土御門「新グループ結成だにゃー」(1000)

基本、学園都市での話となりますのであまり魔術側が出てきません。
ほのぼの系で進めたいと思います。

SS初めて+文章能力低いのでつたぬところが多々ありますがよろしくです。


原作との相違点です。

ロシアから上条さんが無事学園都市に帰ってます。
既存のキャラって設定変わってるキャラいます。
原作で死んでるキャラが生き返ってます。

時期は第3次世界大戦後の11月くらいってことで。

上条「・・・でこれは何の集まりでせうか?」


青ピ「せやせや、一人知らない人おるし」


海原「これはこれは挨拶が遅れました。海原光貴と申します」ペコリ


青ピ「あ、これはどうもご丁寧に。ウーマンオールラウンダー青髪ピアスや。よろしゅう」ペコリ


上条「土御門、いい加減教えてくれよ。大体グループって何だー?」


土御門「上やん、そう焦るでない。実は理事会からの命令でな」


上条「命令?」


海原「」


土御門「そう。簡単に言うとこの4人でチームを結成し風紀委員と協力し学園都市の治安を守るという命令を受けたんだにゃー。続きは海原、説明頼む」


海原「かしこまりました。まずグループについてですが現在僕と土御門さんの2人しかいませんが以前は4人で活動し、先ほどの命令通り学園都市の治安を守るため活動していました」


土御門(本当は暗部でバンバン人殺してましたーって言えないぜい・・・)


海原「しかし、第3次世界大戦後にメンバーの2人が抜けてしまいグループは僕と土御門さんだけになりました。案の定2人では人手不足になり、理事会がメンバーを補充してくれることに。その補充要員が上条さんと青髪さんということです」

土御門回想入りますの


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


土御門「どういうことだ?アレイスター」


アレイスター「ふむ。グループはもう暗部の仕事はしなくていい。かわりに風紀委員に協力し治安維持活動を頼む。いかんせん風紀委員とアンチスキルだけでは不安なんでな」


土御門「・・・なんだと?」


アレイスター「もちろん報酬はたっぷり支払うさ」


土御門「例の計画はどうするんだ?グループは自分で言うのは何だが重要な役割を果たしていたと思うが・・・」


アレイスター「やっぱり平和が一番☆」


土御門「」


アレイスター「センソウヨクナイ」


場所代わりグループ本部


土御門「・・・というわけだが海原、お前はどうする?」


海原「僕は御坂さんが平和に暮らしていてくれればいいのでお断りしますよ」ニコッ


土御門「そうか。報酬は十分出る話だがいいのか?」


海原「ええ。今までの分で十二分に貯金もありますし」


土御門「そうか、惜しいぜい。せっかく超電磁砲の0歳~14歳までのメモリアル写真集をアレイスターから頂いて協力してくれれば渡そうかと思ったんだけどにゃー」


海原「・・・是非やらせて頂きましょう!!!」

土御門(・・・まさかグループが治安維持活動とはな)フッ


海原「・・・というわけです。よろしいでしょうか?」


上条「んー、理解はしたが元々いた2人は何でやめたんだ?後誰がいたんでせうか?」


海原「一人は貴方もよく知っている学園都市第1位のアクセロリ、おっと失礼、一方通行さんです。彼は一身上の都合により辞めました」


上条「一方通行が?」ビックリ


青ピ「もう一人は何でやめたん?」


海原「はい。もう一人は結標淡希。レベル4のテレポーターです。彼女は第一の目的が果たせたようで現在は保育士の資格をとるため短大進学を目指し、真面目に学校にいってます」


上条「ふーん。ってか何で俺と青髪ピアスなんだー?もっと高能力者の方がいいと思うんだが?俺も青髪ピアスもレベル0だし」


土御門「なーに言ってるんだ、上やん。お前の右手には大きな武器が備わってるんだぜい」

上条(幻想殺しねー・・・)


上条「まーインデックスも英国に帰国してるし、報酬貰えるんでしたら上条さんは是非協力させて頂きますよー」


土御門「さすがカミやん!よろしくだぜい」


上条「だけどよー、俺と違って特殊な能力がない青髪ピアスは大丈夫なのか?犯罪起こす奴にも能力者いるんだろ?」


土御門「あーそれだが上やん。心配無用ぜよ。だって青髪ピアスはレベル5の第6位だぜい?」


上条「っな!?」チラリ


青髪ピアス「・・・やっぱ土御門君にはばれてたかー」


土御門「多角スパイなめたらあかんぜよ?」ニヤリ


上条「青髪ピアス、本当なのか?お前が第6位って・・・」


青髪ピアス「せやでー。今まで黙ってて悪かったね上やん。ボクが第6位のレベル5や」

上条「まさかお前がかまちーが気になってた第6位とはな・・・」


青髪ピアス「これ以上新キャラ作るとはいむらーが泣きそうになるってんでボクが第6位に妥協になったんや」


上条「・・・そうか。んでどんな能力なんだ?」


青髪ピアス「んー、ボクも前メンバーと同じテレポーターや」


上条「ってことは白井と同じか。じゃあーお前も自分以外に物体、他人も移動できるのか?」


青髪ピアス「せやでー。ボクは地球上なら何処でも瞬間移動できるでー。もちろん人間も物体でも」


上条「チートすぎんだろ・・・」


青髪ピアス「能力開発した晩にヤードラット星人に教わったんや」


上土海(マジですか!!!!!)


青髪ピアス「ってなわけで3人共よろしゅうなー」



こうして新生グループが誕生したのだった。

新アイテムとの絡みに期待
支援

>>7
ありがとうございます!

とりあえず今回はここまでで。

また今日の夜に投下します。

海原も土御門も青ピも平常運転ですな


sageの前のinなんちゃらは何ぞや

>>17
え?E-mail欄ってsageだけでいいんですか?

それは知らなんだ・・・

では投下します。

最近、気温の変化が激しいので皆さん体調に十分気をつけて下さい。

~翌日 武里高校(上条の高校)~


上条「ギリギリセーフ!!!」ハァハァ


姫神「おはよう。上条くん」


吹寄「今日もギリギリか。たまには早起きしたらどうだ?」


上条「いやいや、久しぶりにベッドで寝てると気持ちよくて熟睡してしまうのですよ」アハハ


吹寄「なんだベッドあるのに使ってなかったの?同居人でもいたのか?」


上条(しまった・・・)ギクッ

姫神「・・・ベッド壊れてたんだよね。上条くん」


上条「そ、そそうなんだよ!!!やっと直って戻ってきてさー」アセアセ


上条(姫神ナイス!)


姫神(これで彼からの好感度は3上がった。)フフフ


吹寄「ふーん。そろそろ席着きなさいよ。チャイムなるわよ」


上条「お、おう」


青ピ「おはよー、上やん。今日も朝から小萌先生の顔見れるなんてボク昇天しそうや~」クネクネ


上条「はいはい・・・。あれ土御門は?」


青ピ「今日は理事会に呼ばれてるみたいで休みみたいやで」ヒソヒソ


上条「あいつも色々大変だなー」

~放課後~


吹寄「上条当麻!」


上条「どうした?吹寄」


吹寄「これを見なさい」つ□


上条「なにぃぃぃ!?16時からタイムセールで卵が1パック58円、その他揚げ物や惣菜が半額だと?」


吹寄「苦学生のお前にとってはいい情報でしょ。私も行くから一緒に行くぞ、上条当麻」


上条「」コクコク


青ピ「仲良しやな~。あれ姫やんどうしたん?」


姫神(・・・もしかしてまたライバルが増えた?)ガックシ


青ピ「もしもーし?」

~50分後 とあるスーパーで買い物したあとの帰り道~


上条「ふー。上条さんは大変満足ですよ。これで1000円は食費節約できたんですよ」


吹寄「思ったより人少なくて助かったわね」


上条「そうだな。じゃあー俺こっちだからまたなー」


吹寄「気をつけて帰りなさい。特にお前はよくドジるんだから」


上条「人をドジっ娘みたいに言わないで下さい・・・」


吹寄「じゃあー、また月曜ね」


上条「おう、またな」

~上条の学生寮~


上条「ただいまーって誰もいませんけどね。さて今日はグループの集まりもないし晩飯の支度でもしますか」


土御門「上やーん」トントン


上条「うん?土御門か?」ガチャ


土御門「おかえりだにゃー」


上条「お、おう。なんか用か?」


土御門「実は必要悪の教会から連絡が入ってな、インデックスは当分の間、英国に滞在することになったとのことぜよ」

上条「そっかー。ってことはしばらく一人か」


土御門「あれ?上やん、インデックスがいなくて寂しいのかにゃー?」ニヤニヤ


上条「違いますー」


土御門「全く上やんはそろそろフラグ回収作業に入るべきだにゃー」


上条「上条さんは誰ともフラグなど建ててないのでございますよ」

土御門(こいつ本当に鈍感ぜよ・・・)


土御門「っま、そういうことだから明日はサイベリヤに13時集合だから遅れないよう気をつけるぜよ」


上条「はいよー。また明日な」


上条(・・・さて晩飯作らないとな)

~同時刻 常盤台女子寮前~


海原(・・・さて、今日も無事御坂さんを寮に着くまで見届けましたし帰りますか)


青ピ「あれ、海原君やないか?」


海原「」ビクッ


青ピ「こんなところで会うなんで奇遇やねー。何してるん?」


海原「これはこれは青髪ピアスさん、こんちにわ。自分は買い物の帰りでして・・・」アセアセ

青ピ「そうなんや。お疲れさん」


海原「そういう青髪ピアスさんは何してたんですか?」


青ピ「ボク?ボクはフラグ求めて可愛い子おらんか徘徊中や」エッヘン


海原「」


青ピ「どしたん?何故ボクから離れるん?海原くーん?」

~同時刻 常盤台女子寮~


美琴「ただいまー」


黒子「おっねぇぇさまぁぁぁ!おかえりなさいですの!」ダキッ


美琴「ちょ、離れなさい!黒子」アセアセ


黒子「さぁー、お姉さま。黒子にただいまの熱い接吻をぉぉぉ!」ンー


美琴「ち、ち、ち、調子にのるなぁぁぁ!!!」バチバチバチッ!!!


黒子「あぁぁぁん」バタリ


美琴「」ゼェゼェ

~夕食後~


美琴「てかさ黒子、初春さんに聞いたんだけど風紀委員に協力するチームが結成されたんだって?」


黒子(初春・・・。またお姉さまに余計な情報を・・・)


黒子「ええ。そうですわ。風紀委員とアンチスキルだけではこれ以上学園都市に犯罪やトラブルが起きた場合対処が難しいとの判断で3つのチームが風紀委員に協力してくれることになりましたの」


美琴「ふーん。なんで私にスカウト来なかったのかしら?」


黒子「それを黒子に言われましても困りますの」

美琴「私もやってみたいなー。面白そうじゃない」


黒子「お姉さま。これは遊びではございませんですのよ。学園都市の治安を維持する為の~」


美琴「はいはい。わかってるって。じゃっ、私はシャワー浴びてくるわよ」


黒子「はいですの」


黒子(・・・しかしお姉さまのこと。厄介事に突っ込んできそうで不安ですの)

~翌日 サイベリヤ 12時半~



「しかし13時集合なのにまだ30分ありますね。超暇です」モグモグ


「大丈夫。ご飯食いながらなら30分位あっというまだよ」


「そんなことよりこのメーカーのサバ缶どストライク訳よ!」


「ファミモの鮭弁も飽きてきたわぁ」


「ほらよ、ジュース持ってきたぜ」

次は22時位に投下する予定です。

雲川先輩のSSが超気になります。

>>33
なに!

雲川さんのSSだと!?
頼む。教えてくれ!

>>43
灰原さんの画集についてた特典です!
知っていたらすいません。

>>32は木原君、闇咲、ヴェント、火野、査楽です。







すいません、調子乗りました。

では投下します。

~12:55~


上条「おーっす」


海原「おはようございます。いや今はこんにちはですかね」


上条「来てるのは海原だけか?」


海原「いえ。青髪ピアスさんも来てますが今は窓越しで可愛い店員さんを見つけてガン見してますよ」


上条「・・・ははは。土御門は?」


海原「まだ来てませんね」


上条「あの野郎、リーダーのくせに一番遅いのかよ」


海原「まーまー。13時まであと5分ありますし」


青髪ピアス「上やん、おはー。今日も可愛い子発見したでー」スキップ


上条(本当にこいつ第6位なのかよ・・・)苦笑

10分後、土御門がようやくサイベリヤにやってきた。上条が知らないホスト風の男を連れ添って・・・



土御門「待たせたにゃー」


上条「おせーよ、土御門!13時過ぎてんぞー」


土御門「悪い悪い、夜中に『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のBD見てたら遅くなったぜよ」


上条「ったく!なら仕方ねーな・・・」


青ピ「せやね。加奈子最高やしね」


上条「あん?あやせだろうが」


土御門「いや、桐乃に決まってるぜよ!!」


海原(何の話をしてるのでしょうか?)

上条「・・・んで隣の人は誰なんだ?土御門」


土御門「おっと、紹介が遅くなったな。こいつも治安維持活動に協力するチームのリーダーだ」


「学園都市第2位でスクールのリーダー、垣根帝督だ。よろしく頼むぜ」


海原(何故彼が・・・。彼は一方通行さんに殺されたはずでは・・・?)


上条「上条当麻です。よろしく」


青ピ「青髪ピアスや。よろしゅう」


海原「・・・海原光貴です。よろしくお願いします」


垣根「おう。よろしくな」

海原「土御門さん、彼は一方通行に殺されたはずでは?」ヒソヒソ


土御門「アレイスターがドラゴンボールでこのSSに必要な人を生き返らせたみたいぜよ」ヒソヒソ


海原「っなんと!!」


土御門「更に都合がいいように他にも色々設定されてるから突っ込んだら負けぜよ」ヒソヒソ


上条「あのー垣根さん、他のメンバーの方はいらっしゃないのですか?」


青ピ「せやせや、一人ってことはないやろ。チームなんだから」


垣根「」ボソッ


上青海「え?」

垣根「俺一人だよ・・・。もう1人メンバーがいたが馬鹿らしくて付き合ってられないわって言われて脱退したから俺一人だぁ・・・」


上青海「」


垣根「まーいい。俺のことはさん付けしてなくていい。決して冷蔵庫とは呼ぶな!」


上青海(冷蔵庫?)


土(気にしてたのか・・・)


土御門「ま、とりあえず全員揃ったわけだし中に入るぜよ」


海原「全員ってもう1チーム来る予定では?」


土御門「あいつらは既に中に入って食事してるってメールきたんだにゃー」


海原「そうでしたか。なら急いで中に入りましょう」

カランカラン


店員「いらっしゃいませー。何名様ですか?」


土御門「いや、既に連れが来てるぜよ」


店員「さようでございましたか。ではご注文決まりましたらボタン押して呼んで下さいませ~」


キョロキョロ


土御門「あ、いたぜよ」


「あ、土御門。遅いわよ!、もう13時過ぎてるんだけど!」

土御門「悪い悪い、お詫びにここは奢るから許してくれにゃー」


「・・・なら許してやるわ。これで全員揃ったの?」


土御門「ああ。俺とお前と垣根は事前にアレイスターのところで会ってるが他のメンバーはお互い名前も顔も知らないだろうからな。まずは自己紹介から始めるぞ」


そう言うと土御門は上条達に席に座るよう促した。
テーブルは元々12人用のものをぶんどっていたので全員同じテーブルについた。


土御門「さてと注文もしたし治安維持活動に協力するメンバー全員揃ったところで自己紹介だ。まずはお前のチームからお願いするぜい」

「はいはい。私はアイテムのリーダー、麦野沈利よ。能力はレベル5の原子崩しで第4位に格付けされてるわ」


「わたしは滝壺理后。能力はレベル4の能力追跡。だけど今は使えない状態だから無能力者同然」


「私は絹旗最愛です。能力はレベル4の窒素装甲です。超よろしくお願いします」


「私はフレンダ。能力は秘密。とりまよろしくって訳よ」


「俺は浜面仕上。レベルは0だが車の運転技術なら学園都市でベスト16に入る逸材だ」キリッ


一同「」


土御門(・・・馬鹿が一人混じってるぜよ)


浜面(ってか何故あいつ(上条)がいるんだよ・・・。とりあえずあいつが一人の時に話しかけてみるか)


上条(あいつどっかで見たことあるような?まっ恐らくビリビリに絡んでたスキルアウトの一人だろ)

麦野「これでアイテムのメンバー全員自己紹介終わったわ。次はグループお願いね」


土御門「了解ぜよ。グループのリーダーの土御門元春だぜい。一応レベルは0だが肉体再生って能力持ってるんだにゃー」


上条(こいつらには魔術のことは内緒にしてるのかな?海原は流石に知ってるだろうが・・・)


海原「同じくグループの海原光貴と申します。能力は念動力でレベル4です。よろしくお願いします」


上条(ふーん。やっぱ魔術のことは伏せてるのか。まっ、ここは学園都市だし当然と言えば当然か)


青ピ「次はボクやね。ウーマンオールラウンダーこと青髪ピアスや。能力はテレポーターでレベル5の第6位や」ウインク


グループ以外「第6位!?」ガタッ


青ピ「せやで?どしたん?」

麦野「・・・まさか第6位がグループの新メンバーとはね」


絹旗「人は見かけによらないってことですね」


フレンダ「女ったらしの雑魚キャラにしか見えない訳よ」


青ピ「いややわぁ、早速ボクのこと言葉責めするなんてぇぇ。もっと言ってや~」クネクネ


一同「」


滝壺「大丈夫。私は言動からして変態にしか見えないあおがみを応援する」

フレンダ「っんで、あんたは?」


上条「ん?おっと悪い。紹介が遅れた。俺の名前は上条当麻だ。レベルは0だが俺の右手には異能の力ならどんな力でも無効化する幻想殺しがある」


麦垣「幻想殺し!?」


麦野「・・・あんたが噂の幻想殺しか。初めて見たわ」


絹旗「麦野、彼のこと知ってるんですか?」


麦野「知ってるも何もあの一方通行を倒し絶対能力進化(レベル6シフト)実験を中止させたのが幻想殺し。つまり彼よ」


絹フ浜「えぇぇぇぇ!?」


滝壺「かみじょう、凄いんだね」キラキラ


浜面(・・・俺はそんな化け物と喧嘩をしたのか)ダラダラ

絹旗「あの最強の第1位を倒すなんて超凄いじゃないですか!いつ戦ったんですか?」


上条「ん?夏休みと10月にロシアで計2回かな」


フレンダ(何故ロシア?)


絹旗「2回も!?2回目も勝ったんですか?」


上条「まー、そういうことになるのかな(あの黒い翼は2度とごめんだが・・・)」


海原(ロシアで?初耳ですね)


垣根(あいつが俺でも倒せなかった一方通行を倒した幻想殺しか。しかも2回もだと・・・)


土御門「しかも、あの第3次世界大戦を終わらせたのは上やんなんだぜい」


一同「なぬぅぅぅぅ!!??」


上条「おい、土御門。戦争は俺が終わらせたわけじゃないだろ?」


土御門「でも敵の総大将を倒したのは間違いないんだにゃー」


上条「そ、それはそうだが・・・」


浜面(凄すぎる。やっぱあいつは英雄だ!)


滝壺「かみじょう、凄い」キラキラ


絹旗(凄すぎです。見た目は普通の高校生にしか見えないのに・・・)ジー


フレンダ(海原君もいいけど彼もかっこいいかも・・・)ジー


上条「っん?」

その時、青髪ピアスと土御門のデルタフォース2人よる鉄拳が上条の両頬に放たれた。


上条「ごっ、がぁぁぁ!」


上条「・・・いてて。いきなり何をするんだよ!?」


土御門「いやー、上やんがまたフラグ立てるところだったからつい手が出ちまったにゃー」ニヤニヤ


青ピ「くそっ、なんで上やんばかりフラグが立つんや。ボクはフラグ立たずに息子が朝起きた時に勃つだけやのに・・・」ガッデム!


一同「」


滝壺「あおがみ、息子って?」


浜面「滝壺、聞くなぁぁぁ!」


滝壺「・・・そっか。あおがみは複雑な家庭環境なんだね」


浜面「そ、そういうことだ!」ダラダラ

垣根「さて次はお「これで全員終わったわね!」」


麦野「じゃあー今後のことついて話し合いましょう」


垣根「ちょっと待てい!!」


麦野「何よ?」


垣根「俺の自己紹介がまだなんだがぁ?」ギロリ


麦野「あらー、すっかり幻想殺しで話盛り上がってて忘れてたにゃーん♪」


垣根「何がにゃーん♪だ。年考えろ。ババァ」


麦野「あン?」ピキッ

浜面「ちょっ、麦野落ち着け!」


上条「・・・そうそう、怒ると綺麗な顔が台無しだぜ?」


麦野「ふぇ?///」


青土(またコイツは・・・)


麦野「ま、まーいいわ。自己紹介しなさいよ」


垣根「ッチ、学園都市第2位の垣根帝督だ。能力はレベル5で未元物質。スクールのリーダーをやっている」


青ピ「リーダーと言ってもメンバーは垣根一人やん」


垣根「うぐっ」


一同「」プププッ

垣根(くそ、俺はこんなポジションじゃないはずだ!!こうなったら決めの一言で)


垣根「ちなみに俺の未元物質に常「お待ちどうさまでしたー。」ーっ!」キリッ


店員「おっぱいプリンのお客様~」


青ピ「あ、わいや。どうも~」


土御門「いやー、朝から何も食ってないから腹減ったにゃー」


上条「俺も俺も」


海原「全く。3食食わないと体に悪いですよ?」


垣根「」


滝壺「」ジー


垣根「んだよ・・・」


滝壺「大丈夫。わたしはそんな可哀相なポジションにいるかきねを応援する」


垣根「」

土御門「さてそろそろ本題に入ろう。上やん達は食いながら聞いててくれ」マジメモード


上青海垣「ん」モグモグ


土御門「理事会からの報告によると学園都市の今年の犯罪率が去年より2.5%も増えている。11月の時点でだ」


麦野「しかも能力者が起こす犯罪も増えてるみたいね」


土御門「ああ。つい1週間前にもレベル4の能力者が無差別に学生を襲い、風紀委員とアンチスキル合わせて15人も怪我をしている。そこでだ高能力者などによる凶悪犯罪から学生や一般市民を守るため俺達が集められたわけだにゃー」


フレンダ「確かに風紀委員でも高能力者はいるけどレベル2,3の人や実戦経験が少ない人も多いしね」


土御門「そうだ。そこで実戦経験が多い俺達が集められたわけだ。さらにレベル5の2人が風紀委員に協力してるとなれば恐れて犯罪を起こす奴も減るだろうというのが理事会の見解だ」


絹旗「まー、第2位と第4位が取り締まるとなれば犯罪犯すのも超命がけになりますしね」

土御門「そして重要なのが上やん。お前だ」


上条「ん?」モグモグ


土御門「上やんの幻想殺しは異能の力ならどんな相手でも能力を打ち消す。ってことは能力者の攻撃からの被害も最小限に抑えられるってわけだにゃー」


上条「うんうん」モグモグ


土御門「もちろん、風紀委員と同じく事件現場に出向くだけでなく基本はパトロールなど風紀委員と同じ活動を行う。活動内容に関しては以上だが何か質問は?」


海原「はい」


土御門「海原」

海原「僕達には風紀委員みたいに見分けがつく腕章みたいなものはないのでしょうか?」


絹旗「確かに。浜面なんか現場にいたら超加害者側に思われるでしょうね」


浜面「」


滝壺「」ヨシヨシ


土御門「それについては明後日の活動日初日に支給されることになってる。風紀委員とは少しデザイン違うようだが腕章だ」


海原「なるほど。ありがとうございました」


土御門「他にはいないか?」


浜面「はい」


土御門「そこの霊長類」


浜面「霊長類!?酷くねーかぁ??」


絹旗「わぉ、ぴったりなあだ名ですね」


麦野「よかったじゃん、浜面」


垣根(俺より酷いポジションの奴がいたか)ホッ

浜面「アイテム以外からもこんな扱いかよ・・・まあいい。滝壺も現場に出向かせるのか?こいつは今能力が使えない状態だし危険だと思うんだが?」


滝壺「はまづら・・・」テニギル


浜面「まー、何かあっても俺が絶対守るけどな」


滝壺「・・・はまづら」ギュッ


絹麦青「」イラッ


青ピ(リア充は灼熱地獄まで落ちろや・・・)


土御門「滝壺には支部で事務処理や連絡係などやってもらう予定だぜい」


浜面「そっか。それなら」ホッ

土御門「後、浜面これ」サッ


浜面「ん?これは・・・車の免許証?」


土御門「浜面には現場が遠い場合に車で移動する際の運転手を頼みたい。その為の偽装免許証だぜい」


浜面「おいおい、風紀委員に協力する側が偽証免許証なんて使っていいのかよ?」


土御門「これは理事会から支給されたものだ」


浜面「」ワーオ


土御門「車は2週間後に届く予定だからまた先の話になるけどな」


浜面「了解したぜ。とうとう俺の運転技術を公に魅せれる時がきたわけだな」キリッ


滝壺(はまづらの目が輝いてる)ジー



一同「お疲れ様でしたー」


麦野「さーて、まだ3時だし何すっかなー」


絹旗「暗部の仕事なくなってから超暇になりましたしね」


滝壺「はまづら、セブンミストいこう。新しいジャージが入荷した」


浜面「おう。けど少し上条に話があるからちょっと待っててくれないか?」


滝壺「わかった」


浜面「わりぃな」

土御門「さて・・・他に質問がなければ必要な物は月曜に風紀委員から支給されるから今回は解散。次は月曜の16時に風紀委員第177支部に集合だぜい」


一同「お疲れ様でしたー」


麦野「さーて、まだ3時だし何すっかなー」


絹旗「暗部の仕事なくなってから超暇になりましたしね」


滝壺「はまづら、セブンミストいこう。新しいジャージが入荷した」


浜面「おう。けど少し上条に話があるからちょっと待っててくれないか?」


滝壺「わかった」


浜面「わりぃな」

>>69 ×
>>70 ○

すいません、1行抜けてしまいました。
>>69は勘弁して下さい。

上条「さーて、ゲーセンでもいくかー?」


海原「すいません、自分用事がありますのでお先に失礼します」


上条「そっかー。また月曜なー。」フリフリ


海原「はい。それでは」


海原(御坂さーん、今行きますよー!)


青ピ「ボクは行くでー」


土御門「俺も行くから会計終わるまで待っててくれにゃー」


垣根「」ソワソワ


上条「垣根も行くか?」


垣根「っえ?」


上条「予定ないんだったら4人でゲーセンいこうぜ」


青ピ「せやせや。これから一緒に活動する仲間なんやし仲良くしようや」


垣根「し、しょ、しょうがねぇな。いっ、一緒に行ってやるよ」

青ピ「男のツンデレに興味はありませぇぇん」


垣根「誰がツンデレだー!あン?」


浜面「上条」


上条「浜面。どした?」


浜面「いや、お前に話が合ってな。すぐ終わるから2人で話せないか?」


上条「別にいいけど」チラッ


青ピ「すぐならいってきーや。3人でダベりながら待ってるで」


上条「わりー。じゃあー浜面、店の裏口側で話すか」


浜面「お、おう」

~サイベリヤの裏口側~


上条「話ってなんだ?滝壺とののろけ話なら上条さん帰りますよー」


浜面「ちげーよ!お前俺のこと覚えてないか?」


上条「んー?(確かにどこかで見た顔なんだよな・・・)」


浜面「ほら、御坂美鈴の事件で」


上条「・・・あ、お前あの時の?」


浜面「やっと思い出したか」


上条「なんだ?またあの人に手出すってんなら俺は黙っちゃいないぞ?」


浜面「ちげーって。俺はお前に感謝してんだよ」


上条「感謝?」


浜面は上条に原作15巻から22巻までの自分に起こった話をした。


上条「・・・なるほどね。お前もロシアに。でも俺に感謝するのはちょっと違うんじゃないか?」


浜面「え?」

上条「滝壺を守るために麦野や学園都市に立ち向かって行ったのはお前自身だ。俺じゃない」


浜面「だがあのことがなければ俺はあんな行動を・・・」


上条「・・・それに俺はそんな人に影響与える程立派な人間じゃねーよ。それに最終的にその行動を起こすと決めたのはお前の心じゃねーか」


浜面「」


上条「っま、でも俺は嬉しいよ。こうしてお前と仲間になれてさ」ニコ


浜面「」


上条「でもさ・・・よかったな。ロシアでアックアに助けてもらってさ」


浜面「え?上条、お前あいつ知ってるのか?」


上条「知ってるも何も前に戦ったことあるしな。内臓破裂寸前までボコボコにされたけど」ハハハ


浜面(一方通行を倒した上条をフルボッコだと・・・)


上条「っと話してるうちに時間経っちまったな。あいつら待ってるし俺行くわ!またなー」


浜面「おう、また月曜な」

>>64
青ピが居るから3人じゃないの?










上条「悪い、待ったかー」


青ピ「遅いで、上やん!」


土御門「遅すぎるにゃー!」


垣根「俺を待たせるとはいい度胸だ」


青ピ「待たせた罰としてゲーセンでジュースおごりや」


上条「っそんな?俺の財布には1000円しかないんだぞ?」


垣根「1000円あるなら一人2本ずつ買えるじゃねぇか」ニヤリ


土御門「お、それはいい考えだにゃー」

青ピ「それに上やん、テーブル立つ前にフレンダちゃんとメアド交換してたやろ?」


上条「ん?まー聞かれたからなー。なんか毎日メール送るとか言われたぜ。早速友達が出来てよかったぜ」


青土「」イライラ


上条「ん?どしたの?」


青土「[ピーーー]ぇぇぇぇ!!!」ソゲブモドキ


上条「ぐはっ!!!」バタリ


上条「本日2回目・・・」


上条(土御門と青髪ピアスに2回も殴られるし、残金少ないのにジュースおごるはめになるし・・・)ウゥゥ


垣根「おーい、大丈夫かぁ?」


上条「不幸だぁぁぁぁ!!!!」

>>76
しまったーーーーー
そうです、その通りです。

自分で青ピ、レベル5に設定しといて変態思考優先して忘れてました・・・

脳内で>>64の2人を3人に置換して下さい。

ゲーセンで満喫した後、垣根と土御門は用事があるとのことで別れ、上条と青髪ピアスは2人で帰宅の途についていた。



上条「しかしよー、青髪ピアス。何でお前うちの学校にいるんだ?レベル5ならもっと上の高校行くんじゃねーのか?」


青ピ「そんなん決まってるやん。小萌先生がこの学校にいたからや!」


上条(おいおい・・・)


青ピ「まー、レベル5になってからは長点上機や霧が丘付属とかから誘いあったけど名門校ってのは自分合わへんし」


上条「そっか。でもお前この前のレベルスキャンの結果レベル0だったろ?どうなってんだ?機械の故障?」


青ピ「あー、それはこれや」


青髪ピアスは自分の両耳につけているピアスを指差した

上条「ピアス?」


青ピ「せや。このピアスは自分の能力をレベル0まで抑える機能があるんやで」


上条「すげーな。まさか自分で作ったのか?」


青ピ「ちゃうちゃう。冥土帰しの知り合いの則巻千兵衛博士が作ったものや」


青ピ「レベル5だと色々面倒のことも多いんや。だから普段はこのピアスをつけて無能力者として生活してるんやで」


上条「なるほどなー。じゃあーパン屋で下宿してるのは何でだ?レベル5なら奨学金もかなり高額だろ?」


青ピ「それはそこの店の制服が可愛いからや!」キリッ


上条「真面目に聞いた上条さんが馬鹿でした」


青ピ「ボクは真面目やで!?」


上条「へぇへぇ~」


上条は呆れながらも親友の新たな一面が知れて、内心嬉しく思ったりしているのであった。

すいません、ミス多くて・・・

次からは気をつけます。


今回はここまで


補足です

・垣根が性格少し丸くなってます
・ある2人が生き返り、ある1人が五体満足になってます。


次回からはグループ、アイテム、メンバーが風紀委員の方たちと合流します。


次は2/24(木)か2/25(金)の夜に投下します。

浜面とか土御門は拳銃もったりしてんの?

>>85
浜面はゴム弾入りの銃を。
土御門は天邪鬼なのでゴム弾なのか実弾なのかわかりません・・・

オリアナにセクハラされたいと思う今日この頃
投下します

~月曜 第一七七支部所属~


土御門「全員集まったか」


麦野「ええ。アイテムは全員いるわ」


垣根「スクールもだ」


青ピ「だから垣根一人だけやん」ニヤニヤ


垣根(こいつ後で[ピーーー]・・・)イラッ


土御門「つーことでグループ、アイテム、スクール全員揃っているぜよ。固法さん」


固法「ありがとう。土御門君。皆さん私は第一七七支部所属、風紀委員の固法美偉です。よろしくお願いします」ペコリ


一同「よろしくお願いしまーす」


青ピ(・・・この人は着やせするタイプやね。上から91 59 88とや)


海原(彼は何をそんなに凝視してるんでしょうか・・・)

黒子(・・・何故あの類人猿がいますの!?)


上条「ん?おー白井じゃないか。お前もここの所属だったのか」


黒子「ええ。そうですわ。上条さんも風紀委員に協力する方でしたのね」


上条「おう。最初は色々迷惑かけるかもしれないけどよろしくな」


黒子「はいですの」


垣根(・・・ですの?)


黒子(まぁ、風紀委員の活動で多忙になればお姉さまもあの類人猿との交流も少なくなり熱が冷める可能性も・・・)ニヤリ

固法「じゃあー、まずは必要なものを支給するわ」


海原「これが腕章ですか。見た目は風紀委員のものとあまり変わりませんね」


固法「あまり違いすぎても一般市民に混乱与えてしまう可能性もありますから」


海原「なるほど。一理ありますね。そういえば僕達は市民の方達などに名乗る際はなんて名乗ればいいんでしょうか?」


固法「風紀委員でいいわよ。貴方達は臨時の風紀委員として配属されたことになってるから。実際は風紀委員じゃないんだけどね笑」


海原「かしこまりました」


青ピ(海原君、さっきから質問連発で真面目やなー)


土御門(超電磁砲の写真集渡しただけでこんなにやる気出すとは・・・)





ガチャ




初春「すいませーーん。遅れました!!」


黒子「初春、遅いですわよ。今日から風紀委員に協力するチームの方々が合流すると言ってあったでしょう?」


初春「いや~、途中で迷子の女の子がいて一緒にお母さん探してたら遅くなっちゃいましたぁ」ヘヘ


黒子「まったくぅ・・・」


固法「初春さんらしいわね」クスッ


一同(あの頭の花はなんだっ!?)


固法「初春さんも来たことだし初春さんと白井さん皆さんに自己紹介を」


黒子「はいですの。第一七七支部所属、風紀委員の白井黒子と申しますの。」


垣根(またですの。って言った・・・)

初春(ひいぃ!!あの人はアホ毛ちゃんといた時に私に酷いことをした・・・)ビクビク


固法「初春さん?」


初春(なんで風紀委員に協力するチームにいるんですかぁぁぁ??)


固法「初春さん!」


初春「っは、はひ!初春飾利でしゅ。よろしくお願いしますぅ」ビクビク


垣根(ん?この花女どっかで見たような・・・っあ、一方通行とやった際の)テクテク


初春(ひいぃぃ?こっち来たぁぁ!)


垣根「よぉ~、会うのは2回目だな。この前は悪かった。俺が全面的に悪かった。すまん」ペコリ

初春(ふぇっ?謝られた・・・?)


垣根「これからよろしく頼むぜ」


初春「はっ、はい!よろしくです!!」


青ピ「垣根、知り合いなん?」


垣根「まぁ~、ちょっとな・・・」


初春(まさかあんな素直に謝れるとは・・・本当は悪い人じゃないんでしょうか?)

その後、グループ、アイテム、スクールの各自自己紹介が行われ・・・



固法「じゃあー、初日は私達と一緒に行動し風紀委員が普段どんなことをやってるのか実際に体験してもらいたいと思います」


一同「はーい」


固法「じゃあー、私と白井さんでまずはパトロールするから二手に分かれて行動しましょう」


黒子「はいですの」


固法「初春さんは滝壺さんに事務処理の指導お願いね?」


初春「了解しました!滝壺さんよろしくお願いします」


滝壺「ういはる、よろしくね」


固法「じゃあー、グループと垣根君は私と一緒に。アイテムは白井さんと一緒にパトロールしましょう」


一同「はーい」


垣根「了解ですの!」


一同「」クスッ


黒子「」ムカッ

~固法とグループ+垣根~




海原「パトロールは毎日行ってるんですか?」


固法「んー風紀委員って学生だしできるだけ行うようにはしてるけど人数が足りなくできない日もあるわ。風紀委員にも休みはあるしね」


海原「学校と風紀委員の両立も大変そうですね」


土御門「本当だぜぃ。固法さんは偉いにゃー」


上条「ほんとほんと」


固法「褒めても何もでないわよ」クスッ


土御門「本心だぜい」

青ピ「ん?」テクテク


女の子「」シクシク


青ピ「どないしたん?」


女の子「て、てぶくろなくしちゃったの・・・」ウゥゥ


青ピ「固法さーん、この子手袋なくしたんやて」


固法「あら、それは大変ねぇ。君お名前は?」


女の子「中野桐乃ぉ・・・」

固法「桐乃ちゃんね、どこで落としたか大体予想つくかなぁ?あとどんな手袋?」


女の子「・・・多分、公園で遊んでた時に落としたと思うのぉ。ポパイのてぶくろなのぉ」


一同(なぜポパイ?)


固法「公園ね。じゃあーお姉ちゃん達が探してきてあげるからここで待っててくれるかなぁ?」ナデナデ
女の子「うっ、うん!」ニッコリ


固法「いい子ね。じゃあー皆公園に行って手袋探すわよ」


一同「はーい(・・・こんなことまでやるのか)」

固法「あっ、上条君は女の子と一緒にいてあげてね」


上条「へ?」


固法「女の子一人待たせるわけにもいかないでしょ?」


上条「わかりましたー」


固法「じゃあーお姉ちゃん達、公園で手袋探してくるからお兄ちゃんと一緒にいい子で待っててね?」


女の子「うん!」


固法「よし、皆行くわよ」


一同「はーい」


上条「さて、みんな帰ってくるまでよろしくな」


女の子「うん!」

~公園~


固法「さて手分けして探しましょ。土御門君はあっち、青髪ピアス君は砂場、海原君は遊具の集まり、垣根君はベンチの近くね」


土御門「了解だぜぃ」


海原「かしこまりました」


垣根「ん」


青ピ「イエス・マイ・ロード!」


土御門「さてっと、やりますか」


青ピ「あの子のために絶対見つけるで~」


海原「どれどれ」


垣根(風紀委員ってやること地味だな・・・だりぃ~)

~同時刻 上条と女の子~


女の子「見つかるかなぁ・・・」


上条「大丈夫。きっと見つかるさ。お姉ちゃん達を信じなさい」ナデナデ


女の子「うん!」


「っん?あいつは?」


女の子「さむーい・・・」


上条「寒いか?どら、俺のマフラー使いな」


女の子「あったかーい!ありがとうお兄ちゃん」ニッコリ

上条「いえいえどうしたしま「ちょっとアンタっ!」」


上条「ん?げっ、ビリビリ・・・」


美琴「ビリビリ言うなっ!」バチバチッ!


上条「こっ、こら!やめろ!女の子もいるんだぞ」


美琴「やらないわよ・・・全く・・・てかあんた、私のメールちゃんと返しなさいよっ!」


上条「え?メール?どれどれ・・・あっ、気づかなかったわ。ワリー」


美琴「本人に会ってからメール気づくってメール送った意味ないじゃないの!」


上条「だから悪かったって。今日は忙しくてさ・・・」

女の子「ねぇねぇ~、お兄ちゃん」


上条「ん?」


女の子「この人、彼女ぉ?」


美琴「(か、かっかっ彼女//////)違うわよ!誰がこんな奴のぉぉぉ!」


上条「おい、御坂。何小さい子相手にムキになってんだよ」


美琴「む、ムキになってなんかないわよっ!」


上条「はいはい。さようですか・・・」


美琴「そこ、流すな!・・・ってかあんたここで何やってんのよ?」

美琴「――――ふーん。風紀委員に協力する人達ってアンタだったのね」


上条「まーな。他に9人いるから合計10人だな」


美琴「ほんと、アンタ厄介事にクビ突っ込むの好きね」


上条「っハハハ。そうかもな」


女の子「ねぇ、お兄ちゃん?」


上条「どうしたー?」


女の子「のどかわいたぁ」

上条「そっか。じゃあーなんか飲み物買ってくるか。何がいい?」


女の子「カルピスゥ」


上条「カルピスな。御坂もなんか飲むか?」


美琴「じゃあー私はサイダー系頼むわ」


上条「了解。じゃあー女の子のこと見ててくれな」タタタッ


美琴「はいはい」

女の子「ねぇ、お姉ちゃん?」


美琴「どうしたの?」


女の子「頑張ってね」


美琴「・・・へ?」


女の子「ツンデレが通用するのは2次元だけよ」


美琴「」

~20分後~



女の子「やっぱり見つからないのかなぁ?」ションボリ


上条「う~ん「おーーい上ヤン」、おっ、きたぞ」


土御門「待たせたにゃー」


固法「遅くなってごめんね。はい、この手袋で合ってるかしら?」


女の子「うん!これあたしのてぶくろぉ」


固法「そう。じゃあーこれからは落とさないように気をつけてね」


女の子「うん!お兄ちゃん達もどうもありがとう」ニッコリ

土御門「大切にするんだぜぃ」


青ピ「やっぱ女の子は笑顔が一番やな」


海原「気をつけて帰って下さいね」


垣根「」


女の子「じゃあ~ね~、ばいば~い」フリフリ


一同「」フリフリ


固法「じゃあー、後30分位パトロールしたら支部に戻りましょうか」


一同「はーい」






上条「そういえばさっきビリビリが来てまた絡まれてさ、まで電撃放たれるところだったぜ」


海原(御坂さんがいたとは・・・くそっ!もっと早く手袋が見つかっていれば・・・)


土御門「上ヤンはやっぱ超電磁砲に好かれてるにゃー」


上条「御坂が俺のこと?ないない、俺かなり嫌われてると思うぞ」


土青(この鈍感ウニ頭が・・・)


固法「上条君、ビリビリって御坂さんのこと?」


上条「はい、そうですよ。固法さん、御坂と知り合いですか?」


固法「まあね。ちょくちょく支部にも来るし以前は事件の解決にも協力してもらってたわ」

上条「へ~。ビリビリがね~」


固法「ところでなんでビリビリ?」


上条「いや、あいつ俺に会う度に電撃で攻撃してくるんですよ、ビリビリ~って。だからビリビリ」


固法「」クスッ


上条「どうしたんでせう?」


固法「ふふふっ、天下のレベル5の彼女にビリビリって言うの貴方くらいよ」


上条「そうですか?俺からしたらただの生意気な中学生ですけどね」


海原(羨ましい・・・僕も・・・)





美琴『ちょっと待ちなさいよ、あんたっ!』


海原『どうしたんですか?御坂さん』ニコッ


美琴『だ~か~ら~、御坂じゃなくて美琴って呼べって言ってるでしょうがぁ~!!』バチバチバチッ!!


海原『おっと。これはこれは申し訳ございません』


美琴『ちゃんと下の名前で呼んでくれないとビリビリしちゃうんだからねっ!!////』


海原『はいはい。以後気をつけますよ』ヨシヨシ


美琴『うにゃっ!?////』







海原「ふふふふふふふふ」


垣根「おい、あいつどうしたんだ?」ヒソヒソ


土御門「心配するな。最近頻発に発生してる病気だ」ヒソヒソ

今日はここまで。

また明日投下します。

明日は

アイテムと黒子のパトロール+αです。

一つ言い忘れてました。

皆さん、コメントありがとうございます!

新約が待ち遠しいですの。

皆さんコメントありがとうございます。


では投下します。




~さかのぼること30分前 黒子+アイテム~



絹旗「白井さーん」


黒子「はい?」


絹旗「白井さんはどんな能力の持ち主なんですか?」


黒子「能力はレベル4の空間移動ですの」


絹旗「おぉ、私と同じレベル4ですね。歳はいくつですかぁ?」


黒子「中学1年の13歳ですの」


絹旗「私もですよ!」

黒子「あらぁ。先ほど紹介した初春も中学1年ですわよ」


絹旗「タメが2人もいるなんて超嬉しいです。年上しかいないと思ってましたから」


黒子「わたくしも同学年の方がいらっしゃって嬉しいですわ」ニッコリ


絹旗「色々面倒かけますがよろしくお願いしますね」


黒子「こちらこそ(この方とはいいお友達になれそうですの)」





浜面「すっかりあいつら仲良しになってるな」


麦野「いいことじゃないの。絹旗は同学年の知り合いもいなかったしね」


フレンダ「絹旗楽しそうね」

~1時間後~



黒子「さて今日は特に問題はなさそうですわね」


絹旗「やっぱト毎日何かしら起きるもんなんですか?」


黒子「毎日ってわけじゃないですけど・・・スキルアウト関連やカツアゲなどは多いですわね」


浜面(・・・スキルアウトか。半蔵がリーダーやってるがやはり全てのチームをまとめるのはやはり難しいか)


フレンダ「結局歩いてるだけで暇ってわけよ」


黒子「フレンダさん、風紀委員は暇なのが一番いいことですのよ」


麦野「まー、事件は起きないのが一番よね」


絹旗「そうですね」


黒子「毎日これでしたらいいですけど「おいっ!てめぇぇ!!」」


黒子「あら?あっちから何か物騒な声が聞こえますわ。いきますよ皆さん」


アイテム「はーい」





不良A「肩ぶつかっといてシカトしてんじゃねーぞぉ?」


不良B「うわぁ、これは骨折してんなぁ。慰謝料払えよ?」


鋼盾「ひぃぃぃぃ!!」ビクビク


不良A「ひぃぃだけじゃ何言ってっかわかんねぇんだよ、ブタが!」


不良B「さっさと金払えやぁぁ」ドカッ


ヒュン


不良B「んなっ?ブタが消えた!?」

黒子「ジャッジメントですの。恐喝容疑で拘束させて頂きますわ」ビシッ


黒子「麦野さん、フレンダさん、絹旗さんは2人が逃げないように後を固めて下さいな。浜面さんは被害者の保護を」


麦フ絹「はーい」


浜面「了解だ!おい?大丈夫か?」


鋼盾「は、はぃ!!ありがとうございます・・・」


不良A「風紀委員だぁぁ?邪魔すんじゃねぇーぞぉ?ガキィ」


黒子「・・・やれやれ、まさに三下にぴったりな言葉使いですの」


不良B「黙れやぁぁぁぁ」


黒子「はぁ・・・」ヒュン


不良B「―――――ッ、消えた!!?」


ヒュン


不良A、B「うがぁっ!?」ドサッ

麦野(・・・合気道・・・自分の能力と体術を最大限に活かしてるわね)


絹旗「超瞬殺ですね」


黒子「フレンダさん、支部に電話してアンチスキルを呼ぶように手配して下さいな」


フレンダ「了解!」



~風紀委員第一一七支部~


初春「はぃはぃ~、第一一七支部、初春です」


フレンダ「あっ、初春さん?白井さんが恐喝容疑の2人を拘束したからアンチスキル呼んでくれる?場所は~」


初春「かしこまりましたぁ。今すぐ手配しますね」


滝壺「誰から?」


初春「フレンダさんですよぉ。白井さんが恐喝容疑の2人を拘束したそうです」


滝壺「白井も強いんだね」


初春「はい。じゃあー私アンチスキルに連絡するので滝壺さんは休憩していて下さい」


滝壺「わかった」

麦野(・・・合気道・・・自分の能力と体術を最大限に活かしてるわね)


絹旗「超瞬殺ですね」


黒子「フレンダさん、支部に電話してアンチスキルを呼ぶように手配して下さいな」


フレンダ「了解!」



~風紀委員第一七七支部~


初春「はぃはぃ~、第一七七支部、初春です」


フレンダ「あっ、初春さん?白井さんが恐喝容疑の2人を拘束したからアンチスキル呼んでくれる?場所は~」


初春「かしこまりましたぁ。今すぐ手配しますね」


滝壺「誰から?」


初春「フレンダさんですよぉ。白井さんが恐喝容疑の2人を拘束したそうです」


滝壺「しらいも強いんだね」


初春「はい。じゃあー私アンチスキルに連絡するので滝壺さんは休憩していて下さい」


滝壺「わかった」

~15分後~


黒子「ではよろしくお願いしますの」


黄泉川「了解じゃん」


アンチスキル「ほら、さっさと歩け」


不良A,B「ちっ・・・」


黄泉川「しかし・・・」


浜面「あん?」


黄泉川「浜面が風紀委員とは明日は大雨じゃん?」ニヤニヤ


浜面「ぅぐ!?うっせぇーよ!さっさとそいつら連れていきやがれっ!!」


黄泉川「まっ、これからは真面目に生きるじゃんよ」


浜面「わかってる。過ちは2度と繰り返さねぇ」


黄泉川(・・・この顔つきなら心配なさそうじゃん)





黒子「先ほどのようにまずは被害者の確保、その後に加害者を拘束いたしますのが理想ですわ」


絹旗「被害者の安全第一ってことですね」フムフム


黒子「その通りですの。また加害者側もなるべく負傷させず拘束するよう心がけてくださいまし」


麦野「・・・難しいわね」


フレンダ「麦野が拘束すると相手の体にいくつか穴開いてるかもしれないって訳よ」


麦野「フ・レ・ン・ダ・~、何言ってるのかしらぁ?」ゴツッ


フレンダ「っ痛!?」


黒子「では時間も時間ですしそろそろ支部に戻りましょう」


アイテム「はーい」

黒子「ところで浜面さんは黄泉川さんとはお知り合いでしたの?」


浜面「ん?まー昔お世話になったというか・・・」


絹旗「浜面は元アンチスキルのリーダーなんですよ、白井さん」


黒子「あらま!?」


浜面「絹旗!余計なこと言ってんじゃねぇよ!」


絹旗「ぬっ!?浜面のくせに超生意気です」ドカッ


浜面「ふぐっ!?」


浜面「・・・・・・てめぇ・・・絹旗ぁ・・・。何しやがるっ?」


絹旗「私に生意気な口を聞いたお仕置きです」


浜面「理不尽過ぎるだろうがぁぁぁ・・・」


麦野「・・・はぁ~」


黒子「・・・この2人はいつもこうですの?」


フレンダ「まーね・・・」

~第一七七支部 18:00~



固法「では今日の私達の仕事を見ていただいて大体内容はわかったと思います。また明日も今日と同じ時間にここに集合して下さい」


一同「はーい」


固法「後、せっかくお仲間が増えたので今週の金曜でも皆さんの歓迎会を開きたいと思います!」


一同「歓迎会!?」


固法「せっかく出会えたんですもの。もっと交流を深めていければなぁ~って」


絹旗「超ナイスアイディアです。楽しみにしてます」


固法「ありがとう」ニコッ


固法「じゃあー今日は解散ね。お疲れさま~」


一同「お疲れ様でしたー!」


滝壺「はまづら、帰ろう?」


浜面「おう、じゃあー皆お先に失礼するぜ」


一同「」フリフリ 


上条(っさてと俺も帰ってゆっくりしますかね・・・)


フレンダ「上条君!」


上条「おう、どうしたフレンダ?」

フレンダ「この後、暇なら2人で晩飯でも食いに行かない?」


上条「(・・・外食か。まー奨学金も入ってるし)おぅ。いいぜ」


フレンダ「じゃあー行きましょう!最近美味しいイタリアンレストラン見つけた訳よ!」


上条「っお!上条さん期待しちゃいますよ~?」


フレンダ「期待しちゃっていいわよ」


上フ「じゃあー皆お疲れさーん」


一同 フリフリ


青ピ(出会って2回目で2人で外食やと・・・)


土御門(上やんのフラグ能力はレベル6ぜよ)


絹旗「フレンダ、メッチャ積極的ですね?」


麦野「まー日本人よりは行動力あるのは間違いないわね」



青ピ(上ヤンに負けられへん。よぉぉし、こうなったらボクから食事誘うでぇぇ!!)


青ピ「なぁなぁ、固法さん。この後一緒に飯でもどうや?」


固法「ごめんね。ルームメイトが食事作ってくれて待ってるの」


青ピ「じゃあー、麦のんと絹旗ちゃんは?」


麦野「誰がぁ麦のんじゃぁぁ!」


絹旗「すいません、変態さんと食事するつもりは超ありません」


青ピ「」ガックシ

青ピ「白井さんと初春さんはどうやっ!??」


黒子「寮の門限がありますの。それに殿方とお二人で食事など興味ありませんの」


初春「わたしもルームメイトが待ってますので。失礼しますね」


青ピ「・・・土御門君?」


土御門「舞夏の手料理が待ってるからお先ぜよ!」


青ピ「・・・海原君?」


海原「申し訳ございません。自分は予定がありまして。お先に失礼しますね」


青ピ「」


青ピ「・・・かっ、垣根は?・・・・っておらん!?」キョロキョロ


青ピ「」

とりあえず今回はここまでですの。

>>140×
>>141

です。第一一七支部になってしまいました・・・


次は22時くらいに投下します。


上条さんとフレンダのお食事です。

黒子「ところで浜面さんは黄泉川さんとはお知り合いでしたの?」


浜面「ん?まー昔お世話になったというか・・・」


絹旗「浜面は元スキルアウトのリーダーなんですよ、白井さん」


黒子「あらま!?」


浜面「絹旗!余計なこと言ってんじゃねぇよ!」


絹旗「ぬっ!?浜面のくせに超生意気です」ドカッ


浜面「ふぐっ!?」


浜面「・・・・・・てめぇ・・・絹旗ぁ・・・。何しやがるっ?」


絹旗「私に生意気な口を聞いたお仕置きです」


浜面「理不尽過ぎるだろうがぁぁぁ・・・」


麦野「・・・はぁ~」


黒子「・・・この2人はいつもこうですの?」


フレンダ「まーね・・・」

>>151>>144修正版です。

浜面がアンチスキルのリーダーとか意味不明ですね。

すいませんでした。。。

では投下いたしますと>>1は宣言通り行動に入ります。




風紀委員としての活動初日を終えた学園都市第2位の男は帰宅の途についていた。



垣根「」


垣根(はぁ~・・・白井いじるの面白いけどよぉ・・・)


垣根(やっぱ風紀委員だりぃなぁ・・・やること地味だしよ・・・)


垣根(・・・でも)



女の子『お兄ちゃん達もどうもありがとう』



垣根(・・・案外、悪くはねぇな・・・)


垣根「けっ、あいつらに感化されちまったかぁ?」

「ちょっとそこのお兄さん」


垣根「あン!?」


心理定規「久しぶりね。垣根」


垣根「おめぇかよ」


心理「風紀委員はどう?新生スクールのリーダーさん」


垣根「あぁ?スクール脱退したお前には関係ねーだろうがぁ!」


心理「あらあら、口調の割りには随分穏やかな表情になってるわよ?」


垣根「――ッ!つーかよ、お前相変わらず援交まがいなことやってるのか?」


心理「だから、話し相手になってるだけって前から言ってるでしょう」


垣根「へいへい、そうですか」

心理「まぁーいいわ。じゃあー私用事あるからまたね」


垣根「あぁ」


心理「あー、そうそう」


垣根「あん?」


心理「貴方、暗部にいた頃よりいい顔してるわよ」ニッコリ


垣根「はぁぁ!!?」


心理「じゃあー頑張ってね。風紀委員さん」


垣根「」


垣根(暗部にいた頃よりいい顔してるねぇ・・・)


垣根(まっ、暗部にいた頃より楽しいのは否めねぇな・・・)


垣根「さてっと、帰って飯だ飯!」



~同時刻 第7学区のイタリアンレストラン~




上条「美味しいなぁ、このナポリタン」モグモグ


フレンダ「でしょー?先月オープンしたばかりなのよ」


上条「ふーん。まっ、フレンダのおかげでいい店一つ見つけたぜ、ありがとな」ニコッ


フレンダ「う、うん///」


フレンダ「そういえば上条君はどこの高校行ってるの?」


上条「武里高校だよ。ピカピカの1年生だぜ」


フレンダ「わお、私とタメじゃない!」


上条「フレンダも高1だったのか」

フレンダ「うん。だけど武里?あまり聞いたことない名前ね・・・」


上条「まぁ、常盤台とかと違って名門からは程遠い普通の学校だしな」


フレンダ「でもグループの3人がいるのよね?そんな普通の学校に」


上条「言われてみればそうだな」


上条(幻想殺し、多角スパイ、レベル5の第6位、吸血殺し、合法ロリ・・・うちのクラスって・・・)


上条「フレンダはどこの高校に行ってるんだ?」


フレンダ「私は普段は研究や実験ばかりで学校行ってないわ。一応愛和学院に籍おいてるけどね」


フレンダ(暗部の仕事なくなってニート同然とは恥ずかしくて言えない訳よっ!!)

上条「愛和学院って名門校じゃないか!フレンダ、凄いじゃん」


フレンダ「まっ、ま~ね!」アセアセ


上条「確か諸星大ってレベル5の元第3位がいたんだよな?愛知の星と言われていた・・・」


フレンダ「ええ。でも学年が3つ上だから私の入学と入れ替わりで卒業したから見たことないわ」



フレンダ(・・・そうだっ!!いいこと思いついた☆)


フレンダ「上条君」


上条「ん?」モグモグ


フレンダ「私、1月から武里高校に転入するわっ!」


上条「ぅぐっ!!?」ゴホゴホ


フレンダ「だ、大丈夫??」


上条「だ、だ、大丈夫・・・。急に大声出されたからびっくりしてさ」


フレンダ「そっか」


上条「でもうちの学校、愛和学院よりかなり下のランクの学校だけどいいのか?」


フレンダ「いいの、いいの。上条君と同じ高校の方が楽しそうって訳よ」

上条「まー、同じクラスに土御門と青髪ピアスもいるしな。俺のクラスはいい奴らばっかだぜ」


フレンダ「まっ、同じクラスになれるかわからないけどね」


上条「・・・あっ、そうだったな」タハハ


フレンダ「上条君、やっぱりちょっと抜けてるわね」


上条「その言葉は上条さんに多少のダメージ与えますよぉ?」


フレンダ「あははっ!ごめんごめん」


フレンダ(まー暗部いた頃のコネ使えば上条君と同じクラスになるのなんか楽勝って訳よ!)




~20分後~



上条「さてっと、そろそろ帰りますか」


フレンダ「そうね。どうだった?」


上条「最高に美味しかったぜ」


フレンダ「ならよかった!また食べに来ようね」


上条「おう!」




~会計後~



上条「うわっ、やっぱ外は寒いな・・・」


フレンダ「もう11月下旬だしね」


上条「フレンダ家はどこだ?送るよ」


フレンダ「え?別にいいわよ。10分位でつくし」


上条「いやいや、こんな夜道を女の子一人で帰らせると上条さんの心が痛むんですよ」キリッ


フレンダ「///」ドキッ


フレンダ「じゃあー、お言葉に甘えてお願いしようかなぁ」


上条「おう」




~10分後~


フレンダ(もうすぐ着くけど・・・)


フレンダ(・・・どうする?お礼に上がらせてコーヒーでも飲んでもらう?)


フレンダ(いや・・・駄目よ!いきなり家に上がらせたら軽い女だって思われるかも・・・)


フレンダ(この後も機会はあるんだし、今日はここでお別れでいいっか)


フレンダ「ここが私の住んでるマンションよ」


上条「・・・・おいおい、学生が住むレベルのマンションじゃねーだろう!?」

フレンダ「まっ、一般の学生さんには難しいかもね」


上条「俺の学生寮とは天と地ほどの差があるぞ」


フレンダ「あははっ!じゃあー今日はありがとう。また明日ね」


上条「おう!また明日」



ガチャ



フレンダ「ふぅ~。今日は風紀委員の活動もしたし疲れたなぁ」


フレンダ(・・・でも・・・上条君とも一緒に外食できたし)


フレンダ「さてお風呂お風呂~♪」














~2日後 水曜 窓もドアもないビル~



「・・・・俺様をわざわざ学園都市に呼ぶとは一体何のようだ?」


本日はここまでです。


学校名は考えるの大変だったので某スラムダンクから拝借しました!


次は2/28(月)に投下予定です。


皆さん、本日は気温高かったですが明日はまた下がるみたいなので体調管理に気をつけて週末楽しんで下さいな。

皆さんコメントどうもありがとうですの。


投下します。



アレイスター「・・・ふむ。その様子だと右腕の手術は上手くいったようだな」


フィアンマ「お前があの医者をわざわざイタリアに向かわせたみたいだな。礼は言わんぞ?元々お前に切断されたのだからな」


アレイスター「礼などいらないさ。君には一言言っておきたいことがあってね」


フィアンマ「なんだ?俺様に謝罪でもするつもりか?」ニヤリ


アレイスター「その通りだ」


フィアンマ「・・・・・・・・・・・え?」


アレイスター「君には大変申し訳ないことをした。私は逆さまの状態だが心の中では土下座をしている」


フィアンマ「」

アレイスター「これからは魔術と科学の共存を目指して共に頑張ろうじゃないか」




風斬(・・・素敵ですよ。アレイスターさん)




フィアンマ(なんだ・・・これは夢か?夢なのか!?俺様は眠りの世界にいるのか?)


アレイスター「これはお詫びの品だ。おい」


側近「はい。フィアンマ様これを・・・」


フィアンマ「」














~ 10分後 ~



フィアンマ「・・・・・・・・・・・一体何だったのだ」


フィアンマ「この俺様が死ぬ覚悟で学園都市に来たというのに・・・」


フィアンマ「・・・まぁいい。最後にアイツに会いにでもいくとするか」




~ 同日夜 上条の学生寮前 ~



上条「ふぅ~。今日は慣れない事務処理で疲れた・・・」


上条「今日はご飯と納豆だけでいいや・・・料理すんの面倒くせぇ」



ガチャ




フィアンマ「おかえり」


上条「」




ギー バシャン




上条(・・・疲れで幻想でも見たのか俺?)




ガチャ




フィアンマ「何をしている?上条当麻。早く上がれ」


上条「なっ、なぜお前がいるんだぁぁぁ!!??」


上条(っく!!?こんな時にフィアンマが来るなんて・・・想定外すぎんだろ!)


上条「・・・何しにきやがった?リベンジか?」ギロッ


フィアンマ「落ち着け、上条当麻。学園都市に用事があってな。ついでにお前の顔を見にきたわけだ」


上条「・・・なぬっ?」


フィアンマ「なに、ローマ正教はお前のことも学園都市ももう狙わん。俺様が断言してるんだ。安心しろ」


上条(・・・お前に言われても安心できねぇよ)


上条「ってかよ、勝手に人の家に上がるなっつーの・・・イタリア人は常識ないんですか?」


フィアンマ「お前の帰りが遅いのでね、家の前で1分待ったが立ってるのが疲れたのでな。先に上がらせて待っていたわけだ」


上条「1分だけかよ!?」


フィアンマ「小さい事は気にするな。しかし腹が減ったな。おい、何か俺様にご馳走しろ」


上条(こいつと話すの風紀委員より疲れる・・・)


上条「へいへい、和食だけどいいか?」


フィアンマ「問題ない。俺様に好き嫌いはないからな」


上条「じゃあー15分位で作るから待っててくれ」


フィアンマ「うむ。いいだろう」


上条(コイツ・・・前から思ってたけどいちいち偉そうだ・・・)



~15分後~



フィアンマ「・・・うむ。これが納豆か。なかなかいいじゃないか」モグモグ


上条「まっ、口に合ってよかったぜ」


上条「ってか、よく学園都市に入れたな~。まっ、神の右席からすれば簡単なことか」


フィアンマ「俺はもう神の右席ではない」


上条「え?」


フィアンマ「ローマ正教も一時的だが脱退した。今はただの一人の人間、フィアンマだ」


上条「・・・やっぱこの前の出来事の責任でも取らされたのか?」


フィアンマ「まー処分もあったがな。神の右席を外される程ではない。俺様の意思だ」


上条「なんでまた?」


フィアンマ「お前に言われたからだ」


上条「ふぇ?」


フィアンマ「俺様をコンテナに逃がす際に『ならこれからたくさん確かめてみろよ』と言っただろうが」


上条「あぁ」


フィアンマ「俺様は自分のこの目で色んな世界を見たくなってな。時間をかけて世界中を渡り歩くつもりだ」


上条「・・・そうか。次は何処行くんだ?」


フィアンマ「・・・宮崎だ」


上条「同じ日本かよ!?しかも何で宮崎?」


フィアンマ「ニュースで見たが今色々と大変みたいなんでな。募金ついでに現地の状況を生で見たくてな」


上条「はぁぁ・・・」


フィアンマ「・・・ではそろそろ行くとするか。美味しかったぞ、上条当麻」


上条「もう行くのか」


フィアンマ「俺様は1日でも無駄にしない主義なんでな」


上条「頑張れよ」


フィアンマ「愚問だ。そうそう俺様からお前に渡すものがある」


上条「ん?」


フィアンマ「アレイスターに貰ったものなんだが旅の邪魔になるからな」



そう言うと、元ローマ正教最強の男は上条に大きな袋を渡した。



上条(・・・ポン太くんの1/10サイズのぬいぐるみだとっ!?)


フィアンマ「お前にやる。ありがたく思え」


上条「(正直そこまでいらないんだが・・・)あー、ありがたく貰っとくぜ」



ガチャ



フィアンマ「ではさらばだ上条当麻。2度と会うこともないだろう」


上条「」


上条(行ったか・・・)


上条「さて風呂の準備するかな」


上条(しかし今日は意外な奴に会ったな・・・フィアンマ・・・)


上条(あの時あいつを助けたのは間違いじゃなかったんだよな・・・)



~2時間後~



ピンポーン



上条(・・・誰だよ、こんな夜遅くに・・・)




ガチャ



上条「はーい、どなたー?」


フィアンマ「」


上条「」


フィアンマ「予約したホテルの場所がわからん。俺様をホテルまで案内しろ、上条当麻」


上条「」



~翌日 木曜 第7学区~



グループと垣根はいつものようにパトロールをしていた。



垣根「・・・眠い」


上条「なんだ、寝不足か?」


垣根「まぁな」


青ピ「ボクも3時までモンハンやってて寝不足やぁ」


海原「睡眠はしっかり取らないと駄目ですよ」


青ピ「海原君は規則正しい生活送ってそうやもんね」


海原「まー、自分はそこそこ気をつけてますね」


土御門「しかし1時間パトロールしてるが、今日は平和ぜよ」


上条「こんまま何も起きなければいいだけどな」



ヒトミニウツス~♪ ミライニタッテ~♪


土御門「ぬ、第一七七支部から連絡ぜよ」


土御門「・・・もしもし土御門だ」


初春「っあ、土御門さん」


土御門「初春さん、どうしたぜよ?」


初春「山王銀行で強盗事件発生です。至急グループの皆さんと垣根さんで現場に向かってください」


土御門「・・・了解だ。犯人の数は?」


初春「3人です。また新たな情報入り次第、即連絡します」


土御門「すぐ向かう」プチッ


土御門「山王銀行で強盗事件が発生だ。青髪ピアス」


青ピ「了解や」


そう言うと、青髪ピアスは両耳につけているピアスを外しコンタクトレンズを扱うかのようにピアスを丁寧にケースにしまった。


垣根「やっと事件発生したかぁ」ニヤリ


海原「垣根さん、不謹慎ですよ」


土御門「上やん、俺達は青髪ピアスの瞬間移動で現場まで行くから上やんは走ってきてくれ。それまで俺が作戦を立てておく」


上条「わかった」


青ピ「悪いね、上やん。さすがにこのボクでも幻想殺しには勝てないみたいや」


上条「気にすんな。山王銀行なら走って5分で行ける。じゃあーあとでな!」ダダダッ


青ピ「じゃあー皆ボクに触れてや。触れなくてもまとめて瞬間移動出来るけど触れてもらってた方が楽やねん」


土海垣「ん」


青ピ「いくで」




ヒュン




~ 山王銀行 ~




ヒュン





じゃじゃ馬「なんだ!?人が急に現れたぞ??」


海原「風紀委員です!皆さん危険ですので後ろに下がって下さい!!」


青ピ「近くにいたら危ないでぇ~」


垣根「オラッ!!さっさと下がりやがれぇぇ!!ぶっ[ピーーー]ぞぉぉ!!」


土御門(さてと・・・どうするか)


ヒトミニウツス~♪ ミライニタッテ~♪



土御門「土御門だ」


初春「土御門さん、お待たせ致しました」


土御門「情報は入ったのか?」


初春「はい、犯人のうち二人が無能力者、一人がレベル3の発火能力を持っています」


初春「銀行員、客達はまとめて一箇所に固められており3人共銃を所持しています」


土御門「(・・・一人能力者がいるのか)了解した」


固法「初春さん、電話変わってくれる?」


初春「あ、はい」


固法「土御門君?」


土御門「固法さん、どうしたぜよ」


固法「・・・貴方達なら大丈夫だと思うけど、まずは人質の保護が第一だからね」


土御門「心得てるぜい」


固法「・・・じゃあーよろしく頼むわね。アイテムは山王銀行まで遠い距離にいるしアンチスキルも到着までまだ時間がかかるみたいだから」


土御門「5人いれば十分ぜよ」


固法「頼りにしてるわよ」プチッ


固法「ふぅ・・・」


黒子「・・・しかし新人さんだけでいいんですの?」


固法「あの5人なら大丈夫よ」


黒子「何なら私も・・・」


固法「白井さんは溜まってる報告書を仕上げないとね」ジロッ


黒子「・・・・っうぐ!?了解ですの・・・」


固法「ちなみに明日まで全部仕上げないと歓迎会不参加だから頑張ってね?」ニコッ


黒子(鬼ですの・・・)グスッ


滝壺「大丈夫。私は報告書の提出期限に追い詰められて涙目のしらいを応援する」


~山王銀行前~



上条「わりぃぃ!待たせた!!!」ゼェゼェ


青ピ「お疲れ上やん、犯人捕まえる前に息切れしてるやん」


垣根「体力ねぇーなぁ」


上条「うるせぇ!全速力で走ってきたんだよ!」


土御門「・・・よし、皆聞いてくれ」


ゴニョゴニョ ゴニョゴニョ



土御門「・・・・・・・ってなわけで行くぜよ!」


一同「おう!(かしこまりました)」






ヒュン




~山王銀行内~


強盗A「おらぁぁ!!早く金詰め込めよぉぉ!!!」


銀行員「す、すいませぇぇん」アセアセ


強盗B,C「お前ら余計なことすんじゃねーぞぉ?怪しい行動したら即撃つからなぁ」


人質「ひぃぃいいぃぃ!!」ブルブル





ヒュン




強盗A「あン?」


強盗B,C「!!!??」


強盗A「てめぇら、どこから入ってきやがったぁ!!?何者だ!!?」


垣根「けっ、俺達は・・・」







青ピ「かすかべ防衛隊や!!!!!」キリッ







土海垣「」


強盗A,B,C「」


人質「」







土御門「お前は何を言ってるぜよ!!!」ドスッ


青ピ「ふごぉぉぉ!!?何するんや?マサオくん!」


土御門「誰がマサオにゃー!!」ドスッ ドスッ


海原「全く青髪ピアスさんには緊張感が足りませんね・・・」ゲシゲシ


青ピ「風間君もやめてやぁぁああ!!」


海原「自分はマザコンではありませんよ」ゲシゲシ


垣根「っち、しょうがねぇ・・・」


垣根「おい、犯人共やり直すからもう一度言え」


強盗A,B,C「・・・・は?」


垣根「だぁかぁらぁ~!もう一度『てめぇら、どこから入ってきやがったぁ!!?何者だ!!?』言えってんだよ」


強盗A,B,C「」


土御門(・・・こいつら俺の手には負えんぜよ)


強盗A「ふざけてんじゃねぇぇぞ!!?」


垣根「別にふざけてなんかねぇよ・・・いいから早く言えよぉ」ギロッ


強盗A,B,C(・・・何この人怖い)


強盗A「――――っち、しょうがねぇぇなぁ、一度きりだぞ!?」


海原(やってくれるんですかっ!?)


強盗A「てめぇら、どこから入ってきやがったぁ!!?何者だ!!?」






垣根「ジャッジメントだぁ!大人しく拘束されやがれぇぇ!」



今日はここまでです!


次は新生グループ+垣根 VS 銀行強盗です!


次は3/1(火)つまり明日投下しますですの。

すいません、飯食って寝てしまいました!


そんな牛になった>>1が投下します!





強盗A「はん?おまえら立場わかってねーみたいだな」


強盗B「こっちには人質がいるしも銃もあるんだぜ?」



シュッ



土御門「・・・銃?どこにあるんだにゃー?」ニヤリ 


強盗A「・・・は?」


強盗C「あんだとぉぉ!!?銃がこけしに変わってやがるぅぅぅぅぅ!!!??」


強盗B「こっちぃは道路標識だぁぁぁああ!!??」


垣根「はっん!こけしに道路標識で銀行強盗とはやるじゃねぇのぉ?」ニヤ


強盗A「――――ッ!?銃はどこいったんだぁぁ!?」


青ピ「銃?銃ならボクが持ってるでぇ?」ガチャ


強盗A「・・・てめぇ・・・いつのまに・・・」


青ピ「ボクの能力ならわけないでぇ。これは後で売らせて貰うで」


海原「売っては駄目ですからね」


青ピ「冗談やん・・・海原君ったらイ・ケ・ズ♪」クネクネ


海原(・・・トラウィスカルパンテクウトリの槍で青髪ピアスさんを)スッ


強盗B「このやろぉぉぉぉおお!!!」



ヒュン



青ピ「おっと、危ない。ボクに突っ込んできていいのは可愛い女の子だけや?」


強盗C「くそがぁぁぁああ!!」


海原「やれやれ・・・」ドスッ


強盗C「ぐがぁぁっ!?」バタリ


海原「おや一発でのびてしまいましたか・・・」

強盗B「っち!?」


土御門「ボディーがお留守だぜぃ?」


強盗B「っへ?」ボクシ


強盗B「がぁはぁっ!!?」バタン


強盗A「―――――っく!?」


強盗A(・・・何なんだ・・・こいつら・・・)


強盗A「・・・俺の計画が・・・銀行強盗した金で一生ニートで遊んで暮らすという2ちゃんねらー歴5年の俺の夢が・・・畜生・・・」


強盗A「ちくしょぉぉぉう!!こうなったら人質まとめて全員焼き払ってやるよぉぉぉ!!」


レベル3の能力者がそう言い放つと、突如炎の塊が現れ人質達に襲い掛かった。


人質「うわぁぁああぁぁ!!」


土御門「・・・・・・・・・・・・・上やん!!!」


上条「・・・・・おう!!」





その時、固まっていた人質の中からツンツン頭の少年が集団から飛び出し、強盗に向かい右手を突き出した。





パァァン




そして人質達を襲い掛かった炎の固まりは上条の右手に触れた瞬間、当たり前のように消滅した。


強盗A「―――――なぁ!?俺の炎がかき消されたっ!!??」




~ 今から3分前 ~



上条(裏口・・・裏口・・・)



土御門『上やん、お前は裏口から入って人質に紛れていろ』


上条『あ?何でだよ』


土御門『犯人の中に発火能力者がいるのはさっき言っただろう?』


上条『ああ』


土御門『あくまで俺の経験談だが何もかも手段がなくなり追い詰められた奴は何をしでかすかわからん・・・』


上条『ようは悟飯に追い詰められたセルが地球ごと破壊しようと自爆したりするみたいな状況のことだな?』


土御門『・・・例えが極端すぎるが・・・まー平たく言えばその通りだにゃー』


土御門『つまり最悪、俺達が犯人を追い詰めた場合、人質を巻き込もうとするかもしれん・・・』


土御門『そこで上やんの幻想殺しだ。銃は青髪ピアスが回収するから心配ないがもし犯人の能力者が暴走し人質に牙を向けた場合はその右手で人質を守って欲しいんだにゃー』


土御門『垣根の白い翼で守るのもありだがあれは完全にかき消すわけじゃないからな。人質が無事でも建物などに被害が及ぶ可能性もある』


土御門『もちろんあくまで俺の予測だ。外れるかもしれんが万が一にこしたことはないだろ?』






上条(ったくよ~、相変わらず予想がドンピシャだぜ!)



強盗A「っそんな馬鹿なっ!!?俺の炎がいとも簡単に打ち消されるなんて・・・」フラフラ


上条「てめぇ・・・自分の欲望の為に関係のない人達まで巻き添えにするなんてよ」


上条「これ以上この人達に手を出すってんなら・・・」


強盗A「」ビクッ


上条「まずはそのふざけた幻想をぶち「おらぁぁああ!!」


強盗A「っっがはぁぁァァ!!!?」ドサッ


学園都市第2位の右拳が、レベル3の発火能力者の頬に放たれた。


垣根「・・・てめぇには未元物質使うまでもねぇ。俺の素敵☆パンチで十分だ」


上条「・・・あっ」


上条「」シュン


土御門(上やん・・・そげぶできなかったにゃー)


青ピ(・・・ドントマイムや)ニヤニヤ


海原(・・・おいしいところ持ってかれてしまいましたね)クスクス






強盗A,B,C「」チーン





青ピ「っさてと、ほなボクはこの3人連れてアンチスキル本部行って身柄渡してくるでぇ」


土御門「頼んだぜい」


海原「ガソリン代勿体ないですしね」


垣根「地球にも優しい風紀委員」


上条「」





青ピ「ほないってくるさかい」



ヒュン




土御門「っさてと、人質保護するぜよ」


海原「はい」


上条「おう・・・」


垣根「っあ、俺銀行来たからちょっとお金下ろしてくるわ」


上土海「」


土御門(・・・・本当こいつは自由ぜよ)





垣根「っんだよ!?1回20万までしか下ろせないのかよっ!!面倒くせぇなぁ」



~アンチスキル 本部~



アンチスキルA「そういえば山王銀行の強盗事件どうなってる?」


アンチスキルB「第一七七支部の風紀委員が向かったそうですが・・・」



ヒュン



アンチスキルA,B「!!??」



青ピ「山王銀行の強盗犯3人お連れしましたぁ~」


アンチスキルA,B「」


青ピ「ほな、ここに置いていくんであとよろしゅ~」




ヒュン



アンチスキルA,B「・・・・・・・・・・・・え?」


強盗A,B,C「」



~30分後 第一七七支部~



無事、強盗犯を拘束した上条達は第一七七支部に戻っていた。



固法「皆お疲れ様!!」


土御門「楽勝だぜぃ」


海原「ありがとうございます」


垣根「弱すぎて話にならなかった」


青ピ「固法さぁぁん、もっと褒めてやぁぁぁ!!」


固法「青髪君はスルーするとして・・・あれだけの事件で負傷者0は立派よ」


青ピ(放置プレイ!?固法さんレベル高いわぁぁ!!)


土御門「固法さんからの指示を守っただけにゃー。それに負傷者0は上やんの幻想殺しのおかげだぜぃ!」


上条「んなことねーって。全員の力だろ」




麦野「ったく、こっちが万引き犯捕まえてる間あっちは銀行強盗事件かよ・・・」


絹旗「私もあっちに参加したかったです」


フレンダ「たかが315円のものを万引きしないで欲しい訳よ!」


浜面(・・・以前、105円のもの万引きしたなんて言えねぇぇぇ!!!)



垣根「はんっ!あのアイテムが万引き犯と追いかけっことはご苦労なこった」


麦野「はぁ!!?」


垣根「まっ、元々お前らにはそういう仕事の方が向いてたわけだな」ニヤニヤ


麦野「」プッチーーーーン


麦野「垣根・・・ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」


垣根「やめとけ、俺に無駄な血流させんな」


麦野「てめぇぇ!!」


固法「はいはい!!2人ともそこまで!」ゲンコツ


麦垣「っ痛!!?」


固法「垣根君はいちいち挑発しないの!麦野さんも反応しないでスルーしなさい!まったく・・・」


麦垣「すいません・・・」


絹旗(・・・・第2位と第4位を黙らせるとは固法さん、超凄いです)


絹旗(それにあの胸・・・)


絹旗(私もいつかあんな風に大きくなれるんでしょうか・・・・)


黒子「絹旗さん、どうかしましたの?」


絹旗(白井さんには・・・・勝ってますね・・・)ジー


黒子「絹旗さん?」


絹旗「っえ!?なっ、何でもないです!!」アセアセ


黒子「おかしな絹旗さんですの」


滝壺(・・・きぬはた・・・可愛い・・・)


固法「さてとじゃあー、今日はこれで解散しましょうか」


一同「はーい」


固法「それとグループ、スクール、アイテムの皆は明日お休みでいいわよ」


一同「え?」


固法「本当は今週は月~金の出勤だったんだけど慣れない仕事で疲れてるだろうし明日はアンチスキルが多めにパトロールしてくれるから」


固法「だから明日は学校終わったらゆっくり休んでね」ニコッ


一同「ありがとうございまーす!」


アイテム、海原、垣根(学校行ってねぇ・・・・・)


固法「それと前に言ってた歓迎会なんだけど今週土曜に『エリーゼのゆううつ(通称:エッちゃん)』で開催することになりました」


一同「おー!」パチパチ


固法「当初は金曜の予定だったんだけどやっぱ平日ということもあり予定合わない人も多かったからね」


固法「集合は18時半だから皆遅れないようにね」


一同「はーい」


固法「じゃあー皆さんお疲れ様でした」


一同「お疲れ様でーす」


固法「あっ、そうそう土御門君」


土御門「にゃー?」


固法「今日の強盗事件の報告書、明日までに提出よろしくね」


土御門「何故俺が!!?」


固法「だって貴方グループのリーダーでしょ?」


土御門「・・・わかったぜよ(明日の休みが・・・)」


固法「あっ、そうそう、白井さんと一緒で報告書を期限まで提出できなかったら歓迎会参加は禁止だからね」ニコッ


土御門「不幸だぁぁぁあああ!!!!」


黒子(仲間がいてよかったですの・・・)



こうして新生グループ+垣根帝督の風紀委員としての初めての大事件は無事解決したのだった。


本日はここまでですの!


次は3/3(木)に投下予定です。


次回からはグループ、アイテム、スクールのメンバーの金曜か土曜のどちらかの1日を描いたとある1日SSっていうのを投下します。


決してタイトルはアマガミSSをパクったわけではありません。


では皆さん、いい夢を


今日は一段と寒かったですね。


投下します。


とある一日SS



滝壺理后と海原光貴のとある一日


~金曜 第一七七支部~


海原(・・・さて休みと言われましたがやることもないので来てしまいました)


海原(まだ14時ですし誰もいないでしょうね)



ガチャン



海原「おや?」


滝壺「あ、うなばらだ」


海原「滝壺さん、休みなのにどうしたんですか?」


滝壺「そういううなばらこそ」


海原「ははは、急に休み頂いたのはいいものも自分やることがありませんで」


滝壺「そうなんだ」


海原「滝壺さんは?」


滝壺「わたしは、残ってた書類の整理」


海原「おやおや、偉いですね。感心しました」


滝壺「えへへ」


海原「自分も手伝いますよ」


滝壺「いいの?」


海原「はい。1人でやるより2人でやる方が早く終わりますしね。それに現場に出るだけが風紀委員の仕事じゃありませんから」


滝壺「ありがとう。じゃあーそっちの書類お願い」


海原「かしこまりました」





~1時間半後~



滝壺「終わった」


海原「こっちも今完了しました」


滝壺「思ったより随分早く終わった。うなばら、ありがとう」


海原「いえいえ、仲間なんですから当然のことをしたまでですよ」ニッコリ

滝壺(・・・・・・・仲間)


海原「さて飲み物でも入れますか。お茶とコーヒーどちらがいいですか?」


滝壺「コーヒー」


海原「かしこまりました」





海原「はい、どうぞ」


滝壺「ありがとう」ズズ


滝壺「・・・あったかい」


海原「入れたてですからね」


滝壺「・・・違うよ、コーヒーのことじゃない」


海原「え?」


滝壺「さっきうなばらは、わたしのこと仲間って言ってくれたよね?」


海原「はい」


滝壺「それを聞いて凄い嬉しかった」


滝壺「わたしは置き去りで家族もいなくて、仲間と呼べるものもアイテムの皆しかいなかった」


滝壺「暗部にいたのもアイテムが暗部のチームでそこしか居場所がなかったから暗部にいただけ」


海原「」


滝壺「だから今は新しい仲間や居場所が出来て凄い嬉しい」


海原「・・・滝壺さん」


滝壺「これからもわたしの仲間でいてくれる?」


海原「当たり前じゃないですか。自分だけじゃなくグループ、垣根さん、固法さん、白井さん、初春さんもずっと仲間でいますよ」ニコッ


滝壺「・・・・・ありがとう」グスッ


海原(・・・泣いてるっ!!?・・・こ、こ、これはどう対処すればいいのでしょうか・・・)オロオロ


海原(・・・・・よし!)


海原「」ナデナデ


滝壺「!?」


海原「すいません、自分こういう時どう接すればいいかわかりませんので・・・」苦笑


滝壺「ううん、ありがとう」


海原「・・・しかし、この光景を浜面さんに見られてたら誤解されてしまいますかね?」


滝壺「大丈夫。はまづらはそんな器が小さい男じゃないよ」


海原「おやおや、泣いたと思ったら次はのろけ話ですか」ニッコリ


滝壺「」ムー


海原「冗談ですよ」クスッ




ガチャ



海原「おや、誰か来ましたよ」



滝壺理后。過去、学園都市第8位に最も近づいた大能力者は自身が望んでいた未来を手に入れつつあった。


短いですが今回はここまで。


また後で投下します。


次は絹旗とフレンダのとある1日です。


ではまた投下します!



フレンダと絹旗最愛のとある一日



~フレンダ宅~


フレンダ「結局かなり暇ってわけよ」


絹旗「ですね。フレンダの家って遊ぶものなにもないですしね」


フレンダ「遊びにきといてその言い草はないってわけよ」


絹旗「映画でも見ますか?」


フレンダ「ごめん、私C級やB級映画興味ないから・・・」


絹旗「・・・人生の半分は損してますね」


フレンダ「そしたら世界の大変の人間が人生半分損してることになるわよ」


絹旗「そういえば上条さんとこの前食事行ったんですよね?どうでした?」


フレンダ「ふにゃ!?っ何急にそんな質問してくるのよっ!?」


絹旗「それは仲間としてフレンダの恋愛を応援しようと」ニヤニヤ


フレンダ「とても人の恋愛を応援する目には見えないんだけど・・・」


絹旗「とりあえずご飯行っただけなんですか?」


フレンダ「そうよ。後は家まで送ってもらったわ」


絹旗「上げさせたんですか?」


フレンダ「・・・迷ったけどそのままさよならしたわよ」


絹旗「意外ですね。フレンダならそのまま上条さんを家に上げて最後までいくのかと思いましたよ」


フレンダ「どんだけ私、肉食に思われてるのよ・・・」


フレンダ「まだ1回目の食事だったし、ちゃんとしたデートもしてないしいきなり家に上げさせるのもね・・・」


絹旗「なるほど。徐々に追い詰めて上条さんを自分のものにしていく作戦ですね」


フレンダ「その言い方、いやらしいからやめて欲しいんだけど・・・」


フレンダ「ってか絹旗は好きな人とかいないわけ?」


絹旗「私ですか?私はいませんよ。今のところ恋愛に興味もありません」


フレンダ「やっぱり絹旗はお子様ね」ニヤ


絹旗「お子様は超関係ないです!」ムー


フレンダ「せっかく暗部抜け出せたんだし好きなことしないと損するよ?」


絹旗「好きなことなら毎日してますよ。映画見たり映画見たり映画みたり」


フレンダ「結局映画しか見てないってわけよ・・・」



そんなこんなでフレンダと絹旗の1日は続くのであった。


超短いですが本日はここまでですの。


明日はていとくんのとある1日投下します。


ていとくにんフラグがたちます。お相手は・・・


あ、次回は3/4(金)に投下します。

書き忘れました・・・

>>263
それって今日…

新約まで1週間きったぁぁぁああああ!!!


皆さんコメントありがとうございます

>>265
シャラーップ!


投下します


垣根帝督のとある一日



~金曜 15時~



垣根(・・・あん?もう15時かよ)ムクッ


垣根(そろそろ起きるか)


垣根「今日は風紀委員もねえから暇だな」


垣根「とりあえず着替えるか」


~10分後~



垣根「さて・・・やることないし白井からかいに第一七七支部でも行くか~」



~第7学区 30分後~



垣根は第7学区を一人歩いていた。



垣根(はぁ~、せっかく行ったのに海原と滝壺がいい感じで入りづらくて引き返しちまったよ・・・)


垣根(・・・しかし面白いもん見ちまったな。あいつら三角関係なのか?)ニヤニヤ


垣根(そろそろ上条達も下校する時間だろうから見つけて遊びにでも誘うか)




不良A「ねぇ?俺達と一緒に遊び行こうよぉぉ?」


不良B「そうそう、楽しいぜぇ?いつ帰れるかわからないけどぉ。ひゃはははっ」


「興味ないんでどいてくれないかしら?」


「」




垣根「あん?」






不良B「いいじゃんいいじゃん」グイッ


「ちょっ!?離してよっ!」


不良A「ってか君いい体してるよねぇぇ?」ムニュ


「―――――っ!!?」


「何すんのよっ!!」ドガッ


不良A「ぐがぁぁぁっ!!?」


不良B「このアマぁぁぁあ!調子に乗るんじゃねぇぇぞ!」ゲシッ


「っ痛!?」


(!?・・・こうなったら魔法のステッキで。)


不良A「この女ぁぁ、可愛いからって下手にでてりゃ調子乗りやがってよぉぉ」




垣根「そこまでだ」グイッ


「――――っ!?」



不良A「あんだぁぁ!?てめぇぇは?離しやがれ」


垣根「はっ?この状況で素直にはい、わかりましたって離す馬鹿がいると思ってんのか?」



そう言い放つと、不良の右腕は垣根の右手にどんどん強く握られていく。



不良A「ぐがぁぁぁ!!?腕がぁぁああ!!」ミシミシ


垣根「離して欲しければ今すぐこの場から立ち去れ!わかったかぁ?」


不良A「―――ッ!?・・・わかった・・・わかったから・・・」


垣根「っけ!」


不良A「あんだぁぁ!?てめぇぇは?離しやがれ」


垣根「はっ?この状況で素直にはい、わかりましたって離す馬鹿がいると思ってんのか?」



そう言い放つと、不良の右腕は垣根の右手にどんどん強く握りしめられていく。



不良A「ぐがぁぁぁ!!?腕がぁぁああ!!」ミシミシ


垣根「離して欲しければ今すぐこの場から立ち去れ!わかったかぁ?」


不良A「―――ッ!?・・・わかった・・・わかったから・・・」


垣根「っけ!」


不良の右腕がようやく解放される。彼の右腕にはくっきり握りしめられた跡が残っていた。



不良A「・・・畜生・・・覚えてやがれぇぇえええ!!」ダダダッ


不良B「おい!!?ちょっと待てよ!!」ダダダッ


垣根「おいおい、いまだにあんな台詞言う三下がいるのかよ」


(魔法のステッキの出番はなし。)


垣根「おい、大丈夫か?」


吹寄「えぇ・・・ありがとう・・・助かったわ」


姫神「ありがとう。」


垣根(・・・人助けしたのはいいがありがとうっと素直に言われるのはまだ慣れねぇな)


垣根「ところでよぉ、その制服武里高校か?」


吹寄「・・・そうだけど?」


垣根「上条って奴探してるんだけど知らねぇか?」


姫神「上条って。上条当麻君のこと?」


垣根「そうだ。知ってるのか?」


姫神「知ってるも何も。彼はクラスメイト。」


垣根「ってことは土御門と青髪ピアスも同じクラスか!?」


吹寄「そうだけど・・・貴方、上条当麻達に用があるの?」


垣根「まぁな。暇だから遊びに誘いにきたんだが・・・」


吹寄「・・・残念ながら土御門はすぐ帰ったし、上条当麻と青髪ピアスは補習中よ」


垣根「っげ!?マジかよ・・・」


姫神「彼らは。補習の常連だから。」


垣根「っち、ここまで来た意味ねぇなぁ・・・」


吹寄「それは残念だったわね・・・ッ痛!?」


垣姫「!!?」


姫神「吹寄さん足見せて。」


姫神「――――――蹴られた箇所が腫れてる。」


垣根「一度病院で見てもらったほうがいいな」


姫神「うん。私ついてくから。一緒に病院行こう。」


吹寄「でも今日はスーパーでタイムセールが・・・」


垣根「おいおい!!?タイムセールなんかより自分の体大事にしやがれってんだ」


垣根はそう言うと、吹寄の体を抱きかかえた。


吹寄「っなっなっなっな!!????」


吹寄「はっ、離しなさいっ!!!!」バタバタ


姫神(お姫様抱っこ。大胆。)


垣根「しょうがねぇだろうがぁ。こうしてないと落ちるかもしんねぇしよぉ」


吹寄「落ちる?」




その時、突如として大きな白い翼が彼女達の前に現れた。



吹姫「!!??」


垣根「んじゃー、俺はこいつ病院に連れてくからよ」バサァ


姫神「・・・・・・・・貴方。天使?」


垣根「・・・どっちかと言うと堕天使だ」


垣根「行くぞ。しっかり捕まってろ」


吹寄「え?」



ドーーーン



吹寄「ひゃっ!?」


吹寄「そ、そ、そ、空飛んでる!?」


垣根「見りゃーわかんだろうがぁ。落ちねぇようにしっかり捕まってろ」




そう言い放つと垣根は更に上昇する。




吹寄「・・・その翼は何?」


垣根「あん?これは俺の能力の未元物質だ」


吹寄「未元物質?」


垣根「おう。俺の能力はこの世に存在しない物質を生み出す」


吹寄「じゃあーこの白い翼も未元物質ってもので出来てるってこと?」


垣根「その通りだ」


吹寄「未元物質なんて聞いたことない能力ね・・・」


垣根「そりゃーそうだろうが。俺しか使えないんだからよ」


吹寄「っえ!?ってことは貴方、高能力者?」


垣根「学園都市第2位の垣根帝督だ」


吹寄「第2位!!!??」


垣根「驚いたかぁ?」


吹寄「まー、そりゃあーねぇ・・・」


垣根「まー能力の話はどうでもいい。病院行くならあそこの病院が一番だろ」


吹寄「あそこの病院って?」


垣根「カエル顔の医者がいるところだ」


吹寄「・・・・あー、あそこね」


垣根「あんだ、知ってるのかよ?」


吹寄「以前、大覇星祭で倒れてしまってね。その時にお世話になったのよ」


垣根「はん。お前栄養がその胸ばっかりいってるから体弱いんじゃねーの?」


吹寄「――――っな!!?////」


吹寄「うるさいわね!!セクハラよ!!セ・ク・ハ・ラ!!」バタバタ


垣根「っお、おい!!暴れんじゃねーよぉ!!危ねぇだろうがぁ!?」


吹寄「貴方が変なこと言うからでしょう!!」プイッ


垣根「俺は事実を言ったまでだろうが」


吹寄「言っておくけど私は体は丈夫な方よ!学校だって1日も休んだことないんだから!」


垣根「はいはい。それは凄いですね・・・」


吹寄「ちゃんと私の話を聞きなさい!!!」ツネッ


垣根「っいたたたた!!?耳つねるなっ!!」


吹寄「じゃあー私の話をちゃんと聞いてくれるわね!?」


垣根「聞くっ!!聞くから離しやがれ!」


吹寄「ならいいわよ」


垣根「超いてぇぇぇ・・・」


垣根「ったくよぉ・・・学園都市第2位の俺にこんなことするのお前くらいだぞ・・・」


吹寄「っふん!!第2位とか関係ないわよっ!!」


垣根(・・・この女、気強すぎだろ・・・)



~5分後~



垣根「病院見えてきたな」


吹寄「まさかこんなに早くつくなんて」


垣根「俺の未元物質に常識は通用しねぇ」キリッ


吹寄「何、その台詞。ださいわよ」クスクス


垣根「うるせぇ!!」


吹寄「ってかどこ行くのよ?入り口はあっちよ」


垣根「はぁ?いちいち入り口から入るの面倒くせぇだろうがぁ・・・」


吹寄「貴方、まさか・・・」



~ 診察室 ~



冥土「ふぅ~。今日は急患もあの少年も運ばれてこないし平和だね」


冥土「さて、あの妹達の調整の下準備でもするかな」



トントン



冥土「ん?」



トントン



垣根「おーい、開けてくれー」


吹寄「」


冥土「」



~ 5分後 ~




冥土「しかし長い間医者をやってるけどね、3階の窓から入ってくる患者さんなんか初めてだよ」


吹寄「・・・すいません」


垣根「いい経験したじゃねーかぁ」


垣根「ところで先生よ~、足の方はどうなんだ?」


冥土「うん、骨に異常はないね。腫れも少し経てば引くだろう。ただ2日間は安静にしてて欲しいね」


吹寄「ありがとうございました」ペコリ


冥土「何か異変を感じたらすぐ来るんだよ」


吹寄「はい」


垣根「んじゃー帰るか。家まで送ってやる」


吹寄「帰りは一人で帰るからいいわよ」


垣根「うるせぇ。俺が送るって決めたんだから送るんだよ!!」


吹寄「全く・・・何なのよ・・・それ」


冥土「随分頼りになる彼氏だね」


吹寄「(っか、か、か、彼氏!!?)誰がこんなのとぉぉぉ!!!」


垣根「おいおい、そんな全力で否定しなくてもいいじゃねーか」


垣根「ほらいくぞ」


吹寄「うぅぅぅ・・・///」


そう言うと、垣根は吹寄を抱きかかえ自分が入ってきた窓へ向かう。


吹寄(やっぱりこんな姿・・・人に見られるの恥ずかしいわよっ!!)


垣根「あん?お前顔赤いぞ。風邪でも引いたかぁ?」


吹寄「いいからさっさと行きなさいっ!!」


垣根「急に怒んなよ・・・」


垣根「じゃあー先生ありがとな」


吹寄「ありがとうございました」ペコッ


冥土「気をつけて帰るんだよ」




垣根「おい、しっかり捕まってろよ」


吹寄「わかってるわよ!」ギュッ


垣根「おい、力入れすぎだろ」


吹寄「うるさい!さっさと飛びなさいっ!」





ばさっ、と垣根の背中から白い翼が現れた。
そして白い大きな翼をなびかせ垣根と吹寄は学園都市の空へと消えていった。





冥土「」


冥土「あっ!診察料・・・・・・」


冥土「まー、またあの少年が入院してきたら治療費上乗せしとけばいいよね」



~ 吹寄宅前 ~



垣根「ほら、着いたぜ」


吹寄「ありがとう」


垣根「明日から土日と2連休だろ?しっかり安静にしておけよな」


吹寄「言われなくても安静にするわよ!」


垣根「へいへい。じゃあー俺は行くから」


吹寄「ちょっと待ちなさい!」


垣根「あん?」


吹寄「借りを作りっぱなしなのは私のプライドが許さないわ」


垣根「別に借りなんか返さなくていいんだけど・・・」


吹寄「私のプライドが許さないって言ってるでしょ!!だから貴方の携帯番号教えなさい!」


垣根「なんで携番を?」


吹寄「借りを返すのに連絡が取れないと返しようがないでしょう」


吹寄「全く第2位なのにそのくらいわからないの?」


垣根「うぐっ!?」


吹寄「ほら、携帯貸しなさい」


垣根「はいはい」





垣根「じゃあー俺は帰るからな」


吹寄「うん。ありがとう。今度連絡するから」


垣根「期待しないで待っててやるよ」


吹寄「本当口悪いんだから・・・」


垣根「安心しろ、自覚はある。じゃあーな」バサァ



~ 吹寄宅 お風呂場 ~



吹寄(はぁ~・・・今日は大変な目にあったわ)


吹寄(変な奴に胸触れるし、怪我するし、初対面の人にお姫様抱っこされるし・・・)


吹寄(あんな姿・・・クラスメイトに見られたら恥ずかしくて学校いけないわっ!)


吹寄(・・・姫神さんには見られちゃったけどね)


吹寄「・・・・でも・・・・悪くはなかったかな」


吹寄「」ブクブク


吹寄(って何考えてんのよっ!!!あたしは!!!)



~ 垣根宅 ~




垣根(今日は面白い女に会ったな・・・)


垣根(学園都市第2位相手に分け隔てなく接してきやがる・・・)


垣根(・・・吹寄制理か)フッ


垣根(・・・そういえば仕事仲間以外で始めてだな)


垣根(・・・携帯番号交換するの)




学園都市230万人の頂点に立つ超能力者、序列第2位『未元物質』
彼と吹寄制理が繰り広げるドタバタ劇はもう少し先の話。


おー、丁度きりよく>>300で終わりました!


次は3/6(日)に投下予定です。


今度は麦のんのとある一日をお送りしますの。


>>272×
>>273○ です。よろしくお願いします。

>>278>>279の間です。


姫神「彼の言う通りだと思う。」


吹寄「・・・・そうね。貴方達の言う通りだわ」


姫神「肩貸して。その右足だと歩くの大変でしょう。」


垣根「」


垣根「・・・しょうがねぇ。俺が病院に連れてってやる」


吹寄「え!?」


すいません、ミスしまくりで・・・

コメントありがとうございます。

では今度こそ日曜に!

今週の一方さんに惚れ惚れしました


というわけで投下します!


麦野沈利のとある一日



~ セブンスミスト 土曜 ~



麦野「今日はあんまいい服見つけれなかったわね」


麦野「飯でも食って一旦帰ろうかしら・・・」


麦野「・・・・あれは?」



「2人で買い物とか久しぶりだよね?」


「そうですね。最近事件も多くて風紀委員の仕事ばかりでしたから・・・」


「その分、今日は1日たっぷり遊ぼうよ!」


「っはい!」



麦野「初春さん?」


初春「ふぇ?あれぇぇ、麦野さんじゃないですかぁぁ」


麦野「偶然ね。貴方も買い物?」


初春「はい!・・・あっ、こちらはクラスメイトの佐天涙子さんです!」


佐天「佐天涙子でーす!よろしくお願いしまーす」ニッコリ


初春「そしてこちらが今週から風紀委員に協力して頂いてる麦野沈利さんです!」


麦野「麦野よ。よろしくね、佐天さん」


佐天「」ジー


麦野「ん?」


初春「どうしたんですか、佐天さぁん?」


佐天「いやぁ、随分スタイルがいい美人さんだなーって思いまして」テヘヘ


麦野(――――――あぅっ!!!?)ズッキューン


麦野(・・・スタイルがいい美人さんだなんて・・・)


麦野(・・・それになんて屈託のない笑顔なのかしら)


麦野(いつもつるんでるあいつらとは大違いだわ・・・)


初春「麦野さぁぁん?」


麦野「――――――っは!?」


初春「大丈夫ですかぁ?具合でも悪いんですか??」


麦野「大丈夫よっ!!」アセアセ


佐天「麦野さんはもう買い物済んだんですかー?」


麦野「ええ。あっ、そうだ。私これから食事行くんだけど2人はもう食事済んだ?」


佐天「まだでーす!」


麦野「じゃあー私と一緒にランチしない?奢ってあげるわよ」ニコッ


佐天「本当ですかーー!?いきまーす!」


初春「ちょっ、佐天さん・・・図々しいですよ!!」


麦野「初春さん気にしなくていいのよ?」


佐天「ほらっ、初春。麦野さんもあー言ってくれてるし!」


初春「じゃあー、お言葉に甘えてぇぇ」エヘヘ


麦野(――――――うぁ!!?)ズッキューン


麦野(初春さんもなんて可愛らしい笑顔するのよ・・・)


佐天「麦野さーん?」


麦野「――――っは!じゃ、じゃあー行きましょうか」


初佐「はーい」



~ 15分後 パスタ屋 ~




麦野「どう美味しい?」


初春「はい!」


佐天「もうー最高です!!」


麦野「ならよかったわ」


初春「麦野さんはよく買い物しにくるんですかぁ?」


麦野「そうねぇ。ちょくちょく行くわね」


佐天「じゃあー、今度私も連れてって下さいよー」


麦野「もちろんいいわよ」


佐天「やったー!ありがとうございまーす」テニギル


麦野(―――――っはう!!)ズッキューン


初春「佐天さんだけずるいですぅ・・・」


佐天「だって初春は風紀委員の仕事があるし私一人暇な時間多いんだもーん」


初春「うぅぅぅ・・・」


麦野「まーまー、初春さんも都合が合えば3人でも行きましょう」


初春「っはい!ありがとうございますぅぅ!!」ニコッ


麦野(―――――ぐはっ!?)ズッキューン


麦野「・・・ちょっとお手洗いに行ってくるわ」


初佐「いってらっしゃーい」











麦野「―――――さて、飯も食い終えたことだしそろそろ出ましょうか」


初佐「はーい!ごちそうさまでした」


麦野「どうしたしまして」


~ 会計後 ~



麦野「じゃあー、私は家に帰るからまた今度ね。初春さんはまた今晩ね」


初春「はい!」


佐天「麦野さーん、メールしますねー!!」


麦野「ええ、待ってるわ」


佐天「それと・・・今日は何かお姉ちゃんが出来たみたいで楽しかったです!ありがとうございましたー」ペコリ


初春「確かに麦野さんお姉さんって感じですよねぇ。ありがとうございました」ペコリ


麦野(―――――がはっ!!!?)ズッキューン ズッキューン


麦野「・・・・2人共、気をつけてね」


初佐「はーい」フリフリ











麦野(お姉ちゃん・・・お姉ちゃんか・・・)


麦野「うふふ、うふふふふふふ」



麦野沈利。学園都市第4位の原子崩しは、こうして新たな属性に目覚めたのだった。




土御門元春のとある一日




~金曜 第一七七支部~




ガチャ




海原「おや、誰か来ましたよ」


滝壺(涙拭かないと)ゴシゴシ


土御門「ん?珍しい組み合わせだにゃー」


海原「お疲れ様です」


滝壺「こんにちは、つちみかど」


土御門(・・・ん?滝壺の目が少し赤いような?)


土御門「2人とも休みなのに何してるぜよ?」


滝壺「書類の整理。もう終わったけど」


海原「自分は予定もなかったのでついつい第一七七支部に来てしまいました」


土御門「休みに何も予定ないって寂しい奴だにゃー」


海原「これはこれは痛いところを突かれてしまいましたね」


滝壺「つちみかどは何しに来たの?」


土御門「昨日の事件の報告書の提出だぜい!今日中に提出しないと明日の歓迎会参加できないんだにゃー・・・」


海原「もう報告書完成したんですか?」


土御門「徹夜でやったぜよ・・・」


滝壺「頑張ったね、つちみかど」


土御門「慣れないことするのは思ったより疲れるにゃー」


滝壺「じゃあー、私はやる事終わったから帰るね」


海原「では自分が家までお送りしましょう」


滝壺「いいの?」


海原「ええ。最近は事件も多いですし何かあったら大変ですから」


滝壺「ありがとう。うなばら」


海原「いえいえ、仲間として当然のことですよ」ニコッ


滝壺(・・・仲間・・・いい響き)ニヘラ


滝壺「・・・書類整理手伝ってもらったお礼に帰りにマック奢る」


海原「いいんですか?」


滝壺「うん」


海原「ではお言葉に甘えさせて頂きます」


滝壺「じゃあー行こう」


海原「はい。では土御門さん、お先に失礼しますね」


滝壺「ばいばい、つちみかど」


土御門「気をつけて帰るんだぜい!」





ガシャン



>ジブン、チキンナゲットガスキデシテ
>ワタシハ、プチパンケーキ




土御門(一人っきりになっちまったぜい)



土御門(しかし・・・あいつらいつのまに仲良くなったんだ?)


~ 30分後 ~




土御門は一人、考え事をしていた。海原と滝壺の仲のこと、風紀委員のこと、そして魔術側のことを・・・




土御門(・・・第3次世界大戦が終わりローマ正教が上やんを狙うことはもうないだろう)


土御門(アレイスターもあの調子だ。学園都市側から魔術側に仕掛けることもないか)


土御門(・・・しかし、上やんの右手は魔術側にとって脅威の存在であることに変わりはしない)


土御門(幻想殺しを狙う魔術結社がこちらに攻めて来る可能性も否めん・・・)


土御門(・・・上やんには今まで事件に巻き込み、手助けしてもらってたからな)フッ


土御門「今度は俺が上やんの力になる番だな・・・」






「何が力になる番なの?」




土御門「にゃっ!!??」ビクッ


固法「お疲れ様。土御門君」


土御門「固法さんか・・・びっくりさせないで欲しいにゃー」


固法「ごめん、ごめん。何か凄い真剣な顔してたから中々声掛けづらくて」


土御門「別にいいぜよ。それにしても今日は皆来るの遅いぜい」


固法「そうね~。何か用事でもあるのかもね」


土御門「そういえば報告書できたんでお渡しするにゃー」


固法「あら、早いわね。ありがとう」


土御門「固法さんが今日期限と言ったんだぜい・・・」


固法「あら、そうだったからしら」クスッ


土御門(・・・この女)


固法「じゃあーこれは私がチェックして、アンチスキルに提出するからね」


土御門「よろしくお願いするぜい」


固法「何か飲み物入れるけどお茶とコーヒーどっちがいい?」


土御門「渋いお茶で」キリッ


固法「何よ、それ」クスッ


固法「じゃあー入れてくるから待っててね」


土御門「にゃー」




固法「はい、お待たせ」コトン


土御門「ありがとうございますにゃー」


固法「風紀委員の仕事はどう?少しは慣れた?」


土御門「まぁー、徐々には慣れてきたぜい」


固法「そう。でも本当助かったわ。皆が来てくれて」


土御門「そんなに大変だったのかにゃー?」


固法「まーね。元々人少ない上に能力者が起こした事件で怪我人も多数出たしね・・・」


土御門「まっ、少しでも力になれてるんなら嬉しいぜよ」


固法「少しどころじゃないわよ」クスッ


土御門「ところで・・・」


固法「ん?」


土御門「固法さんの能力って一体何ぜよ?」


固法「あら、言ってなかったかしら?」


土御門「」コクコク


固法「私はレベル3の透視能力よ」


土御門「透視能力!?」


固法「ええ」


土御門「ってことは俺の下着とかも見られてると・・・」


固法「そんなことに能力使わないわよっ!!」チョップ


土御門「にゃっ!?」


固法「・・・全く人を変態扱いしないでちょうだい!」プイッ


土御門(・・・意外に子供っぽい一面もあるんだにゃー・・・)


固法「まったく・・・」プンプン


土御門「・・・ごめんぜよ。お詫びに今日は休み頂いたけど仕事手伝うにゃー」


固法「ほんと?」


土御門「ほんとうだぜい」


固法「ありがとう。助かったわ」


固法「実はね・・・昨日皆に休みって言っちゃったけど一気に11人も休みにして人員薄くなって結構不安だったのよ・・・」


土御門「調子乗って全員に休みなんか与えるから痛い目見るんだにゃー」ニヤリ


固法「うぅぅ・・・」




ガチャ




黒子「お疲れ様ですの~」


初春「お疲れ様でーす!」



土御門元春。かつて陰陽術師として最高位に君臨した男は新たな決意を元に新生グループ、そして風紀委員として活動していくのであった。


本日はここまでです。


土御門のとある一日は滝壺と海原のとある一日と繋がってました。


多少卑猥な想像をして頂いても構いません。


また明日投下します!


明日は上条さん、青ピ、バニ面のとある一日です。

土御門「ってことは俺の下着とかも見られてると・・・」

固法「下着の中に決まってるじゃない、ばかっ///」

こういう妄想をして待っていろと

>>347
天才がいましたか・・・


では焼き鳥を食い終えたところで投下します!

上条当麻のとある一日




~ 上条宅 土曜 11:30 ~




上条(・・・たくっ!インデックスの奴深夜に電話してきやがって)




~ さかのぼること7時間前 ~




禁書『とうまー!聞いてる?』


上条『聞いてますよ』ムニャムニャ


禁書『アンジェレネったら酷いんだよっ!わたしのから揚げ2つも取ったんだからねっ!!』


上条『(・・・何故こんな深夜に食べ物の愚痴を長々と聞かなくてはいけないんだ・・・)』


禁書『まっ、お返しにアンジェレネのおやつ食っちゃったんだけどねっ!』



上条(――――――6時まで電話付き合ったおかげで寝不足だぜ・・・)


上条(お昼・・・金も余裕あるし外食でもするかな・・・)






ピンポーン





上条「はーい」




ガチャ




御坂妹「お久しぶりです、とミサカは1週間振りに会う貴方にご挨拶します」


上条「御坂妹か?久しぶりだな!元気にしてたか?」


御坂妹「はい。体調は万全です、とミサカは自分の体が順調なことを報告します」


上条「そりゃーよかった!ところでなんか俺に用か?」


御坂妹「・・・いえ。用があるのはミサカではなく「やっほーーーー!!!」」


打ち止め「ってミサカはミサカは元気よく挨拶をしてみるっ!」


上条「って打ち止めぁ!?」


上条「俺に用があるのは打ち止めか?」


打ち止め「違うよ。貴方に用があるのはあの人だよってミサカはミサカは説明してみたり!」


上条「へ?」


一方通行「よォ、三下ぁ」


上条「一方通行!?」


一方通行「おぅ・・・ロシアで会った以来だなァ」


上条「ああ。元気そうだな」


上条「そういえば打ち止めはもう大丈夫なのか?あともう一人女がいただろ?」


一方通行「・・・一気に質問すんなァ。それは後で答えるとしてお前昼飯は済んでるのかァ?」


上条「いや、まだだけど」


一方通行「なら俺達と一緒に来い。奢ってやる」


上条「へ?」


一方通行「いいから早く支度しろぉ」


上条「いや・・・でも何か悪いし・・・」


一方通行「あァ?俺が奢るってんだから早くしろよぉ!!」


上条「っは、はい!!!」


一方通行「ったくよォ・・・」


御坂妹(相変わらず強引な人ですね、とミサカは呆れかえります)


上条(・・・何故俺が怒られるのでせうか?)


~ 3分後 ~



上条「わりぃー!待たせた」


一方通行「じゃあー行くぞォ」


御坂妹「あのー・・・ミサカもご一緒していいんでしょうか?」


一方通行「あぁ?当たり前だろうがァ。案内だけさせて帰らせる程俺は酷くねぇぞォ」


御坂妹「ありがとうございます、とミサカは一方通行に上辺だけの感謝の言葉を述べます」


一方通行「正直だなァ、オイ」










打ち止め「さっきはごめんね?本当は貴方にお礼がしたいだけなのってミサカはミサカはあの人の本心を伝えてみる!」


上条「え?」


一方通行「このクソガキ!余計なこと言ってんじゃねーぞォ」チョップ


打ち止め「っ痛っ!ちょっと痛い!」


打ち止め「これは幼女虐待だってミサカはミサカは軽く涙目で訴えてみる!」


一方通行「大袈裟だろうがァ・・・」


上条(楽しそうだな・・・)クスッ


~ ファミレス ~



上条「このハンバーグ美味しいな!!」モグモグ


御坂妹「このパスタも中々の味です、とミサカは自己評価をします」モグモグ


一方通行「いい食いっぷりだなァ、おィ」


打ち止め「貴方はよくコーヒーだけでお腹持つよね?ってミサカはミサカは疑問を思ってみたり」モグモグ


一方通行「そうかァ?普通だろうがァ」


上条(いやいや、普通じゃねーよ)


上条「ところで一方通行。さっきの質問なんだが・・・」


一方通行「あン?おう―――――――――――」






上条「―――――――――――お前もかなり大変だったんだな・・・」


一方通行「お前程じゃねぇけどな」


上条「いやいや、お前がいなかったら俺はフィアンマに勝てなかったと思うぞ」


一方通行「そいつはそんなに強かったのかァ?」


上条「まぁな。右腕ぶった切られたし」アハハ


一御打「っ!!!???」


打ち止め「右腕が切断されたの?ってミサカはミサカは恐る恐る聞いてみる・・・」


上条「ああ。これで2回目だよ。まいったまいった」


一御打(2回も!!!???)


御坂妹「右腕はどうやって治したのでしょうか?とミサカは興味津々に貴方に質問をします」


上条「えっと・・・1回目はあの先生にくっつけてもらって2回目は・・・自然に生えてきた」


一御打「っ!!!???」


一方通行(オイオイ・・・俺ァ散々自分のことを怪物だと思ってきたが俺以上に怪物じゃねェかよォ・・・)


御坂妹「貴方はナメック星人だったのですね、とミサカは驚愕の事実に驚きを隠せません・・・」


上条「いやいや、上条さんはどこにでもいる平凡な高校生ですよ?」


一御打(・・・どこがだよ!!!)


上条「ところで一方通行、お前魔術使ってよく無事だったな」


一方通行「あン?」


上条「いや、能力者は魔術使えないんだよ。いや・・・正確に言えば使えることは使えるんだが体に負荷がかかり最悪死に至るケースもあるんだぞ?」


一方通行「マジかよぉ?だからあの時出血しまくりだったのかァ・・・」


上条「今後は使わない方がいいぞ」


一方通行「使わねーよ。打ち止めも元気になったしなァ」


打ち止め「ミサカはもう調整も必要なくなったんだよっ!ってミサカはミサカは万全な体になったことをアピールしてみたり!」


上条「・・・本当よかったな」ナデナデ


一方通行「・・・まァ、その・・・なんだ・・・」


上条「ん?」


一方通行「お前が右手で蓄積してた負の力を取り除いてくれなかったらこいつは間に合わなかったかもしれねェ・・・」


上条「」


一方通行「だから・・・その・・・あ、あ、あ、ありぃ、あり・・・」


上条「あん?ありがどうしたって?」


一方通行「ありぃ、あり、あり、ありがぅ・・・」

















一方通行「・・・クソったれがぁぁぁああ!!!」ガタッ


上御打「」ビクッ


上条「おいおい、急にテーブル蹴るなよ・・・」


一方通行「くそがァ・・・おィ、クソガキ帰っぞ!」


打ち止め「えー!?もう少しお話していたいってミサカはミサカはお願いをしてみる」


一方通行「うるせェ!いつでも会えんだろうがァ」


打ち止め「ぶーぶー!!ってミサカはミサカは文句をたれてみたり!」


上条「まーまー、俺でよければいつでも会うからさ」


打ち止め「ほんと?本当に本当?ってミサカはミサカはくどく確認をしてみる!」


上条「ああ。今度は俺が飯奢ってやるよ」


打ち止め「やったーってミサカはミサカは喜びを体で表現してみる!」


一方通行「無理すんじゃねぇぞォ、苦学生」


上条「インデックスいないし、風紀委員の報酬も入ってくるからもう上条さんは苦学生じゃありません!」


一方通行「インデックス?あぁ、あの銀髪シスターかぁ(あいつにも礼言わねぇとなぁぁ)」


一方通行「じゃあァ、あばよォ。会計はしてくから後は好きにしてろォ」


打ち止め「またねーってミサカはミサカは大きく手を振りながらお別れを惜しんでみる!」


~ 10分後 ~



上条「御坂妹、この後お前用事あるか?」


御坂妹「いえ、これといった用事は特にありませんが・・・」


上条「なら一緒に地下街でも行くか?夜予定あるんだけどそれまで暇なんだよ」


御坂妹「お誘いは嬉しいのですが・・・ミサカの財布には・・・」ションボリ


上条「いやいや、俺が奢るって」


御坂妹「!?」


御坂妹「本当ですか?とミサカは念のため貴方に確認します」


上条「本当だって。あんま高いものは買えないけど欲しいものあったら買ってやるよ」


上条(・・・こいつだって年頃の女の子だ。欲しいもんくらい買わせてやりてーよ)


御坂妹「神よ、感謝します!とミサカは学園都市に不釣合いな台詞を述べてみます」


上条「じゃあー行くか?」


御坂妹「はい」


御坂妹(指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪指輪)ブツブツ


上条「ん?何ブツブツ言ってんだ?」



上条当麻のとある一日 おわり


青髪ピアスと浜面仕面のとある一日



~第7学区 とあるパン屋~



青ピ「ありがとうございました~」


青ピ「ふぅ~、やっとひと段落ついたで・・・」


店長「おーう、青髪。今日はもう上がっていいぞー」


青ピ「ほな、先に上がらせてもらいますぅ。お疲れ様でした」


青ピ「っあ、今日は外食するんでボクの分晩飯いらんのでよろしゅう~」


店長「あいよー」


~店の裏口~




青ピ「ほら、浜面。食パンの耳やで」


浜面「おう。わりいな」


青ピ「なんや、そんなに生活厳しかったん?」


浜面「パチスロで15万すってジリ貧だぁ・・・」


青ピ「」


浜面「しかも滝壺にパチスロですったことばれて1年間ギャンブル禁止になった・・・」


青ピ「・・・滝壺ちゃん、意外に厳しいんやね」


浜面「まぁな・・・」


青ピ「ほな歓迎会まで時間もあるさかい、地下街でも行こうや」


浜面「おう」








青ピ「てかそんなに厳しかったら少しくらいなら金貸すで?」


浜面「気持ちはありがてえが駄目だ。俺は友人とは金の貸し借りはしねえようにしてるから」


青ピ「なんでや?」


浜面「金銭面で人間関係に亀裂入るのを多く見てきたからな・・・」


浜面「だから俺は絶対友達から金を借りたりしないし貸したりもしねえ」


青ピ「・・・でもパチスロで大金するししっかりしてるのかしてないのかようわからんね」


浜面「っうぐ!?」


~ 30分後 地下街 ~



浜面「歓迎会までゲーセンで時間でも潰すかー?」


青ピ「せやね。ってあれは?」




「あれでよかったのか?」


「はい、とミサカは念願の物を手にいれ他の方より一歩抜け出したと優越感に浸りながら答えます」


「?」



青ピ「上やーん!」


上条「ん?おー青髪ピアスじゃん」


浜面「おっす」


上条「浜面も一緒か」


青ピ「歓迎会まで時間あるさかい、地下街で時間潰そー思ってな」


上条「俺と一緒の考えだな」


浜面「・・・ところで上条、隣の女の子は誰だ?」


上条「え!?」


浜面「あの有名な超電磁砲とそっくりじゃないか?」


上条「えっと・・・御坂の妹だよ、妹!!!」アセアセ


青ピ(浜面はクローンのこと知らないんやね・・・)


浜面「へー・・・あの超電磁砲に妹なんていたのか」


御坂妹「御坂妹です、と2人きりの空間を汚されたと若干うざったいお二人にミサカはご挨拶します」


浜面(・・・なんてストレートな奴だ)


青ピ「随分Sっ気ある子やな。言葉責めされたいわぁ~」ニヤッ


御坂妹「うげ!?気持ち悪い、とミサカは引き気味で感想を述べます」


青ピ「あ~ん、もっと言ってやぁ~~」ゾクゾク


上御浜「」


浜面「ま・・・ま~2人の邪魔になるようだし俺達行くわ」


上条「別に邪魔じゃねーけどな」


浜面「いやいや、さっき思いっきり言われたがな」


青ピ「ほな、御坂妹ちゃんまたねぇ~」




御坂妹「貴方のご友人は本当に個性的な方が多いですね、とミサカは再度認識します」


上条「それは否めないな・・・」


御坂妹(・・・でもちょっと羨ましいです、とミサカは心の中で呟きます)クスッ



とある1日SS おわり


今回はここまでです!


また夜に投下します!


こんばんは!


根性入れて投下します!


~ 11月29日 第一七七支部 ~



垣根「いやー、しかしあのお店は美味しかったな」


固法「気に入ってもらえてよかったわ」ニコッ


初春「忘年会も『エっちゃん』でやりましょうよぉ」


滝壺「賛成」


海原「右に同じく」


固法「そうね~。次もあそこでやりましょうかぁ」


初春「流石固法さぁん!話がわかります~」


固法「調子がいいんだから」クスッ


垣根「しかし今日は通報もないし暇だなぁ~」ダラー


初春「確かに最近では珍しいです」


滝壺「パトロール中の皆からも特に連絡もなし」


海原「まー風紀委員が暇なことはいいことですよ」ニコッ


固法「そうね。毎日がこれならいいんだけど・・・」





ガチャ




一同「!?」


佐天「お邪魔しまぁーす!!」


初春「佐天さーん!」


固法「あら、お久しぶりね」


佐天「どーもっ!遊びにきちゃいましたー」ニコッ


初春「第一七七支部は遊び場所じゃないですけどぉ?」


佐天「もう初春ったら~!堅いことは言わないの!」


垣海滝(・・・誰だろう?)ジー


佐天「ってあれ?」


固法「あ、紹介がまだだったわね。彼らが先週から風紀委員に新しく参加してくれてる方たちよ」


佐天「新しい風紀委員さんなんですか~!初春のクラスメイトの佐天涙子でーす!初めまして~」


垣根「垣根帝督だ。よろしくな」


海原「自分は海原光貴と申します。以後お見知りおきを」


滝壺「私は滝壺理后。よろしく、さてん」


佐天「」ジー


垣海滝「?」


佐天「いやぁ~、皆さんイケメンと美女ですね~」


垣根「おっ、わかってんじゃねーかぁ」ニヤリ


海原(思いっきり借り物の顔ですけどね・・・)


滝壺「ありがとう。さてんも美人だよ」


佐天「いやいや~、私なんて美人とは程遠いですよ~」フリフリ


垣根「いやいやぁ、どこぞの花女と違って大人っぽい雰囲気かもし出してるぜぇ?」


佐天「え?///」


初春「・・・垣根さん、どこぞの花女って私のことですかぁ?」


垣根「ピンポーン!」


初春「酷いです~」プンプン


垣根「いや、子供っぽいだけで初春も初春で可愛いと思うぞ」


初春「ふぇ?///」


垣根「固法さんも美人だしな」


固法「あら、ありがとう」ニコッ


佐初(大人な対応だ・・・)


佐天「そういえば麦野さんは今日はいないんですかぁ?」


固法「麦野さんは今日は病院行くみたいだからお休みよ。お知り合い?」


初春「この前の土曜にセブンスミストで一緒に食事したんですよぉ」


佐天「はい!いや~、一緒にいて楽しかったな~」


垣根(麦野がこいつらと?)


垣根(・・・想像できねぇ)


滝壺(むぎのも新しいお友達できたんだ)


固法「あら、そうだったの。麦野さんいなくて残念だったわね」


佐天「まー、また会えますし!そういえば他の新しい風紀委員さんはいないんですか~?」


固法「他の人は2つのグループに分かれてパトロールしてもらってるわ」


その頃、パトロール中のメンバーは・・・



~上条、土御門、黒子、フレンダ組~



上条「うーん、年末に近づくにつれてますます寒くなったな」


フレンダ「そうねー。流石にスカートもきついわけよ」


土御門「女子は冬でもスカートはいて偉いにゃー」


フレンダ「それは女子の意地ってもんよ」


黒子「私は制服着用が義務付けられてますので・・・」


上条「あー、常盤台は休日も外出時は制服着用義務付けされてるんだもんなー」


黒子「ええ」


上条「スカートの中にジャージとかも駄目なのか?」


黒子「・・・そんなの寮監に見つかったら即ヘッドロックされますの」


上土フ(ヘッドロック?)


上条「そういえばフレンダ、転入の手続きとかってもう済んだのか?」


フレンダ「うん。この前の木曜日に申請して今日完了の報告が来たわ」


上条「じゃあーこれで1月から同じ学校だな」


フレンダ「うん!」


土御門「にゃー。フレンダはうちの学校に転校してくるんのかにゃー?」


フレンダ「そうよ。1月からよろしくねー」


黒子「皆さん同じ学校で羨ましいですわ。ところでフレンダさん」


フレンダ「なーに?」


黒子「前はどこの学校にいましたの?」


フレンダ「愛和学院よ(全然行ってないけど・・・)」


黒子「名門校じゃありませんの!!わざわざ転校する必要がありますの?」


上条「まー、そう思うよな」


フレンダ「だって上条君のいる学校の方が皆もいるし楽しそうだし」


黒子「はぁ・・・」


土御門(というか上やんがいなかったら絶対転校してこなかっただろうにゃー)


フレンダ「学校のランクも大切だけど結局一番大切なのは楽しいかどうかってわけよ!」


黒子「なるほど・・・勉強になりますの」


フレンダ「そういえば白井、昨日絹旗と買い物したんでしょ」


黒子「はい。それが何か?」


フレンダ「・・・絹旗は今まで同年代の友達もいなかったからさ白井みたいな友達は初めてだと思うわけよ」


黒子「」


フレンダ「だからこれからも絹旗と仲良くしてあげてね?」


黒子「もちろんですの!絹旗さんは既に私の大切なご友人ですの」


土御門(微笑ましい光景だにゃー)


上条(フレンダ、仲間思いのいい奴だなー)


土御門「そろそろ一旦公園で休憩しようぜい」


上フ黒「賛成(ですの)」


~ 公園 ~



黒子「こんな寒い日はコーヒー飲んで暖まるのが一番ですの」


上条「だな」


土御門「いや、日本人ならお茶ぜよ!」


フレンダ「金髪に染めてる人に日本人云々って言われても説得力ないわけよ」


土御門「うぐっ!?」


黒子「フレンダさんの仰るとおりですの」クスッ


上条「だな」


土御門「1対3とは卑怯ぜよ・・・」




「あれ?あいつらは・・・」




上条「しかし今日はこのまま何も起こらなければいいんだけどな」


フレンダ「そうね。こういう日もたまにはあってもいいわよね」


黒子「たまにというか毎日なら一番いいんですけれど」


土御門「だにゃー」





「あんた達、休憩中?」




一同「ん?」


上条「おー、御坂か」


黒子「あら、お姉さま?奇遇ですの。公園に何か用事でも?」


美琴「さ、散歩よ!散歩!(ゲコ太の紙芝居見てたなんて言えないわ・・・)」


フレンダ(んげっ!?超電磁砲!?)ビクッ


美琴「ん?あんた・・・」


フレンダ(ばれた・・・)


美琴「ちょっとあんたが何でこいつらと一緒にいるのよっ!?」


フレンダ(ひぇぇえええ!!)アセアセ


上条「ん?御坂はフレンダと知り合いなのか?」


美琴「知り合いというか・・・」


土御門(・・・そうか。こいつら研究所で一戦やりあったんだったな)


土御門(面倒くさいが超電磁砲に説明してこの場を収めないとな・・・)


土御門「にゃー!フレンダと超電磁砲、ちょっと話があるからあっちに行こうぜい」


美フ「え!?」


土御門「さーさー早く行くぜよ!!」グイグイ


美琴「ちょっ、ちょっと離しなさいよ!」


土御門「・・・いいから。アイテムと俺達の関係を説明するからついてくるんだ。白井にはばれたくないだろ?」ヒソヒソ


美琴「―――ッ!?」


上黒「?」


土御門「じゃあー、俺達は3人で話あるから上やんと白井はちょっと待っててくれにゃー」


上条「お、おう」


黒子「はいですの・・・」











土御門「――――――――っというわけだにゃー」


美琴「大体理解できたわ。アイテムは今は汚い仕事はしてなくて風紀委員に協力してるってことね」


フレンダ「まーね・・・」


土御門「過去のことを水に流せとは言わないぜい。けどこいつらも今は全うな仕事をして頑張ってる。そこだけは認めて欲しいぜよ」


フレンダ「土御門・・・」


美琴「」


美琴「・・・わかったわ」


フレンダ「え?」


美琴「結局あの時は敵対したけど・・・あれも上の命令で動いてただけみたいだし、こいつらが妹達の命を弄んだわけじゃないしね」


土御門「」


美琴「まっ、積もる話もあるけど面倒くさいからいいわっ!」


フレンダ「超電磁砲・・・」


美琴「超電磁砲じゃないっつーの。私には御坂美琴って名前があるんだから名前で呼んでちょうだい」


フレンダ「御坂・・・許してくれるの?」


美琴「許すも何もいつまでも後ろを見てたってしょうがいないじゃない。妹達も今は前を向いて生きてるわけだし」


美琴「フレンダだっけ?」


フレンダ「ええ」


美琴「私のことは美琴でいいわ。ほら」


そう言うと、美琴はフレンダに右手を差し伸べた。


フレンダ「え?」


美琴「握手よ、あ・く・し・ゅ!」


フレンダ「え?えーあー」ギュ


美琴「まー色々あったけどよろしくね、フレンダ」ギュ


フレンダ「こちらこそ。美琴」


土御門(これにて一件落着だぜい)


土御門(・・・いや、こいつらにはもう一つ戦いがあるんだったな)ニヤリ


土御門「にゃー、友達になったのはいいが恋のライバルとしても仲良くするんだぜい」


美フ「恋のライバル?」


土御門「だって超電磁砲もフレンダも上やんのこと好きなんだろ?」


美琴「なっ、ななな何言ってんのよぉぉぉおお!!///」


土御門「あれ?違うのかにゃー?」ニヤニヤ


美琴「違うわよぉぉお!!誰があんな奴のことぉぉおお!!!」


土御門「でもフレンダはそうではないみたいだぜい?」


美琴「・・・・へ?」


フレンダ「///」カァー


美琴「・・・フレンダ?」


フレンダ「」


フレンダ「美琴!」


美琴「はいっ!?」


フレンダ「私負けないからね!!!」


美琴「え?えっと・・・」


フレンダ「上条君は渡さないんだからね!!」ビシッ


美琴「えぇぇえええ!!???」


土御門(上やん・・・もてる男は罪だにゃー)ニヤニヤ


~同時刻 浜面、青ピ、絹旗組~



絹旗「はぁ~、なんでパトロールの組み合わせがこの2人なんて超最悪です・・・」


絹旗「せめて白井さんがいてくれたら・・・」


浜面「おいおい、ひでぇ言われようだな」


青ピ「もっと罵ってくれないとボクは満足できないで~」


浜絹「」


青ピ「しかし今日は平和やね」


絹旗「そうですね。早くパトロール終えて支部に戻りたいです」


浜面「こんまま何もなければいいんだけどなぁ」


青ピ「しかし・・・」


浜面「ん?」


青ピ「浜面の腕章姿はいつまで経っても見慣れへんね」


絹旗「超同感です。とても風紀委員とは見えません」


浜面「おい!!?」


青ピ「風紀委員から腕章を奪い取ったスキルアウトしか見えへんねん」


絹旗「まー元々スキルアウトですからね」


浜面「おい、いい加減俺泣いちゃうよ!!?」


青ピ「男の泣き顔程うざいものはないで」


絹旗「浜面の泣き顔・・・想像しただけで吐き気がしてきました・・・」


浜面「・・・オー人事に連絡するぞ、俺」




アノヒトハ モウキヅクコロヨ♪




青ピ「ん?支部から電話や」ピッ


青ピ「もしもーし」


滝壺「あ、あおがみ」


青ピ「滝壺ちゃん、どないしたん?通報?」


滝壺「うん。○○で学生が不良に絡まれてるみたいだから至急向かって」


青ピ「了解や!」


滝壺「ついでに帰りにマックで適当に皆の分買ってきて」


青ピ「」ガクッ


青ピ「り、了解や・・・」


滝壺「プチパンケーキは必須。よろしく」プチッ


浜面「通報か?」


青ピ「うん。○○で学生が不良に絡まれてるみたいや」


絹旗「またカツアゲですか・・・」


青ピ「ピアス外すからちょっと待っててな」


絹旗「いちいちピアス取るのは面倒くさくないですか?」


青ピ「もう慣れたで」


青ピ「ほな、行くで~」


浜絹「おう(はい)」











ヒュン





浜面「ここか」


絹旗「ちょっと見当たらないですね」キョロキョロ


青ピ「おかしいな~。滝壺ちゃんからここって聞いたんやけど・・・」




「すごいパーンチ!」


「ブルゥへ!!!??」




青ピ「あっちみたいやな」


浜面「じゃあー行くか」



「これで俺の185戦185勝だな」


「ちくしょう・・・次は絶対勝つ・・・」ガクッ


「さすがモツ鍋の横須賀・・・いい根性だ」


(はぁ~・・・よく飽きないでやるよこの2人は・・・)




絹旗「風紀委員です!不良に絡まれてる学生がいると聞いたのですが・・・ってあれ?」


青ピ「・・・どっちかというと不良の人がボロボロやね」


浜面「どうなってんだ?」


青ピ「これはどういうことや?」


原谷「すいませーん。身内同士のただの喧嘩でして・・・」


削板「うん。ただ決闘していただけだが?」


浜面「あんだ、ただの身内内の喧嘩かよ」


青ピ「なんや、はた迷惑やなぁ~」


絹旗「身内同士で喧嘩するのはいいですが次からは場所を超考えて下さい!」


原谷「すいませんでした!(なんで俺が謝るはめに・・・)」ペコリ


削板「ただの喧嘩に風紀委員が出動とは大袈裟だなー」


絹旗「」イラッ


原谷「ほら、削板さんもちゃんと謝って!!」アセアセ


削板「・・・わかった。すまなかったな」ペコリ


絹旗「まったく・・・」


青ピ「頼むで~。んでそっちの倒れてるあんちゃんは大丈夫かいな?救急車呼ぼか?」


原谷「いえいえ!!この哺乳類、勝手に生き返るんで放って置いて下さい!!」


削板「こいつは根性あるからな。心配無用だ!」


青ピ「(・・・根性?)了解やで」


浜面(うーん・・・あの倒れてる奴どっかで見たような・・・)


絹旗「では次からは場所を超わきまえてやってくださいね!」


原谷「はい!本当にすいまんでしたーーーー!!!」ペコリ


青ピ「ほなパトロールに戻るで」


浜絹「おう(はい)」





ヒュン




原谷「消えたっ!!!??」


削板「瞬間移動か?あの青髪の兄ちゃん根性ある技するじゃねーか」


原谷「いやいや、テレポートに根性とか関係ないから」


横須賀「」


~ 第一七七支部 18:30 ~



固法「じゃあー今日もお疲れ様でした」


一同「お疲れ様でーす」



>アーツカレタ
>サッサトケールベ


浜面「滝壺、帰らないのか?」


滝壺「うん。書類の作成が少し残ってるから残る」


浜面「手伝おうか?」


滝壺「気持ちは嬉しいけどはまづら、PC使えたっけ?」


浜面「うぐっ!?」


フレンダ「どうせ浜面はネットでエロサイト見るくらいしかPC使ってないんでしょ」


絹旗「しかもバニーガール限定」


黒子「それは流石に引きますの・・・」


浜面「おいぃぃいい!!お前らぁぁああ!!」


青ピ「なんや、浜面バニーガール好きやったん?」


絹旗「超大好きですよ。滝壺さんのバニーガール姿想像して鼻血出したこともありますし」


青ピ「真正のバニーガール好きやな~」


浜面「いやいや、待て待て!!!確かにバニーガールは好きだが・・・そこまでじゃないぞぉぉおお!!」


青ピ「大丈夫や。ボクは浜面の味方やで」ウインク


絹旗「味方できて超よかったですね。浜面」


浜面「人の話を聞けぇぇええ!!」


滝壺「はまづら」


浜面「滝壺さぁぁぁぁん」ニッコリ


滝壺「大丈夫。PCをエロサイトを見ることにしか使えないそんなはまづらを私は応援する」


浜面「」



土御門「上やーん」


上条「ん?」


土御門「帰り一緒に飯でも食いにいこうぜい!」


上条「あん?お前から誘うなんて珍しいじゃねーか」


土御門「今日は舞夏もいないから外食決定なんだにゃー」


上条「自炊って考えはお前にはないのね・・・まーいいぜ、行こうぜ」


土御門「サンキューだにゃー」


垣根「あ、俺もいくいく」


フレンダ「私も!」


絹旗「私も行きたいです!」


上条「じゃあー、皆で行くかー」


一同「おーう!」


上条「他の人はどうする?」


黒子「私は寮の門限がありますので」


初春「私は滝壺さんと残業でぇーす!」


海原「自分も予定がありますので今回は遠慮しておきます」


固法「私もルームメイトが待ってるからまた今度ね」


青ピ「ボクも下宿先で晩飯作ってくれてるからパスや」


フレンダ「じゃあー面子は上条君、土御門、垣根、絹旗。そして私ね」


絹旗「あれ、麦野は?」


フレンダ「麦野は今日はお休みでしょ」


絹旗「あっ、そうでした」


土御門「じゃあーいつものファミレスでも行こうぜい」


垣根「まー妥当だわな」


上条「じゃあーお先に失礼しまーす」



>オツカレサマー
>マタアシタネ


~ いつものファミレス ~



上条「しかし今日は平和だったな」モグモグ


土御門「だにゃー」モグモグ


垣根「寒い中パトロールご苦労なこった」モグモグ


フレンダ「1件も通報なかったのなんて初めてじゃない?」モグモグ


絹旗「こっちは1件だけありましたよ」モグモグ


フレンダ「またスキルアウト?」


絹旗「スキルアウトかわかりませんが・・・不良に絡まれてる学生さんがいると」


絹旗「・・・でも現場に行った時は学生さんが不良倒してましたけどね。結局身内同士の喧嘩でした」


土御門「はた迷惑な奴らだにゃー」


絹旗「全く超無駄足でした・・・」


上条「あっ、俺トイレ行ってくるわ」


フレンダ「いってらっしゃい」







フレンダ「土御門・・・」


土御門「にゃー?」


フレンダ「今日はありがとうね」


土御門「・・・気にすることないぜよ」


絹旗「なんかあったんですか?」


フレンダ「うん。実はね―――――――――――」











絹旗「―――――――――――そうだったんですか・・・」


垣根「超電磁砲とアイテムがやりあってたなんて初耳だな」


土御門「まー超電磁砲は学園都市の広告塔だからな。本来なら暗部とはかけ離れた存在のはずだったんだが・・・」


フレンダ「」


垣根「しかしクローンってのはやりすぎだったな・・・」


絹旗「あの時は命令に従うだけだったので深く考えてませんでしたが・・・今思うと超同感です」


フレンダ「まさか美琴が許してくれるなんてね」苦笑


土御門「超電磁砲もあれで上やんの影響も受けてるからにゃー」


垣根「ところで上条は暗部のことどこまで知ってるんだ?」


土御門「・・・絶対能力進化実験くらいかにゃー」


土御門「他のことに関しては知らないはずだぜい(なんせ魔術側に引っ張りだこだったしな)」


垣根「そっか」


土御門「上やんはあれで心配事も多い。これ以上上やんに心配事は増やしたくないからな」


フレンダ(土御門・・・)


土御門「まー、今じゃ暗部の仕事がなくなって俺達もこうして風紀委員に協力してるわけなんだけどにゃー」


垣根「ふーん」ニヤニヤ


土御門「なにぜよ?」


垣根「いやー・・・土御門は随分上条思いだなって思ってよ」ニヤニヤ


絹旗「男の友情って奴ですね!」


土御門「にゃーっ!?」


上条「ただいまー!ってお前ら何話してんだ?」


垣根「ん?なーに、土御門がお前のこと大好きって話さ」ニヤリ


上条「っは!?」


土御門「お前は何を言ってるぜよっ!!!!」アセアセ


絹旗「土御門さんが焦ってる姿・・・初めて見ました」ニヤニヤ


土御門「にゃーっ!!??」


上条「ったく・・・何やってんだか」


フレンダ(・・・土御門も上条君のこと大好きなのね)クスクス



フレンダは、皆にからかわれている土御門を微笑ましく見つめているのであった。


本日はここまでです!


上条さん思いの土御門を描きたかったのございますよ。


次は3/10(木)か3/11(金)に投下予定です。


次回はていとくんと吹寄のデートです!

おっつ

美琴は土御門が色々知ってる事をスルーか
と思ったけどテンパってると頭が回らなそうなイメージがあるな

青ピはパン屋だからユーミンなのか!

>>1
浜面はカードの偽造ができるレベルなんだからハッキングとかパソコンは普通に扱うだろ


新約げっとぉぉぉぉぉお!!!

皆さんコメントありがとうございます!

>>429その通りです!

>>428一応、暗部のことはにごしつつ説明したと思っていただければ

>>437自分はそういうのは浜面自身じゃなくて知り合いか専門の業者に任せてたのかと認識してました。

では投下します!


~ 12月5日 セブンスミスト~



吹寄「・・・・・・・遅いわね!」



吹寄制理はとある青年を待っていた。



~ さかのぼること3日前 ~



垣根『はぁぁ?インド料理だぁ?』


吹寄『ええ、セブンスミスト内で新しくオープンしたのよ』


垣根『んでこの前のお礼に昼飯奢ってくれると?』


吹寄『そうよ。駄目だった?』


垣根『・・・いや、駄目じゃねーけどよぉ。いつ行くんだぁ?』


吹寄『そうね。今週の日曜なんかどうかしら?』


垣根『おう、仕事も休みだからいいぞ』


吹寄『じゃあー、日曜にセブンスミストの前で11時半待ち合わせね』


垣根『おう。寝坊すんなよ?』


吹寄『しないわよっ!!』


垣根『じゃーなー』プチッ


吹寄(・・・全くもう!!!)

吹寄(あの馬鹿・・・人に寝坊すんなとか言いながら自分が遅刻してるじゃないのよ!!)




ドーーーーーン




その時、吹寄の前に大きな白い翼を生やしたホスト風の若い男が舞い降りた。




垣根「わりぃ・・・寝坊した」


吹寄「遅いわよ!垣根!!もう12時よ!!」


垣根「だから謝ってるじゃねーかよ」


吹寄「それに・・・」ワナワナ


垣根「ん?」


吹寄「堂々と空飛んで降りてくるんじゃないわよぉ!!他の人達に見られまくってるじゃない!!」




>ナンダ、ナンダ
>テンシ?



垣根「注目されてるんだからいいじゃねーかぁ」


吹寄「・・・本当、貴方って非常識ね」


垣根「だから言っただろうがぁ。俺の未元物質に常識は通用しねー」キリッ


吹寄「・・・だからその台詞かっこ悪いって」


垣根「っうぐ!?人様の決め台詞を愚弄しやがってぇぇ・・・」


吹寄「まぁ、いいわ。行きましょう」


垣根(ったく、相変わらずズケズケ酷いこと言いやがる・・・)ブツブツ


~ インド料理店 ~



垣根「お、結構いけんじゃねーか!」モグモグ


吹寄「そうね。インド料理とか初めてだけど美味しいわ」モグモグ


垣根「人の奢りだと余計に美味しく感じるぜ」


吹寄「あまり人に奢って貰ったことないの?」


垣根「あまりというか初めてだ。今までは人の上に立つ立場だったからな」


吹寄「ふーん。ところで貴方って学校行ってないの?」


垣根「一応、わかめ高校に籍はあるが全くいってねー」


吹寄「聞いたことない学校ね。留年とかならないわけ?」


垣根「特別クラスってやつでな・・・別に行かなくてもいいんだよ」


垣根「まー、噂だがとある部活の部員達だけが留年してるみたいなんだけどな」


吹寄「はぁ・・・」


垣根「吹寄の学校にはそういうのねーのかよ?」


吹寄「うちの学校は普通だからね。レベルも0から2くらいの人達しかいないし」


垣根「なるほどね」


垣根(・・・しかし普通の学校に幻想殺し、第6位、土御門がいるとはな・・・確か吸血殺しもいるって聞いたな)


垣根(なんかありやがんな、その学校・・・)


吹寄「どうしたの?」


垣根「っん!?いや、相変わらずでっけー胸だなーって思ってよぉ」ニヤニヤ


吹寄「」ブチッ


吹寄「垣根・・・」


垣根「へ?」


吹寄「ふん!!!」オデコDX


垣根「ぐはぁぁああ!!」バタン


吹寄「全く・・・これじゃあー学園都市第2位もあの3人組と同じね!!」


垣根「なんつー硬さだ・・・」イテテ


吹寄「いい、垣根?次そんなこと言ったら頭突き100発よ!!」


垣根「100発っ!?すいませんでしたぁぁ!!」


吹寄「わかればよろしい」フンッ


垣根(本当に容赦ねーな・・・)


垣根「・・・お前、せっかく綺麗な顔してんだからもう少しおしとやかになった方がいいんじゃねーのか?」


吹寄「えッ!!??」


吹寄(き、き、綺麗な顔!!??////)


垣根「そんなんじゃー貰い手いねーぞぉ」


吹寄「うるさいわねっ!!」


吹寄(全く・・・急に変なこと言わないでよ!)





一方通行「んだァ!?あっちの席うるせぇなァ」


番外個体「キャハッ!相変わらず小さいこと気にするねぇ、一方通行は☆」


一方通行「はぁあ?うっせーぞォ!クソ野郎がァ」


打ち止め「もう・・・すぐ切れるところは貴方の悪い所だよ!ってミサカはミサカは忠告してみる」


一方通行「・・・っち」


番外個体「あらら~、学園都市最強の男も上位個体の前では形無しだねぇい☆」


一方通行(本当にこいつはァ俺をイライラさせる天才だぜェ・・・)ワナワナ


~ 15分後 ~



垣根「んでこの後どうするよ?」


吹寄「え?えっと・・・」


吹寄「こ、この後買い物したいんだけど・・・その・・・」


垣根「あん?」


吹寄「つ、つ、付き合ってくれるかしら?・・・」


垣根「別にいいけど」


吹寄「いいの?」


垣根「おう。ってか飯だけ奢らせて帰る程俺は常識知らずじゃねーぞ」


吹寄「意外だわ。垣根にも常識が備わってたのね・・・」


垣根「てめぇ・・・どんだけ人を非常識だと思ってやがる・・・」


吹寄「少なくとも私が今まで出会った人の中ではダントツの1位よ」


垣根「ダントツかよ!」


吹寄「よかったじゃない!1位よ、学園都市第2位さん」ニコッ


垣根「嬉しくねーよ・・・」


垣根「それより・・・この俺様とデートできるなんて明日学校で自慢してもいいんだぜ!」ニヤリ


吹寄「はぁぁ!?どんだけ自意識過剰なのよ」


垣根「あぁ!?俺とデートなんか女からすれば最高だろうが!」


吹寄「もう突っ込むのも疲れたわ・・・」


吹寄「冗談はそれぐらいにしてそろそろ行きましょうか」


垣根「冗談だとぉぉ!!?」


吹寄「ほら、早く!」


垣根「ぬうぅぅぅ・・・」


~ 2時間後 ~



垣根「――――――ったく・・・なんで女の買い物ってこうも長いのかね」


吹寄「う、うるさい!!久しぶり来たから買うもの多いのよ!!」


垣根「まっ、予定もなかったからいいんだけどさ」


吹寄「貴方、休日はいつも何してるの?」


垣根「あん?遊ぶ奴らは上条達くらいしかいねーからあいつらと予定合わなければ基本家でゴロゴロだ」


吹寄「上条達以外に友達とかいないの?」


垣根「いねーーー!!」キリッ


吹寄「いや、そんな自信満々に言い切られても返事に困るわ・・・」


垣根「それに仕事以外で携帯番号交換したのはお前が初めてだ」


吹寄「・・・どんだけ知り合い少ないのよ(わ、わたしが初めてっ!!??)」


垣根「しょうがねーだろうがぁ・・・見た目もこうだからよ。寄って来る奴なんかいねーよ」


吹寄「ふーん。中身はガキっぽいのにね」


垣根「誰がガキだぁぁああ!!」


吹寄「そういうすぐ熱くなるところよ」


垣根「うぐっ!!??」





「すいませーん、ちょっといいですか?」




垣吹「あん?(え?)」


女「ちょっとすいません、今雑誌の企画でカップルの写真を撮っていまして」


吹寄「はぁ・・・」


女「もしよければ貴方達も撮らせて欲しいんですが?」


吹寄「っえ!!??」


女「せっかく美男美女カップルを見つけたので是非撮らして頂きたいんですが・・・」


垣根(・・・美男)ピクッ


吹寄(か、か、カップルってぇぇぇ///)


垣根「俺はいいぜ!」キリッ


垣根「吹寄、お前はどうなんだ?」


吹寄「ふぇ!?わたし・・・わたしは・・・」


吹寄(どうしよう・・・恥ずかしいから断ろうかな・・・でも勿体無い気もするし・・・)


吹寄(あーーーーーもう!!!!)


吹寄「い、いいわよっ!!上等よ!!」


垣根「じ、上等って・・・」クククッ


吹寄「そこ、笑うなぁぁぁああ!!」


女「ありがとう!じゃあー撮るからあそこに2人で並んで立ってもらえるかしら?」


吹寄「は、はいぃぃ!!」


女「錦織君、カメラよろしくね」


カメラマン「うぃーっす」




カメラマン「はい、もっとくっついてー」


垣根「おい、もっとくっつけだってよ」


吹寄「うぅぅぅ・・・」


吹寄(・・・やるしかないわ!吹寄制理!!)


吹寄「わ、わかったわ」ギュ


垣根(うぅ!!胸が・・・それになんかいい匂いが・・・)ジー


吹寄「な、何人の顔ジーっと見てんのよっ///」


垣根「み、み、見てねーよぉ!!」ドキドキ


カメラマン「はーい、いくよー」




カシャ













女「どうもありがとうね」


吹寄「いいえ、そんなこと・・・」


垣根「それいつ頃載るんだ?」


女「来月号よ。よろしくね」


垣根「了解だぁ。ふっ、俺の写真見て近寄ってくる女が増えるのが目に見えるぜ」


吹寄「どんだけパーソナルリアリティ豊かなのよ、あんたは!」ゴツッ


垣根「っ痛!!?」


垣根「何しやがる!!?」


吹寄「妄想の世界から現実の世界に戻してあげただけよ」フンッ


垣根「誰が妄想世界に行ってるだってぇぇ??」


吹寄「あんたよ、あ・ん・た!」


女(本当仲いいわね・・・将来、彼氏が尻にしかれる姿が目に浮かぶわ)


女「じゃあ、本当にありがとうね。また機会があったらよろしく」


吹寄「あ、はい。ありがとうございました」ペコリ


~ 1時間後 吹寄宅前 ~



吹寄「今日はありがとうね」


垣根「お、おう」


吹寄「結構楽しかったわ」ニッコリ


垣根「お、おう」ドキッ


垣根(んだぁ、この変な感じはよぉ・・・)


吹寄「えっと・・・その・・・」


垣根「ん?」


吹寄「また・・・暇な時でいいから・・・そのぉ・・・」ウジウジ


垣根「!?」


吹寄「また・・・かい・・・買い物なんか・・・」


垣根「」


垣根「おう、俺は休日はいつでも暇だからな。また誘ってくれや」


吹寄「え?」


垣根「だから、お、俺は暇人だっつーことだよぉぉ!!」


吹寄「・・・何よ、それ」クスッ


垣根「こら!そこ笑うな!!」


吹寄「ごめんなさい」クスッ


垣根「ったくよぉ・・・」


垣根「んじゃー、また電話なりメールでもしてくれや」バサァ


吹寄「垣根からはしてくれないの?」ジー


垣根「うぅぅ!?」


垣根「ま、まー・・・なんだ・・・暇な時してやるよ・・・」


吹寄「本当上から目線は変わらないのね」


垣根「悪かったな」


吹寄「じゃあー、また今度ね」


垣根「お、おぅ・・・」バサァ


~ 同日夜 吹寄宅 ~



吹寄は、姫神と電話で話をしていた。



吹寄「――――――――ってわけなんだけど何なのかしら、この気持ち・・・」


姫神(吹寄さん。上条君程じゃないけどちょっと鈍感なのかな。)


姫神「多分。恋だと思う。」


吹寄「こっ、こ、こ、恋ぃぃぃぃい!!??」


姫神「うん。」


吹寄「私が恋なんて・・・」


姫神「吹寄さん。恋なんていつやってくるかわからないもの。」


吹寄「で、でも・・・私に恋とかって似合わないような」


姫神「恋に似合うも何もないと思う。」


吹寄「」


姫神「私も以前自分のこと卑屈に思ってた。けど小萌に言われて少し変われた。」


吹寄「それって上条当麻のこと?」


姫神「うん。」


吹寄「姫神さんは何で上条のこと好きになったの?」


姫神「うーん。あの人は私を助けるために命がけで助けてくれた。」


姫神「それにあの人は優しいから。困った人がいたら何の見返りも求めず必ず助けてくれる。そういうところが素敵。」


吹寄(命がけ?姫神さん過去に何があったのかしら!!?)


姫神「と理由を考えるといくつか出てくるけど実際どれが好きになった理由かはわからない。」


吹寄「え?」


姫神「私の考えだけど人を好きになるのって理屈じゃないと思う。」


吹寄「」


姫神「私もいつの間にか上条君のことを好きになってた。恋ってそんなもんじゃないかなって思う。」


吹寄「姫神さん・・・」


姫神「ごめん。あまり参考にならなかったかも。」


吹寄「ううん!!そんなことないわよ!!」


吹寄「なんとなくわかったような気がする・・・」


姫神「ならよかった。」


吹寄「話聞いてくれてありがとうね。また明日学校でね!」


姫神「うん。おやすみ。」


吹寄「おやすみなさい」プチッ




吹寄「」フゥー


吹寄「恋か・・・」


吹寄「私、やっぱりあの人のこと・・・」


吹寄「」


吹寄「ええい!!悩んでいたってしょうがいないじゃない!」


吹寄「とりあえず風呂入りましょう!!」


~ 同日夜 上条宅 ~



上条「――――――――んで、その話を聞いて上条さんにどうしろと?」


垣根「はぁ!?だからフラグ1級建築士のお前にこの気持ちが何なのか相談してんじゃねーかぁ」


上条「誰がフラグ建築士だぁ!!」


垣根「土御門と青髪が言ってたぞ」


上条「あいつら・・・年齢=彼女いない歴の俺に対する皮肉かよ!!」


垣根「あんだ、お前も彼女いたことねーのかよ」


上条「え?お前もって?まさか・・・」


垣根(・・・しまったぁぁぁああ!!うっかり喋っちまったぁぁあああ!!)


上条「垣根に彼女いなかったのは意外だな」


垣根「フッ!まぁー、女なんかいつでも出来るからなぁ!!今までは作らなかっただけだぁぁあ!!」アセアセ


上条(おうおう・・・嘘が表情に出やすい奴ですこと)


上条「ま、いいっか。でもまさかお前と吹寄がねー」


垣根「あん?」


上条「いやー、以外な組み合わせだと思ってよ」


垣根「俺もまさかこんな展開になるとは思わなかった」


上条「まー、人の気持ちなんかわからねーけどよ・・・一緒にいて楽しかったりドキドキしたりするってことは・・・」


垣根「・・・するってことは?」


上条「好きってことじゃねーのか?」


垣根「す、す、す、好きだぁぁああ!!?」


上条「おい、急に大声出すなよ!!」


垣根「あっ、わりぃ・・・」


上条「まー、俺も恋愛とかしたことないから断言はできないけどよ」


上条「俺から言えるのはここまで。後は自分で考えな」


垣根「」


上条「んで泊まってくの?」


垣根「帰るの面倒くせぇからな。いい?」


上条「いいけど布団ねーぞ?」


垣根「未元物質で作るから問題ねー」


上条「・・・便利すぎだろ、未元物質」


垣根「はん、俺の未元物質に常識は通用しねーからな」


上条「はいはい・・・じゃあー俺明日学校あるからそろそろ寝るな」


垣根「おう。なんか飲み物ねーか?」


上条「あー?コーヒー自分で入れるか冷蔵庫から適当にとってくれー」


垣根「れ、れ、れ、冷蔵庫だと!?」ダラダラ


上条「ん?どうした?」


垣根「・・・いや、冷蔵庫と聞くと気分が悪くなってな・・・」


上条「そ・・・そうか(変な奴だな)」


上条「じゃあーおやすみ。寝る時電気消してなー」


垣根「おう」




~ 上条宅 ベランダ ~



垣根(・・・俺が吹寄のことを好きね・・・)ズズー


垣根(いいのかねぇ・・・こんなクソ野郎が人のことを好きになるなんてよぉ・・・)


垣根「」ズズー


垣根「にがっ・・・」


今回はここまでです!


次は3/13(日)か3/14(月)に投下予定です!

>>474
無言を表したいときには
上条「」より、上条「…」のほうがいいかも
「」だと、無言というより言葉を失ってるか、絶句してるように思えるよ
>>401はフレンダ「…」
>>410は絹旗「」イラッ のままでいいと思う

横槍すまん


おはようございます!

>>482
おー、アドバイスありがとうございます!
初めてのSSなんで勉強なります!

皆さん地震大丈夫ですか?
>>1は昨日からずっと停電で今朝やっと復活しました。

ではノシ


~ 12月20日 ~



浜面達は、とある通り魔事件の犯人を追い掛け回していた。




浜面「待ちやがれー!!!」


通り魔「っち、しつけーな!!」




ヒュン




通り魔「っんな!?急に目の前に!!?」


麦野「いい加減捕まりやがれっつーのぉ!!」ドガッ


通り魔「がはぁぁあああ!!?」ドサッ




通り魔「」チーン


青ピ「いい右フックや」


麦野「楽勝よ」


浜面「」ゼェーゼェー


青ピ「浜面も追い詰めご苦労さん」


浜面「お、おう・・・」ゼェーゼェー


フレンダ「あれくらいで息切れってどんだけ体力ないわけよ」


浜面「う、うるせぇ・・・」


浜面(最近、全然体鍛えてなかったし走りこみもしてなかったしな・・・)


青ピ「ほな、ボクこいつアンチスキル本部に連れてくさかい」


麦野「よろしくー」




ヒュン




~ 5分後 ~




ヒュン




青ピ「あっちに置いてきたで~」


フレンダ「相変わらずチートな能力ね」


麦野「ほんと・・・制限がないテレポートって反則だわ」


青ピ「あぁぁん!もっと褒めてやぁ~」クネクネ


フレンダ「これがなければ純粋に尊敬できるんだけど・・・」


麦野「こいつが同じレベル5なんて・・・」


浜面「おい、18時過ぎてるしそろそろ支部に戻ろうぜ」


青ピ「せやね。瞬間移動で戻る?」


麦野「んー・・・たまには歩いて帰りましょう」


フレンダ「賛成」


青ピ「ほな、帰ろうか」


浜面「おう」










浜面「そういえばもうじきクリスマスだけどお前らどうすんだ?」


青ピ「浜面・・・ボクに喧嘩売ってるん?」イラッ


浜面「え?」


青ピ「・・・彼女もいないボクに予定なんかあるわけないやん!!!」


青ピ「自分には彼女がいるからって上から目線で質問しやがってぇぇえ!!日本海にテレポートさせるで!?」ギロッ


浜面「いっ!!??ちょっとたんま、たんま!!!」


青ピ「問答無用や」ニヤリ


浜面「悪かったっ!!!すいまんでしたぁぁぁああ!!!!」スライディングドゲザ


麦野「うわ、みっともなー・・・」


フレンダ「・・・ってかさ、クリスマスって家族と過ごすもんじゃないの?」


浜青麦「・・・・・・・えッ!?」


フレンダ「・・・・・え!?」









フレンダ「―――――――――な、なんですって!!??」


フレンダ「日本ではクリスマスは恋人と過ごすものだったわけね!?」


浜面「まー、絶対ではないけど恋人いる奴は皆一緒に過ごすだろうな」


麦野「そうね。やっぱ日本と外国じゃそういうの違うのね」


青ピ(恋人もおらんし、家族も遠い新潟や・・・)


浜面「じゃあー、まだ上条誘ってないのか?」


フレンダ「うん」


麦野「明日にでも誘えば?今日上条休みだからいないし」


青ピ「電話やメールでもいいんやない?」


フレンダ「うーん・・・やっぱこういうのは直接言いたいから明日誘うわ!」


浜面「意外に律儀なとこあんだな」


フレンダ「意外は余計ってわけよ・・・」


青ピ「麦のんはクリスマス予定あるん?」


麦野「・・・だから・・・麦のんって言うなっつーのぉぉ!!」


青ピ「ええやん、可愛いあだ名やし」


麦野「はぁ~・・・私は仕事終わったら佐天さんと初春さんとパーティーの予定よ」


青ピ「・・・ほな、ボク「絶対駄目っ!!!」」


青ピ「」ガックシ


フレンダ「浜面はどうせ滝壺とでしょ?」


浜面「おう。っても自宅で和やかに2人でパーティーするだけなんだけどな」


青ピ「リア充は全員灼熱地獄に転送や・・・」


浜面「うぉい!!さらっと怖いこと言うのはやめてください・・・」


フレンダ「まっ、青髪も100年後くらいにいい人見つかるかもしれないってわけよ!」


青ピ「100年ってボク生きてる自信ないでぇぇええ!!!」


>アハハハ


フレンダ(よーっし!明日上条君をクリスマスデートに誘うわよ~!!)


あ、今回投下宣言するの忘れてしまった

失礼しました!

また0時くらいに投下します!


削板「すげぇな、お前ら。こんなにすげぇ根性ある奴らは初めて見た」


削板「計画停電で明日8時間停電すっけど、根性で乗り切るか」


てなわけで投下します!


舞っててくれてありがとうですの


~ 12月21日 公園 ~



美琴(遅いわね・・・そろそろここに来てもいいはずなんだけど)




絹旗「超寒いです」


海原「今日は最高でも4度みたいですからね」


上条「いつものベンチで休憩すっか」


青ピ「賛成や~」


フレンダ(帰りに2人で帰ってその時誘おう・・・)




美琴(あっ、来た!!!)


美琴(でも沢山人いるわね・・・あの人数を前にあいつを誘うのはちょっと・・・)


美琴(いや、駄目よ私!ここで逃げたらいつまで経っても誘えないわ!)




上条「はぁ~、あたたま「やっ、やっほ~」」


上条「ん?って御坂か」


美琴「きょ、今日もパトロールお疲れ様・・・」


上条「おう、サンキュー。御坂もベンチ座れよ」


絹旗(・・・超電磁砲)


美琴「うん・・・フレンダも海原さんもこんちには」ペコリ


フレンダ「うん(・・・なんか嫌な予感が)」


海原「お久しぶりです(御坂さーんじゃあーりませんかーー!!!)」


青(これは修羅場の予感やでぇ~)ニヤニヤ


上条「そういえばお前公園で何してたんだー?」


美琴「いやぁ・・・ちょっとね」ウジウジ


美琴(いけ、いくのよ!御坂美琴!!)


美琴「あのさぁ~・・・」


上条「ん?」


美琴「あ、あんた・・・24日って予定あったりする?」モジモジ


フレンダ(し、しまったぁぁぁあああ!!!)


フレンダ(余裕かまして帰りに誘おうとしたら先越されたぁぁああ!!)ガーン


絹旗(フレンダが面白い顔になってます・・・)


上条「24日?あー・・・夜は予定あるけど日中は予定ないぞ?」


美琴(ほっ・・・)


美琴「じゃ、じゃあーさー・・・一緒に第17学区に新しくできた動物園に・・・い、いかにゃあい?///」


一同「」


絹旗「今思いっきり噛みましたよね?」ヒソヒソ


青ピ「せやね」ヒソヒソ


海原(照れる御坂さん・・・なんと可愛らしい姿なのでしょうか)ウットリ


フレンダ(・・・しかも誘う場所まで被ってるぅぅぅうう!!?)


上条「おう、いい「ちょっと待ったぁぁあああ!!!」」


上美「へ?」


フレンダ「上条君、24日は私と一緒に動物園行きましょう!」


上条「はい?」


美琴「ちょっとフレンダぁ!!私が先に誘ったんだけど?」


フレンダ「順番なんか関係ないわけよ!」


美琴「」ガルル-


フレンダ「」ウーウー


美琴「・・・このままじゃらちがあかないわね」


フレンダ「・・・じゃあーどっちと行くか上条君に決めてもらえばいいんじゃない?」


美琴「そ、それもそうね・・・」


美フ「さー、あんた(上条君)はどっちと行くの!!!???」グイッ


上条「っうぅ!!??」


絹旗(うぉぉ・・・超修羅場です)


青ピ(なぜ・・・なぜ上やんばかりがぁぁぁあああ!!!)


上条「・・・」


上条「だったら3人で行けばよくねーかぁ?」


美フ「はいっ!!??」


上条「だってお前ら動物園行きたいんだろ?だったら3人で行けばいいじゃねーか」


上条「俺には誰かを仲間外れとかするのではできねー。皆で楽しめれば1番じゃねーのか?」


美フ(な、仲間外れって・・・)


青ピ(上やん・・・流石にそれはないで)


絹旗(まさかこんな答えが出るとは・・・)


上条「つっても3人じゃやっぱあれか・・・(人少ないよな)」


美琴「そ、そうよ!!3人はないわよ!!」


フレンダ「その通りってわけよ!!」


上条「だな。おい!絹旗、青髪、海原は24日仕事休みだろ?予定なんかあるのか?」


一同「はい!!??」


上条「どうなんだ?」


絹旗「はい。予定はありませんけど・・・」


海原「自分も見舞い以外は予定はありませんが・・・」


青ピ「クリスマスはボクの敵やけど・・・」


美琴(・・・あいつ、まさか・・・)


上条「じゃあーこの6人で行こうぜ!」ニコッ


一同「へ!!??」


美琴(や、やっぱり・・・)ガックシ


フレンダ(彼は予測不能すぎるわ・・・)


上条「いや~、どうせなら人数多いほうが楽しいだろう」


絹旗「はぁ・・・」


青ピ「ボクはいいんやけど・・・」


海原「その・・・いいんでしょうか?」


上条「美琴とフレンダもいいかー?」


美琴(この朴念仁がぁぁぁあああ!!)


フレンダ(・・・どうやら上条君は難攻不落のようね)


美琴「はぁ~・・・まっ、いいわよ・・・」


フレンダ「私も・・・」


上条「よし、皆で行った方が楽しいしな!」


絹旗「ドンマイです、フレンダ、超電磁砲・・・」ポンポン


美フ「うぅぅぅ・・・」


~ 2時間後 第一七七支部 ~



固法「じゃあー今日も皆お疲れ様」


一同「お疲れ様でーす!」



ワイワイガヤガヤ



上条「じゃあーお先にー」


初春「私もお先に失礼しまーす!行きましょう、麦野さん!」


麦野「ええ。じゃあーお先に失礼するわ」



>オツカレサマー


フレンダ「はぁぁぁ・・・」ガックリ


絹旗「ドンマイです・・・フレンダ・・・」


固法「あら、フレンダさん。どうしたの?」


土御門「どうしたぜよ?」


海原「えっと・・・実はですね――――――――――」









固法「―――――――――――なるほどね」


海原「ええ」


固法「上条君もやるわね。中々できることじゃないわ」


青ピ「そのくせ鈍感で悪気もないからたち悪いんや」


土御門「まー、そこが上やんのいい所でもあるけどにゃー」


フレンダ「・・・それは否めないってわけよ」


固法「まさか御坂さんも上条君のことがね・・・」


青ピ「固法さんは知らなかったん?」


固法「ええ。彼女からそういう話は聞いたことないから」


フレンダ「美琴には負けられないわ」


土御門「フレンダ、ライバルは超電磁砲だけじゃないぜい?」


フレンダ「え?」


土御門「他にも沢山いるぜよぉ」ニヤリ


固法「そんなに彼ってもてるの?」


土御門「固法さん、上やんは一級フラグ建築士だにゃー」


固法「フラグ建築士って?」


土御門「女の子とフラグ立てる奴しか取得できない資格ぜよ」


土御門「更に上やんは鈍感だから女の子の気持ちに気づかないで行く先々でフラグが建っていくんだぜい」


土御門「ぶっちゃっけ、上やんと付き合うのは宝くじ当たるより難しいかもしれん・・・」


固法「そ、そんなに!?」


フレンダ「ため息しか出ないわけよ・・・」


絹旗「流石、学園都市最強を2回も倒し第三次世界大戦を終わらせた男・・・」


固法「え?それってどういう・・・」


絹旗「えっとですね――――――――――――――」









固法「―――――――――――――ちょっと信じられないわ」


絹旗「ですよね」


土御門「でも本当のことぜよ」


フレンダ「優しくて、かっこよくて、強いなんてもう最高ってわけよ!!!」


フレンダ「結局、私の彼氏になるのは上条君以外考えられないってわけよ!!」


絹旗(フ、フレンダが怖い・・・)


海原(フレンダさんから凄いオーラが出てますね)


青ピ(くそっ!!上やんに幻想殺しがなければマグマの中に転送できるのに!!!)


固法「あのね・・・」


一同「はい」


固法「ちょっと話が変わるけど・・・」


固法「第一七七支部ってレベル5が3人、そのレベル5を倒した人が1人・・・」


絹旗「1人じゃないですよ」


固法「え?」


絹旗「浜面は以前、麦野と戦って勝っています」


固法「え?浜面君が!!??」


絹旗「はい」コクリ


海原(浜面さんが・・・彼もやりますね・・・認識を改めないと)


土御門(・・・麦野を倒した無能力者って浜面のことだったのか)


青ピ(意外やな・・・浜面も何か特殊な能力が・・・)


固法「ってことはレベル5が3人、レベル5を倒した人が2人、レベル4が4人でしょ・・・」


固法「・・・ちょっと戦力的に卑怯じゃないかしら?」


絹旗「超同感です」


土御門「まー、戦力はあるに越したことはないぜよ」


青ピ「せやせや」


海原(・・・実は魔術師が2人混ざってます。とは言えないですね・・・)


固法「なんかレベル5が自分の周りに沢山いるのが慣れてきたのが恐ろしいわ」


絹旗「他の支部にはレベル5はいないんですか?」


固法「ええ。聞いたことがないわ」


土御門(そりゃー、3位、5位、6位、7位以外は全部暗部だったからにゃー・・・)


固法「私も今まで以上にしっかりしなくちゃ」


海原「そうですか?固法さんは今のままで十分だと思いますよ」ニコッ


青ピ「せやで」


絹旗「はい!あの麦野と垣根を抑えられるのは固法さんしかいませんし」


フレンダ「それに、私固法さん以外の人の下で風紀委員やる気ないし~」


土御門「そういうことだにゃー」


固法「みんな・・・ありがとう」


固法「・・・よし!皆でご飯でも食いに行きましょうか」


土御門「お、固法さんから誘うなんて珍しいぜよ」


固法「今日はルームメイトがいないからね」


海原「では自分、美味しいお店見つけたのでご案内しますよ」


絹旗「おー、海原さんが見つけたお店なら超期待できそうです」


海原「おやおや、ハードルが高くなってしまいましたね」


青ピ「腹ぺっこぺこやで~」


フレンダ「腹が減っては戦はできぬ!ってわけよ」


固法「じゃあー行きましょうか」


一同「はーい!」


本日はここまでです!

PCに根性足んなくて途中コテハン抜けてました、すいません!

次は3/14(月)の夜に投下予定です。

ただ計画停電があるのでずれるかもしれませんが根性で何とかします。


結局今日は計画停電ありませんでした!

明日は実施するみたいですが会社にいけるやら・・・

皆さん、コメントありがとうございます!

では投下します!


~ 12月24日 第一七七支部 ~



初春「はい、固法さんお茶です」コトッ


固法「ありがとう」


固法「」ズズー


固法「暖まるわね~」


初春「ですよねぇ~。みかんもいかがですか?」


固法「それはあとで頂くわ」


初春「はーい!それにしても12月に入って犯罪数がめっきり減りましたね」


固法「これもあの人達のおかげね」ニコッ


初春「そうですねぇ~♪」


固法「初春さんは今日は麦野さんと佐天さんの3人でパーティーなんですって?」


初春「はい!麦野さんの家でやるんですよぉ!固法さんも来ますかぁ?」


固法「私はルームメイトと過ごす予定だから遠慮しとくわ」


初春「そうですか!」


固法「ええ」


固法(・・・上条君たちはクリスマスイヴ楽しんでいるかしら)クスッ


~同時刻 第17学区 動物園 ~




美琴(待ち合わせより30分も早く来ちゃったわ・・・)


美琴(流石に誰もまだ来ないわよね)


青ピ「あれ?御坂ちゃんやん」


美琴「あっ、おはようございます」ペコリ


青ピ「おはようさーん。随分早かったんやね」


美琴「寮にいてもやることなかったんで・・・」


青ピ「さよかー。そういえば白井はんが今日休み取れなくて随分悔しがってたで~」


青ピ「御坂ちゃんは随分、白井はんに好かれてるんやね」


美琴「まぁ、まぁ・・・(好かれてるのレベルを超えてるわよ・・・)」



~ 10分後 ~



フレンダ、絹旗「おはようー(ございます)」


青ピ「おはようさん!」


美琴「あら、おはよう。フ・レ・ン・ダ」ニッコリ


フレンダ「おはよう、み・こ・と」ニコッ




バチバチバチ




青ピ「あそこ火花が散ってるで~」


絹旗「近づかない方がいいですね・・・」


~ 5分後 ~



上条「おーっす!」


海原「おはようございます」


一同「おはよー」


青ピ「あれ、2人一緒にきたん?」


上条「いや、ついさっきばったり顔合わせてさ」


海原「え、ええ・・・(本当は30分前から遠くで御坂さんを観察してたとは言えませんね・・・)」


美琴「じゃあー、行きましょうか」


一同「おーう」





ワイワイガヤガヤ




フレンダ「うわぁ~、結構混んでるのね」


絹旗「超混んでますね」


上条「なぁ~、御坂。ここってそんなに人気あんのか?」


美琴「みたいよ。何せただの動物園じゃなくて絶滅動物限定の動物園だからね」


青ピ「絶滅動物やて?」


美琴「ええ。何故学園都市にいるのかはわからないけど・・・」


青ピ(まさかクローン技術で・・・いや、クローン作るにもDNAが必要なはずや・・・)


海原(まさかこれもドラゴンボールの力で・・・)


上条「凄い面白そうだな!絶滅動物なんか生で見たことないもんな!」


美琴「絶滅動物なんだから当たり前でしょうが!」


上条「うぐっ!!?」


美琴「ったく、あんたは・・・今まで見れていたならそもそも絶滅動物じゃないのよ」


上条「お、仰るとおりで・・・」


フレンダ(何よ・・・2人で仲良くくっちゃべってさ・・・)ムー


フレンダ(・・・よし!)


フレンダ「とりあえず行きましょう!」ギュッ


上条「えっ!?」


美琴「ちょっとフレンダ!何手なんか握ってんのよ!!?」


フレンダ「人が多いからはぐれないようによ」ニヤリ


美琴「ぐぐっ・・・」


美琴「・・・じゃ、じゃあー・・・私はこっちの手握らせて貰うわよ///」ギュッ


上条「はい!!?」


上条「・・・ちょっと上条さんをはさんで3人で手握るってのはどうかと思うのですが?」


美琴「はぁ、はぐれない為よぉぉお!!////」


美琴「仕方ないじゃないぃぃ!!!///」


フレンダ(くっ!?美琴め!!中々やるじゃない・・・)


海原(照れる御坂さん・・・GOOD!!!)


青ピ「な~、絹旗はん」


絹旗「何ですか?青髪さん」


青ピ「ボク達、いる必要があるんやろか」


絹旗「・・・ノーコメントです」


~ 同時刻 第9学区の遊園地 ~




スタン




垣根「よぉー!今日は遅刻しないで来たぜ」バサァ


吹寄「」ワナワナ


垣根「あん?」


吹寄「ふんっ!」ドガッ


垣根「いてぇぇ!!」


垣根「な、何しやがる!?」


吹寄「だから~、待ち合わせ場所に飛んでくるなとあれほど行っといたでしょうがぁぁああ!!」


垣根「・・・い、いや・・・だって飛んできた方が楽だし・・・」アセアセ


吹寄「・・・次飛んできたらその白い翼もぎ取るわよ?」ギロッ


垣根(・・・こいつならやりかねねぇ・・・)


垣根「す、すいませんでした~」


吹寄「・・・全くもう!」


吹寄「ほら、行くわよ」ギュ


垣根「お、おう・・・」ギュ


垣根(・・・何手握ってるだけでドキドキしてんだぁぁ!!)


吹寄(ちょっと積極的すぎたかしら・・・)


~ 場所代わり動物園 ~




上条「うぉ、これがサーベルタイガーか!!」


青ピ「凄い牙やねぇ」


海原「これはこれは・・・」


美琴「男ってあういう強い動物が好きなのかしら?」


フレンダ「かもね~」


絹旗「そこは男女の超違いですね」


美琴「あー!!あれ可愛いわっ!」


海原「あれはニホンアシカですね」


美琴「あのつぶらな瞳・・・たまらないわ!!」


絹旗「確かに可愛い顔してますね」


フレンダ「普通のアシカと違いがわからないわけよ」






美琴「こ・・・これは何かしら?」


絹旗「えーと、イノケンティウスって書いてありますね。今日限定みたいですよ」


フレンダ「炎でできてるように見えるのは私の錯覚なのかしら?」


青ピ「いや・・・ボクにもそう見えるで(発火能力者の仕業やろか?)」


海原(魔術の匂いが・・・)


上条「」


フレンダ「何この生き物」


(・ω・)「もきゅ?」


美琴「め・・・・めそ?」


海原「って書いてありますね」


美琴「凄い名前ね・・・」


絹旗「超可愛いじゃないですか!!」


青ピ「確かに見た目は可愛いんやけど・・・」


上条「・・・舌が半分に割れてる!?」


海原(・・・この生き物は一体?)


~ 場所代わり第9学区の遊園地 ~



垣根「どこもかしこもカップルばっかだな」


吹寄「そりゃークリスマスイヴだからね」


垣根「ん?」



「たっくよォ・・・人多すぎだろうがァ・・・」


「相変わらず人が多いところは苦手なんだね、ってミサカはミサカは再認識してみたり」


「人ごみに酔う一方通行ってきゃわいいね☆」


「・・・うぜェ」



吹寄「どうしたの?」


垣根「・・・いや、知ってる奴がいたような気がしただけだ」


吹寄「友達とか知り合いって言えないところが悲しいわね・・・」


垣根「うるせぇーぞぉ」


垣根(・・・まさかあいつが遊園地に?)


垣根(いや、ないない)


吹寄「ほら、ジェットコースターのところ並ぶわよ」


垣根「・・・本当に乗るのか?」


吹寄「当たり前じゃない!遊園地に絶叫系は欠かせないわよ」


垣根「ちっ、あんなので喜ぶのはガキくれぇだろうが・・・」


垣根(絶叫系苦手なんだよな・・・)


吹寄「あら、もしかしてびびってるの?」


垣根「」ピクッ


吹寄「びびってるんなら乗らなくてもいいわよ?」


垣根「だーれが・・・びびってるって~?」ピクッピクッ


吹寄「貴方よ、あ・な・た」


垣根「はぁい~?」


吹寄「まさか天下のレベル5様がジェットコースター苦手だっとはね~」クスクス


垣根「上等だぁぁああ!!乗ってやんよぉぉぉお!!」


吹寄「無理しなくてもいいのよ?」


垣根「はんっ!!この学園都市第2位の未元物質にこえーものなんてないんだよぉ!!」


~ 1時間後 ~



垣根「」チーン


垣根(んだ、あの乗り物はよ・・・心臓に悪いだろうがぁ・・・)


吹寄「・・・ちょっと大丈夫?」


垣根「だ、大丈夫に・・・き、決まってるだろうがぁ・・・」


吹寄「そのわりには顔が藤木君の唇並に真っ青よ」


垣根「――――――ッ!?」


垣根(藤木君並だとぉぉぉお!??)


吹寄「お昼も近くなってきたし休憩してお昼ご飯食いましょうか」


垣根「お、おぅ・・・」フラフラ








吹寄「ここでいいかしら?」


垣根「おう、人も少ないしいいんじゃねーか」


垣根「んで、なんか買ってくるか?」


吹寄「えっと・・・」


垣根「ん?」


吹寄「あの・・・お弁当作ってきたんだけど・・・」モジモジ


垣根「おっ、気が利くじゃねーか」


吹寄「ほら、食いなさい・・・」


垣根「んじゃ、ありがたく頂くぜ」


垣根「ん」モグモグ


吹寄(・・・初めて人の為に弁当作ってみたけど)


吹寄「味はど・・・どうかしら?」ジー


垣根「あん?そりゃーおっ!!?」


垣根(・・・おいおい、急に上目遣いで見てくんじゃねーよ!!)ドキッ


垣根(変に意識しちまうだろうがぁぁぁ!!)


吹寄「どう?」ジー


垣根「まっ、まー普通に食えるレベルじゃねーのかぁ?」


吹寄「もっとまともな言い方ないわけ・・・」


垣根「俺にまともなんて言葉は似合わねーからな」


吹寄「はいはい・・・」


吹寄(素直に美味しいとか言ってくれればいいのに・・・)シュン


垣根「・・・」


垣根(やべ・・・ちょっと冷たかったか・・・)


吹寄「はぁ~・・・」モグモグ


垣根「ま、そのーなんだ・・・」


吹寄「?」


垣根「け、け、結構美味しいんじゃねーかぁ?」


吹寄「え!?」


垣根「こ、これくらいならすぐお嫁にいけんじゃねーのかぁ?」


吹寄「はっ!!??」


垣根「えっ!?」


垣根(って俺は何言ってんだぁぁぁぁ!!!)アセアセ


吹寄「ちょ、ちょっといきなり変なこと言わないでよぉぉ!!」カァー


垣根「い、いや・・・俺は素直に感想をだな・・・」


吹寄「全くもう・・・」


垣根(あちゃー・・・結局怒らせちまったよ・・・)


吹寄(お嫁さんって・・・)



垣根『ただいま帰ったぞ、制理』


吹寄『おかえりなさい、あなた』


子供『あう~』


垣根『お、ママといい子にしてたか~?』ナデナデ


吹寄『お風呂にする、それともご飯にする?』


垣根『お風呂もご飯もいいが・・・まずは』


吹寄『え?』


垣根『ただいまのキスをだな・・・』グイッ


吹寄『ちょ、ちょっと・・・///』




吹寄(―――――――――ってあたしは何を考えんのよぉぉ!!!)ブンブン


垣根「?」


~ 同時刻 動物園 ~



上条「うし、お昼にするかー」


一同「おーう」


上条「どっかレストランでも「ちょっと待ったぁぁぁ!!!」」


上条「!?」


美フ「実は・・・」


美フ「お弁当を作ってきたのよ!(わけよ!)」


美フ「ん!?」


美琴(被ったぁぁぁぁぁ!!!)


フレンダ(くっ!!被りすぎってわけよ・・・)


上条「おー、2人とも弁当作って来てくれたのか!そりゃー楽しみだ」ニッコリ


美フ「///」


上条「いや~、女の子の手料理なんか普段食わないからな。楽しみでしょうがないぜ」


美フ(おっしゃー!!!)


絹旗「あの・・・」


フレンダ「何、絹旗?」


絹旗「・・・私達も食っていんでしょうか?」


青ピ「・・・」コクコク


海原(御坂さんの手料理、手料理、手料理ぃぃぃぃ!!!!)


フレンダ「もっ、もちろんよ!ねー、美琴?」


美琴「う、うん!!」


美フ(ふ~・・・人数分作ってきてよかったな)


上条「んじゃーあっちのテーブル空いてるからそこで食おうぜ」


一同「おーう」





フレンダ「じゃんじゃじゃーん!!!」


一同「おー」


フレンダ「フレンダ特製お弁当ってわけよ!!」


上条「おー、凄い美味そうだな!俺の好きな卵焼きも入ってるし」


フレンダ(・・・そこら辺は抜かりなしってわけよ!)ニヤリ


~ さかのぼること3日前 中華料理屋 ~



フレンダ『土御門!!』


土御門『にゃー?』


フレンダ『上条君の好物を教えて!!』


固法『フレンダさん、凄い気合入ってるわね・・・』


絹旗(こんな超気合入ってるフレンダ、暗部時代も入れて初めて見ました・・・)


海原(これが恋する力ってやつですか・・・)


青ピ(ボクにも春が来るんやろうか・・・)


土御門『いいぜい・・・ただし条件があるぜよ』


フレンダ『条件?』



土御門はノートを取り出しフレンダに見せつける。そこにはとある衣装のデザインが・・・



土御門『この堕天使チラメイド超ミニスカバージョンを着てもらうぜよ!!』ジャジャーン


一同『』ポカーン


フレンダ『え、えっと・・・』


青ピ(フレンダちゃんがあの衣装を!!??)


海原『・・・土御門さん、貴方はまたこんないかがわしいものを』


土御門『いかがわしいとは心外ぜよ!これは立派な衣装だぜい』


海原『その立派な衣装がいかがわしいと言ってるんですよ。これだからシスコンは・・・』


海原が呆れるように息を吐いた。


土御門『』ピキッ


土御門『まっ、この衣装のよさはストーカー野郎には一生わからないぜよ』ニヤリ


海原『』イラッ


海原『・・・自分はこんなセンスの悪いもののよさなんか一生わかりたくないですけどね』


土御門『貴様・・・』


土御門『表に出ろぉぉぉぉ!!!この衣装を馬鹿にする奴には罰を与えるぜよ!!!』


海原『いいでしょう・・・土御門さんがそのいかがわしい衣装をセンスあるものだと思っているのなら・・・』


海原『まずはその幻想を・・・ぶち殺しましょう!』


青ピ(海原君がそげぶを!?)


絹旗(切れてる海原さん初めて見ました)


フレンダ『あのー・・・上条君の好物・・・』


固法『いい加減にしなさいっ!!』ゴツン


土海『っ痛!?』


固法『全くもう・・・くだらないことで喧嘩なんかするんじゃないの!それにお店の人に迷惑でしょう』


海原『自分としたことが・・・大変申し訳ございませんでした』ペコリ


土御門『すまなかったぜよ・・・』




フレンダ(――――――――――あの後、青髪にやっと聞き出せたのよね・・・)


絹旗「フレンダの弁当超美味しそうじゃないですか・・・明日は大雨ですか?」


フレンダ「それどういうわけよ?」


美琴(・・・あいつ、卵焼きが好きだったの!!??)


美琴(やられた・・・)


美琴(でもこっちの弁当だって!!)


美琴「私の弁当はこれよ!!」


一同「おー!」


上条「お、タコさんウインナー!可愛いじゃん、御坂」


美琴「え!?可愛い!?そ、そんな///」


フレンダ(ちっ、可愛さ勝負で来たか・・・)


海原(・・・御坂さんの手作り弁当が食えるなんて)


海原(ショチトル・・・自分は学園都市に来た甲斐がありましたよ・・・)


絹旗「超可愛い弁当じゃないですか」


美琴「あ、ありがとう!」


青ピ(美少女2人の手作り弁当が食えるやなんて・・・ボクはそれだけで満足や・・・)


フレンダ「はい、上条君。あーんしてあげる」


上条「へ!?」


美琴「んなっ!?」パクパク


フレンダ「ほらほら、遠慮しないで!」アーン


上条「じゃ、じゃー・・・」アーン


上条「」パクッ


フレンダ「どう、美味しい?」


上条「あー、超うめーよ!」


フレンダ「ならよかった」ニッコリ


美琴(・・・やってくれるじゃない)


美琴「ちょっとあんた!!」


上条「ん?」


美琴「わ、私のタコさんウインナー・・・く、食わせてあげるわ///」


上条「お、お前もかよ!?」


美琴「い、いいからアーンしなさい!!///」


上条(・・・なんか俺2人に子供扱いされてないか?)アーン


上条「」パクッ


美琴「ど、どうかしら・・・?」


上条「うん、美味いぞ御坂!」モグモグ


美琴「ほ、本当!?」


上条「上条さんは嘘なんて言いませんよ」


美琴(・・・よかったぁぁぁ!!!朝4時に起きたかいがあったわ)


フレンダ(・・・やるじゃない美琴・・・まずは引き分けのようね)ギロリ


美琴(負けないわよ、フレンダ!)ギロッ


絹旗「女の戦いですね」モグモグ


青ピ「せやな」モグモグ


海原(・・・このおにぎり!御坂さんが握ってくれるものだと思うと・・・)ジーン




~ 場所代わり第9学区の遊園地 ~



垣根「じゃあー、ちょっとトイレ行って来るわ」


吹寄「うん。ここで待ってるわ」


垣根「おう」





~ 男子トイレ ~



垣根「は~、寒いとトイレが近くて面倒くせーぜ」ジャー


一方通行「クソがァ、んでこんな人ごみにわざわざこねーとなんねーんだよォ」チョロチョロ


垣根「ん?」


一方通行「あん?」


本日はここまでです!

次は3/17(木)か4/18(金)に投下予定です。

男子トイレで鉢合わせてしまった学園都市第1位と第2位・・・
この後どうなるのか・・・

調子乗って次回予告風してみました


しまった・・・

次は3/17(木)か3/19(金)の間違いでした!

皆さん、2,3日以内にM7の地震が来る可能性が高いようなので寝る時は懐中電灯など手元に用意しておきましょう。

それではノシ


あ、違う

3/17(木)か3/18(金)でした・・・

ぼろぼろだ・・・


おはようございます!

コメント+アドバイスありがとうございます!

確かに一方通行の言葉と女の子の言葉遣いは仰るとおりです!
書き溜めの分修正します!

本日、電車が1日運転見合わせで会社行けなくなったので今日の夜に投下します!

>>588
GJ
俺も気になってたけど下手に指摘すると噛み付いてくる輩が居そうだったんで黙ってた


こんばんは!

>>597
何か指摘があれば全然言って下さい!
話の構成だと困りますが笑

では投下します!


垣根「」ジー


一方通行「」ジー


垣根「・・・」


一方通行「・・・」


垣根「一方通行ぁぁぁぁ!!???」


一方通行「クソメルヘェェェン!!!???」


一方通行「てめェ、何で生きてやがるゥゥゥ!!??」


垣根「・・・用を足すのが終わるまで待ちやがれ」


一方通行「・・・だなァ」


~ 3分後 男子トイレ前のベンチ ~



一方通行「さてさてェ、何故俺に殺されたクソメルヘンが生きてるのか説明してもらおうかァ?」


垣根「いい加減名前で呼びやがれ」


一方通行「いいからさっさと説明しやがれェ」


垣根「ったく――――――――――――――――」









一方通行「――――――――――――あんだァ、その意味不明な展開はァ?」


垣根「俺じゃなくてアレイスターに聞きやがれ」


一方通行「しかもお前が風紀委員に協力って何ですかァァァ!?」


一方通行「ギャグにすらなってねェぞォ?」


垣根「てめーだってグループ脱退して暗部に関わってねーじゃねーか?」


一方通行「うぐっ!?」


垣根(・・・そういえば俺と同じ悪の立場のこいつなら答えを導いてくれるかも)


垣根「おい」


一方通行「あン?」


垣根「少し話がある」


一方通行「これ以上てめェから聞く話なんてねーよォ」


垣根「・・・」


垣根「おい」


一方通行「・・・」


垣根「少し話しがある」


一方通行「2回目かよォ!?しかも俺の発言は無視ですかァ!?」


垣根「実はな―――――――――――――――――――――」











一方通行「―――――――――――――はーン・・・お前が恋をねェ」


垣根「俺みたいなクズ野郎が全く普通の女子高生を好きになるんだぜ。笑っちまうだろう?」


垣根「上条に相談したが最終的には自分で考えろって言われちまった」


垣根「まー・・・俺と上条じゃ善と悪だからな。そこでだ、俺と同じ悪のお前に相談したいわけだ」


一方通行「・・・」


垣根「悪の立場にいた俺が表の世界の子を好きになってもいいと思うか?」


一方通行(こいつ・・・ロシアで三下にぶん殴られる前の俺みたいだなァ・・・)


垣根「第1位、お前はどう思うんだ?」


一方通行「・・・今から言う言葉は俺の言葉じゃねェ・・・」


一方通行「どっかのヒーローが言ってた言葉だ―――――――――――――」





一方通行「―――――――――――――――――――――っとまァ、そんなわけだァ」


垣根「・・・」


一方通行「今のお前の状況とは違うが根本的なことは一緒だ」


一方通行「言い換えればお互いの立ち位置なんざ関係ねェ。大事なのはお前がその女を好きか嫌いかの問題だァ」


垣根「・・・」


一方通行「・・・俺はクソガキと性悪女が待ってるからいくぞォ」


垣根「・・・」


一方通行「じゃーなァ」


垣根「・・・おう」


垣根(立ち位置なんざ関係ないか・・・)


垣根(・・・まさか一方通行の口からそんな言葉が出てくるとはよ)ククク


垣根(・・・うし、行くか!)


垣根「わりぃ、遅くなった」


吹寄「遅いわよ、一体何分かかってるのよ」


垣根「いやぁ~、お前の弁当が美味しくてつい食いすぎちまったかなぁ」ニヤニヤ


吹寄「!?」


吹寄(この人は急にこんなこと言い出すんだから・・・)




~ 夕刻 吹寄宅前 ~



吹寄「今日はどうもありがとう。楽しかったわ」


垣根「おう」


吹寄「・・・しかし、まさか垣根が絶叫系苦手だっとはね」クスクス


垣根「はぁ!?苦手じゃねーし!!」


吹寄「まっ、そういうことにしといてあげるわ」


垣根「うぜぇ・・・」


吹寄(・・・自分の気持ち言わないとね)


吹寄(緊張するけど・・・言わないと・・・)


垣根「んじゃー、俺かえ「ちょっと待って!!」」


垣根「あん?」


吹寄「貴方に言っておきたいことがあるの・・・」


垣根「何だ?胸でも大きくなったか?」


吹寄「違うわよ!!全く垣根は・・・」


垣根「んじゃー何だよ?」


吹寄「えっと・・・えっと・・・」


垣根「・・・」


吹寄(・・・いざとなったら緊張してきた・・・でも)ブルブル


吹寄「垣根!」


垣根「ん?」


吹寄「私は・・・・・・・・・」


吹寄「貴方のことが好きっ!!!」


垣根「」


吹寄(・・・言っちゃった///)カァー


垣根「・・・・・・・・・・・・・え?」キョトン


吹寄「へっ、返事はまた今度でいいわっ!!!」


吹寄「次会うときに教えてちょうだい!!またねっ!!」アセアセ


垣根「あっ・・・」




バタン




垣根「・・・」


垣根(何だとぉぉぉぉぉぉぉ!!!??)


垣根(逆に告白されちまっただとぉぉぉぉぉぉぉ!!??)


垣根(・・・落ち着け!!!俺!!)


垣根(まずは深呼吸!!)スーハースーハー


垣根「よし・・・とりあえず家に帰るか」



~ 同時刻 動物園 ~



上条「んじゃー俺予定あるから先帰るな」


海原「自分もお見舞いがありますのでお先に失礼します」


絹旗「お見舞いってご家族の方ですか?」


海原「・・・妹です。ちょっと体が弱くてですね」


絹旗「そうなんでしたか・・・妹さんに超よろしくです」


海原「ありがとうございます」


上条「んじゃー海原行くか」


海原「ええ」


上条「じゃーな皆!」


青絹「」フリフリ


青絹「しかし・・・」チラッ


美フ「」チーン


美琴(・・・どんだけあいつは鈍感なのよ)


フレンダ(・・・強敵すぎるってわけよ)


青ピ「この子達どうしよか?」


絹旗「瞬間移動で連れて帰りましょう」


青ピ「それが一番やな」


絹旗「よろしくお願いします」


~ 帰りの電車の中 ~



上条「今日は付き合わせて悪かったな」


海原「いえいえ。楽しかったですよ」


上条「・・・この際だから聞くけどお前まだ御坂のこと好きなのか?」


海原「ええ、もちろんです」ニッコリ


上条「・・・御坂に想いを告げないのか?」


海原「・・・自分は遠くから御坂さんを見守ることに決めましたから」


上条「でもよ「それに」」


海原「御坂さんとその周りの世界を守るのは貴方の役目ですからね」ニッコリ


上条「・・・」


海原「感謝してますよ。約束を果たしてくれたことを・・・」


上条「海原・・・」


海原「まー、この話はここまでにしましょう」


上条「わかった」


~ 1時間後 第7学区駅前 ~




上条「じゃあー、またな」


海原「はい、お気をつけて」


上条「海原もな。妹さんによろしく」


海原「ありがとうございます」



~ 30分後 病院 ~



ショチトル「・・・この本も飽きたな」



コンコン



ショチトル「どうぞ」




ガラガラ



海原「どうも、お体はどうですか」


ショチトル「エツァリか。体は普通だ」


海原「普通ですか。それは何よりです」ニッコリ


ショチトル「今日は動物園とやらに行ってきたようだな」


海原「ええ。ショチトルにおみやげを買ってきましたよ」


ショチトル(エツァリお兄ちゃんが私に!?)


海原「どうぞ、メリークリスマスです」


ショチトル「悪いな」


海原「いえいえ。どういたしまして」


ショチトル「しかし、これは何だ?」


海原「ニホンアシカの人形ですよ。女性陣に人気があった動物だったので」


ショチトル「・・・」


ショチトル「例の超電磁砲とやらも一緒に行ったのか?」


海原「ええ、それが何か?」


ショチトル(エツァリお兄ちゃんの馬鹿・・・)ボソッ


海原「え?」




ガラガラ




御坂妹「メリークリスマスです、と言いながらサンタの格好をしたミサカが入室します」


ショチトル「・・・何だ、10032号か」


海原「」


御坂妹「ショチトル、メリークリスマスです!とミサカは再度お祝いの言葉を述べます」


ショチトル「うん、ところでお前はその格好で色んな病室をまわってるのか?///」


御坂妹「ええ、何か問題でも?」


ショチトル「い、いや・・・その・・・随分露出が多いサンタだと思ってな///」


御坂妹「そうでしょうか?とミサカは自分の衣装を確認します」バサァ


ショチトル「自分でスカートをめくるな!!」アセアセ


海原「」ポタポタ


ショチトル「エツァリ?ってお前、鼻血が凄いぞ!!!!」


御坂妹「うわ、爽やかイケメンが鼻血垂らしている、とミサカは実況をしながら写メを撮ります」カシャ


ショチトル「撮るな!!」


海原(・・・クローンだとわかっていても・・・わかっていても・・・)ダラー


海原(その格好は反則ですよ・・・)バタン


ショチトル「エツァリィィィィィィィ!!!!」




~ さかのぼること30分前 第7学区駅前 ~




上条「悪い、待たせたか?」


「ううん。大丈夫。」


上条「んじゃー、買出し行きますか」


「」コクリ


本日はここまでです!

エツァリ人生最良の日になりました☆

次回は3/17(木)か3/18(金)を予定しています。

投下中結構揺れましたね・・・
明日電車動いてくれるといいんですが・・・

ではノシ


こんばんはー

今日は一段と寒かったですね

では投下しますですの!


~ 1時間後 上条宅 ~



上条「悪いな、クリスマスに鍋なんか作ってもらって」


姫神「ううん。クリスマスに一人でいるのは寂しいし。こうして2人でいる方が楽しい。」


上条「そっか。吹寄とは遊ばなかったのか?」


姫神「吹寄さんは例のあの人とデート。」


上条「垣根か……あいつらも仲いいよな」


姫神「上条君は誰かと遊んでたの?」


上条「ん?あー俺入れて6人で動物園行ってきたよ」


姫神(6人。デートじゃない。よし。)


上条(今日は御坂とフレンダに振りまわされて疲れたな……)


姫神「上条君。鍋もう少しかかるからお風呂入ってくれば?」


上条「え、いいのか?」


姫神「うん。」


上条「悪いな、姫神。じゃあー入ってくるな」


姫神「いってらっしゃい。」








姫神(……風呂上りの夫を料理をしながら待つ妻。なんちゃって。)


~ 20分後 ~



上条「んー、いい湯だった」


姫神「鍋できたよ。」


上条「お、凄い美味そうじゃん!」


姫神「なんかクリスマスに鍋ってごめんね。」


上条「何言ってんだよ!クリスマスに姫神の手料理なんか最高だろ!」


姫神「え?///」


上条「それに俺はケーキやチキンよりは鍋とかの方が好きだしな」


姫神「そ、それならよかった。」


姫神「よそるね。」


上条「サンキュー」


上条「んじゃー、頂きます!」


姫神「どうぞ。召し上がれ。」


上条「」モグモグ


上条「うん、やっぱ姫神の料理は最高に美味いな!」


姫神「あ、ありがとう。」


上条「お前の弁当見てたら料理美味いのはわかってたけどこんなに美味しいとはな」モグモグ


姫神「そんなに褒められると照れる///」


上条「いやー、本当に美味しいから仕方ねーよ」


上条「これならいつでもお嫁さんにいけるんじゃねーのか?」


姫神「」ドキッ


姫神(この人はこういうことさらっと平気で言うんだから。)


姫神「そういえばあの子はまだ帰ってこないんだ?」


上条「インデックス?うん、当分イギリスにいるよ」


姫神「寂しくない?」


上条「うーん……寂しいと言えば寂しいが食費のことやベッドで寝れると思うな難しいところですな」


姫神「……流石に風呂場で寝てるのは上条君くらいだと思う。」


上条「俺もそう思う……」


上条「そういえば姫神が俺の部屋に来るのはあの時以来か?」


姫神「……うん。そうだね。」


上条「そっかー……あれからもう4ヶ月以上経つのか」


姫神(……8月8日。この人が私を命懸けで助けてくれた日。)


上条「なんかあっという間だったよな」


上条「……それに姫神には大覇星祭でも凄い大変な思いさせたよな」


姫神「!?」


姫神「あれはあなたのせいじゃない。」


上条「……けどよ……俺達がもっと早くあいつを倒していれば……吹寄だってよ……」


姫神(……この人はいつもこうだ。)


姫神(……何でも一人で抱え込んでしまう。)


姫神「上条君。」


上条「ん?」


姫神「」ギュ


上条「え?」


上条「姫神さん?何故急に手を握って……」アセアセ


姫神「私はこうして生きてる。それはあなたのおかげ。」


姫神「だからそんな顔しないで欲しい。あなたは自分が行ってきたことをもっと誇ってもいいと思う。」


上条「姫神……」


姫神「三沢塾の時。あなたが私を助けてくれたから。こうして私は生きてる。」


姫神「あなたが助けてくれなかったら学校にもいけなかった。今の友達とも出会えなかった。」


上条「……」


姫神「だから私はあなたに。物凄く感謝してる。」


上条「……」


姫神「だからそんな悲しい顔しないで。あなたには笑顔でいて欲しい。」


上条「姫神……」


上条「ありがとな……なんか疲れてたのか、変だったな俺……」苦笑


姫神「大丈夫。それにせっかくのクリスマスイヴ。落ち込んでたら勿体無い。」


上条「ははっ、姫神の言う通りだわな!」


上条「んじゃ、おかわり!」


姫神「はい。」クスッ


~ 1時間後 ~



姫神は、高ぶる気持ちを抑えて洗い物をしていた。


姫神(……さっき手握ったのはやりすぎだったかな。)


姫神(でも……こうでもしないとあの人は気づいてくれない。)


姫神(この後が勝負。)グッ


姫神「よし。洗い物完了。」


姫神「上条君。洗い物終わったよ。」


上条「……」


姫神「上条く……」

し、死んでる…


上条「」スースー


姫神「」キョトン


姫神(……寝ちゃってる。)


上条「」スースー


姫神(人も気も知らないで。気持ちよさそうな寝顔しちゃって。)


姫神「そんなに疲れてたんだね。」


姫神「……帰る準備しよ。」





姫神「じゃあー。上条君。帰るね。」


上条「」スースー


姫神「……」




chu




姫神「おやすみ。当麻君。」





キー ガシャン




~ 2時間後 姫神宅 ~




オクビョウナコノネガイデモ~♪



姫神(吹寄さん?)


姫神「……もしもし。」


吹寄「あ、姫神さん?」


姫神「うん。」


吹寄「ごめんね、遅い時間に電話しちゃって」


姫神「私も電話するつもりだったから大丈夫。」


吹寄「そっか、ありがとう。今日ね――――――――――」




姫神「――――――――――――――――相変わらず行動力が凄い。」


吹寄「ほ、本当はね……もう少し経ってから告白しようと思ってたんだけど……」


姫神「だけど。」


吹寄「遊んでるうちに自分の気持ちに気づけたし・・早く言っておかないとと思ってね……」


姫神「……頑張ったね。」


吹寄「かなり緊張したわ。姫神さんは上条とはどうだったの?」


姫神「……」


吹寄「姫神さん?」


姫神「キスしちゃった。」


吹寄「っ!!??」ブー


姫神「ふ、吹寄さん?」


吹寄「」ゴホゴホ


吹寄「ご、ごめんなさい……ちょっと噴出してしまったわ」タラタラ


姫神「ごめんね。」


吹寄「大丈夫よ。姫神さん?」


姫神「なに?」


吹寄「き、キスしたってことは……か、上条と……そ、その……」カァー


姫神「キスしたのは頬だよ。それに寝顔に。」


吹寄「えっ!?」


姫神「寝顔見てたらつい……。」


吹寄「ついってあなた……」


吹寄「……姫神さんもかなり行動力あるわよ」


姫神「ありがとう。」


吹寄(別に褒めてはないんだけど……)


吹寄「じゃあー、姫神さんはまだ告白とかしてないのね?」


姫神「うん。」


吹寄(告白する前に頬だからってキスって……///)


吹寄「まっ、まーいいわ!お互い頑張りましょう!」


吹寄「まっ、まーいいわ!お互い頑張りましょう!」


姫神「うん。吹寄さんもいいお返事が返ってくるといいね。」


吹寄「そう願っておくわ。それじゃー時間も時間だしまたね」


姫神「うん。おやすみ。」


吹寄「おやすみなさい」プチッ



ツーツー ツーツー



姫神「……」


姫神(そっか。)


姫神(わたし……キスしちゃったんだ。)


~ 12月25日 上条宅 ~



ピンポーン



上条「……ん」


上条「8時半か……」


上条「やべ……昨日あれから寝ちまったのか」



ピンポーン



上条「はいはーい」



ガシャ




業者「上条さんに宅配便でーす」


上条「あ、どうも」


業者「ではここにサインお願いしやーす」


上条「はいはーい」


業者「ありがとうやしたー」


上条「どうもー」


上条「なんだ、イギリスから?」



パカッ



上条「お、インデックスと五和からか」


上条「マフラーにジャケット……」


上条「なんかいい物もらちまったな」



アノヒミタソラ アカネイロノソラヲ~♪



上条「ん、もしもし」


禁書「とうま、メリークリスマスなんだよ!」


上条「おー、インデックスか!メリークリスマス」


上条「ていうかそっち夜の11時半だろ?よく起きていられるな」


禁書「むっ!とうまはあたしのことお子様扱いしてるのかな?」


上条「いやいや、そんなことないですよ!」アセアセ


禁書「……それよりプレゼント届いた!?」


上条「おう、今さっき届いたぞ!こっちは何も贈ってないのにわざわざ悪いな」


禁書「別にいいんだよ!女子寮はオルソラが美味しい料理沢山作ってくれてるからね!」


上条(こいつの頭の中はプレゼント=食べ物なのかよ……)


禁書「五和がとうまにプレゼント送るって言ってたから天草式の所まで行って一緒に送るようお願いしたんだよ!」


上条「そっか。ありがとうな、暖かそうなマフラーだな」


禁書「それをわたしだと思って大切にするんだよ!」


上条「はいはい」


禁書「はいは一回なんだよ!「インデックス~、そろそろ消灯の時間ですよ~」


禁書「あ、かおりが呼んでる!じゃあーね、とうま!」


上条「おう、おやすみ」


禁書「また電話するね!」プチッ



ツーツー



上条(……五和にもお礼の電話しとくか)


上条(って天草式の連絡先知らなかった……)ガクッ


上条(しょうがない……今度インデックスから連絡来た時に聞いておこう)


~ 同日 13時 第一七七支部 ~



ガチャ



上条「おーっす」


海原「あ、お疲れ様です」


滝壺「あ、かみじょうだ」


海原「今日お休みなのにどうしたんですか?」


上条「いや、家いてもやることなくてさ……」


海原「そうでしたか」


上条「……海原、昨日は付き合ってくれてありがとな」


海原「いえいえ、誘ってくれて感謝してますよ」


海原(御坂さんの手料理が食えたんです……本当に、本当に感謝してますよ)


滝壺「昨日どこか行ったの?」


海原「ええ、自分、御坂さん、その他4人で動物園行ってきたんですよ」


上条「俺達ひでー扱いだな……」


上条「いやー、絶滅動物なんか見る機会ないからな!あれは凄かったな」


海原「ええ、貴重なものが見れましたよ」


滝壺「そういえば絹旗がそんなこと言ってた様な……」


上条「滝壺は昨日浜面と一緒だったんだろ?」


滝壺「うん。でもいつもどおり家でまったりしてただけ」


海原「外出はしなかったんですか?」


滝壺「今のはまづらの経済力じゃ無理」


上条(あいつ……そんなに貧乏だったのか?)


海原(そういえば今日が報酬が振り込まれる日でしたね……)


海原(いくら給料日前だからと言って何処も出かけれないとは……)


滝壺「私も動物園行きたかったな……」ボソッ


上条「なら今度は皆で一緒に行こうぜ」


滝壺「え?」


海原「そうですね。行ってない人達も誘ってまた行きましょう」


上条「おう!」


滝壺「うん!」キラキラ


上条「……そういえば今日いるのはお前らだけなのか?」


海原「いえ、他の方もいますがパトロール中です」


滝壺「固法、麦野、初春、白井はお休み」


海原「今日は自分が初春さんの変わりに事務処理を行ってるんですよ」


上条「そうだったんだ。よし、俺も手伝うよ」


滝壺「ありがとう、かみじょう」


海原「……この前みたいにファイル消さないで下さいよ」ニッコリ


上条「うっ!?これは痛いところを……」


~ 2時間後 ~



海原「はい、コーヒーですよ」コトン


上条「サンキュー」


滝壺「ありがとう」


上条「」ズズー


滝壺「」ズズー


滝壺「そういえば……」


上海「?」


滝壺「前から聞こうと思ってたんだけどかみじょうの幻想殺しって能力開発で身に付いた力じゃないの?」


上条「幻想殺しか……」


上条「……これは初めから備わってた力だ」


上条(うん……多分初めからあった力だよね……)


海原(原石に分類していいんですかね……)


滝壺「……ということは超能力じゃないの?」


上条「そういうことになるのかな……システムスキャンでも引っかからないしな」


滝壺「そうなんだ……」


上条「実際俺にもよくわからねーんだ」


海原(科学でもなく魔術でもない……確かに彼の能力は何なんでしょうか?)


滝壺「……かみじょうの幻想殺しとは違うけど他にも生まれながら解析不能な力を持ってる能力者がいるよ」


上条「滝壺、そいつのこと知ってるのか?」


滝壺「」コクリ


海原(……吸血殺し……それとも……)


上条(まさか……姫神のことか……)


滝壺「学園都市第7位」


上条「……第7位!?」


上条「ってことはそいつレベル5なのか?」


滝壺「」コクリ


海原(上条当麻はナンバーセブンのこと知らなかったんですね……)


滝壺「名前は……」トゥルル~


上海「?」


滝壺「あ、電話だ」カチャ


滝壺「もしもし―――――――――――――――――」








滝壺「―――――――――――――――わかりました」カチャン


海原「通報ですか?」


滝壺「うん。カップルがスキルアウトに絡まれてるみたい」


上条「たくっ……こんな日にわざわざそんなことしやがって……」


滝壺「青髪のパトロールしてるところが一番近い」ピッピッ


~ 同時刻 第5学区 ~



アノヒトハ モウキヅクコロヨ~♪



青ピ「支部から電話や」


青ピ「もしもし」


滝壺「青髪、○○でカップルがスキルアウトに絡まれてる」


青ピ「了解や!至急向かうで」


滝壺「よろしく」プチッ


垣根「あんだ?」


青ピ「スキルアウトが○○でカップルに絡んでるみたいや」


絹旗「……またスキルアウトですか」


垣根「全くこんな日にカップルに絡むなんてよ……野暮なことするぜ」


青ピ「せやな」


そう言いながら、いつものようにピアスを外す青髪ピアス。


青ピ「ほな、いくで」


垣根「おう」


絹旗「はい」



ヒュン




~ 第5学区 ○○ ~



削板「すごいパーンチ」


不良A,B,C,D「ちょ、げぶ!!!???」ドサッ


原谷(この人達もかわいそうに……)


削板「全くこんなめでたい日に人様の恋路の邪魔をするなんてよ。根性が足りなすぎるぜ」


カップル「あ、ありがとうございました!」ペコリ


削板「おう!もう大丈夫だからな」


削板「ここはもういいからお前達はしっかりクリスマスを堪能してきな!」


カップル(か、かっこいい……)ジーン


カップル「では……本当にありがとうございました!」


原谷(……彼女か……羨ましいな)


削板「全く……俺より根性ある奴出てこないもんかね」


原谷「削板さんより根性ある奴なんかいないよ」


削板「……いや……俺より根性ある奴は少なくとも一人はいるぞ」


原谷「モツ鍋さん?」


削板「いや、あいつも中々根性があるが俺ほどじゃない……」


原谷「じゃあー、一体……」



ヒュン



絹旗「風紀委員です!ってあれ……」


削原「ん?」


垣根「んだー?もうスキルアウト、ダウンしてんじゃねーか」


青ピ「ってあんさんは……」


削板「おう、この前の風紀委員の兄ちゃんとお嬢ちゃんか!」


絹旗「ぬ!?誰がお嬢ちゃんですか!?」


青ピ「ボクら、スキルアウトに絡まれたカップルがいるってんできたんやけど……」


削板「あー、あいつらなら俺が倒しておいたぞ」ニッコリ


垣根(こいつ確か……)


絹旗「また超無駄足でしたか……」


青ピ「とりあえず支部に連絡でもしよか―――――――――――――――」




青ピ「―――――――――――――了解やで」プチッ


絹旗「青髪さん、どうするんですか?」


青ピ「うん、なーあんさん」


削板「なんだ、兄ちゃん」


青ピ「この後、警備員が来るんでちょっと待っててくれへんやろか?」


原谷「え!?僕達補導されちゃうんですか!?」


青ピ「ちゃうちゃう!今回のは明らかにスキルアウト側に原因があるのはわかってるし話聞くだけや」


原谷「」ホッ


削板「そうか……まーいいだろう」


青ピ「せっかくのクリスマスに堪忍な」


削板「気にするな!あいつら(スキルアウト)に根性がないのが悪いんだからな!」


絹旗(根性って言葉が彼の中で超流行ってるんでしょうか?)


青ピ「しかし……」チラッ



スキルアウト「」チーン



青ピ「あんな凶器沢山持ってる連中、よう2人で倒せたね……」


原谷「いやいや!僕は何も手出してませんよ!!!」アセアセ


青ピ「え!?ならあんさんが一人で……」


削板「おう、俺がそいつらに根性入れてやったわけだ」


青ピ「よう無事やったね」


削板「まー、ナイフやら拳銃やら日本刀やら蝋燭やらで襲ってきたがな……」


削板「根性で防いだわけだ!」フンスッ


青ピ「いや、根性って……」


絹旗(まさか私と同じ能力が……)


垣根「まっ、当然だよな」


一同「?」


垣根「そこら辺の雑魚じゃ相手にならねーよな、ナンバーセブン」ニヤリ


青絹「なっ!!??」


削板「そこのイケメンの兄ちゃん、俺のこと知ってるのか」


垣根(イケメンだと!?こいつわかってんじゃねーか!!)


垣根「まーな」


青ピ「垣根、ナンバーセブンってまさか……」


削板「おう、俺が学園都市レベル5の一人、第7位の削板軍覇だ!」


絹旗(……この人が学園都市でも解明できなかった力を持つナンバーセブン!?)


青ピ「……まさかこんなところで第7位と出会えるなんてびっくりや」


削板「そうか?兄ちゃん達も風紀委員やってるってことはそれなりの能力者なんだろ?」


青ピ「……自己紹介させといてこっちだけしないのは野暮やな」


青ピ「ウーマンオールラウンダー、青髪ピアス。レベル5の第6位や」


垣根「レベル5の第2位『未元物質』垣根帝督だ」


絹旗「絹旗最愛。能力はレベル4の『窒素装甲』です」


削板「なんだ、兄ちゃん達もレベル5だったのかよ。それに嬢ちゃんもレベル4とは根性あるじゃねーか」


絹旗「だから嬢ちゃんじゃありません!私には絹旗最愛という超素敵な名前があるんです!」


削板「そっか……悪かったな!最愛」


絹旗(んな!?急に下の名前で!!??)


原谷「」ポカーン


原谷(おいおい、こんなところにレベル5が3人も集まっちゃってるよぉぉぉ!!!)


削板「おい、原谷!お前だけだぞ、自己紹介してないの」


原谷「……ふぇ!?あっ、原谷矢文です。能力はレベル2の『心理解析』です」


削板「え!?お前そんな能力持ってたのか!?」


一同「え!?」


原谷「あれ、言ってませんでしたっけ?」


削板「おう、もう9ヶ月の付き合いになるが初めて聞いたぞ」


青ピ「長い付き合いなのに知らなかったん?」


削板「おう!」


原谷「まー能力について聞かれることもなかったですしね」アハハ


青垣絹(適当だなー……)



プップー



黄泉川「悪い、悪い!待たせたじゃん」


絹旗「あっ、警備員来ましたね」


削板軍覇。学園都市第7位にして、世界最高の『原石』である少年と相棒の原谷矢文。
彼らの活躍はもう少し先の話。


本日はここまでです!

本日は姫神さんの独壇場でしたねー
上条さんはやはり上条さんなのです!
でも>>639には吹きそうになりましたよww
削板と原谷も再登場して頂きました!

次は3/18(金)に投下予定です!

ではノシ


こんばんは!

コメントありがとうございます!

では投下します!
今回で垣根×吹寄決着です。


~ 12月25日20時 上条宅 ~



上条(しかし今年のクリスマスは俺にしては充実してたなー)ゴロゴロ


上条(後はこれで彼女でもいれば文句なしなんだが……)



アノヒミタソラ アカネイロノソラヲ~♪



上条「ん?知らない番号だな」


上条「もしもーし」


五和「か、上条さんですか!?」


上条「その声は……五和か!」


五和「は、はい!お久しぶりです」


上条「久しぶり!イギリスで会った以来だな」


五和「は、はい」


上条「そうそう、ジャケットありがとうな!」


五和「い、いえいえ!こっちこそ勝手に送ってしまいましてすみません」


上条「そんなことねーよ!大切に使わせてもらいますよー」


五和(よかった……喜んでもらってる……)


上条「……悪いな、こっちは何も送ってないのにさ」


五和「いえいえ!私が送りたかっただけなので気にしないで下さい!!」アセアセ


上条「俺からもなんか送らせてもらうよ。何か欲しいもんあるか?」


五和「いえいえ、別にいいですよ!!」


上条「でもよ……あんな素敵なジャケットを貰った上条さんとしてはお返しをしないと気がすまないんですよ」


五和(す、素敵だなんて///)


五和「で、では……」


上条「ん?」


五和「こ、今度、学園都市に行く機会がありましたら……色々とご案内お願いしたいんですが……」


上条「おう!全然構わないぞ!そんなんでいいのか?」


五和「は、はいっ!!十分です!!」


上条「んじゃー五和が学園都市に来たら1日中付き合って案内するぜ!」


五和「あ、ありがとうございます///」


五和(や、やったーーーーー!!!!)


五和「ではそろそろ失礼しますね!」


上条「おう、また電話してくれよな!」


五和「は、はひっ!!」


上条「またな!」


五和「はい、おやすみなさい」プチッ




ツーツー




上条「……」


上条(まさかあっちから電話来るとはな……)


上条(五和にお礼も言えたしよかったよかった)




ピンポーン



上条「はーい」



ガチャ



土御門「おーっす、上やーん!」


上条「土御門か、どうしたんだ?」


土御門「いや、舞夏がクリスマスケーキを作ってくれてな。んで一人じゃ食べきれないから上やんでも誘おうかと思ったんだが」


上条「おー!!いいのか?」


土御門「残すのは勿体無いからにゃー」


上条「ではありがたく頂戴します」


土御門「んじゃー俺の部屋に来るぜよ!」


上条「おう!」


上条「んじゃー電気を消してっと」ポチッ



ギー ガシャン



こうして上条当麻のクリスマスは幕を閉じた。


~ 12月26日 公園 ~



垣根帝督は一人の少女を待っていた。



垣根「……」


垣根(ちっ、俺としたことががらにもなく緊張してやがる……)


垣根(あのことを話したらもう会えねーかもしれねーな……)


垣根(だが今まで以上の関係になるんなら言わなくちゃな……)



~ さかのぼること1時間前 ~


キミハキミノママデ~♪


吹寄(か、垣根から……)


吹寄(あの返事かしら……)


吹寄『もしもし……』ドキドキ


垣根『吹寄か、悪いな急に電話して』


吹寄『べ、別にいいわよ……』


垣根『あの返事がしてー……1時間後に○○公園に来てくれねーか?』


吹寄(き、きたっ!!!!)


吹寄『わ、わかったわ……』


垣根『んじゃー待ってる』プチッ


吹寄『……』


吹寄(いよいよ……)


垣根「さみーな、おい」


垣根「ん?」


吹寄「お、お待たせ……」


垣根「お、おう……」


吹寄「……」


垣根「……」


吹寄「そ、それで……この前の返事って……」


垣根「お、おう!!」ドキドキ


垣根(落ち着け!そして止まれ俺の心臓!いや……止まったら駄目じゃね?)


垣根「こ、この前は……あ、ありがとな」


吹寄「?」


垣根「い、いや……俺のこと好きって言ってくれてよ……」


吹寄「ううん」


垣根「んでその返事なんだが……」


吹寄「……」


垣根「俺もお前のことが好きだ」


吹寄「っ!?」


吹寄「じゃ、じゃあー「だが……」


垣根「その前にお前に言わなくちゃならねーことがある……」


吹寄「え?」


垣根「俺は                  」


垣根は吹寄に告げた。かつて暗部の小組織を率いていたこと、学園都市に反逆行為を行おうとしたこと、そして数多くの人を殺めてきたことを……


吹寄「――――――――――――――――――――そんな」


垣根「今まで黙ってて悪かったな……」


垣根「今は風紀委員というかたぎの仕事をやってるが……だからって今ままでの罪が許されるとは思ってねー……」


垣根「これからもその罪を背負って生きてくつもりだ」


吹寄「……」


垣根「だから再度聞く。こんな俺でもまだ好きでいてくれるか?」


吹寄「……」


吹寄は俯いたまま、言葉を発さなかった。


垣根(やっぱ駄目だよな……)フッ


垣根「悪かったな、やっぱりお前みたいな陽の当たる世界の人間はもう俺に近づかないほうが「……じゃない……」」


垣根「……え!?」


吹寄「好きにきまってるじゃないっ!!!」


垣根「――――――――ッ!?」


吹寄「もちろんその話を聞いてびっくりしたわよ……今でも信じられないくらい……」


吹寄「でも……でも……」


垣根「……」


吹寄「私の気持ちはそれぐらいじゃ揺るがないわよっ!!」


垣根「吹寄……」


吹寄「確かに貴方は社会から見たら立派な人間じゃないわ……」


吹寄「貴方が行ってきた行為は決して許されることじゃない……」


吹寄「でもね……今は必死に前を向いて生きてるじゃない!」


垣根「!?」


吹寄「風紀委員なんて大変なお仕事をして……前だって不良に暴行された私を助けてくれて……」


垣根「……」


吹寄「貴方は……いつも自己中心的で、上から目線で見栄っ張り……」


吹寄「でも大変な過去を背負って前向きに生きてる……わたしは……そんな垣根帝督のことが好きなのよ!大好きなのっ!!」


垣根「……」


吹寄「この気持ちはどうしようもないのよっ……ひっぐ……ひっぐ」


垣根「吹寄……お前……」


垣根「……」


垣根は無言で、大粒の涙を流す吹寄をそっと抱きしめた。


垣根「ありがとな……こんな俺を好きになってくれてよ」


吹寄「……」コクッ


垣根「吹寄……顔上げてくれねーか?」


吹寄「!?」


少年と少女の唇が重なり合う。たった数秒の出来事で、一人の少女の様々な感情が混ざり合っていた心の中が真っ白な世界へと変わる。


吹寄「垣根……」


垣根「今からお前は俺の女だ……」


吹寄「……」


垣根「だから俺の傍にずっといろ」


吹寄「……こんな時くらいその上から目線どうにかならないの?」


垣根「悪いな、これが俺だ」


吹寄「馬鹿っ」ボソッ


12月26日。垣根帝督にとって特別な日となった。
今まで自分の為だけに生きていた男が、生まれて初めて守るべき存在ができたのだった。


今回は短いですが以上で終わりです。

珍しく真面目になってしまった…

また次からほのぼのに戻りますのでよろしくお願いします!

次は3/21(月)投下予定です?


こんばんは!遅くなりましてすみません!

誰か>>1の鼻水をそはぶしてほしいっす!

では投下します!


~ 12月31日 第一七七支部 ~



固法「それじゃー1月1日のパトロールについて確認するわよ」


一同「はーい」


固法「まずは最も人が混雑する第11学区の神社は白井さん、上条君、海原君、絹旗さん、フレンダさんの5人で2組に別れてもらうわ」


一同「はーい」


固法「他の支部からも風紀委員や警備員が見回りに来るけど念のため人数多めにします」


固法「続いて――――――――――――――――」




固法「―――――――――――――以上で明日のことについては終わりよ」


固法「最後に……」


一同「?」


固法「今年1年間ありがとうございました。また来年もよろしくね」ペコリ


一同「こちらこそありがとうございましたー!」



ワーワーガヤガヤ



上条「固法さん」


固法「何?上条君」


上条「今晩、予定空いてますか?」


固法「え?」


上条「いや、うちでですね……鍋やることになりまして」


上条「それで固法さんもどうかなっと思いまして!」


固法「鍋って風紀委員の皆で?」


上条「いや、全員じゃありませんよ」


上条「土御門、海原、麦野、白井、初春さん、垣根は予定あるみたいなんでそれ以外の面子で」


固法「私も行っていいの?」


上条「もちろんじゃないですか!」


固法「ありがとう……じゃあー行かせてもらうわ」ニコッ


上条「じゃあー俺んちの住所メールしておきますね!」


固法「うん。一度自宅に帰って準備してから行くわね」


上条「はい!」





滝壺「かみじょう、このりどうだって?」


上条「来てくれるってさ!」


青ピ「やったでー」


絹旗「固法さんも来てくれるなんて超嬉しいです!」


フレンダ「滝壺は浜面と2人で過ごさなくていいの?」


滝壺「はまづらと2人でいるより……皆といた方が楽しいから」


浜面「」グサッ


浜面「滝壺さん……さらっと酷いことを……」シクシク


上条「ど、どんまい」ポンポン


上条「じゃあー俺とフレンダは先に帰って準備してるからな」


一同「はーい」


上条「じゃあーフレンダ行くか」


フレンダ「うん」


フレンダ(上条君と2人で買出し……)ニヤニヤ


上条「じゃあー皆、来年もよろしくな!」


一同「」フリフリ




初春「麦野さん、私一度お家に帰ってから佐天さんと一緒に行きますね」


麦野「ええ、気をつけてね」


初春「はい!ではお先に失礼しまーす!」


一同「」フリフリ




ガラガラ



垣根「んじゃー俺も「垣根君!!」」


垣根「ん?」


固法「窓から飛んで帰るのは禁止って言ったでしょ!」


垣根「あっ……ついクセで……」


固法「どこの世界に窓から出て飛んで帰る風紀委員がいるのよ……」


垣根「いや、ここに……」


固法「ん?」ギロッ


垣根「うっ!!?」


絹旗(凄い目力です……)


青ピ(あー……あの目で罵られたいで~)ゾクゾク


垣根「す、すいまんでしたー!」


固法「わかってくれればいいのよ」ニコッ


垣根(吹寄以上にこえー……)


垣根「じゃあーお先にー」


黒子「私も失礼しますの」


土御門「俺もお先だぜい」


海原「では自分もお先に失礼します。皆さんよいお年を」


麦野「私もお先に失礼するわ、また明日ね」


一同「」フリフリ


~ 同日 19:30 上条宅 ~



上条とフレンダは鍋の準備をしていた。



上条「フレンダ、そっちはどうだー?」


フレンダ「ばっちりよ!」


上条「よっしゃー」



ピンポーン



上条「お、来たな」


上条「フレンダ、悪いけど玄関開けてやってくれ」


フレンダ「わかったわ」




ギー



一同「こんばんはー!」


フレンダ「上がって上がって!って私の家じゃないけどね」アハハ


一同「お邪魔しまーす!」


青ピ「うー、寒かったでー」


絹旗「冬は超嫌いです」


浜面「そこは同感だ」


上条「よっ!」


固法「今日はお招きしてくれてありがとうね」


滝壺「かみじょう、ありがとう」


上条「いえいえ!鍋もう出来てるぜ」


一同「おー!!」


上条「フレンダも手伝ってくれて助かったよ」ニッコリ


フレンダ「そ、そんなことないわけよ///」


絹旗「」ジー


フレンダ「な、何よ?」


絹旗「何でもないでーす」


フレンダ「なんかむかつく……」ムー


滝壺(やだ……ふれんだ可愛い……)


青ピ「上やん!いい肉買ってきたで~」ジャジャーン


上条「お、サンキュー」


固法「私は飲み物を」スッ


絹旗「私はお菓子です!」スッ


滝壺「わたしは炭酸系の飲み物」スッ


浜面「俺はおさ「はい、没収~」」


浜面「え?」


固法「全く!未成年の飲酒は禁止よ!!」


浜面「」ガックシ


上条「皆ありがとうな!」


フレンダ「鍋持ってくるからこたつに入って待ってて欲しいわけよ」


一同「はーい」



>ヤッパコタツハサイコウヤネ
>チョウドウカンデス
>ウチモコタツカオウカシラ?
>アッタケー
>アタタカイ



上条「おまちどうさま」コトン


一同「おー、美味そう!!」


上条「青髪が肉持ってきてくれたおかげでかなりの量になったから沢山食ってくれよな!」


青ピ「了解や!」


絹旗「超食べますよ!」


浜面「久しぶりの肉だ~」ダラ-


滝壺「はまづら、よだれ垂れてる」


固法「鍋なんか久しぶりだから嬉しいわ」


上条「じゃあーまずはコップを持ってー」


一同「カンパーイ!!!!!!!」



>ウマーイ
>サイコウヤ



絹旗「大きいお肉GETです!」


浜面「あ、それ俺が狙ってた肉だぞ!」


絹旗「超食べますよ!」


浜面「久しぶりの肉だ~」ダラ-


滝壺「はまづら、よだれ垂れてる」


固法「鍋なんか久しぶりだから嬉しいわ」


上条「じゃあーまずはコップを持ってー」


一同「カンパーイ!!!!!!!」



>ウマーイ
>サイコウヤ



絹旗「大きいお肉GETです!」


浜面「あ、それ俺が狙ってた肉だぞ!」


絹旗「超食べますよ!」


浜面「久しぶりの肉だ~」ダラ-


滝壺「はまづら、よだれ垂れてる」


固法「鍋なんか久しぶりだから嬉しいわ」


上条「じゃあーまずはコップを持ってー」


一同「カンパーイ!!!!!!!」



>ウマーイ
>サイコウヤ



絹旗「大きいお肉GETです!」


浜面「あ、それ俺が狙ってた肉だぞ!」


絹旗「超食べますよ!」


浜面「久しぶりの肉だ~」ダラ-


滝壺「はまづら、よだれ垂れてる」


固法「鍋なんか久しぶりだから嬉しいわ」


上条「じゃあーまずはコップを持ってー」


一同「カンパーイ!!!!!!!」



>ウマーイ
>サイコウヤ



絹旗「大きいお肉GETです!」


浜面「あ、それ俺が狙ってた肉だぞ!」


絹旗「ぬ!?相変わらず小さい男ですね、浜面は……」モグモグ


浜面「何だとぉぉぉぉ!?」


青ピ「せやせや、肉なんか沢山あるんだからせこいこと言うなや」モグモグ


固法「そうよ、それに浜面君は年上なんだからそれくらい我慢しなさい」モグモグ


浜面「うぐっ!?」


絹旗「青髪さんと固法さんの言う通りですよ、浜面!!」


浜面(むかつくぅぅぅぅ!!!)


浜面(……なら次はこの肉を)



ヒョイ


浜面「あっ」


上条「うん、美味いな!」モグモグ


フレンダ「上条君と私で作った鍋なんだから美味しくないわけがないってわけよ!」フンスッ


浜面「」ガックシ


滝壺「はい、はまづら」ヒョイ


浜面「あっ……」


浜面「滝壺さん……ありがとうぅぅぅぅ!!」シクシク


青ピ「たかがお肉で大袈裟な奴やな……」


絹旗「うげ、泣いてる浜面……超気持ち悪いです」


固法(やっぱり大勢で食事するのは楽しいわね)クスッ


~ 1時間後 ~



固法「皆ちょっといいかしら」


一同「?」


固法「支部でも言ったけど改めて言わせてもらうわ」


固法「風紀委員に協力してくれてありがとう」ペコリ


固法「11月に入ってから犯罪の数も大分減ったわ」


固法「それも貴方達のおかげよ、本当にありがとう」ニッコリ


上条「い、いや……」


青ピ「そ、そんなに素直に褒められると……」


絹旗「超照れちゃいますよ」


フレンダ「ね」


浜面「」ドキッ


滝壺「……はまづら」


浜面「」ビクッ


上条「固法さん」


固法「何?」


上条「感謝されるのはありがたいんですけどそれは少し違うと思いますよ」


固法「え?」


上条「確かに俺達が入ってから犯罪の数は減りましたけど……」


上条「それは固法さん、初春さん、白井の既存のメンバーが今まで頑張ってきたからでもあるんじゃないですか?」


青ピ「せやな」


絹旗「はい!」


フレンダ「その通りってわけよ!」


浜面「おう!」


滝壺「」コクコク


固法「みんな……」


滝壺「こほう……」


固法「滝壺さん?」


滝壺「これからもよろしくね」ギュ


固法「えっ、ちょっ///」


青ピ「うほー!!!美少女2人の熱い抱擁や!!!」


上条「滝壺大胆だな「見ちゃ駄目!!」」


上条「ってフレンダさん!?何故目隠しをするのでせう?」


フレンダ「な、何でもよ!!」


浜面(は、鼻血が……)


絹旗「浜面、何鼻を押さえてるんですか……」ジー


浜面「い、いや鼻水が……」アセアセ


~ 23:50 ~



浜面「」グーグー


滝壺「」スヤスヤ


固法「あらら、すっかり寝ちゃってるわね」


フレンダ「もう少しで0時なのに」


青ピ「なんか鼻つまみたくなってきたで」グッ


浜面「ん、ん……」


浜面「ふごぉ!!」


一同「」プププ


浜面「」グーグー


上条「すっかり熟睡してんなー」


固法「もうすぐで0時だけどこのまま寝かせといてあげましょ」


絹旗「いいんですかね?」


固法「この寝顔見てたら起こすのに気が引けるわ」


フレンダ「確かに」


滝壺「うなばら……それわたしの……」


一同「」ビクッ


滝壺「」ムニャムニャ


上条「何だ寝言か……」


フレンダ「びっくりしたわ」


絹旗「でもなぜ海原さんのお名前が……」


青ピ(まっ、まさか!?)


絹旗「浮気……」


一同「っ!?」


固法「まさかそんな」クスクス


フレンダ「でも確かに最近あの2人仲いいわよね」


青ピ「よく2人で事務処理もやってるし……」


絹旗「と、いうことは……」


上条「……いや、ないだろ」


一同「え!?」


上条「詳しくは言えないけどだってあいつ好きな奴いるし」ケロッ


青ピ「そうなん?」


フレンダ「それは」


絹旗「超初耳です!」


上条「だから海原と滝壺はないと思うぞ」


絹旗「上条さん!」


上条「ん?」


絹旗「海原さんの好きな人って誰ですか!?超興味あります!!」


上条「えっ!?」


フレンダ「私も!」


青ピ「ボクもや!」


上条「え、えっと……」


固法「よしなさい」ズズー


一同「え?」


固法「他人のプライバシーを詮索するのはよくないわよ」


上条「そっ、そうだな!よくないぞー」アセアセ


上条(固法さん、ナイス!!!)


フレンダ「そ、そうよね」


絹旗「超ごめんなさいです」シュン


青ピ「ボクも悪かったで」


固法「わかってくれればいいのよ」ナデナデ


絹旗「え、えへへ///」


フレンダ「」ジー


上条「どうした、フレンダ?」


フレンダ「いや、なんで固法ってあんな大人っぽいんだろうと思って」


青ピ「せやな、とても1個上とは見えないで」


上条「……精神的に大人なんだろうな」




TV<0時まで5分を切りました!



上条「って0時まで本当もう少しだな」


固法「あら、本当だわ」


絹旗「……なんか今年1年は色々なことが超ありました」


フレンダ「私もよ」


青ピ「ボクもや。まさか風紀委員に協力するとは夢にも思ってなかったで」


固法「私も大晦日に皆で鍋やるとは思ってなかったわ」


絹旗「ほんと……」


フレンダ「色々なことがあったわけよ……」


浜面「」グーグー


滝壺「」スースー


絹旗「……」


絹旗(2人とも気持ちよく寝ちゃって)クスッ


絹旗(ロシア行ったときは超心配したんですよー)


浜面「」グーグー


滝壺「」スースー


上条(……本当色々なことがあったな)


上条「……」


上条(本当……色々なことがあった……)


青ピ「上やん、どないしたん?」


上条「ん?いや、なんでもねーよ」


フレンダ「あっ、カウントダウンよ」



TV<5,4,3,2,1
TV<アケマシテオメデトウゴザイマス



上条「お、年が明けましたな」


青ピ「じゃあー、皆いっせいに言おうや」


固法「そうね」


絹旗「フレンダ、フライングはなしですよ?」


フレンダ「しないわよ!」


上条「んじゃー……」


一同「あけましておめでとうございます!!!!!」


固法「今年もよろしくね」


絹旗「こちらこそです!」


フレンダ「固法さん、お年玉期待してるわよ!」


固法「何で私があげないといけないの!」


絹旗「青髪さん!」


青ピ「なんや?」


絹旗「お年玉超期待してますからっ!!」


青ピ「何でボクが!?」


絹旗「だってレベル5なんだから超お金あるはずです」


青ピ「せ、せやけど……」


絹旗「お礼に今度、映画館デートしてあげます」ヒソヒソ


青ピ「!?」


青ピ「まかせとき!!」フンスッ


絹旗「ありがとうございます!」


絹旗(ふっ、ちょろいです)ニヤリ



アノヒミタソラ アカネイロノソラヲ~♪



固法「あら、誰か携帯鳴ってるわよ」


絹旗「あっ、この歌超好きです!」


フレンダ「私アニメ見てたわよ」


青ピ「ボクもや!」


上条「あっ、俺だ!」ネ~ キミハワスレタノデショウ♪


上条「ちょいベランダで電話出てくるな!!」タタタッ


一同「はーい」


フレンダ「0時過ぎに電話って美琴かしら……」ムムム



ガラガラ



上条「もしもし」ピッ


禁書「あ、とうま!」


上条「インデックスか!?」


禁書「うん、あけましておめでとうなんだよ!」


上条「おう、あけましておめでとう!ってそっちはまだ日変わってないだろ?」


禁書「まーね!でもとうまにあけましておめでとうを言いたかったんだよ!」


上条「そっか、わざわざりがとうな!あとこの前のマフラー凄い暖かいぞ」


禁書「どういたしまして!私が選んだマフラーなんだから当然なんだよっ!」フンスッ


上条「ははは、そうだな」


禁書「あ、かおりとちょっと変わるね」


上条「神裂と?」


禁書「はい、かおり!」


神裂「あ、ありがとうございます……」


神裂「も、もしもし……」


上条「神裂か、久しぶりだな!」


神裂「ええ、その昨年は……」


上条「ん?」


神裂「い、色々とお世話になりました!!」ペコリ



禁書「かおり、電話なんだから頭下げてもとうまにはわからないんだよ」ボソッ


神裂「あ、あう……///」



上条(相変わらず真面目な奴だな……)


上条「神裂」


神裂「は、はい!」


上条「俺こそお世話になったな……また今年もよろしくな!」


神裂「え、ええ!こちらこそよろしくお願いします!」


上条「それと……」


神裂「?」


上条「インデックスのことも頼むな。イギリスだと神裂とステイルが一番頼りになるんだからよ」ヒソヒソ


神裂「っ!?」


神裂「も、もちろんです!彼女は私の命を懸けてお守りします」


上条「頼もしいな」クスッ


上条「でもあの衣装はもう勘弁してくれよ」


神裂「んなっ!?」


上条「上条さんにとってあれは刺激が……」


神裂「し、しませんよ!!そ、そもそもあれは土御門の馬鹿が……」アセアセ


神裂「まっ、まーいいです!ではオルソラと変わりますね」


上条「え?オルソラ!?」


オルソラ「もしもし」


上条「オルソラか、久しぶりだな」


オルソラ「そちらは上条当麻様のお電話でよろしいんでしょうか?」


上条「」ガクッ


上条「あ、当たり前だろ……」




禁書「ねー、かおり」


神裂「はい?」


禁書「わたし、たまにオルソラの会話についていけないことがあるんだよ」


神裂「……大丈夫です。彼女の会話についていけるのは誰もおりませんから」



オルソラ「昨年は貴方様にはとてもお世話になりまして……」


上条「いやいや、俺こそイタリア行ったとき美味しい料理食わせてくれて嬉しかったぜ」


オルソラ「まーまー、さようでございましたか」


上条「いや、他人事のように言われましても……」


オルソラ「あけましておめでとうなのでございますよー」


上条「いきなりだな、おい!」


オルソラ「神裂さんに日本ではお正月に先ほどのご挨拶を申し上げると教わったのでございますよ」


上条「ま、まーな……」


オルソラ「ところで……」


上条「ん?」


オルソラ「日本では年が明けたのでございますか?」


上条「」ガクッ


上条「おい!それもわからずに言ってたんかい!!」


オルソラ「ええ、実は私イギリスに在住してるのでございますよ」


上条「いや、知ってるけど!!!」




禁書「かおり……」


神裂「……」


禁書「オルソラの電話終わる気配がないんだよ……」


神裂「先に行ってましょうか」


禁書「うん」



こうして上条当麻の激動の1年が終わり、そして新しい1年が幕を明けたのだった。



フレンダ(何を話してるのよぉぉぉぉぉ!!!!)ジー


絹旗「フレンダ、何窓に超べったり張り付いてるんですか……」


今回はここまでです!

また今夜22時位に投下します!

次回はとある科学のあの子達が出てきますの。

>>1乙!
あ、でも一つだけ・・・
「固法」→「こほう」じゃなくて「このり」です。

>>749
しまったぁぁぁ!!
うっかりしてました、すいません!

あと>>719>>722連投ミスです。

あれミスだったのかよwwww
用意して待ってたのに


    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
   /           \
  /             \
 /               \

 | _________    |
 ||      |      |    |
 ||  ⊂⊃ | ⊂⊃  |   |

 ||      |       |    |
 ||      |      |   |   _________
 \       |      | /   /
   \     |      /   < コーホー
    \   |      /     \_________
     \  |    /



今日は大きめの地震が多かったですねー

全く日本はどうなってるやら…

そんなわけで投下開始します!


~ 1月1日 とある神社 ~



ワイワイガヤガヤ



美琴「相変わらず人多いわね……」ハァー


佐天「御坂さん、去年も来たんですか?」


美琴「うん、そうよ」


春上「人が多くて迷子になりそうなの」


枝先「まとまっていれば大丈夫だよ」


佐天「っていうか、私達の番が来るまでかなり時間かかりそうですね……」


春上「この人混みだと1時間以上はかかりそうなの」


美琴「そうねー……」


枝先「私、お茶持ってきたのでよかったらどうぞ」スッ


佐天「さすが枝先さーん!気が利くー!!」


美琴「悪いわね、枝先さん」


春上「ありがとうなの」


枝先「いえいえ」


美琴「」ズー


美琴「はー、美味しい……ん?」



上条「おいおい、凄い人だな」


フレンダ「甘く見てたわね……」



美琴「あ、あんた!?」


上条「おっ、御坂じゃん!あけましておめでとさん」


美琴「あ、おめでと……ってあんたフレンダと2人で何やってんのよ!?」


上条「ん?それは「2人で初詣に決まってるでしょ!」」


上条「へ?」


フレンダ「上条君と2人で初詣に来たわけよ」ニヤッ


美琴「んなっ!?」


美琴「……あんたは……」バチバチ


上条「お、おい御坂!?」アセアセ


美琴「あたしの誘いを断っておいて……」バチバチ


フレンダ「ってのは冗談」


美琴「……っへ?」


フレンダ「私達の腕を見てみなさいよ」


美琴「う、腕?」チラッ


美琴「あっ」


フレンダ「風紀委員で見回り中ってわけよ」


美琴「」プシュー


美琴「ちょ、何嘘ついてんのよ、フレンダ!!」


フレンダ「ごめーん、ちょっと美琴のことからかおうと思って~」


美琴「」プチッ


美琴「新年早々やってくれるじゃない?」ワナワナ


フレンダ「そりゃー恋敵だからね」ニヤニヤ


バチバチ


上条「おーい……」


佐天「御坂さーん」


美琴「え?」


佐天「御坂さんのお友達ですかー?ちゃんと紹介して下さいよー」


美琴「あ、ごめんごめん」


美琴「えーっと……」


上条「俺は上条当麻、風紀委員だ」


フレンダ「私の名前はフレンダよ、同じく風紀委員ってわけ」


佐天「あー、新しい風紀委員さんですかー!私は御坂さんのお友達で、初春のクラスメイトの佐天涙子でーす!!」


佐天「そしてこちらが……」


枝先「同じく御坂さんのお友達で初春さんのクラスメイトの枝先です」ペコリ


春上「春上衿衣なの」


上条「へー、皆初春さんのクラスメイトなのか!」


春上「後、私は初春さんのルームメイトでもあるの」


フレンダ「あなたが初春さんの?世間は狭いわねー」


佐天「御坂さーん」ツンツン


美琴「何?佐天さん」


佐天「……この方が噂の彼氏さんですかー?」ヒソヒソ


美琴「っな!?」


一同「?」


美琴「ち、違うわよぉぉぉぉぉぉ///」


佐天(相変わらず分かりやすい人だな……)アハハ


上条「……しかし皆、着物姿似合ってるな!可愛いぞ」ニッコリ


美佐春枝「////」ドキッ


美フ(またこいつ(上条君)は平気でそういうことを……)


上条「んじゃー、俺達パトロール中だからまたなー」


美琴「ふん、せいぜい頑張りなさいよ!」


美琴(あっ……また私こんなこと言って……)


上条「はいはい、頑張りますよー」


フレンダ「じゃあー失礼するわね」


佐天「はーい、パトロール頑張ってくださーい!」


枝先「お気をつけて」ペコリ


春上「ばいばいなの」フリフリ


~ 同時刻 海原・黒子・絹旗組 ~



黒子「……それはそれは楽しそうですわね」


絹旗「超楽しかったですよ!白井さんにも来てほしかったです」


黒子「私も行きたかったですわ」


絹旗「海原さんは大晦日どうしてたんですか?」


海原「自分ですか?自分は先生に許可を貰い病院で過ごしてましたよ」


絹旗「……妹さんですか?」


海原「ええ」


黒子「あら、海原さん妹様がいらっしゃったのですの?」


海原「はい、なので大晦日は妹と2人で過ごしましたよ」


黒子(妹様は何故病院に……下手な詮索はしないほうがいいですわ)


黒子「妹思いのお兄様ですわね」ニッコリ


海原「どうですかね」


絹旗「海原さんがお兄さんなら超楽しそうです」


海原「自分を上げられてもお年玉は上げませんよ」ニッコリ


絹旗「ぬっ、ばればれでしたか」


海原「青髪さんから早朝にメール来てましたから。同じ手には引っかかりませんよ」


絹旗(流石海原さんです……青髪さんとは大違いですね)


黒子(絹旗さん……)


海原「それより昨年もこのくらい人がいたんでしょうか?」


黒子「ええ、去年もこのくらいかと思いますわ」


絹旗「科学の街、学園都市でも神社ってあるんですね……」


黒子「それは禁句ですの……」



女の子「えっぐ……えっぐ……ままぁ……」



海原「おや?」


海原「どうしました?」ニッコリ


女の子「ままと……はぐれちゃったのぉ……」ヒックヒック


海原「お母さんとはぐれてしまったのですか……」


女の子「うん……」ヒックヒック


黒子「海原さん、どうしましたの?」


海原「白井さん、どうやら母親とはぐれてしまったようです」


絹旗「迷子ですか」


黒子「ならすぐにその子のお母様を見つけいたしますの!」


絹旗「了解です!」


海原「ええ」


海原「すぐお母さん見つけてあげますからね、もう少し我慢してくれますか?」ナデナデ


女の子「……」コクリ


海原「いい子ですね」ニッコリ


黒子「もう泣き止んでしまいましたわ……」


絹旗「流石、海原スマイルですね……」


海原「何ですか、それ……」


~ 20分後 ~



女の子「ままぁぁぁ~!!」ギュ


母親「もう、心配したのよ」


女の子「ごめんなさぁい……」


母親「これからは勝手に一人でどこかいっちゃだめよ」


女の子「うん……」


母親「この子が色々とご面倒おかけしました」ペコリ


黒子「いえいえ、風紀委員として当然のことをしたまでですわ」


女の子「お兄ちゃんもお姉ちゃんもありがとう」ニッコリ


海原「いえいえ」


絹旗「どういたしましてです」


黒子「次からはちゃんとお母様の言うことを聞いて下さいな」


女の子「うん!ばいばーい」フリフリ


母親「本当にありがとうございました」ペコリ


海黒絹「」フリフリ



絹旗「早く見つかってよかったですね」


海原「ええ、この人混みの中どうなるやらと思いましたが」


絹旗「これも白井さんが木の上にテレポートして上から探すことができたからですね」


黒子「そんなことありませんわ」クスッ


黒子「では続けてパトロール頑張りますの」


海絹「はい」


~ 同日 18時 第一七七支部 ~



固法「皆今日一日お疲れ様」


一同「お疲れ様でーす」


固法「正月から働いてもらって本当にありがとう」ペコリ


黒子「それは固法先輩も一緒ですわ」


海原「確かにそうですね」


固法「白井さんったら」クスッ


固法「じゃあー今日は解散ね、お疲れ様でしたー」


一同「したー」



>アーツカレター
>ジンジャヒトオオスギヤデ



上条「さてっと帰りますかね」


垣根「上条」


上条「ん?どうした?」


垣根「今日お前に話したいことがあってな、お前ん家行っていいか?」


上条「おう、いいぞ。飯どうする?」


垣根「俺は外食でもいいけど……」


上条(昨日の材料の残り結構あるよな……)


上条「じゃあー俺ん家で食おうぜ、久々に上条さんの手料理を振舞ってやりますわよ」


垣根「お、期待してるぜ」


上条「んじゃー帰りますか」


垣根「おう」


上条「じゃあーお先に」


垣根「失礼するぜ」



>オツカレー



青ピ「海原君」


海原「どうしました、青髪さん」


青ピ「実は店長が実家に帰ってて下宿先ボク一人やねん」


海原「はぁ」


青ピ「だから一緒にマッ○でもいかへん?」


滝壺「」ピクッ


海原「マッ○ですか……」


滝壺「いく」


青ピ「え?」


滝壺「わたしもマッ○いく」


滝壺(プチパンケーキ食いたい……)


青ピ「滝壺ちゃん?」


滝壺「うなばらも行くよね?」ジー


海原「え?」


滝壺「行くよね?」ジー


海原「で、ではご一緒させていただきます……」


滝壺「はまづら、今日の夜ご飯はマッ○に決定」


浜面「お、おう……」


青ピ「なー浜面」


浜面「なんだ?」


青ピ「滝壺ちゃんってそんなにマッ○好きなん?」ヒソヒソ


浜面「まー好きな方だけどあそこまでとは知らなかったな……」


海原(あんなに迫力がある滝壺さんは初めて見ますね)


滝壺(去年は駄目だったけど今年こそ……)


滝壺(年初めからプチパンケーキが食える)グッ



土御門「んじゃー俺は舞夏が手料理作って待ってるからお先失礼するぜい」


黒子「私も門限がありますのでお先に失礼しますわ」


麦野「私もお先に失礼するにゃーん」


初春「お先でーす」


一同「」フリフリ


~ 1時間半後 上条宅 ~



上条「あいよー、お待たせ」コトン


垣根「お、肉料理じゃねーか」


上条「昨日鍋したんだけどよ、材料が残っててさ」


垣根「なるほどね」


垣根「んじゃー頂きます」


上条「どうぞ召し上がれー」


垣根「」モグモグ


上条「」モグモグ


上条「それで?」


垣根「あん?」


上条「俺に話したいってことって?」


垣根「実はな……」


上条「うん」


垣根「……吹寄と付き合うことになった」


上条「」


上条「何…だと…?」


垣根「付き合うことになった」


上条「どっちが先に告白した?」


垣根「あっち」


上条「まさかあの吹寄から告白するとは……」


垣根「そんなに驚くことなのか?」


上条「当たり前だ!あの吹寄がだぞ!?」


垣根「いや、俺学校違うからわからねーよ」


上条「そうか、そうか……」


垣根「お前には相談に乗ってもらったし一応一番に報告しておこうと思ってな」


上条「大したこと言ってないけどな、俺」


上条「それより……いつから付き合ってるんだ?」


垣根「先月の26日」


上条「26日……ってお前もっと早く言えよ!」


垣根「いや……中々言うタイミングがだな……」


上条「支部で言ってもよかったじゃねーか」


垣根「いや、あんま聞かれたくねーし……特に麦野のには」


上条「本当仲悪いな、お前ら……」


垣根「まっ、無事付き合えることになったんでありがとな」


上条「いえいえ」


垣根「お前も早く彼女作れよ」キリッ


上条「うぜぇ……」


垣根「あ、今日泊まってくから風呂とバスタオル借りるな」


上条「泊まんのかよ!」


垣根「だって家帰るの面倒くせーし」


上条「飛んで帰ればいいだろ」


垣根「いや、寒いからな」


上条「はぁ」


垣根「そうそう、前俺が作った布団右手で消したりしてねーよな?」


上条「してねーよ」


垣根「よかったよかった。あれ作るの意外に大変なんだよ」


上条「さようですか……」


垣根「ごはん、おかわり」スッ


上条「はいはい」


垣根「サンキュー」モグモグ


上条(こいつと吹寄がねー……)


上条(まさか本当に恋人同士になるとは)ジー


垣根「ん、なんだ?」モグモグ


上条「何でもねーよ」


垣根「俺がイケメンだからってあまり見とれてんじゃねーぞ」


上条「うぜえ……」


本日はここまでです!

次回は上条の高校にフレンダが転入です!

次は3/24(木)に投下予定です。

>>751のコーホーってキン肉マンのキャラだったんですね!
ウィキペディアで調べました。


P.S なぜか滝壺がプチパンケーキをちょびちょび食ってる姿が思い浮かんだんです。
ただ、それだけです。

コーホーはダースベーダーじゃねーの?

学園都市に母親がいるのは学園都市で生まれた子だから?


こんばんは!

>>790
コーホーとウォーズマン勘違いしましたww

>>799
学園都市の教師の奥さんと子供だと思っていただければ!

皆さん、コメントありがとうございます!
では投下をKAISHIします!


~ 1月5日 武里高校 上条の教室 ~



小萌先生「皆さんお久しぶりなのです」


青ピ「小萌先生に会えなくてボク寂しかったで~」クネクネ


小萌先生「はいはい~、青髪ちゃんはほっといて皆さんにビックニュースでーす!」


青ピ(小萌先生の愛の放置プレイ!!最高やで~)クネクネ


クラス一同「?」


小萌先生「なんと今日から転入生追加ですー!」


クラス一同「おー!!!」


男子A「女子ですかー?」


女子A「いや、この前は姫神さんだったから今度は男子よ!」


上条(フレンダかな……)



ワーワーガヤガヤ



小萌先生「転校してくるのは女の子です。やったぜ野郎ども。残念でした子猫ちゃんたちー」


男子B「キター!!!!」


男子C「やったぜ、おい!」


小萌先生「ではどうぞ~」



ガラガラ



フレンダ(うー……緊張しちゃうわ……)



>オー
>キレイ
>オニンギョウサンミタイ


土御門「フレンダ、大人気だなにゃー」


上条「だな」


姫神(キャラが……濃い……)


小萌先生「ではフレンダちゃん、自己紹介お願いするのです」


フレンダ「はい」


フレンダ「愛和学院高校から転校してきましたフレンダ=セイヴェルンです。皆さんよろしくお願いします」ペコリ


クラス一同「よろしくー」


小萌先生「ではフレンダちゃんへの質問タイムでーす!質問ある子は挙手をするのです」


フレンダ「えっ!?小萌先生、それは聞いてないってわけよ」


小萌先生「ノープログレムなのです!クラスの皆にフレンダちゃんのことを知ってもらう為なのですよ」


フレンダ「はぁ」


男子A「はい!フレンダちゃんは何処の国の出身なんですか?」


フレンダ「えっと……私はカナダ出身です」



その後も色々な質問が続き……



小萌先生「ではフレンダちゃんの席は上条ちゃんの隣の窓際の席なのでーす」


フレンダ「はーい」



上条「よっ!同じクラスだな」


フレンダ「今日からよろしくね、上条君」


上条「おう」


フレンダ「ついでに土御門と青髪も」


土御門「ついでとは……」


青ピ「酷い扱いや……」


小萌先生「ではこれから始業式があるので皆さん体育館に移動するのでーす」


クラス一同「はーい」


上条「んじゃー行くか」


土御門「毎度、校長の話長くて眠たくなるぜよ」


青ピ「フレンダちゃん、行くで」


フレンダ「う、うん」


~ 体育館に移動中 ~



吹寄「上条当麻」


上条「ん?」


吹寄「フレンダさんとはお知り合いなの?」


上条「あー、同じ風紀委員なんだよ」


吹寄「あら、そうだったの」


吹寄「私は名前は吹寄制理。よろしくね、フレンダさん」


姫神「私は姫神秋沙。よろしく。」


フレンダ「こちらこそよろしくね」


吹寄「何かわからないことあったら何でも聞いてね」


フレンダ「うん、ありがとう!吹寄さんが学級委員なの?」


吹寄「え?違うわよ。何で?」


フレンダ「いや、なんとなくそんな雰囲気があったわけよ」


吹寄「学級委員は青髪ピアスよ」


青ピ「せやで、ボクが学級委員や」エッヘン


フレンダ「えっ!?」


フレンダ「青髪が学級委員って……クラス大丈夫なわけ?」


上条「崩壊寸前でーす」


土御門「だにゃー」


青ピ「お前ら、何言ってんねん!!」


>アハハ


~ 体育館 始業式 ~



校長「であるからして……」



上条「相変わらずなげーな」


フレンダ「さっきから同じこと繰り返し言ってるだけなんだけど……」


土御門「毎度のことだぜい」


姫神「いい加減。しつこい。」


青ピ「せやな」



教頭「では続いて本日から新たに着任しました先生を紹介します」



吹寄「新しい先生が来るのね」


上条「辞めた先生もいないのに珍しいな」


吹寄「そうね。生徒も少ないから教師の数は足りてると思ってたんだけど」



教頭「まずは能力開発を担当する木原数多先生です」


木原「木原数多だ、よろしく頼むぜぇ」


生徒一同「」


生徒一同(顔にタトゥーが……)



土御門「」


土御門「っんな!!??」


土御門(馬鹿な!!木原数多は一方通行によって殺されたはず!!)


土御門(……まさかアレイスターの奴)


上条「土御門、どうした?体調悪いのか?」


土御門「い、いや!大丈夫だぜい……」


土御門(……とりあえずあいつに教えといてやるか)ピピピ



~ 黄泉川宅 ~


アメハ ドウシテボクヲエラブノ~♪


一方通行「あン?」ピピッ


一方通行(土御門の野郎かァ……)カチャ


一方通行「」


打ち止め「携帯見て固まってどうしたの?ってミサカはミサカは尋ねてみたり」


番外個体「貴方にメールしてくれる人なんていたんだね」


一方通行「……」


一方通行「……ちょっくら出かけてくる」


芳川「あら、どこ行くの?」


一方通行「内緒だ」


打ち止め「ミサカも一緒に行きたい!ってミサカはミサカはお願いをしてみる」


一方通行「駄目だ」


芳川「まーいいわ、帰りにコーヒーの砂糖買ってきて頂戴」


一方通行「了解だ」


番外個体(……なんか目つきが変わった?)


一方通行「じゃあー、行ってくる……」


ギー ガシャン


~ 場所戻り武里高校の体育館 ~



教頭「続きまして英語を担当して下さるウィリアム=オルウェル先生です」


アックア「イギリスから参ったウィリアム=オルウェルと申す。よろしくお願いするのである」



上土「」


上土「んなっ!!??」


フレンダ「どうしたの?上条君、土御門」


上条「い、いや……なんでもないぞ」


土御門「何でもないぜよ……」


上条(なんでアックアが!?まさかまた俺の右腕を狙って……)


上条(いや、イギリスで共闘したし……でも仲間になったわけじゃない)


土御門(何故神の右席が!?まさか上やんの右腕を狙って……)


土御門(くっ!?木原でも厄介なのにそれ以上に厄介な奴がきやがった!!)


上条「土御門」ヒソヒソ


土御門「なんだ、上やん」ヒソヒソ


上条「あいつ、神の右席の一人だぞ」ヒソヒソ


土御門「知っている」ヒソヒソ


上条「何でうちの学校に来てんだよ」ヒソヒソ


土御門「俺にもわからん」ヒソヒソ


上条「土御門でも知らなかったのか」ヒソヒソ


土御門「あとで必要悪の教会に問い合わせておく」ヒソヒソ


上条「頼む」ヒソヒソ


上条(くそっ!!一体どうなってやがる!)


上条(何がローマ正教はもう俺のこと狙わないだ!フィアンマの嘘つき~!)



~ 同時刻 ドイツ ベルリン ~



フィアンマ「へっくし!」


フィアンマ「……なんだ、誰か俺様の噂でもしてるのか?」


レッサー「貴方なら沢山の人に恨み買ってそうですもんね」ニッコリ


フィアンマ「黙れ、というよりいつまで俺様についてくるのだ?」


レッサー「もちろん……あなたがOKと言うまでですよ♪」


フィアンマ「俺様は仮にもローマ正教の神の右席だった男だぞ……」


レッサー「過去のことなんか関係ないですよ。大事なのは未来です」


フィアンマ「ふむ。それも一理あるな」


レッサー「なのでこちら側に入って下さいよ」


フィアンマ「……今は何処にも所属するつもりはない。俺様にはやらなければいけないことがあるからな」


レッサー(むむむ……手ごわいですね)


レッサー(でも諦めませんよ。我が国の為にも……)


~ 武里高校 体育館 ~



教頭「……では以上で始業式を終わります。皆さん各自教室に戻って下さい」



小萌先生「はーい、皆さんさっさと教室に戻りますよー」


上条「小萌先生、ちょっとトイレ行って来ていいですか?」


小萌先生「生理現象なら仕方ないのです」


上条「す、すいません!」ダダダッ



上条(あいつと直接話して真意を聞かなければ!!)



上条「アックア!!」


アックア「ぬ?」


上条「……」ハァハァ


アックア「上条当麻であるか。まさかお前の学校とはな」


上条「何故学園都市に来た?」


アックア「……ふむ。ここでは聞かれると少々まずいので移動するのである」


上条「お、おう……」



~ 非常階段 ~



上条「んで神の右席であるお前が何故学園都市に……そして英語教師として来てるんだよ?」


アックア「なに……簡単なことだ」


上条「」ゴクッ


アックア「社会勉強である」


上条「」


上条「………………へ?」


アックア「ヴィリアンに言われてな……私は傭兵として戦うことしか能がなかった者であるからな」


アックア「一度社会に出て、表の世界の仕事をして来なさいと命じられたのである」


上条(何故ヴィリアンがアックアに?)


アックア「そこでアレイスターからここの高校の英語教師の仕事を与えられたのである」


上条「なんか信じられない話だな……」


アックア「うむ。自分でもまさか教師になるとは思ってなかったのである」


上条「とりあえず俺の右手を狙ってきたわけではないのね?」


アックア「その通りである」


上条「」ホッ


上条「んじゃー俺教室戻るから……頑張れよ」


アックア「うむ」


~ 上条のクラスの教室 ~



小萌先生「みなさーん、新しい副担任の先生を紹介をするのです」


小萌先生「始業式でも紹介しましたが木原先生、お願いするのです」


木原「うす」


木原「能力開発とお前らの副担任を担うことになった木原数多だ。よろしくなぁ」


クラス一同「」


クラス一同(やっぱり顔にタトゥーしてるよ!!!)ビクビク


木原(何故びびられてんだ?俺……)



ガラガラ



一方通行「木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」


木原「!?」


土御門「なっ!?」


上条「一方通行!!??」


クラス一同「!?」


小萌先生「あ、あなたは黄泉川先生のところの?」


土御門(まさか教室に乗り込んでくるとは……)


上条(あいつも転校生なのか!?)


小萌先生「な、なんの用なのです?」


一方通行「俺が用があんのはそいつだけだァ……」ギロッ


木原「……」


木原「おいおい、目上の人にそいつ呼ばわりはないだろうがあ」


一方通行「あン?頭イカれちゃってるんですかァァァァ?」


木原「ったくよぉ……」


木原「わかった、わかった……ここじゃまずいからついてこい」


一方通行「俺に指図してんじゃねェェぞォォォ!!」


クラス一同「」ビクッ


木原「おら、俺の可愛い生徒達が怖がってんじゃねーかぁ」


クラス一同「」ブルブル


一方通行「っち……」


木原「屋上行くぞ」


一方通行「……」


木原「んじゃー、小萌先生。ちょっくらこいつと話してくるんで後はよろしくお願いしますわ」


小萌先生「は、はぁ……」


上条「どうなってんだ……」ポカーン



~ 屋上 ~



木原「―――――――――――ってなわけだ。理解してくれたかな?一方通行くん」


一方通行「てめぇもあのクソメルヘンと同じで生き返ったとはな……」


木原「……」


一方通行「まァいい……もう一度ぶっ殺してやんよォ」カチッ


木原「」スッ



その時、学園都市最強の男の目には信じられない光景が映っていた。
そう、あの木原数多が彼の前で土下座をしているのだった。



一方通行「」


一方通行「木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!一体何の冗談なのかなァァァ!?」


木原「……今まですまなかった」


一方通行「」


一方通行「…………はァ!?」


木原「以前の俺はどうしようもねえクズだった……人の命も命と思えねーほどになぁ」


一方通行「……」


木原「今思えば打ち止めだって一人の人間なんだよな……」


木原「それを俺は実験動物のように扱ってよぉ……」


一方通行(意味がわかんねェ……)


木原「アレイスターの命令だからってあんな小さい子に酷いことしようとしたなんてよぉ……」


一方通行「……」


木原「俺が悪かった、許してくれ一方通行」


一方通行「っ!!!???」


一方通行(クソがァ……一体どうなってやがる……)


一方通行(いや、待て!あのクソメルヘンも性格が少し……)


木原「……」


一方通行(生き返った時に性格いじられたのか?)


一方通行「っち」


一方通行「調子がくるうぜェ……」


木原「一方通行?」


一方通行「なんかどうでもよくなっちまった……」


木原「……」


一方通行「帰る……」


木原「お、おい!いいのかよ?」


一方通行「……もう一度打ち止めに近づいたらあの世いきだけどな」


木原「一方通行……」


一方通行「じゃーなァ、木原くンよォ」


木原「……」



そういい残し、学園都市最強の男は木原の前から姿を消した。



木原「……」


木原(ありがとよぉ……一方通行……)


木原(俺は目指すぜ!グレートなティーチャーをよぉ!!)



木原数多。後にGTAと呼ばれる教師の誕生の瞬間だった。


今回はここまでです!

次回はまだ高校生活編?が続きます!

また明日の夜に投下します!

やっと木原君とアックアを出せました


P.S フィアンマとレッサーは今やってるSSとどっちやるか迷ってた奴です。

機会あればやりたいと思います。


こんばんは!

このスレで麦のんによる被害者が早くも2人も……

では投下します!



~ 1月7日 武里高校 お昼休み ~



上条「やっと昼休みかー」


土御門「午前からマラソンとか死ぬぜよ……」


フレンダ「久しぶりに走ったらかなり疲れたわけよ……」


青ピ「さっさと昼飯食おうや」


上条「おう」


土御門「んじゃー机並べるぜよ」


姫神「うん。」








吹寄「それでは……」


一同「いただきます!」


上条「うん、今日は我ながら良い出来ですな」モグモグ


青ピ「何、自画自賛してんねん」


土御門「上やん、最近弁当ばっかりだにゃー」


上条「残り物があるからな」


上条「まー姫神の弁当と比べれば大したことないけどよ」


姫神「V。」ピースサイン


上条「青髪も吹寄もパンばっかで飽きないのか?」


吹寄「うるさい、パンでも色んなパンがあるのよ」


青ピ「ボクは下宿先の店の残り物やから節約やで」


上条(節約って……お前レベル5だろうが……)


姫神「それにしても。」ジー


フレンダ「ん?」モグモグ


姫神「フレンダさんは。サバ缶好きなの?」


土御門「確かに昨日もサバ缶だったにゃー」モグモグ


フレンダ「姫神さん」


姫神「なに?」


フレンダ「私のサバ缶への愛情は好きってもんじゃないわけよ」キリッ


姫神「え?」


フレンダ「LIKEじゃないの!そう、LOVEよ!」


一同「」ポカーン


その後、フレンダのサバ缶への話は10分以上続いた……


~ 同日 5時限目 ~



アックア「ではここの文を吹寄、お願いするのである」


吹寄「はい!」


吹寄「……いや、彼はとてつもないものを盗んでいきました。あなたの心です」


アックア「うむ、見事である」


アックア「次は名無、お願いするのである」


名無「はい!」


名無「これは折られたモップの分。モップはてめぇが……」


アックア「うむ、次は―――――――――」


女子A「ねー」ヒソヒソ


女子B「なに?」ヒソヒソ


女子A「ウィリアム先生って渋くてよくない?」


女子B「あ、私も思ってた!」


女子A「だよねー」


女子B「うん」


上条「……」


上条(アックアって意外ともてるんだなー……)


上条(ていうか、ちゃんと教師できてんな……)


フレンダ「どうしたの?上条君」


上条「いや、何でも」



アックア「次、上条」


上条「」ピクッ


~ 同日 6時限目 ~



木原「ってなわけだぁ、そもそもパーソナルリアリティってのはなぁ――――」


土御門「……」


土御門(一方通行から木原のことを聞いたが……)


土御門(まさか性格が改造されてるとはな……)


土御門(アレイスターめ……神の領域にでも入り込んだか)



女子D「ねぇ」ヒソヒソ


女子E「ん?」ヒソヒソ


女子D「土御門君が珍しく真面目な顔してるよ」


女子E「え?あっ、本当だ」


女子D「ちょっとかっこいいよね?」


女子E「んー確かにそうかも……」



青ピ「」ピクッ


青ピ(それならボクも真面目な顔でいれば……)


青ピ「」キリッ



~ 30分後 ~



青ピ「」キリッ



キンコーンカンコーン♪



木原「おおし、今日はここまでだぁ」


木原「課題の提出は次の授業までだからなぁ」

                          ノーズブレイカー
木原「忘れた奴は俺の靴の匂いを嗅がす。そうだなぁ、『鼻殺し』とでも呼ぼうか」


クラス一同(なんじゃそりゃ……)


青ピ「」キリッ


吹寄「青髪」


青ピ「なんや?」キリッ


吹寄(何、変顔してるのかしら?)


吹寄「挨拶!」


青ピ「あっ……」


青ピ「きをつけー、ありがとうございました」


クラス一同「あしたー」


木原「おう、またなー」



ガラガラ



青ピ(何でや……真面目な顔キープしてたのに……)


青ピ(何でやぁぁぁぁぁぁ!!!)


土御門「?」


~ 翌日 木原くンの授業 ~



木原「――――――んで課題忘れたのは上条、土御門、青髪、フレンダの4人か」


上土青フ「すいませんでしたー」ペコリ


木原「まーお前らは風紀委員でも忙しいからな……」


上土青フ「」ホッ


木原「ところがぎっちょん!」


上土青フ「」ビクッ


木原「約束は約束だぁ。罰として『鼻殺し』の刑だ」


上土青フ()ブルブル


木原「まずは……上条、お前が嗅げ!」


上条(俺からかよ!!)アセアセ


木原「ほら、気合入れろぉ」スッ


上条(くっ!俺の幻想殺しじゃ鼻殺しは殺せない……)


上条(こうなったらやけくそだぁぁぁぁ)


土御門(幻想殺し VS 鼻殺し)


青ピ(異能の力じゃなければ幻想殺しは通じない……)


フレンダ(けれど上条君なら……)


土御門(きっと……)


青ピ(やってくれるはずや……)


上条(まずはその臭いをぶっ殺す!!)クンクン


土青フ「」ゴクッ


上条「」


上条「……」バタン


土青フ「上やーーーん(上条くーーーーん)!!!!」


上条「」チーン


木原「俺の鼻殺しに幻想殺しは通用しねー」


木原「さて次は……」


土青フ「」ブルブル


――――1分後



土青フ「」チーン


木原「ってなわけで、課題忘れた奴はこうなるからお前ら気をつけろよぉ」


クラス一同「」コクリコクリ



~ 同日 下校時間 ~



上条「ったく……今日は酷い目にあったぜ」


土御門「上やーん、第一七七支部行くぜよ」


上条「あっ、わりー!今日掃除当番だから先行っててくれ」


青ピ「了解や」


フレンダ「じゃあー先行って待ってるね!」


上条「おう!」



土御門「青髪、上やんいないから瞬間移動頼むぜよ」


青ピ「もう少し学校離れてからやなら」


フレンダ「もうばれてもいいんじゃない?」


~ 15分後 ~



上条「ふ~、こんなもんか」


吹寄「上条にしてはてきぱきとできたじゃない」


上条「うるせー!それより……」ニヤッ


吹寄「な、なによ?」


上条「いや~、垣根から報告を受けましてね……」


吹寄「んなっ!?」


吹寄(あの馬鹿!恥ずかしいから上条達には言うなって言っておいたのに!!)


上条「上条さんは吹寄さんに彼氏が出来てよかったと思いますよ~」


吹寄「う、うるさい///」


上条「あらら、顔真っ赤にしちゃって~」


上条「垣根、今日休みだからこの後デートとかか~?」


吹寄「」イラッ


吹寄「上条……」


上条「ん?」


吹寄「ふん!!」ドガッ


上条「ぐはっ!!!??」バタン


吹寄「あんまり私をからかわないことね」


上条「す、すみばぜんでした……」


吹寄「ところで上条当麻、貴様はどうなのよ?」


上条「え、俺?何が?」


吹寄「……姫神さんよ、姫神さん!」


上条「姫神がどうかしたのか?」キョトン


吹寄「えっ!?」


上条「ん?」


吹寄(この男……わざわざクリスマスイヴに料理作りに行ったのに姫神さんの気持ち気づいてないの!?)


上条「おーい」


吹寄(姫神さん……ドンマイ……)


上条「だから姫神がどうしたんだよー?」


吹寄「な、何でもないわよっ!」


上条「おいおい、急に怒るなよ」


吹寄「誰のせいだと思ってるのよ!!」


上条(何故、俺が怒られてんだ?)


本日はここまでです!

>>851
あぁぁぁ、ずれてる!!!
慣れないことはするもんじゃないですね……

次は3/27(日)に大体投下します!

P.S藤原啓○さん、ネタお借りしました。


(´∀`)つ>>8/6/8

こんばんは!

今日も寒いですな!

では投下します!


~ 同日 第一七七支部 ~


土御門達の前には大量の資料の山が置かれていた。


土御門「う……」


海原「これはこれは……」


滝壺「凄い量だね」


初春「あはは……」



―――さかのぼること5分前



固法『土御門君、海原君、滝壺さん、初春さんの4人に去年の資料のまとめをお願いするわね』


土海滝初『はい』


固法『結構な量だから期限は今週中でいいわよ。パトロールも他の人で回すから』


土御門(やったぜい!こんな寒い中パトロールしなくてすむなんてついてるにゃー!!)



浜面『いいなー俺もやりてーな……』ジー


麦野『あんたがやったらミスだらけになるでしょうが』


絹旗『ですよね』


フレンダ『仕事量が2倍になるってわけよ』


浜面『お、お前ら……言いたい放題いいやがって……』


浜面『いいですよーだ!浜面号の掃除でもしてきますよーだ』


絹旗『うげ、なんてセンスのない名前を車につけてるんですか!』


フレンダ『すぐ事故りそうな名前ね』


浜面『ははは……俺の立場っていつまでも変わらねーな……』シクシク


―――現在



土御門(くっ、流石に1年分の資料のまとめはきついぜよ)


海原「これは残業覚悟でやるしかありませんね」


滝壺「……」


初春「だ、大丈夫ですよぉ!私達4人で頑張れば何とかなります!」アセアセ


固法「ちょっと大変だろうけどよろしくね」ニッコリ


土御門(ちょっとどころじゃないぜよ……)


土御門「まっ、文句言ってても始らないしさっさと取り掛かるぜよ」


海原「ええ」


滝壺「」コクリ


初春「はい!」









初春「もう19時半ですし今日はこの辺にしますかぁ」


海原「ですね」


土御門「だにゃー」


滝壺「今週中ならなんとかなりそう……」


初春「確かにこれならそこまで残らなくても大丈夫そうですねぇ」


海原「初春さんが適切な指示をしてくれるおかげですね」


初春「そ、そんなことないですよぉぉ」アセアセ


海原「では帰りましょうか」


滝壺「うん。お腹も減った」








ギー ガシャン


初春「戸締りオッケーです!皆さん、お疲れ様でした」


滝壺「おつかれ」


土御門「お疲れだぜい」


海原「お疲れ様です。あ、そうそう土御門さん」


土御門「なにぜよ?」


海原「もうこんな時間ですし女性陣を送っていったほうがいいのでは?」


土御門「……だにゃー」


初春「だ、大丈夫ですよぉ」


海原「しかしこんな夜道をか弱い女性一人では……」


滝壺「ういはる」ツンツン


初春「滝壺さん?」


滝壺「ここは素直に甘えよう。意外にうなばらは頑固だし」


初春「は、はい……」


土御門「……んじゃー俺が初春さんを送ってくぜよ!どうせ途中まで帰り道一緒だしな」


初春「よ、よろしくお願いします!」


海原「送り狼にならないで下さいよ」ニッコリ


土御門「お前は何を言ってるぜよ!俺は舞夏一筋だにゃー!!」


海原「冗談ですよ」


海原「では自分が滝壺さんを送ります」


土御門「了解だにゃー。んじゃー、初春さん行くぜよ」


初春「はーい」


滝壺「ういはる、つちみかど、また明日」フリフリ


海原「では自分達も行きますか?」


滝壺「うん」


~ 帰り道 土御門・初春 ~



土御門「やっぱ1月は冷えるぜよ……」


初春「ですねぇ」


初春「……土御門さん」


土御門「何だにゃー?」


初春「……土御門さんは何で風紀委員に協力しようと思ったんですか?」


土御門「!?」


初春「あ、すみません!言いたくないのなら言わなくてもいいですので」アセアセ


土御門「……」


土御門(風紀委員か……)


土御門「……守りたい人達がいるからぜよ」


初春「え?」


土御門「俺はそいつらがこの学園都市で平和に暮らせる為なら何だってする覚悟だ」


初春「」キョトン


土御門「……」


土御門(し、しまったぜよ!つい本音を言ってしまったにゃー!!!)アセアセ


初春「……」


初春「土御門さん……」


土御門「な、何ぜよ?」


初春「わたし……わたし……」


初春「感動しましたぁぁぁぁ!!!」


土御門「…………え!?」


初春「す、素晴らしいです!」


土御門「は、はぁ……」


初春「そんな立派な決意をして風紀委員に協力してくれてるなんて……」


初春「まさに風紀委員の鏡です!!!」


土御門(初春さん……目が輝いてるぜよ)


初春「実はですね私が風紀委員になったのは土御門さんみたいな立派な理由でもないんですよ……」


土御門「……」


初春「……私レベル1で運動神経もなくて……そんな自分を変えたくて風紀委員になれば少しは変われるのかなって……」


土御門「……」


初春「一応、風紀委員にはなれたんですが皆さんの足を引っ張ってばかりで……」タハハ


土御門「そんなことないぜよ」


初春「え?」


土御門「初春さんの情報処理能力はかなりのもんだぜい!前の山王銀行の強盗事件があったの覚えてるかにゃー?」


初春「え、はい」


土御門「あんなに早く犯人達の情報を掴めるのは俺の知ってる中では初春さんくらいだぜい」


初春「……」


土御門「だからもっと自分に自信を持ってもいいと思うんだぜい?」


初春「土御門さん……」


初春「あ、ありがとうございます!」


土御門「どうしたしましてだにゃー」


初春「わたし、もっとやる気が出てきましたぁ!」


土御門「それはよかったぜよ」


初春「あの……」


土御門「ん?」


初春「さっき『俺の知ってる中では』と言ってましたけど以前も何処かの支部に所属してたんですかぁ?」


土御門「」ギクッ


土御門(しまったぜい……励ます為についうっかりと……)


土御門「まっ、そういうことだにゃー」アセアセ


初春「そうだったんですかぁ!初耳でしたよぉ」







初春「あっ、私の学生寮見えてきました」


土御門「おっ、綺麗な学生寮だにゃー」


初春「また築3年くらいですからね」







初春「では今日は送っていただいてありがとうございましたぁ」ニッコリ


土御門「どういたしましてだにゃー」


初春「ではまた明日!」


土御門「おやすみだぜい」フリフリ


初春「おやすみなさぁい!」



ギー バタン



土御門「……」


土御門「さて……愛しの舞夏が待つ我が家へ帰るとするぜよ!」


~ 初春宅 ~



初春「ただいまぁ~」


春上「おかえりなさいなの」


初春「あっ、いい匂いがしますね」


春上「今晩はビーフシチューなの」


初春「春上さん、ありがとうございます」


春上「どういたしましてなの」


初春「じゃあー私先に着替えてきますね」


春上「うん」ジー


初春「どうしたんですかぁ?」


春上「初春さん、何かいいことあった?」


初春「え?何でですかぁ?」


春上「何かいつもよりいい笑顔してると思ったの」


初春「え?」


春上「私の勘違いだったらごめんなさいなの」


初春「……」


初春「勘違いじゃないですよ」


春上「え?」


初春「少しだけですけど……いいことありましたから!」ニッコリ


~ 同時刻 マッ○ ~



滝壺「」モグモグ


海原「」モグモグ


海原「しかし……」


滝壺「?」


海原「本当にマッ○お好きですね、滝壺さんは」


滝壺「うなばらはマッ○嫌い?」


海原「いえいえ、自分も好きですよ」ニッコリ


滝壺「ならよかった」


海原「しかしプチパンケーキだけで足りるのでしょうか?」


滝壺「わたし少食だからこれで十分」


海原「はぁ……」


滝壺「うなばらは一人ではマッ○行かないの?」


海原「そうですね……今思うと滝壺さんと浜面さんとばかり行ってますね」


滝壺「そうなんだ」


海原「ええ。基本はコンビニ弁当ですましてますから」


海原「そういえば今日は浜面さんは大丈夫なんですか?」


滝壺「うん。友達とご飯食べにいくって言ってた」


海原「なるほど。だから自分が誘われたわけですね」


滝壺「いやだった?」


海原「いえいえ、一人で食事するより友人と食事した方がいいですしね」


滝壺(友人……)ニマァ



~ 30分後 滝壺宅前 ~



海原「では自分はこれで」


滝壺「送ってくれてありがとう」


海原「いえいえ、ではまた明日」


滝壺「うなばら」


海原「はい?」


滝壺「……またマッ○付き合ってくれる?」


海原「……もちろんですよ」ニッコリ


滝壺「ありがとう」ニコッ


海原「ではゆっくり休んで下さいね」


滝壺「うん。おやすみ」



滝壺(あれ?鍵が開いてる……)


ギー


絹旗「あっ、お帰りなさいです」


滝壺「絹旗、来てたんだ」


絹旗「はい、超お邪魔してます」


滝壺「言ってくれれば早く帰ってきたのに」


絹旗「何処か行ってたんですか?」


滝壺「マッ○」


絹旗「またですか!?滝壺さんは本当にマッ○超好きですね」


滝壺「まーね」


絹旗「一人で行ってたんですか?」


滝壺「ううん……」


滝壺「友達と」ニッコリ


本日はここまでです!

次は明日投下します。

フレンダと○○がメインです!

来週アニメ、浜面出ますね
声優さんが誰か超楽しみです。
個人的に滝壺は後藤邑子さんがいいですね。

ではノシ

ずっと気になってたんだけどさ、女の子は「食う」より「食べる」って表現の方がよくないか?
あ、でもむぎのんはギリギリセーフかも


こんばんは!

皆さんコメントありがとうございます☆

>>896
クリスマスイヴ以降は気をつけてたんですがまたありましたかね?

(`・ω・)つ>>9/00

では投下します!


~ とある日 窓もドアもないビル ~



土御門「何のようだ?アレイスター」


アレイスター「ふむ。風紀委員の活動はどうだね?」


土御門「貴様と世間話をしに来たつもりじゃないんだ。さっさと本題に入れ」


アレイスター「」シュン


アレイスター「うむ。1週間前にとある魔術結社から予告状が来てね……」


土御門「予告状だと?」


アレイスター「内容は幻想殺しと英国にいる禁書目録を誘拐すると書いてあった」


土御門「」


土御門「何だと?何故俺にもっと早く言わなかった!?」


アレイスター「君は風紀委員の活動で忙しいだろう?それに……」


土御門「……それに?」


アレイスター「既に問題は解決済みだ」


土御門「何?お前が外に出たのか?」


アレイスター「まさか。友好条約を結んでいるイギリス正教、ローマ正教、ロシア正教にお願いをしてね」


土御門「!?」


アレイスター「よほど上条当麻と禁書目録は人望があったようだ」


土御門「……」


アレイスター「予告状を送ってきた魔術結社に学園都市から風斬、エイワス。魔術側から神裂、ステイル、シェリー、天草十字教全員、
        アニェーゼ部隊全員、騎士団長と騎士団全員、オリアナ、 新たなる光(フロリス以外)、サーシャ、ワシリーサ、
        ローマ正教の魔術師、たまたま現地にいた右方のフィアンマが乗り込み既に魔術結社は完全に壊滅状態だ」


土御門「」ポカーン


土御門「……て、敵の人数は?」


アレイスター「30人」


土御門「30人だとっ!?」


土御門(……確かアニェーゼ部隊は250人、騎士団は千単位だったはず)


土御門(相手が可哀想すぎるぜよ……)


アレイスター「というわけで事後報告だ。ちなみにお礼として各正教に学園都市最新の家電製品を送っておいた」


土御門「そ、そうか……」


アレイスター「これからも風紀委員の活動をよろしく頼むぞ」


土御門「言われなくても」


※アレイスターの台詞で魔術師達のお名前は省略させて頂きました。


アレイスター「頼もしいかぎりだ。む?そろそろか……おい」


側近「はい!」ガラガラ


土御門(テレビ?)


土御門「何だ?俺に何か映像でも見せるつもりか?」


アレイスター「君への用件は終わったよ。これは私がTVを見るためだ」


土御門「?」


アレイスター「そろそろ『ちびまる子ちゃん』の放送時間なのでな」


土御門「」


アレイスター「忙しいところ呼んで悪かった。また会おう。おい」


案内人「うぃーっす!」


案内人「さあ、オラに触れて下さい」


土御門「」ポカーン


案内人「土御門様?」


土御門「……あっ、悪かった」ポン


案内人「では」



シュン



アレイスター「……」


アレイスター「ふむ。今日は山根君がメインの話か」


アレイスター「楽しみだ」ニヤリ


~ 1月10日 上条宅 ~



上条「…………」


上条(まさか風邪引くなんてな……)


上条(頭痛いし、寒気止まらねー……)ブルブル


上条「不幸だ……」



―――さかのぼること1時間前



上条『うーん……』


上条『さて今日も学校いきますか!ってあれ……』グラッ


上条『おっとっと』


上条『なんだ?って体が凄い重い……寒気もする』


上条『まさか……』



ピピピッ


上条『39度5分……』


上条『マジかよ……』



―――現在



上条(そろそろ学校に電話するか)


上条「もしもし――――――」



~ 武里高校 ~



フレンダ「あれ、上条君まだ来てないんだ」


吹寄「どうせ遅刻でしょ」


姫神「」コクリ



ガラガラ



小萌先生「皆さん、おはようなのでーす」


クラス一同「おはようございます」


小萌先生「では早速出席を取るのです」


小萌先生「―――――――上条ちゃんは風邪の為お休みなのです」


フレンダ(上条君が……)


姫神(風邪。)


土御門「上やんが風邪って珍しいぜよ」


青ピ「せやなー」


吹寄「馬鹿でも風邪は引くってことね」


小萌先生「続いて―――――――」


~ お昼休み ~



吹寄「しかし……」


一同「?」


吹寄「上条が風邪で休むなんて珍しいわね。2学期は法事でよく休んでたけど」


土御門「」ギクッ


姫神「彼も。色々大変だったから疲れが来たのかも。」


土御門「」ギクッ


青ピ「せやな」


フレンダ「…………」


フレンダ(これはチャンス!お見舞いに行って看病をして上条君のハートを……)


姫神(……看病をしに行こう。今度は私が彼を助ける番。)


~ 放課後 ~



フレンダ「じゃあーお先に失礼するわね!」


姫神「私もお先に。」


吹寄「また明日ね」



~ 20分後 下校途中 ~



フレンダ「あれ、姫神さんの家ってこっちだったけ?」


姫神「違う。」


フレンダ「こっちに用事でもあるわけ?」


姫神「」コクリ


姫神「上条君の看病をしようかと思って。」


フレンダ「」


フレンダ(何ですってぇぇぇぇぇ!?)


フレンダ(もしかして……)


フレンダ「あの姫神さん……」


姫神「何?」


フレンダ「もしかして姫神さんも上条君のこと好きなわけ?」


姫神「もってことはフレンダさんも?」


フレンダ「」コクリ


姫神「……」


姫フ(またライバルが増えたぁぁぁぁぁ!!!)


フレンダ「……」


姫神「……」


フレンダ「姫神さん、お友達でもこれだけは譲れないわけよ」


姫神「私も。負けるつもりはない。」


フレンダ「……」


姫神「……」



バチバチバチ



フレンダ「勝負ね」


姫神「望むところ。」


~ 10分後 上条宅 ~



ピンポーン



上条(ん?誰か来たのか?)


上条「よっころしょ」ヌクッ



ガチャ



上条「はい…」


フレンダ「やっほー!」


姫神「こんにちは。」


上条「フレンダと姫神?どうしたんだ?」


姫神「看病を。」


フレンダ「しにきたわけよ!」フンスッ


上条「」


上条「え?」


姫神「とりあえず。あがらせてもらう。」


フレンダ「お邪魔します!」


上条「えっと……」


フレンダ「上条君は横になってて!」


上条「あ、ああ」


姫神「上条君。おかゆ作るから材料借りるね。」


上条「おかゆ作ってくれるのか?ありがとな……」


姫神「気にしないで。」


フレンダ(くっ……私もおかゆ作れたら……)


フレンダ「じゃあー、私はお洗濯しておくね」


上条「わ、悪いな」


フレンダ「気にしないで欲しいわけよ」


上条「2人とも、ありがとうな」


フレンダ「ううん」


姫神「私が。したいだけだから。」


フレンダ「……」チラッ


姫神「……」ジー



バチバチッ



~ 洗面所 ~



フレンダ「これとこれね!」


フレンダ(ってこれ……)


フレンダ(上条君の……パンツじゃない///)


フレンダ「」ジー バサッ


フレンダ(って私は何をやってるわけよ!!)


フレンダ(そ、そうよ……私はただ洗濯物を洗濯機に入れてただけなわけよ……)



~ 台所 ~



姫神「……」


姫神(おいしいおかゆを作って。上条君に尽くす女アピール。)


姫神(お料理ができることはもうアピール済。)


姫神「よし。いい感じ。」



~ 20分後 ~



フレンダ「上条君、変えのタオル持ってきたよ」


上条「あー……ありがと……」


フレンダ(……本当酷い状態ね)


姫神「おかゆできた。」


フレンダ「!?」


上条「姫神も悪いな……」


姫神「こういう時は。素直に甘えること。」


上条「へーい……」


フレンダ「姫神さん」


姫神「何?」


フレンダ「……わ、私が上条君に食べさせてあげるわけよ!!」


姫神「!?」


姫神「私が作ったから。私が食べさせる。」


フレンダ「―――――っ!?」


姫神「……」


フレンダ「……」


フレンダ「……まっ、それが当然なわけよね」


フレンダ「ちょっと虫が良すぎたわけよ、ごめんね……」シュン


姫神「……」


姫神「フレンダさん。」


フレンダ「なに?」


姫神「順番に食べさせよう。」


フレンダ「」


フレンダ「え!?」


姫神「」コクリ


フレンダ「でも姫神さんが作ったおかゆだし……」


姫神「あなたとは。対等に戦いたいから。」


フレンダ「!?」


上条(戦い?こいつらゲームでもやってんのか?)


姫神「あなたも私も。上条君を看病したい気持ちは同じ。」


姫神「こういうときは。協力し合うべき。」


フレンダ「姫神さん……」


姫神「私も最初いけない態度をとってた。ごめんなさい。」ペコリ


フレンダ「そ、そんなことないわけよっ!!」


姫神「ありがとう。」ニコッ


フレンダ「えっと……こちらこそ」


上条「あ、あの……おかゆを……」


~ 1時間後 ~



フレンダ「じゃあー上条君、私達帰るね!」


姫神「また学校で。」


上条「おう、ありがとな……」



ギー ガチャ



フレンダ「……」


姫神「……」


フレンダ「姫神さん、お互い恨みっこなしで頑張りましょ」


姫神「うん。でも彼を振り向かせるのは相当苦労する。」


フレンダ「それはわかるわけよ……」


姫神「彼って……」


フ姫「鈍感だから」


フレンダ「」キョトン


姫神「」キョトン


フレンダ「ふ、あはははは」


姫神「ふふふふ」


フレンダ「はい!」スッ


姫神「?」


フレンダ「握手よ、握手!」


姫神「う、うん。」ギュ


フレンダ「……これからもお友達、そして恋のライバルとしてよろしくね」ギュ


姫神「こちらこそ。」



フレンダ=セイヴェルソン、姫神秋沙。
想い人が同じ2人だが彼女達の間には確かな友情が芽生えつつあった。


フレンダ「」キョトン


姫神「」キョトン


フレンダ「ふ、あはははは」


姫神「ふふふふ」


フレンダ「はい!」スッ


姫神「?」


フレンダ「握手よ、握手!」


姫神「う、うん。」ギュ


フレンダ「……これからもお友達、そして恋のライバルとしてよろしくね」ギュ


姫神「こちらこそ。」



フレンダ=セイヴェルン、姫神秋沙。
想い人が同じ2人だが彼女達の間には確かな友情が芽生えつつあった。


>>293はフレンダのファミリーネームに誤りがありました。申し訳ないです。

今回は以上です!

フレンダと姫神。性格もビジュアルも正反対ですけど案外こういう人達が親友になったりするんですよね。ソース色んな漫画

次は3/31(木)か4/1(金)に投下します!


違う、誤りは>>923でした

× >>923 ○ >>924

でお願いします!

ローマ正教、イギリス清教、天草式十字凄教、とか字が違ったはず


こんばんは!皆さんコメントどうもどうもありがとうございます!

>>935
しまったぁぁぁ!!
ご指摘ありがとうございます。

では投下します!


~ 1月20日 第一七七支部 ~



固法「突然ですが……慰安旅行に行きます!」


一同「は!?」


海原「固法さん、急にどうしたんですか?」


固法「……実は理事会からのご褒美でね。全支部の風紀委員達に温泉旅行がプレゼントされたの」


一同「おー!!」


固法「それで私達、第一七七支部は来週の29日、30日に1泊2日で箱根に行くことになりましたー!」


一同「うおー!!」パチパチパチ


青ピ「温泉や!!」


絹旗「超楽しみです!」


麦野「ねー、固法さん」


固法「何、麦野さん?」


麦野「温泉旅行は嬉しいだけどさ、その間風紀委員の活動はどうするの?」


一同「あっ……」


固法「それなら心配ないわ。他の支部がカバーしてくれることになってるから」


一同「おー!」


固法「そのかわり、他の支部が慰安旅行の時は私達が協力することになるから」


麦野「なるほどね」


固法「ということなので皆さん、29日、30日は予定空けておいてね。本日お休みの人達には私からメールしておくから」


一同「はーい」


固法「では今日はこれで解散です。お疲れ様でした」


一同「お疲れ様でーす」



~ 同日夜 上条宅 ~



アノヒミタソラ アカネイロノソラヲ~♪


上条「おっ、メールだ」


トナリノトトロ、トトロ~♪


垣根「俺もだ」


上条「何々……」


垣根「ふんふん……」


上垣「……温泉旅行だとぉぉぉぉ!!??」


上条「しかも費用は理事会持ち?」


垣根「理事会の馬鹿共はたまにはいいことするじゃねーか」


上条「温泉楽しみだな」


上条(記憶なくなる前って温泉行った事あんのかな?)


垣根「箱根っていうのもいいな」


上条「垣根は温泉好きなのか?」


垣根「まーな!ってかあんま嫌いな奴いないだろ?」


上条「それもそうだな」


垣根「そろそろウイイレ続きしようぜ?」


上条「……いいけど俺に勝てるかな?」ニヤリ


垣根「はん!俺のオランダ代表が負けるわけねーだろうが」


上条「ふん!さっき俺のブラジル代表に負けただろうが」


垣根「うっ!!??」


垣根「さっきのはハンデだ……」


上条「はいはい、さようですか」シラー


垣根「てめぇ、上等だぁぁぁ!次は5-0で勝ってやるよぉぉぉ!!」


上条「5-0だと?」ピクッ


上条「いいぜ、垣根……お前が俺のブラジル代表に5-0で勝てると思ってるなら……」


上条「まずは……そのふざけた幻想をぶっ殺す!!」


垣根「はん!俺の未元サッカーに常識は通用しねぇぇぇ!!!」


この後、2人の熱い戦いは深夜3時まで続いた……


~ 1月29日 早朝 第一七七支部前 ~



黄泉川「慰安旅行を引率することになった黄泉川だ。よろしくじゃん」


一同「よろしくお願いしまーす」


浜面(よりによって黄泉川が引率かよ……)ブツブツ


黄泉川「浜面、今何か言ったかな?」


浜面「」ギクッ


浜面「な、何も言ってませーん」アセアセ


黄泉川「……ならいいんだけど」ジロー


浜面(やっぱこいつ苦手だ……)


浜面(半蔵もこんな奴のどこがいいんだか……)


垣根「黄泉川さんが引率者ってのはわかったが……」


一同「?」


垣根「なんで風紀委員に関係ない奴らがいるんだよ!」


一方通行「あン?」


芳川「私達のことかしら?」


垣根「お前達以外いねーだろうが!」


打ち止め「黄泉川に誘われたのってミサカはミサカは理由を述べてみる!」


一方通行「俺はどっちでもよかったんだけどな……」


番外個体「あなたって本当に素直じゃないね」


一方通行「……うぜェ」


固法「黄泉川先生、確かに風紀委員と警備員以外の同行はまずいのでは?」


黄泉川「理事会の許可も得てるから大丈夫じゃんよ」


固法「あら、そうだったんですか」


垣根「理事会も随分と緩くなったもんだ……」


黄泉川「とりあえずとっととバスに乗り込むじゃん!」


一同「はーい」



黒子「」ジー


黒子(大きいお姉さまと小さいお姉さまっ!?)


黒子(一体どういうことですの!!??)


黒子「……」


黒子(まー理由はどうでもいいですの……)


黒子(それより……)ハァハァハァハァ


番打「」ゾクッ



上条「さてと行きますか~」


フレンダ(上条君の隣の席を確保したいところだけど……)


一方通行「だりィ……」


青ピ「ボクは酔いやすいから窓側の席が……」


黄泉川「ほら、とっとと座るじゃん!」


バス座席表
(マイクロバスだと思って下さい)



――――――――――――――――――――
         |
         |  黄泉川(運転席)
         |
         |
         |      芳川
         |        
         |
 上条  固法  | フレンダ  初春
         |
         |
土御門 垣根  | 絹旗   麦野
         |
         |
 滝壺  浜面  | 海原   青ピ
         |  
         |
番外個体 黒子 | 一方通行 打ち止め
――――――――――――――――――――


黄泉川「んじゃ出発~」



上条「固法さん、よろしくお願いします」


固法「うん、こちらこそよろしくね」



絹旗「あれ、フレンダ」


フレンダ「何?」


絹旗「上条さんの隣じゃなくていいんですか?」ヒソヒソ


フレンダ「これでいいのよ」ニッコリ


フレンダ(姫神さんや美琴いない間に私だけってのは卑怯だしね)


フレンダ(正々堂々と彼女達に勝ってみせるわけよ!)


絹旗「?」


絹旗「……じゃあー私、自分の席座りますね」


フレンダ「うん、またね」



垣根「土御門、俺寝るから着いたら起こしてくれー」


土御門「了解だにゃー」




黒子「白井黒子と申しますの。目的地までよろしくお願いしますわ」ペコリ


番外個体「よろしくねー」


一方通行「……」


打ち止め「こちらこそよろしくね!ってミサカはミサカは元気に挨拶してみる」


黒子(…………はうっ!!)ズッキューン


黒子(何ですの……このミニお姉さまの笑顔の破壊力は……)


黒子(……そして)チラッ


番外個体「ん?」


黒子(……この鋭い目つき……)ハァハァ


黒子(黒子、目的地まで持ちそうにないですの……)ハァハァ


黒子「うひひひ……」ジュルジュルー


番外個体「うっ!?」ゾクッ


打ち止め「ねー、あの人怖いよーってミサカはミサカは耳打ちしてみる」ヒソヒソ


一方通行「確かにこえーなァ……」


青ピ「海原君、よろしゅう」


海原「こちらこそ」


海原(しかし……)チラッ


海原(打ち止めさんの方は知ってますがあの方もクローンなのでしょうか……)


海原(成長した御坂さんに小さい御坂さんですか……)


海原(これはこれはとても有意義な旅行になりそうですね)ニヤリ


海原「ふふふふふふふ……」


青ピ「う、海原君?」



絹旗「はぁ……」


麦野「どうしたの?絹旗」


絹旗「いえ……どうせなら白井さんとお隣がよかったなーって思って」


麦野「……私とじゃ不服かしら?」


絹旗「」ビクッ


絹旗「いえ!そんなことありませんよ、麦野!」


麦野「……まっ、いいけどね。私も寝るから着いたら起こしてちょうだい」


絹旗「わかりました」


~ 出発から1時間後 ~



上条「うぅぅ……」


土御門「これで上やん、ポーカー15連敗だにゃー」


初春「これだけ負けるのも難しいですよね!」


固法「勝負運がないのね」


フレンダ「ド、ドンマイよ!上条君!!」アセアセ


上条「どうせ俺は勝負事に勝てない男ですよ……」ブツブツ


土御門「それが上やんだにゃー」



黄泉川「そろそろパーキングに着くじゃん!」


~ パーキングエリア ~



黄泉川「お手洗い行きたい奴は行ってくるじゃん」


一同「はーい」



垣根「あん?もう着いたのか?」


土御門「まだパーキングだぜい」


垣根「パーキングか……じゃあーまた寝るかな」


土御門「よく寝る奴だぜい」


垣根「」グーグー



浜面「海原、お前降りるか?」


海原「いえ、自分は大丈夫なのでこのまま乗ってますよ」


浜面「んじゃー滝壺のことお願いしていいか?肩寄りかかれたままで動けねーんだ」


海原「ええ、いいですけど」


浜面「んじゃー頼む!結構トイレ我慢してたんだ!!」


海原「はい、いってらっしゃい」


浜面「悪いな!」ダダダッ


滝壺「」スースー


海原「……」


海原「確かにこの寝顔をされては起こすのは気が引けますね」



黒子「大きいお姉さまぁぁ!お手洗いご一緒しましょう!」


番外個体(大きいお姉さま?)


番外個体「別にいいけど……」


黒子「では参りましょう」


黒子「ぐふふふ、ぐふふふふふ」


番外個体(この子、イカれてるの?)



その後、女子トイレで番外個体を覗こうとした黒子が電撃で撃沈されたのは言うまでもない。



打ち止め「」スースー


一方通行「……」


一方通行(たくっよォ……気持ちよさそうに寝やがってェ……)


一方通行(……まっ、こういうのも悪くねェな)


上条「なんか少し腹減ったからなんか買いにいくかな」


フレンダ「あっ、私も行く」


絹旗「私も行きます!」


初春「私もいいですかぁ?」


上条「おう、皆で行こうぜ」


フレンダ(2人きりになれなかったか……)


上条「上条さん、給料入ったので皆に奢りますよー」


初春「え?いんですか?」


絹旗「流石、上条さん!超太っ腹です」


上条「まーこれでも年上ですから」


フレンダ「……私は同い年なんだけど?」ジロー


上条「じゃあー……フレンダだけ奢りなしで!」


絹旗「ナイスアイディアです!フレンダに奢る必要はありません」


フレンダ「何でそうなるわけよっ!」



>アハハ



海原「……」


海原「一方通行さん」


一方通行「あン?」


海原「この平和な日常……少しは慣れましたか?」


一方通行「……」


一方通行「少しはな……」


海原「!?」


海原(おやおや、意外な答えが返ってきましたね)


一方通行「そういうてめェはどうなんだよ?」


海原「自分ですか?自分は今の生活は気に入ってますよ」ニッコリ


一方通行「暗部いた頃よりか?」


海原「ええ。暗部時代と違って信頼できる仲間もいますから」


一方通行「……ちげェねェ」フッ


滝壺「」スースー


打ち止め「」スースー


海原「一方通行さん」


一方通行「あン?」


海原「打ち止めさんの寝顔を写真取っても「駄目だ」」


海原「」ガックシ


今回はここまでです!

やっとイベント事ができました!
黒子ワールド全快になります!

次はまた明日投下します!

次でスレ終わるかな

次スレ立てるの?

>>962と同じく
垣根ふもっふさん
次スレ立てるんですか?


ボンソワール!

皆さん、コメントありがとうございます!

>>962>>970次スレは立たせて頂きます。
今日の投下が終わりましたら立ってきます!


~ 星のおうじさまミュージアム ~



黄泉川「まずはここからじゃん」


おのおのとバスから降りるメンバー達。


上条「へー、ここが前にTVでやってた」


固法「あら、上条君知ってたの?」


上条「たまたまTVで見ただけですけどね」


垣根「星のおうじさまか……まさに俺にぴったりな言葉だな」


麦野「えせホストが何言ってるんだか」フゥー


垣根「」ピキッ


垣根「うるせぇぞ!くそババァ」


麦野「」プチッ


麦野「私はまだ高校生だぁぁぁぁ!!!」


絹旗「またあの2人は……」


海原「逆に仲良しに見えますね」


滝壺「確かに」


垣麦「見えねーよぉぉぉぉぉ!!!」






初春「あー!チャペルがありますよぉ!」


打ち止め「ぬぬぬ!?これがチャペル!ってミサカはミサカは生まれて初めて見たチャペルに感動してみたり!」


黒子「可愛いデザインですわね」


絹旗「超可愛いです」


フレンダ(チャペルか……懐かしいな)



青ピ「女の子はあういうの好きやね」


土御門「だにゃー」


一方通行「ちっ、あういうのどこがいいんだか」


上条「まーまー、そう言うなよ。結構いいじゃねーか」



垣根「だな」


一方通行「ふん、さすがクソメルヘン。てめェの趣味にぴったりってか?」


垣根「いい加減名前で呼びやがれ……」


一方通行「俺がどう呼ぼうが俺の好きだろう「ふんっ!!」」ガツッ


一方通行「ッ痛!?」チラッ


黄泉川「ったく、お前は旅行先でも挑発的な態度取るんじゃないよ!」


一方通行「うっせーな……」


黄泉川「これ以上反抗的な態度取るなら打ち止めに言って演算止めさせるじゃん?」


一方通行「!?」


一方通行「……わかったよ」


黄泉川「ものわかりがよくてよろしい」



垣根「おいおい、学園都市最強の男が女教師には逆らえないってか?」ニヤニヤ


土御門「これはこれは面白いものを見せてもらったにゃー」ニヤニヤ


浜面「写真撮っておけばよかったな」ニヤニヤ


海原「まーまー、せっかくの旅行なんですし皆さん仲良くしましょうよ」ニヤリ


一方通行「て、てめェら……」


青ピ「羨ましいわ」ボソッ


一同「え!?」


~ レストラン ~



固法「黄泉川先生、旅館にはいつ頃着く予定なんですか?」


黄泉川「17時くらいが目安じゃん」


固法「ありがとうございます」



番外個体「ふーん、これがフランス料理か」モグモグ


黒子「大きいお姉さま。フランス料理は初めてですの?」


番外個体「まーね。食う機会がなかったからさ」


打ち止め「うん!学園都市以外のレストランは初めてだけど満足ってミサカはミサカは感想を述べてみる!」


番外個体「そういえば私も学園都市以外の飲食店は初めてだね」


黒子「……」


黒子(右側に大きいお姉さま、左側に小さいお姉さま……)


黒子「うへっ」ジュルリ


番打「うっ!?」


打ち止め「ねえ、朝から思ってたんだけどこの人大丈夫なのかな?ってミサカはミサカは不安な胸中をあらわしてみたり」ヒソヒソ


番外個体「ノーコメント……」


黒子「ぐふふふふ……」




浜面「うめーな!フランス料理なんか縁なかったから感動するぜ」


海原「ええ、見事なお味ですね」


上条「超貧乏だった上条さんにはかなり眩しく映るぞ」


青ピ「昼食もやけど旅館の食事も楽しみやね」




一方通行「」モグモグ


垣根「」モグモグ


麦野「」モグモグ


フレンダ「……」


シーン


フレンダ(気まずすぎるわ……)


フレンダ(なぜ……こうなったわけよ……)


~ 17時半 旅館 ~


黄泉川「着いたじゃん」


>オーキレイナリョカンダ
>オンセンタノシミダ


上条「へー、結構大きい旅館だな」


土御門「だにゃー」


青ピ「固法さん」


固法「何?」


青ピ「温泉は混浴やろか?」キリッ


固法「……」


固法「違うわよ」


青ピ「」ガックシ


垣根「残念だったな、青髪」


海原「混浴じゃないからって女湯に瞬間移動しないで下さいよ」


青ピ「……」


青ピ「はっ!その方法があったやん!!」


一同「オイ!!!」



一方通行「……賑やかな連中だな」


芳川「でも貴方もこれからあっちの世界で生きていくんだから慣れなくちゃね」


一方通行「……」


一方通行「ニートのくせに立派なこと言うじゃねェかァ」


芳川「就職難民と言って欲しいわね」


一方通行「お前、就職活動してねェじゃねェか」


芳川「……」


一方通行「だんまりですかァ?」


芳川「さて、温泉が楽しみだわ」


一方通行「無視かよ!?」







女将「ようこそいらっしゃいました」ペコリ


黄泉川「今日、明日と2日間よろしくお願いします」ペコリ


一同「お願いしまーす」


女将「ではお部屋にご案内致します」







絹旗「結構綺麗ですね」


黒子「そうですわね。旅館というものは初めてなので楽しみですわ」


絹旗「初めてなんですか?」


黒子「ええ。旅行する時は毎回ホテルなものですから」


絹旗「なるほど。かくいう私も旅館初めてなので超楽しみです」


黒子「絹旗さん、部屋に着いたら早速温泉に入りませんこと?」


絹旗「超オーケーです!」


黒子「大きいお姉さまと小さいお姉さまもいかがでしょう?」


打ち止め「え?」


番外個体「まー、部屋いてもやることないしいいけど」


黒子「では後ほど皆さんで行きましょう」ニッコリ


黒子(計画通り)ニヤリ


◇部屋割り◇


・黄泉川、芳川、打ち止め、番外個体

・麦野、初春、固法

・滝壺、絹旗、フレンダ、黒子


・上条、垣根、一方通行

・浜面、海原、青ピ、土御門



固法「ではご夕食の時間まで各自自由行動ということで」


一同「はーい」



ワイワイガヤガヤ


~ 滝壺達のお部屋 ~


フレンダ「結構広いんじゃない?」


滝壺「確かにこれで4人は広いかも」


絹旗「部屋は広いことにこしたことはありませんよ」


黒子「ですわね……では絹旗さん」


絹旗「はい!」


フレンダ「どこか行くの?」


黒子「ええ。ご夕食まで時間もありますので温泉にでもと思いまして」


絹旗「フレンダと滝壺さんもどうですか?」


フレンダ「そうね……どうする?」チラッ


滝壺「部屋にいてもやることないし私もいく」


フレンダ「じゃあー、私も行くわけよ」


黒子「では皆さんで行きましょう」


~ 麦野達のお部屋 ~



麦野「はぁ~、色々回って疲れた~」バタン


固法「あらあら、相当お疲れのようね」


初春「お二人とも、温泉はどうします?」


麦野「私は夕食後でいいかな。今は寝たい」


固法「私はもう少し経ってから入りに行くわ」


初春「では私も少し疲れたので仮眠しますね」


固法「わかったわ。ご夕食の時間になったら2人共起こすわね」


麦野「ありがとう」


初春「ありがとうございます」ペコリ


~ 黄泉川達のお部屋 ~



番外個体「さて……じゃあー打ち止め行こうか?」


打ち止め「うん!ってミサカはミサカは初めての温泉にワクワクしてみたり!」


芳川「あら、もう温泉に入るの?」


番外個体「風紀委員の子に誘われてね。部屋にいても暇だから行ってくるよ」


打ち止め「黄泉川と芳川はどうするの?ってミサカはミサカは質問をしてみたり」


黄泉川「私は運転疲れで仮眠するじゃん」


芳川「私もバスで座りっぱなしで腰が痛いから休んでるわ」


打ち止め「……やっぱり人間、ある程度年を取ると体力が落ちるってミサカはミッ!?」グリグリ


打ち止め「って2人共、ミサカの頭をグリグリしないで!ってミサカはミサカは理不尽な暴力を涙目で訴えてみたり!!」


番外個体「……」ハァー


~ 上条達のお部屋 ~



上条「さてと荷物も置いたし俺は温泉行ってくるけど?」


垣根「あっ、俺も行くわ」


一方通行「俺も行くぜェ」


上条「んじゃー皆で行きますか」



~ 浜面達のお部屋 ~



青ピ「いいお部屋やね~」


海原「そうですね。風情があって素晴らしいです」


浜面「俺も畳のほうが落ち着くんだよなー」


土御門「その気持ちわかるぜよ」



ガラガラ



一同「?」


上条「おっす!俺達温泉入りに行くんだけどお前らもどうだー?」


青ピ「ならボクも行くで~」


浜面「俺も温泉で疲れとりてーや」


海原「では自分もお供させていただきます」


土御門「俺も行くぜよ」


上条「んじゃー廊下で待ってるから」



ガラガラ










一方通行「しかし理事会から慰安旅行とはなァ……」


垣根「あん?」


一方通行「第三次世界大戦前とはえらく違ェじゃねーか」


垣根「……そうだな」


一方通行「そういえば前会った時に聞くの忘れてたんだけどよ」


垣根「ん?」


一方通行「お前、アレイスターへの直接交渉権はもういいのかよ?」


垣根「……」


垣根「ああ。もうどうでもいい」


一方通行「!?」


垣根「俺は今の生活を結構気に入ってんだよ」


一方通行「……俺と前戦った時とは大違いだな、この野郎」


垣根「大馬鹿だっただけなんだよ……俺もそしてお前もな」


一方通行「……はンっ、違ェねェ」ニヤリ



浜面「わりぃ、待たせた!」


青ピ「あれ、上やんは?」


垣根「上条ならトイレだ。もうあっちに行ってるんじゃねーか?」


海原「では待たせるのも悪いですし行きましょう」


土御門「だにゃー」


本日はここまでです!

次は4/4(月)に投下予定です!

次スレです

まさか2スレまでいくとは思ってませんでした
皆さん、本当にありがとうございます!

ここ>>1000まで生めてくれると助かります。

>>1000なら今夜夢で俺の嫁といちゃいちゃできる

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2019年03月15日 (金) 21:54:08   ID: VasqEW30

ツンデレが通用するのは二次元だけだよ(笑)

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