モバP「結婚の後」 (445)

晶葉「おはよう」

友紀「おはよー!」

比奈「おはよー」

美世「晶葉ちゃんおはよ!」

晶葉「む? なんだなんだ。珍しい集まりだな」

友紀「そうでもないけどね。ちょくちょくこのメンバーで呑みに行ってるし」

比奈「今日は今度のツアーの打ち合わせなんスけどね」

美世「趣味に生きる20歳のユニットだってさ」

晶葉「ああ、言われてみれば確かに。しかしちょうどいい。同じく趣味に生きる私には良いサンプルになりそうだ」

比奈「実験体はお断りッスよ?」

晶葉「なに、そんな危険なものじゃないさ。これを被ってくれるだけでいい」

3人「ヘッドホン?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394513828

モバP「結婚の末」
モバP「結婚の末」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1394075924/)

の続きです。
今回もまったり進行です。

晶葉「見た目はな。だがこれは――」

P「すまんすまん。待たせたな」

友紀「あ、プロデューサー」

晶葉「間の悪い」

P「え、なんでいきなり貶されてんの俺。というか晶葉、お前まさかそれまた使う気か?」

晶葉「悪いか。視野を広げるためには、こうして多彩なデータが集めた方がいいと思ったんだよ」

美世「Pさん知ってるの?」

P「まあ知ってるというかなんというか」

晶葉「その辺りは私から説明させてもらうさ。まずはこの装置で脳波をだな――」



かくかくしかじか

>>3
訂正


晶葉「悪いか。視野を広げるためには、こうして多彩なデータが集めた方がいいと思ったんだよ」


晶葉「悪いか。視野を広げるためには、こうして多彩なデータを集めた方がいいと思ったんだよ」

友紀「ふーん? 要するに自分の結婚生活が見れるってこと?」

晶葉「おお。アルコールが入ってないと理解が早いな」

友紀「ひどいっ!」

比奈「なんでまたプロデューサーとなんスか」

P「悪かったな」

晶葉「生憎男性のデータがPしか入ってないからな。不満があるかもしれんが欠点を見つめ直す良い機会になるぞ」

美世「あたしやろっかな。面白そうだし!」

友紀「あたしもー! まあ良妻確定だろうけどね」

P「その自信はどこから出てくるんだよ」

比奈「アタシはお断り……出来ないッスよね。この流れじゃ……」

晶葉「話もまとまったし、さっそく被ってみてくれ」

友紀「じゃ、先頭バッター姫川いくよ!」

晶葉「……完了だ。次」

友紀「晶葉ちゃんのリアクションが冷たい……」

比奈「何を求めてるんスか。これでいいッス?」

晶葉「オーケーだ」

美世「じゃあ最後はあたしだね」

晶葉「……よし、もういいぞ。じゃあ五十音順に比奈からいくか」

比奈「うえー……、まじッスか。まあ早い方がまだマシかなぁ」



P「お。このフワフワしたウエディングドレス、いつぞやの衣装そっくりだな」

比奈「さっそく後悔してきたッスよ」




愛情 100
不満   0
浮気度  0

荒木比奈
愛情 100
不満   0
浮気度  0

1年後

P『今日も徹夜か?』

比奈『冬のお祭りまでに入稿しなきゃならないッスからね。先に寝てていいッスよ』

P『ベタ塗りくらいなら手伝うぞ』

比奈『……頼んでいいッスか?』

P『それくらいなら任せろ』

比奈『でも、Pさんも無理しちゃダメッスよ。仕事で疲れてるんだし……』

P『可愛い嫁のためなら苦じゃないさ』

比奈『……そうやって何気なく可愛いって言うのやめません?』

P『なんで? 比奈が可愛いんだから仕方ないだろ。可愛い可愛い!』

比奈『あうう……。へ、変なこと言ってないで早く仕上げるッスよ!』




愛情 100
不満   0
浮気度  0

荒木比奈
愛情 100
不満   0
浮気度  0

P「」

比奈「」

友紀「バカップルか!」

美世「へー。比奈ちゃんがこんな表情するなんてねぇ」

比奈「ち、違うッスよ! これはソフトが作り上げた架空のアタシであって、アタシとは無関係ッス!」

晶葉「データの元が比奈本人なんだから無関係ではないだろう」

比奈「」

美世「にしてもPさんテンション高いね」

友紀「ね。若干引くレベル」

P「あれ。デジャヴ」

美世「好きな人と一緒にいたらトップギア入っちゃうのかな?」

P「ニュートラルのまま平穏に生きたいんだが……」

5年後

比奈『これ、トーンお願い』

アシ『はい』

比奈『背景出来てる?』

アシ2『もうすぐ上がります』

P『比奈もアシさんたちもお疲れ様。夕飯出来たから筆休めないか?』

比奈『んー……。まあ働き詰めじゃキツいッスよね。みんなー、休憩ー』

アシ『やたー……』

アシ2『もう腕上がんない……』

比奈『このくらいでなに言ってるんスか。休憩したら夜中までぶっ続けッスよ』

アシ『うげー……』

P『ほどほどで切り上げろよ。アシさんたちもしんどいだろうし』

アシ2『そうだそうだー』

比奈『やっと掴んだ連載なんスから妥協は許さないッス。ほら、早く食べるッスよ』

アシ『はーい……』

P『……』




愛情 100
不満  10
浮気度  0

荒木比奈
愛情 100
不満   5
浮気度  0

友紀「2人とも不満が」

美世「Pさんの方が若干高いね。なんでだろ?」

晶葉「ちょっと待て。今理由を出す」



不満の理由
P『俺は本当に必要なんだろうか』

比奈『気遣ってくれるのは嬉しいけど、士気を下げるような事は言わないで欲しい』



友紀「なんという作家ならではの不満」

晶葉「前から思ってたが、Pは必要とされることに夫としての責務を感じているのか?」

P「……否定出来ないから辛い」

比奈「ちゃ、ちゃんと役に立ってるッスよ! ……作画以外は」

P「おい」

美世「ま、まあまだ愛情は最高値だし大丈夫だよ! たぶん」

友紀「フォローになってないよ美世ちゃん」

10年後

比奈『……こうしてのんびりするのは何年振りスかねぇ』

P『やっと長期連載が終わったんだ。しばらくゆっくりしなさい』

比奈『そうッスね……。ごめんなさい、Pさん』

P『なにが?』

比奈『ずっとほったらかしにしちゃったじゃないッスか』

P『……まあ正直に言うと寂しかったな。ずっと嫁さんが漫画に浮気してた訳だし』

比奈『うぐっ』

P『でも、比奈と一緒に生きると決めたのは俺なんだ。俺のところに帰ってきてくれたなら、それでいいさ』

比奈『……ありがと、アタシの好きにさせてくれて』

P『お疲れ様、比奈』

比奈『うん!』




愛情 100
不満   0
浮気度  0

荒木比奈
愛情 100
不満   0
浮気度  0

晶葉「納得いかん」

友紀「なにが?」

晶葉「私の場合はほったらかしにした時浮気してたのに、一体何が違うと言うんだ」

美世「え、浮気したの?」

比奈「最低ッスね」

P「身に覚えのない罪で非難されるのにも慣れたよちくしょう……」

友紀「んー。どうしてだろね?」

比奈「ちなみに晶葉ちゃんの場合はどんな風にほったらかしてたんスか?」

晶葉「研究の為にラボに籠もってたな」

美世「……Pさんは?」

P「自宅でほったらかし」

比奈「あー……」

友紀「あー」

晶葉「な、なんだ! 比奈も同じだろう!?」

友紀「いやー、たぶんだけど」

美世「全然違うんじゃないかな」

晶葉「……なに?」

20年後

比奈『p(息子)。いつまでもテレビ見てないでお風呂入りなさい』

p『はーい』

P『ふふ』

比奈『な、なんスか。いきなり笑い出したりして』

P『いや、比奈も母親っぽくなったなーと思ってさ』

比奈『ぽくじゃなくて母親なんスけど。悪かったッスね似合わなくて』

P『卑屈になる癖治ってないな』

比奈『どーせアタシは可愛げも母性も無い女ッスよーだ』

P『可愛いよ、昔も今も』

比奈『……ズルいッスよ、昔も今も』

P『こんな俺は嫌いか?』

比奈『嫌いなら、今も漫画書き続けてまスよ』

P『はは、それもそうか』

比奈『これからも、一緒にいて下さいね?』

P『当たり前だろ――』

比奈『――ん』




愛情 100
不満   0
浮気度  0

荒木比奈
愛情 100
不満   5
浮気度  0

ハッピーエンド!

友紀「えっ」

美世「あれ?」

P「嘘やん」

晶葉「何故今の終わりで不満が残る」

比奈「…………」

友紀「さて比奈ちゃん、なぜ不満が残っちゃったのでしょーか?」

比奈「た、たぶんスけど……。漫画にまだ未練があった可能性が……」

晶葉「どれどれ……」



不満の理由
比奈『正直もう少し漫画が書きたかった』



友紀「正解!」

美世「幸せな家庭築いてるんだから、そこは諦めよーよ……」

P「まあアイドルしながら年2の祭りに必ず参加してる比奈じゃ仕方ないか」

比奈「なんで非難される理由作るんスか架空のアタシ……」

これって以前の結果を見た影響でPの心持ちが変わっていたりするんですかね?

それが機械に反映されてたり

>>10で晶葉が「生憎男性のデータがPしか入ってないからな。…」
>>19でヘッドホンをPがかぶってない、から
Pのデータは、前回のを利用してるんじゃない?

総括
相手を理解する努力が双方に伺える、素晴らしい夫婦です。
末永くお幸せに。

注意点
Pさん
妻の趣味を理解し、口出しもせずに見守れる寛容さは素晴らしいです。
しかし、自らが役に立てないからと言って不安に思うのはやめましょう。
夫婦間の不和に繋がる可能性があります。

荒木比奈さん
共に歩むパートナーのためとはいえ、趣味を捨てるなんて並大抵ではなく不満が残るのも仕方ありません。
ただし結婚生活に亀裂が入るほど趣味に没頭しないように。



友紀「いいなー」

美世「ね。こんな家庭憧れるよねー」

比奈「ま、まあ悪い気はしないッスけど」

晶葉「次は美世だな」

美世「よろしくー!」

比奈「不安とか無いんスか?」

美世「んー。まああるっちゃあるけど、あたしの趣味は2人よりかは結婚生活に響くものじゃないからね。たぶん大丈夫でしょ」

晶葉「……ふっ」

友紀「晶葉ちゃんからこぼれた不敵な笑み」

美世「なんでよ!」

P「まあ分からんでもない」

晶葉「そう言って撃沈した者を見てきてるからな。まあいい、始めるぞ」



P「なんでこうアイドルたちはウエディングドレスが似合うのか」

美世「Pさんのタキシード姿も似合ってるよ」




愛情 100
不満   0
浮気度  0

原田美世
愛情 100
不満   0
浮気度  0

ここでタイムアップ。
明日のお昼前後に続き投下します。

でわ。

>>53
一応説明しておくと、>>54さんの通り前回採取したデータをそのまま使ってますので、心持ちは変わってません。
同じような落とし穴に嵌る可能性もあります。可能性はね。

でわ。

1年後

P『県外までドライブとか言うから不安だったけど、意外といいもんだな』

美世『でしょー? いつもと違う景色だからこそ新鮮さがあって楽しいんだよ!』

P『だな。で、どこを目指してるのかいい加減教えてくれない?』

美世『着いてからのお、た、の、し、み!』

P『そうかい』

美世『安心して! 拓海ちゃんがまた行きたいって絶賛したくらいだから!』

P『あ、拓海が推すくらいか。なら安心だな』

美世『……Pさん? あたしだけじゃ信用出来なかったって意味かなー?』

P『…………』

美世『寝たふりすんなっ!』




愛情 100
不満   0
浮気度  0

原田美世
愛情 100
不満   0
浮気度  0

友紀「またも順調な滑り出しだね」

P「よく見とけよ晶葉。趣味と結婚生活を両立する手本だから」

晶葉「余計なお世話だ!」

美世「これ前に拓海ちゃんとツーリングで行ったとこだ。あの時寄った小料理屋美味しかったんだよねー」

比奈「いろんなとこ行ってるんスねー。アタシには無理だなぁ……」

美世「今度比奈ちゃんも行こうよ! あたしが車出してあげる!」

比奈「考えとくッス」

友紀「あたしも行く!」

P「お楽しみのとこ悪いがそろそろ次始まるぞ」

5年後

美世『ごめんPさん』

P『なにが?』

美世『今日拓海ちゃんと中古車フェアに行ったんだけど、その。見た瞬間心奪われちゃって……』

P『え。まさか契約したの?』

美世『……うん』

P『……まあ結婚前からずっと同じ車だったしな。車検も近かったし』

美世『ごめんね?』

P『いいよ。ちょうど買い換え時だったしな。で? なんて車にしたんだ?』

美世『……ホンダのNSX』

P『ぬう、分からん。いくら?』

美世『……8と、0が6つ』

P『……は?』

美世『ごめんね?』

P『』




愛情 100
不満  40
浮気度  0

原田美世
愛情 100
不満   0
浮気度  0

P「前言撤回。これダメな例だ」

友紀「ある意味一番タチの悪い趣味だったね……」

比奈「アタシたちの趣味と違って1回の額がハンパない……」

美世「で、でも! NSXが800だよ!? 高いのだともう1つ0がつくんだからまだマシな方」

P「な訳無いだろ! こんな高額な買い物を相談も無しに即決するとか、そりゃ俺の不満も跳ね上がるわ!」

美世「で、ですよねー……」

晶葉「ちなみに美世、仮に今この車が同額で売りに出されてたらどうする?」

美世「買うよ。何年ローンになっても」

P「フルスロットルにも程があるぞ……」

10年後

P『なあ美世』

美世『んー?』

P『そろそろこの車売りに出さないか?』

美世『なんで!? PさんNSX嫌いなの!?』

P『いや、嫌いじゃないよ? 5年間美世が大事にしてきたのも分かってる』

美世『ならなんで!』

P『……そろそろ、もう1人乗れる車が欲しいから、かな』

美世『え。あ……えと。そ、それって』

P『ホントはもう少し早く言いたかったんだけどな。金貯め直す必要出たおかげで遅くなったけど』

美世『う。ご、ごめん……』

P『考えといてくれないか?』

美世『……うん』




愛情 100
不満  10
浮気度  0

原田美世
愛情 100
不満  10
浮気度  0

友紀「なんだろう。良い場面なはずなのに数値が見えるせいで素直に見れない」

晶葉「美世の不満は予想がつくが、Pのは……と」



不満の理由
P『これこそ即決して欲しかった』

美世『子供も欲しいけど。けど……』



比奈「あー」

晶葉「あー」

友紀「ですよねー」

美世「うう……。否定出来ない」

P「この面子の中ならお前が一番の良心だと信じてた俺の気持ちを返せ」

比奈「というかこの時点で美世さんが一般男性と結婚するの絶望的じゃないッスか?」

友紀「最低でもプロデューサー並みに稼ぎがなきゃアウトだね」

晶葉「エンディングにたどり着いただけマシだと思わないとな」

美世「はい……」

20年後

美世『こーら。車の中で暴れないの』

p『はーい』

P『そうだぞー? あんまりふざけてたらママがこのエスティマをスポーツカーに早変わりさせちゃうんだからなー?』

美世『……パパ? それはリクエストってことでいいのかな?』

P『おい待て冗談だやめろ』

p『やめろー』

美世『なら大人しくしてなさい! 石川までまだ遠いんだから』

P『なあ、何も車で帰省しなくても、飛行機でよかったんじゃないか?』

美世『だーめ。あたしの宝物を全部見せて、親を安心させてあげたいんだから』




愛情 100
不満   5
浮気度  0

原田美世
愛情 100
不満   5
浮気度  0

ハッピーエンド!

美世「ほら見てハッピーエンドだよ!」

友紀「オメデトー」

比奈「オメデトー」

美世「棒読みやめて!」

P「あえて聞くけど、ドノーマルだろなこのエスティマ」

美世「……ごめん、自信無い」

P「おい」

晶葉「一時あれだけ不満が上がったのに浮気度は上がらずか……」

P「一応これでも一途な男だから」

晶葉「私に対してそれを言うか」

P「……ごめん」

友紀「無機物にも通用するなら、美世ちゃんはずっと上がったままだっただろうけどね」

比奈「間違いないッスね」

美世「お願いもう許して」

晶葉「……まあいい、とりあえず総括を見てみるか」

総括
性格的には相性の良い両名ですが、もう一度結婚生活について話し合った方がいいかもしれません。
お互い納得しあった上で結婚なされるなら、良いパートナーとなるでしょう。

注意点
Pさん
過ぎた事は仕方ないと達観してしまう面があります。
しかし怒るところはしっかり怒らないと、相手に悪影響を及ぼす可能性がありますので注意するように。
甘やかすだけが夫の役目ではありません。

原田美世さん
自身の欲求に流されがちです。
自身の貯蓄、夫の稼ぎがあるからといって結婚生活を脅かすほど趣味に走らないように。
相手の気持ちも考えて行動してください。



友紀「ざっくり」

比奈「まあ仕方ないッスよね」

美世「気をつけます……」

>>124

晶葉「じゃあ終わりだな」

友紀「ちょっと! まだあたし終わってないよ!」

P「友紀はなあ……」

比奈「アタシが言えた立場じゃないッスけど、結婚とは無縁ぽいッスからねぇ……」

美世「あんまり家事しなさそうだもんね……」

友紀「失礼なッ! あたしだってやる事はやるし!」

晶葉「そんなに見たいなら見るが、怒ってパソコン壊さないでくれよ?」

友紀「み、味方がいない……。いいもん! 良妻ユッキ見せつけてやるもん!」

P「だからその自信はどこから湧くんだよ……」




愛情 100
不満   0
浮気度  0

姫川友紀
愛情 100
不満   0
浮気度  0

1年後

P『ただいまー』

友紀『あ、おかえり! お疲れ様ー』

P『……なにしてんの?』

友紀『ごめん、キャッツの応援中』

P『ゆ、う、は、んは!?』

友紀『今いいとこなの! チョーノが同点弾放ってようやく追いついたんだから!』

P『クライマックス進出確定してるんだから別にいいだろ!』

友紀『よくないよ! まだ首位とのゲーム差が2あるんだから勝ってもらわないと!』

P『お前昨日もそれ言ってたよな!? 2日続けて夕飯にカップ麺食うのが確定した俺の気持ちも少しは察しろ!』

友紀『むうー。ごめんてばー』

P『はあー……』




愛情  90
不満  20
浮気度  5

姫川友紀
愛情 100
不満   5
浮気度  0

美世「うわあ……」

比奈「これはヒドい」

晶葉「浮気度上昇の最速記録だ。おめでとう」

友紀「」

P「知ってた」

美世「愛情もさっそく下がってるし……」

比奈「不満もなかなか高いッスね」

晶葉「そういえば1年目から愛情下がったのは友紀が初だな。不満20も最多だし。喜べ、三冠達成してるぞ」

友紀「え。なにを喜べばいいの?」

P「これキャッツに限れば浮気度100なんじゃないか?」

友紀「プロデューサーだって奥さんいるのに浮気度上がってんじゃん!」

美世「いや、それは仕方ないんじゃない?」

比奈「同姓から見てもこれはヒドいッスよ」

友紀「ううー……。い、いいもん! ここから逆転するし!」

P「無理だろ」

5年後

P『ただいまー』

友紀『あ、みてみてPさん!』

P『ん? どうした?』

友紀『p(息子)、もっかいやってみて』

p『うりゃー!』

P『え』

友紀『スゴくない!? 3歳で部屋の真ん中から壁までゴムボール届くんだよ!? 絶対素質あるよね!』

p『えへへー』

P『凄いぞp! 将来は野球選手間違いなしだな!』

友紀『キャッツのエース、ここに誕生だよ!』

P『どうしよう。サインの練習とかもさせた方がいいかな!?』

友紀『任せて! あたしが書き方教えてあげる!』

p『p、すごい?』

P・友紀『もちろん!』

p『えへへー』




愛情  95
不満   5
浮気度  0

姫川友紀
愛情 100
不満   0
浮気度  0

P「」

美世「親バカにもほどがあるよ!?」

比奈「数値も一気に回復したッスね」

晶葉「出産も最速か。いろいろ記録作るな」

友紀「ほらみろ大逆転!」

比奈「完全に子供のおかげでしょうッスけどね」

美世「そういえば友紀ちゃんって意外と子供の面倒みるの好きだよね」

晶葉「言われてみるとそうだな。仁奈を動物園に連れて行ったり、美玲とも仲が良かったな」

P「精神年齢が近いだけだろ」

友紀「たまには素直に誉めてくれてもよくない!?」

比奈「でもまだ油断出来ないッスねぇ……」

美世「浮き沈みが激しいもんね……」

10年後

P『え』

p『え』

友紀『ほら、じゃんじゃん食べてね!』

p『お肉の山だ……』

P『作りすぎだろお前……』

友紀『なに言ってんの! pが公式戦初ヒット打ったんだからこのくらい当然じゃん!』

P『初勝ち投手、初完封の時もする気か』

友紀『もち!』

p『食べきれる気がしないよ……』

P『頑張れ。パパも頑張るから』

友紀『じゃああたしqちゃん(娘)にミルクあげてくるから先に食べてて』

p『qも早く大きくなって食べるの手伝ってくれないかなぁ……』

P『そうなってもこの量に1人分追加されるだけだろうけどな』




愛情 100
不満   5
浮気度  0

姫川友紀
愛情 100
不満   0
浮気度  0

美世「子供の存在って大きいんだなぁ……」

比奈「子は鎹と言うッスもんね」

晶葉「しれっと2人目産まれてるな」

友紀「なんか今さらだけど恥ずかしくなってきた」

P「ほんと今さらだな。こっちは毎回その思いしてるんだぞ」

晶葉「しかし幸せそうにしてるが不満が上がったままか。理由は……と」



不満の理由
P『毎日夜の営みをするのは体力的にキツい』



P「」

友紀「」

比奈「ま、毎日?」

美世「お、お盛んですね」

晶葉「これは3人目も確定みたいだな」

友紀「」

美世「友紀ちゃん、帰ってきて。続き始まるよ」

20年後

友紀『もしもーし。あ、p? ――そっか、早く帰ってきなさい。うん、はーい』

P『なんだって?』

友紀『……ぶい、だって』

P『そっか』

q『お兄ちゃんどうだったの?』

友紀『お兄ちゃんね、夢叶ったよ。お祝いしないとね!』

P『bもd(息子)も負けてられないな』

b『うん!』

d『焼き肉パーティー!』

友紀『よし! ママに任せなさい! 腕によりをかけて作ってあげる!』

子供『わーい!』

P『友紀』

友紀『なーに?』

P『pが帰ってくるまでに、涙は止めとけよ』

友紀『……えへへ、無理かも。だってこんなに幸せなんだもん!』




愛情 100
不満   0
浮気度  0

姫川友紀
愛情 100
不満   0
浮気度  0

ハッピーエンド!

晶葉「あ、あの状態からパーフェクトだと?」

友紀「ほらみろ! あたしだって立派な奥さんになれるんだよ!」

P「晶葉、ソフト壊れてるんじゃないか?」

晶葉「ちょっと待て。調べてみる」

友紀「ひどくない?」

晶葉「……いや、問題なく作動してるみたいだ」

美世「結局あたしたちの中で一番よかったね……」

比奈「友紀さんに負けるとか危機感がハンパないんスけど……」

友紀「なにさなにさ!? あたしが好成績じゃ不満なの!?」

P「不満というか、ただただあり得ないというか」

友紀「よーしプロデューサー。後ろ向いて待ってて? バット持ってくるから」

晶葉「とりあえず総括も見てみるか」

総括
ハッピーエンドとはいえ妻側にかなり難があります。
結婚は時期尚早です。

注意点
Pさん
ある程度忍耐が必要です。
妻のために家事を手伝う、またはすべて請け負うくらいの覚悟を決めておいた方が安定した結婚生活を送れます。

姫川友紀さん
母親としての適性はかなり高いですが、妻としては欠陥が多数存在します。
今回ハッピーエンドだったのはあくまで子供が早くに産まれたからであって、一歩間違えれば破局してもおかしくありません。
まずはもう一度夫婦とは何かを考え直してください。
そして今の家庭<趣味を直すつもりが無いようでしたら、貴女の趣味をきちんと理解してくれる男性と結婚した方がいいでしょう。

家庭<趣味まで行く?そこそこ両立できると思うんだが
晶葉や美世と違ってあくまでも受身な趣味だし

P「あれだけの好成績にも関わらずこの叩かれっぷりである」

友紀「」

美世「まあ……仕方ないっちゃ仕方ないよね」

比奈「子供に助けられた感が凄まじいッスからね」

晶葉「まだ私よりいいじゃないか……。全員ハッピーエンド迎えられただけ喜ばしいと思え」

P「そういやなんだかんだで全員ハッピーエンドか。内容的には比奈以外危なかったけど」

比奈「なんかテレるッス」

美世「欲張っちゃダメ……か。勉強になったよ」

友紀「あたしだってハッピーエンドだもん……」

P「まあ晶葉もいい勉強になっただろ。趣味と家庭を両立するにはどうすればいいか」

晶葉「そうだな。もう少しサンプルが欲しいところではあるが――」



ちひろ「プロデューサーさん、ここに居たんですか?」

P「あれ、ちひろさん?」

ちひろ「あれ、じゃありませんよ。レッスン場使うって言ってたのになにしてるんですか。他にも使いたい子がいるんですから早くしてください」

P「す、すみません」

友紀「……ねえみんな」

美世「うん、立派な趣味人間だね」

比奈「お金稼ぎを趣味と言えるかは分からないッスけどね」

晶葉「だが夫より金を優先しそうな感じはするな。よし、試してみるか」

友紀「任せて。ねえちひろさん!」

ちひろ「え? どうかしました?」

友紀「あのね、ちょっとこの曲聴いてくれない?」

ちひろ「ヘッドホン? ええ、いいですよ」

P(あっ)

ちひろ「……何も聞こえませんけど」

晶葉「完了だ。再生するぞ」

ちひろ「え?」




愛情 100
不満   0
浮気度  0

千川ちひろ
愛情 100
不満   0
浮気度  0

ここでタイムアップ。
明日の昼から続き再開して終わらせます。

>>260
子供が居ない状態では趣味を優先してると解釈してください。
子供が出来たら両立し始めます。
あくまでこのSS内の話ですが。



でわ。

子供の不満が見れたら、「親の期待に応えられない」つってある程度あったかもしれんけど
ユッキは「まー向き不向きあるししゃーない。別の道で幸せになればいいさ!」とカラッとしてそう

Pの方は「守るべき家庭が欲しい」っつか「家庭を守る夫/父親になりたい」って欲求強そうだから
なんとかしてやろうと四苦八苦して子供にプレッシャーかけちゃいそうw

雑談がしたきゃ他所で、書いてろ

>>308
なぜそこに「、」打ったのか気になって仕方ない

昔よくいた自治厨のような「こうあるべき」を押し通す感じだね
>>1が雑談うぜーと思うなら言うだろうし、そんな雑談が気に入らないならまとめに載るのでも待ってろと思う

>>275

1年後
P『…………』

ちひろ『…………』

P『……どう?』

ちひろ『もうすぐスケジュール終わるから、確認してもらえます?』

P『おっけー。終わったらこっちのパソコンにデータ送って』

ちひろ『はい。あなたは?』

P『明日のリストは完了。ついでに明後日のも組んでる』

ちひろ『早いなぁ……』

P『ちひろも充分早いよ。今日は日が跨ぐ前に帰れそうだな』

ちひろ『あ、歯磨き粉切れてるんだった』

P『帰りにコンビニ寄るか』

ちひろ『ですね』

P『……こんなんも、いいな』

ちひろ『え?』

P『キーボード叩く音が重なると、繋がってるって気がするからさ』

ちひろ『……ふふ、そうですね』




愛情 100
不満   0
浮気度  0

千川ちひろ
愛情 100
不満   0
浮気度  0

ちひろ「な、なんですかこれ!?」

晶葉「意外にも幸先いいな」

友紀「嘘だッ!」

美世「ちひろさんがこんな円満な結婚生活するはずない!」

比奈「このプロデューサー、保険金かけられてるんじゃ……」

ちひろ「貴女たちは私をなんだと思ってるんですか!?」

友紀「守銭奴」

比奈「悪魔すら跪く悪魔」

美世「ドリンクの女神」

晶葉「笑顔で金を毟る女」

ちひろ「真顔で言わないでください! 私だって傷付くんですよ!?」

P「否定はしないのか」

ちひろ「出来たらしてます!」

P「ですよねー」

5年後

P『……ただいま』

ちひろ『お帰りなさい』

P『……ごめんなさい』

ちひろ『で?』

P『はい、レシート……』

ちひろ『……なんでこんなに飲み食いしてるんですか。お酒なんてスーパーで買う3倍以上の値がするのに』

P『つ、付き合いは大事だろ? 1人だけ飲まず食わずじゃ空気悪くなるし……』

ちひろ『しかもちょっとお高めのお店ですし。もっと安い居酒屋だってあるじゃないですか』

P『最近事務所で話題になってて。たまにはそんな店に行こーってなって……』

ちひろ『へー』

P『……ごめんなさい』

ちひろ『いいですよ。来月のお小遣い減らすだけですから』

P『勘弁してください……』




愛情  95
不満  15
浮気度  0

千川ちひろ
愛情 100
不満  10
浮気度  0

友紀「なんか安心した」

美世「ね。これでこそちひろさんだよね」

ちひろ「」

P「ぐうの音も出ないのか」

晶葉「予想はつくが不満の理由を見てるとしよう」



不満の理由
P『金に関してうるさすぎ』

ちひろ『ズボラすぎ。お金の大切さが分かってない』



比奈「やっぱりお金ッスか」

P「まあ分かってた」

ちひろ「だ、だって。わざわざ原価と売値の差が大きいところで飲まなくても……」

友紀「居酒屋の存在価値を真っ向から否定したね」

美世「まあ高いのは分かるけど、みんなと飲む場合は便利もいいし仕方ないんじゃないかな?」

ちひろ「だ、だってぇ……」

P「お前らあまりイジメるなよ」

10年後

P『なあ』

ちひろ『はい?』

P『最近服買ったか?』

ちひろ『あ、当たり前ですよ。p(息子)のを買う時に私のも買ってます』

P『その割には同じ服ばっかり着てないか?』

ちひろ『えっと……。ほ、ほら! 最近お洒落して行くようなところに行ってないじゃないですか! だからそう思うだけですよ!』

P『なら今度の休みに遊園地行くか。pも行きたいって言ってたし』

ちひろ『あ、あなたここ最近ちゃんとしたお休み取れてないんだから家でゆっくりしませんか?』

P『そのくらい大丈夫だよ。代わりに』

ちひろ『……』

P『新しい服、御披露目してくれよ』

ちひろ『……は、はい』




愛情 100
不満  10
浮気度  0

千川ちひろ
愛情 100
不満   5
浮気度  0

晶葉「ん?」

友紀「どゆこと?」

P「よく分からん」

美世「ちひろさんが新しい服買ってないのしかわかんないね」

ちひろ「あっ」

比奈「なんか分かったんスか?」

ちひろ「え、えっと。これってつまりプロデューサーさんと結婚した場合を想定してるんですよね?」

晶葉「そうだが?」

ちひろ「……じゃあ、たぶんですけど。服だけじゃないかも」

友紀「え?」

ちひろ「たぶんですよ? 服だけじゃなくて、必要最低限の物しか買ってないと思います……。何年も前から」

P「え、なに? 俺の稼ぎに不安があるの?」

ちひろ「そ、そうじゃなくて! あの、その……。プロデューサーさんが言ったんじゃないですか……」

P「へ?」

晶葉「よく分からんがエンディングを見てみるか」

20年後

ちひろ『あなた。はい』

P『通帳? ……はは、よくもまあこれだけ稼いだな俺』

ちひろ『あなたが稼いだお金を私が管理したからそれだけ貯まったんですよ?』

P『それもそうだ。俺が管理してたらもっと浪費してるだろうな』

ちひろ『……これだけあれば、プロダクション開けますよね』

P『……覚えてたのか?』

ちひろ『あなたの夢は私の夢ですから』

P『そっか。でもいいのか? 失敗したら全部無くなるどころじゃないぞ?』

ちひろ『お金は、夢のためにこそ使うものです。それで無くなっても悔いは無いでしょ?』

P『……苦労かけたな』

ちひろ『あなたのためなら、全然ですよ』

P『これからも苦労かけるかもしれないぞ?』

ちひろ『任せてください。ずっと手だけは離しませんから』

P『ありがとう――』

ちひろ『いえ――んっ』




愛情 100
不満   0
浮気度  0

千川ちひろ
愛情 100
不満   0
浮気度  0

ハッピーエンド!

ちひろ「わあーッ! み、見ちゃダメ!」

アイドルズ「」

P「いや、確かに芸能事務所の社長になるのが夢とは言いましたけど……」

ちひろ「そ、それ知ってたからお金貯めてたんだと思います……」

友紀「ちひろさんが旦那のためとはいえ自己犠牲を惜しまず……?」

比奈「これはちひろさんの皮を被った何か、なんじゃないッスか……?」

美世「あはは。あたしなんて800万も浪費したのになぁ……」

P「え? じゃあ今守銭奴なのも俺のせい?」

ちひろ「ち、違います! 今は私の将来のために貯めてるだけですよ! 自惚れないでください!」

P「お、おう」

友紀「ヤバい。ちひろさんにこんな面があったなんて……」

美世「女として勝てる気がまったくしないよ……」

比奈「スペック高すぎるッスよ……」

晶葉「総括……見る必要があるのかは知らんが見てみるか」

総括
支え合えるという点においてこれ以上ないにない程の夫婦となれるでしょう。
お幸せになってください。

注意点
Pさん
口うるさく言われて不快に思う事もあるでしょうが、それは貴方を想っての事です。
言葉の奥に込められた本当の意味を察するように。

千川ちひろさん
己犠牲すら惜しまず、ただただ夫を支えるために行動出来る、理想の妻と言っても過言ではないでしょう。
しかし時には貴女の本当の気持ちを伝えないと、あらぬ誤解を受けてしまう場合があります。
本心を語るのが恥ずかしいと思うかもしれませんが、貴女なりの言葉でちゃんと伝えてあげてください。



友紀「あれ、あたし並みの長文なのに書かれてることが全然違う」

比奈「争う相手を間違ってるッスよ。勝てるはずが無いじゃないッスか」

ちひろ「ううー……」

ちひろ「こ、こんなことしてないで早くレッスン場に行ってください! 他の子が待ってるんですよ!」

美世「わ、やば。もうこんな時間」

比奈「もう今日は話し合いだけでいいんじゃないんスか?」

友紀「じゃああたしの家に行こーよ! 事務所は空気が甘くなりそうだし」

美世「ああ……」

比奈「ッスね」

P「よせやいテレるだろ」

ちひろ「……プロデューサーさん? なんならプロデューサーさん名義でスタドリ大量購入しても構わないんですよ……?」

P「ごめんなさい」

晶葉「まあしかし、成人組はある程度安定してたな。趣味と家庭、うまく両立するのが円満の秘訣か……」





晶葉「逆に、家庭だけを大事にする奴はどうなるんだろうな」



おわりん

数日間お付き合いありがとうございます!
意味あり気に終わらせたけど何分毎回即興ですからネタが浮かばない限りは書きません。
許してくだせぇ。

でわでわ。またどこかで。

姫川友紀(20)
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http://i.imgur.com/g5PWXVV.jpg

荒木比奈(20)
http://i.imgur.com/VU0pgt2.jpg
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原田美世(20)
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