“俺の妹がこんなにかわいいはずがない”の京介×あやせです
イチャイチャするだけなので時系列は無視してください
あやせのSSは久しぶりなのでどこかおかしかったら言ってください
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―図書館―
京介「なぁあやせ……」
あやせ「………………」カリカリ
京介「あやせさーん……?」
あやせ「………………」カリカリ
京介「あやせちゃーん?」
あやせ「………………」カリカリ
京介「今日もかわいいあやせさん?」
あやせ「………………」カリカリ
京介「水色のワンピースがとってもチャーミングなあやせちゃーん」
あやせ「………………///」カリカリ
京介「俺のお宝本を熟読してたあやせさーん」
あやせ「……っ。もう!さっきからうるさいですよ、お兄さん!」
京介「あやせ、ここは図書館なんだから静かにしないとダメだろ」
あやせ「お兄さんが正論を言わないでください!」
京介「あやせ。声が大きい、声が」
あやせ「――っ!わたしは来週ある定期考査の勉強があるんですから静かにしてください」ボソボソ
京介「え?なんだって?」
あやせ「だからですね。わたしはテストがあるので……」ボソボソ
京介「そんなに近づかなくてもちゃんと聞こえてるって」
あやせ「ならどうして聞こえないだなんてウソついたんですか……」
京介「いや、あやせの顔をもっと近くで眺めていたいなぁって」
あやせ「な、何言ってるんですか!この変態!」
京介「そんなに褒めるなよ、照れるから」
あやせ「別に褒めてませんからっ」
登校時間なので一旦落ちます
続きは20:00くらいから書きます
あやせと姫神のSSは自分が書きました
ちょっと早いけどとりあえず1話分投下します
京介「顔を近くで見たかっただけなのに、なんかフワッといい香りがしたなぁ」クンクン
あやせ「しみじみと変態チックなセリフを言わないでください」
京介「あやせさ、シャンプーとかコンディショナー変えた?」
あやせ「あ、わかりました?実はジャスミンの香りからサクラの香りがするシャ……ってなんでわたしがシャンプー変えたって知ってるんですか!」
京介「俺はあやせのことなら何でも知ってるからな」
あやせ「そのセリフわたし以外に言ったら捕まりますよ?」ハァ
京介「つまり愛の囁きはあやせだけに言えってことか?」
あやせ「そ、そんなこと言ってません!」
京介「照れるなよ。心配しなくても睦言はあやせにしか言わないからさ」
あやせ「当然です」
京介「俺が愛を囁くのはあやせと桐乃の2人だけだから心配するな」キリッ
あやせ「桐乃に何言ったんですか!?ブチ殺しますよ!?」バチバチバチ
京介「じょ、冗談だから!桐乃にそんなこと言ったことありません!だからそのスタンガンをしまってください!お願いします!」orz
あやせ「まったく……。次そういうセリフを吐いたら冗談でもコレ使いますからね」ジトー
京介「お、オーケー。だからもう一度スタンガンを構えるのは止めてくれ……」
あやせ「はぁ……。いいですか、お兄さん」
京介「はい」
あやせ「わたしはテストがあるんです。情けない話ですがわたしはあまり成績が芳しくないのでがんばらないと志望校に通えないかもしれません」
京介「はい」
あやせ「お兄さんはわたしを不合格にしたいんですか?」
京介「違います」
あやせ「だったら何もするな、とは言いませんがせめて勉強が終わるまで邪魔しないでください」
京介「でもさ……」
あやせ「なんですか……」ジトー
京介「……やっぱいいや」
あやせ「言いたいことがあるならはっきりと言ってください」
京介「だってさ、もしあやせが第一志望に落ちれば滑り止めの俺の高校に入るかなって」
あやせ「あのですね、今のままじゃお兄さんの高校にすら受かりませんよ?それともお兄さんはわたしを高校浪人にするつもりですか?」
京介「それはいや……はっ!」ピカーン
あやせ「なんです?」
京介「もしあやせが浪人になれば俺と結婚すればいいんじゃ……」ウキウキ
あやせ「なんでそうなるんですか」パコーン
京介「え?だっけ結局結婚するんだし早いか遅いかの違いだろ?なら早いほうがいいじゃん」
あやせ「そんなことしません!」
京介「え……?結婚してくれないの……?」
あやせ「えっと……結婚するのはやぶさかではないですけど、時期尚早といいますか心の……って何を言わせるんですか!この変態!」
京介「ふふふ……あやせが俺と結婚するのもやぶさかじゃないって」ニヤニヤ
あやせ「結婚とか以前にまずわたしは結婚できる年齢じゃないですから……ってお兄さん?」
京介「結婚……いや、まずは同棲してからだな。そしたら帰宅したらエプロンをしたあやせが……」ブツブツ
あやせ「わたしの話を聞いてください」パコーン
京介「いてて……。いくら恋人だからって……はっ!まさかこれがあやせのフェチニズム……!なら俺は……!」
あやせ「気持ち悪いので落ち着いてください」パコーン
京介「あやせ心配するな。俺はあやせがどんなにマイノリティなフェチニズムを持っていても受け入れる覚悟だ」
あやせ「別に特殊な趣味嗜好は持ち合わせていませんから。そしてここが公的場所だということを思い出してください」パコーン
京介「痛いなぁ……いや痛くはないけど。よし!これからお義父さんに挨拶に行こう!」
あやせ「よくありません。いきなり彼氏を会わせたらお父さん、殺しちゃうかもしれませんよ?」
京介「う、うそだよな……?」オドオド
あやせ「わたしの父だということを考慮してこれから挨拶してみますか?」ニコリ
京介「え、遠慮しておきます」
あやせ「それがいいと思います。わたしも流石に彼氏が生き埋めっていうのは嫌ですし」
京介「とりあえずしばらくはお義父さんには内緒の方向で……」
あやせ「それがいいですね。さて、話が一段楽したところでそろそろわたしは勉強に……」
放送<六時をお知らせします。閉館時間となりましたので……>
京介「閉館のアナウンスだな……。帰るか」
あやせ「帰るしかありませんね……」ハァ…
―帰り道―
京介「すっかり夕焼け空だな」
あやせ「そうですね。はぁ、結局あまり勉強できませんでした……」トボトボ
京介「まぁ心配するな」
あやせ「誰のせいですか……」
京介「もし落ちても俺のところに永久就職すれば……」
あやせ「あ、やる気出ました。わたし絶対に志望校に受かります」
京介「つれないなぁ」
あやせ「そうさせたのはお兄さんですからね?」
京介「ちょっと反省してるよ」
あやせ「ちょっとしか反省していないんですね……」
京介「けどさ、なんでそんなにいい高校に入りたいわけ?やっぱり桐乃と同じ高校がいいとか?」
あやせ「うーん、それもありますね。けど桐乃は陸上の強い学校から推薦も貰ってますし、どちらに通うか迷ってるみたいです」
京介「陸上か。あいつも三足の草鞋をがんばってるよな。勉強もがんばって、読者モデルもやって、陸上もやってさ」
あやせ「そうですね。わたしの自慢の親友です」
京介「もし陸上の推薦貰った高校に桐乃が行くって言ったら、やっぱりあやせも同じ学校を志望するのか?」
あやせ「昔のわたしなら迷わず桐乃と同じ高校を選んでました」
京介「え?ってことは今は迷ってるのか?」
あやせ「いえ迷ってはいません。仮に桐乃が陸上の強い学校に行ってもわたしは今の志望校かお兄さんの高校に行くと思います」
京介「ふーん?どういう心境の変化だ?」
あやせ「……お兄さんがそれを言いますか」ボソッ
京介「今なんて言った?小さい声だからよく聞こえなかったんだけど」
あやせ「桐乃と同じってだけで高校を選ぶのは間違っている気がするんです」
京介「うん?」
あやせ「桐乃はいつでも全力でカッコよくて、通う高校も陸上にしろ勉強にしろ一生懸命考えて選ぶと思います」
京介「まぁあいつはそういうやつだからな」
あやせ「それなのにわたしだけ桐乃と同じ高校に通いたいからという理由で選ぶのは、桐乃に対してもわたし自身に対しても誠実じゃないと思うんです」
京介「………………」ジー
あやせ「もちろん桐乃と同じ高校に通えれば嬉しいですけど、桐乃を理由にするんじゃなくてわたし自身が真面目に選ぶべきだと思います」
京介「………………」
あやせ「だから仮に桐乃と志望校が違ってもわたしは自分で選んだ高校に通おうと思います」
京介「………………」
あやせ「それに高校が違ってもわたしと桐乃は親友ですから。距離が離れていても親友のままです」ニコリ
京介「そっか」ナデナデ
あやせ「はい。それとどうしてわたしの頭を撫でるんですか?」キョトン
京介「いや、こんなにかわいい娘が俺の彼女なんだなーって幸せを実感してるとこ」
あやせ「そ、そうやって誤魔化さないでください!どうせ他の女の子にもこうしているんですよね」
京介「そんなことねーよ。こんなことするのはあやせだけだよ」ナデナデ
あやせ「お兄さんは嘘吐きだから信用できませんっ」
京介「信用ないなぁ……」
あやせ「信用できるような言動を日頃から心掛けてください」
京介「あやせがかわいいから仕方ないだろ」
あやせ「わたしのせいにしないでください」プクー
京介「フグみたいに膨らんでるな」ツンツン
あやせ「そうですよ。わたしすごく怒ってますから」
京介「まぁふくれっ面のあやせもかわいいからいいけどさ」
あやせ「またそういうことを言いますね。いくらおだてても何もしませんから」
京介「別に何もしなくて良いよ。だって俺はこうしてるだけで幸せだからな」
あやせ「お兄さん……」
京介「勉強もさ、程々にがんばれよ?身体を壊したら元も子もないんだから」
あやせ「そうですね。程々に全力でがんばることにします」クスクス
京介「なんだか桐乃に似てきた気がするなぁ」
あやせ「わたしたち、親友ですから。あ、それとしばらくは図書館デートもなしです。勉強が身に付きませんから」
京介「は!?」
あやせ「当然です。限られた時間なのに勉強に集中できませんから。だから今からイチャイチャも禁止ですからね?」ギュッ
今日の分は終わりです
明日から甘くなる予定
余裕できたのでもうひとつ行きます
―探し物―
京介「さて、部屋のお宝本は隠した。歯は磨き直したし、マウスウォッシャーで口もいい匂い。いつあやせが来てもいいな」
あやせ「おじゃまします」ガチャ
京介「よく来てくれたな。まぁ何もないけど入ってくれ」
あやせ「ありがとうございます。どこに行けばいいですか?リビングですか?お兄さんの部屋ですか?」
京介「貰い物のケーキがあるから飲み物と一緒に持っていくわ。紅茶だよな?」
あやせ「わたしも手伝いましょうか?」
京介「いや、あやせはお客様だから部屋で待っててくれ」
あやせ「……わかりました。なら待っている間にお部屋のお掃除しておきますね」ニコリ
京介「ははは。是非存分にやってくれたまえ」
あやせ「そうですか」
京介「あぁ、なんたって俺はもうブツを持っていないからな」ハハハ
以前家捜しをしたあやせにお宝本を素手で引き裂かれたのはいい思い出だ。
あやせ「よかったです。お兄さんはやましい物は何も持っていないんですね?」
京介「もちろんだとも。俺はあやせ一筋だからな」キリッ
あやせ「ではお手洗いの戸棚の上も見せていただきますね」ニコリ
京介「」ダラダラダラ
あやせ「お兄さん汗がすごいけど大丈夫ですか?」
京介「だだだ大丈夫に決まってんだろ!」
あやせ「そうですか。そうですか、それなら探してもいいですよね」
京介「……あ、あやせさん?」
あやせ「はい?なんですか?」
京介「やっぱりケーキ運ぶの手伝ってほしいかなーって」
あやせ「大丈夫ですよね?」
京介「いやケーキを運ぶの手伝って……」
あやせ「大丈夫ですよね?」
京介「ケーキを……」
あやせ「大丈夫ですよね?」
京介「ケー……」
あやせ「大丈夫ですよね?」
京介「……ハイ、大丈夫デス」ガクリ
あやせ「先に上に行っているので待っています、ね?」ニコリ
廊下で立ち尽くしている俺がいた。
自室からドアは閉まっているのに禍々しいほどの殺意のブリザードを感じる。
そして諦めて地獄の蓋を開けた。
京介「……お、お邪魔します」ガチャ
あやせ「ここはお兄さんの部屋ですからお邪魔しますはいりませんよ?」ニコリ
京介「そ、そうだな」
あやせ「ケーキと飲み物をありがとうございます。机にでも置いておいてください」
京介「はい」
あやせ「さて、ではそこに正座してください」
自分の部屋で現役女子中学生読者モデルに促されて正座をする男子高校生の姿がそこにはあった。
というか俺だった。
京介「………………」
あやせ「賢いお兄さんはどうして今わたしの前で正座しているのかわかりますよね?」
京介「はい」
あやせ「全く……。以前見つけたときに折檻したというのにまだ懲りないんですか?」
京介「ソンナコトナイデス」
あやせ「そんなことありますよね?あるから前回折檻されたのに今回も隠し持っていたんですよね?」
京介「チガイマス」
あやせ「何が違うっていうんですか?違いませんよね?本当にお手洗いを調べますか?また折檻しましょうか?」
京介「ごめんなさい。折檻はもうイヤです」ガクブル
あやせ「ならどうしてまたいかがわしい物をまた持っているんですか?言い訳があるなら言ってください」
京介「それは男子高校生として……」
あやせ「言い訳なんて聞きたくありません!」
京介「……自分で言ったくせに」
あやせ「何か言いましたか?」
京介「何も言ってないです」
あやせ「はぁ。まぁ男子学生の行動心理を考えれば致し方ないのかもしれません」
京介「なら!」
あやせ「ですがお兄さんはわたしという彼女がいながらいかがわしい本を読んでいます」
京介「………………」
あやせ「操を立てる相手がいなければわたしも口うるさく言うつもりもありません」
京介「………………」
あやせ「しかし彼女のいるお兄さんがその類の本を持っているのはどういうことですか?」
京介「………………」
あやせ「しかも前回折檻したにもかかわらず、今回は隠してあたかも無罪であるかのように振舞いました」
京介「はい……」
あやせ「いいですか?わたしは本を持っていたことに怒りを覚えていますが、それ以上にウソを吐いたことを怒っているんです」
京介「すみません」
あやせ「操を立てるべき彼女にウソを吐き、その上偽装工作をしてやり過ごそうとしました」
京介「はい」
あやせ「これはわたし的には死刑以外ありえません。法律で言うところの外患罪です」
京介「俺死刑ですか……」
あやせ「本来なら死刑です。ですがわたしは寛容な彼女なので特別に許してあげます」
京介「……寛容なら持ってるの許してくれても」ボソッ
あやせ「今何か言いましたか?」
京介「何も言ってないです」
あやせ「いいでしょう。ですがわたしも鬼ではありません」
京介「というと?」
あやせ「いかがわしい本でいかがわしいことをするのは許しません」
京介「?」
あやせ「ですがお兄さんも健康な若い男子高校生ですから、その…仕方なく…そうなることもありえます///」
京介(あやせが赤面しながら男子高校生の性活について喋ってる)
あやせ「で、ですから!他の雑誌などはダメですが、えっと…わ、わたしの写真をゴニョゴニョ……」
京介「あ」ピコーン
あやせ「なんですか?」ジトー
京介「つまりあやせは俺が本を持っていたことよりも他の女の子をそういう視線で見たことが気に入らなかったわけだ」
あやせ「か、勝手な憶測で話を進めないでください!」
京介「いや、そっか……そういうことだったのか」ニヤニヤ
あやせ「違うって言ってるじゃないですか!」
京介「いやいいんだ。そういうことなら確かに俺の配慮が足りなかったのかもしれないな」ウンウン
あやせ「一人で納得して満足そうにしないでください!」
京介「まぁあやせから直々にお許しももらったし……」
あやせ「……せ、正座してください!」
京介「え?もう既に正座だけど?」ニヤニヤ
あやせ「ど、土下座してください!この変態!」
女子中学生にセクハラ発言をして涙目にさせて、そんな彼女をニヤニヤと眺めた罰として土下座させられている男子学生の姿がそこにはあった。
俺ではないと信じたい。
京介「本当に心の底からすみませんでした」orz
あやせ「」プイッ
京介「俺が全面的に悪かったから機嫌を直してください」
あやせ「お兄さんは雑誌のグラマーなグラビアアイドルさんに慰めてもらえばいいんじゃないですか」
京介「いや、本当に冗談抜きで俺が悪かったからさ?」
あやせ「…………本当に反省してますか?」
京介「もちろん」
あやせ「信用できません……」
京介「そんなこと言われて……あ、そうだ」
あやせ「………………?」チラッ
京介「実はこのケーキなんだけどさ」チラッ
あやせ「ふんっ」プイッ
京介「隣町にある有名店のケーキなんだ」
あやせ「え!?それっていつも午前中で売り切れになるっていうお店ですか!?」グイッ
京介「お、おう……。今朝開店前から並んで買ってきたんだ」
あやせ「そうですか……あれ?」
京介「どうした?」
あやせ「さっき玄関にいたときは貰い物って言ってませんでした?」
京介「っ!言ってない!俺はそんなこと一言も言ってない!」
あやせ「いいえ、さっき絶対に貰い物だって言ってました」
京介「きっと気のせいか聞き間違えだろ」
あやせ「まぁ言った言わないは水掛け論なのでいいです」
京介「ふぅ……」
あやせ「でもあそこのお店って消費期限が当日なので後で箱を調べればわかりますしね」ニコリ
京介「あー箱ならケーキを取り出したあとに……」
あやせ「ウソですよね?お兄さんが桐乃の分のケーキを買ってこないなんてありえませんから」
京介「もういいや……。そう言えばなんで本の隠し場所知ってるんだ?まさか本当に家捜ししたとか?」
あやせ「そんなことしません。桐乃が『兄貴がさぁ、エロ本トイレの戸棚に隠しててマジでキモい』って言ってました」
京介「桐乃おおおおおおおおおおおおおおお!あいつの分はケーキ抜きだ!」
あやせ「……やっぱり桐乃にもちゃんと買ってあるんじゃないですか」クスクス
少し休憩します
あまり需要もないみたいなので適当な長さで終わります
ネタあるかぎり書きます
レスとかあるとモチベあがります
あとリクエストシチュあればお願いします
―選択―
京介「さて、あやせとのSMプレイも終わったしケーキでも食べるか」
あやせ「な、なんてこと言うんですか!この変態!」
京介「変態という名の紳士だがそれが何か?」キリッ
あやせ「最近お兄さんの変態度合いが日に日に酷くなっている気がします……」
京介「こんなありのままの姿を晒すのはあやせにだけだぞ?」
あやせ「そんな特別全然うれしくありません……」
京介「さぁ!ありのままの俺を受け止めてくれ!」
あやせ「ごめんなさい無理です」
京介「全身全霊の告白を一蹴された……」ショボン
あやせ「ほ、本気で落ち込まないでくださいよ」ナデナデ
京介「まぁいいや。いい加減ケーキ食べようぜ」
あやせ「そうですね。ずっと飾っておくものでもありませんし」
京介「あ、ちなみにケーキはショートケーキ・モンブラン・レアチーズケーキ・フルーツタルト…。あ、クリームブリュレは桐乃の分でキープしてるけど他のどれ食べる?」
あやせ「どれもおいしそうですね……」
京介「たぶんおいしいと思うぞ?食べたことないから知らないけど」
あやせ「うーん……」
京介「紅茶はミルクどうする?」
あやせ「ストレートで大丈夫です」
京介「あれ?いつもはミルクたっぷりなのに珍しいな」
あやせ「まぁこれでも身体資本のお仕事ですし、カロリーとか気をつけないと」ウーン
京介「そう言えば桐乃も結構食事制限してたなぁ」
あやせ「当然です。見られるお仕事なので見えないところでも気を使いますから」ウーン
京介「俺からすればもう少し太ってくれてもいいのにな」ツンツン
あやせ「ひゃうっ。い、いきなりお腹を突っつかないでください!」ビクッ
京介「いやだって触りたくなったから」
あやせ「もう少し自戒できるようになってください」
京介「自戒できないくらい魅力的なあやせが悪い」プニプニ
あやせ「そう言いながら太ももを突っつくの止めてもらえません?」
京介「それは無理だ!」
あやせ「力強く拒否しないでください……」
京介「オーケー。分かった、こうしよう」
あやせ「???」
京介「あやせがケーキを選んでいるうちは俺の好きなように動く。つまりあやせがすぐに選べば終わりだ」
あやせ「……それってお兄さんにはメリットしかないじゃないですか」
京介「いいだろ。朝早くからケーキ買いに行ったんだからそれくらいのご褒美があっても」
あやせ「今さらっとケーキ買ったこと認めましたね……。まぁしょうがないですね。けど選ぶまでですからね?」
京介「さすが俺のあやせだぜ。とりあえずあやせは俺のこっちに来ようか」
あやせ「何をするつもりですか……?」ジトー
京介「別にやらしいことはしないぞ?やらしい気持ちはあるけど」
あやせ「そんな自己申告聞きたくありませんでした……」トコトコ
京介「なんで隣なんだよ」
あやせ「え?お兄さんが来いって言いましたよね?」キョトン
京介「俺のとこに来るって言ったら常識的に考えて脚の間だろ」ガシッ
あやせ「ちょ、ちょっとお兄さん!いやらしいことは禁止です!」ジタバタ
京介「別にやらしいことなんてしてないぞ?ただかわいい彼女を前に座らせただけだし」
あやせ「そ、そういうこと真後ろで言わないでください!」
京介「ほらほら俺のことなんて気にしないで早くケーキ選べば?」
あやせ「自分からしておいてなんて言い草ですか……」
京介「俺のとこに来るって言ったら常識的に考えて脚の間だろ」ガシッ
あやせ「ちょ、ちょっとお兄さん!いやらしいことは禁止です!」ジタバタ
京介「別にやらしいことなんてしてないぞ?ただかわいい彼女を前に座らせただけだし」
あやせ「そ、そういうこと真後ろで言わないでください!」
京介「ほらほら俺のことなんて気にしないで早くケーキ選べば?」
あやせ「自分からしておいてなんて言い草ですか……」
京介「いいから早くケーキ選べよ」
あやせ「なんか納得いきませんが仕方ないですね……」
京介「あやせの身体あったけー」ギュッ
あやせ「お兄さん!いやらしいことはしないって約束ですよね!?」ジタバタ
京介「別にやらしいことなんてしてないぞ?ただ彼女を抱きしめてるだけだし。それともあやせは抱きしめられてやらしい気持ちになったのか?」ニヤニヤ
あやせ「お兄さんと一緒にしないでください!そんなことありえませんから!」
京介「なら早くケーキを選ぶんだな」ニヤニヤ
あやせ「もう知りませんっ。すぐに決めますからね!」
京介「いいから早くケーキ選べよ」
あやせ「なんか納得いきませんが仕方ないですね……」
京介「」ニヤニヤ
あやせ「どれもおいしそうですね……」
京介(どれを選ぼうか迷ってるあやせたんマジ天使)
あやせ「ううう……。この中から一つだけを選ぶなんて……」
京介(それにしても暇だ。もたれ掛かってきて触れてる部分が暖かくて気持ちいい)
あやせ「でも食べていいのは一つだけ……。お仕事のことを考えたら二つなんて絶対ダメなのに……」
京介「あやせの身体あったけー」ギュッ
あやせ「お兄さん!いやらしいことはしないって約束ですよね!?」ジタバタ
京介「別にやらしいことなんてしてないぞ?ただ彼女を抱きしめてるだけだし。それともあやせは抱きしめられてやらしい気持ちになったのか?」ニヤニヤ
あやせ「お兄さんと一緒にしないでください!そんなことありえませんから!」
京介「そうだなー」クンクン
あやせ(お兄さんは無視しよう)ウーン
京介(あやせが相手をしてくれない……)
あやせ「こんなの選べない……」ブツブツ
京介「あやせの手って小さくて柔らかいなぁ」ニギニギ
あやせ「んっ。………………」ピクッ
京介「なんかいい匂いがして抱きしめたくなるんだよなぁ」ダキッ
あやせ「ちょ、ちょっと!さりげなく胸を触らないでください!」
京介「別にワザとじゃないからな。ただ抱きしめたら偶然胸に当たっただけだからセーフだろ」サスサス
あやせ「そう言いながら触らないでください!ブチ殺しますよ!?」
京介「ちげーよ、本当にただの偶然だって。それともこうやって抱きしめられるの嫌か?」
あやせ「……ズルいです。そんな風に言われたら何も言い返せないって知ってるくせに」
京介「男はみんなズルいからな。まぁそのおかげでこうしてスキンシップできてるわけだし」
あやせ「わ、わたし以外にこんなことしたら捕まりますからね!?」
京介「大丈夫だって。あやせ以外に興味ないからな」
あやせ「ま、まぁわたしはお兄さんが誰に興味を持ってもどうでもいいですけどね」
京介「これはウソを吐いている味だな」ペロッ
あやせ「うひゃっ。い、いきなりうなじを舐めないでください!この変態!」ペシペシ
京介「俺くらいあやせを好きになるとうなじを舐めただけあやせがどんなことを思っているか分かるんだよ」ペロペロ
あやせ「な、なんですかっ。そのピンポイントな能力は」モゾモゾ
京介「あやせへの愛がすごすぎてこうなってしまったから仕方ない。この気持ち、正しく愛だ!」ギュー
あやせ「いきなり叫ばないでください。ビックリしちゃうじゃないですか」ビクッ
京介「ビクつくあやせもかわいいなぁ」ナデナデ
あやせ「……お兄さんさっきからかわいいとしか言ってませんね」
京介「まぁあやせがかわいいから仕方ないな。俺はあくまで事実を述べているだけだし」
あやせ「いくら褒めても何も出ませんよ?」
京介「何も出さなくていいさ。俺はただひたすらにあやせを愛でるだけだからな」
あやせ「まったく……お兄さんはお調子者ですね」
京介「仕方ないだろ。こんなかわいくて綺麗な彼女が出来ておかしくならないほうがおかしい」
あやせ「か、かわいいかわいいってさっきからそれしか言ってないじゃないですか!かわいいは禁止です!///」
京介「そ、そんなバカな……」ガクリ
あやせ「な、なんで本気で落ち込んでるんですか」オドオド
京介「だってかわいいって言ったらダメとか言うし……」ショボン
あやせ「そこまで落ち込まなくても……」
京介「かわいいって言ったらダメか……?」
あやせ「ダメです!」
京介「ホントに……?」
あやせ「ダメったらダメです!」
京介「絶対に……?」ウルウル
あやせ「だ、ダメです!」
京介「ううう……」
あやせ「………………」
京介「……かわいいからかわいいって言ってるだけなのに」
あやせ「………………っ。あぁ、もう!わかりましたから!その…かわいいって言ってもいいですから!」
京介「ホントか!?ウソって言ってもかわいいって言うからな!?」
あやせ「どれだけ不満だったんですか……」
京介「あやせへの愛が燻りすぎて暴発しそうなくらいだな」
あやせ「もういいです……」
京介「よし、イチャイチャしようぜ!」
あやせ「い、イチャイチャなんてしませんから!」
京介「まぁ今はかわいい開放宣言がされただけで満足するさ。……今は、な」
あやせ「なにやら不穏な言葉が聞こえた気がします。それと今から真面目にケーキを選ぶので少しおとなしくしていてください」
京介「わかったよ」
あやせ「あれ?意外とすんなりですね?」
京介「あぁ。もうあやせを堪能したから少し我慢しようかなと」
あやせ「た、堪能って何言ってるんですか、この変態!」
京介「自重することを覚えたことを褒めてほしいな」
あやせ「普通はそれが当然なんです!」
京介「はいはい。で、結局何を食べるんだ?」
あやせ「正直迷ってます……」
京介「ちなみに俺のおすすめはショートケーキだな」
あやせ「そうなんですか?」
京介「あぁ。まず生クリームだけどオレンジリキュールのグランマルニエで風味付けしてある。それとオレンジの皮を刻んで入れてあるらしい。
スポンジはふんわりと焼き上げて底生地にもグランマルニエ塗っていてしっとりだ。
イチゴクリームは生と乾燥させたイチゴをミキサーにかけてたっぷりと混ぜてある。
クリームとスポンジが七層でスポンジの軽さとクリームのしっとりした舌触り、フレッシュイチゴの甘さが王道ながらも飽きの来ない味わいだとか」
あやせ「お、おいしそうですね……。ならわたしはショートケーキ……」
京介「モンブランはタルト生地の上にバーナーで炙ったメレンゲを乗せていてサクサクとした食感がたまらないな。
中のクリームは渋皮煮と甘露煮の栗をゴロゴロといれて栗本来のおいしさが楽しめる。
トップに乗せる栗は甘く上品に、キープするためのクリームにはコーヒーシロップで苦く飽きの来ないように考慮してある。
全体にかけるマロンクリームはプレーン・オレンジ・コーヒーの三種類が味に深みを出している」
あやせ「モンブランもおいしそうですね……」
京介「ちなみに俺のおすすめはショートケーキだな」
あやせ「そうなんですか?」
京介「あぁ。まず生クリームだけどオレンジリキュールのグランマルニエで風味付けしてある。それとオレンジの皮を刻んで入れてあるらしい。
スポンジはふんわりと焼き上げて底生地にもグランマルニエ塗っていてしっとりだ。
イチゴクリームは生と乾燥させたイチゴをミキサーにかけてたっぷりと混ぜてある。
クリームとスポンジが七層でスポンジの軽さとクリームのしっとりした舌触り、フレッシュイチゴの甘さが王道ながらも飽きの来ない味わいだとか」
あやせ「お、おいしそうですね……。ならわたしはショートケーキ……」
京介「モンブランはタルト生地の上にバーナーで炙ったメレンゲを乗せていてサクサクとした食感がたまらないな。
中のクリームは渋皮煮と甘露煮の栗をゴロゴロといれて栗本来のおいしさが楽しめる。
トップに乗せる栗は甘く上品に、キープするためのクリームにはコーヒーシロップで苦く飽きの来ないように考慮してある。
全体にかけるマロンクリームはプレーン・オレンジ・コーヒーの三種類が味に深みを出している」
あやせ「モンブランもおいしそうですね……」
京介「レアチーズケーキは北海道産のフレッシュチーズを使って後味さっぱりに。
台座のクッキー生地はほろ苦くサクサクとしたクッキーを焼き上げて焦がしバターでつないである。
中につめるチーズクリームはレモンとすだちの二種類を秘伝の割合で混ぜてあっさりとした味わいに仕上げた」
あやせ「お、お兄さん……?」
京介「フルーツタルトは旬の洋ナシ・柿・レモン・りんご・ブドウ・いちご・キウイ・グレープフルーツをたくさん使ってある。
土台にサクサクとしたブリゼタルト生地を使って、生クリーム・チーズ・レモンの特製クリームを詰めている。
もう一つ忘れたらいけないのがキャラメリゼしたローストアーモンドだな。敢えて苦めにローストしてカリカリとした食感が癖になる。
一つ一つ丁寧に下処理をして大胆で繊細に盛り付けて、艶出しのナパージュにはシェリー酒を隠し味に混ぜて美しくも繊細なシロップになっている」
あやせ「」
京介「で、どれを食べたい?」ニコリ
あやせ「そんなこと言われたら選べないじゃないですか!ワザとですよね!?分かってて言っていますよね!?」
京介「何のことだかわからないな」
あやせ「ううう……。そんな風に言われたら選ぶことなんてできません……」
京介「迷うなんて優柔不断だなぁ」
あやせ「誰のせいでこうなったと思ってるんですか!」
京介「自分の優柔不断さを俺のせいにするなよ」ギュー
あやせ「やめてください!わたし本当に怒ってるんですからね!」ジタバタ
京介「どれを食べようか迷ってるな」
あやせ「誰のせいで……」ギロッ
京介「一つ解決策を教えてやろうか?」
あやせ「………………」ジトー
京介「選べないなら選ばなきゃいいんだ。つまり俺とあやせが食べるケーキをシェアすればいいんだよ」イケボ
あやせ「わたしは……」
今日の分は終わりです
次からやっとイチャイチャが書ける
重複は気をつけます
それと嫉妬あやせは書く流れが終わってから書きます
砂糖ってこれくらいでいいですかね?
更新は19~20:00くらいからになると思います
20;00頃から投下します
今までは前座で全然甘くないです
今日からあまあまです
―ケーキ―
京介「さて、紅茶も淹れ直したしケーキを食べるか」
あやせ「お兄さん?」
京介「店のパティシエが薦めてたやつだから絶対に美味いだろうな」
あやせ「お兄さん」
京介「最初は王道のショートケーキから…・・・」
あやせ「お兄さん!人の話を聞いてください!」
京介「大きな声を出してどうした?」
あやせ「お兄さんに幾つか聞きたいことがあります」
京介「どうした?怖い顔して」
あやせ「生まれつきこういう顔ですから!」
京介「あやせは怒っててもかわいいなぁ」
あやせ「もうそんな言葉にはだまされませんよ」
京介「本当のことなんだけどなぁ……。まぁいいやそれで聞きたいことってなんだ?」
あやせ「はい。お兄さんはさっきフォークと取り皿を忘れたといって一回に降りましたよね?」
京介「それがどうした?」
あやせ「なのにどうしてフォークとお皿を一組忘れたんですか?」
京介「違うな。俺は一組忘れたんじゃなくて敢えて一組しか持ってこなかったんだ!」
あやせ「なぜ誇らしげに言っているのか理解できません……」
京介「まぁ今は分からないけどすぐに分かるさ」
あやせ「またくだらないことを考えているんですね」
京介「くだらなくなんかないぞ?」
あやせ「どうせろくでもないことですから敢えて聞きはしません」
京介「そんなこと言って本当はうれしいくせに」ギュー
あやせ「暑苦しいので止めてください。それと本当に嬉しくありませんから」
京介「そんなこと言っていられるのも今のうちだからな」ニヤリ
あやせ「もう帰りたいな……」
京介「ケーキを食べずに?」
あやせ「うっ。そうですね、ケーキを食べたら帰ることにします」
京介「はいはい。じゃあ食べるか」ギュー
あやせ「ケーキを食べたいので離してください」
京介「は?この状態のまま食べるに決まってるだろ」キョトン
あやせ「こんな状態で食べられるはずないじゃないですか」
京介「まぁそんなこと言っても俺が抱きしめてるから離れられないんだけどな」
あやせ「いい加減離してください!」ジタバタ
京介「ダメに決まってるだろ」ギュー
あやせ「本当に怒りますよ!?」バシバシ
京介「密着してるから全然痛くないなぁ」
あやせ「は・な・れ・て・く・だ・さ・い!」
京介「ヤダね。だから諦めてこのままケーキ食べようぜ」
あやせ「そんなことするくらいならもう帰ります!」
京介「このケーキを前にしてもはたしてそんなことが言えるかな?」ヒョイ
あやせ「ごくり……」
京介「スポンジがふわふわだな。それにこの綺麗な七層を見てみろよ」
あやせ「ううう……」ジー
京介「もう三時だし店にも焼き菓子くらいしか置いてないだろうなぁ……」
あやせ「……おいしそう」ゴクリ
京介「あやせが食べないって言うならもったいないし俺が食べるか」ヒョイ
あやせ「あああっ」
京介「オレンジ風味のクリームとイチゴの濃厚なクリームがスポンジによく合うな」モグモグ
あやせ「うううっ」
京介「で、どうするよ。やっぱり帰る?」ニヤニヤ
あやせ「あぁもう!わかりましたよ!このままの状態でいいからケーキを食べたいです!」
京介「違うだろ、あやせ。ケーキが食べたいのならちゃんとおねだりしないと」
あやせ「ううう……。わたしもケーキが食べたいです。食べさせてください……」
京介「よしよし。最初から素直にそう言っておけば恥ずかしい思いをしなくて済んだのにな」
あやせ「誰のせいで恥ずかしい思いをしたと……」ウルウル
京介「まぁ自業自得だから諦めろ。よし、まずどのケーキから食べる?」
あやせ「そうですね……。ショートケーキもたべてみたいですけど、お兄さんの分ですし……」
京介「さっき言っただろ。シェアして一緒に食べようって。なら最初はショートケーキだな」
あやせ「あれ?ならお兄さんは何を食べるんですか?」キョトン
京介「ショートケーキに決まってるだろ、シェアなんだから。ほら口を開けてくれ」アーン
あやせ「あ、あああアーンなんて無理に決まってるじゃないですか!この変態!」
京介「え?けどフォークは一つしかないんだからアーンするしかないだろ?」
あやせ「まさかこんなことするために一組しか持ってこなかったんですか!?」
京介「何を当たり前のことを。恋人はアーンして食事しないといけないって法律があるんだぜ?」
あやせ「そんな法律あるはずないじゃないですか!」
京介「まぁ法律があろうがなかろうが、あやせはアーンをするしかないけどな」
あやせ「ううう……」
京介「………………」ニヤニヤ
あやせ「どうしてもしなきゃダメですか?」オドオド
京介「当たり前だろ、ほれ」アーン
あやせ「………………っ」パクッ
京介「………………」
あやせ「………………」モキュモキュ
京介「どうだ?おいしいか?」
あやせ「……くやしいことにおいしいです」ゴク
京介「そりゃよかった。朝から並んだ甲斐があったな」
あやせ「ううう……恥ずか死にそうです……///」
少し席を外します
京介「そんなこと言って身体は正直だな。ほらもっとほしいんだろ?」アーン
あやせ「どうして一々そういやらしく言うんですか」モキュモキュ
京介「俺がいやらしいんじゃなくてあやせがいやらしいからそう聞こえるんだろ」アーン
あやせ「意味がわかりません」モキュモキュ
京介「にしてもうまそうに食べるなぁ」アーン
あやせ「甘いものが嫌いな女の子なんていませんから」モキュモキュ
京介「しかしこうやってケーキ食べさせてると雛鳥にエサをやってる気分になるな」
あやせ「自分からそうさせておいてその言い草ですか……」
京介「それだけあやせがかわいいってことだよ」
あやせ「お、お兄さんはウソ吐きだから信用できません」
京介「いやマジだって。あやせと付き合うまで自分がこんな性格だなんて知らなかったよ」
あやせ「そういうこと言うところがズルいです」
京介「え?なんだって?」
あやせ「なんでもありません!」
京介「俺からすればあやせのかわいさのほうが反則級だけどな」
あやせ「き、聞こえてるじゃないですか!」ポカポカ
京介「ははは。抱きしめられてるから全然痛くないな」
あやせ「っ!うるさいですよ、お兄さん!早くください!」
京介「なんだかんだ言ってあやせも結構楽しんでるよな」
あやせ「違います。本当は嫌で嫌で仕方ないですけど、わたしが大人だから合わせているんです」
京介「はいはい。そういうことにしときますよ。ほれアーン」
あやせ「ケーキの美味しさに免じて許してあげます」モキュモキュ
京介「あやせはかわいいなぁ」ナデナデ
あやせ「……食べているときに頭を撫でないでください」
京介「それにしてもあやせの髪ってサラサラだよな」
あやせ「相応の努力はしていますから。髪が長いからお風呂も二時間くらい入ってますし」
京介「へー」ナデナデ
あやせ「シャンプーしてトリートメントするだけで一時間弱かかりますし、月に一度はヘアトリートメントしに通ってますから」
京介「俺のためにありがとな」
あやせ「べ、別にお兄さんのためじゃないです!趣味とお仕事の関係で長いだけですから!」
京介「はいはい、そういうことにしておくよ」
あやせ「まるでわたしが聞き分けがないみたいで気に入りません」プクッ
京介「今度俺があやせの髪洗ってやろうか?」ツンツン
あやせ「な、なんてこと言うんですか!この変態!」
京介「水着を着てもらって洗うつもりだったんだけど、ダメだったか?」キョトン
あやせ「み、みずっ…水着!?……あぁ、当然そうですよね。分かってました!わたし分かってました!」
京介「あれぇー?読者モデルで新垣議員のお嬢さんのあやせさんはどんな変態チックな想像をしてたのかな?」ニヤニヤ
あやせ「べ、べつに変な想像なんて」
京介「はいはい、そういうことにしておくよ。まぁ風呂場で水着ってのも充分変態っぽいけどな」
あやせ「やっぱり変な想像してたんじゃないんですか!この変態!」
京介「まぁ俺も男だしそのくらい普通だろ。それにさっきあやせの写真ならやらしい目で見てもいいってお墨付きも貰ったしな」
あやせ「そんなこと言ってません!」
京介「まぁそういうのは追々自然な流れでなるもんだし気長に行くさ」
あやせ「どんな流れですか……。未来永劫そんなことありえませんから!」
京介「はいはい。ほれ最後の一口だぞ。アーン」
あやせ「アーン……。美味しいけどなんか負けた気がします」モキュモキュ
京介「あやせって結構抜けてるとことかあるよな」
あやせ「お兄さんうるさいですよ?というか結局ほとんどわたしが食べちゃいましたけどいいんですか?」
京介「あぁ。俺は最後の一口をあやせからもらえればそれでいいからな」
あやせ「最後の一口、ですか?けどそれならわたしが食べちゃいましたけど?」
京介「大丈夫だって。だってあやせから貰うんだからな」チュ
あやせ「っ!な、なんでいきなりキスするんですか!ば、バカなんじゃないですか!?」
京介「さっきからあやせから貰うって言ってただろ。……うん、ショートケーキ味だな。うまかったよ」ペロッ
あやせ「………………///」
ストック切れたのでとりあえず終わります
一章分終わったら投下するので今日中に貯まれば今日いきます
ムリだったら次に投下します
20:00頃から投下します
―仕返し―
京介「じゃあ次はどれを食べる?」
あやせ「………………///」
京介「あやせ?いきなり黙り込んでどうした?」
あやせ「い、いきなりお兄さんがキスするから驚いてるんです!」
京介「え、ダメだった?」
あやせ「だ、ダメでは……」
京介「ならいいじゃん」
あやせ「ただふぁ、ファーストキスなんですからもう少しムードがほしかったというか……」
京介「ちなみにあやせはどんなファーストキスならよかったんだ?」
あやせ「そうですね……」ウーン
京介「………………」ニヤニヤ
あやせ「お互い学生ですからあまりハードルが高いことは求めていません」
京介「ほうほう?」
あやせ「ただ、そうですね……例えばデートで寄った観覧車の中で、夜景を見ながら頂上についたら……ってなんてこと言わせるんですか!」
京介「よし、今度観覧車のあるところに行こうぜ!」
あやせ「い、いやですよ!襲われるってわかってて出向く人がどこにいるんですか!」
京介「俺とキスするのってそんなにイヤか……?」ショボン
あやせ「い、いやってわけじゃないですけど……」
京介「ならいいじゃん。しようぜ、キス!」
あやせ「力強く言うことじゃないと思います……」
京介「それで次は何を食べる?」
あやせ「いえ、もう食べないでおきます」
京介「せっかくあやせのために買ってきたのに?」
あやせ「気持ちはうれしいですけど、一つだけにしようって決めてましたから」
京介「わかったよ。なら俺がモンブランを食べるからあやせは一口二口だけ食べようぜ」
あやせ「けど……」
京介「それともなにか?俺の買ってきたケーキは食べたくないと?」
あやせ「お兄さんはズルいです……。そんな風に言われたら断れないのわかってるくせに」
京介「ホントに二口だけだからさ」
あやせ「本当に二口だけですからね……?」
京介「わかったわかった。ほれ、アーン」
あやせ「あ、アーン……」
京介「どうだ?」
あやせ「思っていたより甘くないですね」モグモグ
京介「結構苦めらしいからな」
あやせ「カロリーが……カロリーがわたしを誘惑してきます……」
京介「俺も食べてみるかな」カタッ
あやせ「おいしいですよ」
京介「………………」
あやせ「………………」
京介「………………」ジー
あやせ「お、お兄さん?どうして食べないでわたしを見るんですか?」
京介「あやせが食べさせてくれるの待ってるんだが?だからフォークも置いただろ」
あやせ「い、意味がわかりません!」
京介「普通恋人同士なら食べさせ合いなんて常識だろ」
あやせ「普通そんな常識ありません。お兄さんは何を言っているんですか」
京介「そんなことどうでもいいから早く食べさせてくれよ」
あやせ「ど、どうしてもわたしがしないとダメですか?」
京介「当たり前だろ。むしろあやせ以外の誰が俺に食べさせるっていうんだ!」
あやせ「子供じゃないんですから一人で食べてください」
京介「やだ」
あやせ「やだってそんな……」
京介「だから食べさせてくれよ」
あやせ「そんな恥ずかしいこと出来ません!」
京介「じゃあ食べない」
あやせ「どうしてワガママ言うんですか」
京介「さっきはあやせに食べさせてやったのにな」
あやせ「そ、それはお兄さんが無理やり食べさせたんじゃないですか!」
京介「けど食べさせたことには違いないだろ?」
あやせ「そ、それは……」
京介「てわけではやくはやく」
あやせ「どうしてもしないとダメ、ですか?」
京介「はやくはやく」
あやせ「お兄さんやっぱり……」チラッ
京介「早く早く!」
あやせ「ううう……」
京介「あーやーせー」
あやせ「わかりましたよ……すればいいんでしょ、すれば」
京介「アーン」
あやせ「あ、あーん……」
京介「………………」モグモグ
あやせ「………………」ジー
京介「あやせが食べさせてくれるからおいしいなぁ」
あやせ「はいはい。わかりましたからさっさと食べてくださいね」アーン
京介「なんかあやせ慣れてきてないか?」モグモグ
あやせ「お兄さんが変態なのは付き合う前からわかってましたし、もう諦めました」アーン
京介「なるほど。つまり俺色に染まってきたということか」モグモグ
あやせ「何がなるほどですか!」
京介「端的に言うとエロくなった?」
あやせ「なってませんから!というかやらしいってわかってるなら自重してください」
京介「無理無理」ハハハ
あやせ「もういいです。早く全部食べてしまってください……」アーン
京介「はいはい」モグモグ
あやせ「あ、最後の一口になりましたね」
京介「そうだな」
あやせ「………………」カチャ
京介「………………」
あやせ「………………」ジー
京介「あ、あやせ?」
あやせ「はい」
京介「食べないのか?」
あやせ「食べますよ?」
京介「……?あぁ、食べさせてほしいのか」
あやせ「お、お兄さんがそうさせたんじゃないですか!」
京介「わるかったから怒るなよ。ほらアーン」
あやせ「まったくお兄さんは……」モグモグ
京介「さてケーキも食べ終わったけどどうする?」
あやせ「こうなると思ってDVDを借りてきたので一緒に見ませんか?」
京介「じゃあ食器下げるついでにリビングで見るか」
あやせ「お兄さん」チュ
京介「ん?ん……っ。あ、やせ?」
あやせ「さっきの仕返しです」クスクス
今日の分終わりです
次はリクのあった映画の話になると思います
指先、顔から段々とお腹に流れるように、しかしゆっくりと時間をかけて撫で回してあやせの女の子スイッチをONにする話が見たい。
ベッドの上、俺の飲みかけのジュースを持たせて胡座の上にのせて
「こぼしたらダメだよ」と逃げ道を塞いでじわりじわりと甘い女の子あやせたんを作っていきたい。
長い時間をかけてフニフニもみもみしていくんだけど、その間胸の先やふとももの間は一切触らないしキスはフレンチのみ。
エッチなとこには触れないのが紳士なオトナのイタズラなのさ。
最初はくすぐったくて体を捩っているんだけどそのうちゾクゾクや熱っぽい感じが全身に広がって頬を染めて口数が減っていくの。
スキンシップなのかエッチなことなのか。
普段「ハレンチです」とか言ってる癖に撫でられただけで感じていることが恥ずかしいマイラブリーエンジェル。羞恥で体温は更に上がっていく。
でも体は正直で、性感帯に触ってもらえないことに次第にもどかしくなって内腿をピッタリと合わせてもじもじしてんの。
そうやっているうちに大体2時間くらいかな、かなりとろけてきたあやせたん。
額には汗が見えはじめ前髪はペッタリと貼り付き、目の中にハートがあるんじゃないかってほどに仕上がってるんだけど
大事に両手で持ったジュースがある都合、上手にこっちを向くこともできないみたい。
限界はそろそろかな、耳に吐息が当たるように「どうしたんだ、そんなに汗かいて?」ってウィスパーボイスで囁きかけると
驚いちゃったのか「ひゃっ」って可愛い声で飛び上がっちゃってジュースを少し溢しちゃって……
みたいなのが読みたいです
このSSまとめへのコメント
期待してます!
最高だぜ!!!!こんなのが欲しかった!!w
あやせさんが可愛いです
ケーキの解説が詳しいww
文章が所々化物語のまんまなんだが