男「未練なんてあったかなぁ・・・」後輩「エッ、先輩!?」(247)

初投稿です

書き溜めとかないんでゆっくり書き進めていくことになると思います
良かったら見ていってください

あとアドバイスとかもくれるとありがたいです

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朝7時

後輩「私まだ寝ぼけてるのかな、それともショックで頭おかしくなっちゃったのかな・・・」

男「ああ、ごめん勝手に上がらせてもらってるよ」

後輩「とりあえずもう一度寝た方がいいかも」

男「あ、ちょっと後輩ちゃん、二度寝したら学校遅刻しちゃうよ?」

後輩「うう、すごいリアリティのある夢だなぁ」

男「いや、夢じゃないって」

後輩「・・・・・・マジですか?」

男「マジですよ」

後輩「ひっ・・・」

男「ひ?」

後輩「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

男「そんなに驚かないでよ、後輩ちゃん」

後輩「エッ、もう一回聞きますよ。ホントに先輩ですか?」

男「うん、そうだよー」

後輩「ちょっ、えっ、なんで?どうしているんですか!?」

後輩「だって、先輩昨日死んだじゃないですかっ!」

ーーーー時は昨日に遡るーーーー

男「ねぇ後輩ちゃん」

後輩「なんですか?」ペラ ペラ

男「相変わらずこの部活って何してるかわからないよね」

後輩「確かにそうですよね、私はほとんど毎日そう思ってますよ」ペラ ペラ

男「読書はたのしい?」

後輩「まぁまぁですよ、つまらなくはないけどスゴイ面白いって訳でも」パタン

男「じゃあ俺となんかしゃべ「まぁ先輩としゃべるよりは面白いかと」

男「・・・」

男「そんな俺の言うことさえぎらなくたっていいじゃないか」シクシク

後輩「なーんて、嘘ですよ。
先輩としゃべるのは面白いです」ニコッ

男「後輩ちゃん」

後輩「はい?」

男「君はいつからツンデレを取り入れ始めたんだい?」

男「まぁそれはおいといて」

後輩「置いておくんですか、自分からいっておいて・・・」

男「君はこの部活についてどう思う?」

後輩「どう、とは?」

男「部活名はいまだに決まってなく通称よくわからない部。活動内容は特になし、部員は僕たち二人だけ」

男「これでよく設立10年なんて持ったと思わないかい?」

後輩「まぁ、私もこんな漫画の中でしかないような部活が現実にあるとは思いませんでしたけど」

男「なんで後輩ちゃんはこんな部活入ろうと思ったんだい?」

後輩「別に好きで入ったんじゃありませんよ」

後輩「うちの学校絶対部活やらなきゃいけないでしょう?」

男「うん、確かにそうだねぇ」

後輩「部活の紙提出するのを何にするか悩んで持ってくるの忘れて風邪引いて休んで、とかしてたら先生に出さないんならどこでもいいんだなとか思われたらしく」

後輩「気がついたらこの部活に入ってました」

男「ふーん、君も災難だったね」

後輩「そういう先輩はどうなんですか?」

男「ん、俺かい?」

男「俺はね前の部長に目をつけられちゃってね、あんたどうせ入る部活ないんでしょ?ここに来なさいっ!ってね」

後輩「先輩も災難でしたね」

男「そんなことないよ?これはこれで去年は楽しくやらせてもらったからね」

後輩「先輩達は去年は何をやってたんですか?」

男「うーん、そうだなぁ」

男「基本的にはしゃべってばっかりだったけど宿題教えてもらったりゲームをしたり、お茶をしたりしたねぇ」

後輩「ますます謎な部活ですね・・・」
 
男「ああもちろんゲームっていってもカードゲームとかだけどね」

後輩「じゃあ先輩」
 
男「なんだい?」

後輩「勉強教えてください、私前のテスト追試だったんですよー」シクシク

帰り道

男「いやー、まさか後輩ちゃんの学力があそこまで壊滅的だとは思わなかったよ」

後輩「これでも頑張ってるつもりなんですけどね」

男「うーん、まだ今日しか見てないからよくわからないけど」

男「きっと数学は公式を覚え直した方がいいよ、あと英語は単語を覚えればできるようになるはずだ」

後輩「ほへぇー、今日見ただけでそんなことまでわかっちゃうんですか」

男「でもなんで国語だけこんなに高いんだい?」
 
後輩「国語はなんとなくこんな感じかなーって言うの書けばあってるんですよねー

男「俗に言うフィーリングってやつだね」

後輩「だから数英もなんとなく解いちゃうんですよね」

男「いや、それはダメでしょう」

男「それ数学だと未知の公式を生み出すパターンだよ」

後輩「うう、努力します」

後輩「ところでですね、先輩」

男「ん、なんだい?」

後輩「今度の日曜日って暇ですか?」

男「空いてるよ、デートの誘い?」

後輩「そんな分けないじゃないですか、本の読みすぎです。荷物持ちですよ荷物持ち」

男「バッサリだねぇ、ロマンチックの欠片もない」

男「そこは嘘でもそうですよー、って言っとけばいいのに」

後輩「独り暮らしで一人じゃあんまり量買えないんですよ」

男「そういえば独り暮らしって言ってたね」

男「分かったよ、日曜日は可愛い後輩のために荷物持ちになってあげようじゃないか」

後輩「ホントですか、ありがとうございます!」

男「自分から頼んでおいて、そんな大袈裟な」

後輩「いやー、まさか荷物持ちを引き受けてくれるとは思ってませんでしたから」

すいません、まだあります。
忙しいんで休憩ごとに少しづつ書いていきます

男「じゃあ集合の時間と場所はどこにする?」

後輩「うーんと、そうですねぇ、じゃあ「キャァァァァァァァ!!通り魔よ!誰か捕まえてぇ!」

通り魔「ハァ、ハァ、ハァ、お前ら、そこをどけぇ!!!」タッタッタッ

男・後輩「!?」

通り魔「どけって言ってんだろッ!」ドンッ

後輩「きゃっ」

男「後輩ちゃん!」

男(ダメだ、そっちは車道で!)

プップープーープー

男「!!!!!」

男「危ない!」ガシィッ ブン

後輩「先輩!?センパイッ!」

男(ああ、よかった。間に合った)ニコ

ガッ

ーーーー回想終了ーーーー

後輩「私の目の前でトラックに引かれて」

男「ああ、あれトラックだったんだ。そりゃあ一瞬で意識がなくなるわけだ」

男「そうだよ、僕は昨日確かに死んだ

男「その事と今俺がここにいることを考えれば俺が何かわかるよね」

後輩「・・・もしかして、先輩は今
幽霊なんですか?」

男「ごめいさつ」

男「俺は今幽霊なのです、ホラ浮いててるでしょ」

後輩「・・・・・・」ドサッ

男「あれ、後輩ちゃん?後輩ちゃーん」

後輩「う、うーん」

男「あ、目覚めたんだ。急に倒れるんだもんね、ビックリしたよ」

男「ベッドの上でよかったね、怪我しなくて」

後輩「ああ、やっぱり夢じゃなかったんですね」

男「ま、もう諦めた方がいいと思うよ」

男「事実俺はここにいるんだし」

後輩「そうですね、もう受け入れますよ」

男「ところで後輩ちゃん」

後輩「なんですか」

男「学校の時間大丈夫?」

後輩「えっ・・・」

8時

後輩「あぁ!!」

後輩「何で起こしてくれなかったんですかぁ!」ドタバタ

男「いや何回も起こそうとしたよ、呼んで」

男「でも触れないからどうしても起こせなかったんだよ」

後輩「あぁん、そうだ、先輩幽霊だったんだ」ドタドタ

男「それにしても何で後輩ちゃんの親はお越しに来ないんだい?」

後輩「あれ、言ってませんでしたっけ?」

後輩「私両親いないんですよ、・・・事故で二人とも死んじゃって」

男「っ・・・」

後輩「・・・・・・・・・・・・」

後輩「あはは、すいません変なこといっちゃって」

後輩「だから今は独り暮らしなんです」

後輩「もちろんお金に関しては親の遺産と両祖父母から仕送りがあるので問題ないんですよ」

男「そっか、ゴメンね、変なこと聞いちゃって」

後輩「いいんです、その事はもう踏ん切りついてますから」

後輩「ってああ!学校遅刻しちゃうー!というかもう遅刻だぁー!!」バタバタ

今日はここまでです、お休みなさい
って、誰か見てるのかな?

昨日はここに入れなくて驚きました、なんなんだったんですかね?
では今から書いていきます

ーーーー通学路ーーーー

後輩「いってきまーすっと」ガチャ

男「独り暮らしなのにそういうの言うんだね」

後輩「まぁ過去の習慣何でつい」タッタッタ

後輩「でも独り暮らしなのにしてると独り言が多くなるっていうのは本当なんですよ?」タッタッタ

男「ああ、あれ本当だったんだ」

後輩「症状が重くなると朝のニュースキャスターのおはようございますに返事する人とかいますからね」タッタッタ

男「あー、話には聞いたことあったけど本当にいるんだ」

後輩「ええ、結構いま「あれ、後輩ちゃーん!」

後輩「あれ、後輩友ちゃん」

後輩友「やはー、後輩ちゃんが遅刻なんて珍しいこともあるもんだね」

後輩「う、うん、今日は寝坊しちゃって」ア、アハハ

男「誰だ、こいつ?友達?」

後輩「ええ、クラスの友達です」

後輩「ほぼ毎日遅刻してますけどね」

男「へぇー」

後輩友「ん?何かいった、後輩ちゃん?」

後輩「えっ、あ、ううん何でもないよ」

後輩友「そっか、そうだ、早くいかないと遅刻しちゃうよ?」

後輩「もうとっくに遅刻だよ、後輩友ちゃん」

後輩友「ああ、そう言えばそうだね、ヤハハ」

風呂入るんで少し時間あきます
遅くてすいません

そうだったんですか、じゃあ入れなくても心配ないですね
それじゃあ書きます

ーーーー教室ーーーー
後輩「すいません!遅れました!」

後輩友「ヤハハ、いつも通りでーす」

教師「ああ、後輩と後輩友か。二人とも早く席につけ」

男「へぇー、お前の担任ってタヌキだったんだ」

後輩(ちょ、今余計なこと言わないでください、あとで聞きますから!)

後輩「あの、遅れてすいませんでした」

教師「ああ、いや、今日は二人とも無罪放免でいい」

後輩友「やった、ラッキー」

後輩「え、それはどういう・・・」

教師「これから体育館に集まって集会をやるんだ」

教師「ほら、早く並べー、お前もだぞ」

後輩「わ、分かりました」

教師「そうだ、後で職員室に来てくれ、もちろん説教じゃないからな」

後輩「はい」

後輩友「早くいこー、後輩ちゃん」

後輩「うん、今行く」

後輩友「一体なんの話だろうねー、急に前校集会なんて」

後輩「さ、さぁ」

後輩(多分昨日のことだろうなぁ)

男「ま、俺のことだろうな」

キノウコノガッコウノセイトガジコデシンタラシイヨー
ゲッ、マジカヨ
マジマジ、コワイヨネー

後輩友「ああいうやつらってホントに不謹慎だよね」ムッ

後輩「仕方ないよ、自分の知り合いが死んだりしない限りただの他人事なんだから」

後輩友「そんなものなのかなぁ、私はどうしても許せないんだけどな」

男「ま、俺だって知らないやつが死んでもそんなに悲しくないんだろうな・・・」

後輩「多分私もそうですよ」ボソボソ

後輩友「今なんか言った?」

後輩「う、ううん何でもない」

後輩「ゴメン、ちょっと用事足してくるから先にいってて」

後輩友「わかった、じゃあ後でね」

男「あー、俺ここで待ってるね」

後輩「どうしてですか?」

男「え、あえてそれを聞く? 何だ、俺に変態発言をさせたいのか?」

後輩「?」

男「ああ、もうっ! 俺が女子トイレに入れる訳ねぇじゃねぇか!」

後輩「へ、何いってるんですか先輩」

男「え?」ポカン

後輩「用って言うのは先輩と話すことですよ?」

男「なん、だと・・・」

男「あえて、曖昧な表現をして俺に恥ずかしい発言をさせようとする魂胆だったのか!」

男「クッソ、ものの見事にはまっちまったぜ」

後輩「そんな人を悪女みたいに言わないでください」

後輩「とはいっても女子トイレで話をするつもりなんですけどね」

男「この悪女がっ!」

後輩「いやいや、大丈夫ですって、多分誰も来ないし」

男「それはあくまでも多分だよな?」

後輩「もちろんです」

後輩「心配ありませんよ、もし誰か来ても私が独り言いってるようにしか見えないし」

後輩「後は先輩がのぞかなければ問題ありませんよ」

男「結局女子トイレで落ち着いてしまった」

後輩「まぁまぁ、いいじゃないですか」

男「で、話って何?」

後輩「そのことなんですけどね」

後輩「先輩がいちいち話しかけてくる度に返事してると私が変人になっちゃうわけですよ」

男「え、今の返事と変人を掛けたつもりなの?」

後輩「違うわっ!言われてはじめて気付きましたよ!」

男「ハッハッハ、まぁ話を続けてくれよ」

後輩「ハァ、で、私が変人にならないために二人の時と重要な時以外は返事をしないことにします」

男「えー、それじゃ俺が暇だよ」

後輩「そこは我慢してください」

男「じゃあ授業中はどう?どうせちゃんと聞いてないんでしょ?成績低いし」

後輩「ホントに失礼ですねっ!ちゃんと授業は聞いてますよ!」

男「フーン」

後輩「何ですかその疑ってるような目は」

男「なんでもなーい」

後輩「その代わり放課後は部活の時みたいに話せますから」

男「そっか、じゃあ我慢する努力をするように努力する」

後輩「それ我慢する気ないでしょう・・・」

後輩「まぁ、この話はひとまず置いておいて」

後輩「目下の問題は前校集会です」

男「なんで?どうせ俺に黙祷して校長の長い話聞くだけじゃん」 

後輩「多分そうだと思うけれど問題はそこじゃありません」

後輩「全校集会は生徒が全員集まるんですから」

後輩「その中の何人かが先輩が見えちゃうかもしれないんですよ」

男「別に良くないか?むしろ見える人集めた方が便利じゃん」

後輩「先輩はアホですか?」

男「後輩にアホと言われてしまった」

後輩「先輩を見て卒倒しちゃう人もいるかもしれないし第一変な噂がたったら面倒ですよ」

後輩「今はネットがあるから幽霊を見たとか書き込まれちゃうかもしれないでしょ?」

男「うーん、確かに言う通りだ」

後輩「それに私は幽霊憑きの女だとか言われたらたまりませんからね」

男「・・・結局心配してるのはそこだけじゃないのか?」

後輩「というわけで先輩はあまり目立たない場所で隠れてみててください」

後輩「見るなとは言いません、無理って分かってますから」

男「ヒドイ評価だな」

男「まぁ分かった、騒ぎになると面倒だからな、隠れてみてるよ」

後輩「それじゃあお願いします」

男「うん、了解」

今日はここまでです
即興でつまらなかったかもしれません
読んでくれた人はありがとうございます
ではおやすみなさい

ありがとうございます
では今から続き書きますね

気を付け 礼

校長「えー、今日集まってもらったのは昨日の事故のことです」

校長「昨日近くで通り魔が現れたそうで・・・・・・

後輩(昨日は一瞬のことだったからなぁ)

後輩(でも、きっと先輩が助けてくれなかったら私が死んでたんだろうな)

後輩(センパイ・・・・・・・・・)

校長「では皆さん、黙祷」




男「いやー、まさか自分が黙祷されてるのを見ることになるとは思わなかったなぁ」

男「まぁ、これはこれで貴重な体験なんだろうけど」ハハハ

男「いや待てよ、このた体験を生かす機会なんてあるのだろうか?」

男「ま、深く考えても仕方ないな、なんせ死んでるんだし」

男「さて、どうせ校長の話は長いだろうから校舎の中でもブラブラしてこよ」

男「なんか昨日も学校来たはずなのに妙に新鮮な感じがするなぁ」

男「あ、もしかして俺が幽霊だからかな?」

男「でもこの校舎って改めてみるとボロいよなぁ」

男「さて、自分の教室にでも行くかな」フワフワ


男「よし、着いた」

男「やっぱり変わってないなぁって、当たり前か、俺が死んだの昨日だし」

男「一日でそんなに変わってたら怪奇現象だな」

男「いや、俺自身が怪奇現象か」

男「ってなんか俺さっきからずっと一人でしゃべってて変人みたいじゃん」

男「後輩のとこに戻ろ、やっぱり話し相手がいるのはいいことだ」

男「・・・・・・あっ、これって」

男「俺の席に花がおいてあるぜ」ハハッ

男「やっぱりこういうときって花飾るもんなんだな」

男「・・・ハァ」

男「やっぱ俺死んでんだよなぁ」

男「今まで後輩としゃべったりして楽しかったから実感沸かなかったけど」

男「悔しいなぁ、俺まだやりたいこととかあったのに」グッ

男「みんなと遊びにいったりバカ騒ぎしたり」ポロッ

男「そういえば後輩の買い物に付き合う約束したのにこれじゃあ荷物持ってやれねぇじゃねぇか」ポロポロ

男「アー、チクショウ」

男「フッ、幽霊になっても涙って出るんだな」ハハッ

男「後輩に・・・こんなところ見せちゃいけねぇな」ボロボロ

男「でも・・・もう少しだけ・・・・・」

後輩友「やっと終わったー、なんで校長はあそこまでかんけいないはなしをするのかねぇ?」

後輩(先輩いないなぁ)

後輩友「おーい、後輩ちゃん聞いてる?」

後輩「え、あ、ゴメンなんだって?」

後輩友「もう、ちゃんと聞いてよー、校長の関係無い話が長すぎって話」

後輩「ああ、確かにそうだね、何故か昔の偉人の話になったしね」

後輩友「最初の10分だけで十分だったよね」

後輩「ごもっともだね、あ、後輩友ちゃん先にいってて、よりたい所があるから」

後輩友「後輩ちゃん、今日は遅刻したりボーっとしてたりいなくなったりすることがあるけど大丈夫?」

後輩友「やっぱり男先輩のことで・・・」

後輩「ううん、大丈夫だから、なんともないよ」

後輩(だって近くに本人の幽霊がいますから)

後輩友「ほんとに?なんかあったらちゃんと言ってね、力になるから」

後輩「うん、ありがと、でも本当に大丈夫だから」タッタッタ

後輩(さて先輩はどこにいるのかな)

今日はここまでです、読んでくれた方はありがとうございます
ではお休みなさい

男「よっす、後輩ちゃん」

後輩「こんなとこにいたんですか先輩」

男「あんまり人目につくなって言ったのお前だろ」

後輩「そういえばそうでしたね、それじゃあほとんどみんな教室に帰ったので私達も行きましょう」

男「ところで後輩よ、深刻な問題なんだが」

後輩「な、なんですか?」

男「俺はこの後の授業中は何をしていればいいんだろう?」

後輩「・・・そんなどうでもいいことを真剣に聞かないでくださいよ」

男「全っ然どうでもよくないだろ!死活問題だ!」

男「俺は暇とGさんと人参が大嫌いなんだよ!」

後輩「あなたは子供ですか、ところでGさんとは・・・」

男「言わせるなっ、名前を発するだけでおぞましい」ガタガタ

後輩「ああ、ゴキブリですか」

後輩「先輩女々しいですね、そういうのは女子が言うものであって男の言うことじゃありませんよ」

男「失礼な、全国のGさん嫌いの男性に謝れ!」

後輩「まぁ授業中は静かにしててほしいんですけどね」

男「まぁ、多分無理な要望だな」

後輩「うーん、じゃあ何かしらは考えておきますよ」

後輩「とりあえず今は教室に戻りましょう」

男「そうだな、早くしねぇとタヌキがキレるぜ」

後輩「あの人基本的には起こりませんけどねぇ」

後輩「ところで先輩、なぜにあの人をタヌキと呼んでいるのですか?」

男「ん?お前知らなかったのか?」

男「そりゃあ見た目があれだからだろ、特にヒネッた理由なんてねぇよ」 

男「身長が小さいのにお腹がでてるからだよ、上だけハゲてるやつがザビエルって言われるのと同じだ」

後輩「へぇー、結構いい教師なのに」

男「あだ名をつけられる教師は中身は関係無いんだよ、見た目が面白けりゃな」

後輩「そんなもんなんですか」

男「そう、そんなもんなんだよ」

後輩「教師も大変ですね」

教師「遅いぞ後輩、はやく座れ」

後輩「すいません」

タヌキ「じゃあ今日は2時間目の授業から始まるから間違えるなよ、それじゃあ今から自由時間な」

タヌキ「それと後輩、朝もいったがこのあと職員室に来るように」

後輩「あ、分かりました」

後輩「一体なんだろう?」

男「まぁ、普通に考えればお前を心配してるんだろうな」

後輩「同じ部活だし目の前で見てたんだし」

後輩「ああ、なるほど」

男「きっと2時間目は正当な理由でサボれるぜ、良かったな」

後輩「私的には授業に出ないと成績下がっちゃうんですけどね」

男「おっと、お友だちの登場だぜ」

後輩友「後輩ちゃん、災難だねー呼び出されるなんて」

後輩「いや、でも怒られるわけじゃ無さそうだし」

後輩友「アレ、そなの?じゃあただで授業出なくていいってことじゃん、いいなー」

後輩(やっぱりみんなそう思うんだ、私が変なのかなぁ)

後輩「それじゃ、行ってくるね」

後輩友「いってらっしゃーい」

ーーーー職員室ーーーー

後輩「失礼します」

教師「お、来たか後輩」

後輩「はい、なんの用件ですか?」

教師「ああ、もうわかっていると思うが男の話だ」

男「やっぱりねぇー、予想通りだな」

教師「ここまでストレートに言っていいのかわからないが」

教師「昨日後輩は目の前で事故・・・いや突き飛ばされてトラックに跳ねられたのを見たんだろ?」

教師「今日から学校に来て体調とか気分は大丈夫なのか?」

後輩「あー、はい、時々気分が悪くなったりはしますが学校を休むほどではないです」

教師「そうか?もし気分が悪くなったら言えよ、なんなら早退してもいいからな」

後輩「分かりました、ありがとうございます」

教師「それじゃあ戻っていいぞ」

「ああ、ちょっと待ってくれ後輩くん」

男「ん、あれは・・・校長か?」

校長「時間をとらせてすまないが少し老人の話に付き合ってはくれないか?」フォッフォッフォッ

後輩「え、あ、もちろんです」

男「こりゃまたすごいのが出てきたな、つーか集会の時とかと雰囲気ちがうし」

校長「おお、ありがとう、では校長室に来てくれ」フォッフォッ

今日はこれで終わりです
お休みなさい

ーーーー校長室ーーーー
校長「時間をとらしてすまんのぉ、後輩くん」フォッフォッフォッ

後輩「い、いえ、そんなことありません、全然大丈夫です」

校長「そうかそうか」

男「校長が直々に生徒を呼んで話をするなんて聞いたことがないな」

男「ちなみに校長の能力は全国の教師の中でも五本指にはいるらしいぜ、気を付けろよ」

後輩「エ、そんなにすごい人だったんですか」ヒソヒソ

校長「では一体何から話すかのぉ」

校長「やはりまずは男くんのことじゃな」

校長「男くんに関しては残念だったとしか言いようがない」

後輩「はい・・・」

男「ん?案外普通だな」

校長「まぁその話はこのぐらいにして」

男「マジか!?前言撤回普通じゃねぇぜこの人!」

校長「後輩くん、君は男くんに命を助けられたのだからそれを大事にしなさいよ」

後輩「え!その、校長先生は先輩が私を助けたのを知ってたんですか?」

校長「生徒の情報はできる限り耳に入れるようにしているからねぇ」フォッフォッ

後輩「具体的にはどのくらいで・・・」

校長「うん?一応全生徒の名前と顔と住所などは把握しているぞ?」フォッフォッフォッ

後輩「・・・・・・」ポカーン

男「ヤベェ、なんか凄すぎる」

後輩「同感です」

校長「まぁお茶でも飲みなさい」カチャン

後輩「あ、はい、どうも」

校長「ではここでひとつ老人の推理を聞いてもらおう」

後輩「?」ゴクッ

男「なんだ、いきなり?」

校長「謎はこれだ、何故後輩くんは男くんが車に引かれるのを目の前で見たのにそんなに普通でいられるのか」

校長「いや、普通は言い過ぎじゃな」

校長「なぜ体調も崩さす登校することができ悲しみに暮れていないのかじゃな」

校長「私はひとつ思い付いた」

校長「もしかしたら今君の側にには男くんの幽霊がいて君はそれが見えているのではないのかね?」

男「!?」

後輩「!?」グッ、ゲホッゲホッ

校長「その反応は図星かね?」ファッファッファッ

後輩「こ、校長先生、なんで行きなりそんなことになるんですか?」アセアセ

校長「む?勘じゃ」

男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」アングリ

後輩「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ポカーン

校長「まぁ全部が勘というわけではないがな」

校長「実のことを言うと詳しく話すことはできんがワシも昔そのような体験をしてな」

校長「まぁその事を誰かにいっても頭がおかしいと思われるだけじゃから今まで誰にもいってないが」

校長「今の君の状態を見て思ったんじゃ」

校長「昔のワシと同じではないか、とな」

男「まさか、俺がここにいることを言い当てるとは思ってなかったぜ・・・」

男「校長、噂通りスゲェじいさんだな」

校長「どうじゃ、もし合っているのなら正解だといってほしいのじゃが」

校長「・・・先輩、教えてもいいんですかね」ヒソヒソ

男「どっちも変わんねぇだろ」

男「こうやって聞いてはいるが多分確信してるぜ、このじいさん」

後輩「そうですね」ヒソヒソ

校長「その通りです、校長」

校長「フム、やはりのぉ」フォッフォツッフォッ

久しぶりに投稿しました
それではお休みなさい

訂正です
48の下から2番目と6番目は後輩でした

校長「まぁわしから1つだけアドバイスをするがな」

校長「二人も薄々感づいておるじゃろうが幽霊になるのは何か未練があるんじゃよ」

校長「それを解決すれば俗に言う成仏というやつをする」

後輩「未練、ですか」

後輩「先輩何か心当たりあります?」

男「いんや、全然思い当たらん」

後輩「特に思い付かないらしいです」

校長「幽霊になってすぐは未練が何かなどわからんものだよ」

校長「これからじっくり考えなさい」フォッフォッフォツ

男「うーん、未練なんてあったかなぁ」

後輩「そうだ、校長先生、一つ聞きたいんですが」

校長「なんじゃ?」

後輩「私と先輩のいた部活はどうなるんでしょうか」

後輩「もとから二人なのに事実上一人になってしまいましたが廃部になったりするんですか?」

校長「む、そのことか」

校長「それなら安心せい、確実に廃部にはならんよ」フォッフォッフォッ

校長「ではいい機会じゃからあれがなんの部活か君達に教えようかの」フォッフォッ

後輩・男「なんの部活か?」

校長「まず顧問の話をしよう」

後輩「あ、それ気になってました」

男「一回もあったことないからなぁ、顧問」

校長「これはなぜ廃部にならないかという疑問にも繋がるがな」

校長「あれの顧問は・・・ワシじゃ」

後輩・男「「は?」」

校長「あの部活ワシが創ったのじゃ」

校長「じゃから誰も廃部にすることはできん」

校長「何の成果がなくてもワシの目が黒いうちは廃部にはならん」

後輩「そういうのを職権乱用っていうんですよ」

男「まるで絵に書いたような職権乱用だな」

校長「まず顧問の話をしよう」

後輩「あ、それ気になってました」

男「一回もあったことないからなぁ、顧問」

校長「これはなぜ廃部にならないかという疑問にも繋がるがな」

校長「あれの顧問は・・・ワシじゃ」

後輩・男「「は?」」

校長「あの部活ワシが創ったのじゃ」

校長「じゃから誰も廃部にすることはできん」

校長「何の成果がなくてもワシの目が黒いうちは廃部にはならん」

後輩「そういうのを職権乱用っていうんですよ」

男「まるで絵に書いたような職権乱用だな」

校長「あとはあの部活の活動目的じゃな」

校長「あそこは生徒のメンタルケアみたいなものをするところじゃ」

後輩「どういうことですか?」

男(横文字使える老人って珍しいなぁ)

校長「この学校は何故だか分からんが他の学校よりも心に傷を持った生徒が少しばから多く入学するのじゃ」

校長「ワシはそれを見てどうにかしたいと思ったのじゃ」

校長「そして、あの部活を創った」

校長「あとはあの部活の活動目的じゃな」

校長「あそこは生徒のメンタルケアみたいなものをするところじゃ」

後輩「どういうことですか?」

男(横文字使える老人って珍しいなぁ)

校長「この学校は何故だか分からんが他の学校よりも心に傷を持った生徒が少しばから多く入学するのじゃ」

校長「ワシはそれを見てどうにかしたいと思ったのじゃ」

校長「そして、あの部活を創った」

校長「あとはあの部活の活動目的じゃな」

校長「あそこは生徒のメンタルケアみたいなものをするところじゃ」

後輩「どういうことですか?」

男(横文字使える老人って珍しいなぁ)

校長「この学校は何故だか分からんが他の学校よりも心に傷を持った生徒が少しばから多く入学するのじゃ」

校長「ワシはそれを見てどうにかしたいと思ったのじゃ」

校長「そして、あの部活を創った」

二回押してしまいました、>>60は存在しない方向で

二回押してしまいました、>>60は存在しない方向で

二回押してしまいました、>>60は存在しない方向で

二回押してしまいました、>>60は存在しない方向で

二回押してしまいました、>>60は存在しない方向で

ちょっとおかしくなりました
ホントにすいません

投稿を押しても画面が変わらないのに投稿されてるんです 
一体なんなんですかね?

そいつは罠だ
押した時に投稿されてるぞ

校長「心に傷を持っている人間は周囲の人間と関わりを持とうとしないことが多い」

校長「世界そのものを疑い拒絶するのじゃ」

校長「じゃからなかなか立ち直ることができんのじゃ」

校長「そこでワシはそのような生徒を救うためにはどうすればいいか頭を悩ませた」

校長「そしてストレスで髪が抜けた」(笑)

後輩・男「「!?」」

校長「半分嘘じゃ」フォッフォッフォッ

男「半分ホントなのかよ・・・」

>>70そうなんですか!気を付けます
今もですけどww

校長「まぁ要するに生徒の心の傷を癒して元気する部活なのじゃよ」

後輩「実はすごい部活だったんですね」

男「ところでなんで後輩ちゃんはあの部活に入ったんだ?」

後輩「先輩がなんで私があの部活に入ったのかと聞いてるんですが」

校長「おお、その事か、後輩くんは分かっているのではないか?」

後輩「さっきまでは提出期限を過ぎても出さなかったから部員の少ない部活に入れられたのかと思ってましたよ」

男「?」

校長「もう気づいたようじゃな」フォッフォッフォッ

校長「では男くんのためにその話をするかの」

初めて後輩くんを見たのは入学式の2、3週間後ぐらいじゃったな

後輩くんは校門の近くの桜の木下にいた

目は虚ろで心ここにあらずといった感じじゃったな

すぐにわかったよ、ああ、何かあったのだなと

わしは声をかけた

校長「何をしているのだい、きみは」

後輩「校長先生ですか・・・こんにちは」

後輩「空を見ていました」

校長「桜の下にいるのにかい?」

後輩「こんな・・・、ただの気になんて興味ないですよ」フッ

後輩「つい、この前いなくなってしまった両親に思いを馳せていただけです」

校長「親がどうかしたのかね」

後輩「別に・・・事故で死んだだけですよ・・・、よくある話です」

後輩「すいませんね、他人の家庭の話をしてしまって」

後輩「今のは特に意味はありません、忘れてください・・・」

そういって後輩くんは去っていった

わしはかなりの重症だと思った

なのであの部活にいれようと思った

どういう理由でいれようかと思っていたら期限を過ぎても入部届けが出ていなくての

後輩くんの担任に言って部活にいれたのじゃよ

訂正です、>>74は気ではなくて木です
スイマセン

男「フム、そういう流れだったのか」

男「確かに入部してすぐはスゲェ暗いキャラだったな」

校長「後輩くんはかなり順調に回復したからね、これは男くんの力かな?」

校長「ちなみにあの部活では回復した人はまた次に入ってきた人を元気づけるというサイクルになっておる」

後輩「つまり私は次に来た人を回復させる役なんですね」

校長「その通りじゃ」

校長「ちなみに3年間誰も来なくて卒業した場合は」

校長「ワシか卒業する部員が在校生からつれてくることになっている」

男「じゃあ俺はそれで?」

後輩「先輩が俺はそれで入部したのか、と」

校長「ああ、男君は女君がまだ必要ないのに面白いやつがいるといって連れてきただけじゃ」

男「・・・・・・・・」

後輩「女さん・・・ですか?」

男「全部長のことだよ」

後輩「ああ、昨日話してた」ポンッ

男「ったく、やっぱりまともな理由じゃなかったんじゃねぇか」

また訂正です、>>77は全じゃなくて前です

校長「さて、ワシの話はこれで終わりじゃ」

校長「老人の長話に付き合ってありがとうな」

後輩「いえ、面白い話でした、ありがとうございました」

後輩「そういってくれると嬉しいよ」フォッフォッフォッ

男「じゃあそろそろ戻るか」

校長「そうじゃ、最後にひとつ」

校長「男くんは彼が抱えている未練をといてやれば成仏するはずじゃ」

後輩「やっぱり先輩には未練があるんですね」

校長「うむ、それが何かまではワシには分からんがな」

後輩「いえ、貴重な情報ありがとうございます」

校長「後輩くんよ、今日は早退してはどうじゃ?」

校長「やはり積もる話もあるじゃろうし、未練のことについてもじっくり考える必要があるじゃろう」

後輩「いえ、でも・・・」

男「ほら、やっぱり校長もこういうんだから今日は帰ろうぜ!」

後輩「うーん・・・・・・・・・・分かりました、今日早退します」

校長「うむ、それが懸命じゃろう」

後輩「では失礼します」

ギィ バタン





校長「死んだ人間が幽霊になって特定の人だけに見える」

校長「なんて奇跡を起こせるのは愛の力だけなんじゃがな」フォッフォッフォッフォッフォッ

校長「まぁ恋愛事に口を出すのはお節介というものじゃ」

校長「彼女達二人で気づいてもらうしかないの」フォッフォッフォッ

ーーー帰り道ーーー

男「なかなか興味深い話だったな」

後輩「そうですね、思いがけず昨日話していた部活の活動目的がわかりましたし」

男「早退できたしな!」

後輩「それに関しては頷けませんけどね」

男「なんだよー、別に授業なんて受けなくても大丈夫だろ」

後輩「私は先輩みたいに頭がいいわけじゃないんです!」

男「ヘイヘイ、わかったって、怒るなよ」

男「さて、俺に未練なんてあるのかね?」

後輩「うーん、私は思い当たりませんけど」

男「俺も思い当たらんなぁ」

男「俺は人生楽しまなきゃ損だと思うからやりたいことは全部やってきたし」

通行人(昼間に学生だ、珍しいな)スタッスタッスタッ

男「あ、童貞のまま死んだからかな?」

後輩「それだけで化けて出たら世の中幽霊だらけですよ」

後輩「ていうか先輩童貞だったんですね」(笑)

チラッ 

通行人(・・・・・・・・・・・・・・・)タッタッタッ

男「今の通行人、後輩ちゃんをみてたね」

後輩「・・・」



後輩「私絶対変な子だと思われたー!!!」

ーーー後輩の家ーーー
男「まぁそう気にするなって、どうせ道端ですれちがった人となんて二度と会わないんだから」

後輩「うう、結構気をつけてたはずだったのに・・・」

男「まぁまぁ、せっかく早く帰ってきたんだからゆっくりしようぜ?」

後輩「・・・そうですね」(もうさっきのは忘れよう)

男「いやー、そう言えば後輩ちゃんの家に来るのは初めてだよな」

後輩「幽霊になってるのに来たっていうんですかね?」

後輩「むしろ住み着いたってのが適切なのでは?」

男「そんな人を家をなくしたニート見たいに言うなよ」

後輩「いやそこまでいってませんけどね・・・」

男「後輩ちゃんしか俺を見れないんだから」

後輩「それもまた面倒ですよねー」

男「その反応は少し傷つくよ・・・」

ーーー後輩の家ーーー

後輩「はぁー、なんか疲れたなぁ、特に何にもしてないのに」

男「今日はいろいろあったからなー、大変だったね後輩ちゃん」

後輩「元凶が何をいってるんですか・・・」

後輩「私疲れたから一回寝ます、1時位には起きるつもりですけど」

後輩「静かにしててくださいね?」

男「フッフッフッ、男がいる部屋で寝てもいいのかい?」

後輩「あー、ハイハイ、どうせ触ったりもできないんですからね、私は寝ますよ」

男「じゃあずーっと後輩ちゃんの寝顔でも見てるとするよ」

後輩「!?」

後輩「なっ、なっ、なに言ってるんですか先輩!」カァァ

後輩「先輩は居間にいてください!」

男「えー、暇なんだけど・・・、とりあえず暇なんだけど?なんにもできないから暇なんだけど!」
  
後輩「うるっさいですね!!じゃあテレビでもつけておいてあげますよ!」


男「で、結局追い出されてしまった」

男「後輩のやつ、この時間のテレビなんてニュースとワイドショーしかやってねぇのに」

男「俺は暇をもて余す主婦じゃねーっての」

男「・・・・・・・・・・・・」

男「暇だ・・・」

男「よし、後輩の部屋にいこう」

男「ま、あと10分位待つか」

ーーー10分後ーーー
男『あー、マジ暇だ、我慢の限界』

男『よし、そろそろ後輩ちゃんの部屋に突入だ!』

男『レッツラゴー!』

今更かもしれませんが男の幽霊感をだすためにセリフを「」から『』にします

ーーー後輩の部屋ーーー
男『よーし、侵入成功』

男『つってもドアすり抜けるから特に何も苦労してないんだけどね』

男『おー、後輩ちゃんが寝てる』

男『・・・・・・・・・』

男(・・・ヤバい、マジで寝顔がかわいい)

男『まつげ長いし普通に顔可愛いし髪もサラサラそうだし』

男『・・・・・・・・・』ボーッ

男『・・・・・・・・・・・・・・・』ボーッ

男『・・・ハッ』

男『しまった、つい見いってしまった』

男『目を覚まされたら困るから退散するとしよっと』

男『・・・』

男『もちょっとだけ・・・』

ーーー居間ーーー
男『ふぅ、目の保養になったなぁ』

男『でももう後輩ちゃんに触れられないんだよなぁ』

男『なんつー殺生な体なんだ・・・』

男『ところで後輩ちゃんに彼氏とかいないのかな?』

男『あんなに可愛いんだから彼氏の1人や2人いてもおかしくないと思うんだけど』

男『そんな話は聞かないよなぁー』

男『今度聞いてみよっかな』

男『でも後輩ちゃん答えてくれなさそうだ』

男『うーん』

男『こればっかりはどうにもならないな、忘れよう』

男『じゃあ未練について考えてみようかな』

男『なんだろうなぁ』

男『買いだめしてたゲームクリアしてないからかな?』

男『って、そんなんで幽霊になってたら今頃世界中が幽霊だらけだわな』ハハハッ

男『やっぱりあれかなぁ』

男『買い物の約束かなぁ?』

男『でも荷物持てないのに一緒に行ってなんか意味あるかな??』

男『まぁとりあえず後輩ちゃんが起きたら言ってみようか』

今日は眠いのでここまでです、とてもスローペースですが良ければ最後まで付き合って下さい
ではおやすみなさい

後輩「ん、うーん、あ、もう1時だ・・・」モゾモゾ

後輩「・・・起きなきゃ」モゾモゾ

後輩「う、ん、・・・もう少し」Zzz

男『まだ後輩ちゃん起きてこないなぁ』

男『もしかしたら昨日は寝られなかったのかもしれないな』

男『というか目の前で人死んで普通に寝られる方がスゴいがな!』

男『つーかやっぱり腹とか減らないんだな、幽霊って』

男『人は食べる喜びを感じないとうつ病になっちゃうんだぞ!』

男『まぁ人じゃないんだけどね』

男『・・・てかさっきから一人で寂しすぎるわ』

男『早く後輩ちゃん起きてこないかな』

男『まぁ、起こすのも可愛そうだしもう少し我慢するか』  

男『ところで幽霊って眠たくなるのかね?』

男『一晩中一人ってのはさすがに勘弁だぜ?』

男『てかなんで幽霊なのに昼に出てこれんだろ』

男『なんか幽霊のイメージがことごとく崩れ去っていくな』

男『服も普通で白い服じゃないし』

男『足もあるし』

男『昔の人どんだけ偏見で幽霊語り継いだんだよってかんじだな』

後輩「うーん、・・・・・・ハッ!」

後輩「大変、もう4時だ!」

後輩「寝過ぎちゃった」ドタドタ

男『やぁ、やっと起きたね後輩ちゃん』

男『俺暇すぎて死にそうだよ』

後輩「す、すいません、寝過ぎました」

男『いや、全然大丈夫だけどね』

男『昨日眠れなかったの?』

後輩「う、ええ、まぁそうですけど」

男『やっぱりね、俺がいたら安心しちゃった?』

後輩「べ、別にそんなことはないです」
後輩「ただ寝不足だっただけです」

男『なーんだ、残念だなー』

後輩「そんなことよりお昼ご飯食べ損ねちゃいました」

男『晩ごはんまで待った方がいいんじゃない?』

男『変な時間に食べると太っちゃうよ』

後輩「女の子に太るとか言わないでください」

後輩「まぁそうしますけど」

男『じゃあご飯までこれからの方針について話そうよ』

後輩「そうですね、特にやることもないし」

男『とりあえず成仏するのにどうすればいいか全くわからない』

男『未練を無くすっていっても漠然としすぎているわけだ』

男『なんか思いつくことあるか?』

後輩「そうですね」ウーン

後輩「というか先輩、そのことはもうずっと考えてますけど」

後輩「何一つ思いつかないってどれだけ自由奔放に生きてきたんですか」

男『自由奔放って失礼だな』

男『俺はいつでも後悔しないように全力で生きてただけさ!』

後輩「カッコいいこといってますけど実際自由ってことですよね」

男『まぁそんなこたぁ置いといて』

男『後輩ちゃん、俺は今のところ一つだけ思いついてるよ』

後輩「?」

男『予定通り日曜日は買い物にいこう』

後輩「え、買い物・・・ですか?」

男『昨日約束したじゃん』

男『ま、荷物持ちも何か奢ってあげることもできないけどね』

後輩「未練・・・なんですかねぇ?」

男『ひどいなぁ、これでも結構楽しみにしてたんだよ?』

後輩「そ、そりゃあ私だって少しは・・・」ゴニョゴニョ

男『え?』

後輩「な、なんでもありません!」

後輩「あと、心当たりってありますか?」

男『んー? いや、俺は思いつかないが』

後輩「そういえば私を突き飛ばした通り魔って・・・」

男『ん、俺を殺したやつ恨みあるんじゃないかってこと?』

男『それなら別に気にしてないよ、俺は後輩ちゃんを守るために自分で死を選んだんだから』

後輩「そんな・・・、そんなのッ」

男『それにそいつならもう捕まったみたいだよ?』

男『さっきデレビでやってた』

男『ちょっとは話題になってるみたい』

後輩「それは物盗んだだけなら大事にならないかも知れませんけど」

後輩「人を一人殺してるんだから当たり前ですよ」

男『まぁ家族がインタビューを受けたりとかはしてなかったけどね』

後輩「・・・それかもしれません」

男『え?』

後輩「これから先輩の家にいきましょう!」

男『お、オイ! ちょっと待てって』

後輩「私、準備してきます」

男『全く、・・・まぁいいか』

今日はここまでです
読み返してみたらかなりダラダラとしか話が進んでいなかったのでもう少しサクサクいこうと思います
つまらないかもしれませんがすこしでも楽しんでもらえると嬉しいです

後輩「先輩の家ってどの辺でしたっけ?」

男『そういえば知らないのか』

後輩「とりあえずあっちの方ですよね?」

男『ん?』

後輩「いっつも私が先に家についてから向こういくじゃないですか」

男『いや、俺の家あっちなんだけど』ビシッ

後輩「・・・・・・」

男『・・・?』

後輩「全くの正反対じゃないですかぁ!!」

男『そうだけど?』

後輩「じ、じゃあ先輩は毎日私を家に送ってから反対側の家に帰ってたんですか!?」

男『うん』

後輩「い、今まで知りませんでした・・・」

男『まぁ言ってないしね』

後輩「うう、なんかすいません」

男『いや、別に俺が勝手にやってただけだし』アハハ

男『少しでも長く後輩ちゃんといたかったからー、なんて』

後輩「へ、変なこと言わないでください! ストーカーで訴えますよ!」

男『え、そこまで・・・?』

男『ま、俺もう死んでるからあきらめてー』

男(ま、後輩の両親がいないって聞いて少しでも一人の時間を減らしてやろうって思ったからなんだけどね)

男『俺朝弱いから迎えにいったりはできなかったけどね』

後輩「もし朝も来てもらってたら今ごろ頭上がりませんでしたよ」

ーーー男の家の前ーーー

後輩「ここが先輩の家ですか」

男『そうだよ、やっぱりみんな集まってるな』

後輩「身内が死んだらこんなものですよ」

後輩「それじゃ、いきますか」

男『そう言えば、家の母さんクセあるから気を付けて(?)な』

ピンポーン

男母「はぁーい、どちら様ですかぁ」ガチャリ

男母「あらぁ、あなたは?」

後輩「あ、私男さんの部活の後輩の後輩っていいます」

後輩(すごい疲れた顔してる、目の下真っ黒だし)

男母「あらあらぁ、あなたが後輩ちゃん? 可愛いわねぇ」

男母「男くんのこと見に来てくれたの?」

後輩「は、ハイ」

後輩(まさか先輩の成仏のために家族の方に会いに来ましたなんて言えないよね)

男母「あらまぁ、ありがとう」

男母「こんなところに立たせていたらわるいわねぇ、さぁ入ってちょうだぁい」

後輩「し、失礼します」

後輩「先輩、なんかお母さんのしゃべり方すごい間延びしてますね」コソコソ

男『そうなんだよ、なんか調子狂うんだよなー』

男『あえて音で表すとフワフワしてるって感じ?』

後輩「ああ、確かにそんな感じです」

男母「どうしたのぉ、早く入ってくださいなぁ」

後輩「あ、はい」

今日はここまでです

ところで>>109の○4ってなんなんですか?

ss作者は体調管理が出来てない奴が多いな
待ってるよ

後輩「失礼します」

男母「はい、どうぞぉ」

男母「皆さぁん、男君の後輩の後輩ちゃんが来てくれましたよぉ」

ザワザワザワ

後輩「え、えっとはじめまして、後輩です」

男叔父「ん、誰だこの可愛いお嬢さんは」

男叔母「さっき男くんの後輩っていってたでしょう」

男叔父「そうだっけか?まぁそんなことはどうでもいいが男のやつ密かにこんな可愛い彼女つくってやがったのか」

男叔父「女に興味なさそうなくせになかなかやるねぇ」

男『ったく、このオヤジまた勝手に色々言いやがって』

男『別にこいつの言うことなんて気にしなくていいからな』

後輩「そ、そんな、私よく男さんにはお世話になってますけど彼女なんかでは」パタパタ

男『あ、聞いてねぇや、コイツ』

>>115 いや面目ないです(笑) きっとSS書くような人はインドア派で体鍛えてない人がおおいんじゃないですかねww

<<1は、高校生?

>>119 今月から高校生になりました これを下記始めた時は中3だったんですけどねw あの頃が懐かしいw、そして遅くてごめんなさい

男母「男くんのことみていきますぅ?」

後輩「はい、お願いします」

男『まさか自分の遺体を自分で見ることになるとは思わなかったなぁ』

男母「この部屋です」

カチャリ

男父「ム、男母か 誰だその後ろのお嬢さんは」

男母「男くんの後輩さんですよぉ、最期を見に来てくれたみたいですぅ」

後輩「こんばんは、後輩といいます」

男父「フム、男の後輩か、よくきてくれましたな」

男父「とりあえず座ってください」

後輩「あ、ありがとうございます」

後輩「・・・・・・」

男『うわぁ、変な感じだ』

男『やっぱり俺外で待ってるわ』

後輩「・・・分かりました」

フワァァァァ

男父「きれいなものだよ、トラックにはねられたというのに」

男父「昨日の朝までいつも通りだったのに急にこんなことになってしまって」ググッ

後輩「・・・はい」

男父「男母のやつも必死にいつも通りに振る舞っている」

男父「泣いていると男が悲しんでしまいそうだかららしい」

後輩「そう、なんですか、道理で明るい訳です」

男父「あと男には妹がいてね」

後輩「え、・・・妹さんがいらっしゃったんですか?」

男父「ああ、男から聞いていないのか」

後輩「・・・はい、・・・一回も」

男父「そうか・・・、こいつにしては珍しいな」

男父「その妹なんだが昔からお兄ちゃん子でな」

男父「昨日から部屋ほとんどで泣き続けているのだ」

男父「見つけたらそっとしておいてやってくれ」

後輩「・・・・・・は、・・・はい」ポロポロ

後輩「あ、あれ・・・、わ、私・・・急にどうしちゃったんだろ・・・」ポロポロ

男父「ハッ、・・・すまない、勝手に私達のことばかり話してしまって」

男父「私もまだ気持ちの整理がついていないんだ、許してくれ」

後輩「い・・・いえ、私の方こそ・・・すみません」

男父「いや、いい 私はしばらく出ていく」

男父「気が済むまでそこにいてくれ、男も喜びだろう」

後輩「はい、すいません・・・」

後輩「やっぱり先輩は死んじゃってるんですね」

後輩「幽霊になって出てきてるから実感わかなかったけど」

後輩「もうわかってたはずなのに」

後輩「結構くるなぁ」

後輩「うぅ、う、う、うあああぁぁぁぁぁぁぁ!!」ポタッポタッ




男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

>>124
えっ?どういう事?ワケガワカラナイヨ

ところでこのSS、happy end? bad end?

男『これは・・・見なかったことにするのが得策かな』

男『後輩ちゃんが今まで泣かなかったのは俺の前だったからなのか・・・』

男『本当は慰めてあげたいんだけど』

男『逆効果、だよな』

男『はぁ、情けないぜ』

男『少し待ってから出直すことにしよう』

ーーーーーーーー

後輩「もう、大丈夫かな・・・」

後輩「泣いてなんかいられないよね」

後輩「先輩、どこにいるのかな?」

ヌッ

後輩「うわぁっ!」

男『俺の抜け殻なら亡骸との面会はおわった?』

後輩「なんだ、先輩ですか」

後輩「急に壁から出てこないでくださいよ」

後輩「心臓にわるいです」

男『アハハ、ごめんごめん』

後輩「あとふざけてでも自分亡骸とか死体とか口にしちゃダメですよ!」

男『ハイハイ、悪かったよ』

男(さっきまで泣いてたのにもう無理して笑ってる・・・)

男(今の俺は後輩ちゃんの迷惑になってるのかな・・・)

男(でも後輩ちゃんはいい子だよな、俺に気を使ってくれてる)

男(ホントに優しいいい子だよなぁ)

男『もういっそ後輩ちゃんをお嫁にもらいたいわ』

後輩「は?えっ、ええぇぇぇ!!!」

後輩「ちょっ、先輩行きなり何言って」カァァ

男『あ、しまった、もしかして声にでてたか!?』

男『後輩ちゃん、今のは忘れてくれ!』

男『じゃないと恥ずかしくて死んでしまう、いやもう死んでんだけどね!!』

後輩「は、はい、そ、そうします」カァァ

男『・・・・・・』

後輩「・・・・・・」

男『よ、よし、母さん達のところへ戻ろう』

後輩「そ、そうですね」

男母「あらぁ、後輩ちゃん、男くんに会うのは終わったのねぇ」

男母「じゃあ皆と一緒ご飯食べていってちょうだい」

男母「その方がみんな喜ぶわぁ」

後輩「い、いえ、そんな」

後輩「あんまり長くいたら迷惑になるかもしれないので」

男叔父「んなこと言わねぇでくってけよ!」

男叔父「一人でも多い方が男喜ぶぜ?」

男『ま、ここにいるんだけどね』

後輩「それならお言葉に甘えて」

男母「いっぱい食べてねぇ」

男父「すまないな」

男父「知らない人ばかりで居心地が悪いかもしれないとおもうが、我慢してやってくれ」

後輩「いえ、大丈夫です」

男叔父「いやー、にしても本当男は可愛い彼女作りやがったなぁ」

後輩「・・・・・・」カァァ

男『だからちげぇっつの』

男叔母「ちょっとさっき違うっていってたじゃない」

男『そうそう』

男叔母「照れ隠しなんだからあんまりいっちゃかわいそうよ」

男『いやだから違うっての!!』

男父「しかし気の毒だったな」

男父「男が目の前で通り魔に突き飛ばされてひかれるのをみるとは」

後輩「・・・っあ」

男叔父「おいおい、今はそんな話すんじゃねぇよ」

>>125 正直まだどっちで終わらせるかまよってるんです
どちらかというとhappy endとtrue endって感じですかね(笑)

後輩「その、皆さんに言わなくてはいけないことがあります」ゴクリ

男『ん?』

一同「?」

後輩「先輩・・・男さんは私の代わりにしんだんです」

男『!?』

男父「何をいっているんだ君は?」

後輩「通り魔に突き飛ばされたのは私です」

男『おい、別にわざわざ聞かせなくたても・・・』

後輩「先輩は私を助けて死んだんです」

後輩「本当に申し訳ありません」

一同「・・・・・・」

男父「そうか・・・本当のことを話してくれてありがとう」

後輩「え・・・?」

男父「正直にいうと私だって息子ではなく君が・・・とも思う」

男『父さん・・・』ギリッ

男父「でも私は男が自分よりも後輩くんのことが大事で」

男父「男自身が後悔していないなら、命に変えても守りたかったと言うのなら」

男父「私は何も言わないよ」

男『もちろん後悔なんてしていないよ、父さん』

男叔父「男のやつなにカッコつけてんだ、あのバカめ」

男母「・・・・・・」

男叔母「男くん・・・」

後輩「本当に、すいませんでした!」

男母「私も、何も言わないわ」

男母「ただ、あなたはこれからちゃんと生きてね?」

後輩「はい、もちろんです・・・」

> 男父「正直にいうと私だって息子ではなく君が・・・とも思う」

本人目の前にこんな事言えるとか

男妹「・・・・・・で」

後輩「えっ・・・」

男母「あ、妹ちゃん・・・」

男妹「・・・なんで」

男妹「なんで、お兄ちゃんが死ぬのよ・・・」

男『あ、これはヤベぇ』

男『あいつ完全に切れてやがる』

男妹「なんでお兄ちゃんが死ぬのよぉぉ!!!」

後輩「っ!」ビクゥ

男妹「なんでなんでなんで!!」

男妹「なんであんたが死ななかったのよっ!!!」

男妹「あんたがいなければお兄ちゃんは生きてたのに!」

男母「ちょっと、やめなさい」

男叔母「妹ちゃん、落ち着きなさい」

男妹「あ、あんたが・・・あんたが死ねばよかったのよぉ」ポロポロ

後輩「あの、私・・・」

男妹「なんで、どうしてぇ・・・」

後輩「・・・ごめんなさい」

男妹「お兄ちゃんを・・・返してよぉ」グスッ

男妹「お兄ちゃぁぁん・・・」

男『ごめん、妹』

男『後輩ちゃんもごめんな』

後輩「・・・今日は、帰りますね」

男母「ごめんなさいねぇ、失礼なこといって」

後輩「いえ、こちらこそすいません」

男父「すまない、また来てくれ・・・」

後輩「はい、おじゃましました」

明日から学校なんで今日はこれだけです、やっと鬱パートが終わりました、暗すぎでしたね

>>133 いや、見返しましたが確かにないですね、思ったことを言っちゃう性格っていうことで勘弁してください

ーーー後輩の家ーーー
後輩「ハァ・・・」

男「妹がホントにゴメン」

後輩「いえ、大丈夫ですよ」

後輩(だって本当のことだしね)

後輩「私今日はもう寝ます」

男「ああ、分かった」

後輩「私明日は学校いきますけど先輩はどうします?」

男「あー、どうしよ」

男「家にいてもできることないからなぁ」

後輩「じゃあ来るってことで?」

男「ああ、そうしよう」

後輩「わかりました、それじゃあおやすみなさい」

男「おやすみ」





男「ん、俺も眠くなってきたぞ」

男「幽霊って夜に活発になるイメージだったけどそうでもないみたいだな」

男「俺も寝よ」

ーーー翌日ーーー
後輩「ふわぁ、あんまり眠れなかったなぁ」

後輩「今日も学校だし、準備しなきゃ」

後輩「まずは朝ご飯作らないとなぁ」トタトタ

後輩「」

男「スゥ・・・スゥ・・・・・・」

後輩(いや確かに先輩は幽霊だけどさ)

後輩(確かにどんな体勢もできるかもしれないけどさ)

男『ん、後輩ちゃん・・・おはよう』

後輩「お、おはようございます」

男『あれ、後輩ちゃんなんで天井に立ってるの?』

後輩(いや、先輩がさかさなんでしょ!)

後輩「先輩下体が逆ですよ」 

男『・・・・・・・・・・・・・・・・』

後輩「・・・・・・・・・・・・・・・・」

男『・・・うわぁ、マジか』

男『頭に血が上らないから気づかなかったぜ』

後輩「私もビックリしましたよ」

後輩「文字だけじゃなんで「そんなことで驚いてるの?」って思われるかもしれませんけど」

後輩「実際に寝起きに逆さで宙に浮いてる人いたらそれはおどろきますって」

男『否定できない』

男『そんなことよりはやく準備しないと遅刻しちゃうよ?』

後輩「あ、そうだった!」

ーーー学校ーーー

後輩「ふぅ、なんとか間に合いましたね」

男『そうだねえ』

後輩友「後輩ちゃんおはよー!」

後輩「おはよう後輩友ちゃん」

後輩友「今日学校来たんだ、休むかと思ったよ」

後輩友「というか逆に休まないとか本当にえらいね!」

後輩「そんなことないよ、体調悪いわけでもないんだから」

後輩友「そんなものかなぁ」

後輩「あ、先生来たよ」

後輩友「じゃあ私戻るわ、またあとでね」

教師「じゃあHR始めるぞー」

キリツ キヲツケ オハヨーゴザイマース

教師「おはよう、あー特に言うことないわ」

教師「終わろう終わろう」

教師「次も俺の授業か、テストやるから最後に範囲みておけよー」 

後輩「・・・・・・」タラ

後輩「・・・・・・・・・・・・」タラタラ

後輩「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」タラタラタラ


後輩「あ」

後輩「どうしよう、すっかり忘れてたよ!!」

後輩「今回結構範囲広かったはずだなぁ、間に合わないよぉ!」

男『どうしたの、後輩ちゃん?』

後輩「いや、テストあるの忘れちゃってたんですよ!」

男『それはマズイねぇ』

後輩「うわぁ、どうしよう」

後輩「私いっつもちゃんと勉強してギリギリ合格なのに」

後輩「勉強してないと絶対落ちちゃうよ!」

男『科目のまとめテストなんて一回位出来なくてもなんとかなるでしょ?』

男「中間でも期末でもないんだし」

後輩「私の場合毎回ギリギリだから一回でもできないと大変なんですって!」

男『なんで後輩ちゃんの勉強への姿勢は真面目なのに成績はそんなに悪いのは時々不思議になるよ』

男(でもまぁ)

男(今回は昨日と一昨日が大変だったから仕方ないのかな)

男(昨日と一昨日は俺のせいもあるし)

男(今回だけは助けてあげるか)

ーーーテスト中ーーー

後輩(ううー、どうしよう、全然分かんないよー!)

後輩(もう追試確定だよー)グスッ

男『やぁ、後輩ちゃん』

教師「どうした後輩、テスト中に騒ぐなよ」

後輩「い、いえ、いきなり虫が見えたから驚いちゃったんです!」

アハハハハハハ

教師「虫ぐらいでいちいち騒ぐなよー、ほらみんなテストに戻れ」


後輩「ちょっと、驚かさないでくださいよ、先輩」ヒソヒソ

男「ゴメンゴメン、まさかあんなに驚くとは思わなかったから」

後輩「で、なんですか?」

男「うん、今回だけは助けてあげようと思って」

男「昨日と一昨日勉強できなかったのは俺のせいもあるし」

後輩「ほ、ほんとうですか!?」

男「でも今回だけ、だからね」

後輩「う、分かってますよぉ」

男『これは余弦定理を使って・・・』

後輩「あ、なるほど」


男『これはこの式に代入して・・・』

後輩「こうやればいいんですか」

しまった・・・、3DSだから確定する前に決定押したから消えちゃったのか


訂正>>151

男『やぁ、後輩ちゃん』ヌッ(後輩の机からいきなり頭だけ登場)

後輩「へ、うひゃあぁぁっ!」 

「どうした後輩、テスト中に騒ぐなよ」

ちょwww

こっちもお前だったのかwww

>>156 どういうことですか?

続き書きます



後輩「いやー、ありがとうございました先輩」

後輩「なんとか生き長らえましたよ」

男『本当に今回だけね』

男『なんか全く解けない後輩ちゃん見てたら流石にいたたまれなくなったよ』

男『後輩ちゃんは努力型なんだね』

後輩「あはは、そうなんですよ、地頭よくなくて」

男『だったらちゃんと小テストだけじゃなくて中間テストの時とかも勉強しようね?』

男『なにもしなかったら赤点ってことはわかってるんだから』

後輩「ぐ、痛いところついてきますね」

後輩「まだこの前のこと覚えてたなんて」

男『後輩ちゃんと話したことをそんなすぐに忘れるわけないだろ?』

後輩「・・・へ?」

後輩「ど、どういう意味ですか!?」

男『えっと・・・いや・・・』

後輩「はっきりしてください!」

男『お、俺は後輩ちゃんの事が!』

後輩「こ、ことが・・・?」




男『うわへへww』

少しでも1だと思ったやつID腹筋な

男『だってまだ3日前のことだし』

後輩「ああ・・・そういう」ガクッ

男『後輩ちゃんがアホな子だとわかった衝撃は死ぬまで忘れないとおもうわ』

後輩「もう死んでますよね?」

男『・・・・・・』

後輩「・・・・・・」

男『・・・・・・』

後輩「・・・・・・あの」

男『この世にいる限りわすれないな!』

後輩「いいなおすんですか!?」

本物登場(笑)

男『さて、もうテストはないよね?』

後輩「? はい、そうですけど」

男『んじゃあ俺後輩ちゃんの学年の授業受けても暇だからさ』

男『屋上にでも行ってるわ』

後輩「へ、うちの学校屋上なんで・・・あっ」

男「お察しの通り幽霊スキル発動ですよ」

ーーー屋上ーーー

男『へぇ、屋上ってこんな風になってんのか』

男『んーーー』ノビー

男『風を感じたり日差しで温かく感じたりする訳じゃないけど』

男『やっぱり気持ちいいよなー』

男『ふぅ』

男『こうやって横になっと空見るのもいいよねー』

男『てか小説とかで屋上に人集まってたり飯食べたりしてるシーンあるけど』

男『屋上が解放されてる学校って実際あんまりないよな』

男『もったいないこった』


男『さて』

男『まだ時間はかなり残ってるけど』

男『やっぱりタイムリミットはあるみたいだな』

男『未練・・・ねぇ』

ーーー放課後ーーー

後輩「んーー、疲れたぁ」

男『お疲れー』

後輩「おかえりなさい、先輩」

男『おう、いやぁ屋上は気持ちよかったよ、ついついねちゃった』

後輩「先輩寝なくてもいいって」

男『あれは睡眠がひつようないってことだよ』

男『寝たくなることはあるんだよ』

後輩「へぇー、・・・よくわからないけど」

男『まぁ暇潰しに寝てたのさ』

後輩「うらやましいですねぇ」

男『何いってるの、俺毎日これだと暇死にする自信あるよ』

後輩「じゃあ帰りましょう」

男『いまのなにがじゃあなの!? 絶対面倒くさくなっただけだよね!?』

今日は頭が回らなくていい分がかけないので終わります
すいません

ーーー帰宅ーーー

後輩「ただいまー」

男『ただいまー』

後輩「さて、夜ご飯でも作りますか」

男『それじゃあ俺はテレビでも見ようかな』

後輩「いちいち私がつけなきゃいけないのが面倒なんですが・・・」

男『いやぁ、悪いとは思ってるんだけどさ、やっぱり物に触れないのは不便だよ』

男『漫画とかに出てくる幽霊は絶対ものにさわれてるね!描写されてないだけで!』

男『またはヒロイン見てるだけで生きていけるやつだけだわ』

男「そしてそんなやつなどいない!」

後輩「はいはい、わかりました」ポチッ

後輩「おとなしくテレビ見ててくださいね」

男『うん』



後輩「さて、今日は何作ろうかな」

男(なん・・・だと)

男(エプロンつけて腕捲りした後輩ちゃんが可愛すぎる!)

男(さっき言ったことを訂正しなくてはいけなくなった)

男『幽霊は物にさわれなくても生きていける』グッ

後輩「?」


男『後輩ちゃん、話があるんだけど』

後輩「なんですか?」モグモグ

男『今週の日曜日予定通り買い物にいこうよ』

後輩「え?」

男『もしかしたら俺の未練が何か分かるかもしれないしね?』

後輩「・・・分かりました」

後輩「予定通り行きましょう」

後輩「でも何も持てない先輩が行っても意味あるんですかね?」

男『・・・ないね』

後輩「じゃあ来なくても変わらないんじゃあ」

男『ひ、ヒドイ、そっちから誘ってきたのに』

男『なんて言われようだ』

後輩「ふふっ、嘘ですよ」ニコッ

後輩「私、先輩といくの楽しみにしてたんですからね」

男『そ、そうか、・・・俺もだぞ』

後輩「・・・あ、ありがとうございます?」

男『なんで疑問形なんだ、じゃあ決まりだな』

後輩「はい!」

ーーー日曜日ーーー

後輩「さて、買い物に来たわけですが」

男『まずは何買いにいく?』

後輩「まずは文房具ですかね」

男『今日買う物ってきまってるの?』

後輩「はい、赤ペンがきれたので買いにいって」

後輩「そのあとは食料品を買ったあと薬局ですね」

男『食料品は分かるけど薬局は?』

後輩「それは・・・気にしないでください」

後輩「文房具屋で赤ペンを買ってきましたよ」

男「そっかじゃあ次は食料品だねぇ」

後輩「はい」

ーーー食品売り場ーーー

男「何を買うか決まってるの買い?」

後輩「うーん、別に決めてはいませんねぇ」

男「そうなの?」

男「それじゃあどうするんだい?何作るか分かんないし」

後輩「甘いですね先輩」

後輩「私の主婦歴をなめないでください」

男「まだ高校生だけどね」

後輩「本物の主婦は後で材料をみて何作るか決めるんですよ」

男「なん・・・だと」

後輩「始めから1週間何を作るか決めてから買い物に行くなんて二流ですね」ドヤァ

男「ああ、でも今日本の主婦の一部を的に回したね」

後輩「では適当に買いにいきます」

男「そうだね」

後輩「うーんと、・・・じゃがいもと、ニンジンと、お肉と・・・・・・」





男「すごい量になったね」

後輩「これでも今日はお米買ってないので軽い方ですよ」ヨイッショット

男「えー」

後輩「やっぱり重いですねぇ」

後輩「だから先輩に持ってもらいたかったんだけど」

男「悪かったよ」

後輩「いえいえ」

久しぶりに投下します


その後もしばらく買い物が続いた

後輩「ふぅ、やっと終わりましたね」

男『』

後輩「先輩?」

男『はっ、意識が半分飛びかけてた』

後輩「大丈夫ですか?」

男『いや、ただ疲れただけだよ』

男『幽霊になってからこんなに体(?)を酷使したのが初めてだったから』

後輩「き、気付かなくてすいません・・・」

男『多分大丈夫だよー、だって幽霊だし』

後輩「大丈夫な理由が正直意味不明ですけどね」

後輩「それじゃあ帰りましょうか!」

男『おお、やっと帰えられるのか』

後輩「やっとってそんなハードでしたか?」

男『いや、ハードというよりただ暇だったというか』

男『何もさわれないし』

後輩「あー、それは暇かも・・・」

男『だろ?』

後輩「さて、じゃあ気をとり直して帰りますか」

男『・・・』

後輩「今度は何ですか、先輩?」

男『あれ乗ってから帰ろうぜ、後輩ちゃん』

後輩「あれ・・・ですか?」

男『おお、やっぱ高いなあー』

後輩「当たり前ですよ、観覧車なんですから」

男『ま、そりゃあそうだ』

後輩「もぉ、いきなり観覧車乗りたいってどういうことですか」

後輩「結構値段高いんですよ、一回のるの」

男『まぁいいじゃないか、俺と合わせたら半額なんだから』アハハハ

後輩「全然よくありませんよ!」

後輩「まわり見ましたか!?」

後輩「カップルばっかりだったじゃないですか!」

後輩「私はたから見たら一人でならんでるんですよ! どれだけ可哀想なんですか!!」

男『まぁまぁ、そう怒らないでよ』

男『別にどう思われたっていいだろ、俺と後輩ちゃんはちゃんと一緒に乗ってるんだから』

後輩「そうですけど・・・」

男『だったらいいじゃない、ほらせっかく乗ったんだから楽しまなきゃ損だよ』

後輩「・・・そうですね」

男「うん、外は綺麗だからさ」

後輩「・・・」

男『・・・』

後輩「・・・」

男『なぁ、後輩ちゃん』

後輩「なんですか?」

男『結局俺がなんで成仏できないかは分からずじまいだったな』

後輩「そうですね」

男『・・・もし俺が明日や明後日にいなくなったらどうする?』

後輩「それは未練がなくなってってことですか?」

男『そうでもいいし、そうじゃなくてもいい』

後輩「?」

後輩「先輩がちゃんと成仏してくれるなら私は嬉しいですよ」

男『そうか・・・じ「でも」』

後輩「それが急に、明日や明後日ならちょっと寂しいかなぁ・・・なんて」アハハ

男『そう・・・か』

後輩「それで、なんでいきなりそんな話するんですか?」

男『いや、なんでもないよ』

後輩「なんでもないことはないでしょう?」

男『ま、後輩ちゃんが気にすることじゃないさ』

後輩「そうなんですか?」

男『そうなんだよ』

男『いやー、それにしても夕日が綺麗だなぁ』

後輩「そうですね」

後輩「先輩」

男『ん?』

後輩「私、先輩が幽霊になっていても一緒にいて楽しいですよ」

男『なんだ、いきなり?』

後輩「いえ、学校から帰ってきた後とか休日にこんなに人と一緒にいるの久しぶりだったので」

後輩「こんな生活がいつまでも続くといいなぁって」

男『・・・』

後輩「いや、それは先輩にはちゃんと成仏してもらわなきゃ困りますけどね」

男『いつまでもこの世にいてどこかに悪影響あたえたらこまるからねえ』

後輩「え、与えるんですか?」

男『いや知らないけどね』

後輩「フフフ、なんですかそれ」

男『ハハ、あるんじゃないかなーって思っただけ』

後輩「先輩、今日は楽しかったですよ」

男『ああ、俺もだ』

後輩「また来ましょうね」

男『いや、丁重にお断りさせていただきます』

男『だって疲れるし』

後輩「先輩軟弱ですね・・・」

男『先輩に向かって失礼だなオイ』


アハハハハハハ

今日はこの辺で
だんだん終わりに近づいてきました、もう目前です

先にいってしまいますが次は一ヶ月飛びますが、それはもう日常のネタがないと言うかなんというか・・・

長く話しすぎてしまいました、できれば明日書きたいと思ってます、それではおやすみなさい

後輩(私はこの時思った)

後輩(今のような日々がずっと続けばいいと)

後輩(思ってしまったのだ)

後輩(だからきっと自分でも気がつかないうちに先輩の心残りを突き止めるのに手を抜いていたのかもしれない)

後輩(少し考えればわかったはずなのに・・・)

後輩(この世にいつまでも変わらないものはない)

後輩(相手が幽霊なんていうイレギュラーなものならなおさらである)

後輩(だが愚かな私は願ってしまった)

後輩(勝手信じてしまった)

後輩(いつまでもこんな日々が続くと)

男(俺はこの時思った)

男(今のような日々がいつまでも続けばいいと)

男(だが俺はすでに気づいていた)

男(この状態でいられる時間は長くないと)

男(いつまでも彼女のそばにはいられない、と)

男(そして何が未練なのかということも)

男(だからこそ俺は迷った)

男(さっさと本当のことをいってしまい、残りの時間を認識して過ごすか)

男(それとも最後まで言わないで過ごすか・・・)

男(前者を選ぶと“本当”に今まで道理に過ごすことができないかもしれない)

男(そして後者の場合は最後に彼女が大きなショックを受けてしまうかもしれない)

男(俺は・・・最後まで迷い続けた)

ーーー1ヶ月後ーーー

後輩「先輩、学校いきますよー」

男『・・・』

後輩「先輩?」

男『ん、ああ、ごめんごめん、ボーッとしてたよ』

男『それで、学校行く準備はできたの?』

後輩「はい、バッチリです!」

後輩「行きましょう」

男『ああ、・・・そうだな』

後輩「今日は午前授業ですね」

後輩「学校終わったらなにします?」

男『え、うーん、なんでもいい・・・かな?』

後輩「それ一番困るんですよねー、どうすればいいか分からないし」

後輩「あ、じゃあ買い物でも行きますか?」

後輩「買い物の後久しぶりに観覧車でも乗りましょうよ!」

男『・・・・・・』

ものすごい睡魔が襲ってきてるので今日はここまでにします

お休みなさい

男『ねぇ、後輩ちゃん』

男『今日授業が終わったら部室に来てくれないか?』

後輩「え、なんでですか?」

男『いや、ここ1ヶ月くらい一回もいってなかったじゃん?』

男『だから久しぶりに行ってみようかなって思っただけだよ』

後輩「そうですか、わかりました」

男『じゃあ先にいってるわ』

後輩「え、もうですか!?」

男『うん、もう生徒でもないのに授業受けるの飽きちゃったから』

後輩「えー」

男『ここに来るのも久しぶりだな』

男『色々思い出すなぁ』

男『後輩ちゃんがくるまでゆっくりするか』

後輩「うーん、やっと終わったぁ」

後輩友「あ、いたいた、一緒にかえらない?」

後輩「あ、後輩友ちゃん、ゴメン、今日これから部室にいかなきゃいけないんだ」

後輩友「そうなの? それじゃあ仕方ないか」

後輩友「じゃあ明日は一緒に帰ろうね」

後輩「うん、ゴメンね」

後輩「先輩、いますか?」

男『あ、やっと来たね』

後輩「なんか部室も久しぶりですねえ」

男『俺も来たときそう思ったよ』

後輩「それで、今日はいきなり来いって言いましたけど何かするんですか?」

男『いや、久しぶりに部活動でもしようかと思って』

後輩「ああ、そういうことですか」

後輩「じゃあ私は宿題でもしますかね・・・」

男『うん、頑張って!』

後輩「」

男『・・・』

後輩「・・・」

男『・・・』

後輩「・・・手伝ってくれないんですか?」

男『あ、手伝ってほしかったの?』

ーーー1時間後ーーー

後輩「さて、そろそろ帰りましょうか、先輩」

男『・・・』

後輩「先輩?」

男『ゴメン後輩ちゃん』

後輩「?」

男『落ち着いて聞いてほしいんだ』

男『・・・実は今日で最後なんだ』

後輩「え?」

男『今日が後輩ちゃんといられる最後の日』

男『俺がこの世に留まっていられる最終日なんだよ』

後輩「い、いきなり何いってるんですか先輩!」

男『・・・・・・ゴメン』

後輩「どういう事なんですか」

後輩「まだ先輩は心残りがあるはずじゃないですか!?」

男『実はね・・・俺が幽霊のままこの世にいられる期間は決まってたんだよ』

男『まぁ考えてみれば当たり前だよね、それじゃないと今ごろ世界中が幽霊だらけだ』

男『他の幽霊がいるかなんてわからないけどね』

男『その期限が1ヶ月、つまり今日ってことなんだよ』

後輩「知ってたんですか・・・」

男『うん』

後輩「いつから知ってたんですか!」

男『最初からだよ』

後輩「どうして・・・」

男『感覚でね、なんとなくはじめから気づいてた』

後輩「違います! なんで言ってくれなかったんですか!!」

男『俺はね、ずっと迷ってたんだよ』

男『いついうべきかね』

男『最後にいうべきか、初めからいっておくべきだったか』

男『いまもね、実はまだ迷ってるんだよ、今でよかったのかなって』

後輩「初めに・・・言ってくださいよ」

男『・・・もし初めに言ったら後輩ちゃんと普通通りに過ごせないんじゃないのかなと思ってね』

後輩「そんなわけないじゃないですか・・・」

男『そうかもしれないんだけどね、俺は言えなかった』

後輩「・・・先輩は自分勝手ですね」

男『知ってる』

後輩「じゃあ結局最後まで未練は分からずじまいですか」 

男『いや、そんなことはないよ?』

後輩「え?」

男『せっかく幽霊になったのに未練の1つも解消しないで帰れるかよ』

後輩「え、・・・えっ?」

後輩「い、いつからわかってたんですか?」

男『うん? 最初から』

後輩「そればっかりですね」ガクッ

男『あはは・・・うん、やっぱり最後までいつもの感じっていうのはいいね』

後輩「・・・もし期限違ってたらどうしたんですか」

男『それこと死んでも死にきれないってやつだね』

後輩「はぁ・・・それで」

後輩「何が未練だったんですか?」


今日はこの辺で

おやすみなさい

1です
いくつか質問したいんですが


1.酉ってどうやってつけるんですか?

2.あとなんだかんだで生き返ったよ的なご都合主義はやっぱり好みがわかれるんですよね?


ラストなんでちゃんと文考えるために明日投稿します

男『うん、それがさ』

男『実はどうしようか迷ってるんだよね』

後輩「え?」

男『いや、本当にこの未練は解消した方がいいのか迷っててね』

後輩「どういうことですか?」

男『俺がギリギリまで先伸ばしにしてた理由はね』

男『できるだけ長くこのままでいたいと思ったのと』

男『言ってもいいのかな、って迷ってたんだよ』

男『後輩ちゃんはどう?』

男『俺の未練がどんなものでも大丈夫?』

後輩「もちろんですよ」

男『ハハッ、即答だね』

後輩「もういい加減焦らすのはやめて早く言ってくださいよ」

男『まぁそう急かさないでよ』

男『あのね、後輩ちゃん』

男『僕の未練は簡単さ、くだらないくらいね』

後輩「?」

男『後輩ちゃん』





  『ずっと前から・・・好きでした』

後輩「・・・・・・」

後輩「・・・えっ?」

男『ふふっ、驚いた?』

後輩「えっ、あの、その」カアア

男『後輩ちゃん顔真っ赤だよ』

後輩「う、うるさいです!」

後輩「あ、えっと」

後輩「わ、私も! 私も・・・先輩の・・・がす・・・です」

男『え、ごめん、聞こえない・・・』


後輩「だ、だから、私も先輩のことずっと!」

後輩「す、・・・好き、でした」

後輩「・・・・・」マッカ

男『・・・やった、すごい嬉しい』ニコ

後輩「」ドキッ

男『じゃあさ、後輩ちゃん・・・』

後輩「は、ハイ」



『俺と付き合わないで』
  『俺のこと・・・忘れてください』


.

後輩「えっ?」

男『本当にゴメン、後輩ちゃん』

男『告白しておいてこんなこと言うのも変だけどさ』

男『後輩ちゃんには俺がいなくなっても普通にいい人を見つけて恋をしてほしいんだ』

男『俺のことを、引きずらないで、忘れてさ』

男『自惚れかな?』

後輩「・・・そんなこと、ないです」グスッ

後輩「私は先輩が大好きです」ポロポロ

男『・・・そっか』

後輩「ズルい・・・ですよ、先輩」ポロポロ

後輩「こんな、ふうに告白されて・・・いなくなられたら」

後輩「嫌いに・・・なれないじゃないですか、・・・忘れられないじゃいですかぁ!」ポロポロ

男『・・・ゴメン』

後輩「う、うぅぅっ・・・」グスッ

後輩「それが、先輩の願いですか?」

男『・・・そうだよ』

男『好きな人には、自分より幸せになってほしいからね』

後輩「・・・」

後輩「わかりました」

後輩「それが先輩のお願いなら、好きな人のお願いなら、頑張ります」

男『ゴメン』

後輩「謝らないでください」

後輩「これは私自信のためです、・・・ですよね?」

男『うん、そうだね』パアァァ

後輩「あっ」

男『・・・そろそろ終わりみたいだね』

後輩「未練は、なくなりましたか?」

男『もちろん』

後輩「ふふっ、良かったです」

後輩「それじゃあ」ゴシゴシ

後輩「最後は笑って別れましょうか」ニコリ

男『ああ、そうだな』ニコッ

後輩「触れないけど」ソッ

男「・・・」

後輩「・・・先輩やっぱりまた一緒にいたいです」

男『俺もだよっ・・・』ポロッ

後輩「エヘヘ、先輩、笑って別れようって言ったのに」

男『そういう後輩ちゃんも泣いてるくせに』

後輩「・・・バレちゃいましたか」ポロポロ

男『・・・こんなんじゃだめだな』

後輩「そうですね」



後輩「それじゃあ、さよなら」

男『ああ、またどこかで』


                              ・

それが私達の最後の会話、そし先輩はこの世のどこにもいなくなった

その日私は1日中泣いた

そして





1年後

先輩がいなくなってから1年がたった

でもやっぱり先輩のことを忘れることができない

この前も1年たったのでお墓参りに行ってしまった

先輩の家族や親族は歓迎してくれていた、と思う、妹さんには睨まれたけど・・・

男子の後輩もできた

最初は昔の私と同じく死んだような目をしていたけど今では普通の部員だ

後輩「先輩、今更ですけどこの部活って何をすればいいんっすか?」

女「んー?特に何もないかな?」

後輩「なんっすか、それ」

生意気な時もあるけど少し間抜けな可愛い後輩である
恋愛感情なんかは沸かないが

やっぱり先輩のことを忘れることはできないといったが最近は先輩のことを好きなまま恋愛をできないかと検討中である

まぁそういうわけで


今日も私は元気ですよ、先輩


やっと完結しました!

少し時間をかけすぎてしまった感じがします、まぁ1ヶ月書かなかったりした自分が悪いんですが・・・

見てくれている人がいるかわかりませんが、いままで見てくれた人は、こんな駄文に半年以上付き合ってもらい、ありがとうございます

改善したり方がいいことや、悪かったところがあったら書いてくれるとうれしいです

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