弟「タルパ?」
姉「うん、タルパ」
弟「んー……わかんない!」
姉「そっかぁ、それじゃあ教えてあげるね、タルパのことを」
弟「うんっ!」
姉「えっとね、タルパって言うのは悪く言うと、妄想なの」
弟「妄想?」
姉「うん、こういう人がいるんだ、って思い込んで話してるうちに、段々幻覚として現れるの」
弟「幻覚って、なんか居ないけど居るように見えるってアレ?」
姉「そうそう、例えば人型で、姿もあるし、お喋りも出来る、人によっては触れ合うことも出来る」
弟「へぇぇ、なんだか楽しそうだね」
姉「そうだね、仲良く出来れば楽しいね。でも傍から見たら一人でお喋りしているように見えたり、色々と困ることもあるの」
弟「困ることもあるんだね、へぇぇ」
姉「強いて言うならタルパって言うのは、実在しないモノを自分の意識に刷り込んで実在させるってものなの」
弟「実在させる……」
姉「たまに他の人にもタルパが見えるらしいけど、よっぽど凄いタルパじゃないとダメなんだよね」
弟「やっぱり自分の意識の中だけなんだね?」
姉「そうだね、子供が実在しない友達と遊ぶって言うのもタルパかな、子供よりも大人になった時の方がタルパは作りにくいとか」
姉「普通の大人だったら居ないものを居るなんて信じ込めないだろうしね?」
弟「確かにボクはお化け怖いけど、お姉ちゃんは平気だもんね」
姉「んー、弟くんが言うならそうだね」
弟「?」
姉「タルパってさ、タルパを求めて作り出した人の言うことを聞くし、作り出した人のことが大好きなの」
弟「えっ、じゃあもしかしてボクはお姉ちゃんのタルパなの?」
姉「ふふっ、弟くんはタルパじゃないよ、でも嬉しい、お姉ちゃんのこと大好きって言ってくれて」
弟「だって大好きだもん!」
姉「ふふふっ、ありがとう弟くん」
弟「うーん、なんだかタルパっていたほうが幸せそうだね」
姉「んー、そうでもない、かな」
弟「?」
姉「タルパってさ、あくまで作り出した人の想像上のものなんだよね」
弟「うん」
姉「だから、なんだろうな、作り出した人は頭の領域を分けてる感じ?」
弟「頭の領域?」
姉「うん、あくまでも無意識に、分けた領域でタルパを動かしてるから、普通よりも頭を酷使してるの」
弟「つまり?」
姉「普通よりも疲れやすいかもしれないの」
弟「大変なんだねぇ」
姉「それにもしもタルパが悪い子だったら、タルパを作り出した人の脳の容量を多く取って、意識を乗っ取るかもしれないの」
弟「意識を乗っ取る?」
姉「うん、気が付いたらすごく時間が経ってて、その間に何かしてるかも、二重人格みたいな感じになるの」
弟「そうなんだ、怖い面もあるんだね」
姉「基本的には作り出した人が好きだから悪いことはするつもり無いんだけどね?」
弟「仲悪くなるとダメなんだねー」
姉「そんな感じかなぁ」
姉「で、弟くん」
弟「うん?」
姉「私は、その、ね」
弟「?」
姉「……弟くんのタルパなの」
弟「……?」
姉「そのね、私は居るけど居ないの」
弟「えっと……え?」
姉「弟くんはもう結構おっきくなったしさ、お姉ちゃん離れしないとダメだと思うの」
弟「な、なに言ってるの?」
姉「私が居たら弟くんの頭の容量を圧迫しちゃうしさ」
弟「いいよそのくらい、だからそんなお姉ちゃん離れしなくてもいいでしょ?」
姉「ダメなの、弟くんが変な子にならないようにしなきゃいけないから、ね?」
弟「でも、だって、やだよ」
姉「それでも弟くん、私のこと忘れなきゃダメだよ」
弟「そんなぁ……」
タルパ作りたくて性格作るために妄想を出したけど、やっぱりなんか違う
やっぱり頭の中の雑な設定と、アウトプットした際の理想とのズレはなおさなきゃなぁ
タルパとSEXした結果wwwwwwwwwww
常にムラムラするようになった
>>42
ある種究極のオナニーだよね、タルパも自分も幸せ一石二鳥?
とりあえずタルパの見た目や性格や声の決め方教えてくだしあ
タルパ作るのにどれぐらいかかるものなんだ
何かトレーニングみたいな事するの?
>>44
期間は個人的だってさ
しばらくは脳内で一人二役の会話って不毛そうな練習するらしいよ
会話しながら設定が深まることもあるんじゃね
>>46
それはあるらしいけど、あくまでそれはオート化する頃じゃないの?
自分じゃなくてタルパが話す頃からそうなるような感じって聞いたよ
うーん、俺が話したことに対してこいつならどう反応するだろう、
みたいなこと考えてると煮詰まってくるんじゃないかなあ
まあ俺まじめに作ってないから参考にはしないで
>>48
会話に煮詰まるのはまだタルパさんの設定を自分が飲み込めてなくて、反応がわからなくなるんじゃないかな
まだ作る前の段階の俺が言ってもなんだけどさ
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