海兵「本日付で着任しました一等海兵です」 叢雲「・・・・」(101)

SS速報が落ちてるのでこっちに疎開

初SSです

海兵「よろしくお願いします!!!」

叢雲「・・・」ビクッ

叢雲「一等兵・・・?」

海兵「は、はい・・・」

叢雲「指令として普通配属されるのって佐官クラスじゃないの・・・?」

海兵「自分も良くわからないですけど、教育隊終えて配置電報見てみたら・・・」

叢雲「・・・」

叢雲「まぁいいわ。私は特型駆逐艦の5番艦、叢雲よ」

叢雲「何かの間違いだとは思うけど、一応私は秘書艦でアンタは上司なんだからみっともないマネはしないでよね?」

海兵「はい、了解しました!!!」ビシィ

叢雲「・・・!」ビクッ

叢雲「き、急に大きな声出さないでよね!」

叢雲「びっくりするじゃない・・・」

海兵「も、申し訳ありません・・・」

海兵「教育隊での癖で・・・」

叢雲「・・・」

~鎮守府の朝~
パプーッ!

海兵「!」バッ

海兵「・・・!」バババッ サッサッサッ

海兵「・・・!!」ダダダダダダッ・・・


鎮守府玄関前

海兵「・・・」チョクリツフドウ




海兵「・・・あれ?」

バタンッ ダダダダダタダッ・・・

叢雲「・・・!」ビクッ

叢雲「な、なに今の・・・?」

・・・・・・

叢雲「何やってるの・・・?」

海兵「え、朝の点呼は・・・?」

叢雲「司令官がそんなことするなんて聞いたことないわよ?!」

海兵「はっ、すいませんでしたぁ!!!」

叢雲「声がデカイ!」

海兵「それで司令官は何をすればいいのでしょうか?」

叢雲「・・・何で敬語なのよ?」

海兵「いえ、叢雲さんのほうが先に配属されてるから先輩なのでは・・・」

叢雲「アンタ、立場的に私の上司なんじゃないの・・・」

海兵「すいませ・・・!!!」

叢雲「だから声がデカイのよ!」ビクッ

叢雲「あとその敬語何とかしなさい! 示しがつかないじゃないの・・・」

叢雲「まぁ、いいわ・・・」

叢雲「まずはこの書類に目を通してどうするか処理しなさい」

海兵「はい・・・!!!」

叢雲「・・・」ジッ

海兵「はい・・・」

・・・・・・


叢雲「終わった?」

海兵「あ、あの・・・、どうしていいか全くわからないのですが・・・」

叢雲「・・・」

叢雲「総監部に問い合わせたら司令官教育用のプログラムが送られてきたわ」

海兵「はいっ」

叢雲「ていうかこれが送られてくるってことはこの人事自体は手違いじゃないのね・・・」

海兵「そうですか・・・」

叢雲「アンタなんでこんな希望出したのよ?」

海兵「いえ、自分はそもそも艦艇の希望はだしてないです」

叢雲「え?」

海兵「第一希望は航空部隊でした」

叢雲「・・・え?」

叢雲「・・!、・・・ッ!」ギャーギャー

ガチャンッ

叢雲「人員不足だから実験的な意味合いも含めてこんな人事なったって言われた・・・」

海兵「そうですか・・・。あ、お茶どうぞ」

叢雲「悪いわね」ズズーッ

叢雲「ふー・・・、ってなんでお茶汲みなんかしてるのよ?!」

海兵「え、・・・あ」

叢雲「しかも結構おいしいし!」

叢雲「ていうか私も自然に提督用のデスクで寛いでるし!」

海兵「」ビクッ

叢雲「アンタも秘書官みたいに自然に立ってるんじゃないわよ?!」

海兵「!」ビクッ

叢雲「とにかくとうぶんはアンタに司令官教育受けてもらうわよ」

叢雲「その間も一応決済なんかもしてもらうからね」

海兵「はいっ」

叢雲「とりあえず午前中は簡単な書類から処理するからここ座りなさい」

海兵「は、はい」オズオズ

叢雲「それじゃまずは・・・」

海兵(ち、近い///)ドキッ

叢雲「? どうしたのよ?」

叢雲「って何考えてるのよ、この変態?!」

海兵「は、すいません?!」バッバッ グッグッグッ・・・

叢雲「何で腕立てしてるのよ・・・?」

海兵「いえ、これは自分が失礼なことをした罰として・・・」

叢雲「いいからやめなさい! さっさと書類片付けるわよ?!」

オヒルデスヨー

叢雲「あら、もうこんな時間なのね」

叢雲「ひとまずここで区切るわよ」

海兵「はい。うー・・・なにがなにやらわからなくて頭が・・・」

叢雲「冷静になって考えてみれば、いち海兵が司令の仕事について
知ってるわけないんだからできなくて当然よね」

海兵「もうしわけあr・・・」

叢雲「敬語」

海兵「あ・・・、すいません・・・」

叢雲「・・・まぁいいわ。少しずつ慣れてきなさい」

海兵「はい、努力します」

叢雲「さぁお昼食べに行くわよ! 今日はカレーの日なんだから!」

海兵「あ、そういえばそうですね」

~食堂~

ワイワイガヤガヤ・・・

給養「どぞー」

叢雲「ありがとうね」

海兵「ありがとうございます」

叢雲「さ、さっさと座って食べるわよ。てどこ行くの?」

海兵「はい? 自分の席は向こうの・・・」

叢雲「何言ってるの、アンタはこっちでしょ?」

幹部席「ドウゾシレイカン」

海兵「・・・?!」

叢雲「難しいでしょうけどがんばって慣れなさい・・・」

叢雲海兵「いただきまーす」

叢雲「ん、今日はビーフカレーね」モグモグ

海兵「」パクッ モグモグ

海兵「・・・?!」

海兵「・・・!!!」ガツガツッ

叢雲「ど、どうしたのよそんなにがっついて? そんなにお腹減ってたの?」

海兵「いえ・・・、こんなにおいしいカレーは実家をでて以来だったので・・・!」グスッ モグモグ

叢雲「あなた、いったいどんなモノ食べてきたのよ・・・」ナクコトナイジャナイ

海兵「おいしかったです!」

叢雲「食べるの早いわね」

海兵「はい、教育隊では常に時間に時間がなかったので自然と・・・」

海兵「もたもた食べてると途中で切り上げられることも・・・」

叢雲「そうだったの。でもここではそこまで急がなくても大丈夫よ?」

海兵「はい!」

叢雲「それと足りなかったらお替りしてきたら? 別に誰も文句言わないから」

海兵「! お替り行ってきます!」ガタッタタタッ

叢雲(苦労してきたのね・・・)

ソロソロオシゴトデスヨー

叢雲「ん、そろそろ午後の仕事の時間ね」

海兵「」スタスタ

叢雲「どこいくのよ?」

海兵「え、仕事始めの体操を・・・。あ、なんでもないです」

叢雲「はー・・・」スタスタ

海兵「あ、あの」

叢雲「なにしてるの、体操するんじゃないの?」

海兵「あ、はい!」

叢雲「体操が終わったら午後からは特別授業!」

モウスグオシゴトオワリデスヨー

叢雲「はい、じゃぁ今日はここまでよ」

海兵「はい! 講義ありがとうございました!」

叢雲「ん、どういたしまして。それじゃ先に食堂に行って晩御飯食べてきなさい。
私は後から行くから」

海兵「はい、わかr・・・、ありがとう先に行きますね!」

叢雲「ふふっ、また後でね」フリフリ

叢雲「・・・さて」

叢雲(あまりできなかった、というかだいぶ残ってる仕事片付けますか)

叢雲(しかしとんでもない人事のおかげでこれから大変になりそうね・・・)

叢雲(やり方を教えながらの書類の処理に特別教育・・・)

叢雲(とうぶんは残業が続きそうね)

叢雲(あの人に責任はないんだからしょうがないわ。がんばるわよ!)


・・・・・・

一時間くらい経って

叢雲「」モクモク チラッ

叢雲「! ・・・いけない海兵が食堂で待ってるんだった!」

ガチャ

海兵「しつれs、はいりますよー」カチャカチャ

叢雲「え、なんで戻ってきたのよ?!」

海兵「いえ、先に行って待ってたのですg、待っていたんだけどなかなかこなかったので
様子を見に戻ったら・・・」

叢雲「あ・・・、ごめんなさい・・・」

海兵「それで給養の方に頼んで二人分の食事用意していただいて持ってきました!」

叢雲「あ」

海兵「それに一人で食堂で食べてるとなんだか居心地悪かったので・・・」

叢雲「あ、ありがとう・・・」

海兵「いえいえ。さ、早く食べて仕事の続きしましょう!」

叢雲「?! か、感謝なんてしないわよ!!?」

また明日投下しますん。見てくれる人いるかなー

みてくれる人いたー

補足として自衛隊をベースに旧軍ぽく見えるようにアレンジしてます。
ぶっちゃけ扱いやすい部分だけ抜き取って使ってるから色々齟齬はあると思います

叢雲「ふぅ・・・。今日はこの辺にするわよ」

海兵「はい、お疲れ様でした! でもあまり減りませんでしたね・・・」オチャドウゾ

叢雲「あたりまえでしょ。二人でやってるとはいえアンタに教えながらやってるんだから
実質私ひとりでやっているのとかわらないわ」アリガト

海兵「すいません、自分が配属されたばっかりに・・・」

叢雲「まったくよ。早く一人でも仕事できるように精進なさい」

海兵「・・・本当に申し訳ありません」ズーン

叢雲「・・・っ。ま、まぁもとはといえば? 総監の人事が馬鹿みたいなこと考えたのが原因なんだから
しょうがないわよ!」

叢雲「そ、それに悪いことばかりじゃないでしょ?! 若くして司令官なんて椅子に座れるんだし
エリートコースまっしぐらよ!?」

叢雲「おまけに私みたい優秀で容姿端麗な艦娘が秘書官なんだから多少の悲観はあれど文句なって
ないでしょ?!」

海兵「そう、ですね・・・。そうですよね。うじうじしているのではなくもっと前向きに考えるべきでしたね!」

叢雲「そうよ、その心意気よ。まだまだ大変だろうけどがんばっていきましょう、ね?」

海兵「はい!」

叢雲「さ、早く部屋に行って休みましょう? 明日に差し障るわ。お茶ご馳走様」

海兵「お粗末さまでした。おやすみなさい」

叢雲「はい、おやすみ」


・・・・・・

海兵「おはようございます、叢雲さん!」

叢雲「・・・ん、おはよう」

叢雲(本来なら向こうのほうが上官なのに・・・。早く慣れてほしいわ)

叢雲「さて、今日はこの鎮守府内の案内をしようと思うわ。本当なら昨日やるはずだったのに何でか仕事をしちゃったし・・・」

海兵「了解です!」

叢雲「さ、それじゃあ早速いくわよ」

~食堂~

叢雲「ここはもう利用してるから特に説明は要らないけど、改めてね」

叢雲「この鎮守府で勤務している人たちの食事を賄っているわ。ちなみに他はどうか知らないけど
鎮守府内に住んでいる人でなくても食券を買えばここで食事することができるわ」

海兵「? どういうことですか?」

叢雲「本来なら既婚者や鎮守府内で長く住みすぎて外で下宿を借りざるを得なくなった人は
利用できないの。前者はともかく、後者は毎年新たな隊員の部屋を確保するためにやむなく
出なければならなくなったのよ。その人たちの生活の負担を減らそうということで今では食堂
の利用を許可しているの」

叢雲「食券を買わなければいけないとは言ったけど、値段は外で食事するよりも断然安上がりよ」

海兵「なるほど、とても隊員のこと考えているんですね」

叢雲「といってもみんな利用するのはお昼くらいなものだけどね。あと毎月更新される食堂のメニューは
ここに置いてあるから持っていって執務室や自分の部屋に貼っておくといいわ」ピラッ

~道場・運動場~

叢雲「ここは道場よ。ここを出て目の前は運動場ね」

海兵「なかなかに大きいですね」

叢雲「時間のあるときに好きに使うといいわ。あとは個人の好意で剣道や柔道の教室なんかも
開いてる人もいるから興味があったら覗いてみるのもいいわよ?」

~工廠~

叢雲「さて、ここから私たちが最もお世話になる施設になるわ。まずは工廠」

叢雲「ここでは各種の兵装や艦載機、新造艦のための艤装開発などが行われているわ」

海兵「おぉー、なんだか良くわかりませんがいろんな機材やら重機がありますね」

叢雲「んじゃ少し紹介したい人がいるからこっちに来て」

・・・・・・

叢雲「この方がここの責任者でアナタもお世話になる・・・」

技術妖精「技術妖精っていうものだ。よろしく頼むよー」フリフリ

叢雲「技術妖精さん、こっちが・・・」

海兵「こちらに新たに着任しました一等海兵と申します!」ビシッ

技術妖精「あんたがうわさのペーペーか。話には聞いてたけど大変ねー」

海兵「学ぶことが多すぎて大変でありますが、精一杯がんばっていこうと思っています!」

技術妖精「ん、いい心構えだね、あたしも応援するよ。そう肩肘張んなくていいから気楽にねー」

海兵「ど、努力します・・・」

~ドック~

叢雲「ここは各種兵装のメンテナンスや修復作業を行ってるところよ」

海兵「さっきの工廠にどことなく似ていますね」

叢雲「工廠が作る場所ならここは作られたものを治したり、手を加えたりする場所だからね。
機材なんかは似たような物があるのは当然ね」

キャッキャッ・・・

海兵「? なんだか女性の声が・・・。なんでこんなところに暖簾が」

叢雲「はいストップ。それ以上近づくと酸素魚雷食らわせるわよ?」ゴゴゴゴ・・・・

海兵「ヒィ・・・!? 了解しましたっ!!」ガクガク

叢雲「さて、一通り見て回ったわね」

海兵「はい、ありがとうございました。あ、お茶どうぞ」カチャ

叢雲「・・・もう何も言わないわ。ありがとう」ズズー

叢雲「さ、何か質問はあるかしら?」

海兵「そうですね、道場は早朝などでも使えるのでしょうか?」

叢雲「道場の使用時間ね。あそこが使えるのは基本的に旗揚げから19時だった気がするけど・・・」

海兵「そうですか・・・」

叢雲「なぁに? アンタ剣道かなんかやってたの?」

海兵「いえ、教育時代の鍛錬活動の中に剣道があったのでその時に少々やってたくらいです」

叢雲「あら、そうなの。ダメもとで道場を管理してる人に聞いてみたら? もしかしたら司令官権限で使わせてもらえるかもしれないわよ?」

海兵「なるほど、試してみます」

叢雲「後は何か気になることはあるかしら?」

海兵「はい、大丈夫です」

叢雲「そ、わかったわ。いまから講義始めたところで中途半端になるからお昼まで書類仕事でもしましょうか?」

海兵「はい、よろしくお願いします!」

海兵部屋前

叢雲「海兵いるー?」コンコン

叢雲「・・・」

叢雲「入るわよー?」ガチャ

叢雲「いないわね。どこ行ったのかしら? 夕飯はもう食べただろうし、あとは・・・」

~道場~

叢雲(思い当たるのはここくらいかしらね)

叢雲「海兵いるー?」ガラッ

海兵「・・・」スー・・・ フゥー・・・

叢雲「ここにいたのね、明日のことなんだけど・・・」

叢雲「・・・っ!」ゾクッ

叢雲(何かしらっ・・・、海兵は背中向けてるのになぜかこっちを見たような・・・!)

叢雲(違う、視られた・・・?)

叢雲「・・・、海兵・・・?」スッ

海兵「・・・!」ババッ

叢雲「ひぁっ?!」

海兵「・・・っ、ふぅー・・・」

海兵「・・・ん、叢雲か・・・。どうかしたか?」カマエトキ

叢雲「え、あ・・・。あ、明日の予定なんだけど・・・」

叢雲「・・・って、びっくりさせないでよね!? 静かに座禅でもやってると思ったら急に立ち上がって構えるし!」

海兵「あ、すいません・・・。集中してて気づきませんでした・・・」

叢雲「? まぁいいわ。それで明日のことなんだけど・・・」

叢雲(なんだったのかしら・・・? 一瞬別人みたいだったけど・・・、気のせいかしら?)

叢雲「ねぇ、アンタ剣道やってたのよね?」

海兵「やっていたと言えるほどではないですよ? ほんとに教育時代に初めてやったくらいですから」

叢雲「あらそうなの? でも、その割にはこの間は妙にさまになっていた・・・わよ? たぶん・・・??」

海兵「何故疑問系なんでしょうか・・・」

叢雲「何でもいいわ。今日仕事が終わったらちょっと付き合って。試しにどんなもんか見てあげるわ」

海兵「はぁ、わかりました」

~道場~

叢雲「さて、それじゃいってみましょうか。ルールはアンタは素人と変わらないからお互い突きなし一本勝負よ」

海兵「わかりました」

叢雲「それじゃあ・・・」スッ

海兵「・・・」スッ

 よろしくお願いします

叢雲(何かしら・・・、やっぱりあの時と同じ感じがするわ・・・)

叢雲(私のわずかな動きも見逃すまいというような気迫・・・? とも言えないけど確かに、視られてる)

海兵「・・・」スゥー・・・ フゥー・・・

叢雲(構えにも隙が・・・)

叢雲「・・・・・・」

叢雲(・・・隙だらけ???)

叢雲(そういうこと。あえて隙だらけにしてこちらから打ってきたところをかえr・・・)

海兵「いあああああああ!!!」

叢雲「・・・っ?!(嘘っ、打ち込んできた?!)」

叢雲「やあああああああ!!!」

スパーン




海兵「・・・まいりました」グデーン

叢雲「・・・(???)」ポカーン

叢雲(え、私が一本取ったの???)

海兵「ふぅ、やはり素人の動きはお見通しか。流石だな叢雲」

叢雲「あ、えと・・・。そ、そうでもないわよ? 私だってそんな大した経験がるわけでもないし」

海兵「いやいや、そんな謙遜することないぞ? 叢雲は強いよ」

叢雲「あ、ありがとう・・・」

叢雲(ていうか、構えもそれっぽくやってるだけで、私竹刀を持つのも初めてなのに・・・)

海兵「うん、いい機会だから剣道教室にも参加しみるかな!」

叢雲(うん、間違いない)


海兵はとんでもなく弱い!


海兵「へー。金曜日のカレーにもいろいろ種類があるんですね」

叢雲「ビーフ、ポーク、チキンにチーフード。あとは定番の海軍カレーね」

叢雲「ちなみに私はビーフが一番好きね。アンタは?」

海兵「自分ですか? そうですね、どれも好きですがあえて挙げるなら自分もビーフですね。大きめに切った牛肉がゴロゴロ入ってる感じがいいですね」

叢雲「私も同じよ。あと鎮守府ごとに入れる材料や調味料にこだわりがあったりして秘伝のレシピみたいになってるらしいわよ?」

海兵「そうなんですか。それを聞くと他のところのカレーも食べたくなりますね」

叢雲「ちなみに舞鶴のカレーなら食べたことあるわ」フフーン

海兵「そうなんですか? ちなみに味の方はどうでしたか?」

叢雲「ふっふっふっ・・・、秘密よ!」

海兵「えー! 叢雲さんの意地悪・・・」

叢雲「ま、そのうちもしかしたら食べる機会があるかもしれないわよ?」

海兵「そうですね・・・。ところで一つイイですか?」

叢雲「何よ?」

海兵「海軍カレーって他のカレーと何が違うんですかね?」

叢雲「・・・そういわれるとそうね。気になるわ・・・」

海兵「叢雲さん知らないんですか?」

叢雲「なによ知ってなきゃいけないわけでもあるの?」

海兵「そ、そういうわけではないですよ! ただ食べたことあるなら違いが分かるのかなぁ、って」

叢雲「遠まわしに違いの分からない人間て言ってるのかしら? 酸素魚雷打ち込むわよ?」

海兵「ち、違いますよ?!」

~お昼~

叢雲海兵「いただきまーす」

叢雲「」モグモグ

海兵「・・・」ジー

叢雲「・・・、何よじーっと見て。から揚げはあげないけどブロッコリーならあげるわよ?」

海兵「好き嫌いは良くないかと・・・」

叢雲「うっさい、余計なお世話よっ」

海兵「す、すいません・・・、じゃなくてなんで叢雲さん牛乳二つも取ってるんですか?」

叢雲「な、なによいけないの?」

海兵「いえ、そういうわけじゃ・・・。ただ牛乳は一人ひとつじゃないのかなぁ、と思いまして」

叢雲「イイのよ別にどうせ余るんだし。捨てられるくらいなら余計に貰っても問題ないでしょ?」

海兵「そ、そういうものですか」

叢雲「そうよそういうことよ」プスッ チュー

叢雲「ぷはっ」

海兵(小さいこと気にしてるのかな)

叢雲「酸素魚雷打ち込まれたいの?」

海兵「え、なんでですか?!」

叢雲「ふんっ」プスッ チュー

ここまで速報のほうで投下した分になります

↓ここから続き

海兵「そういえば叢雲さん」カリカリ

叢雲「なによ」カリカリ ペラ

海兵「叢雲さんって艦娘ですよんね。あ、この書類これで大丈夫ですか?」

叢雲「なに言ってるのよ、どこからどう見ても優秀な艦娘でしょ? ん、大丈夫よ」

叢雲「突然なに言い出すのよ」

海兵「鎮守府の中で他の艦隊の子とか見かけるんですけど」

叢雲「どうせ鼻の下伸ばしながら見てるんでしょ? ド助平・・・」

海兵「いえ、やましいことは考えてませんよ?! 女っ気の無い生活が長かったおかげで大変眼福ではありますが・・・」

叢雲「・・・あとで鎮守府内に言って回ってあげるわ」

海兵「申し訳ありませんそれだけは御勘弁を・・・」

海兵「あぁ、話がずれてしまった・・・。他の子と見比べて叢雲さんはなんだか物足りない気がしまして・・・」

叢雲「よし、そこに立ちなさい、今すぐ。酸素魚雷ぶち込んであげるから」ガタッ

海兵「何でですか?! 違いますよ! なんかすっきりしすぎてると言うか・・・。んー、なんていえばいいんでしょうか・・・」

叢雲「確かに私は重巡や軽巡に比べたらいろいろ足りないわよ?! 悪かったわねそんなに物足りなくって!!!」グスッ

海兵「えー?! 違います違います! 泣かないでくださいよお願いしますから・・・!」

・・・・・・

叢雲「・・・ぐすっ」タイイクズワリ

海兵「あのー、叢雲さん・・・?」

叢雲「・・・うるさいっ」ツーン

海兵「・・・まいったなぁ。えーと、んー・・・」

海兵「! そうだ!」

海兵「他の子たちは連装砲とかいろいろ持ってるじゃないですか?! 叢雲さんは普段から持ってるところを見ないのでそれで少し気になってですね!!」

叢雲「・・・」

海兵「あのー・・・?」

叢雲「お茶・・・」

海兵「え」

叢雲「お茶! あとお茶請けに甘いもの! 早くしなさいっ!!!」

海兵「りょ、了解しました!!」ビシィ

叢雲「ふぅ・・・」カチャ

海兵「お気に召して頂けたでしょうか叢雲様・・・?」

叢雲「ん、ご苦労様。褒めて遣わす」

海兵「有難き幸せ」

叢雲「・・・悪かったわね、取り乱して・・・」

海兵「いえ、あれは自分の頭の無さが招いた自業自得ですので・・・」

叢雲「いいわ、このことは忘れましょう。ね?」

叢雲「それで、私が何で普段艤装を持ってないからよね?」

海兵「はい」

叢雲「邪魔なのよ、デスクワークのときは。それに今は出撃することもほとんどないし、
ていうか今のアンタに艦隊の指揮とか無理でしょ」

海兵「も、申し訳ないですこんな上司で・・・」

叢雲「いいわよ、気にしなくて。がんばって早く私を指揮できるようになってよね?」

海兵「はい!」

叢雲「・・・んー・・・」カリカリ サッ

叢雲「これは・・・。あー、これかー・・・」ブツブツ

海兵「叢雲さんお茶を入れたので一息入れませんか?」

叢雲「んー・・・。ありがとうね、そこに置いといて・・・」

叢雲「・・・」カリカリカリカリカリ・・・

海兵「あ、あのぅ叢雲さん・・・」

叢雲「もおおおおおおおおお!!!」

海兵「はい、申し訳ありませんでした!!!」

叢雲「声がデカイっ!」

叢雲「もぅー・・・。終わる気がしないわ、この量は・・・」ズズズッ

海兵「自分もようやく一人でもできるようになったとはいえ、まだまだ焼け石に水ですね・・・。今日のお茶請けは栗ドラ焼きです」

叢雲「ありがとうね。んー! 疲れた脳に糖分が染み渡るぅ~!」パクッ フルフル

叢雲「これはまじめにあの件を上に打診しようかしら・・・」

海兵「あの件とは?」

叢雲「人手不足だから少し人員を補充してもらうのよ」モグモグ

海兵「それがいいかもしれませんね。実質叢雲さんひとりで処理するのは無理がありますからね」

叢雲「そうと決まれば・・・! あむっ」パクッ ゴクン

叢雲「早速書類つくるわよ!」

海兵「了解です!」

叢雲「・・・また書類・・・」バタッ

海兵「叢雲さーん?!」

~一週間後~

叢雲「上から補充要因の件で返事が来たわ。けっこう早かったわね」

海兵「きっと上の方もこちらのことを考えていただけたんだと思いますよ?」

叢雲「人手が増えるのならこの際何でもいいわ。あ、でも仕事ができないのがきたら・・・」

海兵「それはさすがに・・・」アハハ・・・

叢雲「ええと、着任は明日の午後ね」

海兵「どんな方が来るんですかね」


叢雲「あ・・・」

海兵「どうかしました?」

叢雲「ん、なんでもないわ。明日は午後に着任らしいけど、お昼食べる前に一緒に迎えにいくわよ」

海兵「お昼前にですか?」

叢雲「ええ。そのまま自己紹介もかねて一緒に食べようかと思ってね」

海兵「いいと思います。では明日お昼前に」

ソロソロオヒルデスヨー

叢雲「そろそろいい時間ね。行きましょうか」

海兵「はい。ところでどこに行くんですか?」

叢雲「ここの鎮守府において最高の水雷戦隊といわれている艦隊の司令官、大将のところよ」

海兵「はい?」

叢雲「ちなみに私の元上司でもあるわ」

海兵「はいぃぃぃぃ?!」

コンコンコン

叢雲「叢雲、他一名入ります」

海兵「は、入ります!」

叢雲「特型駆逐艦・叢雲、着任者のお迎えに上がりました」

海兵「・・・」ビクビク

男「うん、待っていたよ。元気にしていたかい?」

叢雲「はい。ご無沙汰しております、大将殿」

大将「うん、久しぶりだな」

大将「新しい司令官が来るということで秘書艦を出してほしいと上からお達しがあったから、十分経験を積んだとはいえないお前を出したが・・・」チラッ

海兵「・・・!」ビクッ

大将「ちょっとすまないことをしてしまったな」ハハハッ・・・

叢雲「はい、毎日大変な思いをしております」

大将「ははは! 君も大変だね、教育期間を終え配属された先が艦隊の司令官とは」

海兵「は、はい! 大変ではありますが、日々精進していく所存であります!!」ビシィ

将「教育隊出たてで元気がいいな」

海兵「はい! お褒めいただき光栄であります!」

大将「叢雲、君もそんなに畏まらなくてもよい、いつもどおりにしてくれ。でないと少々調子が狂う」

叢雲「あら、そう? じゃあ失礼させてもらうわね。改めて久しぶりね、司令」

大将「今はただの大将だがな。正直言えばお前が泣きついてくるなんて想像もできなかったから今回の件は驚いているよ」

大将「私のもとにいた君は何でも一人でやってしまっていたからね。他の子達はなにかと私を頼ってくれたのだがね」

大将「そのおかげで君に対しては少々寂しかったのだよ?」

叢雲「あらそれは悪かったわね。まぁ私は優秀だから? 大将を頼る前に何でも済ませてしまうのよ」

叢雲「まぁ、さすがの私も今回ばかりはお手上げでね・・・」

叢雲「日々増えていくだけでなかなか減らない事務処理に」チラッ

海兵「・・・!」ビビクッ

叢雲「この人の教育までしないといけないとなるとねぇ」ヤレヤレ

叢雲「それで、うちにくる子はどこかしら? お昼はその子も一緒にと考えているのよ」

大将「む? 私としてはもう少し話していたかったのだが・・・。そうか、ならば仕方ないな。入りなさい」

???「失礼します。新しくこちらの鎮守府に着任しました」


千歳「水上機母艦の千歳といいます」

~食堂~

叢雲「改めて自己紹介しましょうか。私は特型駆逐艦・叢雲よ。よろしくね」

海兵「一応司令官の一等海兵と申します。よろしくお願いします!」

千歳「水上機母艦・千歳といいます。お二人ともこれからよろしくお願いしますね」

千歳「ところで・・・」

千歳「本当に司令官は海兵なのですね・・・。大将さんから聞いてはいましたが、いざお話しているとなんといえばいいんでしょう・・・」

叢雲「正直に言っていいのよ。全く司令官らしくない、って」

千歳「あの、その・・・」

海兵「気にしなくても大丈夫です。もう慣れましたので」アハハ・・・

海兵「自分のことは海兵と呼んでください。それに司令官と呼ばれるのはまだ慣れませんし、その能力もありませんので・・・」

千歳「そうですか・・・。では改めましてよろしくお願いしますね、海兵さん。不束者ですが海兵さんのためにがんばりますね!」

千歳「お二人も私のことは気軽に千歳、と呼んでくださいね♪」

叢雲「千歳、これお願いしていい?」カリカリカリ

千歳「はい、わかりました。あ、海兵さんそこはこうしたほうがいいですよ。はい、良くできました」

千歳「叢雲さん、これ終わりましたので確認お願いします」

叢雲「わかったわ、ご苦労様。ん、オッケーね」

海兵「・・・あ」カリカリカ・・・

叢雲「・・・」ハァ

千歳「気にしなくてもいいですよ、ほら見せてください」

海兵「なんどもすいません・・・」シュン

千歳「いいんですよ。一緒になおしましょ、ね?」

海兵「はい・・・」

海兵「・・・」カリカリカリ

叢雲「・・・」カリカリカリ

千歳「・・・」カリカリカリ



カリカリカリカリカリカリ

カリカリカリカリ サッ カリカリカリカリ

海兵「お茶が入りました。本日のお茶請けは雪見大福です」

叢雲「ん、ありがとう」ズズー カリカリカリ

千歳「ありがとう、いただきますね」ズズー

海兵「叢雲さん、お茶飲みながら書類整理はあまりよろしくないと思うのですが。うー、さむさむ!」

海兵「コタツってやっぱりいいですよねー」ヌクヌク

叢雲「同感だわ。雪見大福とかアンタもわかってて選んだわね」

海兵「何のことでしょうか?」

千歳「いつもおいしいお茶ありがとうございます。本当だったら私がやるべきなのですが・・・」

叢雲「いいのよ、こいつが好きでやってるんだから」モチーンモグモグ

海兵「自分はお二人に比べてあまり仕事ができないですからねー。せめてお茶だけでも入れて労いたいとー・・・」

千歳「お心遣い、うれしいです♪」

叢雲「まぁ一応感謝してあげるわ」

海兵叢雲千歳「「「はふぅー」」」ヌクヌク

千歳「ところでここに来てから気になってたんですが」ズズー

叢雲「なによ」モチーンモグモグ

叢雲「海兵、お茶のおかわりちょうだい」

海兵「了解しました」

千歳「なぜ執務室にコタツがあるのでしょうか?」

叢雲「・・・」モグモグ

海兵「・・・」カチャカチャ トポポポ

千歳「・・・」

海兵「なにか変ですかね? おかわりどうぞ」

叢雲「んく、ありがと。変かしら?」

千歳「そ、そう言われるとなんだか自信がなくなるんですけど・・・」

千歳「私の中で執務室は重厚な質感の机に書棚があるようなイメージだったので、こちらに来たときコタツがあってちょっとびっくりしたんです」

叢雲「あむ。まぁ最初はこの部屋もそんな感じだったわよ?」

叢雲「あるとき鎮守府内で取り扱ってる備品のカタラグを見ててね? そのときこのコタツを見つけて」

叢雲「最初は何かの冗談かと思ったのよ。でも実際に請求してみたら本当に来ちゃったのよ」

海兵「自分も驚きましたねー。でもこのコタツが来てからは何がとはいえないんですけど、雰囲気が和らいだ気がするんですよー」

海兵「ここ最近叢雲さんも仕事でのストレスがちょっと和らいだような気もしますしー」

叢雲「コタツの魔力とでも言うのかしらね。ただ欠点が一つあるわ」

千歳「欠点ですか?」

叢雲「のんびりし過ぎちゃって仕事の進みが悪いことかしら」

海兵「お茶、よく飲むようになりましたからねー」

千歳「あはは・・・、そうなんですか・・・」

叢雲「貴女が来てくれたおかげでそれも問題にならないんだけどね」

海兵「そうですねー。あ、千歳さんおかわりどうしますかー?」

千歳「あ、いただきますね」

海兵「はいー。どうぞー」

ズズズ・・・

一同「ふぅー・・・」

叢雲(コタツのおかげかわからないけど海兵もゆるくなってるのよね。本人は気づいてないと思うけど)

叢雲「はい、これで司令官特別教育プログラムの全行程を終了するわ。お疲れ様、海兵」

海兵「はい・・・、ありがとうございましたっ!!!」ビシッ

叢雲「んくっ・・・。アンタも良くがんばったわね」ビクッ

千歳「海兵さんおめでとうございます♪ 叢雲さんもお疲れ様でした」

叢雲「貴女もいろいろありがとう。貴女がいてくれたおかげで教育の方も順調に進められたわ」

千歳「事務処理しかできませんでしたがお力になれたようでうれしいです」

叢雲「それが一番助かったのよ。書類さばきながら教育なんて普通できないわよ」

叢雲「千歳がいないときの私はよくがんばったものね・・・」トオイメ

海兵「ははは・・・。でもこれでようやく、ですね」

叢雲「そうね。いきなりガンガン、ってのは無理だから少しずつになるだろうけど・・・」

叢雲「本格的に司令官としての仕事が始まるのよ!」

海兵「自分が・・・司令官・・・!」

叢雲「あぁ、いよいよ戦場ね・・・!」

千歳「ふふ、とても嬉しそうですね。そんなお二人に私からささやかながら贈り物があります♪」

海兵叢雲「?」

千歳「実は給養の方にお願いして宴会用の料理をお願いしておきました♪」

海兵叢雲「!」

千歳「あまり大騒ぎはできませんが、今日はお祝いです!」


・・・・・・

叢雲「改めて海兵、お疲れ様。良くがんばったわね」

海兵「こちらこそ、叢雲さんありがとうございました!」

千歳「明日からはいよいよ艦隊出撃ですね」

叢雲「そう、いよいよこれからが私たちの本当の戦いよ」

叢雲「長ったらしい挨拶はやめにしましょう。二人ともグラスいいかしら?」

海兵「はい!」

千歳「いつでも♪」

叢雲「それじゃあ・・・」



叢雲「暁の水平線に勝利を刻むわよ!」

第一部・艦

うそです。綺麗終わってる気がしなくもないけど終わりじゃないです

~叢雲が出撃した日から一ヵ月後~

http://www.youtube.com/watch?v=q_1XB_xMivw

叢雲「・・・」

海兵「・・・」

叢雲「・・・さぁ、始めましょうか・・・」

海兵「・・・はい」

海兵「叢雲さん、長いようで短かかったですがお世話になりました」

海兵「叢雲さんからいただいたこの司令官の名詞。これは・・・」

叢雲「いらないわね。もうアンタは司令官じゃないもの・・・」

海兵「そ、そうですよね・・・。あはは・・・」

海兵「そ、そうだ。このピカピカに磨いた短靴は」

叢雲「いらないわ。今度からはこれを使いなさい」

海兵「あ、安全靴ですか。重量物とか扱うんですね・・・」

叢雲「あと、これ救命胴衣」

海兵「船ですか? 船なんですか?!」

叢雲「いざという時は1分以内に着れるようになるのよ」

海兵「・・・はい」

海兵「ちなみにどのあたりの海域なんですかね・・・?」

叢雲「」ガサガサ

叢雲「ここよ・・・」

海兵「あ、ここって・・・」

叢雲「私からの選別よ。寒いから、風・・引かないように・・・ね・・・・!」

海兵「北方海域・・・」

海兵「が~ばれ~! まけ~んな~!」

海兵「ち~から~の、かぎり~! い~きてやる~!」

叢雲「アンタが勝手なことしなければ、こんなことにならなかったに・・・!」

海兵「本っっっ当にっ・・・! 申し訳ありませんでしたっ・・・!!!」ドゲザ

小須田部長の引越しを艦これでやってたの見て思いついたネタ

でもこれ、一応本筋なんですよ?^p^

寝る

たぶん次の投下で終わると思う

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