途中まで書き溜めてあるからドシドシ貼ってく
あやせ「どうぞ。座ってください」
京介「今度は手錠じゃなくて拘束具とかシャレになってませんよ!?」
あやせ「ランクアップした理由も分からないと言うのですか?」
京介「全く記憶にない」
あやせ「お兄さん。携帯を見せてください」
京介「動けないんだが」
あやせ「どこにあるんですか?」
京介「ズボンの右ポケット」
あやせ「…………」ゴソゴソ
京介(あやせさん!手が!俺のスカイツリーに!!)
あやせ(おっ!お兄さんのなの!?これ!しかも硬いし!)
あやせ「あっ、ありました……」スッガチャリ
あやせ「あぁああああ!!!」
京介「どっ!?どうしたんですか!?」
あやせ「本当だったんですか………」ズーン
京介「何がですか!?」
あやせ「待ち受け!」
そこには桐乃と撮ったプリクラが写っていた
京介「これがどうしたんだ!?」
あやせ「どうしたんだ!?じゃないです!何で妹と撮ったプリクラが待ち受けになっているんですか!」
京介「そっそれは………」カクカクシカジカ
あやせ「要するにもっと妹と仲良くなりたかったと………」
京介「ああ」
あやせ「可笑しいと思わないんですか!?」
京介「何が?」
あやせ「この………シスコン!!」
京介「なんでそうなるんだ!!」
あやせ「自覚なしですか!?」
あやせ「これは良くない。本当に危険です」ゴゴゴゴゴ
京介(ヤバイ。俺ここで死ぬ)
あやせ「本当に、本当に不本意ですが…………」
京介(頼む、四足は失っても命だけは!!)
あやせ「お兄さんを………」
京介「………」ビクビク
あやせ「骨抜きにします!!」
京介「骨抜き(物理)!!!」
京介「いゃああああ!!」
あやせ「お兄さんを骨抜きにして桐乃より私を好きに………ってそんなに嫌がらないで下さい。ちょっと傷つきます」
京介「骨抜き(物理)はいや!って、えっ?」
あやせ「だからお兄さんに桐乃より私を好きになってもらおうとそういうことです」
京介「いや、あやせ。その理屈は可笑しい」
あやせ「おかしくないです。私しか見ないように教育すれば桐乃には危険が及ばないはずです」
京介(なんだか、俺得な展開!?)
あやせ「早速ですがお兄さん、来週の日曜日空いてますか??空いてますよね!!」
京介「おっ!おう!空いてるぞ!」
京介(こえ~!!)
あやせ「なら朝10時に駅の前に来てください」
~千葉駅~
あやせ「あれ?お兄さん!?まだ9時ですよ!?」
京介「あやせとデートだなんて楽しみで落ち着かなくて」
あやせ「よくそんな恥ずかしいセリフを………」
あやせ(もしかして私が骨抜きにされちゃうかも!?)
京介「じゃ、いくか」
あやせ「ひゃい!ってどこに行くんですか?」
京介「着いてからのお楽しみだ」
あやせ「考えてくれてたんですか!?」
京介「桐乃に『女の子リード出来ない男なんてサイテー』ってよく言われるからな」
あやせ「デートの時に他の女の子の話はNGって言われなかったんですか?」
京介「言われたけど、お前桐乃の話題になると楽しそうじゃんか」
あやせ「そうですか?」
あやせ(お兄さん。私のこと考えて//って、何やってるの私!しっかりしなきゃ!)
~電車内~
あやせ「電車、混んでますね」
京介「そうだな」
ガチャコン
京介「おっと!」モミ
京介(マズイ……)ダラダラ
あやせ「お兄さん、わざとじゃないのは分かってますから、手を退けて下さい」
京介「おっ、おう」
京介(あれ?怒ってない?)
プシュー
京介「着いたぞ」
あやせ「何もないところですね」
あやせ「まさか!お兄さん!ひと気のないところに連れて行ってその………破廉恥なことしようとするんですね!!通報します!」
京介「違う!違う!あれをみろ!」
あやせ「植物園?」
京介「そうだ。昨日考えたんだけど………どうだ?」
あやせ「…………ドン引きです」
京介「え~一生懸命考えたのに~」
あやせ「でも、お兄さんらしくていいですよ」
京介「ごめんな」
あやせ「いいですよ。選んでくれて嬉しいです」
京介(うわっ!天使!ヤバイもともと骨抜きにされてるけど……頑張れ俺の理性!)
あやせ「早く入りましょう」
あやせ「すごいです!ジャングルみたいです」
京介「まあな!ここら辺じゃ一番大きいからな!」
あやせ「何調子に乗っているんですか?お兄さん」
京介「あはっは……は……は………」
あやせ(お兄さん、落ち込んでる)
あやせ「うっ!嘘ですよ!お兄さん」
京介「そうか!!」
あやせ(お兄さんが単純な人で良かった)
京介「そろそろ帰るか」
あやせ「そうですね。暗くなって来たし」
京介「あやせ」
あやせ「何ですか?お兄さん?」
京介「ごめんな。今日楽しくなかったよな?」
あやせ「そんなこと無いですよ」
あやせ「場所は良く無いと正直思いましたけど……お兄さんといるだけでとても楽しかったです」
あやせ(私!何言って!?)
あやせ「おっ!お兄さん!今のは違くて!違うんです」
京介「そうか、そうか」
あやせ「ニヤニヤしないで下さい!」
あやせ「もう、ここでいいです」
京介「いいよ。送ってくよ」
あやせ「そう言って部屋に押しかける計画ですね」
京介「俺って信用ね~」
あやせ「冗談です」
京介「あやせさん冗談きついっす」
あやせ「ww……」
あやせ「お兄さん。今日は楽しかったです」
京介「そうか?次は桐乃に聞いて気の利いた場所行こうぜ!」
あやせ「次があるとでも?」
京介「………」
あやせ「またまた冗談です」
京介「あやせ~」
あやせ「本当に今日は楽しかったです。ありがとうございました」
京介「おう!気をつけてな」
あやせ「それでは」タッタッタッ
京介「あやせ!!!!車!!!」
あやせ「ふぇ!?」
あやせを車のヘッドライトが照らす
あやせ(ああ、舞い上がってたのかな。お兄さんに本当のこと言ってから死にたかったな。罰が当たったのかな)
あやせ(お兄さん、ごめんなさい)
京介「あやせ!!!!」ドン
あやせ「お兄さん!!!」
京介「ぐはっ!!」バン
あやせ「お兄さん!!!!」
京介「ぐっ…………」ピクピク
あやせ「お兄さん!お兄さん!息してない………」
あやせ(ゴクリ……)
あやせ「この場には私しかいない」
あやせ「私がやらなきゃ!」
京介「……………」
あやせ「ん……………」
あやせは優等生である。保健の授業で習った心肺蘇生法を難なく行う。
そして救急車がきた
救急隊員「はい。123!」
救急隊員「彼女さんはこちらで」
あやせ「はい………」
救急隊員「血圧低下」
ビッピッピッ
救急隊員「彼女さん。そろそろ着きますから」
あやせ「はい………」ウルウル
あやせ(私のせいでお兄さんが、桐乃に何ていったら……)
医者「京介さんのご家族の方ですか?」
あやせ「いいえ、今向かっていると思います」
桐乃「京介!!」
あやせ「桐乃!私のせいなのごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
桐乃「そんなことは今はいいの!京介は!」
医者「京介さんなら心配いりません。今日はもう遅いので明日面会しにきてください」
医者「あと京介さんがあやせさんに話があると言うことで…………あやせさんは?」
あやせ「私です」
医者「そうですか。こちらへ」
ガラガラ
京介「あやせ!」
あやせ「お兄さん!大丈夫何ですか!?」
京介「おう!あやせのおかげだ」
あやせ「まさか聞いたんですか?」
京介「おう。あやせの人工呼吸がなかったら危なかったって、ありがとうあやせ!」
あやせ「そんな、お兄さん」ウルウル
京介「ごめんな?始めてだっだろ……」
あやせ「いえ。始めてでは無いです」
京介「えっ?」
あやせ「実は桐乃の家に泊まりに行った時こっそりお兄さんにキスしました」
京介「おまっ!」
あやせ「お兄さん、本当にごめんなさい。本当はお兄さんはシスコンでも変態でも無いって知ってたんです」
あやせ「お兄さんが私と桐乃を仲直りさせるためにしてくれたことだって、でもその場ではあんな態度を取るしかなかったんです」
あやせ「お兄さんの事をそれで好きになりました」
あやせ「自分を犠牲にして桐乃を守るお兄さんがカッコ良かったんです。少しでも私のことも………って思ってしまったんです」
あやせ「まさかこんな不本意な形で………大怪我までさせて………ごめんなさい」ウルウル
京介「あやせのせいじゃねーよ。あやせの腕の中で死ねるなら本望さ」
あやせ「それって………」
京介「俺だってな、大好きなんだぜ!一目惚れだ」
あやせ「そう言ってお兄さんは調子のいいことを」
京介「嘘じゃないさ」
京介「俺はあやせだって守りたい。いやあやせを守りたい」
あやせ「お兄さん///」
~翌日~
桐乃「てっきり死んだかと思った」
京介「おい!そりゃねーだろ」
桐乃「凄い心配だったんだからー(棒)」
あやせ「桐乃、流石にひどいんじゃない?」
桐乃「あやせやけにあいつの肩持つじゃん」
あやせ「そっ!そんなことないよ!」
桐乃「怪しい」ジー
あやせ「…………」ビクビク
桐乃「まあいいや」
あやせ「………」ふぅ~
あやせ(桐乃に暴露たら絶対にいけない。でもいつか言わなきゃ)
あやせ「今度桐乃の家泊まりに行っていい?」
桐乃「別にいいけど、どうしたの?」
あやせ「なっ!何でもないよ!」
桐乃「…………」
~高坂家~
あやせ「お邪魔します」
桐乃「あやせいらっしゃい」
京介「おう!来てたのか」
桐乃「うっさい!てか何ででて来てんの!」
あやせ「こんにちは、お兄さん」ニコニコ
桐乃「……………」
あやせ「それでねー………」
桐乃「何超うけるーww」
京介「隣から楽しい声が聞こえる」
京介「まあ、桐乃といて楽しそうだしいいや」
京介「夜まで寝るか…………」
ペチン!
あやせ「おはようございます」コソコソ
京介「お前!何やって!むぐっ!」
あやせ「シー桐乃に気づかれちゃいます」
京介「………………」チラっ
京介(2時か………夢だなこりゃ)
京介「楽しそうだし夢の続きを見るとするか」
あやせ「夢じゃないですから!」
転載禁止にしない理由が何かあんの?
京介「あやせ。そろそろ馬乗りを………」
あやせ「はっ!すっ…すいません」
京介「で?何のようだ?」
あやせ「ちょっとお兄さんが恋しくなって………」
京介「むぐぅ!」
あやせ「どうしたんですか?傷が痛いんですか!?」
京介「もっ…萌え死ぬ」
あやせ「えっ!?////」
あやせ「そんなこと言われたら我慢出来なくなちゃうじゃないですか」ダキ
>>39
別にどうでもいいや
京介「あっ!?あやせさん」
あやせ「エッチぃのはダメです。でも抱きつくぐらいなら………わたし真面目ですから」
京介「あやせ淫乱可愛い!」
あやせ「いっ!?淫乱じゃないです」
京介「淫乱じゃないならハグさせてあげない」
あやせ「…………意地悪しないでください」
京介「かわわ」ダキダキ
あやせ「おっ!お兄さん///」
自分のせいで死にそうになった奴の家に平気で泊まりにくるあやせwwwwwwww
さすがにトーチャンカーチャン良く思わんだろ
桐乃「全部聞かせてもらったから!!」
あやせ「桐乃!!!!」
桐乃「これ!どういういこと!!」
京介「俺とあやせは付き合っている」
あやせ「お兄さん!!」
京介「どうせ隠しきれない」
あやせ「…………」
京介「俺はあやせが好きだ」
>>43
想像してみろ。あやせが直接謝りにいかないわけないだろ?あやせの真面目さがトーちゃんに伝わって
父「桐乃いい友達を持ったな」
ってなるに決まっとる
桐乃「あたしが彼氏作った時に泣いてきたくせに!自分はいいっていうの!?認めない!そんなの!!」
京介「それは桐乃を大切に思ってるからだ!お前はあやせが信用出来ないのか!!」
桐乃「……………………ちっ!」
桐乃「あやせ」
あやせ「何?桐乃」ゴゴゴゴゴ
桐乃「兄貴と!京介と!別れてよ!!」
あやせ「絶対にいや。桐乃はお兄さんのことどう思ってるの?」
桐乃「それは………」
あやせ「自分のいいように使える道具としか見てないんだったら桐乃こそお兄さんに構わないで!」
桐乃「あいつ………京介は私の大事なお兄ちゃんなの!誰にも渡したくない!!」
あやせ「そんなの自分勝手だよね」
桐乃「そんなんどうでもいいの!お兄ちゃん返して!!」
京介「桐乃!……俺は桐乃があのチャラチャラしたのと付き合うのが納得いかなかったんだ!でもお前はあやせを信用出来ないのか?」
桐乃「それは………あやせは信用できる。でも京介と付き合うのは別!!」
京介「そうか…………桐乃!このゲームやるから今すぐやって来い」
桐乃「え?kimixsis!もうクリアしてるっての!」
京介「それの実妹ルートのバッドエンドは見たか?」
桐乃「それは!……見てないけど………」
京介「ならやれ。話はそれからだ」
ー桐乃自室ー
桐乃「バッドエンドってこうかな?」
あこ『お兄ちゃん!いかないで!』
ケイタ『ダメなんだ!お前は妹だ!大切だけど大切だからこそダメなんだ!』
あこ『お兄ちゃん!』
ケイタ『あこ!お前だって大事なんだそれは覚えておいてくれ』
あこ『お兄ちゃん~!!!!』
【BAD END】
桐乃「ふぅ……………………」
桐乃「兄貴」
京介「俺の言いたいこと分かるな」
桐乃「うん」
京介「ならあやせに謝ってこい」
桐乃「分かった」
桐乃「兄貴。ハグしてくれない?」
京介「桐乃!!」
桐乃「最後だから、お願い」
京介「わーたよ」ダキ
桐乃「兄貴!幸せにね!」ウワーン
あやせ「お兄さんのおかげでまた桐乃と仲良くなりました」
京介「大丈夫だったのか?」
あやせ「はい!でもちょっと悔しいです」
京介「え?」
あやせ「桐乃のことちゃんと分かってる気がして」
京介「まあな。兄だし」
あやせ「お兄さんにもっと私のこと知って貰いたいです!」
京介「善処します」
終わり
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