冬馬「天海春香になりきって765プロの悪事を止めてやる!」 (34)

翔太「ほらー!バク宙成功したんだから約束守ってよね!」

冬馬「ま、待て!やっぱり罰ゲームの内容を変えろ!」

北斗「前言撤回なんて冬馬らしくないな」

翔太「やーい、意気地無し!」

冬馬「くっ……」

北斗「ふぅ、冬馬にはガッカリだな」

翔太「男の約束を守れない人がリーダーってどうなんだろう」

冬馬「だー!!分かったよ!!頭にリボンつけりゃいいんだろ!?」

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冬馬「」プルプル

北斗「おっけー、ばっちり。装着完了」

冬馬(耐えろ!!どうせこんなの1週間もすれば忘れる!!)

翔太「っ!?あ、あれ!?冬馬君どこ!?」キョロキョロ

冬馬「は?」

北斗「って!君は天海春香ちゃんじゃないか!」

冬馬「んんん?」

翔太「どうなってんの!?何で冬馬君が消えて春香さんが……」

冬馬「……なんだその反応しづらいリアクション」

翔太「って言われても……ねえ?」

北斗「それより春香ちゃん、暇なら俺と一緒にデートでもしないか?」

冬馬(あー、意味分かんねえしやってらんねえ。もう外して良いだろ)スッ

翔太「あ、今度は春香さんが消えた」

冬馬「はぁ?」

北斗「何で春香ちゃんが冬馬に」

冬馬「……」スッ

翔太「また春香さんだ!」

北斗「どうなってるんだ!?」

北斗「どうやらリボンをつけたら春香ちゃんになるみたいだね」

冬馬「なんだそりゃ」

翔太「何でだろう……でも本当に本物と見分け付かないレベルだよ」

冬馬「そうなのか……?」

翔太「……あっ、そうだ!良い事思いついた!」

冬馬「?」

翔太「春香さんのふりして765プロのこと色々探ってよ!」

北斗「おっ!ナイスだ!」

冬馬「何でだよ!!」

北斗「実は……」

冬馬「なに!?765プロが俺達961プロを潰そうとする計画!?」

翔太「お願い!これを止められるのは冬馬君だけ!」

冬馬「……」

北斗「冬馬!」

翔太「冬馬君!」



冬馬「……分かった、やってやる。俺がその計画を叩き潰す!」

北斗(大成功)

翔太(いやー、どうなるか楽しみ)

冬馬「今日は菊地真と共演するんだったな」

翔太「イケてる王子様特集だっけ?」

北斗「真ちゃんはかっこいいよりかわいいだと思うんだけどなぁ」



冬馬「おい」ボソッ

真「……」

冬馬「チッ、無視かよ。王子様は下々の者とは話せねえってか?」ボソッ

真「961プロと話す事なんか何も無い」ボソッ

冬馬「何だそれ……汚い手ばかり使ってる癖に」ボソッ

真「何?」

冬馬「俺達は逃げも隠れもしない。悔しかったら実力で勝負しろ」ボソッ

真「っ!卑怯な手を使ってるのはそっちじゃないか!!」

司会「ん?ひきょうがどうかしましたか?」

真「あ、いや、あはは!秘境探検なんかも良いかなーって」

冬馬「チッ」

冬馬「ったく、熱くなりやがって。けどああいう単細胞は扱うのが簡単だ」

冬馬「情報集めてやるか……このリボンで」



冬馬「どうだ、天海に見えるか?」

北斗「あ、あ、完璧だ……ップ」プルプル

翔太「どっからどう見ても春香さんだよ……ック」プルプル

冬馬「ってことはあとは俺の演技次第か、おもしれえ!」

冬馬(ちっ、プロデューサーも一緒か……)コソッ

真「酷いですよ!汚い手を使ってるのは向こうなのに!」

P「まあ、そう興奮するなって」

真「ボク、絶対あんな連中に負けませんからね!」

P「ああ、真は負けない!……っと、ちょっと用があるから少し待っててくれないか?」

真「はい」

冬馬(チャンス!)

真(プロデューサー、早く戻って来ないかなー)

??「ねぇねぇ、真ちゃん」

真「ん?」

冬馬「ちょっと良いかな?」ニコッ

真「」

冬馬「どうしたの?目が点になってるけど」

真(助けてプロデューサー!)

真(リボン付けた冬馬が気持ち悪い裏声で話しかけてくる事案が発生してます!!)

冬馬(反応が今一だな……あっ!そういや……)

冬馬(確かテレビで天海は菊地の事『真』って呼んでたな、俺とした事が初歩的なミスを)

真(何考えてるんだろ……)

冬馬「ゴホン、……まことー?」

真(……オーケー、無視!無視しよう!プロデューサーが戻ってくるまで!)

冬馬「ちょっと真!聞いてるー?」プンプン

真(ひゃああああああああああ)



翔太「ヒッ……クッ……」ヒィヒィ

北斗「ブファ……」ハヒィ

とりあえずここまで
空いた時間にちょっとずつ投下していきます

冬馬「真ってばー、返事してよぉ……私何かした?」

真(してる!思いっきりおかしな事してるから!)

冬馬「まことぉ……」クスン

真(えぇー!?何で泣くの!?ボクが悪いの!?)

P「お待たせ真……とあれ?もう1人?」

冬馬「!」

真「うわぁぁああああん!遅いですよ、プロデューサー!」

P「うぉ!?どうしたんだ?」

冬馬「……」ダッ

真「あっ」

冬馬(ちっ、邪魔が入ったか。まあ良い。リボンを取ってと)スッ



P「天ヶ瀬冬馬がそんな事を?」

真「あっ!その顔信じてませんね!本当ですから!」

P「とは言われても彼の性格的にそんな事するとは……」

真「ボクだって未だに信じられませんよ!でも実際に体験したんです!」

P「もしそうだとしたら一体何のために……」

真「分かりません……でもあんな変なのには絶対負けたくない!」

冬馬「誰に負けないって?」

真「ヒッ!?」ササッ

P「お、おい。何で俺に隠れるんだ?」

北斗(仕方ない)

翔太(僕も事情知らなかったら恐ろしいよ、アレ)

冬馬「大体何で勝負するんだ?王子様対決か?カボチャパンツだって俺の方が似合うぜ?」

真「くっ、バカにするな!」

P「うちのアイドルを挑発するのはやめてくれ。大体君は黒井社長が俺たちに何をしたのか分かってるのか?」

冬馬「はっ、よく言うぜ。あんたらこそ何考えてるのか知らねえが正々堂々と勝負しろよ」

黒井「お前達何をしている、こんな低レベルなボウフラ事務所と関わるな」

冬馬「ふん……俺達はいつでも実力勝負してやる。じゃあな、王子様」

翔太「ばいばーい」

北斗「チャオ☆」



P「冬馬もいつも通りだった気がするけど」

真「おっかしいなー、確かにさっきは……夢でも見てたのかなぁ……?」

冬馬「悪い、全く情報を引き出せなかった」

北斗「シ、シカタナイサ。ハジメテダシ」プルプル

翔太「ウン、チカタナイネ」プルプル

冬馬「もっと天海らしさを出した方が良いかもしれねえな。正直疑われてた気がする」

北斗「ソウダナ」

翔太「ツギハガンバッテ」

冬馬「もっと研究しねえと、えーっとあいつが出てる番組とかラジオは確か……」

北斗(本人は真面目にやってるから)

翔太(余計に性質悪いね)

律子(まさか私があずささんの代わりにステージに立つ事になるなんて……)

律子(七彩ボタン……せめて皆の足を引っ張らないようにしないと)

——公園——

律子(ここなら練習出来る……ん?)

??「ドームですよ!ドーム!」

律子(こんな時間なのに誰かいる……?)

冬馬「えへへ!それじゃあそろそろ……ってキャアアア!」

ドンガラガッシャーン

冬馬「あいたた……、てへっ。転んじゃいましたぁ♪」


冬馬「うーん、なんか違うな……もっと、こうあざとくないように」


冬馬「あー!あー!……ちーはーやちゃん♪」


冬馬「ヴぁい!」





律子「私は何も見ていない、ええ。何も見なかったわ」

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