淡「みんなの鞄の中身が気になる」(252)

・微妙に閲覧注意

・書き溜め有

・不定期投下(多分深夜中心だけど)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373484898

白糸台高校 麻雀部 チーム虎姫個室 

淡「おはよーございまーす」

誠子「おはよう」

淡「んー? テルーはー?」

尭深「淡ちゃんおはよう。宮永先輩はインタビューの練習してるって」

淡「営業スマイルの練習かー 見てみたい」

菫「おはよう。ちょっと遅かったな」

淡「あ、菫先輩おはようございますー。ちょっとトイレで時間食っちゃいま

してー」

尭深「手はちゃんと洗った?」

淡「うん! 石鹸でちゃんとゴシゴシして キレイキレイで拭いて、身体にスプレーもかけて、髪に軽くクリームやってバッチリ!」

尭深「なら良し」

菫(小学校のやり取りか)

誠子「随分と入念だな」

淡「女子高生の当然の嗜みですよ!」

菫(色々と間違ってる気がするんだが突っ込んだら負けなのか?)

尭深「スプレーって何を使ってるの?」

淡「AG+! 銀がすごいんだよ!」

誠子「CMで見たけど本当にすごいのかよくわからないんだが」

淡「使ってる私が言うんだから問題無し!」

菫(絶対に分かってないだろう)

尭深「淡ちゃんってシーブリーズなイメージだった」

誠子「確かに」

淡「シーブリーズが響き的には一番だったんだけど、パウダーとシートしか

無いんだよねー エイトフォーはダメダメ!」

尭深「色々試したんだね」

淡「みんなは何使ってるー?」

尭深「シートのやつかな。スプレーは苦手で」

誠子「私は特に拘りはないなー」

菫「・・・香水とかは駄目なのか? 私はたまにつけてるぞ」

淡「香水使ってみたいんだけど、高いんだよねー。高校100年生でも厳しいよー」

尭深(弘世先輩の独特な香りは香水だったんだ)

誠子(住んでる世界が違う・・・)

淡「どれどれ」スンスン

菫「嗅ぐなっ!」ポカッ

淡「うー・・・」

尭深「どんな香りがした?」

淡「うーん、甘いような、そうでもないような、それでいてまったりずっしりぽわーってして」

誠子「まったくわからないんだが」

淡「だってー、香水なんか意識して嗅いだ事ないですよー」

尭深「・・・宮永先輩ならもしや」

淡「そうだね!テルーの効きシャンプーの腕前みせてもらいましょう!」

菫(あいつそんなことできたのか)

誠子(香りの表現と効きシャンプーに何の因果関係が)

尭深「お茶の飲む人います?」

淡「はーい!はい!はい!」

誠子「私も」

菫「私は自分のがあるからいい」

淡「スミレ先輩空気読めー」

菫「飲み会でビール頼まない人に絡む奴かお前は」

誠子(そのツッコミはどうなんですか)

淡「タカミーのお茶がのめねぇっていうのかー!」

誠子(乗っかっただと!?)

菫「お前こそ上司に絡むのか?」

淡「うぐっ・・・高校100年生だもん!」

菫「まぁ麻雀する前に糖分とビタミン補給しておきたいからな」チュー

誠子(弘世先輩はいつもオレンジジュース・・・意外と味覚が子供?)

淡「プロの人はコンビニの105円のミルクティー飲んでた・・・そういうことか!」

菫「自分のルーチンワークがあるものだ」

尭深(一回すごく苦そうな顔して飲んでたから違うと思います)

淡「おっ茶♪おっ茶♪おっ茶♪」机に腰掛けて足バタバタ

誠子「ふむ」スマホをいじる

菫 チュー ←オレンジジュースを飲んでる

誠子(最近通販サイトのスピナーが高くなったなぁ。
釣具屋はどんどん潰れてるから店で見つけるどころか店に通うのも大変だし。
トップで派手に戦うのもいいけど、まったり釣るにはスピナーが最適なんだけどなぁ)

菫 ゴソゴソ ←指定の鞄を開けて大学のパンフレットを取り出して読み始める

淡「スミレ先輩もう大学について考えてるの!?」

菫「ん? ああ、こういうのに早すぎるって事はないからな」

誠子(スピナー自作・・・出来るのか亦野誠子!? 
そして出来たとしてもこの両手は無事で済むのか!? 
いや、グランダー武蔵だってエンピツルアーを自作して


たんだ! やれるかどうかじゃない やるんだ!!) 

淡「私は麻雀で推薦貰うから余裕ー!」

菫「推薦を貰うにしても、自分に合わない所に4年間も通うことになったら悪夢だぞ?」

淡「あーあー!きーこーえーなーいー!」

菫「まぁ難しい事を抜きにしても、大学の施設とかの写真を見るのは結構楽しいぞ」

淡「ほぇ?」

菫「何のためにやってるのかわからないが、夜になるとLEDがカラフルに発色する設備があったりするんだ」

淡「おー。あ、この写真の人の笑顔なんかテルーみたいー!」

誠子(グランダーウェーブ!!!!)

菫「照と比べるのはこの人に失礼だ。まだ目に光があるぞ」

淡「あははっ確かにー」

尭深「お茶はいりました」

淡「大星淡!イッチバーン茶ー!」

菫「一番茶はそういう事じゃないだろう」

尭深「誠子ちゃんもどうぞ」

誠子(スパイラルゥゥ!!キャストオォォ!!!!)

尭深「誠子ちゃん?」

誠子「・・・ハっ!? あ、ありがとう!」ズズッ

淡「亦野センパイっ そこは慌てて飲んであつーっ!ってやるところですよー!」

尭深「温度調節は完璧だからそれはないよ?」ズズッ

淡「そこはこう亦野センパイの芸人魂でなんとか!」ズズッ

誠子「私をなんだと思ってるんだ」ズズッ

淡「おいしー!」

尭深「ありがとう」ズズッ

誠子「あっそうだお菓子あるんだった」ゴソゴソ

菫「照が来るまで待ったほうがいいんじゃないか?」

誠子「どうしてです?」ゴソゴソ

菫「大星が全部平らげて、照がへそを曲げる気がする」

淡「そ、そんなこと多分しないですよー?」

尭深(なるほど)

菫「さてと」ゴトン←鞄を床に置いた音

誠子「じゃあお菓子は後にしますね」ドサッ←鞄をry

淡「・・・!」

尭深(淡ちゃんが何か閃いてる)

菫「照がまだだがそろそろ練習を」淡「気になる」

菫・誠子「ん?」

淡「私気になるよぉ!」

尭深(私、気になります!って言って目を見開いて凄く近づいたら完璧だった)

誠子「何が?」

淡「みんなの鞄の中身!!」

菫「はぁ?」

淡「なんか音がかなり違ったよ! 私の鞄を床に置くと」ゴトッ

尭深(伝わりにくい・・・)

淡「ほら!」

菫「音が違うのはなんとなくわかったが、それでどうするんだ?」

淡「あれだよ!抜き打ち持ち物検査!」

誠子「意味がわからないんだが・・・」

菫「・・・練習するぞ」

淡「いやいやー何か危険物を持ってきてる可能性が大いにありえますよ!」

誠子「ないだろ」

淡「だってスミレ先輩の鞄なんかゴトン!って鳴ったよゴトン!って! これは調べてみないと同時多発無差別連続テロがおきちゃいますよ!」

尭深「色々混ざってる」

菫「普通の高校生がそんなものを持ってこない」

誠子(なんか危ないもの持ってたっけ?)

淡「だってー!みんながどんなものを鞄にいれてるか気になるんだもーん!」

菫「教科書と参考書とパンフレットとプリントくらいだ。面白みなんて何もないぞ」

尭深(でも確かに紙以外の音がした)

淡「あの音も気になるし、どんな私物を学校に持ってきてるか名探偵淡ちゃんは気になりました!」

菫「話を聞け」

誠子「まぁ、持ち物検査って言われるとなんだか躊躇うかな」

淡「うー」

菫「それにプライバシーというものがあるからな。さてれんしゅ」

淡「よし! じゃあ先に私からお見せするよー!!」

菫「おい」ポカッ

淡「うぐっ・・・だってー!気になる!気になる!気になるー! スミレ先輩も私の鞄の中身、気にならないのー?」

菫「気にならん。だかられ」











「気になる」















菫「んしゅぅぉ・・・」

照「私は淡の鞄の中身が気になる」

尭深(弘世先輩がすごい間抜けなポーズになってる)

淡「あ、テルーおっはよー!」

誠子「お疲れサマサマです」

尭深「お茶いれますね」

照「ん」

菫「照・・・今なんて言った・・・?」

照「淡の鞄の中身が気になるって」

菫「はぁ・・・気になるのは良いが、せめて練習の後にだな」

照「だって今時の女子高生の鞄の中身だし」

菫「お前も女子高生だろうが」

照「気になって連続和了ができなくなる」

淡「気になって絶対安全圏が絶対危険圏になるー」

菫「お前らなぁ」

誠子(絶対危険圏・・・)

尭深(絶対危険圏・・・)

照「淡、渋谷、亦野、菫の巡で見ていこう」

菫「仕切るな やると決めるな さらっと自分を除外するな」

照「今日は危ない日」

尭深「うえぇっっ!!??」ガチャーン

淡「ああ!タカミー大丈夫!?」

菫「誤解を招くような言い方をするな」

誠子(尭深の大声初めて聞いたかも)

尭深(宮永先輩と淡ちゃんを合わせて絶対危ない日・・・だめだ・・・捗る迸るそそり勃つぅぅ・・・)ダクダクダク

淡「タカミーがお茶をこぼして、火傷して鼻血だしてるー!!」

※亦野さんがどうにかしてくれました。

照「さて落ち着いたものの、色々と練習出来る空気じゃない」

菫「誰のせいだよ・・・」

照 ズズーッ

淡「ってことで持ち物検査やろうよー!」

照「やろう」

菫「おい」

淡「テルーの全てを暴いてやるー! あぐっ」※叩かれた

誠子(弘世先輩が叩くのは大星だけなのか)

尭深(なんだかんだで宮永先輩に甘い弘世先輩)

照「このままじゃ埒が明かないから最終手段」

菫「いや、練習を妨げようとしてるのが悪いんだからな?」

照「民主主義の国らしく多数決を採用」

淡「別名、数の暴力!一方的に多数派に嬲られる怖さを思いしるが良いー!」

誠子「誰だお前」

照「私と淡は確定としてあとはどっち?」

菫「いや、ここは麻雀部だし3-2でお前らの負けだ」












尭深「私も気になります」










菫「ろう・・・」

淡「タカミー!信じてたよ!」

尭深「淡ちゃん・・・!」

※淡とたかみーが抱きしめあってます。

菫「えっと、まさかと思うが亦野は・・・?」

誠子「私も、気になりますね・・・アハハ」

菫「はぁ・・・わかったよ・・・」

照「数の暴力の前に、孤高の弓兵はひれ伏すしかなかったのであった」

淡「勝った方が正義!」

尭深「世の摂理・・・」

菫「もうさっさとはじめてくれ」

誠子(雀力は権力の決定的な差であることを教えられる弘世先輩だった)

今宵はここまで
所々誤字ってるけど見逃してください

深夜早朝だからクーラー切っていいよねって思ったら
もう30度超えてるんですが

ではでは

おつー
というか>>1の観覧注意はどの辺りだよw
グロ?エロ?

おはようございます

医者から色々ストップをかけられてニート生活を満喫してます。
忙しいとは思いますが検診・・・贅沢を言えば人間ドック
あとカウンセリングはたまには受けるように

一人分の書き溜めはありますが 書き溜めストックを追加してきます。

>>28
なんともなく書ききる可能性もありますが、一応ということで

>>32
がまかつの「がま磯」
シリーズも出てきそう。

二人目書き終わりました。
現在亦野さんにとりかかってます。

総量でだいたい2万字くらいでおさまると思うので
sage進行でテキトウに雑談もどうぞ

虎姫が終わって
思い浮かべば姫松あたり(というか末原さん)もやりたいですが
関西弁がうまく書けないので書けなければそのままHTML依頼します。

>>33
ニワカなのであんまり期待しないでね!

三人目書き終わってスレ見たら末原さん人気すぎワロタ

善処します・・・。

ちなみに投下は深夜になります。

時間が急遽空いたので半から投下します。

1に不定期投下って書いてあるしいいよね。

大星淡の場合

淡「えっとねー」ゴトゴトゴト

照「女の子の臭いがする」

菫「なんだその感想は。まぁわからないでもないが」

誠子「わかってたけど教科書とか全くない」

尭深「意外と勤勉だったとかそういうのもあるのかと」

淡「なにそれー! まず手鏡とミニ手鏡でしょー」

照「2つあるのは何で?」スチャッ

誠子(宮永先輩、いつの間に手帳とペンを)

淡「大きい方は台に立ててしっかりと直す時用でー、ミニはサッと直したい時とか人が多い所で使う用にー」

誠子「女子だ」

尭深「女子だ」

照「ふむふむ」メモメモ

菫「何で照はメモしてるんだよ・・・」


淡「ハンドタオルでしょー 薬でしょー 化粧水 乳液 日焼け止めにー」 

菫「まだ夏には早いような気がするが」※6月ちょっと前を想像してください。

淡「甘い!甘いですよ!スミレ先輩! 日焼けとの戦いは1年中!!」

菫「そう・・・なのか?」

尭深「私も大体塗ってますね」

誠子「私も常に持ってますね日焼け止め」

菫(亦野は釣りに行ったりするからじゃないのか?)

照「日焼けしないから縁ないかな・・・」

淡「テルー!だめだよー!日焼けしないからって怠ると肌がどんどん悪くなっちゃうんだよー!」

誠子(大星の肌が良いのはしっかりとケアしてるおかげもあるのか)

照「そうなの?」

淡「日焼け以外だと夏以外も紫外線とか色々大変なんだよー!テルーは肌プニプニだし、しっかりケアしようよー!」

照「ん」

淡「レモンの香りのリップ さっき言ったスプレー ポケットティッシュ 濡れティッシュ 
ブレスケア 香りつけるヘアクリームと癖直しのヘアクリームとー まつげ直しのセット 櫛 爪切り ゴム」

尭深「ゴム!?・・・あっ、なんでもないです」

淡「うん? あぁ、たまに髪縛りたい時にゴム使うんだよねー」

誠子(尭深・・・)

菫「まぁ意外と普通だな」

照「教科書とかないのに中身いっぱい。女子高生恐ろしい」メモメモ

誠子「恐ろしいって・・・まぁ気持ちはわかりますけど」

菫「そういえば、化粧とかはしないのか?」

尭深「あぁ確かに淡ちゃんならしてそうなイメージ」

照「うんうん」コクコク

淡「あー興味はあるんですけど」

誠子「けど?」

淡「だって華の女子高生!そして高校100年生!肌のケアはしつつも出来る限り自然体で勝負!!」

菫「まぁ無理にする必要もないか」

尭深「下手に安いの使うと肌も荒れますし」

誠子(大星の肌、というかほっぺの中毒性やばいんだよなぁ)

淡「もっちもちのすべすべですよ!!」

菫(照といい、大星といい、麻雀も強くて肌も良いとか神様は残酷だろうと)

淡「あとはー 替えの靴下にー アイフォンとー充電器とー、エネループで充電できる充電器とー」

照「この大きな青い袋は何?」ヒョイ ガサ

淡「ん? あ、それはだめ!!」

菫「多い日・昼用羽根つきワイド、夜用超吸収薄型スリム・・・」



誠子「可愛い水色のパンツ、前にリボンついてる・・・」



尭深「黒のボクサーパンツ・・・」



照「タンポンがどっさり・・・」









淡「」





尭深(淡ちゃん出血量多いのね・・・)

菫「あぁ部活来る前にトイレで時間食ってたのは・・・」

誠子「やけに入念に手を洗ったりスプレーをかけてたのは・・・」

照「この薬、よく見たら生理にも効くやつだ」ラベルを見ながら

尭深「ハッ! みんなもうやめて!淡ちゃんのライフポイントは!とっくにゼロよ!!」

照・菫・誠子「「「あ」」」

淡「」レイプメ

照「え、えっと・・・普段色々と騒ぐのは生理がおもいから、気を紛らわすたm」

尭深「もうやめて!!もうやめてあげてよお!!!!」

誠子「なんか、その・・・ゴメン」

菫(というかこれだけ生理の対策用品を持っていながら自分の持物を見せたのか・・・馬鹿なのか?)

尭深「えっと、淡ちゃん・・・次の人いこうか?」

淡「イイ・・・ィ」

菫「どうした?」

誠子「大丈夫か?」

照「ポンポンイタイの?」







淡「イイ! イケてんじゃん!! 白糸台!!!!」





照「え、えっと」オロオロ

誠子「・・・大星?」

尭深「大丈夫・・・?」

淡「・・・そろそろ我慢の限界カモっ!!!」

照「辛いの?トイレ?付き添いしようか?」

菫「照・・・」






淡「(容赦なく持ち物検査)ヤッチャッテモイイヨネ・・・?」ニヤリ




照・菫・尭深・誠子「「「「」」」」

淡「まぁ、痛みはほとんどないんだけど、血がドバーって出てねー。
  寝てる時なんか、油断するとパンツとパジャマとシーツが血まみれになるんですよねー」

尭深「(開き直った・・)今日は2日目?」

照(そういえばしばらく生理来てないな)

淡「んーん、まだ初日ー」

誠子「真面目な話、そんなに多いなら病院へ行くべきだと思うんだが」

淡「行ったよー! 異常無いってさー。まぁもう慣れましたけど」

照(痛みがないのに出血量が多いと何かの病気の可能性が高いって)アワワ

菫「異常はなかったそうだぞ」

照「!?」

淡「ちなみに周期はきっちりです!」

誠子「それは私も」

尭深「二人共言わなくていいから」(たまにズレるけど普通かな?)

菫(けっこうズレるんだよな・・・)

照(しばらくきてない・・・これはまさか・・・処女受胎!?)

淡「これで私のは終わりですよー。あー恥ずかしかったー!」

誠子「自分のを見ていいって言ったから普通で終わると思ったが」

菫「捨て身だったな」

尭深(淡ちゃんは犠牲になったのだ・・・持ち物検査のな)

照「淡ありがとう。淡のおかげで、これでみんなに逃げる余地が無くなった」

菫・尭深・誠子「「「!?」」」

淡「で・す・よ・ね! 隅々までドンドコズンドコ検査しちゃいましょう!」

照「逃げようものなら・・・」ギュルルル

淡・照「フッフッフッ」

菫「ダークサイドに落ちてる所悪いが、照もだからな?」

誠子「ですね」

尭深「はい」

照「!?」

洋榎「ここで1つ補足するでー」

絹恵「何か補足することがあるん?」

末原「チーム虎姫は女子の共通認識ということで深くは触れませんでしたが、青い袋の中身の詳細です」

漫「最初の2つはまんまナプキンですね」

末原「せやね。よく動いたりする日だったり、蒸れ具合だったり、出血量によって調整するためにいくつか用意するもんなんや」

由子「女の子は大変なのよー」

洋榎「水色のパンツは言わなくてもわかるわ!」

末原「まんま替えの下着ですね」

洋榎「んでも、ボクサーパンツはなんなんー?」

絹恵「あーこれは体育とかある日に履くんやでお姉ちゃん」

末原「色が黒なのも血が目立たないためやね」

由子「そしてタンポンはナプキンでカバーしきれない時の最終手段なのよー」

渋谷尭深の場合


淡「じゃあ次はタカミーの番ですね!」

尭深「わ、私は普通の物しか・・・」

照「普通は普通で興味がある」スチャッ

誠子「大星と違った方向で普通だから気になるよ」

菫「まぁ予め見られたくないものはどこかに隠しておいても」

尭深(どうしよう・・・弘世先輩はこう言ってるけど、淡ちゃんにはあんな目にあわせたわけだし)

淡「・・・ダメ?」目に薄っすら涙

尭深「うっ・・・」ふぅ

誠子(尭深が凄く動揺してる)

菫(なんか妙な空気を感じたんだが)

照(トイレ行きたくなってきた)

淡「そうだよね・・・恥ずかしい思いはみんなしたくないもんですよね・・・」

尭深「淡ちゃん!・・・見せるよ!全部見せるから泣かないで!」

淡「ほんと?」

尭深「ほんと」

淡「わーい!!」

誠子「まぁ、こういうのは特になんともないものでも、知らない一面も見られるから」

照 コクコク

尭深「では」

淡「わくわく」

尭深「えっと、筆箱」

菫「これ漆だな」

誠子「高級感ありますね」

尭深「そんなに高くないけどね」

淡「漆ってかぶれるやつー?」

尭深「それは塗る時だけだよ」

照「中も見るね」シュルシュル ※紐で縛ってあります。2000円くらいで売ってました。

菫「断らないとは思うが、一応本人が良いと言っていいから見ろ」

誠子「5色ボールペン、シャーペン、鉛筆、消しゴム、ミニ定規(竹)、シャーペン芯(B)、鉛筆削り」

淡「えんぴつって持つとこんな感じなんだー!」

菫「シャーペンと鉛筆が両方あるんだな」

尭深「ひたすら書く事が多い文系科目はシャーペン、頭をつかうことが多い理系科目は鉛筆ですね」

照「真似してみたら成績あがるかな」

菫「その前に授業中に読書するのをやめろ」

淡「読書してるなんて偉いよー!私はほとんど寝てます!」

誠子(牌に愛されるには色々犠牲にしないといけないのかな)

尭深「・・・なんか恥ずかしいですね」

尭深「教科書、ノート、予備の眼鏡、目薬、ソーイングセット、パウダーシート、油とり紙」

照(予備の眼鏡なんてあったら、うっかり割ってしまって、見えないから
  べったりくっついて発展・・・ってならない!)

誠子「この油とり紙も何か高そうだ」

淡「いい臭いするー!」

尭深「これ京都へ行った時にいっぱい買ったの、これは100円くらいで普通の油とり紙より安いよ」

淡「良かったらちょうだーい!」

尭深「うん、いいよ。買ったはいいんだけど、そんなに顔に油でなくて余ってて・・・」

照「ふむ」サワサワ

尭深「!?」

菫「いきなり触るな」

照「サラサラだ」

淡「タカミーのお茶のおかげでチーム虎姫は肌スベスベだよー!」

誠子「汗はかくけど、確かにあんまり油は気にしたことないな」

照「お世話になってます」

菫「・・・」←唯一お茶を飲まない人

尭深「えっと、あとは淡ちゃん程じゃないけどスキンケア用品のポーチに」

誠子「こっちはエナメル加工か」

尭深(中にムダ毛処理グッズもあるけどそれくらいは普通なのかスルーなんですね)

菫「なるべく密封したほうが長持ちするからか」

照「なるほどなるほど」メモメモ

尭深「栄養ドリンク・・・・・・の空き瓶」

淡「なんで空き瓶!?」

誠子「お、これユンケルスターだ」

照「捨ててこようか?」

尭深「あ、いえこれは・・・」

淡「なんかラベルがピカーってしてますねー!」

誠子「これ1本で4000円とかするんですよ」

淡「高っ!?」

照(ハードカバーが2・3冊買える栄養ドリンク・・・)

菫「確かイチローが試合の1時間前に飲んでるというやつだな」

尭深「せっかく買ったから、なんか勿体無くて・・・」

淡「味はどんな感じだったー?」

尭深「えっと・・・なんていうか・・・凄い栄養ドリンクだった・・・」

淡「そっかー」

菫「まぁ成分とかが凄くても栄養ドリンクは栄養ドリンクだからな」

誠子(味の違いとか細かくわかるんだろうけど、説明がうまく出来ないのかな)

尭深「そしてスマホとお弁当箱・・・これくらいですかね」

照「お弁当箱も漆・・・」

尭深「プラスチックに比べてご飯が美味しくなりますよ」

淡「お茶のセットとか出て来なかったねー」

菫「それは私も思ったな」

誠子「私もです」

照「なんか裏切られた気分」

尭深「持ち運ぶときは紙袋とかで別に運ぶので・・・」

菫「それもそうか」

淡「何か危ない薬とかないのー?」

誠子「どういう薬だよ・・・」

照(ん、なんか鞄の内側のチャックの所に妙な膨らみが)ゴソゴソ

尭深「あっ」

淡「小さい容器と、四角いのなんだろーこれ」

尭深「」

淡「サラリとした気にならないタイプ。あ、ゼリーみたいなのが入ってる」

菫「極薄、生みたいな感触で・・・中に薄い紙?いや違うな・・・膜みたいな・・・」

誠子(うわぁ・・・)

菫「うーむこれは何なんだ?」

淡「まったくもってわかりません!」

誠子(この二人はわざとなのか、素なのか。どっちもあり得るのが)







照「淡が持ってるのは滑らかに挿入するためのローション。菫が持ってるのは膣内射精時に妊娠を防ぐための避妊具」





淡・菫「「えっ」」

尭深「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」

照 ビクッ

誠子(尭深が壊れた)

誠子「えっと、ほら、いつでも困らないようにと」アセアセ

菫「ま、まぁ、あって困るものでもないしな・・・」アセアセ

照「渋谷は良いお嫁さんになる」

尭深「ウソダ!!ウソダ!!ウソダコンナコトオオオオオオオオ!!!!!!」

淡「・・・で?本当のところはどうなんですかー?」

尭深「あ、あう・・・」

菫・誠子(失うものがなくなった大星が責めてる・・・)

照(渋谷の膣内はキツキツ、名器の疑い有りと)メモメモ

淡「あっまだ奥に何かある~♪」ゴソゴソ

尭深「ら、らめぇえええ!!」










アナルビーンズ「ヤァ」
イチジク浣腸「イラッシャイ」







誠子「」

尭深「モウダメダアアアアアアアアオシマイダアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

淡「えっとこの玉が繋がってるのはなんですかー?」

菫「浣腸は普通なら便秘対策だが、今の流れだと・・・」

照「腸内を洗浄するための浣腸、淡が持ってるのは肛門から直腸をならすためのアナルビーンズ」

尭深←白目

誠子(尭深・・・)

菫「そ、そそそ、それれれれをををっ、おおおおお、しりのあななななにににに!!??」

淡「裂けちゃう!裂けちゃうよ!裂けちゃいますよ!こんなの絶対おかしいよ!!」

照(渋谷はアナニストと。あれ、でもこれは自分用?相手用?)メモメモ ウーム








尭深「大丈夫でしゅ!!まだどっちも新品ですからッ!!!!!!!!!!!!」クワッ






照「新品(意味深)」

淡「新品・・・」

菫「新品・・・」

誠子「新品(意味深)」

照「ちなみにこれは自分用?相手用?」

菫「おい!てr」

尭深「もちろん自分に突っ込むためですよ!!!!!!!!!うわあああああああああああん!!!!!!」涙を流しながら

淡「・・・」赤面

菫「・・・」赤面

誠子「お、おう(もちろんって)」

照「ふむふむ自分用っと」メモメモ

菫「そのメモは何かの役にたつのか?」

照「今時の女子高生は生理対策とセックス対策はばっちりということが」マンゾク

菫「・・・そうか」

淡「もうホントにこれ以上何もなさそうですねー」

菫「まだ何かあったら渋谷を見る目が変わりそうだ」

誠子(叫ぶ様子とかで既に変わってます)

照「期待通り淡と渋谷は女の子だった」

尭深「ソウデスカ」

淡「タカミー!大丈夫だよ!!まだ3人の鞄をぎっちり調べあげてこっちに引きこもう!」

尭深「・・・そうね・・・ウフ・・・ウフフ」

誠子・菫 ゾクゾクゾクゾク

照(今日は官能小説は持ってきてないはずだから、見られてもやばいものはないはず、お茶美味しい)ズズッ

淡「次いきますよー!」

亦野誠子の場合

誠子「私は特に変わったものはないはずです」ドサッ

菫「待て、そういえばなんで亦野だけショルダーなんだ?」

淡「中身の前にツッコミが入った!」

誠子「あ、これですか? 普段は片方だけで背負えるようになってて、こっちを出すと
   両肩でリュックのように背負えて、下を引っ張ると入れる場所が増えるんですよ」

淡「おぉー!すごーい!」

尭深「機能的・・・」

照「ふーん」

淡(あ、テルー興味無さそう)

菫「いや、そうじゃなくてだな」

誠子「?」

菫「うちの高校の鞄は指定されたものがあるだろう」

尭深「そういえば」

照「確かに」

淡「なんか違和感なかったですねー」

誠子「私は入学式からこれですよ?」

菫「なんでだよ・・・」

淡「注意されなかったんですかー?」

誠子「今まで一度もないな」

尭深「まぁ1年生の内も大丈夫だったなら大丈夫かな」

照(今度手作りナップザックで登校してみようかな)

淡「ていうか今日までツッコミなかったの!?」

淡「ではご開帳~」

誠子「まず、今日みんなで食べようと持ってきたお菓子ですね」

菫「最中か」

淡「小豆、柚子・・・柚子入りってなんか美味しそう!」

尭深「こっちは芝桜サンド? どこで買ったの?」

誠子「この前秩父に行った時に買ったんだよ」

照(食べたい)ジー

菫「練習始めてからだからな」

照「いけず・・・」

誠子「尭深のお茶と合わせるならこういうのがいいかと思ったんだ」

菫(秩父へは釣りしに行ったのか)

誠子「次は宮永先輩に合わせて紅茶に合いそうなのを見つけたら買ってきますね」

照「期待してる」

菫「こういうのは普通先輩の役割だろ」

誠子「面倒なのであとは一気に出しますね」ボタボタボタ

淡「どれどれー」

尭深「なんか見慣れないものがいっぱい・・・」

菫「大星と渋谷は一悶着あったとはいえ、普通だっただけにインパクトあるな」

誠子(・・・普通?)

淡(・・・普通?)

照「お菓子・・・」

誠子「えっとデザインナイフ、ナイロン紐、軍手、ミニサバイバルキット、消毒液、粉末スポーツドリンク、190mlの空きペットボトル」

菫「待て待て待て待て!」

誠子「なんですか?」

菫「お前は学校に何しに来てるんだ!?」

誠子「何って、勉強・部活・クラスメイトや部活のみなさんとお喋りに」

淡「部活とテルーに会いに!」

尭深「お茶を飲みに」

照「お菓子を食べに」

菫「あぁ、なんか頭が痛くなってきた・・・」

誠子「続けていいですか?」

菫「あぁ、止めて悪かった」

誠子「釣り糸、釣り針セット、ゴーグル、塩、ウィダー、ジョウゴ、サンバイザー、薬一式」

淡「おぉー!亦野センパイは自分の役割がわかってますねー!」

照「これで普通の高校生みたいだったらどうしようかと」

尭深「それはそれで見てみたかったですが」

菫「ウィダーか、乾パンとか缶詰じゃないんだな」

誠子「飲み水が確保出来るならそれがいいんですけど、そうでない場合は乾きがきついですからね」

菫「そ、そうか・・・」

尭深「ジョウゴは何に使うの?」

誠子「石とか葉っぱとか集めて、サバイバルキットの中にあるフィルターをしいて、ろ過装置を作るんだ」

淡「すっごーい!!」

菫(いや、そういうことじゃない、そういうことじゃないだろ)

誠子「筆記用具、スマホ、ガラケー、ラジオ機能・ケイタイ充電機能付き手回し発電機、イヤホン式集音器」

淡「おおおっ、亦野センパイは二台持ちなんですねー!」

照「今を生きてる」

尭深「ガラケーの方はやけに物々しいね。あ、重い」

誠子「このケータイは充電しなくても10日くらいもつし、防水・防塵・対ショックもばっちり
   コンパス、温度計、日の出日の入り測定、潮の満引き、星座観測、ライト付きなんだ」

菫(どういうケータイだよ・・・というかそれ以外にもおかしい物が揃ってるだろ)

誠子「実はスマホの方もこのガラケーと同じシリーズなんですけど、二台あったほうが何かと便利で」

淡「良いなー。アイフォンとアンドロイドの二台持ちにしたいけど許可おりないんですよねー」

尭深「私は1台目でも持て余してるから二台目はいらないかな」

照「すま?がらけー?けいたい?あんどろいど?あいふぉん?」

菫「部活終わったら説明してやるから。あと流石にケータイはわかるだろ」

誠子「あとは・・・」ブオン

照「ヒッ」

誠子「愛用のサバイバルナイフです」

菫「それは流石に学校に持ってくるな!!というかここで出すな!!振り回すな!!」

誠子 ドヤァ

菫(亦野は常識がある方だと思っていたのだが・・・)

淡「あれ?この大きなペンはなんで筆箱に入ってないんですかー?」

尭深「あ、リールがついてる・・・玩具?」

照「ママー、テルこのおもちゃ欲しい」クイックイッ

菫「誰がママだ。誰が」

誠子「あぁ、これは」カチャッ シュッ カカカッ シャキーン

淡・照・菫・尭深「「「「!?」」」」

誠子「こうやって釣竿になるんですよ」

淡「すっごい!すっごーい!!」

尭深「これで釣れるの?」

誠子「大物は無理だけど、30cmまでなら問題無く釣れるよ」

菫「これは高いのではないのか?」

照「おもちゃ ハイテク きっと 高級」

誠子「1500円ですよ。最初はジョークで買ったんですけど思いの外良くて
   何本も買っちゃって、結局出費がすごいことになりましたが」

淡「お買い得だねー」

尭深「確かにこれは凄い」

照「決めた。買う」

菫「買うのは良いが、釣りをしないなら無駄遣いになるからな?」

誠子「あぁそうだこれが残ってた」チャッ

淡「ん?」

誠子「hold up!!」チャキッ

照「ヒッ!!拳銃!?」

菫「わ、私を盾にするな!」

尭深「宮永先輩、大丈夫ですよ、小さいですし玩具ですよ」

照「撃たない?死なない?」

淡「あははーテルー可愛いー!」

菫(本気で驚いた・・・)ドキドキ

誠子(死にはしないけど、中に入ってるの麻酔弾だったりするんですよね)

淡「なんだかんだで亦野センパイらしさ全開でしたねー!」

尭深「ペン型釣竿は驚いたけど、概ね誠子ちゃんだった」

照「人類の進歩は凄いと思った」

菫「どういう感想だ」

誠子「まぁ見られて困るものはなかったですからね」

菫「いや、職質されたり、教師に見られたりしたら困るからな?」

照「亦野だから大丈夫」

菫「その理屈はおかしいだろう。いや、なんだか大丈夫な気はするが」

淡「亦野センパイがいれば何かあっても安心ですね!」

尭深「うんうん」

誠子(そういえば薬の中身しっかり説明してないけどいいのかな。
   利尿剤とかちょっと変わったものもあるけど)

普通だけど恥ずかしい思いをしたあわあわ
別ベクトルに突き抜けた二年生コンビ
残す三年生コンビの行方は・・・? 
そして末原さんは!?

というわけで今宵はここまでです。
合いの手、閲覧ありがとうございました。

次回はいつになるかなー

亦野さんの持物は麻酔弾を除いて全て実在してる上にそれなりに安く買う事ができます。
(あわあわとタカミーの私物は当然として)
ミニサイズじゃなければ麻酔銃もありそうですが、スレ主は知りません。

おはようございます。
暑さのせいなのか実家のキュウリが水々しくて美味しいです。
1本の半分を丸かじり 
もう半分をすりおろしてごま油と醤油をまぜて
ご飯にかけて食べると美味しいです。

照は意図せずともポンコツになるのはなぜなんでしょうね。

今日も書き溜めストックするぞー

白糸台の二人の分が書き終わりました。
現在番外編やら別のネタやら考えてます。

食感を楽しみたいなら包丁やフードプロセッサーで刻む
楽にすりおろしたい、涼しくなりたいならおろし金やミキサーですね
麺棒で砕いても良いです。

不定期投下とはなんだったのか。

いいところまで書けたってか書き終えたのでちょっと経ったら投下します。

続きネタもぼちぼち浮かんでますが、そっちは別でたてて
こっちはネタが浮かぶようなら維持
そうでないならHTML化依頼しようと思います。

では後ほど

弘世菫の場合

照「真打ち登場。白糸台高校麻雀部部長にして、チーム虎姫のSSS弘世菫の鞄」

淡「さぁさぁ全部見せて見せてー!」

菫「お前らなぁ・・・」

尭深(シャープシューター 笑)

誠子「なんだかんだで一番予想が出来ないですね」

菫「そうは言うが普通だぞ?」ゴソゴソ





菫「まずは、組み立て式の短弓だな」ゴトッ





淡・尭深・誠子「普通ってなんだあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

菫「おおう!?」

照「白糸台のシャープシューターは伊達じゃない」

淡「いきなりですか!いきなりか!!手加減なしか!!」

誠子「おんどれは自分の発言を省みれ!!」

菫「淑女の嗜みとして弓くらいは持っていても」

尭深「ねーよ」

照(二年生コンビの口調が凄いことになってる)

菫「次に弓弦、箆、矢羽、鏃のセット、グローブ、プロテクター、フォーム修正用のゴムチューブ」ドサドサ

淡「スミレセンパイって何部だっけ・・・」

尭深「持物が完全に弓道部」

誠子「これで麻雀部の部長なんですよね」

菫「・・・? どこかおかしい所はあったが?」

照「菫は間違ってない」

菫「そうだよな」

淡「いやいやいやいや!!」

尭深「淡ちゃん、進まないからここは我慢しとこう?」

淡「フー!フー!」

誠子「どーどー」

照(髪がぶわーってなってて猫みたい。猫じゃらし持ってくれば良かった)

菫「なんかおかしいな空気だな。次は、手拭い」

淡「タイム!なんか手ぬぐいが不自然に赤いです!!」

尭深「ちょっとグロい」

誠子「これって・・・血・・・ですよね?」

淡「もしや返り血を拭うために・・・」

尭深「ロン(物理)」

誠子「私だって人に襲いかかったことはないのに」

照(前に調理実習で盛大に指切ってた娘に貸してた手拭いかなぁ)

菫「私だって人を射る事は事故でしかまだないぞ。次は香水」コトッ

淡「ここにきてホントの普通のものが!」

尭深(弓道って事故で射る事はあるんですか・・・)

誠子「でもこれ高そうですね」

淡「今日つけてるのはこれですかー?」

菫「ああ」

淡「ラベルが英語で読めない・・・」

照「私も読めないけど、菫がつけてるのは菫の香りだと思う」

菫「おい!?」

尭深・誠子(まぁ私たちは読めましたけど・・・)

淡「スミレ先輩が菫の香水を・・・プクク」

尭深「みんなのハートにシャープシュート」ボソッ

菫「今言ったの誰だっ!!??」

菫「スマホ タブレット 電子辞書 PSvita 3DS」

照「ブルジョアか!!」クワッ

淡「珍しい!テルーのツッコミだー♪」

尭深「1つ1つはそうおかしくないのに、全部揃うとおかしく見えますね」

誠子「弘世先輩ってゲームするんですね」

淡「ちなみに今ハマってるゲームはなんですかー?」

菫「ファンタジーライフだな」

尭深「なんだかゲーマーっぽいチョイス」

照「どういうゲーム?」

菫「簡単に言えば、ファンタジーの世界で生活するゲームだな」

誠子「ちなみに私が好きなゲームはSTRANDED2です」※無人島サバイバルゲーム

淡「ポケモンソウルシルバー!!」※ポケモン金銀リメイク

尭深「レーシングラグーン」※追い剥ぎポエムレースゲーム

照「(´・ω・`)」←ゲーム持ってない人

菫「あとは筆記用具と教科書と、プリントのファイルと部活関係の書類だな」

淡「部長っぽいものが最後にきてようやく・・・」

尭深「逆に違和感を覚えます」

誠子「当たり前ですが大きな弓はないんですね」

菫「和弓やアーチェリーはそれぞれ専用の物にいれるからな」

照「菫、帰りにケーキ奢って」

菫「なんでだよ・・・」

照「格差は身体だけだと思ってたのに裏切られたから」ギュルルル

菫「い、意味がわからんぞ」タユン

淡「私はこれからおっきくなるもん!」ペッタン

誠子「私はこのままでいいかな・・・」ムッキン

尭深「ノーコメントで」ボイン

照「・・・」ストン

菫「私はこれで終わりだな」

淡「最初はびっくりしたけど、私やタカミーみたいなダメージを受ける物はないんですかー?」

尭深「このままやられっぱなしは癪です」

誠子「うーむ」

菫「そもそもそういうものはあったとしても学校には持ってこないだろ」

淡「テルー?どう?何かありそう?」

照「ふむ」ジー

照「この鞄、一見すればもう何も無さそうに見えるが」

菫「ほんとにもう、な、なにもないぞ!?」ダラダラ

照「裏側を引っぺがす事が出来る二重構造になっている」ベリッ

淡「あ、何か出てきた」

菫「や、やめてええええええええええええ!!!!!」





ボールギャグ「ヨォ」
アングルワイダー「オオキニ」



菫「」

尭深「やった!やったぞ!!ついにやったんだ!!」

誠子「なるほど、そうきたか、そうくるか・・・!」

淡「みんなの反応からしてタカミー方面の物ってのはわかるけど、これは何です?」

照「丸いのがポールギャグ、口枷で呼吸は出来るものの涎が垂れ流しになる。
  こっちはアングルワイダー、口を広げて羞耻心を煽るだけでなく異物を挿入する際にも便利」

尭深「スミレーはSM好きと」

誠子「拘束して矢で怯えさせたりするんですかね」

淡「あわわわわ」

照「ふむ」クンクン

淡「テルー?」







照「この匂いは菫の匂い、それに色が変わってる所は丁度菫の口の大きさ」






淡・尭深・誠子「「「!?」」」

淡「まさか自分で」

誠子「自分を拘束」

尭深「名前はSだらけなのにMだったスミレー」

照(淡の生理用品、渋谷のアナルビーンズと浣腸、亦野の紐とナイフ、菫のボールギャグとアングルワイダー
  それらをフル活用して拘束・拷問、以下色々な事に活用出来る。チーム虎姫は無敵だ)

菫 チーン

淡「スミレ先輩も大きな爆弾がありましたねー!」

尭深「私はまだ使った事がないけど、スミレーは使用済みだった」

誠子(尭深がいつの間にかスミレー呼びになってる)

照「使用済み(意味深)」

菫「オオキナホシガツイタリキエタリシテイル。アハハ、オオキイ・・・スイセイカナ。イヤ、チガウ、チガウナ、スイセイハモットバーッテウゴクモンナ。アツックルシイナココ。
  ン・・・デラレナイノカナ。オーイ、ダシテクダサイヨ・・・ネェ」

照「さて、そろそろお菓子食べつつ練習しよう」

淡「ん?」

尭深「は?」

誠子「あ?」

照「え?」

淡「いやいやー、ここまでやって一人だけ無しってのは無いですよー?」ゴゴゴ

尭深「恥ずかしいところ見られた・・・テルーも全て公開するべき」ゴゴゴ

誠子「麻雀はともかく、リアルなら負けません」ブオン

照「お、脅しには屈しない・・・!」ギュルルル

菫「シャープシュート!!(物理)」

シュン ズサァ バシッ ←矢が照を掠めて壁に刺さる様子

照「」チョロッ

菫「逃がさん・・・お前だけは・・・!」

照「・・・えっと、その」

淡・菫・尭深・誠子「「「「あん!!??」」」」

照「見張りに誰か来てもいいからトイレ行ってきてもいいですか?」





照「今のでちょっと漏らしちゃって・・・」ジワッ



淡「・・・」

菫「・・・」

尭深「・・・」

誠子「・・・」

淡「私の替えのパンツ使います?」

照「・・・うん」グスッ

おしっこ漏らし照・・・もとい宮永照の場合

照「この身体にフィットする感覚・・・淡の下着はいいものだ・・・」

淡「お気に入りですからねー!」

菫「下着をつけない説が出てるようだが、女子はちょっとした拍子に漏らすからありえんことだ」

尭深「あの場合はちょっとしたじゃないような・・・」

誠子(ノーパンだけどスパッツ履いてるから問題ないよね!)

照「まぁ逃げようとしたものの、実はそんなに見られて困るものというか、そもそも物がそんなに入っていなかったり」

淡「ええー!? じゃあなんで逃げようとしたんですかー?」

尭深「フリじゃないですよね?私や弘世先輩のような前例もありますし」

誠子「きっちり検査しますよ?」

照「なんか、お決まりじゃないかなって、最後の一人が逃げようとするのは」

菫「芸人かお前は」

照「本気で逃げる気はなかったから、そこそこにして見せるつもりだったけど、さすがに矢が掠ったのは無理」

菫「・・・悪かった。帰りに奢ってやるから」

照「ついでに夕ごはんも一緒に食べよう。菫のおごりで、みんなも」

淡「やったー!」

尭深「ごちになります」

菫「わかった、わかったよ・・・まったく」

誠子(そもそもの原因は、持ち物検査やろうとした大星と、それに思い切り乗っかった宮永先輩なんだけど・・・)

淡「ではモチベーションもあがってきたところでテルーの鞄をご開帳~♪」ムフー

照「まず雑誌から・・・」

尭深「今日の料理 今日の料理ビギナーズ たべようび おしゃべりクッキング 料理王国」

誠子「全部料理雑誌ですね」

菫「なんていうか意外だな・・・調理実習では誰も照にやらせようとしなかったからつい出来ないものかと」

照「一応家では私が料理担当・・・まぁ料理するのが好きってのもあるけど」

淡「なんかこうテルーは料理に盛大に失敗してそうなイメージがありました」

照「小さい頃はいっぱい失敗したけどね。
  ベタなところだと砂糖と塩は何回もやったし、小麦粉とアタックを間違えた事も」

菫「料理はしないから詳しくはわからないが、小麦粉とアタックを間違えるってどういう状況だ」

照「さk・・・ゴホン。家族にけっこうドジする人がいたから」(私もジョイを冷凍庫で冷やして怒られた)

尭深「こういう雑誌は毎月買ってるんですか?」

照「ううん。さすがにそこまでお金ないから、古本屋で買ったり、フリマで買ったり、ゴミ捨て場から拾ったり」

淡「拾うのー!?」

照「最初はかなり抵抗あったけど、欲しかった料理雑誌が3年分まとめて捨てられてるのみて流石に我慢できなくて
  それから抵抗なくなって資源回収の当日とか、資源ごみの日は巡回してる」

菫「インハイチャンプが何をやってるんだ・・・」

誠子「宮永先輩のその気持ちわかります。私もたまに見にいって拾いにいきますね。釣り場の捨てられたルアーも集めたり」

照「本当は無許可で拾うのは自治会の決まりで禁止なんだけど、
  ボランティアとか参加してるおかげなのか見逃してもらってる」

尭深「宮永先輩がボランティア・・・失礼ながら想像が出来ない・・・」

淡「後援会からの差し入れが多かったりするのは、テルーがボランティアに参加してたりするおかげもあったんだねー!」

菫「嘘は言っていない・・・か」

照「お弁当箱」

淡「わークマの絵柄が可愛いー!」

尭深「乙女趣味・・・」

誠子「あれ、重いですけど、中身残ってるんですか?」

淡「えー?ちゃんと食べないとダメですよー?」

菫「あぁそれはな」

照「クラスの子が色々くれるからほとんど食べてない」

菫「去年くらいから色んな人が来て照に餌付けするんだ」

照「今日お母さん遅いから、そのまま夕ごはんにするつもりだった。でも菫が奢ってくれるから朝ごはん行き」

尭深「家庭的・・・」

淡「お弁当箱の中身見ても良いー?」

照「うん」カパッ

尭深「蒟蒻と牛蒡と人参のキンピラ」

誠子「出汁巻き玉子、ホウレンソウの鰹節のお浸し」

菫「小魚の佃煮、梅干しとシソ入りのご飯か」

淡「おいしそー!!」

尭深「彩りも綺麗で、仕切りがピンクとか黄色とかで可愛い・・・」

誠子「栄養バランスも良いですね。塩分が一見多そうですけど、汗かくこの時期なら丁度良いです」

菫「渋谷と亦野の評価はなんだ・・・いや、その通りではあるんだが」

照「キンピラと佃煮はストック効くから、朝実際に作るのは出汁巻き玉子くらい、ホウレンソウは電子レンジで」

淡「お嫁さんかお母さんになってください!!」

照「あとは本が4冊ほど」

淡「テルーは試合直前でも読んでるよねー」

照「平常心を保てるから、控え室だとお菓子食べたりお茶飲んだり、
  みんなとお話したいから直前しか読めないってのもあるけど」

誠子「雑誌とあわせるとけっこうな重さになりますね」

照「勉強道具が入る余地はない」

菫「入れろよ・・・」

尭深「本の内容を見てもいいですか?」

照「ん。どれもおすすめ」

淡「青少年のための自殺学入門」

菫「永沢君」

尭深「離婚毒 片親疎外という児童虐待」

誠子「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」

照「おすすめ」

淡「・・・」

菫「・・・」

尭深「・・・」

誠子「・・・」

照「・・・?」

そりゃこうなるよ……
てるてるよ……

淡「テテテテ、テルー何かあったの!!??死んじゃやだだよおおおおおおおおおおお!!!!」

照「!?」

淡「だ、だってだって!!自殺入門って!!!!」

照「淡おちついて、単なるジョーク混じりの本だから・・・」

淡「ううう」グスグス

照「菫が持ってるのとかコメディな内容だし・・・」

菫「ま、まぁちびまる子ちゃんの登場人物だなこれ」

照「ちょっとブラックだけど楽しめるよ」

尭深(さくらももこの作品って自分の理想を描いてるって聞いたような)

誠子(あれ、でも確か永沢君って)

淡「そっかぁ、そうだよねタマタマですよねぇ!」

照「面白い上に、火事に遭った事があるとか、とても共感を覚えた」

菫「そこに共感を覚えるなあああああ!!!!!!!」

照「えぇー、あーでも、渋谷が持ってるのは立派な教養本だよ?」

尭深「確かに内容があれですけど、立派な教養本ですね」

菫「女子高生が読むには少々重いような気がするけどな」

淡「難しそう・・・」

誠子「料理作ったりするくらい家族の仲は良さそうですし無縁ですよね」

照「ウン、仲イイヨ」

尭深「・・・嫌だったら答えなくてもいいんですけど、お母さんとお父さんは仲良いんです?」

照「・・・? 東京の家にはお母さんだけで、お父さんは長野」

菫「えっと、その単身赴任かなんかで・・・?」

照「この前弁護士の人が来て色々相談してたからそろそかも?」

菫・尭深・誠子「「「・・・」」」

照「それで、亦野が持ってるのはライトノベルで」

菫・尭深・誠子(流した!?いや、ツッコミ辛かったからいいけど!!)

誠子「あぁこの絵柄なんか見覚えがありますね」

照「うん、イラストの人の作品はこの前アニメ化されてた。この作者の別作品もアニメ化されてる」

淡「あー、なんか一安心だよー!」ササミサンハガンバラナイ

誠子「電波女と青春男ですね。面白かったです」ミーマーノジッシャエイガ?ナンノハナシカナ?

尭深「リュウコやっちゅうに」

菫「ちなみにこの本はどういう内容なんだ?」

照「誘拐されて心にトラウマを作った主人公が、同じく誘拐されたヒロインと、様々な事件に遭遇したり
  レギュラーっぽいキャラも殺されたりする作品だよ」

照「お気に入りは枇杷島さん」

淡「・・・」

菫「・・・」

尭深「・・・」

誠子「・・・」

照「・・・?」

菫「一応聞くんが、ライトノベルのお気に入りはなんだ?」

照「断章のグリム Missing レジンキャストミルク 猫の地球儀 蟲と眼球シリーズあたり」

誠子「えっと、あらすじをそれぞれ表示しますね」部室にあるタブレットを起動

チーム虎姫閲覧中

チーム虎姫閲覧中

チーム虎姫閲覧中

チーム虎姫閲覧中

菫「照ウウウウウウウウウ!!!!!うわあああああああ!!!!!」

尭深「・・・ライト?」

誠子「文体はともかくとして内容はヘビーですね・・・」

淡「テルー・・・」抱きしめる

照「? みんなどうしたの?」クルシイ

菫「今日は練習は無しだ 私のおごりでパーッと騒ぐぞ!! 他の部員も連れてこい!!!!」

誠子「連絡いれてきます!!!!」

尭深「教師や警察には後援会に知らせて抑えるようにしますね」

菫「もしもし、お母さん? ちょっと私の口座に100万くらい振り込んでおいて。 え?何に使うかって?
  白糸台麻雀部の一大事なんだ!!!! うん、お父さんにもそう伝えて、あとSPの追加も」

誠子「私だ。亦野だ! 白糸台麻雀部全員集合だ!!!!!休んでる奴も引っ張り出せ!!!!
   この前の試合で入院した奴がいる!? いいから連れてこい! 何なら私が出向く!!
   門限が厳しい子が? 大丈夫いざとなったら親御さんを脅すから 責任は持つ 安心しろ!!」

尭深「渋谷です。はい、その店を貸しきるので、教師陣に説明を・・・はい、警察や教育委員会の関係者の方には
   議員の方や会のラインや弘世先輩の家を通じて、はい、問題が生じても揉み消すように、はい、お願いします」

……
これどう言えばいいかね~……

照「なんだか知らない内に私のためにパーティが開かれることになった」

淡「そりゃあ・・・」

照「ご飯にデザートが楽しみ」

淡「テルー」

照「何?」

淡「テルーはどこにも行きませんよね?」

照「・・・」

淡「テルー?」

照「正直なところ、このままでいいのかわからない」

淡「そっか」

照「いっそのこと」淡「私は」

淡「私は、いつでもテルーのそばにいるから」ギュッ

照「・・・うん」


カンッ!
でもちょっとだけ続くよー

合いの手・閲覧ありがとうございました。

このまま番外編に突入したいと思います。

ちなみにネタが浮かんだ順番は
テルー→あわあわ→亦野さん→菫→タカミーだったり

そう、このオチは最初から決まってたんだ・・・

そして色々酷い扱いだったタカミー

お茶って持ち運ぶものじゃないし
かといって持ちネタのインパクトでは亦野さんと菫に劣るし

じゃあ処女ビッチいけるやん! って感じで タカミーごめんね

ついでにタカミーのせいで相対的にインパクトが薄れた菫も
プロット段階ではなかったエロに走った 後悔も反省もしてる

番外編 末原恭子の場合

姫松高校麻雀部1軍個室 全国大会が終わった時空です。

末原「はー結局全国大会は魔物に食われて終わってもうたなー」

末原「一応、姫松は決勝進出。個人戦もそこそこ」※そういう設定でお願いします。

末原「とはいえ、話題やインパクトをさらったのは魔物だけ」

末原「姫松から直接プロに行くのは主将だけ」

末原「そりゃあ私の実力と能力じゃあ厳しいのはわかってたけど」

末原「麻雀を辞める気はない。プロにだってなりたい」

末原「けれどもプロになったら宮永姉妹、永水の巫女集団 その他牌に愛された子
   でもそれは同世代だけで それ以上の強豪だっておるやろうし」

末原「現実は厳しゅうてメゲるわ・・・」カタカタ

末原「せめて普通の麻雀させてーな それで負けるんやったら諦めもつくんやけど」

末原「まぁ全国大会で結果を残して強豪姫松高校の面目躍如」

末原「部費も今まで通り、いや、今まで以上に増えるそうやし 部員次第では今後も期待出来る」

末原「私はもう引退やけど、私なりに魔物の打ち筋を調べて 後輩のために姫松のために頑張らんと」

末原「幸い宮永と天江は長野同士で激突するから二人共全国に来ることはない」

末原「臨海、白糸台、は戦力ダウンしてるやろうし、宮守に至っては部が続くかもわからん」

末原「永水はよーわからんから無視するとして、阿知賀はどうなんやろうな」

末原「ってまだ誰も来ーへんの? 時間とっくに過ぎてるで」 ガチャッ

末原「おそ」

咲「こんにちはー!」

霞「お邪魔しまぁす」

豊音「ぼっちじゃないよー」

末原「」

末原「なんでや・・・なんでや・・・」カタカタ

咲「これおみやげです。長野名物蜂の子!!」

霞「私は薩摩揚もってきました」

豊音「牛タン煮込みだよー」

末原「あ、これはおおきに」

咲「そこの冷蔵庫使わせてもらいますね」

豊音「傷まないようにするの大事だよー」

霞「全部常温保存出来るやつだけど、まだまだ暑いしね」

末原「わざわざ気ぃつかってもらって・・・」





末原「って違ああああああああああああう!!!!」



そりゃそうなりますわ

豊音「ヒッ」ビクッ

咲「?」キョトン

霞「あらあら」

末原「なんでや!なんで二回戦で戦った面々が姫松に来てるんや!」

咲「(末原さんで)遊びに」

霞「大阪観光に来たものでせっかくだから」

豊音「二人が大阪に来るから一緒にって誘われたよー ちょーうれしいよー」

末原(え?三人共連絡先交換してるん? いや、別に連絡先欲しいわけじゃないけど疎外感が)

咲「連絡先交換なんていらないですよー これからちょくちょく来ますから♪」

末原「堪忍や・・・堪忍してや・・・」カタカタ

豊音「宮永さんエスパーだよー」

霞「ふふっ」

やめてあげてや………

末原「わかった。みんなが遊びに来てくれたのはわかったわ」

咲「はい!」

霞「お茶でもいれますね? 冷やし用の良い茶葉もってきたんですよ」

豊音「ここは涼しいけど大阪暑いよー」

末原「あぁそれはおおきに、コンロはあっちで、茶碗はそこの戸棚」

咲「あ、手伝います」

末原「っていうか自分ら客やん、もてなしは私がやるわ」

霞「座ってていいのよぉ」

豊音「姫松の部室ちょーひろいよー」

末原「にしても他のみんな何してるんや。 突然とはいえ全国の強豪が来てくれたっていうんに」ゴクゴク

咲「あれ?赤阪さんから何も聞いてないんですか?」ゴクゴク

霞「末原さんだけ特別メニューで他の皆さんは今日お休みなのよ」ゴクゴク

豊音「大会が終わってそれきりと思ってたからちょーうれしいよー」プハァ

咲「まぁ特別メニューに誘われなくても個人的に遊びに来ましたけどね」

末原「代行おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

ま た 代 行 か い な !

末原(お、落ち着け落ち着くんや末原恭子)カタカタ

末原(トラウマになってて凄く恐いというのはあるけど)

末原(実際に打って後輩達にアドバイスするにはまたとない機会)

末原(石戸と姉帯は引退とはいえ、魔物には変りない)

末原(宮永に至っては今後2年間出てくる・・・これは自分に活いれて気ぃ張らんと)カタカタ

咲「あ、今日は遊びに来ただけで麻雀は打たないですよ?」

霞「せっかくだしお喋りしたりどこか遊びに行きたいものね」

豊音「私は打ってもいいけど、楽しそうだからなんでもいいよー」

末原「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

咲(やっぱり末原さんは面白いなぁ)

末原「いやいやいや、おかしいやろ!代行に特別メニュー頼まれたなら麻雀打たんとアカンやろ!?」

咲「確かに赤阪さんには、末原さん相手に特別メニューをと頼まれましたけど」

霞「その内容自体は特に言われてないのよねぇ」

豊音「遊んでも問題ないよー!」

末原「代行おおおおおおおおおおなんで麻雀って指定してないんですかああああああああ!!!!!!!!」

咲「あはは♪」(これだから末原さんはやめられない)

末原「・・・まぁわかったわ。みんなが休んでる中で私だけ真面目に部活してるのもアホらしいし付き合ってあげるわ」

咲「お願いしますね」

霞「あらあら」

豊音(末原さんちょーかわいいよー)

末原「んで?どこ行くん?案内してもええけど」

咲「そうですねぇ・・・」キョロキョロ

末原「ていうかなんで唯一の一年生である宮永主導やねん・・・別にいいけど」

咲「あ!」

末原(なんや、なんなんや、この嫌な予感は)カタカタ

咲「末原さんの私物チェックしましょう!」

霞・豊音「おー」パチパチパチ

末原「なんでやねん!!!!」ビシッ

豊音「おぉー、本場のなんでやねん」

霞「キレがいいわねぇ」

咲「だって気になるじゃないですか」

末原「気にならんわ!! ていうかなんで生活指導の持ち物検査みたいなものしなくちゃアカンねん!」

咲「?」キョトン

霞「?」キョトン

豊音「いい子いい子」ナデナデ

末原「あどけない顔して首かしげるな!! そして撫でるな!!」

末原「しゃーない。じゃあ、アレやな、先にみんなの持ち物見せてくれたら許可したるわ」

咲「あ、もう3人で見せ合いっこしちゃいました」

霞「姉帯さんがあんなものを持ってるなんて・・・」

豊音「もー、ちょーはずかしよー」

末原「なんでやねん!!!!!なんで先に3人でやってるんや!!!!!ぼっちか!!!!!私ぼっちか!!!!!」

豊音「末原さんはぼっちじゃないよー」

咲「そうですよ。こうやってみんなで見ようとしてるじゃないですか」

霞「一見普通な末原さんがどんな危ない物を持ってるか楽しみね」

咲「まぁそれでちょっと来るのが遅れたんで、走って来たんですけどね」

豊音「あんなに全力で走ったの久しぶりだよー」

霞「あんまり末原さんを待たせるのも悪いしね」

末原「気ぃ使う所おかしいやろおおおおおおおおおお!!!!!!!」

確かに(気をつかうところ)

末原「もうアレやんな・・・代行といい宮永といい石戸といい姉帯といい私をイジメるのが楽しいんやな・・・」

豊音「どーしよー、末原さんイジけちゃったよー」オロオロ

霞「あらあら・・・でも赤阪さんけっこう酷い事してるらしいわね」

咲「もし赤阪さんからの仕打ちに耐えられなくなったら言ってくださいね。助けに来ますから!」マージャンタノシマセル!

末原「そ、それはおおきに」

末原(代行の仕打ちに比べたらこの3人相手にしとる方がまだマシか・・・酷い二択やわ)カタカタ

咲「というわけで末原さんの鞄を開けたいと思いまーす!」

霞・豊音「「わーい」」パチパチパチ

末原「ちょっ勝手に!・・・あぁ、もうエエわ・・・どっちみちロクなもん入ってないし」

さすが咲さん……
容赦せーへんな!

咲「紙束がぎっしりですね」

霞「あら、これは・・・」

豊音「私達の牌譜だよー」

咲「ってこれ見ちゃだめですよね」

末原「あぁそれは魔物リストや。正直牌譜でどうこうできると思わへんから別に好きに見てもええで」

咲「姫松部員の打ち方・癖・・・こっちの中身は流石に見ないでおきますね」

霞「女子レギュラーは当然としても、男女全員分、OBOG
  はてには仮入部に来た人、来年姫松に入りそうな子まで網羅してあるのね」

豊音「末原さんちょー真面目だよー」

末原「代行がもっとちゃんとやってくれたら、ここまでせんでもええんやけどな・・・」

末原(勝手に見る癖に、しっかりと守るべきラインは守るんやな・・・やり辛い)

咲「シコリが残ることや、フォローが効かないことは守るのが、生かさず殺さずのコツですよ」ボソッ

末原「聞こえない、何も聞こえてないで・・・」カタカタ

霞「そして、困っていたら手を差し伸べる」

豊音「いつでも助けにいくよー」

末原「アンタらジャイアンか、堪忍してや・・・」カタカタ

霞「筆記用具、手帳、ガラケー、ネットブック、予備バッテリー、持ち運び可能Wi-Fiアダブター、iPod touch」

咲「電化製品は苦手ですね・・・」

豊音「触ったら爆発しそうだよー」

末原「爆発はさすがにしないと思うけど、頼むから壊さんといてな」

霞「末原さんはスマホじゃないのね」

末原「iPod touchとWi-Fiあれば事足りるからなー、壊れたら買うかもしれへんなー」

咲「スマホとアイフォンの違いって?」

豊音「わかんないよー」

末原「アンタらホンマに現代人か」

豊音「あ、スパッツだよー! 末原さんの香りがするよー!」クンカクンカ

咲「ほんとだ!3枚もある!」(イキそう・・・)クンカクンカ

霞「最初はちょっと・・・という感じから、こうどこか癖になるような」クンカクンカ

末原「揃いに揃って嗅ぐなあああああああああああ!!!!!!!!!」

うわぁ(ドンビキ)

咲「うーん、末原さんが真面目というのはこれ以上無くわかりましたけど、変わった物はなかったですね」ゴソゴソ

豊音「えっちなもの持ってるの私だけだったよー」ゴソゴソ

霞「まぁ大学生になったら、開放的になるかもしれないわ」ゴソゴソ

末原「色々とツッコミ所あるんやけどな(特に姉帯)、とりあえずスパッツを返せ!!!!!!!」

咲「えっ」

豊音「えっ」

霞「あらあら」

末原「何言ってんのこいつみたいな目で見るな!!!!!!」

咲「あ、そうですね。タダで貰うというのはダメですね。いくらです?」

霞「奮発するわ」

豊音「手持ちが少ないから何かと交換か、身体で払うよー」

末原「待て待てまて!! スパッツ欲しいんなら、買った店教えるから!!」

咲「だめです。末原さんの使用済みじゃないとだめです」

霞「ただの新品に価値はないわ」

豊音「私のブラと交換する?」ヌギヌギ

末原「なんでやねん!!キョショイわ!!恐いわ!!!!脱ごうとするな!!!」

なんやかんやで楽しんで夕方

末原「まぁ、なんや、疲れたけど、まぁそれなりに楽しめたわ」

咲「はい!」

霞「なんだかんだで色々ともてなしてくれた末原さんが愛らしいわー」

豊音「ちょーたのしかったよー」

咲「じゃあ、これで失礼しますね」

末原「ん?この後大阪案内してもええでー?」

霞「あ、このあと3人で行く所があって」

豊音「ちょー楽しみだよー」

末原(あぁ、私で遊ぶのに満足したら、3人でどっか行くんか、まぁええけど・・・やっぱ疎外感あるなぁ)

咲「ではでは」

霞「また来るわねー」

豊音「ばいばいー」

末原「気ぃつけてなー」

末原(なんなんやろうなぁ、3人共悪い人やないんやろうけど)

末原(こう一人で残されるとやっぱこう来るもんがあるなぁ)

末原(強引に入れば受け入れては貰えそうやけど)

末原(そこまで踏み入る勇気は私にはないわ・・・)

末原(なんかモヤモヤするし、ジムにでも行こか)

末原(せや、身体をおもいっきり動かして忘れよ!!!!!)

末原(ガーッと動いて 疲れたところで 飯ぎょーさん食って 寝よう!!)

夜 末原宅

末原(さすがに動きすぎたわ・・・)ハァハァ

末原(魔物相手に疲弊したところに、なんでマシンひと通りこなして、1kmも泳いんだんやろ)

末原(おまけに、ノリで麻雀も特打ち・・・何してんやろ私・・・)

末原(シャワー浴びて・・・飯は・・・あ、匂いする、肉っぽいなぁオカンナイスやで)ガチャッ

末原「ただいまー」

豊音「末原さんおかえりー」

霞「随分遅かったのね」

咲「お風呂にします? ご飯にします? それとも わ・た・し?」

末原「」

末原「なんでや・・・なんで・・・おんねん」カタカタ

咲「え、だって3人で行くところがあるって言ったじゃないですか」

霞「夕方に別れたっきり、なかなか帰ってこないから心配したのよ?」

豊音「仙台牛と薩摩豚の焼肉パーティだよー!」

末原「それ・・やったら、なんで・・・一旦別れて・・・」

咲(末原さんが悲しそうな顔するのが見たかったからですよ)フフ

霞(良い表情だったわー)クスッ

豊音(必死に表情には出さないようにしつつも、我慢しきれなかった末原さんちょーかわいいよー)ナデナデ

末原「もう、ええわ・・・シャワー浴びたら飯にするわ・・・」

咲「お供しますね」

霞「洗いっこ楽しみだわー」

豊音「お風呂もちゃんとたててあるよー」

末原「堪忍や・・・もう堪忍してや・・・」カタカタ

末原さんカタカタ可愛い。

ってことでもいっこ カンッ!!

でもあとほんのすこしだけ投下します。

番外編2 インハイの輪 

照と怜が電話中

照「大阪に遊びに来ないかって?」

怜「せやでー、ちょっとしたお祭りをしようと思ってなー」

照「特にやることもないし、いいけど」

怜「よっしゃ!!宮永照ゲットや!!」

照「一人じゃないとだめ?」

怜「ん?、せやったらー、大星も誘ってくれへん?」

照「良かった。一人だとちょっと不安だった」

怜「集合はなー」

照「あ、そうだ、お金がないからちょっと厳しいかも、部費くすねられるかな・・・」

怜「ああ、大丈夫やでー、宿と飯はこっちで用意するから、アレやったら千里山の部費で交通費も出すでー」

照「他に誰が参加するの?」

※怜説明中

怜「って面々や」

照「・・・そう、じゃあ、申し訳ないけど、今回は私は欠席するよ」

怜「残念やな。ん?何や竜華?・・・ちょっと待ってな」

怜(シングルでええかな、一週間先や・・・!)

照「えっと・・・」

怜(ふむ・・・、当日こんな事になるのか)

照「園城寺さん?」

怜「その人、どうも当日来ぇーへんみたいや」

照「そうなの?」

怜「せやでー、見たから間違いないわ」

照「・・・そういうことなら参加します」

怜「楽しみにしてるで!」

末原宅

末原「なんでや・・・」カタカタ

照「この度はお日柄も良く」ペコリ

豊音「宮永さん、今日雨ちょー降ってるよー」

淡「末原さん決勝の大将戦以来ですねー!」

衣「大阪の食事はとても楽しみだぞ!」

透華「たまには庶民の家で楽しむというのも悪くありませんわ」

霞「あらあらまぁまぁ」

小蒔「本日はお世話になります」ペコリ

穏乃「走ってきたからちょっと疲れちゃった」

玄「これこれはみなさん良いおもちをお持ちで・・・」ゲヘヘ

怜「まぁまぁ立ち話もなんやし上がってやー」




末原「これは、そうや、悪い夢や・・・何か悪い夢なんや。今日は後輩の指導もないし、予定もないから家でのんびりして
   漫にからかいのメール送ったり、雨止んだらコンビニスイーツを選びに行ったり・・・」カタカタ


咲「こんな楽しそうなイベントがあるのに41度の熱を出してしまった自分の身体が憎い・・・ゲホゲホ」



更にもいっこ カン!!!

というわけで合いの手・閲覧ありがとうございました。

関西弁が少々難しいのですが、末原さんはとても動かしやすかったです。
ただ、もっとほのぼのとするはずが、こんな事に・・・
誰も悪くはないんです。ただ、末原さんが魔物に好かれやすいってだけで(震え声)

気になるシリーズや白糸台ネタはすぐにでも書けそうですが
クロス物で末原さんには更に酷い目に会う可能性が・・・こっちは投下するかわかりません。

では またの機会に

菫「能力ってのは一体どういうものなんだ?」
菫「能力ってのは一体どういうものなんだ?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373657490/)


本命のネタを考えてる時にふと浮かんだので投下してきます。

みんなきゅうり好きすぎだろ・・・
トリの前にきゅうりとでも書いておこうかしら

SS書いてる人は同意してくれると思うんですが
末原さんはほのぼのプロットや鬼畜咲さんでなくて書き始めても
こんな感じに酷い目にあってしまうんです・・・

天使豊音 聖母霞がいてもこうなるんです・・・

という作者の愚痴は置いておいて
どんなネタになるかわかりませんが
咲SS何か書いてきます!



淡「トラヒメッター」
淡「トラヒメッター」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373703842/)


ほのぼの系を目指すためにこういうのが浮かびました。
小ネタ的な感じでまったり進行でいきます。

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