男の娘「お、男君......」
これは
ある男の娘の
友情、感想、笑いの
男の娘「............好き」
物語である。
男「......お前、男だろ」
男の娘「」
~入学~
男の娘「(......今日からボクも高校生!! この新しい制服を
着こなしているころには、ボクは立派な男になってみせる!!)」
男の娘「(でも緊張するな......友達できるかな。部活とかまだ決めてないし......)」
男の娘「(......いや!! きっとボク以外の人だって緊張しているはず!!
恐れることはない!! 皆平等!!)」
男の娘「(とにかくボクの高校生活一番の目標は
男らしくなること!!)」
男の娘「(中学時代はこの女の子ぽい容姿のせいでイジられたり
散々な目にあったけど!! ボクは変わるんだ!!)」
男の娘「そう、ボクは男らしくなる!!」
~校門前~
先生「おいおい、お前何で男子の制服を着ているんだ?」
男の娘「(さっそく壁キターーー!?)」
先生「まぁ、お前のような入学式にウケを狙う奴はいる」
男の娘「ボク......男ですよ......?」
先生「......はっはっは!! そんな冗談には引っかからんぞ!!」
男の娘「(うぅ......駄目だこの人......信じてくれない......)」
先生「まぁ、今日はそれでもいい。だが今度からは女子の制服着ろよー」
男の娘「(......くぅ~!! ボクは男なのにぃ!! この先生嫌い!! ふん!!)」
~ねぇねぇ、あの生徒可愛いくない?~
~なんだ男装か? またウケ狙いの新入生か~
~でもレベルたけぇ!!~
~おいお前狙ってる?~
男の娘「......だ、だから......」フルフル
男の娘「ボクは男だぁーーーー!!」
~教室~
男の娘「はぁ......」
先生「今日から私がこのクラスの担任だ!!
俺の座右の銘は、一撃必殺だ!!」
男の娘「(なんでよりによって......あの先生なのぉ......
イレギュラーバウンドとっちゃったよー......)」
先生「はっはっは!! ではまずは自己紹介だ!!
この一年、君達はここにいる者達と学校生活を送るからな!!」
男の娘「(熱い......熱いよあの人......なんだろ夏休みの
小学生みたいなテンションだよ......)
ワイワイガヤガヤ
先生「ではさっそく、出席番号順に自己紹介を......」
男の娘「(うーん何て言おうかな。やっぱりボクは男だと言わないと
でも初めての自己紹介でそれってーー)
先生「すると思ったかーーーーーー!!!」ドン!!
男の娘「(何この人!! 黒板を殴ったよ!?)」
先生「私はガチガチに固まった考え、セオリーは......嫌いだーー!!」
男の娘「(朝から元気良すぎだよぉ、ふえぇ......)」
先生「だから自己紹介は出席番号とは、逆でいくぞ!!」
男の娘「(ぬぁーにぃ!?)」←下から五番目
先生「じゃあいくぞー!! 名前と入りたい部活、好きな食べ物をいえ!!」
男の娘「(ボクまだ部活決めてなーい!?)」
男の娘「でもまだ大丈夫!! 猶予はある!!」
先生「よし、窓際の一番後ろの席からだな。よしいけ!!」
「はい!!」
委員長「名前は委員長と言います。入りたい部活は文芸部です
一年間よろしくお願いします」ペコ
~ おおー ~
男の娘「(おお......凛とした佇まいに、落ち着いた雰囲気
委員長さんか、でもちょっと怖いかも?)」
先生「ほう、新入生にしては堂々として良しだ!!
だが、項目を一つ忘れているぞ?」
委員長「......はっ!! 好きな食べ物はみかんでしゅ!!」
男の娘「!! 噛んだ......」ボソ
委員長「あ///......よろしくお願いします///」
~ぷっ、わははははは~
先生「はっはっは!! 人生失敗はつきものだ!! よし次!!」
「う~い」
男の娘「委員長さん、あれがギャップ萌えだね!!」
友「いや~皆さんこんにちわ、俺は友と言います
部活は弓道部に入りたいと思ってます。好きな食べ物は鯖の味噌煮です」へこへこ
~............~
男の娘「(な、なんて気の抜けた声......)」
友「まぁ、そんなこんなで......あ、先生ー」
先生「ふぁ? なんだ?」
男の娘「先生まで気が抜けてる......」
友「なんか、披露してもいいでかね?」
先生「え? ああ、まぁ構わないが......何を?」
男の娘「? 何するんだろ?」
友「へへ、まぁ俺の趣味は声帯模写なんだよね......だから」
友スネーク「俺はこのクラス......最高のクラスにしたいぜ?」
~ーーーーーー!!!!!~
男の娘「(おお!? 凄い!?)」
先生「ほぉ、MGSかぁ。お前も堂々として良しだ!!」
~すげぇーーーー!!~
ヒュ~ パチパチパチ
友「いや~ども~」
男の娘「友君かぁ、楽しそうな人だな......」
先生「よし、次ぃ!!」
(プシュゥゥゥゥゥ!)
まどか「お兄さんが…」
さやか「く…黒くなった!?」
マミ「魔法少女…じゃないわよね…?」
ほむら「こんなイレギュラーは今までの時間軸ではあり得なかったわ…」
QB「キミは一体何者なんだ…?」
少女が光太郎の変身した姿に驚きを隠せなかった。変身した光太郎は自らの姿をこう叫んだ!(ナレ:小林清志)
>>10
すみません、間違えました…
女「............女です」
~けっこう可愛いくね?~ヒソヒソ
~ぬいぐるみみた~い!!~
男の娘「(ちっさい......身長何センチだろ?)
女「............」
~............~
男の娘「............」
女「入りたい部活は......本がたくさん読める部活」
~......ウンウン~
男の娘「(本......じゃあ文系かな?)」
女「............」
男の娘「............」
~............~
男の娘「(この間は、何ですか?)」
女「好きな食べ物は......牛丼」
~えぇ!? あの身体で!?~
~いが~い......~
男の娘「(そうなのか~、実はボクも好き......被ったーー!?)」
女「皆......さん、よろしく......お願い......します。へへ///」
男の娘「(でも可愛いから許すーー!!)」バンバン
~天使ーー!!~
~可愛いー!!~
~お持ち帰りした~い~
先生「よし女も堂々として良しだ!! さぁどんどん行くぞ!!」
男の娘「女ちゃん、可愛いなぁ......」
先生「ん? どうした早く次の生徒」
男の娘「(おろ? まだボクじゃないから......)」クルッ
男「......ん? なに?」
男の娘「あ、あの......自己紹介(な、なんだろこの人......ちょっと怖い)
男「............」ガタッ
男の娘「っ!?」
男「男だ......」
男の娘「......ぇ」
男「......」がたがた スタ
男の娘「お、終わり?」
先生「おい、男。名前だけじゃ駄目だぞ」
男「......嫌いです」
先生「へ?」
男の娘「う?」
男「他人に自分のことをべらべら喋るのは嫌いです
先生も嫌いなことありますよね? それと同じです」
男の娘「......!!」
先生「う......そ、そうか......自分の考えをもつ、まぁいいだろう」
~えぇ、雰囲気ぶち壊しー~
~なんだよアイツ......~
~空気よめよな......~
~はっ、窓見つめてカッコつけてるよ~
男「......」
男の娘「(......男くん)」
男「......」
男「(......天気、良いな......)」
男「(............)」
男「(......今日は、どこまでいこうか......)
今日はこれで投下終わり。
~放課後~
男の娘「はぁ......今日は疲れたよ......」
男の娘「......んー、ボクはそんなに女の子に見えるのか......
ーーーーーー
ーーーー
ーー
~時は遡り~
男の娘「は、初めまして!! ボクは男の娘と言います!!」
男の娘「入りたい部活はまだ決めていません!! 好きな食べ物は牛丼です!!」
男の娘「あ、あと......ボクは男です!!」
~えぇーーーーー!?~
男の娘「みんなそこだけ反応するのぉ!?」ガビーン
~今~
男の娘「(はぁ......立派な男になるのは大変そうだ......)」
男の娘「でも......委員長さんや友君、女ちゃんと仲良くなれたし......」
~委員長「女の子みたいだね?」~
~友「すげーなー、どうやったらそうなるの?」~
~女「私も牛丼......好きだよ」~
男の娘「......名前くらいは覚えてくれたよね?」
男の娘「............」
~男「男だ......」~
男の娘「男......君......」
男の娘「......顔怖かったな......でも......」
男の娘「よし!! 明日頑張って声かけてみよう!! 幸い後ろの席だし!!」
男の娘「よし!! 高校生活は始まったばかり!! 楽しまないとね!!」プルルルル
男の娘「......ん? 携帯が、お父さんかな?」
男の娘「うんうん、今日は一緒に行けません......か」
男の娘「分かったー。一人で行くねぇ~。送信」ボチボチ
男の娘「ふぅ、じゃあ待っててもあれだね。さぁ行こう」ぐっ ぐいっ
「しっかり者のお前のことだ、体調管理はバッチリだろうな」
男「へ、当たり前だ」ヌギ脱ぎ
「練習は怠るなよ。と言ってもお前さんなら勝手にランニングしてるだろ」
男「言わずもがな」
「それよりも気になることがあるんだが......」
男「............」
「その......あれだ、友達だちでーー」
男「」プチ
「」ツーツー
男「......じいちゃん。友達なんて無理して作らなくてもいいだろ」
男「......さて行くか......今日は入学式でずっと座ってたからな」
男「今日は少し多めに走るか......」
男「......15キロだな」
男「ランシューに履き替えてと......」
男「(まぁ、こっちに来て初ランニングだ)」
男「(練習よりか、景色でものんびり楽しみながらいくか......)」
男「現時刻16:00......」カチ
男「スタートだ!!」ダッ
男の娘→男娘でいきます。
ーーーーーー
ーーーー
ーー
~男宅~
男「............ただいま」ガチャ
シーン
男「............ん?」バタン
男「家電に留守番電話か......じいちゃんか......」ボチ
「おお、男。元気にやっとるか」
男「ぼちぼちだ」
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