会議室
総統「………お前らの意見はそんなもんか?」
科学者「は、はぁ…」
総統「もう一度、一人ずつ案を述べよ」
四天王・暴風雨「交通機関を破壊」
四天王・雷「発電所を占拠」
四天王・雅「政府の人間を籠絡」
四天王・焔「爆弾」
科学者「彼らの意見を同時展開するのが理想かと」
総統「………るい」
五人「「?」」
総統「なまぬるいと言っておる!!」ドンッ
五人「「ひっ!」」
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総統「科学者、早急に世界中から一般人を拉致し、指示通りに改造を行え」
科学者「はっ!」
総統「四天王は各自好きなように動け。ただし、お互いに一週間以上かかる距離をとれ。ヒーロー達を攪乱しろ」
四天王「「はっ」」
総統「世界征服は夢物語などではない…」
秘書「………」
数日後、ニシの国の駅
金髪「今日は遊園地へ行こうかハニー」
ポニーテール「そうね、先週も行ったけどね」
金髪「毎週同じことで楽しめる僕たちはなんて幸せなんだろう」
二人「ははははは」
少年(あれ…昨日何してたっけ…)カツカツカツ
黒人「………っ」フラッ
黒人(なんだ? 目が急に痛くなった…)
黒人「み、見えない…」
デブ「ふ、ふがっ、な、なにも見えないよっ」
金髪「ポニ子ー! どこ行ったんだぁ!?」
ポニ「金髪! なにも見えないの!」
少年(な、なんか周りが急に騒がしく…)オロオロ
秘書「………ふふふ」スッ
同時刻 ヒガシの国
黒髪(み、耳が聞こえない…)
チビ「う、おえうぇあうあ」
チビ(音が聞こえないよぉ!)
老人「………」
老婆「………」
ギャル「じょー! ありうぇなずじ!」
ギャル2(こいつちょーありえないしって何が言いたいんだ? あっしが耳聞こえないの知ってるだろ)
科学者(さすが総統…)スッ
数時間後 キタの国
リポーター「はい、こちら現場のリポーターです!」
キャスター『皆さんの触感が消えた。と聞きましたが、どうですか?』
リポーター「そうなんです! キタ最大の駅であるここに訪れた人々の感覚が麻痺し、物に触れても実感がないんです!」
キャスター『リポーターさんはどうなんですか?』
リポーター「はい! わたくしも感覚がすでに麻痺しており、今こうして握っているマイクも本当に持っているのか目で見て確かめないと分からないのが現状です」
キャスター『そうですか…、ではその状態になって、不便なことはありますか!?』
リポーター「それが大変なんです! 生き物というのは全ての動き、たとえばこうして歩く際にも触感を頼りにしています。だから触感がないとどこまで踏み込んでいるのか分からず」ドテッ
キャスター『倒れてしまう…と』
リポーター「それだけならいいのですが、中には刃物が刺さっても気づかなかったりするなど、私生活に悪影響が出ています!」
キャスター『そうですか…。ありがとうございました!』
リポーター「はい! 一旦お返しします!」
リポーター(……これが広がれば、車や電車はやばいだろうなぁ…)
総統の部屋
総統「…ふむ、視覚と聴覚が混乱を招くことは予想していたが、触覚が一番大被害を起こしそうだな」
秘書「はい。嗅覚と味覚は今すぐに強い影響はでないですが、その分世界中に被害を拡大できそうです」
総統「さて、四天王たちの成果はどうなっている?」
秘書「そうですね。雷と暴風雨は現地のヒーローに敗北し撤退、焔は戦死。雅は成果が報告できるまで時間がかかりそうです」
総統「やはり邪魔をするかヒーロー」ギリッ
総統(お前らは目先の賞賛をほしがって、真の平和を理解しておらんのだ!)
prrrrrr
総統「なんだ科学者」
科学者『総統、感覚共有プログラムのバージョンアップに成功しました』
総統「そうか…」
科学者『共有から感染にバージョンアップし、これで計画は成功するかと』
総統「ああ、秘書、準備を始めろ」
秘書「はい」
総統「世界を終わらせる。…この私が」
世界大連盟 議会
総統『………さぁ、どうされます?』
キタ代表「なんということだ…」
ニシ代表「悪魔め…」
ヒガシ代表「一体どうすれば…」
議長「……質問をよろしいか?」
総統『言ってみろ』
議長「あなたが提示した“政府に携わった全ての人間の処刑”という条件ですが、それをどうやって証明すれば?」
秘書「あら、そんなことは簡単ですわよ。怪人を造ったり、“ヒーローを造ったり”するよりはね」
キタ代表「貴様には聞いておらん!」
秘書「………」パァン
キタ代表「………ぐふっ」ドサッ
秘書「あなたたちの命がなくなることは決定済みなのに、偉そうな口を利かないでほしいわ」
ニシ代表「………なぜ、そんなことを。わざわざ提案しなくても勝手に装置を発動すればいいじゃないか!」
総統『それでは意味をなさない』
代表たち「「?」」
総統『貴様らは今まで国民のため世界のためと、弱者から利益を巻き上げて自身の地位・財産・名誉を獲得してきただろう?』
総統『実際には弱者に還るものは雀の涙。彼らが国の発展を、世界の発展を望んだのか!?』
ヒガシ代表「国の発展は国民の幸せに——」
総統『つながったのか?』
ヒガシ代表「………」
総統『つながったのか?』
ヒガシ代表「………」
総統『お前らのしていることは一を百にすることではなく、マイナス百に落としてから一に戻したにすぎん。本来国民が得るべき幸福は何一つ与えてはいない』
議長「多くの人間は国民のために———」
総統『国民のためにマイナス百を一に戻す努力をしているだけだろう?』
議長「………」
総統『いくら論破しようとしても無駄だ。貴様らは何百年という歴史で答えを示しているのだから』
ミナミ代表「あ、あなただって誰かの幸福の上に立っている人間なのでしょう!?」
秘書「黙れこのメスブ——総統『待て』
秘書「はっ」
総統『私が誰かの幸福の上に立っている? これを見てもそう言えるか?』パサッ
一同「「!?」」
ヒガシ代表(両目はつぶされ、口は爛れ)
ニシ代表(手足はなく、皮膚も火傷でおおわれている)
ミナミ代表「ひ、ひど」パァンッ
秘書「言わせない。その言葉だけは言わせない」フーッフーッ
総統『秘書、殺すな。殺しては意味をなさない』
議長「その姿はどうして…」
総統『簡単なことだ。
私は改造人間。貴様たちに改造され、ヒーローにさせられた最初の人間だ』
一同「「!!!」」
議長「……ヒーロー・ピース…」
議長(激増する犯罪の抑止力とするために、当時の拙い技術を使って改造されたヒーロー…。次世代のヒーローの台頭と共に引退したと聞いていたが…)
総統『私は目の能力を上げるために投与された薬で両目を潰し、効率よくエネルギーを取り込むために改造された呼吸器官は異常をきたし、超人的な動きを約束した四肢は暴走と共に破裂、高温に耐える人工皮膚は風化してしまった』
総統『それでも私は、世界の平和を願っている』
総統『さぁ、歪んだ世界を正すために、自らの手で———死ね』
??「ちょっと待ったぁ!」ドォンッ
議長「おお、そなたはヒーロー・スペシャル!」
スペシャル「はははっ、私が来たからにはもう安心だ」
秘書「………」イラッ
スペシャル「貴様ら悪の組織も私が来たからにはもう終わりだ!」
一同「「………」」
スペシャル(あ、あれ? なんだこの空気…)
ヒガシ(うわぁ、確かにそういう理由で呼んだけど、空気読めよバカぁ……)
総統『ヒーロー・スペシャル…君はなぜ私を悪だと判断した?』
スペシャル「それは助けを呼ぶ声がして、そこに貴様がいたからだっ!」
総統『それでは私が助けてと叫べばいいのか?』
スペシャル「それは無理だ! なぜなら貴様は悪だからだ!」
一同((誰があの馬鹿を呼んだんだ…))
総統『………では、少し話をしよう』
スペシャル「……世界大連盟、貴様らは悪だっ!」ビシッ
一同((絶対そうなると思ってたよ…))
ヒガシ「ま、待て! 君は理由があれば人を殺してもいいというのか!?」
スペシャル「それは違う! いかなる理由があっても人を殺めてはいけない!」
総統『なぜだ?』
スペシャル「人の命は尊いからだ!」
総統『貴様の命はとっくに奪われてるのにか?』
スペシャル「へっ?」
ヒガシ「………」ダラダラ
総統『ヒーロー・スペシャル。現代科学の結晶体と呼ばれ、様々な最新兵器を扱うヒーロー』
スペシャル「そうだ! 私は最高で最強だ!」ムンッ
総統『その最高で最強なボディを動かす脳は生まれたままだと思ってるのか?』
スペシャル「………え?」
ヒガシ「やめろ!!」
秘書「黙りなさい豚」カチャッ
ヒガシ「くっ…」
総統『脳というのは体を制御するものだ。だが、貴様の体は制御の必要がない。
じゃあ、貴様の脳は“何をしている”?』
スペシャル「わ、私は…平和を考えている!」
総統『平和とはなんだ?』
スペシャル「平和とは、すべての弱者が平穏に暮らせることだ! 貴様ら悪の手から守る私はヒィロォ…スペシャル!」ムンッ
総統『弱者の定義は?』
スペシャル「悪に苦しめられるすべての人間だ!」
総統『ではなぜ彼らを守ろうとした? 私がこんなにも苦しめられているのに』
スペシャル「ヒーローもたまには間違える!」
総統『……違うな』
総統『貴様がただの彼らの“駒”だからだよ』
スペシャル「………は?」
秘書「ここに一枚の設計図があります」ピラッ
ヒガシ「なぜそれを!?」
秘書「ここには、最新鋭の銃、最新鋭の推力装置、完璧な防護服、ハイセンスなペイント等が書かれています」
スペシャル「私の設計図だな」ウムウム
秘書「頭部には“半分をコンピューターと入れ替える”と書かれています」
スペシャル「!? な、何を言ってるんだ?」
ヒガシ「………」
秘書「どうやら、最新鋭のシステムを使いこなすには人間の脳では不十分だったみたいですわ。あら、この設計図が正しければ、記憶をつかさどる海馬なんかも半分以上が替えられてますわね」
スペシャル「わ、私の記憶は……」
ヒガシ「スペシャル、違うんだ…」
秘書「ふふふっ、さらに驚きなのが生殖器ですわね」
スペシャル「………?」
秘書「人間としての生存本能、生殖本能を取り除けば能力が大幅に減少するため、生殖器は必要と判断。しかし、身体中の電磁波および放射線から染色体の異常を検出。
卵子を破壊する精子を生成する装置を取り付けることで、奇形児の誕生を抑止、と書いてありますわ」
スペシャル「………」プルプル
一時間後。
総統『ふむ、脳のたった半分が機械だったくらいであれほど取り乱すとは』
秘書「最終的には自爆ですものね」
総統『さて、政府の皆々様。気持ちの整理はつきましたかな?』
一同「………」
総統『まぁ、個人個人思うところはあるだろう。君ら数十名の国の代表たちが、世界の半分以上の人間を殺すのだからな』
秘書「この豚ども、早く決めなさい」
総統『そんな君たちに一つだけ心の救いを与えよう』
一同「「?」」
総統『科学者、スイッチを』
科学者「はいはーい、皆様このスイッチをお持ち下さーい」
議長「こ、これは?」
総統『このスイッチを押す人間が議会の過半数を超えれば、即、対象の人間を殺す』
一同「「………」」ザワザワ
総統『まぁ、これだけでも一人で大量虐殺しなくていい安心感があるだろう。だが、心の救いとはもっと優しいものだ』
科学者「はい、政府に携わった人間と表現しましたが、本当は“国民に対し堂々と自分は君たちのために生きている”と言える人間以外を殺します」
一同「「!?」」
総統『本当の正義を失うのはこれからの世界にとって大きな損失となる』
科学者「……お? すでに5名の人間が押されてますねぇ。後12名が押せば装置は作動します」
議長「み、皆様落ち着いて! スイッチを押すのはまだ話し合ってからでも!」
総統『しかし、急がないと自分達の大切な国民が五感の一部を失って命を落とすかもしれないぞ』
議長「それは脅しか!?」
総統『いや、事実だ』
ヒガシ(私はスペシャルを造ってしまった…罪は償わねば…)ポチッ
秘書「はい、あと7名ねー」
議長(このままでは彼の思うままだっ)
??「まてっ!!」
ナチュラル「私はヒーローナチュラル! この状況を自然に戻すためにやってきた!」
ホクトウ代表「……頼むぞナチュラル」
総統『ほう、生まれついてのヒーローが何の用かな?』
ナチュラル「もちろん貴様の悪事を止めるためだ!」
総統『悪事?』
ナチュラル「事情は聴いた! だが、やはり人を殺すのは悪だ!」
総統『殺すのは彼らだが?』
ナチュラル「それは爆弾魔が人を殺したのは爆弾と言っているようなものだ! 貴様が殺したのと何も変わらない!」
総統『ふむ、それでは貴様の言い分を聞いてやろう。これからどうすればいいのだ?』
ナチュラル「今すぐ貴様の手によって世界中で苦しんでいる人たちを解放しろ! そして、自首して裁きを受けるんだ!」
ホクトウ代表(よし、いいぞ!)
総統『全ては世界がありのままであるために…か』
ナチュラル「貴様、私の決め台詞を知っているのか!?」
総統『この世界に存在するヒーローの情報はすべてある』
ナチュラル「では私がいかに純粋で世界の平和を考えているかわかるだろう!」
総統『……それはどうかな?』
ナチュラル「なにぃ!?」
総統『貴様は確かに地球に愛されたようなヒーローだ。生まれつき力が強く、超能力も使える。正義感が強く、動物を愛する清い心を持っているな』
ナチュラル「わかったらさっさと———「しかし、だ」
総統『しかし、貴様は“見捨てた”な?』
ナチュラル「何を見捨てたというんだ!」
総統『前日助けた少女。バスに轢かれそうになったところを救い出した』
ナチュラル「そうだ! 私は見捨ててなどいない!」
総統『その脇で携帯を片手に困っている男性を見捨てたな?』
ナチュラル「!? それは、命の方が大事であって——」
秘書「彼は脳内出血のため見た目には問題ありませんでしたが、救急車を自力で呼べないほどの状態であなたが去って数十分後、その場に倒れこみ死亡しました」
ナチュラル「なっ…う、嘘だ…」
総統『嘘ではない。そして、その脳内出血を作り出した原因が…』
科学者「ホクトウの国で政策として実地されている自然運動の一つ、“暖房設備を切ろう”運動ですね」
ナチュラル「どういうことだ…?」
科学者「血管というのは気温に大きく左右されます。寒ければ収縮し、暑ければ広がる。そして収縮すれば血液の流れが悪くなるので心臓はより強く血液を押し出します。そのタイミングで君が突然現れたことにより、驚いた彼の心臓は大きく鼓動し運悪く血管の一部が破裂したという訳です」
ナチュラル「そんな…嘘だ…」
総統『現在のホクトウの医学では証明できない事故だ。しかし、我々の科学力なら証明できる。そして、彼を殺したのは、
貴様とホクトウの政府だ』
秘書「口では自然運動自然運動と言いながら、政府の人間はいつも暖房がガンガンに効いた部屋でくだらない遊びについて話していたらしいわね。……国民の電気使用量がどれだけいくかの賭けゲームなんてくだらない遊びをね!」ギロッ
ホクトウ「ひっ!」ビクッ
ナチュラル「代表…それは本当ですか?」
ホクトウ「わ、私は…」
ホクトウ「……本当だ。すまない」ガクッ
ナチュラル「貴様ぁああああ!!!」
総統『待て! 何を被害者ぶっているナチュラル』
ナチュラル「なに?」
総統『貴様、装置は何であれ殺しは殺しだと言っていたな』
ナチュラル「ああ」
総統『彼を直接殺したのは政府ではない驚かせた貴様だ』
ナチュラル「なっ、俺は少女を助けようと!」
総統『なら私も世界中で苦しめられている本当の弱者を助けるために彼らを殺すのだ。なにも悪くはあるまい』
ナチュラル「………っ」
総統『ナチュラル。貴様は無知だったのだ。政府が何をしていたのかも知らなければ、脳内出血についてその超能力で見ることができたのに気付けなかった。
力と正義、両方持ち合わせていても貴様のように努力をしない人間は、結局暴力を振るっているのと同じなんだよ』
秘書「あらー、ナチュラルさんは地元に帰っちゃいましたよー」
一同「「………」」
総統『さて、そろそろ答えが出るころだと思う』
秘書「………あっ、過半数超えましたぁあああ!!」パチパチパチパチ
議長(これまでか……娘たち…すまん)ゴクリ
秘書「はい、あなたたちはまだ死にませーん!」
一同「「!?」」ザワッ
総統『スイッチを各自持たせ、匿名で執行を行うという条件は、“嘘”だ』
議長「なっ!?」
総統『それでは、貴様らがまるで“名誉ある死”を遂げたみたいではないか。それでは歪んだ世界は戻せない』
ホクトウ「ならどうしろと…」
秘書「はい、それでは今からもう一度スイッチを押す権利を譲渡します」
一同「「………?」」
秘書「そのスイッチは先ほどとは違い、押せばその瞬間、無作為に対象の人間を殺します」
一同「!?」
秘書「しかし、ここからが大事なのでよく聞いてくださいね」
秘書「スイッチを押しても、あなたたちは“死にません”!!」
一同「!!!???」
秘書「よかったですねー。生き延びることができますよー」パチパチパチ
議長「何が目的だ…」
総統『対象の人間にも“家族”がいる。何の罪もない家族が。彼らの多くは目の前で死んだ自分の大切な人間が裏でどれだけ国民を苦しめていたか知らない』
議長「まさか…」
総統『そう、恨みの対象はすべて貴様らが請け負うのだ』
ホクトウ「私たちに大量虐殺者の汚名を被れと?」
総統『ホクトウ代表よ。貴様がペドフィリアで全てを知られたら絞首刑じゃ済まない罪を背負っていることはこの際どうでもいいんだ』
一同「「………」」ザワザワ
ホクトウ「ち、ちがっ…私は…」
総統『大事なのは“未来”だ。そして“平和”だ。大連盟の諸君、“正しい選択”をする時がきたのだ』
議長「………」ポチッ
とある国
ふくよかな男性「」ブシュッ
男性の妻「あなたぁ!?」ドロリ
子供「ままー、お父さんの首がとれたー」ドロリ
とある国
ハゲ「………」ドサッ
部下「ハゲ様ぁあああああ!」
この瞬間、世界人口の2割が死亡した。
秘書「議長さん。さすがですわね。あなたは世界で最初の大量虐殺者よ」パチパチパチ
議長「………」クッ
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