穂乃果「耳が聞こえないのに作曲？すごい！」

海未「私も聞いたことがあります。多方面で活躍されてるとか」

ことり「世の中にはすごい人がいるもんだね～」

穂乃果「ねえねえ、その人に私達の曲を作ってもらおうよ！」

海未「また無茶なことを…プロの方がそんな簡単に引き受けてくれるわけないでしょう」

穂乃果「やってみないと分かんないじゃん！ダメ元でお願いしてみようよ！」

ことり「そうだね、他にアテがあるわけでもないし」

海未「全くもう…あまり無茶を言ってはいけませんよ」

講演の日


佐村河内「お断りします」

穂乃果「そこを何とか！この学校の廃校の危機なんです！人助けだと思ってなんとか！」

ことり「佐村河内さんの曲で廃校を阻止できるかもしれないんです！」

佐村河内「そう言われてもねぇ…」

穂乃果「これ、海未ちゃんが書いた歌詞です。せめてこれだけでも見てもらえませんか」

佐村河内「ま、一応受け取っとくよ」

海未「穂乃果、佐村河内さんは耳が不自由なのですからあまり引き止めてはいけませんよ」

佐村河内（あっ）

穂乃果「そ、そうだね、失礼しました。でももし引き受けてもらえるなら連絡お願いします！」

佐村河内「…」

次の日

穂乃果「一応お願いはしてみたけど…期待薄だよねぇ」

ことり「そうだねえ…」

海未「だから言ったでしょう、当たり前です」

穂乃果「一年生に歌がすっごく上手な子がいるんだけど、その子にも断られちゃった」

ことり「今回のライブは他のスクールアイドルの曲を使うしかないかな」

海未「そうするしかないですね。時間もあまり無いですし」

穂乃果「うーん…」

数日後

雪穂「お姉ちゃーん、何か包みが届いてるよ」

穂乃果「えっ？誰から？」

雪穂「んー名前が書いてないんだよね。ミューズ？って書いてるよ」

穂乃果「えっ…！これって！」


学校

穂乃果「行くよ」ｶﾁｯ

パソコン「～♪」

穂乃果「すごい…！」

ことり「これが…」

海未「私達の…」

穂乃果「ありがとう、佐村河内さん！」