ジョセフ・ジョースター!空条承太郎に会う (194)

ss作品を書くのが初めてなので、文章がおかしい所が絶対あると思いますが、ご了承を。

この物語は、もし四部の主人公が三部の空条承太郎だったらと言う話です。
本家のセリフを何度も借りてたり、話が変わってたり、登場人物がごちゃ混ぜになったりするけど、ゆるして…。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1393778933

杜王町の駅前ロータリー

康一(ぼくの名前はーー{まー…おぼえてもらう必要はないですけど}広瀬 康一 15さい…)
康一(僕はこれからの受験の合格と これから通う新しい学校への期待と不安で頭が いっぱいの日々だった)

康一(……3人の奇妙な男に出会うまでは…)

ドシィ

康一「うわっ!」
ジョセフ「おっと!」
アヴドゥル「大丈夫かい、君?」

康一(で…でっけぇ~っ。2人とも外国の人かな?)

ジョセフ「すまない、ひとつ訪ねたいんじゃが、この町に『空条』という姓の家を知らんか?』
康一「あ、アイムイングリッシュ、ノ、ノウ」
ジョセフ「わしらは日本語も喋れるから大丈夫じゃよ」
康一「そ、そうですか…」
康一「え~…ちょっと知りません…町の人口が5万3千人もいますから…」

アヴドゥル「そうか…なら住所なら分かるかい? 『定禅寺1の6』」
康一「ああ…その住所なら…」
康一「定禅寺ならあそこから3番のバスに乗れば行けます。この時間タクシーはあんまり来ませんよ」

康一(そう…ひとり目の男はジョセフ・ジョースター…)
康一(あとで知ったことによると
年齢は69 職業は不動産会社の社長でニューヨークの不動産王らしい。年齢とは裏腹に見た目は凄く若くて…マッチョだ…」
康一(その隣にいる男はモハメド・アヴドゥル…)

康一(ジョースターさんの知り合いでエジプトのカイロで占い師をしている。 年齢は教えてくれない…)
康一(この人達に 僕は恐怖は感じなかった。見た目は怖いが茶目っ気と 優しい態度があった)

康一(恐怖を感じたのはこの人達が たずねて来たという『もうひとりの男』…『空条』という男だった)

【第4部 空条 承太郎】

ヤンキーA「こらっ一年坊ッ! あいさつせんかいッ!」
康一「さっ…さよならですッ! 先輩ッ!」
ヤンキーB「よしッ! いい声だッ!」

ジロリ

ジョセフ「おー怖い怖いッ!」
アヴドゥル「私達も気をつけないとですな」
康一「………」

ヤンキーA「何しとんじゃッ!」
ヤンキーC「なんのつもりだきさまッ!」

?「ヒトデを見ていただけだ…池にヒトデなんて珍しいからな…」お
ヤンキーB「……なこたァきいてんじゃあねーーッ」
ヤンキーA「立てッ!ボケッ!」

ヤンキーA「ほ、ほほォ~~、い、一年坊にしてはやけにタッパあるっちゃ~~っ」
ヤンキーC「おいスッタコ!誰の許可もらってそんなカッコウしとるの?」
ヤンキーC「中坊ん時はツッパってたのかもしんねーがッ!」
ヤンキーA「うちに来たらわしらにアイサツがいるんじゃあッ!」

パチン←ビンタ

?「………」

ジョセフ「情けないのォ~。わしが若い時だったら黙らずに叩きのめしてたわい」
アヴドゥル「ジョースターさん、どうやらバスが来たみたいですよ」

ヤンキーA「おいッ!黙ってねェで早く名前を言いやがれッ!」

?「一年B組 空条…承太郎だ…」

康一「え?」
ジョセフ「なにィッ!? 空条 承太郎じゃとッ!?」

ヤンキーC「空条 承太郎?承る?」
ヤンキーD「けっ!これからてめーを承太郎!ジョジョって読んでやるぜ!」
承太郎「そろそろ堪忍袋の緒が切れるってやつだぜ…」

ヤンキーA・B・C「え?」

ゴキュン

ジョセフ(や…やはり『姿』を見せたか)

バヂーン

ヤンキーA「ホゲェーーーッ か、勝手に鼻がッ!ハナがッ!」
ヤンキーB「うわーーーッ」

承太郎「先にケンカをふっかけたのはテメェーらの方だ…このままケンカを続けるなら手加減はしねーぜ….」

ヤンキー全員「う、うわああああああーーーーー」
ヤンキーA「ま…待って おれのハナ ど…どーなったの?整形しなきゃ治らないの?ねっねっ!」

ジョセフ「やれやれ この子が…」

ジョセフ「こいつがわしの探していた…孫とは!…」

>>14
一応そんな感じにしようかなと思ってます。

康一(本来ならぼくの役目はここまでで終わりだった…)
康一(このジョセフ・ジョースターという人に 道をきかれておしえただけなのだから…)
康一(しかし ぼくは2人から目が離せなかった あとあとまで この2人にかかわりあうことになるのだ… なぜなら…この町の恐怖を背おう2人なのだから…)

女子A「あ、JOJOだわ」
女子B「え!JOJO!」
女子C「ほんとだ JOJO」
女子D「JOJO」
女子E「JOJO」

女子A・B・C・D・E・F「おはようJOJO」

女子A「元気ィーー?」
女子B「いっしょに帰ろーーっ」
女子A「ちょっとあなた! 私がJOJOと帰るのよッ!」
女子B「なによブス」
女子A「うるさいわねペチャパイ」

女子B「ブス」
女子A「ペチャパイ」
女子B「ブスブスブスブスブスブスブスブスブスブスブスブス」
女子A「ペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイ」

承太郎「やかましいッ うっおとしいぜッ!」
女子A「きゃー?あたしに いったのよ!」
女子B「あたしよおー!」

ジョセフ「話の途中にすまないねレディーたち ちょっとJOJOと話したい事があるんじゃが」
女子A「えー」
女子B「しょうがないじゃない またねJOJO!」
女子A・C・D・E・F「バイバイ JOJO!」

承太郎「てめー何者だ?…」
ジョセフ「なーに お前のおじいちゃんじゃよ」
承太郎「おじいちゃんだと?…」
ジョセフ「実はお主に伝えなければいけない事があって日本にやってきたんじゃ」
ジョセフ「ここで話すのもマズいし 久々にホリィに会いに行くかの」

承太郎「おいッ 勝手に話を進めるな… まだあんたがおじいちゃんって証拠がないだろ」
ジョセフ「それもホリィの家で説明してやるわい お前の『悪霊』についてもな…』
承太郎「なにッ!?」

ジョセフ「君、名前はなんだね?」
康一「こ、康一です…」
ジョセフ「康一くん…君には何のことだかわからんじゃろうが…」
ジョセフ「この町には危険が迫っておる。もし、危ないやつを見かけたら警察ではなくわしのところに来ておくれ。さっき言った住所のところにおるから」
康一「は、はい…」

ジョセフ「それじゃあ アヴドゥル、承太郎。 そろそろ行くかの」
アヴドゥル「はい」
承太郎「………」

承太郎の家

ホリィ「パパ!パパ!」
ジョセフ「ホリィ!」
ホリィ「パパァ!」
ジョセフ「フフフ」
ホリィ「よくきてくれたわ!」
ジョセフ「わしはひとり娘のおまえが困っているなら地球上どこでも24時間以内にかけつけるつもりヂャ!」

ホリィ「ウフフ ママは?」
ジョセフ「ブーたれてたよ。でも、スージーのやつにはジョースター不動産会社の社員旅行といってある キヒヒ」
ホリィ「パパ」
ホリィ「う~~~ん」
ジョセフ「おい ホリィ いいかげん離れんかい」
ホリィ「 や だってパパに抱きしめて もらうのひさしぶりなんだモン」

ジョセフ「おまえなあ 45のオバンのくせしてなにがモンだ」
ホリィ「ああ!いったわね」
ホリィ「くすぐってやる!コちょコちょコちょ」
ジョセフ「お…おいやめんかい」
ホリィ「ウリウリ」
ジョセフ「ヌオオ オ オーッ」

アヴドゥル「………」
承太郎「………」
ジョセフ「おまえらなに見てんだよッ!」

ホリィ「わー 承太郎帰ってきたのね?」
承太郎「ウットーしいんだよこのアマ!」
ホリィ「はあーい ルンルン?」
ジョセフ「ム」
ジョセフ「おい!きさまッ 自分の母親に向かって アマとはなんじゃアマとはッ! そこ口のききかたはッ なんじゃ!」
ジョセフ「ホリィもいわれてニコニコしてるんじゃあないッ!」
ホリィ「はーーーい」

承太郎「ところでおじいちゃん」
ジョセフ「ん? なんじゃ?」
承太郎「さっきいってた『悪霊』とは一体何なんだ?」

ジョセフ「うむ…それは『悪霊』であって『悪霊』ではないものじゃ…」
ジョセフ「承太郎…悪霊と思っていたのは おまえの生命エネルギーが作り出すパワーある像なのじゃ!」
ジョセフ「そばに現れ立つというところからその像を 名づけて……」
ジョセフ「『幽波紋(スタンド)』!」

承太郎「スタンド…」
ジョセフ「実は 電話でホリィに“承太郎に悪霊が憑いてる”と言われて もしや と思って来てみたら思ったとおりじゃったというわけじゃ!」
承太郎「……おじいちゃんあとひとつだ!」
ジョセフ「ん?……」
承太郎「あとひとつだけ今……わからないことをきく……」

承太郎「なぜおじいちゃんはおれの『悪霊』 いや…そのスタンドとやらを知っていたのか? 」
承太郎「そこがわからねぇ」
ジョセフ「……」
アヴドゥル「……」

ジョセフ「いいだろう…それを説明するためにニューヨークから来たといってもいいわい…」
ジョセフ「だが説明するにはひとつひとつ順序を追わなくてはならない」
ジョセフ「これはジョースター家に関係ある話でな…」

ジョセフ「まず この写真をみたまえ」

承太郎「なんだこれは?」
ジョセフ「これはエンヤ婆という魔女と『ディオ』という男じゃ!ただ重要なのはそいつらではない…そのエンヤ婆が持っておるのをみろ!」
ホリィ「弓と…矢?」

ジョセフ「そうじゃ! この弓と矢が重要なのだ…この矢に刺さった人は…スタンドが発現するのじゃ!」
ジョセフ「そしてわしらはこの弓と矢と共に『DIO』の行くえを追っている!』
承太郎「……」

アヴドゥル「おいJOJO!」
アヴドゥル「きさま 話をきいてるのか!! “関係ないね”ってふうな顔をするんじゃあないッ!」

ヌ~ッ

承太郎「アヴドゥルとかいったな おまえ 何者か知らんが態度がでかいな」
承太郎「それに じいさん…その矢に刺さった人にはスタンドが発現するだと? そんな突拍子もない話を おれはその矢に刺さった覚えなんかないのにいきなり“はいそーですか”と信じろというのか?」

アヴドゥル「フ…しかしおれやおまえの悪霊も………突拍子もないという点では共通の事実ではないのかな」
承太郎「……」

サッ

ジョセフ「フン!」
ジョセフ「まあいい…うむをいわさず信じるようになるさ」
ジョセフ「なぜ このわしがDIOの存在を知り やつの行くえと弓と矢を追っているのか 理由を聞けばな!」

トン!

ホリィ「?」

ジョセフ「理由をみせてやる」
ジョセフ「実は わしにも一年ほど前 おまえのいう悪霊ーーーつまり『スタンド』能力が なぜか突然発現している!」
ホリィ「なんですってパパ!」

承太郎「じいさん今なんといった?」

ジョセフ「みせよう わしの『スタンド』はッ!』

ズオオオ
バリ

ジョセフ「これじゃあーーーッ!!」

ガシャン
ジイイイイイ
バクッ

ジョセフ「見たか? 手から出たいばらを! これがわしの『スタンド』! 能力は遠い地の像をフィルムに写す『念写』! ブったたいていちいち3万円もするカメラをブっこわさなくちゃあならんがなッ!」

ジョセフ「だが!これからこのポラロイドフィルムに浮き出てくる像こそ!承太郎ッ!」
ジョセフ「おまえの運命を 決定づけるのだッ!」

ゴゴゴゴゴ

承太郎「なんだと?」
ジョセフ「承太郎 ホリィ おまえたちは自分の首のうしろをよく見たことがあるか?」
承太郎「…?」
承太郎「なんの話だ」
ジョセフ「注意深く見ることはあまりないだろうな」

ジョセフ「わしの背中のつけ根には星形のようなアザがある」
ホリィ「は!」
承太郎「……」

ゴゴゴゴ

承太郎「だからなんの話かときいてるんだ」
ジョセフ「わしの母にもきいたが幼い時死んだわしの父にもあったそうだ…どうやらジョースターの血すじには 皆この星形のアザがあるらしい」

ゴゴ

承太郎「だからいったいそのフィルムには何が写るんだ?」

ゴゴ

ジョセフ「今まで気にもとめてなかったこのアザがわしらの運命なのじゃ」
ホリィ「パパ!」
承太郎「てめーいいかげんに……」

承太郎「なにが写ってるのかみせやがれッ!!」
承太郎「!?」

┣¨┣¨┣¨┣¨

ジョセフ「DIO! こいつの首のうしろにあるのは!」

ジョセフ「このくそったれ野郎の首から下は わしの祖父ジョナサン・ジョースターの肉体をのっとったものなのじゃあああーーーーあああ!!」

ガァーーーーーーーン

ジョセフ「DIOは人間などではない! DIOは100年も前に死んだはずなのに 今 こうして蘇っとる! 」
ジョセフ「そしてやつが蘇ってしばらく おそらくDIOはエンヤ婆によってスタンドの力を手に入れた! わしの『念写』もおまえの『悪霊』もここしばらくで発現している事実…」

ジョセフ「おそらくDIOが原因!」
アヴドゥル「われわれの能力な 世間でいう いわゆる超能力…」
アヴドゥル「わたしのはもってうまれたスタンドだが あなたたちの能力は DIOの肉体 つまり ジョナサンの肉体とみえない糸でむすばれている」
アヴドゥル「DIOの存在が あなた方の ねむれる能力をよびさましたとしか 今はいえん…」

ジョセフ「しかし、現段階ではこのDIOの居場所はまったくわからないのじゃ…」
承太郎「じゃあ なんのためにここにきた? わざわざおれに スタンドとDIOの存在を教えに来ただけじゃあないだろ?」

ジョセフ「実はSPW財団というところから 連絡がきての…」
ジョセフ「この杜王町に弓と矢のひとつがあるのじゃ!!」
ホリィ「えッ!?」
承太郎「じいさん…それは本当なのか?」

ジョセフ「あぁ本当じゃ この町にはとてもつもない危険が迫っておる…それを止めにきたのが本当の目的じゃ」
ジョセフ「ホリィ わしらはしばらく日本に滞在する おまえの家にやっかいになるぞ」
ホリィ「大丈夫よ! その分 パパがわたしを守ってくれるんだったら喜んで滞在してね!」
ジョセフ「こらホリィ!照れるからやめろ!!」
承太郎「やれやれ…厄介なことに巻き込まれそうだぜ……」

【空条承太郎! 花京院に会う】

承太郎の家

TVアナ「続いてローカルニュースです」

TVアナ「目や耳の内部が破壊して死亡するという変死事件が本日未明で7人にのぼることがわかりました」

TVアナ「我が杜王町に限ったこの変死事件は…病死なのか事故なのか原因を調べています」

【空条承太郎! 花京院に会う】

承太郎の家

TVアナ「続いてローカルニュースです」

TVアナ「目や耳の内部が破壊して死亡するという変死事件が本日未明で7人にのぼることがわかりました」

TVアナ「我が杜王町に限ったこの変死事件は…病死なのか事故なのか原因を調べています」

テスト

ジョセフ「……7人も被害者が出てるのか…」

アヴドゥル「ジョースターさん…これはスタンドの仕業だと思いますか?」

ジョセフ「たぶんな…こんな奇妙な死にかたはスタンドの仕業としか思えん…」

ジョセフ「承太郎が学校から帰ってきたら 注意しといてやらねば…」

学校

康一「ねー 承太郎くん!」
承太郎「……」

康一(困ったな…承太郎君って無口だから こっちから話しかけても何の反応も無いんだよなー…)

ガラガラ

先生「おいお前ら早く席に座れ~」
先生「今日は転校生が来たから紹介する…じゃあ君 自己紹介を」

花京院「はい 僕は花京院 典明 今日 転校してきました よろしく」

女子A「花京院くん…結構いけてない?」
女子B「そお?」
女子C「わたしはやっぱりJOJOのほうが好き」
女子D・E・F「あたしも」

ゴゴゴゴゴ

承太郎「……」
康一「承太郎君 どうしたの?」
承太郎「ちょっと保健室に行ってくる…」
康一「あ、うん」

先生「おい JOJO! 待ちなさ…」

ガラガラ

先生「まったくあいつはいつも勝手な事をするなー…」

女子A「いいじゃない先生! だって…」

女子全員「JOJOだもん!」

全員「ワハハハハ!」

花京院「……」

校門前

サッ

?「ここか…ここに『空条 承太郎』がいるのか…今まで例の男の情報を信じてきたが もし今回のも間違っていたら 絶対殺してやる!」

?「ンッ?」

カップル女「ねー 今日はどこ行くの?」
カップル男「さあな 適当にぶらつくしかねえだろ この町何もねえし」

ポイッ(タバコを捨てる)

カップル男「取り敢えずあそこの中坊を からかいに行くか!」

ゴクッ(水を飲む)

カップル女「ねえ~ そろそろわたしたちさ~ 結婚しようよ~」

ギュッ(彼の腕を抱く)

カップル女「ねぇ! 聞いてんの?」

ブシュ

カップル女「!?」

ドン
(そこには顔が血だらけになっている男の姿)

カップル女「キャアアアッ」

ブシュッ(男の血が女につく)

カップル女「は、早く警察に電話しないと…」

ボムオオ(女の顔破裂)

?「あいつらは自分らが1番偉いと思い込んでいたッ!それにタバコの吸いがらを投げすてた!」

?「この町は小さな町だと いい気になっていたからオレのスタンドを飲ましてやったぜッ!」

?「いいウォーミングアップになったな…」

保健室

先生「JOJO!またサボりにきたのね!」
先生「サボってばっかじゃダメよ!」

承太郎「あぁわかってる…少し眠らせてくれ…」

先生「まったくJOJOったら…」

なんでこんな反映遅いんだ?

テスト

テスト

ジャバジャバー(先生が手を洗う)
キュッ

先生「じゃあ取り敢えず熱を測るわね あとで担任の先生には熱があったっていっとくから」

承太郎「勝手にしろ…」

グサッ(ペンを承太郎の腕に刺す)

承太郎「くッ!? テメーなにしやがる!」

先生「JOJO…あなたって本当に他人に迷惑をかけて悪い子ね…わたしがお仕置きをしてあげるわ!」

承太郎に襲いかかる先生。

ズ!

承太郎「な!」

ズブ

承太郎「うおおおおおお」

花京院「そのとおり…」

承太郎「て…てめーは!」

花京院「その女医には 何者かのスタンドがとりついていて操られてるみたいだ………その女医を傷つけた所で 操っているスタンドは逃げるぞ JOJO」

承太郎「き…きさまッ な…何者だ!?」

花京院「朝のHRで言ったとおり ぼくの名前は花京院 典明…君の後ろにいるスタンドが気になってついてきたんだ…」

承太郎「!? ということはてめーもスタンド使いか!?」

花京院「とりあえず きみがピンチみたいだから助けるけど あとでぼくを睨んだことは謝ってもらうよ」

ズブズブ

承太郎「と、とにかく早く助けろ!」

花京院「わかったよ」

ズルズルズル

花京院「ぼくのスタンドは『ハイエロファント・エメラルド」! 女医の体内に入り 操っているスタンドをひきずりだす!」

承太郎「花京院!それがてめーのスタンドか! 緑色でスジがあってら まるで光ったメロンだな!」

花京院「JOJO これは借りだからあとでちゃんと返してもらうぞ…」

女医「オッ!オゲッ」

ズル(口の中から何か出てくる)

?「ギャース!」

承太郎・花京院「!?」

ゴゴゴゴゴ

?「ググググググ~~ッ」
?「おまえが『空条 承太郎』か……殺しがいのあるやつだ! ただし 花京院とかいったか…てめーは邪魔だから先に排除してやる!!」

花京院「やばい! 戻ってこい! ハイエロファント・グリーン!!」

?「わざわざおまえに近づく手間を省いてくれてありがたいな……」

ズル(ハイエロファント・グリーンの身体を移動し 花京院の口に飛びつこうとする)

承太郎「花京院!」

?「近づくなよ『空条 承太郎』…おれのスタンドは水分があれば どこへだって移動できる能力だ! お前が近づいたらこいつの体内に入りこみ 顔をめちゃくちゃにしてやる!!」

花京院「JOJO! 今ならこのスタンドを倒すチャンスだ… ぼくに構わず攻撃しろ!」

承太郎「……」

花京院「ぼくは 今まで誰からもこのスタンドの存在をわかってもらえず いつもいじめられていた…」

花京院「“花京院はホラ吹きだ!” “花京院を信じるな” ぼくはそんなことを転校してきた学校でいつも言われてきた……ぼくについてるこのスタンドはただの想像の中に生きているものなのかと…」

花京院「だけど JOJO…いや 承太郎……きみのうしろにいるスタンドのおかげで ぼくが信じてきたことは本当だとわかったんだ……」

花京院「もう ぼくに思い残すことはない…この学校で自殺しようとおもってたからちょうどよかったよ…」

花京院「両親には迷惑かけたけど、これでもう大丈夫だ…はやくしろ承太郎…これ以上もたすのは限界だ……」

承太郎「………」

?「これはおもしれぇッ!初めて会ったやつに 自分の生い立ちを話すやつはみたことねーぜッ!ググググググ~~ッ」

承太郎「おい花京院…」

花京院「……」

承太郎「まだおまえの借り…返してなかったな……ここでかえさしてもらうぜッ!」

花京院「承太郎!?」

?「おまえはバカかJOJO…この距離ならおれと おまえのスタンド…どっちが速いか一目瞭然だろ?」

承太郎「近づくとは一言もいってねーぜ…」

?「なに?」

バシャー(花京院の身体に何かをかけた)

?「ググググググ~~ッ 本当にバカだなJOJO…花京院の身体に水をかけたらおれが移動しやすいだけだろ…」

承太郎「おれがいつ水をかけたといった?」

?「なんだと?」

花京院「このニオイは…」

スベッ(花京院の身体から敵スタンドが落ちる」

?「な!? か、花京院の身体にひっつくことができねぇッ! JOJO! きさまなにしやがった!」

承太郎「おまえはどうやら小学校の理科の授業も受けてないバカみたいだな……」

?「ま…まさか承太郎…きさまッ!」

ドンッ(灯油を敵スタンドにみせる)

花京院「灯油を使ったのか承太郎!」

承太郎「この時期は寒いからな…ストーブに使う灯油が必ず部屋にある…そして 花京院に灯油をかけることによって 水と油の分離によってきさまは床に落ちたってわけだッ!」

?「クソッ! だがな…承太郎…たとえおれを花京院から引き離したところで おれはいくらでも逃げれるぞッ! なんてったってこの部屋は血だらけだからなッ!」

承太郎「フッ……」

?「なにがおかしい……?」

承太郎「てめーは本当にバカだな…」

?「な…なんだとッ!」

承太郎「なんのために花京院が自分の生い立ちを長々と喋ってたか わかってないみたいだな…」

花京院「スタンドというのは近ければ近いほど スタンドのパワーが強くなるんだ…きみがさっき女医を操ってた時のパワーは相当な力だった…」

花京院「つまり…この近くにきみの本体がいるってことだッ!」

?「グッ!」

??「な、なんだこれは!?」

(近くで人の声)

承太郎「どうやらバカが見つかったようだな…」

花京院「ぼくが生い立ち語ってた時に…ハイエロファント・エメラルドで本体をさがさしていたんだッ!」

??「ま…まってくれ!おれの話を聞いてくれッ!」

??「おれの名前は片桐安十郎…あだ名はアンジェロだッ!おれはあるやつからおまえを[ピーーー]ように言われてきたんだ! 」

承太郎「そんなことを信じろと……?」

アンジェロ「ま…まて!最後まで話を聞いてくれ! そいつはおれが牢獄に捕まってる時にやってきたんだ…」

アンジェロ「あれは変なババアだったのは覚えてる…おれはこいつが何者だと思うより前に……“て…てめーいつからいるんだッ!”そしてつぎに“どこから入ったッ!?”そう思った」

アンジェロ「突然そいつが弓と矢を持っているのに気がついた」
アンジェロ「とてつもなく古い弓矢だった! 何百年もたっているそんな感じだった!」

アンジェロ「そして いきなりおれに向かって『弓矢』をひき始めたんだ!!」

承太郎「!?」

アンジェロ「マジにブルったゼッ キン○マがちぢみあがるってやつさッ! 叫び声をあげるヒマもないうちにッ!」

ドスゥツ!

ドパアアアアア

アンジェロ「ギヒ!でも おれはしななかったんだ…矢でつらぬかれたのにいきてたんだよ」

アンジェロ「ババアはここで初めてしゃべった」

ババア「生きておったか おめでとう」

ババア「おぬしはディオ様によって選ばれたんじゃ! おぬしは自由じゃ! 今のおまえならどこへでも行けるじゃろ…」

アンジェロ「おれは思ったね“やった!”と…」

ババア「ただし…条件がある」

アンジェロ「おれはなんでも聞くといった」

ババア「空条 承太郎という男を探しだして○して欲しいのじゃ!情報は牢獄の外におる「男」に聞くとええじゃろ!」

アンジェロ「そういうと ババアはどこかへ消えやがったんだ…」

アンジェロ「どうだ? 信じてもらえたか?」

承太郎「ああ…おまえのいってる事は正しいようだな…」

アンジェロ「じゃあ おれを生かしといて………」

承太郎「だが おまえは人を○した…はの罪は ちゃんと牢獄で償ってもらうぜ!」

承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!」

アンジェロ「グェッ!」

バタン

アンジェロ
再起不能

花京院「とりあえず女医の方は意識はあるようですし、大丈夫でしょう」

承太郎「…」

花京院「承太郎 どこへ行くんだ?」

承太郎「こんなところにいたらおれが疑われるからな…おまえなら疑われないだろ?」

花京院「そうだね…なあ承太郎?」

承太郎「……」

花京院「ぼくが教室に入った時…なんでぼくのことを睨んでたんだい?」

承太郎「……おまえとはなにか近いものを感じたからみただけだ…睨んだ覚えはないがな…」

花京院「そうかい…それならこれからも仲良くしてくれるかい?」

承太郎「勝手にしろ…」

教室

康一「いつになったら保健室から帰ってくるんだろう承太郎君と花京院君……」



~to be cotinued~

【銃は剣よりも強し!】
学校の教室

~朝~

億泰「オッス! 承太郎 ! 花京院! 康一!」

花京院「おはよう億泰」

康一「おはよう億泰君!」

承太郎「……」手を上げてる

康一(この億泰君って子はついこの間まで僕らを殺そうとしてたけど 今ではこんなに仲良しになりました!)

億泰「承太郎はいいよな~ 黙ってても女子にモテるってよー…おれなんかどんなに女子に声かけても逃げられるぜ~……」

花京院「そんなに拗ねることはないよ億泰 きっといつか良い人が見つかるよ」

億泰「うるせーッ! おめーだってなんもしねーくせに女子にモテんじゃあねーかッ!」

億泰「おれのことを分かってくれんのは 康一 おまえだけだぜ……」

ガタッ(康一の肩を抱く)

康一「や、やめてよ億泰君…」

康一(……今はこんなに明るく振舞ってる億泰君だけど、前の僕たちとの戦いの後に お兄さんの形兆さんを変なスタンドに殺されてるんだよな…)

億泰「康一~ おまえはおれが彼女作るまでは 彼女作らないでくれよ~…」

グスッ(億泰半泣き)

承太郎「やれやれ…」ニコッ

花京院「フフフ…」

康一(億泰君は本当に強い子だな~……)

~放課後~

花京院「今日は帰りにゲーセンに寄るのかい?」

億泰「おれと康一は帰りに本屋に寄っから先に帰るぜ~」

花京院「承太郎は?」

承太郎「おれも用がある…」

花京院「そうか じゃあ今日は解散だね」

億泰「じゃあな 花京院 承太郎! 」
康一「バイバイ」

花京院「ああ バイバイ」

ガラガラ(億泰と康一が出ていく)

承太郎「花京院…ちょっといいか?」

花京院「用事があるんじゃなかったのか承太郎?」

承太郎「その用事だ…」

花京院「……」

パラッ(写真を1枚机に置く)

花京院「こいつは……?」

承太郎「それはジジイがおれたちの学校を念写しようとしたら その男が出てきたらしい…」

花京院「この制服はたしかうちのものだね……でも問題は…」

承太郎「ああ…こいつの後ろにスタンドがいるってことだ……」
承太郎「こいつには話を聞かなくちゃあならねぇ……そこで おまえにも協力してもらいたい」

花京院「億泰たちには言わなくてよかったのか?」

承太郎「億泰は兄貴が死んで まだ立ち直っていない…康一にいたってはスタンドをちゃんと扱えねー……あいつらにはこの頼みはできない…」

花京院「わかった…協力しよう」

承太郎「おれは一旦家に帰って ジジイたちにも協力してもらいに行くが おまえはこの学校で聞き込みをしてほしい…いけるか…?」

花京院「大丈夫 じゃあ あとで校門前に集合しよう」

承太郎「あぁ…」

ガラガラ(承太郎がでていく)

花京院「とりあえず下足に行くか…」

??「………」

校門前

億泰「康一は本屋でなに買うんだ?」

康一「数学の本を買おうとしてたんだ お母さんに“勉強しなさいッ!”て怒られたから買いにいかないと…」

億泰「お、おう…そうなのか…」

康一「億泰君は本屋でなに買うの?」

億泰「あ? お、おれか? ……おれも勉強になるものを買おうと思ってたんだよ!」

康一(……絶対嘘だ…)

?「ちょっといいかい坊や達?」

康一「は、はい?」

?「ちょっと聞きてェんだけどよォ 『空条 承太郎』ってやつを知らねーか? この学校の生徒なら知ってると思うが…」

康一「あー その子なら僕たちと同じクラ…」

億泰「おいッ!ちょっと待て康一!」

康一「え? 」

億泰「こいつはもしかしたらよォ~ もしかしたらだぜ? 承太郎を○しにきた敵なんじゃあねえのか?」

?「おれを疑ってるのか坊や?」

康一「億泰くん! 初対面の人に対してそんなこと言っちゃダメだよ!」

億泰「康一…悪気はねーんだがよォ~…いかにも怪しい格好だよな~こいつ」

?「……」

康一「……もしかして 承太郎君のお父さんですか?」

億泰「な!? いきなりなに言ってんだよ康一!」

康一「ぼく承太郎君から聞いたんだけど 承太郎君のお父さんって 海外を旅するミュージシャンなんだって!」

康一「ほら! この人の格好っていかにも海外を旅してきたって感じじゃない? だから久々に息子と会うために わざわざ 学校まで来たんじゃあないかな~って思って…」

?「そ、そうそう! よく分かったな坊や! たしか康一君って言ったか うちの承太郎が君みたいな友人を持っておれは誇りに思うぜッ!」

康一「ほら! やっぱりそうだよ! 億泰くん謝っときなよ!」

億泰「え、あ、ああ……すまねぇな 承太郎の親父さん …自分の息子を○しにきたなんか言っちまってよォ…」

?「いやーいいんだよォ~…ちゃんと謝りさえしてくれればおじさん許しちゃうから」
?「それで 承太郎はどこにいるんだ?」

康一「承太郎くんならさっき家に帰ってました!」

?「ありがとよ…教えてくれて…」

億泰「承太郎のヤロー…親父さんがいるならおれにも教えろよ…恥かいたじゃねーか!」

その場を去る2人。

?「まったくよォ~…アンジェロの野郎がしくじったから おれが代わりに承太郎を○しにきたのに…危うく関係ねーガキどもを○しかけたぜ…」

?「とにかくあいつと合流しねーとな…あいつ校門前にいるとか言ったのにいねーじゃあねーか…」

??「ま、待たせましたか?」

?「お前が間田か? オメーが遅いせいで 変なガキどもに疑われちまったじゃあねーかッ!」

間田「わ、悪かったよ! ちょっと時間がかかったんだ…でも その代わりにちゃんと承太郎の友人は連れてきたよ…」

花京院?「……」

?「こいつをおとりにして 承太郎をおびき出すとは…さすがおれ様! 天才だぜェ~」

間田「でも あくまで人形だから承太郎にはすぐバレるはずだ…だからあとはホルホース…あんたが仕留めてくれ…」

ホルホース「テメーおれ様を呼び捨てにしたなッ!」

間田「ヒィー! ご、ごめんなさい!」

ホルホース「ヒヒ まあいい…このホルホースのエンペラーがあれば 承太郎を○すなんて簡単だぜ」

今日はここまでです


ずっと思ってたんだが殺すは伏せ字にしなくていいんだぞ。
saga入れれば死ね、殺すなどはピー入らないしな。

>>108
ご指摘ありがとうございます。
まだまだ初心者ですので、ご指摘していただけるだけでもありがたいです。

本屋

康一「こんぐらいあれば十分かな…億泰くん! そろそろ帰ろうよ」

億泰「ちょ、ちょっと待ってくれ康一! あと、あともう少しでいい所なんだよ…」

康一「やっぱりマンガを読みにきただけだったんだね…」

康一(はぁ…こんな事なら今日は本屋に寄らずに 承太郎くんと帰ればよかったな~…)

康一「そういえば 承太郎くん用事があるのに なんでカバンもってなかったんだろうな…」

店員「すみません ちょっとよろしいですか?」

康一「は、ハイッ!」

康一(うわデカッ!? 承太郎くんと同じぐらいデカイ…しかもこの店員さん 外国の方だ…)

億泰「ヤベ!? すいません! すぐ立ち読みやめるんで!」

バタバタ

康一「すみません店員さん! これからはしないんで許してやってください!」

店員「いえ…そういうことではなくて…あなたたち…『空条 承太郎』を知ってるんですか?」

康一・億泰「へっ?」

康一「し、知ってるもなにも承太郎くんとは同じクラスですが?」

店員「そうなんですか! 実は わたし空条 承太郎くんに借りがあるんですよ だからその恩返しがしたいんです! あなたたち空条 承太郎くんの家知りませんか?」

億泰「ちょ、ちょっと待ってくれ!」

ガッ(康一と肩を組み、店員に背中を向ける)

店員「?」

億泰(おい康一…今日はやけに承太郎に縁があるやつと会うよな~…)

康一(ぐ、偶然だよ~…たぶん…)

億泰(どうする? 承太郎の家教えるか?…)

康一(疑ったらさっきみたいに また恥をかくことになるよ…)

億泰(そ、それもそうだな…)

ガバッ(店員の方を向く)

億泰「それなら おれたちが承太郎の家を教えるぜ!」

店員「ほ、本当ですか!? ありがとうございます!」

康一「いえいえ こんなことでいいんでしたら構いませんよ」

店員「本当にありがとうございます……」

グスッ

億泰「おいおい泣くこたァーねーじゃねーか…こっちまで泣いちまうぜ…」

ニヤッ

康一(ん?…今店員さんが笑ったように見えたけど…きっと喜びの感情が顔に出たんだろう…)

空条家

ピンポーン

ガチャ

ホリィ「はいどちら様ですか? あれ? 康一くんと億泰くんじゃない! 今日はどうしたの? 」

康一「ホリィさんこんにちわ 実は承太郎くんに用事があるんですけど こちらにいらっしゃいませんか?」

ホリィ「あらぁ~ 承太郎ならついさっき出ていったばっかりだわ~ ごめんなさいね」

億泰「別に構わないんだけどよォ~ どこに行ったか聞いてたりしてしねーか?」

ホリィ「ん~… パパァー! 承太郎がどこに行ったか知らない?」

ジョセフ「ホリィ! 家の中でパパとよぶんじゃあないッ!…おや康一くんたちじゃあないか 承太郎に用かい?」

康一「はい 承太郎くんに会いたいんですけど どこに行ったか聞いてたりしないでしょうか?」

ジョセフ「そういえばほんの10分前にこんなこと言ってたのォ~…」

~10分前~

承太郎「何ィッ!? それは本当か花京院?」

花京院「ええ…あの写真の子と会って 学校で話を聞けることになりました…」

承太郎「分かった 今すぐ行く…ちょっと待っててくれ…」

花京院「ええ…ヒヒ」

ガチャ

~現在~

ジョセフ「まあこんなことがあったんじゃが 学校に行ってみてはとうじゃ?」

康一「ありがとうございますジョセフさん! よかってね店員さん!」

店員「ええ! 本当にありがとう 康一くん! きみは本当に良い子だね!」

億泰「おいおいッ! おれも忘れないでくれよ~」

康一「おじゃましましたジョセフさん!ホリィさん!」

ザッザッザッ(3人が立ち去る)

ジョセフ「……」

ホリィ「康一くん…人助けなんて優しい子ね…承太郎ももっとわたしに優しくしてくれないかしら…」

ジョセフ「…ホリィ! ちょっといいか?」

ホリィ「なにぃ?パパ」

ジョセフ「テレビを少し借りるぞ…」

ホリィ「え、ええ いいわよ」

リビング

アヴドゥル「この手品師…なかなかいい腕をしてるな…」

ジョセフ「アヴドゥル! 少しチャンネルを変えるぞ!」

アヴドゥル「あ ジョースターさん! いま結構いいところなんですよ!」

ジョセフ「すぐだから我慢せい!」

バシィッ
バシバシ
ガチャア

「マイケルはまだか? マイケルはどこにおる?」

ガチャリ

「今週の第3位は先週から5ポイントジャンプアップの!」

バッ

「本日の金相場は1オンス」

ガチャリ

「おーーい ネコドラくーん」

グオオオオ~ッ

アヴドゥル「なにか…」

アヴドゥル「チャンネルがメチャクチャに変わっているようですが…」

ジョセフ「現在チャンネルごとで喋っているいろいろな言葉をさがして文章にしようとしておる 念写というより念聴だ」

ジョセフ「これで花京院の頭の中で考えてることを みてやろうと思ってな…」

アヴドゥル「ジョースターさん趣味が悪いですね…」

ガチャリ

「われわれのーーー」

ジョセフ「ほら来たぞ!」

「中に」

「裏」

「切り」

「者」

「ーがいる」

「カ」

「キョー」

「イン!」

「に!」

「気を」

「つけろ」

「DI」

「O」

「の」

「手下だ!」

ジョセフ「な、なんじゃとーッ!?」

アヴドゥル「か、花京院がDIOの手下…!」

ジョセフ「そんなはずはない! 花京院にかぎってはそんなことをするやつではないわ!」

ジョセフ「これ以上何か情報はないのかッ…」

バシバシバシ

ボゴオッア

ジョセフ「クッ!… これ以上はテレビの限界か…」

アヴドゥル「それよりジョースターさん…花京院の頭の中を見たはずなのに花京院が裏切り者とはいったいどういうことなんですか? 念聴が間違ってるとしか言いようがありませんよ…」

ジョセフ「うむ…わしにも分からん…. じゃが花京院に会いに行った承太郎が 何かしらの事件に巻き込まれるのは確かじゃな…」

ホリィ「パパー! 今の音は何の音?…」

ジョセフ「おおホリィ…わしらは今から承太郎のところに向かわねばならんことに…」

ホリィ「パパッ! なんでテレビが壊れてるのッ! このテレビ結構高かったのに…」

ジョセフ「ま、待てホリィ! わしらはちょっと急いでおるんじゃ…」

ホリィ「逃げようたってそうはいかないんだから! 今から一緒にテレビ買いに行くわよ! もちろんパパのお金でね!」

ジョセフ「お、おい ホリィ…」

ホリィ「承太郎は優しくしてくれないけど パパはわたしに優しくしてくれるわよねー?」

ニコッ

ジョセフ「オー!ノーッ」

アヴドゥル「……」

今日はここまでです。

学校

ガヤガヤ

ホルホース「おい 間田…ちょっと聞いていいか?」

間田「は、はい…なんでしょう」

ガヤガヤ

ホルホース「おれが考えた作戦はメチャクチャ良かったよな~?」

間田「は、はい…メチャクチャ良かったです…」

ガヤガヤ

ホルホース「じゃあなんでおれたちの周りにこんな人が集まってんだッ!」

間田「そ、それはたぶん…」

女子A「見て~ 花京院くんがいるわ~ 花京院くーーーん!」

チラッ(花京院?が振り向く)

花京院「チュッ」

女子A「キャー今私に投げキッスしてくれたわーー! 」

女子B「なにいってんのよ! 私よ!」

女子C「いいえ私!」

男子A「おい見ろよ あの男…ガンマンみたいだぜ!」

男子B「顔はすげー男前だ…」

男子C「あれはコスプレだな…」

ガヤガヤ

間田「たぶんそれはこの花京院と……ホルホースさんの格好だと…」

ホルホース「こんなんじゃあ承太郎をやれねーじゃねーかッ! どうしてくれんだ~?」

ギラッ

間田「そ、そんなこと言われてもぼくのせいじゃないですよ! こいつはあくまでも人形って最初に言いましたし、ホルホースさんの格好についてはホルホースさんが目立つような服装をしてきたから悪いんじゃないんですか!」

ホルホース「て、テメー…舐めた口ききやがって…」

メギャン

間田「ま、待ってください! とりあえずホルホースさんがこの場にいるとまずいですよ!急いで逃げないと…」

ホルホース「ケッ せっかくのおれさまの計画がくるっちまったな…そうだ…おい間田 おまえはここに残って 承太郎を待ってろ 」

間田「は、はい?」

ホルホース「承太郎が来たら この学校の裏の路地に来てくれといって 承太郎をおびきだせ… あとはおれのエンペラーが仕留めてやる…」

ホルホース「今度もし しくじったら 人形ごと粉々にするからな…」

間田「は、はいッ!」

ホルホース「ったく 日本のやつらにはおれのファッションの渋さが伝わらねーな~…」

ガタン
ガチャ
ブルン
ブ~~~ン(バイクで去って行った)

間田「…やるんだったら自分でやれよ」

~5分後~

ザッザッ

承太郎「……」

間田(来た… 落ちついていくぞ…)

間田「あ、きみが承太郎くん? 花京院くんから話は聞いてるよ」

承太郎「そうか…」

間田「そこでなんだけど ここじゃあ目立つから 学校の裏の路地に行かないか? もし 誰かに聞かれたらぼくは殺されるかもしれないんだ…」

承太郎「ああ いいぜ…」

間田(よし! ここまでは順調だ…あとは路地に行けばホルホースが仕留めてくれる…)

承太郎「ところで 花京院… なんでおめーはさっきから喋らないんだ…?」

間田(ギクッ! ヤベー…さっきホルホースに言われたから 黙ってろって命令したんだった…)

承太郎「……花京院…もしかしててめー…」

間田(お、おれの人生終わった~…)

康一「あ! やっと見つけたよ承太郎くん!」

承太郎「ん? なんでいるんだ康一…それに億泰と…てめーは誰だ?」

間田(た、助かった~…)

億泰「この店員が おめーに恩返しがしたいって言うからよォ~ おめーの居場所まで案内してたんだ」

店員「承太郎くん! わたしのこと覚えてませんか? ほらあの時の…」

承太郎「……残念だが記憶にねーな…」

康一「そんな~ 店員さん せっかくここまでついてきてくれたのに…」

間田(どうやらこいつら承太郎の知り合いみたいだな…とりあえずまとめてホルホースに始末してもらうか…」

間田(と、その前に花京院を喋るようセットしとかないと…)

花京院?「みなさん ここでは人目につきますし、学校の裏に行きませんか? そこならゆっくりと話せますし」

億泰「お? 花京院いたのかよ! てっきり帰ってると思ってたぜ」

康一「さすが花京院くん! きっとゆっくり話し合ったら承太郎くんも思い出しますよ 店員さん!」

店員「OH!ありがとう康一くん!」

承太郎「だから記憶にねーて言ってるだろッ!」

間田(しっしっし! これでまとめて金はおれたちのものだぜ!)

ジャリッジャリッ

店員「本当にわたしのこと覚えてないんですか?」

承太郎「残念だが、おれはおまえを助けた覚えはねー…人違いだ…」

店員「そうですか…たしかに『空条 承太郎』って聞いたんだけどなぁ~…」

ホルホース「やっと来やがったか…ん? なんであいつ承太郎の他にイッパイ人連れて来てんだッ! しかも あいつら今日会ったやつらじゃあねーか!?」

間田(はやくしろホルホース…おまえのせいでこいつらが逃げちまうだろ!)

ホルホース(あのヤロー…間田はあとで始末してやる…まずは承太郎の命からいただくぜェ~…)

ホルホース「エンペラー!」

メギャン

ホルホース「この距離なら おれの射程範囲内だぜッ!」

店員「いったい私は誰と勘違いしてるんでしょう…」

康一「店員さん またさがしましょうよ きっと見つかりますよ…」

店員「あ!そうだ…なら妹の名前を言えば分かりますか?」

承太郎「ん?」

ホルホース「あばよ…承太郎…恨むんなら自分を産んだお母さんを恨みな…」

店員「シェリー…おまえが殺した女の子の名前だッ!」

康一「店員さん!?」

承太郎「てめー何のマネだッ!」

店員「何のマネ? おまえが過去にやったことを思い返せばわかるはずだ!」

ドキュ

億泰「あの店員スタンド使いだったのか!?」

康一「あの店員さんが…スタンド使い…? 承太郎くんが人を殺した…?」

店員「我が名はJ・P・ポルナレフ!…おまえが殺した妹の兄だッ!」

シバッ

億泰「危ねー承太郎ッ!」

ギャオン

間田「あれ? いつの間におれここにいるの?」

グサッ

間田「グヘーッ!」

間田(な、なんでおれが刺されてるんだ…?)

ボゴォ

間田「グボェーーーーッ!」

間田(な、なんでおれが撃た…れ…てんの…?…)

バタッ

間田 敏和
再起不能

今日は以上です。

ホルホース「あのヤロォ~ おれさまの邪魔をしやがって! だが 今度は外さねーぜェ~…」

康一「店員さん! いや…ポルナレフさん! 承太郎くんが人を殺したってどういうことですかッ!? 承太郎くんは人を殺すことなんかしませんよ!」

ポルナレフ「康一くん…残念だが間違いなく この男はおれの妹を殺した犯人だ… あるやつからこいつが殺したって情報を手に入れたんだ…」

承太郎「なにかの間違いだ…おれは女を殺したどころか殴ったこともねーぜ…」

ポルナレフ「いくら言ったって無駄だッ! おれは妹を殺した犯人を探すためだけに この杜王町にやってきた! 本屋で情報をあつめながらな! 」

ポルナレフ「そして やっと手に入れたんだ…『空条 承太郎』…そいつがシェリーを殺したやつの名前だってなッ!」

康一「ポルナレフさん…」

億泰「おいおい なんか大変なことになっちまったなァ~…」

承太郎「どうやら 話しても無駄なようだな…」

ドキュゥゥン(スタプラが出る)

康一「承太郎くん! ダメだよ!」

承太郎「康一…こいつは誰かにだまされて おれが殺したってすり込まれてるみてーだ…おれのスタンドで目を覚まさせねーといけねー…」

康一「……」

ホルホース「誰だかしんねーが…承太郎の気をひいてくれてるのはありがて~…殺しやすいからなァ~…」

ホルホース「ん…?ちょっと待てよ……ンッン~ おれ様 いい考え思いついちまったぜ…」

ポルナレフ「これを避けれるかな? 承太郎」

シバッ
シバッ
シバッ

承太郎「くっ! なかなか素早く 正確に急所を狙ってくるスタンドだぜ…」

ポルナレフ「おれのスタンドはシルバーチャリオッツ! シルバーチャリオッツはどんな小さい針穴でも通せるぜッ!」

億泰「あのスタンドの動きが素早すぎて こっからじゃあみえねーぜッ…」

ポルナレフ「これでトドメだ承太郎ッ!」

承太郎「オラーッ!」

ザッザッ

承太郎「ん…?」

ポルナレフ「そこにいるのは誰だッ!」

ホルホース「おっと! ばれちまったか… 気づかれねーようにしてたんだかな~」

康一「あっ! あなたは!」

億泰「なんでこんなところにいるんだよ承太郎の親父さん!」

承太郎「おいおい…おれの親父はこんなダセー格好はしてねーぜ…てめー誰だ?」

康一・億泰「え!?」

ホルホース「おいおい坊やたち…おれの言ったことを信じてくれてたのかい? こいつは笑えるぜ~」

億泰「な、なんだと~~!」

康一「……」

ホルホース「ポルナレフって言ったか?」

ポルナレフ「ああ…そうだ…」

ホルホース「実は おれもこの空条 承太郎に彼女を殺されててよ~ おれも敵討ちをしてーと思ってたんだ」

ポルナレフ「あんたも?」

承太郎「……」

億泰「あのやろォ~…おれたちを騙してたのかッ!」

康一「……」

億泰「康一 さっきから黙ってばっかだけどよォ~…どうしたんだ?」

康一「……ぼくってお人好しなのかな…? なんか人が信じられなくなってきたんだ…」

ホルホース「ヒヒヒ こりゃあ 傑作だね~ あんまり人の言うことは信じない方がいいぜ…」

承太郎「てめーは 人を騙しといて何も思わねーのか…? 」

ホルホース「ン~…? 何も思わないね~ 騙される方が悪いからな それより人殺しの方が悪いと思うぜ?」

承太郎「テメー…」

ホルホース「さーて ポルナレフ…そろそろこいつを倒そうじゃあねーか」

ポルナレフ「…ああ」

億泰「承太郎手を貸すぜッ!」

ホルホース「あいつはおれのエンペラーで 殺るから あんさんは承太郎をやりなッ!」

ポルナレフ「……わかった」

康一(ぼくは…ただ黙って見ることしかできない…)

康一(承太郎くんや億泰くんはスタンドで命をかけて戦おうとしてるのに…ぼくは…)

康一(ぼくは…)

ガバッ

億泰「こ、康一!」

承太郎「出て来るな 康一! おまえはまだスタンドを上手く扱えねー…」

康一「ちょっと待って欲しいんだ!」

康一「ポルナレフさん!承太郎くん! 最後にきちんと話し合ってくれませんか?」

ホルホース「なにを言ってるんだ康一くん~? もう話は済んだはずだぜ?」

康一「ぼくにはポルナレフさんが 嘘をついているようにはみえませんでした! きっと本当のことを言ってるんだと思います…」

ポルナレフ「……」

康一「でも 承太郎くんは嘘をつくような人じゃないです! だから承太郎くんが言ってることも本当だと思います…」

承太郎「……」

康一「ぼくには2人が言ってることが本当にしか思えない…だから戦うのは待って欲しいんだ!」

ホルホース「待てと言われて待つやつなんかいねーよ」

ガシイイン

ポルナレフ「!」

ホルホース「まったく さっきおれは言ったはずだぜ~? あんまり人の言うことは信じないことだぜってな…」

承太郎「億泰!」

億泰「無理だ! この距離で空間を削っても 康一に銃弾が当たっちまう!」

ホルホース「騙される方が悪いんだぜ…康一…」

康一「たしかに騙される方が悪いのかもしれない…でも 信じることは決して悪いことじゃない!」

ゴゴゴゴ

ゴゴゴ

ホルホース「!」

ホルホース「おろ!」

ホルホース「なんだあ おい? この妙ちくりんな卵のよーなもんはよぉ~~っ」

康一「ぼくは自分を信じる…承太郎くんもポルナレフさんも億泰くんも…誰も悪くないんだっ!」

ババハ
ピカアアアアアッ

ポル・ホル・承太郎・億泰「!」

ホルホース「なっなんだこりゃあ~~~~~~っ!?」

ホルホース「た…卵の中から な…なんだ?」

ホルホース「この なにかの 幼虫のようなもんはよぉ~~~っ」

ホルホース「お…おまえ こ…こんなスタンドを….出せたのかよォ~~~~ッ」

承太郎「……」

億泰「康一のやつ…ついにスタンドを出せるようになったのか…」

ホルホース「で、でもな~康一 いくらスタンドが出せても扱えなきゃ意味がねーぜ?」

康一「こ、これがスタンド……」

康一「こ、これがスタンド……」

承太郎「康一 そいつを動かしてみろ…」

康一「あ、うん! ほんとに動くのかな……?」

ドギュウ~ン

ホルホース(し、しまった! 驚きすぎてスタンドを引っ込めちまった)

ホルホース「ヒエエエーッ」

康一「ほんとに動いた…」

承太郎「康一 そいつに殴ると意識してみろ」

康一「こ、こうかな…?」

バギ!

ちょっと飯食いに行ってきます
10分ぐらいでもどってきます。

ホルホース「うぎゃっ」

ホルホース「………………………へ!?」

康一「!?」

ン…
ホルホース「なんだ~? いたくねぇぞ…」

康一「!!………………」

ホルホース「おいおいどうした? ハデな音だけでぜんぜん弱えじゃあねーかッ!」

ビシ!

ホルホース「おっと」

ホルホース「ヒヒヒヒ 弱えな~ こいつあ! ヒヒヒヒ」

ホルホース「こいつならおれさまのエンペラーを使わなくても倒せるぜ」


シュッ!

ホルホース「承太郎を殺すより先に まずはてめーから殺ってやるぜェ~ さっきまでよくもこの男前なおれさまの顔をなぐりやがったな~?」

億泰「おい…あいつのホッペタ……なんかおかしくね~か…?」

承太郎「……どうやら あれが康一の能力らしいな…」

康一「この能力は い…いったい?」

ホルホース「?」

ゴゴゴゴゴ

康一「なんだ このホオにはりついてるものは…? 『バギ!』って読めるぞ…マンガのかき文字みたいに見えるぞ…い…いったいこれは!?」

バギ!

ホルホース「な!」

バギ!バギ!バギ!バギ!バギ!バギ!バギ!バギ!

バギ!バギ!バギ!バギ!バギ!バギ!

ホルホース「な…なんだ? み…耳鳴りだ……」

ホルホース「お…おかしいぜ…妙な耳鳴りが聞こえるぞ な…殴られた時のような音が…く…くり返しき…きこえる」

ホルホース「あッ!」

ホルホース「な…なんだ!? 腕の この文字はッ!?」

ホルホース「『ビシ!』って読むのか…? ゲッ! 全然消えねー!」

バギ!ビシ!バギ!ビシ!バギ!ビシ!バギ!ビシ!バギ!ビシ!

ホルホース「なー! 耳鳴りが止まらねー! 身体の中から聞こえてくるよーだッ!」

康一「こ、これがぼくのスタンドなのか!」

ホルホース「チクショーッ この音を消しやがれェ~ッ」

ドヒュン

ホルホース「おっと!」

ボ!

ビタァ!

バギ!ビシ!ドヒュン!ボ!バギ!ビシ!ドヒュン!ボ!バギ!ビシ!ドヒュン!ボ!

ホルホース「オギクアアア」

ホルホース「ポ、ポルナレフ! だ、黙って突っ立ってねーでおれを助けろッ!」

ポルナレフ「!」

ホルホース「こいつらはオメーの妹を殺した承太郎の友人だぜ! 早くあいつを倒してこの『音』を消し去ってくれ!」

ポルナレフ「…わかったぜ」

康一「ポルナレフさん!」

康一(ポルナレフさんは妹さんのことを愛しているからこそ 承太郎くんに復讐をしようとしてるんだ! なら…まだ人を信じる心は残ってるはずだ…)

ホルホース「こ、康一ィィーーッ この『音』を、今すぐ消すってんなら考えてやってもいいぜ?」

康一「いいや…」



康一「『音』は消さない」

ドド

ホルホース「ナニィ~~!?」

ドドド

康一「その逆だ 『音』を出す!」

シバッ

康一「信じて!」

ガシィー!

ドー

ビタァ!(ポルナレフに『声』がはりつく』

ホルホース「ナニィ~~」

ポルナレフ「くっ………………」

康一「ぼくを! 信じて! ポルナレフさん!」

ポルナレフ「声をぶつけただと~~~~~? そんな『声』ごときをブツけた所で」

ポルナレフ(信じるもんかよ…かけてもいい ポルナレフは『妹』のためならなんだってする男だ……信じるもんかよーーーッ)

康一「ポルナレフさん……」

康一(ポルナレフさんならきっと 信じてくれるはずだ…)

ポルナレフ「康一くん……おれはどうやら間違ってたみたいだぜ! 康一くんには色々と世話になったのに おれはきみを刺そうとしていた…そんなおれを許してくれるか?」

康一「やった!」

ホルホース(やっやばあ~~っ)

億泰「やったぜ 康一!」

承太郎「フッ………」

ホルホース「し…しまった!康一の方を信じやがった! ったく今日はついてねーぜ!」

康一・承太郎・億泰・ポルナレフ(ジロッ)

バーーーーン

ホルホース「た、頼むよ康一くん! もう2度とこんなことしねーからもう『音』を出すのはやめてくれーーーーーッ!』

康一「そこまで言うならしょうがないな~」

バッ(音がなくなる)

ホルホース「…ヒヒ!」

クルッ

ダッダ~

康一「あ! しまった!」

ホルホース(こ…こいつはかなわんぜッ! おれひとりじゃ完璧不利! ここは逃げて次の機会を待つぜ! おれは誰かとコンビを組んではじめて実力を発揮するタイプだからな……『一番よりNo.2!』これがホルホースの人生哲学 モンクあっか!)

ギャオン

ホルホース「なにッ!」

承太郎・億泰「……」

ホルホース「や、やあ~承太郎…パパのこと久しぶりすぎて覚えてねーかな~?」

承太郎「さっきおれは言ったはずだぜ? おれの親父はこんなダセー格好はしてねーぜ…ってな…」

ホルホース「ヒヒ……」

承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!」

ホルホース「グプッ」

ホルホース
再起 不能

~数分後~

康一(ホルホースさんと間田くんはすぐに救急車が来たので一命は取り留めたようです!)

億泰「それにしても 康一! おめーおれたちの活躍を独り占めにしやがって… おれのザ・ハンドの出番がほとんどなかったじゃねーかッ!」

康一「いや~ ごめん億泰くん…」

承太郎「それよりポルナレフ…」

ポルナレフ「なんだ?」

承太郎「こんなことを聞くのもなんだが、なんで妹のシェリーは死んだんだ? おまえの言い方だと誰かに殺されたみてーな感じだが…」

康一・億泰「……」

ポルナレフ「……もう3年になる」

ポルナレフ「おれの妹は…この杜王町に友達とふたりで旅行しにきていた 妹は4日で帰ると言っていたからおれは妹の帰りをずっと待っていたんだ… しかし、4日経った時 おれのところにきたのは妹のシェリーではなく シェリーの友達だったんだ…」

ポルナレフ「シェリーの友達は“シェリーが杜王町で行方不明になったの!!”と泣きながらおれに言ってきたんだ…おれは急いで杜王町に行き、妹の捜索願を警察に提出した…だが、1年経っても妹は行方不明のままだった…」

ポルナレフ「おれは警察の捜査に納得がいかなかったから自分で妹を探すことにしたんだ…さすがに働かないのはマズイと思った…だから 今日まであの本屋で働いていたんだ…」

ポルナレフ「そんなある日だった…」

ポルナレフ「おれはいつものように本屋で働いていた すると 後ろから婆さんに声をかけられたんだ…」

~3ヶ月前~

婆さん「あんた…妹さんを探してるんだって?」

ポルナレフ「!? 婆さん…なんでそのことを?」

婆さん「実はのぉ…あたしゃあその女の子が殺されてるところを見てたんじゃ! それを警察に言ったんじゃが無視されてな…すると あんたがその女の兄じゃと聞いて 教えにきたんじゃ…」

ポルナレフ「そ、そうかぁ…やっぱり妹は……じゃあ犯人の情報をなんか覚えてねーか?」

婆さん「たしかその男はその女の子にこう名乗っておったの…」

婆さん「『空条 承太郎』とな……」

ポルナレフ「ありがとう婆さん…教えてくれて!」

婆さん「いやいやいいんじゃ…これがあんたのためになるならなー…ヒャハ……」

康一「そんなことがあったんですか…あれ? お、億泰くん?」

億泰「あんたの気持ちはよ~く分かるぜェ~ おれもアニキを殺した犯人を探してるんだ… だからあんたの苦労が痛いほどわかってよォ~」

康一「億泰くん……」

承太郎「…どうやらその婆さんは嘘の情報を言ってたようだな…」

ポルナレフ「ああ…でもそうだとしたら もう シェリーの情報はなくなっちまうことになるんだ…」

億泰「だったらおれたちも協力するぜッ!」

ポルナレフ「!」

康一「ポルナレフさんの妹さんの情報を 僕たちもさがしますよ! だから ポルナレフさんも諦めないでください!」

ポルナレフ「みんな……おれは…最初おまえたちを殺そうとしてた自分のことが大嫌いになったぜ……」

承太郎「さてな…そんなことあったか…?」

億泰「それよりも今からゲーセンに行かねーか? もちろんポルナレフさんもよォ~!」

ポルナレフ「みんな…」

ポルナレフ「言っとくけど おれは格ゲーだけは誰にも負けねーからなッ!」

康一「……そういえば誰かのことを忘れてるよーな……まッいっか!」

一方その頃空条家では…

ピンポーン
ガチャ

ホリィ「はぁ~い どちら様ですか…あら 花京院くんじゃない! 今日はどうしたの?」

花京院「はぁはぁはぁ…じょ、承太郎くんはいますか…?」

ホリィ「あら? 花京院くんも承太郎に用なの? あっ! そういえばさっき電話で友達とゲーセンに行くって言ってたわよ!」

花京院「ありがとうございます…急がないと…」

バタッ

ホリィ「……よっぽど承太郎と遊びたかったのね! 承太郎も良い友達を持ったわ!」

アヴドゥル「ジョースターさん!もうちょっと左です!あっ右に寄ってください!」

ジョセフ「なんでわしらがテレビを運ばないといかんのじゃあーーーーーッ!!」

~to be continued~

今日は以上です!
次の展開を考えますので、しばらく更新できませんが、かんがえたらまた更新しにきます。
ではまた!


吉良出るのか楽しみだ!

id変わるみたいだな。酉をつけるようにしてくれ

>>162

【動物園に行こう】

学校

億泰「まったくよォ~~~ 最悪だぜェ…」

億泰「明日が美術の宿題の提出日だなんてよォ~」

康一「僕もだよ~ 来週だと思ってたから全然手をつけてないんだ…」

億泰「どうする康一? なんか題材見つけねーと 俺たち美術欠点だぜェ?」

康一「ん~…あっ そうだ!」

億泰「なんか思いついたのか康一ッ!?」

康一「確かつい最近この杜王町に動物園ができたんだ! そこなら美術の題材にできそうな動物がイッパイいるんじゃないかな?」

億泰「康一…おまえ天才だぜ!」

康一「そうと決まれば早く行こうよ! 早く行かないと閉園しちゃうよ」

億泰「おう! 」

動物園前

億泰「すまねーな康一…お金おごってもらってよ…」

康一「大丈夫だよ でも来週は僕におごってよ?」

億泰「おめーは本当にいいやつだぜ康一…」

康一「どうやら閉園時間はまだみたいだね 早速入ろうよ!」

億泰「おい康一…ちょっといいか?」

康一「どうしたの? また何か忘れ物?」

億泰「あれってジョースターさんとアヴドゥルさんじゃねーか?」

康一「え?」

券売所で入場券を買ってる2人

康一「本当だ どうしてジョースターさんたちがこんなところに…」

ジョセフ「ん…?おや康一くんに億泰くんじゃないか? こんなところで何しとるんじゃ?」

康一「僕たちは美術の課題で動物をスケッチしにきたんです ジョースターさんたちは何しにきたんですか?」

アヴドゥル「わたしたちは ここらへんにスタンド使いがいるって情報を手にいれたものだから 聞き込みをしていたんだ」

ジョセフ「ところが 誰からも情報は手に入らんかったから この動物園で動物でも見て少し癒されようかな~と思ったんじゃ」

康一「ジョースターさんたちが動物園にくるなんて意外ですね」

ジョセフ「意外も何もわしはホリィが幼い頃によく一緒に動物園に行っとったんじゃぞ?」

億泰「やっぱり意外だよなァ~」

康一「うん」

ジョセフ「む…」

康一「 そうだ! ジョースターさんたちもお邪魔でなければ 僕たちと一緒に動物園を一緒にまわりませんか?」

康一「みんなでまわった方が楽しいし」

アヴドゥル「わたしは構いませんがジョースターさんは?」

ジョセフ「わしも構わんぞ」

億泰「それなら問題なしだな!」

康一「とりあえず中に入りましょう」

ジョセフ「そうじゃの」

動物園内

億泰「見ろよあの蛇! メチャクチャデケーーーぜ!」

康一「うわ~ ウネウネしてて気持ち悪いな…」

アヴドゥル「あのぐらいのサイズの蛇ならインドにはいっぱいいますよ 」

億泰「たしかテレビで見たことあるぜェ~ インドじゃあ人間が笛を吹くと 壺の中から蛇が出てくるんだろ?」

アヴドゥル「ええ ですが実際は今のインドには蛇使いなんて数えるほどしかいないんですよ」

康一「へー知らなかった 勉強になるな~」

ジョセフ「ここの動物園はやけにシマウマだとかサルだとかの熱帯に棲む動物が多いの~ ペンギンだとかシロクマはおらんのか?」

億泰「それになんかここ暑くねーか? 蒸し蒸しするぜ」

アヴドゥル「わたしは別に何ともないんですがね」

ジョセフ「そりゃあそうだろ」

康一「あ、あの ちょっとトイレに行ってきていいですが? さっきから我慢してて…」

ジョセフ「別に構わんぞ わしらはライオンのところにおるから後から来てくれ」

康一「わかりました!」

~数分後~

ジャバー

康一「あースッキリした! 早くジョースターさんのところに行かないと…」

?「ちょっといいかい君?」

康一「はい?」

?「この動物園にある爬虫類エリアを知らないかな? 知ってるなら僕をそこへ案内して欲しいんだが?」

康一「えーと ぼく ここにくるの初めてなんですけど…」

?「そうかい…残念だなー これ以上無駄に歩くのは嫌だな…」

康一(この人の服装って……)

康一「……もしかしてマンガ家さんですか?」

?「君には関係ない事だ 案内出来ないなら早くどこか行きたまえ」

康一(ん~どうしよう… ジョースターさんのところに早いところ行かないと行けないけど この人の事も気になるな…よーし!)

康一「あのー…」

?「なんだい? ぼくは今考え事をしているんだ… 用件は簡潔にまとめてくれ」

康一「は、はい 僕でよければ爬虫類エリアまで案内しますよ さっきここに来るのは初めてって言いましたけど さっき売店でここのパンフレットを買ったんで だいたいの場所なら分かります」

?「そうなのか? それは良かった… なら僕を爬虫類エリアまで案内してくれ」

康一「わかりました」

康一(もしこの人がマンガ家なら 絵の事を色々と話してくれるかもしれない…それを参考にすれば僕でもすごく上手い絵が描けるかも…ジョースターさんたちには悪いけど この人について行こう!)

康一「ところでお名前は何て言うんですか? 僕は広瀬康一って言います」

?「広瀬 康一か…僕の名前は岸部 露伴 少年ジャンプで『ピンクダークの少年』を描いてる」

康一「『ピンクダークの少年』! 知ってますよ! 大ファンですよ ボク!」

露伴「ぼくのファンか……」

康一「サスペンス・ホラーっていうんですか? 生理的にキモチ悪いシーンもあるんですけどせまってくるようなスリルと本当にいるような登場人物がいいですよね?」

康一(や、やばい! 今ボクすごく失礼なこと言っちゃったんじゃないか?…)

露伴「……君はなかなか分かってるね…気に入ったよ」

康一「あ、ありがとうございます!」

康一(大丈夫だったみたいだ…)

~数分後~

露伴「ところで康一くん…いつになったら爬虫類エリアに着くんだい?」

康一「おかしいですね もう着いてるはずなんですが…」

露伴「どうみたって 動物たちから離れて行ってるぞ」

康一「あっ! 多分あのテントの中だと思います!」

露伴「テント? あんなところに爬虫類がいっぱいいるのか? 」

康一「……と、とりあえず入ってみましょう…」

テント内

康一「どうやら大道具入れみたいですね…」

露伴「……どこに爬虫類がいるんだ康一くん」

康一「ちょ、ちょっと待ってください! 確かにここのはずなんです! もう少し調べてみましょうよ」

露伴「……ここで待ってるから早く見に行ってくれ」

康一「は、はい!」

康一(早く見つけないと露伴先生が怒って帰っちゃう! でも絶対ここのはずなんだけどな…)

ガダガタ

康一「!」

康一(こんなところにサルがいる!? しかも檻に入れられて やっぱりここは爬虫類エリアじゃないのかな…」

トントン

康一(な、なんだあのサル!? 錠を指さして…開けてくれって言ってるのかな?)

ジボオ

康一「!」

タバコを吸うサル

康一「…………」

フッ

康一「こ…このサル タバコを吸えるのか!」

ゴロン

康一「サルなのにマンガみて…ゴクリ…おもしろいのかな?」

ザッザッ

露伴「康一くん いくらなんでも遅すぎだ」

康一「ろ、露伴先生!」

露伴「ん? こいつはオランウータンじゃないか? オランウータンは人間の5倍の力があるというぐらい力が強いんだ…康一くんぐらいの腕なら引きちぎれるんじゃあないかな?」

ニコッ

康一「じょ…冗談はやめてくださいよ露伴先生…」

露伴「それよりも外が騒がしい 何かあったみたいだ…そっちに行ってみよう」

康一「あれ? 爬虫類はいいんですか?」

露伴「ぼくはマンガ家だ…マンガとして面白いネタがあればそっちにいくのが当然だろ?」

康一「は…はぁ」

康一(この人の感性は分からないや…)

動物園内

露伴「こ…これは……?」

康一「これは一体どういうこと…?」」

客A「ギャー! トラが逃げしたわ! 誰か助けてッ!!」

客B「クソッ! ゾウが入り口付近で暴れまわっていて外に逃げれねェーーーーー!」

客C「誰かっ! 私の赤ちゃんがサルにさらわれたの! 誰か赤ちゃんを助けてくださいっ!!」

康一「なんで動物が檻の外に出てるんだ…」

康一(人が肉食動物たちに襲われてる…なんて残酷なんだ…)

露伴「なんてことだ……最高だッ!」

康一「露伴…先生?」

露伴「おもしろいッ! ぼくはマンガ家として最高のネタをつかんだぞッ!」

露伴「動物たちが人間を襲い、貪り食う姿ッ…これは僕がまさに求めていた『リアリティ』! 」

康一「リ…リアリティ?」

露伴「『マンガ』とは想像や空想で描かれていると思われがちだが実は違うッ!」

露伴「自分の見た事や体験した事 感動した事を描いてこそおもしろくなるんだ!」

露伴「ぼくはこの光景をスケッチブックに描き写す! こんな事二度と体験出来ないぞッ!」

康一(だ…ダメだこの人…自分が襲われる恐怖よりも絵を描く事の方が大切なのか…?)

康一「あっ! それよりもジョースターさんたちだ! ジョースターさんたちを探さないと!」

康一「露伴先生! すみませんけど僕行きますッ!」

カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

露伴「……………」

康一「……よし行こう!」

ザッザッザッザッ

今回はここまでです。
ではまた!

ジョセフ「何で動物たちが檻から出とるんじゃッ!」

アヴドゥル「分かりません! しかし わたしがライオンを見てた時は 『勝手に』檻が開いたように見えましたが…」

ジョセフ「勝手にじゃと? スタンド使いの仕業か?」

アヴドゥル「いいえ スタンドの姿は見ていません…何者かの力によって檻が開いていってるようでした…」

ジョセフ「……とりあえずその話はあとじゃ! 客を安全なところへ避難させるのが最優先じゃ!」

億泰「ちょっと待てよ! まだ康一のやつが帰ってきてねーぜッ!」

ジョセフ「大丈夫じゃ! 康一くんはワシが探す! だから億泰くんは客の避難を頼む!」

億泰「お…おう 分かったぜ」

ザッザッ(億泰が客を避難させに行く)

ライオン「ガオーーー!!」

アヴドゥル「あまり動物相手にスタンドは使いたくありませんが仕方がない…」

ギャーーーアア(マジシャンズ・レッドを出す)

アヴドゥル「マジシャンズ・レッド!」

ライオン「ガルルル……」

アヴドゥル「動物は火を恐れるという話があるが 焚き火程度の火なら動物は怖がらないそうだ…しかし!」

ライオン「ガウ!」

バン(ライオンが飛びかかる)

アヴドゥル「大量の火ならどうかな?」

ズオオオオオ

ジョセフ「ついにアヴドゥルが本気を出すか…」

アヴドゥル「クロスファイヤーーー!ハリケーン!」

ライオン「ガウッ!」

ザッザッザッザッ(火を恐れ逃げるライオン)

アヴドゥル「いくら私でも動物は殺さないさ…」

アヴドゥル「ジョースターさん! 早く康一くんを見つけに行ってあげてください!」

ジョセフ「分かっておるわ 無事でいるんじゃぞ康一くん…」

草食動物エリア

ジョセフ「康一くんッ! クソッ! 一体どこにいるんじゃ…」

康一「あ! ジョースターさん! 無事だったんですか!?」

ジョセフ「それを聞きたいのはこっちじゃ! よく無事でおった事じゃわい…」

康一「無事でいたもなにもボクの能力をお忘れですか?」

ジョセフ「なに?」

ズラ~~~(後ろに動物たちが座って並んでいる)

ジョセフ「これはどういうことじゃ!?」

康一「ボクのエコーズで『暴れるな』って言っただけですよ」

ジョセフ「どうやらいらぬ心配だったようじゃな…」

康一「それよりもジョースターさん! 億泰くんやアヴドゥルさんは無事ですか?」

ジョースタ「やつらは今 客を避難させとるわ わしも今からあっちに合流する予定じゃ」

康一「そうですか…良かった~」

ジョセフ「それよりも康一くんはこれからどうするんじゃ?」

康一「……ボクはあっちに行って生存者がいないか見てきます!」

ジョセフ「分かった! 気をつけるんじゃぞ!」

康一「はい!」

ダッダッダ

康一「露伴先生の所に行かないと…」

爬虫類エリア?

康一「あれ…おかしいな? あのテントが見つからないぞ…」

康一「確かこっちが爬虫類エリアで合ってるはずなんだけどな~」

康一「ってあれ? 本当に爬虫類エリアに着いちゃったぞ!?」

康一「一体どういうことなんだ?」

露伴「やあ 康一くんじゃないか!」

康一「ろ、露伴先生! どうしてここに? さっきまであのテントにいたじゃないですか!」

露伴「どうやらさっきの場所はただの大道具置き場だったようだ… 飼育員に確認した所な……」

康一「そんな…!? 確かにボクはこのパンフレットで確かめましたよ? 『爬虫類エリア』って…ってことはこのパンフレットが間違ってるのかな?」

露伴「いや違うな…パンフレット自体には間違いはない……その日付を見たまえ」

康一「日付?……あ! 今日の日付のハンコが押されています」

露伴「そうだ つまり このパンフレットは一回 この園内の係りが目を通した事になるんだ… もしパンフレットが間違っているんだとしたら ボクたちよりも先にその係りが気付くはずだ」

康一「でもパンフレットが間違ってないとしたらどういう事ですか?」

露伴「パンフレットが間違っていないのに われわれは大道具置き場に着いた…そして 今改めて爬虫類エリアを目指したら本当の爬虫類エリアに着いた… 導き出される答えは一つしかないじゃないか?」

康一「……まさか!」

露伴「そのまさかさ…地形が変わってるんだよ…大道具置き場と爬虫類エリアだけがな….…」

康一「地形が変わってるってそんな事出来るわけないじゃないですか! だってそんな事できるのって…」

露伴「スタンド使いだけさ…」

康一「!? 露伴先生 なんでスタンドを知ってるんですか?」

露伴「何でって…僕もスタンド使いだからに決まってるだろ?」

康一「! 露伴先生もスタンド使いだったんですか!?」

露伴「そうさ 変な婆さんに矢で刺されてね それからこのスタンドが使えるようになったのさ…」

康一「そうだったんだ…何か親近感が湧いちゃいますよ!」

露伴「……まーこんなくだらない話は終わりにして そのスタンド使いの話に戻そう…」

露伴「そのスタンド使いは恐らくこの動物園全体を変幻自在に操れる能力だ」

露伴「その証拠として 地形が変わってたり 檻が勝手に開いてたりしてんたんだろう…」

康一「よくそんな事に気がつきましたね? あんなに絵を描く事に集中してたのに…」

露伴「……あのなぁ康一くん…マンガ家というのは絵だけではなくて 話も作らなくてはいけないのだよ! この事件の真相を解かなくてはマンガとして成り立たないだろ?」

康一「す…すみません」

露伴「とりあえず この事件の犯人の目星はついてるから そいつに会いに行こう」

康一「え! 一体誰なんですか!?」

露伴「……自分で考えて置くんだな…」

今度こそ今回は終わりです。
続きは明日の夜に書きにきます。

あとスレッドタイトルに【ジョジョSS】を入れるのを忘れていたので、【動物園に行こう】が完結したあとにこのスレッドをHTML化して、新しいスレッドを立てようと思ってるんですがよろしいでしょうか?

大道具置き場

康一「ろ…露伴先生 ここってさっき来た場所じゃないですか?」

露伴「そうだ…ここに犯人がいるのさ…」

康一「ここに犯人がいるって……ここにいるのはオランウータンだけですよ?」

康一「あ!」

露伴「さて…そろそろ犯人が僕たちに気がつく頃だ……」

ズブズブ

康一「うわっ! 地面からなにか出て来ましたよ!?」

露伴「こいつが犯人さ…」

エテ公「ウキャアアア」

康一「お…オランウータンが!?」

露伴「このオランウータンがこの動物園全体を操ってる犯人だよ」

ズブズブ

康一「う、うわ!」

露伴「!」

一気に下半身まで地面に埋まってしまう2人

康一「露伴先生! 地面が底なし沼みたいに沈んでいきますよ!」

露伴「しまった! これじゃあ身動きが取れない…」

エテ公「グフグフ……」

康一「このオランウータン ボクたちをどうするつもりでしょう?………」

露伴「……」

ペラペラ

エテ公「ウキキキキッ」

康一「のんきにマンガ読んでるぞ…」

露伴「……康一くん… オランウータンの知能がどれくらいか知ってるかい?」

康一「こ…この状況で何を言ってるんですか!」

露伴「康一くん! 僕の質問に答えたまえッ!」

康一「ハ、ハイッ! え…えーと 分かりません……」

露伴「オランウータンの知能はチンパンジーと並んですごく賢いと言われてるんだ…もしかしたら そこらにいる『バカな人間』より賢い事もある……」

露伴「だか! オランウータンは人間と比べて 怒りやすい性格だ! つまり 忍耐力がなくて ただ力が強い『バカな人間』と同等なんだよ!」

露伴「こんなのに 僕たちが殺されるはずがないさ! ただの力が強いだけの『バカ』なんだからな!」

エテ公「ピクピクピク」

康一「露伴先生…挑発したらマズイですよ…ボクたち身動きが取れないんですよ?……」

露伴「どうした? 僕たちを殺さないのか? やっぱりオランウータンごときに人間は殺せないかァ~?」

康一「露伴先生!」

エテ公「ウギャアアアア」

露伴「やっぱりサルはサルだな」

シュバッ

エテ公「ウキィ!?」

康一「は…速い!」

康一(露伴先生はあえてオランウータンに攻撃をさせて 攻撃をスケッチブックでガードする気でいたんだ…でもあのスケッチブックだけじゃオランウータンの力には敵わない…!)

ゴッ

バッ!

ズババババッ

エテ公「ウギャアアアアアアアアア」

康一「あのオランウータンの腕が紙みたいに ペラペラになってるッ!?」

露伴「これが僕のスタンド…ヘブンズ・ドアーの能力だよ……相手を本に変えることが出来るんだ! 」

露伴「そのサルの右手は 薄い紙切れにしてやった…」

エテ公「ウキッ!」

康一「あ! またあのオランウータン 露伴先生に攻撃しようとしてますよ!」

露伴「しつこいサルだな…」

ブン

ブン

ブン

康一「オランウータンのパンチが全部空振っている!…」

露伴「このサルにはさっきのパンチの時に安全装置をかけてやったのさ…」

康一「えっ」

露伴「『わたしは漫画家岸部 露伴を攻撃することはできない』ってね…」

康一「!」

露伴「これもヘブンズ・ドアーの能力だよ……」

露伴「人の体験を絵や文字で読み そして逆に記憶に書き込むこともできるんだ…このサルは これから どんな方法であろうと ぼくに危害をくわえることは決して できなくなった」

康一(す…すごい! さっきのガードの時にそれを同時に行っていたなんて…すごいよ露伴先生!)

露伴「さて…おいサル! 今からお前に3つ 書き込むことにした…」

エテ公「ウキッ!」

ブン

ドシュ(エテ公の手に書き込む)

露伴「まず1つ目… 『岸部 露伴と広瀬 康一を地面から出さなければならない』こと!」

ズブズブ

康一「やった! 解放された!」

エテ公「ウキッ!!」

ブン

ドシュ

露伴「2つ目…『わたしが岸部 露伴を困らせた時 わたしは ナイフで自殺します』!」

エテ公「!?」

露伴「おまえは 今まで 罪のない客を動物に襲わせて楽しんでいた… そんなやつにはこんな死に方がお似合いだ…」

エテ公がナイフを持つ

エテ公「う…ウキッ…」

グサリ

エテ公「ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」

ザッザッ(露伴がエテ公に近づく)

露伴「そして3つ目…」

露伴「『わたしは岸部 露伴を相手にした事を後悔する』だ…」

グサグサ

エテ公「キャバ!」

バタン

フォーエバー
再起不能

康一「すごいですよ露伴先生! 1人で敵をやっつけるなんて よくオランウータンが怒りやすい性格って知ってましたね!」

露伴「そんなの嘘に決まってるだろ…」

康一「え!」

露伴「まさか あれを信じてたのか? 君はとんだお人好しだな…」

康一「……よく言われます…」

露伴「それじゃあ僕は家に帰るよ この事件をマンガにしないといけないからね…」

康一「あの~…」

露伴「なんだい?」

康一「サインだけ貰えませんか?」

露伴「……」

康一(その後 露伴先生は呆れながら ボクにサインをしてくれました! 結局良い人だか悪い人なのか分からない人でした…)

康一「そういえばジョースターさんたちは大丈夫かな? いってみよう」

草食動物エリア

康一「あ! ジョースターさん!」

ジョセフ「おー 康一くんか!」

康一「客の人たちは大丈夫でしたか?」

アヴドゥル「だいたいの客の人たちの避難は 何とかできたが…助けれなかった人も何人かいた…」

康一「そうですか……」

ジョセフ「これ以上スタンド使いが増えればこれ以上の犠牲者がでるかもしれん…早いところ弓と矢を壊さねばならん…」

アヴドゥル「……そういえば先程から億泰くんの姿が見えませんが…もしや…」

康一・ジョセフ「!」

康一「そんな! 億泰くんが…」

ジョセフ「今から億泰くんを探すぞ!」

億泰「その必要はねーぜッ!」

康一・ジョセフ・アヴドゥル「!?」

康一「億泰くん! どうしてそんな所にいるの?」

億泰「いや~何かよォ~… 客の避難をした後に 残った客がいねーか探してたらこいつらとなかよくなっちまってよォ~~~…」

猿「ウキッ!」

康一・ジョセフ・アヴドゥル「!」

億泰「こいつらが 客たちの場所を色々と教えてくれたんだよ! 嘘みてーだろォ~?」

億泰「おまえらありがとな!」

猿「ウキッ!!」

康一「それって億泰くんが仲間って思われてるんじゃ……」

アヴドゥル「動物の生態が解明されるのはまだまだ先のようですな……」

ジョセフ「まったく…心配かかせおって…」

康一(翌日…美術の宿題を忘れていた僕と億泰くんは先生に謝って何とか欠点を免れようと必死にごねました……)

~to be continued~

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