穂乃果「穂乃果が海未ちゃんで」 海未「私が穂乃果?」(240)

  ~このSSについて~

・題名通り、ラブライブ!SSです

・ある程度書き溜めて投下、書き溜めて投下……を繰り返すため
 中途半端に間が空きます

・今のところ途中までしかできてないのでその先の展開はいまだに決まってません

・内容に触れるレスを付けてくれれば頑張って反映するかもしれません

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穂乃果「こ、ここここれは、どういうことですか……?」アセアセ


海未「私は穂乃果で、目の前にいるのも穂乃果で……
   あれ、じゃあ私は誰なの……?」プシュー


穂乃果「穂乃果、しっかりしてください!」


海未「アハハ、穂乃果が二人も……
     もっと穂乃果が増えたりするのかな? 
     ハハハハ、穂乃果がたくさんだ……」


穂乃果「穂乃果? しっかりしてください!
    穂乃果あああ!!」


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【穂乃果の部屋】


穂乃果「海未ちゃん、いらっしゃーい♪」
    

海未「はい、お邪魔します」


穂乃果「お菓子持ってくるね。いつも通り和菓子しかないけど」エヘヘ


海未「いえいえ、おじさまの和菓子はとても美味しいですから。
   転ばないように気を付けてくださいね?」


穂乃果「分かってる! さすがにこの歳で転んだりしないよ」


海未(本当に大丈夫なんでしょうか……)


タッタッタッタ ガチャッ


穂乃果「お待たせ! ってうわっ!!」


海未「穂乃果ッ!?」


ゴッツーン!!

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『海未』「イッタタタ…… 海未ちゃん、大丈夫?」


『穂乃果』「え、ええ…… 大丈夫です、穂乃果の方は大丈夫ですか?」


『海未』「うん、ちょっと腰打っちゃっただけだから」


『穂乃果』「そうですか、ならよかったです」


『海未』「…………」


『穂乃果』「…………」


穂乃果・海未(……あれ?)

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穂乃果(あ、あれ? おかしいな、目の前に穂乃果がいる……!?)


海未(ど、どういうことですか!?
   私の目の前にいるのは間違いなく、私……!)


穂乃果(でも、穂乃果は穂乃果だし…… それは間違いない! はず……)


海未(しかし、私は園田家の一人娘、海未であることは確実。
   これまで園田海未として生きてきた記憶も確かにあります)


穂乃果・海未(いったい、何が起きているの(ですか)!?)

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『海未』「海未ちゃん……?」


『穂乃果』「ええ、私は海未です……
      あなたは穂乃果ですよね?」


『海未』「もちろん! 穂乃果だよ!!」


『穂乃果』「この状況を冷静に判断するのは難しいのですが……」


『海未』「う、うん……」ゴクリ


『穂乃果』「おそらく、お互いの体が入れ替わっているようです」


『海未』「体が入れ替わるって、どうして?」


『穂乃果』「その原因となったのは、さっき穂乃果と私が
      ぶつかったことではないでしょうか」


『海未』「ぶつかって体が入れ替わるって、まるで……」


『穂乃果』「まるで……?」


『海未』「まるで、漫画みたいだね!」アハハ


『穂乃果』「そうですね、まるでこれでは漫画みたいです」アハハ


『海未・穂乃果』「アハハハハ」ドッ

『穂乃果』「…………」


『海未』「…………」


『穂乃果』「笑い事ではありませんね……」


『海未』「そ、そうだね……」


『穂乃果』「どうしましょうか?」


『海未』「もう一度ぶつかったら戻るんじゃないかな?」


『穂乃果』「そんな簡単にいくでしょうか……?」


『海未』「他にどうしようもないんだから、やってみようよ!」


『穂乃果』「ええ、分かりました……」


穂乃果(やっぱり、近くからやらなきゃ痛いよね……)


海未(わ、私の顔がこんな近くにあるだなんて、なんだか不思議な気分です。
   いや、考えるのです、海未。
   見た目は私でも中身は穂乃果。もう少し私から顔を近づければ
   キ、キキキ、キスができるのでは……!)


ガチャッ


『海未・穂乃果』「えっ?」


ことり「穂乃果ちゃん……? 海未、ちゃん……?」

とりあえずここまでが書き溜めてたものです

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ことり「ねえ、どういうことなの……?」


『穂乃果』「これは、違うんです!
      別に私は穂乃果とキスをしようとしていたわけでは無くて!」


『海未』「ことりちゃん、これには訳があるの!
     だから穂乃果は海未ちゃんとキスをしようとしてるわけじゃないの!」


ことり「え? え?」チンプンカンプン


海未(あ、そうでした!ことりには私と穂乃果が入れ替わっていることは
   分からないのでしたね。となると、説明が難しいですね……)

穂乃果(ああ、ことりちゃんは穂乃果たちが
    入れ替わってることは分からないのか!)


海未(となると、ことりには悪いですが秘密にしている方が良さそうですね。
   おそらく、説明しても理解できないでしょうし……)

『穂乃果』「ほn……海未ちゃん、ちょっと良いかな?」


『海未』「どうしたの? 海未ちゃん、いきなり穂乃果の真似でもして?」


ことり「え? 真似?」チンプンカンプン


『穂乃果』「い~い~か~ら~!!」


『海未』「いきなりどうしたの?」コソコソ


『穂乃果』「いいですか?ことりには穂乃果と私が入れ替わっていることは分かっていません。
      しかし、説明したところで理解できるとも思えません」コソコソ


『海未』「ふむふむ、なるほど」コソコソ


『穂乃果』「ですから、ここはことりにバレないようにして
      一旦帰ってもらいましょう」コソコソ


『海未』「分かった!」コソコソ


『穂乃果』「そのためにはお互いがお互いの真似をしなければなりません。
      穂乃果は私のように、私は穂乃果のようにことりと接します」コソコソ


『海未』「任せて!」コソコソ


ことり「穂乃果ちゃん? 海未ちゃん?」


『穂乃果』「ごめんごめん、何でもないよ! ちょっとこっちの話」アセアセ


『海未』「そうだy……そうですよ、なんでもありませんですよ」カクカク


『穂乃果』「あの、ことり、ちゃん。穂乃果と海未ちゃんはちょっと用事があるから
      ことりちゃんはちょっと帰ってくれないかな?」アセアセ

ことり「え? そうなの……? わかった……
    よく分からないけど、悩みがあったらことりに相談してね?」


『海未』「はははは、はい。それでは、また今度ですのことよ」ガクガク


『穂乃果』「ごめんね、ことりちゃん。それじゃあねー」


ガチャッ トントントントン

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『海未』「ふう、ほらね? 穂乃果の演技は完璧だったでしょ?」


『穂乃果』「穂乃果、さすがにあれは無いですよ……」


『海未』「ええ~? なんで? 海未ちゃんに似てたよ?」


『穂乃果』「似てません! あれは日本語の勉強をやり直すべきです……」


『海未』「むぅ、そうかなぁ?」


『穂乃果』「そうです。さて、さっきの続きしましょうか」


『海未』「ああ、キス?」


『穂乃果』「なななな、何を言ってるんですか///」


『海未』「冗談だよ、冗談。ことりちゃんがあんなふうだからさ」ケラケラ


『穂乃果』「もう、やめてください。それに、今は冗談を言ってられるような
      状況ではないんですよ?」プンプン


『海未』「分かってるよ。とりあえず、入れ替わった時みたいにぶつかってみるよ?」


『穂乃果』「ええ、いつでもいいですよ」


『海未』「じゃあ、いくよ?」


ゴッツーン


『穂乃果』「イタタタタ……」


『海未』「いったー……」


『穂乃果』「目の前にいるのは……」


『海未』「うう、戻れたかな……?」

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穂乃果(目の前には、うう、穂乃果だ……)


海未(そこに居るのは私自身。元には戻ってませんでしたか……)


『海未』「アハハ、戻ってないね……」


『穂乃果』「そうみたいですね。こうなると本当に戻る方法が思いつきませんよ」


『海未』「困ったな……」


『穂乃果』「ええ、こういうときはどうすれば良いのでしょうか……
      っと、もうこんな時間ですか。今日は帰りますね」


『海未』「うん、これからどうするかは明日学校で考えよっか」


『穂乃果』「ええ、そうしましょう。では」


ガチャッ トントントントン


穂乃果母「あら、穂乃果、どこ行くの? もうこんな時間よ?
     それに海未ちゃん残ったままじゃないの?」


『穂乃果』「あ……」


『海未』「そういえば……」

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『海未』「ええ、はい。今日は穂乃果の家に泊まります。はい、それでは」


ガチャッ ツーツーツー


『穂乃果』「ということで、今晩お世話になります」


『海未』「ううん、全然良いよ!小さいころからよくお泊まりしてたし!
     こうやって夜一緒に過ごすのも久しぶりだね♪」


『穂乃果』「ええ、しかしあのころと違うのはお互いの体が入れ替わってるということですが」


『海未』「まあ、それはどうしようもないからね……」


『穂乃果』「さて、これからどうしましょうか。
      成す術もありませんし、どうすることもできませんが……」


『海未』「う~ん、それならご飯食べてお風呂に入ろうよ」


『穂乃果』「ええ、そうですね。では、ごちそうになります」

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『海未・穂乃果』・穂乃果母「いただきまーす」


穂乃果母「それにしても、海未ちゃんが家に来るのは久々ねぇ。
     お母さんは元気?」


『穂乃果』「はい、いたって健康ですよ」


『海未』「ちょっと海未ちゃん!」ガバッ


『海未』「海未ちゃんは今穂乃果なんだから、ここは穂乃果が答えなきゃダメじゃん!」コソコソ


『穂乃果』「そ、そうでしたね。すいません」コソコソ


穂乃果母「どうしたの? それになんで今穂乃果が答えたのかしら」


『海未』「え、ええええっと、穂乃果はよく家に来ているので。
     母とも顔を合わせているんです!」


穂乃果母「ああ、そういうことだったのね。とりあえず元気みたいでよかったわ」ニコニコ


『海未・穂乃果』「……はぁ」

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『海未・穂乃果』・穂乃果母「ごちそーさま」


『海未』「さて、じゃあお風呂入ろうか」


『穂乃果』「そうですね。穂乃果、先に入っても良いですよ」


『海未』「本当? じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな♪」


『穂乃果』「ええ、いってらっしゃい」

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【高坂家 浴室】

シャーーー


『海未』「ふむふむ、海未ちゃん……
     胸の大きさは穂乃果と同じくらいか……」


『海未』「って、こんなことしたら海未ちゃんに悪いよね」アハハ
     

ザパーーーーン


『海未』「ふう、気持ちいい……
     それにしても、これどうやったら元に戻るんだろ……?」


『海未』「ずっとこのままじゃ大変だよね。
     曲の振り付けもポジション違うから覚えなおしだし……」

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シャーーー


『穂乃果』「ここここ、これが、ほほほほ穂乃果の体……///」


『穂乃果』「ああ、これが穂乃果の胸……///
      少し、大きくなっているようですね……フフ……」


『穂乃果』「こういうことができるのですし、もう少しこのままでも悪くないですね」フフフ


雪穂「お姉ちゃーん、うるさいよー。お風呂くらい静かにしてよね……」


海未 ビクッ(ゆ、雪穂……! 完全に忘れていました……

       それに声が漏れていたなんて……
       もうちょっと声は抑えたほうが良いですね……フフフ……)

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【穂乃果の部屋】


『穂乃果』「ただいまもどりました」


『海未』「ああ、おかえり~」フワァー


『穂乃果』「なんだか、眠たそうですね?」


『海未』「うん、今日はいろいろあったしね……
     それに、自分の身体じゃないと慣れないのかも……」


『穂乃果』「そう言われればそうかもしれませんね。
      今日は早めに寝ますか? 今日くらいは宿題も仕方ないでしょう」ニコッ


『海未』「うん、海未ちゃん、一緒に寝よ?」


『穂乃果』「ヴェ!? い、一緒に一つのベッドで、ですか?///」


『海未』「うん、そうだよ? 嫌かな?」


『穂乃果』「そんなことありませんよ! 分かりました、一緒に寝ましょう」


『海未』「じゃあ、電気消すよ?」カチッ


『穂乃果』「はあ、これからどうしましょうか……」


モゾモゾ


『海未』「よいしょっと、フフ、暖かーい♪」


『穂乃果』「まったく、穂乃果はのんきですね……」


『海未』「今は海未ちゃんが穂乃果だよ?」


『穂乃果』「では、海未は本当にのんきですね……?」


『海未』「自分でのんきって認めちゃったね」ニコニコ


『穂乃果』「何ですか、もう……」


海未(穂乃果、可愛すぎますよ!!)


『海未』「とりあえず、今いろいろ考えても仕方ないし
     明日の学校はお互いバレないようにしなきゃね」


『穂乃果』「ずいぶんと楽しそうですね?」


『海未』「うん、大変なことになったけど、ちょっと楽しいかな」


『穂乃果』「そうですか……」


『海未』「くぅ……くぅ……」


『穂乃果』「いつのまにか寝てますし……
      穂乃果、おやすみなさい」チュッ

疲れたんで今日は一旦ここまでです。
明日また続き書きます。

見てくれた方、ありがとうございました。

この先の展開なんですが、二つ考えています。

・ほのうみが入れ替わったまま、μ'sメンバーにばれないように過ごしながら
 元に戻る方法を探す。

・他のμ'sメンバーとも入れ替わりが起きてカオス展開。
 入れ替わりの組み合わせはこちらが考えたり、途中でコメントの案を取り入れたりします。

どっちがいいですかね?コメントください!

続きはよ

続きはよ

>>24 >>25
続きに期待してくれるのはとっても嬉しいのですが
如何せん私も疲れたもので……

明日まで待ってくれませんかね?

明日までラブライブ!について自由に語る場として使ってくれて構いませんよ^^

両方

>>27
りょ、両方ですか……
えっと、いろいろ考えてみます

こんにちは、主です。

コメントを見る限り、ほのうみを続ける方が良いって言う意見が多かったので
そういう流れでいきたいと思います。

穂乃果の一人称についてですが、とりあえず、「穂乃果」のままでいきます。

昨日の投下で分かるかもしれないんですけど
大体3場面ごとくらいで書き溜めて投下していきます。

ということで、今日もよろしくお願いします。

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【穂乃果の部屋】 翌朝


カチッカチッカチッ ジリリリリリ‼


『海未』「う、ううん……」フワァー


『海未』「そういえば、私は穂乃果の家で……」


『海未』「!!」


海未(か、身体が元に戻ってる!?)


海未「穂乃果、穂乃果! 起きてください!」


穂乃果「う、ううん……」ムニャムニャ


海未「戻っています! 身体が元通りになっているんです!」


穂乃果「え! ホントだ!」


海未「どういう理由で元に戻ったのかはわかりませんが、良かった……」


穂乃果「うーん、もうちょっと入れ替わっていたかったな。
      結構楽しかったし」


海未「今思えば、少しだけ楽しかったと思えます」


穂乃果「だよねー。ううん、でもやっぱり自分の身体の方が動きやすい!」


海未「そうですね。とりあえず、準備をして学校に行きましょうか」


穂乃果「うん!」

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【通学路】


ことり「おはよう、穂乃果ちゃん、海未ちゃん
    んーと、ゆうべはお楽しみでしたね?」ニコッ


海未「おはようございます、ことり」


穂乃果「おはよう、ことりちゃん。お楽しみって……
    うん、楽しかったよ!」


ことり「え、え? ほ、本当にお楽しみだったの!?」


海未「ことり、おそらく穂乃果とことりが考えてることはズレていると思います……」


ことり「な、なーんだ……」アハハ


穂乃果「?」


ことり「じゃあ、行こっか♪」


海未「ええ」


穂乃果「うん!」


海未「穂乃果、ちょっといいですか?」コソコソ


穂乃果「どうしたの、海未ちゃん?」コソコソ


海未「昨日の入れ替わりの件はμ'sのメンバーでさえも、誰にも言ってはダメですよ?」コソコソ


穂乃果「うん、分かった!」コソコソ


ことり(やっぱり隠し事してるよね……)

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【2年教室】


海未(はあ、昨日の課題をやってないせいで少し注意されてしまいました……)


穂乃果「~~♪ ~~♪」


海未(穂乃果はいつもの事なのか、気にしてないようですね……)ポロッ


海未(あ、シャーペンが……)


海未「あ、穂乃果、シャーペンを落としてしまったので取ってくれませんか?」


穂乃果「うん、良いよ♪」


穂乃果「んしょっと…… はい!」ガバッ


海未「きゃっ!」


ゴッツーン!!

またこのパターンか(歓喜)

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ことり「ふ、二人とも大丈夫!?」アセアセ


海未・穂乃果「う、うーん……」


穂乃果(イッタタタタ、勢いよく顔あげちゃったな……
    これじゃ、昨日みたいだな。アハハ)


海未(また頭をぶつけてしまいましたか……
   って、これはもしかして……!)


ことり「穂乃果ちゃん、大丈夫?」


『海未』「う、うん。なんとかね」アハハ


ことり「え?」


海未(!?)


『穂乃果』「だ、大丈夫だよ! ほら、この通り!」


ことり「そっか、なら良かった♪
    海未ちゃんも大丈夫?」


穂乃果(あああ! また入れ替わりが起きちゃってる!!
    ということは、今は穂乃果が海未ちゃんだから、穂乃果が答えなきゃ!)


『海未』「う、うん、大丈夫だy……ですわ!」


ことり「ホント? 良かった~」ホッ


海未(これは困りました……! 家の中なら最低限の人とだけの接触だけで済むのですが。
   学校でこうなってしまうと、やはり大勢の人と接触してしまいます……)


海未(おそらく入れ替わりが起こる条件は頭をぶつけてしまたっとき……
   しかし、入れ替わりの条件が分かったところで、戻る方法が分からねば無意味……!)


海未(このままではいずれ何かがあればバレてしまうでしょう…… 主に穂乃果のミスで……
   今日の朝は自然ともどっていましたが、なんとか元に戻る明確な方法を見つけ出さねばなりません!)


『穂乃果』「ほn……海未ちゃん! ちょっといいかな?」アセアセ


『海未』「え、どど、どうしたのですか? ほほ穂乃果?」アセアセ


『穂乃果』「穂乃果も分かっていると思いますが、昨日のように入れ替わりが起きています」コソコソ


『海未』「う、やっぱそうだよね……」コソコソ


『穂乃果』「ですから、今日もお互いの真似をしてばれないように過ごします。
      もちろん、放課後のμ'sの練習もです」コソコソ


『海未』「うん、頑張ってみる!」コソコソ


『穂乃果』「ええ、では健闘を祈ります」コソコソ

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【2年教室】 授業中

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教師「ええ、ではここの問題を…… 高坂、解いてみろ」


『海未』ビクッ!


『穂乃果』「あ、はい!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


教師「えー、であるからして…… じゃあ、ここ。園田、読んでみろ」


『穂乃果』ビクッ!


『海未』「うぇ!? あ、はい!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ことり「あの二人、やっぱり昨日からおかしい……」

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【中庭】 昼休み


『穂乃果』「はあ、やっとご飯だねえ……
      うーん、今日もパンが上手いっ!」パクッ


ことり「うん、そうだね……」


『海未』「えっと、穂乃果は今日もパンなのですか? ふ、太りますよ?」


『穂乃果』「だ、大丈夫だよ!」パクッ


ことり「……」


『穂乃果』「どうしたの?ことり、ちゃん?」


ことり「え!? ううん、何でもないよ。パン、おいしそうだね」ニコッ


ことり(うーん、私の気のせいなのかな? なんかいつもの二人と違うっていうか……
    よく分からないけど、雰囲気が『逆』というか……
    まあ、そんなわけないよね)


海未(ことりの様子がおかしいです…… もしかして私たちの事がバレたのでは!?
   いや、しかしそんなことがあるわけないです……)


穂乃果(ことりちゃん、なんか元気無さそうだな……
    よし! ここは穂乃果が元気づけてあげよう!)


『海未』「ことり!」


ことり「はっ、はい!」


『海未』「どうやったらアイドルっぽくなれるか考えてみたのですが
     こんなのはどうでしょうか?」


『海未』「みんなのハート、打ち抜くぞぉー♪ バァーン♡」


ことり「うわぁ、可愛い~♡」キラキラ


『海未』「でしょう?」エッヘン


『穂乃果』「ちょっとやめてよ! みんなが見てるから……」オドオド


『海未』「ラブアローシュート♪」


ことり「キャー、カワイイ~」ピヨピヨ


『穂乃果』「ほn……海未ちゃん! やめてってば!」プンプン


『海未』「ええ、可愛いではないですか?」ムー


『穂乃果』「それよりも周りの目を気にしてよ!」


『海未』「あはは、ごめんってば」アハハ


ことり「あの、そろそろ時間が……」


キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン

下級生に告白されて「私は穂乃果の物ですから」
とエクストリーム根回しを行う穂乃果ちゃんはよ

>>41
それすごく良い!考えときます

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【屋上】 放課後


にこ「よーし、今日も歌とダンスの練習、頑張っちゃうにこー♡」


真姫「相変わらず、にこちゃんはテンション高いわね……」ハァ


花陽「ま、まあ、それがにこちゃんの良さというか……」


希「とか言って、真姫ちゃんはにこっちにベタ惚れやん?」クスクスクッスン


真姫「べ、別にそんなんじゃないわよ!」カァァァッ


凛「そういえば、珍しく穂乃果ちゃんと海未ちゃんが来てないにゃー!」


絵里「そういえばそうね。ことり、何か知らない?」


ことり「うーん、さっき教室ではすぐ行くって言ってたんだけど……」
                 

                 /\
/  \
~~~~~~~~~~~~~~~~    ~~~~~~~~~~~~~~~~~

【2年教室】 放課後


『穂乃果』「あの、穂乃果、少しいいですか?」


『海未』「うん、どうしたの、海未ちゃん?」


『穂乃果』「今日の練習は休んだ方が良いと思うのですが」


『海未』「え、どうして? 今のところ演技も完璧だと思うよ?」


『穂乃果』「その演技のせいでことりに何かを察されてる気がするのです……」


ことり「ねえ、今日の練習だけど……」


『海未』「ああ、すぐ行きます。」


ことり「うん、わかった!」


『海未』「うん、演技も完璧だと思うよ?
     でも、確かに今日は休んだ方が良いかもしれないね……」


『穂乃果』「あの、穂乃果……」


『海未』「どうしたの、海未ちゃん?」


『穂乃果』「無意識に言ったのですね……」


『海未』「え? ……あ」


『穂乃果』「ハァ…… 行くしかないですね……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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【屋上】 放課後


ガチャッ


『穂乃果』「あ、えっと…… みんな、遅れてごめんねー!」


『海未』「み、みなさん、申し訳ありません……」


絵里「来たわね、じゃあ練習を始めるわよ。
   今日は、昨日やった体形移動のパートと、各ソロパートの練習ね」


『海未・穂乃果』「!?」


穂乃果(ちょっと待ってよ! 穂乃果、海未ちゃんのパートなんて分かんないよー!
    どうしようか…… う、海未ちゃん助けて~!)チラッ


海未(フフフ、いつも穂乃果を見ていたおかげで穂乃果のパートは私のパート以上に
   上手く踊れる自信があります! ここは穂乃果に良いところを見せるチャンス!
   穂乃果、見ていてくださいね!)チラッ


穂乃果(海未ちゃんもこっち見てる! 良かった、上手く伝わったかな……)


絵里「じゃあ、始めるわよ。μ'sミュージックスタート!」


穂乃果(って、始まっちゃったよ! 海未ちゃんは何も助け船は出してくれないし……!)


絵里「ストップ、ストップ! どうしたの、海未? いつものキレがないようだけど?」


『海未』「え、ああ、あの…… 今日は具合があまり良くないので……」


にこ「海未が? 珍しいわね。体調管理はしっかりやらなきゃダメにこ♡」


『海未』「ええ、そうですね。あの、今日はちょっと失礼します……」


『穂乃果』「あの、今日は穂乃果も帰らせてもらって良いかな?」


絵里「穂乃果も体調が?」


『穂乃果』「いや、そういうわけじゃないんだけど……
      そう!家のお手伝いがあって!」


『海未』「それでは、失礼します」


『穂乃果』「それじゃ、みんなばいばーい!」タッタッタッタ


ガチャッ


希「なんか今日のあの二人、ちょっと変やったね?」


花陽「た、確かにちょっと変だったかも……」


凛「そうかにゃー? 凛にはいつも通り仲良しに見えたにゃー?」


絵里「二人がいなくなっちゃったし、今日の練習はここまでにしておきましょう。
   このままじゃ練習にならないし」


真姫「それもそうね。それじゃ、私は帰るわ」


にこ「にこも帰るにこ♡」


ことり「やっぱあの二人変だよね……」
      

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【帰り道】 放課後


『穂乃果』「はぁ、このままじゃいけませんね……
      どうにかして元に戻る方法を見つけなければなりません……」


『海未』「うーん、そうだよね…… なんで今日の朝はいきなり元に戻ったりしたんだろ?」


『穂乃果』「なぜでしょうか…… 入れ替わってから元に戻るまでの間にしたことで
      今日の入れ替わりから今までにしていないこと、それが鍵なのではないかと……」


『海未』「そうかもしれないね、昨日の夜何かしたっけ?」


『穂乃果』「いえ、特にこれといって何もしていないはずです」


『海未』「じゃあ、順番に考えてみよっか?
     まず、入れ替わって、ことりちゃんに見つかって、それから一緒にご飯食べて
     そのあと、お風呂に入って…… そのあとはもう寝ちゃったよね?」


『穂乃果』「はい、そして翌朝。つまり今日の朝には元に戻っていました」


『海未』「これといって特別なことはしてないね……」


『穂乃果』「ええ、確かに何も無さそうですが……」


海未(もしかして…… いや、あのことは穂乃果は知らないので言うべきではありませんね)


『穂乃果』「やはり、思い当たることはありませんね」


『海未』「うーん、そうだよね……」


『穂乃果』「あ、今日は私の家に泊まっていってください。
      やはり、何があるか分からないので、少しでも一緒に居た方が良いでしょう」


『海未』「そうかな? じゃあ、お願いしようかな♪」


『穂乃果』「はい!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【園田家】


ガラガラッ


『穂乃果』「ただいまかえr…… 穂乃果、あなたが言ってください」


『海未』「あ、そっか。ただいま帰りましたー!」


海未母「あら、おかえりなさい。穂乃果ちゃんも一緒だったのね。
    どうぞ、上がって」ニコッ


『穂乃果』「はい、お邪魔します」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【海未の部屋】


『穂乃果』「ああ、お母さん? 今日海未ちゃんの家に泊まることになったの。
      うん、うん。分かってるよー。えへへ。うん、それじゃあね」


ガチャッ ツーツーツー


『海未』「ということで、今日はお世話になります」ペコリ


『穂乃果』「はい、それにしても私の部屋に穂乃果をあげるのは久しぶりな気がしますね」


『海未』「そうだね、いつもは穂乃果の家に海未ちゃんとことりちゃんが来るもんね」


『穂乃果』「そうですね、ことりの家もあまり行きませんし」


『海未』「小さいときはよく公園で遊んだよねー。
     鬼ごっこしたり、かくれんぼしたり!」


『穂乃果』「そうですね、あの時は穂乃果もことりも小さくて可愛かったです」クスクス


『海未』「海未ちゃんも小さくて可愛かったな……」ウットリ


『穂乃果』「か、かか可愛いだなんて///」


『海未』「う、海未ちゃん、照れすぎだよ。小さいときの話だよ?」


『穂乃果』「え、そ、そうですよね……
      『小さいときは』可愛かったということですね……」


『海未』「い、今の海未ちゃんも凛々しくてかっこいいと思うよ?
     フリフリの衣装着てるときは可愛いし!」


『穂乃果』「ほ、褒めすぎです///」


『海未』「褒め過ぎじゃないと思うけどな?」
      

『穂乃果』「そ、そんなことより! 今のこの状態をどうやって戻すか、です!」


『海未』「そうだよね…… うーん…… うーん……」


『穂乃果』「やはり、何かきっかけがあると思うのですが……」


『海未』「でも、何も思いつかないし……」ぐぅ~


『穂乃果』「そろそろおなかも減ってきたようですね。
      晩御飯にしましょうか」


『海未』「うん、腹が減っては戦はできぬ! だよね♪」

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【園田家食卓】


『海未・穂乃果』・海未母「いただきます」


『海未』「パクパクパクパクパク」


『穂乃果』「パク、パク、パクパク、パク」


海未母「どうしたの、穂乃果ちゃん?
    いつもはもっと食べるのに、あまり食べてないようだけど?」


『穂乃果』「え、あ、いえ、今日はあまり食欲がわかないんです。アハハ……」


海未母「そう? それに比べて、海未はよく食べるわね? 何かいいことでもあったの?」


『海未』「え!? ああ、お母様のごはんがとても美味しかったので、つい。アハハ……」


海未母「あら、嬉しいこと言ってくれるじゃない」ニコニコ


『穂乃果』「穂乃果、不自然なほどたくさん食べるのはやめてくださいね?
      何より怪しまれますし、あと、太り、ますし……//」コソコソ


『海未』「ええー、良いじゃん。おばさんのごはん美味しいんだもーん」コソコソ


『穂乃果』「うう、困りました……」

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『海未・穂乃果』・海未母「ごちそうさま」


海未母「片づけは私がやっておくから、二人はお風呂に入ってきなさい」ニコッ


『穂乃果』「あ、はい。ありがとうございます」


『海未』「良いんですか!? 」


海未母「ええ、良いわよ」ニッコリ

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【園田家大浴場】


『海未』「うっわぁー、やっぱ海未ちゃんの家のお風呂は大きいねー。
     うちのお風呂の何倍くらいだろ……?」


『穂乃果』「あまりはしゃぐと危ないですよ?」


海未(穂乃果とお風呂、穂乃果とお風呂、穂乃果とお風呂…… フフフ……フフフ……)


『海未』「海未ちゃん、背中流してあげるよ!」


『穂乃果』「え、良いのですか?」


『海未』「うん! 一度やってみたかったんだー。
     温泉に行ったときに雪穂にやろう、って言っても断られるし……」


『穂乃果』「そうなのですか。フフフ。では、お願いします」


『海未』「いやあ、それにしても、まさか自分の背中を流す日が来るとは思ってなかったよ」


『穂乃果』「そうですね、私もまさか自分に背中を流されることになろうとは
      思ってもみませんでした」クスクス


『海未』「だよねー? お客さん、お加減はどうですかー? なんてね」アハハ


『穂乃果』「まるで、旅館の女将みたいですよ」フフフ


『海未』「よし、完璧! 次は交代ね♪」


『穂乃果』「分かりました」


海未(はっ!? これは私の身体とはいえ、中身は穂乃果……
   つまり、目の前にあるのは穂乃果の裸体といってもおかしくはありません!)


海未(今、穂乃果は後ろを向いている……
   つまり今なら何をしても必ず穂乃果の反応は遅れる!
   今なら、今なら穂乃果のむ、むむむ胸やおお、お尻を触ることも……)


『海未』「海未ちゃん、まだー?」


『穂乃果』「え、あ、はい!」


海未(今の声で分かった…… この身体は『園田海未』のもの……
   決して穂乃果の身体ではないということですね……)ガックシ


『穂乃果』「加減はどうですか?」ゴシゴシ


『海未』「うーん、そうだねぇ……
     もう少し強くしてくれても構わないよ……」


『穂乃果』「強く、こうですか?」ゴシッゴシッ!


『海未』「い、痛い痛い! 痛いよ海未ちゃん!」


『穂乃果』「す、すみません…… もう少し強くと言われたので……」


『海未』「あはは、まさかあそこまで強くされるとは思わなかったよ……」


『穂乃果』「さて、こんなところでしょうか」フゥ


『海未』「よーし、お湯につかるよー!」


『穂乃果』「ええ、どうぞ」


『海未』「ふあぁ、気持ちいいね…… 悩みがすべて洗い流されるような気分だよ……」


『穂乃果』「へえ、穂乃果にも悩みなんてあるんですか?」


『海未』「穂乃果でも悩みくらいあるよ! んーとね、最近太ったでしょ……
     なのに、おやつは絶対食べなきゃダメだし……」


『穂乃果』「穂乃果はスクールアイドルなのですから、あまり太ったりしてはダメですよ?」


『海未』「うん、わかってるー。でも、今は海未ちゃんの身体になってるから
     悩む必要はなくなった!」


『穂乃果』「そ、それでは私が太ったということに……!?」


『海未』「あはは、そういうことだね♪」ハハハ


『穂乃果』「まあ、そのようなことを言ってますけど
      別に穂乃果は太ってないと思いますよ?」


『海未』「そうかなぁ? だって、海未ちゃんや絵里ちゃんは痩せてて凄くスタイル良いし……」


『穂乃果』「そうですね、私はともかく絵里のスタイルは素晴らしいと思います。
      胸も大きいですし……」ブツブツ


『海未』「アハハ、胸ね……」


『穂乃果』「そういえば、ことりの事なのですが」


『海未』「ことりちゃん? 何かあったの?」


『穂乃果』「ええ、ことりの様子を見てると
      私たちが入れ替わっていることは分からないようですが
      何か異変に気付いているように見えます」


『海未』「ホントに!? さすがことりちゃん、伊達に幼馴染やってないね」


『穂乃果』「はい、さすが幼馴染、と言えるでしょう。
      どうしましょうか、このままでは何かしら変だ、ということはみんなにバレてしまいます」


『海未』「じゃあ、もっと海未ちゃんの真似頑張ってみるよ!」


『穂乃果』「ええ、ホントに頑張ってください……
      この1日で私というキャラが壊されてしまっているようですから……」


『海未』「あはは、頑張るよ」


『穂乃果』「で、このような不思議現象を探るなら
      やはり誰かに協力してもらうべきだと思うのですが」


『海未』「(ボーーーーーッ)」


『穂乃果』「少しのぼせてしまっているようですね。
      穂乃果、もうあがりましょうか」


『海未』「うん、そうするー」ボーッ

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【海未の部屋】


『穂乃果』「ふう、お風呂気持ちよかったですね」


『海未』「そうだね、久しぶりに海未ちゃんとお風呂に入れて楽しかったし!」


『穂乃果』「ええ、私もです」ニコッ


『海未』「そういえば、お風呂で何か言ってなかった?」


『穂乃果』「ああ、そうでした。やはりこんな不思議現象は私たちだけでは
      解決できないと思います」


『海未』「うんうん」


『穂乃果』「なので、ここはひとつ、協力者を作るというのはどうでしょうか?
      当事者である私たちだけでは何かと不便があると思います」


『海未』「なるほど!」


『穂乃果』「それに、協力者がいれば他の人を誤魔化す時に都合がいいと思います」


『海未』「たしかに! じゃあ、誰に助けてもらうの?」


『穂乃果』「ええ、それについてなのですが
      少なくともμ'sのメンバーであることは第1条件です」


『海未』「そうだよね…… あ、ことりちゃんは?
     私たちの異変に気づいてるわけだし、助けてくれるんじゃないかな?」


『穂乃果』「なるほど…… たしかにことりも良さそうですね……」


『海未』「『ことりも』? ってことはもう候補は決まってるの?」


『穂乃果』「はい、考えたのですが、こういう不思議現象。
      つまり『スピリチュアル』なことは希が良いのではないでしょうか?」


『海未』「たしかに! 希ちゃんならスピリチュアルパワーで元に戻してくれるかも!」


『穂乃果』「そ、そこまでは期待していませんが……
      相談に一番乗ってくれそうですしね」


『海未』「うーん…… どっちに手伝ってもらおうか……」


『穂乃果』「決めました、ここは >>59 に手伝ってもらいましょう!」

スピリチュアルさんで

>>59 了解

協力者は希でいかせていただきますね

トリ付けてみたけど、できてる?


『穂乃果』「決めました、ここは希に手伝ってもらいましょう!」


『海未』「希ちゃんだね、明日の昼休みにでも話しておこうか」


『穂乃果』「そうですね。あ、今日はちゃんと課題やりますよ?
      まだ寝ないでくださいね?」


『海未』「ええー? 身体が入れ替わってるから無理だよー。
     もう寝ちゃおー?」


『穂乃果』「ダメです、今日先生に注意を受けたではないですか。
      今日は課題を終わらせるまで寝かせませんよ」


『海未』「そんなぁー…… 誰か助けてー!」

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『穂乃果』「やっと終わりましたか……」


『海未』「しょうがないよー、穂乃果、数学苦手だし……」


『穂乃果』「今度教えてあげますから。それでは寝ましょうか」


『海未』「今日も一緒に……」


『穂乃果』「いえ、今日は別々の布団です」


『海未』「えー? なんでー? 一緒に寝ようよー」ダダッコ


『穂乃果』「しかし、穂乃果のベッドほど布団は大きくないので窮屈ですよ?」


『海未』「もぎゅーってしてるから大丈夫だよ!」


『穂乃果』「はぁ、しょうがないですね……
      電気消しますよ?」


『海未』「はーい!」モゾモゾ


パチッ


『穂乃果』「少しずれてください」モゾモゾ


『海未』「ウフフ、もぎゅー!」


『穂乃果』「ちょっと、穂乃果! 苦しいですよ!」


『海未』「じゃあ、抱き付いちゃダメ?」


『穂乃果』「ダメではないですが……」


『海未』「海未ちゃん大好き!」モギュー


『穂乃果』「ほ、穂乃果……///」


『海未』「ねえ、海未ちゃん」


『穂乃果』「何ですか?」


『海未』「もし、このまま戻らなかったら、どうする?」


『穂乃果』「そうならないように、希に協力してもらうのではないですか?
      でも、穂乃果なら…… 穂乃果とならこのままずっと一緒でも嫌ではないですよ?」


『海未』「海未ちゃん……///
     うん、穂乃果も海未ちゃんとならずっと一緒に居たい!」


『穂乃果』「でも、やはり自分の身体が良いですけどね」


『海未』「あはは、そうだね」クスクス


『穂乃果』「もう寝ましょうか……」


『海未』「うん、そうだね。 海未ちゃん、おやすみ」


『穂乃果』「はい、おやすみなさい、穂乃果」

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【海未の部屋】 翌朝


カチッカチッカチッ ジリリリリ!


『穂乃果』「う、うーん……」


『海未』「うーん、……」フワァー


海未(ハッ! 昨日の通りなら元に戻っているかもしれません! 身体は……?)


穂乃果(そういえば、昨日の朝は身体が元通りになってたよね……
    元に戻ってるかも!)

『海未』「……」


『穂乃果』「……」

今日はここまでにします。
続きは明日書きますので、よろしくです。

で、続きについてですが
このまま入れ替わりはほのうみだけの予定です。
それと、安価取った通り、希を協力者として登場させる予定です。
他には、>>41の穂乃果のエクストリーム根回しもまあ、いずれかさせてみたいと思います。

他にもこんなイベント欲しい!っていうのがあったらコメントください。
可能なら使っていきたいと思います。
よろしくおなーしゃーす!

ご無沙汰してました!
あれから続きの構想が中々思いつかずにいたんです。
ホントにごめんなさい!
ということで、また少しずつ投下していきますね。
今日はちょっとだけしか投下できませんが、ご了承ください。

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『海未』「戻ってないよ……」


『穂乃果』「そのようですね…… 元に戻る条件は夜を明かすことではないようですね……」


『海未』「そうみたいだね、何でだろうね。昨日は戻れたのにー!」


『穂乃果』「やはり、そう簡単に元には戻れないみたいですね……
      とりあえず、朝の準備をしましょうか」


『海未』「うん、わかった!」

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【通学路】


『穂乃果』「おはよう、ことりちゃん」


『海未』「おはようございます、ことり」


ことり「あ、おはよう、穂乃果ちゃん、海未ちゃん…………」

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【通学路】


『穂乃果』「おはよう、ことりちゃん」


『海未』「おはようございます、ことり」


ことり「あ、おはよう、穂乃果ちゃん、海未ちゃん…………」

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『穂乃果』「いやあ、最近はμ'sの練習も大変だよね」


『海未』「そうですね、新しい振付を覚えるのも大変ですし」


『穂乃果』「でも、頑張らなきゃね! ね、ことりちゃん!」


ことり「…………え!? そ、そうだね、アハハ」


ことり(うーん、今日はいつも通りの二人か……
    この前の違和感みたいなものは何だったんだろう……?)


『海未』「ことり、どうかしたのですか?」


ことり「う、ううん! 何でもないよ? さあ、急がないと遅刻しちゃうよ」


『穂乃果』「そうだね! よーし、校門まで競争だー!」タッタッタッタ


『海未』「ちょっと、穂乃果! もう、穂乃果はいつも元気ですね……」タッタッタッタ


ことり「二人とも、待って~」タッタッタッタ


ことり(やっぱ、この前のは気のせいだったんだよ。そうに違いない!
    だって、二人ともいつも通りの穂乃果ちゃんと海未ちゃんだもん!)

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【屋上】 昼休み


希「どうしたん? いきなり呼び出したりなんかして。それにうちだけってのも珍しいよね」


『海未』「はい、実は希を呼び出したのは相談したいことがありまして」


希「相談したいこと? ええよ♪ うちに任しとき!」


『穂乃果』「今から穂乃果たちが言うことは信じてくれないと思うんだけど
      ホントの事なの。ちゃんと聞いてね?」


希「? もちろんや、だって穂乃果ちゃんと海未ちゃんは大切なμ'sの仲間やからね」


『穂乃果』「うん、ありがとね、希ちゃん……」


『海未』「では、私から言いますね」


『海未』「私と……いや、穂乃果と海未ちゃんは身体が入れ替わっちゃったんだよ」


『穂乃果』「ええ、そうです。分かりにくいと思うので説明しますと
      私は身体は穂乃果なのですが中身は海未、こちらは身体は海未ですが中身は穂乃果ということです」


希「…………」


『海未』「やっぱ、信じられないよね……」


希「……ふふふ」


『穂乃果』「ど、どうしたのですか? 希、大丈夫ですか?」


希「……ふふふ。なんか面白いことになってるんやね! スピリチュアルな現象がこんな身近で起こるなんて……
  面白すぎる!」


『穂乃果』「わ、笑い事ではないのですよ!? こういう不思議現象は希なら本気で相談にのってくれると思ったのですが……」


希「ああ、ごめんね? ちょっと目の前に起きてることがスピリチュアルやったから、つい、ね?
  なるほど、身体が入れ替わってしまったんやね?」


『海未』「うん、いきなりね」


希「何かきっかけとかなかったん?」


『海未』「穂乃果と海未ちゃんが頭をぶつけちゃうと入れ替わりが起こるんだ。
     一度はなぜか元に戻ったんだけど、また入れ替わっちゃって……」


希「なるほど……元に戻った時はなにかきっかけとかなかったん?」


『穂乃果』「それが、何も思い当たることがないんです。朝目覚めたらいきなり元に戻っていました。
      しかし、今朝は元には戻ってなかったんです……」


希「なるほど、ということは元に戻る方法は手掛かりなし、か……」


『海未』「うん、そこで、希ちゃんに元に戻るために協力してくれないかなって思ったの。
     ほら、希ちゃんってスピリチュアルなこと大好きでしょ? 何か力になってくれるんじゃないかと思ったんだ」


希「そういうことならうちに任しとき! 可愛い後輩のお願いやからね。断るなんてことはできないしね♪」


『穂乃果』「あ、協力というのはそれだけではないんです」


希「それだけじゃない? 他に何かしてほしいことでもあるん?」


『穂乃果』「ええ、私と穂乃果だけではμ'sのみんなにバレないように過ごすのは少し難しいので
      希にもしもの時にみんなを誤魔化すのを手伝っていただきたいと思いまして」


希「そういうことなら、オーケーや! それじゃ、図書館で魔術について調べてくるね!」


タッタッタッタ ガチャッ


『穂乃果』「ま、魔術って……」


『海未』「よく分からないけど、ホントに希ちゃんに相談して大丈夫だったのかな……?」

書き溜めてたのはここまでです。
続きはまた明日にでもしたいと思います。

ホントにネタが思いつかないんで!
こんな展開・イベントやってほしいってのがあったらどんどんコメントください!
ネタが思いつかないので……
ホントお願いします……

それでは
ゴキゲンヨー、ヨキニハカラエ、ミナノシュー サラバッ チュンチュン

こんにちは! 今日も投下していきまーす。

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【校舎裏】 同時刻


ことり「…………ということなんだけど」


絵里「なるほど。まとめると、最近穂乃果と海未が妙に仲が良くて、
   ことりが前と比べて仲間はずれになってるから困っている、ということね?」


ことり「まあ、そんな感じ、かな」


絵里「それにしても、いきなりことりに校舎裏に呼び出されるから何事かと思ったわ」ニコッ


ことり「え、絵里ちゃんはこういうことは慣れてるかと思ったんだけど……」


絵里「ま、まあ確かに週に1回くらいのペースで校舎裏に呼び出されるけど」アハハ


ことり「そういうことだから、協力してくれないかな?
    このままじゃ、私だけ独りぼっちになっちゃう……」


絵里「分かったわ、協力してあげる。
   私の穂乃果が取られてしまうのも癪に障るし……」ボソッ


ことり「ホント!? ありがとね、絵里ちゃん!」パァー


絵里「…………穂乃果は私のものなんだから!」

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【アイドル研究部 部室】 放課後


絵里「今日、ここに集まってもらったのは他でもありません……」


絵里「みなさん、アイドルとは恋愛禁止であることが当たり前……」


絵里「にもかかわらず、最近妙に特定の人と仲良くしている、そんな二人がいます……」


にこ・真姫「!?」ギクッ


凛・花陽「!?」ギクッ


ことり「…………」


『海未・穂乃果』「?」


ガタッ バン‼


真姫「そ、そそそそんなことがμ's内であああ、あるわけないでしょ!?」


花陽「そそそ、そうですよ! アイドルなのにそんなことがあるわけ……」アワアワ


にこ「えー? にこはそういうのもあっても良いと思うにこー♡
   にこは真姫ちゃんとラブラブにこ♪」


真姫「ちょ、ちょっとにこちゃん!///」カァーー


凛「凛もにこちゃんに賛成! 凛とかよちんはラブラブなんだにゃー♪」


花陽「ちょっと、凛ちゃん……///」カァーー


絵里「あなたたちねぇ……」


絵里「しかし、問題なのは穂乃果と海未、あなたたちよ!」


『海未』「ど、どうしてですか!? 私は前から穂乃果と仲が良かったではありませんか!」


『穂乃果』「そ、そうだよ! その、ほら、穂乃果と海未ちゃんは幼馴染だしさ」アハハ


ことり「でも、最近二人だけで行動することが多くなったよね……?
    前までは私も一緒だったのに……」


『海未』「ことり……」


『穂乃果』「ことりちゃん……」


ことり「それに最近の二人、ちょっと変だし……
    私に何か隠し事してるんじゃないの?」


『海未・穂乃果』「!?」


希「まあまあ、ことりちゃんもそんなに気にしなくていいと思うよ?
  この二人がことりちゃんを嫌いになったりはしてないはずやし、ね?」


ことり「うん、でも……」


『穂乃果』「ことりちゃん。穂乃果はね、ことりちゃんも海未ちゃんも大好きだよ?
      だから、落ち込まないで?」


『海未』「そ、そうですよ。確かに最近穂乃果と二人でいることが多かったのは謝ります。
     でも、私もことりの事を嫌いになったりはしませんよ?」


ことり「ホントに?」ウルウル


『穂乃果』「うん、ホントだよ!」ニコッ


『海未』「ええ、絶対です」ニコッ


ことり「ふふふ、穂乃果ちゃん、海未ちゃん、ことりも大好きだよ!」パァーー


絵里(これで一件落着ね……)


絵里(ってちょっと待って! 私の目標は海未から穂乃果を取り返すこと……
   それにことりが都合が良かったから協力していた……)   


絵里(その結果、穂乃果と海未とことりの3人が仲良くなってしまったわ!
   これじゃ意味ないじゃない!!)

絵里「ちょっと待ちなさい……」


『海未・穂乃果』・ことり「?」


絵里「たった今決めました……これから今仲が良い人『以外』の人と1週間の間一緒に過ごしてもらいます。
   特定の人とだけ仲良くなっても意味がありません。ここは一旦、普段あまり関わりがない人と友情を深めましょう」


海未(そ、それでは私が穂乃果と離れてしまいます……
   それでは、入れ替わりが誰かにバレてしまうリスクがあります!)


穂乃果(うーん、確かにもっといろんな人と仲良くならないとだめだよね……)


『穂乃果』「そ、それは困ります!」


絵里「どうして? いろんな人と仲良くなるのはいいことだと思うわよ?」


海未(しかし、それでは……こういうときに希が助けてくれれば!)チラッ


希(穂乃果ちゃんがこっちを見てる……いや中身は海未ちゃんか。
  なるほど、確かに穂乃果ちゃんと海未ちゃんが離れてしまったら大変やもんね。)


希(ここはうちが何とかせな! でもどうすれば……
  今のエリチは何を言っても聞かなそうやし……)


『海未』「私は良いと思いますよ」


『穂乃果』・希「海未ちゃん!?」


『海未』「確かに、他のメンバーとも少し心の距離を縮めた方が良いかもしれません。
     私は賛成です」


『穂乃果』「し、しかし!」


絵里「決定ね。それじゃ、今からくじを引いて決めるわよ。
   決まった相手とこれから1週間の間、極力一緒に過ごすこと。」


絵里「可能ならば、お互いの家に宿泊しましょうか。
   じゃあ、穂乃果からね」


『穂乃果』「う、うん……」


ガサゴソ ガサゴソ


絵里「よし、全員引いたわね。じゃあ結果発表よ。」


絵里「まず、穂乃果は私と。海未はことりと。」

残りのにこ・真姫・凛・花陽・希はぶっちゃけストーリーに関与しないので安価で決めます。
安価で上手く3人組になれば良いのですが、一人余った場合は決まっているどちらかのカップルに
安価で強引にねじ込みますので、ご了承ください。

1レス1カップルでお願いしますね。

>>83 >>86

にこりん

>>83 にこりん決定です
ksk

あまりレスがつかないから安価が進まない……!
ということでもう一発 ksk

それにしても主がksk2連打ってどういうスレだw

安価は後で取り直します。
続きできたんで、投下しまーす。

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【帰り道】 放課後


絵里「さて、今日から私と穂乃果はずっと一緒ね♪」


『穂乃果』「そ、そうだね。アハハ……」


海未(くじ引きの結果なので文句は言えませんが、やはり穂乃果と一緒になりたかったです……
   も、もちろん好みではなく入れ替わりの件でその方が融通が効くという意味ですが。
   穂乃果と一緒が良かったなぁ……)


絵里「ホント、穂乃果と一緒になれて良かったわ。前から話したいこともあったし」


『穂乃果』「話したいこと? どんなこと?」


絵里「そうね、それはまだ言わないわ。だってこれから1週間も一緒に居られるしね♪」


『穂乃果』「そっか、じゃあまた今度聞かせてね!」


絵里「もちろんよ。そうだ、穂乃果。お泊まりについてだけどどっちの家がいいかしら?」


『穂乃果』「え!? う、うーん、そうだなぁ……絵里ちゃんが好きな方で良いよ!」


絵里「そう? じゃあ今日は私の家にしましょうか」ニコニコ


『穂乃果』「うん、じゃあ一回帰ってお泊まりの道具持ってくるね」


絵里「私の服貸してあげるから、気にしなくていいわ。
   さあ、行きましょ」


絵里(フフフ、穂乃果とお泊まり……ご飯はもちろん、お風呂から寝る時まで一緒に……)ニヤッ


海未(な、何か悪寒がしたのですが……まあ、絵里は悪い人でもないですし、大丈夫ですよね)

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【エリーチ家】 放課後


絵里「ただいまー」


『穂乃果』「お邪魔しまーす」


絵里「はい、いらっしゃい♪」


『穂乃果』「これからどうするの? ご飯までは時間もあるみたいだし」


絵里「そうね、亜里沙も帰ってきてないしご飯を食べるわけにはいかないものね。
   それなら、私の部屋に行きましょ」


『穂乃果』「分かった! じゃあとりあえず絵里ちゃんの部屋に行こうか」


ガチャッ バタン


絵里「好きなところに座ってて良いわよ。 お茶もって来るから」


『穂乃果』「ありがとー♪」


ガチャッ 


海未(今のところは違和感は与えてないようですね……
   このままバレなければいいのですが。というよりは心配すべきは穂乃果の方です)


海未(確か穂乃果はことりと一緒だったはず。穂乃果はできれば私か希と一緒だとよかったのですが……
   それにことりは何かに気づいた様子でもありましたし。バレないことを祈ります……)


ガチャッ


絵里「待たせたわね。はい、紅茶だけどストレートでよかったかしら? 一応ミルクと砂糖も持ってきたけど」


『穂乃果』「ストレートで大丈夫だよ! 絵里ちゃんもストレートで良いの?」


絵里「ええ、私はいつもストレートよ。それとこっちのクッキーも食べていいわよ」


『穂乃果』「わぁ! ありがとー! いただきます♪」


絵里「フフ、穂乃果は本当に可愛いわね……」ボソッ


『穂乃果』「絵里ちゃん、何か言った?」


絵里「ううん、何も言ってないわよ」ニコッ


海未(実は聞こえていたのですがね……絵里もやはり穂乃果の事が好きなようですね……
   もちろん、私と同じ意味での『好き』なのでしょう。しかし、穂乃果は私のものです。
   絶対に負けません!)


『穂乃果』「あ、そういえば絵里ちゃん、話したいこともあるって言ってたよね?」


絵里「ええ、そうよ。だけど、その話は最終日に言わせてもらおうかしら」


『穂乃果』「そっか、分かった。それまで待ってるね!」


タダイマー アレ、ダレカキテルノカナ?


絵里「あ、亜里沙が帰ってきたわ。ちょっと待ってて」


ガチャッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

絵里「おかえりなさい、亜里沙」


亜里沙「ただいま、お姉ちゃん。…………誰か来てるみたいだけど、もしかして海未さん?」


絵里「いや、来てるのは穂乃果よ。どうして海未だと思ったの?」


亜里沙「うーん、そんな感じだったんだけどな……」


絵里「そう? あ、今日穂乃果はうちに泊まるから」


亜里沙「そうなの? 今お姉ちゃんの部屋? 亜里沙もお話ししたい!」


絵里「ええ、良いわよ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

亜里沙「穂乃果さん、こんにちは! 私、お姉ちゃんの妹の亜里沙です!
    μ'sのライブを観て感動して、とってもカッコいいなって思ったんです! だから、来年は音ノ木坂に行こうと思ってます!」


『穂乃果』「うん、よろしくね、亜里沙ちゃん! 私はμ'sの高坂穂乃果です。
      って、もう知ってるよね。アハハ」


亜里沙「はい、知ってます! 穂乃果さんはμ'sのリーダーなんですよね?
    お姉ちゃんもいつも穂乃果さんの話してますよ。『穂乃果には元気をもらえる』とか、『穂乃果はいつも頑張ってる』
    とか、他には……」


絵里「や、やめなさい、亜里沙///」


『穂乃果』「絵里ちゃんだって凄いんだよ? いつもμ'sの練習をリードしてくれるし、
      それに歌もうまいし、ダンスもうまいし、綺麗だし、それからそれから……」


絵里「もう、穂乃果もやめてよ///」


海未(やっぱり、『穂乃果』に褒められてすごく嬉しそうですね……
   でも、これでは『穂乃果』が好きなだけです。穂乃果と私が入れ替わってることが分からない時点で
   穂乃果にはふさわしくありません……!)


絵里「でも、私は本当に穂乃果には感謝しているの。穂乃果は私に、
   『変わることを恐れないで突き進む勇気』を教えてくれた。ありがとう、穂乃果」ニコッ


『穂乃果』「そんな、穂乃果だって絵里ちゃんには感謝してもしきれないよ!
      絵里ちゃんのおかげでμ'sはここまでやってこれたんだから!こちらこそありがとね♪」


絵里「穂乃果……///」ウットリ


亜里沙「あの、亜里沙もいるんだけど……」


絵里「あ、ごめんなさい……」


亜里沙「あ、それなら海未さんのお話聞かせてほしいな!」


『穂乃果』「え、わt……海未ちゃんの話?」


亜里沙「はい、海未さんってとてもカッコいいじゃないですか! 私、μ'sの中で海未さんが一番好きなんです。
    あ、穂乃果さんやお姉ちゃんももちろん大好きですよ!?」


『穂乃果』「気を遣わなくても良いよ? そっか、海未ちゃんか……///」


絵里「……何で穂乃果が照れてるの?」


『穂乃果』「え!? いや、何でもないよ? アハハ」


亜里沙「なんだか、穂乃果さんって海未さんに似てる気がします……」


『穂乃果』「え!? き、気のせいではないですか!?」アセアセ


絵里「……そんなに慌てることかしら?」


亜里沙「うーん、なんか海未さんと話してるような感じなんですよね……」


『穂乃果』「そ、それより! そろそろご飯にした方が良いんじゃないかな?」


絵里「それもそうね。今日は私が作るから、穂乃果と亜里沙はリビングでゆっくりしてて良いわよ」


『穂乃果』・亜里沙「はーい」

続きは後で

さっきのカップル決めの安価取ります
【にこりんは決定】
残り真姫・花陽・希から2人、またはこの3人で1組のどちらかでお願いします。

>>92

希と花陽

>>92 【希とはなよ】に決定です。
真姫は【にこと凛】か【希とはなよ】のどちらかに入れます
ストーリーに支障が出るため、【『ほの』えり】【こと『海未』】は選ばないでください。
安価 >>95

希はな

>>95 【希とはなよ】に真姫を入れます。
続きはまた明日です。

こんなイベント・展開が欲しいっていうレスを付けていただければ
前向きに検討してみます!

こんにちは! 今日も投下していきまーす。

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【帰り道】 放課後


にこ「あーあ、真姫ちゃんと一緒が良かったにこー……」


凛「うぅ、凛もかよちんと一緒が良かったにゃー……」


にこ「それにしても、絵里ちゃんはなんでいきなりこんなこと言い出したんだろう?」


凛「うーん、凛にはよく分からないにゃー」


にこ「そうよね……ねえ凛ちゃん、今日はどっちのおうちにお泊まりするにこ?」


凛「凛はどっちでもいいよ? あ、でもせっかくだからにこちゃんのお家が良いかな!」


にこ「わかったにこ! それじゃ、このままにこの家に行くにこ♡」


凛「了解にゃー!」

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【にこホーム】


にこ「いらっしゃいにこ♪」


凛「お邪魔しますにゃー!」


にこ「さて、これからどうするにこ? ご飯まで時間もあるし、お風呂もまだ良いにこ?」


凛「そうだにゃー……あ! それなら、にこちゃんと真姫ちゃんのお話聞かせてほしいにゃー!」


にこ「えー、にこちゃんと真姫ちゃんの? うーん、しょうがないわね……
   にこと真姫ちゃんのラブラブっぷりに火傷しても知らないにこ♡」


凛「凛とかよちんもすっごいんだよー? にこちゃんのお話聞かせてもらったら凛たちの話も聞かせてあげるにゃー!」


にこ「そうね、それじゃ、にこが真姫ちゃんにチューしようとした時の話なんだけど……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

真姫「!?」


希「どうしたん? 真姫ちゃん?」


花陽「何かあったんの?」


真姫「な、何でもないわ……」


真姫(私の勘ではにこちゃんが何か私の恥ずかしいことを言っている気がするわ……)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

凛「赤面する真姫ちゃん……凛も見てみたいにゃー!!」


にこ「ダメよ! 真姫ちゃんはにこのものなんだから!」


凛「うぅー、じゃあしょうがないにゃー……
  次は凛とかよちんのお話をするにゃー!」


にこ(ワクワク♪)


凛「まずは、凛とかよちんが小さいときの話にゃー。
  かよちんは小さいときから凛の事が大好きだったのにゃー!それからそれから……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

花陽「!?」ビクッ


希「花陽ちゃん、大丈夫?」


真姫「いきなり、ビクッてするからびっくりしたじゃない」


花陽「な、何でもないよ。アハハ……」


花陽(私の勘では凛ちゃんが何か恥ずかしいことを……)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

にこ「凛ちゃんとかよちんはホントに仲良しなのね♪」


凛「そうだにゃー! あ、でもにこちゃんと真姫ちゃんも凄い仲良しだにゃー!」


にこ「アハハ♪」


凛「アハハ♪」

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【エリーチ家 食卓】


『穂乃果』・絵里・亜里沙「いただきまーす」


『穂乃果』「すごい! 絵里ちゃんの手料理凄く美味しいよ!」モグモグ


絵里「そう? なら良かったわ。たくさん食べてね」ニコッ


亜里沙「穂乃果さん、亜里沙の卵焼き1個あげます!」


『穂乃果』「え、いいの!? ありがとね、亜里沙ちゃん♪」


亜里沙「いえいえ」デヘヘ


絵里「じゃあ、亜里沙に私のからあげをあげるわね」


亜里沙「お姉ちゃん、いいの?」


絵里「いいのよ」ニコッ


亜里沙「ハラショー♪」


『穂乃果』「じゃあ、絵里ちゃんには穂乃果の白ごはんをあげるよ!」


絵里「ありがとう。花陽ならとても喜んでいたでしょうね」クスクス


亜里沙「こうしてると、家族みたいだよね!」


絵里「家族?」


亜里沙「うん、お姉ちゃんと穂乃果さんが夫婦で亜里沙が子供って感じかな♪」


『穂乃果』「それ楽しそうだね♪」


絵里「ほ、ほほ穂乃果と夫婦……///
   穂乃果、ドレスと和装どっちがいいかしら? 私は穂乃果にはドレスを着てほしいんだけど……」プシュー


『穂乃果』「え、絵里ちゃんがショートしちゃってるよ……」


亜里沙「お、お姉ちゃん!? どうしたのお姉ちゃん!?」


絵里「やっぱ新婚旅行は外国が良いわね……折角だからロシアのおばあさまのところというのも……
   でも、穂乃果の水着も見たいからハワイも良いわね……真姫の別荘を借りるというのも……
   ハラショー……」


『穂乃果』「絵里ちゃん……」アハハ

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『穂乃果』・絵里・亜里沙「ごちそーさま」


『穂乃果』「いやあ、絵里ちゃんの手料理とっても美味しかったよ!
      また今度食べさせてね♪」


絵里「ええ、もちろんよ。まあこの1週間でまた手料理を食べさせてあげても良いんだけどね」ニコッ


亜里沙「亜里沙もお姉ちゃんの手料理大好き!」


絵里「ふふふ、ありがとうね」


『穂乃果』「さて、これからどうするの?」


絵里「お風呂に入りましょ。良ければ穂乃果、私と一緒にはいr……」


亜里沙「穂乃果さん、一緒にお風呂入りませんか?」


『穂乃果』「うん、いいよ!」


絵里「うぅ……」グスン

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【にこホーム】 食卓


にこ・凛「いただきまーす!」


凛「にこちゃんの手料理すっごく美味しいにゃー!」


にこ「そう? なら良かったにこ♡」


凛「どうやったらこんな美味しい料理が作れるようになるの? いつか教えて欲しいにゃー!」


にこ「そうね、強いていうなら『愛』かしらね。いつも真姫ちゃんがにこの家に来るときは
   にこが料理作ってあげるにこ♪」


凛「なるほど……じゃあいつか凛もかよちんに美味しい白ごはんを食べさせてあげるにゃー!」


にこ「その調子にこ! 『愛』があれば美味しくなるにこ♡」

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【エリーチ家 浴室】


亜里沙「穂乃果さん、背中流しますよ!」


『穂乃果』「ホント? じゃあお願いしようかな」


ゴシゴシ シャコシャコ


亜里沙「痛くないですか?」


『穂乃果』「うん、いい感じだよ」


亜里沙「…………」


『穂乃果』「どうかした?」


亜里沙「あの、穂乃果さん……」


『穂乃果』「何? 亜里沙ちゃん?」


亜里沙「今から亜里沙が言うこと、笑わないで聞いてくれますか……?」


『穂乃果』「うん、笑わないよ。で、どんなこと?」


亜里沙「ありがとうございます。あの、穂乃果さん……」

ここまでにしておきます。
続きは夜にでも投下していきます。

見てくれている人は気軽にコメントしてもらえると
すごく嬉しいです。

主のやる気を出させるためにもコメントよろしくお願いします!

こんにちは、主です。
昨日の夜に続きをあげるつもりだたのですが、ちょっと忙しかったもので。
ということで、投下していきます。

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亜里沙「あなた、穂乃果さんじゃないですよね……?」


『穂乃果』「!?」


亜里沙「厳密にいうと、あなたは『穂乃果』さんだけど、海未さんですよね?」


『穂乃果』「な、何を言ってるのかな? ほ、穂乃果は穂乃果だよ?」


亜里沙「今日家に帰ってきたときから、何となく海未さんが近くにいるような気がしたんです……
    でも、いたのは『穂乃果』さんでした」


亜里沙「でも、穂乃果さんと話してると、やっぱり海未さんと話してるような感覚になるんです。
    もしかすると、穂乃果さんは海未さんにそっくりなだけかもしれませんが」


亜里沙「でもお姉ちゃんからいつも聞く穂乃果さんは、海未さんとは逆のイメージでした。
    でも、初めて会って、初めて話して思ったんです。お姉ちゃんから聞く穂乃果さんと全く違う」


亜里沙「それに、どことなく海未さんに似ているんです……」


『穂乃果』「亜里沙ちゃん……」


亜里沙「へ、変なこと言ってごめんなさい。初めて会ったのにこんな訳の分からないことを言ってごめんなさい。
    穂乃果さんが海未さんって意味分からないですよね。アハハ」


海未(亜里沙、鋭すぎます……まさかあの演技でバレてしまうだなんて……
   しかし、このままでは隠し通すことなんて無理そうですね。ならばいっそ……)


『穂乃果』「亜里沙、よく聞いてくださいね」


亜里沙「え? は、はい」


亜里沙(口調が変わった……!)


『穂乃果』「亜里沙の言う通りなんです。私は園田海未です。
      とある事件から穂乃果と身体が入れ替わってしまいました」


亜里沙「え? ……え!?」


『穂乃果』「理解できなくて当然です。入れ替わった時は私でも気がおかしくなりそうでした。
      しかし、これは事実です。それを証明することはできませんが、見破った亜里沙なら、感覚で分かるのではないですか?」


亜里沙「う、うん……海未さんだ……
    間違いなく海未さんだ……」


『穂乃果』「このことは絵里には言わないでくださいね。この事実を知っているのは穂乃果・私・協力してくれる希。
      そして、亜里沙だけなんです」


亜里沙「わ、分かりました……」


『穂乃果』「うん、ありがとうね、亜里沙ちゃん。よーし、次は穂乃果が亜里沙ちゃんの背中を流してあげるよ♪」


亜里沙「…………」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

シャーーーーーー


絵里「…………」


絵里「お風呂にはエリーチカがヒトリーチカいない、ってね……」


絵里「いつもは亜里沙と一緒に入ってるから、寂しいわね……」


絵里「穂乃果と一緒に入りたかったな……」


絵里「寂しいチカ! 一人は嫌チカ!」


絵里「なんか、虚しくなったわ……」

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【絵里の部屋】


絵里「はあ、気持ちよかった……」


『穂乃果』「おかえりー、絵里ちゃん。絵里ちゃんの前着てたパジャマ借りてるよー」


亜里沙「穂乃果さん、3年前のお姉ちゃんのパジャマでも胸元が緩いんだよね」クスクス


『穂乃果』「もう、やめてよ!」


絵里「二人で、何してたの?」


亜里沙「あのね、海未さんのお話してもらってたんだ。やっぱり海未さんはカッコいいなぁ……」ウットリ


絵里「そう、よかったわね」ニッコリ


亜里沙「穂乃果さん、また海未さんのお話聞かせてくださいね!」


『穂乃果』「もちろん! またいつか聞かせてあげるよ!」


絵里「良かったわね、亜里沙。さあ、そろそろ亜里沙は自分の部屋に戻りなさい」


亜里沙「えぇ、もっと穂乃果さんとお話ししたい!」


絵里「もう十分話したでしょ。また近々お泊まりに来ると思うから、その時にしなさい」


亜里沙「はぁーい、じゃあ穂乃果さん、お姉ちゃん、おやすみなさい」


『穂乃果』「うん、おやすみ」


絵里「おやすみなさい」

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絵里「さて、私たちもそろそろ休もうかしら」


『穂乃果』「そうだね、今日も1日楽しかったなぁ」


絵里「と、言いたいところなんだけど、学校の課題を終わらせてからね」


『穂乃果』「えぇ……折角のお泊まりなのに勉強するのー?」


絵里「当然よ。学生の本分は勉強なんだから。分からないところは私が教えてあげるから、ね?」


『穂乃果』「はぁーい……」


カリカリカリ カリカリカリ


『穂乃果』「もう疲れたぁー!」


絵里「よく頑張ったわね、穂乃果。それにいつもより教えたところの呑み込みが良かったわね」


『穂乃果』「え!? そ、そうかな? きっと絵里ちゃんの教え方が上手かったんだよ!」


絵里「そう言ってくれると嬉しいわ」ニコニコ


『穂乃果』「じゃあ、今度こそおやすみ?」


絵里「そうね、時間も遅いし寝ましょうか」


『穂乃果』「でも、ベッドは1つしかないけど……?」


絵里「一緒に寝ればいいじゃない? 嫌かしら?」


『穂乃果』「ううん、全然いいよ! じゃあ、布団に入るね」


絵里「ええ、じゃあ電気消すわよ」


パチッ モゾモゾ


絵里「暖かいわね……」


『穂乃果』「そうだね……」


絵里「…………」


『穂乃果』「…………」


絵里「ねえ、穂乃果」


『穂乃果』「何? 絵里ちゃん?」


絵里「私ね、穂乃果に出会えてよかったわ。あの時穂乃果が手を差し伸べてくれたから今の私がある……
   本当に、感謝しているわ」


『穂乃果』「穂乃果も、絵里ちゃんに出会えて良かったよ。絵里ちゃんがμ'sに入ってくれて良かった」


絵里「そう? 私が入らなくても結局は今のようになれたと思うけど?」


『穂乃果』「そんなことないよ。μ'sには絵里ちゃんがいないとダメなの」


絵里「ありがとうね、穂乃果……」


『穂乃果』「こちらこそ、ありがとう。絵里ちゃん」


絵里「ふふふ……それっ!」ギュッ


『穂乃果』「ちょっと、絵里ちゃん!?」


絵里「穂乃果、大好きよ」モギュー


『穂乃果』「もう、絵里ちゃん……///」


絵里「覚えてる? 今回の企画は他のメンバーともっと仲良くなるためなのよ?
   だから、穂乃果ともっと仲良くなりたい」


『穂乃果』「穂乃果と絵里ちゃんは仲良しだよ?」


絵里「分かってるわ。でも……」


『穂乃果』「でも?」


絵里「穂乃果、最近海未とずっと一緒に居るから……」


『穂乃果』「そ、それはあれだよ。穂乃果と海未ちゃんは幼馴染だし!」


絵里「本当に、理由はそれだけ?」


『穂乃果』「も、もちろんだよ」


絵里「でも、ことりはそこにいないじゃない……
   海未と、何か特別な関係なんじゃないかって思って……」


『穂乃果』「そ、それは……」


海未(穂乃果と私の関係……前からずっと幼馴染だった。それ未満でもそれ以上でもない……
   でも、私は穂乃果とどうなりたいのでしょうか……?)


『穂乃果』「もう、ホントに何でもないよ? 穂乃果はμ'sのみんなが大好きだもん。
      海未ちゃんはもちろん、ことりちゃんも、絵里ちゃんだって穂乃果にとって大切な人だから!」


絵里「本当に?」


『穂乃果』「もちろんだよ! さあ、もう寝よ?」


絵里「そうね、今日は疲れたものね。それに、明日からも穂乃果とずーっと一緒だし♪
   おやすみなさい、穂乃果」


『穂乃果』「おやすみ、絵里ちゃん」

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海未(『穂乃果はμ'sのみんなが大好き』か……これは多分穂乃果の本心なんでしょう……
   園田海未の言ったまやかしではなく、高坂穂乃果が言った真実……)


海未(前までは、それでいいと思っていました。しかし、今の私は……)


海未(穂乃果が人に好かれるのは幼馴染の私としても誇らしいことです)


海未(しかし、本音ではそれを快く思っていません……
   なぜ? 穂乃果の幸せは私にとっての幸せでもあります)


海未(いえ、私が報われなくとも穂乃果が幸せならばそれで良いとさえ思っています。
   それが、今はそのように考えることができなくなりました……)


海未(穂乃果には、他の誰でもない私と共に幸せになってほしい……
   これは傲慢です。しかし、それが私、園田海未の本心……)


海未(なるほど、これが……)


海未(これが『恋』というものなのですね……)

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絵里(穂乃果をこんなに近くに感じられる……今までにないくらい幸せだわ……
   もう寝ちゃったかしら? 寝顔も可愛い……)


絵里(今までは生徒会の仕事の関係でずっと希にいた……
   希と共に過ごす時間もとても楽しいわ……)


絵里(私と一番長く過ごしたのは妹の亜里沙。亜里沙は元気いっぱいで、いつも私に勇気をくれた……
   亜里沙といれば、何だって頑張れる。そう思えた……)


絵里(だけど、私は穂乃果の事が……)


絵里(穂乃果は最近になって前よりも海未と仲良くなってるわ……
   もしかして穂乃果と海未はそういう関係だったり……?)


絵里(穂乃果がその方が幸せならば仕方がないわね……)


絵里(……なんて、諦めることができれば気苦労も無いのに……)


絵里(穂乃果には幸せになってほしい。それは心からの本当の気持ち。
   だけど、今の私はこの状況をあまり良く思っていないみたい……)


絵里(穂乃果の幸せを悪く思っているのではないのよ? 穂乃果が海未ととても仲良くしているのを見ると……
   いや、そうじゃないわ。穂乃果が私以外の娘と仲良くしているだけで心が痛い……)


絵里(穂乃果には私にだけ笑ってほしい。穂乃果には私にだけ、勇気を与えてほしい……)


絵里(この気持ちは、間違いないわ……)


絵里(やはり、これは『恋』。私の、初恋……)

とりあえずここまでです。

続きは今日の夜にします。
今日こそはちゃんと約束守るので!

続きいきまーす

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【絵里の部屋】 翌朝


ピピピピッ ピピピピッ


絵里「う、うーん。朝か……」


『穂乃果』「うーん、むにゃむにゃ……」


絵里「穂乃果、起きなさい。朝よ」


『穂乃果』「ハッ! 朝!」


絵里「おはよう、穂乃果。よく眠れたようね」ニコッ


『穂乃果』「おはよう、絵里ちゃん」


絵里「さあ、準備をしましょう。ごはん作るまで亜里沙を起こしてきてくれないかしら」


『穂乃果』「わかったー!」


海未(相変わらず、身体は『穂乃果』のままですか……
   そういえば、穂乃果は大丈夫だったのでしょうか? ことりにバレてないといいですが……)

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【エリーチ家】 食卓


絵里「あ、亜里沙おはよう」


亜里沙「ふわぁ~、おはよう、お姉ちゃん。穂乃果さんもおはようございます……」


『穂乃果』「あはは、亜里沙ちゃん眠たそうだね。大丈夫?」


絵里「亜里沙、顔洗ってきなさい。目が覚めるわよ」


亜里沙「は~い……」


『穂乃果』「亜里沙ちゃん、可愛いね」クスクス


絵里「そうね、いつも元気をもらってるわ」ニコニコ


絵里「さあ、できたわよ」


『穂乃果』「わあ、また絵里ちゃんの手料理だね」


絵里「そうね、朝ごはんは毎日私が作ってるわ。バリエーションは少ないけどね」


『穂乃果』「ううん、それでも美味しいもん!」


絵里「そう? それならいいけど。それにしても、こうしてると昨日亜里沙が言っていた通り
   夫婦みたいね。新婚って感じかしら」


『穂乃果』「も、もう、絵里ちゃん///」


亜里沙「お姉ちゃーん、亜里沙の分もー」


絵里「亜里沙、戻ってきたのね。はい、こっちが亜里沙の分ね」


『穂乃果』・絵里・亜里沙「いただきまーす」

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【エリーチ家】 家の前


亜里沙「それじゃ、お姉ちゃん、穂乃果さん、いってきます」


絵里「ええ、いってらっしゃい」


『穂乃果』「うん、いってらっしゃい♪」


亜里沙「あ、穂乃果さん、ちょっといいですか?」


『穂乃果』「どうしたの?」


亜里沙「海未さん、お姉ちゃんにばれないように気を付けてくださいね」コソコソ


『穂乃果』「だ、大丈夫ですよ。私は穂乃果をずっと近くで見てきましたから。
      穂乃果の真似なら得意ですよ」コソコソ


亜里沙「そうですか、それじゃいってきます!」


タッタッタッタ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

亜里沙(穂乃果さんをずっと近くで見てきた、ですか……)
    

亜里沙(海未さんの隣にいた穂乃果さん、羨ましいです……)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

絵里「なんだったの?」


『穂乃果』「なんでもないよ♪ それじゃ、私たちも行こう?」


絵里「そう? なら良いけど。ちょっと待ってて、家の鍵を閉めるから」

昨日は寝落ちしちゃいました。続き投下していきまーす。
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【園田家 家の前】 同時刻


海未母「いってらっしゃーい」


『海未』・ことり「いってきます」


ことり「海未ちゃん、大丈夫?」


『海未』「え、ええ、大丈夫ですよ……ふぁ~あ……」


ことり「海未ちゃんでもこんな可愛い顔するんだね」ニコチュン


『海未』「もう、どういう意味ですか!? ふぁ~あ……」


ことり「いつもはよくふくれてるから。うん、やっぱり海未ちゃんは笑顔の方が可愛いよ!」


『海未』「か、可愛いですか……///」


ことり「うん!」


『海未』「こ、ことりもとても可愛いですよ!」


ことり「そうかなぁ? 穂乃果ちゃんと海未ちゃんには勝てないと思うけどなぁ……」


『海未』「ほ、穂乃果ですか?」


ことり「うん! 穂乃果ちゃんはいつも前向きで明るくて、みんなを引っ張って行ってくれるでしょ?
    そういうところを見ちゃうと、穂乃果ちゃんには敵わないな、って思っちゃうの」


『海未』「……///」


ことり「このこと、穂乃果ちゃんには内緒にしててね?」


『海未』「ええ、もちろんです」


穂乃果(こ、ここまでストレートに褒められちゃうと穂乃果でも照れちゃうよ……///
    でも、ことりちゃんも凄いと思うんだけどな……)


『海未』「ことり、あなただって穂乃果や私にはないものを持っているではありませんか」


ことり「え、そうかなぁ……?」


『海未』「そうです。穂乃果や私は自分で言うのもなんですが、すぐ突っ走ってしまう癖があります。
     そういう時ことりには今まで何度も支えてもらっていますから。なので、自分にもっと自信を持ってください!」


ことり「う、海未ちゃん……///」


『海未』「さあ、学校に行きましょう。穂乃果も待っています」


ことり「うん!」


ことり(やっぱり、穂乃果ちゃんや海未ちゃんには敵わないよ……)

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【音ノ木坂学院 2年教室】 休み時間


『穂乃果』「ねえ、海未ちゃん。昨日はどうだった?」


『海未』「昨日ですか? ことりと久しぶりに二人で話せてとても楽しかったですよ」


ことり「そうだよね、普段は穂乃果ちゃんも一緒だから、二人きりっていうのも珍しかったもんね」チュン


『海未』「穂乃果はどうだったのですか?確か、絵里と一緒だったと思いますけど」


『穂乃果』「絵里ちゃんの手料理が美味しかったよ! それとね、亜里沙ちゃんともお話ししたんだ」ニコニコ


ことり「穂乃果ちゃんも楽しかったみたいだね」


『穂乃果』「すごく楽しかったよ! 今日は穂乃果の家に招待しようかな」ワクワク


ことり「あ、じゃあ海未ちゃん、今日はことりの家に来ない?
    昨日はお世話になったから。どうかな?」


『海未』「そうですね、それでは今日はお世話になります」


ことり「うん!」


『海未』「それにしても、どうして絵里はいきなりこのようなことを始めたのでしょうか?
     μ'sのメンバーは全員仲が良いと思うのですが……」


ことり「絵里ちゃんは、μ's内で特定の娘と仲良くしているから……とも言ってたけど。
    それも、ことりは悪くないと思うんだけどなぁ……」


『穂乃果』「穂乃果は、普段一緒にいられない人と二人きりになれるっていうのもいい機会だと思うけど。
      それにお泊まりだって楽しいし!」


『海未』「それもそうですね」


ことり「そうだね♪」


海未(絵里はおそらく穂乃果と仲良くなるためにこの企画を行ったのでしょうがね。
   しかし、自分たちだけじゃ不自然だからみんなを巻き込んだ……)


海未(絵里も、もう少し素直になれば良いのですがね。しかし、穂乃果を渡す気なんてありません。
   穂乃果は私のものにしてみせます!)


ことり(特定の娘と仲良く、かぁ……
    ことりは穂乃果ちゃんと海未ちゃんとずーっと一緒に居られればそれで幸せなのになぁ……)

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【同 3年教室】 同時刻


絵里「…………」ムスッ


希「どうしたん、エリチ。ムスッとしてるみたいやけど?」


絵里「穂乃果ぁ……」グスッ


希「え、エリチ……?」


絵里「の、希!? 何よ、居たなら教えてくれてもいいじゃない」アセアセ


希「さっき声をかけたんやけどね……」アハハ


絵里「それで、どうしたの? あ、生徒会の仕事でも残ってたかしら?」


希「ううん、それはウチがさっきやっておいたよ。
  エリチがいつになくテンションが低いからどうしたんかな、って思ったんやけど」


絵里「そう? そんなことないわよ? いつもどおりよ。ほら、かしこい!かわいい!エリーチカ!」ビシッ


希「でもさっき、穂乃果ちゃんの名前つぶやいてたけど?」


絵里「そ、そんなわけないじゃない! き、気のせいよ!」アセアセ


希「ふうん、まあエリチがそういうんやったらそういうことにしとくけど。
  そういえば、昨日は穂乃果ちゃんとどうやった?」


絵里「そうね……特にこれと言って進展はなかったわ」


希「進展?」


絵里「え!? な、なな何でもないわよ! そうね、一緒にご飯食べたり、いろいろなことを話したり、
   夜は一緒に寝たりもしたわ」


希「お! ということは昨晩はお楽しみやったん?」ニヤニヤ


絵里「お、お楽しみって……///そんなことはなかったわ。でも、穂乃果の寝顔が見られただけで……」フフフ


希「エリチ、顔緩んでる……」


絵里「あ! 気を付けなきゃダメね……そういえば、亜里沙に『夫婦みたい』とも言われたわね
   私が穂乃果が結婚……フフフ……」ニヤニヤ


希「今日のエリチおかしいわ……」ハァ

続きは後ほどです。

欲しいイベント&展開などあったらコメントお願いします!

みんな割と自分勝手過ぎィ!

亜里沙ちゃんが登場したから次は雪穂ちゃんの出番ですよね(切実)

>>125 雪穂は後々出すつもりなので、チョットマッテテー
では、続き行きまーす!

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【同 1年教室】 同時刻


凛「かーよちーん!」


花陽「きゃぁ! もう、凛ちゃん。ビックリするよぉ……」


凛「ああ、ごめんにゃー。それで、昨日はどうだったにゃー?」


花陽「うん、凄く楽しかったよ。真姫ちゃんとは学校でもよくお話しするんだけど
   希ちゃんとはあまりお話しできないから」


凛「かよちんが楽しかったならよかったにゃー! 凛もにこちゃんとたっくさんお話したんだよ?
  にこちゃんは真姫ちゃんとラブラブな出来事がたくさんあって羨ましかったにゃー……」


真姫「にこちゃん、やっぱりそういう話を……
   何となく感じたけど……」


凛「そういえばにこちゃん、『真姫ちゃんと一緒がよかったぁー』って言ってたよ?」


真姫「に、にこちゃんが? へ、へえ……///
   ま、まあ当たり前よね、この美少女アイドルの真姫ちゃんの恋人なんだから!」


花陽「真姫ちゃん……」


真姫「そ、そういえばにこちゃんに用事があるんだったわ!
   本当は面倒だけど、にこちゃんのところに行ってくるわ!」ワクワク


花陽「でも、絵里ちゃんができる限り一緒に居ることって……」


タッタッタッタ


花陽「行っちゃった……」


凛「真姫ちゃん、目が凄く輝いてたにゃー」


花陽「真姫ちゃん、本当ににこちゃんの事が大好きなんだね」


凛「凛も、にこちゃんに凛とかよちんのお話したんだよ?」


花陽「え!?やっぱり、なんかそういう気がしたから……」


凛「うぅ、凛はかよちんと一緒がよかったにゃー……」


花陽「まあまあ、学校では一緒に居られるから、ね?」


凛「うん! 凛はかよちんと一緒にゃー♪」ダキッ


花陽「ちょっと、凛ちゃん……///」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【屋上】 放課後


絵里「さて、練習を始める前にみんなに言わなければならないことがあります」


にこ「言わなければならないこと?」


ことり「何かなぁ……」


絵里「昨日、くじで決まった相手とは極力一緒に居ること、と言ったはずよ……」


真姫「あっ……」


凛「にゃー……」


『穂乃果』「あはは……」


絵里「にもかかわらず、みんなはやはりいつも仲の良い人と学校生活を過ごしています!」


花陽「確かに、そうかも……」


『海未』「ま、まあそれはしょうがないのでは……」


絵里「明日からは学校でも一緒に過ごすこと! 良い?」


絵里(ふふふ、これで学校でも穂乃果と一緒に……)ニヤッ


凛「分かったにゃー……」


『穂乃果』「はーい……」


希(エリチ、どんだけ穂乃果ちゃんの事が……)


絵里「それじゃ、練習を始めるわよ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【帰り道】 放課後


ことり「今日も疲れたね……」


『海未』「そうですね、でも頑張らなければなりません!」


ことり「海未ちゃん、気合入ってるね。
    はぁ、海未ちゃんと二人も楽しいんだけど、やっぱり穂乃果ちゃんがいないと寂しいね……」


『海未』「ええ、そうですね……いつもの三人でないと少し物足りません……」


穂乃果(ことりちゃん、優しすぎるよ! 穂乃果はこんな素晴らしい幼馴染がいて幸せだよ!)


ことり「よし、言った通り今日はことりのお家にお泊まりだよ!」


『海未』「はい、お世話になります」


ことり「いえいえ、こちらこそ。って、そんなにかしこまらなくても良いのに」ハハハ


『海未』「いえ、やはりお世話になるのですし……」


ことり「海未ちゃんらしいね」チュンチュン


穂乃果(海未ちゃんらしい、か……最近は海未ちゃんの真似も慣れてきたな……
    身も心も海未ちゃんになっちゃうかも。なんてね♪)

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【みなみけ】


ことり「ただいまー。お母さん、今日海未ちゃんが家に泊まることになったのー」


ことり母「お帰りなさい。あら、海未ちゃんが? ゆっくりしていってね」ニコッ


『海未』「はい、お世話になります」


ことり母「ごはんまでもう少し時間があるから、部屋でゆっくりしてなさい」


ことり「わかったー。海未ちゃん、行こ?」


『海未』「はい」

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【ことりの部屋】


ことり「えっと、ごはんまで何しようか?」


『海未』「そうですね、小さいときの思い出話……は昨日私の家でしましたし……」


ことり「あ、それじゃ新しい衣装ができたんだけど海未ちゃん着てみる?」


ゴソゴソ


ことり「これ、なんだけど。どうかな?」テレッ


『海未』「とても可愛いと思います!」


ことり「ホントに!? 一応サイズは海未ちゃんに合わせておいたから、着ても良いよ?」


『海未』「で、ではお言葉に甘えさせていただきます!」


モゾモゾ シュルルー


『海未』「ど、どうでしょうか?///」


ことり「うわぁ、可愛い~♡」


『海未』「そうですか? でも、さすがことりです。こんな衣装他の誰にも作れませんよ!」


ことり「そ、それは褒め過ぎだよ……///
    それに、海未ちゃんが可愛いから、衣装も光って見えるよ? やっぱり頑張って作った服は可愛い娘に着てもらいたいし!」


『海未』「か、可愛いですか///」


ことり「うん! はぁ、羨ましいな……」


『海未』「羨ましい? 何がですか?」


ことり「海未ちゃんはスレンダーでスタイルが良いから……」


『海未』「ことりだって、スタイル良いではありませんか! 胸だってありますし……」


ことり「む、胸!? う、海未ちゃん、恥ずかしいよ……///」


『海未』「あ、すみません……」


ことり「う、ううん……///」


コトリー、ウミチャーン、ゴハンデキタワヨー


『海未』「ごはんの用意ができたみたいですよ! さあ、行きましょう」


ことり「うん、そうだね♪」

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【みなみけ 食卓】


『海未』・ことり・ことり母「いただきます」


ことり母「海未ちゃん、好きなだけ食べていいからね」ニコッ


『海未』「はい、ごちそうになります!」パクパクパクパク‼


ことり「海未ちゃん、凄い食べるね……」


『海未』「ハッ!!」


穂乃果(そういえば、海未ちゃんに『あまり食べないでくださいね!? 太るので……///』って言われてたんだった!)


『海未』「パク……パクパク……パク……」


ことり「海未ちゃん、どうしたの?」


『海未』「いえ、太らないように気を付けているんです……」


ことり「そ、そうなんだ……海未ちゃんは大丈夫だと思うけど……」

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『海未』・ことり・ことり母「ごちそうさまでした」


『海未』「ふぅ、おなかいっぱいです……」


ことり「海未ちゃん、太るとか言いながら結局いっぱい食べちゃったもんね……」


『海未』「はっ! やってしまいました……」


ことり母「片づけは私がやっておくから、あなたたちはお風呂に入ってきなさい」ニコッ


『海未』「はい、ありがとうございます」


ことり「それじゃ、海未ちゃんから入ってきていいよ♪」


『海未』「いいのですか? では、入ってきますね」


ことり「うん、いってらっしゃい」

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【みなみけ 浴室】


シャワァァァァーーー


『海未』「しーんじてーるよー♪ だからすたぁー♪」


『海未』「はっ!!」


穂乃果(最近、海未ちゃんとして過ごすのに慣れてきてるな……
    これっていいことなのかな……?)


穂乃果(海未ちゃんとしての生活もそれなりの楽しいとは思うけど、だけど何か違う気がするんだよね……
    もし、この状態がにどと元に戻らなかったら……?)


穂乃果(そしたら、穂乃果は『園田海未』の身体で園田海未として生きていかなきゃダメなのか……
    それって、常に海未ちゃんと一緒に居られるってこと?)


穂乃果(違うな……『園田海未』と一緒に過ごすけど、海未ちゃんと一緒ってわけじゃないんだよね……?
    うわー、穂乃果はあまり頭がよくないから分かんないよ!)


穂乃果(うーん、でも穂乃果は海未ちゃんとずっと一緒に居たいんだけどな……)


穂乃果(今は『園田海未』として、ことりちゃんとずっと一緒だけど、やっぱり海未ちゃんが一緒じゃなきゃ嫌だな……
    海未ちゃんは大切な幼馴染で、穂乃果の一番の親友で……)


穂乃果(あはは、そう考えると、穂乃果は本当に海未ちゃんが大好きだな)


穂乃果(そう、穂乃果は海未ちゃんが大好き……
    でも、この『好き』はどういう『好き』なのかな?)


穂乃果(うぅ、わかんないよ! 考えても仕方ないよね。だって穂乃果は頭良くないもん!
    さて、もうお風呂あがろうかな)

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【みなみけ 浴室】 数分後


シャワァァァァーーーー


ことり「ふぅ、気持ちいい……」


ことり(海未ちゃんとずっと一緒に居られるって楽しいことばかりだな。
    幼馴染だから、いつも一緒に居たのは今までと同じだけど……)


ことり(海未ちゃんと二人きりだからこそ話せることもあるだろうし!
    でも、穂乃果ちゃんがいないと……)


ことり(穂乃果ちゃんは海未ちゃんとことりじゃたどり着くことのできない場所へ連れて行ってくれる……
    見ることのできない景色を見せてくれる……)


ことり(やっぱり、三人揃ってなきゃダメなの!)


ことり(穂乃果ちゃんが海未ちゃんとことりを引っ張って行って、海未ちゃんが穂乃果ちゃんのわがままに付き合ってあげて、
    その二人を一歩後ろからことりが支えてあげるの。それが穂乃果ちゃんと、海未ちゃんと、そしてことりのあるべき姿……)


ことり(だから、ずっと一緒に居られたらいいな……
    三人一緒に……)


ことり「さて、そろそろ上がろうかな。海未ちゃんも退屈してるだろうし!」

今日はここまでです。
続きはまた明日にしますね。

あ、ちょっとフライング気味の質問なんですが、
このSSが終わったら他のμ'sメンバーのカップリングが入れ替わる話やってみたいのですが、どうでしょうか?
今考えてるのは【にこまき】【りんぱな】です。
実際、需要有りますかね?
コメントお願いします!

それでは~。

今スレ見つけて追い付いた!
応援してるから完走してくれー!

>135
どっちも魅力的ですね。
でも、にこちゃんが一番好きだから【にこまき】ですかね。

>>138 こういう励ましコメはホント嬉しいです!

>>139 【にこ真姫】ですか。ではその方向で考えておきます。
   アニメ版にことアニメ前にこってどっちの方が良いのかな?

では続きいきます。

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【星空家 凛の部屋】


凛「(*'ω') …………」


にこ「それでね、そのとき真姫ちゃんがすっごく可愛かったの! 真姫ちゃん、どうしたと思う?
   実はね、赤面しながら目を瞑ってきたの! それがすっごく可愛くて……」


凛「(*'ω’) …………」


にこ「そこでにこは、わざとタイミングをずらしてみたの!
   そしたら真姫ちゃんは驚いてて、ああ、その時の真姫ちゃん、すっごく可愛かったなぁ~……」


凛(これ、昨日も聞いた話だにゃー……)


にこ「それからそれから……」


凛「にゃー……」

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【ことりの部屋】


ことり「ふう、気持ちよかったぁ……」


『海未』「お帰りなさい、ことり」


ことり「海未ちゃん、退屈してなかった?」


『海未』「いえ、そんなことないですよ?」


ことり「そっか、なら良かった♪」


『海未』「さて、寝るまでまだ時間もありますが、どうしましょうか?」


ことり「う~ん、そうだねぇ…… そうだ、トランプでもしない?」


『海未』「トランプですか? 良いですが、どうしていきなり?」


ことり「まあまあ、気にしないで。海未ちゃん、『セブンブリッジ』って知ってる?」


『海未』「ええ、知っています。確か、手札から3枚のカードのセットを作っていって
     先に手札を0にした方の勝ち、でしたよね?」


ことり「うん、大体はそんな感じかな。それじゃ始めよっか♪」


『海未』「では、私の番からですね……あ、1セットできています。はい、次はことりの番ですよ」


ことり「うん、えっと……組み合わせはできてないみたいだね……はい、海未ちゃんの番だよ」


『海未』「はい……組み合わせはできませんね。ことりの番ですよ。
     それにしても、どうして『セブンブリッジ』なのですか?」


ことり「う~ん、何でだろうね。あ、1セットできたよ。
    『3枚1セット』っていうのが何かに似てるから、かな。はい、海未ちゃんの番だよ」


『海未』「『3枚1セット』が何かに似てるですか? あ、ことりの出したカードに1枚付け足しますね。
     それに、1セットできてます。これで私の手札は0枚。私の勝ちですね」


ことり「ああ、負けちゃったか……でも、やっぱり楽しい♪
    『3枚1セット』っていうのが何に似てるか、分からないかな?」


『海未』「うーん、そうですね……あ、もしかして私たちの事ですか?」


ことり「正解♪ 『3枚1セット』っていうのが、穂乃果ちゃんと海未ちゃんとことりにそっくりだから!
    だから、このゲームは大好きなの」ニコッ


『海未』「なるほど、ことりらしいですね」


ことり「うん。それくらいことりは、3人でいる時間が幸せなの。いつまでも一緒に居られたらいいな、って思う。
    でも、いつかは離れ離れになっちゃうのかな……?」


『海未』「そんなことありません! 私たちはいつまでもずっと一緒に居られるはずです!」


ことり「! ……ありがとう、海未ちゃん。
    あ、今の海未ちゃん、穂乃果ちゃんみたいだったね。でも、凄く嬉しかったよ」


『海未』「穂乃果みたいですか……ま、まあ私だってことりや穂乃果といつまでも一緒に居たいと思いますし!」


ことり「うふふ、海未ちゃん」


『海未』「はい、何ですか?」


ことり「大好きだよ! ずっと友達でいようね♪」


『海未』「ええ、もちろんです♪」

ことり「じゃあ、セブンブリッジもう1回やろう?」


『海未』「しかし、そろそろ寝ないと明日起きられなくなってしまいますし……」


ことり「もうこんな時間だったんだ……しょうがない、今日はもう寝よっか」


『海未』「ええ、そうしましょう」


ことり「それじゃ、海未ちゃんはこっちのベッドで寝ていいよ。
    ことりはこっちの布団で良いから」


『海未』「い、いけません! 私は布団で寝ますので、ことりはベッドを使ってください」


ことり「う~ん、それじゃ一緒に寝よっか♪」


『海未』「一緒にですか? 少し狭いのでは?」


ことり「そんなこと気にしなくていいの! じゃあ、電気消すよ~?」


『海未』「ええ、良いですよ」


パチッ マックラー


モゾモゾ モゾモゾ


ことり「うふふ、暖かいね」


『海未』「そうですね、ことりの体温が近くに感じます」


ことり「当たり前だよ、くっついてるんだもん」


『海未』「…………」


ことり「海未ちゃん、どうしたの?」


『海未』「ことり……」


ことり「なに? 海未ちゃん?」


『海未』「どうして……ことりだけこんなに胸が育ってしまったのですか!?」


ことり「え、えぇ!? 胸!?」


『海未』「うぅ、私や穂乃果はあまり成長しないのに、ことりだけ……」


ことり「そ、それは個人差の問題っていうか……きっと海未ちゃんもこれから成長するよ!」


『海未』「そんなの分からないじゃないですか!? そんなことりにはお仕置きです!」ワシワシワシワシ


ことり「えぇ!? ちょっとやめてよぉ~!」


『海未』「やめません! 私に少しで良いから分けてください!」ワシワシワシワシ


ことり「ふぇ~、もう、海未ちゃ~ん///」


『海未』「私ももっと大きくなりたーい!」ワシワシワシワシ


ことり「いやぁ~!!///」

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【ことりの部屋】 翌朝


ピピピピッ ピピピピッ


ことり「海未ちゃん、朝だよ~。海未ちゃん起きて~」


『海未』「ムニャ……もうちょっとだけ……」


ことり「もう、海未ちゃん起きてぇ~。海未ちゃ~ん!」


『海未』「もう、しょうがないですねぇ……ふわぁ~……」


ことり「お母さんが朝ごはん作ってくれてるみたいだから、早く食べよう?」


『海未』「うん、食べる……」ムニャ

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【みなみけ 家の前】


『海未』・ことり「いってきまーす」


ことり母「はい、いってらっしゃい」ニコニコ


ことり「海未ちゃん、起きてる……?」


『海未』「うん、起きてるよぉ~……ふわぁ~……」


ことり「海未ちゃんって朝こんなに弱かったっけ……?」

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【通学路】


ことり「あれ? いつもなら穂乃果ちゃんに会える時間なんだけど……」


『海未』「絵里の家に泊まってるのではないですか?
     方向が逆ですし」


ことり「そっか、残念だな……」


『海未』「まあ、せっかくの機会ですし。たまには二人というのも……」


ことり「似た話、前にも言ってたよ?」


『海未』「そうでしたっけ?」


ことり「そうだよ」ウフフ


『海未』「あ、そういえば昨日絵里が『くじで当たった人と極力一緒に過ごすこと』と言っていましたが、
     穂乃果とは学校でも一緒に居られないということですよね?」


ことり「そういうことだね。寂しくなっちゃうな……」


『海未』「ま、まあそう言わずに。きっと絵里も寂しいのですよ」


ことり「うぅ、でも……」


穂乃果(ことりちゃん可愛すぎるよ! ヤバいって、ニヤけちゃうよ!!)


『海未』「まあ、一週間だけの話ですし。さあ、急ぎましょう」


ことり「うん!」

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【音ノ木坂学院 2年教室】 昼休み


ガラガラッ


絵里「穂乃果ー、一緒にご飯食べましょ」


『穂乃果』「ああ、絵里ちゃん。ちょっと待っててー」


ことり「うぅ、やっぱり絵里ちゃんと一緒なんだね……」


『穂乃果』「ごめんね、でもそういう約束だから。それじゃあ、海未ちゃん、ことりちゃん、また後でねー」


『海未』「ええ、また後で」


ことり「またね~」


『穂乃果』「お待たせ、絵里ちゃん。どこで昼ごはん食べる?」


絵里「そうね、誰もいないところが良いわね。あ、あそこなら……」

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【生徒会室】 昼休み


絵里「ここなんてどう? 誰もいないしゆっくりできるわよ」


『穂乃果』「うん、絵里ちゃんと二人きりか~」


絵里「もしかして、迷惑だったかしら……?」


『穂乃果』「そんなことないよ! 絵里ちゃんと一緒なのは楽しいもん!」


絵里「本当に? それなら良かったわ
   実は、今日はいつもより多めに作っちゃったんだけど、良かったらどうかしら?」


『穂乃果』「え!? 良いの? ふふーん、じゃあいただきまーす!」


絵里「はい、召し上がれ♪」


『穂乃果』「うーん、やっぱり絵里ちゃんの手料理は美味しいよ!」


絵里「本当? 実はこれ、穂乃果のために作ったのよ。喜んでくれてうれしいわ」パァーー


『穂乃果』「あ、じゃあ穂乃果のパンも少しあげるよ!
      食べかけだけど、それでもいい?」


絵里「え!? それって穂乃果と間接キスということよね?」


『穂乃果』「え!? あ、ああ、そういうことになっちゃうね///」


絵里「ほ、穂乃果が良いのならいただくわ///」ドキドキ


『穂乃果』「ど、どうぞ……///」


パクッ


絵里「うん、美味しいわ」


『穂乃果』「そう? でもそれコンビニで買ったパンだけど……」


絵里「穂乃果からもらっただけで美味しいのよ。さあ、私の弁当も好きなだけ食べていいわよ」ニコッ


『穂乃果』「ホントに!? それじゃ、お言葉に甘えて……えへへ……」


絵里(穂乃果と二人きりの時間……いつまでも、永遠に続けばいいのに……)

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【中庭】 同時刻


希「と、いうことで今日のお昼はうちもご一緒させてもらうな?」


花陽「はい、希ちゃんとお昼って凄く珍しいですよね」


真姫「…………(モグモグ)」


希「真姫ちゃん、折角なんやし一緒にお話でもしよ?」


花陽「そうだよ、真姫ちゃん。希ちゃんと一緒なんてあまりないんだから」


真姫「……別にお昼を食べてるときに話さなきゃいけないってわけでもないでしょ」


希「あ、もしかして真姫ちゃん……」


真姫「……何よ?」


希「にこっちと一緒に居られなくて寂しいとか?」ニヤァ


真姫「そ、そそそんなわけないでしょ!/// どうして私がにこちゃんなんかと!!」


希「真姫ちゃん、顔が真っ赤やで?」クスクス


真姫「んなわけないでしょ!///」


希「ふふふ、真姫ちゃんはホント可愛いね。もっと素直になったらええのに?」


真姫「だから私はにこちゃんなんか!」


花陽「でも昨日、凄く目を輝かせながらにこちゃんのところに行ってたし……」


真姫「ちょ、ちょっと花陽!?///」


希「ほらやっぱり……」クスクス


真姫「もう、知らない!///」


希・真姫(真姫ちゃん可愛い!)

今日はあまりストーリーは動きませんでしたが、終わります。
続きはまた明日です。

欲しいイベント・展開があったらコメントよろしくです!

乙です。
ことりちゃんが可愛過ぎてヤバいww穂乃果ちゃんもそうに違いない。
>140 間を取って漫画版のにこちゃんとかどうです?
無理ならアニメですかね。

にこ「自画自賛する真姫ちゃんも可愛い!」

>>153 漫画版のにこですか。惜しくも主は漫画版読んでないんですよね……
   受け性能が非常に高い、アニメ版のにこでいきたいな、と思ってます。
   アニメ前のにこも可愛いんですけどね。

>>155 これは盛大な誤字でした……
   正しくは、『希・花陽(真姫ちゃん可愛い!)』ですね。
   今後気を付けます……

続き投下していきまーす。

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【帰り道】 放課後


『穂乃果』「いやぁ~、今日の練習も疲れたよ~」


絵里「そうね、連日あそこまでのハードメニューだと大変ね。
   そろそろ休みを入れた方が良いかもしれないわね」


『穂乃果』「そうだよ! 折角μ'sのメンバー同士で仲良くなろうとしてるんだから
      休みを入れるべきだよ!」


絵里「それもそうね……って、リーダーはあなたなんだから、そういうのは穂乃果が決めていいのよ?」


『穂乃果』「おお、なるほど! じゃあ明日はμ'sの練習おやすみってことで!
      丁度学校もお休みだしね!」


絵里「!?」


『穂乃果』「絵里ちゃん、どうしたの?」


絵里「そ、それって一日中デートをしてくれるということ……?」


『穂乃果』「それも良いかもね! よーし、明日は絵里ちゃんとデートだぁ!」


絵里「た、楽しみね……ふふふ……」


絵里(やったわ! 明日は穂乃果と一日中デート! ふふふ、これを機にもっと仲良くなれれば……
   頑張るのよ、エリー! かしこい!かわいい!エリーチカ!)


『穂乃果』「あ、そうだ。今日は穂乃果の家に泊まっていきなよ!」


絵里「え、いいの?」


『穂乃果』「うん、もちろん! 一昨日は絵里ちゃんのお家にお邪魔したから、今度は交代だよ♪」


絵里「そうね、それじゃお言葉に甘えさせてもらおうかしら♪」

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【穂乃果の部屋】


『穂乃果』「ようこそ、我が部屋へ!」


絵里「あら、意外と綺麗になってるのね」キョロキョロ


『穂乃果』「何ソレ、ひどい!」


絵里「ああ、ごめんなさい。穂乃果は整理整頓が苦手そうだから手伝ってあげようと思ってたんだけど」


『穂乃果』「そうなの? ありがとう、でもその心配はないよ」


絵里「ええ、そのようね」ニコッ


海未(確かに穂乃果の部屋は散らかってました……
   私が生活をするのに躊躇うほどだったので、私が整理しておいたのですがね……)


『穂乃果』「さあ、ご飯まで何する?」


絵里「うーん、そうねこれといってやることも無いし、学校から課題が出てるんじゃない?
   折角だから早めに終わらせておきましょう」


『穂乃果』「えぇ~、帰っていきなり勉強するの~?」


絵里「もちろん、だって明日は一日デートをするんだから!」キラキラ


『穂乃果』「絵里ちゃん、目が凄く輝いてるよ……」


絵里「さあ、始めましょうか。穂乃果、今日はどの教科が出ているの?」


『穂乃果』「えっと……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『穂乃果』「やっと終わったよぉ~……」


絵里「お疲れ様。ふぅ、私も大体終わったわ」


タダイマ- アレーダレカキテルノー?


『穂乃果』「あ、雪穂が帰ってきたみたい!」


ガチャッ タッタッタッタ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


『穂乃果』「おかえり、雪穂」


雪穂「あ、ただいま、お姉ちゃん。誰か来てるの?」


『穂乃果』「うん、絵里ちゃん。お泊まりするんだ!」


雪穂「へえ、そうなんだ……あれ、じゃあ亜里沙が一人じゃない?」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


『穂乃果』「って、言ってたんだけど、大丈夫?」


絵里「そういえば!!」


『穂乃果』「え、忘れてたの!?」


絵里「ど、どうしましょうか……」アワアワ


『穂乃果』「あ、それなら亜里沙ちゃんもうちに泊まればいいんじゃない?
      雪穂もいるから亜里沙ちゃんも喜ぶと思うけど。どうかな?」


絵里「でも、穂乃果の家にそんなに迷惑はかけられないし……」


『穂乃果』「大丈夫だよ! ちょっと待ってて!」


ガチャッ タッタッタッタ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


『穂乃果』「お母さーん、亜里沙ちゃんも泊まって良いかな?」


穂乃果母「亜里沙ちゃんっ……ああ、雪穂のお友達の?」


『穂乃果』「うん、絵里ちゃんが家に泊まっちゃうと亜里沙ちゃんが家で一人になっちゃうみたいだから」


穂乃果母「あら、そうなの? そうね確かに女の子が家で一人は危ないし。良いわよ」


『穂乃果』「ホント!? ありがとう、お母さん!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


『穂乃果』「お母さんは良いって!」


絵里「本当に? じゃあ、亜里沙に電話してみるわ」


ピッピッピッピ プルルルル ガチャッ


絵里「あ、亜里沙?」


亜里沙『お姉ちゃん? 今どこにいるの? 家に帰っても誰もいなかったから……』


絵里「今、穂乃果の家にいて、今日泊まることになったんだけど。
   よかったら亜里沙も泊まらない? って言ってるんだけど。どうかしら?」


亜里沙『良いの!? 行く! 亜里沙もお泊まりする!」


絵里「うん、分かったわ。お泊まりに必要な道具はちゃんと揃えてきなさいよ?」


亜里沙『はーい♪』


絵里「うん、亜里沙も来るみたい。でも、二人も泊まって本当に大丈夫? 寝る場所だって……」


『穂乃果』「大丈夫だよ! 絵里ちゃんは穂乃果の部屋で、亜里沙ちゃんは雪穂の部屋で寝てもらえば大丈夫! 多分……」


絵里「多分って……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【高坂家 食卓】


『穂乃果』・絵里・雪穂・亜里沙・穂乃果母「いただきます」


雪穂「うわぁ、今日の食卓は豪華だねぇ~。料理以外が……」


穂乃果母「ごめんなさいね、あまりご馳走は用意できなくて……」


絵里「いえ、気にしないでください。いきなり押しかけたのは私たちの方ですし。
   ほら、亜里沙もちゃんとお礼言いなさい」


亜里沙「きょ、今日はお世話になります!」


『穂乃果』「そんなにかしこまらなくても良いよ? 雪穂も亜里沙ちゃんが来てくれて喜んでるし」


雪穂「そうだよ、亜里沙ちゃんとお泊まりかぁ~……
   夜が楽しみだなぁ……ふふふ……」


亜里沙「雪穂ちゃん、誤解を招くようなこと言わないで……」


穂乃果母「ホント、食卓にこんなに人がいるのも珍しいわね。
     穂乃果が小学校の頃はよく海未ちゃんとお母さんが来てたんだけどねぇ……」


『穂乃果』「懐かしいねぇ~」


絵里(穂乃果が小さい頃から海未は仲が良かったのね……
   まあ、それが幼馴染というものだし……でも、それが私だったら……)ハァ


穂乃果母「みんな、好きなだけおかわりしていいからね? 穂乃果はいつもより少し控えなさいね?」


『穂乃果』「はーい……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『穂乃果』・絵里・雪穂・亜里沙・穂乃果母「ごちそうさま」


絵里「ハラショー、とても美味しかったです」


穂乃果母「あら、本当? 嬉しいわ、そういう風に褒めてくれると。
     穂乃果はあまりお母さんにお礼なんて言わないもんね?」


『穂乃果』「あはは……感謝しています、お母様!」


雪穂「今更すぎだよ……」


穂乃果母「あ、お風呂入ってきても良いわよ。片づけはやっておくから」


絵里・亜里沙「ありがとうございます」


絵里「穂乃果、今日こそ私と一緒にお風呂に入らない?
   亜里沙、あなたは雪穂ちゃんとで良いでしょ?」


亜里沙「うん、亜里沙は雪穂と一緒に入る! 良いよね? 雪穂ちゃん♪」


雪穂「いいよ~♪ あ、お姉ちゃんたちは先に入ってきても良いよ。
   私と亜里沙は宿題終わらせなきゃいけないから」


『穂乃果』「それじゃ、絵里ちゃん行こうか?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【高坂家 浴室】


シャワァァァーーーー


『穂乃果』「はぁ……気持ちいいねぇ……」ホワァー


絵里「ええ、その通りねぇ……」ホワァー


『穂乃果』「それにしても絵里ちゃん……」


絵里「どうしたの、穂乃果?」


『穂乃果』「胸、大きすぎるよ!」


絵里「え、ええ!? 胸!?」


『穂乃果』「うー、羨ましいよ……何を食べたらこんなに大きく……」


絵里「ちょ、ちょっと恥ずかしいからやめてよ……///」


『穂乃果』「やめてなるものかー! それっ!」ワシッ


絵里「きゃぁっ///」


『穂乃果』「わぁ、触り心地が凄いよ……」ワシワシ


絵里「ちょ、ちょっと、穂乃果ぁ///」


『穂乃果』「わあ、凄いや。クセになっちゃいそうだよ……」ワシワシワシワシ


絵里「ちょっと、穂乃果、ホントに……キャッ!///」


『穂乃果』「この胸がちょっとだけでも穂乃果に分けてくれればなぁ……」ワシワシワシワシ


絵里「もう、穂乃果……こうなったら、えい!」ワシッ


『穂乃果』「わあ! ちょっと、絵里ちゃん、ストップストップ!」ワシワシ


絵里「さっきの仕返しよ! 覚悟しなさい!」ワシワシワシワシ


『穂乃果』「ちょっと絵里ちゃん、待って……ひゃぁ!///」


絵里「ふふふ、穂乃果の胸だって柔らくて素敵じゃない……」ワシワシワシワシ


『穂乃果』「絵里ちゃん、ホントにやめて///」


絵里「やめないわ! さっきは私だってやめてって言ったのに、穂乃果は……」ワシワシワシワシ


『穂乃果』「ごめん、謝るからぁ///」


絵里「ふぅ、そろそろ良いかしら」


『穂乃果』「うぅ、絵里ちゃんひどいよぉ……」


絵里「でも、先にしてきたのは穂乃果の方でしょ?
   お互い様だと思うけど?」フフフ


『穂乃果』「そ、それはそうだけど……」


絵里「お、落ち込まないで? 確かに私もやりすぎたわ。ごめんなさい……」


『穂乃果』「う、ううん、そんなに気にしないでもいいよ! これももっと仲良くなるため、なんだよね?」


絵里「そ、そうね! それに、私は穂乃果にだったらそれ以上の事をされても……」ボソッ


『穂乃果』「え、何か言った?」


絵里「ううん、何も言ってないわ。さあ、そろそろ上がりましょうか。
   亜里沙たちも待っているだろうし」


『穂乃果』「そうだね♪」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

シャワァァァーーー


雪穂「はぁ~、気持ちいいねぇ~……」


亜里沙「そうだねぇ~……」


雪穂「ふわぁ~……」


亜里沙「ふぅ~……」


雪穂「…………」


亜里沙「…………」


雪穂「そういえば、さっきはお姉ちゃんたち、お風呂で騒いでたみたいだけど何してたんだろうね?」


亜里沙「う~ん、『胸』とか『大きい』とか言ってたけど……」


雪穂「なるほど、お姉ちゃんが絵里さんの胸を見て羨ましがってたってことかな」


亜里沙「なるほど…… 確かに、お姉ちゃんの胸は立派だから」


雪穂「ああ、なるほどねぇ~」


亜里沙「ふむふむ……」


雪穂「どうしたの?」


亜里沙「雪穂もなかなか大きいですね……」


雪穂「え!?」


亜里沙「お姉ちゃんほどではないですが、触り心地のほどは…… それっ!」


雪穂「ひゃっ! ちょっと、亜里沙……///」


亜里沙「なるほど、かなり柔らかいかも……」ワシワシ


雪穂「しみじみと解説しなくていいから! ちょっと、やめてよ///」


亜里沙「う~ん、もうちょっとだけ~」ワシワシ


雪穂「も~、だれかたすけてー!」

・・・ところであっちに誤爆したのって>>157-158に入る話っぽいし1回抜けてない?

>>167 そ、そのようですね……
   うわあ、すごく恥ずかしいんですけど!
   今後絶対誤爆はしないようにする……!
   一応、ストーリーに大きくかかわる場面ではないのですが一応補足として

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【高坂家】 放課後


『穂乃果』「ただいまぁ~」


絵里「お邪魔します」


穂乃果母「おかえりなさい、えっと、絢瀬さんでしたっけ?」


絵里「はい、音ノ木坂学園3年で生徒会長をやっています。絢瀬絵里です。
   穂乃果さんと一緒にスクールアイドルとして活動させていただいてます」


穂乃果母「あら、穂乃果の先輩なのね。いつも穂乃果がお世話になってるわよね。あ、お団子食べる?」


絵里「いえ、お気になさらずに。それに私も、穂乃果にはいろいろと助けられていますから」


『穂乃果』「今日は絵里ちゃん、家に泊まることになったんだけど、良いよね?」


穂乃果母「ええ、いいわよ。ゆっくりしていってね」ニコッ


絵里「はい、お世話になります」ペコッ


『穂乃果』「それじゃ、穂乃果の部屋に行こうか?」


絵里「ええ、お邪魔するわ」ワクワク


>>158 に続く

>>166 の続きです

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【星空家】


凛「(*'▽')…………」


にこ「それでね、真姫ちゃんがね……」


凛「(*'▽')…………」


にこ「ホントに可愛くて、もう我慢できずに抱きしめちゃったの!
   でもね、そうしたら真姫ちゃんが……」


凛(話が長すぎるにゃー……)

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【穂乃果の部屋】


『穂乃果』「さて、課題も終わらせてることだし。絵里ちゃん、何しよっか?」


絵里「そうね…… あ、それなら……」


『穂乃果』「?」


絵里「ほーのか♪」バッ


『穂乃果』「もう、いきなりどうしたの? ベッドに押し倒したりして?」


絵里「今は穂乃果と触れ合っていたいの♪」


『穂乃果』「え、絵里ちゃん……///」


絵里「ふふふ、ほーのか♪」モギュー


『穂乃果』「絵里ちゃん、くすぐったいよ///」


絵里「ごめんなさい、でも良いでしょ? たまにはこういう私も」


『穂乃果』「そうだね、普段は絵里ちゃん、とってもクールなのにね」ニコッ


絵里「うん、でも今は穂乃果と二人きりだから」


『穂乃果』「うん、こういう絵里ちゃんも可愛いと思う!」


絵里「ホント!? 良かった♪」


『穂乃果』「こういういつもと違った一面も見られるし、こういうのも悪くはないかも……」


絵里「そうでしょ? 私、もっと穂乃果と仲良くなりたかったの。
   海未やことりと同じくらいにね……」


『穂乃果』「海未ちゃんとことりちゃん?」


絵里「ええ、海未とことりは穂乃果と幼馴染だから仲がいいのは当然だけど……
   私も、それくらい仲良くなれたら良いなって思ってたの」


『穂乃果』「もちろん! 絵里ちゃんとだってとっても仲良しだよ!」


絵里「そういう意味じゃなくて、もっと親密な関係になれれば……」


『穂乃果』「絵里ちゃん……」


絵里「穂乃果、私ね……」


『穂乃果』「…………」


絵里「私、穂乃果の事が……」

今日はここまでです。
続きはまた明日にでも。

これが終わったらにこまきが入れ替わる話でも書けたら良いかなって思ってます。
似たような展開になりそうで少々考えなければなりませんがw

こんなイベント&展開が欲しい、的なコメント待ってます!

『穂乃果』「…………」ゴクリ


ガチャッ


雪穂「お姉ちゃん、漫画借りに来たー」


絵里「ひゃぁ!!」


雪穂「勝手に持ってくねー」タッタッタ


ガチャッ バタン


『穂乃果』「あぁ……ハハハ……」


『穂乃果』「あ、絵里ちゃん、何だっけ? えっと、穂乃果の事が?」


絵里「いや、もういいわ。興が覚めたし……」

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『穂乃果』「それじゃ、電気消すよー?」


絵里「ええ、いいわよ」


パチッ マックラーー


『穂乃果』「本当に同じベッドで良いの? 狭くない?」


絵里「良いのよ。その方が幸せだから」


『穂乃果』「よく分からないけど、絵里ちゃんが良いなら良いか♪」


モゾモゾ


絵里「ふふふ、暖かいわね」


『穂乃果』「そうだね、心地いいなぁ……」


絵里「うん、私も。……ねえ、穂乃果」


『穂乃果』「何、絵里ちゃん?」


絵里「さっきの話の続き、聞きたい?」


『穂乃果』「聞きたい、けど……
      それは絵里ちゃんがまた言いたくなった時で良いよ」


絵里「そう……」


『穂乃果』「うん、だから無理しなくていいからね?」


絵里「ありがとう、穂乃果……
   ねえ、穂乃果。私たちって仲良くなれたのかしら?」


『穂乃果』「どうしたの? 穂乃果と絵里ちゃんは仲良しだよ?」


絵里「そういう意味ではないの。前にも言ったじゃない? 海未やことりのように、穂乃果ともっと仲良くなりたい」


『穂乃果』「うん……」


絵里「私は穂乃果と、もっと親密な関係に…… いえ、これ以上は良いわ」


『穂乃果』「親密な関係……」


絵里「さあ、もう寝ましょう?」


『穂乃果』「うん、そうだね。おやすみなさい、絵里ちゃん」


絵里「ええ、おやすみなさい、穂乃果」

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【雪穂の部屋】


亜里沙「ねえ雪穂、人はどうしてキスをするの?」


雪穂「え、いきなりどうしたの?」


亜里沙「いいから!」


雪穂「えぇ…… そうだなぁ、その人が好きだからじゃない?」


亜里沙「好きだから……」


雪穂「うん、そういうことなんじゃない?」


亜里沙「じゃあ雪穂、キスしよう?」


雪穂「え? なんでそうなるの?」


亜里沙「亜里沙は雪穂の事が好きだから」


雪穂「それはなんか違うでしょ……」


亜里沙「雪穂は亜里沙の事、好きじゃないの?」


雪穂「えぇ…… まあ、好きだけど……」


亜里沙「じゃあ、亜里沙は雪穂とキスがしたい!」


雪穂「好きの意味が違うわよ……」


亜里沙「違うの?」


雪穂「違うの。英語にすれば『like』か『love』かの違いかな」


亜里沙「へえ、そうなんだ……」


雪穂「まあ、私はそういうのよく分からないけどねー」


亜里沙「亜里沙は雪穂の事が大好きだから、『love』だよ!」


雪穂「それって『very like』なんじゃない……?」


亜里沙「えぇ…… じゃあ雪穂は亜里沙とはキスできないの?」


雪穂「できなくはないけど、したいとは思わないかなー」


亜里沙「亜里沙はしたいと思ってるよ?」


雪穂「だ、だから何なのよ……」


亜里沙「ほら、ちゅー」(ー8ー)


雪穂「いや、しないよ?」


亜里沙「…………ちゅー」(-8-)


雪穂「ハァ……」


チュッ


雪穂「これで良いでしょ?」


亜里沙「ほっぺ……」


雪穂「キスはキスでしょ? はい、この話はもう終わりね。
   さあ、そろそろ寝よう?」


亜里沙「はーい」


雪穂「布団出すの面倒だから、同じベッドで良い?」


亜里沙「亜里沙は雪穂と一緒なら何でもいいよ!」


雪穂「……。 電気消すよー」


パチッ


雪穂「少しズレてくれないと私が入れないんだけど……」


亜里沙「あ、ごめんね」


モゾモゾ モゾモゾ


雪穂「もう、くっつきすぎだって……」


亜里沙「これで良いの」


雪穂「もうちょっと離れてよー」


亜里沙「キスしてくれたら……」


雪穂「このままで良いよ」


亜里沙「ぶー」

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【園田家 海未の部屋】


『海未』「ことり、電気を消しますよ」


ことり「うん、良いよ♪」


パチッ マックラーー


『海未』「ことり、今日話したことなのですが……」


ことり「もう、気にしないで? ことりも前々からそんな気はしていたし」


『海未』「そうなのですか……」


ことり「ことりは、海未ちゃんと穂乃果ちゃんが大好き」


『海未』「ことり……」


ことり「3人でずっと仲良くしていられたら良いな、って思ってるよ?」


『海未』「…………」


ことり「でもね、海未ちゃんや穂乃果ちゃんの気持ちだって尊重してあげたい」


『海未』「ありがとうございます……」


ことり「もし、悩みがあったらいつでも相談してね?
    ことりはそんなことしか、支えてあげることしかできないから……」


『海未』「ことり…… 私はことりとずっと友達、いえ、親友です!
     それだけは、絶対に変わりませんよ」


ことり「うん、約束♪」


『海未』「それじゃ、寝ましょうか。おやすみなさい、ことり」


ことり「うん、おやすみ、海未ちゃん」


穂乃果(もう、自分の気持ちから逃げたりしない!
    今の気持ちを裏切ったら、いつか絶対後悔するはずだから……)


穂乃果(鈍感なフリしてたけど、もうそれはおしまい。
    自分の気持ちに決着をつける……)

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絵里(私のこの気持ち、伝えてしまってもいいの?
   今の関係が崩れてしまうことだって、考えられるのに?)


絵里(それでも、自分の気持ちを諦めたくない)


絵里(穂乃果は教えてくれたじゃない……
   『変わることを恐れないで、突き進む勇気』を……)


絵里(こんな気持ちで曖昧な関係を保っていても、意味がないわ)


絵里(私がμ'sのみんなに言った期間は1週間……
   その最後の日には、伝えてみせる。それがどんな結果であろうと、後悔はないわ!)


絵里(………… でも、あわよくば成功でもすれば…… ふふふ……)

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海未(絵里と共に過ごしてきて、よく分かりました。
   やはり、絵里は穂乃果の事が……)


海未(穂乃果だって、絵里と一緒に居る時だってとても楽しそうにしています……)


海未(穂乃果は絵里と一緒に居た方が幸せなのでは?
   私は今の幼馴染という役を失ってまで、大きな賭けに出る必要なんて……)


海未(そうです、幼馴染。こんなにも近くに居られる役を受けているにもかかわらず
   賭けをするだなんて、無謀にもほどがあります)


海未(ですが、私の気持ちは……?)


海未(私は、穂乃果との関係を一歩でも、半歩でも前進させたい。
   それがどれだけ、辛いことであっても、周りから反対されようとも……)


海未(やはり、自分の気持ちを裏切ることなんて、できませんよね)


海未(私は、弓から放たれた一筋の矢……
   途中で曲がることなどできません。目指すは幸せという名の的のみです……)


海未(となると、ことりには謝らなければいけませんよね……
   しかし、どういう結果であろうと、私はことりと親友であり続けることは確かなことです)


海未(ですから、ことりなら。きっとことりなら、許してくれますよね?)


海未(ふう、決心がつきました。なんて晴れ晴れとした気分なのでしょうか?
   気持ちを伝えるのは、この1週間という期間が終わってから、穂乃果とゆっくりお話でもしましょうか)

かなり時間の空いた投下になりましたが、なにとぞ……

今日の投下はここまでとなります。
展開は終盤に差し掛かってきたところです。
明日か明後日には終わりになるかもしれません。

こんなイベント&展開が欲しい、ってコメントくれたら、期待に沿えるよう努力します!
そろそろ、ストーリーも終わりますし、無理難題はどうにもなりませんが……

ちなみに主はほのうみ推しです。それでは!

これ入れ替わってる間に得た情報はちゃんと共有してるのかな?
海未ちゃんが「絵里に告白されそうになりました♪」って報告するのか・・・

ことりこそがヒロインなのかってくらい良い子してるな・・・

>>182 お互いの情報は知らないという体でやっています。
>>183 ああいう、素直な子ほど結ばれる確率は少ないのがアニメの現実ですよね……

投下は夜になると思います。

続き、投下しまーす。

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【穂乃果の部屋】 翌朝


カチッカチッカチッ ジリリリリリ‼


絵里「はっ!」ガバッ


『穂乃果』「すぅー…… すぅー……」


絵里「今日は、穂乃果と一日デートの日ね」


『穂乃果』「うーん、むにゃむにゃ……」


絵里「穂乃果、起きなさい。もう朝よ」


『穂乃果』「うーん、あと5分だけ~…… すぅー……」


絵里「もう、穂乃果ったら……」


絵里(まあ、穂乃果の寝顔をもう少しだけ見てるのも悪くないわね……)


『穂乃果』「すぅー…… すぅー……」


絵里「…………」ウットリ

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『穂乃果』「………… はっ!」ガバッ


絵里「きゃっ!」


『穂乃果』「あれ、絵里ちゃん。どうしたの?」


絵里「いや、穂乃果がいきなり飛び起きるから……
   穂乃果こそ、どうしたの?」


『穂乃果』「いやぁ、今日は絵里ちゃんとデートの日だったことを思い出して。えへへ」


絵里「嬉しいわ、穂乃果! 私とのデートをそんなに楽しみにしてくれていたのね……」


『穂乃果』「うん、すっごく楽しみだったよ!」


絵里「でもね、穂乃果……」


『穂乃果』「?」


絵里「もう、お昼前よ……」


『穂乃果』「えぇ!?」

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【ファーストフード店】 お昼


『穂乃果』「絵里ちゃん、ここ大好きだもんね?」


絵里「ええ、それはそうなんだけど。穂乃果はここでよかったの?
   今日のお昼は私が出すんだから、もっとちゃんとしたところでも良かったのに」


『穂乃果』「ううん、いいの。絵里ちゃんに喜んでほしいし!」


絵里「穂乃果……///」


『穂乃果』「はい、絵里ちゃんポテト! あーん」


絵里「は、恥ずかしいわよ…… ほ、他のお客さんもいるし……///」


『穂乃果』「いいの! だって今日はデートなんだよ?」


絵里「そ、そうね! うぅ…… あ、あーん///」パクッ


『穂乃果』「穂乃果、絵里ちゃんのハンバーガー食べたい!」


絵里「しょうがないわね…… はい、食べていいわよ」


『穂乃果』「絵里ちゃん……」


絵里「どうしたの?」


『穂乃果』「どうして絵里ちゃんはハンバーガーを千切ったの……?」


絵里「だって、そうしなきゃ穂乃果が食べにくいと思って……」


『穂乃果』「そこはお返しに、あーんってするところでしょ!」


絵里「な、なるほど! それじゃ、あ、あーん///」


『穂乃果』「あーん」パクッ


絵里「ど、どうかしら?」


『穂乃果』「うん、美味しいよ!」


絵里「そう、なら良かったわ!」パァーー


『穂乃果』「むっ!?」


絵里「どうしたの、穂乃果?」


『穂乃果』「誰かに見られてる気がして……」


絵里「気のせいじゃない?」


『穂乃果』「だよね~。あはは」

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『海未』「ことり……」


ことり「何、海未ちゃん?」モグモグ


『海未』「あれって、絵里と穂乃果ですよね……?」


ことり「あぁ! ホントだ!」


『海未』「シッ! 気づかれてはいけません!」


ことり「ご、ごめん…… でも、あれって……」


『海未』「どうみても、デートですよね……」


ことり「穂乃果ちゃんと絵里ちゃんって、そういう関係だったの……!?」


『海未』「そ、そんなはずはありません! しかし、あのイチャつきっぷりは……」


ことり「だ、だよね…… あぁ! また『あーん♡』ってしてる……」


『海未』「あ、穂乃果が周りをきょろきょろしてます……」


ことり「見つかっちゃったかな……?」


『海未』「ことり、バレないようにこの場から離れましょうか……」


ことり「わかった!」モグモグ


『海未』「ことり、まだ食べ終わってなかったのですか……?」

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【カラオケ】


『穂乃果』「さーて、歌いまくるぞー!」


絵里「カラオケに来るのも、久しぶりね……」


『穂乃果』「穂乃果もセンター決めの時以来かなぁ……」


絵里「まだ私がいない時……」


『穂乃果』「うわぁ、ごめんね、絵里ちゃん……
      じゃ、じゃあ何か一緒に歌おう?」


絵里「そうね…… それじゃ、これは?」


『穂乃果』「なるほど、良いよ♪」


ダイスキダ、バンザーイ♪ ガンバーレルーカラー キノウニテヲフッテー ホラ、マエムイテー♪


絵里「ふう……」


『穂乃果』「くぅー、気持ちいいねー!」


絵里(『愛してるばんざーい!』を選曲した意味、穂乃果には伝わったのかしら……?)


『穂乃果』「次は何を歌おうかな~♪」


絵里(まるで伝わってないじゃない……)

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絵里「ふう、かなり歌ったわね……」


『穂乃果』「うぅ、声が枯れちゃったよ……」


絵里「穂乃果は歌い過ぎね。何曲歌ったことやら……」


『穂乃果』「ちょっとの間、歌うのはやめとこう……」


絵里「スクールアイドルなのにダメでしょ」クスクス


『穂乃果』「そ、そうだよね」クスクス


絵里「そろそろ日も暮れてきたし、帰りましょうか?」


『穂乃果』「そうだね、一度穂乃果の家に寄っていくよね?」


絵里「そうね、荷物も置いたままだし。それに亜里沙もいるしね」


『穂乃果』「うん、それじゃしゅっぱーつ!」


絵里「あ、穂乃果。お願いがあるんだけど……」


『穂乃果』「なあに?」


絵里「帰るまで、手を繋いでほしいの……」


『穂乃果』「手? うん、いいよ!」ギュッ


絵里「あ/// ありがとう、穂乃果……///」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『海未』「ことり……」


ことり「何、海未ちゃん?」


『海未』「あれって、絵里と穂乃果ですよね……?」


ことり「あ、そうだね……」


『海未』「もしかしてなのですが、手を繋いでます……?」


ことり「そ、そうみたいだね…… あはは……」


『海未』「そうですか……」


ことり「う、海未ちゃん……」


『海未』「ことり、悔しいので私たちも手を繋ぎましょう……」


ことり「え、うん、いいけど……」ギュッ


『海未』「うぅ……」


ことり「海未ちゃん……」

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【高坂家】


絵里「昨日から、お世話になりました」


穂乃果母「良いのよ、またいつでも遊びに来てね?」


絵里「はい、ありがとうございます」


『穂乃果』「絵里ちゃん、今日は楽しかったよ。穂乃果が寝坊しなきゃもっと遊べたのにね。ごめんね……?」


絵里「いいのよ、私だってとても楽しかったわ。良かったら、また二人でお出かけしてくれる?」


『穂乃果』「うん、もちろんだよ! それじゃ、また学校でね~♪」


絵里「ええ、また学校で。ほら、亜里沙もお礼をちゃんと言いなさい」


亜里沙「昨日からお世話になりました!」


穂乃果母「亜里沙ちゃんも、またいつか遊びに来てね?」


雪穂「ばいばい、亜里沙。また学校でね」


亜里沙「はい、また学校で!」

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【みなみけ ことりの部屋】


『海未』「今日のあれは一体……」


ことり「海未ちゃん、そんなに思いつめなくても良いと思うけど……」


『海未』「絵里と穂乃果、まるで付き合ってる恋人同士のようでした……」


ことり「ただ、休みの日だから一緒にお出かけしてただけだと思うけど……」


『海未』「でも『あーん♡』なんてしてましたし……」


ことり「それはまあ、女の子同士だし……?」


『海未』「手までつないでいました……」


ことり「それこそ、女の子同士だからあると思うけど……?」


穂乃果(海未ちゃん、穂乃果の身体で何がしたいの!?
    絵里ちゃんとあんなに仲良しだったし……)


穂乃果(ハッ! もしかしすると、海未ちゃんは絵里ちゃんの事が……!?
    もしそうだったら、どうしよう……)


穂乃果(海未ちゃん……)

今日の投下はここまでです。
今日の投下数は多かったですね。もうちょっと分ければよかったかも……
おそらく明日の投下で終わりになると思います。

それでは!

どうも、主です。
もうすぐでラストまで書きあがりそうです。
ここからの展開なのですが、思ったより長くなってしまいました。
でももう、もったいぶるのなんですので、一気に投下したいと思います。

23:00になったら、一気に投下します。
なので、楽しみにしてくださってる方がいましたら、もう少しだけお待ちください!

では、投下していきまーす!

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【園田家 海未の部屋】 3日後の朝(最終日)


カチッカチッカチッ ジリリリリ‼


『海未』「う、うーん……」


『海未』「朝か……」


『海未』「…………」


穂乃果(そうだ! 今日は絵里ちゃんがあんなことを言い出してからちょうど1週間。
    今日で、あの企画もおしまいだ!)


穂乃果(3日前の休みの日、海未ちゃんが絵里ちゃんと何でデートしてたのか。
    海未ちゃんは絵里ちゃんの事が好きなのか、それを確かめなくちゃ!)


穂乃果(それに、穂乃果の想いだって……)

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【高坂家 穂乃果の部屋】 同時刻


カチッカチッカチッ ジリリリリ‼


『穂乃果』「はっ!」


『穂乃果』「朝ですか……」


『穂乃果』「…………」


海未(今日が絵里の企画の最終日。私のこの想い、絶対に穂乃果に伝えてみせます)


海未(待っててくださいね、穂乃果。私はもう、決めましたから!)

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【エリーチ家 絵里の部屋】 同時刻


ピピピピッ ピピピピッ


絵里「う、う~ん……」


絵里「朝、ね……」


絵里「…………」


絵里(穂乃果と一緒に居られるのも、今日で最後になるのね……)


絵里(ということは、私の想いを伝えるなら今日ってことね……?)


絵里(でも、穂乃果は私の事、変だって思わないかしら……
   女の子が女の子の事を好きだなんて……)


絵里(なんて、今更クヨクヨしても仕方ないわね。できるわ、エリー……
   あなたはできる子なんだから。かしこい!かわいい!エリーチカ! よし、やってみせるわ!)

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【高坂家 家の前】 朝


『穂乃果』「絵里ちゃん、お待たせ!」


絵里「おはよう、穂乃果」


『穂乃果』「おはよう、絵里ちゃん。じゃあ、行こうか?」


絵里「ええ、そうね」

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【通学路】


絵里「あ、そうだ、穂乃果」


『穂乃果』「なあに、絵里ちゃん?」


絵里「私、穂乃果に大切な話があるの。
   ここでは人目が多いから話せないけど、昼休みに生徒会室に来てくれないかしら?」


『穂乃果』「た、大切な話……?」


絵里「ええ、そうよ。大切な話。
   それじゃ、私今日の朝は生徒会の仕事があるから、先に行くわね。それじゃ!」タッタッタッタ


『穂乃果』「大切な話って……」


海未(このタイミングで、ということは、やはりそういう話ですよね?
   この事は穂乃果に話すべきでしょうか……?)


海未(いえ、穂乃果には言えません……
   もし、穂乃果が絵里を受け入れてしまったら……?)


海未(そうなれば、もう穂乃果を私のものにすることはできなくなってしまいます……)


海未(ならば、こうするしかありません……
   穂乃果、ごめんなさい。絵里も、本当にごめんなさい……)


海未(でも、私は穂乃果の事が……)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【通学路】 同時刻


ことり「あの、海未ちゃん……?」


『海未』「…………」


ことり「海未ちゃん、大丈夫?」


『海未』「……え!? だ、大丈夫です、何でもありません。
     で、何の話でしたっけ?」


ことり「昨日のテレビ番組の話だったんだけど、それはもう良いの!
    海未ちゃん、やっぱり悩みでもあるんじゃないの?」


『海未』「悩みと言えばそうなのですが……」


ことり「なんでもことりに相談して?
    解決はできないけど、そのお手伝いならできるから!」


『海未』「しかし……」


ことり「ことりじゃ、役に立てないのかな?」ウルッ


『海未』「こ、ことり……! 分かりました、話しましょう。
     でも、今は話せません。そうですね、今日の昼休みにでも、二人で話しましょう」


ことり「うん、分かった!」


穂乃果(海未ちゃん、もし海未ちゃんは絵里ちゃんの事が好きなんだとしたら
    やっぱり、穂乃果は迷惑になっちゃうのかな?)


穂乃果(それでも、今回は……
    今回だけは、迷惑をかけさせて!!)

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【通学路】 同時刻


希「なあ、真姫ちゃん、かよちん」


真姫「どうしたの?」


花陽「どうかしましたか?」


希「最近ウチら、目立ってないと思うんよ……」


真姫「何言ってんのよ? この美少女アイドル真姫ちゃんはいつだって目立ちまくりよ!?」


花陽「真姫ちゃん、そこまでは目立ってないよ……?」


真姫「な! そんなわけないじゃない!?」


希「だって、このSSの中で『希・真姫・花陽』の文字は凄く少ないみたいやし?」


真姫・花陽「?」


希「なのに、にこっちと凛ちゃんは割とちょくちょく登場してるみたいやし……」


真姫「希、何言ってんの?」


花陽「わ、私にもよく分かりません……」


希「まあ、スピリチュアルやからね!」


真姫・花陽「…………?」

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【音ノ木坂学院 生徒会室】 昼休み


絵里「…………」


絵里(穂乃果、まだかしら……)


絵里(私は、今から穂乃果に想いをすべて伝える……
   それがどんな結果であろうと、後悔はないはず……)


絵里(そうよ、私は今から『想いを伝える』だけ。その結果なんて関係ないのよ)


絵里(だけど…… だけど、もし穂乃果も私の事を好きだとしたら?
   そ、その時は付き合っちゃえばいいのよね?)


絵里(ダメよ、高望みはしてはダメ。私は穂乃果に想いを伝える、そのために呼び出したの!)


コンコン


絵里「!」


『穂乃果』「失礼しまーす。 絵里ちゃん、待った?」


絵里「ううん、良いのよ。気にしないで。
   おかげで心の整理もついたみたいだから」ニコッ


『穂乃果』「そっか♪」


絵里「あ、好きなところに座って良いわよ?」


『穂乃果』「うん、ありがとう。
      それで、絵里ちゃん。話って、何?」


絵里「…………」


『穂乃果』「絵里ちゃん……?」


絵里「ごめんなさい、もうちょっとだけ時間をくれる? あと、もう少しだけ……」


『穂乃果』「うん……」


シーーーーーーーーーーーーーーーーン


絵里「すぅー……はぁー…… 穂乃果、話すわよ?」


『穂乃果』「うん……」


絵里「私ね、穂乃果に出会ってから凄く変わった……」


絵里「周りの環境も、私自身も……」


絵里「穂乃果に出会う前は、私は独りだった……」


絵里「独りって、とても寂しいの。
   でも私は、その環境に慣れてしまっていたの……」


絵里「もし寂しくなってしまっても、『これが私の世界なんだ』って自分に言い聞かせてたわ。
   そうやって寂しさを無理やり押さえつけて、気づいたら、人とあまり関わらなくなっていたわ……」


絵里「でもね、穂乃果が、いや、穂乃果たちが私に手を差し伸べてくれた。
   穂乃果たちは私に人の温かさ、温もりを教えてくれたの」


絵里「私は凄く驚いたわ。絆って、こんなに温かいものだったんだって。
   それから、私は穂乃果たちに助けられてばかりだったわ。特に穂乃果にはね」


絵里「でもね、そのころは穂乃果に対して、絆を感じていただけだった……」


『穂乃果』「…………」


絵里「いつからかしら、穂乃果に特別な感情を持つようになったのは……」


絵里「穂乃果の笑顔にはいつも勇気をもらってた。穂乃果の歌声にはいつも元気をもらってた。
   穂乃果の楽しそうなダンスは、悩みや不安を吹き飛ばしてくれた……」


絵里「そして、私は気づいたの……」


絵里「私は、穂乃果に惹かれていたのよ」


『穂乃果』「穂乃果だって、絵里ちゃんの歌やダンスには惚れちゃうほど凄いって思ったなぁ」


絵里「そういう意味ではないの。私は、穂乃果の事が……」






絵里「穂乃果の事が、一人の女の子として、好きになってしまったのよ」






『穂乃果』「……!」


絵里「私はね、穂乃果の答えが聞きたいの。今回ばかりは、容赦なんていらないわ」


絵里「穂乃果の素直な気持ち。私が聞きたいのは、それだけ……」


海未(絵里、あなたは凄いです…… 尊敬します。このように自分の想いをキッパリと伝えられるなんて……)


海未(更に、あなたはどのような答えが返ってこようと構わない、そういった心構えですね?
   その気持ちが伝わります。自分の気持ちを伝えられれば、それで良いと……)


海未(私なんかとは、大違いです……
   絵里に比べ私は、自分の欲望のために『絵里の気持ち』を、『穂乃果の口』を使って踏みにじろうとしているのです……)


海未(こんなこと、許されることではありません……
   だけど、だからと言って『絵里の気持ち』を無責任に受け取ってしまっても良いのでしょうか?)


海未(良いわけありません…… ならば、私はどうすれば良いのですか?)


海未(穂乃果なら、こんな時穂乃果だったら、何と言うでしょうか?
   そんなこと、分かるはずないではありませんか…… 私はこの数日の間、『穂乃果』として生活してきました)


海未(しかし、一度でも穂乃果本人になることはできたのか? 出来たわけありません……
   だって穂乃果は、私なんかよりもずっと輝いてて、いつも未来に向かって走り続けていて……)


海未(穂乃果は、自分の事だけを考えているようで、本当はみんなの事を考えてくれていて……
   それが私の中の穂乃果です。だから、そんな穂乃果をマイナスな印象を与えるようなことはしないように気を付けていました)


海未(しかし、今回ばかりはそうするしかないのです……)


『穂乃果』「絵里ちゃん、穂乃果ね……」


絵里「うん……」


『穂乃果』「穂乃果はね、絵里ちゃんの事も大好きだよ?
      でもね、その『大好き』は、μ'sの全員に宛てられた『大好き』と同じなの……」


絵里「…………」


『穂乃果』「それに、穂乃果は好きな人がいるの」


絵里「…………っ!」


『穂乃果』「それはね……」


絵里「もう、言わなくても分かるわ。海未でしょ?
   だって、穂乃果は私と一緒に居る時でさえ、海未の事考えてるようだったし」


『穂乃果』「…………」


絵里「μ'sの誰よりも、海未を大事にしてたもの」


海未(それはおそらく、入れ替わりが起こったからで……)


絵里「ホント、私がμ'sに入る前のことは分からないけど……」


絵里「少なくとも、私がμ'sに入った時には、そんな感じだったわよ?」


『穂乃果』「…………え?」


海未(ちょっと待ってください…… 絵里が入ってすぐというと、入れ替わりなんて起こっていません……
   そ、その時から穂乃果が……? そんなことって……)


絵里「そっか、やっぱりそうだったんだ…… でもね、私の想いを穂乃果に伝えることができて良かったわ。
   フラれちゃったってことなんだろうけど、後悔はない」


絵里「後悔はないけど…… 悔しい……」


『穂乃果』「…………」


絵里「悔しい、すごく悔しいわ……! 私、やっぱり海未には勝てないのね?」


『穂乃果』「絵里ちゃん、ごめん……」


絵里「穂乃果は悪くない…… 誰も悪くないの……」


絵里「…………っ!」


『穂乃果』「え、絵里ちゃん?」


絵里「何でだろ? 何で涙が流れるのかしら?
   私は、想いを伝えるだけって、ただ、それだけだったのに…… 何で、どうして……?」


『穂乃果』「…………ごめん」


絵里「もう…… お願いだから、謝らないで……?」


『穂乃果』「うん……」


絵里「ごめんなさい、今の私は穂乃果に顔を見せられない……
   少しの間、一人にさせてくれない?」


『穂乃果』「うん、分かった……」


絵里「私が呼び出したのに、ごめんね?」


『穂乃果』「ううん、良いの…… それじゃ……」


ガチャッ バタン

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絵里「私、負けちゃったんだ……」


絵里「でもね、海未、一つだけ私が勝ってることがあるのよ?」






絵里「海未の演技は上手いと思ったけど、あんな演技じゃ私は騙せないのよ……」クスッ





絵里「でも、穂乃果は私じゃなくてあなたを選ぶんでしょうね…… だから、私の完敗ね」


絵里「さよなら、私の初恋……」

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【音ノ木坂学院 屋上】 8日前の放課後


絵里「さあ、みんな体調を崩さないように汗を拭いて、着替えてから帰るのよ?」


凛「はいにゃー!」


花陽「は、はい!」


にこ「真姫ちゃーん、この後真姫ちゃんの家に行っても良いにこー?」


真姫「べ、別にかまわないけど?」


にこ「やったー♪ じゃあ、今日は真姫ちゃん家にお泊まりにこー♡」


真姫「泊まるの? ちゃんと着替えも持ってきなさいよ?」


凛「あー! 真姫ちゃんとにこちゃんラブラブだにゃー!
  かよちーん、凛もかよちんの家にお泊まりしても良い?」


花陽「え? 今日も? もう、しょうがないなぁ……」


凛「やったにゃー! かよちん大好きだにゃー♪」


希「みんな、ちょっと良い?」

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絵里「みんなに話?」


ことり「でも、今穂乃果ちゃんと海未ちゃんがいないし……」


希「実は、その二人の事なんや……」


ことり「!?」


真姫「あの二人に何かあったわけ? 確かに様子はおかしかったけど……」


凛「うーん、凛にはやっぱりいつも通りに見えたけどな~」


花陽「私は、ちょっと不自然に見えました……」


希「そうやろ? あの二人の様子がおかしい理由、みんなに教えとこうと思って……」


ことり「希ちゃんは知ってるの!?」


絵里「同じμ'sのメンバーだし、聞いてた方が良さそうね……」


希「実は、穂乃果ちゃんと海未ちゃんはな……」

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えりにこことまきりんぱな「ええええ!?」


凛「って、つまりどういうことだにゃ?」


花陽「体が入れ替わってるんだよ。
   つまり、穂乃果ちゃんの身体だけど、中身は海未ちゃんで、海未ちゃんの身体だけど、中身は穂乃果ちゃんになってるってこと」


ことり「そ、そんな……!?」


真姫「それなら、確かに今日のダンス練習で海未の動きが不自然なのも納得いくわね」


にこ「つまり、中身は穂乃果ちゃんだから、海未ちゃんにパートの振り付けが分からなかったってことにこ?」


絵里「おそらくそういうことでしょうね。でも、そんなことって現実であり得るの?」


希「ウチも、打ち明けられた時は信じられなかったけど、あの様子を見ると……」


絵里「そうよね……」


希「このことは、あの二人には秘密にしてほしいんや。みんなには言わないでって言われとるから……
  でも、こんな緊急事態はみんなで協力せなあかんやろ?」


ことり「そうだよ! 穂乃果ちゃんと海未ちゃん、どうしてことりには言ってくれなかったんだろう……?」


希「ことりちゃんには、相談しようとしてたで? だけど、ことりちゃんに心配はかけたくないからって……」


ことり「そうだったんだ……」


希「とりあえず、あの二人には『バレてることがバレないように』してほしいんやけど……」


凛「了解にゃー!」


花陽「はい、分かりました!」


真姫「分かったわ、こんなこと普通じゃないものね」


にこ「にこも頑張って隠すにこ♡」


絵里「分かったわ、気を付けなきゃね……」


ことり「うん、ことりも気を付ける! 穂乃果ちゃんと海未ちゃんに隠し事をするのは気が進まないけど……」


希「じゃあ、よろしくな?」

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【音ノ木坂学院 屋上】 現在 昼休み


ことり「海未ちゃん、それで、お話って?」


『海未』「私、悩んでることがあるんです…… ことり、聞いてくれますか?」


ことり「うん、もちろんだよ」


『海未』「ありがとうございます……」


『海未』「私は、いつからか一人の人間に惹かれるようになっていました」


ことり「!」


『海未』「その人は、他の人ととても仲良くしていました。
     私と居る時よりも楽しそうに見えました。」


『海未』「だけど私は、その人の事を諦めきれないんです。
     それに、この感情は一体何なのかもよく分かりません……」


『海未』「その人を見てると、心が安らいで。その人と一緒に居ると、何でもできる気がして……
     その人のためなら、自分は何だってできると思います」


『海未』「だけど、そんな私に対して、その人はどのような感情を持っているのでしょうか?」


『海未』「これは、私から気持ちを押し付けてるだけにも思えます。
     相手の事なんて何も考えていない、ただの自分のわがままです……」


『海未』「だけど、私は我慢できないんです! この気持ちの正体が知りたい……
     相手が私をどう思っているか、すごく気になってしまって……」


『海未』「最近は、そればかり考えていました……」


ことり「海未ちゃん…… いや、穂乃果ちゃん!」


『海未』「!?」


『海未』「な、何を言ってるのですか!? わ、私はうう、海未ですよ!?」


ことり「ううん、あなたは穂乃果ちゃんだよ。 実は、希ちゃんに聞いたの。
    私だけじゃなくて、μ'sのみんながこのことを知ってる!」


『海未』「そ、そんな!? どうして……?」


ことり「今はそんなこと関係ないよ!
    穂乃果ちゃん、その相手って、海未ちゃんでしょ?」


『海未』「え!? い、いやぁ、別に海未ちゃんってわけじゃ……」


ことり「ことりにはわかるよ? 穂乃果ちゃんと海未ちゃんを、ずっと近くで見てきたんだもん!」


『海未』「ことりちゃん……」


ことり「そして、その気持ちは間違いなく『恋』なんだよ!」


『海未』「いや、でも穂乃果と海未ちゃんは女の子同士なんだよ? そんなのおかしいよ……」


ことり「でも、穂乃果ちゃんは海未ちゃんが好きなんでしょ?」


『海未』「う、うん……」


ことり「その『好き』は、他のμ'sのメンバーに対する『好き』とは違うんでしょ?」


『海未』「うん、もちろんμ'sのみんなも大好きだけど……
     海未ちゃんは、穂乃果の中では特別なの。みんなとは違う『好き』だよ!」


ことり「だったら、認めちゃえばいいんじゃない? 女の子同士じゃダメなの?」


『海未』「でも、女の子同士なんて普通じゃないし……」


ことり(お互いの身体が入れ替わってるなんて状態なんだから、今更普通を求めなくてもいいんじゃないかな……?)


ことり「とにかく、好きならそれでいいんだよ! それが穂乃果ちゃんの答えなんでしょ?」


『海未』「これが、穂乃果の、答え……?」


ことり「そうだよ! さあ、今すぐに海未ちゃんのところに行ってあげて!」


『海未』「うん、分かった! ありがとうね、ことりちゃん!」


タッタッタッタ


ことり「これで、良かったんだよね……?」


ことり「ことり、独りぼっちになったりしないよね……?」


ことり「そんなわけない! ことりが穂乃果ちゃんと海未ちゃんを信じなくてどうするの!?
    大丈夫、ことりは、穂乃果ちゃんと海未ちゃんと、ずっと親友だから!」

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【音ノ木坂学園 校舎裏】 昼休み


『海未』「海未ちゃん、いきなり呼び出してごめんね?」


『穂乃果』「いえ、良いんです。私も、穂乃果に話さなくてはいけないことがありましたから」


『海未』「え、そうだったの?」


『穂乃果』「はい。私から、良いですか?」


『海未』「うん、穂乃果はいつでもいいよ!」


『穂乃果』「ありがとうございます」


『穂乃果』「実は先ほど、絵里に告白されたんです」


『海未』「絵里ちゃんに?」


『穂乃果』「はい、しかし私に対してではなく穂乃果に対してです。
      絵里は前から穂乃果に恋心を抱いてたようでした……」


『海未』「絵里ちゃんが……?」


『穂乃果』「はい、しかし私は、穂乃果の意見も聞かずに勝手に『絵里の想い』を踏みにじってしまいました……」


『海未』「…………」


『穂乃果』「私は嫌だったんです…… 穂乃果が人に好かれるというのは私にとっても嬉しいことのはずでした。
      しかし、凄く、不快だったんです……」


『穂乃果』「穂乃果が絵里にとられてしまう、そう思いました。 
      なので私は、身体が入れ替わっているという状態を利用してしまいました……」


『穂乃果』「こんなこと、許されるわけありません……
      いくら謝っても、この罪が晴れることはないでしょう……」


『穂乃果』「穂乃果、本当にごめんなさい……
      絵里、本当にごめんなさい…… 私は、私は……」



『海未』「海未ちゃん!」


『穂乃果』「は、はい……?」


『海未』「海未ちゃん、そんなひどいことする子だったんだ……?」


『穂乃果』「ごめんなさい、でも私は穂乃果の事が……」


『海未』「そんな子にはもう、穂乃果の幼馴染だなんて名乗ってほしくないよ!」


『穂乃果』「……っ!」


『海未』「話はそれだけ?」


『穂乃果』「はい、そうです……」


『海未』「じゃあ、次は穂乃果の番ね」


『穂乃果』「はい……」


『海未』「穂乃果ね、好きな人がいるんだ……」


『穂乃果』「好きな人、ですか……?」


『海未』「うん、その人はね、いつもはクールでしっかりしてるんだけど
     ふとした時に、とっても可愛いの!」


『海未』「その人の良さはそれだけじゃなくて、穂乃果の事を誰よりも一番分かってくれてて
     いつもそばにいてくれたの……」


『穂乃果』「それって……」


『海未』「海未ちゃん、今から穂乃果ちょっとだけ変な子になるよ?」


『穂乃果』「はい……」






『海未』「穂乃果はね、海未ちゃんの事が好きなの!」





『穂乃果』「え……?」


『海未』「この『好き』は、普通の『好き』じゃないよ?」


『海未』「特別な『好き』…… 穂乃果の中で一番ってことだよ。
     穂乃果は海未ちゃんが誰よりも、大好きなの!!」


『穂乃果』「ほ、穂乃果……」


『海未』「女の子同士だなんておかしいとおもうけど、でもそんなの関係ないの!
     だって、穂乃果は海未ちゃんが好きだから!」


『海未』「だから、これからは海未ちゃんには幼馴染じゃなくて……」


『海未』「幼馴染じゃなくて、恋人として、穂乃果の隣にいてほしいの!」


『海未』「ダメ、かな?」


『穂乃果』「ほ、穂乃果ぁ……」グスッ


『海未』「うわぁ! ちょっと、海未ちゃん、泣かないで!」


『穂乃果』「さっき、穂乃果にあんなこと言われて、立ち直れないかと思いました……」グスッ


『海未』「ご、ごめんね……?」


『穂乃果』「でも、この涙はうれし涙です! 穂乃果が私と同じ気持ちでいてくれたなんて……」グスッ


『海未』「海未ちゃん……」

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『穂乃果』「穂乃果、私たちは恋人同士なんですよね?」


『海未』「うん、海未ちゃんがそれでいいなら、だけどね?」


『穂乃果』「もちろん、良いに決まってます!」


『海未』「ホント!? 嬉しい!」


『穂乃果』「なので、穂乃果、キスしてくれませんか?」


『海未』「うぇ!? キ、キス!?」


『穂乃果』「はい、実は私、この身体が入れ替わってる状態を元に戻す方法を知っているんです」


『海未』「え、そうだったの!?」


『穂乃果』「はい、初めてお互いの身体が入れ替わった日の夜のことです。
      穂乃果が寝てしまった後に、私は穂乃果にこっそり、キスをしたんです……///」


『海未』「ちょ、ちょっと海未ちゃん!///」


『穂乃果』「その結果、翌朝には元に戻っていました。
      しかし、その次の日の朝には体はそのままでした」


『穂乃果』「なぜなら、キスをしなかったからです。
      ですから、おそらくですが、元に戻るトリガーはキスなのではないかと思います……///」


『海未』「そ、そういうことんだったんだ……!?」


『穂乃果』「ええ、ですから穂乃果。私とキス、しませんか?」


『海未』「もちろん、良いよ! ちょっと恥ずかしいけど、恋人同士だし……///」


『穂乃果』「穂乃果……///」


『海未』「じゃあ、いつでもいいよ?///」ギュッ


『穂乃果』「はい、では行きますよ……///」


穂乃果(うぅ、目を瞑ってるからよく分からないけど、凄く近くに吐息を感じるよぉ……///)


穂乃果(で、でも、海未ちゃんだから! 大好きな海未ちゃんだから……///)


海未(うぅ、こんな近くに穂乃果が……///)


海未(あの日は恥ずかしくなんてなかったのに、今回はこんなにも緊張します……///)


『穂乃果』「じゃあ、穂乃果、いきますよ?」


『海未』「うん……///」


チュッ


穂乃果(あぁ、海未ちゃんの唇が……///)


海未(ほ、穂乃果の唇に私の唇が触れて……///)


穂乃果・海未「!?」


穂乃果(なに!? いきなり目まいが……!)


海未(し、視界が定まりません……!)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

穂乃果「う、うぅ~ん……」


海未「うーん……」


穂乃果・海未「はっ!!」


穂乃果「か、身体が、元に戻ってる……!?」


海未「そ、そのようですね! 良かった、穂乃果ぁ!」ギュッ!


穂乃果「きゃっ! も、もう、海未ちゃん……」


海未「良かった、また穂乃果の姿を見ることができて……」


穂乃果「うん、穂乃果も海未ちゃんを見ることができてうれしい……」


海未「穂乃果ぁ……」


穂乃果「ねえ、海未ちゃん」


海未「何ですか?」


穂乃果「もう一回、キスしていい?」


海未「ど、どうしてですか!?///」


穂乃果「次は、海未ちゃんの顔を見ながらキスしたいから……///」


海未「もう、しょうがないですね……///」


穂乃果「次は、穂乃果からいくね?」


海未「はい……///」ギュッ


穂乃果「すぅー…… はぁー……」


穂乃果「い、いくよ?」


海未「はい……///」


チュッ


海未「やはり、恥ずかしいです……///」


穂乃果「ほ、穂乃果も……///」


海未「でも、これで良かったんですよね?」


穂乃果「もちろんだよ、こうなることはきっと……」


海未「きっと?」


穂乃果「生まれる前から決まってたんだと思うよ?」


海未「ほ、穂乃果……///」


キーンコーンカーンコーン


穂乃果「やばっ! 授業始まっちゃうよ!」


海未「急ぎましょう、穂乃果!」


穂乃果「うん!」



               ~END~

はい、これでSS『穂乃果「穂乃果が海未ちゃんで」海未「私が穂乃果?」』は終わりとなります。

とりあえず、ここまでお付き合いしていただいてありがとうございました!
私の初めてのSS制作でして、いろいろと至らぬところもあったと思いますが、
楽しんでいただけましたでしょうか?
途中、応援コメントくださった方、ありがとうございました!
コメントがなかったら、ここまでやってこれなかったと思います。

と、言いつつエピローグを書いてる最中なんですがねw
いくつか回収できてない事柄もありますし……
なので、もうちょっとだけ初心者の駄文に付き合ってくれれば、と思います。

感想コメントくれると凄い嬉しいです!

エピローグ投下しまーす!
先に言っておきますが、エロ要素はありません。そっち方面に期待していた方はごめんなさい……
では、どうぞ!

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  ~エピローグ~



【アイドル研究部 部室】 放課後


海未「えぇ!? みなさん、私たちの事知っていたんですか!?」


穂乃果「もう、希ちゃん、みんなには秘密って言ったのに……」


希「ごめんな?でも、メンバーの問題はμ's全員で解決できれば、って思ったんよ」


真姫「そうよ、どうして私たちに相談してくれなかったのよ?」


にこ「そうにこ! 相談してくれればにこが解決してあげたにこ♡」


真姫「それは無理だと思うけど……」


凛「凛もかよちんと入れ替わってみたいにゃー!」


花陽「凛ちゃん、穂乃果ちゃんと海未ちゃんは本気で悩んでたんだよ?」


凛「そ、そうだったにゃー……」


絵里「ちょっと待って…… 私は穂乃果じゃなくて海未にフラれたってことよね……?」


海未「そ、そういうことになります……
   それは本当にすいませんでした……」


絵里「ということで、穂乃果! 私は穂乃果の事が好きなの!」


海未「え、絵里! 穂乃果は私の恋人なのですよ!?」


絵里「でもまだ、穂乃果からはフラれてないわ!」


穂乃果「ごめんね、絵里ちゃん。穂乃果は海未ちゃんの恋人だから」


絵里「穂乃果ぁ……」


希「ま、まあエリチ、ウチがついてるから、ね?」


絵里「うぅ、希ぃ……」グスッ


ことり「でも、よかったぁ……」


海未「ことり、良かった、って何がですか?」


ことり「うん、実はね、穂乃果ちゃんに海未ちゃんの事相談されてね……」


穂乃果「うわぁー! 恥ずかしいから言わないでよぉー!」


海未「『アイドルの恥はかき捨て』と、穂乃果自身が言ってたではないですか?」


穂乃果「そんなの覚えてないの!」


希「とりあえずこれで、一件落着、って感じやね♪」

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【帰り道】 放課後


穂乃果「海未ちゃんとこうして二人で帰るのも、久しぶりだね」


海未「そうですね、最近はこうやって二人きりになる機会なんてありませんでしたし」


穂乃果「はぁ、でも良かったぁ~」


海未「良かった、何がですか?」


穂乃果「だってさ、最近海未ちゃんは絵里ちゃんとずっと仲良さそうにしてたから
    てっきり、海未ちゃんは絵里ちゃんの事が好きなんじゃないかと思ってたから……」


海未「なるほど、そういうことですか」クスクス


穂乃果「もう、何で笑うのー?」プンスカ


海未「いえ、穂乃果でも『嫉妬』するのですね」クスクス


穂乃果「穂乃果だって、ちょっとは妬いちゃうんだからね?
    だから、これからはあんな風に他の子と仲良くしちゃダメだよ!」


海未「はいはい、私は穂乃果が一番好きですから」ニコッ


穂乃果「っ……///」


海未「あ、そうです!」


穂乃果「どうしたの?」


海未「絵里から聞いたのですが、穂乃果はこの入れ替わり現象が起こる前から私に関心があったとか……?」


穂乃果「うーん、そう言われればそんな気がしなくもないような……」


海未「絵里曰く、『穂乃果はいつも海未の事を考えてて、いつも海未の事を気にしてる』と言ってましたが」


穂乃果「海未ちゃん、自分で言ってて恥ずかしくない?」


海未「え? …………あっ///」


穂乃果「うーん、そうだなぁ……
    あまり意識はしてなかったけど、いつも海未ちゃんのこと考えてたり、気にしてるってのは当たってたかも!」


海未「ほ、本当ですか!?///」


穂乃果「うん、だって穂乃果は海未ちゃんがいなきゃダメダメだからね…… アハハ……」


海未「そんなことないですよ! 私だって、穂乃果がいなきゃ前に進む勇気なんてありませんし……」


穂乃果「ってことは、穂乃果も海未ちゃんもお互いがいなきゃダメなんだね!」


海未「ええ! その通りです!」


穂乃果「そうだ、今日穂乃果の家に泊まらない?」


海未「え、今日ですか? 良いですけど」


穂乃果「やったー! 海未ちゃんを抱きしめながら眠るの楽しみぃ~♪」


海未「もう、穂乃果ったら……
   ちゃんと学校の課題もやりますからね!」


穂乃果「はーい!」



               ~END~

はい、これで本当に終わりです。
ここまでお付き合いしてくださった皆様、ありがとうございました!
それとともに、こんな長ったらしい文を読んで、お疲れ様ですw

当初はレス100くらいで終わるだろ、とか思ってたんですが
まさかここまで長く続くとは思いませんでしたw
本当に、応援してくださった皆様のおかげです!

とりあえず、いつになるか分かりませんが
『にこ「にこが真姫ちゃんで」真姫「私がにこちゃん?」』ってタイトルで
にこまきが入れ替わるSSを書こうと思っていますので、見つけたら読んで下さるとうれしいです!

ここまで、読んで下さりありがとうございました!

今更ながら、『希に相談』と『希がμ'sの全員に打ち明ける』の時系列がおかしくなってることに気が付きましたw

とりあえず、『希に相談』が一日早まったということで脳内保管しておいてください。

html化依頼を出してきました。
これまで、ありがとうございました!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月14日 (土) 15:11:38   ID: y9cLRiDP

おもろかったで

2 :  SS好きの774さん   2014年08月23日 (土) 22:40:50   ID: kHxNnt54

海末の母がミスってるけど普通に面白かったよ

3 :  SS好きの774さん   2014年09月19日 (金) 23:39:16   ID: VCg8tDZW

良いですぬー

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