電車内で痴漢に遭遇する美人を助けて恋に落ちる妄想を
男なら一度はやった事が有るだろう？
今の俺はまさしくその状況だ

オイ誰か助けろ
全く見てみぬふりかドイツもコイツもふざけてやがって


美人が痴漢男の手を握った
「この人痴漢です！」


と普通の痴漢事件ならここで鉄道警察やらなんやらが来て解決したんだろうな

「ウフフ…地球人に捕まる訳には行かないにゃあ」




痴漢男は美人の腹に拳を打ちつけ

美人はその勢いで壁に頭を打ちつけ

その頭部から赤色のが美人の頭髪を染めたやはり美人は何をしても様になるなと思いながら俺は立ち上がった


「オイ！いかれ野郎、そのへんにしておきやがれ！」

俺が痴漢男に殴りかかるより早く痴漢男の触手が俺の顔面に直撃し
弾き飛ばされた俺はジャニーズ系の長髪の男に思い切り激突した

「貴方では奴に勝てません…強くなりたいですか?」



「はあ？…ああ、まあ」

ジャニーズ系の長髪が俺に拳銃を向ける
「無敵銃を使わせて貰います」と言うと
ジャニーズ系の長髪は俺の顔面に発泡した

残り60秒

「無敵銃は１分間人間の脳の100パーセントを使用する効果が有ります…一度の使用につき300時間寿命が縮むので予めご理解下さい」


何を言ってるんだコイツは?
頭がおかしいのか？


残り50秒


考えてる暇な無いこの痴漢男をなんとかしなければ


俺は痴漢男の顔面に拳をぶつけた


「なんでだにゃあ？地球人は僕の痴漢電波のせいで痴漢を当たり前の事と認識してる筈だにゃあ」


の40秒


俺は痴漢男の首に手をかけその身体を持ち上げた

「痛い痛い痛い痛いにゃ！」


痴漢男の膝が俺の顔面に激突

確かに衝撃は有るが痛くない
手を離しちまった
残り30秒


俺は痴漢男の後頭部を掴み
その顔面を何度も床とキスさせる


「ニャア！」


空間に黒色の穴が開きそこに痴漢男が向かう

「逃げさせてもらうニャア」



「そうは行きません…痴漢星人！…お前を地球人保護法違反で現行犯逮捕する」

「お…お…お前は宇宙警察じゃニャイかなんでここに?」




「今日から地球も宇宙警察の管轄になりました」

残り20秒



「さあ！田中さん早くコイツを取り押さえて下さい！」



「ぁああ」
なんでコイツ俺の名前を?


「地球人の名前は全て把握して有ります」



「人の心を読むんじゃねえこの野郎」


残り10秒



俺は痴漢男を羽交い締めにした


「牢獄銃…この銃に撃たれた宇宙犯罪者は牢獄にワープします」


そう言うとジャニーズ系の長髪は痴漢男に発泡した



残り０秒

「はい乗客の皆さん僕の目を見て下さい…今日皆さんは電車の中で何も見てません」



乗客達「何も見てない」



なんなんだこの状況はドッキリかドッキリなんだな
オイ！カメラどこだこの野郎


「誰も貴方みたいな普通の高校生にドッキリなんてしませんよ」


「人の心を読むな…気持ち悪い」



「これは手厳しい単刀直入に言います…僕は１人123個もの惑星を守って居ます…いちいちひとつひとつの惑星に出向くのも面倒くさい…だから貴方が地球を守って下さい」


「オイ！いきなりふざけんな！…俺は平凡な高校生だぞ」


「拒否すれば貴方の存在をこの世界から消します…最初から存在しなかった事にします…ちなみに今日だけで28人消しました」


「なんで消す必要が有る?他の乗客達みたいに俺の記憶を消せば良いだろう？」


「残念ですが無敵銃を使用した事が有る地球人に対してた記憶操作が通用しません…秘密を知られたからには我々の仲間になるかこの世から消えるかしか無いのです」

「消えますか?…仲間になりますか?」



「やれやれ、仲間になれば良いだろう?…腐れ宇宙警察が！」



「貴方は酷い人はこれでも僕は結構傷つき安いんですよ」


そうこうしてる内にで学校についた

正確には学校では無く学校まで徒歩10分の駅についた


「おやそろそろお別れの時間ですね…ではこれを」

そう言うとジャニーズ系の長髪は無敵銃を俺に渡した


「もしも秘密を喋ったら消しますよ」

そう言うとジャニーズ系長髪は俺に顔を近付けだ
「ぁあわかったからこれ以上近ずくな馴れ馴れしい」