京太郎「決まったあああ!!」 (114)

京太郎「今年の第91回全国高等学校麻雀選手権長野県予選団体戦を制したのは……」

京太郎「かつて前人未踏のインターハイ三連覇を成し遂げた……」

京太郎「清澄高校だー!」

京太郎「ここ数年間は風越女子に全国の切符を譲り続けていた清澄高校ですが、今年は新しく指導者を迎えレギュラーを一新した結果か、他の高校を寄せ付ける事なく県予選を突破しました!」

京太郎「彼女達の全国での活躍を期待したいところです!」

京太郎「それでは実況は私、須賀京太郎。解説は○○プロでお送りしました」

――

京太郎「ふぅ……」

三科「やあ須賀君、お疲れ様」

京太郎「あっ、三科アナ。お疲れ様です」

三科「いやあ、いい実況だったよ。○○プロも気持ちよく解説出来たって言ってたし、自分も藤田プロと一緒に実況した時を思い出した」

京太郎「あはは、最後はちょっと熱くなっちゃいましたけど……」

三科「それはまあ、母校が数年ぶりに全国への切符を手に入れたんだからしかたない気もするよ」

京太郎「あー……まあ、それだけならまだいいのかもしれませんけど」

三科「……ああ!そういえば清澄のレギュラーだったね、須賀君の娘さん」

京太郎「あくまで1人の選手として扱うと意気込みましたけど、いざ振り込んだ時はちょっと叫びそうになりました」

三科「確か娘さん、一年生だったっけ?」

京太郎「えぇ、しかも個人戦はさらに息子もいますから……今日以上に気を引き締めないと」

三科「双子の妹は団体戦レギュラー、母親はプロ雀士……大変だね、息子さんも」

京太郎「はい……まあ、自分と違って昔から麻雀はやってましたし、妻が徹底的にしごいてくれたのでいいところまで行ってくれるって期待はあります」

三科「まあ、あまり熱くならないように。自分の子供を応援したい気持ちは大事だけどね」

京太郎「はい。それじゃあお先に失礼します」

三科「個人戦もいい実況期待してるよ」

京太郎「はい!」

――

京太郎「えっと今から帰るから一緒に帰らないか……と」

京太郎「今日は頑張ってたなああいつ……」

「本当にね。さすが【清澄黄金世代】の2人の子供なだけあるわ」

京太郎「……それ、自分も入ってるの理解して言ってます?部長」

久「あはは、やあね須賀君ったら。私はもう部長じゃないわよ」

京太郎「そうでしたね。すいません竹井監督」

久「ふふっ、どうだった?私が指導した新生清澄高校麻雀部は」

京太郎「正直、驚きましたよ。もしかしたら俺が一年だった頃のみんなレベルなんじゃないですか?」

久「あら、さすがに須賀君達が三年だった頃には負けちゃう?」

京太郎「正直あの頃のみんなに勝てるのはそうそういませんよ」

久「やっぱりそうかー……まっ、いいわ。いずれ追い抜いてやるんだから」

京太郎「どんな魔物を育成する気ですかあなたは……」

久「ちなみにあなたの子供達は私が自慢出来る生徒だからね」

京太郎「あいつらが?」

久「ふふっ、あなた達に似ていい子よ2人共。兄妹揃って雑用を進んでやろうとするのはいただけないけど……誰に似たのかしら?」

京太郎「あー……間違いなく俺ですね」

久「一年生の頃須賀君にやらせすぎちゃったかしらねぇ……」

京太郎「いや、あの頃は俺がやるのが一番でしたし……まさかそこが遺伝するとは思いませんでしたけど」

久「まさかと言えば……」

京太郎「な、なんですか、人をジロジロ見て」

久「まさかあなた達の子供達を私が指導する事になるとはねぇ……時がたつのは早いわ本当」

京太郎「いやいや、竹井先輩だって娘さんいるじゃないですか」

久「そうなんだけどね、誰に似たのかこの前雀荘でアレやらかしちゃって。出禁になっちゃったのよ」

京太郎「アレってまさかあのよく反則にならなかったなと不思議だったツモ、通称竹井スペシャルの事ですか?」

久「そうそ……ちょっと待って。竹井スペシャルって何?」

京太郎「あっ、まずっ……」

久「須賀君……ちょっと控え室でお話しましょうか?」

京太郎「あ、あはは……お手柔らかに……」

京太郎「酷い目にあった……」

「あっ、お父さん!」

京太郎「おう、2人共早いな」

「いや、親父が遅いんだろ……俺達けっこう待ったんだぜ?」

京太郎「いや、悪い悪い。ちょっと竹井監督と話しててな」

「そういえば監督はお父さんの先輩だっけ……まさか浮気じゃないよね?」

京太郎「違う違う!」

「親父にそんな甲斐性あるわけないだろ」

「……それもそうだね」

京太郎「なんか複雑だな……まあ、いいや。今車出すからもう少し待っててな」

「あっ、お父さん!」

京太郎「なんだ?」

「ちょっと行きたいところがあるんだけど……」

京太郎「行きたいところ?」

――雀荘【roof-top】

カランカラン

まこ「いらっしゃい……って誰かと思えば須賀家御一行か」

京太郎「すいません、2人がまだ打ち足りないとか言い出しまして……」

「そもそも俺団体戦出てないから今日打ってないし」

「私は純粋にまだまだ打ち足りない!」

まこ「くっくっ、兄妹揃って麻雀バカじゃのう。京太郎も打ってくんか?」

京太郎「えっと……じゃあちょっとだけ」

まこ「あんたも打ちたくてしかたないとウズウズしとるように見えるがの。そんじゃあ……あそこの席が空いとるからそこに座って待っといてくれんか?」

京太郎「わかりました。2人共行くぞ」

「はーい」

「わかった」

京太郎「そういえば2人共、ここでコテンパンにされたんだってな?」

「うっ、竹井監督が言ったの?」

「一緒に入った染谷さんもそうだけど、いきなりあんな上手い人来るとは思わなかったんだよ……いや、言い訳だけどさ」

京太郎「そりゃ上手いさ。なんせあいつは……」

「空いてますか?」

京太郎「……マジか」

「ああ!あの時のおっぱ……むぐっ」

「馬鹿、失礼だろ!」

京太郎「まさか来てるとは俺も思ってなかったぞ、和」

和「ふふっ、偶然ですよ。染谷先輩から来るだろうから、久しぶりにまた打ってあげてほしいなんて連絡は受けてません」

京太郎「……隠す気ないだろ」

和「まあ、私も母校の全国出場に少し喜んでますから……それに」

和「――お2人がどれだけ成長したか、楽しみにしてましたから」

京太郎「……あー」

京太郎(これ、本気だわ……)

和「ツモ。500・1000」

「わ、私の親番……」

和「ロン。5200」

「ま、また狙い撃ちされた!?」

京太郎「あー……ツモ4000オール」

「お父さんにまで!?」

「ぜ、全然和了れない……」

和「……」タンッ

「あっ!ロ、ロン!3900!」

和「……ふふっ」

――

和「まだまだ改善点は多いようですね。全国に行くならもっと考えなければいけませんよ?」

「は、はい……」

「くそっ……」

和「ですが……あの時に比べればはるかに成長しています」

「えっ……」

「ほ、本当に?」

和「嘘をついても仕方がありませんから。それに……あの人が指導者ならまた色々仕組んでいそうですから私から言うことはそんなにありません」

京太郎「仕組んでいそうって……まあ事実か」

まこ「まあ、部長じゃからな……ほれ、お茶じゃ」

和「部長ですから。ありがとうございます」

京太郎「部長だもんなあ」

「竹井監督って信頼されてるのかな……?」

「なんじゃ、ないか?」

――

久「はくしゅん!うーん……これは誰かが噂してるわね。全くいい噂ならいいんだけど……と、そんな事より」

久「あっ、もしもしゆみ?久しぶり、実はちょっと頼みがあるんだけど……うん、うん」

久「ありがとう、あなたの恋人にもよろしくね。あはは、照れなくていいわよ」

久「後は誰を呼ぶか?まあ最低でも天江さんには来てもらうつもり。あと家の自慢の娘もね」

久「ふふっ、大丈夫よ。簡単に折れるような子達じゃないわ……牌に愛された子との対局はきっとあの子達を更なる高みへ連れて行ってくれるはず」

久「ありがとう。それじゃあまたあの合宿場でね」

久「よし!次は……」

――

京太郎「今日はありがとうな和」

和「気にしないでください。私が望んでした事ですから」

京太郎「でも弁護士って忙しいんだろ?」

和「父に比べればまだまだですよ。色々失敗も多いですし……だからあの子達には元気をもらいました」

京太郎「そうか……そう言ってくれると親としては誇らしいな」

和「ふふっ、親友のお子さん達ですからね。直接会場へ応援には行けませんが……インターハイ、応援してますから」

京太郎「んっ、ありがとうな。2人にはしっかり伝えておくよ」

和「それでは失礼します」

京太郎「またな和」

和「はい、またどこかで」

――

「ほとんどトップ取れなかったなあ……私まだまだ頑張らないと」

「俺なんか焼き鳥な時すらあったぞ……」

京太郎「和はうちの黄金世代の1人だからな。言っておくけどあいつあれからまだ強くなれるんだぞ?」

「えっ、嘘!?」

京太郎「本当。まあ、今となっては二度とやるかわからないけどな」

京太郎(さすがに今の歳でぬいぐるみ抱えては打てないだろ、和も……)

「あれからさらに……俺なんだか自信なくなってきた」

京太郎「おいおい、勘弁してくれよ。2人が萎縮したなんて知ったら和も母さんも落ち込むぞ」

「負けるのは慣れてるけど、やっぱり上はまだまだ高いんだね」

「……まあ、そういう事だな」

京太郎(……こりゃ、俺が一々口出ししなくても大丈夫かな?)

――須賀家

京太郎「ほら、家に着いたぞ。この時間なら……母さんも帰ってきてるだろ」

「お母さんが?」

京太郎「全国出場を知っていてもたってもいられなかったんだってさ。相手をトバしてさっさと終わらせたらしい」

「相変わらずだな、お袋も」

京太郎「子供の吉報だからな。嬉しくてしかたないんだよ、母さんは」

「もう、話してないで早く家入ろうよ!お母さん!ただいまー!」

「お、おい、引っ張るなって……た、ただいま!」

京太郎「……いてもたってもいられないのはこっちも同じか」

京太郎「……」

咲「あっ、京ちゃん、おめでとう!後実況すごかったよ!」

京太郎「いや、なんでお前がいるんだよ咲……」

咲「お呼ばれしちゃった。ごめんね、家族水入らずでいたかったでしょ?」

京太郎「どうせあいつが無理矢理引っ張ってきたんだろ……で、その元凶は?」

咲「奥にいるよ。さっきまで録画した県予選一緒に見てたんだ」

京太郎「咲を連れてきといて何してんだ、あいつは」

咲「そう言わないであげて。本当に嬉しくてしかたないみたいだし」

京太郎「本当に悪いな」

咲「ううん、私も嬉しい気持ちは同じだから」

京太郎「ありがとうな。じゃあちょっと行ってくるわ」

咲「うん」

京太郎「おーい優希?」

優希「ぐしゅ……うっ」

京太郎「お、おい、なんで泣いてんだよ?」

優希「嬉しいからに決まってるだろ~……ひっく」

京太郎「ああ、もう涙で顔グチャグチャじゃないか。本当にお前は喜怒哀楽が激しいな……」

優希「きょ、京太郎は嬉しくないの?」

京太郎「あのなあ……嬉しいに決まってるだろ。実況やってなかったら大騒ぎしてたくらいだよ」

優希「うっ、それなら、良かった」

京太郎「というかお前トバして帰ってきたんだって?」

優希「あは、ソワソワしてたら小鍛治プロが助けてくれた」

京太郎「マジか!?」

優希「既婚者を呪ってるって噂も聞いたから正直不安だったけど優しい人だったな」

京太郎「あの小鍛治プロがねぇ……」

――

健夜「はあ……」

恒子「どうしたのすこやん」

健夜「今日ね、初めて自分が勝つためじゃなくて誰かを助けるために打ったんだ」

恒子「ああ、須賀プロの事?すこやんが三倍満叩き込んで削ったのを須賀プロがトバしたんだっけ?なんだかんだで1位を譲らないところはすこやんらしいというか何というか……」

健夜「こーこちゃんは私をなんだと思ってるの……」

恒子「まだまだ水着とネコミミが似合うアラフィフ実家暮らし……というかなんで全く老けてないの?えっ、まさか若さを周りから吸収してるのすこやん」

健夜「私はごく普通の人間だからね!?というかこーこちゃんには言われたくないよ!?」

――須賀家

京太郎「ああ、ほら嬉しいのはわかったから泣くなよ。2人共心配するぞ」

優希「う、うん……ごめん」

京太郎「あはは、謝る必要はないって。俺だって今すぐ優希を抱きしめて叫びたいくらいだからな」

優希「し、しないのか?」

京太郎「さすがに子供が近くにいるしな……そろそろ行こうぜ。2人共優希にも褒めてもらいたいだろうしな」

優希「う、うん!」

――

咲「カン!もいっこカン!もいっこカン!さらにカン!」

「あわわわ……!」

「あ、相手にならない……」

咲「ツモ!四槓子だよ!」

「ト、トんじゃっだよ……」

「なんだよこれ、なんだよこれ……」

咲「麻雀って楽しいよね!」

「う゛ー……咲さん!もう一回!」

「ま、負けてられるか……せめて一回直撃してやる……!」

咲「うん、いいよ!一緒に楽しもうよ!」

京太郎「……」

優希「……」

京太郎「我が子ながら咲相手にすごいメンタルだな……」

優希「ほ、誇らしいじゃないか!」

――

「カンはやだ、カンはやだぁ……」

「嶺上開花、三槓子、四槓子……なんでこんな役がいっぱい出るんだ……」

京太郎「これ大丈夫か……」

優希「咲ちゃんはやっぱり強いな……仮にもプロになったのに全く勝てる気がしない」

咲「ご、ごめんなさい……」

京太郎「いや、何回も挑むのを止めなかったのは俺達だし……」

京太郎(でもぶっちゃけ咲がなんで結婚出来ないのかは納得できた……)

咲「ふ、2人共大丈夫?」

「……うあああああ!」

「おわっ!?」

「咲さん、強い!もう全く勝てない気がするくらい!」

京太郎「えっと、その割りには笑顔なんだな」

「だってすごくワクワクするんだもん!」

優希「ワ、ワクワク?」

「……確かに倒しがいはあるな」

京太郎「咲を、倒す?」

「お父さんもお母さんもこんなすごい人と一緒に戦ってきたんだよね!?」

京太郎「ま、まあな」

優希「そ、そうそう!」

京太郎(俺、咲に勝った事は一度もないけどな……)

優希(私も数えるくらい……)

「というわけで咲さん!もう一回お願いします!」

「今度は簡単にトバされませんよ!」

咲「……そっか。私ともっと麻雀を楽しんでくれるんだ?」

京太郎「あっ、おい咲!」

優希「さ、咲ちゃんっ!?」

咲「――じゃあ、本気だそうかな」ゴッ!!

「「……えっ?」」

――

京太郎「2人は?」

優希「寝ちゃった。すごく疲れてたみたいで……」

咲「ほ、本当にごめんなさい!」

京太郎「久しぶりに見たよ、咲の問答無用のプラマイゼロ……」

優希「でも小鍛治プロレベルの咲ちゃんにあんなに立ち向かえただけ私達よりすごいのかもしれないな……」

京太郎「俺達でもあんなにやられたらしばらくはなあ……」

咲「わ、私そんなにすごくないよ!お姉ちゃんと時々やるけど勝てない方が多いし……」

京太郎「比較対象がトッププロな時点でおかしいからな?」

咲「うっ……」

優希「でもこんなに強いのになんで咲ちゃんはプロにならなかったんだ?」

京太郎「そういえば咲、プロの誘い全部蹴ったんだっけな」

優希「前から聞こうと思ってたんだ。のどちゃんは理解出来るけどなんで咲ちゃんは……」

咲「えっと、私ね、確かに麻雀がまた好きになったよ」

京太郎「だったら……」

咲「けど、やっぱり競技としてやるのはちょっと……」

京太郎「はあ、もったいない話だな。咲ならトッププロになれるだろうに」

咲「持ち上げすぎだと思うけど……あっ、電話。ちょっとごめんね」

優希「……でも正直咲ちゃんの存在はありがたいんだ」

京太郎「なんで?」

優希「まだまだ上がいるって自覚できるから。トッププロと打つなんて毎回じゃないから咲ちゃんがいなかったら私調子に乗ってたかもしれない」

京太郎「……大人になったな優希は」

優希「いつまでもインターハイの時みたいにはいられないから……あの子達に調子に乗ってる恥ずかしい姿は見せたくないし」

京太郎「言葉づかい直したのも?」

優希「それはちょっと違う。子供っぽいし京太郎に呆れられたくなかっただけ」

京太郎「……ぷっ」

優希「むっ、なんで笑うんだ!」

京太郎「いや、俺の嫁さんはいつまで経っても可愛いって思ったんだよ」

優希「……は、恥ずかしい事を」

京太郎「本心だからな」

優希「……京太郎はずるい」

京太郎「ずるくて結構。なんだ、ここまで来て嫌になったか?」

優希「だからずるいんだ……んっ」

京太郎「んっ」

優希「私が嫌いになれないの知っててそういう事ばっかり言うから」

京太郎「……お互い様だ」


咲「……いつになったら戻れるかな?はあ、今のうちに次の本の原稿チェックしとこう……」

「あれ、咲さん何してるんです?」

「親父達はどうしたんですか?」

咲「えっと……仲良くしてるよ?」

――数ヶ月後

京太郎「さてと、そろそろだな」

「さあ始まりました、第91回全国高等学校麻雀選手権大会女子団体戦!一回戦の実況は私○○、解説は須賀優希プロでお送りします!」

優希「どうもよろしくお願いします」

京太郎「……本当、学生時代とは変わったな。あんな顔出来る奴じゃなかったのに」

「須賀プロは注目している高校はありますか?」

優希「シード4校を除くとまず……」


京太郎(確かに昔みたいにはいられない。俺達はもう親だし、変わらないといけない部分もたくさんあった)

優希「だけど私が一番注目しているのは……」

京太郎(だけどそれでも変わってないものだってあるんだ。2人が4人になってもどれだけ時間が経っても)

優希「長野県代表の清澄高校です!」

京太郎「あーあー、言っちまったよ……まああいつらなら親のひいき目だけじゃないのは証明できるか」

京太郎(俺達の娘が受け継いだマントと雑用やらないと気が済まない性格のように……)

京太郎(俺達の息子が受け継いだタコス好きと温厚なところみたいに……)

京太郎(何より俺達家族がみんな持ってる……麻雀が楽しいって気持ちは絶対に変わらない)

京太郎「だから……」

「試合開始です!」

京太郎「楽しんでこい、俺達の自慢の子供達!」

カン!

部長の相手とかiPS細胞とかが普及してるかはご想像にお任せします
後小鍛治プロは原作と全く見た目が変わっていません

それでは支援ありがとうございました

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