京太郎「取り返しのつかない事をしちまった……」(177)

立つかな?

京太郎「こんちわー」

優希「遅いぞ京太郎!」

京太郎「なんだ優希しかいないのか……みんなはどうしたんだ?」

優希「咲ちゃんとのどちゃんは染谷先輩の雀荘のお手伝いに行ったじぇ。 部長はわからない」

京太郎「お前は行かなくてよかったのか?」

優希「私まで行ったら京太郎が寂しがると思ったからな!」

京太郎「……へいへい、そりゃありがとうございます」

優希「もう、せっかく二人きりなのにつれないじぇ、あなた」

京太郎「あなたじゃないっつうの」

優希「むう……まあとにかく今は二人きりだ。 普段は話せないような事でも話してみようじぇ!」

京太郎「普段は話せないような事?」

優希「そうそう……ほら、うちの麻雀部は京太郎以外女の子だろ?」

京太郎「まあな」

優希「……京太郎はムラムラとかしてこないのか?」

京太郎「……ああ、なるほど。 確かにそういう話は普段出来ないわな」

優希「ど、どうなんだじぇ」

京太郎「いや、何でお前にそんな事言わないといけないんだよ」

優希「もし京太郎が発情してるようなら、咲ちゃんやのどちゃんを守るためにも何とかしないといけないじょ」

京太郎「あのなあ……」

優希「さあ吐け!遠いふるさとのおふくろさんも泣いてるじぇ!」

京太郎「俺のふるさとはここだっつうの……ったくわかったわかった、言えばいいんだろ言えば」

優希「……」

京太郎「そりゃまあ、してるよ。むしろしないとかありえないだろ、俺だって男なんだし」

優希「貴様やっぱり発情していたのか!」

京太郎「べ、別にそれくらいいいだろ……実際に手は出してないんだし」

優希「むぐぐ……で?」

京太郎「は?」

優希「ど、どうせその、えっと……いやらしい妄想とかしてるんだろ!」

京太郎「ぶうっ!?ばっ、このタコス娘、いきなり何を言い出しやがる!?」

優希「うるさいうるさい!お前が発情してなければ私だってこんな事言わないじょ!」

京太郎「くそっ、気管に入った……ごほっ、ごほっ!」

優希「さあ誰でどれだけ変な事考えてるか内訳を言え!さもないと京太郎が発情してるって部長とのどちゃんに言ってやるじょ!」

京太郎「てめ、ふざけんな!」

優希「私に言えばそれですむんだ……安いもんじゃないか小僧!」

京太郎「……お前から聞いてきたんだからな。ひいたら許さねえぞ!?」

優希「ふん、その程度で臆するほど私はヤワじゃない!」

京太郎「そうかよ……くそっ、なんでこんな事に……」

優希(ま、まあ……もし私で色々してるなら考えてやらない事も……)



京太郎「基本和と部長でローテーション、時々咲とか染谷先輩だよ、これでいいんだろちくしょう!」

優希「……あれ?」

京太郎「なんだよ、俺は正直に言ったぞ」

優希「……えっと、私は?」

京太郎「いや、お前じゃそういう妄想出来ないし」

優希「……」

京太郎「……」

優希「……グスッ」

京太郎「!?」

優希「うわあああああん……!」

京太郎「えっ、泣くの!?意味分からん、そこは対象になってなくて安心するところじゃねえのか!?」

優希「ひっく、うっ、えぐっ……」

京太郎「お、おいおい、頼むから泣き止んでくれよ。こんなところ誰かに見られたら……」

ガチャッ

久「遅れてごめんなさいね、ちょっと学生議会の仕事が……」

京太郎「」

優希「ひっく、えっぐ……」

久「あら」

京太郎「え、えっと部長……これはですね」

久「お邪魔だったみたいね、ごめんなさい」

京太郎「え゛っ」

久「ダメよ須賀君、女の子を泣かせたりしたら。ちゃんとフォローはしてあげなさいね」

パタンッ

京太郎「ま、待ってください!違うんです部長ぉぉぉぉぉぉ!」

優希「京太郎の馬鹿ぁ!」

京太郎「俺は悪くねぇー!」

ギャーギャー!

久「仲いいわねー」

――夜・須賀家

京太郎「……」ジュー

京太郎「よっと……あっ、やべ、少し崩れた」

京太郎「作り直さないと……」

京太郎「……」

京太郎「――あああああああああっ!!」

京太郎「なんでだよ、なんで俺がこんな事しなきゃいけないんだよ!」

京太郎「そりゃインターハイの時は選手でもなんでもない俺が東京まで、しかも俺の分の一部屋を余分に借りてまで連れてきてもらってたからやる気だった!」

京太郎「材料を買い出し、ハギヨシさんから色々聞いて、何回も何回も練習してそれでもやりがいはあった!」

京太郎「だけどなんで長野に帰ってからも優希のタコスを手作りしなきゃいけないんだ、そんなの考慮してないわ!」

京太郎「優希は店があるんだからそっち行けって言ってもそれはそれ、これはこれとか言いやがるし」

京太郎「それどころか俺が作ったからか事細かにダメ出ししてくるしよ……なんか腹立ってきたぞ」

京太郎「今日の部活でも誤解されるような事しやがったし……ちょっと優希は痛い目見せた方がいいな……よし」

――数十分後……

京太郎「うっ、ふうっ……」ドピュ

京太郎「はぁ、はぁ……これだけ出せば、十分だろ」

京太郎「じゃあさっそくこれをタコスに入れてっと……」

京太郎「完成だ……須賀京太郎特製タコス、隠し味は……俺の精液!」

京太郎「あっはっはっは! 優希の苦渋に歪む顔が楽しみだぜ!いつもいつも俺をバカにしやがった報いをたっぷり受けてもらうからな!」

京太郎「あーはっはっはっはっは!」

――翌日・部室……

京太郎「……」ズーン

京太郎「なにやってんだ俺は……」

京太郎「いくらなんでも精液はねえよ……昨日の俺はなんだってこんなバカな考えをナイスアイデアだなんて思ったんだ……今すぐ昨日に戻って俺を殴り倒したい」

京太郎「捨てるタイミングなくて持って来ちまったけど……やっぱりさっさと捨てるべきだよなあ……」

京太郎「食べ物を粗末にするのは気分よくないけど……いや、そもそも精液ぶちまけた時点でアウトだった」

京太郎「はあ……」

ガチャッ

久「あら須賀君、おはよう」

まこ「おはようさん」

京太郎「部長、染谷先輩、おはようございます」

久「どうしたの、元気ないけど……もしかしてまだ優希と仲直りしてないの?」

まこ「なんじゃ、それなら相談に乗るぞ?」

京太郎「いや、そういうわけじゃ……自分で解決できるんで大丈夫です、はい」

久「そう……あっ、そういえば須賀君ちょっといいかしら」

京太郎「なんですか?」

久「悪いんだけどちょっと買い出しお願い出来ないかしら。 ちょっと量が多いんだけど……」

京太郎「はい、いいですよ」

まこ「すまんの。 本来なら今まで任せた分わしらがやるべきなんじゃが」

京太郎「いえ、最近は集中して指導してもらってますし、こういう時くらい恩返しさせてください」

久「じゃあこれリストね」

京太郎「はい、じゃあ行ってきます!」パタパタ

久「……相変わらず働き者ねぇ」

まこ「また優希のタコスも作ってきたみたいじゃからな……」

久「あら、ほんとだわ。 これだから優希が懐くのかしらねぇ」

まこ「さあのう……」

――スーパー

京太郎「えっと、牛乳にお茶葉、コーヒー、お茶菓子に……」

京太郎「あっ、そういや家にあるトルティーヤ切れそうだったんだ……トウモロコシも買ってくか」

京太郎「……あれ?」

京太郎(なんか忘れてるような……あ)

京太郎「あ、ああああああああああ……」

京太郎(俺の精液入りタコス部室に置きっぱなしじゃねえかああああ!!)

京太郎「やべえ、やべえって……」

京太郎(も、もし優希があれを食べたり万が一みんなに分けたりしたら……終わりだ、間違いなく俺の人生は終わる……!)

京太郎「それだけは、回避しないと……」

京太郎(だったら俺がやる事はただ一つ……)

京太郎「急いで部室に戻って、タコスを回収する……!」

京太郎「だけどその前に買い物済まさないと……くそっ、芯まで染み付いた雑用魂が憎い!」

――部室

優希「優希様のおなーりー!」バァン!

和「こらゆーき、扉を乱暴に開けたらダメですよ!」

優希「のどちゃんのおっぱいに比べたら乱暴じゃないじぇ」

和「どういう意味ですかそれは!」

咲「の、和ちゃん落ち着いて……」

久「賑やかね。 女三人寄れば姦しいって言うけど」

まこ「どちらかと言えば優希が三人分騒がしいだけの気もするがのう」

優希「さあて今日も京太郎をビシバシしごいて……あれ、京太郎いないじょ」

咲「おかしいな、京ちゃんホームルーム終わってすぐ教室出たのに」

久「あー、ちょっと買い出しをお願いしたのよ。 須賀君ならそんなにしない内に戻ってくると思うわ」

優希「なーんだ、そうなのか……せっかく鍛えてやろうと思ったのに」

まこ「優希、代わりと言ってはなんじゃが、京太郎からの差し入れじゃ」

優希「あっ、タコス!」

和「またですか……悪いとは言いませんけどなんだか須賀君、こちらの腕ばかり上がってませんか?」

優希「ふふん、私の調教の賜物だじょ。 最近の京太郎は私が何も言わずともタコスを作ってくるようになったからな!」

咲「あはは……」

まこ「それじゃあ打つとするか。 1半荘終わる頃には京太郎も戻ってくるじゃろ」

優希「了解だじょ! じゃあさっそくタコスパワーを……あれ?」

和「どうしましたゆーき?」

優希「……なんか、臭うじぇ」

咲「本当だ……この匂いは栗の花かな?」

久「あれ、おかしいわね。 栗の開花はこの時期じゃなかったはずだけど……」

まこ「季節外れ……にしては遅すぎるの」

優希「……」

和「ゆーき?」

優希「あっ、な、なんでもないじょ。 それより早く始めよう!」

咲「あれ、タコス食べないの?」

優希「い、今はいいじぇ!」

優希(さっきの臭い……このタコスからしたじぇ……うーん、何の臭いなんだ?)

――

京太郎(おかしい……買い出しも終わって俺は今頃部室近くにまで戻ってるはずだ)

「ぐすっ、お母さん……」

京太郎(なのになんで俺は迷子のお母さん探ししてるんだろ……)

京太郎「だ、大丈夫。 お兄ちゃんがお母さんを見つけてあげるからなー」

「本当……?」

京太郎「うんうん、だから泣かないでくれな。 見つかった時お母さんに心配かけたくないだろー?」

「うん……」

京太郎(でもしょうがねえよな、泣いてる迷子放置とか咲を見捨てたような気がして俺の中じゃありえないし……)

京太郎「いい子だ。 じゃあお母さん探しに行くか!」

「うん! ありがとうおじさん!」

京太郎「……俺、おじさんですか」ガクッ

――数十分後……

「ありがとうおじさーん!」

京太郎「最後までおじさんか……ふふっ、別に悲しくないし。 京ちゃん、メンタル強いし……はあ」

京太郎「……ってこんな事してる場合じゃねぇ! こうしてる間にもみんなは俺をどう処分するか考えてるかもしれないってのに!」タタタッ

キランッ

京太郎「あ、あれ? 今何か光って……これ財布か?」

京太郎「……」

京太郎「あああ! なんでこんな時に見つけちまうかな俺は!」

京太郎「交番は来た道戻んないといけないのによー!」タタタッ!

――部室

久「須賀君遅いわね……もう帰ってきてもいいはずなんだけど」

和「何かあったんでしょうか……」

咲「も、もしかして事故にでも遭ったんじゃ……」

優希「!?」ガタッ

まこ「落ち着きんさい優希……咲もそういう事を言うもんじゃない」

咲「す、すいません……」

和「そういえば須賀君は携帯を持ってるのでは?」

優希「あっ、すっかり忘れてたじぇ……ちょっとかけてみる」

ブー、ブー…

久「……どうやら、忘れてたみたいね?」ヒョイッ

まこ「何しとるんじゃ、あいつは」

咲「京ちゃん大丈夫かな……」

――

京太郎「はあ……疲れた。 やっぱり全力疾走は何回もするもんじゃないな」

京太郎「よし、今度こそ部室に……」

「ドロボー!」

京太郎「へっ?」

「どけー!」

京太郎「おわっ!?」ブンッ!

「ぐえっ!?」

京太郎「あっ、買い物袋が当たっちまった……って、ああああっ!?」

京太郎「牛乳が、零れて……買い直しじゃねえかぁぁぁぁ!?」

――部室

咲「……」ソワソワ

和「……」チラッ

優希「……」イライラ

まこ「……」トントン…

久「……遅いわね」

優希「ああ、もう! あいつはいったいどこをほっつき歩いてるんだじぇ!」

和「ゆーき、落ち着いて……」

咲「そ、そうだよ優希ちゃん」

優希「ガルルルルル……」

まこ「おぉ、怖い怖い……京太郎め、帰ってきたらシバかれる事間違いなしじゃな」

久「さすがに予定より一時間も遅れたらねぇ……」

優希「ガルルルルル!」

咲「ゆ、優希ちゃん、とりあえずタコスでも食べて落ち着こう。 きっとお腹がすいてるからそんなにイライラするんだと思うよ?」

優希「……それもそうだな」ガサガサッ

和「お茶入れますね」

まこ「わしも手伝うわ」

和「あっ、ありがとうございます」

まこ「いいんじゃ、暇だしの」

久「うーん……じゃあ私はちょっと寝るわ。 学生議会の引き継ぎとかで疲れてるのよねー」

咲「じゃあ私は本でも読んでようかな……おやすみなさい部長」

久「はい、おやすみー……」

咲「本棚何かあったっけかな……」スタスタ

優希「うん、見た目はさらに腕を上げたようだな京太郎……いただきまーす」ガブッ

.





優希「タコスうまー♪」モグモグ……

優希「……?」

優希「……!?!!!?!」ガタンッ!





.

咲「ひゃっ!? ゆ、優希ちゃんどうしたの?」

優希「……」

咲「優希ちゃん?」

優希「ご、ごめん咲ちゃん……私ちょっとトイレ!」タタタッ

咲「えっ、うん、いってらっしゃい……」

和「どうかしましたか咲さん」

咲「えっと私じゃなくて優希ちゃんが……あれ?」

咲(タコスがなくなってる……優希ちゃん、持ったままトイレ行っちゃったのかな……?)

――旧校舎・トイレ

優希「……」タタタッ

優希「……」ガチャ、バタンッ!

優希「……ふう、なんとか見抜かれずに済んだじぇ」

優希「……」ガサガサッ

優希「さっき食べた時のあの生臭い苦味……どこかで聞いた事があると思った」

優希「クラスの何人かが話してた……せ、精液の特徴と全く同じだじょ……」

優希「きょ、京太郎め……どういうつもりなんだ。 昨日あんな事言ったくせに私にこんなもの食べさせて……」

優希「そもそもこんなもの、食べられるわけ……」

優希「……」

優希「うう……」モジモジ

優希(な、なんか私、変だじぇ……一口分とはいえ京太郎の、せ、精液を口に入れたって考えたら……む、胸がキュンってして……)

優希「これ、京太郎の赤ちゃんの素……なんだよな」

優希「……」

優希「タ、タコスを捨てるなんてやっぱりタコスの神様に失礼だじぇ……しょ、しょうがないからこれは優希ちゃんが処分してやるじょ!」

優希「はむっ……」

優希「んくっ、むっ……」

優希「ん、くっ……はあ」

優希「あ、ふぅ……な、なんだかこの味が癖になってきたじぇ……」ドキドキ

優希「京太郎の、精子が私のお腹の中に……ううっ、なんだか下半身がムズムズする……」モゾモゾ

優希「えっ、嘘っ……アソコがグチョグチョになってる……」

優希「そ、そんな京太郎じゃあるまいし学校でこんな……!」

優希「……」

優希「んっ……!」クチュ

――部室

まこ「優希のやつ、帰ってこんな……」

和「なにかあったんでしょうか……?」

咲「私、ちょっと様子見に行ってきましょうか?」

まこ「そうじゃな、悪いが頼む」

――

京太郎「はあ、はあ……やべえよ、もう予定より一時間も経っちまってるよ……」

京太郎「今頃警察にでも通報されてんのかな……はは、あんな馬鹿な事しなきゃよかった……」

京太郎「もういいや、焦っても無駄だしゆっくり歩いてこう……」トボトボ

京太郎「それにしても、なんだか今日はなかなか帰れないようになってんだな……」

京太郎(木にひっかかったボールを取って、道案内をして、ハンカチ落とした人がいたから追いかけて渡して……後何したっけか?)

京太郎「まあ、何しようと俺はもう犯罪者みたいなもんだけどな……」

スイマセーン!

京太郎「ここまできたらせいぜい人の役に立ってから捕まろう……」

――旧校舎・トイレ……

咲「優希ちゃーん、体調でも悪……」

優希「あっ、ふあっ、ああんっ!」クチュクチュ

咲「!?」

優希「京太郎、京太郎京太郎……!」クチュクチュ

優希(京太郎が、京太郎が悪いんだじぇ……!私はそういう対象じゃないって言ってた癖に、私にこんなもの食べさせるからぁ……!)

優希「はむっ……京太郎の、美味しいじょ……!もっともっと欲し……あんっ!」

優希「京太郎、京太郎ぅ……私、もう……イッちゃ……!」クリュ!

優希「あああああああっ!!」ビビクンッ!!

優希「あ、はぁ……はぁ……が、学校でこんな……く、くせに、なりそう……」

優希「タコス、まだある……んんっ!京太郎、京太郎……!」クチュクチュ

咲「あわ、あわわわわわ……!」

――部室

ガチャッ

咲「……」ギクシャクギクシャク

まこ「おっ、戻ったか咲。どうじゃった優希は……咲?」

まこ(な、なんじゃ、この挙動不審な態度は……右手と右足が同時に出とるし……)

咲「あうっ!?」バタンッ

和「さ、咲さん大丈夫ですか!?」

咲「……う、打ちましょう、今すぐに!」

和「さ、咲さん?」

咲「私今無性に打ちたい気分なんです。三麻でいいですから打ってください!」

まこ「そ、それはかまわんが……」

和「咲さん、あのゆーきは……」

咲「ゆ、優希ちゃんはその、取り込み中というかその……うううう!恥ずかしいから思い出させないでぇ!」ゴッ!

和・まこ「!?」

キャアアアアアア……!
グワアアアアアア……!

とばっちりでゴッ倒されたか……合掌

優希「ただいまだじぇ……」

咲「ゆ、優希ちゃんおかえりなさい!」

優希「うん……」

和「」

まこ「」

優希「あの、咲ちゃん?のどちゃんと染谷先輩はいったいどうしたんだ?」

咲「な、なんでもないよ!ちょっと気合い入れて練習してただけだから!」

優希「そ、そうか……」

ガチャッ

京太郎「た、ただいまー……」

優希「っ!?」

咲「きょ、京ちゃんおかえりなさい……」

京太郎「お、おう……あ、あのさ、ここにタコスなかったか?」

優希「うえっ!?」

咲「あっ、あのタコスなら優希ちゃんが……」

京太郎「あっ、終わった、何もかも終わった……」ガクッ

咲「きょ、京ちゃん!?」

優希「……」

京太郎「短い間だけどお世話になりました……」

咲「いやいや、何言ってるの京ちゃん!?」

優希「……京太郎」

京太郎「」ビクッ

優希「えっと……」

京太郎「」カタカタ

優希「きょ、今日のタコス、ちょっと変な味がしたじぇ!もったいないから全部食べたけど、もうこんな失敗はするんじゃないぞ!」

京太郎「……へっ?」

優希「それだけだじぇ!さあ卓につけ京太郎、今日もビシバシ特訓してやる!」

京太郎(き、気付いてない?全部食ったのに?)

京太郎「た、助かったぁ……」ヘナヘナ

咲「京ちゃん、さっきから何の話をしてるの……?」

京太郎「い、いやなんでもないんだ!よーし、今日も特訓頑張るかー!あははははは……!」

優希「……」

――翌日……

京太郎「はあ、昨日はまさに危機一髪だったぜ……」

京太郎「二度とあんな事はしないようにしないとな……心臓に悪いわ虚しいわで何もいい事ありゃしねえ……」

京太郎「それにしても遅いなみんな……ふああ」

京太郎「なんだか昨日の疲れが抜け切れてねえのかな……眠い」

京太郎「みんなが来るまで一眠りするか……」ドサッ

京太郎「……Zzz」

ガチャッ、キィィ……

優希「……」

カチャン

優希「これでよし……鍵は閉めた、みんなに今日の部活はないってメールも送った……邪魔は入らないじぇ」

ギシッ

京太郎「Zzz……」

優希「なあ京太郎……私、変なんだじぇ。 昨日食べたあのタコスの味が、どうしても忘れられないんだじょ……」カチャカチャ

優希「美味しいわけじゃなかったのに、また食べたくて……想像しただけで、アソコがムズムズするんだじぇ……」クチュリ……

優希「だからお願い……京太郎の精液、ちょうだい?」ジー……

ボロンッ

優希「ひゃ!?」

京太郎「んっ……」

優希「こ、これが京太郎の……」ゴクリッ

京太郎「Zzz……」

優希「け、けっこう大きいんだな……」ツンツン

京太郎「うあっ……」

優希「わわっ、またちょっと大きくなった……さ、触ればもっと大きくなるのか?」ギュッ!

京太郎「痛う……!?」

優希「あっ、ご、ごめん……」パッ

京太郎「んが……んう……」

優希「こ、今度はもっと優しくするからな……優しく優しく……」ナデナデ

京太郎「ん、あ……」

優希「後は、な、舐めたりすればいいんだよな?」ペロッ

京太郎「っ!」ビクッ!

優希「んっ、れろっ……」ペロペロ

京太郎「んっ、くっ……」

優希「にゃんか、先から出てきた……んっ」ペロペロ

京太郎「……!」ビクッ、ビクッ

優希(ビクビクしてる……なんだか可愛いじぇ、京太郎……)

京太郎「うああっ!」ビビクンッ!

優希「ひゃわっ!?」

京太郎「あっ、はぁ……」ドクッ、ドクッ……

優希「あっ、うっ……」パタパタ……

京太郎「はぁ、はぁ……」

優希「か、顔にかかっちゃった……」スッ

優希「んっ……あっ、これだじぇ、この味が欲しかったんだ……」チュパチュパ

優希「でもどうしよう……回収するつもりだったのにこんなに飛び散ったら無理だじぇ……あ」

京太郎「Zzz……」ギンギン

優希「ははっ、なんだ、まだ硬いままじゃないか……んっ、このエロ犬め」ペロッ

優希「私が満足するまで、いっぱいいっぱい搾り取らせてもらうじぇ……京太郎」ニコッ

――……

京太郎「!?」ガバッ!

京太郎「な、なんだ……?すっげえ変な夢見た気が……」ヌチャ……

京太郎「うげえっ!?む、夢精とかマジかよ……!」

京太郎「い、急いで処理しねえと……こんなとこ誰かに見られたらヤバいって!」バタバタ!

バタンッ!

優希「はあはあ……あ、危なかった……後少し遅かったら見つかってたじぇ」

優希「もう少し色々したかったんだけどな……でも十分集まったから今日はよしとするじぇ」

優希「それより……これどうしよう」ネトォ……

優希「昨日から、何回しても収まらないじぇ……んんっ!」クチュクチュ

優希「京太郎めっ……本当にどうしてくれるんだ……あうっ!」クリクリ

優希「私、こんな子じゃなかったのに……京太郎がスケベなせいで、私もこんな、こんな……!」クチュクチュ

優希「京太郎……!」ビビクンッ!

――翌日……

優希「今日もタコスは美味しいじぇー!」

和「ゆーき、あまりはしゃぐと危ないですよ」

京太郎「あいつは本当にお子様みたいだな……」

咲「あはは……」

京太郎「んっ?どうかしたのか咲、顔ひきつってるぞ」

咲「な、なんでもないよ!うん、なんでもないの!」

京太郎「そ、そんなに強く否定しなくてもいいだろ……」

優希「ふんふんふふーん……♪」

和「あら、ゆーきがタコスに何かをかけるなんて珍しいですね?」

優希「えへへ、これはタコスをさらに美味しくする特製ソースなんだじぇ!」

和「そうだったんですか」

優希「ただなかなか手に入らないから、それだけが悩みの種なんだじぇ……あむっ」

和(あっ、また栗の花の匂いが……今年は季節はずれの開花が多いんでしょうか)

優希「んむっ……」

京太郎「……あれ?」

咲「どうしたの京ちゃん?」

京太郎「いや……」

京太郎(なんだ?いつもと変わらないはずなのに、優希が妙に色っぽく見えるぞ……)

優希「んっ」チラッ

京太郎(あっ、目が合った……)

優希「……」ニヤッ

京太郎「!?」

京太郎(なんだよ、今の笑み……あいつ、あんな顔するような奴だったか!?)

優希「どうした京太郎!そんなに見てもタコスはやらないじぇ!」

京太郎「えっ、あっ……そ、そんなんじゃねえよ!」

京太郎(なんかいつも通り、だよな。じゃあさっきのは俺の気のせい?)

優希「タコスうまー♪」モグモグ

京太郎(やっぱり気のせいだったみたいだな……そりゃそうか、こいつがあんな顔するわけねえって)

京太郎(あんな……まるで男を誘うような顔、優希がするわけ、ねえよ)

優希(……今日もいっぱい気持ちよくしてあげるじぇ、京太郎)ペロッ

――部室

優希「……」

京太郎「Zzz……」

優希「また随分あっさり眠ったじぇ……このアロマ、姫松の監督代行が作ったって聞いたけどこんなに効くとは思わなかったじょ」

京太郎「Zzz……」

優希「よし、それじゃあ今日もいただくじぇ京太郎……」スルスル

京太郎「Zzz……」ギンギン

優希「もうこんなにしてる……そんなに待ちきれなかったのか?」シュッシュッ

京太郎「くっ、あっ……」

優希「今日はどうしようかな……えっと、確か……聞いた話だと咥えたりするんだっけ」カプッ

京太郎「うあっ!」ビクンッ!

優希「ひょうたろうの、ほっきいな……むぐっ」

京太郎「あっ、がっ……!」ビクンビクンッ!

優希「ぷはっ……お、奥まではさすがに無理だじぇ……けほっけほっ」

京太郎「はあ……」

優希「とりあえず先の部分だけ咥えてみよう……はむっ」カプッ

京太郎「くぁ……!」ビクッ!

優希「ひょうたろう、ひもちいい……?」ジュプジュプ

京太郎「ぐぅ、あっ!」ビクッ、ビクッ!

優希(もっともっと気持ちよくしてあげるじぇ……!)カリッ

京太郎「があっ!」ビクンッ!

優希「んうっ、んんっ!」ジュプジュプ!

京太郎「つう、あああっ!!」ビュルビュルッ!

優希「んむっ!?んっ、くっ、んん……ふぁ……」ゴクンッ……

優希「はぁ、はぁ……全部、飲んじゃった……」

京太郎「……」ビクッ、ビクッ……

優希「ふぅ……さすがに咥えるのは難しいじぇ」

優希「ううっ、また濡れてきた……京太郎だけじゃなくて自分もどうにかしないといけないのはなかなか辛いじぇ……んっ!」クチュ

京太郎「……」ピクッ

優希「あうっ……きょ、京太郎、そんな所ダメ……!」

京太郎「う、あ……」

京太郎(なんだ……誰かが、俺の名前呼んでるのか……?)

優希「京太郎、京太郎……!」スリスリ

京太郎(優希……?何してるんだあいつ……?)

優希「京太郎、好きっ……好きぃ……!」ビクッ!

京太郎(えっ……今、優希、なんて……ダメだ、意識が――)

――数日後……

京太郎「……」フラフラ

咲「きょ、京ちゃん大丈夫?疲れてるみたいだけど……」

京太郎「なんでだろうな……最近はほとんど毎日部室でも寝てるっつうのに」フラフラ

京太郎(それにしても最近は部室で寝る事が多くなったな……しかも決まって夢精しちまってるし、最近じゃ夢に毎日あいつが――)

咲「ねぇ京ちゃん、その調子なら今日は部活休んだ方がいいんじゃないかな……」

京太郎「とは言ってもなあ……」

優希「おーっす、咲ちゃん、京太郎ー!」

京太郎「あっ……」

咲「あっ、優希ちゃん……」

優希「どうしたんだ?なんか元気ないみたいだけど」

京太郎(お前が夢に出てきて人から搾り取るからって言えたらどれだけいいか……この前とうとうこいつでやっちまったし、俺やっぱり休んだ方がいいのか?)

京太郎「ちょっと疲れてるからな……今日部活休んだ方がいいかもしれないわ」

優希「えっ……」

咲「うん、その方がいいよ。最近の京ちゃんは見てて危なっかしいしね」

京太郎「それじゃあお言葉に甘える……悪いけど今日は先に家帰るわ」

咲「うん、ゆっくり休んでね」

優希「あっ、うっ……わ、わかったじぇ」

――部室

優希「うー……」

久「んー……ねぇ咲、和。優希はなんであんなに脱力してるの?」

咲「たぶん京ちゃんが休みだからじゃないかと……」

まこ「じゃが今までも京太郎が休む時はあったが、優希があんな風になった事はないぞ?」

和「今までと違う事と言えば……ここ数日ゆーきが須賀君に対して前より積極的になった気がしますね」

まこ「ああ、そういえばどことなく身体的接触が増えた気がするのう」

久「ふぅん、なるほどね……しょうがない、可愛い後輩のためにちょっと一肌脱ぎましょうか」

咲「へっ?」

優希「はあ……」

優希(最近は毎日京太郎にしてたからなんだか落ち着かないじぇ……)

久「あー、困ったわねー」

優希「じょ?」

久「須賀君の特訓のためにまとめた牌譜とか渡そうと思ったんだけど今日休みなのよねー」

まこ「それなら明日渡せばええじゃろ」

久「うーん、でもやっぱり鉄は早いうちに打てって言うし今日中に渡したいわねー」

和「それなら誰かが須賀君の家に届けるというのはどうでしょうか?」

久「それはナイスアイデアねー。でも私は今日予定があるからそっちまで行けないのよねー」

まこ「わしも店の手伝いがあるから無理じゃなあ……」

和「私も予定がありますので……」

咲「あっ、じゃあ私が届け……」

久「ああ、全員ダメかー。それは困ったわねー」

咲「えっ?」

久「困ったわー、誰か須賀君の家にこの牌譜届けてくれないかしらー」

優希「……あ、あの部長」

久「あら優希、どうしたの?」

優希「わ、私が行ってくるじぇ……家の方向は同じだし」

久「本当?それは助かるわ。それじゃあこのファイルだからちゃんと須賀君に手渡ししてちょうだいね」

優希「わ、わかったじぇ!それじゃあ行ってくるじょ!」

ガチャッ、バタンッ!

久「……別に今すぐ行きなさいとは言ってないんだけどね」

まこ「全くなんなんじゃ、あのわざとらしい三文芝居は」

久「いいのよ別に、どんな形であれ優希に須賀君の家に行くきっかけを与えられればそれで成功だから」

咲「……ああ、なるほど!部長の言葉ってそういう狙いがあったんですね!」

和「さ、咲さん……まさか」

まこ「気付いとらんかったんか……」

――須賀家

京太郎「んー……はあ、よく寝たー」

京太郎「なんか久々に熟睡出来た気がする……そういや変な夢も見なかったし夢精もしなかったな」

京太郎「さてと、今日はこれからどうするか……親はいないし今日は1日しっかり休めって言われたし……」

ピンポーン

京太郎「んっ?誰だろう……はーい、今行きます!」

ガチャッ

優希「……きょ、京太郎」モジモジ

京太郎「おっ、優希じゃないか。どうした、俺の家まで来るなんて緊急の用事か?」

優希「えっと、部長からこれを渡せって……」

京太郎「部長から?なんだこのファイル……なになに」

久『優希が須賀君がいなくて寂しそうだったので送ります。まだこの前の事で仲直りしてないならさっさと仲直りしちゃいないさい!なお、これは部長命令です』

京太郎「……」

優希「京太郎、どうかしたのか?」

京太郎「いや……」

京太郎(部長、まだこの前俺と優希が喧嘩したと思ってたのか……違うんだけどなあ)

優希「……」モジモジ

京太郎(それにしてもこいつが寂しそうだったねぇ……遊び相手がいなくて退屈そうだったの間違いじゃ……)

――優希『京太郎、好きっ……好きぃ……!』ビクッ!――

京太郎「!?」

京太郎(ば、馬鹿か、こんなタイミングでなんつう夢思い出してんだ!)

優希「京太郎……?」

京太郎「だ、大丈夫だ、問題ない!」

京太郎(くそっ、あの夢のせいで優希を意識しちまう……とにかく落ち着いて普段通りに……)

京太郎「よかったら、上がってくか?親もいないしさ」

優希「えっ」

京太郎「あっ」

京太郎(全然普段通りじゃねえじゃん、俺の馬鹿野郎ぅぅぅぅ……!)

――京太郎の部屋

京太郎「待ってろ、今飲み物持ってくるから」

優希「う、うん……」

パタンッ

優希「ここが京太郎の部屋か……」

優希「もっと散らかってると思ってたけど、意外に片付いてるじぇ……」

優希「ベッドはグチャグチャだけど……もしかしてさっきまで寝てたのか?」

優希「ちょ、ちょっとだけならいいよな……えいっ」ポスッ

優希「あったかいじぇ……やっぱり私が来るまで使ってたんだな」モゾモゾ

優希「京太郎の匂いがするじぇ……」スンスン

優希「……あっ」ジワッ

優希「ダ、ダメだじぇ、さすがにそれは……いくらここが京太郎のベッドだからっていつ京太郎が戻ってくるかわからないのに……」

優希「わからない、のに……」

京太郎「ふぅ……」

京太郎(どうも最近優希をいつもみたいなタコス娘として見られないんだよな……この前やらかした精液入りタコスの事があるからか?)

京太郎「そういやあいつ、なんだかんだであのタコス全部食べたんだよな……」

京太郎「俺の精液入りタコスを、間違いなく食べたんだよな……」ムクッ……

京太郎「うああああ!何を考えてんだ俺は!?鎮まれ、鎮まれ俺!相手はあのタコス娘だぞ!」

京太郎「とにかくタコスだ、タコスを食べさせれば優希だっていつもみたいに反応する。それをとっかかりに普段通りの俺を演じればいい」スタスタ

京太郎「すぅ、はぁ……なんで自分の部屋に入るのに緊張しなきゃいけないんだ」グッ

「あんっ……!」

京太郎「……は?」

京太郎(今の優希、か?だけど今の声って……)

カチャッ…

京太郎「……」ソー…

優希「ふあっ、んっ、やあっ!」クチュクチュ!

京太郎「んなっ……!?」

京太郎(優希のやつ、何してんだよ!?俺のベッドの上であんな、あんな……)

優希「やっ、止まらないっ……京太郎が来たら見られちゃうのに、ああんっ!」クチュクチュクチュクチュ!

京太郎「……」ゴクッ

京太郎(優希って、オナニーする時あんな顔するのかよ……)

優希「京太郎、京太郎京太郎……!もっと弄ってっ……激しくしてほしいじぇ……!」

京太郎(は、はは、やっぱり俺が相手なわけか……あの優希が俺を使って、してるとか……)

京太郎「なんか、俺も興奮してきた……」ゴソゴソ

優希「ふっ……あっ、んんっ……」クチュクチュ

優希(京太郎の部屋で、京太郎の匂いに包まれて、京太郎がいつ帰ってくるかわからない状態でするのが、こんなに気持ちいいなんて……!)

優希「あっ、はぁ……京太郎、京太郎……」クニクニ

優希(京太郎のせいで、私本当に変態になっちゃったじぇ……)

優希「あぁっ!気持ちいい、気持ちいいじぇ京太郎!」グチュグチュ!

優希(だけどだけどだけどだけど!足りない、指じゃ全然足りない!)

優希「京太郎の欲しいっ、京太郎に触ってほしいっ……!」チュプッ、クチュ!

優希(本当は寝てる京太郎にするだけなんていやだじぇ……私だって、京太郎に気持ちよくしてほしい……!)

優希「京太郎、京太郎っ、私もうっ……!」クチュクチュクチュクチュ!

ガチャッ!

優希「――えっ」

京太郎「……」

優希「京、太郎……?」

京太郎「……」

優希「あ、あああああ……」

優希(見られた、見られた見られた見られた……!)

京太郎「えっと、その……優希」

優希「」ビクッ!

優希(なんて言われるんだ?わからない、京太郎が考えてる事がわからなくて怖いじぇ……!)

京太郎「あー……なんて言ったらいいのかよくわからないんだけどさ」

優希(だけど、きっと嫌われたじぇ……ああ、なんだこの感じ……)

優希(――もうどうなったって構わないじぇ)

京太郎「あのな優希、俺は――」

優希「……」ガシッ

京太郎「優希?腕なんか掴んでどうし……どわっ!?」

ドサッ!

京太郎「あいたっ!?お、おい急に引っ張るなよ……」

優希「……」カチャカチャ

京太郎「って、おい!?優希待て、ズボンから手を……」

優希「あはっ……相変わらず大きいな京太郎……もしかして私の見てて興奮した?」

京太郎「な、何言ってんだ!いいから離せ……うあっ!?」

優希「んうっ、ちゅっ……」

京太郎(な、なんだこの感覚……今まで感じた事もないような刺激がっ……!)

優希「ひもちいいだろひょうたろう……」カプッ

京太郎「咥えたまま喋るな……はうあっ!?」

優希「京太郎は先っぽ舐められると弱いんだよな、全部知ってるじぇ……れろっ、ちゅうっ」

京太郎「ぐっ、うっ……!」

優希「んっ、んうっ!」ジュプッ、ジュプッ!

京太郎「もうっ、本当にやめろ優希、出るっ、出ちまうから……!」

優希「別に私はいいじぇ……飲むから、全部出しちゃえ京太郎!」カリッ!

京太郎「が、あっ!?」

ドピュッ、ビュルビュル!

優希「んくっ!んっ!んうっ……!」ゴクッ、ゴクッ……

京太郎(嘘、だろ……優希、躊躇いもなく飲んでやがる……まるで、慣れた作業みたいに全部……)

優希「んくっ……はぁ。ごちそうさまだじぇ、京太郎」

京太郎「お前、なんでそんな……」

優希「簡単に飲めるのかか?はぁ……人に精液入れたタコス食べさせた京太郎の台詞とは思えないじょ」

京太郎「!?」

優希「なんだじぇ、その顔……まさか気付いてないと思ってた?」

京太郎「わかってたならなんで、全部食ったりなんか……」

優希「そんなの簡単な話だじぇ。京太郎の、好きな人のだからに決まってるだろ?」

京太郎「……!」

優希「だけど予想以上にハマっちゃって……だから私毎日京太郎からもらってたんだじぇ、京太郎のミルク」

京太郎「毎日、もらってた……?まさか、あの部活の時の夢精って!」

優希「そうだじぇ、ぜーんぶ私が京太郎からミルクをもらってた時の話だじょ!」

京太郎「……話は、わかった。だけどなんでそれを今さら話すんだ?」

優希「もう、戻れないから。あんな所見られたら……もう」

京太郎「優希、お前……ぐっ!?」

優希「あはっ、また硬くなってきたじぇ!やっぱり京太郎はエッチな奴だな!」シュッ、シュッ

京太郎「お前が、手で擦るからだろうが……!」

優希「……もうお喋りは終わりだじぇ。見て京太郎、私もう京太郎のが欲しくてこんなになってるんだじぇ……」クチュクチュ

京太郎「お、おいまさかお前!」

優希「これだけは、してこなかったけど……最後だからいいよな?」グイッ

京太郎「ま、待て、やめろ優希!」

優希「んうっ、擦れて……あっ、入るっ……!」ニュル

京太郎「優希、やめ――」

ズブンッ!

優希「ああああああああっ!!」

優希「あ、ぎっ……」ポロポロ

優希(痛い、痛い痛い痛い痛いじぇ!身体が引き裂かれそうに痛い!動けない、まだ全部入ってないのに……!)

優希「はあっ、はっ……」ガクガク

京太郎「ば、馬鹿野郎!血がたくさん出てるじゃねえか!」

優希「はは、心配して、くれるのか……?」

京太郎「当たり前、だろうが!」ガバッ!

優希「あぐっ!きょ、京太郎、動かないで……」

ギュッ

優希「えっ……」

京太郎「お前、馬鹿にも程があるだろ……」

優希「うる、さい……京太郎にだけは言われたくないっ……」

京太郎「ああ、わかってる。俺があんな馬鹿な事したのがきっかけなんだしな……だけどお前も人の話を聞かなさすぎだ」

優希「どういう、意味だじぇ」

チュッ

優希「ふぇ!?」

京太郎「こういう意味だよ、馬鹿」

優希「えっ、なんで、えっ、えぇ……」

京太郎「俺さ、最近変な夢見てたんだよ」

優希「だからそれは、私が部室で京太郎にしてたから……」

京太郎「――家でもなんだよ」

優希「へっ?」

京太郎「家でも、どっかの誰かさんが夢に出てきては人から搾り取っていきやがるんだよ……お前俺の家に忍び込んだのか?」

優希「そ、そんな事するわけないだろ!」

京太郎「だよなあ……じゃあなんで俺はお前を夢で見ちまうんだ?なんで最近お前を友達として見られなくなっちまったんだ?」

京太郎「――なんで、お前が一人でしてる時あんなに興奮しちまったんだろうな?答えは一つしかないだろ」

優希「きょ、京太郎……」

京太郎「確かに馬鹿な事したよ俺……優希も、俺もいつの間にか取り返しがつかなくなってたんだから」

優希「京太郎……」ギュッ

京太郎「この状況であれな話だけどさ……その、優希……俺と付き合ってくれるか?」

優希「……もっと早く言ってほしかった、馬鹿」

京太郎「言おうとしたのに聞かないお前が悪いわ、馬鹿」

優希「じゃあ馬鹿同士お似合いだな」

京太郎「違いない」

チュッ

京太郎「……ところで優希」

優希「なんだ?」

京太郎「はっきり言うけど今俺すっげえ我慢してるんだよ」

優希「……中でピクピクしてるからわかってるじぇ」

京太郎「……いいか?」

優希「……優しくしてくれる?」

京太郎「……努力はする」

優希「じゃあ、京太郎に任せるじぇ」ニコッ

京太郎「……」

優希「どうした?」

京太郎「……やっぱりお前はそういう笑顔の方が似合ってるな」

優希「えっ?」

京太郎「なんでもねえよ。ほら、身体倒すから俺に掴まってろ」

優希「う、うん」

京太郎「よっと……」

優希「きゃうっ!」

京太郎「大丈夫か?」

優希「ちょ、ちょっと擦れて驚いただけだじぇ……続けて、京太郎」

京太郎「んっ、一回抜くぞ……」ズルッ

優希「ん、うっ……!」

京太郎「うわ、すっげえ血ついてる……お前本当に大丈夫なのか?」

優希「まだヒリヒリするけど……さっきよりは痛くないじぇ」

京太郎「言っとくが無理はするなよ?」

優希「大丈夫だじぇ、痛かったら暴れてやるから!」

京太郎「それ下手したら俺が怪我するだろうが!」

優希「だったら頑張るんだな!」

京太郎「全く、さっきまでの殊勝な態度はどこ行ったんだ……」

優希「京太郎」

京太郎「んっ?」

優希「……大好き」

京太郎「……お前、本当そういうのやめようや。歯止めきかなくなるんだよっ!」ガバッ!

優希「きゃー!」

――数日後

咲「こんにちはー」

京太郎「ふああ……よっ、咲」

咲「京ちゃん寝てたの?」

京太郎「まあな、一人で暇だったからさ」

咲「ふぅん……まだ京ちゃんしかいないなら私は外で本読んでようかな」

京太郎「今日はいい天気だからそれもいいかもな……ふあっ!?」

咲「……京ちゃん?」

京太郎「い、いや、なんでもないんだ!大丈夫だから早く外で本読んでこいよ、な!」

咲「変な京ちゃん……」スタスタ

京太郎「ふぅ……おい、何してんだよこの馬鹿」バサッ

優希「んむっ……だって京太郎が咲ちゃんばっかり構うから」ヒソヒソ

京太郎「咲が目の前にいてベッドの中に隠れてるお前にどう構えって言うんだよ」ヒソヒソ

優希「それはそうだけど……」

京太郎「つうかお前服着ろって言っただろ。なんで逆に脱いでんだよ」ヒソヒソ

優希「服に京太郎のがかかったらそれこそ言い訳出来ないじぇ」

京太郎「だからってなあ……」

優希「それより京太郎、どうする?今は咲ちゃんも外だし、他のみんなはまだ来そうにないけど……」

京太郎「……やれってか」

優希「したくない?」

京太郎「……声、しっかり抑えとけよ」

優希「もちろんだじぇ!」


咲「……」

ギシギシッ、ガタガタ!

咲「京ちゃん達……みんなにバレバレだっていつになったら気付いてくれるんだろう?」

カン!

他のスレへするつもりの書き込みを誤爆するわ寝落ちするわ今回は散々だった……
グダグダだったけど支援してくれた人に感謝

それでは

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