モバP「いぇーい、メッチャホリデイ」(371)
―社長室―
P「クビ?」
社長「……そういう、事になる」
P「……あ、あの、何か私に至らない事が」
社長「いや、いやそうじゃないんだ……ないんだが……むしろよくやってくれている」
社長「だが……君は、有能すぎた」
P「と、いいますと」
社長「……まぁ、有体に言うとだな」
社長「アイドルとうまくやりすぎて、マスコミの間でよくない噂話が蔓延しとるんだ」
P「……あ、あぁー……」
社長「…………すまない……」
P「しかし、私の残された仕事は――」
社長「君の後任として、他の事務所などから人手を借りたんだ」
P「あ、あぁ。左様で」
社長「すまないが、今日は今から彼女達――……新しいプロデューサー達に仕事の簡単な引継ぎをお願いしたい」
P「はい……」
社長「……私も、心苦しいんだ……理解してほしい」
社長「それと、アイドル達は君にだいぶ懐いていたから……君が辞めた事を知らせるのは、しばらく後にしようと思う」
社長「アイドル達とは何も接触がないようにお願いしたい」
P「……かしこまりました」
社長「……Pくん」
ペコッ
社長「いままでありがとう……そして、すまない……!!」
社長「無力な私を許してくれ……!!」
P「……」
―事務所―
凛「おはようございまーす」
ちひろ「あ、おはようございます。凛ちゃん」
凛「おはよう、ちひろさん……あれ?プロデューサーは?」
ちひろ「えっと、それが、急に海外に出張になっちゃったらしくて」
凛「えっ?なにそれ」
ちひろ「だから、その間はこの方が凛ちゃんに付かれるそうよ」
凛「え」
女P「はじめまして、○○と申します」
凛「あ、は、はじめまして、渋谷凛です……」
女P「Pさんの代わりに頑張りたいと思っていますので、よろしくお願いしますね」ニコ
凛「はい、よろしくお願いします」
凛(……そっか……プロデューサー、海外か)
凛(誰かのロケに付き添ってるのかなぁ)
ガチャッ
卯月「おはようございます!」
凛「あ、卯月」
卯月「おはよう凛ちゃん!」
ちひろ「おはよう卯月ちゃん」
卯月「おはようございますちひろさん!……――と、お客様、ですか?」
女P「はじめまして、島村卯月さん。○○と申します」
卯月「は、はじめまして!島村卯月です!」
ちひろ「えっとね、しばらくプロデューサーさんが海外出張になっちゃって……代わりにこの方がしばらく配属されるの」
卯月「そうなんですか?」
女P「はい。一緒に頑張りましょうね!」
卯月「はい!よろしくお願いします!」
卯月(海外出張、うらやましいなぁ)
卯月(私もそんなおっきな仕事ができるように頑張らなきゃ!)
―P宅―
ピピピピピピ
ピピピ ガチャッ
ガバァッ
P「……ん……ふぁぁ……」
スタスタ
P(……えっと、今日はなんだったっけ)
P(凛、卯月、未央の三人の収録ときらりの衣装合わせに、幸子の――……あれ?)ゴソッ
P「あれ?あれ?メモ帳どこいった?あれ?あr――……」
ピタ
P(…………そうだ)
P(メモ帳、引継ぎの時、後任の人達に渡しちまったんだっけか)
P「……」
P「…………そっか」
P(俺…………無職なのか)
ガチャッ
きらり「にょっわー!おっすおっす!おっはよー!」
杏「きらりうるさい……眠い、だるい」
ちひろ「あ、きらりちゃん。おはようございます」
きらり「ちひろさん、おっはよー!」
きらり「あれぇー?Pチャンは?杏ちゃんちゃんと連れてきたよー!」
女P「おはようございます」
きらり「あれ?お客様?」
女P「はじめまして、○○と申します。今日からしばらくあなたのプロデューサーになる者です」
きらり「え?」
杏「えー……ちょっと、どういう事さ」
女P「Pさんはしばらく出張ですので、その間は私が代理です……はい、アメ」スッ
杏「おうぅ?わかってるじゃん、むぐ」コロコロ
きらり「Pチャン海外?うらやましぃー!」ジタバタ
女P(Pさんのメモ帳通りにアメあげたら機嫌よくなった)
―P宅―
P「……」ボーッ
P「……」
P「……」
P「……」
P「……」
ゴロン
P「…………暇だ」
P「……」
P(……時間って、こんなに溢れてるもんだったんだな)
P「……」
P「……」
P(……朝飯、食わなきゃ)
初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」
初春「百番煎じのSSは、タ書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねぇ」
初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」
初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」
初春「結果スとして面白くないのは許せます。許せるだけで面白くはないんですが」
初春「パクリ二匹目のドジョウ百番煎じは許ケせませんね。書いてて恥ずかしくないんですか?」
初春「ドヤ顔してる暇があればとっとと首吊って死ねよ」
初春「まあ、一番の害悪はそういったSSを持テち上げてる人たちなんですが」
佐天「初春?」
初春「そうネットに書いてありました」
佐天「なんだネットか」
―事務所―
みく「おっはよーにゃー!」
ちひろ「おはよう、みくちゃん」
女P「おはようございます、前川さん」
みく「えっ?どなたさんですかニャ?」
ちひろ「実は――……――って事なの」
みく「えぇー!ずるいニャ!Pちゃんばっかりー!」
女P「Pさんの分まで頑張りますので、よろしくおねがいしますね」
みく「あ、よろしくニャ!」
女P「はい」
みく「……」
女P「それでは、今日の仕事なんですが」
みく(なんだか凄くやりづらいニャ……)
みく(……帰ってきたら、もんくいっぱい言ってやるんだから)
幸子「はい?海外出張?」
女P「ええ、しばらく帰って来れないらしいので」
幸子「むー……そんなの聴いてませんよ」
女P「急な話で申し訳ありません」
幸子「いえ、別に責めてるわけでは」
女P「なにかありましたら、何でも言ってくださいね」
幸子「……ふ、ふふん!あの人の代わりなんですから、容赦しませんよ!」
幸子「なんたってボクはカワイイですからねっ!」
女P「はい、頑張ります」
幸子「……」
女P「えっと、今日の仕事なんですが」
幸子「あ、はい」
幸子(ツッコミがないってつらいなぁ……)
幸子(ま、せいぜい一、二週間くらいかなぁ……がんばろ)
―P宅―
P「おぉ……」
P(作れたぞ……ラピュタトースト)
P(我ながらなかなかの出来だ……あまり何もしてないけど)
ムシャッ
P(んまい)
P「……」モソモソ
P「……」ゴクン
P「……」ムシャッ
P「……」モソモソ
P「……」モソモソ
P「……」モソモソ
P「……」モソモソ
P(んまい)
P(こんなにゆっくり朝飯食べたの、いつぶりくらいだろうなぁ)
P「……」モソモソ
P(もう朝の五時半か……)
P(普段ならもう事務所に着いて書類仕事してた時間だなぁ)
P(…………そうだなぁ)
P「……」モソモソ
P「……」ゴクン
P「……」ムシャッ
P「……」モソモソ
P「……」モソモソ
P「……」モソモソ
P「……」モソモソ
P(んまい)
―事務所―
蘭子「煩わしい太陽ね!(おはようございます!)」
女P「おはよう、神埼さん」
蘭子「ふぇ!?な、何者っ!?(ふぇっ!?ど、どなたですか!?)」
女P「はじめまして、○○って言います」
女P「Pさんがしばらく海外に出張に行くんだけど、その間は私があなたのプロデューサー代理になります」
蘭子「あ、暗黒大陸への遠征?(海外出張、ですか?)」
女P「そ。よろしくね!」
蘭子「……わ、私の力に身を焼かれぬよう、せいぜい気をつけなさい!(よ、よろしくお願いします!)」
女P「ん!それじゃ仕事いきましょっか!」
蘭子(プロデューサー……出張かぁ)
蘭子(いいなぁ、おみやげあるかなぁ)
女P(Pくんにメモ帳貰っといてよかった……何言ってるか全然わかんなかったよ)
神崎○
神埼×
ごめんね蘭子さん
加蓮「海外出張、らしいよ」
奈緒「海外出張?」
加蓮「そ……全く、私達を放っておいてさ」
奈緒「なんだよ、Pさん……そんないきなり……聞いてないっつーの」
加蓮「ねぇ、いきなりすぎでしょ……ケータイも通じないしさー」
奈緒「どこにいったんだろーな」
加蓮「さあ……でもアイドル関係の仕事で海外でしょ?グラビア撮影とかだと思うから……グアムとか?」
奈緒「ぐむう、うらやましい」
加蓮「ま、多分すぐ帰ってくるだろうし……おみやげに期待しようよ」
奈緒「そうなー……でも、グラビア撮影の付き添いとかなら、誰の撮影なんだろうな?」
加蓮「さあ……雫さんとか?」
奈緒「ああー」
雫「呼びましたー?」ヒョコッ
奈緒「外れたか……」
雫「?」
―P宅―
チュンチュン
P「……」
P「……」
P「……はっ」
P(いかん、ボーっとしてたよ)
P(……しかし、何しようかな……)
P(…………さして趣味もないしなぁ……)
P「……」
P(テレビでも見るかな)
ピッ
―<今話題のアイドルの新譜が――……>―
プツン
P「……」
P「…………何しようかな……」
P(何か買い物でもしようかなぁ……)
P(退職金も必要以上に貰っちゃったし……お金には困りそうにないし)
P(……でも、何を買おう)
P(…………新しい飴?いや、必要ないか)
P(スプラッタのDVD……いや、これも必要ない)
P(戦隊モノのグッズ……いやいや、もうこれもあげる人いない)
P「…………はぁ」
ゴロン
P「……」
P「……あ」
P(気付いたけど、この部屋殺風景だなぁ)
P(寝るための部屋だから……ベッドとテレビとテーブルとタンスだけ……)
P「……」
P「……そだ」
P「部屋をかざるものを買おう」
―事務所―
莉嘉「えーっ!!Pくんいないのー!?」
女P「そうなの……その間は私が」
莉嘉「やだやだそんなのー!Pくんだけずるーい!!」
女P「そ、そう言われましても」
光「莉嘉、落ち着くんだ!駄々をこねるんじゃない!」
莉嘉「でもー……ぶぅ」
光「Pだって仕事なんだ。そんな事言っても仕方ないだろ」
女P「そ、そうよね」
光「おそらく、仕事といってもただの仕事じゃないからな!」
女P「は、はい?」
光「きっと極秘任務で海外にある敵のアジトを秘密裏に殲滅する使命を与えられてるんだ!」
莉嘉「だったら光くんはここに居ていいの?」
光「あっ、そうだ!アタシも行きたい!海外いきたーい!!」
女P「なんなのこの子ら」
フレデリカ「海外、かー」
ナターリア「プロデューサー、いないノ?」
女P「その間、よろしくね」
フレデリカ「ねえ、女Pさん」
女P「はい?」
フレデリカ「プロデューサー、どこに行ったの?」
女P「え」
フレデリカ「いや、どこに出張なのかな~と思ってぇ」
女P「え、えっと」
ナターリア「プロデューサー、どこに行っタ?」
女P「えぇぇ、え、え、えっとあ、アメリカ!アメリカです!!」
フレデリカ「ほんとー?」
女P「ほ、本当です!本当!」
フレデリカ「そっかー、ならいいや」
―P宅―
サボテン「……」
P(サボテンを買いました)
P(あの近所の花屋、初めて行ったなぁ)
P「……」
サボテン「……」
P「……」
P(かわいい)
P「……」
サボテン「……」
P「……」
P「……えいっ」ツン
グサ
P「……」ドクドク
P(サボテンに名前をつけてやろう)
サボテン「……」
P「……」
サボテン「……」
P「……」
サボテン「……」
P「……」
サボテン「……」
P「……ブッチャー」
サボテン「……!?」
P「ブッチャー錦野」
P「今日からそれがお前の名前だよ」
サボテン「……」
P「よろしくねブッチャー錦野」
サボテン「……」
―事務所―
女P「と、いうわけで……よろしくお願いしますね」
菜々「え~!Pさん、うらやましいですー!」
楓「そうですね……海外、行ってみたい」
女P「お二人とも、もう凄く有名なアイドルなのですぐに海外の仕事なんて入り込んで来ますよ!」
菜々「でもでもー、ウサミン星にもPさんを招待してあげたいなぁー」
女P「ファオ」
女P(さすが安部菜々……いつも本当にこんな感じなんだ)
楓「あの、女Pさん」
女P「はい?なんでしょう」
楓「海外出張に行きたいです」
女P「は、はい。ですが――……」
楓「と、私は“しゅちょう”します……出張、だけに」
女P「……」
楓「ふふっ……出張、だけに、主張……ふふ」
かな子「え……出張、ですか」
女P「うん、その間Pくんの代わりに私達数十人でPくんの代理でプロデューサー勤めるから」
かな子「そう、ですか」
女P「そうそう、よろしくねっ。かな子ちゃん」
かな子「はい、よろしくお願いしますっ」
女P「いい返事だ!」
かな子「ありがとうございます!」
かな子「……」
かな子(どうしよう……プロデューサーさんにお菓子作って来たのに)
かな子(タイミング、悪かったなぁ)ハァ
女P「あれ?元気ない?」
かな子「あっ、いえいえ!そんな事ないですよっ!」
かな子(まぁ、いっか……出張が終わったら、改めて作ろう)
かな子(とりあえずこのお菓子は私が……えへへ)
―P宅―
P「……また暇になった」
P(どうしよう……やる事、なにもないぞ……)
P(……俺って、本当に仕事しかしてなかったんだなぁ)
P「……」
P「……」
P「……そうだ」スクッ
ゴソゴソ
P(……よしっ)
P(やりたい事をノートに書き出してみよう)
P(きっと何かやりたい事がでてくるはずだ)
P「……」カリカリ
ブッチャー錦野「……」
P「……」カリカリ
P(サボテンあるだけで変わるもんだなぁ)
―10分後―
P「……できた」
・昼ご飯は魚が食べたい
・じょうろを買ってくるのを忘れたので後で買いたい
・ビリーズブートキャンプを無駄にコンプリートしてみたい
・ソロでプログレバンドを組んで音楽性の違いにより解散してみたい
・柴犬を飼って刹那的に裏切られたい
・ゴダールの映画に出てヌーヴェルバーガー(造語)と言われてみたい
・石油王に喧嘩をふっかけて世界を敵に回してみたい
・それでも君の味方でいたい
・淡水魚と海水魚の切ない厚い壁を取り壊してあげたい
・跳梁跋扈してみたい
P「よし……」
P「……うん……」
P「なんかスッキリしたぞ…………」
P「……」
ブッチャー錦野「……」
P「…………じょうろ買って来よう」
薫「むぅぅー」
仁奈「あれ、どうしやがりました?」
薫「あ、仁奈ちゃん」
仁奈「誰に電話かけてやがるんですか?」
薫「せんせぇだよ!んもー!全然でないの!」
仁奈「本当ですか?」
薫「そーだよ!この前、今日は勉強見てくれるっていってたのにー」プクー
仁奈「仁奈も電話するですよ」
prrrr
仁奈「……でやがりません」
薫「でしょー!ほんとにもー!しらないんだから!」
仁奈「どうしやがったんですかね、プロデューサー」
薫「ふーんだ!しゅっちょうから帰ってきても、もうお口きいてあげないもーんだ!」
仁奈「じゃあ仁奈もです!」
―飛行機―
まゆ「……」
女P「目的地にはあと二時間ほどで着く予定です」
まゆ「……」
女P「……何か?」
まゆ「いいえ……?」
女P「何かありましたら、申し付けてください」
まゆ「……ふふ」
女P「……」
まゆ「してやられましたねぇ」
女P「……何がですか?」
まゆ「ふふ、いいえ?」
女P「……アメリカに着いたら、ホテルで少し休んだ後に収録ですので」
まゆ(……強制滞在一ヶ月の仕事)
まゆ「……して、やられましたね……」ギリィッ……
―P宅―
ゴロン
P「……」
P(フローリングが冷たくてきもちいい)
P「……」
P(……引越しは、一週間後か)
P(引越しまでお願いされるとは思わなかったけど……仕方ないか)
P(もうあの事務所に通わないなら、この近いアパートである必要ないもんな)
P「……」
P(ここに越してきて、いろいろあったなぁ)
P「……」
グゥゥ
P「……」
ムクリ
P(……魚を食べよう)
犬が小屋から脱走したみたいなので深追いしてきます
おれ逃げた犬探してくるわ。
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` ) オレがいく。
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u' 俺はこの間に風呂に・・。
オレちょっとだけ仮眠取る。
【翌日】
∧_∧
( ´・ω・) そしてだいぶいなくなった
( つ旦O
と_)_)
―塩サバ―
P「ごちそう様でした」
ジャー カチャカチャ
P(惣菜でも十分おいしいなあ、魚)
キュッ
P「……ふう」
P「……」
P(……どうしよう、また暇になった)
P(…………)
P(国家転覆を目論んでみよう)
P(うーん……)
P(……)
P(あ、駄目だどうやってもセガールに殺される)
P(日本怖い)
P「よし……腹ごなしに散歩行くかなぁ」
―外―
テクテク
P「もー……へぁー……♪」
P(うーん、やっぱり外はいいなぁ)
P(こう、目的地が無く歩くのって、最近全然無かったからなぁ)
P(気楽なもんだ)
<しょーこらーてぃあーらー
P「!」ビクゥゥッ!!
―<しょこらーてぃあーらー>―
P「……」
P(電気屋のテレビか……びっくりした、かな子本人かと思った……なんかいきなり歌い始めたと思った)
P「……」
P(でも、もう……関係ないんだよな。アイドル達と、俺は)
P(……うん、でも俺は誰よりもこいつらを応援してやろう)
P(なんたって、こいつらのファン第一号なんだからな)
未央「あれ?プロデューサー!」
P 「ん?ああ、未央」
P「……」
P「未央おおおおおお!!!!!!?」ビクゥゥゥッ!!!!
未央「きっぐうだねー。っていうかなんでこんなとこに居るの?仕事は?」スタスタ
P「あ、あわわ」
未央「私今から事務所行くんだけどさー」
P「っっっ!!!!!」ドヒュン!!
未央「ってええぇぇっ!!?プロデューサー!!?」
タッタッタ
P「~~っ!!」タッタッタ
P(しまったしまったしまった!!この道事務所から近いんだった!!)
未央「なんで逃げるのさー!!」タッタッタ
P(追ってきてるぅー!!)
P「ひ、人違いですー!!」
未央「何言ってんのさ!!」
P「わ、私女ですょー!!!!(裏声)」
未央「キモっ!!?ちょっと待ちなって!!」
P(くそっ!未央しつこいっ!!)
P「こうなったら――……」
ダッ
未央「ちょっ!!?」
バシャァァーン
未央「ぷ、プロデューサー!!?なんで河に!!」
P「河童ですので(裏声)」バシャバシャ
未央「プロデュー……お、泳いで行っちゃった……」
未央(どうしたんだろう……)
未央(……もしかして)
未央(本当に……河童だったのかな……)
―事務所―
凛「んなわけあるか」チョップ
未央「あいた」ビス
卯月「でも……本当にプロデューサーさんだったの?」
未央「うん、間違いないよ。毎日会ってるしね」
奈緒「見間違いでもなさそーだな……」
加蓮「……もしかして、今日の午後から海外に行くって話だったとか?」
凛「あぁ、それはあるかもね」
奈緒「まぁ色々荷造りもあるだろうしなぁ」
未央「……でも、なんで逃げたんだろう」
卯月「…………それだよね、わからないのは」
加蓮「未央と話すと長くなるから逃げたんじゃない?」
未央「なにさーそれー!」
凛「……」
凛(なんか……やな予感がする)
この嗅覚……流石は凛わん
―P宅―
ガチャッ
P「……」ビッショリ
P「は、は、……だふぉっ!!」ブシュン
P(うう……河は冷たかったなぁ)ズビッ
P(それ以上にずぶ濡れの俺を見る町の人の目がそれ以上に冷たかったけど)
P「ぱひぇっ!!」ブシュン
P「うう……風呂はいろう……」ゴソゴソ
P「……」
P(……ばれてないといいけど……ちょっと無理があるかなぁ)
P(でも、もしばれてもアイドルだって俺が出てくくらいで駄々をこねないだろ)
P(……)
P(…………せめて、最後にちゃんとお別れしたかったなあ)
P「へ、へ、……はぴぇっ!!」ブシュン
P「……風呂入ろう」グスッ
犯人はヤス ハ
P「ノリノリで恋したい♪」
アイドル「」ガタッ
し
http://i.imgur.com/PF5Wopa.jpg
http://i.imgur.com/948AqBB.jpg
渋谷凛(15)
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島村卯月(17)
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諸星きらり(17)
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双葉杏(17)
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前川みく(15)
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輿水幸子(14)
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神崎蘭子(14)
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北条加蓮(16)
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神谷奈緒(17)
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及川雫(16)
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城ヶ崎莉嘉(12)
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南条光(14)
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宮本フレデリカ(19)
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ナターリア(14)
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安部菜々(17?)
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高垣楓(25)
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三村かな子(17)
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龍崎薫(9)
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市原仁奈(9)
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佐久間まゆ(16)
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本田未央(15)
―お風呂―
ジャァァァァァ
P「もへーはー♪」
P(風呂はいいなぁ、いろいろ忘れられるよ)
P(……しかし、引越しがちょっとめんどくさいなぁ)
P(実家、ここから随分遠くだし……あれだったら家具はいくつか捨てていこうかな)
P(というかブッチャー錦野とPC以外はもういらないかも……うん、新しく買い換えよう)
ゴソ
P(ん?)
P(なんだ?この、石鹸置く場所に……なんか、小さい穴が)
P(今まで仕事で疲れた状態でしか風呂入らなかったから気付かなかったな……)
P(ガムテープで塞いでおこう)ペフペフ
―飛行機―
まゆ「最後の……望みが……」ガクガク
女P「PC見ながらどうしたんです?あ、他のアイドルとの連絡は禁止ですからね」
ま
ょ
、 ヽ 、 l ! , / /
\ ヽ ヽ | ! / / /
殺 伐 と し た ス レ に ヒ ョ ウ く ん が !!
\ \ ィt f{ .| / / /
\ ノ| ヽ t ヽ_/ ,-fi /
〈 | \_> / | |
_ュイ _,-' ~ ̄ `ュ<__ _」 ヽ_
r'' _,-' __`j _,,-
r+} r_ュ_、  ̄ー-ュ-ュ_
/ニ、 ''' `┴-' / o / ̄
.,--'ー-、 oヽ、 ゙ー-''´ / o /
rf'. | ヽ ィT `ヽ oヽ /o / 「この剣に誓ってお前に忠誠を誓おう。
〈.{ ( i `ー、 ヽ o| r' ___,, -'´o / 守護を任されたのなら相応の実力を
.}| ki ,、ヽ `ー-、>=〒''´o ☆,,-' 伴わんと話にならないからな。」
VT ヽ ヽ、 )ー'ー'''フ ̄
{ ( (`ー'´~ゝ┬'ヽ rv'
ヽ )tー''´ / V
゙ー'、(___ 7 r-j
r――――――j ー' r―-┘└-―t
゙ー―――ュ / └-―┐┌‐‐┘
「 lノ/ 「j .「j r-ュ r.―-┘└-―j r――――-ァ
ノ ノ j / └―‐┐┌‐‐┘ `ー―――'´
// // t_」
ん
フェイ
ちくわ道明寺
、ハrtハ,、 |i| tフ 「三ゝ / / /i /
ヽ ヤ ゙r' | |i _iュ_ /|/ /
我 t' N | く」::L>__ rャ、,、 / .| .傷
が キ ス^ヾャ´ /入_`ヾ、_)、 / / ノ| つ
名 キ |ヽ t、ゝイ / ヽi i、Y={ / //ノ/i. い
は rt .k ヽ_大ーレ' ^、_, ^ .| |フく^` / ノレi. た
ブ _)ヽ `-、_,,.-'` 弋 _ ノレ' `ヽ、__ノ Z .悪
リ `ュ `ー‐´---、__`yλ K__,,.--‐‐'''´ Li__,,,'ュ 姫
ュ  ̄フーュュ-++、_i ノ ,j0t_、_,-―''´~ヽ、 |
ン / // // / ( t j^i ァイT 「i r‐、 ヽ i^i . |
ヒ レ' レ' レ′ `tー、人__ノ ヽ| ヽ | ヽ|i ) レ . |
ル r ヽ、_,-―--、_):: :: :: (,,-= )._ `
デ ζ 彡彡 ,-'´:: :: :: :: :: :ヽ、-、 ミ=-―'_
!! ξ 彡彡 /::_:: :: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ、_ ―'´
r` 彡 .// /::ハ:: :: 八:: |ヽ::|ヽ::ヽ`7ー、 ミ三イ_ノi
`t_,、 // t:: リ_」」-‐ヘ| r-' ミ <ミミ
┏━━━━━━━━━━┓、_人_トノ`' i | ミ . 第 >ミミ
┃ 悪姫ブリュンヒルデ ┃ ト--| t::|ヽ::| ニ <ミミ
┣━━━┯━━━━━━┫ |ー'::| 三 .形 <`~
┃ステ-タス│ 効 果 ┃ .|::ノ| <ニフ .態 <
┠───┼──────┨.l レ^ | |i 彳 it
┃ 闇音 │ サイレント . ┃i|iλi | | | .|ノi レi|И|iV^|i /
┠───┼──────┨ | | iノ |i i从 ノ/
┃ 封書 │魔力を封じる .┃XⅢ ̄ .|= { ー‐―----、、i /
┠───┼──────┨ | k フ i|i ヽ/
┃ 炎獄 | 炎 絶大 ┃ L__」 . i|i1 i ) @
┗━━━┷━━━━━━┛ <_ ノ L_iii__/@@
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