っていう感じの今までになかった斬新なSSを書いてみようと思うんだけどいいかな?
上条「頼む!この通りだ!」
御坂「あ、あああ、あんた自分が一体何言ってるかわかってんの!?///」
上条「もちろんだ!俺はお前が好きなんだよ!」
御坂「!?…わ、わたしも!わたしもアンタが好きよ!ずっと好きだった!///」
上条「本当か!?なら付き合ってくれるのか!?」
御坂「よ、喜んで!///」
上条「ありがとな御坂!俺は嬉しいよ!」
御坂「う、うん!私もアンタが私を好きでいてくれるなんて―――」
上条「―――よし、リハーサルはこんなもんだな」
御坂「……え?」
上条「ありがとな御坂。さすが常盤台中学、咄嗟でもこっちに合わせたそんな演技ができるなんてやっぱスゲーよお前」
御坂「…」
上条「御坂?」
御坂「……死ねゴラァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
上条「ぎゃぁああああああああああああああああッ!!」
上条「頼む御坂!」
美琴「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! いきなり何よ!?」
上条「好きなんだ!」
美琴「はうっ……///」キュン
上条「なぁいいだろ? ぶっちゃけお前も俺の事好きだろ」
美琴「なっ、何言ってんのよ! アンタなんか……」
上条「違う……のか……?」
美琴「あ、いや……その……違わない///」
上条「それなら付き合ってくれるな!?」
美琴「……うん///」
上条「よし、じゃあこれから俺達は恋人同士だ。よろしくな」ニカッ
美琴「う、うん……よろしく……///」モジモジ
上条「それで御坂、早速で悪いんだけど、彼氏として一つ頼みがあるんだ」
美琴「頼み? 何よアンタまた何か厄介事に巻き込まれてるわけ? ま、まぁ彼氏の頼みっていうなら別に聞いてあげなくもないけど///」
上条「あー、まぁ厄介事ではあるな。けど聖人と戦わせたりはしねえから安心してくれ」
美琴「まったくアンタはいつもそうね。それで、頼みっていうのは?」
上条「金貸してくれ」
美琴「えっ」
上条「金だよ金。今月ピンチなんだ」
美琴「お、お金……? あ、うん、別にいいけど……」
上条「ありがとう御坂! さすが俺の彼女だ!」ガシッ
美琴「わっ、こここれくらい別にいいわよ……///」
美琴(手握られてるっ!///)
美琴「えっと、それじゃあこのくらいでいい?」スッ
上条「ご、五万!?」
美琴「っ!!」ビクッ
美琴(す、少なかった……!?)
美琴「ごめん! もっと必要よね!」スッ
上条「十万……御坂、ありがとう……!!」ギュッ
美琴「わわっ!!/// お、大袈裟なのよ!!」
美琴(抱き締められてるううううううう!!///)
上条「それじゃあな、御坂。金ありがとう」
美琴「ちょ、ちょっと待って!」ギュッ
上条「……ど、どうした?」
美琴「あ、あの……その、せっかく恋人同士になったんだしさ。えっと……」
上条「はは、どうしたんだよ。もしかして何か遠慮してんのか?」
美琴「……キ、キスとか、してほしいなって///」
上条「…………」
美琴「あ、えっと! そんな無理にっていう感じじゃなくて、できればっていう……」チラチラ
上条「……あぁ、もちろんいいぜ。恋人なんだから当たり前だろ」ニコ
美琴「!!」ドキン!!
上条「御坂、目瞑ってくれ」
美琴「う、うん///」
チュッ
上条「これで……いいか?」
美琴「」シュー
美琴(わ、私こいつと……キキキキキスを……!///)
上条「御坂? わ、悪い、下手くそだったよな」
美琴「そんな事ない! その……すごく良かった///」
上条「そっか。それじゃあな」スタスタ
美琴「あ、う、うん」
上条の部屋
上条「ゴボゴボゴボゴボ……ペッ! ゴボゴボ……」
禁書「とうま? 帰ってきたとたん、何回口ゆすいでるの? それも涙目で。もしかして口に虫でも入ったとか?」
上条「あー、似たようなもんだ。まぁ仕方ないんだけどな。それよりインデックス、今日は外食にでもすっか」
禁書「えっ!? どうしたのとうま、太っ腹なんだよ!」キラキラ
上条「いやちょっと臨時収入が入ってな。何でも好きなもん頼んで良いぞ」ニカッ
禁書「とうま大好きっ!! …………あっ、えっとね、今のは別にそういう意味じゃなくてね……///」カァァ
上条(やべえ可愛いマジ天使)
美琴と黒子の部屋
美琴「……えへへ///」ニコニコ
黒子「あの、お姉様?」
美琴「んー、なにー? あ、そういえば黒子、風紀委員の仕事のせいで学校の課題が溜まってきてるとかって言ってたっけ? 手伝おうか?」
黒子(おかしい!!!!! 何なんですのこの気色悪いお姉様は!!!)
黒子「い、いえ、わたくしの課題ですので、お姉様のお手をわずらわせるような事はさせられませんの。それよりお姉様?」
美琴「なにー?」
黒子「今日のお姉様の下着は白にゲコ太がプリントされたお子様柄!!」
黒子(あぁ……南無……)ビクビク
美琴「あはは、もー、人のパンツの柄覚えてんじゃないわよー」
黒子「」
黒子「お姉様ァァあああああああああああああああ!!!!!」クワッ
美琴「わっ、な、何よ大声出して。寮監来たらどうすんのよ」
黒子「今はそれどころではありませんの!! 一体どうしてしまったんですの!? もしや何者かに洗脳されていらっしゃる!?」
美琴「落ち着けっての! 私には第五位の能力だって効かないでしょうが!」
黒子「そ、それもそうですの……しかし……」
美琴「……あのさ、私って何かあったように見えるかな?」
黒子「ええっ、明らかに!!!」
美琴「あ、あはは、参ったわね……」
美琴(まぁでも、黒子ならいっか……言っても……)
美琴「……ってわけなの///」
黒子「ふふ、うふふふふふふふふふふふふふふふ」
美琴「ちょっと黒子?」
黒子「あんの類人猿がァァああああああああああああああああ!!! コ・ロ・ス!!!!!」グワッ!!!
美琴「やめなさい」バチッ
黒子「あひぃんっ!!」ビクン
美琴「……その、やっぱり応援はしてくれないの?」
黒子「正直に言うと不満はありますの。あのお猿さんを再起不能にしたいという気持ちもありますわ」
美琴「それ風紀委員のセリフとしてどうよ……」
黒子「……ですが、わたくしはそれ以上にお姉様の事が大好きですの。
ですから、そんな幸せそうなお顔を見せられて、それを壊すような事などできるわけがありませんわ」ニコ
美琴「黒子……」
黒子「確かにあの類人猿は気に入りませんが、それでもしっかりとした芯の通った殿方であることは認めていますわ。
大変不本意ではありますが、ギリギリお姉様を任せられる、とも考えております」
美琴「ふふ、ありがとう、黒子。アンタが後輩で良かった」ニコ
黒子「なんと勿体ないお言葉」テレテレ
黒子(ぐふふふふふふふふ、これは好感触ですの!! これで万が一お姉様があの猿に愛想をつかせた時は有利に!!!」グッ
美琴「途中から声に出てんのよ!!!」ビリビリ!!!
黒子「あばばばばばばばばばばばばばばば!!!!!」バチィィ!!!
夜 上条の部屋
上条「そろそろ寝るか」
禁書「うんっ。今日はとっても幸せだったから、よく眠れそうなんだよ」ニコ
上条「えっ、インデックスって眠れない夜とかあんの?」
禁書「むっ、なんだか失礼かも!」プクー
上条「はは、悪い悪い。そんじゃ、電気消すな」
禁書「あ、あのねとうま!」
上条「ん?」
禁書「その……わ、私は今とっても気分が良いんだよ。だ、だから」
上条「だから?」
禁書「……今日は、一緒に寝てもいいかも///」モジモジ
上条「っ……!」
禁書「あ、でもいかがわしい事とかはダメなんだよ! ただ一緒に寝るだけ!!」
上条「えーと、それは男子高校生にはかなりの拷問だと思われるのですが……」
禁書「……と、とうまは本気で私とそういう事したいの?///」
上条「ッ!! ま、待てインデックス、その上目使いはヤバイ! 俺じゃなかったら押し倒されてるところだぞ!」
禁書「お、押し倒……!? あ、え、えっとね、私はその、とうまだったら……」チラチラ
上条「俺はいつも通り風呂に行きます、おやすみ!!」スタスタ!!
ギュッ
禁書「私は、一緒に……寝たい……///」
上条「」
禁書「と、とうま? まだ起きてる?」
上条「お、おう」
上条(なんだこの状況はベッドで男女二人とかもうやることなんて一つしかないだろ!!!)
禁書「……とうま、心臓がすっごくドキドキいってるね///」ギュッ
上条「う、うっせ、これは男子高校生として健全な反応だ!!! 悪いかチクショー!!!」
禁書「ううん、全然悪くないよ。むしろ嬉しいかも。私も、同じくらいドキドキしてるんだよ」
上条「そ、そっか……あー、えっと、そろそろ寝ようぜ!」
禁書「うん……でもとうま」
上条「今度はなんですか!?」
禁書「えっと……この当たってるのがちょっと気になるかも///」サワッ
上条「」
禁書「こ、これって、私のせいでこんなになっちゃってるのかな?///」サワサワ
上条「そうだよ!! だから触るのは止めてくださいヤバイから!!!」
禁書「……ねぇとうま」
上条「ストップ! 上条さんのそれ以上何も受け付けません、はいおやすみ!!」
禁書「私は……いいよ?///」
上条「」
上条(ダメだ流されるな理性をしっかり持て!! こういう時はマツコデラックスを思い浮かべるんだ!!)
禁書「えっと、だから……」モジモジ
上条「インデックス」
禁書「は、はい!」ビクッ
上条「もう寝ようぜ。俺も明日は学校があるし、インデックスも朝のお祈りがあるだろ?」
禁書「えっ……」
上条「そんじゃあ……おやすみ」
禁書「…………」
上条「…………」
禁書「…………グスッ」
上条「イ、インデックス!?」ガバッ
禁書「あ、ご、ごめんね! 何でもないよ!」ニコ
上条「いやでもお前今……」
禁書「だから何でもないって! お、おやすみ!」
上条「インデックス」
禁書「…………」
上条「インデックス」
禁書「…………ごめんね、面倒くさいよね私」
上条「…………」
禁書「とうまは私みたいな貧相な体には興味ないよね。そんなの分かってたのに、私、その……」グスッ
ギュッ
禁書「……とう、ま?」
上条「興味ないわけないだろ。俺はインデックスの事が好きなんだから」
禁書「えっ……う、うそ……」
上条「こんな状況で嘘なんかつくかよ。何度だって言ってやる。俺はお前の事が好きだ」
禁書「とうまぁぁ……! 私も、私も大好き!!」ポロポロ
上条「インデックス」ギュッ
禁書「とうま」ギュッ
禁書「でも、その、どうしてとうまは私の事を抱いてくれないのかな……?」
上条「……ごめん、今は言えない。でも絶対いつか言うから。その時俺はお前に告白する。約束する。
だから、本当に情けなくて悪いけど、それまで待っていてくれないか? 俺に愛想をつかせたなら他の男を選んでもいいから」
禁書「…………ふふ、分かった。待ってるよ。それもとうまらしいんだよ。
でも言っておくけど、私は他の人なんて絶対に選ばないよ。とうまは本当に私が他の人のところに行ってもいいって思ってるの?」
上条「思うわけない。絶対嫌だ」
禁書「うん、私も同じだよ。だから、ずっと待ってるから。とうまは心配しなくても大丈夫だよ」ニコ
上条「ありがとう……インデックス」
禁書「それじゃ、そろそろ寝よっか? もう随分遅い時間だし」
上条「あぁ、そうだな。もし俺が起きれなかったら起こしてくれよ」
禁書「えー。でも私としてはとうまが学校に遅れた方が一緒に居れる時間も長くなって嬉しいかも」
上条「そういうのマジで学校行く気なくなりそうなんで勘弁してください。
それにほら、このご時世せめて高校は出ておかないとマズイだろ。その、お前との将来考えてもさ」
禁書「っ!! そ、そうだね!! 分かった、私が起こしてあげるから安心していいんだよ!! えへへ///」
上条(何この可愛いの)
ブーブー
上条「ん、メール?」パカッ
***
From:御坂美琴
Sub:おやすみ!
あの、こんな時間にごめんね? 何て送れば良いのかずっと悩んでたの
やっぱり恋人同士、おやすみメールは基本だと思うしさ!
また明日ね!
***
上条「ちっ」イラッ
禁書「とうま? どうしたの?」
上条「あー、いや、迷惑メールみたいだ」
禁書「もう、こんな時間に非常識かも!」
上条「まったくだ。こんなの通報してやる」カチカチ
上条(……つっても御坂をそんなに邪険に扱うわけにはいかねえ。こんなの無視してえけど、一応返事は打っておくか)
***
To:御坂美琴
Sub:Re,おやすみ!
おやすみ、また明日
***
上条「これでよし、と」ピッ
風呂と飯行ってくるわ
できるだけ原作に近い感じで書いてるつもりだから、キャラ崩壊とかあったら遠慮なく言ってね
ある日の放課後 とある高校
土御門「カミやん、聞いたぜい? 御坂美琴と付き合う事になったみたいだな」ニヤ
上条「なっ、なんで知ってんだよ!?」
土御門「ふっふっふ、この多重スパイ、土御門元春をなめちゃいかんぜい。それで、今どこまで進んでるんだにゃー?」
上条「まだキスまでだよ」
土御門「まっ、カミやんならそんなもんか。で、ファーストキスはどうだった?」ニヤ
上条「なんで御坂が最初だって決めつけてんだよ」
土御門「え、違うの?」
上条「……御坂より前にインデックスともした」
土御門「マジで? マウストゥーマウス?」
上条「ほ、ほっぺ」
土御門「ぶっ、はははははははははははは!!! いやいや、それはノーカンぜよ!」
上条「う、うるせえ! 笑いすぎだろ!!」
土御門「まったく、まるで小学生だにゃー。というか、ほっぺにチューがカウントされるなら、インデックスよりも前にミーシャがあるじゃん」ククッ
上条「天使だろあれ!! あ、いや、体はサーシャだったけどさ……」
土御門「あれを本人に教えたら面白そうだぜい」
上条「やめろ、殺される。つーか土御門、俺が御坂と付き合ってる事は誰にも言うんじゃねえぞ。特にインデックスの周り」
土御門「へっ、もしかしてカミやん、インデックスに言ってないん?」
上条「あぁ、言えるわけねえだろ」
土御門「おいおい、そうは言ってもいつかはバレるぜい? それなら早い内に言っておいた方が」
上条「頼む、こっちにも理由があるんだ」
土御門「……カミやん?」
上条「俺はインデックスの事が好きなんだ」
土御門「えっ、じゃあなんで超電磁砲と付き合ってるんだ……?」
上条「金のためだ」
土御門「おいカミやん」
上条「あぁ、分かってる、俺がクソヤロウだってことくらい。でも
インデックスのためなんだ」
土御門「インデックスの?」
上条「俺はいつも入院してる。そんなんでただでさえ少ない奨学金でまともに生活できるはずがない。
それで悲惨な生活を送るのが俺だけならいいけど、インデックスを巻き込むわけにはいかねえ。イギリス清教に預けるのは論外だ」
土御門「……確かにあそこはインデックスがどんな扱いを受けるのか分からないな。例えステイルとねーちんがいても」
上条「あぁ。だから俺は自分で十分稼げるようになるまで、俺に惚れてるっぽい御坂にたかる事にした。
迷いはねえ、インデックスのためならどんな事だってするし、どんな人間にだってなってやる」
土御門「…………」
土御門「……分かった。確かにカミやんのやってる事は最低だ。けど、誰かのためには手段を選ばないという所は少しは理解できる」
上条「土御門……」
土御門「そのやり方は大多数の人間に否定される。それでも、俺はカミやんを支持してやる」
上条「あぁ、ありがとう」
土御門(例えその結果が不幸なものでしかないとしても、な)
第七学区
上条「わ、わりい、遅れた!」
美琴「遅い! 3分20秒遅刻よ!」
上条「いや、その、またいつもの不幸で……」
上条(つーかこまけえんだよ、ストーカーか)
美琴「言い訳は聞き飽きたわよ! 罰として……ね?」ニコ
上条「えっ、いや、ここは人目とか……」
美琴「…………」ムスッ
上条(くそ……機嫌を損ねるわけにはいかねえ)
上条「わ、分かった。ほらいくぞ」
美琴「ん♪」ニコ
チュッ
「うわー、大胆///」
「ちくしょう爆発しろ!!」
「ヒューヒュー!!」
美琴「えへへ///」テレテレ
上条(うおえええええええええええええええええええええええええええ!!!!!)
ゲーセン
美琴「ねぇねぇ、このゲコ太可愛くない!?」
上条「おー、でもかなり後ろの方にあるから中々取れねえぞ?」
美琴「そこを何とかするのが新のゲコラーよ!!」
上条(……はぁ、こりゃまた完全下校時刻まで粘るつもりだな……俺は早く帰りてえのに……)
美琴「……あ、そうだ。たまにはアンタが取ってよ!」
上条「えっ……あー、その、悪い。俺そんなに金持ってなくてさ」
上条(誰がクレーンゲームなんかのために使うか)
美琴「大丈夫、大丈夫! お金は美琴さんが出してあげるから!」
上条(面倒くせえ…………いや待てよ)
上条「分かった。俺の本気、見せてやるよ!」グッ
美琴「おっ、もしかして少しはゲコラーの魂が身についてきた!?」
上条「まぁそんなところだ。美琴、金を頼む!」
美琴「りょーかい!」
チャリン
上条「…………」ゴゴゴゴゴ
美琴(私のためにこんなに真剣に……嬉しい……!///)キュン
上条(さっさと取って帰ってやる! 俺のインデックスの元へ!!)
一時間後
上条「取れたあああああああああああ!!!」
美琴「凄っ、いつもの私より早いじゃない!」
上条「まぁ、頑張ったからな!」
美琴(わ、私のために……///)
上条(インデックスのために!)
美琴「ありがとう……大切にするわね!」
上条「ん……じゃあそろそろ」
美琴「あっ、まだ下校時刻までちょっと時間あるわね! ねぇプリクラ撮ろプリクラ!」ニコ
上条(クソが!!!!!)
美琴「まったく、アンタってプリクラ撮ってもすぐどっか無くしちゃうのよね。まっ、私は何回来てもいいんだけど♪」
上条「お、おう、悪いな」
上条(ホントは無くしてんじゃなくて捨ててるんだけどな)
美琴「ううん、いーよ。こうやって新しいの撮るの好きだし! ほら、今まで撮ったやつ全部ケータイに貼ってるんだよ?」ニコ
上条「おー、すげえな」
上条(こっわ!! 本体ほとんど見えなくなってるじゃねえか!!)
パシャ!!
上条(あと一枚……ったく、結局完全下校時刻じゃねえか)
美琴「ね、ねぇ。次さ、チュープリっていうの撮ってみない?///」
上条「……えーと、それってやっぱり」
美琴「うん、キスして撮るの!」
上条「…………」
美琴「ダメ……かな……?」ウルウル
上条(インデックスの上目使いとの差がヤバイな。月とウンコだ。けど)
上条「お、おう、もちろんいいぜ!」
美琴「やった!! それじゃ……」
チュッ……パシャ
美琴「えへへ///」テレテレ
上条(くそ……インデックス……ごめん……!!!)
夜 第七学区
美琴「今日も楽しかったよ! えっと……その……///」モジモジ
上条「どうした?」
上条(早く帰らせろよ!!)
美琴「と、当麻///」テレッ
上条「……あぁ、俺も楽しかった。美琴」
美琴「っ!! う、うん!!」ニコ
上条(後でインデックスの名前100回呼んで浄化しよう)
美琴「それで、ね?」
上条「あぁ、分かってる」
上条(心を無にして)
チュッ
上条「……あのさ、御坂。実は」
美琴「もう、キスの後の言葉がそれ? 分かってるわよ、これで足りる?」スッ
上条「おう!! 本当いつもありがとな!!」
美琴「ふふっ、気にしなくていいわよ。それで、さ///」
上条「ん?」
上条(なんだか嫌な予感が……)
美琴「……私、今日は帰りたくない///」チラチラ
上条(きたか……)
美琴「ねぇ……私はいい……よ? というか、その、むしろしたいっていうか……///」
上条(いつかくるとは思ってた。けど思ってた以上に早い。どうする?)
美琴「も、もう、黙ってないで何か言いなさいよ! 女の子にここまで言わせるってどういうわけ!?///」
上条「美琴」
美琴「ッ!! はい!!」ドキドキ
上条「悪い、今はお前とそういう事はできねえ」
美琴「えっ……?」
上条「……ごめんな」
美琴「なんで……あ、私の体……魅力ないかな?」ウルウル
上条「そうじゃない。お前の事が大切だからだ」
美琴「大切……?」
上条「あぁ。さすがに中学生でそういう事は早いと思うんだ。それに、ゴムだって確実ってわけじゃねえ。万が一の時、俺は責任をとれねえ」
美琴「お、お金なら私が!!」
上条「そんな時まで美琴に頼りたくはねえんだ。分かってくれ、俺はお前を守れるようになってから、そういう事をしたい」
美琴「……当麻、私の事そこまで…………」グスッ
上条「当たり前だろ、俺はお前の彼氏なんだからさ」ニコ
美琴「うんっ……ありがとう……!! 大好き、当麻」ポロポロ
上条(これでよし、と)
黒子「…………」
上条の部屋
上条「ただいまー」
禁書「おかえり、とうま。お夕飯できてるよ」ニコ
上条「へっ……インデックスが作ったのか?」
禁書「うん、舞夏に教わったんだよ! ほら、その、花嫁修行っていうものかも///」テレテレ
上条「インデックスっ!!」ギュッ
禁書「ふぁっ!! と、とうまぁ……///」
上条「……キス、していいか?」
禁書「もう、そういうのは聞かないでいいかも」
上条「じゃあ…………あ」
禁書「? どうしたのとうま?」
上条「ごめん、ちょっと待っててな」スタスタ
「ゴボゴボゴボゴボ……ペッ。ゴボゴボ……」
上条「おまたせ」
禁書「ふふっ、お昼にニンニク料理でも食べたの?」
上条「まぁ似たようなもんだ。それじゃ……」
チュッ
禁書「んっ」
上条「…………」ニュル
禁書「ん……んんっ!?」
禁書(し、舌……!!!)
上条「ちゅぱ……ぺろっ……」
禁書「んっ、んんー!!」
上条「……はぁっ、すげえ良かった、インデックス」
禁書「はぁ……も、もう……///」
初春「どうやら、最終的に佐天さんが満足するSSが、現行で張り付いていた場合3割ということみたいです」
佐天「完結しててもつまんない奴も多いんだね……」
初春「本文がよくても、後書きや合いの手で興醒めするのもですね」
初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」
初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねえ」
初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」
初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」
佐天「初春?」
上条「はは、悪い悪い。それじゃ飯食うか」
禁書「……とうま、手貸して?」
上条「ん? ほら」スッ
モニュッ
禁書「///」カァァ
上条(柔らけえ……ってマズイマズイ!!)
上条「イ、インデックスさん?」
禁書「とうまが悪いんだよ……いきなりあんな事されたら私だって……その、変な気持ちになっちゃうかも///」
上条「…………」ゴクリ
禁書「ねぇ、とうま……」
上条「ごめん、インデックス」
禁書「……えへへ、私の方こそごめんね。待つって言ったのに、我慢できなくて」
上条「インデックス……」ギュッ
禁書「んっ、とうま……」
上条「俺だってインデックスともっと色んな事をしたい。それだけは分かっていてくれ」
禁書「うん……うん……!」
上条(今の俺でインデックスを汚すことなんて考えられねえ……)
禁書「……でも、ね?」
上条「へっ?」
グイッ、パタン
上条(……お、押し倒された?)
禁書「さっきのお返しがまだなんだよ。覚悟してね?」ニコ
上条「……お、お手柔らかに」
禁書「やだ♪」
チュパ、チュパ……
常盤台寮208号室
美琴「それでね、当麻はすっごく真剣にこのゲコ太を取ってくれたの! その後は初チュープリ撮ってね……」ニコニコ
黒子「お姉様」
美琴「それで……ってどうしたのよ真面目な顔して」
黒子「お姉様は今上条さんにお貸しになっているお金はどの程度になりますの?」
美琴「え? うーん……どうかしらねぇ、たぶん全部で100万くらい? あんまり覚えてないわ。それよりさ、アイツ別れ際に私のこと――!!」
黒子「お姉様!!!」
美琴「な、何よ大声出して」
黒子「どう考えても、額が度を超していますの!! それをそんな簡単に……」
美琴「べ、別にいいじゃない……私にとってはそのくらいの額……」
黒子「……本当にお姉様の事を想っていらっしゃる方が、そこまでの大金をいつ返すかもハッキリ言わずに借りたままなんて考えられませんわ」
美琴「……何が言いたいわけ?」
黒子「わたくしだってこんな事考えたくありませんわ!! でも、これではまるでお金目当て」
美琴「黒子、本気で怒るわよ」ギロ
黒子「ッ!!」ビクッ
美琴「……もう寝るわよ。アンタも疲れてるのよ」
黒子「お姉様……」
ちょっとでいいから美琴を報われるようにしてくれ・・・・
頼む・・・・
次の日 朝
上条「やべえ遅刻遅刻!!!」
禁書「とうま、お弁当忘れてる!!」
上条「お、あぶねえ!! サンキュー、インデックス!! それと」
チュッ
禁書「あうっ……///」
上条「じゃあな」ナデナデ
バタン
禁書「……えへへ///」モジモジ
>>202
任せろ
第七学区
タッタッタ……
上条「はぁはぁ……くっそ、ギリギリ間に合わねえか……!? ただでさえ出席日数やべえのに!!」
黒子「やっと来ましたか」
上条「いっ、白井!? 悪い、今急いでるから……」
黒子「止まらないと矢を体内にぶち込みますわよ」ギロ
上条「っ……」ゾクッ
黒子「それでいいんですの」
上条「……な、なんだよ、お前のせいで完全に遅刻だぞ」
黒子「それはこちらのセリフですわ。今日はお話をしに参りました。お姉様のことで」
上条「御坂のこと……?」
黒子「あなた、今お姉様にとてつもない額のお金を借りていますわね?」
上条「……あぁ」
黒子「当てはありますの? そしていつ頃返す予定ですの?」
上条「それは……えっと……」
黒子「……上条さん。わたくしも不本意ながら一度あなたに命を救われた身ですわ。できればこんな事を言いたくはありません。ですが」
黒子「あなた、お金目当てでお姉様とお付き合いしているのでは?」
上条「…………」
上条(くそ……白井はあぶねえとは思ってたが、思いの外早かったな。どうする、ごまかせるか?)
黒子「何も言い返せませんの?」
上条「俺は……ただ……」
黒子「ただ、なんですの? 大体あれだけの額、一体何に使っているのですか?」
上条「あー、俺ってよく入院するから、それで……」
黒子「それにしたって多すぎるって言っているんですわ。大体、あそこの医者はその辺りの融通は効く方ですの。
まさかよく食べる子供でも養っているわけでもないでしょうし、何をそんなに使う必要が……」
上条「ッ!!」
黒子「? どうかしましたの?」
上条「あ、いや……なんでもねえ」
上条(インデックスと同居している事がバレるのはマズイぞ。くそ、どうすりゃ……)
黒子「まったく、お姉様はあれだけあなたの事を想っていらっしゃるのに、本当に残念ですわ」
上条(あぁ、あれは相当ちょろかった…………そうだ!!)
上条「……お前は俺がもう御坂に近づかなければ満足なんだよな?」
黒子「えぇ、まぁ結論を言ってしまえばそうなりますわね。もちろん、借りた分のお金を返すこともですが」
上条「分かった。例え彼女だとしても、あれだけの金を借りるなんておかしいよな。金目当てだって言われても仕方ねえ」
黒子「……何か随分聞き分けがいいですわね」
上条「お前に言われちゃ仕方ねえよ。それじゃ、アイツとはちゃんと別れる。
金は時間かかっちまうかもしれないけど、ちゃんと返す。もう二度とアイツには近づかない。これでいいか?」
黒子「……そうですわね、それでいいですの。本当だったらここで一発くらいぶん殴りたいところですが、そこはお姉様に免じて我慢してさしあげましょう」
上条「…………」
黒子「それではわたくしはこれで。あなたには本当にガッカリしましたわ」
ヒュン!!
放課後 第七学区
美琴(ふふっ、今日も当麻とデート♪)ニコニコ
上条「よっ、美琴」
美琴「あ、珍しい、今日はちゃんと10分前に来たわね。キスできないのは残念だけど」ニコ
上条「…………」
美琴「当麻?」キョトン
上条「ごめん美琴、もう別れよう」
美琴「えっ……?」
上条「ごめん……本当にごめん」
美琴「ちょ、ちょっと待ってよ当麻! な、なに? エイプリルフールはまだ早いわよ?」
上条「…………」
美琴「やだ……いやだぁぁ!!! どうして!? 私、何かダメだった!? 直すから、嫌な所全部直すから!! お願い、捨てないで!!!」
上条「違う……ダメだったのは俺の方だ」
美琴「ダメなんかじゃない!!! 私は当麻じゃないとダメなの!!!」
上条「俺、どうかしてたよ。例え彼女だとしても、あんな大金を借りるなんて間違ってる。こんな俺は彼氏でいる資格なんてない」
美琴「そんな事ない!! お金はいいから、いくらでも貸すから!!! 何で急に…………あっ」
上条「美琴?」
美琴「……黒子ね?」
上条「っ!! ……それは」
美琴「ううん、分かってる。当麻は優しいもんね、そうやって自分の事を悪く言った相手の事も庇っちゃうのよね」
上条「…………」
美琴「安心して、当麻。すぐに黒子と話をつけてくるから」バチバチ
上条「なっ……お、おい、電気漏れてるぞ……」
美琴「え、そう? まぁいいわ、好都合だし。コインは……まだ何枚もあったわね」ジャラジャラ
上条(お、おい……超電磁砲まで使う気か? いくらなんでもやりすぎじゃねえか……?)
美琴「じゃあね、当麻。今日はデートできなくて本当にごめん、今度埋め合わせするから」ニコ
上条「ま、待てよ美琴。白井だってお前の事を想って言った事だし、そこまでしなくても」
美琴「ダメよ」ギロ
上条「っ!!」ゾクッ
美琴「あの子はやりすぎた。こればかりはもう笑って済ませられるレベルじゃない」
上条(ダメだ……こいつ白井を殺す気だ!! さすがにそこまでさせられねえ……!!)
上条「分かった。でも美琴、一つ頼みがあるんだ。俺も一緒に行っていいか?」
美琴「……わざわざ当麻に迷惑かけるわけには」
上条「頼む……な?」
美琴「……うん、分かった。当麻の頼みだしね」
とある路地裏
上条「……何でこんな場所に呼んだんだ?」
美琴「あまり人には見られたくないし、ね?」ニコ
上条「…………」ゴクッ
ヒュン!!
黒子「お待たせしました、お姉様! このような場所で一体――」
キィィン
上条「ッ!!!」ガッ
ズガァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!
白井「…………お、姉様?」
上条(あっぶねえ、もう少しで直撃じゃねえか!!)
美琴「もう当麻、何するのよー。ズレちゃったじゃない」
上条「お、落ち着け美琴……何してんだよ……!」
美琴「見れば分かるでしょ? 殺すの、この子」
黒子「えっ……お姉様……? あの」
美琴「それ以上話すな」バチィィィ!!!
上条「ッ!!」スッ
キュイン!!!
上条「はぁ……はぁ……!! やめろ美琴!! 今のだってギャグで済む電撃じゃねえぞ!!!」
美琴「当たり前じゃない、殺す気で撃ったんだから。それより、当麻も危ないよ? そりゃ当麻は私なんかよりずっと強いけどさ……///」
黒子「何で……どうして……」
美琴「は? 本気で分からないわけ?」ギロ
黒子「……上条さん、これは」
上条「あぁ、悪い。俺もこんな事になるとは」
美琴「おいコラ、何勝手に当麻と話してるわけ? 消すわよ?」
黒子「ひっ」ビクッ
上条「美琴、いい加減にしろ!! 本気で白井を殺す気なのか!?」
美琴「うん、もちろん」
黒子「…………」ポロポロ
上条「白井だってお前の事を想って言ったんだ、それなのに!!」
美琴「私のことなんか想ってないわよ。私は当麻が居ないとダメなのに」
上条「なっ……けど、それでも殺すなんてのは……!!」
美琴「……はぁ、分かった分かった。当麻がそこまで言うなら許してあげる」
上条「!! 本当か!?」
美琴「えぇ、特別にね。でもさ、黒子」
美琴「土下座しろ。私じゃなくて、当麻に」ギロ
上条「えっ……いや、そんなのは……!!」
美琴「ダメよ当麻、甘やかしちゃ。これでも私にとっては甘すぎるくらいなんだから」
黒子「…………」
上条「し、白井……」
黒子「申し訳、ありませんでした」スッ
上条「白井……」
美琴「ちっ、はいはい、分かったわよ。命拾いしたわね。あ、それと部屋では私に話しかけないでね、今後二度と」
黒子「はい……本当にすみませんでした、お姉様」
美琴「あ、やっぱ部屋以外でも話しかけないで、殺したくなってきちゃう」
黒子「…………」
上条「お、おい美琴……」
黒子「それでは上条さん、わたくしはこれで失礼いたしますわ。色々とありがとうございました」ペコリ
上条「白井……俺は……っ!!」
ヒュン!!
美琴「……よし、じゃあこれからデートやり直そっか! 何か奢ったげるわよ」ニコ
上条「あ、あぁ……ありがとな……」
夜 上条の部屋の前
上条「…………」
上条(何で……あんな事に……。白井はただ美琴の事を大切に想っているだけなのに……!!)
上条「くそっ……!!!」ガンッ!!
土御門「壁パンは拳を痛めるぜい」
上条「土御門……」
土御門「どうした、早く入らないのか? 中では誰よりも大切な人が待っているだろう?」
上条「……俺は」
土御門「ブレるなよカミやん」
上条「えっ……」
土御門「インデックスの為なら何でもする。どんなものでも犠牲にする。そう決めたのはカミやんだろう?」
上条「……そうだ」
土御門「それなら今更悩む理由なんてない、違うか?」
上条「あぁ、その通りだ。俺は……絶対に……どんな事をしてでもインデックスだけは……!!」グッ
上条の部屋
上条「ただいまー」ガチャ
禁書「お、おかえり! ご飯にする? お風呂にする? それともわ、わわわわ私///」
上条「じゃあインデックスにしようかな」
禁書「ふぇっ!?/// ちょ、ちょっと待って、私はお風呂入ってから……!!」
ギュッ
禁書「……とうま?」
上条「うん?」
禁書「震えてるよ……? 何か……あったの……?」
上条「何も……何もない……。けど、ごめん、インデックス。しばらく、このままでいさせてくれ」ギュッ
禁書「……うん。とうまの気が済むまでこうしているんだよ」
上条「インデックス……っ!!」ギュッ
禁書「あはは……ちょっと痛いよとうま」ニコ
紫煙
ある日の放課後 ファミレス
佐天「いやー、でも白井さんが誘ってくるなんて珍しいね、それも御坂さん抜きで」
初春「えぇ……そうですね……」
佐天「ん、どうしたの初春?」
初春「いえ、白井さんとは風紀委員(ジャッジメント)の活動でいつも会っているんですが……」
佐天「何か様子がおかしいの?」
初春「はい……ハッキリとは言えませんが、どこか心ここにあらずといった感じで……」
佐天「ふむ……という事は今回あたし達を誘ったのも、何かの相談とかなのかな。また御坂さんのオトコ関係とか!」ニヤ
初春「うーん……それならいいんですが……」
イラッシャイマセー
黒子「お待たせしましたの。今回はわたくしが全て払いますので、お好きなものをどうぞ」ニコ
佐天「おおう、白井さん太っ腹ー!!」
黒子「そこまで太くありませんわ!!!」ムキー
支援
佐天「それで、白井さん。今回は何か相談でもあるの? 御坂さん関係?」
黒子「……えぇ、お察しの通り。そんなに分かりやすいとは、わたくしもまだまだですわね」フフ
初春「も、もしかして……前に言ってた御坂さんの彼氏さんについてですか!?」
黒子「はい、そうですの」
佐天「うっはぁ、恋バナきたー!!」ニヤニヤ
初春「ちょっと佐天さん、テンション高すぎですよ!」
黒子「…………」
佐天「……あれ、白井さん?」
黒子「いえ、すみません、実はそこまで軽いお話でもないんですの」
初春佐天「「えっ?」」
黒子説明中
黒子「……という事になってしまして」
佐天「なっ……へっ……?」
初春「じょ、冗談ですよね?」
支援
紫煙
黒子「こんな事、冗談で言うわけがありませんの」
佐天「そ、そんな……でも信じられないよ!! 御坂さんが白井さんを殺そうとするなんて!!」
黒子「わたくしだって信じたくありませんでしたわ!!!!!」ガァン!!!
ヒソヒソ……
初春「し、白井さん……佐天さんも……」
黒子「すみません……取り乱してしまいました」
佐天「でも……でもそれってもう警備員(アンチスキル)の仕事なんじゃ……」
黒子「もちろん、既に通報はしました」
初春「通報……」
黒子「当たり前ですの。例えお姉様でも、学園都市の治安を脅かす者は見過ごせません……ふふ、そういえば以前に同じような事をお姉様に言いましたわね」
佐天「そ、それで、御坂さんは捕まったの?」
黒子「いえ、完全にもみ消されましたの。わたくしがいくら言っても音沙汰なしですわ」
初春「そんな!!!」
これはしいたけの仕業か
支援しますの
黒子「当たり前ですの。例えお姉様でも、学園都市の治安を脅かす者は見過ごせません……ふふ、そういえば以前に同じような事をお姉様に言いましたわね」
今週のレールガンの話か
学園都市の根幹になんたら~
眠くなってきたが
美琴が幸せになるまで起きておこう
4
幸せになるっていうと
御坂がいじめられてる状態から違う意味で幸せになるSSあったな
>>326
探してこようっと
佐天「……こんな事って本当は言いたくはないんだけど、もしかして御坂さんがレベル5だから、とか?」
黒子「そうでしょうね。今までずっと学園都市の広告塔として扱っていたんですもの。殺人未遂などという大きな不祥事は表に出したくはないでしょう」
初春「それでも危険な事には変わりありません!!」
黒子「表向きはそんな素振りを一切見せていませんの。いつものお姉様ですわ」
佐天「じゃあ、白井さんだけ? それにしたって、もし他に上条さんとの関係を邪魔するような人が出てきたら!!」
黒子「はい……そこであなた方に相談することにしましたの。こんな事あまり多くの人に言えるような事でもないですし、信じてももらえませんので」
初春「上はもみ消そうとしているんですよね……それなら、どうすれば……」
黒子「……わたくしはまだ、いつものお姉様に戻っていただける可能性を捨てていませんの。だから」
佐天「白井さんは御坂さんに口がきけない。だから、あたし達……ってことだね」
黒子「すみません、こんな危険な事を。ですが上条さんに関わらなければお姉様は普段と変わりありませんわ。ですので」
初春「はい、分かりました! 任せてください!!」
佐天「うん、白井さんも御坂さんもあたし達の友達だからね!」
黒子「ありがとう……ございますの……」グスッ
しいたけ「」
これは
初春と佐天さん殺されるな
実にいい…
グロ描写楽しみ
ある日 ファミレス
佐天「あ、御坂さーん! こっちですー!!」
美琴「ごめん、ちょっと遅れちゃった! 二人共久しぶりね!」ニコ
佐天「えぇ、ホントですよー。御坂さん最近彼氏さんにかかりっきりでー」ニヤニヤ
美琴「ふふ、そんな事ないってば! あれ、初春さんどうしたの? 顔色が悪い気がするけど……」
初春「はひっ! あ、い、いえ……」
佐天「初春ってば最近食べ過ぎだからねー」
初春「そ、そんな事ありませんよ!!」
美琴「あはははははは」
佐天(……んー、確かに白井さんの言った通り、目立った変化はないかな)
黒子「遅いですわよお姉さま」
ヒュン!!
キィィン
ズガァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!
初春・佐天「ひぃぃぃぃ!!!」
黒 子「 」
美琴「じゃ、最近全然遊べてなかったし、今日は私が何でも奢っちゃうぞー!」ニコ
佐天「やった、ありがとうございます! それじゃあ、あたしはこのジャンボパフェで!!」
初春「す、すみません……私はこっちのチーズケーキで」
美琴「えー、初春さん遠慮してる? もっとおっきいのドカッと頼んじゃっていいのよ?」
佐天「あはは、初春は今ダイエット中ですから」
初春「そ、そんなに太くなってませんよ!!」
美琴「ふふ、ダイエットもいいけどさー、でも真っ先に落ちるのって胸の脂肪って言われてるのよね」
佐天「おっ、やっぱりそこら辺は気になりますか? 上条さんの好み的にはどんな感じなんですか?」
美琴「アイツは思いっきり巨乳好き! もう、嫌になっちゃうわよねー、ったく、そんなに大きいのがいいのかっつー」
初春「あ、あはは……」
佐天(地雷はどこか……ぶっちゃけ探るのすっごく怖いけど……)
初春(佐天さん……お願いします……!)
黒/子
佐天「そーいえば白井さんが~」
ヒュン!!
キィィン
ズガァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!
佐 / 天「 」
初春「ひぃぃぃぃぃ!!」
>>345
続けろ
4
佐天「あっ、そういえばこの前、上条さんが知らない女の人とやけに楽しそうに話してる所を見たような――」
初春「ちょっ!!!」
バチン!!!!!
初春佐天「っ!!!」ビクッ
美琴「……佐天さん、その話もう少し詳しく教えてくれるかしら?」
佐天「あ、あの……えっと……!!」ブルブル
美琴「もしかしてウソ? それはあまり笑えないわね」
佐天「違います! ほ、本当に……」
美琴「そう、それならもっと詳しく教えて?」ニコ
初春「あ……あ……」
佐天「ぅぅ……!!」
美琴「どうしたの? 早くしてよ」
佐天「御坂さん、おかしいですよ!!!!!」
美琴「初春さん…白井って誰?」
初春「」ブンブン
美琴「そっ。知らないんだ。ならいいけどね」
佐天「御坂さん、おかしいですよ!!!!
!」
美琴「なに言ってるのかな?レベル0で
レベルアッパーまで使った犯罪者風情が私に説教?いいご身分ねレベル0!」
佐天「いつもの御坂さんに戻って下さいよ!」
スパッ
佐/天「・・・へ?」
美琴「まったく、変なこと言わないでよ。私はいつも通りよね 初 春 さ ん」
初春「ひ、ひゃいぃぃ」ガクガクフ
美琴「ふふ、どうしたのよ急に」
佐天「その上条さんと仲良く話している女の人を見つけて、御坂さんはどうするつもりなんですか!?」
初春「さ、佐天さん!!」
美琴「え、もちろん殺すけど?」ニコ
初春「ひっ……」ゾクッ
佐天「……そんなの、おかしい」
美琴「どこが? 人の彼氏に手出してんのよ、当たり前じゃない」
佐天「ただ話しているだけで殺すなんて! そんなの上条さんは望んでいないのに!!」
佐天(最低なのは上条さんだけど……ここはとにかく御坂さんの殺人を止めないと……!!)
美琴「……それはアイツが甘いだけよ。油断すればすぐ持って行かれちゃう」
佐天「でも、もしそうやって上条さんが望んでいない事を繰り返したら、御坂さんの事どう思いますかね?」
美琴「…………それは」
佐天「きっと嫌いになりますよ、御坂さんの事」
バチッ!!!
美琴「なんですって……?」
佐天「それ言うのは卑怯じゃないですか…」
初春「そうですよね!レベル0ごときで能力者に逆らうなんて!」
美琴「たまには良いこと言うじゃない!
年中脳内お花畑のレベル1」
初春「はい!佐天さんは
うぜーからさっさと糞して寝ろって感じです!」
ザワザワ……
美琴「ちょっと出ようか佐天さん。ここだと色々あれだし」
佐天「……いいですよ。ごめん初春、あたし達行ってくるね」
初春「さ、佐天さん!?」
佐天「大丈夫だから」ニコ
美琴「随分な自信ね。レベル0のくせに」
佐天「……行きましょう」
路地裏
美琴「それで? アンタの言い分ももう少しは聞いてあげてもいいけど?」
佐天「今ここであたしを殺せば、初春が広めてくれます。上条さんにも聞こえますよ」
美琴「初春さんも殺すわ」
佐天「それなら白井さんが!」
美琴「……やっぱりね。アンタ達、黒子の差し金か」
佐天「聞いてみてくださいよ、電話で! もし御坂さんが人を殺せば上条さんがどう思うのか!」
美琴「…………」
佐天(どうやったって人を殺したっていう事実は隠せない。これなら)
美琴「分かった」
佐天「えっ」
美琴「殺さなきゃいいんだ」
バチン!!!!!
うわっこの展開は辛い
佐天「あっ……がっ、ぅ……」ビリビリ!!
美琴「そうよそうよ、簡単な事じゃない。アイツは人を殺すことを嫌がる。それならその一歩手前で止めておけばいい」
バチィィィィィ!!!!!
佐天「ああああああああああ!!!!!」
美琴「あはは、いい声ね佐天さん。これに懲りたらもうふざけた事言わないように……ってまだ足りないか」
ザァァァァァァァ!!!!!
佐天「ッ!!」
美琴「佐天さん、見たことあったっけ? これ砂鉄をチェーンソーみたいに振動させててね、よく切れるのよ」ニコ
佐天「あ……や、め……ぎぃ……」
美琴「ふふ、痺れて上手く話せてないわよ? 何て言ってるのか分からないわ」ブン!!
ブシャァァァァァ!!!!!
佐天「ぎぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
佐天「ってな感じのSS書いてみたんですよ!」
佐天「あ……が…………」ガクッ
美琴「あれ、気絶しちゃった。まだ片腕だけなんだけど」ハァ
佐天「…………」
美琴「まぁいいや。とりあえず残りの手足も落として、目が覚めたらダルマ状態、とかならさすがに懲りるでしょ。
学園都市って場所も運が無いわね、残念ながらこの街は死なない程度っていう上限がやたら高いことになるし」スッ
キュイン!!!
美琴「なっ……」
上条「やめろ美琴」
美琴「と、当麻? そんな、なんで、今日は補習だって……!!」ブルブル
上条「初春さんって子から連絡が来たんだよ」
美琴「あの花、いつの間に当麻の番号を……!!!!!」ギリッ
上条「そんな事はどうだっていい!!! 何なんだよこれは!!!!!」
美琴「あ、そ、その……違うの!! 殺してない!!!」
上条「殺して……ない……?」
美琴「うん! ほら、息してる!! ねっ?」オドオド
上条「生きてる……?」
美琴「うん!! だから大丈夫!!」
上条「ふざけんな!!!!!」
美琴「ッ!!」ビクッ
ギュッ
美琴「えっ」
上条「頼む美琴……もうこんな事はしないでくれ。何があっても俺は、お前から離れたりはしないから」ギュッ
美琴「と、とう……ま……」
上条「俺を、信じてくれよ……!」
美琴「…………」
美琴「……うん。ごめん……ごめんね……!!!」ポロポロ
夜 上条の部屋
上条(はぁ、何とか美琴のマジキチは止められた……かな……。白井達とも仲直りするとか言ってたし)
禁書「とうまっ!」ギュッ
上条「重いですよインデックスさん……後背中にささやかなものが当たってます」
禁書「色々と失礼すぎるんだよ!! もう、なんだか難しい顔してたから心配したのに」
上条「……あー、ごめんな、気を使わせちまって」
禁書「ううん、それより、ちゃんと話してくれる方が嬉しいかも」ニコ
上条「大丈夫、大丈夫。そんな大した事じゃねえよ。それに…………あっ!!!」
禁書「ん?」
上条(しまった……美琴に抱きついた時の服、そのまま着てた!! 捨て忘れてた!!!)
禁書「とうま? どうしたの?」
上条「インデックス!!」ガバッ
禁書「へっ? きゃあ!!!」
上条「いいから大人しくしろ! いつもの修道服じゃなくて良かった、とにかくそのワイシャツはもうダメだから脱げ!!」グイグイ
禁書「ちょ、ちょっと待って、とうまぁぁ!!///」カァァ
上条「よっと! あれ、インデックスって寝る時ノーブラだっけ」
禁書「そ、そんなにジロジロ見ないでほしいかも……ち、ちいさいし……///」モジモジ
上条「じゃあ後は……パンツか」グイッ
禁書「えっ? きゃ、きゃあああああああああああああああ!!!!!」
上条「よし、これでオッケーか。後は全部まとめて…………ってどうしたインデックス?」キョトン
禁書「……む、無理矢理なんて酷いんだよ…………私は言ってくれればいつでもいいって言ってるのに……」グスッ
上条「へ? 何を言って…………うおおっ!!? なっ、何で全裸!?」
禁書「とうまが全部脱がしたんだよ!!!///」
上条「あ……わ、悪い!! 俺気が動転してて!!」
禁書「もう……で、でも……その、とうまがその気になってくれたのは嬉しいかも///」
上条「えっ、あー……」
禁書「来て……とうま……」スッ
上条「お、俺ちょっと用事あるから!!!」ダダッ
禁書「……ここで放置!?」
風紀委員一七七支部
初春「…………」カタカタカタカタ
黒子「すみませんわね、こんな遅くまで仕事をさせて。コーヒーですの」コト
初春「ありがとうございます。これは私がやらなければいけない事なので。私のせいで、佐天さんは……」
黒子「そこまで気を詰めないでくださいの。見ていて不安になってきますわ、今のあなた」
初春「大丈夫です、自分の限界くらいなら分かっていますから」
カタカタカタカタ……ピコン
初春「出ました、大当たりですよ白井さん」
黒子「さすが初春、でかしましたわ!!」
初春「どれだけ規律をぶち破ったか分かりませんけどね。でも、これで」
黒子「えぇ、これなら」
黒子「上条さんがあのシスターさんと同居しているなどという事を知れば、きっと目を覚ましてくださいますわ」
┌┐ / // /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:..、
[二 ] __ 〔/ /. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
| |/,ー-、ヽ /. / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/ / _,,| | ./ ′:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{`ヽ
レ1 | / o └、∠/ |::::::::::::::ヽ::、:::}::ヽ:::ヽ::::::::::::::::::::::::::::!
.|__| ヽ_/^ ,/ . |:{:::{::{;ゝ::}、:}厶斗trヘ:::::::::::ヽ::::::::::::i
__ / |ハ:::V ミ、 ´ ィTハヘ:::::ト、:::V:::::::::i
[二二_ ] / {`ト(ヽT ハ ∨´} |:::::| ヘ:::';:::::::::
// { |::::::::ハV} , `¨´ |:::::| }:::!:|::::::
/ ∠__  ̄フ. |::::(⌒>丶 |:::::|_,ノ:::|:|:|::::
∠___ // |:::::::T:人 _ ,|:::::|:::::|:::|:|:|l:::
_ / /\ l::|:::::ト(r─> --r ´i|:::::|:l:::{从{八{
/ o ヽ/ / / ノ人{:::.、ヽヽヽ r‐{ /´|:::::|:{::ハ
ヽ__ / \ /´ \{⌒ヾ´ハ__/ /j从八{`ヽ、
{' /: : V ー {_彡ヘ: : : : :\
{/ : : : } /:ヽ ` 、: : : :ヽ
/: : : : :}/: : : 丶 }: : : : :
/ : : : : //: : : : ゝ、{ / }:.: : : :
/: : : : : :}' : : : : : : : : ヾ. }.: : : :
/ : : : : : /: : : :くZ: : : : ヽ} }: : : :
{: : : : : : }: : : : :〈/: : : : : : } ' } : : :
ヽ: : : : /: : : : : : : : : : : : : }/ } : : :
佐
ん
初春「どうやら、最終的に佐天さんが満足するSSが、現行で張り付いていた場合3割ということみたいです」
佐天「完結しててもつまんない奴も多いんだね……」
初春「本文がよくても、後書きや合いの手で興醒めするのもですね」
初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」
初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねえ」
初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」
初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」
佐天「初春?」
ある日の夜 常盤台寮208号室
美琴「それでさ、その時当麻がさー!!」
黒子「……あの、お姉様」
美琴「ん、どしたの?」
黒子「上条さんのことで少しお話が」
美琴「……ねぇその顔、多分良い事じゃないわよね?」
黒子「それは……」ビクッ
黒子(恐れてはダメですわ……何よりもお姉様のために……!!)
黒子「はい、その通りですの」
美琴「はぁ……アンタも肝っ玉座ってるわね。この前あんな事があったばかりだっていうのに。いいわ、言ってみなさいよ」
黒子「実は……」
黒子説明中
美琴「……あ?」バチバチバチバチ!!!!!
黒子「っ!!」ゾクッ
美琴「ねぇ黒子……アンタそんなに私に殺されたいの……?」ギロ
黒子「ち、違いますの! とにかくこれを見てくださいまし!!」
美琴「ん、衛星カメラの映像……ちょっとこんなもん風紀委員(ジャッジメント)に見る権限なんかないはずじゃ…………え?」
黒子「…………」
美琴「なによ……これ。何で、あのシスターがアイツを送り出してるわけ? こ、これじゃまるで……」
黒子「同棲中のカップルみたいですの」
美琴「ッ!!」ギリッ
黒子「さすがに部屋の中までは見ることができませんが、これはかなり怪しいですわ。今まで上条さんが自分のお部屋にお姉様を呼んだ事がありましたか?」
美琴「…………」
「ねぇ、そろそろ当麻の部屋行ってみたいなー、なんて♪」
「わ、悪い、俺の部屋メチャクチャ散らかっててさ、とても美琴には見せられねえよ。それに面白いものも何もないしさ!」
「えー、いつもそう言って断るじゃない!!」
「はは、ごめんごめん」
美琴「ま、さか……!!」
黒子「ですので、お姉様。ここは一度上条さんとお話し合いを……」
美琴「殺す」
黒子「お、お姉様!!」
美琴「安心しなさい、アンタじゃないわ。このシスターを超電磁砲で消し飛ばしてやるわ」
黒子「いけませんわ! 急にそんな事をすれば上条さんがどう思うか!!」
美琴「だって!!!!!」
黒子「まずはお話し合いですの! もしかしたら何かの間違いであるという可能性だってありますわ!」
美琴「……分かった。分かったわよ。明日当麻に聞いてみる」
黒子「そ、それがいいですの」
黒子(これで後はシスターさんの安全を確保すれば)
次の日 第七学区
美琴「…………」
上条「よーっす。今日はちゃんと10分前に来たぜ!」
美琴「ねぇ、当麻」
上条「ん、どうしたそんな深刻な顔して」
美琴「今日は当麻の部屋に行きたいな」
上条「えっ、お、俺の部屋?」ギクッ
美琴「…………」
上条「あー、その、いつも悪いんだけど、やっぱ散らかってて……」
美琴「そんなの気にしない」
上条「それにほら、面白いもんなんて何もないぞ!? それならゲーセンとか行ったほうがいいって!」
美琴「それも気にしない。私は当麻の部屋を見てみたいの」
上条「……あ、えっと」
美琴「ねぇ、当麻」
上条「は、はいっ!」ビクッ
美琴「そんなに私を部屋にあげたくないの?」ジッ
上条「っ」ゾクッ
美琴「ごめんね、当麻。本当はこんな疑うような事はしたくないの。でも、これって必要な事だと思うから」
上条(やばい……やばいぞこれ……!!!)
カーナーシーミノー、ムーコーウーヘトー♪
上条「あっ、で、電話……出てもいいか?」
美琴「どうぞ」
ピッ
上条「も、もしもし?」
黒子『もしもし、上条さんでしょうか。白井黒子ですの』
上条「えっ、何で俺の番号…………まさか」
黒子『その様子、どうやらもうお姉様とお会いになっているようですわね』
上条「……もう知ってんのか? お前が美琴に?」
黒子『はい、その通りですの。今、シスターさんを連れてファミレスに向かっているところですわ。今ならお姉様を部屋に入れても大丈夫ですの』
上条「そこで、ちゃんと話せ……っていう事か」
黒子『えぇ、物分かりがいいですわね。それでは、ごきげんよう』ピッ
上条「…………」
美琴「当麻?」
上条「分かったよ美琴、じゃあ行くか俺の部屋」
上条の部屋
上条「ごめん美琴。片付けてくるから、ちょっとここで待っていてくれ」
美琴「うん」
バタン
美琴(信じてるよ、当麻……)
舞夏「お、御坂じゃないかー?」
美琴「あれ、土御門? 何でこんな所に?」
舞夏「ここの学生寮に私の兄貴が住んでるんだー。それより御坂も……あー、なるほどなるほど、お前も上条当麻の部屋に連れ込まれそうになってるわけかー」ニヤニヤ
美琴「わ、悪い!? だって私はアイツの…………待って、『お前も』?」
舞夏「まったく、アイツは節操なしに色んな女を部屋に連れ込むからなー。いつか刺されそうで私は心配だぞー」
美琴「…………」
舞夏「まっ、そんなわけだから御坂も気をつけるんだぞー。それじゃ」
美琴「…………うん」
ガチャ
上条「悪い、待たせた! もういいぞ」
美琴「うん、お邪魔します」
スタスタ
美琴「何よあの短時間で片付けられる程には綺麗なんじゃない」
上条「あ、いや、相当急いだからな……」
上条(主にインデックス関係のものを隠すだけだしな)
美琴「…………」キョロキョロ
美琴(ベッドは一つ……っていう事は本当に同棲してたら……)
上条「あ、俺お茶でも入れてくるよ。悪いな、紅茶とか洒落たもんはねえんだ」
美琴「ううん、いいわよ。急に押しかけたのは私だし」
上条「そう言ってくれると助かる。そんじゃ、ちょっと待っていてくれ」
上条(とりあえずここは何とかやり過ごす! その後土御門に頼んで証拠隠滅とかしてもらえば、白井の言葉も信頼性を失うはずだ……)
上条「美琴お待たせ……って何でベッドに寝てんの!?」
美琴「んー、ちょっと眠くなってきちゃって。それに、こうすれば当麻を感じられそうでさ♪」ニコ
上条(この……インデックスのベッドに勝手に寝やがって……!!)
美琴「でもさ、当麻」
上条「ん?」
美琴「このベッド、当麻の匂いの他にもう一つあるような気がする」
上条「ッ!! あ、いや、そ、そうだ、たまに友達に貸す時があるんだ! ほら、俺が入院してる時とか!」
美琴「ふぅん、そうなんだ……当麻は優しいもんね」
上条「お、おう! 困ってる時は助け合わないとな!」
美琴「じゃあさ、当麻」
美琴「この長い銀髪は、その友達のものなのかな?」スッ
上条「」ゾクッ
美琴「ねぇ、当麻。こっち見て?」
上条「……あ、ちがっ、それは」
美琴「あのシスターと……同棲してるの?」
上条「待て、俺は……アイツは、その……!!」
美琴「うん、分かってるよ、大丈夫」ニコ
上条「……え?」
美琴「あの女が無理矢理居座ってるだけだよね。私に任せて、すぐに当麻を解放してあげる」
上条「やめろ!!!!!」
美琴「…………」
上条「はぁ……はぁ……!!!」
美琴「当麻? 何で止めるの?」
上条「……頼む、待ってくれ。この通りだから!!」スッ
美琴「ちょ、ちょっと当麻! やめてよ土下座なんて!!」
上条「お願いだ……美琴……!」
美琴「……うん、分かった。じゃあちゃんと説明して?」
上条「あぁ……」
上条説明中
美琴「……ふーん、それでシスターを預かることになったっていうわけね」
上条「俺にとってインデックスも大切な存在なんだ! それにアイツの居場所はここしかねえ!!」
美琴「でもさ、彼女がいるのに他の女と同棲っていうのはどうなのかな?」
上条「インデックスとはそういうんじゃねえんだ! 俺にとっては女の子っていうか、娘っていう感じで……」
美琴「…………」
上条「けど、記憶がなかった俺に居場所をくれた初めての人で……だから……!」
美琴「……本当にあの子とは何もないの?」
上条「な、ない! 俺が好きなのは美琴だけだ!!」
美琴「……ごめん、ごめんね。でもさ」
美琴「私、当麻の事信じられないよ……」グスッ
そろそろパンツ脱いで待機しても良い頃合いかな?
>>578
展開読むなし
上条「何を……何をすれば信じてくれるんだ!? 俺は何でもするから!!」
美琴「……証明して」
上条「えっ?」
美琴「私の事が一番だって、証明して」
スルッ……パサッ……
上条「っ!!」
美琴「きて、当麻」
上条「あ……ぐっ……!!」ギリッ
美琴「できないの? やっぱり私は……一番じゃないの……?」
上条「お、俺……は……」ブルブル
美琴「当麻」
上条「……お、れ…………」
上条(インデックス……!!)
美琴「当麻!!!」
パンパンパン……!!!
上条「はっ……はっ……!!!」
美琴「んんっ!! あっ、いいっ!! くっ、あんっ、ああっ!!!」ビクッ!!
上条「くっ……ぐぅ……!!!!!」ポロポロ
美琴「んっ、あっ、と、とう……ま……!! いぁっ、ああっ、ど、どう……して……泣いてる……の……?」
上条「……嬉しいんだ……こうして、美琴と繋がれるのが……!!」パンパン!!!
美琴「ふっ……んんっ!! わ、私……も……あんっ、う、うれ……くぅぅぅっ!! 嬉しい……よぉ……!!!」ビクビク
上条「み、こと……俺……もう……ッ!!」
美琴「い、いいよ……きて……当麻!! とうまぁぁ!!! んんあああああ!!!」ビクンッ!!!
上条「うっ…………くぅぅ……!!!!!」ビクビクッ
ドクッ……ビュッ……
美琴「……はぁはぁ。良かった……本当に良かったよ……当麻」ニコ
上条「…………」
夜 常盤台寮208号室
美琴「ふふふっ♪」ニコニコ
黒子「……あ、あの、お姉様?」
美琴「ん、なーに?」
黒子「いえ、その、今日は上条さんとお話し合いをしたのでは……?」
美琴「あぁ、うん。ごめんね、黒子疑っちゃって。確かに当麻はあのシスターと同棲してたわ」
黒子「そ、それでは!」
美琴「でもね、当麻にとってあのシスターはただの娘でしかないのよ! 女としては見てないわ!」
黒子「……えっ、あ、あの、お姉様はそれを信じる事にしたのですか?」
美琴「うんっ、だって当麻ったら、私の事が一番だってちゃんと証明してくれたもん」ニコニコ
黒子「証明って、部屋で一体何が…………あ、ま、まさ……か……」
美琴「もう、これ以上言わせないでよ生々しいじゃない!」
黒子「あ……そ、そん……な…………」
美琴「いやーでも、初めてでも思っていたよりは痛くないものね」
美琴(本当はゴム無しだったら色々完璧だったんだけど……まっ、そこは仕方ないわね)
夜 上条の部屋
上条「…………」
禁書「あ、え、えっと、とうま? ごはんできたよ?」
上条「……ありがとう」
禁書「……そ、その、ベッドのシーツとか布団とか全部変えたんだね! とってもふかふかで良い物になってるんだよ!」
上条「あぁ、インデックスにはいい所で寝てほしいからな。あのベッドもしばらく使ったやつだし」
禁書「えっ、あ、あはは、最近はいつもとうまも一緒に寝てるんだよ! もちろん今日も」
上条「ごめん、俺はもうお前とは一緒に寝れない」
禁書「……な、なんで? 私は……一緒に寝たいかも……」
上条「ダメだ。インデックスは俺なんかと一緒に寝ちゃいけない」
禁書「とうま!! どうして……どうしてそんな事言うの!?」ギュッ
上条「触んな!!!!!」バッ
禁書「きゃあ!!!」ドサッ
上条「あっ……」
大学で何書いてんだ俺……4限逝ってくる
藤原竜也「何"を……何"を"すれ"ば信じでく"れ"る"んだぁ"ぁ"!? 俺"は何"でも"ずる"か"らぁ"あ"あ"!!」
美琴「……証明して」
藤原竜也「え"っ?」
美琴「私の事が一番だって、証明して」
スルッ……パサッ……
藤原竜也「っ!!」(鼻ヒクヒク)
美琴「きて、竜也」
藤原竜也「あ"……ぐっ……!!」ギリッ
美琴「できないの? やっぱり私は……一番じゃないの……?」
藤原竜也「お"、俺"……はぁ"ぁ"……」ブルブル
美琴「竜也」
藤原竜也「……お"、"れ…………」(鼻ヒクヒク)
藤原竜也(イ"ン"デッグズゥ"ゥ"ヴヴヴ……!!)
美琴「竜也!!!」
禁書「と、とうま……?」
上条「……悪い、もう俺にも触らないほうがいい」
禁書「なんで……とうま、わ、私、何か嫌な事した……かな……。ごめん……ごめんね……だ、だから……」ポロポロ
上条「違う、インデックスは何も悪くない!!! 俺が……俺がお前と接する資格なんかないんだ!!」
禁書「分からないよ!! どうして……どうしてとうま!!!」ギュッ
上条「っ……離せよ!!!」バッ
禁書「やだ……絶対やだ……っ!!!」ギュゥゥゥゥ
上条「くっ……ああああああああああああああ!!!!!」
ドンッ!!
禁書「きゃっ!!」ドタッ
上条「ごめん……」ダダッ
禁書「とうま!!! とうまあああああああああああああ!!!!!」
バタン
夜 第七学区
タッタッタ……
上条「はぁ……はぁ……!!!」
上条(もう……ダメだ。俺は、インデックスと同じ場所に居ていい人間じゃねえ……!!)
ポツポツ……ザァァァァァァ……
「うわっ、降ってきたぞ!」
「なんか天気予報てきとーになってない!?」
上条「……雨か」
上条(こんなんで俺の汚れは取れねえよな……いや、もう何をしたって俺は……)
ガンッ!!!
上条「がっ!?」フラッ
バタッ
佐天「…………」
路地裏
上条「うっ……ん……?」パチッ
佐天「目が覚めましたか、上条さん」
上条「佐天さん……ここは……俺は確か後ろから殴られて……って何か縛られてるし」
佐天「あたしがやりました。最初に殴ったのも、これです」カラン
上条「金属バットって……下手したら死んでるぞ俺……」ハァ
佐天「そんな事どうだっていいじゃないですか。あたしなんてこの年で義肢ですよ」
上条「…………」
佐天「よくできているでしょう、これ? さすが学園都市って感じですよね。
でも、どんなによくできていたって、あたしの腕じゃないんですよ。あたしの本当の右腕は、もう二度と戻ってこないんですよ」
上条「俺に復讐しにきたってわけか?」
佐天「いえ、あたしは自分の右腕の犠牲の意味を作りたいんです」
上条「意味……?」
佐天「上条さん、御坂さんと別れてください」
上条「…………」
佐天「全部……全部あなたが悪いんですよ!! あなたのせいで何もかもが壊れた!!! あなたさえいなければ!!!」
上条「……悪いけど、それはできねえ」
ガンッ!!!
上条「ぐっ……ぁぁっ……!!」ブシュッ
佐天「別れてください。じゃないと……あたし……!!」ブルブル
上条「俺を殺す……か?」
佐天「っ!!」ビクッ
上条「それは困る。俺が死ねばあの部屋は引き払われる、それじゃあアイツの居場所がなくなっちまう」
佐天「やっぱり……あなたは御坂さんじゃなくてあのシスターさんの事ばかりじゃないですか!!」
上条「……詳しいことは言えねえ。けど、俺にとってインデックスも大切な存在であることは確かだ」
佐天「くっ……まだ、言いますか……!!!」スッ
上条「俺をこのまま殺してお前に何のメリットがある? 俺が死ねば美琴も悲しむ、そして犯人を探しだしてお前を殺しに行く。お互い何の得にもならねえぞ」
佐天「だから……御坂さんと別れてください!! あたしがあなたを殺す前に!!」
上条「俺が美琴と別れたとして、アイツが納得すると思うか? その後どんな事になるか、白井の件を見れば分かるはずだ」
佐天「そ、それは……っ!!!」
上条「もう、ダメなんだよ。俺も、美琴も。互いが互いに縛られて、もう抜け出すことなんてできねえんだ」
佐天「そん……な……」
上条「俺が言うのも何だけどさ、人の幸せっていうのは他人に決められるもんじゃねえんだよ。
お前達がどう思っていようが、美琴が満足している時点でそんなのただのエゴでしかねえ」
佐天「……っ!!」ギリッ
上条「この縄、解いてくれると助かる。こんな状況、何かの間違いで美琴に気付かれたとしたら危ないのはお前だ。もちろん、この事は美琴には言わねえから」
ザッ……ザッ……
「お、なんだこいつら?」
「おいおいこんな人気のない場所で何かのプレイ中ですかぁ!?」グヘヘ
「でも女のほうは結構可愛いじゃん。そっちだけ持ってこうぜ。男はサンドバッグにでもすっか」
上条「ちっ、スキルアウトかよ……こんな時に……」
佐天「あ……い、いやだ……」ブルブル
禁書「とうま、ちょっと口調が変かも…」
上条「せやろか…」
禁書「そうなんだよ」
上条「細かいことは気にしないでヘーキヘーキ!」
禁書「…分かったんだよ、じゃあ気にしないから早くごはんを…」
上条「なんでや!ごはん関係ないやろ!!」
禁書「関係あるかも!話し方がムカつく上に食事が出ないって最低かも!!」
上条「金がないからね、しょうがないね」
禁書「もう!なんとかしてほしいかも!出ていって!」
上条「ここは俺の部屋だろ!いい加減にしろ!!」
………
上条「追い出されたンゴwwwwwンゴ………」
御坂「あれ、あそこでウロウロしてんのは…」
上条「おいこの縄解け!! 頼むから!!」
佐天「で、でも!!!」
上条「いいから!!!」
佐天「!!」
ブチッ
上条「よしっ、これで……」
「何とかなるでも思ってんのかぁ!?」
「ぶはは、この人数相手にどうするつもりなんだよ!!」
上条「何も分かってねえな、お前ら。この狭い路地じゃ、人数の差があってもそこそこいい勝負にはなるだろうぜ」
上条「(俺が走ったらすぐに逃げろ)」ヒソヒソ
佐天「えっ……?」
上条「うおおおおおおおおおおおあああああああああああ!!!!!」ダダッ
「ははっ、本当に突っ込んできやがったぞコイツ!」
「やっちまえ!! 顔の形変えちまおうぜ!!!」
ドカッ!!! バキッ!!!
佐天「あ……ううっ!!!」ダダッ
「あ、女が逃げた!!」
「ちっ、逃がすな追え……って何だコイツ!!!」
「くそっ、くたばり損ないのくせに!!!」
バキッ!!! ドゴォ!!!
数分後
「くそっ、何なんだよコイツ!!」
「もう行こうぜ、女のほうも逃げちまったし、こっちはもうほとんど動かねえし」
「死ななかっただけありがたく思えよ!!」
スタスタ……
佐天さんも上条さんにときめく展開か
上条「…………」
上条(いってぇ……アイツら無茶苦茶に殴る蹴るしやがって……)
ザァァァァァァ……
上条「……泥水きったねぇ」
上条(いつになったら動けるようになるんだよこれ……病院なんかに入れられたら……)
ザッ……ザッ……
佐天「何してるんですか」
上条「よぉ……何で戻ってきてんだよ。俺がせっかくボコボコにされてまで……」
佐天「それってただ単にボコボコにされたかっただけなんじゃないんですか」
上条「人をドMみたいに言うなよ」
佐天「……救急車呼んであげましょうか?」
上条「勘弁してくれ。それじゃ寮に連絡がいってインデックスにバレちまう」
佐天「…………」
佐天「私が慰めてあげますよ・・・」
佐天の部屋
上条「いてて……!」
佐天「まだ痛みますか?」
上条「あぁ、けどそこそこ動けるようにはなってきた。サンキューな、部屋まで連れてきてくれて」
佐天「別にいいですよ。元々あたしが原因ですし、放っておいたらその内面倒な事になりそうでしたし。それにこの腕、結構力出ますし」
上条「あー、そうですかい」
佐天「でも、なんでですか」
上条「ん?」
佐天「何で……あたしを助けたんですか……。最低な……ほんっとうに最低な人のくせに……!!」
上条「……さぁな。助けない理由がなかったからじゃねえの」
佐天「なっ……」
上条「それじゃ、俺はもう行く。あんまり居ても危ないしな、美琴関係で。ありがとう。あとごめんな」フラフラ
佐天「…………」
バタン
佐天「なんで……どうして……よ……!!」ギリッ
さて、本日二回目のパンツ脱ぐタイミングがそろそろ訪れる気がする
>>674
だからやめい……
ホテル
バフッ
上条「…………」
上条(まったく、ホテル泊まりとは上条さんも随分とブルジョワになったもんだな……)
上条「…………」スクッ
プルルルルルルルルル、ガチャ
禁書『もしもしとうま!? 今どこにいるの!?』
上条「インデックス、今から金の引き落とし方を言う。よく分からなかったら土御門にでも聞いてくれ」
禁書『えっ、ちょっと、とうま!?』
上条「……って感じだ。覚えたよな? それじゃ」
禁書『待って!! とうま待っ』プツッ
ツーツー……
上条「……はぁ」
ある日 ホテル
上条(……ホテル暮らしが始まって数日。最初は新鮮だったけど、案外すぐ慣れた。
インデックスからの電話が凄まじく多かったから、着信拒否にもした)
上条(あとはいつも通り学校に行って、それから……)
美琴「ん、どうしたの当麻? また何か難しい事考えてる?」
上条「いや、別に……ってか服着ろよ」
美琴「ふふ、今日はあれで終わりのつもり? 私はまだまだ全然満足してないんだけど?」ニヤ
上条「……そうですか」
上条(美琴はそれはそれは喜んだ。まぁ、当然ちゃ当然だけど。その分、借りる金は増えたけどそれに対して文句の一つも言わない)
美琴「ねぇ……とうまぁ……」スリスリ
上条「あのさ……最近こればっかりじゃないか? もっとゲーセンとかカラオケとか行ってもさ……」
美琴「仕方ないじゃない……クセになっちゃったんだから♪ ……ねっ?」
上条「分かったよ」グイッ
美琴「きゃっ☆」
あれ規制解けてる。まぁP2の方のIDでやるわ
>>687から
クチュ……クチュ……
美琴「んんっ……ぁっ……ああっ……だ、めぇ……ううんっ!!!」ビクッ
上条(……指疲れた)
美琴「とう、まぁ……さい、きん……あっ!! ゆ、指……ば、ばっかりぃぃ……ぅぅぁあん!! ふっ……ん、くぅ……」ビクンッ!!!
上条(チンコ入れたくねえからだよ)
美琴「あっ……ん……だ、だめ……いっ、んあっ!! い、いいちゃっ………んんんっ!!!!!!!!」ビクッビクッ
上条(コツ掴んできたな……はは、マジで最悪だ俺……)
美琴「……はぁ……はぁ……。とう、まぁ? なんだか静か……んんっ」
チュパチュパ
美琴「あっ……ん……れろ……ちゅぱ……」トロン
上条(面倒な時はとりあえずキス。扱い易すぎだろこのレベル5)
夜 ホテル
美琴「んー、幸せ」スリスリ
上条「……なぁ、本当に大丈夫なのか?」
美琴「大丈夫だって! 黒子が何とかしてくれてるし!」
上条「そっか……白井が……」
上条(もう諦めたのか……いや、そんな事はねえと思うけど……)
美琴「……ねっ、当麻。寝る前に、さ?」ニコ
上条「またかよ……正直上条さん、枯れそうな勢いなんですが……」
美琴「また舐めたげるから!」
上条(それが一番嫌なんだよ……)
美琴「……ダメ?」ウルウル
上条「はぁ、分かった分かった。けどこれやったら寝る――」
カーナーシーミノー、ムーコーウーヘトー♪
上条「着信……? 悪い、美琴。ちょっとたんま」スッ
佐天「どうして私じゃないんですか?
あんな女のどこがいいんですか!?」
美琴「もう、早くしてよぉ?」
上条「はいはい……と」
上条(土御門……?)
上条「もしもし?」
土御門『よぉ、カミやん。今ちょっといい? ズッコンバッコン中?』
上条「いやこれからだけど……で、どうしたんだよ」
土御門『カミやん、自分の部屋に戻れよ』
上条「……できねえ」
土御門『インデックスが今どんな状態か分かってるか? 毎日泣いてるんだぞ? 泣きすぎて声が枯れる程だ』
上条「…………」
土御門『ただ、泣いてるのは夜だけだ。昼は精一杯笑顔を見せて舞夏に料理を教わっている。
当然舞夏はそれに気付いているぞ。カミやん、舞夏まで悲しませるのは俺が許さない』
上条「けど……俺は……っ!!」
土御門『カミやんが何を考えているのかは何となく分かる。ただ、そんなのはひたすらインデックスから逃げているだけだ。
今のインデックスの状況、そんなのがカミやんが望んだものなのか?』
上条「……分かった、分かったよ。ちゃんとインデックスに伝えて、ハッキリさせる」
土御門『ん、それでこそカミやんだ』
上条「なんつーか、いつもありがとうな土御門。お前が居てくれて本当に良かった」
土御門『えっ、あー……なんかホモ臭いぜい、カミやん?』
上条「んなわけあるかっ!!!」
土御門『あっはっは、まっ、そんな事でよろしくにゃー』ピッ
上条「……はは、ったく、あいつ」
美琴「…………」
上条「あ……えっと、美琴。その、お、俺」
美琴「いいよ」
上条「えっ?」
美琴「アンタがあのシスターのことも大切にしてるっていう事は知ってる。だから、別にあの寮に戻ってもいい」
上条「美琴……悪いな」
美琴「いいわよ、私が一番だって分かってるから。そのかわり、今夜は一杯愛してね?」ニコ
上条「……あぁ」
パンパンパンパン……!!
美琴「んあっ……ひっ……ああんっ!!! くっ……ぅぅっ、ふっ……いっぁ……!!!!!」ビクッビクッ
上条(インデックスインデックスインデックスインデックス!!!!!)
美琴「んんっ!!! くぅぅ、あんっ、だ、だめぇ……ま、た……あうっ、い、いっちゃ…………んんんんんっ!!!!!!」ビクンビクン!!!!
上条(インデックス……俺は……俺は……!!)グイッ
美琴「えっ、ちょ、ちょっと待って!! ま、まだイッたばっか…………んああああああああああああっ!!!!!!」ビクンッ!!!
上条「はぁ……はぁ……っ!!!!!」パンパン!!!
美琴「ああっ、あああああああああああ!!! んひっ、あん、ぃぃあっ!!! すごっ、だ、めぇ……こわれっ、んああっ、壊れちゃう!!!!!!」ビクンビクン!!!!
一時間後
美琴「……ぁ……ぅ……」グッタリ
上条「……ふぅ」
美琴「も、う……やりすぎ……よ…………」トロン
上条「ごめん、美琴」チュッ
やけに素直なミコッチャンですね
美琴「んっ……ちゅぱ…………大丈夫よ、私ちょっと乱暴にされるのが好きなのかも///」
上条(ドMかよ。まぁイニシャル的にそうか)
美琴「ねぇ、当麻。これつけて?」スッ
上条「ん……指輪?」
美琴「うん、一緒にハワイ行った時あったじゃない? その時買ったの。この模様とか浮気防止の意味があるらしいわよ」
上条「はは、学園都市らしくないオカルトだな」
美琴「たまにはいいじゃない。もちろん当麻を信用してないってわけじゃないよ?」
上条「あぁ、分かった。毎日つけるよ」
美琴「ありがとう、当麻! 大好き!!」ギュッ
上条「俺も好きだ、美琴」ギュッ
美琴「……あーあ、こんな時間がずっと続けばいいのに」
上条「続くだろ、きっと」
美琴「そんなの分からないじゃない。でもさ、私は例え生まれ変わっても、また当麻の事好きになるよ?」ニコ
上条「……あぁ、俺もそうだといいな」
美琴「うんっ♪」
次の日 上条の部屋
ガチャ
上条「……えっと」
禁書「とうま!!!!!」ガバッ
ギュッ
禁書「とうま……とうまぁぁ……!!!」ギュゥゥゥゥ
上条「インデックス……あのさ、俺……」
禁書「もうどこにも行かないで!! とうまが居ないと私……私……っ!!!」ポロポロ
上条「……インデックス、今から言うことをよく聞いてくれ。大事な話だ」
禁書「……うん」
上条説明中
上条「……っていう事なんだ。昨日も美琴とセックスした。だから、こんな俺は……」
禁書「いいよ」
上条「お前と一緒に居る資格なんて…………え?」
禁書「いいよ、それでも。とうまは私のことを想ってそうしてくれたんだよね?」
上条「あぁ……でも!!」
禁書「確かにとうまのした事はいけない事だと思う。何より短髪に、ね。でも、例えそうだとしても私はとうまの味方なんだよ」
上条「なんで……なんでだよ!!」
禁書「そんなの簡単なんだよ。私が、とうまの事を愛しているから」ニコ
上条「っ……!!」
禁書「例え世界全ての人がとうまの事を悪く思っても、私だけは変わらずとうまの味方だから」
上条「イン……デックス……!!」ポロポロ
禁書「だから、とうまにだけ罪を背負わせない。私も、一緒に背負っていく」ギュッ
上条「……ぅぅ……ぁぁ……あああああああああああ!!!!!」
禁書「ふふっ、大丈夫だよ、とうま」ナデナデ
土御門の部屋
土御門「イイハナシダナー」
舞夏「イイハナシカナー? ていうか、このコップを壁に当てるっていうのもどうかと思うぞー」
土御門「こうして親友の行末を見守るのは当然だぜい」ウンウン
舞夏「そういうものなのかー? というか、予想以上にドロッドロで、正直私も結構キツイぞー」
土御門「舞夏にもいずれ分かる、何を捨てても守りたい者が…………って舞夏は分からなくていいにゃー!!!!!」
舞夏「急に大声出してどうしたんだー」ハァ
上条の部屋
禁書「それじゃ、ちゃんと短髪に謝りに行こうね? 私も一緒に行くから」
上条「えっ、いや、けど……っ!!」
禁書「お金のことは二人で考えていこう? とにかく、今の状況を続けるわけにはいかないんだよ」
上条「ち、違うっ! 美琴はヤバイんだ!! そんな事すればインデックスが……」
禁書「大丈夫だよ、短髪はああ見えて本当は結構良い人だから」ニコ
上条「…………いやいやいや!!」
ドガァァァァァァァァァ!!!!!
土御門「大ニュースだぜい、カミやん!!」
上条「人んちの壁壊してんじゃねえええええええええええええええ!!!!!」
禁書「び、びっくりしたんだよ……」
土御門「そんな事より!! ほらこれ!!」スッ
上条「ん、なんだこれ?」
土御門「カミやんの就職内定書だにゃー。ネセサリウスの」
上条「…………」
上条「はあああああああああああああ!?」
土御門「まったく、最大主教の気まぐれにも困ったものだぜい。まぁ、今回は助かったけど」
禁書「えっ……それならっ!」
土御門「あぁ、これからカミやんはインデックスと一緒にイギリス清教で働くんだぜい。もちろん給料は出る。インデックスの身の安全についても、カミやん自身も行くならいいだろう?」
上条「マジかよ……じゃあこれで……もう……」
禁書「あ……でもその前に短髪には謝らないと……」
土御門「それはやめた方がいい。命が危ない」
禁書「えっ、そ、そんな……」
上条「……インデックス、美琴にはいつか必ず謝る。ただ、今はマズイんだ。分かってくれるか?」
禁書「……うん。私のことを思って、なんだよね?」
上条「あぁ、そうだ。インデックスを危険な目にはあわせられねえ」
土御門「とにかく、出発には超電磁砲に知られないようにした方がいいな。出発はできるだけ早い内に、と向こうに言っておいた方がいいか」
上条「サンキューな。しっかし、まるで夜逃げだな。けど、今はそれが一番か」
夜 上条の部屋
禁書「……とうま、起きてる?」
上条「起きてるぞー」
禁書「あのさ……その、とうまが私を抱かなかったのは、短髪の事があったから?」
上条「……あぁ。こんな状態でインデックスを汚すことなんて考えられなかったんだ」
禁書「でも、もうそれも全部言っちゃったよね?」
上条「……インデックス?」
禁書「私はとうまが汚いとは思わない。だから……その……///」モジモジ
上条「けど、俺、昨日だって美琴と……」
禁書「だから、それでもいいんだよ! というか、えっと、短髪がしてるのに私がまだっていうのが……嫌、かも……」
上条「いい……のか……?」
禁書「もうっ、これ以上女の子に言わせちゃダメなんだよ!!///」
上条「分かった、じゃあ……する、ぞ……」ドキドキ
禁書「う、うん……」
プチプチ……
上条「ワイシャツのボタンって面倒くさいな……」
禁書「も、もう……ちょっとがっつき過ぎかも……」
上条「悪い悪い……よし、オッケー」パサッ
禁書「///」ギュッ
上条「え、えっと……何で目瞑ってんの?」
禁書「恥ずかしいから///」
上条「……あー、その、ならもうやめても…………」
禁書「ダ、ダメ!! 分かった、見る!! 見るから!!」パチッ
上条「本当に大丈夫か? 俺、お前には無理してほしくねえんだけど……」
禁書「無理なんてしてないっ! ほ、ほら、早く……その、も、揉んだり……///」
上条「……揉む?」
禁書「何で疑問形なんだよう!!!」ガブッ
上条「ぎゃあああああああああああ!!!!! こ、事の最中に噛み付くとかどんだけだ!!」
禁書「とうまがこんな時でもとうまなのが悪いかも!!」プンプン
上条「わ、悪かったって……じゃあ……揉む、ぞ?」
禁書「う、うん……///」
プニッ
禁書「んっ……」
上条「…………」ムニュムニュ
禁書「あっ……ん、ちょっと、とうま……急に黙ったままなんて……」
上条「薄暗い部屋の中、目の前には愛しい少女の双丘があり、その先端にはちょこんとピンク色の」
禁書「ばかあああああああああああああああ!!!!!」ボカッ
上条「いってええ!!!」
禁書「うぅ……!!」ウルウル
上条「わ、悪い悪い。インデックスが可愛くてさ」
禁書「もう、とうまはイジワルかも!」
上条「分かった、ちゃんと真面目にやるから」モミモミ
禁書「あっ……う、ん……な、なんか……くすぐったいかも……」
上条「じゃあここは?」コリッ
禁書「きゃあああああ!! そ、そこ……あんっ……敏感だからぁ……」ビクン!!
上条「可愛いよ、インデックス」コリコリ
禁書「んっ! ふっ、ん……あっ……だ、だめぇ……」トロン
上条「気持ちいいか?」
禁書「そっ……そんな……の……んんっ!! わ、分からない……あんっ!」ビクンビクン!!
禁書「ね、ねぇ……とうま……」ハァハァ
上条「ん? もしかしてイッた?」
禁書「イ、イッてない! そうじゃなくて、その……私の胸、短髪とどっちが大きいかな……?」
上条「……うーん、これはあれか。どんぐりの背比べっていうのか」
禁書「むぅ!! ど、どうせ私は……!!」
上条「でも、インデックスの胸が一番好きだ。他のどんな胸よりもな」
禁書「とうま……」キュン
上条「だから何の心配もしなくていいんだぞ?」
禁書「それはつまり、かおりの胸よりも私のが好きっていう事だよね?」
上条「あぁ、もちろん」
禁書「ひょうかの胸よりも?」
上条「おう」
禁書「オルソラの」
上条「だあああああああああ!!! だからインデックスが一番だっての! そんなに俺はおっぱい星人に見えたか!」
禁書「うん」
上条「そんな真顔で……」ズーン
禁書「で、でも、私の胸が好きっていうなら素直に嬉しいんだよ」ニコ
上条「……あぁ、好きだ。だから、舐めてもいいか?」
禁書「……ふぇっ!?///」
上条「ダメ?」
禁書「あ、え、えっと……優しく……ね?」ドキドキ
上条「分かってる」スゥ
ペロッ
禁書「っっっ!!!」ビクンッ!!!
上条「れろ……んむ……」
禁書「あっ、だ、だめ……んぁぁあああっ!! な、にこれ……はぅぅっ!! おかしい……んだよ……!!!」ビクッビクッ
上条「はむっ」パクッ
禁書「あんっ!!! いやぁ……んはっ!! あ、たまが……んんっ!! しびれ……!!!」ビクッ
上条「……ぷはっ。どうだ、インデックス?」
禁書「はぁ……はぁ……!! とうま、赤ちゃんみたいなんだよ……」トロン
上条「男ってのは何歳になってもおっぱいが好きだからな」
禁書「……やっぱりおっぱい星人なんだよ」ジト
上条「だ、だからそういう事じゃねえって! えっと……じゃあこっちも……触るぞ?」ススッ
禁書「ッ!! ちょ、ちょっと待って!!」
上条「ん?」
禁書「あの、先に……キ、キスしてほしいかも……///」
上条「……時間稼ぎ?」
禁書「違うんだよ!!」
上条「はは、分かった分かった。ほら」チュッ
禁書「んっ……れろ……ちゅぱ…………ごくん」ポー
上条(キスしながらならいいかな)スッ
クチュ
禁書「んっ!? んんんっ!!!!!」ビクンッ!!!
禁書「ぷはっ……ちょ、ちょっと……待ってとうま……!!」ビクッビクッ
上条「……すっげえ濡れてるな」クチュ
禁書「いちいち言わなくていいかも!! あっ……んんっ!!!」
上条「パンツ邪魔だな、脱がすぞ?」ガッ
禁書「待って!!」ガシッ
上条「ん?」
禁書「ん、じゃない!! そ、その、少し気持ちの準備を……」
上条「10秒くらいでいい?」
禁書「ダメ!!」
上条「分かった分かった。いくらでも待つよ」
禁書「う、うん……」
上条「…………」
禁書「…………」
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