男「ふ~ん、3億当たったんだ」幼馴染「う、うん」 (10)

~幼馴染の部屋~

男「良かったじゃん」

幼馴染「……うえ?」

男「ん?どうしたんだよ」

幼馴染「いやっ、え、え?何その反応」

男「え?」

幼馴染「いやいや、普通はちょっとよこせよとか、マジかよ!!的な反応なんじゃないの?」

男「別に、お金には困ってないし……おめでと」

幼馴染「………」

男「そっかぁ、だから俺を呼んだんだなぁ」

男「電話越しでも凄い焦ってたからなぁ。いやぁ、良かったじゃんか」

幼馴染「……ちょっと分けたげよっか?」

男「いんにゃ遠慮しとく、さっき言ったけどお金には困って無いしな」

幼馴染「あ、そう…」

男「ふふっ、じゃあな億万長者さん」ガチャ

バタン

幼馴染「……」

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幼馴染「おかしいよ……」

幼馴染「おかしいよおかしいよおかしいよ!!」

幼馴染「なにあの反応!?普通ならくれぇえ!とかじゃないの?え?何?私がおかしいの?」

幼馴染「嘘じゃないよって証拠に机の上にお金置いてるのに見もしないしさ!」

幼馴染「ちょろ~っと数枚抜いても笑って良いよ~的な反応してあげようとしてたのにさ!」

幼馴染「………くそっ!せっかくこのお金でご飯でも食べに行こうとか思ってたのにさ!」

幼馴染「なんなら彼氏にでもなって私を只の財布呼ばわりしても良かったのにさ!!」

幼馴染「はぁあぁっそ、くそ、なんなの……あぁもう苛々する」

幼馴染「………はあぁ」

~外~

『なんなら彼氏にでもなって私を只の財布呼ばわりしても良かったのにさ!』

男「………」プチ

男「盗聴器仕掛けといたが……ふふ、あいつ俺の財布でも良いんだな」

男「まぁさかあいつが宝くじ当てるなんてな」

男「安心しな、今日からお前は俺の財布だよ財布」

男「くひひひ、変な笑いが出るな……ん?」プルルルル

男「はい、どした?」

友『幼馴染が部屋を出たぞ』

男「ほ~い、鍵は?」

友『お前の車の中の助手席の下。ちゃんと合鍵作っといたぜ』

男「ははは、相変わらず仕事が早いこって」

友『山分けだからな』

男「分かってるよ。んじゃいってくる」

友『ちゃんと指紋付けないようにしておけよ』

男「大丈夫大丈夫。買ったばかりの靴、指紋防止の手袋。完璧だ」

友『………んじゃ、後で俺の家に』

男「あいよ」

~友の部屋~

ガチャ

男「ただいまんこ」

友「おかえりんこ………金は?」

男「ここに」ドサ

友「うおお……マジで3億?」

男「あぁ。んで、1億5千万な」

友「………やべぇな、何もしないで1億かよ」

男「ばーか、お前の協力が有ったからこそだろ?盗聴器、監視カメラ、合鍵。全てお前が用意してくれたんだし」

友「いや、けど実行してくれたのは相棒、お前だよ……ありがとうな」

男「ふふっ、で?今からどうするよ」

友「とりあえず……ご飯食べに行こうかね」

男「おっ、いいねぇ。回らない寿司でも食べに行くか?」

友「あぁ。もちろん俺の奢りでいいよ」

男「………くくひひ」

友「…ぼふ」

男「いーっひひひひひひ!」

友「やべぇよwwwwwwww俺たち億万長者wwwwwwwwww」

男「これで笑うなってのが無理な話だよなwwwwwwwwwwwwww」

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