん? ここが須賀君の部屋なのね? ………む、同居の気配がしないわね………」
「しれっとタンスを開けるのはやめなさい」
「女物の下着とか置いてないかしら」
「お、置いてるわけないじゃないですか!?」
「あら、どうして咲が答えるのかしら? 私は須賀君に聞いたのに」
「ぐぬ………」
「誘導尋問しようとするのはやめなさい」
「布団も1セットしかないし……まさかホントに同居してないだなんて……」
「それが普通ですよ? それが普通ですよ?」
「あら、大学生にもなれば同居くらい普通だと思うけど? もっと柔らかい言い方をすれば、ルームシェアってやつね」
「む……それは…確かにそうかもしれませんが……」
「それで、本題ですが……誕生日プレゼントでしたね。何も準備してませんけど……」
「あら。私、プレゼントが欲しいだなんて一言も言ってないけど?」
「わかりますよ。ただ祝ってもらうだけなら、久先輩の大学ですでに終わってるでしょうしね」
「ふむ、中々の名推理ね」
「どうしましょう、何か晩飯でも奢りましょうか?」
「え~? 何か形に残る物がい~な~」
「なんと我儘な……とは言っても、何も用意してませんよ? 今から買いに行ってもいいですけど…」
「ん~…。甘いわねぇ、京ちゃんは」
「誰が京ちゃんですか」
「何も、買ったものだけが形に残るわけじゃないでしょ? というか、プレゼントはこっちで準備してるし」
「?」
「はい、チーズっ!!」
「写真、ですか……わざわざそれを撮るためにここまで……?」
「そうよ? 何か問題でも?」
「いえ、問題はないですけど……私たちを撮るだけでいいんですか? どうせなら久先輩も一緒に映した方が…」
「別にいいわよ? 自分の写真なんていつでも撮れるし…」
「いえ、それはまぁ…そうですけど……」
「ここに来る前、優希と和のところにも行ってきたわ。次は、まこのところに向かうつもり…」
「…別に写真が欲しいだけなら、メールやらで送れば……」
「それじゃあダメよ。私が自分の目で見て、自分の手で、写真に残さないと」
「………どうして、写真なんですか?」
「ほら、頑張るのって辛いじゃない? 辛くなかったら、そもそも頑張る必要なんてないわけだし」
「まぁ……そうですね」
「特に、一人で頑張るのって辛いじゃない? 愚痴とか吐けないし、自分がどれだけ成長したかもわからないし」
「…でも、久先輩にだって大学のメンバーが……」
「去年はそんな感じでやってたんだけどね。今年はほら、私また部長になっちゃったし…高校の時よりもメンバーが多いから、責任とかも多くなっちゃってるし? なんといっても、部長が愚痴だなんてかっこ悪いしね」
「そんなことないと思いますけど…」
「私の中ではそうなのよ。部長はいつだってみんなの憧れじゃないと…」
「……でも、それと写真と、どんな関係が?」
「あなたたちが頑張ってきた、その最新の姿をいつでも見れるようにしたかったの。後輩が頑張ってるって思ったら、私だって頑張らざるをえないじゃない? あなたたちが努力を怠るとも思えないし?」
「「…………………………」」
「だから、この写真が私への誕生日プレゼント。時に私を励まして、時に私を厳しく見つめる…私が望んだ、プレゼントなのよ」
「……久先輩……」
「それともう一つ。これは私からのプレゼントでもあるのよ?」
「「?」」
「当然だけど、私はあなたたちが努力してきた、その最新の写真を誕生日プレゼントにもらうわ。つまり、私の誕生日ごとにあなたたちの写真を撮りに来るわけね。……もし、去年と変わってなかったら…どころか、去年よりもショボくなってたら………ね?」
「うぐっ……」
「卒業しても、先輩の目からは逃れられない……というわけですね」
「そのとーりっ! 卒業しても後輩の面倒を見てあげようという、私からのお節介よ!!」
「ホントにお節介だよぉ……」
「あら、咲。今何か言ったかしら?」
「い、言ってません!!」
「…と、いうわけで。この写真はもらっていくわね~」
「………あ、あの!! 久先輩…」
「あら? 何かしら、咲」
「麻雀、頑張ってください!! ……もし大会で当たった時は、絶対に負けませんから!!」
「…ふふん、言うじゃない? 可愛い後輩とはいえ、敵だからね……叩き潰してあげるわ!!」
「……久先輩、行っちゃったね」
「今日はまこ先輩の家に泊まるらしいからな。あんま遅い時間に行っても迷惑だろうし、そんな長居はできねえよ」
「…久先輩も、頑張ってるんだね」
「あの人は地味にメンタル弱かったからな。それをああやって自力で立て直せるのは、本当にすごいよ……」
「……私たちの写真、撮っていったね」
「咲にも、和にも、優希にも、まこ先輩にも負けないつもりらしいぜ? 怖ぇな」
「……私も、頑張らないとね。来年の今日、久先輩に笑われないように…」
「……だな。本当に、良い先輩だよ……部長は」
「………でも、出来ればみんなで一緒に映った写真も欲しいね」
「……今年の年末年始辺り、長野で集まれねえかな?」
「だね。その時には敵も味方もなしで」
「清澄時代の笑顔で撮れるといいな」
「うん!!」
これで終わりなんだけど……なんだろう、何かが違う気がする……。
こう、あれですよ。
大学三年生特有の、就活と部活に挟まれて、未来と現在を同時に受け止めなくてはいけない…そんな悩みを抱えたノスタルジック久さんが書きたかったのですよ……。
自分の文才の無さが悔やまれる……。
まぁつまり久さんは最高だということです。
京咲成分少なくてごめんね。
次は本編に戻ります。
それでは、おやすみなさい。
>>686
こ、今回はステルス宣言してへんしぃ~?(強がり)
お久しぶりです(小声)。
久しぶりのステルスだよ~。
今日は久しぶりのキャラが出てくるよ~。
もし見つけられたなら、誰も得しないサービスがあるかもよ~。
…………だ、誰も得しないサービスだから別に見つけなくていいよ~。
大学一回生・冬
「う~…だいぶ寒くなってきたねぇ、京ちゃん」
「だなぁ…本格的な冬に向けて、今のうちから準備しとかねえとな」
「18年間、長野の冬を耐えきった私たちに敵はいないと思ってたけど……」
「寒いもんは寒い! 田舎者の意地とか見せずに、厚めの武装を心掛けるか」
「そうだね! ……ちなみに、今週末は空いてたり…?」
「ん…午前中はバイトがあるけど、3時以降は空いてるぞ。咲は?」
「私も部活は午前だけだから、午後は空いてるよ!」
「お、そりゃ都合がいいな。んじゃあ、その日に一緒に服買いに行くか!!」
「だねっ!!」
「『デート』って単語を使っちゃいけないゲームでもしてるんすかね? あの二人は」
「ねぇ! ハッキリ言っちゃえばいいのにね! いっつもなんかごちゃごちゃ理由つけてイチャついてるくせにね!」
「私、爆・誕!!!!」
「爆誕って……まぁ、誕生日おめでとう、淡ちゃん」
「おめでとう、淡。ケーキ買ってきてるぞ」
「私からもお祝いしよう。おめでとう、淡」
「おめでとうっすよ、あわちゃんさん」
「えっへへ~。プレゼント沢山貰っちゃった~、嬉しいな~」
「どうたしまして……ん? ここにある荷物は?」
「んにゅ、そっちは白糸台の時の先輩たちから送られてきた分だよ! みんな私の誕生日覚えててくれたんだよ!!」
「なるほどな……茶葉に……ルアー? あと…ダーツセット? なんかよく分からんものが送られてきてるな」
「茶葉は渋谷さんだよね? ルアーが亦野さんで、ダーツセットは菫さんかな?」
「あとね。テルーからは今朝、冷凍便でケーキが届いたんだっ☆ あとでみんなで食べようよ! タカミー茶飲みながら」
「緑茶とケーキのセットか……非常にいいセンスだ! 見直したぞ、淡」
「先輩って、地味におっちゃんっぽいとこあるっすよね」
ピンポーン
「はいはい、どちら様で……テルー!?」
「久しぶり、淡。あとお邪魔します」
「お姉ちゃん!? どうしてこんなところに!?」
「よく考えたら、淡にケーキ送ったら私が食べれないことに気付いたから……。(ケーキ、5等分じゃ切りにくいでしょ? 私が入って6等分の方が切りやすいかなって思って)」
「本音と建て前が逆になってるぞ? 宮永」
「あ、すいません。もう切っちゃったっす。5等分に……」
「…………………………………お邪魔しました。私のことは探さないでください」
「わ、私の分一口あげるから…」
「わ、私もあげるから…ね?」
「わ、私の分も一口どうっすか?」
「な、ならば私はイチゴを……」
「というか俺、照さんがケーキ送ってるの知らなかったんでケーキ買ってきてますよ? 余らせるのも勿体ないですし、一緒に食べちゃいましょうよ」
「ナイスだよ! 京ちゃん!!」
「でかしたぞ!! 須賀君!!」
「流石キョータロー!!」
「見直したっスよ、京ちゃんさん!!」
「流石京ちゃん、私が見込んだ男なだけはある。ケーキはよ」
(てっきりケーキ被りの戦犯になるかと思ったが…こちらこそありがとうございます、照さん)
「キョータローの入れたお茶、おいしいねぇ…」
「もちろん茶葉がいいってのもあるだろうけど、これは少し自慢させてもらうぜ? 高校の時に執事の師匠がいてな、色々教えて貰ったんだ。お茶の淹れ方、牌についた汚れの落とし方、トルネード投法から丑の刻参りのやり方までな」
「ハギヨシさんって…龍門淵の男の人っすよね? そしていくつかいらない知識があるっす」
「そうそう。京ちゃん、あの時は私たちのために色々してくれてたよね。ありがとねっ、京ちゃん」
「その分、俺も大会後にはちゃんと麻雀教えて貰ったからな。いいってことよ」
「ねぇかじゅ~。咲と京ちゃんがいちゃいちゃしだしたよー?」
「いやまぁ割といつものことだと思うが………というか、なぜ『かじゅ』呼び? 宮永は知らないはずだろ?」
「淡がそう呼んでたから」
「そして次は私の誕生日か……」
「かじゅー! お誕生日おめでとーっ!!」
「あ、抜け駆けずるいっ!! 先輩、お誕生日おめでとうっす!!」
「お誕生日おめでとうございます、加治木先輩。二連続ケーキはちょっとアレかと思ったんで、今日はカステラを買ってきました」
「京ちゃんは食べ物ばっか買ってくるねぇ……。かじゅ先輩、お誕生日おめでとうございます」
「遂に咲までかじゅと呼ぶようになったか……いやまぁ別にいいけども」
「お~。淡ちゃんの時みたいに、鶴賀のみんなからもプレゼントが来てますね」
「別にわざわざ送ってこなくても、会った時に渡してくれたらそれでいいんだがな……」
「といいながらも、顔は笑ってるっスよ?」
「そりゃあ嬉しいことに変わりはないからな! どれどれ、蒲原のは……よく分からない玩具だな。津山からは……プロ麻雀カード…しかも先日会ったばかりの宮永照じゃないか!」
「おー!! テルーも遂にカードデビューだね!!」
「すげぇなー。おもちは非常に残念だが」
「京ちゃん? 私に喧嘩売ってるなら、格安で買っちゃうよ?」
「ゴメンナサイ」
「そしてこれは妹尾か。どれどれ………チケット? ……………は……ハワイ旅行?」
「どういう経緯でこれが送られてきたのか、いとも容易く想像出来ちゃうのが怖いっすね」
「そして私もお呼ばれされてきました」ヌッ
「噂をすればテルーだぁ!! 多分誰も呼んでないけど、テルーだぁ!!!」
「ささっ、ケーキ食べましょうよかじゅ先輩」
「いや、姉の方は同学年だろ。というか、プロの仕事はどうした」
「この前、小鍛治プロに役満振り込んじゃって。そしたらメンタルケアが必要だとかでチームから二週間の休みをもらっちゃったの。年末だからみんな構ってくれないし、ぶっちゃけ暇」
「あっ…。……その、なんだ………すまん」
「私は全然気にしてないんだけどね? むしろ、私を狙って山越しの四暗刻単騎を狙ってきたことは、小鍛治プロレベルの人からも私が敵として認識されてるんだって自信にも繋がったし」
「へぇ~…やっぱすこやんって強かったんだね。テルーが役満当てられるなんて」
「あと、はやりん(30)こと瑞原プロも凄いよ? 照魔境を見破った人は今までにも何人かいたけど、照魔境に『鏡よ鏡、世界で一番かわいいのは誰かなっ☆』って訊いてきた人は初めて」
「え……それ、どうなったんですか?」
「とりあえず『はっやり~ん』って言っといた。そしたら対局後に晩御飯奢ってくれた。ちなみに鏡にははやりん(10)と初代・牌のお姉さんが写ってた」
「もうすぐ年明けだね~」
「だなぁ。咲は正月どうする? 実家に帰る?」
「うん!! 今年から復活した、家族麻雀をしないといけないからね!! もうお金は賭けないけど」
「あ~、そういやそんな話してたなぁ。結局、お年玉は全部貯金してあったんだよな?」
「高校卒業と同時に通帳渡された時はビックリしたよ。いわゆる『お年玉はお母さんが預かっておくわね』状態だったんだね」
「ふ~ん? やっぱ親は親で色々考えてんだな~」
「とは言ってもさぁ、『賭け麻雀の怖さ』なんて幼稚園児に教えないでほしいよ……。そのせいで一時期麻雀嫌いだったんだから………そういえば、私を麻雀に誘ってくれたのは京ちゃんだったねぇ」
「あ~、あん時は咲が麻雀打てるなんて知らなかったからなぁ……初心者仲間のつもりで誘ったのに」
「確か、カモがどうのこうのって言ってたよね」
「鴨がネギ背負ってやってきたつもりだったのに、能ある鷹が爪を隠してたからな」
「…………ねぇねぇ京ちゃん」
「ん? 何?」
「…ありがとね? 麻雀部、誘ってくれて」
「…………………どういたしまして」
「……今年は京ちゃんも参加してみる? 家族麻雀」
「あ、それは遠慮しときます。トラウマ作りたくないんで」
「………お正月は俺も実家に帰るけどさ」
「うん?」
「………大晦日は一緒にいような?」
「…………うん!!」
「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
「どうする? 一旦家帰るか?」
「う~ん…もうちょっといてもいい?」
「もちのロン。タンピン三色ドラ1」
「しかしフリテンな京ちゃんであった。まる」
「ぐあぁ……いや、最近はフリテンしてないだろ?」
「京ちゃんももう麻雀3年目だからねぇ。最近は多面待ちのフリテンもなくなってきたし、かなり上達してきたんじゃない?」
「今年の目標は咲、優希、和、モモ、淡、まこ先輩、久先輩、加治木先輩からそれぞれ最低一回ずつ直撃を取ることだな」
「多分一番の鬼門はモモちゃんだね。振り込ませた上で、見逃さないようにしないといけないから」
「だなぁ…マジで消えるもんな、あいつ」
「お、須賀だ。久しぶり~」
「おぉ、嫁田。久しぶりだな。元気か?」
「バカは風邪ひかねえからな。それよか嫁さんはどうした?」
「今は家族麻雀してるだろうな」
「『嫁さん違います、彼女です』って返しが欲しかったのに……」
「だと思って新年早々スルーした」
「てめぇ…」
「あ、京ちゃんだ。あと久しぶりの嫁田君も」
「お、須賀の嫁さんだ。久しぶり」
「よ、嫁さん違いますっ!」
「あぁ、今はまだ彼女さんだったっけ?」
「………え…えぅ…………」
「これこれ!! これぞまさしく俺が欲しかった反応だ!! さすがは咲ちゃん」
「も、もぉーーーっ!!」
「嫁田テメェ!!」
「なんで須賀まで一緒になって怒ってんだよ」
「あ、優希!! あんなところにバカップルがいますよ!」
「ホントだ!! 逆襲のバカップルだじぇ!!」
「えぇい、お前らまで!! どっから湧いて出た!! っというか別にそんなイチャついてねぇだろ!?」
「そ、そーだそーだぁ!!」
「ピピー、はいジャッジー。正月から家族ほっぽり出して一緒にいる時点で相当イチャついてると思いまーす」
「はい、反論は認めん。ワシらの勝ちじゃ」
「そんな横暴な……」
書き溜めが尽きました。
あとは京ちゃんと嫁田の話しか残ってません。
いわゆる曲ネタなんですけど、いります?
いらないっぽいですね。
まぁ京咲スレだし仕方ないですね。
欲しい人がいるようなら暇みて投下します。
今日はここまで。
それではさようなら。
「明けましておめでとうございます」
「おめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
「今年もよろしくお願いします」
「なんて挨拶をするのも何年目だろうな~」
「う~ん…何年目だろうね? 数えたこともなかったよ」
「…………これからもずっと、こんな一年が続くのかねぇ?」
「………かもね~」
「咲」
「何? 京ちゃん」
「…………今年も、来年も、再来年も………………よろしくお願いします」
「…………こちらこそ………これからも、ずっとずっと……よろしくお願いします」
みたいな?
そんなこんなで、新年あけましておめでとうございます。
『お誕生日おめでとう、京ちゃん』
『ありがとな、咲。俺の誕生日を祝ってくれるのはお前だけだよ』
『あはは…』
『というわけで、京ちゃん! 今日は暇だったりしませんか?』
『ん? まぁ暇だけど…?』
『ほ………良かったぁ。じゃあさ、お買い物行かない? 京ちゃんの誕生日だし、京ちゃんが欲しいもの買ってあげようと思ってるんだけど……』
『……あ、誕生日プレゼントはまだ買ってないんだ』
『うん。どうせなら京ちゃんが欲しがる物をあげたいなって……』
『俺が欲しいもの……か』
『うん! 何でも言って!』
『じゃあさ………』
『今日一日、ずっと俺の部屋にいて欲しい』
『うん! …………………うん?』
(そんな会話があったのが、大体2時間くらい前)
「コーヒーが入りましたよ、お姫様?」
「ありがとー。………誰が姫だ」
「おや、お気に召しませんでしたでしょうか? お姫様?」
「別に嫌じゃないけどさー? …………………下の名前で呼ばれるのが一番好きなんだもん」ボソッ
「?」
「……でも、ホントにこれが誕生日プレゼントでいいの? 私、何もしてないけど……」
「俺が幸せだからいいんだよ。ほれ、砂糖とミルク」
「あ、ありがとう」
「…………………………」
「…………………………」
「…………………………」
「…………………………」
「…………………………」
「…………………………」
(なんだろう? 何もしてないのに、すっごく幸せ……)
「……なんか食う?」
「………お腹空いたの?」
「うん。なんか食い物あったかな…? 多分なんもねえな」
「ありゃりゃ…どうする? お買い物でも行く?」
「ん、そうすっか。なんか軽めにつまめる物でも」
「あ。それならついでに晩御飯の材料なんかも買っちゃおっか」
「それはいいけど…晩飯もウチで食ってくのか?」
「ダメなら帰るけど?」
「全然。むしろ食ってけって言う手間が省けた」
「♪~♪♪~。…あ、お肉が半額になってるよ!? ねぇ京ちゃん!」
「お、ホントだ。そういや最近肉食ってねえなぁ」
「昔はあんなに肉好きだったのにねぇ」
「体作らねえといけなかったからな。筋肉増やそうと思ったら、やっぱ肉食わねえと」
「ふ~ん? ……あ、人参も買っとこっか。京ちゃん家、ピーラーある?」
「髭剃りなら」
「……なんでそれで代用出来ると思ったの…?」
「ごめん、言ってみただけ」
「ちなみに、最近は何食べてるの?」
「もっぱら麺類だな。最低ランクはカップにお湯を入れる。最高ランクは……」
「刀削麺?」
「作れるかっての!? パスタを茹でるので精いっぱいだよ」
(………こうやって、二人で並んで買い物してると………)
(なんか、こう………夫婦っぽいな)
「ただいまー」
「ただい……お邪魔します」
「……別に『ただいま』でいいのに………」
「……………………ただいま、京ちゃん」
「おかえり、咲」
「……………いや、やっぱ恥ずかしいな、これは」
「京ちゃんが言い出したんでしょ!?」
「………あ、メール。……それも二通」
「………誰から?」
「優希と和。『お誕生日おめでとう』だってさ」
「一緒に送ってきたってことは……二人は今一緒にいるとみたっ!!」
「かもな、名推理だ」
「………お、またメール」
「今度は誰から?」
「……今度は久先輩だな。……うん、同じような内容だ。えっと……『ありがとうございます』…っと」
「ふ~ん? ………あ、私のとこにもメールだ。誰だろ………………え、ぇえっ!?」
「ど、どした!? 誰からメールだ!?」
「ひ、久先輩なんだけど……」
『貴女、今須賀くんと一緒にいるでしょ』
「な、なんで分かったんだ!?」
「き、訊いてみるね? えっと…『どうして分かったんですか?』……っと、送信!」
「返信きたよ!」
「どれどれ……?」
『あら、ホントに一緒にいたのね? 咲の家電にかけても出なかったから、もしかしたら~って思ってね♪ ヒューヒュー、ラブラブ~』
「……………」
「……………」
「京ちゃん。晩御飯出来たよ~」
「さんきゅ。……おぉ~、うまそう!!」
「ふふ、ありがとっ」
「ありがとうはこっちの台詞だっての。それじゃあ、いただきますっ!!」
「召し上がれ♪」
「うまいっ!!」
「ふふ、ありがとっ!」
「いや~、ホントにうまいな。これなら結婚しても安s…………」
「…………………………」
「…………………………」
「…………………………」
「………うわ。気付けばもう夜遅いな~」
「ホントだ。そろそろ帰らなきゃ」
「だな。送ってくよ」
「ありがと」
「う~、寒寒」
「2月だからなぁ。一番短いけど、一番寒い」
「だね。……あ~ぁ…もうちょっと京ちゃんの家にいとけばよかったかなぁ」
「………な、なんなら………と…泊まってくか?」
「……ちょっとドモらなかったらイケイケだったのにね」
「イケイケって……」
「………………………」
「………………………」
「家、着いちゃったね」
「…………だな」
「…………今日は、ありがとうね? 一日中お世話になっちゃって」
「だから俺の台詞だっての。今日は一日中付き合ってくれてありがとうな」
「どういたしまして」
「………………家……入っちゃうよ?」
「……………もうちょっと。あと、一分だけ時間くれないか?」
「……分かった。あと一分ね」
「……一分、経ったよ?」
「………お、おう」
「………家、入っちゃうよ?」
「………その前に。一つだけいいか?」
「………………な、何かな?」
「………その…今日は俺の、誕生日なわけだ」
「……………うん」
「………あ、あのさ? だから…最後に一つだけ、お願いというか、その……したいことがあるというか……」
「………………うん。何かな?」
「……………その……えっと………」
「………………京ちゃんの口から直接言ってくれないと…………私、『何をすればいいか』………分からないよ?」
「……その……あれだ………」
「俺………咲と………その、えっと……キスがしたいとか……あの、思って………」
「………こ、これでいい………よね? そ、それじゃ!! また明日ねっ!!!」
「…………………やべぇ。俺、世界で一番幸せな男かもしんねぇ………」
というわけで、京たんいぇい~♪
ちなみに淡モモかじゅの三人は空気を読んでこの日に予定をいれてました。
ここのスレの登場人物はみんな京咲至上主義だからね、仕方ないね。
というわけで、今日の投下はここまで。
それでは、さようなら。
ちなみに、ここの京咲は現在絶賛リア充中ですよ~。
そういえば京ちゃんはいつ告白したのだろうか、思いっきりキンクリされてるけど
こんばんは。
すいません、長い間放置してしまって。
免許取ったりなんやらで忙しかったのです(言い訳)。
あんま書けてないけど、二回生春編投下していくよ~。
長いこと放置してしまった謝罪をかねて、最初にステルス破った人に何かお題をもらおうかな。
エログロなしなら何でも書くよ~。
>>757
京ちゃんが告白したとは限らない。
咲ちゃんがその胸のように小さな勇気を振り絞って告白した可能性も……ゲフンゲフン。
高3の時にどちらかが告白→忙しい時期なので一応保留→同じ大学に通えることになり、正式にお付き合い……みたいな感じだと>>1は思ってます。
大学二回生・春
「二回生進級、おめでとう」
「当ったり前だっての。留年なんかしたら親に殺される」
「えっへへ~、そだね。まぁ、とりあえずは一安心だよ」
「だな。しばらくは心に余裕を持って生活できそうだぜ」
「私はガッツリ麻雀に打ち込んじゃうよ~? お姉ちゃんにも追いつかないとだし!!」
「俺もガッツリ働いちゃうぜ~? 二回生のカリキュラム次第じゃバイト入れなくなっちまうかもしれないからな!!」
「大変だねぇ、アルバイトは」
「部活動だって大変だろ? ……ま、二人で会う時間は少し減っちまうかもしれないけど、それぞれ充実した春休みを過ごそうぜ!!」
「うん!!!!」
・
・
・
・
「なぁ、咲。バイト先の先輩が動物園のチケットくれたんだけど、一緒に行かね?」
「行く行く!! カピバラいるかなぁ?」
「それは俺ん家に来ればいつだって見れるだろ?」
「他の子も見てみたいの!」
「俺ん家のカピーにはもう飽きた?」
「それはないね。カピちゃん可愛いもん」
「ねぇ京ちゃん!! 今日、お姉ちゃんの試合があるんだ!! 一緒に応援しにいかない?」
「そんなこと言って、俺がいないと会場に辿り着けないってだけだろ?」
「てへ、バレちゃった?」
「まぁ、方向音痴を自覚してるだけよしとするか。ほら、地図貸せ」
「えへへ、ありがとうございます」
「一人で迷子になられても困るからな。えっと…会場の最寄り駅は………」
「ねぇ京ちゃん。なんでこの時期に夏物の服なんか買ってるの?」
「この時期だとクッソ安いんだよ。70%OFFなんかで売ってるやつもザラにあるし」
「なるほど。京ちゃん流の節約術だ」
「余計な金は使いたくないからな」
「そういえば、京ちゃんが今着てる服も去年の夏ごろに買ってたね」
「よく覚えてるなぁ。そいやそん時も一緒に買い物行ったんだっけ?」
「京ちゃん、それロンでーす」
「いっ!? ……くっそー、ちょっとくらい手ぇ抜いてくれたっていいんだぜ?」
「本気で打ってくれって言い出したのは京ちゃんでしょ?」
「ぐぬぬ…ネト麻では五分五分なのになぁ……」
「あれは麻雀じゃないから仕方ないね」
「何を言ってるんだ、お前は」
(もうすぐ春休みが終わるわけなんだけど……)チラ
(結局毎日のように咲と会ってしまった………)チラ
(春休み最初の方の会話はなんだったのか……)ウムム…
(会う機会が減るとか言ってたが……全然だな)ウヌヌ…
(…それはそうと。今日はどこに咲を連れて行こうかな?)
(…それはそうと、今日はどこに京ちゃんを誘おうかな?)
「鳥が鳴いてるねぇ。ちゅんちゅんと」
「もう春だもんなぁ」
「ちょうちょも飛んでるねぇ。ひらひらと」
「もう春だもんなぁ」
「太陽の光があたたかいねぇ。ぽかぽかと」
「もう春だもんなぁ」
「気持ちいいねぇ…」
「気持ちいいなぁ…」
「ねぇみんな! 履修登録どうする~? 一限の講義はあんまし取りたくない~」
「淡ちゃん、朝弱いもんね。モモちゃんは?」
「まぁ、確かに朝早く起きるのはしんどいっす。出来れば必修以外は2限から4限に集中させたいっすねぇ…」
「ふむふむ…京ちゃんは?」
「ん~…個人的にはこの…国際関係論と心理学が面白そうだなぁとは思ってる」
「どれどれ~? ……ふむふむ……火曜の2限と金曜の3限……いいじゃん!! みんなでこれ取ろうよっ!!」
「賛成っす」
「それじゃあ私も取ってみようかな?」
「へぇ? みんなで同じ授業を……そういうのは確かに羨ましいな」
「いいでしょ~。かじゅも仲間に入れてあげてもいいよ?」
「生憎だが、卒業に必要な単位はすでに足りている。あとは卒論さえ出せば卒業できる状態だ」
「さすが先輩っす!! 成績優秀!! 容姿端麗!! 才色兼備に妖刀村正っすね!!」
「別に普通だと思うが……最後のは四字熟語じゃないぞ。………まぁみんな仲がいいのは良いことだが、たまには一人で講義に出てみればどうだ? 新しい友人も出来るし」
「あはは……。……一人だと、教室に辿り着ける自信がなかったり………」
「…………咲ちゃんさん……さすがに1年通ってる大学で道に迷うのはマズイっすよ……」
「み、道に迷ったりはしないよ!? 教室を間違えちゃうだけで」
「いや、それも普通はあり得ないと思うが……」
「……問題です。須賀京太郎君、今日は何の日でしょう?」
「……俺たちが正式にお付き合いを始めた日のちょうど一年後ですね、宮永咲さん」
「一年……あっという間だったね」
「この前付き合い始めたばかりだったのに…もう一年だもんなぁ」
「……今のところ、うまくいってるよね? 私達」
「たまにケンカしたこともあったが…うまくいってると思うぞ?」
「………私の人生の18分の1は、京ちゃんの恋人としての私なんだよね……」
「…………………………」
「……これが19分の2になって、20分の3になって、21分の4になって………って。そうやってずっと続いたらいいなぁ……」
「………………途中で嫁さんにジョブチェンジしてもらうけどな………」
「………………ぇぅ……」
「お花見の季節だぁーーーーーーーーーーっ!!!!!」
「そっか。淡ちゃんは去年のお花見のときはいなかったんだっけ?」
「去年は俺と咲とモモの3人だったからな……あれ? そういやモモは去年かじゅ先輩呼んでなかったのか……なんでだ?」
「あぁ。去年のこの時期は車の免許を取りに行っていたからな。モモから誘われてはいたんだが、断らせてもらったんだ」
「そうなんすよ。先輩ったら、一人で免許取りに行っちゃったんすよ。それも長野に」
「わ、悪かったとは思ってるよ。ただ、蒲原を見てたら車の運転もしてみたくなってな。あんな運転はしない…というかできないが」
「えっ!? かじゅ、車の運転できるの!? すごいすごい!!」
「免許かぁ。俺も取りに行きてえなぁ」
「京ちゃんが運転? ホントにできるの~?」
「た…多分……お、俺にだって出来ますよね!? かじゅ先輩!?」
「ん~、どうだろうなぁ~? 案外せっかちな須賀君のことだ。ブレーキとアクセルを踏み間違えたり、ギア入れ間違えて路上でエンストしたり………冗談だから。そんな子犬のような目をするな」
「メンキョコワイ……ウンテンコワイ……」
「かじゅはお酒じゃないの~?」
「一人だけ飲むのも申し訳ないしな。みんなが20歳になるまでは私もジュースで乾杯だ」
「あ~、早くお酒飲めるようになりたいっす」
「みんな真面目だなぁ。この歳で酒飲んでるヤツなんで山のようにいるだろうに」
「真面目というか、買う勇気がないだけなんだけどね。バレたら怒られちゃうし」
「怒られるで済めばいいけどな……」
「ふぁ~あ…眠くて授業に集中できないよぅ」
「だなぁ……眠い……」
「だめだよ二人とも、真面目に聞かないと。この授業は毎回レポートあるんだから」
「とは言ってもなぁ……あれ、モモは?」
「『眠いからコーヒー買ってくるっす~』って、さっき出ていったよ」
「相変わらずのステルスっぷりだなぁ」
「はぁ~…今月、ピンチだなぁ。……食費、削るか」
「…………京ちゃん。今月、お金ないの?」
「ん? まぁ、そうだな。教科書やらなんやら、色々買ったからなぁ」
「アルバイトあんなにしてるのに?」
「あんなにしてるのにな。食費に水道光熱費、家賃に交通費もあるからなぁ」
「…………………………」
「やっぱけずるなら食h」
「……ご飯。私が作ってあげようか?」
「はい?」
「食費浮くよ?」
「…いや、なんだ? それはちょっと咲に申し訳ないというか…」
「もちろん京ちゃんにもお金出してもらうけど? 一人分より二人分買った方が安いってだけだし」
「…………いいのか?」
「二人分一緒に作る方が効率もいいしね? ……それに………」
「………それに?」
「……今のうちに、胃袋掴んでおきたいし…………」
「………咲ってさ、たまにメチャクチャ可愛いよね」
「い、いきなりそういうこと言わないでよ!!」
「お前が言うな」
今日はここまで。
とりあえず咲ちゃんが通い妻にランクアップしました。
今日は眠いのでここまで~。
お題ななんでもいいですよ~。
それではおやすみなさい。
>>777なら京ちゃんラッキースケベ
「今日はエイプリルフールだね」
「エイプリルフールだな」
「なんか嘘ついてみよっか」
「……先に宣言しちゃっていいのか……?」
「京ちゃんにじゃないよ? モモちゃんとか、淡ちゃんとか、かじゅ先輩に」
「あ、そっち? いいんじゃね? どんな嘘つくんだ?」
「う~ん……どうせなら、こう…リアリティがある嘘がいいよね」
「履修登録忘れてて今期の単位全滅とか?」
「うわっ、悲惨」
「学費払えなくて退学とか?」
「私、麻雀特待生だし」
「そうだったな」
「サラ金に借りた金が返せなくて困ってるとか?」
「……なんというか、もっとかわいらしい嘘にしない?」
「可愛らしい嘘……俺たちが喧嘩したとか?」
「……あ、それいいね!! 私達、別れることにしました。みたいな」
「ありえねーけどなー」
「嘘だからね。すぐにネタばらしするし。……よし、じゃあさっそくみんなに言いに行こう!」
「おう!」
「咲とケンカして、なんか一気に冷めました」
「なので私達、別れることにしました」
「嘘だね」
「嘘っすね」
「嘘だな」
「え~? なんで分かったの?」
「………ケンカ別れする二人が、仲好く報告に来てることに疑問を覚えなかったのか?」
「……ホントですね」
「……言われてみれば」
とかいうエイプリルフールネタ。
なんかこのスレの頭でもエイプリルフールネタがあるんだけど……一年経ってたのね。
>>777もあったのか……ラッキースケベね……。
書くとは思いますが、ここのAfter京咲はすでに大学生で付き合ってるってことを考慮しといてね?
というわけで、今日の投下終了!
果たしてこのステルスはあと10時間持続するのか!?
それでは、さようなら。
sageずにステルスしようとしたマヌケな>>1がいるらしい。
バカじゃないのかと。
というわけでこんばんわ。
今日はしっかりステルスしていくよっ!
どうでもいいんですけど、Bumpの隠しトラックと咲のコラボスレとか建てちゃマズいですよねぇ。
激しぶGIRLS(10年前のIH先鋒4人)のO・TO・GA・MEはーととか、リチャードソンと周藤萩原京太郎の電撃解散ライブとか、泉とその先輩船Qと先輩のいとこ絹ちゃんが和にバンドを聞かせにきたりとか。
寸劇があるやつ限定で。
マズいかなぁ……。
大学二回生・夏
「ただいま~っと」
「よいしょっと。お邪魔しまーす」
「いらっしゃい。毎日来てもらっちゃって悪いな、ホントに」
「いいっていいって。私の食費も浮いてるし、冷蔵庫勝手に使っちゃってるし」
「いや、それでも何も返さないわけにもいかないからな。なんか欲しい物とかあれば言ってくれよ? 遠慮せずに」
「う~ん……欲しいものねぇ……」
「……あ、一つあるかも。欲しい物……」
「お、何? 特別高いものじゃなければ今度買いに……」
「鍵……………京ちゃん家の………欲しいな……」
「……この部屋の? 合鍵?」
「……………うん。京ちゃんがバイトでいない時に休ませてもらったり……買ってきた食材とかも置いておきたいし……」
「…なるほど……」
「……京ちゃんがバイトから帰ってくる前にご飯作ったりできるから、京ちゃんにとってもおいしい話だと思うけど…………だめ?」
「………明日、ホームセンター行くか」
「!? うん!!」
「今日の晩御飯…どうしよっかなぁ…」
「やっほー、サキ!! ……どうしたの? なんか考え込んじゃって」
「え? いやっ!? えっと……今日の晩御飯のメニューを考えてて……」
「ふ~ん? そんなに悩むことかなぁ?」
「え…えっと……最近カロリーとかに気を遣ってて……」
「へぇ? どんな料理を作る予定なんだ?」
「えっと……まだ決まってはいないんですけど……」
「咲ちゃんさんの作る料理…美味しそうっすね。私なんて基本的にお惣菜っすから」
「だね!! 私もサキの料理食べたいなぁ~」
「………ど、どうしよう……? 京ちゃん……」
「……いいんじゃないか? 家に招待してやれば」
「そ…そう……?」
「いいの!? サキの家でごはん食べて!!」
「ん……うん……。じゃあ、今日私の家に来てね?」
「やったぁ!!」
「咲ちゃんさんの料理…今から楽しみっす!!」
「そうだな。簡単なものなら私にも手伝わせてくれ。いろいろ勉強させてもらいたい」
(……ごめんね、京ちゃん。今日は自分でごはん食べて?)
(気にすんなって。楽しんで来い)
(うん!!)
(……そういえば。どうしてサキはキョウタロに許可をもらってたんだろ?)
(……言われてみれば……なんでっすかね?)
「モモちゃん、お誕生日おめでと~っ!!!」
「おめでと~~~っ!!! モモ~~~っ!!!」
「おめでとう、モモ。ようやく一人、お酒解禁だな」
「ケーキ買ってきてるんで、みんなで食べましょう。モモ、ナイフ借りるぞ?」
「ありがとうっす、みんな!! ……ついに私、二十歳っすよ~?」
「い~な~。私も早くお酒飲みたいっ!!」
「ふふふ、一足先に大人の階段を登らせていただくっす」
「あはは…」
「大人の階段といえば、咲ちゃんさんと京ちゃんさ……」
「まだ!! まだまだまだ!!! まだだよまだ!!! まだまだまだまだ!!!!」
「まだ言い終わってないのに……」
「……………………」
「……………………」
『……ツモっ!! 嶺上開花対々、ドラ2ですっ!!』
『決まったぁ!! 清澄高校3年、夢乃選手!! 決勝進出ぅっ!!』
「よっし!!」
「やったぁ!!」
「やったなぁ…マホ。ついに咲と同じところまで来たか……」
「あと一回…あと一回で個人戦優勝だよ! 京ちゃん!!」
「だな!! ………お、電話だ……優希からか」
「もしもーし」
『見てたか京太郎!! マホがついに決勝進出だじぇ!!』
「勿論見てたぜ!! いやぁ~…もうマホも立派な雀士だなぁ…」
『もう迂闊に先輩面できないじぇ。あ、咲ちゃんにも電話代わってもらっていいか?』
「あ、そうだな。代わるよ……お~い、咲~。優希が咲に代わってくれって」
「は~い」
「………あれ? 俺、咲と一緒にいるって優希に言ったっけ?」
「キョウタローの新しいバイト、プールの監視員なんだってね」
「期間限定っすからね。掛け持ちには持って来いっす」
「というわけで、みんなでキョウタローのいるプールにいかない?」
「え…えぇ~? 私も?」
「咲ちゃんさんが行かないと話にならないっすよ」
「それに、須賀君が他の女に鼻の下を伸ばしてないか……彼女としては気になるところだろう?」
「そ…それはそうですけど……」
「よっし、決まり!! 今度の部活休みの日、みんなでプールだよっ!!」
「……お、咲にモモに淡にかじゅ先輩。……そういや、今日は部活休みって咲が言ってたな」
「……おぉ~……京ちゃんさん……なかなかやるっすね……」
「……須賀君。なんというか……鍛えてるんだな……」
「強そ~。毎日筋トレしてるの?」
「三日に一回くらいだよね? 京ちゃん」
「おう。超回復っつってな、毎日するよりも一日か二日空けて筋トレした方が筋肉は付きやすいんだ」
「………なんでサキが知ってるの?」
「………………」
「………………」
「ふぅ~…今日はいっぱい遊んだね!! 京ちゃん!!」
「いや、お前らは遊んでたけど、俺はずっと監視してたからな? まぁたまに泳いだりもしたけど」
「またみんなで行ってもいい? 京ちゃんがバイトしてる時に」
「……出来ればやめてほしい」
「え!? なんで!?」
「……まぁ、いろいろ」
「……まさか………浮気じゃないよね?」
「それは絶対にない」
「じゃあなんで!?」
「……水着を着たお前がいると……その……あんまバイト集中できねーんだよ………」
「………………ぇぅ……」
「ふぃ~…やられたぁ。これぞまさしくゲリラ豪雨だな……」
「服もビショビショだ……冷てぇ。さっさと着替えて………ん? 部屋の鍵が開いてる………咲かな?」
「お~い、咲~。いるの……か…………」
「…………………え?」
「…………………え?」
「…………ぁ………あ………」
「……えっと…………咲。……お前も、雨にやられ………」
「………………きゃ……」
「きゃぁあああぁあぁああぁあぁあぁああっ!!!!」
「ありがとうございまヘブゥっ!!!」
「着替えを見たことは……まぁよしとしましょう。京ちゃん家の合鍵を持ってるからって、勝手に入った私に責任があるからね」
「…………ソウデスネ」
「………で。…そのあとの『ありがとうございました』って何?」
「…………スミマセン」
「……あとさぁ? こういうのって、普通は見た後すぐに目を逸らすとか、目を瞑るとか、ドアを閉めるとかしない? なんかじっくり見られたけど」
「………………」
「ねぇ、なんで無言? 言い訳があるなら聞くけど?」
「…………咲の下着姿を、もっと見ていたかったからです……」
「………………………それで許されると思う?」
「………思わないです」
「ふん! まったく……京ちゃんはダメダメの変態さんなんだから!!」
「見たいって言ってくれれば………普通に見せてあげるのに………」
一応>>802はラッキースケベのつもりです。
最後の咲ちゃんのセリフは小声なので、京ちゃんには聞こえてないです。
京ちゃんの変態度が5上がった! 咲ちゃんの変態度が20上がった!
というわけで、今日はここまで~。
ラキスケはいくつかのパターンに分けて、もう何回か書いて行こうと思います。
せっかくの>>777ですし。
それでは、おやすみなさい。
このペースなら>>1000までに大学4回生冬まで入りきりそうかな?
こんばんわ。
へっへへ、投下間隔をずらすことによるステルスだぜ。
最近は一か月ごとの投下がデフォになってるから、きっとこの時期は油断してるはず。
というわけで、ステルスステルスぅ!!
もし見つけられたら、京咲に一つ大人の階段を登らせてやるよぉ!!
以下、分かる人にだけ分かる独り言。
やっぱエレミシャ最高やな。
エレフは妹バカワイイ。
ミーシャは兄バカワイイ。
大学二回生・秋
「キョータロー。昨日借りたお金、返しにきたよ~。……む? なんかいい匂いがするねぇ」
「お、淡。今ちょうどコーヒー淹れたとこなんだ。飲んでくか?」
「お、ナイスタイミング!! 飲む飲む~」
「あいよ。んじゃ、適当に上がってくれ」
「おっじゃまっしま~す」
「…………………」
「はいよ。牛乳も置いとくぞ?」
「……ねぇ、キョータロー?」
「ん? 何? 砂糖ならその瓶の中に……」
「あの可愛いコーヒーカップ、キョータローの?」
「え? ……………あっ!? ………うん……俺の俺の」
「………あの、一つだけ明らかにちっちゃいお茶碗は?」
「も……勿論俺のだぞ?」
「この、花柄ピンクの可愛らしいお箸は?」
「と、当然俺のに決まってるだろ?」
「ふ~ん?」
(……全部咲のだけど……なんとか誤魔化せたか……?)
「サキのものは全部キョウタローのものなんだね!」
「全然誤魔化せてなかったぁーーーーーっ!!!!」
「ゼミの選択……どうしよっかなぁ……」
「ん? 咲、まだ決めてなかったのか?」
「あ、京ちゃん。京ちゃんはもう決めたの?」
「ん、一応な。つか多分咲だけだぞ? 決まってないの」
「え~? どうしよう……要は卒論で何を書くかだよね? ……京ちゃんはもう決めてるの?」
「まだ具体的なことは決めてないけどな……統計とか、市場調査とかを卒論に組み込みたいってのはあるな。地道な作業は嫌いじゃないし、数値化したデータさえあれば頭悪くてもそれなりの形のものはできるだろうし」
「なるほど……そういう考え方もあるのかぁ……」
「俺の場合はな。咲なんかなら、麻雀での経験とか生かして書けばいいんじゃねえの?」
「ん~……日常生活における習慣が、緊張状態からのリラックスに与える影響とか?」
「ほう。具体的には?」
「靴下を脱いだら、牌がよく見えるようになりま」
「お前だけだ」
「さらに、引きたい牌が引きやすくなり」
「お前だけだ」
「結局京ちゃんとは違うゼミになっちゃったよ。……男の人とかもいるけど、大丈夫だよね?」
「はい、じゃあ次は宮永さん。軽い自己紹介をお願いします」
「あ、はい。えっと…宮永咲です。えっと……文学部で、部活は麻雀部に所属しています。あと……あ、出身は長野県で……えとえと…趣味は読書です。えっと……よろしくおねがいします!!」
「はい。ありがとうございます。何か宮永さんに質問などありましたら、どうぞ」
「はい! 質問いいですか?」
「あ、はい」
(う~…インターハイのこととか聞かれたら嫌だなぁ。なんか一部では魔王とか言われてるらしいし……私そんなんじゃないのに………)
「学内でいつも一緒にいる、金髪の男の子とはどういう関係ですか!?」
「え……ぇえっ!? えっと……京ちゃんのこと………ですか?」
「かな? 身長の高い男の子ならそうです。…へぇ~、京ちゃんっていうんだ」
「あ、俺からも質問! 京ちゃんの本名はなんて言うんですか?」
「えっと……あの……須賀京太郎……君…です」
「須賀君とは付き合ってるんですか?」
「えっと…えっと……………はい、一応ですけど……」
「いつから!? いつから付き合ってるんですか!?」
「あの………だ、大学入学とほぼ同時……です……」
(な…なんで京ちゃんのこと、みんな知ってるの!?)
「お~い、咲~。一緒に帰…………ん? なんかみんながこっちを見てる……嫌な予感が………」
「あ、京ちゃん来たよ! 咲ちゃん!!」
「ホントに迎えに来たなぁ。つか、近くで見るとでけぇ!!」
「えっと……ごめんね? 京ちゃん。自己紹介の時に質問されて……ついうっかり……」
「あ~……まぁ、気にすんな。こっちも似たようなもんだったから」
「ねぇ須賀君!! その金髪、地毛ってホント!?」
「え……まぁ。ガキのころからずっとこの色だな」
「つか身長なんぼよ。180は超えてんだろ?」
「確か……一番最近測った時で、183にギリ届かねえくらいだったな」
「でかい!! なんで麻雀やめちゃったの?」
「ん? 部活入ってないってだけで、今でも普通に打つぞ? ……全然勝てないけどな!」
「へぇ~」
「……そろそろ帰っていい?」
「あ、どうぞどうぞ。また話聞かせてね」
「おう。んじゃ、行こうぜ。咲」
「あ、は~い」
「いやぁ、こっちのゼミでも咲のことばっか訊かれてさぁ……」
「なんでだろうねぇ。学校内ではあんまり二人きりにならないようにしてるはずなのに………」
「ナチュラルにイチャつきだしたぞ」
「ナチュラルにイチャつきだしたね」
「ん…鍵が開いてる。咲、来てるのか」
「あ、京ちゃん。お帰りなさい」
「ん。ただいま」
「……………なんというか……これはちょっと恥ずかしいね」
「………だな」
「……でも、今のうちに慣れとくのも悪くないかもな」
「えっ!? ……あの…それって、どういう……」
「…………ごめん、なんでもない……。…………さ、それより早くごはん食べようぜ!!」
「……………ヘタレ……」
「……………ウルセッ」
「ねぇ。図書館行かない? 読書の秋だし」
「いいけど……学校の? それとも市民図書館?」
「う~ん……学校の方で!!」
「あいよ」
「……そういえば。どうして読書の秋っていうんだ? 本なんて一年中読めるのに」
「知らないの? 京ちゃん」
「知らないなぁ」
「『晴耕雨読』って言葉があるでしょ? 秋は台風が多いから、家の中で本を読む時間が必然的に増えるんだよ? だから読書の秋」
「あ、なるほどなぁ。そういうことだったのか」
「まぁ、ウソなんだけどね」
「………ホントに?」
「ホントにウソです」
※ホントに嘘です。
「咲ちゃんさん……誕生日おめでとうっす!!!」
「おめでと~~~~~っ!!! サキも20歳!! ついにお酒タバコ解禁だね!!!」
「ありがとっ! タバコは吸わないけどね」
「おめでとう、咲。今日は酒を買ってきてあるんだ。明日は部活も休みだし、後でモモと私と三人で飲まないか?」
「あっ、ずるーい!!! 私だって実力で言えば大学100回生なんだから、実質20歳みたいなものでしょ!?」
「須賀君だって我慢しているんだ。淡も我慢しろ。あと二か月の辛抱だ」
「キョータローだってお酒飲みたいよね!?」
「まぁ、飲みたくないと言えば嘘になるけどな。ここまで我慢してきたんだから、20までは我慢してみようと」
「ぐぬぬ……4対1……これがホントに四面楚歌ってやつだね……」
「淡ってたまに難しい言葉知ってるよな」
「えっへん!」
「……えへへ~……京ちゃんが三人もいる~~~……幸せぇ~~~」
「……酔ってるのか?」
「酔ってないよぉ~~~? えっへへ~……きょーちゃん好きぃ~~…」
「はいはい。俺も好きですよ」
「えへ~。酔ってにゃいよぉ?」
「訊いてねえよ。だいたい、初酒なのに飲み過ぎだっての」
「酔ってなぁ~いっ。だぁいじょぶっ!」
「大丈夫じゃないやつは決まってそう言うんだよ。……これ、一人で家に帰すのも危ないよなぁ……」
「え? にゃに? 私のこと好きってぇ~?」
「はいはい。好きですよ」
「……んふふ~。嬉しっ♪」
「……………………………なぁ。今日は一人で家に帰るの危ないだろ。俺ん家、泊まってくか?」
「んぇ~? いいのぉ~?」
「全然大丈夫。だから泊まってけ」
「……はぁ~い。お世話になりまぁ~す」
「京ちゃんの布団だぁ~…。あったかぁい………きょーちゃんの匂いがするー」
「今日はそれ使っていいから、水飲んで寝ろ。ほれ、水」
「ん……コクコク……プハァ………ん~? きょーちゃんはどこでねるの~?」
「冬用の毛布に包まって寝るから大丈夫だよ」
「? なんで布団で寝ないのぉ?」
「お前が使ってるからだろうが」
「一緒に寝よ~よ~? 入って入って~」
「…………………」
「……入って入って~」
「………さっきから、咲が酒でヤバイことに………」
「……ほらほら。早く早く~」
「………しょ、しょうがねぇなぁ。そこまで言うんだったら…………えっと、お邪魔します」
「どうぞどうぞ~。……へへっ、きょーちゃんあったか~い」
「……………ほら。さっさと寝ろ」
「んにゅ……おやすみなさぁい………」
「…………むにゃむにゃ……」
「…………………」
「……きょうちゃん………しゅきぃ………」
「…………………」
「えへへ~………むにゃむにゃ……」
「……はぁ……。……ここで手が出せないから、ヘタレ扱いされるんだろうなぁ………」
「………付き合ってるんだし………キスくらいなら……許されるよな…………?」
「………いただきます……」
(……どうぞ、召し上がれっ♪)
咲ちゃんのステータスが更新されました!
・咲ちゃんの年齢が上がった(New!!)。
AGE:19→AGE:20 ↑UP!!
・咲ちゃんが法律上、親の同意もなく結婚出来るようになった(New!!)。
みたいな感じで、今日はここまで~。
少し大人の階段を上がって、同じ布団で寝る(深い意味はない)まで行きました。
咲ちゃんは本当に酒に弱いのか……それは神のみぞ知る。
というわけで、おやすみなさい。
以下、分かる人にだけ分かる独り言2。
トリプルミーミング…まだ活動続いてたのね…。
こんばんわ。
こっそりひっそり投下していこうかな。
今回、若干アダルティな内容がなくなくもないですが、誰も見てないし関係ないね。
ここからはステルス>>1の独壇場っすよ。
大学二回生・冬
「うぇへへ~……天と地が私を中心に回ってるよぉ~……宇宙の法則が乱れる~……」
「誕生日だからって飲み過ぎだっての……ってちょっ!? 淡!?」
「あづい……あづいぃ…」
「し、失礼します!!!」
「ちょ、淡!! 服脱ぐな!! 須賀君はとりあえず部屋の外に……って、もういないっ!?」
「あつい……超新星爆発ぅ……」
「淡ちゃんさん……お酒弱すぎっすよ……」
「うちゅ~てんち~よがりきりょ~…こうふくぐんま~ご~らいしょこぉ~……」
「淡ちゃん! とりあえずお水と服!!」
「うぇ~…ゴクゴクゴク………ぷはぁ~……」
「京ちゃん。とりあえず外をぶらついとくそうです。淡ちゃんが落ち着いたら連絡してくれって……」
「そうか。なんというか…悪いことをしたな」
「あづぃ~、服いらにゃ~い」
「あ、もぉ~!! せっかく着せたのに……」
「最悪、ここでみんな泊まっていくということも考えないとダメっすね」
「はぁ~……京ちゃん、どこかで寒さを凌げてたらいいんだけど……」
「……はぁ……まったく、淡のやつ……チンチクリンのくせしてなんて凶悪なおっぱいしてやがるんだ……」
「…家に帰っても咲はいないし……コーヒーでも買って適当にぶらついとくか」
「……寒いなぁ………」
「うぅ……キョウタロ~…昨日はごめん」
「ん、気にするな……って、かなりしんどそうだな。二日酔いか?」
「多分………。お酒飲み過ぎた……」
「淡は酒弱いんだな」
「うん……サキやモモは平気そうだったのに……かじゅなんてピンピンしてたし……」
「そうか…俺も酒飲むときは気を付けよう……………ん?」
(あれ? この前は咲、酒弱かった気がするんだが………)
「うむむ……これがかじゅの最後の誕生日になると思うと、こう…来るものがあるね」
「変な言い方するな。大学生としての誕生日って話だろ?」
「せ、先輩が留年すれば来年も再来年も………」
「モモ……気持ちは嬉しいが、私にもメンツというものがあるからな」
「はぁ…もうこの大学に入って二年になるんですね……。時の流れの速さが怖い……」
「4年なんてあっという間だぞ? 残り二年、須賀君と有意義に過ごしてくれ」
「はい……って、京ちゃんは関係ないですよね!?」
「そういえば、先輩はもう就職は決まってるんですか?」
「ん? あぁ。一番の大本命とは行かなかったが、夏の内に内定は貰ったよ」
「へぇ~? どんな仕事?」
「ネト麻での代打ち。レートを上げたい人のアカウントを借りてひたすら打つだけの仕事だ」
「ウソっ!? そんな仕事あるの!?」
「あるわけないだろ。勿論嘘だ」
「…………………ジトー……」
「な、なんだよその目は……」
「最近、先輩が淡ちゃんさんをからかうのが楽しそうで何よりっすよ」
キング・クリスマスイブ!!!(略してキンクリ)
「…………思えば、もうクリスマスだなんて……時の流れはあっという間だねぇ」
「正確には、クリスマスイブだけどな」
「もう日を越したからクリスマスだよ?」
「……ホントだな。気付かなかった」
「………初めて来たけど……改めてよくみてみると、なんというか……普通にいいところだよね」
「……だなぁ」
「……タオルが血塗れ。シーツにもかなり付いちゃってるね」
「……やっぱ、ホントは痛かったんじゃ……?」
「京ちゃんが思ってるほどじゃないよ? ……ただ、ここまで血が出るとは私も思わなかった」
「…まぁ、それも込みでわざわざここに来たわけだからなぁ。家でやってたらちょっと悲惨だったかもな」
「だね。…………それはそうとして…………メリークリスマス!」
「ん……メリークリスマス」
「………もう一回やりたいって言ったら怒る?」
「……おぉ…京ちゃんがいつもより大胆……」
「一皮剥けてしまったわけさ。文字通り」
「うわ~。女の子の前で下ネタはどうかと思うよ?」
「………話を戻そう。……怒る?」
「………怒らない」
「……咲………」
「京ちゃん……」
キング・クリスマス!!!(略してキンクリ)
「うぅ~……寒い寒い…」
「手離すなよ? 絶対迷子になるんだから」
「えっへへ。離せって言われても離さないよん。京ちゃんの手、暖かいし」
「………………」
「あ、赤くなってる赤くなってる!!」
「寒いからだな。……それに、咲だって顔真っ赤だぞ?」
「寒いからだね。……あ、京ちゃん。あそこで甘酒飲めるみたいだよ?」
「ホントだな。お参りしたら飲みに行くか」
「うん!!」
「さて。二年参りも出来たし、あとは初日の出を待つだけなわけだが……」
「……ん……んん……」
「……眠いなら、帰ろうか?」
「んん? ……ん、帰らない」
「でも、眠いだろ?」
「眠い……ちょっと寝る。初日の出前に起こして……起きてたら」
「……風邪ひくぞ?」
「………Zzz………Zzz………」
「…もう寝てやがる………とりあえず、上着の中に取り込んで………」
(……安心しきった寝顔しやがって………それなりには頼りになると思われてんのかな?)
「お、咲ちゃんと須賀じゃん。久しぶり~」
「おぉ、嫁田。久しぶりだな」
「久しぶり~」
「おぉ、やっぱ咲ちゃんも着けてんだな。殺生丸」
「殺生丸? ………このモコモコ?」
「成人式恒例のモコモコだな。なんなんだろうね、これ」
「おぉっ!? 咲ちゃんめっけ!! 犬も久しぶりだな」
「お、懐かしい声と呼び方だな。優希」
「こら、優希。貴女ももう大人なんですから少しは落ち着きなさい」
「和ちゃん!」
「お久し振りです。咲さん、須賀君、あと嫁田君も」
「俺はついでかよ……」
「んでんで? 最近嫁さんとはどうなんだ? 須賀ちゃんよぉ?」
「どうって…どうもしねぇっての。なぁ、咲?」
「う、うん。そだね」
「え~? 同棲とかしちゃってるんじゃねえのかよぉ」
「ど、同棲は流石にしてないよ!?」
「「「同棲『は』?」」」
「………あ。い、いや…特に深い意味は……」
「今のは聞き捨てならないじょ」
「じゃあどこまで行ったんですか?」
「う……えぅ………きょ、京ちゃん助け……」
「……………そっか。そうだよな………もう大学生なんだし……同棲だって普通にありだよな………」
「「「「へ?」」」」
「……大事な話しってのはなんだ? 咲」
「お父さん………あの……その、学費は特待生ってことで免除されてるとはいえ……家賃は結構高いし、仕送りを貰ってばかりなのも悪いし……」
「………ふむふむ」
「その……バイトとかも部活が忙しくて出来なくて……あの……」
「建前はいいから。本題を聞かせてくれ」
「……………京ちゃんと……同棲してもいいですか……?」
「……………咲の、今の職業は何かな?」
「……大学生です」
「麻雀特待生とはいえ、学生の本分は勉強だ。……須賀君と同棲したりしたら、勉強に身が入らなくなったりしないかい?」
「……大丈夫です。絶対に、勉強を疎かにしたりなんてしません」
「…………ふむ」
「………麻雀も。勉強も。…す……好きな人と過ごすのも………どれも全力でします!! だから……」
「………そっか………」
「…………家賃も、水道光熱費も半分になるんだ。……当然仕送りは、減らさせて貰うよ?」
「!? ………ありがとう、お父さん!!!」
「母さん。今日は照もいるんだったな」
「そうね。オフシーズンだから今日帰ってくるって言ってたはず」
「………今日は赤飯を炊こう」
「父さん。咲と同棲したいです……させて下さい、お願い致します」
「ダメっつったら?」
「…調べてみたんだけど……成年に達したら分籍できるってのが戸籍法二一条にあるんだ。丁度来月俺も二十歳に……」
「あーあーあ~。わかったわかった。分かったから……咲ちゃんに嫌な思いだけはさせんなよ?」
「……さんきゅ」
「めんどくせぇクソガキめ」
「よし、酒飲もう。京太郎」
「まだ俺19歳……」
「細けぇこたぁいいんだよ。母さんも飲もう」
「はいはい」
「それでは、京太郎の門出(?)を祝って……」
「「「乾杯っ!」」」
すごいステルス成功を感じる。今までにない何か熱い成功感を。
というわけで今日はここまで。
京ちゃんの誕生日が入ってない……春の方に入れるから許してください……。
咲ちゃんと京ちゃんが大人の階段を一気に登ってしまいましたね。
その部分はじっくりねっとり描写したと記憶してますので、楽しんでいただけたら幸いです。
大学3回を前にして、ようやく同棲までこぎつけました。
次回からは同棲編ですよん。
それではおやすみなさい。
こんばんわ。
気分転換に京和か京久のつもりで書いてたら、一時間後には京穏になっていた。不思議不思議。
たまには筋肉バカな京ちゃんがいたっていいよね。
というわけで今日のステルス、いってみよう!!
ちょっとあだるてぃな内容が増えてきてるけど、気にしないでください。
大学3回生・春
「まぁ、先月はいろいろドタバタがありましたが……お誕生日おめでとうございます、京ちゃん。………乾杯っ!」
「乾杯!」
「……それにしても………俺も二十歳かぁ。……やべえよな? もう親の同意なしでも結婚できちまうんだぜ?」
「…もう。さすがにまだ早いよ……」
「………酒っていいな。普段言えないことでも、割とすんなり言える」
「……例えば?」
「……………咲と結婚とか…そういう将来の話とか……」
「…………京ちゃん……酔ってるね?」
「ん……酔ってるな……」
「酔ってない時に、また同じ話してね?」
「ん……頑張る」
「う~ん……やっぱり二人で暮らすとなると、今の部屋じゃ狭いよねぇ…」
「だなぁ…今の家賃が俺5万、咲が6万だから…まぁ10万くらいで2部屋以上の部屋を探せばいいわけか」
「だね。…うふふ、どんな部屋があるのかなー♪」
「やっぱ引っ越しってテンション上がるよなっ!」
「ベランダがある部屋がいいな~」
「洗濯物干せるから?」
「それもあるけどさ。休日の晴れた日とかに、小さいテーブルとか出してお茶とか? ケーキとか買ってきてさ?」
「…………お茶かぁ……いいな」
「よしっ。それじゃあ部屋は部屋以上で11万以下!」
「ベランダがある部屋を探すぞっ!!」
「おーっ!!」
「それでは…かじゅの卒業とサキ、キョータローの引っ越しを祝って……乾杯っ!!」
「「「「乾杯~っ!!」」」」
「……っかーっ!! 上手い!!」
「京ちゃんさん。オッサンくさいっすよ」
「そんなこと言ったらかじゅ先輩だって……」
「ん……ん…んく………っ…ぷはぁーーーーっ!! 生おかわりっ!!」
「すっげぇ貫禄」
「あらさーだよっ!! ……いや、まだあらさーにすらなってないけど」
「うぇへへ~……お酒おかわり~…」
「淡ちゃん…それじゃ何注文してるのか分からないでしょ……ハイ、メニュー」
「ん~……この前飲んだ…あの、なんとかドライバーが飲みたいな~」
「パイルドライバー?」
「それ! すいません!! パイルドライバー一つ」
「技でもかけられたいのか?」
「う~ん……もう飲めないよぉ……」
「うぃ~………天国っす~…」
「……酒とかけまひて~~……鮭とときます……そのこころは……どちらもさけ~………」
「……かじゅ先輩。卒業しても、頑張ってくださいね」
「…咲こそ。須賀君と上手くやっていけよ? まぁ君たち二人に関してはなんの心配もしていないがな」
「…先輩としてはモモちゃんや淡ちゃんの方が心配ですか?」
「……いや、ああ見えて二人とも逞しい奴らだ。……案外私は、何の心配もしてないのかもな」
「…ふふっ。本人たちに言ってあげればいいのに……」
「恥ずかしいじゃないか」
「くっそぉ……安く買いたたきやがって……」
「まぁ、仕方ないよね。冷蔵庫や電子レンジが二つあっても邪魔なだけだし、お金貰えただけでもお得だと思わないと」
「まぁな~」
「というわけで……これで引っ越しの準備がすべて終わりましたね、京ちゃん」
「だな」
「……すっごい心臓ドキドキしてる……この、もう後に戻れない感じがやばいね…。……怖いわけじゃないけど……」
「実は俺も…。………まぁ大丈夫だろ。すぐに慣れるって………多分」
「……お風呂沸いたぞ~」
「は~い……………どっちが先に入る?」
「……………………」
「……………………」
「の、覗かないでよね?」
「覗かねえっての」
「ほ、ホントに? 覗いたら怒るからね?」
「覗かねえっての」
「……ふぅ~…さっぱりした」
「今日はちゃんと覗かなかったぞ」
「何ちゃっかり次から覗く宣言してくれちゃってるの?」
「バレたか。んじゃ俺も風呂入ってくるわ」
「は~い」
「………何覗いてんだよ」
「ゆ、湯加減とかどうかなと思って!!」
「……それじゃあ、おやすみなさい」
「ん、おやすみ」
「……京ちゃん、まだ起きてる?」
「……起きてる」
「………早く寝なよ」
「お前が言うな」
「………そっち行ってもいい?」
「……………ん」
「…………お邪魔しまーす」
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
「……やべぇな。もう外が明るい」
「………………何時間くらいキスしてたんだろう……ねぇ? 京ちゃん」
「……………6時間くらい?」
「………桜……綺麗だねぇ」
「………綺麗だな、本当に」
「お酒も美味しいね」
「ん……そうだな」
「…………さ………」
「さ?」
「………桜も綺麗だけど………………その……さ、咲の方が………」
「…………………………」
「えっと…………その………綺麗っつーか……可愛いっつーか…えっと……」
「……ふふっ、ヘタレの京ちゃんにしてはよく頑張りました。………ありがとうね? 京ちゃん。」
「…もうヘタレは卒業したと思ったのに……来年は詰まらずに言ってやるからな?」
「ホントに? 期待しちゃうからね?」
「うむ。存分に期待してくれ」
「京ちゃん」
「ん?」
「京ちゃんってそういうところ……可愛いよね」
「……そこは嘘でもかっこいいって言って欲しかった」
「ダメダメ。嘘になってないもん」
「………………お前なんかズルイ」
「そうかな?」
「………ん? あれ、キョータローだ………薬局? 何の用だろ?」
「っすね。それもわざわざこんな遠くの薬局まで……」
「おーい、キョータロー!!」
「京ちゃんさ~ん」
「げっ、モモと淡!?」
「『げっ』てなにさ、『げっ』て。キョータローと咲のラブラブスイートパラダイスラブラブホームってこの辺だっけ?」
「変な言い方すんな! つかラブが多いわっ!!」
「こんな遠くの薬局まで何の用っすか? あ、もしかしてバイト帰りとか?」
「……そ、そうそう! バイト先がこの辺だからその帰りに……」
「へぇ~? ……ちなみになに買ったの? 見せて見せて~」
「あ、こら勝手に……っ!?」
「……………えっと……うん。なんかごめんね?」
「…………その………申し訳ないっす……」
「……………うん……気にすんな。……ちなみにバイト帰りってのは嘘だ。……知り合いとかに見られたくなかっただけ……」
「…それは……マジで悪いことしたっすね」
「…………その……今晩? 頑張ってね?」
「……………うん……」
「…………冬休みの間にかなり進んだみたいっすねぇ」
「だねぇ」
前回はしくじったが、今回はやらせんぞ>>1wwwwww
「今日の晩御飯、何がいい?」
「なんでもいい。強いて言うなら豚のしょうが焼きとキャベツの千切り…あとは豆腐とかかなぁ」
「全然なんでもよくないじゃん……しょうが焼きね。お酒は?」
「う~ん……今日は遠慮しとこう」
「ふむふむ……私は一杯だけ飲んじゃおうかな」
「……そっか。…それじゃ、俺も一杯だけ」
(何もない日に酒買うってことは……さてはダイエットに成功したな? そうやって痩せたらすぐ飲むからあんま体重減らないんだぜ?」
「途中から声に出てるからね?」
「しまった!?」
というわけで今回はここまで!!
ぐぬぬ……>>861がギリギリで滑り込んできやがりましたか。
チャンスはあと7回かな? それまでにステルス成功はなるのか!?
京咲もようやく同棲編に入りました。
あとはひたすらダラダラいちゃいちゃするだけですな。
それでは、おやすみなさい。
うっひひ、こんばんわ。
この時間のステルスは勝敗(?)がはっきりわかっていいですよね。
さて、日付が変わるまでに私が見つけられるかな?
もし見つけられたら、時間があるときにでも京咲で短いスレ立てよう。
それでは、ステルスいくよん。
大学3回生・夏
「あ、ウナギ……もうそんな時期なんだねぇ」
「ウナギだなぁ。まぁ実際の旬は冬らしいけど」
「ウナギの蒲焼き…おいしいよねぇ……。うな丼にしてもいいし………ふふふ…ジュルリ…」
「だな。お金に余裕が出来たら買うか……」
「え………?」
「…なんだよ、その顔は」
「食べないの……? ウナギ」
「今日はね。高いし」
「う…ウナギだよ? 夏バテ防止にもなるよ?」
「また今度な」
「か…各種ビタミンやカルシウム、タンパク質や鉄分も豊富だよ!?」
「だからどうしたよ……」
「ぐぬぬ……」
「どうした~? もう終わりかぁ~?」
(く…お金に関しては頑固者な京ちゃんめ……。でも、もう私の頭の中はウナギ一色……どうしても食べたい………)
「………よ……」
「よ?」
「………夜に……その…『アレ』が元気にな」
「すみません。ウナギ二尾ください」
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"~~~~……やっぱ夏はエアコンより扇風機だよなぁ……」
「ちょっと~。首こっちにも回してよ~」
「え~? 首回すくらいならエアコン付けようぜ?」
「ダメダメ。エアコンの出番はもっと暑くなってからでしょ? 首回すよ?」
「回さなくたって、咲がこっちくればいいだろ?」
「…………しょうがないなぁ……足の間空けて」
「ん…あいよ」
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"~~~~」
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"~~~~」
「いやぁ~。悪いっすね、京ちゃんさん。朝から荷物持ち手伝って貰っちゃって」
「暇だったし気にすんなって。重いもん運ぶのは慣れてるしな」
「咲ちゃんさんにも悪いことしちゃったっすね。京ちゃんさん勝手に借りちゃって」
「多分大丈夫だろ。あいつまだ寝てたし」
「そうなんすか? 案外寝坊助さんなんすね」
「まぁ昨日は激s……疲れてたみたいだからな。……だから帰るついでにサンドイッチの材料でも買っていこうと思ってる。ちょっと遅めの朝食用に」
「なるほど、いわゆるブランチってやつっすね。んじゃあ今からスーパーに直行っすか?」
「そのつもり」
「材料くらいなら私が奢るっスよ? 荷物持ち手伝ってもらったお礼に」
「いいのか? なんか悪いな」
「お気になさらずっす」
「ただいま」
「あ、おかえり。どこいってたの?」
「モモに重い荷物運ぶの手伝ってくれって言われてな。ついでに朝飯の材料も買ってきた」
「なるほど。じゃあ今日の朝ごはんは京ちゃんに任せちゃおうっ!」
「もうほとんど昼だけどな。何時に起きたんだ」
「20分くらい前? ほんとにさっき起きたとこ」
「そっか。んじゃまぁ作るからテレビでも見ながら待っててくれ」
「はーい」
「…………はぁ…。今頃京ちゃんは長野で免許かぁ……嫁田君も一緒って言ってたよね…」
「2週間くらいって言ってたっけ? ……それまで寂しいなぁ……」
「……京ちゃん、今頃なにしてるんだろう……」
「……っはぁ~~~~~~~……」
「どうした。そんな溜息ついて」
「咲に会いたい……」
「……お前、最近ホント正直になったよな。高校までのヘタレっぷりが嘘みたいだぜ」
「あぁ………咲に会いたい………咲ぃ……」
「ホントにそう思ってんなら、学科も実技も一度も落とさずに最速で卒業するこったな」
「そうだな……よし、頑張ろう!!」
「その意気だ」
「……今日は京ちゃんが免許合宿から帰ってくる日だ……」
「ご飯も作った! お風呂も沸かした! その……布団の準備も……オッケー」
「………まだかな…まだかぁ……」
「ただいまっ!! 咲っ!!」
「!? おかえり京ちゃ…わぷっ!?」
「っはーーーっ!! 咲だ咲だ咲だぁ!!! 咲だぁ~……はぁ、ようやく帰ってこれたぁ……」
「ちょっ……はな…しな…さいっ!」
「お、いい匂い! もしかしてもうご飯できてたりする?」
「うぅぅ……はぁ~~なぁ~~せぇ~~~~……」
「おっとと、悪い悪い。久しぶりに会って、ついテンション上がっちまった」
「もう、まったく! 京ちゃんは京ちゃんなんだから……」
「たはは…ごめんって」
「ただいま、咲」
「おかえりなさい、京ちゃん」
「……なんとなく京ちゃんの部屋を掃除してたら、エッチな本を見つけてしまった」
「……本来なら怒ったりするとこなのかもしれないけど……私は心の器が大きいので、少しくらいなら見逃してあげましょう…」
「何よりすっごい埃かぶってるし……もうずっと手を付けてない感じだしね」
「……そういや昔集めたエロ本たち…最近読んでないな」
「ついに俺も、拾う側から捨てる側になる時がきたってことかね」
「……雨に濡れたり、中に虫が入ってたりしたら拾う方もショックだろうし…袋にでも入れてこっそり捨てにいくか」
「……あ、迎えに来てくれたんだ」
「ん。まだ明るいとはいえ、結構遅い時間だしな」
「もう。そんな心配しなくても大丈夫だよ? 子供じゃないんだから」
「子供だからじゃなくて、お姫様だから迎えに来てんだよ」
「ふふっ…なにそれ? どういう意味?」
「さあね」
「……高校でさ? 初めて部室に入った時もそんなこと言ってたよね? 覚えてる?」
「『ようこそお姫様』……ってな」
「『なにが姫だ』……やっぱり覚えてるんだ」
「当たり前だろ? その後のプラマイ0まで含め………あ、そうだ」
「? 何かな? 京ちゃん」
「ん、いや…ちょっとな」
「?」
「ふ~、到着っと。…お腹も空いたけど…汗かいたし、まずはお風呂に入ろ…」
「あ、咲。ちょっとだけストップ」
「? どうしたの? 京ちゃ…」
テーマ……?
なんだろう……初デートとか……?
「おかえりなさいませ。お姫様」
「なんてな?」
「………ふふ、なるほどね? ………うむ、苦しゅうないぞよ?」
「…くくっ。…まずは湯浴みになさいますか? それとも、やっぱ先に飯食う?」
「まずはお風呂……って、そこは最後まで頑張ろうよ……」
今日はこんな感じで。
残念ながらステルスが見つかってしまったので、>>879『初デート』で京咲スレ建てます。そのうち。時間ができたら。
短いスレになると思うけどね。
大学編もあと6回。
なんとかこのスレだけで収まりそうですね。
それでは、おやすみなさい。
一度でいいからステルス成功させたいなぁ……。
おつ(´ω`)おつ
プロポーズの瞬間を見てみたいなーなんて呟いてみたりして
ちょっとだけ報告を。
>>879
初デート京咲書いてきました。
酉はつけてないですが、多分分かると思います。
>>884
今度からステルス見破った人のお題を採用する形式にしよう(提案)。
それでは、おやすみなさい。
お久しぶりです、こんばんわ。
これからは時間の余裕が増えるので、短いスパンで投下していきたいです。
前回と同じように、最初にステルス見破った人は、なんかお題くれたらスレ建てて書くかもですよ~。
日付が変わったらボクの勝ちね。
というわけで、ステルス開始!!
大学3回生・秋
「そろそろインカレの時期だね! 今年こそは私達が勝つよ! サキ、モモ!!」
「っすね! 今年こそは優勝いただきっすよ! 京ちゃんさん、ロンっす」
「今年は私も暴れちゃうよ! 昨年は福路さんと穏乃ちゃんのコンビに上手く抑えられちゃったからね。相性が悪すぎたよ…」
「私も! 去年稼げなかった分まで今年は稼ぐよ! ダブルリーチ」
「去年はアワちゃんさん以上に、ヤーさんが大暴れしてたっすからねぇ。まさかハネ満4回も和了って稼ぎ負けるなんて誰も思わないっすよ」
「ヤーさん? …あぁ、ガイトのことね。カン、ツモ。嶺上開花ダブリードラ4」
「む……まぁいいや。それにしても、去年の辻垣内さんは怖かったねぇ。会場の外までピリピリした雰囲気が伝わってきてたもん」
「あと、モモがノドカと当てられちゃったのもキツかったね」
「おっぱいさんマジ苦手っす。弓の人の次くらいに苦手っす。………弓の人には勝てる気しないっすからね、名前的にも」
「その辺はもうチーム単位での作戦負けだよね。去年の和ちゃんの配置なんて、完全にモモちゃん狙い撃ちでしょ。…あ、京ちゃんそれカン。ツモ、嶺上開花」
「あ、京ちゃんさん。インカレは嶺上開花での責任払いは無いんすよ」
「そうそう。点棒多すぎ」
「今年はどんなメンバーになるんだろうね」
「かじゅが抜けた穴は大きいからねぇ」
「リーチっす。やっぱ先輩は偉大っすね」
「まぁ、シローズがいないのは楽だけどね。鎖ジャラジャラは、いろいろ考えさせられてめんどくさい」
「あ、京ちゃんさん。それロンっす」
「さっきからさぁ。呼吸するように俺から毟るのやめない?」
「そんなこと言っても……」
「京ちゃんさんが振り込んでくるんすもん」
「私はツモでしか和了ってないからセーフだよね?」
「そうだな。俺が親じゃない時に和了ってくれてたらセーフだな」
「咲ちゃんさんの手って、ちっちゃいっすよね」
「え、そう? 普通くらいだと思うけど…」
「どうなんだろうね? ちょっと比べてみようよ!」
「そうっすね」
「まずは第一試合! モモvsサキ!!」
「試合なんだ……ま、いいけど」
「んじゃ、手出してくださいっス」
「ん……。……ホントだ。モモちゃんの方が手、大きいや」
「ふむふむ…なるほど……一回戦は私の勝ちっすね」
「おっけー。じゃあ次は私vsサキね」
「サキちゃんさんが勝ったら私が優勝。負けたら私とアワちゃんさんで決勝戦っすね」
「そういうことだね。それじゃあ………負けた」
「ふむふむ…分かった分かった」
「何が?」
「何でもないよ? …それじゃあ、私とモモの決勝戦だね」
「望むところっすよ!」
「……というわけで。咲ちゃんさんの指は、このくらいの大きさだったっす」
「ふむふむ…ちょっと巻尺当てていいか?」
「どうぞどうぞ。ただ、私よりもアワちゃんさんの方が大きさは近かったと思うっす」
「そうだね」
「そう? んじゃ、淡の指の太さを参考にした方がいい感じか?」
「そうっすね…………でも、なんで中指なんすか? それも右手の」
「右手の中指の指輪って、厄除けとか、ひらめき。もっと直接的に言うと、ギャンブル運の向上とかの意味があるらしいんだ」
「へぇ~? 薬指じゃなくていいの?」
「…………それはもう少し後で、だな。……大きさも自分で確かめたいし」
「ヒューヒュー」
「ヒューヒュー」
「茶化すな」
「じゃんけんで勝った方が洗濯物を干すことにしない?」
「よしきた……ジャン! ケン!」
「ポン!! ……あいこかぁ」
「あいこだな」
「それじゃあ、二人で半分ずつ干そっか」
「そうするか」
「京ちゃん、ハンガー取って」
「あいよ。バスタオルここに干すぞ?」
「いいよ~。たこ足たこ足っと……」
「下着も俺が干していいのか?」
「……サイズ見られたくないから、私がやる」
「んじゃ、場所チェンジで」
「ん」
「バイトのメンバーで飲み会することになったから、明後日は晩御飯いらないや」
「………女の子もいるの?」
「……まぁ、いるけど……」
「……かわいい?」
「平均以上、咲未満」
「………私、そこまで可愛くないでしょ」
「俺の主観だからな」
「…うぅ~……」
「どした?」
「……その……あまり、私以外の女の子と仲良くしてほしくない……かなって……」
「地味に独占欲強いよな、咲は。自分以外が嶺上牌ツモるのも嫌がるし」
「……ごめん……面倒くさいよね?」
「普通はそう思うんだろうけどな。むしろ愛されてて嬉しいなぁと思っちまう辺り…俺も実はかなり面倒くさい奴なのかもしれん」
「……出来るだけ、早めに帰ってきてね」
「ん。約束する」
「ただいま」
「……さすがに早すぎない? こう、日付が変わる前には帰ってきてね…くらいのニュアンスだったんだけど」
「最初は俺もそのつもりだったんだけどな。むしろ咲が一人なのが心配で、先に帰らせてもらった」
「昔は一人暮らししてたんだから、そんな心配することでもないでしょ? …私が言うなって感じだけど……付き合い悪いと嫌われちゃうよ?」
「二次会は自由参加だからセーフ」
「まぁ…それならいいけど……。ちゃんと戸締りはしとくし、次からはもう少し遅くても大丈夫だよ?」
「だから言ったろ? 俺も面倒くさい奴なのかもって。……咲が一人なのが嫌なの」
「…それで愛されてて嬉しいなぁって思っちゃうあたり…やっぱ私も面倒くさい女なのかな」
「咲。誕生日おめでとう」
「ん…ありがとっ」
「ほい、これ。誕生日プレゼント」
「ありがとう。開けてみてもいい?」
「勿論」
「……きれいな指輪……」
「右手の親指につけてほしいんだけど…。サイズ合うかな?」
「…薬指じゃないんだ?」
「今の給料三か月分じゃあなぁ。そっちはもう少し待ってくれ」
「なるほどね……おぉ! ピッタリだよっ!? 京ちゃん!!」
「ふぅ…よかったよかった」
「凄い凄い! ありがとねっ、京ちゃん!!」
「どういたしまして」
キュー(花火を所望します)
「…ん? 何してるの京ちゃん。……勉強?」
「おう。公務員とか大学の職員だと試験があるからさ。勉強しとこうと思って」
「京ちゃんって公務員志望だったっけ?」
「選択肢は広い方がいいだろ? 勿論企業も受けるつもりだけどな」
「…へぇ~。京ちゃんもいろいろ考えてるんだねぇ」
「そういう咲は? やっぱプロ?」
「ん…そのつもり」
「たまに名刺もらったりしてるもんな。なんか偉そうな人から」
「うん。たまに練習会に来ないかって誘われたりもするよ」
「そっか。頑張れよ」
「うん! 目指すは愛宕プロだよ!!」
「へぇ~? 以外だけど……確かに強いもんなぁ、愛宕プロ。愛宕江口といえば関西のルーキー二枚看板で…」
「あ、その愛宕さんじゃなくて…お母さんの方」
「お母さん? …千里山の監督してる人だっけ?」
「そうそう」
「へぇ~。そんなに強かったのか」
「う~ん…そこじゃないんだよねぇ~」
「?」
はい、今日の投下はここまで。
中々ステルせない……難しいね。
>>903のカピちゃん。
花火ですね、分かりました。
京咲でいいかな? いいよね?
そのうちスレ建てるので、適当に待っててください。
それでは、おやすみなさい。
あ、>>901の京ちゃんのセリフが『親指』になってる。
正しくは『中指』でした…ごめんなさい。
こんばんわ~。
電話でしか会話しない女の子をスレタイに持ってくる>>1がいるらしい。
というわけで、>>903の花火でスレ建ててきましたので報告を。
イチャイチャ書くつもりだったのに、セントエルモの火になってしまった。
どうでもいい話ですが、今まで原作の京ちゃんが女の子みたいって言われるたびに「んなことねえよ」と思ってたんですけど、14巻170ページの京ちゃんは女の子に見えるかどうかじゃなくカワイイと思ってしまった。ヤバイヤバイ。
あと最新話の咲ちゃん可愛い。
チョコちゃんも可愛い。チョコレも可愛い。
というわけでさようなら。
今日は投下はなしです。
この時間からのステルスはきっと成功する…俺のサイドエフェクトがそう言ってる。
というわけで、今日は敢えてこの時間からステルス開始ぃ!
最初にステルス見破った人はお題くれたら適当に書くよ。
日を越したら私の勝ちね。
大学3回生・冬
「ねぇモモ~。サキがインフルエンザで休みだって~。キョウタローも看病するから休むって」
「らしいっすね」
「……ぅ~…頭痛い………目が回る………食欲ない……お腹空いた……」
「インフルはなり始めが一番つらいからなぁ。食べたい物とかある?」
「リンゴ…リンゴぉ……」
「リンゴな。……摩り下ろすやつってあったっけ?」
「……ない」
「…………固いまま食べれる?」
「…無理」
「…んじゃ、ちょっと買いも…」
「やだぁ……一緒にいてよぉ……」
「……じゃあ、どうしろと?」
「……口移し…」
「………やっぱ寝とけ。起きたらなんか作ってやる」
「…やだー…お腹空いて寝れない……」
「………どうしても?」
「…どうしてもです」
「………………」
「ねぇモモ~。キョウタローがインフルエンザで休みだって~。サキも看病するから休むって」
「だと思ってたっス」
「……無理……ムリ……むり……。…死ぬ……、マジでこれ死ぬやつだって……頭割れそうだ…つか死ぬやつだって…これ」
「それだけ喋れるうちは大丈夫。……はい、リンゴ摩り下ろせたよ」
「…偉そうにしやがって……誰のせいで移ったと思ってんだ……」
「ほら、口開けて……あーん」
「無視かい……あ~……。…うまい……」
「…はい、あーん」
「…あ~…ん」
「……Zzz……Zzz……」
「……寝てる京ちゃん、かわいいなぁ……」
「……ん………ほはよう、きょうちゃん……」
「ん、おはよ」
「……むにゃ……えぇっ!? きょ、京ちゃん!? その格好は何!?」
「何って……スーツだけど?」
「…ど、どうしてスーツ?」
「…昨日言ったじゃん。来年の就活に向けた講習があるって…」
「…そういえば、そんなこと言ってたけど……まさかスーツで行くとは。というか、スーツなんて持ってたんだね…」
「今日この日まで出したことなかったけどな。…んじゃ、行ってきま…」
「あ、ちょっと待って!!」
「?」
「………写真。一枚だけ、撮らせて?」
「…まぁ、それくらい別にいいけど……」
「……えっへへ~。京ちゃん、かっこいいなぁ~」
「……サキがずっとニヤニヤしてる」
「まぁ、気持ちは分かるっス。私も先輩のスーツ姿見た時は似たような反応してたんで」
「…あ、そうだ! いいこと思い付いた! ……よし、ネクタイ結んであげる練習しとかないと…」
「ただいま~。う~…寒い寒い。こたつこたつ…」
「ただいま。こたつこたつっと…淡とモモは何時に来るって言ってた?」
「何時かは聞いてないけど……お昼食べてからって言ってたから、40分後くらいかな?」
「かなり時間あるなぁ。……ま、とりあえず麻雀の準備だな。麻雀マットと牌を出して……」
「……準備完了?」
「だな」
「…二人が来るまで暇だねぇ」
「…暇だなぁ」
「ねぇ、京ちゃん」
「……なに?」
「…そっち側、行ってもいい?」
「……いらっしゃい」
「お邪魔します…」
「……ふふっ、暑いね」
「こたつの中だから余計にな」
「……嫌なら離れてもいいんだよ?」
「……寒いんだし、ちょっと暑いくらいがちょうどいいだろ」
「……そうだね。…えへへ~」
・
・
・
・
・
・
「おっじゃまっしまーす! 麻雀打ちに来たよっ!」
「同じく、麻雀打ちにきたっすよ~……返事がないっすね」
「だねぇ……あ、鍵開いてる! 入っちゃおっ!」
「っすね。お邪魔しまーっす。咲ちゃんさん京ちゃんさん、何して……あっ!」
「……すいません」
「……着替えるので、3分ほど待っててもらってよろしいでしょうか……」
「…お邪魔しましたっス」
「その……『そういうこと』するなら、鍵は掛けといてね?」
「「……すいませんでした」」
じゃあ京咲に登山でもしてもらいましょうか
「ねぇねぇ、久しぶりにデートしない?」
「ん、いいよ。……行きたいとこは決まってるのか?」
「決まってない。どこかいいとこある?」
「そうだな………じゃあ…水族館に行こう」
「水族館? これまたどうして?」
「シーズンじゃないから、人が少ないだろ? …つまり、咲がはぐれる心配がない」
「む? それはどうい…」
「それに、人が少ない方がくっつきやすいしな」
「………むぅ……まぁ、冬の水族館ってのも面白いかもね」
「クラゲ見てると、なんか不思議な気持ちになるよなぁ~」
「不思議な生き物だからねぇ……」
「……クラゲって、普段何考えてるんだろうな~」
「そりゃ…あれじゃない? この海流はどこに向かってるのか……とか」
「…やっぱ、クラゲも腹減ったりすんのかなぁ…。死ぬの怖かったりするのかなぁ……」
「さぁ? 私はクラゲじゃないから分からないや……」
「…そりゃなぁ……」
「………でも。京ちゃんが今、何考えてるかは分かるよ? 多分だけど」
「……何考えてると思う?」
「私が今、何を考えているのか…でしょ?」
「……正解。よくわかったな」
「…私も、同じこと考えてたからね」
「ただいま~」
「おかえり! あとお誕生日おめでとう」
「おう、さんきゅーな」
「ねぇねぇ、ちょっとこっち来て」
「ん? なんだなんだ?」
「じゃじゃーん!」
「おぉ! ネクタイ!! 咲が買ってくれたのか?」
「誕生日プレゼントだからね! 就職活動、頑張ってください! ってことで」
「ありがとなっ! …よし、さっそく試着してみ…」
「あ、待って待って!」
「ん?」
「それ着ける前に……ちょっとしゃがんでもらっていい?」
「しゃがむ? …別にいいけど………………。……っ!?」
「えへへ。この日のために、練習したんだよ? ちゃんと締めれてる?」
「……ん、ばっちりだ。ありがとな」
「言っとくけど、誕生日プレゼントはネクタイじゃなくて、そのネクタイを着けてあげることだからね? そのネクタイ着けていくときは、自分で締めちゃだめだからね?」
「……そりゃ困った。今まで買ったネクタイが全部無駄になっちまったな」
「なんなら、他のネクタイも私が締めてあげるよ?」
「そしたら今度はネクタイ締める練習が無駄になっちまう。でもお願いします」
「ふふ、お任せあれ!」
今日はここまで。
まさか二人も見つかるとは……いつなら成功すんだよ。
いいもんいいもん、チャンスはあと4回あるもん!
それでは、さようなら!
>>921
登山京咲ですね~、分かりました。
…ちなみに余談ですが、>>1は昔、京太郎と穏乃が登山する話を書いたことがあったり。
ついでに、今度は阿知賀で6C2でもしてみようかな。
登山が難産です(唐突)。
もう少し待ってください、なんでもはしませんけど。
というわけで、ステルス行きますよん。
ステルスを最初に見つけた人は、まだお題書けてないのにお題募集するクズ>>1に何かお題くださいな。
日が変わったら無効だけどね!
大学4回生・春
「…最近、京ちゃんが勉強ばっかであんまり構ってくれない…ご飯の時と寝る時くらいしか会話できてないよ……」
「あ~…まぁ、公務員試験も近いっすからねぇ」
「? キョウタローて公務員志望?」
「民間も受けるらしいけどね。一日10時間以上勉強する人って、架空の存在だと思ってた…」
「ヒェ~!? 1日10時間も勉強したら、1日が34時間必要になっちゃうよ!!」
「今の生活から何も削る気ないっすね……」
「あ、じゃあさじゃあさ! あれ訊いてみようよ!! 『私と仕事、どっちが大事なの!?』ってやつ!! 勉強だけど」
「…それ言った時点で、仕事の優先度めっちゃ上がるらしいっすよ?」
「うん。私もそう思う」
「いや、キョウタローとサキなら大丈夫! きっと新しい答えが見つかるはず!!」
「え~? どうしよっかなぁ………」
「もう勉強やだ………もっと咲と話したい…遊びたい…麻雀したい…」
「……………いやいや。弱音吐くな、京太郎」
「咲を養うんだ。一生咲を食わせるんだ。……じゃあ、今勉強せずにいつ勉強するんだ……」
「今年一発で決めて…咲がプロになっても、胸張れるような仕事すんだろうが……あと少し…逃げんな、俺……」
「……っと、自己暗示も終わったところで……えっと……需要の価格弾力性が……」
「京ちゃ~ん。ごはんできたよ~」
「お、待ってました! 運ぶの手伝うよ」
「いいのいいの。この少しの時間を無駄にしないために英単語帳買ったんでしょ? じゃあ一つでも多く覚えなきゃ!」
「……そうだな。悪い、準備が出来たらまた声かけてくれ」
「かしこまりました。その代わり、ご飯食べてる間は勉強の話はなしだよ?」
「分かってるって」
「例えば、咲が新品の本を買ったとするだろ?」
「うん」
「『隠れた瑕疵』ってのは、パッと見は分からない、中についてるような傷とか汚れなわけだ」
「なるほどなるほど……」
「でだ。ページの端に汚れがついてるとか、ページが破れてるとか、この『隠れた瑕疵』にもいろいろ考えられるよな?」
「そだね」
「その中でも、『その瑕疵によって売買目的を達成できない時』は、この契約を解除できるわけ」
「……つまり、本の隅っこが汚れてるとかだと契約の解除はできないけど、インクべっちゃりで文字が読めない時は解除できるってこと?」
「イメージとしてはそんな感じだね」
「じゃあ次の問題。ハプスブルグ家の後を継ぎ、オスマントルコをレパントの海戦で破るなどしてスペインの最盛期を作り出した王様はだ~れだ?」
「えっと……カルロス? フェリペ? えっと…………カルロス一世!!」
「ブブー。正解はフェリペ二世でしたー」
「あー……そっちかぁ…フェリペ二世って他に何してたっけ?」
「えっと、フェリペ二世といえば……えっとえっと…ほかにも『ネーデルランドにカトリックを強制しようとした』、『ポルトガルの王位も敬称した』、『姪っ子と結婚した』とかがあるよ」
「おじさんと結婚したい」
「なるほど…確か、カトリックの強要がユトレヒト同盟が組まれるきっかけになったんだよな? 合ってる?」
「ちょっと待って。今の誰?」
「というわけで。京ちゃんの勉強に全面的に協力することで、会話する機会がすっごく増えたよ!!」
「バカップルめ」
「バカップルめ」
「う~ん……いろんなチームから推薦が来てるなぁ…どこにしようか……」
「贅沢な悩みっすねぇ…私はそんなに来てないっすよ」
「モモはほら、そんなプロ志望って感じじゃないって言っちゃってるからでしょ。かじゅもそうだったし」
「私の能力は、リーグ戦ではあんま強くないっすから。…まぁ、トーナメントだとめちゃつよなんすけどね!」
「おぉ、モモちゃんの貴重なドヤ顔!」
「私だってめちゃつよだよ!」
「そ、それなら私だってめちゃつよだよ?」
「むむ? じゃあ誰が一番強いか、麻雀で決めちゃう?」
「いいっすよ? 時間もありますし…ぶっちゃけ暇っすし」
「あ、でも京ちゃんは入れちゃだめだよ? 今が追い込みの時期なんだから」
「え~? でも三麻だとサキが強すぎるじゃん」
「北抜きなしでどうっすか?」
「え~? それじゃあ三麻の楽しみ半減だよ?」
「同級生連れてくる?」
「私ら三人一緒だと、みんな打ちたがらないじゃないっすか。せめて二人じゃないと」
「いっそのことナインでもする?」
「あれ二人用じゃん」
「ちょっと、3萬止めてるのだれ?」
「ふふふ、誰っすかねぇ?」
(三人でやってるんだから、モモちゃんしかあり得ないんだけどね。淡ちゃんには分からない情報だけど)
「しょうがない……ここは白の出番だ!!」
「!? やっぱり…アワちゃんさんが白二枚持ってたっすか……これで白も残り2枚っすね……」
「持ってるのはモモかな~? サキかな~? それとも、二人で一枚ずつかなぁ~?」
「……今さらだけど、これ麻雀の強さと全然関係ないよね? というか、7並べならトランプでやろうよ……」
「……あ。こんなところに音楽プレイヤー発見。……これ、京ちゃんの?」
「ん? ……あぁ、俺のだな。そんなところにあったのか」
「もぅ。こんな大事なものなくしちゃだめでしょ? 高いって聞くよ?」
「ん~…とは言っても、使う機会がないからなぁ。機械だけに」
「しょうもないこと言って……じゃあなんで買ったのさ」
「一人暮らしの時は使う機会も多かったんだよ」
「……? どゆこと?」
「そこは察してくれよ…」
「……ゴメン。素で分からない」
「…たまにすっごく鈍感だよね、咲って」
「ねぇねぇ、どういうこと? 教えて?」
「…………咲といると、音楽聞く時間ももったいないって言いたいんだよ」
「……………。………えへへっ?」
「ということが昨日あってだな」
「それで朝からあんな上機嫌だったんだね。サキは分かりやすいなぁ…」
「まぁ、そこが咲ちゃんさんの魅力っすからねぇ」
「ふぅ~。キリのいいとこまで勉強も出来たし、少し休憩するか」
「…ちょっと体動かしてえな……咲もいないし、久しぶりに電気の紐でボクシングでもするか」
「ふっ、ふっ。紐選手のアッパー!! これを須賀選手、スウェーバックでかわしたぁ!」
「ワンツー! 須賀選手の鋭いジャブが紐選手を突き放すっ!」
「返しのフック…おっとぉ! ダックインしながら懐に入った! これは須賀選手の得意な形だぁ」
「ただいまー」
「左アッパーが顎を捉える! 倒れるか…いや、紐選手も耐えるぅ!」
「……………………」
「紐選手、苦し紛れのカウンター! おっと、須賀選手の側頭部をかすっ……た……」
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「…………………ぷっ。何してるの? いい歳して」
「……………………」
「恥ずかし~」
「………ファイッ!」
「さぁ、宮永選手! 須賀選手にマウントを取られたぁ! 抜け出せるかぁ?」
「ごめんなさい! ごめ、ごめんって! 離してぇーーーっ!!!」
「だが、ここから宮永選手も服を脱いでの本気モードだ!! 須賀選手、これにどう対応する?」
「ぬ、脱がされる! 脱がされてるっ!? だめぇーーーーーっ!!!!」
(……とか言ってる割には、あんま抵抗しないのな…)
「すみれー、すみれー」
「どうした? 照」
「今度のインカレの解説を任されてるってホント?」
「あぁ、その話か。まだ正式に決まったわけじゃないけどな…その局からはほぼ確定だと言われたよ」
「元後輩だからって、あんまり淡ばっか贔屓しちゃダメだよ?」
「するか。お前とは違うんだよ。公私の区別くらいはつけるさ」
「酷い。私だって咲や淡を贔屓したりしてない。ちゃんと公私の区別くらいつけてる」
「その咲ちゃんの彼氏のことを、うっかり公共の電波に流しかけたのは誰だった?」
「……………」
「目を逸らすな。あの時は丁度CMに入ったタイミングだったからよかったものの…名前まで口にしてたぞ?」
「菫はネチネチとうるさい。そんなのだからおばさん呼ばわりされる」
「されたことないな。……というか、叔母さんになりそうなのはむしろお前だろ」
「……流石にまだ早い……と思う。多分、きっと……」
みたいなところまで。
京ちゃんの職業どうしようかなぁ…。
お題はまず登山を書き終えて、それから今回のにしたいと思います。
それでは今日はこの辺で。さようなら。
登山京咲書いてきましたよ~。
咲誕いぇい~。
こんにちは。
長い間放置してしまってごめんなさい。
色々あって、しばらく病院のお世話になってたりしちゃってました。
みなさんも体調管理はしっかりしてくださいね。
というわけでステルス行くよ!
前回のお題がまだ書けてないけど、新たなお題を募集していくスタイル。
当然、日付が変われば無効です。
大学4回生・夏
「……はぁ~…。また不合格か……公務員にはなれそうにないな…」
「げ…元気出して、京ちゃん! ほ、ほら…まだ一般企業もあるし…」
「……だなぁ…………もうちょい頑張ってみるか………はぁ……」
「………………………」
「…というわけで、最近京ちゃんの元気がないんだよね」
「なるほどねぇ…道理で暗い顔してると思ったら…」
「なんか気まずそうっすねぇ……咲ちゃんさんがもう、ほとんど就職決まってるようなものなだけに」
「そうなんだよねぇ……励ましても、嫌みに聞こえてるんじゃないかって思うと心配で…」
「…今日は県庁の結果発表か……見るのめんどくさいなぁ……どうせ落ちてるだろうし…」
「そ…そんなこと言わずに……」
「……はぁ……えっと、番号は………ほら、やっぱ無………ん?」
「? ……ど、どうしたの? 京ちゃ…」
「あれ? ………え? …………あ、あれっ!?」
「……ちょ、ちょっと番号見せて!? 京ちゃん!」
「え……お、おう……」
「……………………」
「……………………」
「「と……」」
「「通ったぁあぁああぁああぁあぁぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁああぁあぁあーーーーーーーーーーーーーっ!?!?!?!?」」
「やったね京ちゃん!! 合格だよ、合格!!」
「お、おう!! まだ一次試験だけど……ようやく一つ!! 通ったぁ!!」
「おめでとぉおぉおおおおおぉおおぉおっ!!!!」
「ありがとぉおぉおおおぉおぉぉおぉおっ!!!!」
「……では、次の人。入ってください」
「失礼します」
「名前は?」
「須賀京太郎です」
「え~っと…今は大学4回生ってことで、間違いないっすか?」
「はい。卒業に必要な単位も全て取得済みです」
「では、まずは京ちゃ…ゴホン。須賀君がこの職業を受験した、その動機を教えてください」
「はい。私は………」
「では、次の質問っす。…そうっすねぇ……あなたを麻雀の役に例えるとするなら、なんの役だと思うっすか? 理由も一緒にどうぞっす」
「………はい。え~……私を麻雀の役に例えるなら……二盃口だと思います」
「お、渋いねぇ。私なら天和かな」
「私は当然嶺上開花……って、私達が答えてどうするの?」
「はい、続けてくださいっす」
「……その理由は、二盃口の柔軟性にあります。二盃口は、一盃口を二つと雀頭というその形から、聴牌形が必ず6つの対子になります。なので、いつでも七対子に切り替えることができます。私は、ただ高い目標を目指すだけでなく、その中にある小さい成功にも目を向け…………」
「じゃあ、私から最後の質問いくよ~。う~ん……じゃあ、自分を例えるならじゃなくて、単純にキョウタr…あなたが一番好きな麻雀の和了役は?」
「槍槓です」
「あ~、いいっすね~。槍槓」
「え~? 槍槓? 私はあんまし好きじゃない……」
「即答したね! して、その理由は?」
「………………嶺上開花を、射止めることができるからです」
「…おぉ~…なるほどぉ…」
「……ぁぅ………」
「上手いこと言ったっすね」
「じゃ、これで面接を終わるよ~」
「はい。本日はありがとうございました。それでは、失礼します」
「……こんなんで面接練習になるのか? ほとんど麻雀の話しかしてなかったけど」
「ま、まぁ…たまにはいいんじゃない? こういう息抜きも」
「…うっはぁ……懐かしいなぁ…。地元の夏祭りに参加するの、何年ぶりだっけ?」
「普通に4年ぶりでしょ。高校までは毎年行ってたけどね」
「な~。他のみんなは?」
「和ちゃんと優希ちゃんはもうすぐ着くって。竹井先輩は仕事、まこ先輩も家の手伝いが忙しいから今日は来れないみたい」
「そーなのか…残念。先輩たちにも会いたかったなぁ」
「おぉ! 第一村人発見!!」
「お久しぶりです、須賀君。咲さんはこの前の大会以来ですね」
「あっ! 和ちゃん、優希ちゃん!! 元気してた?」
「元気も元気だじぇ!! 春の大会は負けたけど、秋は私達が貰うからなっ!! 顔を洗って待っておくんだじぇ!!」
「首です、首。そちらは元気にしてますか?」
「うん。京ちゃんが一時期沈んでたけど、今は元気だよね?」
「おう。元気元気」
「そりゃよかったじぇ。おそらく大学最後の夏祭り…今日は遊びまくるじぇ!!!」
「昔…型抜きって、あの型抜き自体が景品なんだと思ってました」
「あぁ、あるある。俺もやってみるまではそう思ってた」
「私ね。パターゴルフのこと、昔バターゴルフだと思ってたよ」
「あるあ……いや、それはないかな。少なくとも俺はなかった」
「私も。たこ焼きのこと、昔は焼いたタコスだと思ってたじぇ」
「それは普通にないな」
「京ちゃんはそういうエピソードないの?」
「……あの、曲げたら光る腕輪は電池で光ってると思ってたな。光らなくなったとき、電池入れる場所を探したよ」
「あぁ…あれね」
「出た!! 紙が巻いてあって、振ると伸びて剣っぽくなるおもちゃ!!」
「夏祭りのお約束だじぇ」
「出ました!! 無駄に水入れるタンク多すぎのポンプ式水鉄砲!!」
「夏祭りのお約束だな」
「出たじぇ!! 吹くと紙が伸びてきて真っすぐになる笛!!」
「夏祭りのお約束ですね」
「…さっきから咲ちゃんが何も言わないと思ったら、いなくなってた」
「…これもまた、夏祭りのお約束なんだよなぁ……」
「暑いなぁ…」
「夏だからねぇ……」
「……海とか…」
「……人でごった返してる所はちょっと…」
「川は…」
「この辺って、泳げる川とかあったっけ?」
「プール…」
「プールも人多いからねぇ……というか、どこ行くにしてもまずはこの炎天下に出ないと……」
「というわけで、水風呂を用意してみました」
「さっすが京ちゃん!! 柔軟な発想の勝利だよ!!」
「家からでるのが嫌なら、家から出なければいいんだ!!」
「んで、どっちから入る?」
「え?」
「……え?」
「……一緒に入らないの?」
「……いいの?」
「いいよ」
「んじゃ、喜んで」
「あっついあっつい……アイスアイスっと~…」
「ちょっと京ちゃん! ちゃんと服着てよ!! そんなパンツ一枚でうろつかないでさぁ…」
「あ~はいはい、すぐ風呂入るからいいんですよ~」
「もぉ~…ちょっと油断すると、すぐこれなんだから……」
「……って感じなの。まったく…京ちゃんってば、私が女の子ってこと忘れてるんじゃないかな」
「……パンツ?」
「パンツって……なんすか?」
「……あれ? 言われてみれば……なんだろう、パンツって。……で、でも確かに京ちゃんは……」
「それさぁ。夢か何か見てたんじゃない?」
「最近はホントに暑いっすからねぇ。熱中症で意識がぼぉーっとしてた可能性も…」
「……ん~…パンツ……パンツ……?」
「……あと半年で、大学生活も終わりかぁ……」
「……長かったような気もするし、短かったような気もするな」
「…京ちゃんはさ。卒業したら長野に帰るんだよね?」
「県庁だからなぁ……」
「…そうなると、この家ともバイバイなんだよね……?」
「……少なくとも、俺はね……」
「離れたくないなぁ……京ちゃんと」
「……俺だって、離れたくないよ……」
「……そっちの布団で寝ていい?」
「いいよ。ちょっと狭くなるけど」
「…………離れたくないよぉ………京ちゃん……」
「………………………………」
今日はこんな感じで。
たまにはしんみりな感じにもしたくなるさ。
一応、京ちゃんのお仕事が決定しました。
無難な感じでいきます。
お題は次に書き込んでくれた人のを採用しようかな。旅行京咲の次になるけど。
一か月以上空いたステルスを見破るとは……やはり天才か。
あと二回で終わりですね。
なんとか今年中、このスレ内で終わらせたいなぁ……。
それでは、さようなら。
こ、こんばんわー。
そしてお久しぶりです。
あとあけましておめでとうございます。
お題のを書く→なんか違うと思って全部消す→またお題のを書く→やっぱりなんか違うと思って消す
を繰り返してたら一か月以上経ってた……。
しかもまだ書けてない……。
ごめんなさいです。
ステルスだから意味ないですけど、もし見てる人がいたらごめんなさいです。
というわけで、投下しますよ~。
大学4回生・秋
「ゲーム理論って知ってる?」
「あ、なんか聞いたことあるよ。あれでしょ…囚人のジレンマ!」
「そうそう、一番有名なやつだな。なんとか均衡とかなんやらいろいろあるらしいんだけど、まぁその辺りはどうでもいいや」
「…で、そのゲーム理論がどうしたの?」
「ほら、俺たちももうすぐこの家を出ていくだろ?」
「…そう、だね」
「………んで、だ。この家の物を二人で均等に割って、持って帰ったりなんやりするわけだけど……双方が納得できる荷物の分け方っていうのがあるらしいんだよ。竹井先輩曰く」
「へぇ~。どうするの?」
「まず、この家にある物を紙に箇条書きにする。順番とかも適当で」
「ふんふん」
「次に、二人の内のどちらかが紙に線を一本だけ引く。この線の引き方は別に均等じゃなくてもいい。とりあえず羅列したものを二つに分けるんだな」
「ふむふむ」
「そして、線を引いてない人が二つのグループのうちのどちらかを自分のモノにする。線を引いた人に選ぶ権利はない」
「…なるほど。線を引く人はどっちが残ってもいいように、可能な限りモノが均等になるように線を引こうとするわけだね」
「そゆこと。今暇だし、ちょっとやってみようぜ」
「……今は。今は……荷物も私達もバラバラになっちゃうけど……いつかは……また………」
「あ~……卒論全然進まねぇ……間に合うのか、これ」
「あ~……卒論全然進まない~……間に合うかなぁ、これ」
「あ~……卒論全然進まないっす……間に合うんすかねぇ、これ」
「…あ~……私も卒論全然進んでないなぁ……間に合うのかなぁ、これ」
「……おい、ちょっと待て淡。お前全然進んでないとか言ってるけど、めちゃくちゃ書いてあるじゃん」
「これは適当に文章並べてるだけだもん、こっからスイコーしないと。…そういうキョータローこそ、なんかグラフいっぱいあるけど? 進んでないとか嘘じゃん」
「グラフなんてデータさえありゃ適当に作れるっての。こっから文章ひねり出すのが難しいんだよ」
「二人はまだいい方っすよ。私なんて、先生にこっから先全部書き直せって……」
「えっ!? もう先生に提出したの!?」
「……いや、言ってもあれっすよ? 進み具合を見るだけの……」
「うわ~…モモ抜け駆けかよ……うわ~……」
「うわ~…私達三人に抜け駆けして卒論提出とか……うわ~……」
「…そ、そういえば咲ちゃんはどうっすか? ……どれくらい進んでるんすか?」
「…ごめん。実はもう9割近く完成してる……ていうか、あと要旨とか色々書いたら終わり………とは言っても、細かい部分の見直しとかはまだ…」
「東横隊員! 須賀隊員! ヤツを麻雀で拘束せよーっ!!」
「了解っす!!」
「突撃ーっ!!」
「…いや、私は別にいいけど……ちゃんとみんな卒論間に合わせてね?」
「サキー。もうすぐサキの誕生日だよね?」
「うん、そうだね」
「お誕生日当日はどうなってるんすか? いつもみたくパーティとかするつもりなんすけど」
「あ~…夜は京ちゃんと……その、一緒に……」
「あ~…じゃあパーティは次の日にする?」
「はい、そうしていただけると助かります」
「えっへへ~、私だってたまには空気読むんだよ?」
「サキー。パーティーするよ~?」
「もうお昼っすし、流石に起きてるっすよね~?」
「テルーとかじゅも後で来てくれるんだって~。お~い…入れて~」
「さ、咲! ズボンくれ!!」
「こ、これ? …ていうか、それ私の服!!」
「と、とりあえず咲は寝たふりしとけ!! はい、パジャマっ!!」
「う、うん!」
「ふっふっふ。遂に来たね? 高鴨穏乃っ!!」
「あ、淡! 咲とモモも! 久しぶり~、春以来だね」
「ふぅ~…やっぱり最後までアンタ達が立ちはだかるかぁ……悪いけど、春秋連覇は私達が貰うわよ?」
「あ、憧ちゃん! 初瀬ちゃんと百花ちゃんもいる!!」
「ふふふ。また見せてあげるわ…春大会王者の打ち筋を!!」
「初瀬、落ち着いて。……でもま、二年前のこの大会ではあなた達に負けたのよね~。宥さんとやえさんの仇もここで取らせてもらうわよ」
「そうだね、憧! よぉーし、今日は頭からトップギアで行くぞぉーっ!!!」
「お久しぶりですね、皆さん。春の大会以来でしょうか? 咲さんと須賀君は夏にも会いましたね」
「あ、和ちゃん!」
「出たっすね!? おっぱい同盟!!」
「おっぱい同盟…。英語にすると……チェストアライアンス……いえ、ブレストアライアンスの方がかっこいいですねっ!」
「コラーっ!! おもちじゃないのもここにいるじぇっ!!」
「落ち着いて、優希。黒糖いる?」
「黒糖よりもタコスを持てぃ!! 春こそ憧ちゃんたちに譲ったが、秋大会二連覇は我らが成す!!」
「ウチらもこれが最後の年や……銀のトロフィーももう見飽きたしな。今年こそは優勝貰たでっ!!」
「あ、泉」
「あ、泉ちゃん」
「あ、泉さん」
「なんやその淡泊な反応は……まぁええわ。……これまで一位は一度もないけど、ラスも三位も引いてへん。安定して常に強いのはウチら、関西勢や!!」
「裏を返せば、私達は全ての高校の上に立ったことがあるってことなんでー」
「そろそろ優勝したいな~…なんて」
「あ、友香ちゃん莉子ちゃん! 久しぶりだねっ!!」
「ウチかて久しぶりやったやろ!? なんやこの対応の差は!?」
「頑張れよ、咲」
「ありがとっ、京ちゃん。行ってきます!」
「おう。行ってらっしゃい」
「たまには、私のかっこいいところ…魅せちゃうよ!!」
「う~…寒い寒い。ここ最近、一気に冷えてきたねぇ」
「秋だからなぁ」
「……今晩はお鍋にしよっか」
「お、いいね。材料は買ってある?」
「買ってないですよん」
「んじゃ、このままスーパー行くか」
「だね」
「……ふぅ~…結構買っちゃったね」
「だな。あ、袋頂戴」
「え? いつもみたいに半分ずつ持たないの?」
「今日のところは全部俺に持たせてくれね?」
「え~? 半分ずつ持とうよぉ」
「まぁまぁ、いいからいいから」
「むぅ~……しょうがないなぁ」
「あ」
「……やっぱ咲の手……ちっちゃいな……」
「……ふふっ。そういうことならちゃんと言ってよね?」
「今ならもれなく左のポケットが空いてますよ?」
「…おじゃまします!」
「にゃあ~…」
「…どうした? 咲ねこさん?」
「……ゴロゴロゴロォ……えへへ~……」
「……よ~しよしよし。いい子いい子~」
「ん~…にゃあ……」
「さて、と」
「……ちょっと待ちなさい」
「え?」
「…なぜ服を脱がそうとするのかな?」
「え……そりゃ…ねぇ?」
「………………」
「ふぅ~」
「…………にゃあ」
「…くくっ。可愛いねこちゃん」
「……ばかぁ」
今日はここまでです~。
次で最後の予定です。
冬のうちに終わらせたいですね。
最後は地の文進行になるかも?
それでは、今日はこの辺で。
おやすみなさい。
以下、マジでどうでもいい設定。
穏乃、憧ちゃん、初瀬、百花ちゃんはここでは同じ大学です。阿知賀の先輩方や王者も。 今年の春大会で団体優勝しました。
和、優希、由暉子、はるるも同じ大学です。実はガイトさんとか白糸台二年生もここ。 去年の秋大会で団体優勝しました。
泉、でーちゃん、莉子ちゃんの関西組も同じ大学です。昔は洋榎とセーラが並んでました。 いつも団体二位です。
咲たちの大学はなぜか団体優勝とは縁がないですが、個人戦上位に咲と淡が君臨し続けてます。
まぁどうでもいいですね。
今日で最後の投下です。
ひっそり、さっぱり、終わりましょう。
大学4回生・冬
……私たちの関係が。
今日で、終わりを迎えた。
物語の終わりはいつもハッピーエンド……そんな本ばかりを読んでた時もあった。
でも、知ってる。
世の中はハッピーエンドばかりじゃない。バッドエンドばかりでもない。
本には書かれていないけれど…ハッピーエンドの向こう側で、物語はまだまだ続いているってこと。
私と京ちゃんが、恋人同士になった日。
私と京ちゃんが、同じ大学に入った日。
私と京ちゃんが、一つの家に住んだ日。
そこで終わる物語もあったかもしれない。
それでも……時間はずっと、続いていく。
それでも……時間はずっと、流れていく。
幸せな時間の果てに、お別れの時間がやってきた。
それだけの話。
……寂しくないと言えば、嘘になる。
離れたくない、別れたくない。
それでも、お別れしなくっちゃ。
いつの日か、再開できる日が来ると信じて。
だから……だから、一つだけ、約束して?
『京ちゃん……』
『伝えたいことがあるの…っ!』
―――――いつかまた、一緒に暮らしたいな。
そう言おうとして。
その言葉を遮って。
貴方が紡いだその言葉……。
私が言いたいことと同じで。
だけど、少しだけ違ってて。
ちょっと大胆で。
ちょっと具体的で。
ちょっとロマンチックな、その言葉。
「俺も。…俺も、伝えたいことがあるんだ。…改めて伝えたいことと……新たに伝えたいこと…」
「……咲」
「今すぐじゃなくてもいい」
「俺たちが新しい生活に慣れて、もうちょっと心に余裕ができて……そんな時でいい。……約束したいことがあるんだ」
「俺と、結婚してください」
「貴女のことを、愛しています」
「はい。 ……喜んでっ!」
私たちの関係が終わった日。
私と京ちゃんの、新しい関係が始まった日。
~X年後・春~
『来年のアジア選手権のチーム構成はどうなると思いますか~? 小鍛治プロ』
『う~ん…まぁ、昨年リーグMVPの宮永プロ、世界ランキングを27位まで上げた戒能プロ辺りは確実でしょうね』
『ほうほう』
『龍門渕プロは国外戦でも安定した成績を残していますし、リーグ最多和了率を誇る原村プロ、団体戦でマイナス収支がほとんどない辻垣内プロや大星プロ、誰に対しても安定した成績を残せる小走プロも入れたいですよね。 調子にムラはありますが、獅子原プロや天江プロの爆発力も世界で通用すると思いますよ。 また、前半戦こそアレでしたが、リーグ終盤で驚くべき成績を残した池田プロ、亦野プロも候補に入りうるかもしれないです。 個人で世界戦を経験している愛宕プロや江口プロ、銘苅プロも頼りになりますし、スランプを乗り越えて調子をどんどん上げている高鴨プロも今は戦力として十分に期待できます。 また、プロではないですが、先日の国麻における一般の部で大活躍した長野の福路さんや、岩手の姉帯さんにも声がかけられる可能性はありますよね。 二人とも、今は麻雀の指導者として活躍してます。他にも、優秀な選手はたくさんおられますし……』
『なるほど……ぶっちゃけ?』
『まだ何とも言えません。とりあえず確定しているのは、宮永プロと戒能プロの二名でしょうね。逆に…残念ではありますが、須賀プロは時期的に間に合わないでしょう』
『なるほどなるほど……いっそのこと、すこやんが出ちゃえば?』
『え~?』
『行ける行ける! 行けるって! まだまだすこやんはアラサーだもん』
『…最近アラフォーって言わなくなったよね』
『事実は時に人を傷付けるからね』
『まだアラフォーじゃないよ!! …アラサーとも言えないけど……』
「二人とも~。コーヒー入ったよ~」
「お、さんきゅー咲ちゃん」
「あ、悪い。ありがと……言ってくれれば俺が淹れたのに」
「いいっていいって。久しぶりの休みなんだから、ゆっくりしててよ」
「そっか……悪いな」
「…あ、健夜さんだ! …あ~…アジア予選ね……もうそんな時期なのかぁ」
「さっき咲ちゃんの話題も出てたよな、須賀」
「「呼んだ?」」
「…あ~…京太郎だった……今だに『須賀』呼びが治らねえ……」
「ふふ。……あ、和ちゃんがメンバー候補に挙がってる! 健夜さん、何か言ってた?」
「出来ればメンバーに入れたいって。淡や照さんも…というか照さんは確実だそうだ」
「ふふっ。照さんじゃなくて、お義姉さん…でしょ?」
「照さんは照さんでいいだろうに……。和といえば、昨日の和はすごい顔してたなぁ……あんなに頬の緩んだ和は初めて見た」
「え? 昨日原村来てたの? というか俺が一番じゃねえの?」
「優希ちゃんと二人で来てくれたよ。……頬が緩みまくりの和ちゃんもだけど、抱っこした時のオロオロしてる優希ちゃんも新鮮だったなぁ………」
「な~」
「くそっ、くそっ!! 二人の一番の親友は俺だと思ってたのに!! なんで俺を先に呼んでくれなかったんだ!?」
「だってお前昨日仕事だったじゃん。ちなみに一番乗りは照さんでした」
「あ、そういえば。お姉ちゃんがくれたドーナッツがあったの忘れてた。コーヒーと一緒に、どう?」
「あ…じゃあもらおうかな。お前もいるだろ」
「いるいる。いるよ咲ちゃん」
「はいは~い、持ってくるから待っててね」
「……ホントに、咲ちゃんはいい嫁さんだな」
「……って言われてるぞ~、咲~」
「嫁さん違いますっ!」
「今はもう……お母さんですっ♪」
カンッ。みたいな。
ワープ進化でひっそり最終回です。
残りは埋めちゃってください。
このままさりげなく風化していきたい。
ステルスのまま消え去ります。
あと、実は今日、こたつむり京咲を書いてきました。
その時に新しい酉をつけたので、これからはその酉を使うことになると思います。
スキーや新婚旅行もその酉で書きます。
◆の後ろが分かりやすく『FOx』になってたので、それで分かると思います。
あ、もし>>1000になんか書いてくれたら、なんかSS書くかもしれません。
最後に。
最後までお付き合いくださった物好きな皆さま。
今まで、ありがとうございました。
乙です
1000なら京咲がもっと増える
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