玄「清澄高校の京太郎君って人なんだけど」(217)
憧「えぇ!?玄も狙ってたの!?」
灼「……」ピッ
憧「何手なんか挙げてんの?アンタまさか…」
灼「……」コクリ
憧「かぁ~…」
穏乃「うぅー」モジモジ
憧「まさかシズまで!?」
穏乃「う、うん」カァ
憧「はぁ~…」
穏乃「そういう憧だって!」カァ
憧「わ、私はぁ…そ、そのぉ…」ポッ
穏乃「あ!赤くなってる!やっぱりそうなんだ!」
憧「う、うるさい!馬鹿!」
玄「……」モジッ
灼「……」モジモジ
穏乃「……」モジッ
憧「……」モジ
玄「ど、どうしよっ、か…」ヘラァ
穏乃「わ、私は正々堂々勝負するべきだと思います!」
灼「さ、賛成」ポッ
憧「それしかなさそうだもんねー」ハァ
玄「わ、私もそれが一番良いと思う!」カァ
憧「じゃあまずは清澄高校に麻雀の特訓を申し込んでみよっか」
灼「…なるほど」
玄「う、うん」
穏乃「はぁ?なんで?直接清澄高校まで言って京太郎さんを見つければ、」
憧「それで下手すると私達変質者になっちゃうのよバカ」
穏乃「そ、そう、なの?」
~数日後~
玄「みんなー、残念だけど清澄高校との合同練習、断られちゃった」
灼「…くっ…」
憧「まぁそんなに上手くは行かないよね」ハァ
穏乃「……」
~放課後~
シャー
穏乃「ヒョー!MTBってすっごー!」
穏乃「こんなに早いなら明日にはつけるかな!」
シャー
ヒョー
~次の日~
清澄高校
京太郎「ふぁぁ…」ムニャムニャ
咲「おはよ、京ちゃん」
京太郎「あ、おふぁよ」
咲「朝からだらしないなぁ京ちゃんは」クスッ
京太郎「ほっとけ…」
キョウタロウッサーン
咲「?」
京太郎「……」
キョウタロウッサーン
咲「…きょ、京ちゃん」
京太郎「……」
シャー
ズリズリズリィ
穏乃「京太郎さん!」ドロドロ
ベチャ
京太郎「うわっ汚ねっ」ベトッ
咲「……」
穏乃「京太郎さん!」ニコッ
京太郎「…誰?」
咲「……」
穏乃「阿知賀女子学院1年!高鴨穏乃です!」
京太郎「……」
咲「……」
穏乃「きょ、京太郎、さん」モジッ
京太郎「…?」
穏乃「わ、私とデートしてくれませんか?」カァァ
ふと京太郎とハギヨシのクッソ濃厚なレズ談義を書きたくなった
何で残ってんだよ
玄「清澄高校の京太郎君って人なんだけど……みんな、知ってる?」
穏乃「清澄……って和の?」
玄「うん。和ちゃんと同じ麻雀部の人」
憧「名前からして男って感じだけど……清澄に男子部員なんていたの?」
宥「大会の動画で男子部員なんて見なかった気がするけど……」
玄「大会には出てないんだって。雑用係……って言ったら聞こえ悪いけど、そんな感じみたいだよ」
灼「ふぅん。 で? その男子部員がどうかしたの?」
玄「あ、うん。 ちょっとこの写真を見て貰いたいんだけど……」ピッ
穏乃「おおぅ!?」
宥「わ、わぁ……」
憧「あれま」
灼「……ふぅん」
穏乃「こ、これ……隣の金髪男子が?」
玄「うん」
玄「和ちゃんと仲睦まじく腕くんで一緒に笑い合ってるのが、京太郎君だよ」
玄「……どう思う? これ」
憧「いやぁ、どう思うって……」
灼「どう見ても付き合ってるようにしか見えない」
玄「だよねぇ」
穏乃「おぉ……和に彼氏……!」
宥「二人共お似合いだね。 ……暖かい……」
玄「うん……まぁ、そう見えるんだけど……」
憧「?」
玄「……今度はこっちの写真、見てみて」ピッ
穏乃「んな!?」
憧「わーお」
宥「えぇ……」
灼「……浮気?」
穏乃「だ、誰この女! 京太郎って人に抱きついてるよ!!?」
玄「……それ……宮永照さんの妹さんらしいよ」
全員「「!!」」
宥「み、宮永照さんって……白糸台の……?」
玄「それしかない、と思うけど……」
憧「女二人を侍らすハーレム男ってこと? このご時世に珍しー」
灼「……この京太郎って人、どっちの恋人なの?」
玄「そ、そこまではちょっと……」
穏乃「……!」ダッ
憧「はい、ストップ。 何処行く気?シズ」ガシッ
穏乃「調べる!!」ダンッ
灼「調べる? 何を?」
穏乃「この京太郎って人の身辺を、だよ!」
憧「……なんとなく分かっちゃったけど……どうやって?」
穏乃「モチロン!」
穏乃「ちょっと長野行ってくる!!」ゴッ
穏乃「はーなーしーてー!!」ジタバタ
憧「アホか。 却下に決まってんでしょっ」ガシッ
穏乃「アコは心配じゃないの!? 和の恋敵かもしれないんだよ!?」
憧「むっ……。 そりゃまぁ……そう言われたら心配じゃないとは言えないけど……」
穏乃「和の一生に一度の恋なんだよ!?」クワッ
玄「それは言い過ぎじゃ……」
穏乃「だって私達、まだ誰も彼氏いないじゃん」
玄「……」
憧「……」
宥「はぅ……」
灼「……」
穏乃「…・…」
穏乃「……ご、ごめん」
灼「……というか、この男子が問題なんじゃないの?」
穏乃「へ?」
灼「いや、さ」
灼「この男子が和と宮永チャンプの妹の、両方に手を出してる。 とかだったり」
穏乃「!」
憧「!」
玄「!」
宥「?」
憧「な、なるほど……そっちがあったかぁ……」
玄「なんてとんでもない発想を……で、でもその考えも否定出来ない……」
穏乃「アラタ……恐ろしい子……!」
灼「……アンタらどんだけ男子を下に見てんだ」
宥「?」
憧「……そうだとしたら、状況が変わるわね」
穏乃「おっ」
玄「和ちゃんには……もっとプラトニックな恋愛をして欲しい……!」
穏乃「おっおっ!」
灼「見た目チャラいしね、この男子」
穏乃「おっおっおっ!!」
憧「シズ」
穏乃「うん!」
憧「クロ」
玄「はい!」
憧「灼」
灼「はいはい」
憧「宥さん」
宥「は、はぃっ」
穏乃「オー!!!」
玄「オー!!!」
宥「ぉ、ぉー……」
灼「……おー」
続かない
だからなんで残ってんだよ
初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」
初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねぇ」
初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」
初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」
佐天「初春?」
穏乃「長野―!! 着いたぞ―!!!」ウガー
憧「ふいー疲れたー」
玄「憧ちゃんはずっとパソコンで何やってたの?」
憧「噂の【彼】と【彼女】の情報収集。 ザッとだけどまとめといたわ」ハイ
灼「……本名『須賀京太郎』。 清澄高校一年。 麻雀部所属で唯一の男子部員。麻雀はつい最近始めたばかりのド素人」
憧「玄の言ってたとおり主な仕事は、買い出し、掃除、パシリとほぼ雑用係と変わらないわね」
穏乃「麻雀歴が浅い……和と並んで歩くくらいだから上手いのかと思ってた……」
灼「……2月2日生まれの水瓶座。 ペットにカピバラを飼っている。 妄想癖あり。 タコスの作り方を知っている……要るの?この情報……」
憧「ま、まあまあ! 敵を知り己を知れば百戦危うからずって言うじゃない!」
灼「……!! あ、憧! 身長体重スリーサイズなんてどこで調べたの!? そ……それに 【自主規制】 まで……!!」
玄「一体なんのこ…・…。 …・…。 …………。 …………………!!」
玄「うぎゃーーー!!! ししし、穏乃ちゃんとおねーちゃんは見ちゃダメェ!!」
宥「?」
穏乃「?」
憧「あ、あははー……ちょっと頑張っちゃったかなーなんて……」
穏乃「それで、アコー。 彼女の方はー?」
憧「あ、ああ。 こっちこっち」ホイ
灼「……本名『宮永咲』。 清澄高校一年、麻雀部所属。 県予選では大将として出場……」
玄「た、大将さんかぁ……」
穏乃「県予選の動画は見てないからなぁ……。 大将、和じゃないのかぁ」
灼「……須賀京太郎とは中学からの幼馴染。 麻雀部の入部原因も須賀京太郎にある……と」
灼(……どっから仕入れてるのこの情報……)
玄「原因が彼? ……ってことは……」
憧「彼を追っての入部ってことかしらね。 まったく、お熱いことで」
宥「あったかいねぇー」
灼「須賀京太郎を『京ちゃん』と呼び、登下校、昼食はいつも一緒……」
穏乃「仲がいいってレベルなのかなぁ……」
憧「ちなみに今日の昼食は彼と一緒にサイゼですって」
灼「ねぇ、ホントにどこから仕入れてるのこの情報。 怖いんだけど」
玄「そんなわけで清澄高校に着いたのである」
憧「もう夕方だけどね」
穏乃「ここに和がいるのかー」
宥「でもどうやって調査するの? どうどうと部室には入れないし……」
憧「遠距離用双眼鏡ならここに」
玄「遠距離用集音マイクならここに」
灼「ホント怖いこの人ら」
穏乃「あ、和だ」
全員「「!」」バッ
憧「ちょ、双眼鏡双眼鏡! あれ!?見当たらない!!」
玄「マイクの準備ー!」
穏乃「おぉー……」ジー
灼「ふむ……」ジー
憧「灼! それ私の双眼鏡! なんだかんだでアンタも結構ノリ気じゃない!」
宥「わぁ……」ジー
和「あ、お疲れ様です。須賀くん」
京太郎「ああ、和。 お疲れさん」カチッ
和「お昼、咲さんと一緒でしたんですって?」
京太郎「ん、よく知ってんな。 サイゼ行ってきた」カチッ
和「今度は私も連れて行ってくださいよ?」
京太郎「私"だけを"じゃねえのな」カチッ
和「あら、そう言って欲しかったですか?」
京太郎「いんや。 別に」カチッ
ロンッ
京太郎「うぐ……またラス……」
和「須賀くん……今の赤ドラ打は無いですよ……」
京太郎「う、うっせー。 次こそはイケるって!」
和「それ、負ける人のセリフですよ?」
京太郎「むぐっ……ぐぬぬ……」
和「ふふふ」
和「んっ」カチッ
ツモッ。 バイマンッ!
和「はい、おしまい、と」カチッ
京太郎「うおぉ……」
和「良かったですねー須賀くん。 トップの数が3回も増えましたよ?」
京太郎「う、うぜー! 腹立つべきなのにちょっと嬉しいのが余計うぜー!」
和「ふふっ。 まだまだですね、す・が・くんっ」チョンッ
京太郎「ぐぬぬ……。お、俺だってー!!」カチッ!
和「ああ、またヤケになって」
ロンッ
京太郎「うぐぉ……と、トンだ……」
和「あらあら」
京太郎「ううぅ……まどかぁー……」
和「ふふふ。 よしよし」ナデナデ
誰だよまどかって。のどかだろ
――――――
――――
――
穏乃「おぉ……」
宥「ほわぁ……」
穏乃「何というか……仲いいね」
宥「あったかいねぇ……」
穏乃「須賀くんも悪そうな人には見えないね。 ね、アコ」
穏乃「……アコ?」
憧「ギリギリギリギリ」
玄「ギリギリギリギリ」
灼「ギリギリギリギリ」
宥「ッ!?」ビクッ
穏乃「……あ、憧……さん? え、どしたの皆?」
憧「シズ……シズにはあれが仲良さそうに見えるの……?」
穏乃「えっ……至って仲のいい二人に見えるけど……」
玄「須賀くんの肩に片手を置いて、もう片手で頭を撫でる和ちゃん……」
灼「それを受け入れながらもゆったりと彼女に寄りかかる彼……」
憧「仲がいいってレベルじゃないわよ!!」バンッ
宥「ひぃっ」ビクッ
玄「シズちゃん。あれはね、まさしく恋人くらいの関係の男女がすること(って雑誌に書いてあった)なんだよ」
穏乃「そうなの?」
灼「クソッ……リア充が……爆ぜろ……」
宥「……? あ、灼ちゃん……?」
憧「須賀も須賀よ! 何あのナヨナヨした顔っ! 腹立つー!」
玄「それを言ったら、和ちゃんなんてあんなにニヤニヤしちゃって……もー!!」
灼「ボウリングの玉……持ってくるんだった……」
穏乃「ど、どうしよう宥さん……皆が怖い……」
宥「ふぇぇ……」
初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」
初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねぇ」
初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」
初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」
佐天「初春?」
初春「結果として面白くないのは許せます。許せるだけで面白くはないんですが」
初春「パクリ二匹目のドジョウ百番煎じは許せませんね。書いてて恥ずかしくないんですか?」
初春「ドヤ顔してる暇があればとっとと首吊って死ねよ」
初春「そうネットに書いてありました」
佐天「なあんだネットかあ」
初春「一番の害悪はそういったSSを持ち上げてる人たちなんですけどね」
佐天「ふーん」
このSSまとめへのコメント
気持ち悪いSSだな